JP2008052808A - 不揮発性半導体記憶装置及びそのデータの読出方法並びにメモリカード - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びそのデータの読出方法並びにメモリカード Download PDF

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Abstract

【課題】 高信頼性且つ高速読出の不揮発性半導体記憶装置及びそのデータの読出方法並びに該不揮発性半導体記憶装置を搭載したメモリカードを提供すること。
【解決手段】 本発明は、複数のメモリセルと、第1及び第2の選択トランジスタと、を具備するNANDメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、複数のワード線及び複数のビット線と、データ読出制御部と、を具備し、データ読出制御部はメモリセルの1つを選択してデータを読み出す時に該選択メモリセル以外の非選択メモリセルに読出パス電圧を印加した後第1又は第2の選択トランジスタの制御ゲートに印加されている電圧を昇圧する時に、該昇圧に係る第1又は第2の選択トランジスタに少なくとも1つは隣接の非選択メモリセルに印加するワード線の読出パス電圧を他の非選択メモリセルに印加するワード線の読出パス電圧より低くする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電気的に書き換え可能な複数のメモリセルがマトリクス状に配置されているメモリセルアレイを具備する不揮発性半導体記憶装置及びそのデータの読出方法並びにそのような不揮発性半導体記憶装置を搭載したメモリカードに関するものである。
近年、小型で大容量な不揮発性半導体記憶装置の需要が急増し、中でも従来のNOR型フラッシュメモリと比較して、高集積化、大容量化が期待できるNAND型フラッシュメモリが注目されてきている。
NAND型フラッシュメモリは、ソース/ドレインを共通にする形で直列に接続された複数のメモリセルと、これら複数のメモリセルのドレイン側に接続されたドレイン側選択トランジスタと、これら複数のメモリセルのソース側に接続されたソース側選択トランジスタと、を備えたNANDセルユニットが複数配置されて、メモリセルアレイが構成されている。
メモリセルアレイには、複数のワード線が並列に設けられており、このワード線方向に並ぶメモリセルのゲート電極を共通に接続している。また、ワード線方向に並ぶソース側選択トランジスタのそれぞれのゲート電極は、ソース側選択ゲート線により共通に接続されている。また、ワード線方向に交差する方向に、複数のビット線が並列に設けられており、各ビット線はドレイン側選択トランジスタを介して、対応するNANDセルユニットに接続されている。そして、データ読出制御部は、複数のワード線及び複数のビット線を選択して電圧を印加し、複数のメモリセルに対しデータの読出を行う。
特開2006−107577号公報
このようなNAND型フラッシュメモリにおいて、メモリセルからデータを読み出す際の動作は、例えば、次のように行われる。
図10を参照する。図10は、メモリセルのデータ読み出す場合の一般的な動作タイミングチャートである。まず、タイミングt1において、データ読出制御部がドレイン側選択ゲート線SGDに電圧Vsgd(例えば、4V程度の電圧)を印加する。次に、タイミングt2において、データ読出制御部がビット線BLに電圧Vbl(例えば、1V程度の電圧)を印加する。次に、タイミングt3において、データ読出制御部が、ワード線WL0〜WLiに所定の電圧を印加する。すなわち、データを読み出すメモリセル(選択メモリセル)が接続されているワード線(選択ワード線)WLnに読出電圧Vcgrv(例えば、0V程度の電圧)を印加し、それ以外のワード線(非選択ワード線)には読出パス電圧Vread(例えば、5V程度の電圧)を印加する。次に、タイミングt4において、データ読出制御部がソース側選択ゲート線SGSに電圧Vsgs(例えば、4V程度の電圧)を印加する。また、これら一連の読出動作中、データ読出制御部は共通ソース線SOURCE及びウェルCPWELLに接地電位VSSを印加する。
データ読出制御部が各配線にこのような電圧を印加して、選択メモリセル及び非選択ワード線に接続された非選択メモリセルをオンさせる。その際に生じるビット線の電位変化を検出することで、読み出すべきメモリセルに“0”データが格納されているのか、それとも、“1”データが格納されているのかを、センスアンプ回路が判定する。具体的には、例えば、フローティングゲートに電子が注入され、メモリセルのしきい値が高くなった状態を“0”データと定義し、逆に、フローティングゲートから電子が引き抜かれ、メモリセルのしきい値が低くなった状態を“1”データと予め定義しておけばよい。
しかしながら、上述の読出動作においては、ソース側選択ゲート線SGSが昇圧される時に、非選択ワード線WL0において、図10の矢印Aに示すように、ソース側選択ゲート線SGSからのカップリングノイズを受けてオーバーシュート電圧が発生する。このオーバーシュート電圧により、基板(ウエルCPWELL)と非選択ワード線WL0との間の電位差が大きくなり、非選択ワード線WL0に接続されたメモリセルMC0が弱い書き込み状態となる。これにより、読み出し動作中にメモリセルMC0のしきい値電圧が上昇する、いわゆるリードディスターブが発生する場合がある。
近年、微細化が進む半導体記憶装置にあって、ワード線や選択ゲート線SGS、SGDに用いられるゲート配線材料は、低抵抗化が求められ、薄膜化が困難になる一方で、ゲート配線間のスペースは狭くなり、ゲート配線間のカップリングノイズは大きくなっている。また、メモリセルMCの信頼性、耐久性の観点から、メモリセルMCのトンネル絶縁膜の薄膜化は困難になってきており、ワード線や選択ゲート線SGS、SGDの容量の中で、配線間容量の占める割合が高くなってきている。そのため、ゲート配線間のカップリングノイズは益々大きくなってきており、このカップリングノイズによるオーバーシュート電圧の影響を低減し、リードディスターブの発生を回避することなくして、高信頼性の半導体記憶装置を実現することは困難となっている。
そこで、本発明は、このようなカップリングノイズによるオーバーシュート電圧及びこれに伴うリードディスターブを防止することを可能にする不揮発性半導体記憶装置及びそのデータの読出方法並びにそのような不揮発性半導体記憶装置を搭載したメモリカードを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態によれば、直列に接続されている前記複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルの直列接続体の両端部にそれぞれ接続されている第1の選択トランジスタ及び第2の選択トランジスタと、を具備するNANDメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、前記複数のメモリセルに接続されている複数のワード線及び複数のビット線と、前記複数のメモリセルに対しデータの読出を行う時に前記ワード線及び前記ビット線に電圧を印加するデータ読出制御部と、を具備し、前記データ読出制御部は、前記複数のメモリセルの1つを選択してデータを読み出す時において当該選択のメモリセル以外の非選択のメモリセルに読出パス電圧を印加した後であって前記第1の選択トランジスタ又は前記第2の選択トランジスタの制御ゲートに印加されているゲート印加電圧を昇圧する時に、当該昇圧に係る前記第1の選択トランジスタ又は前記第2の選択トランジスタに少なくとも1つは隣接の前記非選択のメモリセルに印加する前記ワード線の前記読出パス電圧を他の前記非選択のメモリセルに印加する前記ワード線の前記読出パス電圧より低くすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、選択ゲート線に隣接する非選択ワード線において、選択ゲート線の昇圧に伴うカップリングノイズを受けて発生するオーバーシュート電圧のピーク値が低減する。これにより、該非選択ワード線に接続されるメモリセルのリードディスターブを防止することが可能となる。また、選択ゲート線の昇圧のタイミングを早めることができるため、メモリセルのデータの読出速度を向上することが可能となる。
上述のカップリングノイズによるオーバーシュート電圧の影響を低減するために、特許文献1に示すような技術が開示されている。図11を参照する。図11は、特許文献1の技術を用いてメモリセルMCnのデータを読み出す場合の動作タイミングチャートである。
ドレイン側選択ゲート線SGDとソース側選択ゲート線SGSとの昇圧順序を変更した以外は、図11と図10とで読み出す動作は同様である。すなわち、図11で示すように、特許文献1の技術においては、タイミングt1で、データ読出制御部はソース側選択ゲート線SGSに電圧Vsgs(例えば、4V程度)を印加し、タイミングt4において、データ読出制御部はドレイン側選択ゲート線SGDに電圧Vsgd(例えば、4V程度)を印加する。これによれば、タイミングt4において読出動作を開始する時に、非選択ワード線WL0は、選択ゲート線SGDからのカップリングノイズの影響を受けないため、オーバーシュート電圧及びこれに伴うリードディスターブを防止することができる。
しかし、この技術によっても、タイミングt4において、ドレイン側選択ゲート線SGDが昇圧される時に、図11の矢印Bで示すように、ドレイン側選択ゲート線SGDに隣接する非選択ワード線WLiで、ドレイン側選択ゲート線SGDからのカップリングノイズを受けてオーバーシュート電圧が発生するという問題が残る。
このような選択ゲート線SGS、SGDとこれらに隣接する非選択ワード線WL0、WLiとの間で生じるカップリングノイズによるオーバーシュート電圧の発生は、選択ゲート線SGD、SGSを昇圧するタイミングを遅らせることで回避することも可能である。しかし、選択ゲート線SGD、SGSを昇圧するタイミングを遅らせると、データの読出速度も遅くなり、近時のパフォーマンス(読出速度)高速化の要請に反することとなるため、必ずしも実効性のある解決手段とは言えない。
そこで、本発明者は、選択ゲート線SGD、SGSのうち後に昇圧される選択ゲート線に隣接する非選択ワード線に、他の非選択ワード線に印加される読出パス電圧よりも低い電圧の読出パス電圧を印加することで、選択ゲート線からのカップリングノイズを受けて発生するオーバーシュート電圧のピーク値を低減してリードディスターブを防止し、かつ、データの読出速度を向上することが可能となることを見出した。
以下、本発明の一実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置及びその読出方法並びにそのような不揮発性半導体記憶装置を搭載したメモリカードについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施形態においては、本発明の不揮発性半導体記憶装置及びそのデータの読出方法並びにそのような不揮発性半導体記憶装置を搭載したメモリカードの例を示しており、本発明の不揮発性半導体記憶装置及びそのデータの読出方法並びにそのような不揮発性半導体記憶装置を搭載したメモリカードは、それら実施形態に限定されるわけではない。
(実施形態1)
図1は、本実施形態1に係る不揮発性半導体記憶装置100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態1に係る不揮発性半導体記憶装置100は、メモリセルアレイ101、ロウ制御回路102、カラム制御回路103、センスアンプ回路104、選択回路105、主制御回路106、データレジスタ109及びインターフェイス回路110を具備している。
インターフェイス回路110は、外部機器とデータ及びコントロール信号(コマンド及びクロック信号など)の送受信を行う。インターフェイス回路110は、外部機器からのデータ及びコントロール信号を受けて所定の処理をして主制御回路106、データレジスタ109に与える。
主制御回路106は、インターフェイス回路110からの制御信号に基づいて、ロウ制御回路102、カラム制御回路103、センスアンプ回路104、選択回路105及びデータレジスタ109を制御する。
主制御回路106は、ロウ制御回路102及びカラム制御回路103にメモリセルアレイ101のメモリセルに対するアクセス情報を与える。ロウ制御回路102及びカラム制御回路103は、当該アクセス情報及びデータに基づいてセンアンプ回路104及び選択回路105を制御してメモリセルに対してデータの読み出し、書き込み又は消去を行う。
センスアンプ回路104は、複数のセンスアンプ回路を有し、メモリセルアレイ101のビット線に選択回路105を介して接続され、ビット線にデータを与え、かつ、ビット線の電位を検出してデータキャシュで保持する。主制御回路106は、カラム制御回路103によって制御されたセンアンプ回路104によりメモリセルから読み出されたデータをデータレジスタ109及びインターフェイス回路110を介して外部機器に与える。選択回路105は、センスアンプ回路104を構成する複数のデータキャシュのうちビット線に接続するデータキャシュの選択を行う。
また、本実施形態1の不揮発性半導体記憶装置100においては、ロウ制御回路102と、カラム制御回路103と、センスアンプ回路104と、選択回路105と、主制御回路106と、がデータ読出制御部120を構成し、メモリセルのデータの読出を行う時にワード線及びビット線に電圧を印加する。
次に、本実施形態1に係る不揮発性半導体記憶装置100のメモリセルアレイ101の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施形態1のメモリセルアレイ101の一例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態1のメモリセルアレイ101は、分割されているm個のブロックBLOCK1、BLOCK2、BLOCK3、・・・、BLOCKi、・・・、BLOCKmを具備している。ここで、「ブロック」とは、データの一括消去の最小単位である。ブロックBLOCK1、BLOCK2、BLOCK3、・・・、BLOCKi、・・・、BLOCKmは、同じ構成を有している。
図3は、本実施形態1のメモリセルアレイ101の1つのブロックBLOCKiの構成を示す回路図である。本実施形態1のメモリセルアレイ101においては、各ブロックBLOCK0〜BLOCKmは、図3に代表的に示すブロックBLOCKiのように、それぞれ(k+1)個のNANDセルユニット0〜kで構成される。また、各NANDセルユニットは、32個のメモリセルMC0〜MC31がソース/ドレイン領域を共通にする形で直列に接続されて構成され、その一端は選択ゲート線SGDに接続された選択ゲートトランジスタS2を介してビット線BL(BL_0、BL_1、・・・、BL_i、・・・、BL_j−1、BL_j)に、他端は選択ゲート線SGSに接続された選択ゲートトランジスタS1を介して共通ソース線SOURCEに接続されている。このような構成により、ビット線BLから、ドレイン側選択トランジスタS2、メモリセルMC31、・・・、メモリセルMC0、ソース側選択トランジスタS1を通り、共通ソース線SOURCEまでの電流経路が形成される。また、各々のメモリセルMCの制御ゲートは、ワード線WL(WL0〜WL31)に接続されている。1本のワード線WLに接続される(k+1)個の各メモリセルMCは1ビットのデータを記憶し、これら(k+1)個のメモリセルMCが「ページ」という単位を構成する。
また、本実施形態1においては、メモリセルアレイを構成するブロックの数をm個とし、且つ1つのブロックが、32個のメモリセルMCでなるNANDセルユニットを(k+1)個含むようにしたが、これに限定されるわけではなく、所望の容量に応じてブロックの数、メモリセルMCの数及びNANDセルユニットの数を変更すればよい。また、本実施形態1においては、各メモリセルMCが1ビットのデータを記憶するようにしたが、各メモリセルMCが電子注入量に応じた複数ビットのデータ(多値ビットデータ)を記憶するようにしてもよい。また、本実施形態1においては、1つのNANDセルユニットが1つのビット線BLに接続された不揮発性半導体記憶装置の例について説明しているが、本発明の不揮発性半導体記憶装置100を、図4で示すような、複数のNANDセルユニットが1つのビット線BLを共有する所謂シェアードビット線(Shared Bit Line)型の不揮発性半導体記憶装置に適用するようにしてもよい。
本実施形態1のメモリセルMC0〜MC31の各々の制御ゲートは、ワード線WL(WL0〜WL31)に接続されている。ビット線BL0、BL1、・・・、BL_i、・・・、BL_j−1、BL_jは、お互いに独立にデータの書き込みと読み出しが行われる。(k+1)個のメモリセルMCの各々は、1ビットのデータを記憶する。これらの(k+1)個のメモリセルMCは、「ページ」という単位を構成する。
センスアンプ回路104は、図示しない複数のセンスアンプ回路1041を具備している。図示しない複数のセンスアンプ回路1041の各々は、選択回路105を介してビット線BL_0、BL1、・・・、BL_i、・・・、BL_j−1、BLjのうちのいずれかに選択的に接続される。このセンスアンプ回路1041は、ビット線シールド型のセンスアンプ回路と呼ばれている。
選択回路105は、選択情報に基づいて、ビット線の一つを選択して図示しないセンスアンプ回路1041に接続し、かつ、その他のビット線を非選択として図示しないセンスアンプ回路1041に接続しない。この場合には、選択回路105は、データの読み出し時には非選択側のビット線を接地することにより隣接のビット線の間の結合ノイズを低減している。また、選択回路105は、プログラム動作においては、非選択側のビット線にVDDを印加することによりメモリセルMCにデータが書き込まれないようにする。
なお、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、図示した本実施形態1に限定されるものではなく、必要に応じてブロックの数、NANDセルユニットの数及びメモリセルの数を変更してもよい。また、本実施形態1の不揮発性半導体記憶装置においては、各メモリセルMCが1ビットのデータを記憶するようにしたが、各メモリセルMCが電子注入量に応じた複数のビットのデータ(多値ビットデータ)を記憶するようにしてもよい。
次に、本実施形態1の不揮発性半導体記憶装置100において、メモリセルからデータを読み出す動作について説明する。図5及び図6を参照する。図5は、ブロックBLOCKi内における1つのNANDセルユニットiの構成を示す回路図である。また、図6は、メモリセルMCnのデータを読み出す場合の動作タイミングチャートである。
図6に示すように、本実施形態1の不揮発性半導体記憶装置100においては、まず、タイミングt1において、データ読出制御部120がドレイン側選択ゲート線SGDに電圧Vsgd(例えば、4V程度の電圧)を印加する。次に、タイミングt2において、データ読出制御部120がビット線BL0に電圧Vbl(例えば、1V程度の電圧)を印加する。
次に、タイミングt3において、データ読出制御部120がワード線WL0〜WL31に所定の電圧を印加する。具体的には、データ読出制御部120が、読み出すべきメモリセルMCnに接続された選択ワード線WLnに読出電圧Vcgrv(例えば、0V程度の電圧)を印加し、ソース側選択ゲート線SGSに隣接する非選択ワード線WL0に読出パス電圧VreadL(例えば、4.5V程度の電圧)を印加し、その他の非選択ワード線WL1〜WLn−1及びWLn+1〜WL31には読出パス電圧Vread(例えば、5V程度の電圧)を印加する。
読出パス電圧VreadLは、読出パス電圧Vreadよりも電圧が低く設定される。すなわち、読出パス電圧VreadLは、セル電流が十分に確保できる電圧を下限とし、具体的には読出パス電圧Vreadよりも0.1〜0.5V程度低く設定される。
次に、タイミングt4において、データ読出制御部120がソース側選択ゲート線SGSに電圧Vsgs(例えば、4V程度の電圧)を印加する。
タイミングt4において、ソース側選択ゲート線SGSが昇圧される時、非選択ワード線WL0では、カップリングノイズを受けて図6の矢印Cで示すようなオーバーシュート電圧が発生する。しかし、本実施形態1の非選択ワード線WL0には予め電圧の低い読出パス電圧VreadLが印加されているため、オーバーシュート電圧のピーク値が低減され、リードディスターブの発生を防止することができる。具体的には、非選択ワード線WL0に読出パス電圧Vread(例えば、5V程度)が印加された場合、オーバーシュート電圧のピーク値が5.5V程度まで上昇し、非選択ワード線WL0に接続されたメモリセルMC0のしきい値が上昇してしまうのに対し、本実施形態1の非選択ワード線WL0においては、読出パス電圧Vreadよりも電圧の低い読出パス電圧VreadL(例えば、4.5V程度)が印加され、オーバーシュート電圧のピーク値を5V程度に抑えることが可能となる。
また、本実施形態1の不揮発性半導体記憶装置100においては、後から昇圧されるソース側選択ゲート線SGSの昇圧のタイミングを早めることも可能となるため、メモリセルMCのデータの読出速度を向上することが可能となる。
以上のような電圧を加えることで、メモリセルMCに格納されたデータを読み出す。すなわち、不揮発性のメモリセルMCでは、例えば、メモリセルMCのフローティングゲートに電子が注入され、メモリセルMCのしきい値が高くなった状態を“0”データと定義し、フローティングゲートから電子が引き抜かれ、メモリセルMCのしきい値が低くなった状態を“1”データと定義する。したがって、選択ワード線に所望の読出電圧Vcgrvを印加した場合、読み出すメモリセルMCが“1”データであれば、そのNANDセルユニットではビット線BLから共通ソース線SOURCEに導通し、ビット線BLの電圧が低くなる。読み出すメモリセルMCが“0”データであれば、そのNANDセルユニットは導通せず、ビット線BLの電圧は低くならない。このように、ビット線BLの電圧がセルのデータによって変動するので、ビット線BLの電圧が低くなるかどうかで、メモリセルMCのデータ読み出しを行うことができる。
なお、図6に示すタイミングチャートにおいて、ドレイン側選択ゲート線SGDに隣接する非選択ワード線WL31は、ドレイン側選択ゲート線SGDの昇圧後に読出パス電圧Vreadを印加するので、カップリングノイズを受けたオーバーシュート電圧が発生しない。そのため、ドレイン側選択ゲート線SGDに隣接する非選択ワード線WL31に読出パス電圧VreadLを印加する必要はない。
この読み出しが終了した後、タイミングt5において、ドレイン側選択ゲート線SGDと、ワード線WL0〜WL31と、ソース側選択ゲート線SGSの電圧と、を0Vに放電するとともに、すべてのビット線BL0〜BLjをショートする。次に、タイミングt6において、すべて同電位になったビット線BL0〜BLjを0Vに放電する。
なお、微細加工技術が進歩するに従って、ソース側選択ゲート線SGSに隣接するワード線WL0だけではなく、2本隣のワード線WL1も、ソース側選択ゲート線SGSからのカップリングノイズの影響を受けることも考えられる。このような場合は、隣接するワード線WL0だけでなく、2本隣のワード線WL1についても、VreadLを印加するようにすればよい。
さらに、ソース側選択ゲート線SGSに隣接する非選択ワード線WL0に読出パス電圧VreadLを印加する場合は、ドレイン側選択ゲート線SGDを昇圧した後にソース側選択ゲート線SGSを昇圧すれば足り、それ以外の昇圧順序は任意に変更できる。
以上に説明したとおり、本実施形態1に係る不揮発性半導体記憶装置100によれば、非選択ワード線WL0において、ソース側選択ゲート線SGSの昇圧に伴うカップリングノイズを受けて発生するオーバーシュート電圧のピーク値が低減する。これにより、非選択ワード線WL0に接続されるメモリセルMC0のリードディスターブを防止することが可能となる。また、選択ゲート線の昇圧のタイミングを早めることができるため、メモリセルのデータの読出速度を向上することが可能となる。
(実施形態2)
実施形態1においては、選択ゲート線SGD、SGSのうち、後から昇圧されるソース側選択ゲート線SGSに隣接する非選択ワード線WL0について、ソース側選択ゲート線SGSからのカップリングノイズによって発生するオーバーシュート電圧のピーク値を低減し、リードディスターブを防止することを可能にするデータの読出動作について説明した。本実施形態2においては、選択ゲート線SGD、SGSのうち、後から昇圧されるドレイン側選択ゲート線SGDに隣接する非選択ワード線WL31について、ドレイン側選択ゲート線SGDからのカップリングノイズによって発生するオーバーシュート電圧のピーク値を低減し、リ−ドディスターブを防止することを可能にするデータの読出動作について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態2に係る不揮発性半導体記憶装置100の構成を示すブロック図である図1、メモリセルアレイ101の一例を示すブロック図である図2、メモリセルアレイ101の1つのブロックBLOCKiの構成の一例を示す回路図である図3及び図4については、実施形態1と同様であるため、本実施形態2においては、説明を省略する。
図7及び図8を参照する。図7は、本実施形態2の不揮発性半導体記憶装置100のブロックBLOCKi内における1つのNANDセルユニットiの構成を示す回路図である。また、図8は、本実施形態2のメモリセルMCnのデータを読み出す場合の動作をタイミングチャートで示した図である。
図7と図5とでは、WL0及びWL31に印加される読出パス電圧がVreadであるかVreadLであるかを除き、その余は同様である。また、図8と図6とでは、ソース側選択ゲート線SGS及びドレイン側選択ゲート線SGDの昇圧タイミングが異なっている点及び読出パス電圧VreadLが印加される非選択ワード線がワード線WL31である点を除いて、電圧を印加する基本的なタイミング等については同様である。
すなわち、図8に示すように、本実施形態2の不揮発性半導体記憶装置100においては、まず、タイミングt1において、データ読出制御部120がソース側選択ゲート線SGSに電圧Vsgs(例えば、4V程度の電圧)を印加する。次に、タイミングt2において、データ読出制御部120がビット線BL0に電圧Vbl(例えば、1V程度の電圧)を印加する。
次に、タイミングt3において、データ読出制御部120がワード線WL0〜WLiに所定の電圧を印加する。具体的には、データ読出制御部120は、読み出すべきメモリセルMCnに接続された選択ワード線WLnに読出電圧Vcgrv(例えば、0V程度の電圧)を印加し、ドレイン側選択ゲート線SGDに隣接する非選択ワード線WL31に読出パス電圧VreadL(例えば、4.5V程度の電圧)を印加し、その他の非選択ワード線WL0〜WLn−1及びWLn+1〜WL30には読出パス電圧Vread(例えば、5V程度の電圧)を印加する。
本実施形態2の読出パス電圧VreadLは、実施形態1と同様に、読出パス電圧Vreadよりも電圧が低く設定される。すなわち、読出パス電圧VreadLは、セル電流が十分に確保できる電圧を下限とし、具体的には読出パス電圧Vreadよりも0.1〜0.5V程度低く設定される。
次に、タイミングt4において、データ読出制御部120がドレイン側選択ゲート線SGDに電圧Vsgd(例えば、4V程度の電圧)を印加する。
タイミングt4において、ドレイン側選択ゲート線SGDが昇圧される時、非選択ワード線WL31では、カップリングノイズを受けて図8の矢印Dで示すようなオーバーシュート電圧が発生する。しかし、本実施形態2においては、非選択ワード線WL31に予め電圧の低い読出パス電圧VreadLが印加されているため、オーバーシュート電圧のピーク値が低減され、リードディスターブの発生を防止することができる。具体的には、非選択ワード線WL31に読出パス電圧Vread(例えば、5V程度)が印加された場合、オーバーシュート電圧のピーク値が5.5V程度まで上昇し、非選択ワード線WL31に接続されたメモリセルのしきい値が上昇してしまうのに対し、本実施形態2おいては、読出パス電圧Vreadよりも電圧の低い読出パス電圧VreadL(例えば、4.5V程度)を非選択ワード線WL31に印加することで、オーバーシュート電圧のピーク値を5V程度に抑えることが可能となる。
また、本実施形態2の不揮発性半導体記憶装置100においては、後から昇圧されるドレイン側選択ゲート線SGDの昇圧のタイミングを早めることも可能となるため、メモリセルMCのデータの読出速度を向上することが可能となる。
なお、図8に示すタイミングチャートにおいて、ソース側選択ゲート線SGSに隣接する非選択ワード線WL0は、ソース側選択ゲート線SGSの昇圧後に読出パス電圧Vreadが印加されるので、カップリングノイズを受けたオーバーシュート電圧が発生しない。そのため、本実施形態2のデータ読出制御部120は、ソース側選択ゲート線SGSに隣接する非選択ワード線WL0に読出パス電圧VreadLを印加する必要はない。
タイミングt5以降の動作については、実施形態1と同様であるため、本実施形態2においては説明を省略する。
なお、本実施形態2においても、微細加工技術が進歩するに従って、ドレイン側選択ゲート線SGDに隣接するワード線WL31だけではなく、2本隣のワード線WL30も、ドレイン側選択ゲート線SGDからのカップリングノイズの影響を受けることも考えられる。このような場合は、隣接するワード線WL31だけでなく、2本隣のワード線WL30についても、VreadLを印加するようにすればよい。
さらに、ドレイン側選択ゲート線SGDに隣接する非選択ワード線WL31に読出パス電圧VreadLを印加する場合は、ソース側選択ゲート線SGSを昇圧した後にドレイン側選択ゲート線SGDを昇圧すれば足り、それ以外のそれ以外の昇圧順序は、任意に変更できる。
以上に説明したとおり、本実施形態2に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、非選択ワード線WL31において、ドレイン側選択ゲート線SGDの昇圧に伴うカップリングノイズを受けて発生するオーバーシュート電圧のピーク値が低減する。これにより、非選択ワード線WL31に接続されるメモリセルMC31のリードディスターブを防止することが可能となる。また、選択ゲート線の昇圧のタイミングを早めることができるため、メモリセルのデータの読出速度を向上することが可能となる。
(実施形態3)
本発明は、上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態1乃至実施形態2に係る不揮発性半導体記憶装置100は、図9に示すように、メモリカード10に搭載することが可能である。すなわち、不揮発性半導体記憶装置100と、この不揮発性半導体記憶装置100をコントロールするコントローラ30とを搭載して、メモリカード10を構成することも可能である。
なお、本発明の一実施形態によれば、直列に接続されている前記複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルの直列接続体の両端部にそれぞれ接続されている第1の選択トランジスタ及び第2の選択トランジスタと、を具備するNANDメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、前記複数のメモリセルに接続されている複数のワード線及び複数のビット線と、前記複数のメモリセルに対しデータの読出を行う時に前記ワード線及び前記ビット線に電圧を印加するデータ読出制御部と、を具備し、前記データ読出制御部は、前記メモリセルアレイの前記第1の選択トランジスタに近い側の第1群のメモリセルと前記第1の選択トランジスタから遠い側の第2群のメモリセルのデータを異なる時間に読み出す時において前記第1の選択トランジスタと前記第2の選択トランジスタの制御ゲートに印加されているゲート印加電圧を昇圧する順序が異なるように制御する場合に、前記複数のメモリセルの1つを選択してデータを読み出す時において当該選択のメモリセル以外の非選択のメモリセルに読出パス電圧を印加した後であって前記第1の選択トランジスタ又は前記第2の選択トランジスタの制御ゲートに印加されているゲート印加電圧を昇圧する時に、当該昇圧に係る前記第1の選択トランジスタ又は前記第2の選択トランジスタに少なくとも1つは隣接の前記非選択のメモリセルに印加する前記ワード線の前記読出パス電圧より低くすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。
これによれば、選択ゲート線に隣接する非選択ワード線において、選択ゲート線の昇圧に伴うカップリングノイズを受けて発生するオーバーシュート電圧のピーク値が低減する。これにより、該非選択ワード線に接続されるメモリセルのリードディスターブを防止することが可能となる。また、選択ゲート線の昇圧のタイミングを早めることができるため、メモリセルのデータの読出速度を向上することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の構成を示すブロック図である。 メモリセルアレイ101の一例を示すブロック図である。 メモリセルアレイ101の1つのブロックBLOCKiの構成の一例を示す回路図である。 メモリセルアレイ101の1つのブロックBLOCKiの構成の一例を示す回路図である。 ブロックBLOCKiの1つのメモリセルユニットの構成を示す回路図である。 メモリセルMCnからデータを読み出す場合の動作タイミングチャートである。 ブロックBLOCKiの1つのメモリセルユニットの構成を示す回路図である。 メモリセルMCnからデータを読み出す場合の動作タイミングチャートである。 各実施形態における不揮発性半導体記憶装置を搭載したメモリカードの構成を示すブロック図である。 メモリセルのデータを読み出す場合の一般的な動作タイミングチャートである。 特許文献1の技術を用いてメモリセルのデータを読み出す場合の動作タイミングチャートである。
符号の説明
BL、BL0〜BLj ビット線
WL、WL0〜WL31 ワード線
SGS ソース側選択ゲート線
SGD ドレイン側選択ゲート線
MC、MC0〜MCi メモリセル
SOURCE 共通ソース線
10 メモリカード
30 コントローラ
100 不揮発性半導体記憶装置
101 メモリセルアレイ
102 ロウ制御回路
103 カラム制御回路
104 センスアンプ回路
105 選択回路
106 主制御回路
109 データレジスタ
110 インターフェイス回路
120 データ読出制御部

Claims (5)

  1. 直列に接続されている前記複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルの直列接続体の両端部にそれぞれ接続されている第1の選択トランジスタ及び第2の選択トランジスタと、を具備するNANDメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、前記複数のメモリセルに接続されている複数のワード線及び複数のビット線と、前記複数のメモリセルに対しデータの読出を行う時に前記ワード線及び前記ビット線に電圧を印加するデータ読出制御部と、を具備し、
    前記データ読出制御部は、前記複数のメモリセルの1つを選択してデータを読み出す時において当該選択のメモリセル以外の非選択のメモリセルに読出パス電圧を印加した後であって前記第1の選択トランジスタ又は前記第2の選択トランジスタの制御ゲートに印加されているゲート印加電圧を昇圧する時に、当該昇圧に係る前記第1の選択トランジスタ又は前記第2の選択トランジスタに少なくとも1つは隣接の前記非選択のメモリセルに印加する前記ワード線の前記読出パス電圧を他の前記非選択のメモリセルに印加する前記ワード線の前記読出パス電圧より低くすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 直列に接続されている前記複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルの直列接続体の両端部にそれぞれ接続されている第1の選択トランジスタ及び第2の選択トランジスタと、を具備するNANDメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、前記複数のメモリセルに接続されている複数のワード線及び複数のビット線と、前記複数のメモリセルに対しデータの読出を行う時に前記ワード線及び前記ビット線に電圧を印加するデータ読出制御部と、を具備し、
    前記データ読出制御部は、前記第1の選択トランジスタの制御ゲートに電圧を印加し前記メモリセルに接続されている前記ワード線に電圧を印加し次に前記第2の選択トランジスタの制御ゲートに電圧を印加する時に前記第2の選択トランジスタに少なくとも1つは隣接の前記非選択のメモリセルに印加する前記ワード線の前記読出パス電圧を他の前記非選択のメモリセルに印加する前記ワード線の前記読出パス電圧より低くし、又は前記第2の選択トランジスタの制御ゲートに電圧を印加し前記メモリセルに接続されている前記ワード線に電圧を印加し次に前記第1の選択トランジスタの制御ゲートに電圧を印加する時に前記第1の選択トランジスタに少なくとも1つは隣の前記非選択のメモリセルに印加する前記ワード線の前記読出パス電圧を他の前記非選択のメモリセルに印加する前記ワード線の前記読出パス電圧より低くすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 直列に接続されている前記複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルの直列接続体の両端部にそれぞれ接続されている第1の選択トランジスタ及び第2の選択トランジスタと、を具備するNANDメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、前記複数のメモリセルに接続されている複数のワード線及び複数のビット線と、前記複数のメモリセルに対しデータの読出を行う時に前記ワード線及び前記ビット線に電圧を印加するデータ読出制御部と、を具備し、
    前記データ読出制御部は、前記メモリセルアレイの前記第1の選択トランジスタに近い側の第1群のメモリセルと前記第1の選択トランジスタから遠い側の第2群のメモリセルのデータを異なる時間に読み出す時において前記第1の選択トランジスタと前記第2の選択トランジスタの制御ゲートに印加されているゲート印加電圧を昇圧する順序が異なるように制御する場合に、前記複数のメモリセルの1つを選択してデータを読み出す時において当該選択のメモリセル以外の非選択のメモリセルに読出パス電圧を印加した後であって前記第1の選択トランジスタ又は前記第2の選択トランジスタの制御ゲートに印加されているゲート印加電圧を昇圧する時に、当該昇圧に係る前記第1の選択トランジスタ又は前記第2の選択トランジスタに少なくとも1つは隣接の前記非選択のメモリセルに印加する前記ワード線の前記読出パス電圧より低くすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 直列に接続されている前記複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルの直列接続体の両端部にそれぞれ接続されている第1の選択トランジスタ及び第2の選択トランジスタと、を具備するNANDメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、前記複数のメモリセルに接続されている複数のワード線及び複数のビット線と、前記複数のメモリセルに対しデータの読出を行う時に前記ワード線及び前記ビット線に電圧を印加するデータ読出制御部と、を具備する不揮発性半導体記憶装置のデータ読出方法であって、
    前記データ読出制御部は、前記複数のメモリセルの1つを選択してデータを読み出す時において当該選択のメモリセル以外の非選択のメモリセルに読出パス電圧を印加した後であって前記第1の選択トランジスタ又は前記第2の選択トランジスタの制御ゲートに印加されているゲート印加電圧を昇圧する時に当該昇圧に係る前記第1の選択トランジスタ又は前記第2の選択トランジスタに少なくとも1つは隣接の前記非選択のメモリセルに印加する前記ワード線の前記読出パス電圧を他の前記非選択のメモリセルに印加する前記ワード線の前記読出パス電圧より低くすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置のデータ読出方法。
  5. 直列に接続されている前記複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルの直列接続体の両端部にそれぞれ接続されている第1の選択トランジスタ及び第2の選択トランジスタと、を具備するNANDメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、前記複数のメモリセルに接続されている複数のワード線及び複数のビット線と、前記複数のメモリセルに対しデータの読出を行う時に前記ワード線及び前記ビット線に電圧を印加するデータ読出制御部と、を具備し、
    前記データ読出制御部は、前記複数のメモリセルの1つを選択してデータを読み出す時において当該選択のメモリセル以外の非選択のメモリセルに読出パス電圧を印加した後であって前記第1の選択トランジスタ又は前記第2の選択トランジスタの制御ゲートに印加されているゲート印加電圧を昇圧する時に、当該昇圧に係る前記第1の選択トランジスタ又は前記第2の選択トランジスタに少なくとも1つは隣接の前記非選択のメモリセルに印加する前記ワード線の前記読出パス電圧を他の前記非選択のメモリセルに印加する前記ワード線の前記読出パス電圧より低くすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置を搭載するメモリカード。
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