JP2008036716A - ワーク把持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置構成をシンプルにして低コスト化を図るとともに、コンパクト化を図ることのできるワーク把持装置を提供する。
【解決手段】フィンガー61を常時閉じ方向に付勢するスプリング66と、電動式のクランプモータ45と、このクランプモータ45の回転駆動力を伝達する動力伝達機構としてのプーリ76、タイミングベルト78およびプーリ77と、この動力伝達機構によって伝達された回転運動を直線運動に変換するねじ機構72と、このねじ機構72によって伝達される直線運動により直線移動される可動体79と、この可動体79の直線移動をフィンガー61の回動動作に変換するカム溝機構とを備え、可動体79の直線移動がスプリング66の付勢力に抗して行われることによりフィンガー61が開作動される構成とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、加工機等にワークを搬入・搬出するためのワーク把持装置に関するものである。
加工機等に対するワークの搬入・搬出を行う装置として、加工機の上方に走行体を走行させるガイドレールを配置し、このガイドレールに沿って走行される走行体にワーク把持装置(ロボットハンド)を搭載してなる走行型のワーク把持装置が知られている。このワーク把持装置は、ワークを把持するフィンガーを備え、フィンガー開閉機構によりワークの把持・解放動作、更には揺動動作が行えるように構成されている。
従来、前記フィンガー開閉機構としては、特許文献1に記載されているように空圧式のアクチュエータを用いるのが一般的である。この特許文献1に記載のものでは、走行レール上を走行する走行部に、コンプレッサー、タンクおよび電磁弁よりなる空圧発生および制御機器と、数値制御可能なモータまたは空圧アクチュエータとハンドチャックとよりなるローディング装置と、コントロールボックスとを搭載し、ローディング装置によりワークをクランプして搬送するように構成されている。
特開2005−118916号公報
しかしながら、空圧式のアクチュエータを用いた従来のワーク把持装置では、走行体にコンプレッサーや空圧制御機器等を搭載する必要があるだけでなく、これらの機器とフィンガー開閉機構とをエアホースで接続する必要があって、装置構成が複雑化してコスト高になるとともに、メンテナンス対象機器が多くなって機器の保守・管理に手間と時間がかかるという問題点がある。
また、この種のワーク把持装置においては、加工機にて加工が完了したワークの搬出のためのフィンガーと、次に加工するワークの搬入のためのフィンガーとを備える構造を採ることが望ましく、そのためにはフィンガー開閉機構とフィンガー揺動機構の両機構を併せ持つことが必要となるが、これら両機構を、走行体上の限られたスペースの中にコンパクトに纏めた装置の提供が望まれているところである。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、装置構成をシンプルにして低コスト化を図るとともに、コンパクト化を図ることのできるワーク把持装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明によるワーク把持装置は、
フィンガーの回動によってワークを把持するワーク把持装置において、
前記フィンガーを常時閉じ方向に付勢するスプリングと、電動式のクランプモータと、このクランプモータの回転駆動力を伝達する動力伝達機構と、この動力伝達機構によって伝達された回転運動を直線運動に変換する送りねじ機構と、この送りねじ機構によって伝達される直線運動により直線移動される可動体と、この可動体の直線移動を前記フィンガーの回動動作に変換するカム溝機構とを備え、前記可動体の直線移動が前記スプリングの付勢力に抗して行われることにより前記フィンガーが開作動されることを特徴とするものである(第1発明)。
本発明において、二股状のアームの一端部に設けられ、少なくとも一対のフィンガーを有する第1クランプ部と、前記二股状のアームの他端部に設けられ、少なくとも一対のフィンガーを有する第2クランプ部と、フィンガーを開閉作動させるワーク把持位置に、前記第1クランプ部または第2クランプ部を選択的に移動させるように前記アームを揺動させる揺動駆動機構と、この揺動駆動機構を作動させる電動式のスイングモータとを備えるのが好ましい(第2発明)。
前記第2発明において、前記揺動駆動機構は、前記スイングモータの回転駆動力を伝達する動力伝達機構と、この動力伝達機構によって伝達された回転運動を減速して前記アームに伝達するトロコイドギヤ型減速機とを備えるのが好ましい(第3発明)。
前記第2発明または第3発明において、前記クランプモータおよびスイングモータは、それぞれの出力軸を外側に向け、かつそれぞれの軸心が略一致するように互いに背中合わせに配され、これら両モータの鉛直下方が前記ワーク把持位置とされるのが良い(第4発明)。
前記第2発明〜第4発明のいずれかにおいて、前記クランプモータおよびスイングモータは、いずれもサーボモータであるのが良い(第5発明)。
本発明によれば、フィンガーの開作動を電動式のクランプモータにより行い、閉作動をスプリングにより行う方式とされているので、従来の空圧式のアクチュエータを用いたものにおいて必要であったコンプレッサーや空圧制御機器等を不要にすることができ、またそれらの機器とフィンガーとをエアホースで接続する必要もなくなり、装置構成を単純化することができて低コストを実現することができるとともに、メンテナンス性も向上させることができる。また、フィンガーの閉じ動作はスプリングの付勢力によって行っているので、停電時などにおいて動力の供給が絶たれた場合でもワークの把持力を維持することができるので安全性に優れており、また長時間停止時の安全性も高い。
第2発明の構成によれば、2つのクランプ部を備えているので、一方のクランプ部で加工を完了したワークの搬出を行い、他方のクランプで次に加工するワークの搬入を行うことができ、ワークハンドリングの作業性を向上させることができる。
第3発明の構成によれば、トロコイドギヤ型減速機を用いることで、クランプ部を支持するアームに高トルクの伝達が行え、このアームの揺動動作を確実に行うことができる。
また、第4発明の構成を採用すれば、フィンガー開閉のための機構とフィンガー揺動のための機構を限られたスペースの中にコンパクトに纏めることができる。
第5発明の構成を採用すれば、フィンガーの開き量を対象ワークに合わせて最適化できるので、開き時間の短縮が可能となり生産性が向上する。また、フィンガーの揺動動作についても確実に制御できる。
次に、本発明によるワーク把持装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係るワーク搬送装置の正面図が、図2には同ワーク搬送装置の側面図がそれぞれ示されている。また、図3には、図2のP部拡大図が示され、図4には、キャリッジの平面図が、図5には、キャリッジの正面図が、図6には、キャリッジの側面図がそれぞれ示されている。
本実施形態のワーク搬送装置1は、図1、図2に示されるように、複数の支柱2,2と、これら支柱2,2の上端面に固着される水平桁3と、支柱2および水平桁3に固着されるガイドレール6とよりなる走行架台4と、前記ガイドレール6に沿って、加工機(本実施形態ではクランクシャフトミラー)5の上方を走行されるキャリッジ(走行体)7とを備えて構成されている。
図1、図4〜図6に示されるように、前記キャリッジ7は、正面視で矩形状のキャリッジ本体8上に搭載される走行用サーボモータ9の駆動により、この走行用サーボモータ9の駆動軸に装着されるピニオン12が、ガイドレール6のベースフレーム6aに基準ブロック13を介して取付けられるラック14に噛合されることで、ガイドレール6に沿って走行できるようにされている。図3に示されているように、前記基準ブロック13の上面には上部レール15が、ベースフレーム6aの下面には下部レール16がそれぞれ取付けられ、キャリッジ本体8に取付けられた荷重受けローラ17が上部レール15の上面に摺接されてキャリッジ7の荷重が受支されるとともに、ガイドローラ18によって上部レール15および下部レール16がそれぞれ両側から挟み込まれることによってキャリッジ7の走行が案内される。
また、キャリッジ本体8上には、細長角筒状の昇降体10が鉛直方向に摺動自在に設置され、この昇降体10の下端部にワーク把持装置20が装着されている。ここで、前記昇降体10は、キャリッジ本体8上に搭載される昇降用サーボモータ11の駆動により、この昇降用サーボモータ11の駆動軸に装着されるピニオン19が、昇降体10に取付けられるラック21に噛合されることで、上方の搬送位置(図1の実線位置)と下方のワーク供給/取出し位置(同鎖線位置)との間で昇降される。
図3、図6に示されるように、前記ガイドレール6は、中空矩形断面よりなるベースフレーム6aを備えており、このベースフレーム6aにはトロリー取付ブラケット23が取付けられ、このトロリー取付ブラケット23には複数のトロリー線24aを装備した給電部としての給電トロリー24が支持されている。また、キャリッジ本体8に対し後方に張り出すように設けられた支持フレーム25の下面には支持ブラケット26が取付けられ、この支持ブラケット26には前記給電トロリー24のトロリー線24aから電力および信号の供給を受ける集電ユニット27が支持されている。なお、図3中、符号28にて示されるのは、集電トロリー用端子箱である。
また、前記支持フレーム25の下部およびそれに対向する架台4の端部には、光通信用送受信部29,30がそれぞれ設けられている。これら光通信用送受信部29,30は、光通信用送受信変換素子によりキャリッジ7およびそれに付設されたワーク把持装置20に対する制御命令の送受信等を行う。
図には明示されていないが、一方側の支柱2には地上制御盤(コントローラ)が設けられ、このコントローラと架台4上部の光通信用送受信部30(図1参照)とが通信ケーブルにより接続されている。また、交流電源からの電力および信号は、支柱2の上部に配されるトロリー用端子箱(図示せず)からトロリー線24aに供給され、このトロリー線24aから集電ユニット27を介してガイドレール6に沿って走行されるキャリッジ7に供給される。キャリッジ7上にはサーボアンプを備える上部制御盤35が搭載され、この上部制御盤35にはトロリー線24aからの電力が供給されるとともに、光通信用送受信部29からの制御信号が供給される。また、前記キャリッジ7上に設けられた昇降体10と前記上部制御盤35との間には屈曲保持部材(ケーブルベア(登録商標))36が配され、このケーブルベア36内に配される電力線によってワーク把持装置20への電力の供給がなされるとともに、同ケーブルベア36内に配される信号線によって上部制御盤35とワーク把持装置20との間の制御信号の授受がなされるようになっている。
次に、昇降体10の下端部に装着されたワーク把持装置20の詳細構造について説明する。図7には、本実施形態のワーク把持装置の斜視図が示され、図8には、同ワーク把持装置の断面図が示されている。また、図9には、図8のA矢視図が示されている。さらに、図10には、図8のB−B断面図(a)(b)とそのC−C断面図(c)(d)が示されている。なお、図10において、(a)(c)はワークの把持解除状態を、(b)(d)はワークの把持状態をそれぞれ示している。
このワーク把持装置20は、昇降体10の下端部に吊持されるボックス構造のメインフレーム41と、このメインフレーム41の一端部(図7で左端部、図8で右端部)に吊下される第1取付プレート42と、前記メインフレーム41の他端部側に吊下される第2取付プレート43とを備えている。前記メインフレーム41のボックス内には、いずれもサーボモータで構成されるスイングモータ44とクランプモータ45とが、それぞれの出力軸44a,45aを外側に向け、かつそれぞれの軸心が略一致するように互いに背中合わせにして収容されており、スイングモータ44によってスイング機構(揺動駆動機構)46が駆動され、クランプモータ45によってクランプ機構(開閉駆動機構)47が駆動されるように構成されている。
最初に、スイング機構46について説明する。前記第1取付プレート42にはトロコイドギヤ型減速機(以下、単に「減速機」という。)48が装着されるとともに、前記スイングモータ44の出力軸44aに取着されるプーリ(小プーリ)49と、前記減速機48の入力軸48aに取着されるプーリ(大プーリ)50との間にはタイミングベルト51が巻回されている。こうして、スイングモータ44の駆動力は、その出力軸44aからプーリ49、タイミングベルト51およびプーリ50を介して減速機48の入力軸48aに伝達され、さらにその入力軸48aの回転は高減速比にて出力軸48bに伝達され、この出力軸48bに対して高トルクの伝達がなされるようになっている。なお、本実施形態におけるプーリ49、タイミングベルト51およびプーリ50が、本発明における動力伝達機構に対応する。
前記減速機48の出力軸48bには、前記第1取付プレート42と略平行に配される吊持プレート(二股状のアーム)52が取付けられている。図7に示されているように、この吊持プレート52は、図8のA方向矢視で約135°の中心角をなすように略くの字状に形成された平板である。この吊持プレート52の両端部には第1フィンガーユニット(第1クランプ部)53Aおよび第2フィンガーユニット(第2クランプ部)53Bがそれぞれ配されており、これによって、図9に示されるように、一方のフィンガーユニット53Bで加工を完了したワークWBの搬出を行い、他方のフィンガーユニット53Aで次に加工するワークWAの搬入を行う、所謂ダブルハンドのワーク把持装置とすることができる。
次に、フィンガーユニット53A,53Bの詳細構造について説明する。なお。第1フィンガーユニット53Aと第2フィンガーユニット53Bとは略同一構造であるため、以下、第1フィンガーユニット53Aの構造を中心に説明する。
図10に示されるように、前記吊持プレート52と、この吊持プレート52に対向するように配される支持プレート54との間には2本のシャフト部材55,56が固着され、これらシャフト部材55,56に取付部材57,58がそれぞれ揺動自在に吊持されている。各取付部材57,58の下端には、それぞれフィンガーベース59,60がボルト締結により固着され、このフィンガーベース59,60の両端部にそれぞれフィンガー61,61;62,62が固着されている。つまり、1つのフィンガーユニットに対して各2対のフィンガー61,62が設けられている。各フィンガー61,62におけるワークWA,WBとの接触部には、略V字状の凹陥部61a,62aが形成されている。こうして、各フィンガー61,62は、シャフト部材55,56の軸心周りに揺動されて開閉可能とされている。なお、フィンガー61,62に形成された凹陥部61a,62aは、ワークWA,WBの把持部の径寸法が多少変化しても把持されたワークWA,WBの把持部が凹陥部61a,62aの略中心位置になるようにその角度が設定されている。
前記吊持プレート52と支持プレート54との間には前記シャフト部材55,56の上方に2本のガイドシャフト63,64が固着され、これらガイドシャフト63,64に沿って可動ブロック65が軸線方向に摺動できるように支持されている。また、この可動ブロック65と前記吊持プレート52との間にはスプリング(コイルスプリング)66が介挿されている。この可動ブロック65は、外力が作用しないときにはスプリング66の付勢力により図8に示される位置にあり、その頂部65aが押動体71により押圧されるとスプリング66の付勢力に抗して図8にて右方の前進位置へ移動する。
図10に示されるように、前記可動ブロック65の下面には、その可動ブロック65の移動方向(押動方向)Qに末広がりとなる2条の溝67,68が形成されており、各溝67,68に嵌合されるように前記取付部材57,58の上面中央部にはピン69,70が植設されている。なお、これら溝67,68およびピン69,70が本発明におけるカム溝機構を構成している。こうして、可動ブロック65がスプリング66の付勢力により図8に示される位置にあるときには、図10(b)(d)にて示されるように、ピン69,70は溝67,68の相互間の間隔が最も広い位置にあって、各フィンガー61,62は閉じた状態にあり、ワークWAはスプリング66の付勢力により把持された状態にある。一方、可動ブロック65が押動体71により矢印Q方向に押圧されて前進すると、図10(a)(c)にて示されるように、ピン69,70は溝67,68の相互間の間隔が最も狭い位置に達し、各フィンガー61,62は開作動してワークWAの把持を解除する。
次に、前記スイング機構46に対向配置されるクランプ機構47について説明する。このクランプ機構47は、前記押動体71を往復操作するための機構であり、前記第2取付プレート43に装着される送りねじ機構(ボールねじ機構)72を備えている。この送りねじ機構72はナット73とねじ部74と筒形ハウジング75とからなり、クランプモータ45の出力軸45aに取着されるプーリ76と、前記ナット73に取着されるプーリ77との間にタイミングベルト78が巻回されている。こうして、クランプモータ45の駆動力は、その出力軸45aからプーリ76、タイミングベルト78およびプーリ77を介してナット73に伝達され、このナット73が回転されることで、筒形ハウジング75に対してねじ部74が直動する。なお、本実施形態におけるプーリ76、タイミングベルト78およびプーリ77が、本発明における動力伝達機構に対応する。
前記ねじ部74にはシャフト状の可動体79が取付けられ、ねじ部74の前進によって可動体79が前進すると、この可動体79の先端部に取付けられた押動体71によって可動ブロック65が押圧される。また、可動体79が後退すると、押動体71はスプリング66の付勢力により元の位置に復帰する。ここで、押動体71が前進位置(把持解除位置)にあるか、後退位置(把持位置)にあるかは、それぞれ近接スイッチ80,81により検知される。なお、図8中、符号82にて示されるのは、ワークWAの存在を検知するための近接スイッチであり、また符号83にて示されるのは、スイング機構46およびクランプ機構47を覆うように設けられるカバーである。
以上のように構成されているワーク把持装置20においては、コントローラからの制御信号に基づき、加工しようとするワークWBを例えば第2フィンガーユニット53Bのフィンガー61,62に把持した状態で、走行用サーボモータ9の駆動によりキャリッジ7をガイドレール6に沿わせて加工機5の上方の所定位置(加工位置)まで走行させ、この加工位置にて、昇降用サーボモータ11の駆動により昇降体10を加工機5へのワーク供給/取出し位置まで下降させる。そして、この位置で、クランプ機構47を作動させて、ワークを把持していない側の第1フィンガーユニット53Aのフィンガー61,62にて加工済みのワークWAを把持する。
このように第1フィンガーユニット53Aのフィンガー61,62に加工済みのワークWAが把持されると、スイング機構46を作動させ、第1フィンガーユニット53Aを上方へ揺動させると同時に、第2フィンガーユニット53Bのフィンガー61,62に把持されている未加工のワークWBを加工機5へのワーク搬入位置まで揺動させる。次いで、この搬入位置にてクランプ機構47を作動させてワークの把持を解除し未加工のワークWBを加工機5に供給する。続いて、昇降用サーボモータ11を駆動して昇降体10を上昇させた後、走行用サーボモータ9の駆動によりキャリッジ7をガイドレール6に沿わせて所定位置(搬出位置)まで走行させ、加工済みのワークWAを搬出する。
本実施形態のワーク把持装置20によれば、フィンガー61,62の閉じ動作をスプリング66の付勢力にて行い、開き動作をクランプモータ45の駆動にて行っているので、停電時などにおいて動力の供給が絶たれた場合でもワークの把持力を維持することができ、安全性に優れているという利点がある。また、第1フィンガーユニット53Aと第2フィンガーユニット53Bを備え、一方のフィンガーユニットで加工を完了したワークの搬出を行い、他方のフィンガーユニットで次に加工するワークの搬入を行うことができるので、ワークハンドリングの作業性を向上させることができる。さらに、フィンガー開閉のためのクランプ機構47とフィンガー揺動のためのスイング機構46とが限られたスペースの中にコンパクトに纏められており、しかも従来の空圧式のアクチュエータを用いたものと異なりコンプレッサーや空圧制御機器等を不要にすることができるので、装置構成の単純化、コンパクト化を図って低コスト化を実現することができる。
本実施形態においては、スイング機構46およびクランプ機構47の動力伝達機構として、プーリとタイミングベルトよりなる機構を採用したものを説明したが、この動力伝達機構としては他のいろいろな機構を採用することができる。また、クランプ機構47として、回転運動を直線運動に変換する機構としてボールねじ機構を採用したものを説明したが、この機構としては他の送りねじ機構を用いても良い。
本発明の一実施形態に係るワーク搬送装置の正面図 本発明の一実施形態に係るワーク搬送装置の側面図 図2のP部拡大図 キャリッジの平面図 キャリッジの正面図 キャリッジの側面図 本実施形態におけるワーク把持装置の斜視図 ワーク把持装置の断面図 図8のA矢視図 図8のB−B断面図(a)(b)とそのC−C断面図(c)(d)
符号の説明
1 ワーク搬送装置
4 架台
5 加工機
6 ガイドレール
7 キャリッジ
9 走行用サーボモータ
10 昇降体
20 ワーク把持装置
44 スイングモータ
45 クランプモータ
46 スイング機構(揺動駆動機構)
47 クランプ機構(開閉駆動機構)
48 トロコイドギヤ型減速機
52 吊持プレート(二股状のアーム)
53A 第1フィンガーユニット(第1クランプ部)
53B 第2フィンガーユニット(第2クランプ部)
61,62 フィンガー
65 可動ブロック
66 スプリング
67,68 溝(カム溝機構)
69,70 ピン(カム溝機構)
71 押動体
72 ねじ機構
79 可動体

Claims (5)

  1. フィンガーの回動によってワークを把持するワーク把持装置において、
    前記フィンガーを常時閉じ方向に付勢するスプリングと、電動式のクランプモータと、このクランプモータの回転駆動力を伝達する動力伝達機構と、この動力伝達機構によって伝達された回転運動を直線運動に変換する送りねじ機構と、この送りねじ機構によって伝達される直線運動により直線移動される可動体と、この可動体の直線移動を前記フィンガーの回動動作に変換するカム溝機構とを備え、前記可動体の直線移動が前記スプリングの付勢力に抗して行われることにより前記フィンガーが開作動されることを特徴とするワーク把持装置。
  2. 二股状のアームの一端部に設けられ、少なくとも一対のフィンガーを有する第1クランプ部と、前記二股状のアームの他端部に設けられ、少なくとも一対のフィンガーを有する第2クランプ部と、フィンガーを開閉作動させるワーク把持位置に、前記第1クランプ部または第2クランプ部を選択的に移動させるように前記アームを揺動させる揺動駆動機構と、この揺動駆動機構を作動させる電動式のスイングモータとを備える請求項1に記載のワーク把持装置。
  3. 前記揺動駆動機構は、前記スイングモータの回転駆動力を伝達する動力伝達機構と、この動力伝達機構によって伝達された回転運動を減速して前記アームに伝達するトロコイドギヤ型減速機とを備える請求項2に記載のワーク把持装置。
  4. 前記クランプモータおよびスイングモータは、それぞれの出力軸を外側に向け、かつそれぞれの軸心が略一致するように互いに背中合わせに配され、これら両モータの鉛直下方が前記ワーク把持位置とされる請求項2または3に記載のワーク把持装置。
  5. 前記クランプモータおよびスイングモータは、いずれもサーボモータである請求項2〜4のいずれかに記載のワーク把持装置。
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