JP2003054195A - 体積ホログラム転写用シート、およびその作製方法 - Google Patents

体積ホログラム転写用シート、およびその作製方法

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JP2003054195A JP2001250389A JP2001250389A JP2003054195A JP 2003054195 A JP2003054195 A JP 2003054195A JP 2001250389 A JP2001250389 A JP 2001250389A JP 2001250389 A JP2001250389 A JP 2001250389A JP 2003054195 A JP2003054195 A JP 2003054195A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 転写不良等の問題がなく、転写パターン状の
転写層をその適用時までホログラム像に影響を与えるこ
となく保持できる体積ホログラム転写用シート、および
その作製方法の提供。 【解決手段】 第1の体積ホログラム転写用シートは、
基材上に、該基材から剥離可能な転写層である透明表面
保護層、体積ホログラム層、接着層の順次積層体が積層
されると共に、前記転写層が体積ホログラムの転写範囲
に対応した切れ目により転写範囲と転写範囲以外とにそ
れぞれ区画され、また、前記転写範囲における転写層表
面には該転写層表面から離型可能な離型フイルムが積層
されると共に粘着シートが貼着された体積ホログラム転
写用シートであって、該粘着シートが剥離されると、前
記転写範囲以外の転写層が基材から剥離され、基材上に
は前記転写範囲に対応した転写層が残存されるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身分証明書、受験
票、パスポート、証券等に添付されている写真や情報欄
の表面にセキュリティー確保を目的として貼着される透
明な体積ホログラムを形成するために使用される体積ホ
ログラム転写箔および体積ホログラム転写ラベル等の体
積ホログラム転写用シート、およびその作製方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ホログラフィーはある表面における光波
の振幅と位相の両方を記録する技術であり、この技術に
よって作製されたホログラムは一点から見た映像しかと
らえていない通常の写真に比して、異なる角度から見た
立体像を再生することが可能である。更にホログラムは
製造技術が高度であり、製造装置も複雑でかつ高価であ
るために、ホログラム自体の偽造、変造は一般的には困
難で、この偽造の困難性を利用し、証明書、証券等の偽
造防止手段としての使用が試みられている。
【0003】しかしながら、体積ホログラムはレリーフ
ホログラムと相違し、その明るさ等の意匠性とその膜厚
とは相関性があり、偽造防止等の用途に使用される場合
に必要とされる明るさを発現するためにはその膜厚を厚
くせざるをえないのが現状である。また、体積ホログラ
ム転写用シートを利用して、適当な大きさの体積ホログ
ラムを被着体に転写する場合、体積ホログラム転写用シ
ートに予め切り目をいれて転写範囲とするが、体積ホロ
グラム層や接着層はレリーフホログラムと相違し柔らか
いために、転写時の熱圧に際しての箔切れ性が悪く、転
写不良が生じている。また、基材上に転写パターン状の
転写層をアイランド状に設けてその箔切れ性の問題を解
消することも考えられるが、保存時や適用時の取り扱い
によっては、転写層端部が変形し、ホログラム像に影響
を与えるという問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、転写不良等
の問題がなく、転写パターン状の転写層をその適用時ま
でホログラム像に影響を与えることなく保持できる体積
ホログラム転写用シート、およびその作製方法の提供を
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の体積ホロ
グラム転写用シートは、基材上に、該基材から剥離可能
な転写層である透明表面保護層、体積ホログラム層、接
着層の順次積層体が積層されると共に、前記転写層が体
積ホログラムの転写範囲に対応した切れ目により転写範
囲と転写範囲以外とにそれぞれ区画され、また、前記転
写範囲における転写層表面には該転写層表面から離型可
能な離型フイルムが積層されると共に該離型フイルム表
面と前記転写範囲以外の転写層表面との両表面にかけて
粘着シートが貼着された体積ホログラム転写用シートで
あって、該粘着シートが剥離されると、前記転写範囲以
外の転写層が基材から剥離され、基材上には前記転写範
囲に対応した転写層が残存されるものであることを特徴
とする。
【0006】本発明の第2の体積ホログラム転写用シー
トは、基材上に、該基材から剥離可能な転写層である透
明表面保護層、体積ホログラム層、接着層の順次積層体
が積層されると共に、前記転写層が体積ホログラムの転
写範囲に対応した切れ目により転写範囲と転写範囲以外
とにそれぞれ区画され、また、前記転写範囲の転写層表
面には接着せず、転写範囲以外の転写層表面に接着可能
な粘着シートが貼着された体積ホログラム転写用シート
であって、該粘着シートが剥離されると、前記転写範囲
以外の転写層が基材から剥離され、基材上には前記転写
範囲に対応した転写層が残存されるものであることを特
徴とする。
【0007】本発明の第1の体積ホログラム転写用シー
トの作製方法は、基材上に、該基材から剥離可能な転写
層である透明表面保護層、体積ホログラム層、接着層の
順次積層体、離型シートをこの順に積層した体積ホログ
ラム転写シートにおける転写層および離型シートからな
る積層体に、体積ホログラムの転写範囲に対応して予め
切り目を入れる工程、前記転写範囲以外の転写層表面の
離型シートを剥離・除去する工程、該離型シートが剥離
・除去された前記転写範囲以外の転写層表面と前記転写
範囲における離型シート表面との両表面に粘着シートを
貼着する工程からなることを特徴とする。
【0008】本発明の第2の体積ホログラム転写用シー
トの作製方法は、基材上に、該基材から剥離可能な転写
層である透明表面保護層、体積ホログラム層、接着層の
順次積層体をこの順に積層した体積ホログラム転写シー
トにおける転写層に、体積ホログラムの転写範囲に対応
して予め切り目を入れる工程、該転写範囲以外の転写層
表面に、該転写層パターン状の粘着剤層を有する粘着シ
ートを貼着する工程、からなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(a)は本発明の第1の体積
ホログラム転写用シートの断面図、(b)は同平面図、
(c)は粘着シートを剥離した状態を説明するための図
である。
【0010】図2(a)は本発明の第2の体積ホログラ
ム転写用シートの断面図、(b)は同平面図、(c)は
粘着シートを剥離した状態を説明するための図である。
【0011】図3(a)は、本発明の第1の体積ホログ
ラム転写用シートにおける転写層の層構成を説明するた
めの断面図であり、図中、透明表面保護層11、体積ホ
ログラム層10、接着層12で示される順次積層体が転
写層であり、(b)は本発明の第2の体積ホログラム転
写用シートにおける転写層の層構成を説明するための断
面図であり、図中、透明表面保護フイルム13、接着層
12、体積ホログラム層10、接着層12で示される順
次積層体が転写層に相当する。
【0012】図中1は転写層、2は基材、3は切り目、
4は離型フイルム、5は粘着剤層、6は粘着シート基
材、10は体積ホログラム層、11は透明表面保護層、
12は接着層、13は透明表面保護フイルムである。
【0013】本発明の第1の体積ホログラム転写用シー
トにおける転写層について、図3(a)により説明す
る。
【0014】体積ホログラム層1は、物体光と参照光と
の干渉光を干渉縞の間隔よりも十分に厚い感光材料に体
積ホログラムを記録したもので、干渉縞の3次元構造が
そのまま記録されたものである。この体積ホログラムを
形成するには、体積ホログラム形成用材料層に、直接、
物体光と参照光との干渉光を記録するか、あるいは、体
積ホログラムの原版を密着露光することにより複製して
得るものであり、工業的には後者の方法による。一般
に、体積ホログラム形成用材料としては、銀塩材料、重
クロム酸ゼラチン乳剤、光重合性樹脂、光架橋性樹脂等
の公知の体積ホログラム記録材料が挙げられるが、生産
の効率上、例えば特願平2001−241864号に開
示される(1)バインダー樹脂、光重合可能な化合物、
光重合開始剤及び増感色素からなる感光性材料であり、
例えばデュポン社製「オムニデックス801」、また、
(2)後述する実施例に記載するようなカチオン重合性
化合物、ラジカル重合性化合物、特定波長の光に感光し
てラジカル重合性化合物を重合させる光ラジカル重合開
始剤系、及び上記特定波長の光に対しては低感光性であ
り、別の波長の光に感光してカチオン重合性化合物を重
合させる光カチオン重合開始剤系からなる感光性材料が
挙げられる。
【0015】体積ホログラム層の柔らかさを示す指標と
しては、(1)による体積ホログラム層に関しては「固
体粘弾性アナライザーRSA−II」(レオメトリックス
製)を使用して測定される50℃での動的貯蔵弾性率が
6.28MPa程度のものであり、また、同装置を使用
して得られるガラス転移温度が46.4℃のものが例示
される。また、(2)による体積ホログラム層に関して
は、同じく50℃での動的貯蔵弾性率が170MPa程
度のものであり、また、同じく、ガラス転移温度が7
0.8℃程度のものが例示される。
【0016】体積ホログラム層の膜厚は0.1μm〜5
0μm、好ましくは5μm〜20μmである。
【0017】次に、図3(a)において、体積ホログラ
ム層11の一方の面に設けられる透明表面保護層11と
しては、ポリメチルメタクリレート等のメタクリル系樹
脂を主バインダーとし、ハードコート性、印字性、スリ
ップ性等を付与するために各種添加剤を適宜含有する。
バインダーとしては、その他、ポリアクリル酸エステル
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、セルロース樹脂、シリコー
ン樹脂、塩化ゴム、カゼイン等が例示される。また、添
加剤としては、各種界面活性剤、ワックス、金属化合物
のうち1種または2種以上の混合物が添加される。表面
保護用塗布膜は有機溶剤でインキ化し、基材2上に塗布
等の方法によって形成されるとよく、その厚みは表面保
護性を考慮すると0.1μm〜3μmが好ましい。ま
た、透明表面保護層を電離放射線硬化型樹脂を用いて形
成してもよく、基材上に塗布形成され、硬化された後、
体積ホログラム層上への転写に際しては体積ホログラム
層におけるタック性を利用して接着させるとよい。電離
放射線硬化型樹脂には、電子線硬化型樹脂または紫外線
硬化型樹脂がある。
【0018】次に、基材2は、後述する本発明の体積ホ
ログラム転写用シートにおける基材でもあり、また、体
積ホログラムを被着体に転写した後、剥離されるもので
あるが、その積層面を離型処理するか、または、透明表
面保護層11における離型性を利用して剥離性とすると
よい。
【0019】基材2としては、ポリエチレンフイルム、
ポリプロピレンフイルム、ポリ弗化エチレン系フイル
ム、ポリ弗化ビニリデンフイルム、ポリ塩化ビニルフイ
ルム、ポリ塩化ビニリデンフイルム、エチレン−ビニル
アルコールフイルム、ポリビニルアルコールフイルム、
ポリメチルメタクリレートフイルム、ポリエーテルスル
ホンフイルム、ポリエーテルエーテルケトンフイルム、
ポリアミドフイルム、テトラフルオロエチレン−パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル共重合フイルム、ポリエ
チレンテレフタレートフイルム、ポリイミドフイルム等
が例示される。膜厚は2μm〜200μm、好ましくは
10μm〜50μmである。
【0020】次に、体積ホログラム層の他面に積層され
る接着剤層12としては、感熱接着剤層、または粘着剤
層とされる。
【0021】感熱接着剤としては、例えばエチレン−酢
酸ビニル共重合樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−イソブチルアクリレ
ート共重合樹脂、ブチラール樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂
およびその共重合樹脂、セルロース誘導体、ポリメチル
メタクリレート樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹
脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、SBS、SIS、
SEBS、SEPS等の熱可塑性エラストマー、また
は、反応ホットメルト系樹脂を使用することができ、被
着体との接着性の観点から適宜選択されるとよい。
【0022】被着体としてはポリ塩化ビニルシート、ポ
リスチレンシート、PETシート、上質紙等が例示され
るが、これら被着体との接着性の観点からは、例えば三
井化学(株)製「V200」(軟化点85℃)、同「E
V270」(軟化点41℃)、同「V100」(軟化点
67℃)、東洋モートン社製「AD1790−15」
(軟化点80℃)、綜研化学社製「U206」(軟化点
60℃」、中央理化社製「EC1200」(軟化点75
℃)、同「EC1700」(軟化点85℃)、同「AC
3100」(軟化点90℃)、同「EC909」(軟化
点100℃)、日本ポリウレタン(株)製「ニッポラン
3038」(軟化点135℃)、大日本インキ化学工業
(株)製「M−720AH」、大日本インキ化学工業
(株)製「A−928」、大日本インキ化学工業(株)
製「A−450」、大日本インキ化学工業(株)製「A
−100Z−4」等が例示される。
【0023】感熱接着剤層12は、離型フイルム4上に
水、トルエン、メチルエチルケトン等の溶媒に溶解、ま
たは分散され、コンマコーター、ダイコーター、グラビ
アコーター等により乾燥膜厚2〜20μmに塗布形成し
た後、体積ホログラム層上に熱圧転写により積層される
とよい。
【0024】感熱接着剤層12は、無着色透明としても
よいが、体積ホログラム層側から(1)着色された感熱
接着剤層、(2)着色インキ層や光を反射する金属薄膜
層などの着色剤層、感熱接着剤層の順次積層体、(3)
感熱接着剤層、着色インキ層や光を反射する金属薄膜層
などの着色剤層、感熱接着剤層の順次積層体のそれぞれ
の構成としてもよい。これにより、体積ホログラムの背
景色とでき、コントラストに優れるホログラム像とでき
る。
【0025】また、接着剤層を粘着剤を使用して形成し
てもよく、粘着剤としてはアクリル樹脂、アクリル酸エ
ステル樹脂、またはこれらの共重合体、スチレン−ブタ
ジエン共重合体、天然ゴム、カゼイン、ゼラチン、ロジ
ンエステル、テルペン樹脂、フェノール系樹脂、スチレ
ン系樹脂、クロマンインデン樹脂、ポリビニルエーテ
ル、シリコーン樹脂等が例示され、また、アルファ−シ
アノアクリレート系、シリコーン系、マレイミド系、ス
チロール系、ポリオレフィン系、レゾルシノール系、ポ
リビニルエーテル系粘着剤が例示される。これらの粘着
剤層の厚みとしては、4μm〜30μmが好ましい。
【0026】粘着剤層12としても、着色インキ層や光
を反射する金属薄膜層などの着色層をその層中に含有さ
せるとよく、例えば粘着剤層/着色層/粘着剤層の積層
構成とするとよい。これにより、体積ホログラムの背景
色とでき、コントラストに優れるホログラム像とでき
る。
【0027】離型フイルム4としては、体積ホログラム
が被着体上に転写されるまでの間、感熱接着剤層を保護
し、また、被着体上に適用する際には剥離されるもので
あり、積層表面をフッ素系離型剤、シリコーン系離型剤
により離型処理したポリエチレンフイルム、ポリプロピ
レンフイルム、ポリ弗化エチレン系フイルム、ポリ弗化
ビニリデンフイルム、ポリ塩化ビニルフイルム、ポリ塩
化ビニリデンフイルム、エチレン−ビニルアルコールフ
イルム、ポリビニルアルコールフイルム、ポリメチルメ
タクリレートフイルム、ポリエーテルスルホンフイル
ム、ポリエーテルエーテルケトンフイルム、ポリアミド
フイルム、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合フイルム、ポリエチレンテレ
フタレートフイルム、ポリイミドフイルム、剥離紙等が
例示され、膜厚は2μm〜200μm、好ましくは10
μm〜50μmである。離型フイルムは、透明、また
は、カーボンブラック等の隠蔽性顔料を練り込んだ不透
明フィルムであってもよい。
【0028】次に、本発明の第2の体積ホログラム転写
用シートにおける転写層について、図3(b)により説
明する。体積ホログラム層10は上記の第1の体積ホロ
グラム転写用シートにおける体積ホログラム層10と同
様であるが、体積ホログラム層10と透明表面保護フイ
ルム13とを接着させる接着剤層12を透明とする以外
は、接着剤層12は上記の第1の体積ホログラム転写用
シートにおける接着剤層12と同様である。
【0029】体積ホログラム層10と透明表面保護フイ
ルム13とを接着させる接着剤層12は、ホログラムを
観察する観点からは透明性が要求され、透明表面保護フ
イルム4上に形成された後、体積ホログラム層上に透明
表面保護フイルムと共に積層されるとよい。
【0030】透明表面保護フイルム13は、体積ホログ
ラム層を保護するためのものであり、接着剤層12の積
層表面がコロナ処理、火炎処理等により易接着処理され
たプラスチックフイルムとするとよく、例えばポリエチ
レンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリ弗化エチ
レン系フイルム、ポリ弗化ビニリデンフイルム、ポリ塩
化ビニルフイルム、ポリ塩化ビニリデンフイルム、エチ
レン−ビニルアルコールフイルム、ポリビニルアルコー
ルフイルム、ポリメチルメタクリレートフイルム、ポリ
エーテルスルホンフイルム、ポリエーテルエーテルケト
ンフイルム、ポリアミドフイルム、テトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合フイ
ルム、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリイミ
ドフイルム等が例示され、保護フイルムの膜厚としては
2μm〜200μm、好ましくは10μm〜50μmで
ある。
【0031】また、透明表面保護フイルムにおける基材
2側積層面には、上記の第1の体積ホログラム転写用シ
ートにおける透明表面保護層を積層し、基材2と積層す
ることにより、透明表面保護層における離型性を利用す
ることにより基材2と離型性とすることができる。
【0032】次に、本発明の第1の体積ホログラム転写
用シートについて説明する。本発明の第1の体積ホログ
ラム転写用シートは、図1(a)に示され、上述した図
3(a)で示す体積ホログラム積層体を使用して作製さ
れる。
【0033】まず、原反として作製された図3(a)で
示す体積ホログラム積層体における基材2以外の部分で
ある透明表面保護層11、体積ホログラム層10、接着
層12、離型フイルム4の積層構造に、離型フイルム4
側から打ち抜き刃を基材2の厚み分を残したストローク
により上下動させることにより、図1(a)に示すよう
に、体積ホログラムの転写範囲(A部分)の全周にわた
り切れ目3を入れる。切れ目3の幅としては体積ホログ
ラム転写用シートを例えばロール状とした際に隣接する
A部分とB部分とが接触しない程度の間隔とすればよ
い。また、A部分の大きさ、形状としては被着体との関
係で適宜とされるが、例えば縦10mm〜横10mm程
度の正方形が例示される。
【0034】ついで、転写範囲以外の転写層であるB部
分表面における離型フイルム4を剥離・除去した後、体
積ホログラム積層体における表面に粘着シート基材6上
に粘着剤層5を設けた粘着シートを貼着することによ
り、図1(a)に示す本発明の第1の体積ホログラム転
写用シートが作製される。
【0035】本発明の第1の体積ホログラム転写用シー
トにおいては、保管時や取り扱い時には、転写層は粘着
シートにより保護されることができ、また、被着体への
ホログラム転写時には、粘着シートを剥離するとA部分
にあってはその離型フイルム4を、また、B部分にあっ
ては転写層1を粘着シートに追随させて剥離・除去でき
るので、転写に際しては図1(c)に示す状態で使用で
き、転写範囲のみを被着体に転写することができる。
【0036】図3(a)の体積ホログラム積層体を使用
した図1(a)に示す体積ホログラム積層体の作製方法
を示す。 (1) 離型フイルム/ホログラム形成用材料層/離型フ
イルムの第1積層体 (2) 基材2/透明表面保護層11の第2積層体 (3) 感熱接着剤層12/離型フイルム4の第3積層体 (4) 粘着剤層5/粘着シート基材6の第4積層体 を別々に作製し、第1積層体のホログラム形成用材料層
に体積ホログラム記録−加熱処理を行なった後、離型フ
イルムを剥離し、露出した体積ホログラム層面に第2積
層体を透明表面保護層側からラミネートし、基材2/透
明表面保護層11/体積ホログラム層10/離型フイル
ムを作製する。
【0037】次いで、体積ホログラムを紫外線照射して
定着処理した後、離型フイルムを剥離し、その剥離面に
第3積層体を接着剤層側からラミネートし、基材2/透
明表面保護層11/体積ホログラム層10/感熱接着剤
層12/離型フイルム4からなる体積ホログラム積層体
を作製する。
【0038】ついで、打ち抜き刃を使用して、離型フイ
ルム4側から打ち抜き穴が透明表面保護層11/体積ホ
ログラム層10/感熱接着剤層12/離型フイルム4か
らなる積層体を貫通し、基材2表面に達するように切れ
目3を形成し、次いで、転写範囲以外の転写層上の離型
フイルム4を剥離・除去し、さらに、体積ホログラム積
層体の全表面に粘着シートを貼着することにより、本発
明の第1の体積ホログラム転写用シートが作製される。
【0039】また、本発明の第2の体積ホログラム転写
用シートは、図2に示され、上述した図3(b)で示す
体積ホログラム積層体を使用して作製される。
【0040】まず、原反として作製された図3(b)で
示す体積ホログラム積層体における基材2以外の部分で
ある透明表面保護フイルム13、接着剤層12、体積ホ
ログラム層10、接着剤層12の積層構造に、接着剤層
12側から打ち抜き刃を基材2の厚み分を残したストロ
ークにより上下動させることにより、図2(a)に示す
ように、体積ホログラムの転写範囲(A部分)の全周に
わたり切れ目3を入れる。切れ目3の幅としては体積ホ
ログラム転写用シートを例えばロール状とした際に隣接
するA部分とB部分とが接触しない程度の間隔とすれば
よい。また、A部分の大きさ、形状としては被着体との
関係で適宜とされるが、例えば縦10mm〜横10mm
程度の正方形が例示される。
【0041】ついで、体積ホログラム積層体における表
面に粘着シート基材6上に転写範囲(A部分)以外に粘
着剤層5を設けた粘着シートを貼着することにより、図
2(a)に示す本発明の第1の体積ホログラム転写用シ
ートが作製される。なお、転写範囲(A部分)に対応す
る粘着シート表面には好ましくは離型処理を施しておく
とよい。
【0042】本発明の第2の体積ホログラム転写用シー
トにおいては、保管時や取り扱い時には、転写層は粘着
シート基材6により保護されることができ、また、被着
体へのホログラム転写時には、粘着シートを剥離すると
B部分にあっては転写層1を粘着シートに追随させて剥
離・除去できるので、図2(c)に示す状態で使用する
ことができ、転写範囲のみの転写層を被着体に転写する
ことができる。
【0043】図3(b)の体積ホログラム積層体を使用
した図2(a)に示す体積ホログラム積層体の作製方法
を示す。 (1) 離型フイルム/ホログラム形成用材料層/離型フ
イルムの第1積層体 (2) 基材2/透明表面保護層/透明表面保護フイルム
13の第2積層体 (3) 感熱接着剤層12/離型フイルムの第3積層体 (4) 粘着剤層5/粘着シート基材6の第4積層体 を別々に作製し、第1積層体のホログラム形成用材料層
に体積ホログラム記録−加熱処理を行なった後、離型フ
イルムを剥離し、露出した体積ホログラム層面に第3積
層体の感熱接着剤層側からラミネートし、感熱接着剤層
側の離型フイルムを剥離した後、その剥離面に、第2積
層体を透明表面保護フイルム側からラミネートし、基材
2/透明表面保護層/透明表面保護フイルム13/感熱
接着剤層12/体積ホログラム層10/離型フイルムを
作製する。
【0044】次いで、体積ホログラムを紫外線照射して
定着処理した後、離型フイルムを剥離し、その剥離面に
第3積層体を接着剤層側からラミネートすると共に、離
型フイルムを剥離して基材2/透明表面保護層/透明表
面保護フイルム13/感熱接着剤層12/体積ホログラ
ム層10/感熱接着剤層12からなる体積ホログラム積
層体を作製する。
【0045】ついで、打ち抜き刃を使用して、感熱接着
剤層12側から打ち抜き穴が透明表面保護層/透明表面
保護フイルム13/感熱接着剤層12/体積ホログラム
層10/感熱接着剤層12からなる積層体を貫通し、基
材2表面に達するように切れ目3を形成する。次いで、
粘着剤をパターン状に塗布した粘着シートを、その粘着
剤層パターンが体積ホログラム積層体における転写層の
転写範囲以外の部分に対応させて貼着することにより、
本発明の第2の体積ホログラム転写用シートが作製され
る。
【0046】なお、図1、図2において、転写範囲以外
の部分として記載したB部分は、図3に示す体積ホログ
ラム積層体から適宜形状の転写パターンを切れ目3で形
成した際の不要部分であり、所謂「カス」部分に相当す
るものである。
【0047】本発明の体積ホログラム転写用シートは、
接着剤層が感熱接着剤層である場合には、被着体上に熱
圧手段により、また、接着剤層が粘着剤層である場合に
は、被着体上にラミネートすることにより積層された
後、基材2は剥離され、体積ホログラムの転写が行われ
る。
【0048】本発明の体積ホログラム転写用シートが適
用される被着体としては、紙、合成紙、合成樹脂や金属
からなるフイルムやシートであることができ、受験票の
如きシート状、またIDカードのようなカード形状、ま
た、パスポートのような小冊子等さまざまな形態をとる
ことができる。また、写真を被着体上に貼着する糊は、
写真を剥離しえない接着強度を有するものであり、一般
的な澱粉のり、合成のりである。
【0049】被着体の一部をなす写真は、銀塩を代表と
する公知の写真材料、昇華転写画像等であり、必ずしも
顔を写した画像である必要はなく、指紋、掌紋等の個人
を特定できる部分を表示する画像であってもよい。ま
た、情報欄としては、その証明書がスポーツ大会等の証
明書である場合には、数字、文字等が印刷やサーマルヘ
ッドやインクジェットによる単色、またはカラー表示に
より表示され、会場名、選手か否か、所属等の資格表
示、更に主催者による追記事項等を表示しうるものであ
る。
【0050】
【実施例】以下、第1の体積ホログラム転写用シートを
実施例として本発明を詳細に説明するが、第2の体積ホ
ログラム転写用シートにあっても、同様にして作製でき
る。 (離型フイルム/(2)の感光材料からなるホログラム形成用材料層/離型フイ ルムの第1積層体) 表面離型性PETフィルム{東レ(株)製、ルミラーT−60、厚み50μm }上に、ホログラム形成材料として、下記組成 ・ポリメチルメタクリレート系樹脂(分子量200,000) ・・・ 500重量部 ・3,9−ジエチル−3′−カルボキシルメチル−2,2′−チアカルボシアニ ン沃素塩 ・・・ 5重量部 ・ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート ・・・ 60重量部 ・2,2−ビス〔4−(アクリロキシジエトキシ)フェニル〕プロパン ・・・ 800重量部 ・ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル ・・・ 800重量部 からなる体積ホログラム記録材料を、乾燥膜厚10μm
となるようにグラビアコートにて塗工し、塗工面に表面
離型処理PETフィルム(「SP−PET」50μm、
東セロ(株)製)をラミネートし、第1の積層体を作製
した。
【0051】(基材/透明表面保護層の第2積層体)P
ETフィルム{東レ(株)製、ルミラーT−60、厚み
50μm}上に、透明表面保護層として、ハクリニスU
VC−5W((株)昭和インク工業所製)をスライドダ
イを使用して乾燥膜厚1μmとなるように均一塗布し、
第2積層体を作製した。
【0052】(感熱接着剤層/離型フイルムの第3積層
体)表面離型性PETフイルム(「SP−PET」50
μm、東セロ(株)製)上に、感熱接着剤(EC170
0、中央理化(株)製)を乾燥膜厚2μmで塗布し、第
3積層体を作製した。
【0053】(体積ホログラム転写用シートの作製)第
1の積層体に514nmの波長のレーザー光を用いてリ
ップマンホログラムを記録し、100℃、10分間加熱
した後、一方の離型フイルムを剥離し、その剥離面に第
2積層体をその透明表面保護層側から80℃でラミネー
トし、基材/透明表面保護層/体積ホログラム層/離型
フイルムの積層構成とした。
【0054】得られた積層構成に、高圧水銀灯を使用し
て2500mJ/cm2 の照射量でホログラムを定着処
理した後、離型フイルムを剥離し、その剥離面に第3積
層体をその感熱接着剤側から100℃でラミネートし、
基材2/透明表面保護層11/体積ホログラム層10/
感熱接着剤層12/離型フイルム4の積層体を作製し
た。
【0055】得られた積層体の離型フイルム4側から、
打ち抜き刃を有する金型を使用し、基材2表面まで幅
0.3mmの打ち抜き穴により、縦25mm×横30m
mの転写層がアイランド状に基材2上に形成されるよう
に打ち抜き穴を形成した。
【0056】ついで、転写範囲以外の転写層上の離型フ
イルム4を剥離した後、全表面に下記で作製した粘着シ
ートを貼着し、本発明の第1の体積ホログラム転写用シ
ートを作製した。
【0057】 (粘着剤層5/粘着シート基材6の第4積層体の作製) 表面離型性PETフイルム(「SP−PET」50μm、東セロ(株)製)上 に、下記組成 ・アクリル系粘着剤(ニッセツPE−118、日本カーバイド工業(株)製) ・・・ 50重量部 ・架橋剤(ニッセツCK−101、日本カーバイド工業(株)製) ・・・ 2重量部 ・メチルエチルケトン ・・・ 15重量部 ・トルエン ・・・ 7重量部 ・酢酸エチル ・・・ 7重量部 の塗液をコンマコーターを使用して均一に塗布し、乾燥
膜厚20μmの透明粘着剤層を形成した。
【0058】(体積ホログラムの転写)第1の体積ホロ
グラム転写用シートにおける粘着シートを剥離したとこ
ろ、基材上に希望の転写範囲が欠陥なく形成された図1
(c)の体積ホログラム転写用シートとできた。
【0059】次いで、図1(c)の体積ホログラム転写
用シートをポリ塩化ビニルカード上にラミネートした
後、シート裏面から縦25mm×横30mmの刻印を用
い、120〜140℃で転写層をカード上に転写したと
ころ、体積ホログラム転写用シートにおける転写層パタ
ーンが箔切れもなく良好に転写された。
【0060】なお、比較として、上記で作製した基材2
/透明表面保護層11/体積ホログラム層10/感熱接
着剤層12/離型フイルム4の積層体に打ち抜きをしな
いで、体積ホログラム転写用シートとした。その体積ホ
ログラム転写用シートの離型フイルムを剥離した後、ポ
リ塩化ビニルカード上にラミネートし、シート裏面から
縦25mm×横30mmの刻印を用い、120〜140
℃で転写層をカード上に転写したところ、箔切れ不良の
ため、転写範囲以外の転写層が転写され、良好な転写が
できないものであった。
【0061】
【発明の効果】本発明の体積ホログラム転写用シート
は、転写不良等の問題がなく、転写パターン状の転写層
をその適用時までホログラム像に影響を与えることなく
保持できるものであり、製造方法は、本発明の体積ホロ
グラム転写用シートを効率よく作製できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は本発明の第1の体積ホログラム
転写用シートの断面図、(b)は同平面図、(c)は粘
着シートを剥離した状態を説明するための図である。
【図2】 図2(a)は本発明の第2の体積ホログラム
転写用シートの断面図、(b)は同平面図、(c)は粘
着シートを剥離した状態を説明するための図である。
【図3】 図3(a)は、本発明の第1の体積ホログラ
ム転写用シートにおける転写層の層構成を説明するため
の断面図であり、(b)は本発明の第2の体積ホログラ
ム転写用シートにおける転写層の層構成を説明するため
の断面図である。
【符号の説明】
1は転写層、2は基材、3は切り目、4は離型フイル
ム、5は粘着剤層、6は粘着シート基材、10は体積ホ
ログラム層、11は透明表面保護層、12は接着層、1
3は透明表面保護フイルムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 3/02 G09F 3/02 W 3/10 3/10 H 19/12 19/12 L Fターム(参考) 2C005 HA10 HA30 HB02 HB10 JA18 JB02 JB18 KA01 KA26 KA37 LA03 2K008 AA13 AA15 AA16 FF17 3B005 EA12 EB01 EB03 FB11 FB22 FB61

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に、該基材から剥離可能な転写層
    である透明表面保護層、体積ホログラム層、接着層の順
    次積層体が積層されると共に、前記転写層が体積ホログ
    ラムの転写範囲に対応した切れ目により転写範囲と転写
    範囲以外とにそれぞれ区画され、また、前記転写範囲に
    おける転写層表面には該転写層表面から離型可能な離型
    フイルムが積層されると共に該離型フイルム表面と前記
    転写範囲以外の転写層表面との両表面にかけて粘着シー
    トが貼着された体積ホログラム転写用シートであって、
    該粘着シートが剥離されると、前記転写範囲以外の転写
    層が基材から剥離され、基材上には前記転写範囲に対応
    した転写層が残存されるものであることを特徴とする体
    積ホログラム転写用シート。
  2. 【請求項2】 基材上に、該基材から剥離可能な転写層
    である透明表面保護層、体積ホログラム層、接着層の順
    次積層体が積層されると共に、前記転写層が体積ホログ
    ラムの転写範囲に対応した切れ目により転写範囲と転写
    範囲以外とにそれぞれ区画され、また、前記転写範囲の
    転写層表面には接着せず、転写範囲以外の転写層表面に
    接着可能な粘着シートが貼着された体積ホログラム転写
    用シートであって、該粘着シートが剥離されると、前記
    転写範囲以外の転写層が基材から剥離され、基材上には
    前記転写範囲に対応した転写層が残存されるものである
    ことを特徴とする体積ホログラム転写用シート。
  3. 【請求項3】 基材上に、該基材から剥離可能な転写層
    である透明表面保護層、体積ホログラム層、接着層の順
    次積層体、離型シートをこの順に積層した体積ホログラ
    ム転写シートにおける転写層および離型シートからなる
    積層体に、体積ホログラムの転写範囲に対応して予め切
    り目を入れる工程、 前記転写範囲以外の転写層表面の離型シートを剥離・除
    去する工程、 該離型シートが剥離・除去された前記転写範囲以外の転
    写層表面と前記転写範囲における離型シート表面との両
    表面に粘着シートを貼着する工程からなることを特徴と
    する請求項1記載の体積ホログラム転写用シートの作製
    方法。
  4. 【請求項4】 基材上に、該基材から剥離可能な転写層
    である透明表面保護層、体積ホログラム層、接着層の順
    次積層体をこの順に積層した体積ホログラム転写シート
    における転写層に、体積ホログラムの転写範囲に対応し
    て予め切り目を入れる工程、 該転写範囲以外の転写層表面に、該転写層パターン状の
    粘着剤層を有する粘着シートを貼着する工程、 からなることを特徴とする請求項2記載の体積ホログラ
    ム転写用シートの作製方法。
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