JPH09209795A - 船外機の燃料噴射制御装置 - Google Patents

船外機の燃料噴射制御装置

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JPH09209795A
JPH09209795A JP1599696A JP1599696A JPH09209795A JP H09209795 A JPH09209795 A JP H09209795A JP 1599696 A JP1599696 A JP 1599696A JP 1599696 A JP1599696 A JP 1599696A JP H09209795 A JPH09209795 A JP H09209795A
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engine
engine speed
amount
fuel
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JP1599696A
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Nobuyuki Shomura
伸行 庄村
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料噴射量を適宜制御し、最適の空燃比を実現
させることにより、出力および燃費の向上を図った船外
機の燃料噴射制御装置を提供するにある。 【解決手段】エンジンの回転数と、スロットルの開度ま
たは吸入空気量の少なくとも一方とを検出して燃料の基
本噴射量を決定し、各気筒ごとに燃料を供給する船外機
の燃料噴射式エンジンにおいて、上記燃料の噴射量を意
図的に変更し、この変更により生じるエンジン回転数の
変動を検出すると共に、この変動量を基に上記燃料の噴
射量を適正値に補正するように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は船外機の燃料噴射制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンに混合気を供給する手段として
キャブレタを用いるものがある。キャブレタは、エンジ
ンの吸気通路の途中に位置し、エンジンが吸込む空気の
流れを利用して燃料をキャブレタ内の部屋から吸出し、
霧状にして空気と混合させて空気と燃料との混合気とし
てエンジン内に送っている。
【0003】キャブレタは、エンジンの特性と、走行の
要求に応えるために、幾つものジェット類を組み合わせ
て最良のセッティングを得ようとしているが、運転状態
や回りの環境等の変化に臨機応変に従順することは不可
能であった。
【0004】そこで近年、キャブレタの代わりに燃料噴
射装置を備えたエンジンが多くなった。燃料噴射装置
は、Oセンサ等で燃焼時の空気と燃料と比率、すなわ
ち空燃比を推測し、その情報をコンピューターで処理し
て補正値を求め、その時最も適切な必要燃料量をエンジ
ンの吸気通路にフューエルインジェクタで直接噴射する
ものであり、燃焼効率がよく出力の向上が図れる一方、
最低必要量しか燃料を噴射しないので燃料消費量も少な
いなどの利点がある。
【0005】ところで、一般的なエンジンの排気出口は
大気開放となっているため、エンジンに吸入される空気
の量はスロットル開度およびエンジン回転数から一義的
に演算されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在一
般に用いられているOセンサは理論空燃比付近のみの
検出であり、吹き抜けが存在する2サイクルエンジンに
は使用が適さない。
【0007】また、モータボート等に用いられる船外機
の場合、エンジンの排気出口は水中となっているため、
船体の走行状況、例えば速度や前後進等によっては排気
通路の背圧が変化することがある。特に、2サイクルエ
ンジンを備えた船外機の場合、背圧の変化は空気の吸入
量(吸気量)を変化させることになる。その結果、従来
の燃料噴射装置のように吸気量をスロットル開度および
エンジン回転数から求めても実際の吸気量と異なる場合
があり、エンジン出力の低下、燃費の悪化、排気ガスの
悪化等の不具合が生じる虞がある。
【0008】さらに、多気筒エンジンの場合、一般的な
エンジンの排気通路長はほぼ等しく構成されているが、
船外機の場合はその構造上エンジンの排気通路長が各気
筒毎に異なる場合がある。エンジンの排気通路長が各気
筒毎に異なることにより各排気通路の背圧も異なり、各
気筒の吸気量にばらつきが生ずる。その結果、従来のよ
うにスロットル開度およびエンジン回転数から吸気量を
求める方法や、熱線式またはカルマン渦等を利用して直
接吸気量を求める方法、吸気経路の圧力とエンジン回転
数とから吸気量を求める方法、多気筒のうち一つの気筒
のクランクケース内の圧力から吸気量を求める方法等に
よる演算値に基づいて各気筒に同一量の燃料を噴射して
も最適空燃比を達成できず、エンジン出力の低下、燃費
の悪化、排気ガスの悪化等の不具合が生じる虞がある。
【0009】上述した問題を解決するために、例えば特
開平5−18287号公報に示すように、排気圧を検出
して燃料の噴射量に補正を加える方法もあるが、例えば
排気ポート付近は高温・高圧になるため、Oセンサと
しての排気圧検出手段に耐圧・耐温性のものが必要にな
り、コストがかかると共に、排気圧検出手段の信頼性も
劣る。
【0010】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、燃料噴射量を適宜制御し、最適の空燃比を実現
させることにより、出力および燃費の向上を図った船外
機の燃料噴射制御装置を提供することを目的とする。
【0011】本発明の他の目的は、スロットルの開度に
対するエンジン回転数の通常運転負荷領域を予め設定
し、エンジン回転数がこに通常運転負荷領域を外れた際
にその情報を使用者に伝達可能にした船外機の燃料噴射
制御装置を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機の燃
料噴射制御装置は、上述した課題を解決するために、請
求項1に記載したように、エンジンの回転数と、スロッ
トルの開度または吸入空気量の少なくとも一方とを検出
して燃料の基本噴射量を決定し、各気筒ごとに燃料を供
給する船外機の燃料噴射式エンジンにおいて、上記燃料
の噴射量を意図的に変更し、この変更により生じるエン
ジン回転数の変動を検出すると共に、この変動量を基に
上記燃料の噴射量を適正値に補正するように構成したも
のである。
【0013】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記燃料の噴射量を意図的に
増加させ、この増加により生じるエンジン回転数の変動
を検出すると共に、この変動量を基に上記燃料の噴射量
を適正値に補正するように構成したものである。
【0014】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記燃料の噴射量を意図的
に増加させ、この増加により生じるエンジン回転数の変
動を検出すると共に、この変動量が予め設定された所定
値より低い場合、上記燃料の噴射量を意図的に減少さ
せ、この減少により生じるエンジン回転数の変動量を基
に上記燃料の噴射量を適正値に補正するように構成した
ものである。
【0015】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記燃料の噴射量が適
正値に補正された後、この補正量に応じて上記エンジン
の他の回転数域での補正量も修正するように構成したも
のである。
【0016】そして、上述した課題を解決するために、
請求項5に記載したように、スロットルの開度に対する
エンジン回転数の通常運転負荷領域を予め設定し、上記
エンジン回転数が上記通常運転負荷領域を外れた際に上
記燃料の噴射量を適正値に補正するように構成したもの
である。
【0017】そしてまた、上述した課題を解決するため
に、請求項6に記載したように、上記エンジン回転数が
上記通常運転負荷領域を外れた際にその情報を使用者に
表示する表示手段を備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0019】図1は、この発明を適用した燃料噴射式エ
ンジン1を搭載した船外機2の一例を示す縦断面図であ
り、この船外機2は船体3のトランサム4にブラケット
5を介して装着される。また、船外機2はブラケット5
のシャフト5aに揺動自在に軸着されており、最下位置
から上方に向かって20°前後のトリム角度および完全
トリム上方位置からさらに上方に向かって60°前後の
チルト角度を有する。なお、このトリム角度およびチル
ト角度は図示しないパワートリム&チルト装置(以下、
PTTと略す)により油圧制御される。さらに、PTT
にはその作動状況を検知するPTT作動センサ48が設
けられる。
【0020】船外機2は、ドライブシャフトハウジング
6を有し、このドライブシャフトハウジング6の上部に
エンジンホルダ7が設けられ、このエンジンホルダ7上
にエンジン1が設置される。このエンジン1は、シリン
ダヘッド8、シリンダブロック9およびクランクケース
10等を組み合わせて構成される。また、エンジンホル
ダ7上に設置されたエンジン1はエンジンカバー11に
より覆われる。このエンジン1は、例えば水冷2サイク
ル四気筒エンジンであり、クランクケース10内で回転
自在に軸支されるクランクシャフト12はほぼ鉛直方向
に配置される。
【0021】一方、ドライブシャフトハウジング6の下
部にはギヤケース13が設けられており、このギヤケー
ス13にエンジン1によって駆動されるプロペラシャフ
ト14が回動自在に支持される。このプロペラシャフト
14には、クランクシャフト12に接続されたドライブ
シャフト15によりエンジン1の回転が伝達され、プロ
ペラシャフト14後端部に支持されたプロペラ16を駆
動させるようになっている。また、プロペラシャフト1
4前端部付近にはシフト機構17が設けられ、遠隔操作
によりプロペラシャフト14を正・逆回転可能になって
いる。
【0022】ところで、エンジン1のシリンダブロック
9内にはシリンダ18(気筒)が形成される。なお、シ
リンダ18は、便宜上図の上方に配置されたものを第一
シリンダ18aとし、以下、下方に向かって第二シリン
ダ18b、第三シリンダ18c、第四シリンダ18dと
する。これらのシリンダ18a…内にはピストン19が
摺動自在に挿入され、クランクシャフト12のクランク
ピン20とがコンロッド21によって連結される。そし
て、ピストン19の往復ストロークがクランクシャフト
12の回転運動に変換されるようになっている。
【0023】クランクシャフト12の上端にはマグネト
22が設けられ、このマグネト22の側方にはマグネト
22の回転を検出することによりエンジン1の回転数
(クランクシャフト12のクランク角)を出力するエン
ジン回転数センサ23が設けられる。また、エンジン1
にはその温度を検出する図示しないエンジン温度センサ
や、エンジン冷却水の温度を検出する図示しない冷却水
温度センサも設けられる。なお、符号24は燃焼室であ
り、その中央部には外方から点火プラグ25がねじ結合
され、点火プラグ25はイグニッションコイル46に接
続される。
【0024】図2は、図1のII−II線に沿う断面図
であり、図3は、図1のIII −III線に沿う断面図であ
る。図1〜図3に示すように、クランクケース10には
各シリンダ18a…毎にリードバルブ装置26が設けら
れる。リードバルブ装置26の上流側にはサージタンク
27が配置され、サージタンク27のさらに上流側には
スロットル28を備えた吸気管29が接続される。ま
た、例えば吸気管29の外部にはスロットル28の開度
を検出するスロットル開度センサ30が設けられる。そ
して、吸気管29の上流側には図示しないエアクリーナ
が接続される。
【0025】サージタンク27には、外方からフューエ
ルインジェクタ31が装着される。インジェクタ31
は、例えば各シリンダ18a…毎に備えられ、各リード
バルブ装置26の上流側に向かって燃料を噴射するよう
に配置される。また、サージタンク27にはクランクケ
ース10内部のクランク室10a上流側の吸気圧を検出
する図示しない吸気圧センサや、空気量センサ、大気圧
センサ、吸気温度センサ等が設けられる。
【0026】一方、リードバルブ装置26の下流側はク
ランク室10aとシリンダブロック9に形成された掃気
ポート32とに繋がっている。そして、掃気ポート32
はシリンダ18の内周面に開口している。また、シリン
ダ18の内周面には排気ポート33が形成され、これら
の排気ポート33から排気通路34が延設される。
【0027】第一シリンダ18aの排気通路34aと第
二シリンダ18bの排気通路34bとは途中で合流して
ドライブシャフトハウジング6のほぼ中ほどまで延設さ
れる。また、第三シリンダ18cの排気通路34cと第
四シリンダ18dの排気通路34dも同様に途中で合流
してドライブシャフトハウジング6のほぼ中ほどまで延
設され、第一および第二シリンダ18a,18bの排気
通路34a,34bと合流する。排気通路34の末端は
ギヤケース13内の排気室35に開口すると共に、排気
室35はプロペラシャフト14の周囲に形成される最終
排気通路36と連通する。
【0028】ところで、ドライブシャフトハウジング6
の下半分およびギヤケース13は水中に没しており、エ
ンジン1停止時には排気通路34の下半分、排気室35
および最終排気通路36内には水が侵入した状態であ
る。この水は、エンジン1が作動すると排気ガスの排気
圧によって押し下げられ、図1の実線の矢印37に示す
ように、排気ガスが水中に排出される。また、エンジン
アイドリング時や低速運転時には排気圧は水を充分に押
し下げるほど高くないため、排気ガスは図1の破線の矢
印38が示すように、ドライブシャフトハウジング6に
形成されたバイパス通路39を経て副排気口40から大
気中に排出される。
【0029】フューエルインジェクタ31からの燃料噴
射量は、燃料噴射制御装置41により制御される。燃料
噴射制御装置41は、基本的には図4に示すように、エ
ンジン1の回転数、スロットル28の開度、サージタン
ク27内の吸気圧、空気量、大気圧、エンジン温度、冷
却水温度および吸気温度等を各センサで検出し、入力イ
ンタフェイス42を介して制御ユニット43に入力す
る。制御ユニット43内ではマイクロコンピュータ44
が各データを基に吸気量を演算し、各種補正を施した後
に燃料の噴射量や点火タイミングを演算し、出力インタ
フェイス45を介してフューエルインジェクタ31やイ
グニッションコイル46に出力するようになっている。
【0030】また、図1に示すような船外機2のエンジ
ン1は、その使用目的上、シフト機構17によってプロ
ペラシャフト14を正・逆回転可能になっている。ま
た、プロペラシャフト14を回転させないニュートラル
状態にすることも可能である。
【0031】プロペラシャフト14の正回転時には船体
3が前進するため、プロペラシャフト14の周囲に形成
された最終排気通路36の圧力が低下して排気ガスが排
出しやすくなる。よってシリンダ18から延設される排
気通路34内の背圧も低下して吸気量が増える。一方、
プロペラシャフト14の逆回転時には船体3が後進する
ため、最終排気通路36の圧力が水圧によって高まり、
排気ガスが排出しにくくなる。よってシリンダ18から
延設される排気通路34内の背圧も高まって吸気量が減
る。他方、プロペラシャフト14のニュートラル時には
エンジン1の回転数が低いため、排気圧は水を充分に押
し下げるほど高くなく、排気ガスはバイパス通路39を
経て副排気口40から大気中に排出される。
【0032】そこで、シフト機構17にそのシフト位置
(正・ニュートラル・逆)を検出するシフト位置センサ
47を設け、このシフト位置センサ47からのデータも
燃料噴射量の演算に利用してもよい。
【0033】さらに、図1に示すような船外機2のエン
ジン1は、その使用目的上、PTTにより船外機2本体
を上下に揺動(トリムおよびチルト)可能になってい
る。船外機2がトリム操作されると走行抵抗等が変化
し、この走行抵抗の変化によりエンジン回転数が同一の
スロットル開度でも変化する。そして、このエンジン回
転数の変化がエンジン出力を変化させてしまう。
【0034】そこで、PTTに設けられたPTT作動セ
ンサ48からのデータも燃料噴射量の演算に利用しても
よい。
【0035】ところで、船外機2は、設計時や出荷時に
特定の船体3に取り付けられる場合を想定しておらず、
よって、船外機2が取り付けられる船体3の大きさや喫
水線の位置、船外機2が複数機連装されるか否か等、使
用者の使用方法によっては同一のスロットル開度、同一
のエンジン回転数においてもエンジン1が要求する吸入
空気量が異なる。よって、マイクロコンピュータ44の
燃料噴射量の演算式を予め設定しても必ずしも最適な燃
料噴射量が求められるとは限らない。
【0036】そこで、本発明に係る燃料噴射制御装置4
1は、予め設定された燃料の基本噴射量を意図的に増減
させ、この増減により発生するエンジン回転数の変動を
検出し、この変動量を基に燃料の噴射量を適正値に補正
するように構成される。
【0037】また、この燃料噴射量の補正は、予め設定
されたスロットル28の開度に対するエンジン1の回転
数の通常運転負荷領域(図5参照)を外れた際に実施さ
れるように構成される。この燃料噴射量の補正は、別途
設けられた補正値適合スイッチ49をON操作したとき
のみ実施されるように構成してもよく、また、自動的に
補正が施行・解除されるようにしてもよい。さらに、こ
の燃料噴射制御装置41に、エンジン回転数が上記通常
運転負荷領域を外れた際にその情報を使用者に表示する
表示手段としてのランプやブザー等の表示装置50を設
けてもよい。なお、通常運転負荷領域は吸入空気圧とエ
ンジン回転数とから設定してもよい。
【0038】燃料の噴射量補正値Cは、図6(a)に示
すように、エンジン回転数別に設定してもよく(C
…)、また、図6(b)に示すように、エンジン回
転数およびスロットル開度別に設定してもよい(C11
12…)。
【0039】例えば、エンジン回転数別に設定される噴
射量補正値C,C…Cは、エンジン1の各回転数
で噴射量の制御が終了する度にエンジン1の要求に適合
した新たなC値に変更される。なお、C値の初期値は0
%である。
【0040】また、ある特定のエンジン回転数域だけの
補正量が急激に増減しないよう、図7(a)および
(b)に示すように、中速域(例えばC)や低速域
(例えばC)の補正量をZ%増量することに決定した
場合でもC値の増減がなだらかに変化するように構成す
るとよい。
【0041】次に、本発明に係る船外機2の燃料噴射制
御装置41の作動の流れを図8〜図10に示すフローチ
ャートで説明する。なお、このフローチャートは、メイ
ンルーチンと、二つのサブルーチンとから構成される。
また、各ステップはS1、S2…と示す。
【0042】まず、図8に示すメインルーチンにおい
て、燃料噴射制御装置41はエンジン1の回転数とスロ
ットル28の開度とから基本空気量を演算し、その結果
を用いて各気筒18への基本噴射量Aを演算する(S
1)。ここで、基本噴射量Aの演算中にエンジン回転数
とスロットル開度が変化しない場合、エンジン1は定速
運転を行っているものと判断し、図9に示すサブルーチ
ン1に進む(S2のYES)。
【0043】一方、基本噴射量Aの演算中にエンジン回
転数とスロットル開度が変化した場合(S2のNO)、
エンジン1は増減速運転を行っているものと判断し、図
4に示す各センサからのデータを基に吸気量を演算し、
噴射量の補正値Bを演算する(S3)。
【0044】さらに、上述したように、エンジン回転数
別またはエンジン回転数およびスロットル開度別に設定
された噴射量補正値Cを演算して(S4)、各気筒18
へ燃料を噴射する(S5)。
【0045】次に、基本噴射量Aの演算中にエンジン1
は定速運転を行っているものと判断された場合(S2の
YES)、エンジン1の平均回転数Nを検出した後(S
6)、このNを基にエンジン回転数の変動幅の下限(=
N−χ=N)および上限(N+y=N)を所定値と
して設定する(S7)。さらに、カウンタの値Xを初期
化した後(S8)、前述した噴射量補正値Cをz%増加
させる(C=C+z;S9)。
【0046】次に、PTTの使用状況を検知する(S1
0)。なお、ここで、シフト機構17のシフト位置も同
時に、または別個に検知してもよい。ここで、PTTが
使用されていたり、シフト位置が変化したと判断された
場合(S10のYES)、走行抵抗が変化して同一スロッ
トル開度であってもエンジン回転数が変化するため、メ
インルーチンへ戻る(S22)。
【0047】一方、PTTが使用されておらず、シフト
位置の変化もない場合(S10のNO)、燃料噴射制御装
置はエンジン1の回転数とスロットル28の開度とから
基本空気量を演算し、その結果を用いて各気筒への基本
噴射量Aを演算する(S11)。
【0048】ここで、基本噴射量Aの演算中にエンジン
回転数とスロットル開度が変化した場合(S12のN
O)、エンジン1は増減速運転に移行したと判断し、メ
インルーチンへ戻る(S22)。一方、基本噴射量Aの演
算中にエンジン回転数とスロットル開度が変化しない場
合、エンジン1は定速運転を行っているものと判断し
(S12のYES)、図4に示す各センサからのデータを
基に吸気量を演算し、噴射量の補正値Bを演算する(S
13)。
【0049】ここで再び、噴射量補正値Bの演算中にエ
ンジン回転数およびスロットル開度の変化が検知され、
演算中にエンジン回転数とスロットル開度が変化した場
合(S14のNO)、エンジン1は増減速運転に移行した
と判断し、メインルーチンへ戻る(S22)。一方、噴射
量補正値Bの演算中にエンジン回転数とスロットル開度
が変化しない場合、エンジン1は定速運転を行っている
ものと判断し(S14のYES)、上述したように、エン
ジン回転数別またはエンジン回転数およびスロットル開
度別に設定された噴射量補正値Cを演算して(S15)、
各気筒18へ燃料を噴射する(S16)。
【0050】燃料の噴射量を意図的に変更することによ
りエンジン回転数の変動が生じる。そこで、エンジン1
の平均回転数Nを検出し(S17)、エンジン回転数の変
動量を求める。エンジン回転数が低下した場合(N<N
)、図10に示すサブルーチン2に進む(S18のYE
S)。一方、エンジン回転数が上昇した場合(N>
;S19のYES)、C+zの値を新たなC値として
変更し、登録する(S23)。
【0051】なお、エンジン回転数の変化が検出されな
かった場合(N≦N≦N;S18およびS19のN
O)、C値の変更は行われず、カウンタの加算およびチ
ェックの後(S20,S21)、メインルーチンへ戻る(S
22)。
【0052】ここで、燃料の噴射量を意図的に変更する
ことによりエンジン回転数が低下した場合(N<N
S18のYES)、カウンタの値Xを初期化した後(S2
4)、前述した噴射量補正値Cをz%減少させる(C=
C−z;S25)。
【0053】次に、PTTの使用状況を検知する(S2
6)。なお、ここで、シフト機構17のシフト位置も同
時に、または別個に検知してもよい。ここで、PTTが
使用されていたり、シフト位置が変化したと判断された
場合(S26のYES)、走行抵抗が変化して同一スロッ
トル開度であってもエンジン回転数が変化するため、メ
インルーチンへ戻る(S39)。
【0054】一方、PTTが使用されておらず、シフト
位置の変化もない場合(S26のNO)、燃料噴射制御装
置はエンジン1の回転数とスロットル28の開度とから
基本空気量を演算し、その結果を用いて各気筒18への
基本噴射量Aを演算する(S27)。
【0055】ここで、基本噴射量Aの演算中にエンジン
回転数とスロットル開度が変化した場合(S28のN
O)、エンジン1は増減速運転に移行したと判断し、メ
インルーチンへ戻る(S39)。一方、基本噴射量Aの演
算中にエンジン回転数とスロットル開度が変化しない場
合、エンジン1は定速運転を行っているものと判断し
(S28のYES)、図4に示す各センサからのデータを
基に吸気量を演算し、噴射量の補正値Bを演算する(S
29)。
【0056】ここで再び、噴射量補正値Bの演算中にエ
ンジン回転数およびスロットル開度の変化が検知され、
演算中にエンジン回転数とスロットル開度が変化した場
合(S30のNO)、エンジン1は増減速運転に移行した
と判断し、メインルーチンへ戻る(S39)。一方、噴射
量補正値Bの演算中にエンジン回転数とスロットル開度
が変化しない場合、エンジン1は定速運転を行っている
ものと判断し(S30のYES)、上述したように、エン
ジン回転数別またはエンジン回転数およびスロットル開
度別に設定された噴射量補正値Cを演算して(S31)、
各気筒18へ燃料を噴射する(S32)。
【0057】燃料の噴射量を意図的に変更することによ
りエンジン回転数の変動が生じる。そこで、エンジン1
の平均回転数Nを検出し(S33)、エンジン回転数の変
動量を求める。エンジン回転数が低下した場合(N<N
;S34のYES)、C値の変更は行われずメインルー
チンへ戻る(S39)。一方、エンジン回転数が上昇した
場合(N>N;S35のYES)およびエンジン回転数
の変化が検出されなかった場合(N≦N≦N;S34
およびS35のNO)、C−zの値を新たなC値として変
更し、登録する(S38)。
【0058】そして、燃料の噴射量が適正値に補正され
た後、この最終補正量に応じてエンジン1の他の回転数
域での補正量も修正するように構成される。
【0059】なお、燃料の噴射量を意図的に変更するに
あたり、エンジン1の焼付き等のトラブルを防ぐため
に、増量側の補正から行うことが望ましい。
【0060】上述したように、スロットル28の開度に
対するエンジン回転数の通常運転負荷領域を予め設定
し、エンジン回転数がこの通常運転負荷領域を外れた際
に燃料の噴射量を意図的に変更し、この変更により生じ
るエンジン回転数の変動を検出すると共に、この変動量
を基に燃料の噴射量を適正値に補正するように構成する
ことにより、燃料噴射量は適宜制御され、最適の空燃比
が実現されてエンジン1の出力および燃費の向上が図ら
れる。
【0061】また、燃料噴射制御装置41を構成するセ
ンサやインジェクタ31等の生産時におけるばらつき
(公差)により発生が予想される燃料噴射量のずれ(誤
差)を補正する目的で、船外機2の出荷段階で前記補正
値適合スイッチ49を用いて補正を実施することも可能
である。
【0062】さらに、船外機2は、その構造上エンジン
1の排気通路34長が各気筒18毎に異なる場合があ
る。エンジン1の排気通路34長が各気筒18毎に異な
ることにより各排気通路34の背圧も異なり、各気筒1
8の吸気量にばらつきが生ずる。そこで、本発明に係る
噴射量補正値Cを各気筒18別に設定し、各気筒18別
に上述した噴射量の適正値への補正を行えば、さらにエ
ンジン1の出力および燃費の向上が図られる。
【0063】さらにまた、本発明に係る燃料噴射制御装
置による噴射量の適正値への補正はコンピュータ44の
プログラムの変更のみで実施可能なため、特別なセンサ
類を別途設ける必要がなく、コスト的に優れると共に、
既存のセンサ類のレイアウトや型式の変更も不要である
ため、生産性もよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機の燃料噴射制御装置によれば、エンジンの回転数と、
スロットルの開度または吸入空気量の少なくとも一方と
を検出して燃料の基本噴射量を決定し、各気筒ごとに燃
料を供給する船外機の燃料噴射式エンジンにおいて、上
記燃料の噴射量を意図的に変更し、この変更により生じ
るエンジン回転数の変動を検出すると共に、この変動量
を基に上記燃料の噴射量を適正値に補正するように構成
したため、燃料噴射量が適宜制御されて最適の空燃比が
実現され、その結果エンジンの出力および燃費の向上を
図ることができる。
【0065】また、上記燃料の噴射量を意図的に増加さ
せ、この増加により生じるエンジン回転数の変動を検出
すると共に、この変動量を基に上記燃料の噴射量を適正
値に補正するように構成したため、燃料噴射量が適宜制
御されて最適の空燃比が実現され、その結果エンジンの
出力および燃費の向上を図ることができる。
【0066】さらに、上記燃料の噴射量を意図的に増加
させ、この増加により生じるエンジン回転数の変動を検
出すると共に、この変動量が予め設定された所定値より
低い場合、上記燃料の噴射量を意図的に減少させ、この
減少により生じるエンジン回転数の変動量を基に上記燃
料の噴射量を適正値に補正するように構成したため、燃
料噴射量が適宜制御されて最適の空燃比が実現され、そ
の結果エンジンの出力および燃費の向上を図ることがで
きると共に、エンジンの焼付き等のトラブルも防止され
る。
【0067】さらにまた、上記燃料の噴射量が適正値に
補正された後、この補正量に応じて上記エンジンの他の
回転数域での補正量も修正するように構成したため、あ
る特定のエンジン回転数域だけの補正量が急激に増減す
ることがない。
【0068】そして、スロットルの開度に対するエンジ
ン回転数の通常運転負荷領域を予め設定し、上記エンジ
ン回転数が上記通常運転負荷領域を外れた際に上記燃料
の噴射量を適正値に補正するように構成したため、船外
機を取り付ける船体が異なるときや、センサ等の部品が
誤差を生じたり劣化したときなど、必要なときに応じて
燃料の噴射量を適正値に補正できる。
【0069】そしてまた、上記エンジン回転数が上記通
常運転負荷領域を外れた際にその情報を使用者に表示す
る表示手段を備えたため、使用者は燃料の噴射量の補正
時期が容易に判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機の燃料噴射制御装置の一実
施形態を示す船外機の縦断面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図。
【図4】燃料噴射制御装置のブロック図。
【図5】スロットルの開度に対するエンジン回転数の通
常運転負荷領域を示す図。
【図6】(a)および(b)は燃料の噴射量補正値の例
を示す図。
【図7】(a)および(b)は燃料の噴射量補正値の増
減の例を示す図。
【図8】燃料噴射制御装置の作動の流れを示すフローチ
ャートのメインルーチンを示す図。
【図9】燃料噴射制御装置の作動の流れを示すフローチ
ャートの第1のサブルーチンを示す図。
【図10】燃料噴射制御装置の作動の流れを示すフロー
チャートの第2のサブルーチンを示す図。
【符号の説明】
1 エンジン 2 船外機 23 エンジン回転数センサ 28 スロットル 30 スロットル開度センサ 31 フューエルインジェクタ 41 燃料噴射制御装置 43 制御ユニット 44 マイクロコンピュータ 49 補正値適合スイッチ 50 表示装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの回転数と、スロットルの開度
    または吸入空気量の少なくとも一方とを検出して燃料の
    基本噴射量を決定し、各気筒ごとに燃料を供給する船外
    機の燃料噴射式エンジンにおいて、上記燃料の噴射量を
    意図的に変更し、この変更により生じるエンジン回転数
    の変動を検出すると共に、この変動量を基に上記燃料の
    噴射量を適正値に補正するように構成したことを特徴と
    する船外機の燃料噴射制御装置。
  2. 【請求項2】 上記燃料の噴射量を意図的に増加させ、
    この増加により生じるエンジン回転数の変動を検出する
    と共に、この変動量を基に上記燃料の噴射量を適正値に
    補正するように構成した請求項1記載の船外機の燃料噴
    射制御装置。
  3. 【請求項3】 上記燃料の噴射量を意図的に増加させ、
    この増加により生じるエンジン回転数の変動を検出する
    と共に、この変動量が予め設定された所定値より低い場
    合、上記燃料の噴射量を意図的に減少させ、この減少に
    より生じるエンジン回転数の変動量を基に上記燃料の噴
    射量を適正値に補正するように構成した請求項1記載の
    船外機の燃料噴射制御装置。
  4. 【請求項4】 上記燃料の噴射量が適正値に補正された
    後、この補正量に応じて上記エンジンの他の回転数域で
    の補正量も修正するように構成した請求項1、2または
    3記載の船外機の燃料噴射制御装置。
  5. 【請求項5】 スロットルの開度に対するエンジン回転
    数の通常運転負荷領域を予め設定し、上記エンジン回転
    数が上記通常運転負荷領域を外れた際に上記燃料の噴射
    量を適正値に補正するように構成した請求項1、2また
    は3記載の船外機の燃料噴射制御装置。
  6. 【請求項6】 上記エンジン回転数が上記通常運転負荷
    領域を外れた際にその情報を使用者に表示する表示手段
    を備えた請求項5記載の船外機の燃料噴射制御装置。
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