JP2000168033A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2000168033A
JP2000168033A JP10353179A JP35317998A JP2000168033A JP 2000168033 A JP2000168033 A JP 2000168033A JP 10353179 A JP10353179 A JP 10353179A JP 35317998 A JP35317998 A JP 35317998A JP 2000168033 A JP2000168033 A JP 2000168033A
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ink
printing
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cleaning
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JP10353179A
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English (en)
Inventor
Toyoo Okamoto
豊雄 岡本
Yasuo Katano
泰男 片野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】省スペースでの設置が可能で、しかも、印刷の
ための作業環境を改善できる構成を備えた印刷装置を提
供する 【解決手段】周面に印刷用版3が倦装された版胴2と、
印刷用版3にインキを供給して画像部にインキを担持さ
せる現像装置4と、画像部に担持されたインキが転移さ
れる転写材6にインキを転写する中間転写装置6’と、
上記転写材6に向け印刷用紙Sを給送する用紙供給装置
8と、上記転写材6上のインキを上記印刷用紙Sに転写
する最終転写装置7と、上記印刷用紙S上に転写された
インキを定着する定着装置11と、上記転写材6をクリ
ーニングするクリーニング装置9とを備えた印刷装置1
において、上記転写材6は、インキを適度にはじくこと
ができる表面エネルギー30dyn/cm以下の材料を
用いて2μ以上の厚さに塗布された転写材で構成され、
上記クリーニング装置9は、印刷中若しくは印刷完了後
に移動過程にある上記転写材6をクリーニングすること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置に関し、さ
らに詳しくは、フルカラー印刷が可能な印刷装置におけ
る版のクリ−ニングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一枚の原稿から大量の画像形成が
行える装置として印刷装置があり、印刷装置にはオフセ
ット印刷や孔版印刷などの方式がある。
【0003】一般に印刷技術は、版を被印刷物に対して
機械的に押し付け、この圧力により版面上の色材を被印
刷物面に付着転移させる機構が用いられている。なお、
孔版印刷では、上記機械的圧力を利用してインキを被印
刷物面に向け押し出すようになっている。印刷には、フ
ルカラ−を含む多色印刷があり、この場合には、色重ね
処理が必要となる。
【0004】従来、カラ−印刷を行う場合の方式とし
て、印刷用版を版ドラムにドラムの外部近傍装置から給
版搬送し、ドラムに巻き付け、印刷する際に、ブランケ
ット胴の上にインキを色重ねして用紙に転写する方式
(例えば、特公平3−71983号公報)や、版にシリ
コン系の薄膜を基体ベ−スに塗布した版を使い、版はオ
フセット印刷機の版胴内部に収納し、必要に応じて巻き
出し、レ−ザ光線で印刷デ−タを書き込み、この版を用
いてオフセット印刷する方式がある。これらの方式に用
いられる版としては、撥水性を有するものが一例として
用いられ、版のクリ−ニングに際しては、印刷工による
手作業によってインキの拭き取りが行われたり、手作業
ではない場合にはインキを溶かす溶剤をかけてインキを
除去することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の印刷装置は、ド
ラムの組み合わせであるために装置が比較的大型とな
る。このため、専用の印刷所などに設置されることが多
く、オフィス等の比較的狭い場所での設置が困難な場合
が多い。
【0006】例えば、オフセット印刷装置の場合では、
版胴、ブランケット胴および圧胴の組み合わせが必要で
あるので、フルカラー印刷の場合、上記3胴の組み合わ
せを色分解数に応じた数だけ準備する構成となることか
ら1色を対象とするオフセット印刷部の構成に対してか
なりの設置面積が必要となる。さらにオフセット印刷の
際の作業である印刷版のセッティング、インキの調合や
印刷用紙の供給および色合わせ調整などの作業は熟練を
要するために専任のオペレータ、いわゆる、印刷工が手
作業で行うことが多い。印刷工は、このような作業の他
に、印刷後での印刷機の清掃や各胴のクリーニングなど
の作業も手作業で行うことから、このような熟練がない
事務員などによる印刷は殆ど行えないのが現状である。
しかも、印刷機自体も数百万から数千万というきわめて
高価であり、専門の印刷所などでしか購入できないこと
が多い。
【0007】一方、印刷コストの面でいうと、印刷版は
PS版と称される版が最も多用されているものの、高価
なために印刷枚数が数千部単位でないと印刷コストの点
で割に合わないことから、一般のユーザが簡単に入手す
ることができず、このことからも上述したように印刷所
などの印刷を専門とする職種に限定されるのが現状であ
る。
【0008】印刷のための作業環境においても、インキ
が独特の悪臭であることや、このインキの除去に用いら
れる揮発溶剤の臭いも悪臭であることからこのインキを
取り扱う環境が作業者にとってきわめて悪く、作業が苦
痛となることからも一般のオフィスに設置することが困
難である。
【0009】孔版印刷装置は操作が簡単で低価格、つま
り印刷装置自体の値段は数百万であるが、消耗品である
孔版の値段がきわめて低価であるので維持コストが低
い。しかし、フルカラー印刷を行うことはできず単色印
刷の場合にも穿孔を介したインキの滲みを印刷方式とし
た関係上、印刷品質に関してはオフセット印刷に比べて
劣ることが原因して簡易印刷に限られてしまい、本格的
な印刷装置、つまり、画質が高く、カラー印刷も行える
装置として用いられていないのが現状である。このよう
に、従来の印刷装置においては、設置スペ−スをはじめ
とした維持管理コストが高いことや、作業環境において
も、オフィス等で一般のユ−ザがクリ−ニング作業を簡
単に行なえない等の不具合がある。
【0010】本発明の目的は、上記従来の印刷装置にお
ける問題、特に、設置スペース、維持コストおよび作業
環境に関する問題に鑑み、省スペースでの設置が可能
で、しかも、印刷のための作業環境を改善できる構成を
備えた印刷装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
周面に印刷用版が倦装された版胴と、印刷用版にインキ
を供給して画像部にインキを担持させる現像装置と、画
像部に担持されたインキが転移される転写材を備えた中
間転写装置と、上記転写材に向け印刷用紙を給送する用
紙供給装置と、上記転写材上のインキを上記印刷用紙に
転写する最終転写装置と、上記印刷用紙上に転写された
インキを定着する定着装置と、上記転写材をクリーニン
グするクリーニング装置9とを備えた印刷装置におい
て、上記転写材は、インキを適度にはじくことができる
表面エネルギー30dyn/cm以下の材料が2μ以上
の厚さに塗布された転写材で構成され、上記クリーニン
グ装置は、印刷中若しくは印刷完了後に移動過程にある
上記転写材をクリーニングすることを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、上記クリーニング装置は、印刷中に上
記転写材をクリーニングするときには、残留インキが印
刷用紙上に再転写しない程度の量に除去するハーフクリ
ーニングを実行することを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、上記最終転写装置は、上記転写材に向
け接離可能な転写ローラを備え、上記クリーニング装置
は、上記転写ローラが上記印刷用紙を上記転写材に向け
加圧する位置と上記版胴が上記転写材にインキを転移さ
せる位置との間の中間点にてクリーニングすることを特
徴としている。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、上記クリーニング装置は、上記転写材
に接離可能なクリーニング部材を備え、上記転写材を挟
んで上記クリ−ニング部材と対向する位置には加圧力受
け部材が設けられていることを特徴としている。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、上記クリーニング装置は、新たな面を
上記転写材に対面させるように巻き取り可能なウエブ状
部材を備え、上記ウエブ状部材は、上記転写材に対して
加圧手段により接離することを特徴としている。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項4記載の印
刷装置において、上記加圧力受け手段は、上記転写材の
移動方向に沿って上記クリーニング手段を挟んで並設さ
れた回転可能なローラで構成されていることを特徴とし
ている。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項5記載の印
刷装置において、上記ウエブ状部材には、上記転写材に
接触する前に上記インキを溶かす溶剤が含まれることを
特徴としている。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項7記載の印
刷装置において、上記溶剤は、上記クリーニング部材に
当接可能な塗布ローラによって供給される方式を含むこ
とを特徴としている。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、上記クリーニング装置には、上記転写
材上のインキが転移可能な中間インキ転写ローラが備え
られ、上記中間インキ転写ローラには、このローラから
のインキをクリーニングする最終クリーニング部材が対
向して設けられていることを特徴としている。
【0020】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
印刷装置において、上記中間インキ転写ローラは、粘着
性のあるローラ部材で構成され、クリーニング時、上記
転写材に押し当てて転写材上の残留インキを粘着性によ
り剥がし取ることを特徴としている。
【0021】請求項11記載の発明は、請求項9または
10記載の印刷装置において、上記中間インキ転写ロー
ラには、上記転写材から剥ぎ取ったインキをさらにふき
取り可能なウエブ状部材が設けられていることを特徴と
している。
【0022】請求項12記載の発明は、請求項9乃至1
1のうちの一つに記載の印刷装置において、上記中間イ
ンキ転写ローラには、インキを溶かす溶剤を塗布するロ
ーラが対向して設けられていることを特徴としている。
【0023】
【実施例】図1は、本発明の実施例による印刷装置の一
つであるフルカラー印刷が可能な印刷装置の構成を説明
するための模式図である。
【0024】図1において印刷装置1は、色分解された
色の補色関係にあるシアン、イエロー、マゼンタおよび
ブラックの各色毎の印刷が行えるように印刷用版をそれ
ぞれ備えた4個の版胴2が設けられている。各版胴2
は、印刷装置1のハウジング内で左右に振り分けられて
上下にそれぞれ配置され、その構成は同じであるので、
一つの版胴2を対象として構成を説明する。
【0025】版胴2は、ハウジング側に設けられている
図示されない駆動手段により駆動される支軸2Aを介し
て図示矢印方向に回転することができると共に、後述す
る印刷用版3に対して接離することができ、周壁の一部
には開口が形成されている。版胴2の内部には、開口近
傍に一対のローラ2B、2Cが設けられており、これら
ローラ2B、2Cにはエンドレス状態の印刷用版3の端
部がそれぞれ固定されている。印刷用版3は、本実施例
の場合、本出願人が先に提案した(特開平3−1784
78号公報)感熱性撥水版が用いられている。この印刷
用版3は、ポリエチレン・テレフタレート(PET)か
らなる基材上に含フッ素アクリレート材料からなる撥水
層を備え、サーマルヘッドなどの書き込み装置によって
印刷データに応じて書き込みが行われると、その書き込
み内容に応じて親水部と撥水部とが形成され、親水部に
インキを付着させることができるようになっている。印
刷用版3は、ローラの一方2Bから版胴2の周面に向け
繰り出され、ローラの他方2Cにより巻き取られるよう
になっており、これにより、版胴2の周面に倦装されて
いる。
【0026】版胴2の開口近傍には製版部をなす書き込
み装置4が配置されており、印刷情報に応じて印刷用版
3に印刷データを書き込むようになっている。
【0027】版胴2の回転方向(図示矢印方向)におい
て、書き込み装置4を通過した印刷用版3と対向する位
置には印刷用版3に対してインキを供給する現像装置5
が配置されている。現像装置5は、印刷用版3に当接し
てインキを着肉させる着肉ローラとしての現像ローラ5
Aと、現像ローラ5A上で揺動回転する練りローラとし
ての揺動ローラ5Bと、インキの膜厚を規定するドクタ
ーブレード(図示されず)と、インキ補充タンク5Cと
を備えている。インキ補充タンク5C内には、そのタン
クに形成されている補充口から補充インキを掻き出すた
めの回転可能なスクレーパ5C1が設けられており、補
充量に応じた回転を行えるようになっている。
【0028】上記版胴2、書き込み装置4および現像装
置5はハウジング内の左右位置にて相対する関係となる
ように配置されている。
【0029】これら版胴を始めとした各部材が配置され
ている左右方向の中央部には転写材6を備えた中間転写
装置6’が設けられている。中間転写装置6’の転写材
6は、本実施例の場合、図示矢印方向に移動可能なベル
トを用いた構造とされている。つまり、ハウジング内で
左右方向に位置する版胴2を挟んだ中央位置で各版胴2
に対面できるように延長された展張部を形成できるよう
に複数のローラに掛け回されている。各ローラのうち、
符号6Aで示すローラはベルト状転写材6をはさんで版
胴2に対向しており、符号6Bで示すローラはベルト状
転写材6をはさんで後述する一括転写用の最終転写装置
7が有する加圧ローラ7Bに対向している。符号6Cは
ベルト状転写材6の展張部上端を迂回させるローラであ
る。
【0030】ベルト状体転写材6は、フルカラー印刷の
場合に各版胴2の画像部に付着しているインキをそれぞ
れ重畳転写され、重畳されたインキを一括して印刷用紙
に転写するためのインキ担持体である。ベルト状転写材
6は、ベルト基材の表面にインキの付着と撥水撥油性の
度合いとして、インキを適度にはじくことができる表面
エネルギーが30dyn/cm以下で2μ以上の厚さに
構成された材料が用いられ、本実施例では、フッ素系の
材料やシリコン系の材料が用いられる。上記材料は、程
良くベルト基材である下地が露出する程度に塗布されて
いる。これにより、ベルト状転写材6の表面には、イン
キが適度に付着する反面、インキを程良く拭き取ること
ができるインキ担持層が形成されていることになる。
【0031】ベルト状転写材6の展張部下端に位置する
ローラ6Bと対向して設けられている最終転写装置7
は、偏心カム7Aによって揺動することでベルト状転写
材6に対して接離可能な加圧ローラ7Bを備えており、
給紙装置8から繰り出される印刷用紙Sをベルト状転写
材6に圧接させてベルト状転写材6上に担持されている
重畳インキを印刷用紙Sに一括転写させるようになって
いる。
【0032】ベルト状転写材6の移動方向において最終
転写装置7の加圧ローラ7Bを通過した位置と最終転写
装置7に最も近い版胴2からインキを転写される位置と
の中間位置にはクリーニング装置9が配置されている。
クリーニング装置9は、印刷中および印刷完了後にベル
ト状転写材6上に担持されているインキを一部若しくは
全てを除去するために設けられ、ベルト状態転写材6に
対して乾式方式によるクリーニングを行うようになって
いる。このクリーニング装置9に関しては後で詳述す
る。
【0033】最終転写装置7の近傍には、転写後の印刷
用紙Sを搬送するためのベルトを用いた搬送装置10が
配置されており、この搬送装置10による印刷用紙Sの
搬送方向後方にはインキを定着するための加熱手段を備
えた定着装置11が配置されている。転写装置7によっ
てベルト状転写材6からインキを転写された印刷用紙S
は、ベルト状転写材6の曲率を利用して曲率分離されて
搬送装置10に移行され、定着装置11によってインキ
を定着された後、排紙台12に向け排出される。
【0034】上記クリーニング装置9は、その構成が図
2に示されている。本実施例でのクリーニング装置9
は、ベルト状転写材6の表面特性、つまり、インキを適
度にはじくことができる表面エネルギーを利用して、従
来用いられていたインキを溶かすための溶剤をベルト状
転写材6に対して供給しない乾式のクリーニング装置で
ある。
【0035】図2においてクリーニング装置9は、ケー
シング9A内に配置されている一対のローラ9B、9C
により繰り出しおよび巻き取りされるクリーニング部材
に相当するウエブ状部材9Dを備えており、上記各ロー
ラ9B、9Cがベルト状転写材6の移動速度に応じて回
転することによりウエブ状部材9Dの新たな面をベルト
状転写材6に対して対面させることができるようになっ
ている。つまり、繰り出しローラ9Bおよび巻取ローラ
9Cにそれぞれ延長方向端部が固定されているウエブ状
部材9Dは、延長方向途中がベルト状体転写材6と対峙
して接離可能な加圧ローラ9Eに掛け回されており、加
圧ローラ9Eがベルト状体転写材6に対して当接する向
きに揺動した際にベルト状転写材6の表面に接触するこ
とができる。加圧ローラ9Eは、揺動レバー9Fの揺動
端において回転自在に支持されており、揺動レバー9F
が図示しない手段によりベルト状体転写材6に対する揺
動時期を制御されることで印刷中および印刷完了後にベ
ルト状転写材6に向けて揺動することにより、ウエブ状
部材9Dの加圧部材をなしている。
【0036】本実施例では、加圧ローラ9Eがベルト状
体転写材6に向け揺動する時期として印刷中と印刷完了
時とが設定され、この時期に応じてクリーニング特性が
異ならせてある。ベルト状体転写材6を用いて同じ原稿
内容に基づく連続印刷を行う印刷中には、先行してベル
ト状転写材6から一括転写により印刷用紙Sに転写され
たインキのうちでベルト状転写材6上に残留しているイ
ンキが後続の一括転写時に再度印刷用紙Sに転写しない
程度にインキを除去することができる加圧力が設定され
て、全てのインキのうちの一部が残っているハーフクリ
ーニング特性が設定されている。これに対し、印刷完了
時にはベルト状体転写材6上に残留するインキの全てを
除去できる加圧力が設定されるパーフェクトクリーニン
グ特性が設定されている。これは次の理由による。通
常、転写材として、ベルトを用いた場合には、ベルトに
蛇行やスリップが生じやすい。このため、連続印刷時に
は、先行してベルト状転写材6上に転移したインキを印
刷用紙Sに転写した後、ベルト状転写材6上にインキが
残留している場合、残留インキと後続して転写されるイ
ンキとが位置ズレしていると、印刷用紙同士で、インキ
像に稜線部が二重となっている部分やドットが太くなっ
てしまっている部分などができてしまうという現象が発
生し、印刷用紙同士での均一な画像品質を得ることがで
きない。このような現象は、高速で大量の印刷物を得る
ことが印刷装置としての使命である以上、連続印刷の際
にベルト状転写材6上から全てのインキを除去するに必
要な時間的余裕が得られないために起こる。そこで、本
実施例では、連続印刷時には残留インキが印刷用紙Sに
再度転写されない程度にクリーニングすることで上述し
た不良画像の発生を抑えるようにしている。このような
クリーニング特性は、ベルト状転写材6の表面特性、つ
まり、インキを適度にはじくことができる表面エネルギ
ーが設定されていることと相乗させることでインキを溶
かす溶剤をベルト状転写材6に供給しない、乾式クリー
ニングによって実現することができる。
【0037】これに対して印刷完了時には、ベルト状体
転写材6に残留するインキの全てを除去する必要がある
こととそのための時間が確保できることから、上記ハー
フクリーニングと異なるクリーニング特性が設定されて
いる。
【0038】図2において、ベルト状転写材6をはさん
でクリーニング装置9のウエブ状部材9Dと対向する位
置には、ベルト状体転写材6の移動方向に沿って加圧ロ
ーラ9Eをはさんで一対の回転可能な加圧受け手段とし
てのローラ6Dが並設されており、ベルト状転写材6と
ウエブ状部材9Eとの接触を良好にしている。
【0039】本実施例は以上のような構成であるから、
フルカラー印刷を行う場合には各版胴2の印刷用版3に
おいて形成されたインキ画像がベルト状転写材6に対し
て順次重畳転写され、その工程が終了した時点で印刷用
紙Sに対して一括転写される。
【0040】印刷中、つまり連続印刷時には、ベルト状
転写材6に重畳転写されたインキが1枚の印刷用紙Sに
対して一括転写されると、ベルト状転写材6上に担持さ
れているインキはハーフクリーニングされる。クリーニ
ング装置9では、揺動レバー9Fが加圧ローラ9Eをベ
ルト状転写材6に向け加圧する向きに揺動することでウ
エブ状部材9Dがベルト状転写材6に接触し、繰り出し
および巻き取りによりウエブ状部材9Dがベルト状転写
材6上のインキを拭き取る。これにより、再度版胴2か
ら転写されたインキの転写位置がハーフクリーニングさ
れたインキの転写位置と整合しない状態であっても印刷
用紙Sに対しては残留インキが転写されることがないの
で、一括転写されたインキ像が印刷用紙同士でズレや滲
みあるいはドット潰れ等を生じていない状態とすること
ができる。
【0041】印刷が完了すると、ベルト状転写材6上に
残留しているインキはクリーニング装置9のウエブ状部
材9Dによる拭き取りによって完全に除去される。
【0042】上記実施例では、ウエブ状部材9Dの繰り
出し量がベルト状体転写材6の移動速度に応じて変化
し、ウエブ状部材9Dの新たな面が常にベルト状転写材
6に対面するようになっているので、ベルト状転写材6
から拭き取られたインキがウエブ状部材9Dの面で飽和
するようなことがなく、拭き取ったインキがベルト状転
写材6に再転移するようなことをなくされてベルト状転
写材6を汚損させることが未然に防止できる。
【0043】なお、上記実施例では、転写材として、ベ
ルト構造の場合を説明したが、本発明では、ドラム構造
の転写材を用いることも可能である。この場合には、ド
ラム表面に上記表面特性を有するインキ担持層を形成す
ればよく、また、クリーニング特性に関しては、ベルト
構造と違って、スリップや蛇行の問題がないので、連続
印刷時でのハーフクリーニングは行わなくてもよい。
【0044】次に、上記実施例の変形例を説明する。図
3は、クリーニング装置9に用いられるウエブ状部材9
Dによる拭き取り効果を高めるための構成を示してい
る。すなわち、クリーニング装置9には、繰り出し、巻
き取りされるウエブ状部材9Dに対してインキを多少溶
かすことができる無臭性の溶剤を供給する構成が設けら
れている。図3において、ウエブ状部材9Dの繰り出し
方向におけるベルト状転写材6との接触位置前方には、
ウエブ状部材9Dに接触する溶剤塗布ローラ13が配置
されている。溶剤塗布ローラ13は、発泡材料で構成さ
れ、内部にパラフィン系あるいはオレフィン系の溶剤が
含浸させてある。
【0045】溶剤塗布ローラ13は、ウエブ状部材9D
に対して接離可能に設けられており、必要以上に溶剤が
塗布されないようになっている。これにより、ウエブ状
部材9Dは、ベルト状転写材6に接触しながら移動する
ことで溶剤によるインキの拭き取り効果を高めることが
できる。なお、上記溶剤塗布ローラ13を用いる代わり
に、予め溶剤を滲み込ませたウエブ状部材9Dを用いる
ことも可能である。
【0046】上記実施例の他の変形例を以下に説明す
る。図4は、ウエブ状部材9Dとベルト状転写材6との
間に、ベルト状転写材6に対して押し当て可能な中間イ
ンキ転写ローラとしての中間インキ転写ローラ9Gを配
置した構成を示している。中間インキ転写ローラ9G
は、揺動レバー(便宜上、図2に示した符号9Fを用い
る)の揺動端において回転自在に支持されており、ベル
ト状転写材6に押し当てられた際には連動して回転する
ことができる。中間インキ転写ローラ9Gの表面には、
インキを付着させて掻き取ることができる粘着性の材
料、例えば、ブタジェンゴムなどからなる粘着層が形成
されている。中間インキ転写ローラ9Gには、このロー
ラ9Gをクリーニングする最終クリーニング部材として
ウエブ状部材9Dが設けられており、このウエブ状部材
9Dには、図3に示した溶剤塗布ローラ13が設けられ
ている。図中、符号9E’は、ウエブ状部材9Dを中間
インキ転写ローラ9Gに当接させて巻き取りローラ9C
に向け迂回させるローラを示している。
【0047】中間インキ転写ローラ9Gは、ベルト状転
写ローラ6に押し当てられることでベルト状転写材6の
表面に残留しているインキを拭き取り、ウエブ状部材9
Dによって拭き取ったインキが回収される。図4に示し
た構成では、ベルト状転写材6からインキを拭き取る中
間インキ転写ローラ9Gにウエブ状部材9Dが当接させ
てあるので、中間インキ転写ローラ9Gの表面が拭き取
ったインキにより汚れるのをウエブ状部材9Dの拭き取
りによって防止することができる。中間インキ転写ロー
ラ9Gとしては、粘着性においてブタジェンゴムよりは
劣るものの、インキを転移させることができる金属ロー
ラを用いることも可能であり、金属ローラの場合には、
クリーニング時間が稼げる印刷完了後を対象として用い
ることが好ましい。
【0048】図5は、図4に示した構成を前提として、
中間インキ転写ローラ9Gに対して無臭性の溶剤を塗布
する構成とした例を示している。図5において、中間イ
ンキ転写ローラ9Gには、ウエブ状部材9Dに当接して
いるものと同様な構成の溶剤塗布ローラ13’が当接さ
せてあり、ベルト状転写材6に接触する前に予め溶剤が
塗布されることでベルト状転写材6からの拭き取り効果
を高めている。なお、中間インキ転写ローラ9Gに対し
て予め溶剤を含浸させておくことも可能である。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、表面エネ
ルギーが30dyn/cm以下の材料を2μ以下の厚さ
とした転写材を用いることにより、インキが適当に付着
すると共にインキを程良く拭き取れるようにすることが
できるので、従来の溶剤を用いることなく残留インキの
クリーニングを乾式方式によって実行することが可能と
なる。これにより、悪臭を放つような作業環境をなくし
て一般のオフィスに印刷装置を設置することが可能とな
る。さらに、クリーニング作業が特別な溶剤などを用い
ないで行えることにより、熟練を要しなくても印刷作業
を行うことができるので、オフィス等の一般的な場所で
の印刷作業が可能となる。しかも、オフィス等の限定さ
れた空間スペースに設置する場合においても、上記転写
材をベルト状とした場合には、印刷装置内での転写材の
占有スペースを低減して印刷装置を小型化できるので、
限られた設置スペースを利用して設置することが可能と
なる。
【0050】請求項2記載の発明によれば、印刷中には
残留インキが印刷用紙に再転写しない程度のクリーニン
グに相当するハーフクリーニングを行うことで、使用さ
れる転写材の形式において、特にベルト状転写材を用い
る場合には、連続的に転写材上に転写されるインキ同士
の位置ズレが発生していても印刷用紙にはハーフクリー
ニングされたインクが転写されないようにすることがで
きる。これにより、印刷画像の品質を損なわないように
して高速印刷が可能となる。
【0051】請求項3乃至6記載の発明によれば、転写
材に加圧されるクリーニング部材を備えたクリーニング
装置が、印刷用紙へのインキ転写位置と版胴から転写材
にインキを転写する位置との中間位置に設けられている
ので、連続印刷時に再度新たなインキが転写材に転写さ
れる前に転写材上のインキをクリーニングすることがで
きる。これにより、連続印刷中には再度新たなインキが
転写材に転写される際にそれ以前に残留しているインキ
が上述したようにハーフクリーニングされているので、
印刷用紙に転写された際の画像ズレなどを防止すること
が可能となる。
【0052】請求項7、8および12記載の発明によれ
ば、クリーニング部材あるいは中間インキ転写ローラに
は、インキを溶かすことができる溶剤を予め供給するこ
とができるので、転写材に対して溶剤を供給しなくてす
む。これにより、転写材に溶剤を供給した場合のような
悪臭を放つ作業環境としないようにすることが可能とな
る。
【0053】請求項9乃至11記載の発明によれば、転
写材上のインキを拭き取る中間インキ転写ローラを設
け、このローラにより拭き取られたインキをさらにクリ
ーニングする構成としているので、転写材から拭き取ら
れたインキが飽和してしまうようなことがなく、常に清
浄なクリーニング部を転写材に対向させることができる
ので、乾式クリーニング方式を用いて作業環境の改善を
図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による印刷装置の一例を説明する
ための模式図である。
【図2】図1に示した印刷装置に用いられるクリーニン
グ装置の構成を説明するための模式図である。
【図3】図2に示したクリーニング装置の一部に関する
変形例を説明するための模式図である。
【図4】図2に示したクリーニング装置の一部に関する
他の変形例を説明するための模式図である。
【図5】図4に示したクリーニング装置の一部に関する
変形例を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 印刷装置 2 版胴 3 書き込み装置 5 現像装置 6 転写材 6’ 中間転写装置 6D 加圧力受け部材としてのローラ 7 最終転写装置 8 給紙装置 9 クリーニング装置 9D 最終クリーニング部材に兼用されるウエ
ブ状部材 9E ウエブ状部材の加圧用ローラ 9G 中間インキ転写ローラ 13、13’ 溶剤塗布ローラ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C034 AA08 AA42 AA44 BA02 BA06 BA07 BA11 2H114 AA04 AA14 AA24 BA06 CA05 DA49 DA56 DA62 EA04 EA08 FA16 GA12 GA34

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周面に印刷用版が倦装された版胴と、印刷
    用版にインキを供給して画像部にインキを担持させる現
    像装置と、画像部に担持されたインキが転移される転写
    材を備えた中間転写装置と、上記転写材に向け印刷用紙
    を給送する用紙供給装置と、上記転写材上のインキを上
    記印刷用紙に転写する最終転写装置と、上記印刷用紙上
    に転写されたインキを定着する定着装置と、上記転写材
    をクリーニングするクリーニング装置9とを備えた印刷
    装置において、 上記転写材は、インキを適度にはじくことができる表面
    エネルギー30dyn/cm以下の材料が2μ以上の厚
    さに塗布された転写材で構成され、上記クリーニング装
    置は、印刷中若しくは印刷完了後に移動過程にある上記
    転写材をクリーニングすることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の印刷装置において、 上記クリーニング装置は、印刷中に上記転写材をクリー
    ニングするときには、残留インキが印刷用紙上に再転写
    しない程度の量に除去するハーフクリーニングを実行す
    ることを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の印刷装置において、 上記最終転写装置は、上記転写材に向け接離可能な転写
    ローラを備え、上記クリーニング装置は、上記転写ロー
    ラが上記印刷用紙を上記転写材に向け加圧する位置と上
    記版胴が上記転写材にインキを転移させる位置との間の
    中間点にてクリーニングすることを特徴とする印刷装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の印刷装置において、 上記クリーニング装置は、上記転写材に接離可能なクリ
    ーニング部材を備え、上記転写材を挟んで上記クリ−ニ
    ング部材と対向する位置には加圧力受け部材が設けられ
    ていることを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の印刷装置において、 上記クリーニング装置は、新たな面を上記転写材に対面
    させるように巻き取り可能なウエブ状部材を備え、上記
    ウエブ状部材は、上記転写材に対して加圧手段により接
    離することを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の印刷装置において、 上記加圧力受け手段は、上記転写材の移動方向に沿って
    上記クリーニング手段を挟んで並設された回転可能なロ
    ーラで構成されていることを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の印刷装置において、 上記ウエブ状部材には、上記転写材に接触する前に上記
    インキを溶かす溶剤が含まれることを特徴とする印刷装
    置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の印刷装置において、 上記溶剤は、上記クリーニング部材に当接可能な塗布ロ
    ーラによって供給される方式を含むことを特徴とする印
    刷装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の印刷装置において、 上記クリーニング装置には、上記転写材上のインキが転
    移可能な中間インキ転写ローラが備えられ、上記中間イ
    ンキ転写ローラには、このローラからのインキをクリー
    ニングする最終クリーニング部材が対向して設けられて
    いることを特徴とする印刷装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の印刷装置において、 上記中間インキ転写ローラは、粘着性のあるローラ部材
    で構成され、クリーニング時、上記転写材に押し当てて
    転写材上の残留インキを粘着性により剥がし取ることを
    特徴とする印刷装置。
  11. 【請求項11】請求項9または10記載の印刷装置にお
    いて、 上記中間インキ転写ローラには、上記転写材から剥ぎ取
    ったインキをさらにふき取り可能なウエブ状部材が設け
    られていることを特徴とする印刷装置。
  12. 【請求項12】請求項9乃至11のうちの一つに記載の
    印刷装置において、 上記中間インキ転写ローラには、インキを溶かす溶剤を
    塗布するローラが対向して設けられていることを特徴と
    する印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

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US9475331B2 (en) 2013-04-01 2016-10-25 Shuhou Co, Ltd. Plate printing method with blanket cleaning
KR101768406B1 (ko) * 2013-04-01 2017-08-14 가부시키가이샤 슈호 판 인쇄 방법

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