JP2008045545A - 内燃エンジンの燃料空気混合気の組成を制御する方法 - Google Patents

内燃エンジンの燃料空気混合気の組成を制御する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】制御システムを制御範囲から逸脱させることなく、内燃エンジンに供給される混合気の組成を調整可能であり、且つ点火時点を変更可能であるように、回転数制御方法を構成する。
【解決手段】特定の時点(t)で外乱量(Δm)を導入するし、外乱量(Δm)を導入した直後に回転数制御回路(55)の動作を監視し、評価する。評価の結果に依存して、内燃エンジン(1)の作動に影響する少なくとも1つのパラメータを調整する。
【選択図】図3

Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載の、内燃エンジンに供給される空気と燃料とから成る混合気の組成を制御する方法、特に2サイクルエンジンとして構成された内燃エンジンにおける前記方法に関するものである。
手で担持されるパワーチェーンソー、刈払い機、送風機等の作業機は、内燃エンジン、たとえば2サイクルエンジンにより駆動されるのが有利である。内燃エンジンは、最近の技術を使用してフリーレビィングであり、パワーがあり、それにもかかわらず環境にやさしく作動できるからである。ほぼ20cmとほぼ250cmとの間の行程容積を備えたこの種の小型エンジンを最適に作動させるため、内燃エンジンの作動パラメータに依存して点火を制御するマイクロプロセッサが制御用に利用される。
特許文献1に記載のように、燃料系に電磁弁を使用することも知られている。この種の電磁弁は燃料流を制御して内燃エンジンの種々の作動パラメータに燃料の量を適合させるために使用される。
内燃エンジンの回転数を回転数制御回路により監視する場合、電子装置が介入して点火時点を変更させることにより所望の回転数を保持する。したがって、アイドリングの場合も設定されたアイドリング回転数が制御される。このために使用される制御器はほとんどの場合PIコントローラであり、すなわち比例制御成分と積分制御成分とを備えたコントローラである。
しかし、特に2サイクルエンジンの場合、回転数は点火時点に依存しているばかりでなく、混合気の組成にも依存している。混合気も制御量として変更可能である場合、特にアイドリング時に混合気の組成と点火時点とに制御を介入させると、システムは制御範囲から逸脱する。このときエンジンがエンストしたり、アイドリング回転数を維持できなくなることがある。
独国特許出願公開第10242186A号明細書
本発明の課題は、制御システムを制御範囲から逸脱させることなく、内燃エンジンに供給される混合気の組成を調整可能であり、且つ点火時点を変更可能であるように、回転数制御方法を構成することである。
本発明は、上記課題を解決するため、特定の時点で外乱量を導入すること、外乱量を導入した直後に回転数制御回路の動作を監視し、評価すること、評価の結果に依存して、内燃エンジンの作動に影響する少なくとも1つのパラメータを調整することを特徴とするものである。
本発明によれば、予め設定可能な時点で外乱量を導入し、外乱量を導入した直後に回転数制御回路の動作を監視し、評価する。次に、評価の結果に依存して、変数または内燃エンジンの作動に影響する少なくとも1つのパラメータ、有利には燃料空気混合気の混合気成分を調整する。変数としては、たとえば点火時点、圧縮等の他の作動パラメータも適している。
外乱量を導入した後に、制御回路の案内量としての回転数が変化するようであれば、回転数制御回路を直接逆制御(gegensteuern)して、所定の回転数を維持させる。回転数制御回路は点火に適宜制御介入することにより回転数の上昇または低下を阻止する。回転数制御回路のこのような動作は再び制御成分に反映され、監視され、評価されて、評価の結果にしたがって混合気の成分のための配量装置を制御し、動作の評価結果に応じて混合気の1つの成分を調整して、最適化された空気数λを持った混合気組成を得る。このように、制御回路の制御成分(たとえば回転数制御回路の比例制御成分)を、制御ずれおよび実施すべき制御介入に対する量として評価することができる。したがって、制御回路の比例制御成分は混合気における燃料と空気との現時点での比率を表わす量である。次に、混合気組成を最適化させるため、比例制御成分の大きさを評価することにより燃料成分および/または混合気成分を変化させて、制御範囲からの制御の逸脱を確実に回避させる。
外乱量として、燃料空気混合気を変化させるのが有利であり、この場合燃料成分および/または混合気成分を変化させることができる。
合目的には、外乱量として燃料成分を電磁制御弁を介して変化させて、検知した制御ループの動作に依存して燃料空気混合気の組成を調整することで最適な空気数λを得るようにするのがよい。外乱量と修正と混合気成分の変化との間の相互作用は、空気数λに対し最適な値が得られるまで行なう。
合目的には、λをマッチングさせるために変化させる制御量は燃料成分である。燃料成分の代わりに空気成分を変化させるのも有利である。
弁はクロック信号で動作する弁として作動させる。この弁は合目的には電流がない状態で開弁しているのがよい。また、対応的に制御されるリニア弁または比例弁を使用してもよい。
本発明の他の特徴は他の請求項、以下の説明および図面から明らかである。
次に、本発明の実施形態を添付の図面を用いて詳細に説明する。
図1において1は内燃エンジンである。本実施形態では、内燃エンジン1は2サイクルエンジンである。内燃エンジンは4サイクルエンジン、掃気時空気予備蓄積型2サイクルエンジン等のエンジンとして構成してもよい。図1に図示した内燃エンジン1はシリンダ2を有し、シリンダ2はその内部で上下動するピストン3を備えている。ピストン3はクランクケース4内に支持されているクランク軸5を回転駆動する。このため、クランク軸5は適当な連接棒6を介してピストン3と結合されている。
ピストン3は混合気取り込み口10を制御する。混合気取り込み口10は、クランクケース4内に負圧が発生したときに吸気通路11とエアフィルタ17とを介して燃焼空気を吸い込む。燃焼空気には、気化器12を通過するときに燃料が混合される。ピストン3により制御される混合気取り込み口10を介して燃料空気混合気がクランクケース4内へ吸い込まれ、ピストン3が下降運動を行なうときに、シリンダ2に形成されている掃気通路7を介して燃焼室8内へ搬送される。点火制御器13を介して点火プラグ9に点火火花が形成され、点火火花は上昇するピストン3によって燃焼室8内で圧縮される燃料空気混合気を点火させ、ピストン3の下降運動によりクランク軸5を駆動する。燃焼時に発生する排ガスは、好ましくはピストンにより制御される排ガス排出口18を介して排出される。
クランク軸5には、破線で示したホイール14が結合されている。ホイール14はたとえばフライホイール、ファンホイール等である。ホイール14内には磁石が配置され、磁石はホイール14の周部に配置されている位置固定のコイル15に電圧を誘導する。ホイール14にはさらに内燃エンジンの回転数を検知する回転数検知センサ16が配置されている。回転数検知センサ16はパルス列を発し、クランク軸5の1回転ごとに1つのパルス、好ましくは複数個のパルスを発する。パルス列は信号線19を介して点火制御器13に送られ、好ましくはプロセッサを使用して処理される。
位置固定のコイル15の電圧は点火制御器13に送られ、点火制御器13は点火火花のための点火エネルギーを点火プラグ9に提供する。さらに、コイル15の誘導電圧により、電磁弁21の制御のために設けられている弁制御回路20をも駆動される。電磁弁21は燃料系30内に設けられ、燃料供給量を制御するために用いる。このため、電磁弁21は制御線22を介して弁制御回路20と接続されている。
図示した実施形態では、電磁弁21を適宜制御することにより、吸気通路11への燃料供給量を調整可能である。また、燃料の代わりに、電磁弁により空気を供給するのも合目的である。混合気を調整するため、図示した実施形態では、混合気の燃料成分を変化させる。混合気の空気成分を変化させる制御は対応的に行う。
燃料系30は、気化器12の制御室23と、該制御室23に燃料管25を介して燃料を供給する燃料タンク24とを含んでいる。このため、図2が示すように、燃料管25内には燃料ポンプ26が配置されている。燃料ポンプ26は内燃エンジン1のクランクケース4の交番的クランクケース内圧力により駆動される。燃料ポンプ26の吐出し側は吸い込み弁27を介して制御室23に連通している。制御室23はダイヤフラム28によって画成されている。ダイヤフラム28は制御レバー29を介してばね29aの力に抗して吸込み弁27を制御する。
制御室23からは燃料管25aが分岐して、吸気通路11に設けたメインノズルHD(合目的には部分負荷ノズルTD)と複数個のアイドリングノズルL0,L1,L2とに通じている。
図2の実施形態では、制御室23と前記ノズルとの間に位置するように燃料管25a内に切換え可能な前記電磁弁21が配置されている。電磁弁21は、図2に示すように電流がないときに開弁している。このため、たとえばばね21aを用いる。ばね21aは弁要素21bを貫流位置へ付勢している。電磁弁21を閉じるため、よって燃料供給を遮断するため、電磁弁21の制御コイルは弁制御回路20を介して供給電圧で付勢される。供給電圧を電磁弁21の制御コイルに印加すると、弁要素21bはばね21aの力に抗して戻され、燃料供給を遮断する。
図2には、制御線22で電磁弁21へ出力させることのできる信号列50の一例が図示されている。電磁弁21の開閉と時間tとの関係を示すものである。信号が印加されると電磁弁21は常に閉じる。電磁弁21は電流がないときには開いている。個々の信号列51,52,53の幅は弁制御回路20の設定にしたがって調整されており、その結果電磁弁21はパルス幅変調信号列50により制御される。なお、制御パルス51,52,53を同じ幅に形成し、信号列を周波数変調して電磁弁21へ出力させるのも合目的である。また、適宜制御されるリニア弁または比例弁を使用することも合目的である。
電磁弁21の下流側にはメインノズルパス31がある。メインノズルパス31は、調整要素32と絞り33と逆止弁34とを介して、吸気通路11のベンチュリー部35の領域に設けたメインノズルHDと連通している。
メインノズルパス31に並列に部分負荷ノズルパス36が設けられている。部分負荷ノズルパス36は固定絞り37と逆止弁37aとを介して部分負荷ノズルTDに燃料を供給する。部分負荷ノズルTDは流動方向38でベンチュリー部35の下流側においてほぼノズルL1の高さに設けられている。図2および図5の図示では、見やすくするために複数個のノズルが並列的に図示してある。
ベンチュリー部35の下流側には、メインノズルHDの後方に、回動可能なスロットルバルブ44が吸気通路11内に設けられている。スロットルバルブ44の回動範囲内にはアイドリングノズルL1,L2が開口し、スロットルバルブ44の下流側には出口L0が開口している。これら開口部L0,L1,L2はともに1つのアイドリング室40から燃料の供給を受ける。アイドリングノズルL1はほぼスロットルバルブ44の軸45の高さにあり、絞り42を介してアイドリング室40と連通している。
アイドリングノズルL2はアイドリングノズルL1の上流側において吸気通路11に開口し、同様に絞り43を介してアイドリング室40と連通している。アイドリング室40はアイドリング調整ねじ39と好ましくは逆止弁39aとを介してメインノズルパス31と連通している。
出口L0はスロットルバルブ44の下流側において吸気通路11に開口し、絞り41を介してアイドリング室40と連通している。
吸気通路11内には、ベンチュリー部35の上流側に、チョークバルブ46が配置されている。チョークバルブ46は公知のように内燃エンジンの冷間始動のために閉じて、混合気を濃化させる。
電磁弁21を備えた燃料系30の構成は、吸気通路11内の負圧に関係なく燃料の量を制御するために燃料の供給量を修正するためのものである。このため、制御線48を介して制御信号を点火制御器13に送る前記弁制御回路20が設けられている。
図3に図示した弁制御態様は実線で図示した回転数制御ループ55を含んでいる。回転数制御ループを始動させた後、内燃エンジンの負荷状態に応じて、回転数制御ループが回転数を保持すべき回転数限界値を設定する。合目的には下側回転数nと上側回転数nとを設定して、たとえばアイドリング時に回転数制御ループ55が内燃エンジンの回転数をこの下側回転数nと上側回転数nとの間に保持するようにするのがよい。アイドリング回転数はたとえば400/分の変動幅を持つように設定することができる。内燃エンジンの負荷状態を検出するため、負荷スイッチ60を使用することができる。負荷スイッチ60の出力信号は設定ユニット61において評価され、対応する回転数限界値に換算される。負荷スイッチ60はアイドリングコンディションまたはロードコンディションを検出する。
設定した回転数限界値を、比較器62および63で、回転数検知センサ16を介して送られてくる実測回転数n実測と比較する。第1の比較器62では、実測回転数n実測に関し、下側回転数限界値よりも大きいかどうかをチェックする。大きい場合には第2の比較器63が制御され、該第2の比較器63は実測回転数n実測が上側回転数限界値よりも大きいかどうかをチェックする。大きくない場合には、ブランチ64を介して回転数制御ループを終了させ、負荷状態(アイドリング/フルスロットル)に応じて回転数制御ループを新たに開始する。
比較器62における最初の比較で、実測回転数n実測が下側回転数n以下であると確認されれば、ブランチ65へ移行する。ブランチ65を介して、回転数が上昇するように、点火制御器13への介入を行う。対応的に、実測回転数n実測が上側回転数nよりも大きければ、比較器63からブランチ66へ移行させる。ブランチ66へ移行する場合、回転数が低下するように点火制御器13への介入を行なう。両ブランチ65と66においては、このような介入を、点火時点を「早」または「遅」にしたがって調整することで行なう。或いは、回転数を低下させるには、点火を中断させてもよい。両部ランチ65と66は、ブランチ64と同様に、回転数制御ループのスタートへ戻る。
アイドリング回転数の定常性、よってアイドリングクオリティは、混合気の組成に強く依存している。それ故、燃料供給量を制御するための前記電磁弁21が設けられている。回転数制御回路により十分安定に保持される最適なアイドリング回転数を達成するには、混合気を適宜適正化する必要がある。図4は混合気組成λに対する回転数nの依存性を示すグラフである。
図4から明らかなように、混合気が希薄であると回転数が強く上昇し、極端な場合には、回転数制御回路55により所望のアイドリング回転数へ低下させることができなくなる。このときシステムは制御範囲外にある。他方、図4から明らかなように、混合気が濃すぎると、内燃エンジンは失速する。回転数制御回路55は濃すぎる混合気による回転数の低下をもはや補償することができなくなり、内燃エンジンはエンストする。
回転数制御回路55の制御範囲を上側に対しても下側に対しても十分であるようにするため、本発明によれば、規則的な間隔で、或いは、確率的に、外乱量Δmを制御回路に導入する。これは、たとえば、図3の図示で点線部分で示したように、混合気組成を濃化方向または希薄化方向で変化させることにより行なう。アイドリングでは、制御は継続的にアクティブであってよく、他の回転数範囲では確率的に作用してよい。
外乱量Δmは点火制御の判定基準にしたがって所定の時点で導入する。これは弁制御回路20を適宜制御することにより行なう。弁制御回路20の制御は、たとえば、混合気を希薄化させるために信号51のパルス幅を広くすることで行うことができ、或いは、混合気を濃化するために信号51のパルス幅を狭くすることで行なうことができる。
混合気をどのように変化させても、図4が示すように、内燃エンジンの回転数nに直接影響する。図4に図示したように、混合気が希薄になると、回転数nは上昇する。しかしこの回転数の上昇は前記回転数制御ループにより阻止される。内燃エンジン自体は障害なしに運転を続行し、その際外乱量Δmを補償するためにそれぞれの回転数ブランチ65または66を実施する。再び回転数制御回路55の動作が該制御回路の制御成分に反映し、それ故該制御成分(比例制御成分、積分制御成分、或いは微分制御成分など)を監視することにより、制御回路を介入させることなく、予想される回転数のずれに関する情報を得ることができる。好ましくは、回転数制御ループの比例制御成分が検知装置70により監視され、評価されるのがよい。検知装置70は監視される制御成分の大きさに応じて混合気の1つの成分を必要なだけ変化させ、弁制御回路20に対応する制御信号を出力して、混合気成分を+Δmまたは−Δmだけ変化させる。弁制御回路20は得られた制御命令に応じて電磁弁21の開弁特性を変更する。これはパルス幅変調または周波数変調により行なうことができる。混合気中の燃料の成分は、空気数λがたとえばアイドリング制御に対し最適化されており、且つ回転数が制御範囲から逸脱するのが回避されているように、変化させる。
混合気の新たな調整を行い、回転数制御ループ55が混合気変化により起こりうる回転数変化を補償した後、停止時間の経過後、新たに外乱量を導入させ、外乱量Δmから予想される回転数変化を修正するために必要な制御成分を監視することにより、再び回転数制御回路55の動作を評価する。なお装置全体は、その都度の作動状態において図4に図示したような最適範囲69で空気数λが生じるように構成されている。
図2の実施形態では、弁は主燃料管25aの中に設けられている。図5の実施形態では、好ましくはクロック信号で動作する弁21はアイドリングシステム40,41,42,43内へ燃料を供給するために用いる。図5の燃料系の構成は実質的に図2の燃料系の構成に対応しており、それ故同一の部材には同一の符号を使用している。燃料系30aに通じる主燃料管25a内には、燃料の流量を調整するための調整ねじ39bが設けられている。弁21の制御はこの実施形態においても弁制御回路20を介して行なう。弁制御回路20は点火制御器13から対応する制御信号を得る。
本発明による装置は、弁21を適宜制御することによりアイドリング時の燃料濃度を調整するため、図3の回転数制御ループ55と接続させて利用してもよいし、また該回転数制御ループ55から切り離して利用してもよい。負荷スイッチ60がアイドリングを示すと、この信号は対応的に処理され、弁制御回路は、混合気の濃度が、すなわち空気数λが、一定になるように制御される。その際混合気組成を最適に調整でき、回転数自体はもっぱら点火時点だけを介して目標値に保持され、または所定目標限界値以下に保持される。
他の評価方法によれば、点火時点を変更させることにより回転数制御回路を介して回転数を一定に保持する代わりに、混合気の濃度を変化させることにより回転数を調整してもよい。この場合、回転数の調整は、弁21の制御と燃料空気混合気の成分の調整とを介して行うことができる。
この種の制御においてアイドリングから負荷へ切換える場合には、より優れた加速のために混合気を濃化させるために弁21を利用することができる。内燃エンジンが高回転数からアイドリングの方向へ作動する場合には(Rich-Come-Down)、Rich-Come-Down作用を回避するため、弁21を混合気が希薄になるように制御することができる。
したがって、図5の装置は電磁弁21によるアイドリング時混合気制御にも用いることができる。
吸気部分と概略的に図示した制御回路とを併せて示した内燃エンジンの概略構成図である。 電磁切換え可能な弁を備えた気化器装置の原理構成図である。 本発明による方法のフローチャートである。 回転数と空気数λとの関係を示すグラフである。 アイドリングノズルを切換える電磁弁を備えた他の気化器装置の概略構成図である。
符号の説明
1 内燃エンジン
2 シリンダ
3 ピストン
4 クランクケース
5 クランク軸
8 燃焼室
9 点火プラグ
12 気化器
13 点火制御器
20 弁制御回路
21 電磁弁
30 燃料系
55 回転数制御ループ
Δm 外乱量

Claims (13)

  1. 内燃エンジン(1)に供給される空気と燃料とから成る混合気の組成を制御する方法であって、
    内燃エンジン(1)のシリンダ(2)内に、点火プラグ(9)を備えた燃焼室(8)が形成され、燃焼室(8)がクランク軸(5)を駆動するピストン(3)によって画成され、
    点火プラグ(9)と結合される点火制御器(13)であって、クランク軸(5)の回転数に依存して適正点火時点で点火プラグ(9)に点火火花を発生させるとともに、回転数制御回路(55)を介してクランク軸(5)の現時点での回転数(n実測)を所定の限界値(n下側、n上側)内に保持する前記点火制御器(13)と、空気と混合気とから成る混合気の少なくとも一方の成分を配量する制御可能な配量装置(21)とを用いて、混合気の組成を制御する前記方法において、
    特定の時点(t)で外乱量(Δm)を導入すること、
    外乱量(Δm)を導入した直後に回転数制御回路(55)の動作を監視し、評価すること、
    評価の結果に依存して、内燃エンジン(1)の作動に影響する少なくとも1つのパラメータを調整すること、
    を特徴とする方法。
  2. 前記パラメータが混合気の1つの成分であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 外乱量(Δm)を導入した後、回転数制御回路(55)の制御成分を監視し、該制御成分の大きさに依存して混合気の1つの成分を予め設定可能な制御量(Δm)で変化させることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記パラメータが点火であり、特に点火時点であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記制御成分が回転数制御回路(55)の比例制御成分であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 前記制御成分が回転数制御回路(55)の積分制御成分であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. 前記制御成分が回転数制御回路(55)の微分制御成分であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  8. 外乱量(Δm)として、空気と燃料とから成る混合気の1つの成分を変化させることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  9. 前記制御量(Δm)が混合気の燃料成分であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  10. 前記制御量(Δm)が混合気の空気成分であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  11. 前記配量装置がクロック信号で動作する弁(21)であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  12. 前記弁(21)が電流のない状態で開弁していることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  13. 内燃エンジン(1)のアイドリング作動で規則的に外乱量(Δm)を導入し、前記パラメータ、特に燃料空気混合気を適合させることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
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