JP2008037065A - 包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、内容物の変質や汚染および機能の劣化を防止する、酸素、水蒸気などの透過を嫌う食品、飲料、医療・医薬品および電気・電子部品等を収納する多層包装材料を用いた包装体を提供する。
【解決手段】薬液を収納するプラスチック容器を構成する、少なくとも蓋材および底材にガスバリア層と、外部からの移行成分、あるいは蓋材及び/又は底材から発生する溶出成分を遮蔽する遮蔽層が構成層として設けられていることを特徴とする包装体である。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸素、水蒸気などの透過を嫌う食品、飲料、医療・医薬品および電気・電子部品等を収納する多層包装材料を用いた包装体に関し、さらに詳細には、包装体外部からの移行成分、あるいは包装体の蓋材及び底材等から発生する溶出成分が包装体内部の内容物に移行・溶出することを防止し、かつ酸素、水蒸気などのガスバリア性を有し、内容物の変質や汚染および機能の劣化を防止する包装体に関する。
薬液等の医療用内容物を保護する包装材には一般的に、酸素バリア性、水蒸気バリア性、耐ピンホール性、易開封性、遮光性など様々な性能全てにおいて高いレベルが課せられる。上の要求に加え、外部環境から包装体内部へ環境由来の物質が侵入し、内容物に移行したり、包装体を構成する包装材自身から溶出する種々の化学物質が内容物に移行するなどといったことを防止する要求がある。
これらの移行成分は非常に微量ではあっても、内容物が長期保存される場合は、移行成分の濃縮が起きることが見込まれる為見過ごせない問題である。医療用包装材については、製品の長期品質保証を行う為に製品によっては窒素ガスや炭酸ガスなどによりガス置換包装されているものがある。そのような包装体に関してはガス置換がされてあり、使用上問題ないということを使用者が、使用直前に簡便に確認できるような包装がされていることが望ましい。
現在市場には錠剤型の酸素インジケータや液状タイプの炭酸ガスインジケータ等があるが、包装体にそれらを充填する専用ラインが別途必要であったり、また使用後に分別廃棄の手間がかかるというような問題があった。
上記の錠剤型のインジケーターの問題点を解消するために、例えば、包装材料を層状に構成し、酸素インジケーター層が設けられることによって、酸素インジケーターの変色による酸素の有無を検知し易く、内容物に衛生上の悪影響を及ぼすことがない酸素検知機能を有する包装材料が特許文献1で提案されている。しかしながら、この包装材料を使用して包装体とした場合、この包装材料に形成したインキや接着剤などの溶出成分や、包装体外部からの移行成分を包装体内容物に対する溶出・移行を防止するには不十分で、内容物に衛生上の悪影響を及ぼす危惧がある。
特開平05−149943号公報
本発明は、上記の技術的背景を考慮してなされたものであって、内容物の変質や汚染および機能の劣化を防止する、酸素、水蒸気などの透過を嫌う食品、飲料、医療・医薬品および電気・電子部品等を収納する多層包装材料を用いた包装体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、即ち、
請求項1の発明は、薬液を収納するプラスチック容器を構成する、少なくとも蓋材および底材にガスバリア層と、外部からの移行成分、あるいは蓋材及び/又は底材から発生する溶出成分を遮蔽する遮蔽層が構成層として設けられていることを特徴とする包装体である。
請求項2の発明は、前記構成層に、さらに、ガスインジケータ層が設けられていることを特徴とする請求項1記載の包装体である。
請求項3の発明は、前記構成層に、さらに、酸素吸収能を有する樹脂組成物からなる酸素吸収層が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の包装体である。
請求項4の発明は、前記底材に用いるガスバリア層が、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体またはポリ塩化ビニリデンなどから選ばれる1種以上のガスバリア性樹脂組成物(a)からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装体である。
請求項5の発明は、前記蓋材に用いるガスバリア層が、前記ガスバリア性樹脂組成物(a)、もしくは金属、無機酸化物単体、あるいは無機酸化物の混合物の蒸着層表面上に、水溶性高分子と1種以上の金属アルコキシド及びその加水分解物を含む水溶液、あるいは水/アルコール混合溶液を主剤とするコーティング剤を塗布し加熱乾燥してなるオーバーコート層を設けた蒸着層からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装体である。
請求項6の発明は、前記遮蔽層が、環状ポリオレフィン系樹脂組成物、もしくはポリエステル系樹脂組成物からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装体である。
請求項7の発明は、前記ガスインジケータ層が、酸素、もしくは炭酸ガスに反応するインジケータであり、インキの乾燥皮膜からなることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の包装体である。
請求項8の発明は、前記酸素吸収層が、酸素吸収能を有するアリル位の炭素、ベンジル位の炭素、三級炭素、α位の炭素を有する熱可塑性樹脂組成物単独、またはその熱可塑性樹脂組成物と前記ガスバリア性組成物(a)とのブレンド物からなることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の包装体である。
請求項9の発明は、前記酸素吸収層が、紫外線照射により酸素吸収機能が発現することを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の包装体である。
請求項10の発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の包装体の開封時において、前記プラスチック容器を構成する蓋材、もしくは底材のシーラント層が凝集破壊を起こすことにより剥離痕を残すことを特徴とする包装体である。
請求項1の発明により、包装体にガスバリア層を設けることで酸素、水蒸気などの透過を制御して内容物の変質を防止し、さらに遮蔽層を設けることで包装体外部からの移行成分や、包装体自身からの溶出成分が内容物へ移行・溶出することを防止し内容物が汚染されることがない。
請求項2、7の発明により、ガス置換された包装体において、包装体に印刷によって包装体にインジケータ層を設けることでピンホール等でガスが流出するなどして内容物が変質していないことや、包装体内部のガス組成に変化がないことをガスインジケーによって検知することが可能である。また、錠剤型のインジケーターのようなものを用いないので包材点数を増やすことなく、廃棄の際の分別の手間もかからない。
請求項3、8、9の発明により、脱酸素状態にする必要のある内容物を包装する際に、包装体に酸素吸収層を設けることで脱酸素剤を使用することなく脱酸素状態にすることができ、脱酸素剤のようなものを用いないので包材点数を増やすことなく、廃棄の際の分別の手間もかからない。
請求項4、5の発明により、包装体に高いガスバリア性能を付与することができるので、酸素や水蒸気等による内容物の変質を防止できる。
請求項6の発明により、包装体外部からの移行成分、包装体自身のインキや接着剤などの溶出し易い、主に低分子量物質の溶出を遮蔽・防止することができる。
請求項10の発明により、開封が容易であり、かつ一度開封すると剥離痕を残すため、いたずらや不正開封などの事故を未然に防止することができる。
以上、本発明の包装体は、包装体外部からの移行成分、あるいは包装体の蓋材及び底材等から発生する溶出成分が包装体内部の内容物に移行・溶出すること防止し、かつ高度ののガスバリア性を有するので、酸素、水蒸気などの透過を嫌う食品、飲料や医療・医薬品および電気・電子部品等を収納する用途の包装体として好適に使用でき、内容物の変質や汚染および機能の劣化を防止できるものである。
以下、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
〈遮蔽層について〉
本発明に用いた環状オレフィン系ポリマーの環状オレフィン成分としては、例えば、シクロペンテンまたはその誘導体、シクロヘキセンまたはその誘導体、シクロヘプテンまたはその誘導体、シクロオクテンまたはその誘導体、シクロノネンまたはその誘導体、シクロデセンまたはその誘導体、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンまたはその誘導体、テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセンまたはその誘導体、ヘキサシクロ[6.6.1.13,6.110,13.02,7.09,14]−4−ヘプタデセンまたはその誘導体、オクタシクロ[8.8.0.12,9.14,7.111,10.113,16.03,8.012,17]−5−ドコセンまたはその誘導体、ペンタシクロ[6.6.1.13,6.02,7.09,14]−4ヘキサデセンまたはその誘導体、ペンタシクロ[6.5.1.13,6.02,7.09,13]−4−ペンタデセンまたはその誘導体、ヘプタシクロ[8.7.0.12,9.14,7.111,17.03,8.012,16]−5−エイコセンまたはその誘導体、ヘプタシクロ[8.8.0.12,9.14,7.111,16.03,8.012,17]−5−ヘンエイコセンまたはその誘導体、トリシクロ[4.4.0.12,5]−3−ウンデセンまたはその誘導体、トリシクロ[4.3.0.12,5]−3−デセンまたはその誘導体、トリシクロ[4.3.0.12,5]−3,7−デカジエンまたはその誘導体、ペンタシクロ[6.5.1.13,6.02,7.09,13]−4,10−ペンタデカジエンまたはその誘導体、ペンタシクロ[4.7.0.12,5.08,13.19,12]−3−ペンタデセンまたはその誘導体、ヘプタシクロ[7.8.0.13,6.02,7.10,17.011,16.112,15]−4−エイコセンまたはその誘導体、ノナシクロ[9.10.1.14,7.03,8.02,10.012,21.113,20.014,19.115,19]−5−ペンタセコンまたはその誘導体等を挙げることができ、これらから1成分でも2成分以上でもα−オレフィン、好ましくはエチレン、プロピレン、ブテン、1−ヘキセンや4−メチル−1−ペンテン等との共重合体を環状オレフィンコポリマーとして挙げることができる。
さらに、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンまたはその誘導体、テトラシクロ[
4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセンまたはその誘導体、ヘキサシクロ[6.6.1.13,6.110,13.02,7.09,14]−4−ヘプタデセンまたはその誘導体、オクタシクロ[8.8.0.12,9.14,7.111,10.113,16.03,8.012,17]−5−ドコセンまたはその誘導体、ペンタシクロ[6.6.1.13,6.02,7.09,14]−4ヘキサデセンまたはその誘導体、ペンタシクロ[6.5.1.13,6.02,7.09,13]−4−ペンタデセンまたはその誘導体、ヘプタシクロ[8.7.0.12,9.14,7.111,17.03,8.012,16]−5−エイコセンまたはその誘導体、ヘプタシクロ[8.8.0.12,9.14,7.111,16.03,8.012,17]−5−ヘンエイコセンまたはその誘導体、トリシクロ[4.4.0.12,5]−3−ウンデセンまたはその誘導体、トリシクロ[4.3.0.12,5]−3−デセンまたはその誘導体、トリシクロ[4.3.0.12,5]−3,7−デカジエンまたはその誘導体、ペンタシクロ[6.5.1.13,6.02,7.09,13]−4,10−ペンタデカジエンまたはその誘導体、ペンタシクロ[4.7.0.12,5.08,13.19,12]−3−ペンタデセンまたはその誘導体、ヘプタシクロ[7.8.0.13,6.02,7.110,17.011,16.112,15]−4−エイコセンまたはその誘導体、ノナシクロ[9.10.1.14,7.03,8.02,10.012,21.113,20.014,19.115,19]−5−ペンタセコンまたはその誘導体等の開環物及びその水素添加物も環状オレフィン成分として挙げることができ、これら1成分でも2成分以上を用いて、α−オレフィン、好ましくはエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセンや4−メチル−1−ペンテン等との共重合体を環状オレフィンコポリマーとして用いることが可能である。
環状オレフィン系ポリマー層の成分において、共重合させているエチレン成分等α−オレフィン成分に由来する構造単位は、40〜95モル%の範囲、環状オレフィン成分に由来する構造単位は、通常5〜60モル%の範囲が適当であり、開環重合体や開環共重合体の場合は環状オレフィン成分に由来する構造単位は化学量論的には25乃至50モル%となり、上記範囲に含まれる。ガラス転移温度で言えば60〜160℃が望ましい。
上記環状オレフィン系ポリマー層を構成するブレンドポリマーに用いられる、ポリオレフィン樹脂としては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレもしくはポリプロピレン等を用いることができ、上記環状オレフィンコポリマーとのブレンド比率は接着性、低分子量の溶出量等を考慮して適宜設定すればよい。環状オレフィン系ポリマーのブレンド比率は重量比で30%〜95%が好ましい。
〈インジケータ層について〉
インジケータについては、酸素を検知する酸素インジケータに加え、炭酸ガスを検知する炭酸ガスインジケータが使用できる。前者は窒素ガス置換されている包装体にピンホールが空くなどして酸素が包装体内に流入した際に、インジケータインキ被膜中の色素が酸化反応することで呈色することで異常を識別できる。後者は炭酸ガス置換されている包装体にピンホールが空いた際に、炭酸ガスが抜けることでインジケータインキ被膜中のpHが変化することで色素の色味が変色し、異常を識別できる。
酸素インジケータインキ組成物については、酸化還元色素、還元剤、バインダーを含む材料で構成されてあり、酸化還元色素には、メチレンブルー、ニューメチレンブルー、ニュートラルレッド、インジゴカルミン、サフラニンT、フェノサフラニン、カプリブルー、ナイルブルー、ジフェニルアミン、キシレンシアノール、ニトロジフェニルアミン、フェロイン、N−フェニルアントラニル酸等が使用できる。特にメチレンブルーが好適に利用できる。酸化還元色素の他、色味を変えるために、赤色色素等他の色素を配合することも出来す。赤色色素を添加する場合は、コチニール色素、ラック色素、アカネ色素、シソ色素、アカキャベツ色素、アカダイコン色素、ムラサキイモ色素、ムラサキトウモロコシ色素、ブドウ果皮色素、エルダーベリー色素、ブドウ果汁色素、ブルーベリー色素、トウガラシ色素、アナトー色素などの天然色素や、食用赤色102号(英名New環状ポリオレフィン系樹脂cine)、食用赤色104号(英名Phloxine)、食用赤色 105号(英名Rose Bengale)、食用赤色106号(英名Acid Red)などの合成色素が好適に利用できる。還元剤としては、アスコルビン酸、エリソルビン酸やその塩、アスコルビン酸塩、D−アラビノース、D−エリスロース、D−ガラクトース、D−キシロース、D−グルコース、D−マンノース、D−フラクトース、D−ラクトースなどの還元糖、第一スズ塩、第一鉄塩等の金属塩等が使用できる。
炭酸ガスインジケータ組成物については、炭酸ガスの影響で色調変化を伴うもの、またはアルカリ性物質の濃度変化に応じたpHの変動に対して色調変化を伴う色素を利用する。pH指示薬としてはブロモクレゾールグリーン(黄)pH3.8〜pH5.4(青)、メチルレッド(赤)pH4.2〜pH6.3(黄)、クロロフェノールレッド(黄)pH5.0〜pH6.6(赤)、ブロモクレゾールパープル(黄)pH5.2〜pH6.8(紫)、ブロモチモールブルー(黄)pH6.0〜pH7.6(青)、ニュートラルレッド(赤)pH6.8〜pH8.0(黄)、フェノールレッド(黄)pH6.8〜pH8.4(赤)、クレゾールレッド(黄)pH7.2〜pH8.8(赤)、αナフトールフタレイン(桃)pH7.3〜pH8.7(緑)、クルクミン(黄)pH7.4〜pH8.6(赤褐色)、メタクレゾールパープル(黄)pH7.4〜pH9.0(青紫)、エチルビス(2,4−ジニトロフェニル)アセテート(無色)pH7.5〜pH9.1(青)、p−キシレノールブルー(無色)pH8.0〜pH9.6(青)、フェノールフタレイン(無色)pH8.0〜pH9.6(赤)等が使用できる。特に好ましいpH指示薬としては、安全性及び呈色反応の変化がわかりやすいことなどからメタクレゾールパープルがあげられる。
炭酸ガスインジケータインキ組成物には、好ましくは、5重量%以下のアルカリ性物質を添加することができる。5重量%を超えるアルカリ性物質(例えばトリエタノールアミン、ポリエチレンイミンなどの有機アルカリ、及び水酸化アルカリ、炭酸アルカリ、炭酸水素アルカリ及びアンモニア等)を添加しても、その効果は同等である。
インジケータインキの溶媒としては、インキ組成物の各成分を均一にかつ安定に溶解または分散することのできるものが選択され、エーテル類、芳香族炭化水素、エステル類、アルコール類、ケトン類等が挙げられ、特にアルコール類が好ましい。また良好な発色を得るためには、水が含まれることが好ましい。アルコール類等の溶剤と水の割合としては特に限定されるものではなく、成分の析出がない比率の範囲内で、溶媒印刷状態、乾燥状態等を鑑みてインダー樹脂以外の成分が不溶となる傾向がある。
バインダー樹脂は、インキの成分を支持体上に固着するために使用されるもので、このような結合剤としては、例えばポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、酢酸ビニル部分ケン化物等があげられる。乾燥被膜形成後に水を吸って過剰に膨潤したり、溶解したりするような樹脂は不適であり、水を保持するような樹脂を用いる。バインダー樹脂の水に対する溶解度が10重量%以下である。これにより、高湿度条件下における耐水性を高めることができる。また、その保水率は1〜15重量%以内である。保水率が15重量%を超えると、高湿度条件下における良好な外観を保つことが出来なくなる。また保水率が1重量%を下回ると、十分な発色が得られなくなる。水に対する溶解度は、一定量の水に対して樹脂を溶かしていき、溶けなくなったときの水溶液中に含有する樹脂の重量%とする。
また、保水率は、示差熱熱重量同時測定装置(TG/GTA)により、25℃65%Rh環境下に1日保存した後の、樹脂製の支持体単体及び樹脂製支持体にインジケータが印刷されたものについて、含まれる水分の重量を測定し、両者の差をとった後、支持体重量
と水分重量差の合計重量に対する水分重量差とする。このようなポリビニルホルマール、ポリビニルアセタール、及びポリビニルケタールとして、より好ましくは、各々、その官能基のうちの非水性官能基すなわちホルマール基、アセタール基、あるいはケタール基の含有率が、50mol%以上100mol%未満であるものが使用できる。さらに好ましくは、その含有率は60ないし85mol%である。これらの基が85mol%を超えると、保水可能な水酸基が少なすぎて発色が不十分となる傾向がある。また、このようなポリビニルアルコールとして、より好ましくは、吸湿による皮膜強度の低下が少ないけん化度の高いものが使用可能である。
インジケータインキ組成物は必要に応じて、インキ組成物中に吸水剤を配合することができる。これにより、指示部となるインキ層中に水などの溶媒を保持して炭酸ガスの吸収を容易にせしめ、pH指示薬の呈色反応を促進させることができる。吸水剤としては、水等の溶媒を含んだときに極端な酸性或いはアルカリ性を示さないものが選択され、例えばでんぷん、カオリン、合成シリカ、ガラス、微結晶セルロース、イオン交換セルロース、及びケイ酸アルミニウム等を用いることができる。
インジケータインキ組成物は、さらに多価アルコールを含むことが好ましい。多価アルコールは保湿剤として作用し、指示部となるインキ層中に水等の溶媒を保持して酸素ガス、炭酸ガスの吸収を容易にせしめ、それぞれの呈色反応を促進させることができる。多価アルコールとしては、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、及びポリエチレングリコール等が使用可能である。より好ましくはグリセリンである。多価アルコールの添加量は、インキ組成物に1〜10重量%以内が好ましい。多価アルコールの割合が1重量%未満であると、インジケータの発色スピードが不十分となる傾向がある。一方で、多価アルコールの割合が10重量%を超えても、効果は変わらない。またインジケータインキ組成物には、着色剤を添加することもできる。着色剤を添加して、インジケータインキ組成物の色と混色させることにより、例えば指示薬そのものの色調の変化が視覚的に判断しにくいものであるとき、あるいはデザイン上所望の色調でないとき、視覚的に判断しやすい色調、あるいはデザイン上所望の色調に変化させることができる。同様の目的で、白以外の着色された支持体を適用し、その上に、本発明のインジケータインキ組成物を用いた指示部を設けることができる。
着色剤としては、例えば食用赤色2号(アマランス)、食用赤色3号(エリスロシン)、食用赤色40号(アルラレッドAC)、食用赤色102号(ニューコクシン)、食用赤色104号(フロキシン)、食用赤色106号(アシッドレッド)、及び天然系コチニール色素等の赤色着色剤、食用黄色4号(タートラジン)、食用黄色5号(サンセットイエローFCF)、及び天然系紅花黄色素等の黄色着色剤、食用青色1号(ブリリアントブルーFCF)、及び食用青色2号(インジゴカルミン)等の青色着色剤があげられる。
前記インジケータ層は大きさや形状は特に限定されない。円形状のマークであってもよいし、文字、絵柄などであってもよい。
〈酸素吸収層について〉
酸素吸収能を有する樹脂組成物として以下のものが挙げられる。アリル位については共役系、非共役系を含めると、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、スチレン-ブタジエン共重合体ゴム、スチレン-イソプレン共重合体ゴム、ジシクロペンタジエン、ノルボルネン、シクロヘキセン、環化ゴム系などの脂環式不飽和炭化水素などが挙げられる。
ベンジル位の炭素を有する化合物としては、キシリレンジアミンの重合物であるMXD6ポリアミドやキシリレンジアミンのイソシアネート誘導体から合成されたポリウレタン樹脂などが挙げられる。
三級炭素を有する化合物としては、プロピレンなどのα-オレフィンの重合体あるいは
他のモノマーとの共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体あるいはその部分(完全)けん化物、ポリスチレン、エチレン-α,β-不飽和カルボン酸共重合体あるいはそのエステル化物あるいはイオン化共物、ポリアクリロニトリルなど挙げられる。
α位の炭素としては、脂肪族ポリエステルあるいは脂肪族ポリアミドあるいはこれらの誘導体のような、カルボニル結合に隣接するような炭素原子を有する熱可塑性樹脂などが挙げられ、酸化反応を起こしやすい熱可塑性樹脂ならば、その骨格的なタイプは問わない。より好ましくは、結晶化度が低いガラス転移点温度が低いなどの熱可塑性樹脂を選定した方が良い。
本発明のガスバリア性樹脂としてはポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、エチレン-ビニルアルコール共重合体またはポリ塩化ビニリデンが挙げられる。酸素透過性および酸素吸収樹脂との分散性の点から、好ましくはエチレン-ビニルアルコール共重合体を用いるとよい。
本発明の包装体はγ線滅菌のエネルギーにより、酸素吸収を発現させることも可能である。それ以外にも例えば低圧水銀灯、高圧水銀灯またはキセノンランプなどが用いられる。ただし、これに限定されなくてもよい。
本発明においては、酸素吸収層以外の層にはポリエチレン、エチレン-α-オレフィン共重合体、少なくとも1種のα-オレフィンからなるポリα-オレフィン、α-オレフィン-エチレン共重合体、エチレン-環状オレフィン共重合体などのポリオレフィン樹脂、エチレン-α,β-不飽和カルボン酸あるいはそのエステル化物、あるいはそのイオン架橋物、エチレン-酢酸ビニル共重合体あるいはその部分けん化物あるいは完全けん化物に代表されるエチレン系共重合体、あるいは酸無水物などのグラフト変性ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン、ポリアクリロニトリルなどの単体あるいはこれら1種以上の混合物である熱可塑性樹脂を使用しても構わない。
本発明においては、オレイン酸および/またはリノール酸および/またはリシノール酸などの高級不飽和脂肪酸や各種油に代表されるグリセロールの不飽和脂肪酸エステル、カロテノイドなどを添加しても構わない。
また、コバルト、マンガン、鉄、ニッケル、銅、ロジウム、バナジウム、クロム、セリウムから1種以上選択される芳香族カルボン酸塩、飽和あるいは不飽和カルボン酸塩などの遷移金属化合物塩、あるいはアセチルアセトナト、エチレンジアミン四酢酸、サレン、ポルフィリン、フタロシアニンなどの各種遷移金属錯体から選ばれる1種以上の化合物などの酸化触媒を添加しても良い。
また、包装体という点では必要に応じては上記以外の各種添加剤、例えば、酸化防止剤、難燃剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤、UV吸収剤など各種添加剤を各層に配合してもかまわない。
〈ガスバリア層について〉
ガスバリア層としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、エチレン-ビニルアルコール共重合体またはポリ塩化ビニリデンのガスバリア性樹脂(a)に加え蒸着バリア層が挙げられる。ガスバリア性樹脂を使用する場合には、好ましくはエチレン-ビニルアルコール共重合体を用いるとよい。
蒸着バリア層を使用する場合には、蒸着させる金属はアルミ、スズ、ニッケル、コバルト、クロム等が挙げられ、無機酸化物としては酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化マグ
ネシウム、酸化スズ等或いはそれらの混合物が用いられる。蒸着層の厚さは用いられる材料種によって異なるが、一般的には5〜300nmで好ましくは10〜150nmの範囲である。蒸着層は1層だけでもよいが、必要に応じて2層以上設けてもよい。例えば、蒸着層を設けた後、後述するオーバーコート層を設け、さらにこのオーバーコート層の上に第2の蒸着層を設ける構成としてもよい。この場合、さらに第2の蒸着層上にオーバーコート層を設けてもよい。
オーバーコート層は、金属箔並の高度なガスバリア性を付与するために、また蒸着薄膜層を物理的に保護するために、金属、無機酸化物単体、あるいは無機酸化物の混合物の蒸着層上に設けられるものである。
それを達成するために前記オーバーコート層は、水酸基含有高分子のみ、またはそれと、1種以上の金属アルコキシド及び加水分解物を主剤とするガスバリア性コーティング剤を用いて形成される。
本発明でオーバーコート層に用いられる水酸基含有高分子とは、ポリビニルアルコール(以下、PVAと略す)またはエチレン-ビニルアルコール共重合体、セルロース、デンプン等を指す。とりわけPVAが本用途での取り扱い性、ガスバリア性向上に優れるが、限定するものではない。ここでいうPVAは、一般にポリ酢酸ビニルをけん化して得られるものである。PVAとして例えば、酢酸基が十数%残存している、いわゆる部分けん化PVAから酢酸基が数%しか残存していない完全PVA等を含み、特に限定されない。
更に、金属アルコキシドには種々あるが、取り扱い性、コストなどを考えれば珪素のアルコキシドがよろしい。また、被膜の柔軟性向上、密着性改善などの要求があれば、テトラアルコキシドに限ることなく、いわゆるシランカップリング剤を適宜選定添加することが好ましい。
コーティング剤の塗布方法には、通常用いられるディッピング法、ロールコーティング法、スクリーン印刷法、スプレー法、グラビア印刷法などの従来公知の手段を用いることができる。被膜の厚さは、コーティング剤の種類や加工機や加工条件によって異なる。乾燥後の厚さが、0.01μm以下の場合は、均一な塗膜が得られず十分なガスバリア性を得られない場合があるので好ましくない。また厚さが50μmを超える場合は膜にクラックが生じ易くなるため問題がある。好ましくは0.01〜50μmの範囲にあることが好ましく、より好ましくは0.1〜10μmの範囲にあることである。特に電子線硬化の場合は、ガスバリア性被膜層(4)の膜厚と電子線エネルギー条件、加工速度および除電とのバランスが重要となる。過度のエネルギー供給は帯電を引き起こし、その結果として起こる放電によりバリア性が損なわれる場合がある為注意を要する。
以下、具体的実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
〈酸素インジケータインキの作成〉
メチレンブルー・・・・・・・・・・・・・・1.8重量部
アスコルビン酸・・・・・・・・・・・・・・7.2重量部
ポリビニルアセタール樹脂・・・・・・・・・5.0重量部
メタノール・・・・・・・・・・・・・・・43.0重量部
水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43.0重量部
上記インキ組成物をペイントコンディショナーにて微細分散させ酸素インジケータインキ組成物を得た。
〈炭酸ガスインジケータインキの作成〉
メチレンブルー・・・・・・・・・・・・・・1.8重量部
アスコルビン酸・・・・・・・・・・・・・・7.2重量部
ポリビニルアセタール樹脂・・・・・・・・・5.0重量部
メタノール・・・・・・・・・・・・・・・43.0重量部
水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43.0重量部
上記インキ組成物をペイントコンディショナーにて微細分散させ酸素インジケータインキ組成物を得た。
〈酸素吸収樹脂の作成〉
下記のブレンド比に従い酸素吸収樹脂を得る。
酸素吸収樹脂・・・・・A1:スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、A2:環化ゴム系重合体
ガスバリア性樹脂・・・B1:エチレン−ビニルアルコール共重合体
高級不飽和脂肪酸・・・C1:オレイン酸
酸化触媒・・・・・・・D1:ステアリン酸マンガン
光開始剤・・・・・・・E1:イルガキュア2959
〈配合比〉
A1・・・30部
B1・・・70部
C1・・・ 0.9部
D1・・・ 0.03部
E1・・・ 0.03部
〈底材の作成について〉
(ガスバリア性のみ有する底材の作製方法)
4種6層シート成形機を用いて、(内側)LLDPE(20μm)/LLDPE(25μm)/接着性樹脂(15μm)/EVOH(25μm)/接着性樹脂(15μm)/LLDPE(100μm)(外側)の200μmの多層シートを作製した。(この底材を底材(1)とする)
(ガスバリア性と遮蔽層を有する底材の作製方法)
4種6層シート成形機を用いて、(内側)LLDPE(20μm)/遮蔽層(環状ポリオレフィン系樹脂層)(25μm)/接着性樹脂(15μm)/EVOH(25μm)/接着性樹脂(15μm)/LLDPE(100μm)(外側)の200μmの多層シートを作製した。(この底材を底材(2)とする)
(酸素吸収能とガスバリア性を有する底材の作製方法)
4種6層シート成形機を用いて、(内側)LLDPE(20μm)/LLDPE(25μm)/接着性樹脂(15μm)/酸素吸収層(25μm)/接着性樹脂(15μm)/LLDPE(100μm)(外側)の200μmの多層シートを作製した。酸素吸収層に用いる材料は吸収層イ,ロ,ハ,ニの配合比にて作成しそれぞれの酸素吸収層を持つボトムを4種類作成した(この底材を底材(3)とする)。
(酸素吸収能とガスバリア性と遮蔽層を有する底材の作製方法)
4種6層シート成形機を用いて、(内側)LLDPE(30μm)/遮蔽層(環状ポリオレフィン系樹脂層)(15μm)/接着性樹脂(15μm)/酸素吸収層(25μm)/接着性樹脂(15μm)/LLDPE(100μm)(外側)の200μmの多層シー
トを作製した。酸素吸収層に用いる材料は吸収層Aを使用した(この底材を底材(4)とする)。
〈溶出試験について〉
本発明のインジケータは通常二次容器として使用されることが多いが、一次容器として使用されることも想定される。一般に、ヘッドスペースのある2次容器としての使用よりも、直接包装材に接触する一次容器の方が包材からの移行量が多い。本実施例においてはその為1次容器として溶出量を測定、比較を行った。なお酸素インジケータについては、脱酸素状態の還元状態にて溶出が促進されることが分かっている。そのため、材質LLの小袋パウチを作成し、その中に脱酸素剤を入れ、蒸留水液中に投入することで液中の酸素を取り、蓋材に設けられたインジケータを還元状態に戻し、溶出を促進させる。インジケータの無い構成、炭酸ガスインジケータの構成においては脱酸素状態であるかないかは相関しない為、蒸留水のみ充填し溶出の測定サンプルとした。
<実施例1>
インジケータインキ:酸素インジケータ
蓋材:遮蔽層を有する蓋材・・・無機酸化物蒸着PET/酸素インジケータインキ層/多層シーラント
底材:ガスバリアと遮蔽層を有する底材・・・底材(2)
〈蓋材の作成〉
インジケータインキをガスバリアフィルム上にポーシェル版200線、版深30μmのグラビア版で塗布し100℃のオーブンで15秒乾燥させた。上記印刷物にウレタン系2液硬化型接着剤を使用し、ドライラミネート法により、多層シーラント:LL(20)/環状ポリオレフィン系樹脂(20)/LL(20)60μmをそれぞれ片面に積層し本発明の酸素インジケータインキ層を構成層としてもつ蓋材を得た。
LL・・・・・直鎖状低密度ポリエチレン
環状ポリオレフィン系樹脂・・・・トリシクロ[4.3.0.12,5]−3,7−デカジエンの開環重合体の水素添加体
〈包装体の作成〉
(溶出試験用サンプル)
底材に高速液体クロマトグラフ用蒸留水を50mlを充填し、酸素吸収剤を入れた小パウチ(材質LL)を入れ蓋材とシールして包装体とした。
(性能評価用サンプル)
底材に20mlの薬液の入ったプラスチックアンプルを入れ、酸素吸収剤を入れ、蓋材とシールして包装体とした。
<実施例2>
インジケータインキ:炭酸ガスインジケータインキ
蓋材:遮蔽層を有する蓋材・・・無機酸化物蒸着PET/炭酸ガスインジケータインキ層/多層シーラント
底材:ガスバリアと遮蔽層を有する底材・・・底材(2)
〈蓋材の作成〉
インジケータインキをガスバリアフィルム上にポーシェル版200線、版深30μmのグラビア版で塗布し100℃のオーブンで15秒乾燥させた。上記印刷物にウレタン系2液硬化型接着剤を使用し、ドライラミネート法により、多層シーラント:LL(20)/環状ポリオレフィン系樹脂(20)/LL(20)60μmをそれぞれ片面に積層し本発
明の炭酸ガスインジケーターインキ層を構成層としてもつ蓋材を得た。
LL・・・・・直鎖状低密度ポリエチレン
環状ポリオレフィン系樹脂・・・・トリシクロ[4.3.0.12,5]−3,7−デカジエンの開環重合体の水素添加体
〈包装体の作成〉
(溶出試験用サンプル)
底材に高速液体クロマトグラフ用蒸留水を50mlを充填し、蓋材とシールして包装体とした。
(性能評価用サンプル)
底材に20mlの薬液の入ったプラスチックアンプルを入れ、蓋材とシールして包装体とした。
<比較例1>
インジケータインキ:酸素インジケーター(実施例1と同様)
蓋材:ガスバリア性のみ有する蓋材・・・無機酸化物蒸着PET/酸素インジケータインキ被膜層/直鎖状低密度ポリエチレンフィルム
底材:ガスバリアのみ有する底材・・・底材(1)
〈蓋材の作成〉
シーラントとして、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム60μmを用いる以外は実施例1と同様にし酸素インジケーターインキ層を構成層としてもつ蓋材を得た。
〈包装体の作成〉
(溶出試験用サンプル)
底材に高速液体クロマトグラフ用蒸留水を50mlと酸素吸収剤を入れた小パウチ(材質LL)を入れて蓋材とシールして包装体とした。
(性能評価用サンプル)
底材に20mlの薬液の入ったプラスチックアンプルを入れ、酸素吸収剤を入れ、蓋材とシールして包装体とした。
<比較例2>
インジケータインキ:炭酸ガスインジケータインキ
蓋材:ガスバリア性のみ有する蓋材・・・無機酸化物蒸着PET/炭酸ガスインジケータインキ層/直鎖状低密度ポリエチレンフィルム
底材:ガスバリアのみ有する底材・・・底材(1)
〈蓋材の作成〉
シーラントとして、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム60μmを用いる以外は実施例1と同様にし炭酸ガスインジケーターインキ層を構成層としてもつ蓋材を得た。
〈包装体の作成〉
(溶出試験用サンプル)
底材に高速液体クロマトグラフ用蒸留水を50mlを充填し蓋材とシールして包装体とした。
(性能評価用サンプル)
底材に20mlの薬液の入ったプラスチックアンプルを入れ、蓋材とシールして包装体
とした。
<比較例3>
インジケータインキ:酸素インジケータ
蓋材:遮蔽層を有する蓋材・・・実施例1の蓋材と同じ
底材:酸素吸収能とガスバリア性のみ有する底材・・・底材(3)
〈蓋材の作成〉
実施例1と同じ。
〈包装体の作成〉
(溶出試験用サンプル)
底材に高速液体クロマトグラフ用蒸留水を50mlのみを充填し、蓋材とシールして包装体とした。
(性能評価用サンプル)
底材に20mlの薬液の入ったプラスチックアンプルを入れ、蓋材とシールして包装体とした。
<実施例3>
インジケータインキ:酸素インジケータ
蓋材:遮蔽層を有する蓋材・・・実施例1の蓋材と同じ
底材:酸素吸収能とガスバリア性と遮蔽層を有する底材・・・底材(4)
〈蓋材の作成〉
実施例1と同じ。
〈包装体の作成〉
(溶出試験用サンプル)
底材に高速液体クロマトグラフ用蒸留水を50mlを充填し、酸素吸収剤を入れた小パウチ(材質LL)を入れて、蓋材とシールし包装体とした。
(性能評価用サンプル)
底材に20mlの薬液の入ったプラスチックアンプルを入れ、酸素吸収剤を入れ、蓋材とシールした包装体とした。
<実施例4>
インジケータインキ:なし
蓋材:蓋材:遮蔽層を有する蓋材・・・無機酸化物蒸着PET/多層シーラント
底材:底材(2)
〈蓋材の作成〉
インジケータ層が無いことを除き、実施例1と同じ。
〈包装体の作成〉
(溶出試験用サンプル)
底材に高速液体クロマトグラフ用蒸留水を50mlを充填し、蓋材とシールして包装体とした。
(性能評価用サンプル)
底材に20mlの薬液の入ったプラスチックアンプルを入れ、蓋材とシールして包装体とした。
[溶出試験]
上記によって得られた溶出試験用サンプルを60℃75%Rhに1ヶ月保存をし、その後、それぞれ室温まで放冷した後に酸素・水蒸気等のガスバリア性ならびに内溶液を固相抽出、溶媒抽出あるいは凍結乾燥法等により濃縮させ、溶出度合いをガスクロトマグラフ-水素炎イオン化検出器およびガスクロマトグラフ-質量検出器を用いて測定した。
[各種性能試験]
上記によって得られた蓋材、底材を組み合わせて得られた性能試験用サンプルを、(条件1)25℃60%にて半年間保存、(条件2)40℃75%Rhにて1ヶ月保存、(条件3)60℃75%Rh保存を行った。それぞれ試験後に包装体を開封し、包装体内部のガス組成濃度が変わることでインジケータ機能が発現するかを確認した。
以上、これらの評価結果をまとめて表1、表2に示す。
Figure 2008037065
Figure 2008037065
表1、2により、実施例1〜4で得られた本発明の包装体においては、溶出量がいずれも0.1ppm以下であり、内容物への移行成分や溶出成分の移行・溶出防止効果が確認された。また、いずれの保存条件における性能評価おいても酸素、水蒸気などのガスバリア性が維持されて問題のないことが確認された。
本発明の実施例1の包装体における蓋材と底材の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施例2の包装体における蓋材と底材の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施例3の包装体における蓋材と底材の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施例4の包装体における蓋材と底材の構成の一例を示す断面図である。 本発明の比較例1の包装体における蓋材と底材の構成の一例を示す断面図である。 本発明の比較例2の包装体における蓋材と底材の構成の一例を示す断面図である。 本発明の比較例3の包装体における蓋材と底材の構成の一例を示す断面図である。

Claims (10)

  1. 薬液を収納するプラスチック容器を構成する、少なくとも蓋材および底材にガスバリア層と、外部からの移行成分、あるいは蓋材及び/又は底材から発生する溶出成分を遮蔽する遮蔽層が構成層として設けられていることを特徴とする包装体。
  2. 前記構成層に、さらに、ガスインジケータ層が設けられていることを特徴とする請求項1記載の包装体。
  3. 前記構成層に、さらに、酸素吸収能を有する樹脂組成物からなる酸素吸収層が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の包装体。
  4. 前記底材に用いるガスバリア層が、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体またはポリ塩化ビニリデンなどから選ばれる1種以上のガスバリア性樹脂組成物(a)からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装体。
  5. 前記蓋材に用いるガスバリア層が、前記ガスバリア性樹脂組成物(a)、もしくは金属、無機酸化物単体、あるいは無機酸化物の混合物の蒸着層表面上に、水溶性高分子と1種以上の金属アルコキシド及びその加水分解物を含む水溶液、あるいは水/アルコール混合溶液を主剤とするコーティング剤を塗布し加熱乾燥してなるオーバーコート層を設けた蒸着層からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装体。
  6. 前記遮蔽層が、環状ポリオレフィン系樹脂組成物、もしくはポリエステル系樹脂組成物からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装体。
  7. 前記ガスインジケータ層が、酸素、もしくは炭酸ガスに反応するインジケータであり、インキの乾燥皮膜からなることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の包装体。
  8. 前記酸素吸収層が、酸素吸収能を有するアリル位の炭素、ベンジル位の炭素、三級炭素、α位の炭素を有する熱可塑性樹脂組成物単独、またはその熱可塑性樹脂組成物と前記ガスバリア性組成物(a)とのブレンド物からなることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の包装体。
  9. 前記酸素吸収層が、紫外線照射により酸素吸収機能が発現することを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の包装体。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の包装体の開封時において、前記プラスチック容器を構成する蓋材、もしくは底材のシーラント層が凝集破壊を起こすことにより剥離痕を残すことを特徴とする包装体。
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