JP2008054750A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】熟練していない作業者であっても、効率的に信頼性テストを行うことが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】本発明に係る遊技機は、遊技装置の演出動作の態様を示す遊技動作データが記憶されたメインROM202と、所定の条件が成立したときに、当該所定の条件に対応する遊技動作データをメインROM202から読み出し、当該読み出した遊技動作データに対応する遊技装置に対して、当該遊技動作データに応じた演出動作を行わせる制御を行うメインCPU201と、メインCPU201により遊技装置の演出動作の制御が行われているときに、当該遊技装置が確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す演出画像を液晶表示装置21に表示させる制御を行うサブCPU301とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技機に関し、特に画像を表示する演出表示手段を備えたパチンコ遊技機に関する。
従来より、パチンコ遊技機は、遊技者に有利な遊技状態へ移行するか否かを決定する大当り抽選などの制御を行う主制御手段と、主制御手段の制御による大当り抽選の結果に基づき、演出表示などの制御を行う副制御手段とを備えている。
そして、このパチンコ遊技機が製造された場合には、各制御手段の制御が正確に行われるか否かを確認する検査(以下、当該検査を「信頼性テスト」という)が実施され、この信頼性テストに合格したものだけが納品される。
しかしながら、近年の遊技機の制御系は複雑であるため、これに伴い、信頼性テストにおける検査手順等が複雑なものとなっていた。このような近年の遊技機によれば、信頼性テストの実施に多大な時間がかかるため、より効率的に信頼性テストを行うことが可能な技術の登場が望まれていた。
そこで、データ読出手段によりデータ記憶媒体から読み出された特定データと正しい確認用データとを、データチェック用の制御データを基にして比較することによって、当該特定データの内容が正しいか否かを検査し、そして、この検査結果を演出表示手段(液晶表示装置)に表示させることが可能な遊技機も登場している(例えば、特許文献1参照)。
このような特許文献1記載の発明によれば、複雑な制御系の遊技機であっても、演出制御手段に搭載されたデータ記憶媒体に記憶されたデータの内容が正しいか否かの検査、すなわち信頼性テストを効率よく行うことが可能となる。
特開2004−188126号公報
しかしながら、特許文献1記載の遊技機においては、演出表示手段に検査結果を表示することで、信頼性テストの効率を高めているものの、熟練していない作業者では、この表示された検査結果を理解すること自体が困難であることも多いため、その検査結果の理解に時間がかかってしまい、効率的な信頼性テストを行うことができない虞がある。
そこで、本発明は、熟練していない作業者であっても、効率的に信頼性テストを行うことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の遊技機は、画像を表示する演出表示手段(液晶表示装置21)と、遊技の進行を制御する遊技制御手段(主制御回路200のメインCPU201)と、遊技装置(大入賞装置15、始動入賞装置18、特別図柄表示器24)の演出動作の態様を示す遊技動作データが記憶された遊技動作データ記憶手段(メインROM202)と、遊技制御手段の制御に応じた遊技動作データを遊技動作データ記憶手段より抽出し、当該抽出した遊技動作データに対応する遊技装置に対して、当該遊技動作データに応じた演出動作を行わせる制御を行う遊技動作制御手段(主制御回路200のメインCPU201)と、所定の条件が成立したときに、当該所定の条件に対応する遊技動作データを遊技動作データ記憶手段から読み出す遊技動作データ読出手段(主制御回路200のメインCPU201)と、遊技動作データ読出手段により遊技動作データが読み出されたときに、当該遊技動作データに対応する遊技装置の正常な動作を示す確認用データを所定の記憶媒体(プログラムROM302)から読み出す確認用データ読出手段(サブCPU301)と、遊技動作データ読出手段により遊技動作データが読み出されたときに、当該読み出された遊技動作データに対応する遊技装置に対して、当該遊技動作データに応じた演出動作を行わせる制御を行う遊技動作テスト手段(主制御回路200のメインCPU201)と、遊技動作テスト手段により遊技装置の演出動作の制御が行われているときに、当該遊技装置が確認用データ読出手段により読み出された確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す演出画像を演出表示手段に表示させる制御を行う対比表示制御手段(サブCPU301)とを備えたことを特徴とする。
本構成によれば、遊技動作テスト手段は、読み出された遊技動作データに対応する遊技装置に対して、当該遊技動作データに応じた演出動作を行わせる制御を行い、一方、対比表示制御手段は、遊技動作テスト手段により遊技装置の演出動作の制御が行われているときに、当該遊技装置が確認用データ読出手段により読み出された確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す演出画像を演出表示手段に表示させる制御を行うようになっている。
これによれば、特別な技術を有していなくとも、遊技動作データに応じて演出動作する遊技装置と、確認用データに応じて表示される演出画像との演出の差違を点検するのみで、信頼性テストを行うことが可能となる。これにより、熟練していない作業者であっても、信頼性テストの時間を短縮させることができ、効率的に信頼性テストを行うことが可能となる。
また、本発明によれば、遊技装置が動作する様子が、対比表示制御手段の制御によって演出画像として表示されるようになっているので、熟練していない作業者であっても、異常があるか否かの判断を素早く行うことができ、信頼性テストの時間を短縮させることができる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、音声を出力する音出力手段(スピーカ6a,6b)を備え、遊技動作テスト手段は、遊技動作データ読出手段により遊技動作データが読み出されたときに、当該読み出された遊技動作データに対応する遊技装置に対して、当該遊技動作データに応じた演出動作を行わせる制御を行い、対比表示制御手段は、遊技動作テスト手段により遊技装置の演出動作の制御が行われているときに、当該遊技装置が確認用データ読出手段により読み出された確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す音声を音出力手段から出力させる制御を行うことを特徴とする。
本構成によれば、特別な技術を有していなくとも、遊技動作データに応じて演出動作する遊技装置と、確認用データに応じて出力される音声との演出の差違を点検するのみで、信頼性テストを行うことが可能となる。これにより、熟練していない作業者であっても、信頼性テストの時間を短縮させることができ、効率的に信頼性テストを行うことが可能となる。
また、本発明によれば、遊技装置が動作する様子が、対比表示制御手段の制御によって音声として出力されるようになっているので、熟練していない作業者であっても、異常があるか否かの判断を素早く行うことができ、信頼性テストの時間を短縮させることができる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または2に記載の発明の構成に加えて、光による演出を行う光演出手段(装飾ランプ39a)を備え、遊技動作テスト手段は、遊技動作データ読出手段により遊技動作データが読み出されたときに、当該読み出された遊技動作データに対応する遊技装置に対して、当該遊技動作データに応じた演出動作を行わせる制御を行い、対比表示制御手段は、遊技動作テスト手段により遊技装置の演出動作の制御が行われているときに、当該遊技装置が確認用データ読出手段により読み出された確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す光演出を光演出手段に行わせる制御を行うことを特徴とする。
本構成によれば、特別な技術を有していなくとも、遊技動作データに応じて演出動作する遊技装置と、確認用データに応じて行われる光演出との演出の差違を点検するのみで、信頼性テストを行うことが可能となる。これにより、熟練していない作業者であっても、信頼性テストの時間を短縮させることができ、効率的に信頼性テストを行うことが可能となる。
また、本発明によれば、遊技装置が動作する様子が、対比表示制御手段の制御によって光演出として表示されるようになっているので、熟練していない作業者であっても、異常があるか否かの判断を素早く行うことができ、信頼性テストの時間を短縮させることができる。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明の構成に加えて、少なくとも一部が透光性を有するとともに、遊技球の転動流下が行われる遊技領域を有する遊技盤(遊技盤2)を備え、演出表示手段は、遊技盤の透光性を有する部分を介して視認可能な位置に配置されたことを特徴とする。
本構成によれば、演出表示手段は、遊技盤の透光性を有する部分を介して視認可能な位置に配置されているので、対比表示制御手段の制御によって表示される演出画像の確認がより容易となる。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明の構成に加えて、遊技動作テスト手段および対比表示制御手段のうち少なくとも何れか一方の制御履歴を、所定の記憶領域に記憶する制御履歴記憶手段(サブCPU301)と、作業者の操作に応じて、制御履歴記憶手段により記憶された制御履歴を選択する制御を行う制御履歴選択手段(サブCPU301)と、制御履歴選択手段により選択された制御履歴を示す演出画像を、演出表示手段に表示させる制御を行う制御履歴表示制御手段(サブCPU301)とを備えたことを特徴とする。
本構成によれば、制御履歴表示制御手段は、作業者の操作に応じて、制御履歴選択手段により選択された制御履歴を示す演出画像を、演出表示手段に表示させる制御を行うようになっている。
これによれば、信頼性テストが終了した後においても、当該テストの流れを正確に把握することが可能となる。この場合、例えば、ホールへ納品された後であっても、ホール側にて信頼性テストが正しく行われたか否かをチェックすることができ、少ない労力でより確実に遊技機を点検することが可能となる。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、本発明によれば、熟練していない作業者であっても、効率的に信頼性テストを行うことが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
以下、本実施の形態におけるパチンコ遊技機(遊技機)1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1〜図20は、プリペイドカード方式を適用した遊技機1の一実施の形態を示している。
図1は本実施の形態に係る遊技機を示す斜視図、図2は図1に示した遊技機の正面図、図3は図1に示した遊技機の制御系を示すブロック図、図4は本実施の形態に係る遊技機の主制御回路の処理手順を示すフローチャート、図5は本実施の形態に係るスイッチ入力検出処理の処理手順てを示すフローチャート、図6は本実施の形態に係るテストボタンチェック処理の処理手順てを示すフローチャート、図7は本実施の形態に係るカーソル移動ボタンチェック処理の処理手順てを示すフローチャート、図8は本実施の形態に係る選択ボタンチェック処理の処理手順てを示すフローチャート、図9は本実施の形態に係る実施項目選択処理の処理手順てを示すフローチャート、図10は本実施の形態に係るテスト対象選択処理の処理手順てを示すフローチャート、図11は本実施の形態に係るテストモード制御処理の処理手順てを示すフローチャート、図12は本実施の形態に係るコマンド受信割込処理の処理手順を示すフローチャート、図13は本実施の形態に係る遊技機の副制御回路によるメイン処理の処理手順を示すフローチャート、図14は本実施の形態に係るコマンド解析処理の処理手順を示すフローチャート、図15(a),(b)は液晶表示装置にメンテナンス画面が表示された例を示す説明図、図16(a)は液晶表示装置にテストメニューが表示された例を示す説明図、(b)は液晶表示装置に検査履歴が表示された例を示す説明図、図17は本実施の形態に係る始動入賞装置の信頼性テストが行われたときにおける遊技機の正面図、図18は本実施の形態に係る始動入賞装置の信頼性テストの一例を示す説明図、図19は本実施の形態に係る始動入賞装置の信頼性テストの他の一例を示す説明図、図20は遊技機における遊技装置の信頼性テストの一例を示す正面図である。
最初に、遊技機1の構成について、図1および図2を参照しながら説明する。
図1および図2に示すように、パチンコ遊技機(遊技機)1は、遊技盤2(図2)が装着される本体枠3aがヒンジ3cを介して島設備に固定される外枠3bに回動可能に取り付けられ(すなわち、本体枠3aは、本体枠3aの一方端を回動支点として支持されて当該外枠3bに開閉可能に取り付けられる。)、これら本体枠3aおよび外枠3bで遊技機本体3が構成されている。そして、このような遊技機本体3の本体枠3aに対して、本体枠3a上部の左右に固定されたスピーカ6a,6b(図3)を保護するスピーカカバー60a,60bを備える装飾ユニット60、液晶表示装置(LCD)21、遊技盤2を視認可能に被うガラス扉9a、上皿部4、下皿部5および発射ハンドル7が取り付けられるようになっている。
ガラス扉9aおよび上皿部4は一体化して形成されており、この一体化された開閉扉(開閉体)は、その一端が本体枠3aに回動可能に軸支され、他端が本体枠3aに係合するようになっている。
遊技盤2(図2)は、レール6に包囲され、遊技球の転動流下が行われる遊技領域2aを有している。そして、その遊技領域2aには、多数の遊技くぎや風車などの障害物(図示せず)、一般入賞装置12、通過ゲート13、始動入賞装置18、大入賞装置15、アウト口16などの遊技装置が配置されている。
ここで、遊技盤2は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂などの透光性を有する合成樹脂等の部材で構成されており、板形状を呈している。なお、上記遊技盤2は、透明であってもよいし、半透明であってもよい。また、合成樹脂以外の部材から構成されていてもよい。
また、遊技盤2の背面には、演出画像(例えば、遊技状態に対応したアニメーションやその他の報知情報など)等を表示可能な表示領域21aを有する液晶表示装置(演出表示手段)21が配置されている。
なお、液晶表示装置21の表示領域21aは、演出画像を表示する領域と、装飾図柄の変動表示が行われる装飾図柄表示領域とからなっている。
装飾図柄表示領域は、左、中、右の3つに区分されており、それぞれ別々に装飾図柄の変動表示が行われるようになっている。
また、遊技盤2が透光性を有する本実施の形態では、液晶表示装置21の表示領域21aが、当該遊技盤2の透光性を有する部分を介して視認可能な位置、すなわち、遊技盤2の背後に配置されている。ここで、液晶表示装置21にかえて、例えばCRT(陰極線管)あるいはプラズマディスプレイ等を用いることもできる。
ここで、一般入賞装置12は、遊技球が入賞すると所定の数の遊技球が払い戻される装置、通過ゲート13は、遊技球が通過したことを契機として普通図柄表示器25a,25b(後述)を点滅させるための装置である。
また、遊技盤2の中央上部には、特別図柄表示器24、普通図柄表示器25a,25b、4個の普通図柄通過記憶表示器23、4個の特別図柄始動記憶表示器22がそれぞれ配置されている。なお、特別図柄表示器24は7セグメントLEDより構成されており、一方、普通図柄表示器25a,25b、普通図柄通過記憶表示器23、特別図柄始動記憶表示器22は、それぞれLEDで構成されている。
大入賞装置15は、扉15aおよび遊技球の受け入れ口を有するいわゆるアタッカー式の開閉装置であって、扉15aが閉じて遊技球の入賞が困難となる閉鎖状態と、扉15aが開放して遊技球の入賞が容易となる開放状態との開閉動作が行われるようになっている。さらに、大入賞装置15の内部には、大入賞装置15に入賞した遊技球の通過が可能な通過領域が設けられている。
始動入賞装置18は、遊技球が入球(入賞)する受け入れ口18cと、当該受け入れ口18cに遊技球が入賞し易い開放状態と遊技球が入賞し難い閉鎖状態とに変化可能な可変翼18a,18bとを有している。
ここで、始動入賞装置18における閉鎖状態とは、図18(a)に示すように、可変翼18a,18bが閉じて遊技球が始動入賞装置18の受け入れ口18cに入りにくくなる状態のことである。一方、始動入賞装置18における開放状態とは、図18(b)に示すように、可変翼18a,18bが逆八字状に開口して遊技球が始動入賞装置18の受け入れ口18cに入りやすくなる状態のことである。
また、アウト口16は、一般入賞装置12、始動入賞装置18、大入賞装置15の何れにも入賞しなかった遊技球が流入して回収される装置である。
ガラス扉9aの下方には、図1に示すように第1排出口55から払い出された遊技球および遊技領域2aに打ち込まれる遊技球が貯留される上皿4aが配置されている。また、上皿4aの下方には、払い出しにより上皿4aからオーバーフローした遊技球が貯留される下皿5aが配置されている。また、上皿4aの所定の位置に、遊技終了時などにおいて上皿4aに貯留された遊技球を下皿5aに移動させて取り出す場合に操作されるシャッタレバー10が設けられている。
ここで、上皿4aから溢れた遊技球やシャッタレバー10の操作により移動する遊技球は、第2排出口56を介して下皿5aに到達するようになっている。
下皿5aの右側には、レール6を介して遊技領域2aへ遊技球を発射する際に回動操作される発射ハンドル7が設けられている。発射ハンドル7には遊技球の発射を停止するストップボタン(図示せず)が設けられている。
そして、遊技者が上記発射ハンドル7を回動して打ち出し操作をすることにより、上皿4a中の遊技球が、発射球供給装置(図示せず)により本体枠3aの背面に配設された発射装置90(図3参照)に供給されて、当該発射装置90によりレール6に沿って遊技領域2aに発射される。
また、遊技機1の裏面には、テストボタン40(図3)が配置されている。但し、テストボタン40の位置は、遊技機1の裏面に限られず、他の位置に配置されていてもよい。また、テストボタン40は、遊技機1の制御系の制御が正確に行われるか否かを確認する検査(信頼性テスト)を実施するためのボタンであるため、遊技者により操作されがたい位置に配置されていることが望ましい。
このテストボタン40は、後述する主制御回路200のメインCPU201(図3)に電気的に接続されており、そして、テストボタン40が押下されると、遊技モード変更信号が主制御回路200のメインCPU201に入力されるようになっている。
なお、遊技モード変更信号とは、現在の遊技モードを変更するための信号である。本実施の形態において、メインCPU201は、通常の遊技が行われる通常モード中に当該信号の入力を受けた場合、遊技モードを、遊技装置(大入賞装置15、始動入賞装置18、特別図柄表示器24)の信頼性テストを実施可能なテストモードに移行させる制御を行い、一方、テストモード中に当該信号の入力を受けた場合、遊技モードを、通常モードに移行させる制御を行う。なお、メインCPU201によりテストモードに移行されると、当該メインCPU201からサブCPU301へとテストモードコマンドが送信され、これにより、液晶表示装置21にメンテナンス画面400(図15)が表示される。また、メインCPU201によりテストモードから通常モードに変更されると、当該メインCPU201からサブCPU301へとテストモード終了コマンドが送信され、これにより、テストモードに関連する表示(例えば、後述するメンテナンス画面400、テスト対象選択メニュー401、検査履歴表示画面402、始動入賞装置画像450等の表示)等が終了する。
また、上皿部4には、図1に示すように、カーソル移動ボタン43、および選択ボタン42が配置されている。
上記カーソル移動ボタン43は、後述する主制御回路200のメインCPU201(図3)に電気的に接続されており、そして、カーソル移動ボタン43が押下(操作)されると、カーソル移動信号が主制御回路200のメインCPU201に入力されるようになっている。
なお、カーソル移動信号とは、カーソル410の示す対象を変更するための信号である。例えば、カーソル移動信号が、メンテナンス画面400(図15)の表示中に入力された場合には、当該信号に応じてカーソル410の示す実施項目が変更され、一方、テスト対象選択メニュー401(図16(a))の表示中に入力された場合には、カーソル410の示すテスト対象が変更される。
具体的には、メンテナンス画面400(図15)の表示中にカーソル移動信号が入力された場合には、当該信号に応じて後述する実施項目カウンタ(後述)の値が更新されるとともに、当該実施項目カウンタの値を示す実施項目カウンタコマンドがメインCPU201からサブCPU301へと送信され、これにより、カーソル410の示す実施項目が変更される。
また、テスト対象選択メニュー401の表示中にカーソル移動信号が入力された場合には、当該信号に応じてテスト対象カウンタ(後述)の値が更新されるとともに、当該テスト対象カウンタの値を示すテスト対象カウンタコマンドがメインCPU201からサブCPU301へと送信され、これにより、カーソル410の示すテスト対象が変更される。
ここで、実施項目としては、信頼性テストを実施する遊技装置を選択可能なテスト対象選択メニュー401を表示させるための信頼性テスト400b、後述するサブCPU(対比表示制御手段)301の制御履歴、すなわち、信頼性テストの実施履歴を示す演出画像(図15(b)、以下、当該演出画像を「検査履歴表示画面402」という)を表示させるための検査履歴表示400a等が挙げられる(図15参照)。
また、テスト対象としては、始動入賞装置18の信頼性テストを実施させるための電動チューリップ401a、大入賞装置15の信頼性テストを実施させるための大入賞口401b、特別図柄表示器24の信頼性テストを実施させるためのLED401cが挙げられる。
上記選択ボタン42は、後述する主制御回路200のメインCPU201(図3)に電気的に接続されており、そして、選択ボタン42が押下されると、選択信号が主制御回路200のメインCPU201に入力されるようになっている。
なお、選択信号とは、カーソル410が示す対象を選択するための信号である。例えば、選択信号が、メンテナンス画面400(図15)の表示中に入力された場合は、カーソル410が示す実施項目が選択され、一方、テスト対象選択メニュー401(図16(a))の表示中に入力された場合は、カーソル410が示すテスト対象が選択される。
具体的には、メンテナンス画面400(図15)の表示中に選択信号が入力された場合には、メインCPU201によって、実施項目カウンタの値に対応する実施項目が選択される。また、この場合、当該実施項目カウンタの値を示す実施項目カウンタコマンドがメインCPU201からサブCPU301へと送信されるようになっており、これにより、液晶表示装置21における画面が、選択された実施項目に応じて変更される。
また、テスト対象選択メニュー401の表示中に選択信号が入力された場合には、メインCPU201によって、テスト対象カウンタの値に対応するテスト対象が選択される。また、この場合、当該テスト対象カウンタの値を示すテスト対象カウンタコマンドがメインCPU201からサブCPU301へと送信されるようになっており、これにより、液晶表示装置21における画面が、選択されたテスト対象に応じて変更される。
なお、上記テストボタン40、選択ボタン42、カーソル移動ボタン43等は、レバー等であってもよい。
上記通過ゲート13は、通過する遊技球を検出するようになっている。この通過ゲート13を遊技球が通過した場合、普通当り抽選用乱数値などが通過記憶として抽出され、当該通過記憶が、後述するメインRAM203の通過記憶領域(“0”〜“4”)に記憶される。そして、この通過記憶に基づいて、普通図柄表示器25a,25bの点滅表示が所定時間にわたって行われる。また、上述した4個の普通図柄通過記憶表示器23には、通過記憶領域(“1”〜“4”)に記憶された通過記憶の数が表示されるようになっている。
例えば、通過記憶領域の(“1”〜“4”)に2個の通過記憶が記憶されている場合には、4個の普通図柄通過記憶表示器23のうち2個が点灯される。この普通図柄通過記憶表示器23の点灯個数により、遊技者に対して、通過記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている通過記憶の数を報知することができる。
上記普通図柄表示器25a,25bは、交互に点滅するようになっており、普通図柄表示器25a,25bの点滅が終了(この点滅が終了するまでの時間は、遊技状態が大当り遊技状態に移行され難い通常遊技状態中においては30秒間、遊技状態が大当り遊技状態に移行され易い確率変動状態中においては6秒間である。)して「当り」が表示された場合(以下、「普通当り時」という。)に、始動入賞装置18が、所定時間だけ遊技球を受け入れ易い開放状態に切り換えられる(開放状態となる時間は、通常遊技状態中においては0.3秒間である。一方、確率変動状態中である場合は、1.8秒間の開放状態が3回繰り返される。)。
また、始動入賞装置18へ遊技球が入賞した場合、大当り抽選用乱数値などが始動記憶として抽出され、当該始動記憶が、後述するメインRAM203の始動記憶領域(“0”〜“4”)に記憶されるようになっている。そして、上述した4個の特別図柄始動記憶表示器22には、始動記憶領域(“1”〜“4”)に記憶された始動記憶の数が表示されるようになっている。
例えば、始動記憶領域の(“1”〜“4”)に2個の始動記憶が記憶されている場合には、4個の特別図柄始動記憶表示器22のうち2個が点灯される。この特別図柄始動記憶表示器22の点灯個数により、遊技者に対して、始動記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている始動記憶の数を報知することができる。なお、特別図柄表示器24における特別図柄や、装飾図柄表示領域における装飾図柄の変動および停止は、上記始動記憶に基づいて行われる。
また、7セグメントLEDである特別図柄表示器24に表示される特別図柄として、例えば「H」、「F」等のアルファベットや「−」等の図柄があげられる。そして、これらの数字や図柄は、始動入賞装置18に遊技球が入賞した後に変動表示されるようになっている。なお、これらの数字や図柄の変動表示が終了して停止した場合における図柄が「H」、「F」等のアルファベットだった場合を大当り表示態様という。この大当り表示態様は、遊技状態が通常遊技状態と比較して遊技者に有利な大当り遊技状態すること(すなわち「大当り」に当選したこと)を示す表示態様である。なお、大当り表示態様以外の図柄が停止した場合(例えば、「−」)を非大当り表示態様という。
ここで、上記大当り表示態様「H」、「F」は、確変大当り表示態様である「H」、通常大当り表示態様である「F」に細分化される。通常大当り表示態様とは、確率変動状態への移行を伴わない通常大当りに当選したことを示す態様、確変大当り表示態様とは、確率変動状態への移行を伴う(すなわち、通常大当りよりも遊技者に有利な)確率変動大当りに当選したことを示す態様である。
また、装飾図柄表示領域に表示される装飾図柄として、例えば「0」、「1」、「2」・・・「9」等のアラビア数字やその他の図柄等があげられる。そして、これらの数字や図柄は、始動入賞装置18に遊技球が入賞した後に変動表示されるようになっている。なお、これらの数字や図柄の変動表示が終了して停止した場合に、『「7」「7」「7」』、『「2」「2」「2」』等のように同一の数字や図柄が一列に3個揃った場合を大当り態様という。この大当り態様は、遊技状態が通常遊技状態と比較して遊技者に有利な大当り遊技状態に移行すること(すなわち「大当り」に当選したこと)を示す表示態様である。
なお、上述した大当り態様以外の停止態様をはずれ停止態様という。
装飾図柄の変動表示は、上述した特別図柄の変動表示と連動して行われる。そのため、特別図柄の停止態様が大当り遊技状態に移行することを示す表示態様(すなわち、大当り態様)となった場合は、当該装飾図柄の停止態様も大当り遊技状態に移行することを示す表示態様(すなわち、大当り態様)となる。
ここで、大当り遊技状態に移行することを遊技者に認識させるための上記大当り態様は、通常大当りに当選したことを示す表示態様である通常態様と、確率変動大当りに当選したことを示す表示態様である確変態様とに分かれている。
また、確変態様は、「7」や「3」等の奇数の数字が停止態様となった場合をいい、一方、非確変態様は、「2」や「6」等の偶数の数字が停止態様となった場合をいう。
なお、特別図柄の停止態様が確変大当り表示態様となると(すなわち、確率変動大当りとなると)、大当り遊技状態の終了後、特別図柄表示器24における特別図柄の停止態様が大当り表示態様となる確率の高い確率変動状態へ移行される。一方、特別図柄の停止態様が通常大当り表示態様となると(すなわち、通常大当りとなると)、大当り遊技状態の終了後は通常遊技状態へ移行される。
また、遊技者に有利な大当り遊技状態とは、例えば後述する大入賞装置ソレノイド72Sが、大入賞装置15に対して、開放状態から閉鎖状態に変化するまでの一連の開閉動作(以下、大当り遊技状態中における大入賞装置15の一連の開閉動作のことを「ラウンド動作」という)を繰り返し行わせることで、通常遊技状態よりも多くの遊技球を入賞させやすくする遊技状態のことである。
ここで、装飾図柄の変動表示は、上述した特別図柄の変動表示と連動して行われる。そのため、特別図柄の停止態様が大当りに当選した旨を遊技者に認識させるための表示態様(すなわち、大当り表示態様)となった場合は、当該装飾図柄の停止態様も大当り遊技状態に移行することを遊技者に認識させるための表示態様(すなわち、大当り態様)となる。
以上説明したように、本実施の形態では、確率変動大当りとなると、特別図柄表示器24には確変大当り表示態様が、一方、液晶表示装置21の表示領域21aには確変態様がそれぞれ表示される。また、通常大当りとなると、特別図柄表示器24には通常大当り表示態様が、一方、液晶表示装置21の表示領域21aには通常態様がそれぞれ表示される。
なお、本実施の形態において、始動記憶領域(“1”〜“4”)に記憶された始動記憶の数や通過記憶領域(“1”〜“4”)に記憶された通過記憶の数は、それぞれ特別図柄始動記憶表示器22、普通図柄通過記憶表示器23に表示されるようになっているが、これに限られず、他の表示媒体に表示されてもよい。例えば、表示領域21aに表示されるようになっていてもよい。
次に、図1に示した遊技機1の制御系について、図3を参照して説明する。なお、図3は図1に示した遊技機の制御系を示すブロック図である。
遊技機1の制御系は、主制御回路200、この主制御回路200に接続される副制御回路300、払出制御回路70aおよび発射制御回路70bを有している。この制御系は遊技盤2の背面側に搭載されている。
遊技機1の払出制御回路70aには、カードユニット81が接続されている。
カードユニット81は、パチンコ遊技機1の近傍に設置され、プリペイドカードを差込可能な差込口を有しており、当該差込口に差し込まれたプリペイドカードに記録された記録情報を読み取る読み取り手段と、球貸し操作パネル9(図3)の操作に応じて、払出制御回路70aに対し遊技球の貸出を指令する貸出指令信号を出力する貸出指令信号出力手段と、読み取り手段によって読み取った記録情報から特定される貸出可能数から貸出指令信号出力手段により貸出を指令した貸出数を減算し、上記差込口に差し込まれているプリペイドカードに当該情報を記録させる書き込み手段とを有している。
主制御回路200には、予め設定されたプログラムに従ってパチンコ遊技機1の遊技の進行を制御するメインCPU(超小型演算処理装置)201、異常時や電源投入時に各種設定を初期値に戻すためのリセット信号を生成する初期リセット回路204、LED等の表示制御を行うランプ制御回路207、メインCPU201が動作する上で必要な各種データを記憶するメインRAM203が実装されている。
そしてさらに主制御回路200には、メインCPU201が遊技機1の遊技動作を処理制御するためのプログラム、大当り遊技への移行に当選するか否かの抽選処理(以下、「大当り抽選処理」という)をする際に参照される大当り抽選テーブル、乱数抽選によって普通当り抽選をする際に参照される普通当り抽選テーブル、乱数抽選によって変動表示パターンコマンドを決定する際に参照される変動表示パターンコマンド決定テーブルおよびその他の演出を抽選する際に参照される各種確率テーブルを格納しているメインROM202が実装されている。
また、メインROM202は、遊技装置(大入賞装置15、始動入賞装置18、特別図柄表示器24等)の演出動作の態様を示す遊技動作データが記憶される遊技動作データ記憶手段でもある。
例えば、遊技動作データ記憶手段であるメインROM202は、大入賞装置15の開閉動作を行うための大入賞装置開閉動作データ、始動入賞装置18の開閉動作を行うための始動入賞装置開閉動作データ、特別図柄表示器24を点灯表示させるためのランプデータ等を、遊技動作データとして記憶している。
メインRAM203は、後述する始動記憶領域(“0”〜“4”)に記憶される始動記憶をカウントするための始動記憶カウンタ、後述する通過記憶領域(“0”〜“4”)に記憶される通過記憶をカウントするための通過記憶カウンタ、1回のラウンド動作中に大入賞装置15に入賞した遊技球の数を記憶するための大入賞口入賞カウンタ、1回の大当り遊技中において大入賞装置15の扉15aが開放した回数(すなわち、1回の大当り遊技中におけるラウンドの動作回数)を記憶するための大入賞口開放回数カウンタなどを具備する。
なお、1回のラウンド動作とは、大入賞装置15が開放状態となってから所定の時間(例えば、30秒)が経過するまで、または大入賞装置15が開放状態となってから所定数(例えば、10個)の遊技球が大入賞装置15に入賞するまでの期間のことである。
ここで、メインRAM203は、(“0”〜“4”)の始動記憶領域を有している。
なお、始動記憶領域とは、上述した始動記憶が、始動記憶領域“0”から順に記憶される領域のことである。また、始動記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている大当り抽選用乱数値などは、特別図柄始動記憶表示器22に表示される始動記憶に相当し、始動記憶領域“0”に記憶されている大当り抽選用乱数値などは、大当り抽選処理などに用いられるものである。
さらに、メインRAM203は、(“0”〜“4”)の通過記憶領域を有している。
なお、通過記憶領域とは、通過ゲート13を遊技球が通過したことを条件として抽出される普通当り抽選用乱数値などが、通過記憶領域“0”から順に記憶される領域のことである。また、通過記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている普通当り抽選用乱数値などは、普通図柄通過記憶表示器23に表示される通過記憶に相当し、通過記憶領域“0”に記憶されている普通当り抽選用乱数値などは、普通当り抽選などに用いられるものである。
また、メインRAM203は、実施項目カウンタおよびテスト対象カウンタを具備している。
実施項目カウンタは、選択ボタン42の押下により選択される実施項目を示すカウンタであり、例えば、実施項目カウンタの値が”0”であるときに選択ボタン42が押下された場合には、検査履歴表示400aが選択され、一方、実施項目カウンタの値が”1”であるときに選択ボタン42が押下された場合には、信頼性テスト400bが選択される。
テスト対象カウンタは、選択ボタン42の押下により選択されるテスト対象を示すカウンタであり、例えば、テスト対象カウンタの値が”0”であるときに選択ボタン42が押下された場合には、電動チューリップ401aが選択され、そして、テスト対象カウンタの値が”1”であるときに選択ボタン42が押下された場合には、大入賞口401bが選択される。また、テスト対象カウンタの値が”2”であるときに選択ボタン42が押下された場合には、LED401cが選択される。
なお、実施項目カウンタおよびテスト対象カウンタは、初期状態において、”0”がセットされている。
また、電動チューリップ401a、大入賞口401b、LED401cは、それぞれ、始動入賞装置18、大入賞装置15、特別図柄表示器24を示している。
またメインRAM203は、高確率フラグを具備している。ここで、高確率フラグは、遊技状態が確率変動状態に移行されると確率変動状態を示す値(77)がセットされ、一方、遊技状態が非確率変動状態(確率変動状態以外の遊技状態)に移行されると非確率変動状態を示す値(00)がセットされるようになっている。
さらに、メインRAM203は、モードフラグを具備している。このモードフラグは、遊技モードが通常の遊技が行われる通常モードに移行されると、通常モードを示す値(00)がセットされ、一方、遊技モードが信頼性テストを実施可能なテストモードに移行されると、テストモードを示す値(02)がセットされる。
また、通常モードは、通常の遊技が可能である替わりに、信頼性テストを実施することができないようになっており、一方、テストモードは、信頼性テストを実施することができる替わりに、通常の遊技を行うことができないようになっている。
メインCPU201は、大当り抽選手段、遊技制御手段、特別図柄態様決定手段、遊技動作制御手段、遊技動作データ読出手段、遊技動作テスト手段、およびコマンド送信手段の各機能を有している。
大当り抽選手段は、始動入賞装置18に遊技球が入賞した場合に、大当りの抽選を行う手段である。
例えば、大当り抽選手段は、始動入賞装置18に遊技球が入賞した場合、乱数抽選により抽出した大当り抽選用乱数値に基づいて大当りの抽選を実行する。
ここで、大当り抽選手段の抽選により大当りに当選すると、特別図柄表示器24には大当り表示態様が、そして液晶表示装置21の装飾図柄表示領域には大当り態様がそれぞれ停止表示されて、後述する遊技制御手段により大当り遊技状態の制御が行われる。
なお、上述したように大当りには通常大当りと確率変動大当りとの2種類があり、確率変動大当りであった場合は、大当り遊技状態の終了後、大当り表示態様や大当り態様の導出が行われ易い確率変動状態の制御が行われる。
遊技制御手段は、遊技の進行を制御する手段、例えば、大当り抽選手段の抽選により大当りに当選し、特別図柄表示器24に大当り表示態様が停止表示された場合に、遊技状態を遊技者に有利な大当り遊技状態へ移行させるとともに、当該大当り遊技状態の制御を行う手段である。
ここで、遊技制御手段による大当り遊技状態の制御は、大入賞装置15を開放状態としてから閉鎖状態に切り替えるまでの一連のラウンド動作が、所定回数(例えば、15回)行われるまで継続される。
さらに、遊技制御手段は、通常遊技状態および確率変動状態の制御を行う手段である。
特別図柄態様決定手段は、特別図柄の停止態様を決定する手段である。
具体的には、特別図柄態様決定手段は、上記大当り抽選手段の大当り抽選結果に基づいて、特別図柄表示器24における特別図柄の停止態様を決定している。また、特別図柄態様決定手段は、特別図柄の停止態様を決定した場合、当該停止態様を示す停止図柄コマンドを生成してセットしている。
さらに、特別図柄態様決定手段は、特別図柄の変動表示パターンや変動表示時間を決定する手段である。
具体的には、特別図柄態様決定手段は、上記大当り抽選手段の大当り抽選結果および所定の乱数抽選に基づいて、特別図柄の変動表示パターンや変動表示時間を示す変動表示パターンコマンドを決定している。これにより、特別図柄の変動表示パターンや変動表示時間が決定される。また、特別図柄態様決定手段は、決定した変動表示パターンコマンドを生成してセットしている。
遊技動作制御手段は、遊技制御手段の制御に応じた遊技動作データをメインROM(遊技動作データ記憶手段)202より抽出し、当該抽出した遊技動作データに対応する遊技装置に対して、当該遊技動作データに応じた演出動作を行わせる制御を行う手段である。
例えば、遊技動作制御手段であるメインCPU201は、普通図柄表示器25a,25に「当り」が表示された場合(すなわち、上述した普通当り抽選が当りである場合)、当該当りに対応するデータである始動入賞装置開閉動作データをメインROM202から抽出し、当該抽出した始動入賞装置開閉動作データに対応する遊技装置(始動入賞装置18)に対して、当該始動入賞装置開閉動作データに応じた演出動作(始動入賞装置18の開閉動作)を行わせるために可動部材ソレノイド71Sを制御する。
また、遊技動作制御手段であるメインCPU201は、遊技制御手段により大当り遊技状態の制御が行われた場合(すなわち、遊技状態が大当り遊技状態に移行した場合)、当該大当り遊技状態に対応するデータである大入賞装置開閉動作データをメインROM202から抽出し、当該抽出した大入賞装置開閉動作データに対応する遊技装置(大入賞装置15)に対して、当該大入賞装置開閉動作データに応じた演出動作(大入賞装置15を開放状態としてから閉鎖状態に切り替えるまでの一連のラウンド動作)を所定回数(例えば、15回)行わせるために大入賞装置ソレノイド72Sを制御する。
さらに、遊技動作制御手段であるメインCPU201は、特別図柄態様決定手段により特別図柄の変動表示パターンや停止態様が決定された場合、当該変動表示パターンや停止態様に対応するデータであるランプデータをメインROM202から抽出し、当該抽出したランプデータに対応する遊技装置(例えば、特別図柄表示器24)に対して、当該ランプデータに応じた演出動作を行わせるためにランプ制御回路207を制御するようになっている。
遊技動作データ読出手段は、所定の条件が成立したとき(選択ボタン42の押下に応じてテスト対象が選択されたとき)に、当該選択されたテスト対象に対応する遊技動作データをメインROM(遊技動作データ記憶手段)202から読み出す手段である。
例えば、遊技動作データ読出手段は、電動チューリップ401aが選択された場合には、当該電動チューリップ401aに対応するデータである始動入賞装置開閉動作データをメインROM202より読み出し、そして、大入賞口401bが選択された場合には、当該電動チューリップ401aに対応するデータである大入賞装置開閉動作データをメインROM202より読み出す。また、LED401cが選択された場合には、当該LED401cに対応するデータであるランプデータをメインROM202より読み出す。
遊技動作テスト手段は、遊技動作データ読出手段により遊技動作データが読み出されたときに、当該読み出された遊技動作データに対応する遊技装置に対して、当該遊技動作データに応じた演出動作を行わせる制御を行う手段である。
例えば、始動入賞装置開閉動作データが読み出された場合には、可動部材ソレノイド71Sを駆動制御することにより、始動入賞装置18に対して、当該始動入賞装置開閉動作データに応じた開閉動作を行わせる。また、大入賞装置開閉動作データが読み出された場合には、大入賞装置ソレノイド72Sを駆動制御することにより、大入賞装置15に対して、当該大入賞装置開閉動作データに応じた開閉動作を行わせる。また、ランプデータが読み出された場合には、ランプ制御回路207を制御することにより、特別図柄表示器24に対して、当該ランプデータに応じた点灯表示を行わせる。
また、本実施の形態においては、遊技動作テスト手段によって遊技装置の演出動作の制御が行われる場合には、当該遊技装置が正常に動作する様子が、後述する対比表示制御手段によって、演出画像として液晶表示装置21に表示されるようになっている。
これによれば、特別な技術を有していなくとも、遊技動作データに応じて演出動作する遊技装置と、当該液晶表示装置21に表示される演出画像との演出の差違を点検するのみで、信頼性テストを行うことが可能となる。これにより、熟練していない作業者であっても、信頼性テストの時間を短縮させることができる。
上述した各手段の機能をそれぞれ実現するためのプログラムがメインROM202に格納されており、メインCPU201が、これら各プログラムをメインROM202からローディングするとともに演算結果をメインRAM203へ更新記憶して実行することにより、上述した各手段の機能を実現するようになっている。勿論、上述した各手段は、専用のハードウェアで構成するようにしても良い。
さらに、コマンド送信手段であるメインCPU201は、生成した各種のコマンド(変動表示パターンコマンド、停止図柄コマンド、テストモードコマンド、テストモード終了コマンド、実施項目カウンタコマンド、テスト対象カウンタコマンド、実施項目選択コマンド、テスト対象選択コマンド等)を副制御回路300のサブCPU301に送信することにより、当該遊技における演出を実行させている。
そして、本実施の形態では、上記各種のコマンド(変動表示パターンコマンドや停止図柄コマンド等)に基づいて、液晶表示装置21などによる表示の演出、スピーカ6a,6bなどの音出力手段による音の演出、およびランプあるいはLEDなど発光手段による光の演出等が行われる。
主制御回路200のI/Oポート(図示せず)には、通過ゲート13の内側に設けられ、遊技球が通過するのを検出するセンサである通過ゲートスイッチ19Sa、始動入賞装置18に設けられ、当該始動入賞装置18に入賞した遊技球を検出するセンサである始動入賞装置スイッチ19aが接続されている。
また、I/Oポートには、大入賞装置15内の通過領域に設けられ、当該通過領域を通過する遊技球を検出するセンサである大入賞装置スイッチ19Se、一般入賞装置12へ入賞した遊技球を検出するセンサである一般入賞装置スイッチ19Sb、およびメインRAM203に記憶されている各種データを消去するためのバックアップクリアスイッチ74Sが接続されている。
さらに、I/Oポートには、次の各構成要素が接続されている。すなわち、始動入賞装置18の可変翼18a,18bを駆動する可動部材ソレノイド71S、大入賞装置15の扉15aを開閉する大入賞装置ソレノイド72Sなどのアクチュエータが接続されている。
ここで、上記各センサが遊技球を検出すると、その検出信号は主制御回路200のメインCPU201に入力されるので、メインCPU201は、その入力される検出信号に応じて、上記各アクチュエータ71S、72Sをそれぞれ駆動制御する。
主制御回路200のコマンド出力ポート206からは、副制御回路300、払出制御回路70a、および発射制御回路70bに対してそれぞれ制御指令(コマンド)が送信される。
この制御指令(コマンド)を受信した副制御回路300のサブCPU301によって液晶表示装置21、スピーカ6a,6b、装飾ランプ39aの動作が制御されるとともに、この制御指令(コマンド)を受信した払出制御回路70aおよび発射制御回路70bによって、払出装置82および発射装置90の動作が制御される。
払出制御回路70aには賞球や貸球等を払出す払出装置82が接続されている。払出制御回路70aは、一般入賞装置12、始動入賞装置18、大入賞装置15などに遊技球が入球したことを条件として主制御回路200から出力される払出指令信号に応じて払出装置82を駆動制御する。これにより、所定数の遊技球が賞球として第1排出口55より払い出される。また、払出制御回路70aは、カードユニット81から出力される貸出指令信号に応じて払出装置82を駆動制御することで、所定数の遊技球を貸球として第1排出口55より払い出させている。
発射制御回路70bには遊技球を遊技領域2aに向けて発射する発射装置90が接続されている。また、発射制御回路70bは、発射ハンドル7の回動操作に応じて発射ソレノイドを駆動制御することにより、発射装置90から遊技球を発射させる。
また、ランプ制御回路207には、特別図柄表示器24、普通図柄表示器25a,25b、普通図柄通過記憶表示器23、特別図柄始動記憶表示器22等のLEDが電気的に接続されている。ランプ制御回路207は、メインCPU201の制御に基づき、上記LEDの表示制御を行う。
次に、副制御回路300の構成について説明する。副制御回路300には、サブCPU301、プログラムROM302、ワークRAM303、コマンド入力ポート(図示せず)、画像制御回路305、音声制御回路306、およびランプ制御回路307が備えられている。
プログラムROM302には、サブCPU301が、主制御回路200から出力される各種コマンドに基づいて画像制御回路305を処理制御するための制御プログラム(演出データ)、音声制御回路306を処理制御するための制御プログラム、ランプ制御回路307を処理制御するための制御プログラム、複数種類の報知態様に関するデータなどが格納されている。
さらに、プログラムROM302は、メインCPU(遊技動作データ読出手段)201により読み出された遊技動作データに対応する遊技装置の正常な動作を示す確認用データが記憶される記憶媒体でもある。
例えば、プログラムROM302は、大入賞装置15の正常な開閉動作を示す大入賞装置開閉確認用データ、始動入賞装置18の正常な開閉動作を示す始動入賞装置開閉確認用データ、特別図柄表示器24の正常な点灯表示を示すランプ点灯確認用データ等を、確認用データとして記憶している。
また、大入賞装置開閉確認用データ、始動入賞装置開閉確認用データ、ランプ点灯確認用データは、それぞれ、上述した大入賞装置開閉動作データ、始動入賞装置開閉動作データ、ランプデータ、に対応して記憶されている。
ワークRAM303は、サブCPU301が上記制御プログラムに従って処理制御を行う際の一時的な記憶手段となるものであり、メインCPU201から送信されたコマンド等を記憶する受信バッファ領域(図示せず)と、処理制御するのに必要なデータなどを記憶する作業領域(図示せず)とが割り当てられている。
サブCPU301は、コマンド入力ポートを介して主制御回路200から受信したコマンドを抽選し、その抽選結果に従って画像制御回路305,音声制御回路306,ランプ制御回路307等の制御を行う。
また、サブCPU301は、確認用データ読出手段、対比表示制御手段、制御履歴記憶手段、制御履歴選択手段、制御履歴表示制御手段、表示制御手段の機能を有している。
確認用データ読出手段は、メインCPU(遊技動作データ読出手段)201により遊技動作データが読み出されたときに、当該遊技動作データに対応する遊技装置の正常な動作を示す確認用データをプログラムROM(記憶媒体)302から読み出す手段である。
例えば、確認用データ読出手段は、メインCPU201により始動入賞装置開閉動作データが読み出された場合(すなわち、テスト対象選択コマンドの示すテスト対象カウンタの値が”0”である場合)には、始動入賞装置開閉確認用データを読み出し、また、メインCPU201により大入賞装置開閉動作データが読み出された場合(すなわち、テスト対象選択コマンドの示すテスト対象カウンタの値が”1”である場合)には、大入賞装置開閉確認用データを読み出し、そして、メインCPU201によりランプデータが読み出された場合(すなわち、テスト対象選択コマンドの示すテスト対象カウンタの値が”2”である場合)には、ランプ点灯確認用データを読み出すようになっている。
対比表示制御手段は、メインCPU(遊技動作テスト手段)201により遊技装置の演出動作の制御が行われているときに、当該遊技装置が上記確認用データ読出手段により読み出された確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す演出画像を液晶表示装置21に表示させる制御を行う手段である。
具体的には、対比表示制御手段は、メインCPU201からテスト対象選択コマンドが送信された場合、メインCPU(遊技動作テスト手段)201により演出動作の制御が行われる遊技装置が、当該テスト対象選択コマンドに応じて読み出された確認用データ、に応じた演出動作を行う様子を示す演出画像を液晶表示装置21に表示させる制御を行っている。
例えば、対比表示制御手段は、テスト対象選択コマンドの受信に応じて始動入賞装置開閉確認用データが読み出された場合(すなわち、メインCPU(遊技動作テスト手段)201により始動入賞装置18の演出動作の制御が行われる場合)には、後述する画像制御回路305に対して指示制御を行うことにより、始動入賞装置18が、当該始動入賞装置開閉確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す演出画像を液晶表示装置21に表示させる制御を行う(図17乃至図19参照。同図においては、始動入賞装置18を模した演出画像(始動入賞装置画像450)が始動入賞装置開閉確認用データに応じて演出動作を行う様子が、液晶表示装置21に表示されている)。
すなわち、本実施の形態によれば、メインCPU(遊技動作テスト手段)201によって遊技装置の演出動作の制御が行われる場合には、当該遊技装置が正常に動作する様子が、演出画像として液晶表示装置21に表示されるようになっている。
これによれば、特別な技術を有していなくとも、遊技動作データに応じて演出動作する遊技装置と、確認用データに応じて表示される演出画像との演出の差違を点検するのみで、信頼性テストを行うことが可能となる。これにより、熟練していない作業者であっても、信頼性テストの時間を短縮させることができる。
制御履歴記憶手段は、上記対比表示制御手段の制御履歴を、所定の記憶領域(例えば、ワークRAM303の制御履歴記憶領域)に記憶する手段である。
具体的には、制御履歴記憶手段は、対比表示制御手段により遊技装置を模した演出画像(例えば、始動入賞装置画像450等)の表示制御が行われる場合には、当該表示制御が行われる旨を示す情報と、当該制御が行われる日時とを制御履歴としてワークRAM303の制御履歴記憶領域に記憶する。
制御履歴選択手段は、作業者の操作に応じて、上記制御履歴記憶手段により記憶された制御履歴を選択する制御を行う手段である。
具体的には、制御履歴選択手段は、作業者による選択ボタン42の操作によって検査履歴表示400a(図15)が選択されたときに、上記制御履歴記憶手段により記憶された制御履歴を全て選択する制御を行っている。
制御履歴表示制御手段は、制御履歴選択手段により選択された制御履歴を示す演出画像を、液晶表示装置21に表示させる制御を行う手段である。
具体的には、制御履歴表示制御手段は、上記制御履歴選択手段により制御履歴が選択された場合、当該制御履歴を表示させるための指示制御を画像制御回路305に対して行うことにより、対比表示制御手段の制御履歴を示す演出画像である検査履歴表示画面402を、液晶表示装置21に表示させる(図16(b)参照)。ここで、図16(b)においては、信頼性テストが実施された遊技装置(対比表示制御手段により演出画像として表示された遊技装置)と、当該信頼性テストが実施された時間(遊技装置が表示された時間)とが表示されている。例えば、図16(b)に示す検査履歴表示画面402を参照すると、2006年8月4日の15時30分においては、始動入賞装置(電動チューリップ)18の演出画像(始動入賞装置画像450)が液晶表示装置21に表示された旨、すなわち、2006年8月4日の15時30分に始動入賞装置18の信頼性テストが行われた旨を知ることができる。
このように、本実施の形態によれば、制御履歴表示制御手段は、作業者の操作に応じて、制御履歴選択手段により選択された制御履歴を示す演出画像を、演出表示手段に表示させる制御を行うようになっている。
これによれば、信頼性テストが終了した後においても、当該テストの流れを正確に把握することが可能となる。この場合、例えば、ホールへ納品された後であっても、ホール側にて信頼性テストが正しく行われたか否かをチェックすることができ、少ない労力でより確実に遊技機を点検することが可能となる。
表示制御手段は、液晶表示装置21の表示制御を行う手段である。
たとえば、表示制御手段は、コマンド送信手段であるメインCPU201から変動表示パターンコマンドが送信された場合に、画像制御回路305に対して指示制御を行うことにより、当該変動表示パターンコマンドに応じた装飾図柄の変動表示制御や、その他の演出画像の表示制御等を行っている。また、装飾図柄の変動表示の後には、当該装飾図柄を、メインCPU201から送信された停止図柄コマンドが示す停止態様に応じて停止表示させるための指示制御を画像制御回路305に対して行っている。この場合、液晶表示装置21の装飾図柄表示領域においては、変動表示パターンコマンドに応じた装飾図柄の変動表示が行われた後に、停止図柄コマンドが示す停止態様に応じた停止態様が停止表示される。
画像制御回路305は、サブCPU301からの指示(ワークRAM303の所定の作業領域にセットされた演出データに基づいた指示)に応じて、表示領域21aに装飾図柄の変動表示などの表示を実行するものであり、各種画像データを記憶する画像データROM305bと、サブCPU301からの制御に応じて対応する画像データを画像データROM305bから抽出し、抽出したその画像データを基にして装飾図柄の変動表示や演出画像の表示などを実行するためのデータを生成するVDP(Video Display Processor)305aと、VDP305aにより生成された表示画像データをアナログ信号に変換するD/A変換回路(D/Aコンバータ)305dとを具備する。
また、画像データROM305bには、液晶表示装置21に画像を表示させるための画像データが記憶されている。なお、各画像データには、表示領域21aに各画像データを表示させるために必要な複数の画素データ(ドット単位のデータ)が含まれている。
ここで、VDP305aには、2つのバッファ領域が設けられたVRAM305cが接続されている。VDP305aは、所定時間(例えば、1/30秒)ごとに送信されるサブCPU301からの指示に基づいて、表示領域21aにおける表示を実行するためのデータを生成する際に、以下の処理を行う。VDP305aは、画像データROM305bから、所定の画像データを読み出し、VRAM305cに展開するとともに、VRAM305cから、展開された画像データを読み出す。具体的には、VDP305aは、VRAM305cに設けられた一方のバッファ領域に対して、展開処理を行い、他方のバッファ領域から、既に展開処理が行われた画像データを読み出す。次にVDP305aは、サブCPU301の指示に基づいて、展開処理対象のバッファ領域と、読み出し対象のバッファ領域とを切り換える。そして、VDP305aは、読み出した画像データを、D/A変換回路305dを介して、表示領域21aに表示させる。
なお、本実施の形態では、画像データを展開する記憶装置としてVRAMを使用しているが、これに限られず、他の記憶装置を利用してもよい。たとえば、データを高速で読み書きできるSDRAMを用いてもよい。
音声制御回路306にはスピーカ6a,6bが接続されている。音声制御回路306は、サブCPU301の制御に基づき、音信号を生成する。スピーカ6a,6bは、入力したこの音信号に基づいて音を発生する。
ランプ制御回路307には装飾ランプ39a(装飾ランプとは、遊技機1の各所に備え付けられているランプやLED等の総称である)が接続されている。ランプ制御回路307は、サブCPU301の制御に基づき、信号を生成する。装飾ランプ39aは、入力したこの信号に基づいて点灯表示等を行う。
このように、スピーカ6a,6b、装飾ランプ39aおよび液晶表示装置21は、サブCPU301がセットした(制御プログラム)演出データに基づいて演出を行うようになっている。
なお、遊技機1における各処理は、主制御回路200と副制御回路300とにより制御されているが、主制御回路200は、副制御回路300により制御される処理の全部または一部を処理してもよく、副制御回路300は、主制御回路200により制御される処理の全部または一部を処理してもよい。
次に、本実施の形態に係る遊技機1の主制御回路200による処理の手順について、図4を参照して説明する。
なお、図4(a)は、所定の周期(例えば、2msec)でメイン処理に割り込むように実行されるシステムタイマ割込処理手順を示すフローチャートであり、図4(b)は、本実施の形態に係る遊技機1のメイン処理手順を示すフローチャートである。
最初に、システムタイマ割込処理について、図4(a)を参照しながら説明する。
ステップS100において、メインCPU201は、レジスタに格納されている情報を退避させる。
ステップS110において、メインCPU201は、大当り抽選用乱数値、大当り図柄決定用乱数値、普通当り抽選用乱数値などの値を更新する。
ステップS120において、メインCPU201は、詳細については後述するスイッチ入力検出処理(図5参照)を実行する。当該ステップにおいては、始動入賞装置18に設けられた始動入賞装置スイッチ19a等から入力される検出信号や、テストボタン40から入力される遊技モード変更信号等を検出する処理等が行われる。
ステップS130において、メインCPU201は、変動表示されている特別図柄や装飾図柄の残り変動表示時間、遊技球を受け入れ易い開放状態にある始動入賞装置18の残り開放時間、遊技球を受け入れ易い開放状態にある大入賞装置15の扉15aの残り開放時間、などを更新する。
ステップS140において、メインCPU201は、特別図柄の変動表示の実行や大当りの発生などの遊技情報を、遊技場に設置されているホールコンピュータへ出力する。
ステップS150において、メインCPU201は、可動部材ソレノイド71S、大入賞装置ソレノイド72Sなどのソレノイドを駆動制御する。
また、後述するステップS126−5−21(図10)にて、始動入賞装置開閉動作データに応じた演出動作を始動入賞装置18に対して行わせるための設定が行われた場合、遊技動作テスト手段であるメインCPU201は、当該設定に応じて、可動部材ソレノイド71Sを駆動制御する。
この場合、始動入賞装置18は、ステップS126−5−21にてセットされた始動入賞装置開閉動作データに応じて開閉動作する。
また、後述するステップS126−5−41(図10)にて、大入賞装置開閉動作データに応じた演出動作を大入賞装置15に対して行わせるための設定が行われた場合、遊技動作テスト手段であるメインCPU201は、当該設定に応じて、大入賞装置ソレノイド72Sを駆動制御する。
この場合、大入賞装置15は、ステップS126−5−41にてセットされた大入賞装置開閉動作データに応じて開閉動作する。
ステップS160において、コマンド送信手段であるメインCPU201は、変動表示パターンコマンド、停止図柄コマンド、テストモードコマンド、テストモード終了コマンド、実施項目カウンタコマンド、テスト対象カウンタコマンド、実施項目選択コマンド、テスト対象選択コマンド、その他のコマンド等を副制御回路300へ出力する。
ステップS170において、メインCPU201は、メインRAM203の始動記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている始動記憶の数を特別図柄始動記憶表示器22に表示させるためにランプ制御回路207を制御する。
例えば、始動記憶領域の(“1”〜“4”)に2個の始動記憶が記憶されている場合には、4個の特別図柄始動記憶表示器22のうち2個が点灯される。
さらに、メインCPU201は、メインRAM203の通過記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている通過記憶の数を普通図柄通過記憶表示器23に表示させるためにランプ制御回路207を制御する。
また、メインCPU201は、後述するステップS20にて特別図柄の変動表示パターンや停止態様が決定された場合は、当該変動表示パターンや停止態様を特別図柄表示器24に表示させるために、当該変動表示パターンや停止態様に対応するランプデータをメインROM202から抽出し、当該抽出したランプデータに応じてランプ制御回路207を制御する。これにより、特別図柄表示器24の特別図柄は、ステップS20によって決定された変動表示パターンに基づいて変動表示し、そして、同処理にて決定された停止態様で停止する。
また、メインCPU201は、後述するステップS30にて普通図柄の点滅表示パターンや停止態様が選択された場合は、当該点滅表示パターンや停止態様を普通図柄表示器25a,25bに表示させるためにランプ制御回路207を制御する。これにより、普通図柄表示器25a,25bの普通図柄は、ステップS30によって選択された点滅表示パターンに基づいて点滅表示し、そして、同ステップにて選択された停止態様で停止する。
また、メインCPU201は、球切れや下皿満タンなどのエラーを所定のランプに表示するように指示する制御指令、その他必要な制御指令を副制御回路300へ出力する。
また、後述するステップS126−5−51(図10)にて、ランプデータに応じた演出動作を特別図柄表示器24に対して行わせるための設定が行われた場合、遊技動作テスト手段であるメインCPU201は、当該設定に応じて、ランプ制御回路207を駆動制御する。
この場合、特別図柄表示器24は、ステップS126−5−51にてセットされたランプデータに応じて点灯表示する。
ステップS180において、メインCPU201は、遊技球が入球した入賞装置の種類(一般入賞装置12、大入賞装置15、始動入賞装置18など)に応じて、所定の遊技球を賞球として払い出すように指示する払出指令信号などの制御指令を払出制御回路70aへ出力する。
ステップS190において、メインCPU201は、ステップS100で退避した情報をレジスタに復帰させる。
次に、主制御回路200によるメイン処理について、図4(b)を参照しながら説明する。
ステップS10において、メインCPU201は、遊技機1における各種設定を、前回電源断となった際の設定内容に復帰させるか、若しくは初期化する。
ステップS20において、メインCPU201は、特別図柄に関する各処理を実行する。具体的には、メインCPU201は、始動入賞装置18に遊技球が入賞したことを条件として抽出される大当り抽選用乱数値に基づいて大当りの抽選を行い、この大当り抽選の結果に基づいて、特別図柄表示器24における特別図柄の変動表示パターンを決定する。そして、特別図柄表示器24が当該変動表示パターンに従って変動表示した後に当該特別図柄表示器24に大当り表示態様が表示された場合(すなわち、上記大当り抽選が大当りである場合)、遊技制御手段であるメインCPU201は、大当り遊技状態の制御を行う。なお、上記大当りの抽選をした場合には、始動記憶カウンタから“1”を減算するとともに、始動記憶領域(“1”〜“4”)にそれぞれ記憶されているデータを、それぞれ始動記憶領域(“0”〜“3”)にシフトさせる。
また、遊技動作制御手段であるメインCPU201は、遊技制御手段により大当り遊技状態の制御が行われる場合、当該大当り遊技状態に対応するデータである大入賞装置開閉動作データをメインROM202から抽出し、当該抽出した大入賞装置開閉動作データに応じて大入賞装置ソレノイド72Sを制御することで、大入賞装置15を開放状態としてから閉鎖状態に切り替えるまでの一連のラウンド動作を所定回数(例えば、15回)行わせる。
また、メインCPU201は、特別図柄表示器24における特別図柄の変動表示パターンを決定した場合、当該変動表示パターンを示す変動表示パターンコマンドを生成してセットしている。
この当該変動表示パターンコマンドは、ステップS180にてサブCPU301に出力されるようになっており、そして、この変動表示パターンコマンドを受けたサブCPU301は、当該変動表示パターンコマンドに応じて、装飾図柄の変動表示を行う。
ステップS30において、メインCPU201は、普通図柄に関する各処理を実行する。具体的には、メインCPU201は、通過ゲート13を遊技球が通過したことを条件として抽出される普通当り抽選用乱数値に基づいて普通当り抽選を行い、この普通当り抽選の結果に基づいて、普通図柄表示器25a,25bにおける普通図柄の点滅表示パターンを選択する。そして、普通図柄表示器25a,25bが当該点滅表示パターンに従って点滅表示した後に、当該普通図柄表示器25a,25に「当り」が表示された場合(すなわち、上記普通当り抽選が当りである場合)、遊技動作制御手段であるメインCPU201は、当該当りに対応する始動入賞装置開閉動作データをメインROM202から抽出し、当該抽出した始動入賞装置開閉動作データに応じて始動入賞装置18の開放制御を行い、通過記憶カウンタから“1”を減算するとともに、通過記憶領域(“1”〜“4”)にそれぞれ記憶されているデータを、それぞれ通過記憶領域(“0”〜“3”)にシフトさせる。
ステップS40において、メインCPU201は、メイン処理にて用いられた乱数などの値を更新する。
なお、メインCPU201は、上述のステップS20からステップS40までの処理を繰り返し行う。
次に、上記ステップS120のスイッチ入力検出処理について、図5を参照しながら説明する。なお、図5は本実施の形態に係るスイッチ入力検出処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS121において、メインCPU201は、始動入賞装置スイッチ19a、大入賞装置スイッチ19Se、一般入賞装置スイッチ19Sb、通過ゲートスイッチ19Sa、テストボタン40、選択ボタン42、およびカーソル移動ボタン43などにより入力された信号をI/Oポートを介して検出する。
ステップS122において、メインCPU201は、ステップS121にて検出した検出信号の内容に応じて、次の(1)または(2)の処理を実行する。
(1)メインCPU201は、ステップS121にて大入賞装置スイッチ19Seからの検出信号を検出した場合は、大入賞装置入賞カウンタの値に“1”を加算する。
(2)メインCPU201は、ステップS121にて始動入賞装置18内に設けられた始動入賞装置スイッチ19aからの検出信号を検出した場合は、始動記憶カウンタの値を確認する。そして、この始動記憶カウンタの値が例えば4以下の場合には、始動記憶カウンタの値に“1”を加算するとともに、乱数抽選により大当り抽選用乱数値と大当り図柄決定用乱数値とを抽出し、当該大当り抽選用乱数値と大当り図柄決定用乱数値とを始動記憶として、メインRAM203の始動記憶領域(“0”〜“4”)のうち空いている領域に記憶する。
ステップS123において、メインCPU201は、普通図柄関連スイッチチェック処理を行う。以下、普通図柄関連スイッチチェック処理について具体的に説明する。
メインCPU201は、ステップS121にて通過ゲートスイッチ19Saから出力された検出信号を検出した場合、通過記憶カウンタの値を確認する。そして、この通過記憶カウンタの値が例えば4以下の場合には、通過記憶カウンタの値に“1”を加算するとともに、乱数抽選により普通当り抽選用乱数値を抽出し、当該普通当り抽選用乱数値を通過記憶として、メインRAM203の通過記憶領域(“0”〜“4”)のうち空いている領域に記憶する。
なお、通過記憶カウンタの値が0のときは、普通図柄表示器25a,25bにおいて普通図柄の点滅表示が行われておらず、且つ、通過記憶の数が0の状態である。通過記憶カウンタの値が1のときは、普通図柄表示器25a,25bにおいて普通図柄の点滅表示が行われており、且つ、通過記憶の数が0の状態となる。また、当該カウンタの値が5のときは、普通図柄の点滅表示が行われており、且つ、通過記憶の数が4である旨が普通図柄通過記憶表示器23に表示される状態である(すなわち、普通図柄通過記憶表示器23には、通過記憶カウンタから「1」を減算した値が表示される)。
次に、上記ステップS124のテストボタンチェック処理について、図6を参照しながら説明する。なお、図6は本実施の形態に係るテストボタンチェック処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS124−1において、メインCPU201は、ステップS121(図5)にて、テストボタン40から入力される信号である遊技モード変更信号を検出したか否かを確認する。また、メインCPU201は、遊技モード変更信号を検出した場合には、遊技モードを信頼性テストを実施可能なテストモードに移行させるためにステップS124−2の処理に移る。一方、遊技モード変更信号を検出していない場合には、テストボタンチェック処理を終了する。
ステップS124−2において、メインCPU201は、モードフラグに通常モードを示す値(01)がセットされているか否か(すなわち、信頼性テストが行われることのないモードであるか否か)を確認する。そして、メインCPU201は、モードフラグに通常モードを示す値(01)がセットされている場合(すなわち、信頼性テストが行われることのないモードである場合)には、信頼性テストを開始させるためにステップS124−3の処理に移る。一方、モードフラグに通常モードを示す値(01)がセットされていない場合(すなわち、信頼性テストが行われるモードである場合)には、信頼性テストを終了させるためにステップS124−4の処理に移る。
ステップS124−3において、メインCPU201は、テストモード開始フラグをONにする。これにより、後述するテストモード制御処理(図11)にて、遊技モードを、信頼性テストを実施可能なテストモードに移行させるための処理が行われる。
ステップS124−4において、メインCPU201は、テストモード終了フラグをONにする。これにより、後述するテストモード制御処理(図11)にて、遊技モードを、信頼性テストが実施されることのない通常モードに移行させるための処理が行われる。
次に、上記ステップS125のカーソル移動ボタンチェック処理について、図7を参照しながら説明する。なお、図7は本実施の形態に係るカーソル移動ボタンチェック処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS125−1において、メインCPU201は、ステップS121(図5)にて、カーソル移動ボタン43から入力される信号であるカーソル移動信号を検出したか否かを確認する。また、メインCPU201は、カーソル移動信号を検出した場合には、液晶表示装置21に表示されているカーソル410(図15,図16)を移動させるためにステップS124−2の処理に移る。一方、カーソル移動信号を検出していない場合には、カーソル移動ボタンチェック処理を終了する。
ステップS125−2において、メインCPU201は、実施項目選択モードフラグがONになっているか否か(すなわち、液晶表示装置21に、検査履歴表示400a、信頼性テスト400b等の実施項目を選択可能なメンテナンス画面400(図15)が表示されるモードであるか否か)を確認する。そして、メインCPU201は、実施項目選択モードフラグがONになっている場合には、メンテナンス画面400におけるカーソル410の示す実施項目を変更させて、選択ボタン42の押下により選択される実施項目を変更させるためにステップS125−3の処理に移る。一方、実施項目選択モードフラグがONになっていない場合には、ステップS125−7の処理に移る。
ステップS125−3において、メインCPU201は、実施項目カウンタに”1”を加算する。これにより、選択ボタン42の押下により選択される実施項目が変更される。
例えば、本ステップにより実施項目カウンタが”1”になった場合には、選択ボタン42の押下により選択される実施項目が、検査履歴表示400aから信頼性テスト400bに変更される。
ステップS125−4において、メインCPU201は、実施項目カウンタの値が”2”以上であるか否かを確認する。そして、メインCPU201は、実施項目カウンタの値が”2”以上である場合には、選択ボタン42の押下により選択される実施項目を調整するために、ステップS125−5の処理に移る。一方、実施項目カウンタの値が”2”以上でない場合には、ステップS125−6の処理に移る。
ステップS125−5において、メインCPU201は、実施項目カウンタに”0”をセットする。これにより、選択ボタン42の押下により選択される実施項目が検査履歴表示400aに調整される。
ステップS125−6において、メインCPU201は、実施項目カウンタの値を示す実施項目カウンタコマンドを生成してセットする。
ここで、本実施の形態においては、実施項目カウンタコマンドが副制御回路300に送信されることにより、当該実施項目カウンタコマンドの示す実施項目カウンタの値に応じて、メンテナンス画面400におけるカーソル410が移動する。すなわち、当該カーソル410が、選択ボタン42の押下により選択される実施項目を示す位置に移動する。
ステップS125−7において、メインCPU201は、テスト対象選択モードフラグがONになっているか否か(すなわち、液晶表示装置21に、電動チューリップ401a、大入賞口401b、LED401c等のテスト対象を選択可能なテスト対象選択メニュー401(図16)が表示されるモードであるか否か)を確認する。そして、メインCPU201は、テスト対象選択モードフラグがONになっている場合には、テスト対象選択メニュー401におけるカーソル410の示すテスト対象を変更させて、選択ボタン42の押下により選択されるテスト対象を変更させるためにステップS125−8の処理に移る。一方、テスト対象選択モードフラグがONになっていない場合には、カーソル移動ボタンチェック処理を終了する。
ステップS125−8において、メインCPU201は、テスト対象カウンタに”1”を加算する。これにより、選択ボタン42の押下により選択されるテスト対象が変更される。
例えば、本ステップによりテスト対象カウンタが”1”になった場合には、選択ボタン42の押下により選択されるテスト対象が、電動チューリップ401aから大入賞口401bに変更される。
ステップS125−9において、メインCPU201は、テスト対象選択カウンタの値が”3”以上であるか否かを確認する。そして、メインCPU201は、テスト対象選択カウンタの値が”3”以上である場合には、選択ボタン42の押下により選択されるテスト対象を調整するために、ステップS125−10の処理に移る。一方、テスト対象選択カウンタの値が”3”以上でない場合には、ステップS125−11の処理に移る。
ステップS125−10において、メインCPU201は、テスト対象選択カウンタに”0”をセットする。これにより、選択ボタン42の押下により選択されるテスト対象が電動チューリップ401aに調整される。
ステップS125−11において、メインCPU201は、テスト対象カウンタの値を示すテスト対象カウンタコマンドを生成してセットする。
ここで、本実施の形態においては、テスト対象カウンタコマンドが副制御回路300に送信されることにより、当該テスト対象カウンタコマンドに応じて、テスト対象選択メニュー401におけるカーソル410が移動する。すなわち、当該カーソル410が、選択ボタン42の押下により選択されるテスト対象を示す位置に移動する。
次に、上記ステップS126の選択ボタンチェックチェック処理について、図8を参照しながら説明する。なお、図8は本実施の形態に係る選択ボタンチェック処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS126−1において、メインCPU201は、ステップS121(図5)にて、選択ボタン42から入力される信号である選択信号を検出したか否かを確認する。また、メインCPU201は、選択信号を検出した場合には、カーソル410の示す対象を選択させるためにステップS126−2の処理に移る。一方、選択信号を検出していない場合には、選択ボタンチェック処理を終了する。
ステップS126−2において、メインCPU201は、実施項目選択モードフラグがONになっているか否か(すなわち、液晶表示装置21に、検査履歴表示400a、信頼性テスト400b等の実施項目を選択可能なメンテナンス画面400(図15)が表示されるモードであるか否か)を確認する。そして、メインCPU201は、実施項目選択モードフラグがONになっている場合には、メンテナンス画面400におけるカーソル410の示す実施項目を選択させるためにステップS126−3の処理に移る。一方、実施項目選択モードフラグがONになっていない場合には、ステップS126−4の処理に移る。
ステップS126−3において、メインCPU201は、メンテナンス画面400におけるカーソル410の示す実施項目を選択するために、詳細については後述する実施項目選択処理(図9)を実行する。
ステップS126−4において、メインCPU201は、テスト対象選択モードフラグがONになっているか否か(すなわち、液晶表示装置21に、電動チューリップ401a、大入賞口401b、LED401c等のテスト対象を選択可能なテスト対象選択メニュー401(図16(a))が表示されるモードであるか否か)を確認する。そして、メインCPU201は、テスト対象選択モードフラグがONになっている場合には、テスト対象選択メニュー401におけるカーソル410の示すテスト対象を選択させるためにステップS126−5の処理に移る。一方、テスト対象選択モードフラグがONになっていない場合には、選択ボタンチェック処理を終了する。
ステップS126−5において、メインCPU201は、テスト対象選択メニュー401におけるカーソル410の示すテスト対象を選択するために、詳細については後述するテスト対象選択処理(図10)を実行する。
次に、上記ステップS126−3の実施項目選択処理について、図9を参照しながら説明する。なお、図9は本実施の形態に係る実施項目選択処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS126−3−1において、メインCPU201は、実施項目カウンタの値が”0”であるか否かを確認する。そして、メインCPU201は、実施項目カウンタの値が”0”である場合には、対比表示制御手段の制御履歴を表示させるために、ステップS126−3−2の処理に移る。一方、実施項目カウンタの値が”0”でない場合には、ステップS126−3−3の処理に移る。
ステップS126−3−2において、メインCPU201は、検査履歴表示400a、信頼性テスト400b等の実施項目を選択可能なモードを終了させるために、実施項目選択モードフラグをOFFにする。
ステップS126−3−3において、メインCPU201は、検査履歴表示400a、信頼性テスト400b等の実施項目を選択可能なモードを終了させるために、実施項目選択モードフラグをOFFにする。
ステップS126−3−4において、メインCPU201は、電動チューリップ401a、大入賞口401b、LED401c等のテスト対象を選択可能なモードを開始させるために、テスト対象選択モードフラグをONにする。
ステップS126−3−5において、メインCPU201は、実施項目カウンタの値を示す実施項目選択コマンドを生成してセットする。
ここで、本実施の形態においては、実施項目選択コマンドが副制御回路300に送信されることにより、当該実施項目選択コマンドの示す実施項目カウンタの値に応じた画像が液晶表示装置21に表示される。例えば、実施項目選択コマンドの示す実施項目カウンタの値が”0”である場合には、対比表示制御手段の制御履歴、すなわち、検査履歴表示画面402(図16(b))が液晶表示装置21に表示され、一方、実施項目選択コマンドの示す実施項目カウンタの値が”1”である場合には、テスト対象選択メニュー401が液晶表示装置21に表示される。
ステップS126−3−6において、メインCPU201は、実施項目カウンタに”0”をセットする。
次に、上記ステップS126−5のテスト対象選択処理について、図10を参照しながら説明する。なお、図10は本実施の形態に係るテスト対象選択処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS126−5−1において、メインCPU201は、テスト対象カウンタの値が”0”であるか否かを確認する。そして、メインCPU201は、テスト対象カウンタの値が”0”である場合には、電動チューリップ401aを選択するために、ステップS126−5−2の処理に移る。一方、テスト対象カウンタの値が”0”でない場合には、ステップS126−5−3の処理に移る。
ステップS126−5−2において、遊技動作データ読出手段であるメインCPU201は、電動チューリップ401aに対応するデータである始動入賞装置開閉動作データをメインROM202より読み出す。
ステップS126−5−21において、遊技動作テスト手段であるメインCPU201は、ステップS126−5−2にて読み出された始動入賞装置開閉動作データに応じた演出動作を、始動入賞装置18に対して行わせるための設定を行う。
ここで、当該設定が行われることにより、ステップS150において、始動入賞装置18が、上記始動入賞装置開閉動作データに応じて開閉動作する。
ステップS126−5−3において、メインCPU201は、テスト対象カウンタの値が”1”であるか否かを確認する。そして、メインCPU201は、テスト対象カウンタの値が”1”である場合には、大入賞口401bを選択するために、ステップS126−5−4の処理に移る。一方、テスト対象カウンタの値が”1”でない場合には、ステップS126−5−5の処理に移る。
ステップS126−5−4において、遊技動作データ読出手段であるメインCPU201は、大入賞口401bに対応するデータである大入賞装置開閉動作データをメインROM202より読み出す。
ステップS126−5−41において、遊技動作テスト手段であるメインCPU201は、ステップS126−5−4にて読み出された大入賞装置開閉動作データに応じた演出動作を、大入賞装置15に対して行わせるための設定を行う。
ここで、当該設定が行われることにより、ステップS150において、大入賞装置15が、上記大入賞装置開閉動作データに応じて開閉動作する。
ステップS126−5−5において、遊技動作データ読出手段であるメインCPU201は、LED401cに対応するデータであるランプデータをメインROM202より読み出す。
ステップS126−5−51において、遊技動作テスト手段であるメインCPU201は、ステップS126−5−5にて読み出されたランプデータに応じた演出動作を、特別図柄表示器24に対して行わせるための設定を行う。
ここで、当該設定が行われることにより、ステップS170において、特別図柄表示器24が、上記ランプデータに応じて点灯表示する。
ステップS126−5−6において、メインCPU201は、テスト対象カウンタの値を示すテスト対象選択コマンドを生成してセットする。
ここで、本実施の形態においては、テスト対象選択コマンドが副制御回路300に送信されることにより、当該テスト対象選択コマンドの示すテスト対象カウンタの値に応じた画像が液晶表示装置21に表示される。例えば、テスト対象選択コマンドの示すテスト対象カウンタの値が”0”である場合には、始動入賞装置画像450が液晶表示装置21に表示され、一方、テスト対象選択コマンドの示すテスト対象カウンタの値が”1”である場合には、大入賞装置15を模した演出画像が液晶表示装置21に表示される。
ステップS126−5−7において、メインCPU201は、テスト対象カウンタに”0”をセットする。
次に、上記ステップS15のテストモード制御処理について、図11を参照しながら説明する。なお、図11は本実施の形態に係るテストモード制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS15−2において、メインCPU201は、テストモード開始フラグがONであるか否かを確認する。そして、メインCPU201は、テストモード開始フラグがONである場合には、遊技モードを信頼性テストを実施可能なテストモードに移行させるために、ステップS15−3の処理に移る。一方、テストモード開始フラグがONでない場合には、ステップS15−7の処理に移る。
ステップS15−3において、メインCPU201は、遊技機1における各種設定を、前回電源断となった際の設定内容に復帰させるか、若しくは初期化する。
ステップS15−4において、メインCPU201は、モードフラグにテストモードを示す値(02)をセットして、遊技モードをテストモードに移行させる。これにより、始動入賞装置18や大入賞装置15等の信頼性テストを実施可能となる。
ステップS15−5において、メインCPU201は、液晶表示装置21にメンテナンス画面400が表示される旨を示す実施項目選択モードフラグをONにする。
ステップS15−6において、メインCPU201は、液晶表示装置21にメンテナンス画面400を表示させるために、テストモードコマンドをセットする。
ここで、本実施の形態においては、テストモードコマンドが副制御回路300に送信されることにより、当該テストモードコマンドに応じて、メンテナンス画面400が液晶表示装置21に表示される。
ステップS15−6−1において、メインCPU201は、テストモード開始フラグをOFFにする。
ステップS15−7において、メインCPU201は、テストモード終了フラグがONとなっているか否かを確認する。そして、メインCPU201は、テストモード終了フラグがONとなっている場合には、テストモードを終了させるためにステップS15−8の処理に移る。一方、テストモード終了フラグがONとなっていない場合には、テストモード制御処理を終了する。
ステップS15−8において、メインCPU201は、モードフラグに通常モードを示す値(00)をセットして、遊技モードを、信頼性テストが実施されることのない通常モードに移行させる。
ステップS15−9において、メインCPU201は、実施項目選択モードフラグおよびテスト対象選択モードフラグをOFFにする。
ステップS15−10において、メインCPU201は、テストモードに関連する表示を終了させるために、テストモード終了コマンドをセットする。
ここで、本実施の形態においては、テストモード終了コマンドが副制御回路300に送信されることにより、当該テストモード終了コマンドに応じて、テストモードに関連する表示(例えば、メンテナンス画面400、テスト対象選択メニュー401、検査履歴表示画面402、始動入賞装置画像450等の表示)が終了する。
次に、副制御回路300によるメイン処理、および主制御回路200からのコマンドを受信したことを契機としてメイン処理に割込むように実行されるコマンド受信割込処理について説明する。図12は本実施の形態に係るコマンド受信割込処理の処理手順を示すフローチャートであり、図13は本実施の形態に係る遊技機の副制御回路によるメイン処理の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、コマンド受信割込処理について、図12を参照して説明する。このコマンド受信割込処理は、副制御回路300が主制御回路200からコマンドを受信する毎に発生するようになっている。
ステップS201において、サブCPU301は、現在実行中のプロセス(後述するメイン処理)を中断するために、レジスタに格納されている情報を退避させる。
ステップS202において、サブCPU301は、コマンド入力ポート304を介して受信したメインCPU201からのコマンド(例えば、変動表示パターンコマンド、停止図柄コマンド、テストモードコマンド、テストモード終了コマンド、実施項目カウンタコマンド、テスト対象カウンタコマンド、実施項目選択コマンド、テスト対象選択コマンド等)を、ワークRAM303の受信バッファ領域へ格納する。
ステップS203において、サブCPU301は、ステップS201で退避させた情報をレジスタに復帰させる。これにより、中断されているプロセスは再開可能となる。
次に、本実施の形態の副制御回路300のメイン処理について、図13を参照しながら説明する。
ステップS210において、サブCPU301は、各種設定を初期化する初期化処理を実行する。
ステップS220において、サブCPU301は、メイン処理にて用いられた乱数などの値を更新する。
ステップS230において、サブCPU301は、詳細については後述するコマンド解析処理(図14参照)を行う。ここでは、主に、ステップS202にて受信バッファ領域に格納されたコマンドを読み出し、読み出したコマンドに応じた演出データをセットする処理が行われる。
ステップS240において、サブCPU301は、後述するコマンド解析処理(図14)等においてセットした演出データを確認し、当該セットされた演出データに基づいて画像表示制御処理を実行する。
例えば、サブCPU301は、ステップS220−4(図14)において変動表示パターンコマンドに対応する演出データがセットされた場合、セットされた演出データに含まれる態様に従った装飾図柄の変動表示を行うように、VDP305aに指示するためのデータを経時的に変化させる。VDP305aが所定時間ごとに送信される上記指示を実行することにより、液晶表示装置21の装飾図柄表示領域において、変動表示時間の間、セットされた演出データに応じた装飾図柄の変動表示が行われる。
また、ステップS220−18(図14)において、確認用データがセットされた場合には、当該確認用データ応じてVDP305aに指示するためのデータを経時的に変化させる。VDP305aが所定時間ごとに送信される上記指示を実行することにより、液晶表示装置21において、当該確認用データの示す遊技装置が、当該確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す演出画像が液晶表示装置21に表示される。
例えば、対比表示制御手段であるサブCPU301は、ステップS220−18においてセットされた確認用データが、始動入賞装置開閉確認用データである場合には、当該確認用データ応じてVDP305aに指示するためのデータを経時的に変化させることにより、始動入賞装置画像450が、上記始動入賞装置開閉確認用データに応じて演出動作を行う様子が、液晶表示装置21に表示される。
ここで、本実施の形態において、対比表示制御手段による確認用データの表示制御は、メインCPU(遊技動作テスト手段)201による遊技装置の演出動作の制御と同じタイミングで行われる。
これによれば、図17乃至図19に示すように、遊技動作データに応じて演出動作する遊技装置と、当該遊技装置の正しい動作を示す確認用データに応じて表示される演出画像とを見比べることによって、信頼性テストを行うことが可能となる。
ここで、例えば、始動入賞装置18の信頼性テストを実施する場合、図18(a),(b)に示すように、始動入賞装置開閉動作データに応じて演出動作する始動入賞装置18と、当該始動入賞装置開閉確認用データに応じて表示される始動入賞装置画像450との動作が一致すれば、当該始動入賞装置18に関する制御系や始動入賞装置開閉動作データが正常であると判断することができる。一方、図19(a),(b)に示すように、始動入賞装置開閉動作データに応じて演出動作する始動入賞装置18と、当該始動入賞装置開閉確認用データに応じて表示される始動入賞装置画像450との動作が一致しない場合、当該始動入賞装置18に関する制御系もしくは始動入賞装置開閉動作データが正常ではないと判断することができる。
これによれば、特別な技術を有していなくとも、遊技動作データに応じて演出動作する遊技装置と、液晶表示装置21に表示される演出画像との演出の差違を点検するのみで、信頼性テストを行うことが可能となる。これにより、熟練していない作業者であっても、信頼性テストの時間を短縮させることができる。
また、本実施の形態によれば、対比表示制御手段は、信頼性テストが実施される遊技装置の正しい動作を示す演出画像を、当該遊技装置の近傍に表示させるようになっている(図17乃至図19参照。同図においては、始動入賞装置画像450が、信頼性テストが実施される始動入賞装置18の左側に表示されている)。
これによれば、遊技装置の動作と、対比表示制御手段により表示される演出画像とを容易に比較することができ、信頼性テストの実施が容易となる。但し、本発明はこれに限られず、対比表示制御手段の表示させる演出画像が、信頼性テストが実施される遊技装置から離れた位置に表示されるようになっていてもよい。
ステップS240において、サブCPU301は、音声制御処理を実行する。
具体的には、音声制御処理においてサブCPU301は、ステップS220(図14)でセットした演出データに、音声に関する演出データが含まれているか否かを確認する。確認の結果、音声に関する演出データが含まれている場合には、当該演出データ(以下、「音声演出データ」という)を音声制御回路306に送る。音声制御回路306は、音声演出データに基づいて、スピーカ6a,6bに、例えば、所定の遊技状態を遊技者に報知するための音信号を出力させる。
ステップS250において、サブCPU301は、ランプ制御処理を実行する。
具体的には、ランプ制御処理においてサブCPU301は、ステップS220(図14)でセットした演出データに、ランプやLEDに関する演出データが含まれているか否かを確認する。確認の結果、ランプやLEDに関する演出データが含まれている場合には、当該演出データ(以下、「ランプ演出データ」という)をランプ制御回路307に送る。ランプ制御回路307は、ランプ演出データに基づいて、装飾ランプ39aに、例えば、所定の点灯・消灯パターンに従った点灯・消灯を行わせる。
このメイン処理においては、上述したステップS220からステップS250までの処理が繰り返し行われる。
次に、上記ステップS220のコマンド解析処理について、図14を参照しながら説明する。なお、図14は、コマンド解析処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS220−1において、サブCPU301は、受信バッファにコマンドが記憶されているか否かを判断する。この判断の結果、受信バッファにコマンドが記憶されている場合にはステップS220−2の処理に移る。一方、受信バッファにコマンドが記憶されていない場合は、このコマンド解析処理を終了する。
ステップS220−2において、サブCPU301は、その受信バッファからコマンドを読み出す。
ステップS220−3において、サブCPU301は、この読み出したコマンドは変動表示パターンコマンドであるか否かを判断する。この判断の結果、変動表示パターンコマンドである場合にはステップS220−4の処理に移る。一方、変動表示パターンコマンドでない場合(その他のコマンドである場合)はステップS220−5の処理に移る。
ステップS220−4において、表示制御手段であるサブCPU301は、読み出した変動表示パターンコマンドに対応する演出データをワークRAM303の作業領域にセットする。これにより、表示制御処理(図13)にて、変動表示パターンコマンドに対応する装飾図柄の変動表示が行われた後に、後述するステップS220−19にて停止図柄コマンドを基に決定された停止態様が停止表示される。
ステップS220−5において、サブCPU301は、この読み出したコマンドはテストモードコマンドであるか否かを判断する。この判断の結果、テストモードコマンドである場合にはステップS220−6の処理に移る。一方、テストモードコマンドでない場合(その他のコマンドである場合)はステップS220−8の処理に移る。
ステップS220−6において、サブCPU301は、テスト画面表示フラグをONにするとともに、液晶表示装置21等で行われている演出を終了させるための制御を行う。
ステップS220−7において、サブCPU301は、メンテナンス画面400を表示させるための演出データをワークRAM303の作業領域にセットする。これにより、表示制御処理(図13)にて、メンテナンス画面400(図15)が液晶表示装置21に表示される。
このように、本実施の形態では、テストボタン40が操作された場合に、液晶表示装置21にメンテナンス画面400が表示され、これにより、検査履歴表示400a、信頼性テスト400b等の実施項目を選択可能となる。
ステップS220−8において、サブCPU301は、この読み出したコマンドはテストモード終了コマンドであるか否かを判断する。この判断の結果、テストモード終了コマンドである場合にはステップS220−9の処理に移る。一方、テストモード終了コマンドでない場合(その他のコマンドである場合)はステップS220−10の処理に移る。
ステップS220−9において、サブCPU301は、テスト画面表示フラグをOFFにするとともに、テストモードに関連する表示(例えば、メンテナンス画面400、テスト対象選択メニュー401、検査履歴表示画面402、始動入賞装置画像450等の表示)を終了させるための制御を行う。
ステップS220−10において、サブCPU301は、この読み出したコマンドは実施項目カウンタコマンドであるか否かを判断する。この判断の結果、実施項目カウンタコマンドである場合にはステップS220−11の処理に移る。一方、実施項目カウンタコマンドでない場合(その他のコマンドである場合)はステップS220−12の処理に移る。
ステップS220−11において、サブCPU301は、カーソル410を実施項目カウンタコマンドの示す実施項目カウンタの値に応じて移動させるための演出データ、をワークRAM303の作業領域にセットする。これにより、例えば、実施項目カウンタコマンドの示す実施項目カウンタの値が”1”である場合には、表示制御処理(図13)にて、カーソル410が、信頼性テスト400bを示す位置(図15(b)参照)に移動する。一方、実施項目カウンタの値が”0”である場合には、表示制御処理(図13)にて、カーソル410が、検査履歴表示400aを示す位置(図15(a)参照)に移動する。
このように、本実施の形態においては、メンテナンス画面400の表示中にカーソル移動ボタン43を操作することにより、カーソル410の示す実施項目を変更することができ、選択ボタン42が押下された際に選択される実施項目を変更することができる。
ステップS220−12において、サブCPU301は、この読み出したコマンドはテスト対象カウンタコマンドであるか否かを判断する。この判断の結果、テスト対象カウンタコマンドである場合にはステップS220−13の処理に移る。一方、テスト対象カウンタコマンドでない場合(その他のコマンドである場合)はステップS220−14の処理に移る。
ステップS220−13において、サブCPU301は、カーソル410をテスト対象カウンタコマンドの示すテスト対象選択カウンタの値に応じて移動させるための演出データ、をワークRAM303の作業領域にセットする。これにより、例えば、テスト対象カウンタコマンドの示すテスト対象選択カウンタの値が”1”である場合には、表示制御処理(図13)にて、カーソル410が、大入賞口401bを示す位置に移動する。一方、テスト対象選択カウンタの値が”0”である場合には、表示制御処理(図13)にて、カーソル410が、電動チューリップ401aを示す位置(図16(a)参照)に移動する。
このように、本実施の形態においては、テスト対象選択メニュー401の表示中にカーソル移動ボタン43を操作することにより、カーソル410の示すテスト対象を変更することができ、選択ボタン42が押下された際に選択されるテスト対象を変更することができる。
ステップS220−14において、サブCPU301は、この読み出したコマンドは実施項目選択コマンドであるか否かを判断する。この判断の結果、実施項目選択コマンドである場合にはステップS220−15の処理に移る。一方、実施項目選択コマンドでない場合(その他のコマンドである場合)はステップS220−16の処理に移る。
ステップS220−15において、サブCPU301は、読み出した実施項目選択コマンドの示す実施項目カウンタの値が”0”であるか否かを判断する。この判断の結果、実施項目カウンタの値が”0”である場合にはステップS220−15の処理に移る。一方、実施項目カウンタの値が”0”でない場合(”1”である場合)にはステップS220−16の処理に移る。
ステップS220−151において、制御履歴選択手段であるサブCPU301は、制御履歴記憶手段により記憶された制御履歴、すなわち、ワークRAM303の制御履歴記憶領域に記憶されている制御履歴を全て選択する。
ステップS220−152において、制御履歴表示制御手段であるサブCPU301は、ステップS220−151にて選択された制御履歴を表示させるための演出データをワークRAM303の作業領域にセットする。これにより、表示制御処理(図13)にて、対比表示制御手段の制御履歴、すなわち、検査履歴表示画面402(図16(b))が液晶表示装置21に表示される。
このように、本実施の形態では、選択ボタン42の押下により実施項目である検査履歴表示400aが選択された場合に、液晶表示装置21に検査履歴表示画面402が表示され、これにより、信頼性テストが実施された遊技装置(対比表示制御手段により演出画像として表示された遊技装置)と、当該信頼性テストが実施された時間(当該遊技装置が表示された時間)とを知ることができる。
ステップS220−153において、サブCPU301は、テスト対象選択メニュー401を表示させるための演出データをワークRAM303の作業領域にセットする。これにより、表示制御処理(図13)にて、テスト対象選択メニュー401(図16(a))が液晶表示装置21に表示される。
このように、本実施の形態では、選択ボタン42の押下により実施項目である信頼性テスト400bが選択された場合に、液晶表示装置21にテスト対象選択メニュー401が表示され、これにより、電動チューリップ401a、大入賞口401b、LED401c等のテスト対象を選択可能となる。
ステップS220−16において、サブCPU301は、この読み出したコマンドはテスト対象選択コマンドであるか否かを判断する。この判断の結果、テスト対象選択コマンドである場合にはステップS220−17の処理に移る。一方、テスト対象選択コマンドでない場合(その他のコマンドである場合)はステップS220−19の処理に移る。
ステップS220−17において、確認用データ読出手段であるサブCPU301は、テスト対象選択コマンドの示すテスト対象カウンタの値に応じた確認用データをプログラムROM302から読み出す。
例えば、サブCPU301は、テスト対象カウンタの値が”0”である場合(すなわち、メインCPU201により始動入賞装置開閉動作データが読み出された場合)には、始動入賞装置開閉確認用データを読み出し、そして、テスト対象カウンタの値が”1”である場合(すなわち、メインCPU201により大入賞装置開閉動作データが読み出された場合)には、大入賞装置開閉確認用データを読み出す。また、テスト対象カウンタの値が”2”である場合(すなわち、メインCPU201によりランプデータが読み出された場合)には、ランプ点灯確認用データを読み出す。
ステップS220−18において、対比表示制御手段であるサブCPU301は、ステップS220−17にて読み出された確認用データをワークRAM303の作業領域にセットする。これにより、表示制御処理(図13)にて、当該確認用データの示す遊技装置が、当該確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す演出画像が液晶表示装置21に表示される。
例えば、サブCPU301は、ステップS220−17にて読み出された確認用データが始動入賞装置開閉確認用データである場合には、当該データをワークRAM303の作業領域にセットする。
この場合、表示制御処理(図13)において、始動入賞装置画像450が、当該始動入賞装置開閉確認用データに応じて演出動作を行う様子が、液晶表示装置21に表示される。
ステップS220−181において、制御履歴記憶手段であるサブCPU301は、ステップS220−18における対比表示制御手段の制御を、制御履歴としてワークRAM303の制御履歴記憶領域に記憶する。
例えば、制御履歴記憶手段は、ステップS220−18において、対比表示制御手段により、始動入賞装置開閉確認用データがセットされた場合には、始動入賞装置18を模した演出画像(始動入賞装置画像450等)の表示制御が行われた旨を示す情報と、当該制御が行われた日時とを制御履歴としてワークRAM303に記憶する。
すなわち、本実施の形態においては、遊技装置の信頼性テストが行われる毎に、当該テストが行われた旨を示す情報(制御履歴)がワークRAM303の制御履歴記憶領域に記憶される。
ステップS220−19において、サブCPU301は、読み出したコマンドに基づいて所定の処理を実行する。例えば、読み出したコマンド(例えば、待機状態コマンドなど)に対応する演出データをワークRAM303の作業領域にセットする。
また、読み出したコマンドが停止図柄コマンドである場合、サブCPU301は、当該停止図柄コマンドに応じて装飾図柄の停止態様を決定し、そして、決定した停止態様に対応する演出データをワークRAM303の作業領域にセットする。この場合、表示制御処理(図13)にて、変動表示パターンコマンドに対応する装飾図柄の変動表示が行われた後に、本ステップにて決定された装飾図柄の停止態様が停止表示される。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これは本発明を具体的に例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。
例えば、本実施の形態において、大当り遊技状態、通常遊技状態および確率変動状態の制御がメインCPU201により行われるようになっていたが、メインCPU201の制御可能な遊技状態はこれに限られない。例えば、メインCPU201は、始動入賞装置18が開状態に切り換わる頻度が向上する時短状態の制御を行うことが可能であってもよい。
また、本実施の形態における対比表示制御手段は、信頼性テストが実施されるときにおいて、当該テストが行われる遊技装置の正しい動作を示す演出画像を表示させるようになっていたが(図17乃至図19参照)。これに限られず、遊技機1の全容を示す画像(遊技機画像500)を液晶表示装置21に表示させ、当該遊技機画像500に、遊技機1の正しい動作を行わせるようにしてもよい(図20参照)。
この場合、遊技機1の全体像を把握しながら信頼性テストを行うことができ、信頼性テストの実施効率をより高めることができる。
また、本実施の形態では、遊技装置の演出動作の態様を示す遊技動作データはメインROM202に、一方、当該遊技動作データに対応する遊技装置の正常な動作を示す確認用データはプログラムROM302にそれぞれ記憶されていたが、本発明はこれに限られず、それぞれ他の記憶装置に記憶されるようになっていてもよい。例えば、遊技動作データは、プログラムROM302に記憶されるようになっていてもよいし、確認用データはメインROM202に記憶されるようになっていてもよい。また、確認用データが外部記憶装置に記憶され、信頼性テストを実施するときのみ当該外部記憶装置を遊技機1の制御系に接続させるような構成であってもよい。この場合、確認用データを遊技機1の記憶領域に記憶させる必要がないため、遊技機1の記憶領域を節約することができる。また、これによれば、外部記憶装置に記憶された確認用データを複数の遊技機で共有することができ、当該確認用データの汎用性を高めることができる。
また、本実施の形態では、通常モード中にテストボタン40を押下するのみで、信頼性テストを実施可能なテストモードに移行されるようになっていたが、これに限られず、例えば、テストボタン40が押下され、且つ作業者によって所定のパスワードが入力された場合に、上記テストモードに移行される構造であってもよい。この場合、遊技機の安全性をより高めることができる。
さらに、本実施の形態では、信頼性テストを実施可能な遊技装置として、大入賞装置15、始動入賞装置18、特別図柄表示器24等を挙げたが、これに限られず、装飾ランプ39a、一般入賞装置12、特別図柄始動記憶表示器22、普通図柄通過記憶表示器23等、他の装置を信頼性テストを実施可能な遊技装置としてもよい。
また、本実施の形態において、メインCPU(遊技動作テスト手段)201は、遊技動作データ読出手段により遊技動作データが読み出されたときに、当該読み出された遊技動作データに対応する遊技装置に対して、当該遊技動作データに応じた演出動作を行わせる制御を行い、一方、サブCPU(対比表示制御手段)301は、上記遊技動作テスト手段により遊技装置の演出動作の制御が行われているときに、当該遊技装置が確認用データ読出手段により読み出された確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す演出画像を液晶表示装置21に表示させる制御を行うようになっていたが、これに限られず、サブCPU(対比表示制御手段)301は、遊技動作テスト手段により遊技装置の演出動作の制御が行われているときにおいて、当該遊技装置が確認用データ読出手段により読み出された確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す音声をスピーカ(音出力手段)6a,6bから出力させる制御を行うようになっていてもよい。
これによれば、特別な技術を有していなくとも、遊技動作データに応じて演出動作する遊技装置が発する音と、確認用データに応じて出力される音声との演出の差違を点検するのみで、信頼性テストを行うことが可能となる。これにより、熟練していない作業者であっても、信頼性テストの時間を短縮させることができ、効率的に信頼性テストを行うことが可能となる。
また、これによれば、遊技装置が動作する様子が、対比表示制御手段の制御によって音声として出力されるようになっているので、熟練していない作業者であっても、異常があるか否かの判断を素早く行うことができ、信頼性テストの時間を短縮させることができる。
また、サブCPU(対比表示制御手段)301は、上記遊技動作テスト手段により遊技装置の演出動作の制御が行われているときに、当該遊技装置が確認用データ読出手段により読み出された確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す光演出を、光による演出を行う装飾ランプ(光演出手段)39aに行わせる制御を行うようになっていてもよい。
本構成によれば、特別な技術を有していなくとも、遊技動作データに応じて演出動作する遊技装置と、確認用データに応じて行われる光演出との演出の差違を点検するのみで、信頼性テストを行うことが可能となる。これにより、熟練していない作業者であっても、信頼性テストの時間を短縮させることができ、効率的に信頼性テストを行うことが可能となる。
また、本発明によれば、遊技装置が動作する様子が、対比表示制御手段の制御によって光演出として表示されるようになっているので、熟練していない作業者であっても、異常があるか否かの判断を素早く行うことができ、信頼性テストの時間を短縮させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、制御履歴記憶手段は、対比表示制御手段により遊技装置を模した演出画像(例えば、始動入賞装置画像450等)の表示制御が行われる場合に、当該表示制御が行われる旨を示す情報と、当該制御が行われる日時とを制御履歴としてワークRAM303の制御履歴記憶領域に記憶するようになっていたが、これに限られず、
制御履歴記憶手段は、遊技動作テスト手段による制御が行われる旨を示す情報と、当該制御が行われる日時とを制御履歴としてワークRAM303の制御履歴記憶領域に記憶するようになっていてもよい。
また、本実施の形態において、制御履歴記憶領域は、メインRAM203に設けられていてもよく、そして、制御履歴記憶手段の機能は、メインCPU201が有していてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、メインCPU(遊技動作テスト手段)201は、読み出された遊技動作データに対応する遊技装置に対して、当該遊技動作データに応じた演出動作を行わせる制御を行い、一方、サブCPU(対比表示制御手段)301は、遊技動作テスト手段により遊技装置の演出動作の制御が行われているときに、当該遊技装置がサブCPU(確認用データ読出手段)301により読み出された確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す演出画像を液晶表示装置(演出表示手段)21に表示させる制御を行うようになっている。
これによれば、特別な技術を有していなくとも、遊技動作データに応じて演出動作する遊技装置と、確認用データに応じて表示される演出画像との演出の差違を点検するのみで、信頼性テストを行うことが可能となる。これにより、熟練していない作業者であっても、信頼性テストの時間を短縮させることができ、効率的に信頼性テストを行うことが可能となる。
また、本発明によれば、遊技装置が動作する様子が、対比表示制御手段の制御によって演出画像として表示されるようになっているので、熟練していない作業者であっても、異常があるか否かの判断を素早く行うことができ、信頼性テストの時間を短縮させることができる。
また、本実施の形態によれば、液晶表示装置21は、遊技盤2の透光性を有する部分を介して視認可能な位置に配置されているので、対比表示制御手段の制御によって表示される演出画像の確認がより容易となる。
さらに、本実施の形態によれば、サブCPU(制御履歴表示制御手段)301は、作業者の操作に応じて、サブCPU(制御履歴選択手段)301により選択された制御履歴を示す演出画像を、液晶表示装置21に表示させる制御を行うようになっている。
これによれば、信頼性テストが終了した後においても、当該テストの流れを正確に把握することが可能となる。この場合、例えば、ホールへ納品された後であっても、ホール側にて信頼性テストが正しく行われたか否かをチェックすることができ、少ない労力でより確実に遊技機を点検することが可能となる。
以上の説明においては、本発明をパチンコ遊技機本体が遊技台に取り付けられた遊技機に適用した場合が説明されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ遊技機(スロットマシン)、雀球、スマートボールあるいはゲームセンターに設置された各種ゲーム機など、種々の遊技機に適用することが可能である。
本実施の形態に係る遊技機を示す斜視図である。 図1に示した遊技機の正面図である。 図1に示した遊技機の制御系を示すブロック図である。 本実施の形態に係る遊技機の主制御回路の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るスイッチ入力検出処理の処理手順てを示すフローチャートである。 本実施の形態に係るテストボタンチェック処理の処理手順てを示すフローチャートである。 本実施の形態に係るカーソル移動ボタンチェック処理の処理手順てを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る選択ボタンチェック処理の処理手順てを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る実施項目選択処理の処理手順てを示すフローチャートである。 本実施の形態に係るテスト対象選択処理の処理手順てを示すフローチャートである。 本実施の形態に係るテストモード制御処理の処理手順てを示すフローチャートである。 本実施の形態に係るコマンド受信割込処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る遊技機の副制御回路によるメイン処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るコマンド解析処理の処理手順を示すフローチャートである。 (a),(b)は液晶表示装置にメンテナンス画面が表示された例を示す説明図である。 (a)は液晶表示装置にテストメニューが表示された例を示す説明図、(b)は液晶表示装置に検査履歴が表示された例を示す説明図である。 本実施の形態に係る始動入賞装置の信頼性テストが行われたときにおける遊技機の正面図である。 本実施の形態に係る始動入賞装置の信頼性テストの一例を示す説明図である。 本実施の形態に係る始動入賞装置の信頼性テストの他の一例を示す説明図である。 遊技機における遊技装置の信頼性テストの一例を示す正面図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機(遊技機)
2 遊技盤
2a 遊技領域
3 遊技機本体
3a 本体枠
3b 外枠
4 上皿部
4a 上皿
5 下皿部
5a 下皿
6 レール
6a,6b スピーカ
7 発射ハンドル
9 球貸し操作パネル
9a ガラス扉
10 シャッタレバー
12 一般入賞装置
13 通過ゲート
15 大入賞装置
16 アウト口
18 始動入賞装置
18a,18b 可変翼
19Se 大入賞装置スイッチ
19Sb 一般入賞装置スイッチ
19Sa 通過ゲートスイッチ
19a 始動入賞装置スイッチ
21 液晶表示装置(演出表示手段)
21a 表示領域
22 特別図柄始動記憶表示器
23 普通図柄通過記憶表示器
24 特別図柄表示器
25a,25b 普通図柄表示器
39a 装飾ランプ
40 テストボタン
42 選択ボタン
43 カーソル移動ボタン
55 第1排出口
56 第2排出口
60 装飾ユニット
60a,60b スピーカカバー
70a 払出制御回路
70b 発射制御回路
71S 可動部材ソレノイド
72S 大入賞装置ソレノイド
74S バックアップクリアスイッチ
81 カードユニット
82 払出装置
90 発射装置
200 主制御回路
201 メインCPU
202 メインROM(遊技動作データ記憶手段)
203 メインRAM
204 初期リセット回路
205 I/Oポート
206 コマンド出力ポート
300 副制御回路
301 サブCPU
302 プログラムROM
303 ワークRAM
304 コマンド入力ポート
305 画像制御回路
305a VDP
305b 画像データROM
305c VRAM
305d D/A変換回路
306 音声制御回路
307 ランプ制御回路
400 メンテナンス画面
400a 検査履歴表示
400b 信頼性テスト
401 テスト対象選択メニュー
401a 電動チューリップ
401b 大入賞口
401c LED
402 検査履歴表示画面
410 カーソル
450 始動入賞装置画像
500 遊技機画像

Claims (5)

  1. 画像を表示する演出表示手段と、
    遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
    遊技装置の演出動作の態様を示す遊技動作データが記憶された遊技動作データ記憶手段と、
    前記遊技制御手段の制御に応じた遊技動作データを前記遊技動作データ記憶手段より抽出し、当該抽出した遊技動作データに対応する遊技装置に対して、当該遊技動作データに応じた演出動作を行わせる制御を行う遊技動作制御手段と、
    所定の条件が成立したときに、当該所定の条件に対応する遊技動作データを前記遊技動作データ記憶手段から読み出す遊技動作データ読出手段と、
    前記遊技動作データ読出手段により遊技動作データが読み出されたときに、当該遊技動作データに対応する遊技装置の正常な動作を示す確認用データを所定の記憶媒体から読み出す確認用データ読出手段と、
    前記遊技動作データ読出手段により遊技動作データが読み出されたときに、当該読み出された遊技動作データに対応する遊技装置に対して、当該遊技動作データに応じた演出動作を行わせる制御を行う遊技動作テスト手段と、
    前記遊技動作テスト手段により遊技装置の演出動作の制御が行われているときに、当該遊技装置が前記確認用データ読出手段により読み出された確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す演出画像を前記演出表示手段に表示させる制御を行う対比表示制御手段とを備えた、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 音声を出力する音出力手段を備え、
    前記遊技動作テスト手段は、前記遊技動作データ読出手段により遊技動作データが読み出されたときに、当該読み出された遊技動作データに対応する遊技装置に対して、当該遊技動作データに応じた演出動作を行わせる制御を行い、
    前記対比表示制御手段は、前記遊技動作テスト手段により遊技装置の演出動作の制御が行われているときに、当該遊技装置が前記確認用データ読出手段により読み出された確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す音声を前記音出力手段から出力させる制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 光による演出を行う光演出手段を備え、
    前記遊技動作テスト手段は、前記遊技動作データ読出手段により遊技動作データが読み出されたときに、当該読み出された遊技動作データに対応する遊技装置に対して、当該遊技動作データに応じた演出動作を行わせる制御を行い、
    前記対比表示制御手段は、前記遊技動作テスト手段により遊技装置の演出動作の制御が行われているときに、当該遊技装置が前記確認用データ読出手段により読み出された確認用データに応じた演出動作を行う様子を示す光演出を前記光演出手段に行わせる制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 少なくとも一部が透光性を有するとともに、遊技球の転動流下が行われる遊技領域を有する遊技盤を備え、
    前記演出表示手段は、前記遊技盤の透光性を有する部分を介して視認可能な位置に配置された、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記遊技動作テスト手段および前記対比表示制御手段のうち少なくとも何れか一方の制御履歴を、所定の記憶領域に記憶する制御履歴記憶手段と、
    作業者の操作に応じて、前記制御履歴記憶手段により記憶された制御履歴を選択する制御を行う制御履歴選択手段と、
    前記制御履歴選択手段により選択された制御履歴を示す演出画像を、前記演出表示手段に表示させる制御を行う制御履歴表示制御手段とを備えた、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機。
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