JP2008035027A - デルタシグマ変調型da変換装置 - Google Patents

デルタシグマ変調型da変換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】デルタシグマ変調器と、リニアアンプを有した第1のDA変換器と、デジタルアンプを有した第2のDA変換器を備えたデルタシグマ変調型DA変換装置において、選択したDA変換器に最適なデルタシグマ変調信号を生成することを可能にする。
【解決手段】
信号を量子化する量子化器を有し、所定のサンプリング周波数で動作するデルタシグマ変調器51と、リニアアンプを有し、デルタシグマ変調器51の出力が入力される第1のDA変換器61と、デジタルアンプを有し、デルタシグマ変調器51の出力が入力される第2のDA変換器62とを備える。さらに第1および第2のDA変換器61、62の何れか一方に選択的にデルタシグマ変調器51の出力を供給する選択器71と、量子化器の量子化レベル数およびデルタシグマ変調器51の伝達関数の次数のいずれか少なくとも一方を選択器71に連動して選択する制御信号生成器72とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、デルタシグマ変調器により変調した信号をDA変換するDA変換装置に関し、特に複数のDA変換器を備えたデルタシグマ変調型DA変換装置に関するものである。
従来より、高分解能なDA変換装置として、デルタシグマ変調型DA変換装置が知られており、デジタル・オーディオ機器などに使用されている。
図6は、従来のデルタシグマ変調型DA変換装置の構成を示すブロック図である。
デジタル信号は、デルタシグマ変調器51に入力され、十数ビットのデータを数ビットにビット圧縮したPDM(Pulse Density Modulation)信号に変調される。PDM信号はDA変換器52に入力され、アナログ信号として出力される。また、クロック発生器73は、クロックCK1およびクロックCK2をデルタシグマ変調器51およびDA変換器52に供給する。
デルタシグマ変調器51の構成例として、図7に縦続形デルタシグマ変調器のブロック図を示す。縦続形デルタシグマ変調器は、クロック発生器73から供給されるクロックCK1で決まるサンプリング周波数で動作するメインループ1、サブループ2、およびノイズ除去部3から構成される。サンプリング周波数は通常、デジタル入力信号よりも十分高く(16〜64倍程度)設定される。
メインループ1は、加算器4、局部量子化器5、減算器6、および遅延器7により構成される。デジタル信号Xは、加算器4により、遅延器7を介したフィードバック信号と加算され、局部量子化器5により所定のレベルにビット圧縮される。局部量子化器5のビット圧縮により発生する量子化誤差をQ1とすると、減算器6の出力は−Q1となり、メインループ1の出力Y1の伝達関数は、
Y1=X+(1−Z−1)・Q1 …(1)
となる。
一方、加算器8、局部量子化器9、減算器10、および積分器11によりサブループ2が構成される。サブループ2への入力信号(=−Q1)は、加算器8により、積分器11を介した帰還信号と加算され、局部量子化器9により所定のレベルにビット圧縮される。局部量子化器9のビット圧縮により発生する量子化誤差をQ2とすると、減算器10の出力は−Q2となる。したがって積分器11の伝達関数をH(Z)とおくと、サブループ2の出力Y2の伝達関数は、
Y2=−Q1+(1−H(Z))・Q2
となる。
サブループ2の出力Y2は、ノイズ除去部3において微分器13により微分され、加算器12によりメインループ1の出力Y1と加算される。したがって、最終的なデルタシグマ変調器の出力Yは、
Y=Y1+(1−Z−1)・Y2
=X+(1−Z−1)・(1−H(Z))・Q2 …(2)
となる。
局部量子化器5および9は、例えば、局部量子化器5の量子化レベル数が7値で、局部量子化器9の量子化レベル数が3値の場合は、表1、表2に示すとおりの量子化を行なう。なお、出力は16384で規格化している。
Figure 2008035027
Figure 2008035027
局部量子化器5および9の量子化レベル数をL1,L2、局部量子化器9の単位量子化レベルあたりの量子化ノイズをE2とおくと、Q2=E/(L1+L2)と表すことができるので、式(2)に代入すると、デルタシグマ変調器の出力Yは、
Y=X+(1−Z−1)・(1−H(z))・E2/(L1+L2) …(3)
となる。
次に、積分器11の具体的な構成について説明する。図8は積分器のブロック図である。入力(−Q2)は遅延回路21に与えられ、遅延回路22〜24と順次シフトされていく。乗算器29〜32によってk1倍、k2倍、k3倍、k4倍された各遅延回路出力と、遅延回路25〜28の出力を乗算器33〜36によってa倍、b倍、c倍、d倍した値とが加算器37〜43によって加算され出力されるとともに、遅延回路25に入力される。
したがって、積分器11の伝達関数H(Z)は、
H(Z)=(k1・Z−1+k2・Z−2+k3・Z−3+k4・Z−4)/(1+a・Z−1+b・Z−2+c・Z−3+d・Z−4) …(4)
となる。式(4)を式(3)に代入すると、デルタシグマ変調器の出力Yは、
Y=X+(1−Z−1)・(1+(a−k1)・Z−1+(b−k2)・Z−2+(c−k3)・Z−3+(d−k4)・Z−4)/( (1+a・Z−1+b・Z−2+c・Z−3+d・Z−4)・E2/(L1+L2) …(5)
となる。また、式(4)、(5)から、乗算器29〜36の係数k1、k2、k3、k4、a、b、c、dの値により、積分器11の次数、すなわちデルタシグマ変調器の伝達関数の次数が決まることがわかる。
積分器11の係数の設定とデルタシグマ変調器の伝達関数の次数の設定例を表3に示す。また、積分器11に各係数を代入した場合のデルタシグマ変調器の伝達関数を、式(6)〜(8)に示す。
Y=X+(1−Z−1・E2/(L1+L2) …(6)
Y=X+(1−Z−1/(1−Z−1+0.5Z−2)・E2/(L1+L2)…(7)
Y=X+(1−Z−1/(1−2Z−1+2Z−2)・E2/(L1+L2)…(8)
Figure 2008035027

ここでデルタシグマ変調器のダイナミックレンジについて考える。ダイナミックレンジは、入力信号Xの最大振幅と量子化ノイズレベルとの比で表される。例えば、式(6)の場合は、入力信号Xの最大振幅をXmaxとおくと、
ダイナミックレンジ=Xmax/{(1−Z−1・E2/(L1+L2)} …(9)
となる。
この結果から、局部量子化器5,9の量子化レベル数(L1,L2)および積分器11の次数が高いほど、高ダイナミックレンジが実現できることがわかる。ただし、デルタシグマ変調器は帰還ループを形成しているため、ループ内に大振幅が入力された場合に、帰還が追いつかなくなり発振してしまうという問題がある。しかも、伝達関数の次数が高いほど入力信号に対する帰還信号の応答が遅くなくなるため、発振を起こしやすくなる。したがって、ダイナミックレンジを上げるために伝達関数の次数を上げすぎても、許容される入力振幅が制限されてしまうため、かえってダイナミックレンジが低下してしまうこともある。
対策としては、高次のデルタシグマ変調器では、量子化器のレベル数を多くして、帰還応答を速くする方法が用いられる。
また、デルタシグマ変調器のダイナミックレンジ(Dレンジ)を高くする手段としては、サンプリング周波数を高くし、入力信号Xの周波数に対するオーバーサンプリング率(OSR)を上げる方法も用いられる。
次に、デルタシグマ変調型DA変換装置に使用されるデルタシグマ変調器を考えるうえで、重要な項目として、変調率がある。変調率とは、出力Yの最大振幅と入力信号Xの最大振幅との比を表したものである。具体例として、図7の縦続型デルタシグマ変調器の変調率を考える。メインループ1の局部量子化器5の量子化レベル数をL1、サブループ2の量子化器9の量子化レベル数をL2とした場合、出力Y1の最大振幅はL1、出力Y2の最大振幅はL2となる。さらに、L2は微分器13を通過後に2(L2−1)となる。したがって、出力Yの最大振幅Ymaxは、
Ymax=(L1−1)+2(L2−1) …(10)
となる。このとき、入力信号Xの最大振幅Xmaxは、
Xmax=L1−1 …(11)
であるため、
変調率=Xmax/Ymax
=(L1−1)/(L1−1)+2(L2−1)
=(L1−1)/(L1+2L2−3) …(12)
となる。
この結果から、例えば、L1=9値、L2=3値の場合は、変調率=0.67となる。そして、図7のデルタシグマ変調器では、メインループの局部量子化器5の量子化レベル数L1が小さくなるほど、変調率は低くなることがわかる。
例として、量子化レベル数、OSR、変調率、Dレンジの関係を比較した結果を示す。ここで用いたのは4次のデルタシグマ変調器であり、表中には、デルタシグマ変調器の最終出力レベルL(=L1+2L2−2)も記載してある。
Figure 2008035027
次に、デルタシグマ変調型DA変換装置に使用されるDA変換器52の構成について、図9を用いて説明する。DA変換器52は、クロック発生部73から供給されるクロックCK2で決まる周波数で動作するPWM部521と、アンプ部522とから構成される。デルタシグマ変調器から出力される多値のPDM信号は、PWM部521で2値のPWM信号に変換され、アンプ部522に入力される。
アンプ部522は、増幅器523とLPF(ローパスフィルタ)524とから構成される。アンプ部522に入力されたPWM信号は、増幅器523で増幅され、LPF524で高周波成分を除去されて、アナログ信号として出力される。
図10では、PWM部51に7値のPDM信号が入力した場合のPWM信号出力の関係を示している。7値のPDM信号は、デルタシグマ変調器のサンプリング周波数の6倍のクロック周波数で時間軸方向に展開され、2値化される。すなわち、PWM信号のクロック周波数は、デルタシグマ変調器のサンプリング周波数と量子化レベル数の積で決まる。
DA変換器に使用されるアンプ部522は、出力段の構成によりいくつかの方式に分類できるが、代表的なものにリニアアンプとデジタルアンプがある。リニアアンプとしては、A級アンプ、B級アンプ、AB級アンプなどがよく知られており、デジタルアンプはD級アンプとも呼ばれる。リニアアンプの長所として、出力振幅を高くできるが、短所として熱効率が低いという問題がある。一方、デジタルアンプの長所は熱効率が高いという点であるが、短所としては、出力振幅は変調率で制限されてしまうため、出力振幅が低くなるという問題がある。
図11にAB級方式のリニアアンプの構成を示す。PWM信号は、まず、LPF524で高周波成分を除去され、増幅器523に入力される。増幅器523に入力された信号はドライブ段611で増幅され、差動信号に変換された後、AB級出力段612の出力トランジスタを駆動する。
これに対し、図12に示したデジタルアンプでは、PWM信号は、まず増幅器523のドライブ段613に入力された後、D級出力段614の出力トランジスタを駆動する。その後、損失の少ないLCフィルタで構成されるLPF524により、高周波成分が除去される。
AB級アンプは、ひずみを発生させないために、出力段にバイアス電流を流す必要がある。一方、D級方式では、出力トランジスタは、ONからOFFまたはOFFからONへの切り替え時は一瞬電流が流れるが、ONまたはOFFに切り替わった後は電流が流れないため、出力段の損失(発熱)が少なく、高効率を実現できる。
一方、D級方式は、PWM信号をそのまま出力しているため、アナログ信号の最大出力振幅は、出力段の変調率で決まる。したがって、出力パワーを高くしたいときは、デルタシグマ変調器の量子化レベル数を多くし、変調率を高める必要がある。しかし、図10で説明したように、PWM信号のクロック周波数は、デルタシグマ変調器のサンプリング周波数と量子化レベル数の積で決まるため、量子化レベル数を増やすとPWM信号のクロック周波数も高くなる。PWM信号のクロック周波数が高くなると、クロックジッタ、波形なまりの影響を受けやすくなり、アナログ信号に変換後、波形歪みやノイズとなって現れてしまう。一般的には、PWM信号のクロック周波数は、10MHz以下にするのがよいため、対策として、デルタシグマの量子化レベル数を増やした分、サンプリング周波数を低くする必要がある。
AB級アンプを使用する場合は、DA変換器の構成として、図13のようなスイッチトキャパシタ型DA変換器を使用する方法もある。スイッチトキャパシタ型DA変換器は、容量素子C1〜Cnと、スイッチSW1〜SW4、SW11〜SW1nと、演算増幅器525とクロック生成部526とから構成される。また、クロック生成部526では、クロックΦ1およびクロックΦ1をインバータ527で反転したクロックΦ2を生成する。デルタシグマ変調器から出力されるPDM信号は、スイッチSW11〜SW1nに供給され、スイッチの数(=n個)とPDM信号のレベル数は同じ値である。
スイッチSW1およびSW4は、クロックΦ1がハイレベルの時に閉状態となり、ローレベルのとき開状態となる。また、スイッチSW11〜SW1nは、PDM信号の各レベルのデジタルデータをS1〜Snとおくと、S1〜Snの極性(ハイまたはロー)に応じて、基準電圧源(Vr,Vr)のいずれかに接続される。また、S1b〜Snbは、S1〜Snの反転信号である。
したがって、クロックΦ1がハイレベル(クロックΦ2がローレベル)のとき、容量素子C1〜Cnの左側は、デジタルデータS1〜Snの極性に応じて、基準電圧源VrまたはVrに接続され、右側は基準電圧源Vroに接続されることにより、容量素子C1〜Cnに電荷が蓄積される。このとき、スイッチSW4も閉状態であるため、容量Coutの両端は短絡されて、容量Coutに蓄えられた電荷は放電される。
つぎに、クロックΦ2がハイレベル(クロックΦ1がローレベル)のとき、スイッチSW2およびSW3が閉状態、スイッチSW1、SW4は開状態となる。このとき、容量素子C1〜Cnの左側は基準電圧源Vroになり、右側も演算増幅器525の仮想接地点になるため、同じくVroとなる。そのため、電荷保存則より、容量素子C1〜Cnに蓄えられた電荷は容量Coutに転送され、演算増幅器525の出力Voutとなって現れる。出力Vr−Vro=Vro−Vr=Vrとすると、このスイッチトキャパシタ型DA変換器の伝達関数は、
Vout={Vr・(S1・C1+ S2・C2+・・・+ Sn・Cn)−Vr・(S1b・C1+ S2b・C2+・・・+ Snb・Cn)}/Cout …(13)
となる。
スイッチトキャパシタ型DA変換器に供給されるクロックCK2は、通常、デルタシグマ変調器のサンプリング周波数と等しい値で使用されるため、PWMを使用した構成と異なり、デルタシグマ変調器の量子化レベル数を多くしても、サンプリング周波数を下げる必要がないという長所がある。
特開平4−056407号公報 特開2002−158548号公報
デジタル・オーディオ機器、特にポータブル機器向けのDA変換装置では、ライン端子とヘッドホン端子の2系統のアナログオーディオ信号出力が必要とされることが多く、その場合、図14のように構成される。デジタル信号は、デルタシグマ変調器51に入力され、PDM信号に変調される。PDM信号はDA変換器61および62に入力され、第1のアナログ信号および第2のアナログ信号として出力される。第1のアナログ信号はライン端子、第2のアナログ信号はヘッドホン端子に接続される。ヘッドホン端子への出力は16Ω負荷時に40mW程度の比較的高いパワーが要求されるため、DA変換器のアンプ部として、熱効率のよいデジタルアンプが適している。一方、ライン端子への出力では、高ダイナミックレンジが必要であるが、出力パワーは1mW以下と低くて効率は気にならないため、出力振幅を高くできるリニアアンプが適している。したがって、図14のDA変換器61のアンプ部にはリニアアンプ、DA変換器62のアンプ部にはデジタルアンプを使用することが好ましい。
ここで問題となってくるのは、リニアアンプとデジタルアンプとでデルタシグマ変調器に要求される仕様が異なるという点である。デジタルアンプでは、前述したようにデルタシグマ変調器の変調率をできるだけ高くする必要がある。これに対しリニアアンプでは、出力信号振幅はドライブ段で調節できるため変調率は気にならないが、ライン端子に使用する場合は、ダイナミックレンジとして16ビット精度(98dB)以上が要求される。
しかし、図14に示した従来のデルタシグマ変調型DA変換器では、デルタシグマ変調器は一つであるため、例えば、前記の表4を用いて説明すると、デジタルアンプに適したデルタシグマ変調器にするため量子化レベル数を13値にした場合、変調率は67%であるので、ヘッドホン端子の出力パワーは約40mW(16Ω負荷、電源電圧3.3V時)となる。このとき、量子化レベル数が13値でPWM信号のクロック周波数を10MHz以下にしようとした場合、デルタシグマ変調器のサンプリング周波数を770kHz以下にする必要がある。デジタル信号は44.1kHzで入力されるため、許容されるオーバーサンプリング率は16倍以下になる。そのため、デルタシグマ変調器のダイナミックレンジの理論値は90dBしか出せなく、ライン端子の要求性能を満たすことができない。
デルタシグマ変調器の伝達関数の次数を上げることによりダイナミックレンジを広げる方法も可能であるが、前述したように、伝達関数の次数を上げすぎると、大振幅入力時に発振を起こしやすくなり、かえってダイナミックレンジが低下してしまう。
一方、リニアアンプに適したデルタシグマ変調器にするため、オーバーサンプリング率を32倍にすると、PWM信号のクロック周波数から許容される量子化レベル数は7値以下になるため、変調率は50%になる。このPDM信号をD級アンプ出力のヘッドホン端子に使用した場合、出力パワーは約20mWしか出せない。
これらの対策として、AB級アンプを使用したDA変換器とD級アンプを使用したDA変換器に対し、それぞれ専用のデルタシグマ変調器を搭載する方法があるが、消費電力、回路規模が約2倍となるという新たな課題が発生する。
したがって、本発明の目的は、上記した問題点を解決するもので、選択したDA変換器のアンプ構成に応じてデルタシグマ変調器の量子化レベル数、サンプリング周波数、もしくは伝達関数の次数を選択することにより、選択したDA変換器のアンプ構成に最適なデルタシグマ変調信号を生成し、アンプ出力信号の性能を向上させることを可能にしたデルタシグマ変調型DA変換装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1のデルタシグマ変調型DA変換装置は、量子化レベル数が選択可能で信号を量子化する量子化器を有し、所定のサンプリング周波数で動作するデルタシグマ変調器と、リニアアンプを有し、デルタシグマ変調器の出力が入力される少なくとも一つの第1のDA変換器と、デジタルアンプを有し、デルタシグマ変調器の出力が入力される少なくとも一つの第2のDA変換器と、少なくとも一つの第1のDA変換器および少なくとも一つの第2のDA変換器のうちの何れか一つのDA変換器を選択的に活性化させる第1の選択手段と、量子化器の量子化レベル数を第1の選択手段に連動して選択する第2の選択手段とを備えている。
また、本発明の第2のデルタシグマ変調型DA変換装置は、伝達関数の次数が選択可能で、所定のサンプリング周波数で動作するデルタシグマ変調器と、リニアアンプを有し、デルタシグマ変調器の出力が入力される少なくとも一つの第1のDA変換器と、デジタルアンプを有し、デルタシグマ変調器の出力が入力される少なくとも一つの第2のDA変換器と、少なくとも一つの第1のDA変換器および少なくとも一つの第2のDA変換器のうちの何れか一つのDA変換器を選択的に活性化させる第1の選択手段と、デルタシグマ変調器の伝達関数の次数を第1の選択手段に連動して選択する第2の選択手段とを備えている。
この構成によれば、選択したDA変換器のアンプ構成に応じてデルタシグマ変調器の量子化レベル数、もしくは伝達関数の次数を選択することにより、選択したDA変換器のアンプ構成に最適なデルタシグマ変調信号を生成し、アンプ出力信号の性能を向上させることを可能にする。
上記構成においては、第1の選択手段に連動して、デルタシグマ変調器のサンプリング周波数を選択する第3の選択手段を備えることが好ましい。
この構成によれば、さらに最適なデルタシグマ変調信号を生成し、アンプ出力信号の性能を向上させることを可能にする。
また、上記構成においては、少なくとも一つの第1のDA変換器および少なくとも一つの第2のDA変換器が各々所定のサンプリング周波数で動作するPWM変換器を有し、第1の選択手段に連動して、PWM変換器のサンプリング周波数を選択する第4の選択手段を備えることが好ましい。
この構成によれば、デルタシグマ変調器のサンプリング周波数と量子化レベル数の積に比例してPWM変換器のサンプリング周波数は決まるため、デルタシグマ変調器のサンプリング周波数を一定のまま量子化レベル数を変えることが可能である。
また、上記構成においては、第1の選択手段は、デルタシグマ変調器の出力を少なくとも一つの第1のDA変換器および少なくとも一つの第2のDA変換器のうちの何れか一つのDA変換器に選択的に供給する選択器からなる。
また、上記構成においては、第1の選択手段は、少なくとも一つの第1のDA変換器および少なくとも一つの第2のDA変換器のうちの何れか一つのDA変換器へ動作用バイアス電流を供給し、残りへのバイアス電流の供給を停止するパワー制御器であってもよい。
この構成によれば、第1および第2のDA変換器のうち、使用しない方へのバイアス電流供給を遮断するので、消費電力を抑えることができる。
以上に述べたように、デルタシグマ変調器と複数のDA変換器を備えたデルタシグマ変調型DA変換装置に関し、選択したDA変換器のアンプ構成に応じてデルタシグマ変調器の量子化レベル数、サンプリング周波数、伝達関数の次数を選択することにより、選択したDA変換器のアンプ構成に最適なデルタシグマ変調信号を生成し、アンプ出力信号の性能を向上させることを可能にしたデルタシグマ変調型DA変換装置が実現できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明の第1の実施の形態を示す。デジタル信号は、デルタシグマ変調器51に入力され、十数ビットのデータが数ビットのPDM信号に変調された後、選択器71に入力される。選択器(第1の選択手段に相当する)71では、制御信号生成器72から出力される制御信号CS1により、入力されたPDM信号をDA変換器61とDA変換器62のどちらに出力するかを選択する。
DA変換器61は、図11に示したAB級方式のリニアアンプを有し、DA変換器62は、図12に示したD級方式のデジタルアンプを有している。DA変換器61または62に入力されたPDM信号は、第1のアナログ信号または第2のアナログ信号として出力される。第1のアナログ信号はライン端子、第2のアナログ信号はヘッドホン端子に接続される。また、クロック発生器73は、第3および第4の選択手段としての機能を含み、制御信号CS1に応じて、周波数が異なるクロックCK1およびクロックCK2を発生し、それぞれ、デルタシグマ変調器51およびDA変換器61、62に供給する。デルタシグマ変調器51に対し、サンプリング周波数はクロックCK1で制御でき、量子化レベル数および伝達関数の次数は、制御信号生成器72から出力される制御信号CS2、CS3、CS4により、制御することが可能である。
また、DA変換器61および62内のPWM部(PWM変換器)のサンプリング周波数は、クロックCK2で制御できる。
次に、クロック発生器73の機能の詳細を説明する。クロック発生器73は、デルタシグマ変調器にクロックCK1を、DA変換器61および62にクロックCK2を供給する。クロックCK1によりデルタシグマ変調器のサンプリング周波数が決まり、この周波数を変化させることにより、デルタシグマ変調器のオーバーサンプリング率を制御できる。一方、クロックCK2は、DA変換器がPWM型の場合にはPWM変換器のクロック周波数(サンプリング周波数)を制御(選択)でき、スイッチトキャパシタの場合には、スイッチトキャパシタのスイッチのクロック周波数を制御できる。
第2の選択手段としての機能を含むデルタシグマ変調器51に供給される制御信号CS2〜CS4の機能の詳細を、図2を用いて説明する。デルタシグマ変調器51は、クロック発生器73から供給されるクロックCK1で決まるサンプリング周波数で動作するメインループ1、サブループ2、およびノイズ除去部3から構成される。
メインループ1は、加算器4、局部量子化器5、減算器6、および遅延器7により構成される。デジタル信号Xは、加算器4により、遅延器7を介したフィードバック信号と加算され、局部量子化器5により所定のレベルにビット圧縮される。局部量子化器(量子化レベル数を選択する第2の選択手段を含む)5は、表5に示すように、制御信号CS2によって量子化レベル数を制御できる。なお、出力は16384で規格化している。
Figure 2008035027
局部量子化器5により発生する量子化誤差をQ1とすると、減算器6の出力は−Q1となり、メインループ1の出力Y1の伝達関数は、
Y1=X+(1−Z−1)・Q1 …(11)
となる。
一方、加算器8、局部量子化器9、減算器10、および積分器11によりサブループ2が構成される。サブループ2への入力信号(=−Q1)は、加算器8により、積分器11を介した帰還信号と加算され、局部量子化器9により所定のレベルにビット圧縮される。局部量子化器(量子化レベル数を選択する第2の選択手段を含む)9は、表6に示すように、制御信号CS3によって量子化レベル数を制御できる。なお、出力は16384で規格化している。
Figure 2008035027
局部量子化器9により発生する量子化誤差をQ2とすると、減算器10の出力は−Q2となる。したがって積分器の伝達関数をH(Z)とおくと、サブループ2の出力Q2の伝達関数は、
Y2=−Q1+(1−H(Z))・Q2 …(14)
サブループの出力Y2は、ノイズ除去部3において、微分器13により微分され、加算器12によりメインループ1の出力Y1と加算される。よって、デルタシグマ変調器の出力Yは、
Y=Y1+(1−Z−1)・Y2
=X+(1−Z−1)・(1−H(Z))・Q2 …(15)
となる。
局部量子化器5および9の量子化レベル数をL1,L2、局部量子化器9の単位量子化レベルあたりの量子化ノイズをE2とおくと、Q2=E/(L1+L2)となり、デルタシグマ変調器の出力Yは、
Y=X+(1−Z−1)・(1−H(z))・E2/(L1+L2) …(16)
となる。
次に、デルタシグマ変調器の伝達関数の次数を選択する第2の選択手段としての機能を含む積分器11の具体的な構成について説明する。図3は積分器11のブロック図である。入力(−Q2)は遅延回路21に与えられ、遅延回路22〜24と順次シフトされていく。乗算器29〜32によってk1倍、k2倍、k3倍、k4倍された各遅延回路出力と、遅延回路25〜28の出力を乗算器33〜36によってa倍、b倍、c倍、d倍した値とが加算器37〜43によって加算され出力されるとともに、遅延回路25に入力される。
したがって、積分器11の伝達関数H(Z)は、
H(Z)=(k1・Z−1+k2・Z−2+k3・Z−3+k4・Z−4)/(1+a・Z−1+b・Z−2+c・Z−3+d・Z−4) …(17)
となる。その結果、デルタシグマ変調器の出力Yは、
Y=X+(1−Z−1)・(1+(a−k1)・Z−1+(b−k2)・Z−2+(c−k3)・Z−3+(d−k4)・Z−4)/( (1+a・Z−1+b・Z−2+c・Z−3+d・Z−4)・Q2 …(18)
となる。
積分器11の乗算器15〜36の係数k1、k2、k3、k4、a、b、c、dは、制御信号CS4により制御することが可能である。デルタシグマ変調器11の伝達関数の次数は積分器11の次数で決まるため、制御信号CS4によりデルタシグマ変調器の伝達関数の次数を選択できることを意味する。例として、表7に、図3の制御信号CS4と各係数の設定およびデルタシグマ変調器の伝達関数の次数の関係を示す。
Figure 2008035027
デジタル・オーディオ機器、特にポータブル機器向けのDA変換装置では、ライン端子とヘッドホン端子の2系統のアナログオーディオ信号を出力する必要があることは前述した。そのため、図1において、DA変換器61のアンプ部には、図11に示したライン端子に適したAB級アンプを使用し、DA変換器62には、図12に示したヘッドホンアンプ端子に適したD級アンプを使用する。
また、ライン端子とヘッドホン端子とが同時に使用されることは無いため、ライン端子を使用するときは、まず、選択器71により、PDM信号がDA変換器61に出力されるように選択する。このとき、DA変換器62の入力は0に固定される。同時に、制御信号CS1〜CS4により、デルタシグマ変調器のオーバーサンプリング率、伝達関数の次数は高く、局部量子化器の5,9の量子化レベル数は少なくなるように設定する。その結果、例えば、オーバーサンプリング率を32倍、デルタシグマ変調器の伝達関数の次数を3次、局部量子化器5,9の量子化レベル数をそれぞれ7値、3値に設定すると、理論値で約100dBのダイナミックレンジが実現できる。
一方、ヘッドホン端子を使用するときは、まず、選択器71により、PDM信号がDA変換器62に出力されるように選択する。このとき、DA変換器61の入力は0に固定される。また、制御信号CS1〜CS4により、要求される変調率に応じて、局部量子化器5,9の量子化レベル数を高く、オーバーサンプリング率は、PWMのクロック周波数が10MHz以下になるように設定する。その結果、例えば、局部量子化器5,9の量子化レベル数を9値、3値、オーバーサンプリング率を16倍、伝達関数の次数を4次に設定すると、変調率としては67%が得られ、ダイナミックレンジは90dBとなる。
以上の結果から、本発明の構成により、選択したDA変換器に応じてデルタシグマ変調器の量子化レベル数、サンプリング周波数、伝達関数の次数を選択することにより、選択したDA変換器に最適なデルタシグマ変調信号を生成することが可能になる。したがって、アンプ出力信号の性能を向上させることを可能にしたデルタシグマ変調型DA変換装置が実現できる。
また、デルタシグマ変調器のサンプリング周波数と量子化レベル数の積に比例してPWM変換器のサンプリング周波数は決まるため、PWM変換器のサンプリング周波数を選択する構成を採用すると、デルタシグマ変調器のサンプリング周波数を一定のまま量子化レベル数を変えることが可能である。
図4は、本発明の第2の実施の形態を示している。デジタル信号は、デルタシグマ変調器51に入力され、PDM信号に変調される。PDM信号はDA変換器61およびDA変換器62に入力され、第1のアナログ信号および第2のアナログ信号を出力する。第1のアナログ信号はライン出力、第2のアナログ信号はヘッドホン端子に接続される。また、クロック発生器73では、制御信号CS1に応じて、周波数が異なるクロックCK1およびクロックCK2を発生し、それぞれ、デルタシグマ変調器51およびDA変換器61、62に供給する。デルタシグマ変調器51のサンプリング周波数はクロックCK1で制御でき、また、制御信号生成器72から出力される制御信号CS2、CS3、CS4により、量子化レベル数、伝達関数の次数を制御することが可能になる。また、DA変換器61およびDA変換器62は、制御信号CS1によって制御されるパワー制御器74から出力されるパワー制御信号PS1およびPS2に応じて、回路の動作が制御される。具体的には、ライン端子を使用する場合は、DA変換器61を動作状態にし、使用しないDA変換器62の動作は停止させることにより、消費電流を抑えることができる。上記のパワー制御器74は、表8に示した論理で動作する論理回路から構成される。
Figure 2008035027
図5を用いて、DA変換器のパワー制御動作を詳しく説明する。PWM部521のクロックCK2は、パワー制御信号PS(PS1またはPS2)により制御できる。すなわち、パワー制御信号PSが“ハイレベル”のときはクロックCK2はそのままPWM部521へ供給され、“ローレベル”のときは、PWM部521へのクロックCK2もローレベル固定となる。また、アンプ部522はアナログ回路で構成されるため、バイアス電流源75は、アンプ部522にバイアス電流を供給しているが、パワー制御信号PSがハイレベルのときは、アンプ部522にバイアス電流が供給されるが、ローレベルの時は、アンプ部522にバイアス電流を供給しない。したがって、DA変換器を動作させたい場合は、パワー制御信号として“ハイレベル”を入力し、停止させたいときは、“ローレベル”を入力することにより、使用しないDA変換器のバイアス電流を無くし、消費電流を抑えることができる。
この実施の形態によれば、実施の形態1と同様の効果を奏する他、消費電流を抑えることができるという効果を奏する。
なお、上記各実施の形態では、DA変換器61およびDA変換器62は、それぞれ1個ずつ図示していたが、それぞれ2個以上設けて何れかを選択する構成であってもよい。
本発明にかかるデルタシグマ変調型DA変換装置は、デルタシグマ変調器と複数のDA変換器を備えたデルタシグマ変調型DA変換装置に関し、選択したDA変換器に応じてデルタシグマ変調器の量子化レベル数、サンプリング周波数、伝達関数の次数を選択することにより、選択したDA変換器のアンプ構成に最適なデルタシグマ変調信号を生成し、アンプ出力信号の性能を向上させることを可能にしたデルタシグマ変調型DA変換装置が実現できるという効果を有し、デジタル・オーディオ機器向けのD/A変換装置などの信号処理手段等として有用である。
本発明の実施の形態1におけるデルタシグマ変調型DA変換装置のブロック図である。 図1のデルタシグマ変調器のブロック図である。 図2の積分器のブロック図である。 本発明の実施の形態2におけるデルタシグマ変調型DA変換装置のブロック図である。 パワー制御機能を有したDA変換器のブロック図である。 従来のデルタシグマ変調型DA変換装置のブロック図である。 図6のデルタシグマ変調器のブロック図である。 図7の積分器のブロック図である。 DA変換器のブロック図である。 図9で使用されるPWM部の動作を説明した図である。 AB級アンプ部のブロック図である。 D級アンプ部のブロック図である。 スイッチトキャパシタ型DA変換器のブロック図である。 他の従来例のデルタシグマ変調型DA変換装置のブロック図である。
符号の説明
1 メインループ
2 サブループ
3 ノイズ除去部
4 加算器
5 局部量子化器
6 減算器
7 遅延器
8 加算器
9 局部量子化器
10 減算器
11 積分器
12 加算器
13 微分器
21〜28 遅延回路
29〜36 乗算器
37〜43 加算器
51 デルタシグマ変調器
52 DA変換器
61 DA変換器
62 DA変換器
71 選択器
72 制御信号生成器
73 クロック発生器
74 パワー制御器
75 バイアス電流源
521 PWM部
522 アンプ部
523 増幅器
524 LPF
525 演算増幅器
526 クロック生成部
527 インバータ

Claims (6)

  1. 量子化レベル数が選択可能で信号を量子化する量子化器を有し、所定のサンプリング周波数で動作するデルタシグマ変調器と、
    リニアアンプを有し、前記デルタシグマ変調器の出力が入力される少なくとも一つの第1のDA変換器と、
    デジタルアンプを有し、前記デルタシグマ変調器の出力が入力される少なくとも一つの第2のDA変換器と、
    前記少なくとも一つの第1のDA変換器および前記少なくとも一つの第2のDA変換器のうちの何れか一つのDA変換器を選択的に活性化させる第1の選択手段と、
    前記量子化器の量子化レベル数を前記第1の選択手段に連動して選択する第2の選択手段とを備えたデルタシグマ変調型DA変換装置。
  2. 伝達関数の次数が選択可能で、所定のサンプリング周波数で動作するデルタシグマ変調器と、
    リニアアンプを有し、前記デルタシグマ変調器の出力が入力される少なくとも一つの第1のDA変換器と、
    デジタルアンプを有し、前記デルタシグマ変調器の出力が入力される少なくとも一つの第2のDA変換器と、
    前記少なくとも一つの第1のDA変換器および前記少なくとも一つの第2のDA変換器のうちの何れか一つのDA変換器を選択的に活性化させる第1の選択手段と、
    前記デルタシグマ変調器の伝達関数の次数を前記第1の選択手段に連動して選択する第2の選択手段とを備えたデルタシグマ変調型DA変換装置。
  3. 前記第1の選択手段に連動して、前記デルタシグマ変調器のサンプリング周波数を選択する第3の選択手段を備えた請求項1または2記載デルタシグマ変調型DA変換装置。
  4. 前記少なくとも一つの第1のDA変換器および前記少なくとも一つの第2のDA変換器が各々所定のサンプリング周波数で動作するPWM変換器を有し、前記第1の選択手段に連動して、前記PWM変換器のサンプリング周波数を選択する第4の選択手段を備えた請求項1、2または3記載のデルタシグマ変調型DA変換装置。
  5. 前記第1の選択手段は、前記デルタシグマ変調器の出力を前記少なくとも一つの第1のDA変換器および前記少なくとも一つの第2のDA変換器のうちの何れか一つのDA変換器に選択的に供給する選択器からなる請求項1〜4の何れか1項記載のデルタシグマ変調型DA変換装置。
  6. 前記第1の選択手段は、前記少なくとも一つの第1のDA変換器および前記少なくとも一つの第2のDA変換器のうちの何れか一つのDA変換器へ動作用バイアス電流を供給し、残りへのバイアス電流の供給を停止するパワー制御器からなる請求項1〜4の何れか1項記載のデルタシグマ変調型DA変換装置。
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