JP2008056427A - エレベータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】乗りかご8が走行開始すると、トルク指令検出装置12は、一定加速時のトルク指令値を検出する。定格速度判定装置11は、乗りかご8の一定加速時においてトルク指令検出装置12から入力したトルク指令値と閾値設定装置14に記憶されたトルク指令値の閾値をもとに、モータの5の負荷の大小を判定し、モータ5の定格電力の許容範囲内で出来るだけ高い定格速度を判定する。速度設定装置10は、定格速度判定装置11による定格速度の判定結果をもとに速度パターンを生成して、速度指令装置1に出力する。この結果、乗りかご8は、この速度パターンにしたがって目的階まで走行する。
【選択図】 図1
Description
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの構成例を示す図である。
速度制御装置2は、速度指令装置1からの出力値及び速度検出装置6からの出力値をもとに、モータ5の回転速度制御のためのトルク指令値を示す信号を出力する。
図2に示したグラフは、乗りかご8の昇降速度の時間特性および速度制御装置2によるトルク指令値の時間特性を示す。
トルク指令検出装置12は、この一定加速時のトルク指令値を検出して、定格速度判定装置11に出力する。
この速度判定テーブルは定格速度判定装置11に記憶されるテーブルである。このテーブルでは、トルク指令値と加速時に対応する閾値との大小関係ならびにこの大小関係に基づく定格速度判定結果が関連付けられて管理される。
定格速度判定装置11は、乗りかご8の現在の定格速度および、この定格速度に従った速度パターンで乗りかご8が昇降した際の、一定加速時のタイミングを認識しており、この一定加速時においてトルク指令検出装置12から入力したトルク指令値、閾値設定装置14に記憶された各種閾値、速度判定テーブルを照合して定格速度を判定する(ステップS3)。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態に係るエレベータの構成は図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので同一部分の説明は省略する。
このエレベータは第1の実施形態と比較して、速度判定異常検出装置13をさらに備える。この速度判定異常検出装置13は、定格速度判定装置11による判定結果が予め定められた条件を満たさない場合に、定格速度判定の異常があると判定して、低い定格速度を示す信号を速度設定装置10に出力する。
このテーブルでは、トルク指令値と定常走行時に対応する閾値との大小関係ならびにこの大小関係に基づく定格速度判定結果が関連付けられて管理される。
ここでは、乗りかご8は、図6に示すように第2定格速度にしたがった速度パターンにより走行を開始すると仮定する。
定格速度判定装置11は、このトルク指令値を入力すると、当該指令値、閾値設定装置14に記憶された各種閾値、図2に示した速度判定テーブルを照合して加速時の定格速度を判定する(ステップS13)。ここで判定した定格速度を定格速度Aと呼称する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図9は、本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの構成例を示す図である。
図9に示すように、本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータは、図5に示した構成と比較して、かご位置を検出するかご位置検出装置16と、かご位置によってロープ自重アンバランスを補償するロープ自重アンバランス補償トルクを設定するロープ自重補償トルク設定装置15とをさらに備える。以下、ロープ自重アンバランス補償トルクを単にロープ自重補償トルクと称する。
図10には、ロープ自重補償トルクを考慮したトルク変動率の高いエレベータの乗りかごが一定の荷重状態で最下階から最上階に走行する場合のトルク指令値の変化、および乗りかごが中間階から最上階に走行する場合のトルク指令値の変化を示す。 図10に示すように、かご位置が中間階から離れるほど、ロープ自重補償トルクによるトルク指令値の変動幅が大きくなる。よって、最下階から走行する乗りかごのトルク指令値と中間階から最上階に向かって走行する乗りかごのトルク指令値との間には同じ走行距離においてα分の差が生ずる。つまり、最下階から出発した乗りかごの出発時におけるトルク指令値は中間階から出発した乗りかごの出発時におけるトルク指令値より高い。
式(1)に示すように、かご位置が昇降路の中間位置である場合にはロープ自重補償トルクは0となり、かご位置が中間階から離れるほど、ロープ自重補償トルクの値は高くなる。これにより、ロープ自重補償トルクを反映させたトルク指令値は、かご位置が最下階または最上階の場合にロープ自重補償トルクの影響を最も受けることになる。
ロープ自重補償トルク設定装置15は、かご位置検出装置16により検出するかご位置を入力すると、式(1)にしたがってロープ自重補償トルクを計算し、この値を閾値設定装置14に出力する。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図12は、本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータの構成例を示す図である。
図12に示すように、本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータは、図1に示した構成と比較して、速度制御装置2とトルク指令検出装置12の間にフィルタ18が設けられ、フィルタ18にはトルク指令値フィルタ周波数設定装置19が接続される。トルク指令値フィルタ周波数設定装置19はトルク指令値フィルタ周波数をフィルタ18に設定する。
Claims (5)
- シーブに巻き掛けられてロープを介してカウンタウェイトと連結されて吊り下げられる乗りかごと、
前記シーブを回転させる巻き上げ機と、
前記乗りかごの走行速度の指令値を設定する速度指令手段と、
前記巻き上げ機の回転速度を検出する速度検出手段と、
前記速度指令手段が設定した速度指令値と前記速度検出手段が検出した速度検出値との偏差に基づいて前記巻き上げ機の回転速度制御のためのトルク指令値信号を出力するトルク指令出力手段と、
前記トルク指令出力手段が出力した信号で示されるトルク指令値をもとに前記巻き上げ機への供給電流を制御する電流制御手段と、
前記トルク指令出力手段が出力したトルク指令値信号を検出するトルク検出手段と、
前記トルク検出手段が検出した信号で示されるトルク指令値と予め定められた基準値との大小に基づいて前記乗りかごの走行速度の適切な指令値を判定する判定手段と、
前記速度指令手段により設定する指令値を前記判定手段により判定した指令値に変更する指令値変更手段と
を備えたことを特徴とするエレベータ。 - 前記乗りかごの走行速度の適切な指令値は、予め定められた複数種類の指令値のうち、前記巻き上げ機の定格電力の範囲内で出来るだけ高い速度の指令値であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
- 前記判定手段は、前記乗りかごの発車後の加速時に前記トルク検出手段が検出した信号で示されるトルク指令値と予め定められた第1の基準値との大小に基づいて前記乗りかごの走行速度の適切な指令値を判定する第1判定手段であり、
前記乗りかごの加速後の定常走行時に前記トルク検出手段が検出した信号で示されるトルク指令値と予め定められた第2の基準値との大小に基づいて前記乗りかごの走行速度の適切な指令値を判定する第2判定手段と、
前記第1判定手段による判定結果と前記第2判定手段による判定結果をもとに前記速度指令手段により設定した指令値が適切であるか否かを判定する第3判定手段と
をさらに備え、
前記指令値変更手段は、前記速度指令手段により設定した指令値が適切でないと前記第3判別手段が判別した際に、前記設定手段により設定した指令値を予め定められた低い指令値に変更する
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。 - かご位置を検出するかご位置検出手段と、
前記かご位置検出手段が検出したかご位置をもとに前記トルク指令値の補正値を計算する補正値計算手段と、
前記補正値計算手段が計算した補正値をもとに前記定められた基準値を変更する基準値変更手段とをさらに備え、
前記電流制御手段は、前記トルク指令出力手段が出力したトルク指令値および前記補正値計算手段が計算した補正値をもとに前記巻き上げ機への供給電流を制御する
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。 - 前記トルク指令値出力手段が出力したトルク指令値信号に含まれる脈動成分を除去する除去手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
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