JP2008030484A - 物質塗布装置を備えているフィルム転写ユニット - Google Patents

物質塗布装置を備えているフィルム転写ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】転写胴と支持体フィルムの間の摩擦を緩和し、転写ユニットのフレキシビリティを制限せず、印刷製品の高品質を実現する。
【解決手段】転写層12を、転写フィルム1を一緒に形成している支持体フィルム11の前面から被印刷体6に移す装置であって、転写層12を被印刷体6に移すための少なくとも1つの転写ユニットを含み、この転写ユニットは転写層12を転写するための少なくとも1つの転写胴(ブランケット胴)4を含んでおり、転写ユニットは、転写胴4の表面および/または支持体フィルム11の裏面に、摩擦軽減物質を塗布するための少なくとも1つの物質塗布装置7を含んでいる。さらに、転写フィルム1の支持体フィルム11が、摩擦軽減物質からなる裏面のコーティング(付着防止層)16を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、転写層を、転写フィルムを一緒に形成している支持体フィルムの前面から被印刷体に移す装置であって、転写層を被印刷体に移すための少なくとも1つの転写ユニットを含み、転写ユニットは転写層を転写するための少なくとも1つの転写胴を含んでいる、転写層を被印刷体に移す装置に関する。
さらに本発明は、転写層を、転写フィルムを一緒に形成している支持体フィルムの前面から被印刷体に移す方法であって、転写フィルムが転写のために転写胴へ供給され、転写層が、各領域ごとに支持体フィルムから剥がされることによって被印刷体に移される、転写層を被印刷体に移す方法に関する。
さらに本発明は、転写層を支持する分離層が前面に塗布されている支持体フィルムを含み、転写層を転写フィルムから被印刷体に移す、転写法にて用いられる転写フィルムに関する。
本発明は、特に、いわゆる低温フィルム押し付け法(Kaltfolienprage)に適している装置、方法、および転写フィルムに関する。
低温フィルム押し付け法では、転写層が支持材から被印刷体へ移される。
支持材としては支持体フィルムが用いられる。この支持体フィルムには、特に転写層に着色する役目をするニス層が塗布されている。転写層の金属光沢を生じさせるアルミニウム層が、ニス層に接合されている。さらに、アルミニウム層の上には、転写層の、被印刷体の上の接着剤との付着特性を改善する、さらに別の付着層が設けられていてもよい。支持材から移される層は転写層と総称される。
転写層を被印刷体に移すために、転写フィルムは被印刷体とともに転写間隙へ挿通される。転写間隙は、互いに当接する転写胴と圧胴によって形成されている。転写胴と圧胴は回転しながら、ある力で互いに当接し、それにより、転写間隙で転写層が被印刷体に移される。
転写層が被印刷体に各領域ごとに移されるようにするために、たとえばフィルム転写の前に、フィルムが移される領域に対応する接着剤層を被印刷体に設けておくことができる。
接着剤としては、無色の接着剤、特定の固有の色をもつ接着剤、または、フィルムに対応して着色された接着剤を使うことができる。金属粒子を移すために、所望の金属被覆に色が一致する特に粘着性の高いインキを利用することが、ブロンズめっき技術によりすでに知られている。この意味で、着色された接着剤に代えて、粘着性のあるインキを用いることもできるのは当然である。
転写層は、基本的に、金属層あるいはその他の層であってよい。たとえば、必要に応じて、黄色/金色のニス層または銀色のニス層の上に塗布されたアルミニウム層が設けられていてもよい。
さらに、転写層として、たとえばPEフィルムからなる無色の層を用いることもでき、この層は、保護層を形成するように被印刷体上に移される。
伝導性の層を転写層として用いることも可能であり、それにより、電気および/または熱を伝導する領域を被印刷体上に移すことができる。層の、予め設けられて区画が定められた領域を、転写層として移すことも可能であり、この場合、たとえばRFIDチップまたはそのアンテナであってよい。適切なセラミックを移すこともできる。このようなやり方で、超伝導構造を被印刷体に移すこともできると考えられる。
低温フィルム押し付けを行う装置が特許文献1に記載されている。
これによると、低温フィルム押し付けは多色刷り印刷機の内部で行われる。被印刷体は、印刷機の所定の搬送経路に沿って運ばれる。被印刷体は、たとえば枚葉紙、厚紙、あるいは巻取紙であってよい。
印刷機の第1の印刷ユニットでは、インキではなく接着剤が被印刷体に移される。接着剤を領域ごとに塗布するために、この印刷ユニットでは、しかるべく画像形成された版が張り渡されており、従来のオフセット印刷インキと同じように、接着剤が被印刷体へ移される。このように接着剤を塗布する印刷ユニットは、塗布ユニットと呼ばれる。
そして、被印刷体はさらに第2の印刷ユニットへと運ばれる。この第2の印刷ユニットでは、圧胴とブランケット胴が転写ユニットとして構成されている。
この第2の印刷ユニットの領域には、転写フィルム供給軸と転写フィルム巻き取り軸とを備えたフィルムモジュールがある。フィルムが転写フィルムウェブとして、転写フィルム供給軸からフィルム案内装置の中間ロールを介して転写間隙へ送られ、さらに転写フィルム巻き取り軸へと送られる。
転写層を被印刷体へ転写するために、転写フィルムウェブと、領域ごとの接着剤層を備えている被印刷体とは、転写層が接着剤層の上に載るように、それぞれの搬送経路に沿って一緒に転写間隙を通過するように案内される。そして転写間隙で、圧力によって転写層が被印刷体に移される。このとき、接着剤によって転写層が転写フィルムからきれいに剥がされる。
転写層を被印刷体へきれいに転写するために、フィルムと被印刷体は、転写間隙の領域で、転写中に同じ速度で駆動される。
そしてこれに続く押圧ユニットで、実質的に、フィルム被覆の耐久性が得られるように、移された転写層に対して作用が及ぼされる。
このとき、転写層が支持体フィルムから剥がされる瞬間が、転写層を被印刷体へ移すときの特に繊細なステップであると考えられる。支持体フィルムが転写胴へ付着することによって、このような剥離と、支持体フィルムのその後の搬送に、少しは悪影響がでる可能性がある。そこで特許文献1では、転写胴として、面が平滑で場合によっては弾性的な押圧ローラを用いることも意図している。しかしその場合にも、転写胴と支持体フィルムの間では付着力が依然として作用する。
こうした支持体フィルムと転写胴の間の付着力を小さくするために、特許文献2では、周知のガラスビーズ布のような球冠状の構造を有する摩擦の少ない被覆を転写胴に設けることが提案されている。このようなガラスビーズ布を転写胴として、すなわち転写胴の表面として使用することで、転写胴と支持体フィルムの間の摩擦力を少しは減らすことができる。
前記した解決策で問題になるのは、この転写胴の表面構造が、コーティングされるべき被印刷体にも押し付けられることである。これは必ずしも望ましいことではない。被印刷体に転写層を移すための転写ユニットとして、印刷機の従来の印刷ユニットが用いられる場合には、たとえば印刷ユニットのブランケット胴が転写胴として設けられる。しかし印刷工程中には、このブランケット胴の表面として、ガラスビーズ布を使用することはできない。したがって、摩擦を軽減する従来の公知の解決策では、ブランケット胴の表面を交換することが必要である。そのため、オフセット動作で用いられるブランケット胴のブランケットが、それに対応するガラスビーズ布と取り替えられる。
欧州特許明細書第0578706B1号 国際公開パンフレットWO2005/100025A1号 ドイツ特許明細書第19751383B4号 欧州特許明細書第715956B1号 欧州特許明細書第291745B1号 ドイツ特許明細書第10244218A1号
本発明の目的は、転写胴と支持体フィルムの間の摩擦という上述した問題を少なくとも緩和し、その際に、転写ユニットのフレキシビリティを制限することがなく、それと同時に、得られる印刷製品のできるだけ優れた品質を実現する、冒頭に述べた分野の装置、方法、および転写フィルムを提案することである。
本発明の目的は、請求項1に記載の装置によって達成される。この装置の特別な実施態様は、従属請求項2から13に記載されている。
さらに、本発明の目的は請求項14に記載の方法、および請求項28に記載の転写フィルムによって達成される。本発明による方法の他の実施態様は従属請求項15から27に記載されており、転写フィルムの実施態様は従属請求項29から31に記載されている。
支持体フィルムと転写胴の間の摩擦を軽減するために、すなわち転写胴への支持体フィルムの付着を減らすために、転写ユニットは、転写胴および/または支持体フィルムの裏面に、摩擦軽減物質を塗布するための少なくとも1つの物質塗布装置を含むようになっている。この物質塗布装置によって、しかるべき物質を転写胴の表面、または支持体フィルムの裏面へ塗布することができる。同様に、摩擦軽減物質からなる裏面側のコーティングを有する転写フィルムによって、少なくとも、転写胴への支持体フィルムの付着を低減することができる。
支持体フィルムの裏面の、摩擦軽減物質としては、たとえばEFTAすなわちテフロン(登録商標)または粉末コーティングが設けられてもよい。
本発明によると、物質塗布装置を、摩擦軽減物質を転写胴の表面に直接塗布するために転写胴の領域に設けることができる。他の実施態様では、物質塗布装置を転写フィルムの搬送経路の領域に設けることができ、それによって、摩擦軽減物質が転写フィルムの裏面に直接塗布できる。これは、転写フィルムの転写層が転写胴によって被印刷体へまだ移されていない位置で行うのが、特に目的に適っている。このように移すことは、たとえば転写胴と圧胴によって形成されている転写間隙にて行うことができる。
しかるべき転写ユニットのフレキシビリティを高め、既存の転写ユニットへの後付けを可能にするために、本発明の特に有利な実施態様では、物質塗布装置は転写ユニットから取外し可能なカセットの形態で設置されるようになっている。
本発明の実施態様では、摩擦軽減物質は、ブラシによる塗布、吹き付け塗布、ローラによる塗布、ドクターによる塗布、または、布を用いた塗布によって、転写胴の表面および/または転写フィルムの裏面に塗布されるようになっている。そのために、本発明では、物質塗布装置は、ブラシ、布、物質を吹き付けるための吹付け機構、ドクター、またはしかるべきローラを有するようになっている。しかしながら、特にこれらの部材の組み合わせによって、転写フィルムの裏面および/または転写胴の表面に物質が塗布されるようになっていてもよい。
摩擦軽減物質が印刷機の内部、すなわちしかるべき転写ユニットの内部で、損傷を生じかねない、またはこの物質によって印刷製品の品質が損なわれかねない、他の位置へ到達するのを防ぐために、有利な実施態様では、摩擦軽減物質によって汚れた空気がこの物質の塗布領域から吸い出されるようになっている。そのために、しかるべき吸出し機構が設けられている。
転写ユニットは印刷機の既存の印刷ユニットであり、印刷ユニットのしかるべきブランケット胴が転写胴として用いられるようになっていることが特に好ましい。それにより、印刷ユニットすなわち転写ユニットのできる限りフレキシブルな使用が実現される。その場合には転写ユニットを、たとえば被印刷体へ転写層を移すために使用する代わりに、インキによって被印刷体に印刷するために用いることもできる。したがって、特に、転写ユニットは、印刷機の印刷ユニット、ニス塗りユニット、またはモジュール式ユニットにすることができるようになっている。
ほぼ不具合のない表面をもつ転写胴を準備し、転写胴のフレキシビリティを高めて、転写プロセスの後にたとえば被印刷体の印刷といった他の方法にも適用できるようにするために、本発明では、転写胴の表面を洗浄する洗浄装置を設けることが好ましい。この洗浄装置によって、摩擦軽減物質の残留物を転写胴の表面から洗い流すことができる。この洗浄装置は、特にブランケット洗浄装置であってよい。これは、転写胴すなわちブランケット胴の領域にすでに設けられているブランケット洗浄装置であるのが好ましい。
このようなブランケット洗浄装置をできるだけフレキシブルに利用できるようにするために、すなわち、摩擦軽減物質の残りを転写胴の表面から洗い流すだけでなく、オフセット印刷中に残留インキを洗い流すのにも利用できるようにするために、ブランケット洗浄装置は、少なくとも、摩擦軽減物質の残留物を転写胴の表面から洗い流すための第1の洗浄剤と、オフセット印刷法のインキ残留物を転写胴の表面から洗い流すための第2の洗浄剤とのための、少なくとも2つの洗浄剤循環路を有するようになっているのが好ましい。これによって、転写胴の表面から、摩擦軽減物質の残留物が第1の洗浄剤によって洗い流され、インキ残留物が第2の洗浄剤によって洗い流されるようになっている。
本発明による別の実施態様では、転写胴はブランケット胴であり、実施可能なオフセット印刷のためにブランケット胴に当接する版胴は、版がない状態、またはブランケット胴から離された状態になっている。それにより、ブランケット胴と版胴の間に間隙が存在するという利点がある。そうすれば、摩擦軽減物質が転写胴すなわちブランケット胴の表面から版胴へ達することがなく、さらにそれを介して既存のインキ装置まで達するおそれがない。同様のことは、転写ユニットの転写胴に当接する他のローラ、すなわち胴や、たとえばニス塗りユニットのローラについても当てはまり、それにより、摩擦軽減物質が循環路内に入るという望ましくない状態が防止される。
このとき、特に、版胴は、少なくとも被印刷体へ転写層を移す方法の実施中にはブランケット胴と接触しないようになっているのが好ましい場合がある。このことは、版胴がブランケット胴から能動的に逃げるか、または逆に、ブランケット胴が版胴から離れるようにして行われるのが好ましい。一般に、好ましくは、版胴を版を持たない状態にする、すなわち、版が取り付けられないようにすれば十分である。このようにしても、版胴とブランケット胴の間に十分な間隙を作ることができる。
本装置の特に好ましい実際態様では、摩擦軽減物質は流体または粉末の物質である。それに応じて、摩擦軽減物質として、流体であるシリコーンオイル、または、鉱物粉末あるいは有機粉末あるいは滑石が用意されるようになっていてもよい。摩擦軽減物質として粉末が用いられる場合、特に、物質塗布装置は印刷機の粉かけ装置であってもよい。それにより、既存の技術を利用することができる。
支持体フィルムと転写胴の間の摩擦を軽減するために、粒子の大きさが10μmから90μmの粉末が用いられるのが特に好都合であることが判明している。そして、粒子の大きさが15μmから35μmの粉末が特に好ましいことが判明している。
支持体フィルムの発展例では、たとえば金属層でできていてよい転写層に、付着促進剤からなる追加の層が塗布されているようになっている。この付着促進剤は、被印刷体の接着剤層に接触して接合され、それにより、被印刷体へ転写層を移すことをより良くサポートする。
以上説明した装置、方法、および転写フィルムの利点は、ここには記載していないが、実施可能な態様の分野の当業者であれば考えつく、個々の特徴の組み合わせについても当てはまる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、枚葉紙6に転写層を移すための転写ユニットを示している。この転写ユニットは、ここで図示しているように、印刷機の印刷ユニットであってよい。
転写フィルム1は、図示しないフィルム供給ロールから巻き出され、ガイドロール2の回りを搬送経路に沿って転写間隙3へと案内される。この転写間隙は、本実施形態では転写胴(Transferzylinder)としての役目をするブランケット胴4と、圧胴(Gegendruckzylinder)5とによって形成されている。転写間隙3を通過した後、転写フィルム1は再びガイドロール2を介して、ここには同じく図示しないフィルム巻き取りロールへと供給される。
枚葉紙6は独自の搬送経路に沿って、同じく転写間隙3へ挿通される。枚葉紙6には、ここには図示しない各領域ごとの接着剤層があり、この接着剤層は、ここには同じく図示しない塗布ユニットで枚葉紙6に塗布されたものである。そして枚葉紙6は、転写フィルム1とともに転写間隙3へ挿通され、ブランケット胴4と圧胴5の間の圧着力によって、転写フィルム1の転写層12が、接着剤でコーティングされている枚葉紙6の領域へ移される。この時、転写層12は転写間隙3で転写フィルム1から剥がされる。
転写フィルム1がブランケット胴4にくっつくのを防ぐために、ブランケット胴4には、すなわちその表面には、摩擦軽減物質が物質塗布装置7によって塗布されている。この摩擦軽減物質は、たとえば滑石粉末(タルカムパウダー)であってよい。これはシリコーンオイルのような液体であってもよく、または、好ましくは粉末であってもよい。この粉末は、たとえばKSL-Staubtechnik GmbH社の型番KSL−K2の鉱物粉末や、型番KSL−S5の有機粉末であってよい。全体的に、この粉末は粒子の大きさが10〜90μmであるのが望ましく、粒子の大きさが15〜35μmの範囲内であるのが特に好ましい。
この場合、物質塗布装置7としては、たとえば特許文献3に枚葉紙への粉末塗布用として記載されているような粉かけ装置を使用することができる。
ここで説明している例では、印刷ユニットが転写ユニットとして利用されているので、ブランケット胴4の周辺に版胴9がある。この版胴9がブランケット胴4から逃がされていることによって、または、版を使用しないこと、すなわち版胴9の上に版が張り渡されないことによって、版胴9とブランケット胴4の間に中間スペース10がある。物質塗布装置7によって塗布される粉末、一般的には摩擦軽減物質を、ブランケット胴4から版胴9へ移すことができない。すなわち、それが印刷ユニットの湿し装置やインキ装置へ入り込むことがない。したがって、物質塗布装置7を、ブランケット胴4の回転方向に見て中間スペース10の前または後に設けることが可能である。このような中間スペース10の手前における物質塗布装置7のしかるべき位置が、ここでは破線で図示されている。
ここに示す印刷ユニットは、別の方法を実施するときには、転写ユニットとしてではなく通常の印刷ユニットとして利用することができる。そのために一方では、転写フィルム1が転写間隙3へ挿通されないことが必要である。このことは、転写フィルム1を転写ユニットから取り外すことによって可能である。粉末すなわち摩擦軽減物質が印刷ユニットのインキ装置や湿し装置へ到達することがないようにするために、印刷ユニットの始動前に、摩擦軽減物質の残留物がブランケット胴から除去されることが必要である。このことは、洗浄装置によって行うことができる。本例では、ブランケット胴4の任意の位置にブランケット洗浄装置8が設けられている。このブランケット洗浄装置8には、たとえばブラシまたは圧縮空気によって、あるいはブランケット胴の表面に作用する布によって作用することができる。このようなブランケット洗浄装置は、たとえば特許文献4,5,6に開示されている。ブランケット洗浄装置の実施形態に関わるこれらの特許文献の内容を、全面的に援用する。
さらに、しかるべき摩擦軽減物質すなわち粉末が、印刷機または印刷ユニットの他の領域へ到達するのを防ぐために、ここでは吸出し装置17が物質塗布装置7の周囲に追加して設けられている。この吸出し装置17は、1つの物質塗布装置に対してのみ図示されているが、原則として、かつ好ましくは、物質塗布装置7を配置可能な各場所に設けられるとよい。
図2は、物質塗布装置7の、前記したのに代わる配置を示しており、それ以外の部材は図1のものと実質的に一致している。同じ部材には、ここでも同じ符号が付されている。
ここに図示した例では、支持体フィルム1は転写間隙3へ挿通するために、2つのガイドロール2を介して案内される。このことは、当然ながら、図1に示した例においても可能である。全体として、支持体フィルム1については種々の案内方法が可能である。
図2に示す例では、好ましくは粉かけ装置である物質塗布装置は、ここではブランケット胴4の周辺に設けられるのではなく、それに代えて転写フィルム1の領域、すなわち転写フィルム1の搬送経路の領域内に設けられており、さらに、本例では物質塗布装置7は、転写フィルムが転写間隙3へ挿通される前に、摩擦軽減物質を転写フィルムの裏面に塗布するように取り付けられている。物質塗布装置7は、ここでは吸出し装置17なしで図示されているが、この場合にも、摩擦軽減物質が物質塗布装置の領域から出て印刷ユニット内部の空気中に達するのを防ぐために、吸出し装置17で取り囲むことが当然ながら可能であり、そのように設けられていてもよい。
ここには図示しない代替実施形態では、当然ながら、転写フィルム1の搬送経路の領域だけでなくブランケット胴4の領域にも、物質塗布装置7を設けることが可能である。
摩擦軽減物質が転写フィルム1の裏面に塗布される場合、転写フィルムはその物質とともに転写間隙3へ挿通される。この場合、粉末すなわち摩擦軽減物質は転写フィルム1の裏面とブランケット胴4との間に入り、こうして、ブランケット胴4と転写フィルム1の間の摩擦を小さくする。このとき、摩擦軽減物質がブランケット胴4へ至り、そこに蓄積されることになる可能性がある。引き続いて行われるオフセット印刷法で、摩擦軽減物質の残留物が版胴9に達するのを防ぐために、図1ですでに説明したように、本例でもブランケット洗浄装置8が設けられている。
図3は、本発明による転写フィルム1の構造を示している。この転写フィルム1は支持体フィルム11で構成されており、その上に、前面にまず最初に転写層12が塗布されており、この転写層は、その表面に付着促進剤(Haftvermitteler)15をさらに有していてよい。転写層12は一般にさまざまな構成であってよく、被印刷体に塗布されて、1つの領域を強調する役目をする。これは通常の低温フィルム押し付け法(Kaltfolienprageverfahren)である。転写フィルム1は、ここに示す例のように、転写層12として分離層13および金属層14とを有するように製作することができる。この場合、金属層14は、特に金属に着色するニス(Lack)を含んでいてよく、もしくは、この層の金属がニス層の金属光沢を生じさせる。
ここで、ブランケット胴4と転写フィルム1の間の摩擦を小さくするためだけに、転写フィルム1の裏面に、すなわち支持体フィルム11の裏面に、付着防止層が設けられるようになっている。付着防止層は摩擦軽減物質でできており、上述したように、転写フィルム1とブランケット胴4の間の摩擦を小さくするように働く。この付着防止層16は、たとえば特に印刷ユニットすなわち転写ユニットの内部で転写フィルム1の裏面に直接塗布される粉末コーティング層であってよい。転写フィルム1がすでに裏面の付着防止層16を有するように製作されるようになっていてもよい。これは、たとえばEFTAまたはその他の摩擦軽減層であってよい。
ここに図示した転写ユニットおよび転写フィルムの実施形態によると、転写胴すなわちブランケット胴4と転写フィルム1の間の摩擦を小さくするために、転写フィルム1に直接、または転写胴の表面すなわちブランケット胴4の表面に、たとえば粉末などの摩擦軽減物質を作用させることが可能である。それによってブランケット胴4と転写フィルム1の間の付着が低減される。周知の従来技術のような付着が起こることはもはやなくなる。塗布された物質の層の平滑な面により、転写フィルム1または枚葉紙6に構造が押し付けられることもなくなる。
このとき、特に従来のブランケットが用いられるようになっている。このようなブランケットはブランケット胴4の表面に取り付けられ、実質的に平滑な表面を有しているとよい。特に弾性を有するようにすることができる。ブランケット胴4の表面としては平滑な面が有利ではあるが、この面ができるだけ非弾性的で硬質であるのがよい場合もある。このことは、たとえば金属プレートによって実現することができる。たとえば標準的なブランケットとして、I.M.C. GmbH社(ミュンヘン)の商品名「Perfect Dot MX」のブランケットを使うことができる。このブランケットは好ましい平滑な表面構造を有しており、枚葉紙6の品質低下が生じず、すなわち枚葉紙6に押し付けられることがない。それにより、印刷枚葉紙6の高品質のコーティングを行うことができ、その場合、ブランケット胴4と転写フィルム1の間の摩擦力が小さくなっていることにより、転写フィルム1の転写層12の剥離がより良くサポートされ、枚葉紙6での転写層の平滑な構造が実現される。
転写胴に物質塗布装置を備えている転写ユニットを示す図である。 転写フィルムの搬送経路に物質塗布装置を備えている転写ユニットを示す図である。 付着防止層を備えている転写フィルムの構造を示す図である。
符号の説明
1 転写フィルム
2 ガイドロール
3 転写間隙
4 ブランケット胴
5 圧胴
6 枚葉紙
7 物質塗布装置
8 ブランケット洗浄装置
9 版胴
10 中間スペース
11 支持体フィルム
12 転写層
13 分離層
14 金属層
15 付着促進剤
16 付着防止層
17 吸出し装置

Claims (31)

  1. 転写層(12)を、転写フィルム(1)を一緒に形成している支持体フィルム(11)の前面から被印刷体に移す装置であって、
    前記転写層(12)を前記被印刷体(6)に移すための少なくとも1つの転写ユニットを含み、
    前記転写ユニットは前記転写層(12)を転写するための少なくとも1つの転写胴を含んでいる、
    転写層を被印刷体に移す装置において、
    前記転写ユニットは、前記転写胴および/または前記支持体フィルムの裏面に、摩擦軽減物質を塗布するための少なくとも1つの物質塗布装置(7)を含んでいる
    ことを特徴とする、転写層を被印刷体に移す装置。
  2. 前記物質塗布装置(7)は、前記摩擦軽減物質を前記転写胴の表面に塗布するために前記転写胴の領域に設けられている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記転写フィルムは搬送経路に沿って前記転写胴へ向って移動し、前記物質塗布装置(7)は、前記転写フィルム(1)の裏面に前記摩擦軽減物質を塗布するために、前記転写フィルム(1)の前記搬送経路の領域に、かつ前記転写胴よりも手前に設けられている、請求項1に記載の装置。
  4. 前記物質塗布装置(7)は前記転写ユニットから取外し可能なカセットの形態で設置されている、請求項1から3までのいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記物質塗布装置(7)は、転写胴の表面および/または支持体フィルムの裏面に前記摩擦軽減物質を塗布するためのブラシ、布、および吹付け機構のうちの少なくとも1つの部材を有している、請求項1から4までのいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記物質塗布装置(7)は、前記摩擦軽減物質の残留物を吸い出すための吸出し装置(17)を有しており、または吸出し装置に囲まれている、請求項5に記載の装置。
  7. 前記転写胴の表面を洗浄するための洗浄装置が設けられている、請求項1に記載の装置。
  8. 前記洗浄装置はブランケット洗浄装置(8)である、請求項7に記載の装置。
  9. 前記ブランケット洗浄装置(8)は、少なくとも、前記摩擦軽減物質の残留物を前記転写胴の表面から洗い流すための第1の洗浄剤と、オフセット印刷法のインキ残留物を前記転写胴の表面から洗い流すための第2の洗浄剤とのための、少なくとも2つの洗浄剤循環路を有している、請求項6に記載の装置。
  10. 前記転写ユニットは、印刷機の印刷ユニット、ニス塗りユニット、およびモジュール式ユニットのうちのいずれかである、請求項1に記載の装置。
  11. 前記転写胴はブランケット胴(4)であり、オフセット印刷のために前記ブランケット胴に当接する版胴(9)は、版がない状態、または前記ブランケット胴から離された状態にされている、請求項10に記載の装置。
  12. 前記摩擦軽減物質は流体または粉末の物質である、請求項1から11までのいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記物質塗布装置(7)は印刷機の粉かけ装置である、請求項1から12までのいずれか1項に記載の装置。
  14. 粒子の大きさが10μmから90μmの粉末、特に15μmから35μmの範囲の粉末が、前記摩擦軽減物質として用いられる、請求項12または13に記載の装置。
  15. 転写層(12)を、転写フィルム(1)を一緒に形成している支持体フィルム(11)の前面から被印刷体に移す方法であって、
    前記転写フィルムが転写のために転写胴へ供給され、
    前記転写層(12)が、各領域ごとに前記支持体フィルム(11)から剥がされることによって前記被印刷体(6)に移される、
    転写層を被印刷体に移す方法において、
    少なくとも前記支持体フィルム(11)と前記転写胴の表面との付着を小さくするために、前記支持体フィルム(11)の裏面および/または前記転写胴の表面に摩擦軽減物質が塗布されることを特徴とする、
    転写層を被印刷体に移す方法。
  16. 前記摩擦軽減物質は、ブラシによる塗布、吹き付け塗布、ローラによる塗布、ドクターによる塗布、および布を用いた塗布のうちのいずれかの方法によって塗布される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記摩擦軽減物質によって汚れた空気が塗布領域から吸い出される、請求項15または16に記載の方法。
  18. 前記転写胴として印刷ユニットのブランケット胴(4)が用いられる、請求項15に記載の方法。
  19. 前記ブランケット胴(4)に付属する版胴(9)が、少なくともこの方法の実施中に前記ブランケット胴(4)と接触しないようにされている、請求項18に記載の方法。
  20. 前記版胴(9)は前記ブランケット胴(4)から離され、および/または版がない状態にされている、請求項19に記載の方法。
  21. 洗浄装置によって、前記転写胴の表面から前記摩擦軽減物質の残留物が洗い流される、請求項15に記載の方法。
  22. 前記洗浄装置としてブランケット洗浄装置(8)が用いられる、請求項21に記載の方法。
  23. 前記転写胴の表面は、第1の洗浄剤によって第1の洗浄剤循環路から前記摩擦軽減物質の残留物が洗い流されるとともに、第2の洗浄剤によって第2の洗浄剤循環路からオフセット印刷法のインキ残留物が洗い流される、請求項15、21、または22に記載の方法。
  24. 前記摩擦軽減物質として流体または粉末が用いられる、請求項15から22までのいずれか1項に記載の方法。
  25. 前記摩擦軽減物質を塗布するために印刷機の粉かけ装置が用いられる、請求項15、16、または24に記載の方法。
  26. 前記流体としてシリコーンオイルが用いられる、請求項24に記載の方法。
  27. 前記粉末として、滑石、鉱物粉末、および有機粉末のうちのいずれかが用いられる、請求項24に記載の方法。
  28. 粒子の大きさが10μmから90μmの粉末、特に15μmから35μmの範囲の粉末が用いられる、請求項24または27に記載の方法。
  29. 転写層(12)を支持する分離層(13)が前面に塗布されている支持体フィルム(11)を含み、前記転写層(12)を転写フィルム(11)から被印刷体(6)に移すために転写法にて用いられる転写フィルム(1)において、
    前記支持体フィルム(11)は、摩擦軽減物質からなる裏面のコーティング(16)を有している
    ことを特徴とする転写フィルム。
  30. 前記摩擦軽減物質はEFTAまたは粉末コーティングである、請求項29に記載の転写フィルム。
  31. 前記転写フィルム(1)は、前面側に分離層(13)と、金属層と、被印刷体(6)の接着剤層に接触して接合するための付着促進剤(15)からなる層とが塗布されている支持体フィルム(11)を有している、請求項29または30に記載の転写フィルム。
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