JP2013044999A - 隠蔽ラベル及び隠蔽ラベルの使用方法 - Google Patents

隠蔽ラベル及び隠蔽ラベルの使用方法 Download PDF

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【課題】 個人情報等の秘匿情報を確実に隠蔽することができ、また隠蔽ラベルを剥がして、隠蔽された情報を確認する手間がかからない隠蔽ラベル及び隠蔽ラベルの使用方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 剥離シート5上に、接着層4、透明基材3、色彩可変層2をこの順に積層した隠蔽ラベル1において、前記の色彩可変層2が特定波長の光照射により、可逆的に色彩が変化することを特徴とする構成とする。これにより、上記の隠蔽ラベル1は、特定波長の光が照射されると、色彩可変層2は可逆的に色彩が変化するので、個人情報等の秘匿情報を確実に隠蔽することができる。また、秘匿情報を覆うように、隠蔽ラベルを貼り付けていた状態から、隠蔽ラベルを剥がすことなく、色彩が変化した色彩可変層に波長532nmの光を照射することにより、該色彩が無色に透明化し、秘匿情報を認識できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、隠蔽ラベル及び隠蔽ラベルの使用方法に関し、更に詳しくは、剥離シート上に、接着層、透明基材、色彩可変層をこの順に積層した隠蔽ラベルと、その隠蔽ラベルを用いた使用方法に関するものである。
従来、個人情報等が記載された郵送物を送る際に個人情報を隠蔽するためのラベルが使用されており、例えば、特許文献1にあるように、返信用ハガキ等に個人情報を記載し、その個人情報を覆うように隠蔽ラベルを貼付することにより、隠蔽可能となる。その返信用ハガキを受け取ったものは、記載された個人情報を確認するために、隠蔽ラベルを剥離する必要があるため、数量が多い場合には、隠蔽ラベルを剥離するだけでも大変な手間となっている。
また、剥離した返信用ハガキは、大量にデータ処理する業者では、イメージスキャナー等で読取りをする必要があるので、その返信用ハガキに貼付されていた隠蔽ラベルを必ず剥離する必要がある。近年の個人情報保護の高まりから、ハガキ等に記載された個人情報を、隠すために、隠蔽ラベルの需要は高まっている状況にある。
特許第4073997号公報
そこで、本発明は、個人情報等の秘匿情報を確実に隠蔽することができ、また隠蔽ラベルを剥がして、隠蔽された情報を確認する手間がかからない隠蔽ラベル及び隠蔽ラベルの使用方法を提供することを目的とする。
上記目的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明は、剥離シート上に、接着層、透明基材、色彩可変層をこの順に積層した隠蔽ラベルにおいて、前記の色彩可変層が特定波長の光照射により、可逆的に色彩が変化することを特徴とする構成とする。これにより、上記の隠蔽ラベルは、特定波長の光が照射されると、色彩可変層は可逆的に色彩が変化するので、個人情報等の秘匿情報を確実に隠蔽することができる。
また、本発明は、前記の色彩可変層に対し、波長365nm又は405nmの光照射により、色彩が無色から変化し、該色彩が変化した色彩可変層に波長532nmの光照射により、該色彩が無色に戻ることを特徴とする構成とする。この隠蔽ラベルを室内放置で観察すると、色彩可変層は無色であるが、特定波長光として、365nm又は405nmの波長光を照射すると、その色彩可変層が無色から変色して、個人情報等の秘匿情報を確実に隠蔽することができる。また、その変色した状態の色彩可変層に特定波長光として、532nmの波長光を照射すると、変色した色彩可変層が元の無色に変化して、隠蔽されていた情報が認識できる。
また、前記の色彩可変層は、バリウムマグネシウムケイ酸塩をフォトクロミック材料として含有することを特徴とする構成とする。これにより、特定波長光として、365nm又は405nmの波長光を照射すると、その色彩可変層が無色からピンク色に変わる。また、その変色した状態の色彩可変層に特定波長光として、532nmの波長光を照射すると、変色した色彩可変層が元の無色に変化し、隠蔽していた情報を読み取ることが可能となり、実用性が高いものである。
また、本発明の隠蔽ラベルの使用方法は、剥離シート上に、接着層、透明基材、色彩可変層をこの順に積層した隠蔽ラベルを使用し、基材シート上に秘匿情報が設けられ、該秘匿情報を覆うように、前記ラベルの剥離シートを剥がして、接着層によりラベルを貼り付け、前記の色彩可変層に対し、波長365nm又は405nmの光を照射することにより、色彩が無色から変化し、前記の秘匿情報を隠蔽可能であり、該色彩が変化した色彩可変層に波長532nmの光を照射することにより、該色彩が無色で透明化して、色彩可変層、透明基材、接着層を通して、基材シート上の秘匿情報を認識できることを特徴とする。
これにより、色彩可変層に対し、波長365nm又は405nmの光を照射することにより、色彩が無色から変化して、個人情報等の秘匿情報を確実に隠蔽することができる。また、秘匿情報を覆うように、隠蔽ラベルを貼り付けていた状態から、隠蔽ラベルを剥がすことなく、色彩が変化した色彩可変層に波長532nmの光を照射することにより、該色彩が無色に透明化して、色彩可変層、透明基材、接着層を通して、基材シート上の秘匿情報を認識できるものであり、非常に実用しやすいものである。
また、本発明の隠蔽ラベルの使用方法は、前記の接着層と秘匿情報が設けられた基材シートとの接着性が高く、両者を剥離することが困難であることを特徴とする。これにより、隠蔽ラベルを剥がして、秘匿情報を盗み見ることができなく、信頼性の非常に高いものとなる。
本発明の隠蔽ラベルは、上記構成をとることにより、個人情報等の秘匿情報を確実に隠蔽することができる。また、その隠蔽ラベルを使用した方法は、隠蔽された情報を確認するために、隠蔽ラベルは剥がす手間がかからないものであった。
本発明の隠蔽ラベルである一つの実施形態を示す断面図である。 本発明の隠蔽ラベルの使用方法を説明する概略図である。
次に、本発明の実施の形態について、詳述する。
図1に本発明の隠蔽ラベル1である一つの実施形態を示す。剥離シート5上に、接着層4、透明基材3、色彩可変層2を順に形成した構成の隠蔽ラベル1で、色彩可変層2が特定波長の光照射により、可逆的に色彩が変化するものである。図1に示したものに限らず、例えば、色彩可変層2と透明基材3の間に、透明基材3と接着層4の間に、隠蔽する秘匿情報を後から読み取りする上で、影響が出ない条件で、部分的に絵柄層を形成してもよい。
図2は、本発明の隠蔽ラベルの使用方法を説明する概略図であり、剥離シート5上に、接着層4、透明基材3、色彩可変層2をこの順に積層した隠蔽ラベル1を使用し、剥離シート5を隠蔽ラベル1から剥がして、接着層4を露出させる。次に、秘匿情報7が設けられた基材シート6の上に、該秘匿情報7を隠蔽するように、そのラベル1の接着層4と基材シート6が接するように、ラベル1を貼付する。そのラベル貼付された状態から、色彩可変層2に対し、波長365nm又は405nmの光を照射すると、色彩可層2の色彩が無色からピンク色等の有色に変化して、前記の秘匿情報7が隠蔽される。その状態では、秘匿された情報は全く認識できないものである。
次に、その色彩が変化した色彩可変層2に波長532nmの光を照射すると、該色彩が有色から無色に変化して、透明化し、色彩可変層2、透明基材3、接着層4を通して、基材シート6上の秘匿情報7を読み取ることができる。
以下に、本発明の隠蔽ラベルを構成する各層について、詳しく説明する。
(剥離シート)
剥離シート5は、通常使用される剥離紙である、グラシン紙の如き高密度原紙、クレーコート紙、クラフト紙又は上質紙等の原紙に目止め層を設けたものの他に、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、もしくはポリプロピレン樹脂フィルム等をフッ素系離型剤、シリコーン系離型剤等により離型処理して得た離型性フィルムが使用される。また、クラフト紙又は上質紙等にポリエチレン等の合成樹脂をラミネートしたポリラミ紙等に、溶剤型あるいは無溶剤型のシリコーン樹脂やフッ素樹脂等からなる剥離剤を乾燥質量が0.05〜3g/m2程度になるように塗布後、熱硬化や電子線あるいは紫外線硬化等によって剥離剤層を形成したものが適宜使用される。隠蔽ラベルは、この剥離シートを剥離し、その剥離された隠蔽ラベルの接着層側から対象物である商品上に貼着される。
(接着層)
接着層4は、隠蔽ラベルを対象物に貼付するために、必要なもので、各種の接着剤から構成することができる。例えば、アクリル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、またはこれらの共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、天然ゴム、カゼイン、ゼラチン、ロジンエステル、テルペン樹脂、フェノール系樹脂、スチレン系樹脂、クマロンインデン樹脂、ポリビニルエーテル、シリコーン樹脂等が例示され、また、α−シアノアクリレート系、シリコーン系、マレイミド系、スチロール系、ポリオレフィン系、レゾルシノール系、ポリビニルエーテル系、シリコーン系等の接着剤等が挙げられる。また、スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー、スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロックコポリマー等の熱可塑性エラストマー、又は反応ホットメルト性樹脂等を使用してもよい。
なお、接着剤としては、ヒートシール剤でもよく、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−イソブチルアクリレート共重合体樹脂、ブチラール樹脂、ポリ酢酸ビニル及びその共重合体樹脂、セルロース誘導体、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、エポキシ樹脂、又はフェノール樹脂等も挙げられ、ヒートシール温度として60〜180℃のものが実用し易く好ましい。上記の接着層は、膜厚4μm〜50μmとすることが好ましい。
また、接着層を被着体(対象物である秘匿情報が設けられた基材シート)と色彩可変層を設けた透明基材との十分な接着性を有し、接着層から剥離することが困難であることが好ましい。無理やりに、隠蔽ラベルを剥がそうとすると、透明基材や基材シートが破壊する程度の接着性を有した接着層が特に好ましい。
(透明基材)
本発明における隠蔽ラベルでは、上記接着層と色彩可変層との間に、透明基材3を設ける。その透明基材としては、シート状、フィルム状あるいは板状の材質からなり、材料としては透明性を有していれば、特に制限されるものではなく、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、セルロースジアセテート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリイミド、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネートなどのプラスチックを単独あるいは組み合わせて、積層したりして用いることができる。透明基材の厚さは0.005〜5mm程度が適当である。
(プライマー層)
アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等を溶媒に溶解ないし分散させた塗工液により、厚さは0.1〜2μm程度の厚さで、透明基材上に、プライマー層を形成して、接着層4、色彩可変層と透明基材との密着性を高めることができる。
(色彩可変層)
色彩可変層2は、特定波長の光照射により、可逆的に色彩が変化する層であり、フォトクロミック材料がバインダー樹脂により保持された層として構成することができる。フォトクロミック材料とは、光の作用により状態の異なる2つの異性体を可逆的に生成する分子又は分子集合体を含む材料を言う。このフォトクロミック材料は、光照射により、色のみならず屈折率、誘電率、酸化/還元電位など様々な物性が可逆的に変化する。尚、上記の異性体とは分子式は同一だが構造が異なる分子、またはそのような分子からなる化合物のことである。
このようなフォトクロミック材料としては、ジアリールエテン系化合物、スピロピラン系化合物等の公知の材料が使用できる。本発明では、特にフォトクロミック材料として、金属酸化物が耐久性に優れる点で好ましく用いられ、特にバリウムマグネシウムケイ酸塩(BaMgSiO4)が好ましく用いられる。このフォトクロミック材料は、詳しくは水素を約5%程度含有したアルゴン雰囲気中(還元雰囲気中)で調整したバリウムマグネシウムケイ酸塩であり、さらに、該調整したバリウムマグネシウムケイ酸塩に鉄(Fe)の元素を添加して、色彩の変化を大きくすることができる。
上記の還元雰囲気中で調整したバリウムマグネシウムケイ酸塩は、365nm又は405nmの波長光を照射すると、無色からピンク色に変化する。但し、405nmの波長光を照射すると、薄いピンク色になり、365nmの波長光を照射すると、濃いピンク色に変わるので、照射する光の波長で色の濃度を制御することができる。また、上記のピンク色の状態から、532nmの波長光を照射すると、無色に戻り、可逆的な変化となり、さらに、また無色の状態から、上記の波長光を照射すると、ピンク色に変わり、上記の変化が繰り返し行なえる。
色彩可変層は、上記のフォトクロミック材料を、各種の印刷方式に応じたバインダー樹脂(ビヒクル)に分散させ、必要に応じて各種の添加剤、溶剤を加えて、印刷用インキを調整し、その印刷用インキを用いて印刷形成することができる。印刷方式としては、平板印刷、グラビア印刷、凸版印刷、スクリーン印刷などが挙げられる。また、色彩可変層の印刷用インキとして、電子線または紫外線(UV)硬化型インキを用いることができ、無機フォトクロミック材料、(UV)反応性モノマー、(UV)反応性オリゴマー、光重合開始剤等を配合することにより調製することができる。また、色彩可変層は酸化重合型インキも使用することができる。
上記の反応性モノマーとしては、特に限定されないが、例えば、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレートなどの単官能モノマー、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレートなどの二官能モノマーが挙げられる。また、反応性オリゴマーとしては、特に限定されないが、例えば、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレートポリエーテルアクリレートなどが挙げられる。光重合開始剤としては、特に限定されないが、例えば、ラジカル系重合開始剤を挙げられる。ラジカル系光重合開始剤としては、例えば、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オンなどのアルキルフェノン系光重合開始剤、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイドなどのアシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤などが挙げられる。通常はこれらのラジカル系光重合開始剤を混合して用いることが通常である。例えば市販品としてBASFジャパンのIirgacure等が使用できる。
色彩可変層の厚さは、特に限定されるものではないが、乾燥時で1μm以上であり、5μm以上20μm以下が好ましい。その厚さが1μm未満の場合、色彩可変層として、色彩の変化が十分に確認できない傾向になり好ましくない。また一方で、厚さが20μmを越えると、色彩変化は十分であるが、無色の状態の印刷部が認識されやすく、偽造防止性に劣り、また無駄なインキを使用することにコスト高となる。
(実施例1)
透明基材3として厚さ15μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、該基材の一方の面へ、下記の色彩可変層用インキにより、凸版印刷で、色彩可変層2を厚さ8μmで、形成した。以下のインキ配合などにおける部は、全て質量基準である。
フォトクロミック材料として、水素を約5%程度含有したアルゴン雰囲気中(還元雰囲気中)で調整したバリウムマグネシウムケイ酸塩を5部、ロジン変性フェノール樹脂30部、アマニ油25部、高沸点芳香族ナフタ15部を混合混練して、色彩可変層用インキを製造した。このフォトクロミック材料は、365nm又は405nmの波長光を照射すると、無色からピンク色に変化し、上記のピンク色の状態から、532nmの波長光を照射すると、無色に戻り、この可逆的な変化を繰り返し行なえる。
上記の透明基材3の色彩可変層2の形成された面と反対側の面に、アクリル系樹脂の接着剤を用いて、乾燥状態で20g/m2の厚さになるように、グラビア印刷で、接着層4を形成し、その接着層4を覆うように、以下に示す剥離シート5を積層させて、実施例1の隠蔽ラベル1を作製した。
剥離シート5は、上質紙(45g/m2)にポリエチレンの合成樹脂をラミネートしたポリラミ紙のポリエチレンの面に、溶剤型のシリコーン樹脂からなる剥離剤を乾燥質量が2g/m2になるように塗布、乾燥させたものを使用した。
但し、実施例1の隠蔽ラベルは、作製して室温(24℃)に放置し、365nm又は405nmの波長光を照射しておき、色彩可変層がピンク色の状態にしておいた。
アンケート用ハガキ6を用意し、そのハガキの所定の欄に、個人がアンケートの回答を記入し、また自分の個人情報(氏名、生年月日、既婚、未婚の区別等)を手書きで記入し、そのアンケートで記入した秘匿情報7を隠蔽するために、上記の隠蔽ラベルの剥離シート5を剥がして、該情報7を覆うように接着層4により、貼り付けた。そして、その隠蔽されたハガキを、所定の宛先に送付した。その結果、50℃程度の高温にさらされても、上記の情報は十分に隠蔽されていた。第3者が隠蔽ラベルを剥がして、隠蔽された情報を盗み見ようとしたが、隠蔽ラベルとハガキとの接着強度が高く、隠蔽ラベルを剥がすことが困難であり、秘匿情報を確実に隠蔽することができた。
そして、上記のアンケートが回答され、秘匿情報7を隠蔽ラベル1により隠蔽したハガキの隠蔽ラベル面に、532nmの波長光を照射すると、色彩可変層がピンク色から透明化して、無色に変化し、色彩可変層2、透明基材3、接着層4を通して、ハガキ6上の秘匿情報7を読み取ることができた。この秘匿情報を可視認識できる人は、上記のハガキを、送付された所定の人であり、その情報が決められた用途に正しく使用されて処理された。また、隠蔽された秘匿情報を手作業で、ラベルを剥がして、その情報を見るような
手間がかかるものではなく、使用しやすいものであった。したがって、上記の隠蔽ラベルの使用する方法で何ら問題もなく、良好に取り扱いが行なわれた。
1 隠蔽ラベル
2 色彩可変層
3 透明基材
4 接着層
5 剥離シート
6 基材シート
7 秘匿情報

Claims (5)

  1. 剥離シート上に、接着層、透明基材、色彩可変層をこの順に積層した隠蔽ラベルにおいて、前記の色彩可変層が特定波長の光照射により、可逆的に色彩が変化することを特徴とする隠蔽ラベル。
  2. 前記の色彩可変層に対し、波長365nm又は405nmの光照射により、色彩が無色から変化し、該色彩が変化した色彩可変層に波長532nmの光照射により、該色彩が無色に戻ることを特徴とする請求項1に記載する隠蔽ラベル。
  3. 前記の色彩可変層は、バリウムマグネシウムケイ酸塩をフォトクロミック材料として含有することを特徴とする請求項1または2に記載する隠蔽ラベル。
  4. 剥離シート上に、接着層、透明基材、色彩可変層をこの順に積層した隠蔽ラベルを使用し、基材シート上に秘匿情報が設けられ、該秘匿情報を覆うように、前記ラベルの剥離シートを剥がして、接着層によりラベルを貼り付け、前記の色彩可変層に対し、波長365nm又は405nmの光を照射することにより、色彩が無色から変化し、前記の秘匿情報を隠蔽可能であり、該色彩が変化した色彩可変層に波長532nmの光を照射することにより、該色彩が無色で透明化して、色彩可変層、透明基材、接着層を通して、基材シート上の秘匿情報を認識できることを特徴とする隠蔽ラベルの使用方法。
  5. 前記の接着層と秘匿情報が設けられた基材シートとの接着性が高く、両者を剥離することが困難であることを特徴とする請求項4に記載する隠蔽ラベルの使用方法。
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