JPH09126034A - エンジンの運転制御装置 - Google Patents

エンジンの運転制御装置

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JPH09126034A
JPH09126034A JP7289789A JP28978995A JPH09126034A JP H09126034 A JPH09126034 A JP H09126034A JP 7289789 A JP7289789 A JP 7289789A JP 28978995 A JP28978995 A JP 28978995A JP H09126034 A JPH09126034 A JP H09126034A
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JP
Japan
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ignition
engine
exhaust
revolutions
control device
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JP7289789A
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Takashi Koike
孝 小池
Kazumasa Ito
和正 伊藤
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Publication date
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    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
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    • F02P5/15Digital data processing
    • F02P5/1502Digital data processing using one central computing unit
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバーヒート時にアフタファイアが発生す
ることを防止できるエンジンの運転制御装置を提供す
る。 【解決手段】 オーバーヒート状態が検出されると失火
処理によりエンジン回転数をオーバーヒート発生時より
低い減速回転数に制御するようにしたエンジンの運転制
御装置1において、上記減速回転数運転時に排気ガス温
度を低下させる排気ガス温度低下手段として機能する点
火時期制御装置3を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば水上走行
船、いわゆる水上バイクに用いられる2サイクルエンジ
ンの運転制御装置に関し、特に、オーバーヒート時に失
火させるようにした場合のアフターファイヤの防止に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、水上走行船に用いられる2サイク
ルエンジンの運転制御装置には、オーバーヒート状態が
検出されると、特定気筒を間欠的失火させ、又は各気筒
を交互に失火させることによって、エンジン回転数を所
定のオーバーヒート時回転数に抑制するようにしたもの
がある。この方法を採用すると、失火気筒が燃料により
冷却されるのでオーバーヒートが解消される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ように、オーバーヒート時にエンジンを失火させる方法
では、排気管に生ガスが排出されるため、運転気筒から
の排気ガス温度が高いと、上記生ガスが排気管内で燃焼
するいわゆるアフターファイアが発生する場合があると
いう問題がある。
【0004】一方、通常、上記水上走行船の排気管に
は、排気系から水がエンジン側に進入することを防止す
るためのウォーターロックが設けられており、上記アフ
ターファイアが発生した場合にも破損することがないよ
うに上記ウォータロックを頑丈な構造にする必要がある
ため、それだけ重量が増加するとともにコストがかさむ
という問題もある。
【0005】本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、オーバーヒート時に失火によりオーバーヒー
ト時回転数に抑制するようにした場合に、アフタファイ
アが発生することを防止できるエンジンの運転制御装置
を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、オー
バーヒート状態が検出されると点火を停止する失火処理
によりエンジン回転数をオーバーヒート発生時よりも近
い減速回転数に制御するようにしたエンジンの運転制御
装置において、上記減速回転数運転時に排気ガス温度を
低下させる排気ガス温度低下手段を備えたことを特徴と
している。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、上
記排気ガス温度低下手段が、点火時期を通常運転時にお
ける上記減速回転数に応じた点火時期より進角させる点
火時期制御装置を備えていることを特徴としている。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、上記排気ガス温度低下手段が、排気開始時期を通常
運転時における上記減速回転数に応じた排気開始時期よ
り遅角させる排気開始時期制御装置を備えていることを
特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1〜図7は本発明の一実施形態に
よるエンジンの運転制御装置を説明するための図であ
り、図1は上記制御装置の構成を示すブロック図、図2
はエンジンの回転数と点火進角量との関係を示す特性
図、図3は各気筒毎の点火時期を示す図、図4は上記エ
ンジンが搭載された水上走行船の一部断面側面図、図
5,図6は上記エンジンの一部断面側面図,平面図、図
7は排気マニホールドの側面図である。
【0010】図4〜7において、31は水上走行船であ
り、これは船体下部33と船体上部34とからなる船体
32の上面に操向ハンドル35を、その後部にシート3
6を配設するとともに、船体32の内部にエンジンユニ
ット37を搭載し、該エンジンユニット37により推進
ユニット39を回転駆動するように構成されている。な
お、38は燃料タンクである。
【0011】上記エンジンユニット37は、水冷式2サ
イクル2気筒のエンジン本体40と、排気ガスを上記推
進ユニット39が配設された船底空間2a内に排出する
排気系41とを備えている。上記排気系41は、上記エ
ンジン本体40の前側,後側に位置する第1,第2気筒
40a,40bからの排気ガスを排気マニホールド42
により集合させてマフラ43に送り、ここから排気管4
4を介して水中に排出する。
【0012】上記排気管44は途中で前,後に2分割さ
れ、該分割された前部の下流端44a,後部の上流端4
4bは、ウォータロック45内に開口している。これに
より水が排気管44を介してエンジン本体側に進入する
のを防止している。
【0013】ここで、上記排気マニホールド42は、エ
ンジン本体40の前側の第1気筒40a,後側の第2気
筒40bに接続された前側枝管部42a,後側枝管部4
2bを前側気筒40a部分で合流部42cに合流させる
構造となっている。このような構造の排気マニホールド
を備えたエンジンの場合、後側の第2気筒40bの方が
前側の第1気筒40aより排気ガスの排出がスムーズで
あり、それだけ混合気導入量が増加し、結果的に後側の
第2気筒40bの出力が高くなる。一方、後側の第2気
筒40bの方が燃焼温度が高くなり、ノッキングが発生
し易い傾向がある。
【0014】また、図示していないが、上記第1,第2
気筒40a,40bのシリンダボアに開口する排気ポー
トには排気開始時期を可変制御する排気制御弁が配設さ
れている。この排気制御弁は、上記排気ポートの上縁の
実質的な高さを変化させることにより、排気開始時期を
変化させるものである。この排気制御弁の通常の制御に
おいては、エンジン低速回転域では排気開始時期を遅く
し、エンジン高速回転域では排気開始時期を早くするよ
うに制御される。また、後述するように、オーバーヒー
ト時に失火によりエンジン回転数を抑制する制御が行わ
れている場合には、排気開始時期を遅くすることにより
排気ガス温度を低下させるように制御される。
【0015】図1〜3において、1は、本発明による2
サイクル2気筒エンジン37の運転制御装置を示してい
る。該運転制御装置1は、イグニッションコイル2a,
点火プラグ2bの点火時期制御等を行う点火制御装置3
を備えており、該装置3には、点火電流を出力するチャ
ージコイル4と、エンジンを停止するストップスイッチ
5と、点火時期制御の基準となる点火タイミングを発生
するパルサーコイル6と、エンジンのオーバーヒートを
検出するサーモセンサ7とが接続されている。
【0016】ここで上記パルサコイル6は、磁石内蔵型
コイルであり、フライホイールの外周面に突設された突
起部に対向するように、いわゆる外パルサ方式となるよ
うに配設されている。この方式のパルサコイル6からの
パルス波形は、エンジン回転数が変化してもほとんど変
化しない特性を有している。また、上記突起部の近傍に
気筒判別用の突起が形成されており、これにより上記パ
ルサコイル6は、気筒判別用に兼用されている。
【0017】上記点火制御装置3は、上記チャージコイ
ル4からの点火電流を蓄電するコンデンサ8と、該コン
デンサ8に蓄電された電流の逆流を阻止するダイオード
9と、上記ストップスイッチ5に接続されたストップ回
路10と、上記チャージコイル4からの電流の一部をア
ースに逃がし、上記コンデンサ8への電流を制限するV
C制御回路11とを備えている。
【0018】また、上記点火制御装置3は、所定の点火
時期で点火するハード点火制御(イニシャル点火制御)
を行なうイニシャル点火回路13と、上記パルサーコイ
ル6から入力されたパルス信号を波形整形して矩形波を
発生する波形整形回路14と、上記イニシャル点火制御
時に気筒識別用信号をマスキングし、サイリスタ(SC
R)17のトリガ信号を出力するマスク回路15とを備
えている。
【0019】そして、点火制御回路12はアイドリング
回転から所定の低速回転域ではトランジスタ16をオフ
してイニシャル点火回路13により所定の点火時期で上
記サイリスタ17をオンオフするとともに、上記低速回
転以上の通常運転域ではエンジンの要求性能に応じて設
定された点火時期でサイリスタ(SCR)17をオンオ
フ制御することにより、上記イグニッションコイル2に
一次電流を流すようになっている。また、上記サーモセ
ンサ7の検出信号等に基づいてオーバーレボリミッタ,
オーバーヒート等の警告制御が行われる。
【0020】なお、18は上記点火制御回路12に電源
等を供給する電源回路を、19はアースをそれぞれ示し
ている。
【0021】次に、本実施形態装置の点火時期制御を図
2〜図5に基づいて説明する。なお、以下のエンジン回
転数は1例であり、本発明がこれらのエンジン回転数に
よって制約されるものでないことは言うまでもない。図
2において、特性線A,Bは第1,第2気筒の通常運転
時の、特性線C,Dは第1,第2気筒の加速時の、ま
た、特性線Eは第1,第2気筒のオーバーヒート時のエ
ンジン回転数と点火進角量との関係をそれぞれ示してい
る。なお、図2では、点火時期が上死点前(BTDC)
15°を進角量0としている。
【0022】また、図3は5400rpm以上の高速運
転域での第1,第2気筒の点火時期を示しており、白星
印は有効点火時期を、黒星印は無効点火時期をそれぞれ
示している。即ち、本実施形態エンジンはクランク角1
80度毎に両方の気筒に対して同時に点火され180度
ごとにいずれかの一方の気筒が爆発する。この場合、他
方の気筒に対しては無駄な点火となる。
【0023】そしてエンジンが始動されると、エンジン
回転数がアイドリング時の例えば1500rpmから予
め設定された所定の低速回転2000rpmまでの間の
運転域においては、点火制御回路12がトランジスタ1
6をオフし、パルサコイル6からのパルス信号がイニシ
ャル点火回路13からマスク回路15を経てサイリスタ
17に供給され、これにより点火時期は一定に制御され
る。そしてエンジン回転数が上記所定の低速回転数20
00rpmを越えると、上記点火制御回路12がトラン
ジスタ16をオンしてイニシャル点火回路13をアース
するとともに、パルサコイル6からのパルス信号を波形
整形した矩形波に基づいて時間予測制御によってサイリ
スタ17をオンオフ制御する。これにより点火進角量は
特性線A,Bに示すように、エンジン回転数の増加に伴
って最大進角量7度(BTDC22度)まで緩やかに増
加し、4000rpm以上では該進角量に保持される。
【0024】一方、上記アイドリング運転状態におい
て、急加速された時は、点火時期は、エンジン回転数が
2000rpmに達するまでは進角量0に保持され、2
000rpmを越えると、図2の特性線C,Dに示すよ
うに最大進角量11度(BTDC26度)に一気に増加
される。なお、図2にC´,D´で示すように最大進角
量に達するまでわずかな時間がかかっても良いことは言
うまでもない。
【0025】また、エンジン回転数が例えば4000r
pm時においてオーバーヒートが検出されると、上記点
火制御回路12がサイリスタ17の駆動を停止すること
により上記第1,第2気筒40a,40bの点火を交互
に停止して失火させることによりエンジン回転数が減速
回転数3000rpmに減速される。そしてこの場合、
運転気筒における点火進角量は図2の特性線Eに示すよ
うに、上記減速した回転数3000rpmに応じた点火
進角量(特性線A,B上の進角量)3.5度より大きな
進角量(特性線E上の進角量)7.5度に制御される。
また、上述の点火時期制御とともに、排気開始時期が上
記3000rpmに対応した通常の排気開始時期より遅
角するように上述の排気制御弁が制御される。
【0026】そして、上記通常運転時,急加速運転時の
いずれにおいても、エンジン回転数が5100rpm以
上になると、主としてノッキングの発生を防止するため
に点火進角量が減少される。この場合、進角量設定につ
いては、図2の特性線A´,C´及びB´,D´に示す
ように第1気筒進角量は5度(BTDC20度)に、ま
た第2気筒の進角量は3度(BTDC18度)にそれぞ
れ制御される。このように設定したのは、以下の理由に
よる。本エンジンの場合、上述のように、第2気筒40
bの方がノッキングが発生し易い傾向にあり、これを是
正するために第2気筒40bの進角量を小さく設定し
た。
【0027】ここで、エンジン回転数が5100rpm
以上になると、図3に示すように、第1気筒40aにつ
いてはBTDC20度で有効点火が、BBDC18度で
無効点火が行われ、第2気筒40bについてはBTDC
18度で有効点火が、BBDC20度で無効点火が行わ
れる。即ち、排気ガスの排出性の低い第1気筒40aに
ついては排気行程のより遅い時期、つまり排気ガスがよ
り完全に排出された時点で無効点火を行うようにしてい
るので、点火プラグのギャップのブリッジ(短絡)を防
止できる。
【0028】このように、本実施形態装置ではエンジン
始動後、アイドル回転数から所定の低速回転数までの運
転域では点火時期を固定するようにしたので、回転変動
によって点火時期が変動することを回避できるため、エ
ンジンの回転フィーリングの低下を防止することができ
る。また、上記パルサコイル6として、磁石内蔵型コイ
ルをフライホイールの外側の突起部に対向させる外パル
サ方式を採用したので、パルサ信号の波形がエンジン回
転数に応じて変化することがなく、この点からもエンジ
ン回転数の変動を防止できる。さらにまた、上記パルサ
コイル6を気筒判別用に兼用でき、低コストとなる。ち
なみに、フライホイール外周に所定ピッチで形成された
凹凸をカウントする方式の場合は気筒判別用のパルサコ
イルが別途必要となる。
【0029】また、アイドリング時に加速操作が行われ
た時は点火時期を最大進角時期まで進角させたので、エ
ンジンの加速応答性を向上することができる。この場合
に、アイドリング回転数より高い所定の低速回転数20
00rpmに達した後に上記進角動作を行なうようにし
たので、上記アイドリング時における回転変動を加速操
作と誤検出するのを防止できる。
【0030】またエンジン回転数が5100rpm以上
の高速回転域では、点火進角量を減少させたので、ノッ
キングの発生を抑制できる。そしてこの場合に、排気ガ
スの排出がスムーズであり、吸入空気量が多いことから
発生出力の大きいよりノッキングの発生し易い第2気筒
40bの点火進角量を、排出ガスの排出が比較的良好で
なくノッキングの発生しにくい第1気筒40aの点火進
角量よりさらに小さくしたので、この点からもノッキン
グの発生を抑制できる。なお、上記出力が大きい気筒ば
かりではなく、冷却系のレイアウト等により冷却性が低
く、その結果ノッキングの発生し易い気筒についても進
角量を小さくすることによりノッキングの発生を抑制で
きる。
【0031】また、第1,第2気筒を同時に有効点火及
び無効点火するように構成しながら、各気筒の有効点火
時期を独立して制御したので、各気筒の要求特性に応じ
た点火時期に制御できる。またこの場合、排気ガスの抜
けにくい第1気筒40aにおける無効点火の時期のBD
Cからの進角量を排気ガスの抜け易い第2気筒40bに
おける無効点火の時期のBDCからの進角量より小さく
したので、第1気筒40aの無効点火時期がより遅くな
り、第1気筒40bにおいても排気ガスがより確実に排
出された時点で無効点火が行われることとなり、排気ガ
ス中の未燃分によるプラグギャップの短絡を防止でき
る。
【0032】さらにまた、オーバーヒートが検出された
場合には、点火を停止する失火処理によりエンジン回転
数をオーバーヒートが生じた時よりも減速させた回転数
に抑制するとともに、運転気筒の点火進角量を、通常運
転時における減速回転数に応じた進角量よりも大きくし
たので、十分に、燃焼して温度の低下した排気ガスが排
出されることとなり、上記失火による生ガスが排気系で
燃焼するアフターファイヤを防止でき、例えばウォータ
ロック機構廻りの強度を必要以上に高める等、コストの
かさむ補強対策を不要にできる。
【0033】また、上記減速回転数に制御した場合に
は、排気制御弁により排気開始時期を遅角させたので、
この点からも排気ガス温度が低下し、アフターファイヤ
の発生を防止できる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に係るエ
ンジンの運転制御装置によれば、オーバーヒート発生時
に排気ガス温度を低下させるようにしたので、排気管中
の排気ガス温度が生ガスの燃焼温度に達しにくくなり、
アフタファイアの発生を防止することができ、排気系を
必要以上に高強度にする必要はなく、軽量化,低コスト
を図ることができる効果がある。
【0035】また、請求項2の発明によれば、オーバー
ヒート時に点火時期を進角するようにしたので、また、
請求項3の発明によれば、オーバーヒート時に排気開始
時期を遅角するようにしたので、排気ガス温度を低下さ
せることができ、アフタファイアの発生を防止すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるエンジンの運転制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記エンジンの回転数と点火進角量との関係を
示す特性図である。
【図3】上記エンジンの各気筒毎の点火時期を示す特性
図である。
【図4】上記エンジンが搭載された水上走行船の一部断
面側面図である。
【図5】上記エンジンの一部断面側面図である。
【図6】上記エンジンの平面図である。
【図7】上記エンジンの排気マニホールドの側面図であ
る。
【符号の説明】
1 運転制御装置 3 点火時期制御装置(排気ガス温度低下手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーバーヒート状態が検出されると点火
    を停止する失火処理によりエンジン回転数をオーバーヒ
    ート発生時よりも低い減速回転数に制御するようにした
    エンジンの運転制御装置において、上記減速回転数運転
    時に排気ガス温度を低下させる排気ガス温度低下手段を
    備えたことを特徴とするエンジンの運転制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記排気ガス温度低
    下手段が、点火時期を通常運転時における上記減速回転
    数に応じた点火時期より進角させる点火時期制御装置を
    備えていることを特徴とするエンジンの運転制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、上記排気ガス
    温度低下手段が、排気開始時期を通常運転時における上
    記減速回転数に応じた排気開始時期より遅角させる排気
    開始時期制御装置を備えていることを特徴とするエンジ
    ンの運転制御装置。
JP7289789A 1995-11-08 1995-11-08 エンジンの運転制御装置 Pending JPH09126034A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7289789A JPH09126034A (ja) 1995-11-08 1995-11-08 エンジンの運転制御装置
US08/745,125 US5738073A (en) 1995-11-08 1996-11-08 Engine operation control system

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7289789A JPH09126034A (ja) 1995-11-08 1995-11-08 エンジンの運転制御装置

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ID=17747797

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