JP5746373B2 - エレベーターの制御装置およびその制御方法 - Google Patents

エレベーターの制御装置およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5746373B2
JP5746373B2 JP2013550154A JP2013550154A JP5746373B2 JP 5746373 B2 JP5746373 B2 JP 5746373B2 JP 2013550154 A JP2013550154 A JP 2013550154A JP 2013550154 A JP2013550154 A JP 2013550154A JP 5746373 B2 JP5746373 B2 JP 5746373B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
control
motor
unit
speed control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013550154A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2013094255A1 (ja
Inventor
酒井 雅也
雅也 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013550154A priority Critical patent/JP5746373B2/ja
Publication of JPWO2013094255A1 publication Critical patent/JPWO2013094255A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5746373B2 publication Critical patent/JP5746373B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/24Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration
    • B66B1/28Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration electrical
    • B66B1/30Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration electrical effective on driving gear, e.g. acting on power electronics, on inverter or rectifier controlled motor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Description

この発明は、エレベーターの走行開始時に起動ショックを低減するエレベーターの制御装置等に関する。
一般にロープ式エレベーターでは、かごと釣合おもりが駆動シーブを介してつるべ状に吊り下げられている(トラクション式:traction type)。かごは静止時には、ブレーキにより静止保持されているが、走行開始時にはブレーキを開放して電動機により駆動シーブを回転させることで昇降を行う。このとき、ブレーキ開放に伴い、かごと釣合おもりの重量差分のアンバランストルクが電動機に伝わるが、電動機トルクがゼロの状態でブレーキを開放すると、制御応答の遅れにより起動ショック及びかごのロールバック等が発生する。このため、起動ショック及びかごのロールバック等を低減するために、かごの積載重量を検出し、アンバランストルクと相殺するトルクを電動機により発生させてからブレーキを開放する起動制御方式が一般的に行われている。
しかしながら、この方式はかごの積載重量を検出する荷重検出装置が必要になりコストアップとなる。さらに、据付時に荷重検出装置の設置及び調整が必要である。以上のことから、荷重検出装置を用いることなく起動ショック及びロールバック等を低減する制御方式が提案されている。
例えば下記特許文献1では、起動時に速度制御アンプの応答を一時的に高めることによって起動ショックを低減する制御方式が提案されている。
また下記特許文献2では、インバータ制御装置のトルク応答速度を、起動時にブレーキを開放したときの制動トルク変化速度より高く設定し、かつ、起動時における乗かごの移動方向及び移動量を検出し、上記インバータ制御装置に対して上記移動量を打ち消す方向の帰還をかけるようにしている。
一般的に速度制御系、トルク制御系(電流制御系)の応答を高めると、不安定になりやすくなる。特に起動時の微速な領域ではそれが顕著である。速度検出器としては、エンコーダ等のパルス計測により速度検出を行うことが一般的であるが、微速時にはパルス変化が小さいため、マイコン等を用いたデジタル制御を行うと、高速走行時に比べて相対的に速度検出誤差及び速度検出の時間遅れが大きくなる。これが制御が不安定になる原因である。このため、かごの積載状態が空に近い場合及び満員に近い場合のようなアンバランストルクが大きい場合に起動ショックを低減できるように制御応答を十分に大きくしても、かごの積載状態が釣合おもりの重量に近いようなアンバランストルクが小さい場合ではパルス変化が少ないことから不安定化しやすいという問題があった。以上のことから、制御応答を十分に大きくすることができず、アンバランストルクが大きいときには起動ショック及びかごのロールバックを十分に低減することができないという問題があった。
特開昭60−040386号公報 特開昭62−004180号公報
この発明は上記問題を解決するためのものであり、アンバランストルクの大きさに関わらず、起動ショック及びかごのロールバック等を安定的に低減するエレベーターの制御装置等を提供する。
この発明は、電動機の回転量を検出して電動機の少なくとも回転速度を演算する電動機状態検出演算部と、前記電動機の回転速度指令値を発生する速度指令発生部と、前記速度指令発生部と電動機状態検出演算部の出力差に従って前記電動機の回転速度を制御する応答速度の異なる複数の速度制御部と、前記複数の速度制御部を切り替える切替え部と、前記電動機の制御状態に従って前記切替え部を操作して前記複数の速度制御部を切り替える制御状態判定部と、を備え、前記制御状態判定部が、エレベーターの起動時のブレーキ開放直後のトルク電流指令値、トルク電流検出値、電動機制御のための電圧指令値、前記電動機状態検出演算部で検出された電動機の回転量のうちの少なくとも一つの変化量に基づいて、かごと釣合おもりのアンバランストルクを推定し、前記複数の速度制御部の中から前記アンバランストルクに対応づけられた応答速度を有する速度制御部を選択することを特徴とするエレベーターの制御装置等にある。
この発明のエレベーターの制御装置等は、制御装置内の制御信号に基づいて制御系の制御状態を判定する制御状態判定部を設け、判定された制御状態に基づいて制御部を切り替えるようにしたことにより、アンバランストルクの大きさに関わらず、起動ショック及びかごのロールバック等を安定的に低減することができる。
この発明の実施の形態1によるエレベーターの制御装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1における制御状態の判定方法を説明する図である。 この発明の実施の形態2によるエレベーターの制御装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるエレベーターの制御装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3の別の例によるエレベーターの制御装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4によるエレベーターの制御装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベーターの制御装置の動作フローチャートを示す図である。 この発明の実施の形態5によるエレベーターの制御装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベーターの制御装置の動作フローチャートを示す図である。
以下、この発明によるエレベーターの制御装置を各実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、各実施の形態において、同一もしくは相当部分は同一もしくは相当する符号で示し、重複する説明は省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベーターの制御装置を示す構成図である。図において、駆動シーブ6に架けられた懸架手段10の両端にはかご11及び釣合おもり12が吊り下げられている。懸架手段10は、例えば、複数本のロープ又は複数本のベルトにより構成されている。駆動シーブ6は電動機5により駆動され、かご11と釣合おもり12が互いに逆の方向に昇降される(トラクション式)。電動機5は、その回転を制動するためのブレーキ9を有する。ブレーキ9は、ブレーキ制御部20により制動及び制動解除の動作が行われる。ブレーキ9は、ディスクブレーキ又はドラムブレーキ等により構成されており、かご11が停止中はブレーキ9は制動状態となる。
電動機5には速度・位置検出器8が接続されており、電動機5の回転量に応じた信号が出力される。速度・位置検出器8は、一般的にエンコーダ又はレゾルバが用いられ、回転量に応じたパルス又は電圧が出力される。速度演算部21は、速度・位置検出器8で出力される信号を用いて電動機の回転速度(演算値)ωを演算する。なお、速度・位置検出器8と速度演算部21で速度検出演算部を構成する。
エレベーターの起動直後のかご11の静止時を含む微速状態においては、速度・位置検出器8の出力変化が相対的に小さくなる。このために、速度演算部21が回転速度ωを演算する演算周期間の信号変化も相対的に小さくなり、高速走行時に比べて実速度に対する演算速度の誤差及び演算の時間遅れが相対的に大きくなる。このため、速度制御等の制御系の応答速度を高めるために制御ゲインを大きくすると、微速走行時に不安定化しやすくなる。
電動機5は、インバータ4により駆動される。インバータ4は、一般的にPWM(pulse width modulation)インバータが用いられ、電動機5を駆動するための駆動電圧を電動機5に出力する。駆動電圧の指令値は、駆動信号発生部13によって生成される。電源1の交流電圧はコンバータ2により直流化され、直流化された電圧は平滑コンデンサ3によって平滑化され、平滑化された直流電圧がインバータ4に入力される。また、電動機5の電流は電流検出器7によって検出される。
電動機5は一般的に速度制御により駆動制御される。本発明では速度制御部を複数個備え、エレベーターの起動時に制御状態に応じて制御状態判定部17が切替え部18を操作して複数個の速度制御部(15,16)を切り替え、電動機5を制御することを特徴とする。図1では速度制御部として速度制御部A15と、この速度制御部A15よりも高応答な速度制御部B16の2個を有する。切替え部18は2個の速度制御部A15、速度制御部B16を切り替える制御装置を示している。なお、本実施の形態におけるエレベーターの制御装置は、図1において符号22で示されている。以下ではそれらの動作について説明する。
速度指令発生部14は、エレベーターのかご11の走行速度パターンを電動機5の回転速度に換算した速度指令値ω*を出力する。エレベーターの起動時には、ブレーキ9の制動解除前に、速度指令発生部14からかごを静止保持するための速度指令値が出力される。この速度指令値は、通常はゼロである。
速度制御部A15および速度制御部B16は、減算器30で算出される、電動機5の回転速度演算値ωと速度指令値ω*の差分がゼロとなるようなトルク電流指令値iq*を電流制御部19に出力する。これらの速度制御部A15,B16では例えばP制御、PI制御、PID制御等が用いられ、速度制御部B16は制御系の応答速度を高めるために、速度制御部A15より制御ゲインが大きく設定されている。
電流制御部19では、一般的にベクトル制御が用いられる。ベクトル制御では、電流検出器7で検出した電動機電流をd軸とq軸に変換し、電動機5のトルクに寄与するq軸電流がトルク電流指令値iq*に一致するように制御する。このときの指令電圧として電流制御部19は電動機5の電圧指令値vd*、vq*を駆動信号発生部13に出力する。
本発明では、起動時のブレーキ制動解除前には速度制御部B16に切り替えられる。その後、ブレーキ制御部20によりブレーキ制動が解除される。例えば、エレベーターの起動指令(図示省略)が制御状態判定部17に入力されると、制御状態判定部17は切替え部18を操作して速度制御部を速度制御部B16に切り替える。制御状態判定部17は速度制御部の切り替えが完了すると、ブレーキ制御部20にエレベーターの起動指令を送り、ブレーキ制御部20によりブレーキ制動が解除される。なお、ブレーキ制御部20に直接、起動指令を入力し、ブレーキ制御部20が速度制御部の切り替え処理時間に相当する時間、ブレーキ制動解除を遅延させて行うようにしてもよい。
ブレーキ制動が解除されると、かご11と釣合おもり12のアンバランス量に応じて電動機5にアンバランストルクがかかり、速度制御部B16によって前記アンバランストルクと釣り合うように電動機5が制御される。このとき、制御状態判定部17では、速度制御部B16による制御状態を監視し、速度制御が収束したか否かを判定し、速度制御が収束したと判定した場合には切替え部18を操作し、速度制御部A15に切り替える。
なお、この切り替えの際に、単に速度制御部を切り替えるだけでは、トルク電流指令値iq*が不連続になるため、トルク電流指令値が滑らかに繋がるような処理がなされる。これはトルク電流指令値が切り替え前と切り替え後で連続になるように、切り替え後の速度制御部A15の出力に、適切な値のオフセット値を加えることによって実現する。また、トルク電流指令値に対して1次フィルタ等のフィルタ処理を行ってもよい。
これらの処理は例えば、速度制御部A15,B16が、所望のオフセット値を加えた指令値を出力する機能、または出力に所定のフィルタ処理を施した指令値を出力する機能を備え、制御状態判定部17からの制御信号に従ってそれぞれの機能を実行するようにする。
制御状態判定部17は、速度制御部B16が出力するトルク電流指令値iq*に基づいて速度制御の収束判定を行う。以下では図2を用いて速度制御の収束判定方法について説明する。図2の(a)は電動機速度、(b)はトルク電流指令値iq*の絶対値|iq*|、(c)は|iq*|の微分値、(d)は制御状態判定部17から出力される切り替えトリガを示している。トルク電流指令値iq*の絶対値|iq*|を用いる理由は、アンバランストルクの方向によりiq*の符号が異なるが、絶対値をとることによって符合を考慮する必要がなくなり、実装が容易になるためである。
まず時刻t1でブレーキ制動が解除されると、かご11と釣合おもり12のアンバランストルクに応じた負荷が電動機5にかかり、電動機5が回転を始める。このとき、電動機5の回転をゼロにするため、速度制御部B16によって前記アンバランストルクと釣り合うまで電動機トルクを増加させるため、|iq*|が上昇していく。そして前記アンバランストルクと電動機トルクが釣り合った時点t2でトルク電流指令値(|iq*|)は一定値となる。
図2では、時刻t2で前記アンバランストルク量と電動機トルクが釣り合った状態となる。制御状態判定部17は、トルク電流指令値(|iq*|)が一定値となったことをもって、速度制御が収束したと判定し、速度制御部A15に切り替える。その判定には|iq*|の変化量、つまり|iq*|の微分値を用いて、その微分値が予め定められた閾値Di1以下となったときに、制御状態判定手段17が切り替えトリガを切替え部18に出力し、速度制御部A15に切り替えている。トルク電流指令値(|iq*|)が一定値になったとき、理想的には|iq*|の微分値はゼロであるが、実際にはトルク電流指令値に微小な変動が含まれることが想定されるため、閾値Di1はその変動を考慮したゼロに近い値として設定する。
なお、ブレーキ制動解除直後には|iq*|の微分値はDi1以下となるため、ブレーキ制動解除(時刻t1)直後には速度制御の収束判定をしないようにする。これは例えば、ブレーキ制動解除直後の一定時間は収束判定を行わないようにする、或いは|iq*|がDi1を超えてから収束判定を行うようにするなどすればよい。
このように、トルク電流指令値iq*が一定になる状態を判定することで、かごと釣合おもりのアンバランストルクにかかわらず、速度制御の収束判定を精度良く行うことができる。従って、かごと釣合おもりのアンバランストルクが小さいときにも、速度制御の収束後に速やかに速度制御部A15に切り替えることができる。従って、速度制御が収束し、かごが静止保持されている状態を含む微速状態で速度制御部B16が動作を継続し制御系が不安定化することを回避できるため、速度制御部B16の制御応答を大きくすることができ、かごと釣合おもりのアンバランストルクにかかわらず、起動ショック及びロールバックを低減することができる。
なお、本実施の形態では制御状態判定部17における速度制御の収束判定にトルク電流指令値iq*を用いたが、電流検出器7で検出した実トルク電流値(トルク電流検出値)を用いてもよい。さらに、電流制御部19の出力する電圧指令値vd*またはvq*をトルク電流指令値iq*の代わりに用いて、上述の方法と同様な閾値との比較に基づく収束判定を行ってもよい。
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2によるエレベーターの制御装置を示す構成図である。図3において、上記実施の形態と同一符号で示した部分は基本的に上記実施の形態と同等の動作をする。
本実施の形態では、制御状態判定部317によって行われる速度制御の収束判定動作が実施の形態1と異なる。本実施の形態では、制御状態判定部317は速度・位置検出器8の信号に基づいて速度制御の収束判定を行う。その方法として、速度・位置検出器8は上述のように電動機5の回転量に応じた信号(パルス又は電圧)を出力する。制御状態判定部317は、速度・位置検出器8の出力の単位時間あたりの出力変化量(例えばパルス数)をカウントする。その変化量の絶対値が予め定められた閾値以下となった場合に、制御状態判定部317は速度制御が収束したと判定し、切替え部18を操作して速度制御部を速度制御部B16から速度制御部A15に切り替える動作を行う。このとき、制御状態判定部317では、速度制御部B16の演算周期よりも長い時間周期で速度・位置検出器8からの出力変化をカウントするようにしてもよい。
かご11が速度制御により静止保持された状態ではゼロ速度近辺で電動機5が微小に振動するが、出力変化量をカウントする演算周期を速度制御部B16の演算周期よりも長くすることで、微小な振動が相殺され速度・位置検出器8の出力変化量がほぼゼロに近くなるため、より安定的に速度制御の収束判定を行うことができる。
以上により、本実施の形態では、速度・位置検出器8の出力変化量に基づいて、速度制御の収束を判定することで、かごと釣合おもりのアンバランストルクにかかわらず、速度制御の収束後に速やかに速度制御部A15に切り替えることができる。従って、速度制御が収束し、かごが静止保持されている状態を含む微速状態で速度制御部B16が動作を継続し制御系が不安定化することを回避できる。このため、速度制御部B16の制御応答を大きくすることができ、かごと釣合おもりのアンバランストルクにかかわらず、起動ショック及びロールバックを低減することができる。
実施の形態3.
図4は本発明の実施の形態3によるエレベーターの制御装置を示す構成図である。図4において、上記実施の形態と同一符号で示した部分は基本的に上記実施の形態と同等の動作をする。本実施の形態では、ブレーキ制動解除直後にロールバック及び起動ショックを低減するため、電動機5の回転位置を制御する位置制御を行う。本実施の形態の構成は速度制御ループの外側に位置制御ループを加えた構成であり、位置制御部430と位置指令発生部431を有している。また、速度・位置演算部421は、速度・位置検出器8の出力から電動機5の回転速度ωと回転位置(演算値)θを演算する。なお、速度・位置検出器8と速度・位置演算部421で速度・位置検出演算部を構成する。また、この速度・位置検出演算部と、上記実施の形態の速度・位置検出器8と速度演算部21からなる速度検出演算部とを電動機状態検出演算部とする。位置指令発生部431は、エレベーターのかご11の位置指令値を電動機5の回転位置に換算した位置指令値θ*を出力する。エレベーターの起動時には、ブレーキ9の制動解除前に、かご11を静止保持するための位置指令値が出力される。この位置指令値は、通常はゼロである。
位置制御部430は、減算器31で算出される、電動機5の回転位置演算値θと位置指令値θ*の差分が、ゼロとなるような速度指令値ω*を速度制御部A15(速度制御手段に相当する)に出力するもので、P制御、PI制御、PID制御等が用いられる。速度制御部A15および電流制御部19は実施の形態1と同様の動作を行い、エレベーターの制御が行われる。
これにより、ブレーキ9の制動解除後にロールバック及び起動ショックを低減する制御が行われる。このとき、制御状態判定部17では、位置制御部430と速度制御部A15による制御状態を監視し、位置制御が収束したか否かを判定し、位置制御が収束したと判定した場合には位置・速度切替え部18aを操作し、位置制御から速度制御に切り替えるために、位置・速度切替え部18aの出力を速度指令発生部14の出力に切り替える。
なお、この切り替えの際に、単に切り替えるだけでは、速度指令値ω*が不連続になるため、速度指令値ω*が滑らかに繋がるような処理がなされる。これは、切り替え後の速度指令発生部14の出力に、速度指令値が切り替え前と切り替え後で連続的になるように適切な値のオフセット値を加えることによって実現する。また、速度指令値に対して1次フィルタ等のフィルタ処理を行うようにしてもよい。
これらの処理は例えば、速度指令発生部14が、所望のオフセット値を加えた指令値を出力する機能、または出力に所定のフィルタ処理を施した指令値を出力する機能を備え、制御状態判定部17からの制御信号に従ってそれぞれの機能を実行するようにする。なお、制御状態判定部17の動作は実施の形態1で述べた方法と同様である。
以上により、本実施の形態では、位置制御の収束を判定して速やかに速度制御に切り替えることができるため、位置制御部430の応答(制御ゲイン)を大きくすることが可能であり、かご11と釣合おもり12のアンバランストルクに関わらず安定的に起動ショック及びロールバックを低減することができる。
なお、本実施の形態では位置制御として電動機5の回転位置を検出する方式を説明したが、かご11の位置を昇降路に設けられたセンサS(図4参照)等で直接検出する方式としてもよい。また、位置制御の方法として図4で示した構成以外に、図1の構成とし、この中の速度制御部B16の構成を、速度のPI制御に加えて、速度指令値ω*と回転速度(演算値)ωの差分の2重積分を加えた制御部とした構成としてもよい。この場合、図3よりも構成が簡単になり、演算量も減らすことができるため、より安価な制御装置を実現できる。
また、本実施の形態を実施の形態1と組み合わせてもよい。つまり、図5に示すように、位置制御に加えて、速度制御部分を相対的に高応答の速度制御部B16と相対的に低応答の速度制御部A15(速度制御部B16、速度制御部A15が速度制御手段を構成する)を切り替える構成とし、位置制御から速度制御に切り替えるタイミングで速度制御部B16から速度制御部A15に切り替える構成としてもよい。このような構成とすることで、起動時の応答をより高めることができるため、さらに起動ショック及びロールバックを低減することができる。
さらに、本実施の形態の制御状態判定部17を実施の形態2で述べた制御状態判定部317に置き替えても同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施の形態を組み合わせて、制御状態判定部は、トルク電流指令値iq*、電流検出器7で検出されたトルク電流検出値、電動機制御のためのインバータ4への電圧指令値(vd*またはvq*)、電動機状態検出演算部で検出された電動機の回転量、(これらを電動機の制御状態とする)、のうちの少なくとも一つの変化量に基づいて、変化量がそれぞれの予め定めた閾値以下となった場合に位置制御、速度制御が収束したと判定する。以下同様。
実施の形態4.
図6は本発明の実施の形態4によるエレベーターの制御装置を示す構成図である。図6において、上記実施の形態と同一符号で示した部分は基本的に上記実施の形態と同等の動作をする。本発明では制御状態判定部517の動作が実施の形態2と異なる。本実施の形態では、ブレーキ制動解除直後の速度・位置検出器8の出力変化量に応じて、複数の応答速度を持つ速度制御部の中から適切なものを選択することを特徴とする。図6では2種類の速度制御部を持つ場合を示しており、以下ではその動作を図7のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS61で、エレベーターの起動指令を受ける。起動指令は少なくともブレーキ制御部20と制御状態判定部517に入力される。
つぎにステップS62では、ブレーキ制御部20により、ブレーキの制動が解除される。この時、制御状態判定部517により切替え部18が切り替えられて、速度制御部A15及び速度制御部B16は動作させないか、又は速度制御部A15及び速度制御部B16のいずれか一方が選択されている。また、速度指令発生部14が出力する速度指令値ω*はゼロである。
つぎにステップS63では、速度・位置検出器8の出力する電動機5の回転量の、単位時間当たりの変化量が制御状態判定部517により演算される。
ステップS64〜S66では、制御状態判定部517により、前記変化量の絶対値に基づいて適切な速度制御部を選択する。前記変化量はかご11と釣合おもり12のアンバランストルクとエレベーターシステムの全体慣性に依存し、全体慣性が小さい場合、およびアンバランストルクが大きい方が、前記変化量が大きくなる。かご11の積載量が変化すると、エレベーターシステムの全体慣性とアンバランストルクが変化するが、一般的には積載量の変化による全体慣性の変化量よりも、積載量の変化によるアンバランストルクの変化量の方が起動時の動き、つまりは速度・位置検出器8の単位時間当たりの変化量に対して支配的であるため、速度・位置検出器8の単位時間当たりの変化量に基づいてアンバランストルクを推定することができる。この考えに基づき、速度・位置検出器8の変化量の絶対値がエレベーターの動特性に基づいて予め設定した閾値以下であればアンバランストルクが小さいと判定してステップS65へ移行し、速度制御部A15が選択される。また前記変化量の絶対値が前記閾値を超えるとアンバランストルクが大きいと判定してステップS66へ移行し、速度制御部A15よりも応答速度の高い速度制御部B16が選択される。
なお、ステップS64で用いる閾値は、さらにステップS62でのブレーキ制動解除時の制御系の状態に応じても適切に設定されている。つまり、速度制御を動作させない場合、又は選択されている速度制御部の種類、に応じて異なった値が設定される。なお、一般的には速度制御系の応答周波数が高い方が、応答周波数が低い場合及び速度制御系を動作させない場合よりも、速度・位置検出器8の単位時間当たりの変化量が小さくなる。従って、ステップS62(ブレーキ制動解除時)で選択されている速度制御系の応答周波数が高い場合には、ステップS64で用いる閾値はステップS62で選択されている速度制御系の応答周波数が低い場合と比較して、小さな値となる。
速度制御部B16が選択された場合には、本エレベーターの制御装置によりアンバランストルクの補償が完了し、速度制御が収束したかをステップS67で判定する。これは、実施の形態2で述べた方法を用いて判定することができる。速度制御が収束したと判定された場合にはステップS68で応答速度の相対的に小さい速度制御部A15に切り替えられる。
以上により、本実施の形態では、ブレーキ制動解除直後の速度・位置検出器8の変化量の絶対値に基づいてかご11と釣合おもり12のアンバランストルクを推定し、アンバランストルクが小さいときには通常の応答速度の速度制御部A15を選択し、アンバランストルクが大きいときには応答速度の相対的に大きい速度制御部B16を選択することが可能である。つまり、速度制御部B16が必要なアンバランストルクが大きいときにのみ、速度制御部B16を選択することが可能である。さらに、速度制御部B16を選択した場合には速度制御が収束したことを判定して通常の応答速度の速度制御部A15に切り替えることが可能である。
以上により、かごが静止保持されている状態を含む微速状態で速度制御部B16が動作を継続し制御系が不安定化することを回避できるため、速度制御部B16の制御応答を大きくすることができ、かご11と釣合おもり12のアンバランストルクに関わらず安定的に起動ショック及びロールバックを低減することができる。
なお、ステップS67の速度制御の収束の判定方法として、実施の形態2で述べた方法を用いる代わりに、実施の形態1で述べた方法を用いても本実施の形態と同等の効果を得ることができる。このとき図6の構成は、制御状態判定部517にトルク電流指令値iq*が入力として追加された構成となる。
また、ステップS63、S64において、速度・位置検出器8の単位時間当たりの変化量に基づいて速度制御部を切り替えるようにしたが、ブレーキ制動解放後に速度・位置検出器8の変化量が予め設定した基準値(例えば速度・位置検出器8がパルス式エンコーダの場合は1〜数パルス)に到達するまでの経過時間に基づいて速度制御部を切り替えるようにしてもよい。このとき、アンバランストルクが大きくなるにつれて前記経過時間が短くなることから、前記経過時間が予め設定した閾値よりも小さい場合には速度制御部B16に切り替えるようにし、それ以外の場合は通常の応答速度の速度制御部A15に切り替える。
なお、本実施の形態では応答速度(制御ゲイン)が異なる速度制御部を2種類有する構成について述べたが、3種類以上の速度制御部を有する構成としてもよい。このときステップS64において、速度・位置検出器8の変化量の絶対値に応じて、適した応答速度を有する速度制御部を選択する。また、このとき応答速度の大きな速度制御部が選択された場合には、ステップS67とステップS68の動作に移行させる。速度制御部を3種類以上有することで、アンバランストルクに応じてよりきめ細かく速度制御部を選択することができるため、起動ショック及びロールバックをより低減できる。
実施の形態5.
図8は本発明の実施の形態5によるエレベーターの制御装置を示す構成図である。図8において、上記実施の形態と同一符号で示した部分は基本的に上記実施の形態と同等の動作をする。本発明では制御状態判定部717の動作が実施の形態1と異なる。本実施の形態では、ブレーキ制動解除直後のトルク電流指令値iq*の変化量に応じて、複数の応答速度を持つ速度制御部の中から適切なものを選択することを特徴とする。図8では2種類の速度制御部を持つ場合を示しており、以下ではその動作を図9のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS81で、エレベーターの起動指令を受ける。起動指令は少なくともブレーキ制御部20と制御状態判定部717に入力される。
つぎにステップS82では、ブレーキ制御部20により、ブレーキの制動が解除される。この時、制御状態判定部717により切替え部18が切り替えられて、速度制御として、速度制御部A15及び速度制御部B16のいずれか一方が選択されている。また、速度指令発生部14が出力する速度指令値ω*はゼロである。
つぎにステップS83では、速度制御部A15及び速度制御部B16のいずれか一方の出力するトルク電流指令値iq*の単位時間当たりの変化量が制御状態判定部717により演算される。
ステップS84〜S86では、制御状態判定部717により、前記変化量の絶対値に基づいて適切な速度制御部を選択する。前記変化量はかご11と釣合おもり12のアンバランストルクに依存し、アンバランストルクが大きい方が、前記変化量が大きくなる。トルク電流指令値iq*の変化量の絶対値が予め設定した閾値以下であればアンバランストルクが小さいためステップS85へ移行し、速度制御部A15が選択される。また前記変化量の絶対値が前記閾値を超えると、アンバランストルクが大きいためステップS86へ移行し、速度制御部A15よりも応答速度の高い速度制御部B16が選択される。
なお、ステップS84で用いる閾値は、ステップS82でのブレーキ制動解除時の制御系の状態に応じても適切に設定されている。つまり閾値は、ブレーキ制動解除時に選択されている速度制御部の種類に応じて異なった値が設定される。
速度制御部B16が選択された場合には、本エレベーターの制御装置によりアンバランストルクの補償が完了し、速度制御が収束したかをステップS87で判定する。これは、実施の形態1で述べた方法を用いて判定することができる。速度制御が収束したと判定された場合にはステップS88で応答速度の小さい速度制御部A15に切り替えられる。
以上により、本実施の形態ではブレーキ制動解除直後のトルク電流指令値iq*の変化量の絶対値に基づいてかご11と釣合おもり12のアンバランストルクを推定し、アンバランストルクが小さいときには通常の応答速度の速度制御部A15を選択し、アンバランストルクが大きいときには応答速度の大きい速度制御部B16を選択することが可能である。つまり、速度制御部B16が必要なアンバランストルクが大きいときにのみ、速度制御部B16を選択することが可能である。さらに、速度制御部B16を選択した場合には速度制御が収束したことを判定して通常の応答速度の速度制御部A15に切り替えることが可能である。
以上により、かごが静止保持されている状態を含む微速状態で速度制御部B16が動作を継続し制御系が不安定化することを回避できるため、速度制御部B16の制御応答を大きくすることができ、かご11と釣合おもり12のアンバランストルクに関わらず安定的に起動ショック及びロールバックを低減することができる。
なおステップS87の速度制御の収束の判定方法として実施の形態1で述べた方法を用いる代わりに実施の形態2で述べた方法を用いても本実施の形態と同等の効果を得ることができる。このとき図8の構成は、速度・位置検出器8の出力が制御状態判定部717の入力として追加された構成となる。
なお、本実施の形態では応答速度(制御ゲイン)が異なる速度制御部を2種類有する構成について述べたが、3種類以上の速度制御部を有する構成としてもよい。このときステップS84において、トルク電流指令値iq*の変化量の絶対値に応じて、適した応答速度を有する速度制御部を選択する。また、このとき応答速度の大きな速度制御部が選択された場合には、ステップS87とステップS88の動作に移行させる。速度制御部を3種類以上有することで、アンバランストルクに応じてよりきめ細かく速度制御部を選択することができるため、より起動ショック及びロールバックを低減できる。
なお、この発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、各実施の形態の可能な組み合わせを全て含むことは云うまでもない。
例えば、上記実施の形態を組み合わせて、制御状態判定部は、エレベーターの起動時のブレーキ開放直後の、トルク電流指令値iq*、電流検出器7で検出されたトルク電流検出値、電動機制御のためのインバータ4への電圧指令値(vd*またはvq*)、電動機状態検出演算部で検出された電動機の回転量、(これらを電動機の制御状態とする)、のうちの少なくとも一つの変化量に基づいて、速度制御部を選択する。そしてさらに、変化量の予め定めたそれぞれの閾値との比較により速度制御、位置制御が収束したか否かを判定する。
産業上の利用の可能性
この発明によるエレベーターの制御装置は、トラクション式の各種エレベーターに適用可能である。
4 インバータ、5 電動機、7 電流検出器、8 速度・位置検出器、9 ブレーキ、14 速度指令発生部、15 速度制御部A、16 速度制御部B、17,317,517,717 制御状態判定部、18,18a 切替え部、22 制御装置。

Claims (4)

  1. 電動機の回転量を検出して電動機の少なくとも回転速度を演算する電動機状態検出演算部と、
    前記電動機の回転速度指令値を発生する速度指令発生部と、
    前記速度指令発生部と電動機状態検出演算部の出力差に従って前記電動機の回転速度を制御する応答速度の異なる複数の速度制御部と、
    前記複数の速度制御部を切り替える切替え部と、
    前記電動機の制御状態に従って前記切替え部を操作して前記複数の速度制御部を切り替える制御状態判定部と、
    を備え、
    前記制御状態判定部が、エレベーターの起動時のブレーキ開放直後のトルク電流指令値、トルク電流検出値、電動機制御のための電圧指令値、前記電動機状態検出演算部で検出された電動機の回転量のうちの少なくとも一つの変化量に基づいて、かごと釣合おもりのアンバランストルクを推定し、前記複数の速度制御部の中から前記アンバランストルクに対応づけられた応答速度を有する速度制御部を選択することを特徴とするエレベーターの制御装置。
  2. 電動機の回転量を検出して電動機の少なくとも回転速度を演算する電動機状態検出演算部と、
    前記電動機の回転速度指令値を発生する速度指令発生部と、
    前記速度指令発生部と電動機状態検出演算部の出力差に従って前記電動機の回転速度を制御する応答速度の異なる複数の速度制御部と、
    前記複数の速度制御部を切り替える切替え部と、
    前記電動機の制御状態に従って前記切替え部を操作して前記複数の速度制御部を切り替える制御状態判定部と、
    を備え、
    前記制御状態判定部が、エレベーターの起動時のブレーキ制動開放後の電動機の回転量が予め設定した基準値に到達するまでの経過時間に基づいて、前記複数の速度制御部の中から前記経過時間に対応づけられた応答速度を有する前記速度制御部を選択することを特徴とするエレベーターの制御装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    電動機状態検出演算部はさらに、電動機の回転位置を演算し、
    前記電動機の回転位置指令値を発生する位置指令発生部と、
    前記電動機の回転速度指令値を発生する速度指令発生部と、
    前記位置指令発生部と前記電動機状態検出演算部の出力差に従って前記電動機の回転位置を制御する位置制御部と、
    前記速度制御部へ、前記位置制御部の出力及び前記速度指令発生部の出力のうちの一方に切り替えて入力する位置・速度切替え部と、
    前記電動機の制御状態に従って前記位置・速度切替え部を操作して前記速度制御部への入力を切り替える前記制御状態判定部と、
    を備え、
    前記制御状態判定部が、エレベーターの起動時に前記速度制御部への入力を前記位置制御部の出力に切り替えることを特徴とするエレベーターの制御装置。
  4. 電動機の回転量から演算された回転速度と前記電動機の回転速度指令値の差に従って前記電動機の回転速度を制御する応答速度の異なる複数の速度制御部を設けて、エレベーターの起動時のブレーキ開放直後のトルク電流指令値、トルク電流検出値、電動機制御のための電圧指令値、電動機の回転量のうちの少なくとも一つの変化量に基づいて、かごと釣合おもりのアンバランストルクを推定し、前記アンバランストルクに対応づけられた応答速度を有する速度制御部を選択することを特徴とするエレベーターの制御方法。
JP2013550154A 2011-12-23 2012-09-10 エレベーターの制御装置およびその制御方法 Active JP5746373B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013550154A JP5746373B2 (ja) 2011-12-23 2012-09-10 エレベーターの制御装置およびその制御方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011282444 2011-12-23
JP2011282444 2011-12-23
JP2013550154A JP5746373B2 (ja) 2011-12-23 2012-09-10 エレベーターの制御装置およびその制御方法
PCT/JP2012/073073 WO2013094255A1 (ja) 2011-12-23 2012-09-10 エレベーターの制御装置およびその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013094255A1 JPWO2013094255A1 (ja) 2015-04-27
JP5746373B2 true JP5746373B2 (ja) 2015-07-08

Family

ID=48668162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013550154A Active JP5746373B2 (ja) 2011-12-23 2012-09-10 エレベーターの制御装置およびその制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5746373B2 (ja)
WO (1) WO2013094255A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112013004225B4 (de) 2012-08-29 2019-08-01 Mitsubishi Electric Corporation Aufzugs-Steuerungsvorrichtung und Aufzugs-Steuerungsverfahren
WO2021110266A1 (en) * 2019-12-05 2021-06-10 Kone Corporation A drive system and method for controlling a drive system
JP7157772B2 (ja) * 2020-01-10 2022-10-20 株式会社日立製作所 エレベーター制御装置及びエレベーター制御方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000211829A (ja) * 1999-01-26 2000-08-02 Hitachi Ltd エレベ―タ制御装置
JP2002044975A (ja) * 2000-07-26 2002-02-08 Fuji Electric Co Ltd 誘導電動機の制御装置
JP5492053B2 (ja) * 2010-11-11 2014-05-14 株式会社日立ビルシステム エレベータの荷重検出装置の調整方法ならびにエレベータ監視装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013094255A1 (ja) 2013-06-27
JPWO2013094255A1 (ja) 2015-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5738491B2 (ja) エレベータの制御装置およびエレベータの制御方法
WO2005102895A1 (ja) エレベータの制御装置
US7888893B2 (en) Control apparatus and method for linear synchronous motor
JPH10152270A (ja) エレベータの非常運転制御装置及び制御方法
JP2000219445A (ja) エレベ―タシステムのレベリング制御装置
WO2015182446A1 (ja) エレベータのかご移動制御装置およびかご移動制御方法
JP5036147B2 (ja) エレベータの速度制御装置、速度制御方法、および速度制御プログラム
JP5746373B2 (ja) エレベーターの制御装置およびその制御方法
JP5473491B2 (ja) エレベータの制御装置
JP4781853B2 (ja) エレベータ装置
JP5298506B2 (ja) エレベータの制御装置
JP6351391B2 (ja) エレベータ制御装置とその制御方法
JP6707707B2 (ja) エレベーター
JP2011195286A (ja) エレベータの制御装置
JP2000211829A (ja) エレベ―タ制御装置
JP2008162766A (ja) エレベータ
JP7184129B1 (ja) エレベーターの制御装置及びエレベーターの制御方法
WO2010113356A1 (ja) エレベータ装置
JP6950786B1 (ja) エレベーターの制御装置及び制御方法
JP5939358B2 (ja) エレベータの制御装置
JPH1025069A (ja) エレベーターの速度制御装置
JP4492055B2 (ja) インバータ制御クレーン・ホイストの軽負荷増速制御方法およびクレーン・ホイスト用インバータ制御装置。
JP2016111856A (ja) エレベータ制御装置
WO2018173146A1 (ja) エレベータの制御装置および巻上ロープの伸縮量推定方法
JP5095223B2 (ja) エレベータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5746373

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250