JP2007023838A - 汎用内燃機関のオートチョーク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】点火が実行されない状態でリコイルスタータが操作された際の燃料の噴射を抑制し、かぶりが生じないようにした汎用内燃機関のオートチョーク装置を提供する。
【解決手段】操作者によるコンビネーション・スイッチの操作によって点火が実行可能とされているか(コンビネーション・スイッチがオン・ポジションに操作されているか)否か判断する(S18)と共に、その判断結果に基づいてチョーク用電動モータの動作を制御してチョークバルブの開度を調節する。具体的には、点火が実行可能とされていない(コンビネーション・スイッチがオフ・ポジションにある)と判断されるとき、チョークバルブの全開指示を出力し、チョークバルブが全開となるようにチョーク用電動モータの動作を制御する(S30)。
【選択図】図4

Description

この発明は、汎用内燃機関のオートチョーク装置に関する。
発電機や農業機械など、様々な用途で駆動源として使用される汎用内燃機関において、近年、チョークバルブをアクチュエータで開閉させるオートチョーク装置を用いることで機関の始動性を向上させることが提案されている。オートチョーク装置として、例えば下記の特許文献1に記載される技術が知られている。
特開2004−232529号公報
汎用内燃機関の始動には、リコイルスタータが広く使用されている。リコイルスタータによって機関を始動させる場合、操作者は先ず機関の点火系に接続されたスイッチを操作し、点火を実行可能としてからリコイルスタータを操作する。
ところで、汎用内燃機関の燃料供給はキャブレタによって行われるのが一般的である。そのため、チョークバルブが閉弁された状態でリコイルスタータが操作されると、前記スイッチの操作前(点火が実行されない状態)であっても多量の燃料が噴射され、点火プラグに燃料が付着して着火し難くなる、いわゆるかぶりが生じるおそれがあった。
従って、この発明の目的は上記した問題を解決し、点火が実行されない状態でリコイルスタータが操作された際の燃料の噴射を抑制し、かぶりが生じないようにした汎用内燃機関のオートチョーク装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、汎用内燃機関の吸気路に配置されたチョークバルブと、前記チョークバルブを開閉させるアクチュエータと、前記アクチュエータの動作を制御して前記チョークバルブの開度を調節する制御手段とを備えた汎用内燃機関のオートチョーク装置において、操作者に操作されて前記内燃機関の点火を実行可能とするスイッチと、前記内燃機関を前記操作者の手動操作によって始動可能とするリコイルスタータと、および前記スイッチによって前記点火が実行可能とされている否か判断する判断手段とを備えると共に、前記制御手段は、前記判断手段の判断結果に基づき、前記アクチュエータの動作を制御して前記チョークバルブの開度を調節するように構成した。
また、請求項2に係る汎用内燃機関のオートチョーク装置にあっては、前記制御手段は、前記リコイルスタータの操作時に前記点火が実行可能とされていないと判断されるとき、前記チョークバルブが全開となるように前記アクチュエータの動作を制御するように構成した。
請求項1に係る汎用内燃機関のオートチョーク装置にあっては、操作者によるスイッチの操作によって機関の点火が実行可能とされているか否か判断すると共に、その判断結果に基づいてチョークバルブの開度を調節するように構成したので、点火が実行されない状態でリコイルスタータが操作された際の燃料の噴射を抑制でき、かぶりが生じるのを防止することができる。
また、請求項2に係る汎用内燃機関のオートチョーク装置にあっては、リコイルスタータの操作時に点火が実行可能とされていないと判断されるとき、チョークバルブが全開となるようにアクチュエータの動作を制御するように構成したので、点火が実行されない状態でリコイルスタータが操作された際の燃料の噴射を抑制でき、かぶりが生じるのを防止することができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る汎用内燃機関のオートチョーク装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る汎用内燃機関のオートチョーク装置の全体図である。
図1において、符号10は汎用内燃機関(以下「エンジン」という)を示す。エンジン10は空冷4サイクルの単気筒OHV型エンジン(排気量は例えば400cc)であり、発電機や農業機械など、様々な用途で駆動源として使用される。
エンジン10のシリンダ(シリンダブロック)12には、ピストン14が往復動自在に収容される。シリンダ12の上部にはシリンダヘッド16が取り付けられ、シリンダヘッド16にはピストン14の頂部を臨む位置に形成された燃焼室18と、燃焼室18に連通される吸気ポート20および排気ポート22が設けられる。また、シリンダヘッド16には、燃焼室18と吸気ポート20の間を開閉する吸気バルブ24と、燃焼室18と排気ポート22の間を開閉する排気バルブ26とが設けられると共に、エンジン10の温度を示す出力を生じる温度センサ28が設けられる。
シリンダ12の下部にはクランクケース30が取り付けられる。クランクケース30にはクランクシャフト(出力軸)32が回転自在に収容される。クランクシャフト32は、コンロッド34を介してピストン14の下部に連結される。
クランクシャフト32の一端には、発電機などの図示しない負荷が接続される一方、他端には、フライホイール36と冷却ファン38とリコイルスタータ40とが取り付けられる。
フライホイール36は筒型を呈し、その内方にはパワーコイル42が配置される。パワーコイル42は、フライホイール36の内周面に取り付けられたマグネット44と共に多極発電機を構成し、クランクシャフト32の回転に同期した出力(交流電流)を生じる。
また、フライホイール36の外方にはパルサコイル46が配置される。パルサコイル46は、その付近をフライホイール36の外周面に取り付けられたマグネット48が通過するごとにエンジン10の点火時期を示す出力を生じる。また、図1で図示は省略するが、フライホイール36の内方にはパワーコイル42に加え、フューエルカット・ソレノイドバルブ用コイル(以下「FSコイル」という)が配置される。FSコイルも、クランクシャフト32の回転に同期した出力(交流電流)を出力する。
クランクケース30には、さらにカムシャフト50が回転自在に収容される。カムシャフト50は、クランクシャフト32の軸線と平行に配置されると共に、ギヤ機構52を介してクランクシャフト32に連結される。カムシャフト50は吸気側カム54と排気側カム56とを備え、図示しないプッシュロッドとロッカーアーム58,60を介して前記した吸気バルブ24と排気バルブ26を開閉駆動する。
また、吸気ポート20には、キャブレタ64が接続される。
図2は、キャブレタ64の拡大図(断面図)である。
図2に示すように、キャブレタ64は、吸気路66と、モータケース68と、キャブレタ・アシー70とを一体的に備える。吸気路66は、その下流側がインシュレータ72を介して吸気ポート20に接続されると共に、上流側がエアクリーナエルボ74を介して図示しないエアクリーナに接続される。また、吸気路66にはスロットルバルブ76と、スロットルバルブ76よりも上流側に配置されたチョークバルブ78が設けられると共に、スロットルバルブ76とチョークバルブ78の間が縮径されてベンチュリ80が形成される。
モータケース68には、スロットルバルブ76を開閉するスロットル用電動モータ84と、チョークバルブ78を開閉するチョーク用電動モータ86とが収容される。スロットル用電動モータ84とチョーク用電動モータ86は、具体的にはステッピングモータであり、コイルが巻回されたステータとロータとを備える。スロットルバルブ76の回転軸88とチョークバルブ78の回転軸90は、それぞれ減速ギヤ機構92,94を介してスロットル用電動モータ84とチョーク用電動モータ86の出力軸に接続される。
図示は省略するが、キャブレタ・アシー70は、燃料タンクに接続されるフロートチャンバーと、フロートチャンバーにメインジェットとメイン燃料通路を介して接続されるメインノズルと、メイン燃料通路から分岐したスロー燃料通路に接続されるアイドルポートおよびスローポートとを備える。メインノズルはベンチュリ80を臨む位置に配置される一方、アイドルポートとスローポートはスロットルバルブ76付近を臨む位置に配置される。
スロットルバルブ76の開度が大きいときは、ベンチュリ80を通過する吸入空気の負圧によってメインノズルから燃料が噴射され、混合気が生成される。一方、スロットルバルブ76の開度が小さいときは、スロットルバルブ76を通過する吸入空気の負圧によってアイドルポートあるいはスローポートから燃料が噴射される。また、チョークバルブ78が閉弁されると、ピストン14の下降によって生じる吸気路66内の負圧が増大するため、燃料噴射量が増加して空燃比がリッチ化される。
尚、図で符号96はフューエルカット・ソレノイドバルブを示す。フューエルカット・ソレノイドバルブ96のバルブ部(図示せず)はフロートチャンバーとメインジェットの間に配置され、コイル(後述の図3に示す)に通電されたときに閉弁して燃料の通過を遮断する。
図1の説明に戻ると、上記の如く生成された混合気は吸気ポート20と吸気バルブ24を通って燃焼室18に吸入される。燃焼室18に吸入された混合気は、点火プラグ(後述の図3に示す)によって点火されて燃焼し、よって生じた燃焼ガスは排気バルブ26と排気ポート22と図示しない消音器などを介してエンジン10の外部に排出される。
また、操作者によって操作自在な位置には、コンビネーション・スイッチ100と回転数設定ボリューム102とが配置される。コンビネーション・スイッチ100は、マイクロ・コンピュータからなる電子制御ユニット(以下「ECU」という)104に接続される。また、回転数設定ボリューム102は、操作者の操作に応じて目標エンジン回転数を示す出力を生じる。温度センサ28、パワーコイル42、パルサコイル46および回転数設定ボリューム102の出力は、ECU104に入力される。ECU104は、操作者によるコンビネーション・スイッチ100の操作と各種入力に基づき、エンジン10の動作(例えば、スロットル用電動モータ84とチョーク用電動モータ86の動作)を制御する。
図3は、ECU104などの構成を表す説明図である。
図3に示すように、ECU104は、整流回路110と、NE(エンジン回転数)検出回路112と、制御回路114とを備える。パワーコイル42の出力は、導電線116を介してECU104の整流回路110に入力され、全波整流されるなどして12Vの直流電流に変換される。
また、パワーコイル42の出力はNE検出回路112にも入力され、半波整流されるなどしてパルス信号に変換される。NE検出回路112で生成されたパルス信号は、制御回路114に入力される。パワーコイル42が発電する交流電流の周波数はクランクシャフト32の回転数に比例することから、制御回路114は、パワーコイル42の出力から生成されたパルス信号に基づいてエンジン回転数を検出することができる。
ECU104は、さらに信号成形回路118と点火回路120とを備える。パルサコイル46の出力は、導電線122を介して信号成形回路118に入力され、そこでクランクシャフト32の回転に同期した点火信号が生成される。信号成形回路118で生成された点火信号は、点火回路120と制御回路114に入力される。
コンビネーション・スイッチ100は、第1のスイッチ100aと第2のスイッチ100bとを備える。第1のスイッチ100aは、FSコイル124とフューエルカット・ソレノイドバルブ(具体的にはそのコイル)96を接続する導電線126に配置され、導電線126を流れる電流を導通あるいは遮断させる。また、第2のスイッチ100bは、導電線128に配置され、導電線128を流れる電流を導通あるいは遮断させる。
導電線128は、パワーコイル42の出力から生成された12Vの直流電流をECU104から出力し、第2のスイッチ100bを介してECU104に再入力させる。ECU104に再入力された電流は、制御回路114とDC/DCコンバータ130に入力される。尚、制御回路114には、図示しない回路を介し、パワーコイル42の出力から生成された12Vの直流電流が、5Vの直流電流に変換されて動作電流として供給される。
DC/DCコンバータ130に入力された電流は、昇圧されてコンデンサ132に充電される。コンデンサ132は、イグニッション・コイル134の1次コイルに接続される。イグニッション・コイル134の2次コイルには、点火プラグ136が接続される。また、DC/DCコンバータ130とコンデンサ132の途中は、サイリスタ138を介して接地させられる。
前記した点火回路120は、信号成形回路118または制御回路114から入力された点火信号に従い、サイリスタ138のゲートに通電する。これにより、コンデンサ132が放電してイグニッション・コイル134の1次コイルに電流が流れ、2次コイルに高電圧が発生して点火プラグ136が火花を生じる。
また、制御回路114には、上記した温度センサ28と回転数設定ボリューム102が接続される。制御回路114は、温度センサ28、回転数設定ボリューム102およびNE検出回路112の出力に基づき、モータドライバ140,142に制御信号を出力してスロットル用電動モータ84とチョーク用電動モータ86を動作させ、各バルブ76,78を開閉させて燃料噴射量(エンジン回転数)を調節する。また、制御回路114は、各種入力に基づいて点火時期の調節なども行う。
コンビネーション・スイッチ100は、操作者によってオン・ポジションとオフ・ポジションに操作自在とされる。図3で、コンビネーション・スイッチ100がオフ・ポジションに操作されたときのスイッチ100a,100bを実線で示し、オン・ポジションに操作されたときのそれらを想像線で示す。
コンビネーション・スイッチ100がオン・ポジションに操作されると、第1のスイッチ100aがオフされ、フューエルカット・ソレノイドバルブ96への動作電流の供給が遮断される。フューエルカット・ソレノイドバルブ96はノーマルオープン型であり、動作電流の供給が遮断されているときはキャブレタ64からの燃料噴射を可能とする。一方、第2のスイッチ100bはオンされ、導電線128を流れる電流を導通させる。
コンビネーション・スイッチ100がオン・ポジションにあるときにリコイルスタータ40が操作されると、クランクシャフト32の回転に伴ってパワーコイル42とパルサコイル46が出力を生じる。これにより、12Vの直流電流と点火信号が生成され、ECU104が起動させられると共に、エンジン10が始動させられる。
一方、コンビネーション・スイッチ100がオフ・ポジションに操作されると、点火系への電流の供給が遮断されて点火カットが行われ、エンジン10が停止させられる。エンジン10が停止することにより、12Vの直流電流の生成も終了し、ECU104が停止させられる。このように、コンビネーション・スイッチ100がオン・ポジションに操作されることにより、エンジン10の点火が実行可能とされる一方、オフ・ポジションに操作されることにより、点火が実行不可とされる。
また、コンビネーション・スイッチ100がオフ・ポジションに操作されると、第1のスイッチ100aがオンしてFSコイル124とフューエルカット・ソレノイドバルブ96の間が導通される。点火カットを行ってもクランクシャフト32の回転は直ちには停止しないため、FSコイル124の発電は継続される。そのため、コンビネーション・スイッチ100がオフ・ポジションに操作された後、所定期間、フューエルカット・ソレノイドバルブ96はFSコイル124から動作電流の供給を受けて閉弁する。これにより、点火カットと同時にフューエルカットが実行される。
ところで、コンビネーション・スイッチ100がオフ・ポジションに操作されているときであっても、リコイルスタータ40が操作されれば吸気路66の内部に負圧が発生するため、チョークバルブ78が閉弁されていればキャブレタ・アシー70から多量の燃料が噴射される。しかしながら、コンビネーション・スイッチ100がオフ・ポジションであれば点火は実行されないため、噴射された燃料が燃焼されずに点火プラグ136に付着して着火し難くなる、いわゆるかぶりが生じるおそれがある。尚、リコイルスタータ40の操作では、クランクシャフト32の回転が遅いため、フューエルカット・ソレノイドバルブ96を閉弁させるだけの電流は発生しない。
そこで、この発明に係る汎用内燃機関のオートチョーク装置にあっては、操作者によるコンビネーション・スイッチ100の操作によってエンジン10の点火が実行可能とされているか否か判断すると共に、その判断結果に基づいてチョーク用電動モータ86の動作を制御してチョークバルブ78の開度を調節するようにした。
図4は、チョークバルブ78の開度調節処理を表すフローチャートである。図示のプログラムは、ECU104(具体的には制御回路114)で所定の周期(例えば10msecごと)で実行される。
以下図4フローチャートについて説明する。操作者によってリコイルスタータ40が操作され、パワーコイル42が発電を開始してECU104が起動させられると、先ずS10でイニシャル処理完了フラグのビット(初期値0)が1にセットされているか否か判断する。S10で否定されるときはS12でECU104をリセットした後、S14でチョークイニシャル処理(初期ステップ位置の記憶)を行い、S16でイニシャル処理完了フラグのビットを1にセットする。S16でイニシャル処理完了フラグのビットが1にセットされると、次回以降のプログラム実行時にS10で肯定され、S12からS16の処理がスキップされる。
次いでS18に進み、コンビネーション・スイッチ100がオン・ポジションに操作されているか否か、換言すれば、点火が実行可能とされているか否か判断する。この処理は、導電線128を介して制御回路114に電流が入力されているか否か判断することによって行われる。
S18で肯定されるとき、即ち、コンビネーション・スイッチ100がオン・ポジションに操作されていて点火が実行可能な状態にあると判断されるときはS20に進み、全閉到達フラグのビット(初期値0)が1にセットされているか否か判断する。S20で否定されるときはS22に進み、チョークバルブ78の全閉指示(制御信号)をモータドライバ142に出力し、チョークバルブ78が全閉となるようにチョーク用電動モータ86の動作を制御する。次いでS24に進み、チョークバルブ78が全閉位置まで到達したか否か判断する。S24の判断は、チョークバルブ78の開度を検出する回転角センサ(図示せず)の出力に基づいて行われる。
S24で肯定されるときはS26に進み、全閉到達フラグのビットを1にセットする一方、S24で否定されるときはS26の処理をスキップする。S26で全閉到達フラグのビットが1にセットされると、次回以降のプログラム実行時にS20で肯定されてS28に進み、オートチョーク制御を実行する。具体的には、温度センサ28の出力に基づいてチョーク用電動モータ86の動作を制御し、チョークバルブ78の開度を調節する。
他方、S18で否定されるとき、即ち、コンビネーション・スイッチ100がオフ・ポジションに操作されていて点火が実行不可な状態にあると判断されるときはS30に進み、チョークバルブ78の全開指示(制御信号)をモータドライバ142に出力し、チョークバルブ78が全開となるようにチョーク用電動モータ86の動作を制御する。即ち、リコイルスタータ40の操作時に点火が実行可能とされていないときは、チョークバルブ78を全開とし、燃料の噴射を抑制する。
このように、この発明の第1実施例に係る汎用内燃機関のオートチョーク装置にあっては、操作者によるコンビネーション・スイッチ100の操作によってエンジン10の点火が実行可能とされているか(コンビネーション・スイッチ100がオン・ポジションに操作されているか)否か判断すると共に、その判断結果に基づいてチョーク用電動モータ86の動作を制御してチョークバルブ78の開度を調節する、具体的には、点火が実行可能とされていない(コンビネーション・スイッチ100がオフ・ポジションにある)と判断されるとき、チョークバルブ78が全開となるようにチョーク用電動モータ86の動作を制御するように構成したので、点火が実行されない状態でリコイルスタータ40が操作された際の燃料の噴射を抑制でき、かぶりが生じるのを防止することができる。
また、点火が実行可能とされている(コンビネーション・スイッチ100がオン・ポジションにある)と判断されるときはチョークバルブ78が全閉となるようにチョーク用電動モータ86の動作を制御するように構成したので、エンジン10の始動性を向上させることができる。
以上の如く、この発明の第1実施例にあっては、汎用内燃機関(エンジン10)の吸気路(66)に配置されたチョークバルブ(78)と、前記チョークバルブを開閉させるアクチュエータ(チョーク用電動モータ86)と、前記アクチュエータの動作を制御して前記チョークバルブの開度を調節する制御手段(ECU104)とを備えた汎用内燃機関のオートチョーク装置において、操作者に操作されて前記内燃機関の点火を実行可能とするスイッチ(コンビネーション・スイッチ100)と、前記内燃機関を前記操作者の手動操作によって始動可能とするリコイルスタータ(40)と、および前記スイッチによって前記点火が実行可能とされている否か判断する判断手段(ECU104、図4フローチャートのS18)とを備えると共に、前記制御手段は、前記判断手段の判断結果に基づき、前記アクチュエータの動作を制御して前記チョークバルブの開度を調節する(図4フローチャートのS22,S30)ように構成した。
また、前記制御手段は、前記リコイルスタータの操作時に前記点火が実行可能とされていないと判断されるとき、前記チョークバルブが全開となるように前記アクチュエータの動作を制御する(図4フローチャートのS30)ように構成した。
尚、上記において、チョークバルブ78を開閉させるアクチュエータを電動モータ(具体的にはステッピングモータ)としたが、他のアクチュエータや他方式の電動モータを使用してもよい。また、コンビネーション・スイッチ100のポジションに基づいてチョークバルブ78の開度を調節するようにしたが、それと同時にスロットルバルブ76の開度を調節するようにしてもよい。
また、コンビネーション・スイッチ100の配置位置や構成も上記した実施例のものに限られない。例えば、電源系と点火系の間をスイッチを介して接地させ、かかるスイッチをオフすることで点火を実行可能としてもよい。
図1は、この発明の第1実施例に係る汎用内燃機関のオートチョーク装置の全体図である。 図1に示すキャブレタの拡大図(断面図)である。 図1に示す電子制御ユニットなどの構成を表す説明図である。 図1に示す電子制御ユニットで実行されるチョークバルブの開度調節処理を表すフローチャートである。
符号の説明
10:汎用内燃機関(エンジン)、40:リコイルスタータ、66:吸気路、78:チョークバルブ、86:チョーク用電動モータ、100:コンビネーション・スイッチ(スイッチ)、104:ECU(制御手段、判断手段)

Claims (2)

  1. 汎用内燃機関の吸気路に配置されたチョークバルブと、前記チョークバルブを開閉させるアクチュエータと、前記アクチュエータの動作を制御して前記チョークバルブの開度を調節する制御手段とを備えた汎用内燃機関のオートチョーク装置において、
    a.操作者に操作されて前記内燃機関の点火を実行可能とするスイッチと、
    b.前記内燃機関を前記操作者の手動操作によって始動可能とするリコイルスタータと、
    および
    c.前記スイッチによって前記点火が実行可能とされているか否か判断する判断手段と、
    を備えると共に、前記制御手段は、前記判断手段の判断結果に基づき、前記アクチュエータの動作を制御して前記チョークバルブの開度を調節することを特徴とする汎用内燃機関のオートチョーク装置。
  2. 前記制御手段は、前記リコイルスタータの操作時に前記点火が実行可能とされていないと判断されるとき、前記チョークバルブが全開となるように前記アクチュエータの動作を制御することを特徴とする請求項1記載の汎用内燃機関のオートチョーク装置。
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