JP2008030365A - 隠蔽式シート - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な工程で製造できるにもかかわらず、任意の場所を隠蔽できる隠蔽式シートを提供する。
【解決手段】情報記入部30aと隠蔽部40aに区分される基材10aと、基材10aの隠蔽部40aの片面に設けられた粘着剤層を有し、情報記入部30aと隠蔽部40aとの境界にミシン目50aを有し、隠蔽部40aは、第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分され、前記第2の隠蔽部が前記第1の隠蔽部との境界にて折り返され、前記粘着剤層を介して第1の隠蔽部に剥離可能に貼着されていることを特徴とする隠蔽式シート。
【選択図】図1

Description

本発明は、はがき等に記入された個人情報等を隠蔽できる隠蔽式シートに関する。
近年、個人情報を保護する観点から、記入された情報上に隠蔽用基材を貼着して隠蔽する隠蔽ラベルや隠蔽式はがきが普及している。
例えば、特許文献1の図1aから図1eに、同一の紙にはがきと下の紙がミシン目を介して設けられ、当該下の紙の上に剥離可能な粘着剤が塗布された上の紙が貼着され、この上の紙を、秘匿シールとしてはがきに貼着できる隠蔽式はがきが開示されている。
また、同じ特許文献1の図2aから図2dには、同一の紙に連続して形成されたはがきと二つ折りされた秘匿シール部を有する隠蔽式はがきが開示されている。この秘匿シール部は、二つ折りされた状態で粘着剤領域と剥離剤領域とが重なるように、同じ幅の粘着剤領域と剥離剤領域とが交互に縞状に設けられており、二つ折りを開いてはがきとの境界部で折り曲げることにより、はがきに貼着できるようになっている。
実用新案登録第3108806号公報
特許文献1の図1aから図1eに記載の隠蔽式はがきでは、はがきおよび下の紙と、上の紙(秘匿シール)が別個の紙である。そのため、2枚の紙を重ねて作る必要があり、製造工程が煩雑であった。
これに対して、特許文献1の図2aから図2dの隠蔽式はがきは、同じ1枚の紙ではがきと秘匿シールを得るため、製造は容易である。しかしながら、この秘匿シールは、はがきとの境界部で折り曲げて貼着するため、はがきの秘匿シールに隣接した部分にしか、貼着できず、秘匿可能な場所が限定されていた。
本発明は、前記事情を鑑みてなされたものであり、簡単な工程で製造できるにもかかわらず、任意の場所を隠蔽できる隠蔽式シートを提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成を含む。
[1] 情報記入部と隠蔽部に区分される基材と、前記基材の隠蔽部の片面に設けられた粘着剤層を有し、
前記情報記入部と隠蔽部との境界は切り取り可能な切断線とされており、
前記隠蔽部は、第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分され、前記第2の隠蔽部が前記第1の隠蔽部との境界にて折り返され、前記粘着剤層を介して前記第1の隠蔽部に剥離可能に貼着されていることを特徴とする隠蔽式シート。
[2] 情報記入部と隠蔽部に区分される基材と、前記基材の隠蔽部の片面に設けられた粘着剤層を有し、
前記情報記入部と隠蔽部との境界は切り取り可能な切断線とされており、
前記隠蔽部は、前記情報記入部との境界にて折り返され、前記粘着剤層を介して前記情報記入部に剥離可能に貼着されていることを特徴とする隠蔽式シート。
[3] 情報記入部と隠蔽部とこれらの間に存する中間部に区分される基材と、前記基材の隠蔽部の片面に設けられた粘着剤層を有し、
前記情報記入部と中間部との境界、及び隠蔽部と中間部との境界は、各々切り取り可能な切断線とされており、
前記隠蔽部は、第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分され、前記第2の隠蔽部が前記第1の隠蔽部との境界にて折り返され、前記粘着剤層を介して前記第1の隠蔽部に剥離可能に貼着されていることを特徴とする隠蔽式シート。
[4] 情報記入部と隠蔽部とこれらの間に存する中間部に区分される基材と、前記基材の隠蔽部の片面に設けられた粘着剤層を有し、
前記情報記入部と中間部との境界、及び隠蔽部と中間部との境界は、各々切り取り可能な切断線とされており、
前記隠蔽部は、前記中間部との境界にて折り返され、前記粘着剤層を介して前記中間部に剥離可能に貼着されていることを特徴とする隠蔽式シート。
[5] 前記基材の隠蔽部内に、所定形状を輪郭付ける打ち抜きが形成されている[1]〜[4]のいずれかに記載の隠蔽式シート。
[6] 情報記入部と隠蔽部とこれらの間に存する中間部に区分される基材と、前記基材の隠蔽部の片面に設けられた粘着剤層を有し、
前記情報記入部と中間部との境界は切り取り可能な切断線とされており、
前記隠蔽部は、前記中間部との境界にて折り返され、前記粘着剤層を介して前記中間部に剥離可能に貼着され、
前記隠蔽部内に所定形状を輪郭付ける打ち抜きが形成されていることを特徴とする隠蔽式シート。
[7] 前記隠蔽部内に1以上の切り取り可能な切断線が設けられ、該隠蔽部が2以上の部分に分離可能とされている[1]〜[6]のいずれかに記載の隠蔽式シート。
[8] 前記粘着剤層が、粘着性微粒子および/または非粘着性微粒子と、バインダと、タッキファイヤとを含有する[1]〜[7]のいずれかに記載の隠蔽式シート。
本発明の隠蔽式シートは、簡単な工程で製造できるにもかかわらず、任意の場所を隠蔽できる。
「第1実施形態」
(形態)
図1〜3を用いて、本発明の隠蔽式シートの第1実施形態について説明する。なお、図1は本実施形態の隠蔽式シートAの表面図、図2は裏面図、図3は図1のIII-III断面図である。図1〜3に示すように、本実施形態の隠蔽式シートAは、基材10aと粘着剤層20aで概略構成されている。
図1、2に示すように、基材10aは、情報記入部30aと隠蔽部40aに区分されており、情報記入部30aと隠蔽部40aとの境界には、ミシン目50aが設けられている。情報記入部30aの表面には、印刷枠31aにより仕切られた情報記入欄32aが設けられている。
図3に示すように、隠蔽部40aは、ミシン目50aと平行に区分された略合同の二つの領域である第1隠蔽部41a(ミシン目50a側)と第2隠蔽部42a(ミシン目50aと離間する側)を有しており、第2隠蔽部42aは境界部43aで折り返されて、隠蔽部40aの片面に設けられた粘着剤層20aを介して第1隠蔽部41aに剥離可能に貼着している。
図3に示すように、粘着剤層20aは、第1隠蔽部41aに設けられた第1粘着剤層21aと、第2隠蔽部42aに設けられた第2粘着剤層22aとからなり、第1粘着剤層21aと第2粘着剤層22aとは、互いに重ならないように、ミシン目50aと平行に交互に配置されている。
(基材10a)
基材10aとしては、例えば、紙類、フィルム類等を使用できる。紙類としては、キャストコート紙、アート紙、コート紙、上質紙、クラフト紙、グラシン紙等が挙げられ、フィルム類としては、ポリプロピレンやポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル等の各種高分子フィルムが挙げられる。また、蒸着紙、合成紙、布、不織布等も使用できる。さらに、これらが複数積層した積層体などを適宜採用することができる。
基材10aとして、炭酸カルシウムが含まれるものを用いた場合は、隠蔽部40aより大きい範囲で情報記入欄32aの表面側に目止め層を設けることが好ましい。
隠蔽部40aは、高い隠蔽性を有していることが好ましい。隠蔽性を高めるためには、例えば、基材10a全体に酸化チタンなどの不透明化剤を添加したり、塗布したりする方法、隠蔽部40aの粘着剤層20aと反対側表面に、銀色、黒色、濃紺色等の濃色系の着色フィルムや濃色系の色付き紙を貼り合わせる方法などを適宜採用できる。
(粘着剤層20a)
また、粘着剤層20aは再剥離・再貼着性粘着剤からなる。再剥離・再貼着性粘着剤としては再剥離性かつ再貼着性を有するものであれば特に限定されない。再剥離・再貼着性粘着剤の中でも、粘着性と再剥離性のバランスに優れることから、粘着剤である粘着性微粒子および/または非粘着性微粒子と、バインダと、タッキファイヤとを含有する再剥離・再貼着性粘着剤(A)が好ましい。
以下、再剥離・再貼着性粘着剤(A)を構成する粘着性微粒子、バインダ、タッキファイヤ等について詳述する。
[粘着性微粒子]
粘着性微粒子はそれ自体が粘着性を有する微粒子であれば特に制限されないが、物性のバランスから、アクリル系共重合体からなることが好ましい。
アクリル系共重合体からなる粘着性微粒子としては、例えば、特開2000−281988号公報による方法で得られる粘着性微粒子が挙げられる。すなわち、(a)一般式 CH=CHCOOR(但し、Rは炭素数4〜10の直鎖または分岐アルキル基を表す)で示されるアクリル酸エステル系単量体60〜100質量%、(b)カルボキシル基を有する不飽和単量体0〜10質量%、(c)前記単量体(a)および(b)と共重合可能なその他の不飽和単量体0〜40質量%、を共重合して得たアクリル系共重合体微粒子が挙げられる。
アクリル酸エステル単量体(a)は、式CH2=CHCOOR1 で表されるアクリル酸エステルであり、そのR1は炭素数4〜10の直鎖もしくは分岐アルキル基を示し、そのような基R1の例としては、n−ブチル基、i−ブチル基、n−ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、n−オクチル基、i−オクチル基、n−ノニル基、i−ノニル基、n−デシル基などを挙げることができる。
このようなアクリル酸エステルの具体例としては、n−ブチルアクリレート、i−ブチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、i−オクチルアクリレート、n−ノニルアクリレート、i−ノニルアクリレート、n−デシルアクリレートなどを例示できる。これらのうち、n−ブチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、i−オクチルアクリレート、n−ノニルアクリレート、i−ノニルアクリレート等の使用が好ましい。
アクリル酸エステル単量体(a)であるアクリル酸エステルの使用量は(a)〜(c)の合計100質量%中、60〜100質量%であることが好ましく、70〜100質量%であることがより好ましい。アクリル酸エステル単量体(a)の量が60質量%以上であれば、粘着力と凝集力のバランスが優れる。
カルボキシル基を含有する単量体(b)としては、α,β−不飽和モノマーもしくはジ−カルボン酸単量体を挙げることができ、炭素数3〜5のα,β−不飽和モノマーもしくはジ−カルボン酸単量体の使用が好ましい。このような単量体の具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸などを例示できる。これらの中では、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸の使用がより好ましい。
カルボキシル基を含有する単量体(b)の使用量は、(a)〜(c)の合計100質量%中、0〜10質量%であることが好ましく、0.5〜5質量%であることがより好ましい。カルボキシル基を含有する単量体(b)を前記範囲内で含有すれば、微粒子分散液の機械安定性および凝集力が優れる上に、粘着性および耐水性を良好に保持できる。
その他の不飽和単量体(c)としては特に制限されず、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、i−プロピル(メタ)アクリレート等のアルキル基の炭素数が1〜3の(メタ)アクリル酸エステル、ジメチルマレート、ジ−n−ブチルマレート、ジ−2−エチルヘキシルマレート、ジ−n−オクチルマレート、ジメチルフマレート、ジ−n−ブチルフマレート、ジ−2−エチルヘキシルフマレート、ジ−n−オクチルフマレート等のマレイン酸エステルもしくはフマル酸エステル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル等の飽和脂肪酸ビニルエステル類、スチレン、ビニルトルエン、アクリロニトリルなど、また、アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、アミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジエチルアミノエチルアクリレート、アミノエチルメタクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、ビニルメルカプタン、アリルメルカプタン、(ポリ)エチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、アリルアクリレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフタレート、ジビニルベンゼン、(ポリ)エチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、アリルメタクリレート等のアミド基もしくは置換アミド基、アミノ基もしくは置換アミノ基、水酸基、エポキシ基、メルカプト基、ラジカル重合性不飽和基などの官能性基を1分子中に少なくとも1個含有する不飽和単量体などが挙げられる。
その他の不飽和単量体(c)の使用量は、(a)〜(c)の合計100質量%中、0〜40質量%であることが好ましく、0〜25質量%であることがより好ましい。その他の不飽和単量体(c)の使用量は、該単量体の種類によっても変わり得るので一義的に使用量は決められないが、接着力とタックのバランスおよびこれらと凝集力とのバランスなどを所望に応じて調整するのに役立つので、そのような目的に合致するように前記範囲量で適宜選択することが好ましい。なお、その他の不飽和単量体(c)の使用量が40質量%を超えると粘着性が過小となり初期接着性が低くなる傾向にある。
アクリル系共重合体のガラス転移温度(以下、Tgという。)は、10℃以下であることが好ましく、−20〜−70℃であることがより好ましい。Tgが10℃を超えると、微粒子の貯蔵弾性率が高くなり過ぎる。
粘着性微粒子としては、そのゲル分率が80〜95質量%であるものが好ましい。ここで、ゲル分率とは、微粒子の所定量W(約1g)をTHF中に室温で1日間撹拌浸漬した後取り出し、2時間風乾しさらに100℃で1時間乾燥する。乾燥後の質量Wを測定して、ゲル分率=(W/W)×100(%)として求められる値である。測定対象の微粒子とは、後述の粘着性微粒子の懸濁重合液または粘着性微粒子を含有してなる粘着性微粒子とバインダ、タッキファイヤ等の混合物を脱イオン水にて希釈後、東洋濾紙(株)製定性濾紙No.101により濾過分離し乾燥されたものをいう。
ゲル分率が80%未満では、粘着性微粒子の強度が弱く、外圧により扁平化し、品質低下が発生し、製品保存安定性が低下する。また、95%を超えると、粘着微粒子の強度が強すぎて、粘着性が低くなる傾向にある。
また、粘着性微粒子の数平均粒子径は10〜50μmであることが好ましく、20〜50μmがより好ましい。
粘着性微粒子の平均粒子径が10μm以上であれば、粘着剤層12a,12b表面に凹凸が形成されて再剥離性がより向上し、50μm以下であれば優れた接着性を維持できる。
ここで、平均粒子径は、数平均粒子径であり、例えば、粘着性微粒子の電子顕微鏡写真からランダムに100個程度の微粒子を選び、粒子径を測ってその平均値を求めることができる。粒子が真球でない場合は、長径と短径を求め、その平均値をその粒子の粒子径と仮定すればよい。
粘着性微粒子としては、糊残りが少なく、被着体との密着性が優れるので、ゲル分率又は平均粒子径の異なる2種以上の粘着微粒子の混合物であることが好ましい。具体的には、平均粒子径が10〜50μmであって、ゲル分率が80〜95%の範囲内で互いに5%以上異なる2種以上の粘着性微粒子の混合物が好ましい。または、ゲル分率が80〜95%であって、平均粒子径が10〜50μmの範囲内で互いに5μm以上異なる2種以上の粘着性微粒子の混合物であることが好ましい。
非粘着性微粒子としては、例えば、炭酸カルシウム粒子、ケイ酸アルミニウム粒子、タルク粒子、ホワイトカーボン粒子、サラン中空球、セルロースパウダー等の微小粒子又は微粉末を用いることができる。これらの非粘着性微粒子は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
[バインダ]
バインダとしては、例えば、天然ゴムや合成ゴムをベースにしたゴム系、またアクリル系、SBR系、シリコーン系等の合成樹脂をベースにしたものが挙げられる。形態としてはエマルジョン型、溶剤型、無溶剤型などがあり、いずれのタイプでもよいが、中でも粘着性、耐久性および価格面から水性エマルジョン型のアクリル系粘着剤で、Tgが−30〜−10℃のものが粘着性の面から好ましい。Tgを−30℃以上とすることで糊残りを防止でき、−10℃以下とすることで粘着剤層12a,12bの柔軟性を確保することができる。
バインダの量は粘着性微粒子100質量部に対して、5〜40質量部であることが好ましく、5〜35質量部であることがより好ましく、5〜30質量部であることが特に好ましい。バインダの量が粘着性微粒子100質量部に対して40質量部以下であれば、粘着性を向上させることができる。
[タッキファイヤ]
タッキファイヤは、再剥離・再貼着性粘着剤(A)の初期接着性を向上させるために使用される。
タッキファイヤとしては、例えば、石油樹脂、天然樹脂またはそれらの誘導体などが挙げられる。石油樹脂、天然樹脂またはそれらの誘導体とは、例えば、ポリテルペン系樹脂、テルペン変性体等のテルペン系樹脂;例えば、脂肪族系炭化水素樹脂、シクロペンタジエン樹脂、芳香族系石油樹脂等の石油系樹脂;例えば、ロジン、ロジンエステル、水添ロジンエステル等のロジン系樹脂;その他、フェノール樹脂、スチレン樹脂、キシレン樹脂等を例示することができる。これらの中でも、石油系樹脂、ロジン系樹脂またはテルペン系樹脂が好ましい。
タッキファイヤの軟化点は、70〜180℃であることが好ましく、100〜160℃であることがより好ましく、120〜150℃であることが特に好ましい。また、タッキファイヤの質量平均分子量(Mw)が、5000以下であることが好ましく、2000〜4000であることがより好ましい。
また、タッキファイヤは、水系媒体中において安定に分散されるものが好ましく、水系媒体中の体積平均粒子径が0.4μm以下になるものが好ましく、0.05〜0.35μmになるものがより好ましい。
タッキファイヤの量は前記粘着性微粒子100質量部に対して0.1〜20質量部であることが好ましく、0.5〜10質量部であることがより好ましい。タッキファイヤの量が粘着性微粒子100質量部に対して0.1質量部以上であれば、優れた初期接着性を有し、かつ、外圧が長期間加わった状態でも性能低下しにくい。一方、20質量部以下である場合にも、外圧が長期間加わった状態でも性能低下しにくい。
[架橋剤]
再剥離・再貼着性粘着剤(A)には架橋剤が含まれても構わない。
架橋剤としては、従来公知のものが使用できる。例えば、グリシジル化合物、イソシアネート化合物、オキサゾリン基含有化合物、カルボジイミド基を1つ以上有する化合物、Mg2+、Ca2+、Zn2+、Al3+などを含むイオン性架橋剤(例えば酢酸亜鉛、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム等)などが挙げられる。
架橋剤は1種を単独で用いてもよいし、2種類以上併用しても構わない。
グリシジル化合物としては、例えば、(ポリ)エチレングリコールグリシジルエーテル、(ポリ)プロピレングリコールグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ジブロモネオペンチルグリコールグリシジルエーテル、o−フタル酸ジグリシジルエーテル、グリセリンポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、ペンタエリストールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル等が挙げられる。
イソシアネート化合物としては、例えば、1,2−エチレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,12−ドデカンジイソシアネート、シクロブタン−1,3−ジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、ジシクロヘキシル−2,4’−ジイソシアネート、ジシクロヘキシル4,4’−ジイソシアネート、キシレンジイソシアネート等が挙げられる。また、これらイソシアネート化合物と、例えば、青酸、マロン酸ジエステル、アセチルアセトン、1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾロン、ヒドロキシルアミン、アリールメルカプタン、カプロラクタム、ピロカテコール、脂肪族メルカプタン、モノメチルアニリン、ジフェニルアミン、フェノール等の活性水素化合物との付加体であるイソシアネート再生体等であってもよい。
カルボジイミド基を1つ以上有する化合物としては、例えば、ジシクロヘキシルメタンカルボジイミド、ジシクロヘキシルカルボジイミド、テトラメチルキシリレンカルボジイミド、ウレア変性カルボジイミド等が挙げられる。
ただし、再剥離・再貼着性粘着剤(A)を塗布した直後に第2隠蔽部42aを第1隠蔽部41aに貼着する場合には、再剥離・再貼着性粘着剤(A)が架橋剤を含まないことが好ましい。架橋剤を含む再剥離・再貼着性粘着剤(A)を塗布した直後に、第2隠蔽部42aを第1隠蔽部41aに貼着すると、隣接する第1粘着剤層21aと第2粘着剤層22aとの再剥離・再貼着性粘着剤同士で架橋が進み、第1隠蔽部41aと第2隠蔽部42aとを剥離する際の剥離が重くなることがある。
再剥離・再貼着性粘着剤には、必要に応じて他の助剤を添加してもよい。他の助剤としては、増粘剤、pH調整剤、消泡剤、防腐防黴剤、顔料、無機充填剤、安定剤、濡れ剤、湿潤剤などが挙げられる。
(製造方法)
隠蔽式シートAの製造方法の一例を、図4を用いて説明する。まず、基材10aにミシン目50aを作成し、基材10aを情報記入部30aと隠蔽部40aに区分する。また、隠蔽部40aの境界部43aに、容易に折曲できるようにスジ押しを施す。次に情報記入部30aに、印刷枠31aを印刷して情報記入欄32aを設ける。
次に、隠蔽部40aに再剥離・再貼着性粘着剤をパターン状に塗工して、粘着剤層20aを設ける。本実施形態の粘着剤層20aのパターンは、ミシン目50aと平行でかつ等間隔の縞状なパターンである。第1隠蔽部41aの第1粘着剤層21aと、第2隠蔽部42aの第2粘着剤層22aとが、境界部43aで折り返したときに、重ならないように塗工する。ただし、塗工誤差の範囲内で一部同士が重なっていても構わない。
そして、境界部43aで、粘着剤層20aを内側として折り返すことにより、図1〜3に示した隠蔽式シートAが得られる。
再剥離・再貼着性粘着剤を塗布する塗布装置としては、例えば、ロールコーター、リバースロールコーター、ナイフコーター、エアーナイフコーター、バーコーター、スロットダイコーター、リップコーター、グラビアコーター、リバースグラビアコーター等が挙げられ、また、フレキソ印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷等の印刷機も適用できる。
再剥離・再貼着性粘着剤の塗工量は、乾燥質量で3〜30g/mであることが好ましく、5〜20g/mであることがより好ましい。塗工量が3g/m以上であれば、得られる粘着剤層20aの接着性能が優れたものとなり、30g/m以下であれば粘着剤層20a表面に凹凸が形成されやすく、再剥離性により優れる。
このような製造方法によれば、単一の基材10aに、ミシン目作成、印刷、塗工、折り曲げ等の加工を施すだけで隠蔽式シートAが得られるので、低コストで生産でき、量産化にも適している。
(使用方法)
本実施形態の隠蔽式シートAは、情報記入欄32aに秘匿情報を記入した後、ミシン目50aを切り離し、図5に示すように隠蔽部40aを情報記入部30aから分離する。そして、分離した隠蔽部40aを、第2隠蔽部42aを第1隠蔽部41aから引きはがすことにより開き、第1粘着剤層21a及び第2粘着剤層22aを露出させる。
次いで。隠蔽部40aの露出した第1粘着剤層21a及び第2粘着剤層22a側を情報記入欄32aに接触させることにより、隠蔽部40aを貼着して、図6に示すように秘匿情報を隠蔽した状態とすることができる。そして、この図6の状態で、秘匿情報を開示すべき受領者に届ければ、受領者は、隠蔽部40aを情報記入部30aから剥離することによって、秘匿情報を入手できる。
隠蔽式シートAは、情報記入部30aをはがきとして作成すれば、以下のように利用できる。まず、企業が隠蔽シートAを顧客に郵送する。受領した顧客は、情報記入欄32aその他に必要事項を記入した後、隠蔽部40aと情報記入部30aとを分離し、情報記入欄32aに隠蔽部40aを貼着する。そして、この隠蔽した状態で、顧客が情報記入部30a(はがき)を企業に返送する。企業は、受領した情報記入部30a(はがき)から、貼着された隠蔽部40aを剥離することにより、顧客の秘匿情報を入手することができる。
本実施形態の隠蔽部40aは情報記入部30aから分離できるので、情報記入欄32aの位置に制約がない。
「第2実施形態」
(形態)
図7〜9を用いて、本発明の隠蔽式シートの第2実施形態について説明する。なお、図7は本実施形態の隠蔽式シートBの表面図、図8は裏面図、図9は図7のIX-IX断面図である。図7〜9に示すように、本実施形態の隠蔽式シートBは、基材10bと粘着剤層20bで概略構成されている。
図7、8に示すように、基材10bは、情報記入部30bと隠蔽部40bに区分されており、情報記入部30bと隠蔽部40bとの境界には、ミシン目51bが設けられている。情報記入部30bの表面には、印刷枠31bにより仕切られた情報記入欄32bと、印刷枠33bにより仕切られた情報記入欄34bが設けられている。
図9に示すように、隠蔽部40bは、ミシン目51bと平行に区分された略合同の二つの領域である第1隠蔽部41b(ミシン目51b側)と第2隠蔽部42b(ミシン目51bと離間する側)を有しており、第1隠蔽部41bと第2隠蔽部42bとの境界には、ミシン目52bが設けられている。第2隠蔽部42bはミシン目52bで折り返されて、隠蔽部40bの片面に設けられた粘着剤層20bを介して第1隠蔽部41bに剥離可能に貼着している。
また、第2隠蔽部42bには、図7に示すように、略矩形状の形状を輪郭付ける打ち抜き45bが形成されている。
図9に示すように、粘着剤層20bは、第1隠蔽部41bに設けられた第1粘着剤層21bと、第2隠蔽部42bに設けられた第2粘着剤層22bとからなり、第1粘着剤層21bと第2粘着剤層22bとは、互いに重ならないように、ミシン目51b、52bと平行に交互に配置されている。
基材10bとしては第1実施形態の基材10aと、隠蔽部40bとしては第1実施形態の隠蔽部40aと、粘着剤層20bとしては第1実施形態の粘着剤層20aと、各々同様のものが使用できる。
(製造方法)
隠蔽式シートBの製造方法の一例を、図10を用いて説明する。まず、基材10bにミシン目51b、52bを作成し、基材10bを情報記入部30bと隠蔽部40bに区分すると共に、隠蔽部40bを第1隠蔽部41bと第2隠蔽部42bに区分する。次に情報記入部30bに、印刷枠31b、33bを印刷して情報記入欄32b、34bを設ける。
次に、隠蔽部40bに再剥離・再貼着性粘着剤をパターン状に塗工して、粘着剤層20bを設ける。本実施形態の粘着剤層20bのパターンは、ミシン目51b、52bと平行でかつ等間隔の縞状なパターンである。第1隠蔽部41bの第1粘着剤層21bと、第2隠蔽部42bの第2粘着剤層22bとが、ミシン目52bで折り返したときに、重ならないように塗工する。ただし、塗工誤差の範囲内で一部同士が重なっていても構わない。
そして、ミシン目52bで、粘着剤層20bを内側として折り返し、その後打ち抜き45bを作成することにより、図7〜9に示した隠蔽式シートBが得られる。
再剥離・再貼着性粘着剤を塗布する塗布装置としては、第1実施形態と同様のものを使用することができる。再剥離・再貼着性粘着剤の塗工量は、第1実施形態と同様にすることができる。
このような製造方法によれば、単一の基材10bに、ミシン目作成、印刷、塗工、折り曲げ等の加工を施すだけで隠蔽式シートBが得られるので、低コストで生産でき、量産化にも適している。
(使用方法)
本実施形態の隠蔽式シートBは、情報記入欄32b、34bに秘匿情報を記入した後、ミシン目51bを切り離し、図11に示すように隠蔽部40bを情報記入部30bから分離する。
次いで、分離した隠蔽部40bの第2隠蔽部42bの内、打ち抜き45bで輪郭付けられた部分を第1隠蔽部41bから剥離し、隠蔽片43bを得る。この隠蔽片43bの裏面に露出した第2粘着剤層22b側を情報記入欄32bに接触させることにより、隠蔽片43bを貼着して、図12に示すように情報記入欄32bの秘匿情報を隠蔽した状態とすることができる。
次いで、第2隠蔽部42bの内、隠蔽片43bの残部44bを、第1隠蔽部41bから剥離すると共にミシン目52bを切り取り、第2隠蔽部42bから分離した第1隠蔽部41bを得る。この第1隠蔽部41bの裏面に露出した第1粘着剤層21b側を情報記入欄34bに接触させることにより、第1隠蔽部41bを貼着して、図12に示すように情報記入欄34bの秘匿情報を隠蔽した状態とすることができる。
そして、この図12の状態で、秘匿情報を開示すべき受領者に届ければ、受領者は、隠蔽片43bと第1隠蔽部41bを情報記入部30bから剥離することによって、秘匿情報を入手できる。
隠蔽式シートBは、情報記入部30bをはがきとして作成すれば、第1実施形態で情報記入部30aをはがきとして作成した場合と同様にして利用できる。
本実施形態の隠蔽片43bと第1隠蔽部41bは、情報記入部30bから分離できるので、情報記入欄の位置に制約がない。また、隠蔽片43bと第1隠蔽部41bとを分離し、各々独立して使用できるので、離間した2カ所の情報記入欄を隠蔽できる。
本実施形態の隠蔽片43bは情報記入部30bよりも幅が狭いため、貼着した際はみ出しにくい。また、隠蔽片43bは、情報記入欄をカバーできる範囲で、意匠性を考慮して任意の形状、大きさとすることができる。
「第3実施形態」
(形態)
図13〜15を用いて、本発明の隠蔽式シートの第3実施形態について説明する。なお、図13は本実施形態の隠蔽式シートCの表面図、図14は裏面図、図15は図13のXV- XV断面図である。図13〜15に示すように、本実施形態の隠蔽式シートCは、基材10cと粘着剤層20cで概略構成されている。
図13、14に示すように、基材10cは、情報記入部30cと情報記入部30cよりも幅の狭い隠蔽部40cに区分されている。図15に示すように、情報記入部30cと隠蔽部40cとの境界には、ミシン目51cが設けられており、隠蔽部40cはミシン目51cで折り返されて、隠蔽部40cの片面全体に設けられた粘着剤層20cを介して情報記入部30cに剥離可能に貼着している。
情報記入部30cの表面には、印刷枠31cにより仕切られた情報記入欄32cと、印刷枠33cにより仕切られた情報記入欄34cが設けられている。
図13、15に示すように、隠蔽部40cは、ミシン目51cと平行に区分された二つの領域である第1隠蔽部41c(ミシン目51c側)と第2隠蔽部42c(ミシン目51cと離間する側)を有しており、第1隠蔽部41cと第2隠蔽部42cとの境界には、ミシン目52cが設けられている。
基材10cとしては第1実施形態の基材10aと、隠蔽部40cとしては第1実施形態の隠蔽部40aと、粘着剤層20cとしては第1実施形態の粘着剤層20aと、各々同様のものが使用できる。
なお、基材10cの隠蔽部40cが貼着している部分の表面には、剥離処理が施されていてもよい。
(製造方法)
隠蔽式シートCの製造方法の一例を、図16を用いて説明する。まず、基材10cにミシン目51c、52cを作成し、基材10cを情報記入部30cと隠蔽部40cに区分すると共に、隠蔽部40cを第1隠蔽部41cと第2隠蔽部42cに区分する。次に情報記入部30cに、印刷枠31c、33cを印刷して情報記入欄32c、34cを設ける。
次に、隠蔽部40cの片面全体に再剥離・再貼着性粘着剤を塗工して、粘着剤層20cを設ける。そして、ミシン目51cで、粘着剤層20cを内側として折り返すことにより、図13〜15に示した隠蔽式シートCが得られる。
再剥離・再貼着性粘着剤を塗布する塗布装置としては、第1実施形態と同様のものを使用することができる。再剥離・再貼着性粘着剤の塗工量は、第1実施形態と同様にすることができる。
このような製造方法によれば、単一の基材10cに、ミシン目作成、印刷、塗工、折り曲げ等の加工を施すだけで隠蔽式シートCが得られるので、低コストで生産でき、量産化にも適している。
(使用方法)
本実施形態の隠蔽式シートCは、情報記入欄32c、34cに秘匿情報を記入した後、図17に示すよう第2隠蔽部42cを情報記入部30cから剥離しつつミシン目52cを切り取って分離する。この第2隠蔽部42cの裏面に露出した粘着剤層20c側を情報記入欄32cに接触させることにより、第2隠蔽部42cを貼着して、図18に示すように情報記入欄32cの秘匿情報を隠蔽した状態とすることができる。
次いで、第1隠蔽部41cを情報記入部30cから剥離しつつミシン目51cを切り取って分離する。この第1隠蔽部41cの裏面に露出した粘着剤層20c側を情報記入欄34cに接触させることにより、第1隠蔽部42cを貼着して、図18に示すように情報記入欄34cの秘匿情報を隠蔽した状態とすることができる。
そして、この図18の状態で、秘匿情報を開示すべき受領者に届ければ、受領者は、第1隠蔽部41cと第2隠蔽部42cを情報記入部30cから剥離することによって、秘匿情報を入手できる。
隠蔽式シートCは、情報記入部30cをはがきとして作成すれば、第1実施形態で情報記入部30aをはがきとして作成した場合と同様にして利用できる。
本実施形態の第1隠蔽部41cと第2隠蔽部42cは、情報記入部30cから分離できるので、情報記入欄の位置に制約がない。また、第1隠蔽部41cと第2隠蔽部42cとを分離し、各々独立して使用できるので、離間した2カ所の情報記入欄を隠蔽できる。
また、本実施形態の第1隠蔽部41cと第2隠蔽部42cは情報記入部30cよりも幅が狭いため、貼着した際はみ出しにくい。
「第4実施形態」
(形態)
図19、20を用いて、本発明の隠蔽式シートの第4実施形態について説明する。なお、図19は本実施形態の隠蔽式シートDの表面図、図20は裏面図である。図19のIII-III断面図は、第1実施形態に係る図3とほぼ同等であるため、情報記入部30aを中間部60dと、隠蔽部40aを隠蔽部40dと、境界部43aを境界部43dと、粘着剤層20aを粘着剤層20dと、ミシン目50aをミシン目51dと、各々読み替えて図3を援用する。図19、20、3に示すように、本実施形態の隠蔽式シートDは、基材10dと粘着剤層20dで概略構成されている。
図19、20に示すように、基材10dは、情報記入部30dと、情報記入部30dに連設され、これとほぼ合同の中間部60dと、中間部60dに連設され、これよりも幅の狭い隠蔽部40dに区分されており、中間部60dと隠蔽部40dとの境界にはミシン目51dが、情報記入部30cと中間部60dとの間にはミシン目52dが設けられている。
情報記入部30dの表面には、印刷枠31dにより仕切られた情報記入欄32dが設けられている。基材10dとしては第1実施形態の基材10aと同様のものが使用できる。
隠蔽部40dと粘着剤層20dは、幅が狭く形成されている他は、第1実施形態の隠蔽部40a、粘着剤層20aと同じ構成であるので、詳細な説明を省略する。
(製造方法)
隠蔽式シートDの製造方法の一例を、図21を用いて説明する。まず、基材10dにミシン目51d、52dを作成し、基材10dを情報記入部30dと、中間部60dと、隠蔽部40dに区分する。また、隠蔽部40dの境界部43dに、容易に折曲できるようにスジ押しを施す。次に情報記入部30dに、印刷枠31dを印刷して情報記入欄32dを設ける。
次に、隠蔽部40dの片面に、隠蔽部40aと同様に再剥離・再貼着性粘着剤をパターン状に塗工して、粘着剤層20dを設ける。そして、境界部43dで、粘着剤層20dを内側として折り返すことにより、図19、20、3に示した隠蔽式シートDが得られる。
再剥離・再貼着性粘着剤を塗布する塗布装置としては、第1実施形態と同様のものを使用することができる。再剥離・再貼着性粘着剤の塗工量は、第1実施形態と同様にすることができる。
このような製造方法によれば、単一の基材10dに、ミシン目作成、印刷、塗工、折り曲げ等の加工を施すだけで隠蔽式シートDが得られるので、低コストで生産でき、量産化にも適している。
(使用方法)
本実施形態の隠蔽式シートDは、情報記入欄32dに秘匿情報を記入した後、ミシン目51d、52dを切り離し、図22に示すように隠蔽部40dと情報記入部30dを中間部60dから分離する。そして、第1実施形態と同様に分離した隠蔽部40dを開いて、情報記入欄32dに貼着して、図23に示すように秘匿情報を隠蔽した状態とすることができる。そして、この図23の状態で、秘匿情報を開示すべき受領者に届ければ、受領者は、隠蔽部40dを情報記入部30dから剥離することによって、秘匿情報を入手できる。
隠蔽式シートDは、情報記入部30dをはがきとして作成すれば、第1実施形態で情報記入部30aをはがきとして作成した場合と同様にして利用できる。また、中間部は、パンフレット等として利用できる。
本実施形態の隠蔽部40dは中間部60dから分離できるので、情報記入欄32aの位置に制約がない。
また、本実施形態の隠蔽部40dは情報記入部30dよりも幅が狭いため、貼着した際はみ出しにくい。
「第5実施形態」
(形態)
図24、25を用いて、本発明の隠蔽式シートの第5実施形態について説明する。なお、図24は本実施形態の隠蔽式シートEの表面図、図25は裏面図である。図24のXV-XV断面図は、第3実施形態に係る図15とほぼ同等であるため、情報記入部30cを中間部60eと、隠蔽部40cを隠蔽部40eと、粘着剤層20cを粘着剤層20dと、ミシン目51cをミシン目51eと、各々読み替え、また、ミシン目52cは削除して図15を援用する。図24、25、15に示すように、本実施形態の隠蔽式シートEは、基材10eと粘着剤層20eで概略構成されている。
図24、25に示すように、基材10eは、情報記入部30eと、情報記入部30eに連設され、これとほぼ合同の中間部60eと、中間部60eに連設され、これよりも幅の狭い隠蔽部40eに区分されている。図15に示すように、情報記入部30eと隠蔽部40eとの境界には、ミシン目51eが設けられており、隠蔽部40eはミシン目51eで折り返されて、隠蔽部40eの片面全体に設けられた粘着剤層20eを介して中間部60eに剥離可能に貼着している。情報記入部30eと中間部60eとの間には、ミシン目52eが設けられている。
情報記入部30eの表面には、印刷枠31eにより仕切られた情報記入欄32eが設けられている。基材10eとしては第1実施形態の基材10aと同様のものが使用できる。
隠蔽部40eと粘着剤層20eは、幅が狭く形成されている他は、第3実施形態の隠蔽部40c、粘着剤層20cと同じ構成であるので、詳細な説明を省略する。
(製造方法)
隠蔽式シートEの製造方法の一例を、図26を用いて説明する。まず、基材10eにミシン目51e、52eを作成し、基材10eを情報記入部30eと、中間部60eと、隠蔽部40eに区分する。次に情報記入部30eに、印刷枠31eを印刷して情報記入欄32eを設ける。
次に、隠蔽部40eの片面全面に、隠蔽部40cと同様に再剥離・再貼着性粘着剤を塗工して、粘着剤層20eを設ける。そして、ミシン目51eで、粘着剤層20eを内側として折り返すことにより、図24、25、15に示した隠蔽式シートEが得られる。
再剥離・再貼着性粘着剤を塗布する塗布装置としては、第1実施形態と同様のものを使用することができる。再剥離・再貼着性粘着剤の塗工量は、第1実施形態と同様にすることができる。
このような製造方法によれば、単一の基材10eに、ミシン目作成、印刷、塗工、折り曲げ等の加工を施すだけで隠蔽式シートEが得られるので、低コストで生産でき、量産化にも適している。
(使用方法)
本実施形態の隠蔽式シートEは、情報記入欄32eに秘匿情報を記入した後、ミシン目52eを切り離し、図27に示すように情報記入部30eを中間部60eから分離する。そして、隠蔽部40eを中間部60eから剥離しつつミシン目51eを切り取って分離する。この隠蔽部40eの裏面に露出した粘着剤層20e側を情報記入欄32eに接触させることにより、隠蔽部40aを貼着して、図28に示すように情報記入欄32eの秘匿情報を隠蔽した状態とすることができる。
そして、この図28の状態で、秘匿情報を開示すべき受領者に届ければ、受領者は、隠蔽部40eを情報記入部30eから剥離することによって、秘匿情報を入手できる。
隠蔽式シートEは、情報記入部30eをはがきとして作成すれば、第1実施形態で情報記入部30aをはがきとして作成した場合と同様にして利用できる。また、中間部は、往信のはがきやパンフレット等として利用できる。
本実施形態の隠蔽部40eは中間部60eから分離できるので、情報記入欄32eの位置に制約がない。
また、本実施形態の隠蔽部40eは情報記入部30eよりも幅が狭いため、貼着した際はみ出しにくい。
「第6実施形態」
(形態)
図29、30を用いて、本発明の隠蔽式シートの第6実施形態について説明する。なお、図29は本実施形態の隠蔽式シートFの表面図、図30は裏面図である。図29のXV-XV断面図は、第3実施形態に係る図15とほぼ同等であるため、情報記入部30cを中間部60fと、隠蔽部40cを隠蔽部40fと、粘着剤層20cを粘着剤層20fと、ミシン目51cは境界部55fと、各々読み替え、また、ミシン目52cは削除して図15を援用する。図29、30、15に示すように、本実施形態の隠蔽式シートFは、基材10fと粘着剤層20fで概略構成されている。
図29、30に示すように、基材10fは、情報記入部30fと、情報記入部30fに連設され、これとほぼ合同の中間部60fと、中間部60fに連設された隠蔽部40fに区分されている。図15に示すように、隠蔽部40fは中間部60fとの境界である境界部55fで折り返されて、隠蔽部40fの片面全体に設けられた粘着剤層20fを介して中間部60fに剥離可能に貼着している。情報記入部30fと中間部60fとの間には、ミシン目50fが設けられている。
情報記入部30fの表面には、印刷枠31fにより仕切られた情報記入欄32fが設けられている。また、情報記入部30fの裏面には、印刷枠33fにより仕切られた情報記入欄34fが設けられている。
隠蔽部42fには、図29に示すように、略矩形状の形状を輪郭付ける打ち抜き45fと、略円形状の形状を輪郭付ける打ち抜き46fとが形成されている。
基材10fとしては第1実施形態の基材10aと、粘着剤層20fとしては第1実施形態の粘着剤層20aと、各々同様のものが使用できる。
(製造方法)
隠蔽式シートFの製造方法の一例を、図31を用いて説明する。まず、基材10fにミシン目50fを作成し、基材10fの情報記入部30fと中間部60fを区分する。また、中間部60fと隠蔽部40fの境界部55fに、容易に折曲できるようにスジ押しを施す。次に、情報記入部30fの表面に印刷枠31fを、裏面に印刷枠33fを、各々印刷して情報記入欄32f、34fを設ける。
次に、隠蔽部40fの片面全面に、隠蔽部40cと同様に再剥離・再貼着性粘着剤を塗工して、粘着剤層20fを設ける。そして、境界部55fで、粘着剤層20eを内側として折り返す。その後打ち抜き45f、46fを作成することにより、図29、30、15に示した隠蔽式シートFが得られる。
再剥離・再貼着性粘着剤を塗布する塗布装置としては、第1実施形態と同様のものを使用することができる。再剥離・再貼着性粘着剤の塗工量は、第1実施形態と同様にすることができる。
このような製造方法によれば、単一の基材10fに、ミシン目作成、印刷、塗工、折り曲げ等の加工を施すだけで隠蔽式シートEが得られるので、低コストで生産でき、量産化にも適している。
(使用方法)
本実施形態の隠蔽式シートFは、情報記入欄32f、34fに秘匿情報を記入した後、ミシン目50fを切り離し、情報記入部30fを中間部60fから分離する。そして、隠蔽部40fの打ち抜き45fで輪郭付けられる第1隠蔽片47fを中間部60fから剥離し、図32(a)に示すように、情報記入欄32fを覆うようにして情報記入部30fの表面に貼着する。また、隠蔽部40fの打ち抜き46fで輪郭付けられる第2隠蔽片48fを中間部60fから剥離し、図32(b)に示すように、情報記入欄34fを覆うようにして情報記入部30fの裏面に貼着する。
そして、この図32(a)、(b)の状態で、秘匿情報を開示すべき受領者に届ければ、受領者は、第1隠蔽片47f、第2隠蔽片48fを情報記入部30eから剥離することによって、秘匿情報を入手できる。
隠蔽式シートFは、情報記入部30fをはがきとして作成すれば、第1実施形態で情報記入部30aをはがきとして作成した場合と同様にして利用できる。また、中間部は、往信のはがきやパンフレット等として利用できる。
本実施形態の第1隠蔽片47f、第2隠蔽片48fは中間部60eから分離できるので、情報記入欄32f、34fの位置に制約がない。
また、また、第1隠蔽片47f、第2隠蔽片48fは、情報記入欄をカバーできる範囲で、意匠性を考慮して任意の形状、大きさとすることができる。
なお、本発明の隠蔽式シートは上述した各実施形態に限定されない。
例えば、第1、第2,第4実施形態については、第1実施形態に沿って説明する以下のような変更が可能である。
第1実施形態では粘着剤層20aを、ミシン目50aと平行なストライプ状としたが、図33に示すように、ミシン目50aと直角にかつ等間隔で縞状のパターンとし、第1粘着剤層21aと第2粘着剤層22aとが同一直線状に位置しないように配置してもよい。また、図34に示すように、第1粘着剤層21aを水玉状のパターンとし、第2粘着剤層22aを水玉状の残部とするパターンとし、互いに重ならないように配置してもよい。
また、何れのパターンの場合にも、隠蔽部40aの粘着剤層20aが設けられていない部分に、剥離剤が塗布されていてもよい。また、隠蔽部40aの全面に粘着剤を塗布した上に、いわゆる糊殺しとしての被覆層をパターン形成することにより、図4、図33、図34に示すようなパターンで粘着剤層が露出するようにしてもよい。
被覆層の形成方法としては、例えば、フレキソ印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷等により、粘着剤層上にインクを用いて印刷する方法、剥離剤を塗布する方法などが挙げられる。
また、被覆層の形成方法としては、紙と紙、フィルムとフィルム、または紙とフィルムを剥離可能に接着した材料のうち、何れか一層側に所定のパターンが得られるように打ち抜きを行い、不要な部分を剥離除去した後、その層を粘着剤層20aの全面に貼合し、その後貼合面と反対側の層を除去する方法などが挙げられる。
また、第2、第3実施形態では、隠蔽部を二つに分離するためのミシン目を設けたが、これらのミシン目は省略してもよい。また、さらにミシン目を追加して、3つ以上の隠蔽片が得られる構成としてもよい。隠蔽部を区分するためのミシン目については、位置や方向が限定されない。また、ミシン目で区分された各隠蔽片は、互いの大きさや形状が同一であっても異なっていてもよい。
また、第2、第6実施形態では、打ち抜きを1つ又は2つ形成した構成としたが、さらに打ち抜きを追加し、3つ以上の隠蔽片が得られる構成としてもよい。また、他の実施形態、例えば第1実施形態に打ち抜きを形成してもよい。
また、上記各実施形態では、切り取り可能な切断線として何れもミシン目を示したが、ミシン目の他に、切溝や切り取り位置を示すガイドであってもよい。
また、上記各実施形態では、秘匿情報を記入すべき位置を明確にするため、印刷枠を印刷することにより情報記入欄を設けたが、印刷枠を設けない構成としてもよい。
第1実施形態の隠蔽式シートAの表面図である。 第1実施形態の隠蔽式シートAの裏面図である。 図1のIII−III断面図である。 第1実施形態の隠蔽式シートAの製造方法の説明図である。 第1実施形態の隠蔽式シートAの使用方法の説明図である。 第1実施形態の隠蔽式シートAの使用方法の説明図である。 第2実施形態の隠蔽式シートBの表面図である。 第2実施形態の隠蔽式シートBの裏面図である。 図7のIX−IX断面図である。 第2実施形態の隠蔽式シートBの製造方法の説明図である。 第2実施形態の隠蔽式シートBの使用方法の説明図である。 第2実施形態の隠蔽式シートBの使用方法の説明図である。 第3実施形態の隠蔽式シートCの表面図である。 第3実施形態の隠蔽式シートCの裏面図である。 図13のXV−XV断面図である。 第3実施形態の隠蔽式シートCの製造方法の説明図である。 第3実施形態の隠蔽式シートCの使用方法の説明図である。 第3実施形態の隠蔽式シートCの使用方法の説明図である。 第4実施形態の隠蔽式シートDの表面図である。 第4実施形態の隠蔽式シートDの裏面図である。 第4実施形態の隠蔽式シートDの製造方法の説明図である。 第4実施形態の隠蔽式シートDの使用方法の説明図である。 第4実施形態の隠蔽式シートDの使用方法の説明図である。 第5実施形態の隠蔽式シートEの表面図である。 第5実施形態の隠蔽式シートEの裏面図である。 第5実施形態の隠蔽式シートEの製造方法の説明図である。 第5実施形態の隠蔽式シートEの使用方法の説明図である。 第5実施形態の隠蔽式シートEの使用方法の説明図である。 第6実施形態の隠蔽式シートFの表面図である。 第6実施形態の隠蔽式シートFの裏面図である。 第6実施形態の隠蔽式シートFの製造方法の説明図である。 第6実施形態の隠蔽式シートFの使用方法の説明図である。 他の実施形態の粘着剤層を示す展開図である。 他の実施形態の粘着剤層を示す展開図である。
符号の説明
A,B,C,D,E,F 隠蔽式シート
10a,10b,10c,10d,10e,10f 基材
20a,20b,20c,20d,20e,20f 粘着剤層
30a,30b,30c,30d,30e,30f 情報記入部
40a,40b,40c,40d,40e,40f 隠蔽部
45b,45f,46f 打ち抜き
50a,51b,52b,51c,52c,51d,52d,51e,52e,50f ミシン目(切断線)
60d,60e,60f 中間部

Claims (8)

  1. 情報記入部と隠蔽部に区分される基材と、前記基材の隠蔽部の片面に設けられた粘着剤層を有し、
    前記情報記入部と隠蔽部との境界は切り取り可能な切断線とされており、
    前記隠蔽部は、第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分され、前記第2の隠蔽部が前記第1の隠蔽部との境界にて折り返され、前記粘着剤層を介して前記第1の隠蔽部に剥離可能に貼着されていることを特徴とする隠蔽式シート。
  2. 情報記入部と隠蔽部に区分される基材と、前記基材の隠蔽部の片面に設けられた粘着剤層を有し、
    前記情報記入部と隠蔽部との境界は切り取り可能な切断線とされており、
    前記隠蔽部は、前記情報記入部との境界にて折り返され、前記粘着剤層を介して前記情報記入部に剥離可能に貼着されていることを特徴とする隠蔽式シート。
  3. 情報記入部と隠蔽部とこれらの間に存する中間部に区分される基材と、前記基材の隠蔽部の片面に設けられた粘着剤層を有し、
    前記情報記入部と中間部との境界、及び隠蔽部と中間部との境界は、各々切り取り可能な切断線とされており、
    前記隠蔽部は、第1の隠蔽部および第2の隠蔽部に区分され、前記第2の隠蔽部が前記第1の隠蔽部との境界にて折り返され、前記粘着剤層を介して前記第1の隠蔽部に剥離可能に貼着されていることを特徴とする隠蔽式シート。
  4. 情報記入部と隠蔽部とこれらの間に存する中間部に区分される基材と、前記基材の隠蔽部の片面に設けられた粘着剤層を有し、
    前記情報記入部と中間部との境界、及び隠蔽部と中間部との境界は、各々切り取り可能な切断線とされており、
    前記隠蔽部は、前記中間部との境界にて折り返され、前記粘着剤層を介して前記中間部に剥離可能に貼着されていることを特徴とする隠蔽式シート。
  5. 前記基材の隠蔽部内に、所定形状を輪郭付ける打ち抜きが形成されている請求項1から4のいずれかに記載の隠蔽式シート。
  6. 情報記入部と隠蔽部とこれらの間に存する中間部に区分される基材と、前記基材の隠蔽部の片面に設けられた粘着剤層を有し、
    前記情報記入部と中間部との境界は切り取り可能な切断線とされており、
    前記隠蔽部は、前記中間部との境界にて折り返され、前記粘着剤層を介して前記中間部に剥離可能に貼着され、
    前記隠蔽部内に所定形状を輪郭付ける打ち抜きが形成されていることを特徴とする隠蔽式シート。
  7. 前記隠蔽部内に1以上の切り取り可能な切断線が設けられ、該隠蔽部が2以上の部分に分離可能とされている請求項1〜6のいずれかに記載の隠蔽式シート。
  8. 前記粘着剤層が、粘着性微粒子および/または非粘着性微粒子と、バインダと、タッキファイヤとを含有する請求項1〜7のいずれかに記載の隠蔽式シート。
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