JP2000344958A - 酸素吸収剤、それを用いた包装材及び包装容器 - Google Patents

酸素吸収剤、それを用いた包装材及び包装容器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸素を吸収させたい時期に光照射により酸素
吸収のための活性サイトを生成させることが可能であ
り、しかも内容物への溶出傾向のない酸素吸収剤及びそ
れを用いた包装材を提供するにある。 【解決手段】 少なくとも光触媒と有機物とを含有する
組成物から成り、紫外線を照射することにより活性化さ
れることを特徴とする酸素吸収剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸素吸収剤及びそ
れを用いた包装材に関するもので、より詳細には、光に
より活性化しうる酸素吸収剤並びにそれを備えた包装材
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来包装容器としては、金属缶、ガラス
ビン、各種プラスチック容器等が使用されており、これ
らの容器は何れも、容器壁を通しての酸素透過を無視し
得るオーダーに抑制し、内容品の保存性を高めるという
目的に対しては一応の成功を納めている。しかしなが
ら、容器内に内容物を充填し、密封した包装内には、内
容物内に溶解し或いは挟雑した形の酸素が必ず残留し、
また容器の最上部には必ずヘッドスペースがあり、この
ヘッドスペースにも空気からの酸素が残留している。包
装内の残留酸素は、大気中の酸素に比べればかなり希薄
であるとしても、内容物の酸化劣敗を招いたり、或いは
微生物の増殖をもたらし、内容物の保存性を著しく低下
せしめる。熱間充填やレトルト殺菌等の加熱殺菌を行っ
た包装体内の残留酸素は著しく活性であることも経験的
に知られており、この酸素は内容物のフレーバを著しく
低下させる。
【0003】従来、包装体内の残留酸素を低減させるた
め、包装体製造時に水蒸気置換や窒素置換等の手段が広
く採用されているが、これらの物理的手段では残留酸素
の影響を完全に遮断することは困難なため、下に記すよ
うな化学的手段が使用されている。
【0004】残留酸素の影響を防止するのに古くから、
そして現在でも広く使用されている手段は、金属錫の還
元性を利用することである。缶詰製品では、缶胴或いは
缶蓋の少なくとも一部を未塗装ブリキとしたり、或いは
側面継ぎ目の半田として前錫半田を使用し、錫を内容物
側へ露出させることにより、酸素を還元するようにして
いる。金属錫の蒸着や、錫箔のラミネートを利用して、
ガラス容器やプラスチック容器の溶存酸素を除くこと
も、出願人により既に提案されている。容器内の酸素を
除去するために、酸素吸収剤(脱酸素剤)の使用も古く
から知られており、この方法は酸素吸収剤を容器蓋や容
器壁に適用して、還元性物質を主剤とする酸素吸収剤と
酸素との反応により酸素を捕捉しようとするものであ
る。酸素吸収剤の主成分としては、経済性及び効力の点
で鉄系のものが多く使用されている。
【0005】酸素の捕捉に高分子ラジカルを利用するこ
とも既に知られており、例えば、出願人らの提案にかか
る特開昭62−207338号公報には、エチレンビニ
ルアルコール共重合体にイオン化放射線を照射すると、
酸素の捕捉が有効に行われることが記載されている。
【0006】また、特開平4−213346号公報に
は、ポリオレフィン及び、酸化触媒或いは更にラジカル
抑制剤を含有する樹脂組成物から成る酸素バリアー性容
器が記載され、この容器の酸素バリアー性は放射線照射
により向上することが記載されている。
【0007】特開平5−32277号公報には、酸素遮
断性を有する層と、該酸素遮断層よりも容器内部側に設
けられた高分子のラジカル生成能を有する樹脂層との積
層体からなる容器の少なくとも内部に光乃至イオン化放
射線を照射し、生成する高分子ラジカルが失活しない内
に内容物を充填し、容器を密封して、容器内の残留酸素
を吸収させることが記載されている。
【0008】更に、特開平5−194949号公報に
は、酸化可能な有機化合物、遷移金属触媒を含有する樹
脂組成物を放射線に暴露することにより、酸素の捕捉を
開始させることが記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする問題点】還元性物質や酸素吸
収剤により、包装体の酸素を除去する方法は、或る程度
の時間をかけて包装体内の酸素を吸収させるという目的
には有効であるとしても、限られた短時間の内に酸素を
吸収除去しようという目的には、あまり有効ではない。
【0010】一方、イオン化放射線の照射は、容器その
ものの殺菌には認められているものの、食品類への照射
は認められていなく、従って、内容物充填に先立って、
容器への放射線照射を行い、次いで内容物充填及び容器
密封を行うことになる。いうまでもなく、ポリマーラジ
カルは発生直後が最も活性であるから、折角生成したポ
リマーラジカルが外部雰囲気中の酸素と反応し、容器内
の残留酸素の捕捉にはあまり有効とはならないという問
題がある。
【0011】このように、従来の技術では、酸素吸収の
ための活性サイト(例えば、ポリマーラジカル)の生成
と、容器内残留酸素の吸収との間に時間的なギャップが
あり、このギャップを解消し、容器内残留酸素を吸収さ
せたい時期に上記活性サイトを生成させることが望まし
い。例えば、内容物の保存性を高めるために、内容物を
熱間充填し、或いは充填密封後の包装体を加熱殺菌する
ことが行われているが、このような包装体では、水分と
熱とが同時に作用するため、食品の劣化や香味低下に残
留酸素の影響が顕著にでるので、脱酸素を密封から殺菌
の初期段階で行うのが望ましい。
【0012】更に、従来の酸素吸収剤は、そのもの自体
或いは酸素の吸収により生じた物質が内容物中に溶出し
て、内容物のフレーバーを損なうという問題がある。例
えば、酸素吸収剤としての鉄は内容物中に微量混入して
も内容物のフレーバを損なう傾向がある。かくして、内
容物への溶出傾向のないような酸素吸収剤の出現が望ま
れている。
【0013】従って、本発明の目的は、酸素を吸収させ
たい時期に光照射により酸素吸収のための活性サイトを
生成させることが可能であり、しかも内容物への溶出傾
向のない酸素吸収剤及びそれを用いた包装材を提供する
にある。本発明の他の目的は、内容物の保存性とフレー
バ保持特性とに優れた包装体を簡単な操作で容易に製造
することが可能な包装材を提供するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも光触媒と有機物とを含有する組成物から成り、紫外
線を照射することにより活性化されることを特徴とする
酸素吸収剤が提供される。本発明の酸素吸収剤において
は、光触媒と有機物とを0.000001:1乃至0.
1:1の重量比で含有することが好ましい。また、用い
る光触媒は二酸化チタンであること、特に1次粒径が1
000nm以下のアナターゼ型二酸化チタンであること
が好ましい。一方、酸素吸収剤の他方の成分である有機
物は、有機高分子であること、特にラジカル分解型オレ
フィン系樹脂であることが好ましい。本発明によればま
た、上記酸素吸収剤の層を備えていることを特徴とする
包装材、特に包装容器或いは蓋が提供される。
【0015】
【発明の実施形態】本発明に用いる光触媒は、光反応性
半導体とも呼ばれているものであり、主に波長が400
nm以下の紫外線の照射により電子・正孔対が生成し、
光触媒反応を行うものである。即ち、TiOなどの光
半導性金属酸化物は、そのバンドギャップ(価電子帯と
伝導帯とのエネルギー差)よりも大きなエネルギーをも
つ光が照射されると、価電子帯から電子が叩き出されて
伝導帯に移り(励起)、価電子帯にはプラスの電荷をも
った粒子(正孔)が生成する。電子(e )及び正孔
(p )の一部は酸化物粒子の表面に移動し、下記式
に示すとおり、電子は還元反応に、正孔は酸化反応に関
与する。 半導体+ hν → e + p ‥(1) e + O → O ‥(2) p + HO → OH+H ‥(3) p + OH → OH ‥(4)
【0016】従来、光触媒を用いる各種プロセスは数多
く提案されているが、これらは汚れや臭いなどの有害有
機物質の分解及び除去に関するものであり、酸素の吸収
及び除去に着目したものは未だ知られていない。
【0017】本発明では、この光触媒を有機物と組み合
わせて、酸素、特に包装体内に残留する酸素の吸収除去
に用いる。即ち、前記反応(2)で生成するスーパーオ
キサイド(O )及び反応(3)乃至(4)で生成す
るヒドロキシラジカル(OH)は、酸化力が強く、有機
物を酸化し、この酸化を通じて酸素の吸収及び除去が有
効に行われるものである。
【0018】本発明で用いる光触媒、特に二酸化チタン
は、光に対しては活性を有するが、化学的には極めて安
定な物質であり、水は勿論のこと、その他の薬品類にも
反応も溶解もしないしないという特性を有している。
【0019】一方、光触媒との組合せで使用される有機
物としては、酸化可能な有機物であれば何れをも使用で
きるが、有機高分子、特にラジカル分解型オレフィン系
樹脂が好適に使用される。これらの有機高分子も水など
に不溶であり、衛生的特性及び香味保持性の点で優れて
いる。
【0020】更に、光触媒と有機高分子とを組成物の形
にすることにより、酸素吸収剤をフィルム、シート、ジ
スク、積層体などの任意の形状に成形し、包装材として
の用途に用いることができる。
【0021】[酸素吸収剤] (1)光触媒:本発明に用いる光触媒は、光半導電性無
機物であり、その例としてTiO、ZnO、SfTi
、CdS、CdO、CaP、InP、In
CaAs、BaTiO、KNbO、Fe
Ta、WO、SaO、Bi、NiO、
Cu0、SiC、SiO、MoS、MoS、I
nPb、RuO、CeO、などが挙げられる。これ
らの内でも、バンドギャップエネルギーが1乃至5eV
の金属酸化物、例えば、二酸化チタン、酸化タングステ
ン、酸化亜鉛、酸化セリウム、チタン酸ストロンチウ
ム、及びニオブ酸カリウム等がよく、特にアナターゼ型
またはルチル型の二酸化チタン、就中アナターゼ型の二
酸化チタンが好ましい。
【0022】上記光触媒は、可視光波長以下の粒径で有
機物中に分散させるのが好ましく、一般にその一次粒径
は、1乃至400nm、特に1乃至100nmの範囲に
あるのが、光透過性の点で望ましい。
【0023】(2)有機物:光触媒と組み合わせで用い
る有機物は、酸素で酸化可能な有機物であれば全て用い
ることができる。しかしながら、光触媒を成形物の形で
用いるには、有機物の少なくとも一部は、有機高分子、
特に熱可塑性樹脂であることが好ましい。この樹脂は容
器、容器蓋或いはその他の包装材に加工できるような熱
成形性を有していることが好ましい。
【0024】適当な樹脂の例は、これに限定されない
が、次の通りである。オレフイン系樹脂;例えば低−、
中−或いは高−密度のポリエチレン、線状低密度ポリエ
チレン(LLDPE)、アイソタクテイツクポリプロピ
レン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン−
1、4−メチル−1−ペンテン系重合体、エチレン−ブ
テン−1共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、
エチレン−プロピレン−ブテン−1共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、イオン架橋オレフィン共重合体
(アイオノマー)、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体、エチレン−ビニルアルコール共重合体或いはこれら
のブレンド物等。ポリアミド類;例えばナイロン6、ナ
イロン6,6、ナイロン6/6,6共重合体、メタキシ
リレンアジパミド、ナイロン6,10、ナイロン11、
ナイロン12、ナイロン13或いはこれらのブレンド物
等。ポリエステル類;例えばポリエチレンテレフタレー
ト(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PB
T),ポリエチレンテレフタレート/イソフタレート
(PETI)、ポリエチレンナフタレート(PEN)
等。その他の樹脂類;例えばポリスチレン、アクリロニ
トリル・スチレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重
合体、ABS、α−メチルスチレン・スチレン共重合体
等のスチレン系樹脂、ポリカーボネート、ポリアリレー
ト、ポリメチルメタクリレートなどのアクリル樹脂等。
【0025】上記有機高分子の代わりに或いは上記高分
子と共に使用しうる低分子の有機物としては、例えば、
フェノール類、キノン類、ニトロ化合物、ニトロソ化合
物、アミノ化合物、有機イオウ化合物などが挙げられる
が、勿論、前述したスーパーオキサイド(O )やヒ
ドロキシラジカル(OH)と反応可能なものであればよ
く、これらの例に限定されない。
【0026】上記有機物の中でも、酸化防止剤や滑剤な
どの樹脂添加剤として知られているものが、酸素の捕捉
に有効である。酸化防止剤としては、フェノール系酸化
防止剤として知られているものが好適であり、この例と
して、次のもの、テトラキス[メチレン−3(3’,
5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート)メタン、1,1,3−トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタ
ン、1,3,5−トリメチルー2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、ビス[3,3’−ビス−(4’−ヒドロキシ
−3’−t−ブチルフェニル)ブチリックアシッド]グ
リコールエステル、1,3,5−トリス(3’5’−ジ
−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンジル)−s−トリ
アジン 2,4,6−(1H,3H,5H)トリオン、
トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル
−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3、5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート、等を用いることができる。中でも特に、テトラ
キス[メチレン−3(3’,5’−ジ−t−ブチル−
4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)メタンが
好適である。他に、p−第3級ブチルカテコール、ハイ
ドロキノン、カテコール等の多価フェノール類も用いる
ことができる。
【0027】酸化防止剤の他の例として、トコフェロー
ル系酸化防止剤、例えばα−型、β−型、γ−型、δ−
型等のトコフェロールを挙げることができる。α−トコ
フェロールが特に好適である。
【0028】また、滑剤の適当な例としては、ステアリ
ン酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン
酸マグネシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸
亜鉛などの脂肪酸石鹸;アビエチン酸ナトリウムなどの
樹脂酸石鹸;オレイン酸アミド、ステアリン酸アミドな
どの脂肪酸アミド類が挙げられる。
【0029】また、前述したキノン類としては、p−ベ
ンゾキノン、クロラニル、アントラキノン、フェナンス
ロンなどが挙げられる。ニトロ化合物としては、トリ−
p−ニトロフェニルメタン、ジフェニルピクリルヒドラ
ジル、m−ジニトロベンゼン、2、4−ジニトロトルエ
ン、ピクリン酸などが挙げられる。アミノ化合物として
は、ジ−p−フルオロフェニルアミン、メチルアニリ
ン、p−フェニレンジアミン、N,N’−テトラエチル
−p−フェニレンジアミンなどが挙げられる。ニトロソ
化合物としては、ニトロソベンゼン、ニトロソ−β−ナ
フトールなどが挙げられる。有機イオウ化合物として
は、テトラアルキルチウラムジスルフィド、ジチオベン
ゾイルジスルフィド、p、p’−ジトリルトリ及びテト
ラスルフィドなどが挙げられる。
【0030】有用な有機物の他の例として、ヒンダード
アミン系光安定剤等を用いることもできる。例えば、
1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルス
テアレート、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジルベンゾエート、N−(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)ドデシルコハク酸イミド、1−
〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオニルオキシエチル〕−2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル−(3,5−ジ第三ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、テトラ(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)ブタンテトラカルボキシレート、テトラ(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ブタ
ンテトラカルボキシレート、ビス(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)ブタ
ンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)
ブタンテトラカルボキシレートなどがあげられる。
【0031】(3)組成物:本発明の酸素吸収剤におい
ては、光触媒(A)と有機物(B)とを、 A:B =0.000001:1乃至0.1:1、 特に 0.0001:1乃至0.01:1 の重量比で組み合わせて用いるのがよい。光触媒の量が
上記範囲を下回ると光による活性化が不十分となる傾向
があり、一方この量が上記範囲を上回っても上記範囲内
にある場合に比して格別の利点はなく、価格が高くなる
分だけ経済的に不利である。用いる有機物の90重量%
以上、特に99重量%以上が有機高分子であることが好
ましい。本発明の酸素吸収性組成物には、その特性を改
善すべく種々の添加剤を配合することができる。例え
ば、光照射後の酸素吸収能力を持続させるために、光開
始剤やラジカル開始剤や蓄光型紫外線放射体を配合する
ことができる。
【0032】ラジカル開始剤としては、ジクミルパーオ
キサイド、ジ-t-ブチルパーオキサイド、ジ-t-ブチル
パーオキシ-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、t
- ブチルクミルパーオキサイド、ジ-t-アミルパーオキ
サイド、t- ブチルヒドロパーオキサイド、2,5- ジ
メチル-2,5-ジ(t- ブチルパーオキシン)ヘキシン
- 3、2,5- ジメチル-2,5-ジ(ベンゾイルパーオ
キシ)ヘキサン、2,5- ジメチル-2,5- モノ(t-
ブチルパーオキシ)- ヘキサン、α,α’-ビス(t-
ブチルパーオキシ-m-イソプロピル)ベンゼンなどのジ
アルキルパーオキサイド類、t−ブチルパーオキシアセ
テート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブ
チルパーオキシビバレート、t−ブチルパーオキシマレ
イン酸、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−
ブチルパーオキシベンゾエート、ジ−t−ブチルパーオ
キシフタレート等のパーオキシエステル類、ジシクロヘ
キサノンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド類、
及びこれらの混合物等が挙げられる。光ラジカル開始剤
の代表的なものとしては、ベンゾイン、ベンゾインメチ
ルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイ
ソプロピルエーテル等のベンゾイン及びそのアルキルエ
ーテル類;アセトフェノン、2,2-ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フ
ェニルアセトフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノ
ン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2
−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチ
ル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフ
ォリノ−プロパン−1−オン等のアセトフェノン類;2
−メチルアントラキノン、2−アミルアントラキノン等
のアントラキノン類;2,4−ジメチルチオキサント
ン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロロチオ
キサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン等
のチオキサントン類、アセトフェノンジメチルケター
ル、ベンジルジメチルケタール等のケタール類;ベンゾ
フェノン等のベンゾフェノン類またはキサントン類等が
ある。かかる光開始剤やラジカル開始剤は、安息香酸系
又は第三級アミン系など公知慣用の光重合促進剤の1種
あるいは2種以上と組み合わせて用いることが出来る。
光ラジカル開始剤は、光触媒と有機物との合計量100
重量部当たり0.01乃至10重量部、特に0.1乃至
5重量部の量で用いるのがよい。
【0033】蓄光型紫外線放射体としては、例えばアル
カリ土類金属アルミン酸塩を母体結晶とし、ユウロピウ
ム(Eu)を賦活剤とし、デスプロシウム(Dy)また
はネオジム(Nd)を賦活助剤とし蛍光体、例えばSr
Al:Eu、Dyや、SrAl1425:E
u、Dyや、CaAl:Eu、Ndなどが使用さ
れる。これらは、根本特殊化学(株)からN夜光<ルミ
ノーバ>の商品名で入手しうる。蓄光型紫外線放射体
は、光触媒と有機物との合計量100重量部当たり0.
01乃至10重量部、特に0.1乃至5重量部の量で用
いるのがよい。
【0034】本発明の酸素吸収性組成物には、耐熱安定
剤、帯電防止剤、改質用樹脂乃至ゴム、分散剤、界面活
性剤、可塑剤等の公知の樹脂配合剤を、それ自体公知の
処方に従って配合できる。
【0035】光触媒と有機物との配合は、ヘンシェルミ
キサーやリボンブレンダーやコニカルブレンダーなどを
用いたドライブレンドでも行うことができるし、また一
軸または二軸の押出機やニーダーなどを利用したメルト
ブレンドでも行うことができる。メルトブレンドでは、
光触媒を比較的高濃度で含有するマスターバッチを予め
調製し、このマスターバッチを有機高分子などとブレン
ドするのが好ましい。
【0036】[用途]本発明の酸素吸収剤は、フィル
ム、シート、ジスクなどの形態に成形し、包装内に充填
する酸素吸収剤として使用することができる。しかしな
がら、酸素吸収剤を別個に取り扱うという煩わしさを解
消するために、この酸素吸収剤は、酸素吸収剤層として
包装材、例えば容器、蓋或いはその他の包装用素材と一
体に設けることが好ましい。
【0037】本発明の酸素吸収剤の内、有機高分子に光
触媒を分散させたものは、単層で、或いはその他の包装
用素材と組み合わせた多層の形で、包装用フィルム、三
方或いは四方シールの通常のパウチ類、ガセット付パウ
チ類、スタンディングパウチ類、ピロー包装袋、チュー
ブ容器、カップ、ボトル、トレイ、各種缶、容器蓋など
の用途に用いることができる。
【0038】多層構造の包装材の場合、器壁を通しての
酸素透過を防止するために、器壁内に酸素遮断性層を有
しているのが好ましく、この酸素遮断層よりも容器内部
側に本発明の酸素吸収剤層を配置するのが好ましい。こ
の酸素吸収剤層は、容器の内面側に露出していてもよ
く、或いは酸素吸収剤層の内側に酸素透過性の樹脂層を
備えていてもよい。
【0039】本発明の包装材の層構成の数例を示す図1
において、この図では左側が容器内面側、右側が容器外
面側として示されている。図1の(A)は包装材1が本
発明の酸素吸収剤層11単層、即ち有機高分子に光触媒
を分散させたもの単層から構成されている例である。有
機高分子が、例えばメタキシリデンアジパミドのように
ガスバリアー性を有している場合には、単層の構成でも
優れた保存性が達成されるものである。単層の場合、容
器形態によっても相違するが、厚みは一般に1乃至50
00μm、特に20乃至1000μmの範囲にあること
が望ましい。
【0040】図1の(B)は包装材1が2層構成の例で
あり、酸素吸収剤層11が内層として、延伸プラスチッ
クフィルム12が外層として設けられている。酸素吸収
剤層11と延伸プラスチックフィルム12との間に接着
性がない場合には、接着剤層13を介在させることがで
きる。延伸プラスチックフィルムとしては、前に例示し
たナイロン類、ポリエステル類、或いはポリプロピレン
の一軸延伸或いは二軸延伸フィルムが使用される。これ
らの延伸プラスチックフィルムの容器内面となる側に
は、無機物からなる蒸着層が形成されていてもよい。無
機蒸着プラスチックフィルムは、プラスチックフィルム
基体の表面に、真空蒸着法、スパッタリング法、イオン
プレーティング法などで、無機物、即ちシリコンオキサ
イド、アルミナなどのセラミックを蒸着させたもので、
蒸着層の厚みは、50乃至1000オングストロームと
薄いが、酸素などに対して優れた遮断性を示すものであ
る。プラスチックフィルム基体としては、前述した延伸
ナイロンフィルム、延伸ポリエステルフィルムなどが適
当であるが、他に延伸ポリプロピレンフィルムも使用可
能である。無機蒸着プラスチックフィルムの厚みは5乃
至50μm、特に10乃至30μmの範囲にあるのが取
り扱いの点で有利である。一方、酸素吸収剤層の厚みは
一般に5乃至200μm、特に10乃至120μmの範
囲にあることが望ましい。
【0041】図1の(C)は、包装材1が3層構成の例
であり、酸素吸収剤層11が内層として、延伸プラスチ
ックフィルム12が外層として、酸素遮断性層14が中
間層として、それぞれ設けられている。酸素吸収剤層1
1或いは延伸プラスチックフィルム12と酸素遮断性層
14との間に接着性がない場合には、接着剤層13を介
在させることができる。酸素遮断性層としては、ガスバ
リアー性樹脂やアルミニウム箔を挙げることができ、更
に前述した無機蒸着プラスチックフィルムも使用され
る。ガスバリヤー性樹脂の最も適当な例としては、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体を挙げることができ、
例えば、エチレン含有量が20乃至60モル%、特に2
5乃至50モル%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体
を、ケン化度が96モル%以上、特に99モル%以上と
なるようにケン化して得られる共重合体ケン化物が使用
される。このエチレンビニルアルコール共重合体ケン化
物は、フイルムを形成し得るに足る分子量を有するべき
であり、一般に、フエノール:水の重量比で85:15
の混合溶媒中30℃で測定して0.01 dl/g以上、特に0.
05 dl/g 以上の粘度を有することが望ましい。また、
前記特性を有するガスバリヤー性樹脂の他の例として
は、炭素数100個当りのアミド基の数が5乃至50
個、特に6乃至20個の範囲にあるポリアミド類;例え
ばナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6/6,6共
重合体、メタキシリレンアジパミド、ナイロン6,1
0、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン13等が使
用される。これらのポリアミドもフイルムを形成するに
足る分子量を有するべきであり、濃硫酸中1.0 g/dl の
濃度で且つ30℃の温度で測定した相対粘度〔ηrel 〕
が1.1 以上、特に1.5 以上であることが望ましい。また
塩化ビニリデン系共重合樹脂、ハイニトリル樹脂、ガス
バリヤー性ポリエステル樹脂のようなガスバリヤー性樹
脂を用いることもできる。ガスバリヤー性樹脂層は、容
器内に許容される酸素量によっても相違するが、一般に
5乃至200μm、特に10乃至120μmの厚みを有
することが望ましい。一方、アルミニウム箔としては、
この種の包装に使用されているアルミニウム箔は全て使
用でき、例えば、純アルミニウムやアルミニウムと他の
合金用金属、特にマグネシウム、マンガン等の少量を含
むアルミニウム合金が使用される。このアルミニウム箔
は、一般に軟質、硬質或いは半硬質と呼ばれるものの何
れであってもよい。アルミニウム箔の厚みは、5乃至5
0μm、特に7乃至20μmの範囲にあるのがよい。こ
の厚みが上記範囲を下回ると酸素遮断性が不足する傾向
があり、一方厚みが上記範囲を上回ると、包装材として
の可撓性、柔軟性が低下する傾向がある。
【0042】図1の(D)は、包装材1が4層構成の例
であり、酸素吸収剤層11が内層として、延伸プラスチ
ックフィルム12が外層として、酸素遮断性層14が中
間層として、それぞれ設けられている点では、図1の
(C)と同様であるが、酸素吸収剤層11の内側に更
に、酸素透過性樹脂層15が設けられている。酸素透過
性樹脂層としては、前に例示したオレフィン系樹脂から
なる内面材が適しており、これらのオレフィン系樹脂か
らなる内面材は、容器内の酸素を酸素吸収剤層に透過す
ると共に、包装材にヒートシール性をも付与する。オレ
フィン系樹脂からなる内面材の厚みは、10乃至200
μm、特に10乃至100μmの範囲にあるのが適して
いる。
【0043】接着積層には、所謂ドライラミネーション
を用いることができ、積層体の各層を接着剤を用いて貼
り合わせればよい。この目的にイソシアネート系或いは
エポキシ系等の熱硬化型接着剤樹脂を用いることができ
る。勿論、熱可塑性樹脂からなる接着剤を用いることも
でき、例えば、カルボン酸、カルボン酸無水物、カルボ
ン酸塩、カルボン酸アミド、カルボン酸エステル等 を主鎖又は側鎖に、1乃至700ミリイクイバレント
(meq)/100g樹脂、特に10乃至500meq /10
0g樹脂の濃度で含有する熱可塑性樹脂が使用される。
熱可塑性接着剤樹脂の適当な例は、エチレン−アクリル
酸共重合体、イオン架橋オレフイン共重合体、無水マレ
イン酸グラフトポリエチレン、無水マレイン酸グラフト
ポリプロピレン、アクリル酸グラフトポリオレフイン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、共重合ポリエステル、
共重合ポリアミド等の1種又は2種以上の組合せであ
る。
【0044】積層体は、押出コート法やサンドイッチラ
ミネーションによっても製造することができる。即ち、
延伸プラスチックフィルム、蒸着フィルム、アルミニウ
ム箔或いはこれらの積層体上に、これらの層以外の樹脂
層を溶融押出し、最終積層体とすることもできる。この
押出コートに際して、接着性を高めるために、ウレタン
系、チタネート系等のアンカー剤を施しておくことがで
きる。
【0045】パウチ等の軟包装材の場合には、上に例示
した材料をそれ自体公知の方法で製袋し、各種パウチ類
とすることができる。また、上記積層体を筒状に成形
し、継ぎ目を形成すると共に、一方の端部にノズルを接
着して、チューブ容器とすることができる。
【0046】本発明はボトルなどのプラスチック成形容
器の用途にも適用でき、この場合、各樹脂層に対応する
押出機で溶融混練した後、T−ダイ、サーキュラーダイ
等の多層多重ダイスを通して所定の形状に押出す。ま
た、各樹脂層に対応する射出機で溶融混練した後、射出
金型中に共射出又は遂次射出して、多層容器又は容器用
のプリフォームを製造する。成形物は、フイルム、シー
ト、ボトル乃至チューブ形成用パリソン乃至はパイプ、
ボトル乃至チューブ成形用プリフォーム等の形をとり得
る。パリソン、パイプ或いはプリフォームからのボトル
の形成は、押出物を一対の割型でピンチオフし、その内
部に流体を吹込むことにより容易に行われる。また、パ
イプ乃至はプリフォームを冷却した後、延伸温度に加熱
し、軸方向に延伸すると共に、流体圧によって周方向に
ブロー延伸することにより、延伸ブローボトル等が得ら
れる。また、フイルム乃至シートを、真空成形、圧空成
形、張出成形、プラグアシスト成形等の手段に付するこ
とにより、カップ状、トレイ状等の包装容器が得られ
る。
【0047】本発明は、キャップ或いは缶蓋等の容器蓋
にも適用できる。キャップの場合、キャップ殻体をプレ
ス成形或いは絞り成形等の手段で成形し、このキャップ
殻体の内面側に図1に示した包装材をライナーの形で施
すか、或いはジスク状のパッキングを接着等の手段で施
す。缶蓋の場合、図1の包装材がラミネートされた金属
板を酸素吸収剤層となる樹脂層が缶内面側となるよう
に、プレス成形して缶蓋とする。
【0048】また、本発明は、ツーピース缶やスリーピ
ース缶などの金属缶に適用することもできる。スリーピ
ース缶の場合、図1の包装材をラミネートした被覆金属
板を使用し、これを筒状に成形し、樹脂未被覆の端線部
をそれ自体公知の電気抵抗溶接法で溶接し、この溶接継
目を樹脂で被覆して、缶胴とする。また、端線部をナイ
ロン系接着剤を介して熱接着して缶胴とすることもでき
るし、更に端線部に金属錫層が存在する場合にはハンダ
付で接合することもできる。更に、ツーピース缶の場
合、被覆金属板を絞り加工或いは深絞り加工に賦して、
総絞り比が1.1乃至4.0、特に1.5乃至3.0の
範囲にある有底缶胴を製造する。勿論、深絞り時或いは
これに引続いて、曲げ伸しによる薄肉化加工やしごき加
工を行うこともできる。しごき加工を行う場合には、前
以って樹脂被覆を設けておいてもよいし、しごき加工後
の缶胴に樹脂被覆を設けてもよい。
【0049】缶或いは缶蓋における金属板としては、各
種表面処理鋼板或いはアルミニウム等の軽金属板が使用
される。表面処理鋼板としては、冷圧延鋼板乃至箔叉は
それを焼鈍後二次冷間圧延し、亜鉛メッキ、錫メッキ、
ニッケルメッキ、電解クロム酸処理、クロム酸処理等の
表面処理の一種叉は二種以上行なったものを用いること
ができる。好適な表面処理鋼板の一例は、電解クロム酸
処理鋼板であり、特に10乃至200mg/mの金属
クロム層と1乃至50mg/m(金属クロム換算)の
クロム酸化物層とを備えたものであり、このものは樹脂
密着性と耐腐食性との組み合わせに優れている。表面処
理鋼板の他の例は、0.5乃至11.2g/mの錫メ
ッキ量を有する軟質或いは硬質のブリキ板乃至箔であ
る。このブリキ板乃至箔は金属クロム換算で0.5乃至
100mg/mのクロム酸又はクロム酸/リン酸処理
が行われていることが望ましい。軽金属板としては、所
謂純アルミニウム板乃至箔の他にアルミニウム合金板が
使用される。耐腐食性と加工性との点で優れたアルミニ
ウム合金は、Mn:0.2乃至1.5重量%、Mg:
0.8乃至5重量%、Zn:0.25乃至0.3重量
%、Cu:0.15乃至0.25重量%、残部がAlの
組成を有するものである。これらの軽金属板乃至箔も、
金属クロム換算で、クロム量が3乃至300mg/m
となるようなクロム酸処理或いはクロム酸/リン酸処理
が行われていることが望ましい。キャップ、缶蓋或いは
缶胴等に用いる場合、金属の厚みは、金属の種類によっ
ても相違するが、表面処理鋼板の場合、0.08乃至
0.24mm、アルミ板の場合、0.1乃至0.4mm
の範囲にあることが好ましい。
【0050】金属板に対する酸素吸収剤層のラミネート
は、酸素吸収剤層押出コートすることによっても、或い
は予め製膜した酸素吸収剤のフィルムを熱接着させるこ
とによっても製造できる。酸素吸収剤層の樹脂がオレフ
ィン系樹脂である場合には、金属板表面に接着性塗料、
例えばオレフィン系樹脂粒子を分散させた塗料を施して
おくことが好ましい。
【0051】上記金属板の酸素吸収樹脂層と反対側の
面、即ち外面側には、樹脂の保護被覆を施すのがよく、
この保護被覆の形成は、保護塗料を設けることにより、
或いは熱可塑性樹脂フィルムをラミネートすることによ
り行われる。保護塗料としては、熱硬化性及び熱可塑性
樹脂からなる任意の保護塗料:例えばフェノール−エポ
キシ塗料、アミノ−エポキシ塗料等の変性エポキシ塗
料:例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体部分ケン化物、塩化ビニル−酢
酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、エポキシ変性−、
エポキシアミノ変性或はエポキシフェノール変性−ビニ
ル塗料等のビニルまたは変性ビニル塗料:アクリル樹脂
系塗料:スチレン−ブタジエン系共重合体等の合成ゴム
系塗料等の単独または2種以上の組合せが使用される。
これらの塗料は、エナメル或はラッカー等の有機溶媒
溶液の形で、或は水性分散液または水溶液の形で、ロー
ラ塗装、スプレー塗装、浸漬塗装、静電塗装、電気泳動
塗装等の形で金属素材に施す。勿論、前記樹脂塗料が熱
硬化性の場合には、必要により塗料を焼付ける。保護塗
膜は、耐腐食性と加工性との見地から、一般に2乃至3
0μm、特に3乃至20μmの厚み(乾燥状態)を有す
ることが望ましい。また、加工性を向上させるために、
塗膜中に、各種滑剤を含有させておくことができる。ま
た、ラミネートに用いる熱可塑性樹脂フィルムとして
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−アクリルエステル共重合体、アイオノマー等のオレ
フィン系樹脂フィルム:ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、エチレンテレフタレート
/イソフタレート共重合体等のポリエステルフィルム:
ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン11、ナイロン
12等のポリアミドフィルム:ポリ塩化ビニルフィル
ム:ポリ塩化ビニリデンフィルム等を挙げることができ
る。これらのフィルムは未延伸のものでも、二軸延伸の
ものでもよい。その厚みは、一般に3乃至50μm、特
に5乃至40μmの範囲にあることが望ましい。フィル
ムの金属板乃至箔への積層は、熱融着法、ドライラミネ
ーション、押出コート法等により行われ、フィルムと金
属板との間に接着性(熱融着性)が乏しい場合には、例
えばウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、酸変性オレ
フィン樹脂系接着剤、コポリアミド系接着剤、コポリエ
ステル系接着剤を介在させることができる。
【0052】本発明はまた、ガラス容器にも適用でき
る。ガラスとしてはボトル或いはカップの形の任意のガ
ラスが使用される。ガラス製容器の場合、ガラスびん等
の内面側にコーテイング或いは流動浸積等の手段で酸素
吸収性樹脂のコートを施す。
【0053】本発明の酸素吸収剤の活性化は紫外線照射
により行う。紫外線としては、用いる光触媒のバンドギ
ャップに合わせて、一般に波長400nm以下、特に2
50乃至400nmの紫外線を用いる。アナターゼ型二
酸化チタンの場合波長250乃至400nmの紫外線が
適当である。紫外線源としては、波長300乃至400
nmの光を放出するブラックライトランプが適している
が、勿論高圧水銀灯、低圧水銀灯、アルゴンランプ、キ
セノンランプ、カドミウムランプ、ハロゲンランプ、メ
タルハライドランプ、タングステンランプ、重水素ラン
プ等の光源や、太陽光を用いることができる。
【0054】本発明の酸素吸収剤を充填した包装材、或
い酸素吸収剤層を備えた包装材に対する紫外線照射は、
内容物充填に先立って行うこともできるし、内容物充填
及び後に行うこともできる。酸素吸収剤層と包装材外面
との間に金属等の不透明な材料が介在する場合には、内
容物の充填に先立って、酸素吸収剤層への紫外線照射を
行うことになる。一方、酸素吸収剤層と包装材外面との
間に金属等の不透明な材料が介在せず、透明である場合
には、内容物の充填に先立って、酸素吸収剤層への紫外
線照射を行っても、内容物を充填し、密封した後紫外線
照射を行ってもよい。
【0055】照射する紫外線の強度は、吸収除去すべき
酸素量や、照射する面積によっても相違するが、一般的
にいって、1乃至2000mW/cmの範囲にあるの
が望ましい。また、照射時間は、紫外線の強度、吸収除
去すべき酸素量などによっても相違するが、0.01乃
至60分の範囲にあるのが望ましい。充填脱気密封法、
窒素ガス置換密封法、水蒸気置換密封法等と紫外線照射
とを併用すると、包装内の酸素濃度が低い値となってい
るので、5分程度の短い紫外線照射で酸素の吸収除去を
行いうることが了解されるべきである。
【0056】一方、充填前紫外線照射法では、前記ラジ
カルが活性である内に、内容物充填及び密封を行うのが
好ましく、一般に紫外線照射後60分以内、特に5分以
内に充填及び密封を完了することが望ましい。
【0057】
【実施例】本発明を次の実施例で更に説明する。 [実施例1]酸化チタン(昭和タイタニウム(株)社
製、スーパータイタニア、平均一次粒径15nm)をポ
リプロピレン(日本ポリケム(株)社製、ノバテックP
P)に0.000001:1、0.0001:1、0.001:1、0.005:
1、0.01:1の重量比でドライブレンドして、押出機に
より粒径5mm程度のペレット試料1〜5を作製した。
得られたペレット試料を、各々紫外線を透過するガラス
フラスコ(内容積約35ml)に約12g入れて、酸素
濃度を大気圧下と同じ20.9%でシリコンセプタムに
て封入し、これにブラックライトを用いて紫外線を30
分照射して、その直後に容器内の酸素濃度をガスクロマ
トグラフにより測定し、酸素吸収能力を調べた。結果を
表1に示す。
【0058】[実施例2]実施例1と同様にして、酸化
チタン(昭和タイタニウム(株)社製、スーパータイタ
ニア、平均一次粒径15nm)をMXナイロン(三菱瓦
斯化学(株)社製、MXD6)に0.001:1の重量
比でドライブレンドして、押出機により粒径5mm程度
のペレット試料を作製した。得られたペレット試料を、
紫外線を透過するガラスフラスコ(内容積約35ml)
に約12g入れて、酸素濃度を大気圧下と同じ20.9
%でシリコンセプタムにて封入し、これにブラックライ
トを用いて紫外線を30分照射して、その直後に容器内
の酸素濃度をガスクロマトグラフにより測定し、酸素吸
収能力を調べたところ、酸素吸収量は0.01cc/c
であった。
【0059】[比較例1]酸化チタン(昭和タイタニウ
ム(株)社製、スーパータイタニア、平均一次粒径15
nm)をポリプロピレン(日本ポリケム(株)社製、ノ
バテックPP)に0.00000005:1の重量比でドライブレ
ンドして、押出機により粒径5mm程度のペレット試料
を作製した。得られたペレット試料を紫外線を透過する
ガラスフラスコ(内容積約35ml)に約12g入れ
て、酸素濃度を大気圧下と同じ20.9%でシリコンセ
プタムにて封入し、これにブラックライトを用いて紫外
線を60分照射して、その直後に容器内の酸素濃度をガ
スクロマトグラフにより測定し、酸素吸収能力を調べた
ところ、酸素吸収量は0であった。
【0060】[比較例2]酸化チタン(昭和タイタニウ
ム(株)社製、スーパータイタニア、平均一次粒径15
nm)をポリプロピレン(日本ポリケム(株)社製、ノ
バテックPP)に0.2:1の重量比でドライブレンド
して、押出機によりフィルムの作成を試みたところ、樹
脂の劣化が著しく、包材としての使用は困難であった。
【0061】[実施例3]アナターゼ型酸化チタン(昭
和タイタニウム(株)社製、スーパータイタニア、平均
一次粒径15nm)をポリプロピレン(日本ポリケム
(株)社製、ノバテックPP、酸化防止剤0.08pp
m含有)に0.003:1の重量比でドライブレンドし
て、押出成形により厚さ80μmのフィルム試料1を作
製した。同様にして、アナターゼ型酸化チタン(昭和タ
イタニウム(株)社製、スーパータイタニア、平均一次
粒径15nm)を酸化防止剤を入れていないポリプロピ
レンに0.001:1の重量比でドライブレンドして、
押出成形により厚さ70μmのフィルム試料2を作製し
た。得られたフィルム試料1および2をそれぞれ直径5
cmの円形状にカットし、容積58cmの鉄箔内層カ
ップ(東洋製罐(株)社製、ハイレトフレックス)に入
れて、酸素遮断性があり、紫外線を透過する透明な、シ
リカ蒸着PET/ナイロン/ポリプロピレンからなる積
層フィルムにより酸素濃度を大気圧下と同じ20.9%
で封入し、これにブラックライトを用いて紫外線を25
分照射して、その直後に容器内の酸素濃度をガスクロマ
トグラフにより測定し、酸素吸収能力を調べた。結果を
表2に示す。
【0062】[実施例4]実施例3と同様のフィルム試
料1および2を20×20cmの大きさにカットし、こ
れにブラックライト(9mW/cm)により紫外線を
25分および50分照射した後、容積58cmの鉄箔
内層カップ(東洋製罐(株)社製、ハイレトフレック
ス)にいれて、アルミラミネートフィルムにて封入して
保存し、酸素濃度経時変化をガスクロマトグラフにより
測定し、酸素吸収量の変化を調べた。照射25分の結果
を表3、照射50分の結果を表4に示す。
【0063】[比較例3]実施例3と同様のフィルム試
料1および2を直径5cmの円形状にカットし、紫外線
を照射せずに容積58cmの鉄箔内層カップ(東洋製
罐(株)社製、ハイレトフレックス)に入れて、アルミ
ラミネートフィルムにより酸素濃度を大気圧下と同じ2
0.9%で封入して保存し、7日後に容器内の酸素濃度
をガスクロマトグラフにより測定し、酸素吸収能力を調
べた。その結果、フィルム試料1および2ともに酸素吸
収量は0であった。
【0064】[比較例4]酸化チタン(平均一次粒径1
500nm)をポリプロピレン(日本ポリケム(株)社
製、ノバテックPP)に0.01:1の重量比でドライ
ブレンドして、押出機によりフィルムを作製したとこ
ろ、粒が目立ち容器に成形するのが困難であるものしか
得られなかった。
【0065】[実施例5]アナターゼ型酸化チタン(昭
和タイタニウム(株)社製、スーパータイタニア、平均
一次粒径15nm)を酸化防止剤を入れていないポリプ
ロピレンに0.001:1の重量比でドライブレンドし
て、押出成形により厚さ70μmのフィルムを作成し、
その外側に酸素遮断性を有するアルミ蒸着フィルム20
μm、内側に延伸ポリプロピレンフィルム20μmをラ
ミネートし3層の包装材を作製した。この多層フィルム
の内側をブラックライトにより紫外線を20分間照射し
た後、水を約55cc入れた容積58cmの鉄箔内層
カップ(東洋製罐(株)社製、ハイレトフレックス)の
蓋材として、酸素濃度2%下でシールを行い密封したも
のを20個作製した。常温で約1カ月保存した後に、容
器内の酸素濃度をガスクロマトグラフにより測定したと
ころ、平均酸素濃度は0.2%以下であった。
【0066】[実施例6]実施例5と同様の3層の包装
材を用いて、フィルムの内側をブラックライトにより紫
外線を20分間照射した後、15×20cmのパウチを
30袋作成し、容器内に水を詰めて、大気圧下(酸素濃
度20.9%)で密封した。常温で約1カ月保存した後
に容器内の酸素濃度をガスクロマトグラフにより測定し
たところ、平均酸素濃度は1%以下であった。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】
【表3】 酸素吸収量(cc/cm) フィルム試料 一日後 三日後 七日後 1 6.02×10−5 8.46×10−6 6.20×10−5 2 1.89×10−4 2.33×10−4 2.77×10−4
【0070】
【表4】 酸素吸収量(cc/cm フィルム試料 一日後 三日後 七日後 1 2.11×10−4 3.87×10−4 7.03×10−4 2 3.83×10−4 7.61×10−4 1.02×10−3
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも光触媒と有
機物とを含有する組成物を酸素吸収剤として利用するこ
とにより、酸素を吸収させたい時期に光照射により酸素
吸収のための活性サイトを生成させることが可能であ
り、しかも内容物への溶出傾向がないという利点が得ら
れる。また、この酸素吸収剤層を包装材に用いることに
より、内容物の保存性とフレーバ保持特性とに優れた包
装体を簡単な操作で容易に製造することが可能であると
いう利点も達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装材の層構成の数例を示す断面図で
あって、(A)は単層の例、(B)は二層の例、(C)
は三層の例及び(D)は四層の例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 3/22 B65D 1/00 B C08L 101/16 C08L 101/00 Fターム(参考) 3E033 BA14 BA15 BA18 BA22 BA23 BA26 BB04 BB08 CA16 3E067 BA01A BA17A BB14A BB15A BB16A CA06 GD01 4F100 AA21A AA21H AA21K AK01A AK03A AK03K AK07 AT00B BA02 CA12A CA12H CA13A CA13H CA23A CA23H GB15 JD03 JD03A JD14 JD14A JL08A 4G069 AA08 BA04A BA04B BA48A BA48C BE01B BE15B CA01 CA11 DA05 EA02Y EB18X EB18Y EC22X EC22Y FB67 4J002 AA001 AC081 BB001 BB021 BB051 BB061 BB071 BB131 BB141 BB151 BB171 BB221 BB231 BC031 BC061 BG061 BN151 CF061 CF071 CF081 CF161 CG001 CL011 CL031 CL051 DC006 DE096 DE106 DE116 DE136 DE186 DG026 DH006 DJ006 DJ016 FD070 FD170 FD206 GG02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光触媒と有機物とを含有する
    組成物から成り、紫外線を照射することにより活性化さ
    れることを特徴とする酸素吸収剤。
  2. 【請求項2】 光触媒と有機物とを0.000001:
    1乃至0.1:1の重量比で含有することを特徴とする
    請求項1に記載の酸素吸収剤。
  3. 【請求項3】 光触媒が二酸化チタンである請求項1ま
    たは2に記載の酸素吸収剤。
  4. 【請求項4】 二酸化チタンが1次粒径が1000nm
    以下のアナターゼ型二酸化チタンであることを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れかに記載の酸素吸収剤。
  5. 【請求項5】 有機物が有機高分子であることを特徴と
    する請求項1乃至4の何れかに記載の酸素吸収剤。
  6. 【請求項6】 有機物がラジカル分解型オレフィン系樹
    脂であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記
    載の酸素吸収剤。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載の酸素吸
    収剤の層を備えていることを特徴とする包装材。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6の何れかに記載の酸素吸
    収剤の層を備えていることを特徴とする包装容器。
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