JP4479984B2 - 体積ホログラム転写用シートの作製方法 - Google Patents

体積ホログラム転写用シートの作製方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、身分証明書、受験票、パスポート、証券等に添付されている写真や情報欄の表面にセキュリティー確保を目的として貼着される透明な体積ホログラムを形成するために使用される体積ホログラム転写箔および体積ホログラム転写ラベル等の体積ホログラム転写用シートの作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホログラフィーはある表面における光波の振幅と位相の両方を記録する技術であり、この技術によって作製されたホログラムは一点から見た映像しかとらえていない通常の写真に比して、異なる角度から見た立体像を再生することが可能である。更にホログラムは製造技術が高度であり、製造装置も複雑でかつ高価であるために、ホログラム自体の偽造、変造は一般的には困難で、この偽造の困難性を利用し、証明書、証券等の偽造防止手段としての使用が試みられている。
【0003】
しかしながら、体積ホログラムはレリーフホログラムと相違し、その明るさ等の意匠性とその膜厚とは相関性があり、偽造防止等の用途に使用される場合に必要とされる明るさを発現するためにはその膜厚を厚くせざるをえないのが現状である。また、体積ホログラム転写用シートを利用して、適当な大きさの体積ホログラムを被着体に転写する場合、体積ホログラム転写用シートに予め切り目をいれて転写範囲とするが、体積ホログラム層や接着層はレリーフホログラムと相違し柔らかいために、転写時の熱圧に際しての箔切れ性が悪く、転写不良が生じている。また、基材上に転写パターン状の転写層をアイランド状に設けてその箔切れ性の問題を解消することも考えられるが、保存時や適用時の取り扱いによっては、転写層端部が変形し、ホログラム像に影響を与えるという問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、転写不良等の問題がなく、転写パターン状の転写層をその適用時までホログラム像に影響を与えることなく保持できる体積ホログラム転写用シートの作製方法の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の体積ホログラム転写用シートの作製方法は、フイルム基材上に、該フイルム基材から剥離可能な転写層である透明表面保護層、体積ホログラム層、接着層、離型シートをこの順に積層した体積ホログラム転写シートにおける転写層および離型シートに、体積ホログラムの転写範囲に対応して予め切り目を入れる工程、
前記転写範囲以外の転写層表面の離型シートを剥離・除去する工程、
該離型シートが剥離・除去された前記転写範囲以外の転写層表面と前記転写範囲における離型シート表面との両表面に粘着シートを貼着する工程
からなる体積ホログラム転写用シートの作製方法であって、該体積ホログラム転写用シートは、粘着シートが剥離されると、転写範囲以外の転写層がフイルム基材から剥離され、フイルム基材上には前記転写範囲に対応した転写層が残存されるものである
【0006】
本発明の第2の体積ホログラム転写用シートの作製方法は、フイルム基材上に、該フイルム基材から剥離可能な転写層である透明表面保護層、体積ホログラム層、接着層をこの順に積層した体積ホログラム転写シートにおける転写層に、体積ホログラムの転写範囲に対応して予め切り目を入れる工程、
該転写範囲以外の転写層表面に、該転写範囲以外の転写層パターン状の粘着剤層を有する粘着シートを貼着する工程、
からなる体積ホログラム転写用シートの作製方法であって、該体積ホログラム転写用シートは、粘着シートが剥離されると、前記転写範囲以外の転写層がフイルム基材から剥離され、フイルム基材上には前記転写範囲に対応した転写層が残存されるものである
【0009】
【発明の実施の形態】
図1(a)は本発明の第1の体積ホログラム転写用シートの断面図、(b)は同平面図、(c)は粘着シートを剥離した状態を説明するための図である。
【0010】
図2(a)は本発明の第2の体積ホログラム転写用シートの断面図、(b)は同平面図、(c)は粘着シートを剥離した状態を説明するための図である。
【0011】
図3(a)は、本発明の第1の体積ホログラム転写用シートにおける転写層の層構成を説明するための断面図であり、図中、透明表面保護層11、体積ホログラム層10、接着層12で示される順次積層体が転写層であり、(b)は本発明の第2の体積ホログラム転写用シートにおける転写層の層構成を説明するための断面図であり、図中、透明表面保護フイルム13、接着層12、体積ホログラム層10、接着層12で示される順次積層体が転写層に相当する。
【0012】
図中1は転写層、2は基材、3は切り目、4は離型フイルム、5は粘着剤層、6は粘着シート基材、10は体積ホログラム層、11は透明表面保護層、12は接着層、13は透明表面保護フイルムである。
【0013】
本発明の第1の体積ホログラム転写用シートにおける転写層について、図3(a)により説明する。
【0014】
体積ホログラム層1は、物体光と参照光との干渉光を干渉縞の間隔よりも十分に厚い感光材料に体積ホログラムを記録したもので、干渉縞の3次元構造がそのまま記録されたものである。この体積ホログラムを形成するには、体積ホログラム形成用材料層に、直接、物体光と参照光との干渉光を記録するか、あるいは、体積ホログラムの原版を密着露光することにより複製して得るものであり、工業的には後者の方法による。一般に、体積ホログラム形成用材料としては、銀塩材料、重クロム酸ゼラチン乳剤、光重合性樹脂、光架橋性樹脂等の公知の体積ホログラム記録材料が挙げられるが、生産の効率上、例えば特願平2001−241864号に開示される(1)バインダー樹脂、光重合可能な化合物、光重合開始剤及び増感色素からなる感光性材料であり、例えばデュポン社製「オムニデックス801」、また、(2)後述する実施例に記載するようなカチオン重合性化合物、ラジカル重合性化合物、特定波長の光に感光してラジカル重合性化合物を重合させる光ラジカル重合開始剤系、及び上記特定波長の光に対しては低感光性であり、別の波長の光に感光してカチオン重合性化合物を重合させる光カチオン重合開始剤系からなる感光性材料が挙げられる。
【0015】
体積ホログラム層の柔らかさを示す指標としては、(1)による体積ホログラム層に関しては「固体粘弾性アナライザーRSA−II」(レオメトリックス製)を使用して測定される50℃での動的貯蔵弾性率が6.28MPa程度のものであり、また、同装置を使用して得られるガラス転移温度が46.4℃のものが例示される。また、(2)による体積ホログラム層に関しては、同じく50℃での動的貯蔵弾性率が170MPa程度のものであり、また、同じく、ガラス転移温度が70.8℃程度のものが例示される。
【0016】
体積ホログラム層の膜厚は0.1μm〜50μm、好ましくは5μm〜20μmである。
【0017】
次に、図3(a)において、体積ホログラム層11の一方の面に設けられる透明表面保護層11としては、ポリメチルメタクリレート等のメタクリル系樹脂を主バインダーとし、ハードコート性、印字性、スリップ性等を付与するために各種添加剤を適宜含有する。バインダーとしては、その他、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、セルロース樹脂、シリコーン樹脂、塩化ゴム、カゼイン等が例示される。また、添加剤としては、各種界面活性剤、ワックス、金属化合物のうち1種または2種以上の混合物が添加される。表面保護用塗布膜は有機溶剤でインキ化し、基材2上に塗布等の方法によって形成されるとよく、その厚みは表面保護性を考慮すると0.1μm〜3μmが好ましい。また、透明表面保護層を電離放射線硬化型樹脂を用いて形成してもよく、基材上に塗布形成され、硬化された後、体積ホログラム層上への転写に際しては体積ホログラム層におけるタック性を利用して接着させるとよい。電離放射線硬化型樹脂には、電子線硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂がある。
【0018】
次に、基材2は、後述する本発明の体積ホログラム転写用シートにおける基材でもあり、また、体積ホログラムを被着体に転写した後、剥離されるものであるが、その積層面を離型処理するか、または、透明表面保護層11における離型性を利用して剥離性とするとよい。
【0019】
基材2としては、ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリ弗化エチレン系フイルム、ポリ弗化ビニリデンフイルム、ポリ塩化ビニルフイルム、ポリ塩化ビニリデンフイルム、エチレン−ビニルアルコールフイルム、ポリビニルアルコールフイルム、ポリメチルメタクリレートフイルム、ポリエーテルスルホンフイルム、ポリエーテルエーテルケトンフイルム、ポリアミドフイルム、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合フイルム、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリイミドフイルム等が例示される。膜厚は2μm〜200μm、好ましくは10μm〜50μmである。
【0020】
次に、体積ホログラム層の他面に積層される接着剤層12としては、感熱接着剤層、または粘着剤層とされる。
【0021】
感熱接着剤としては、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−イソブチルアクリレート共重合樹脂、ブチラール樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂およびその共重合樹脂、セルロース誘導体、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、SBS、SIS、SEBS、SEPS等の熱可塑性エラストマー、または、反応ホットメルト系樹脂を使用することができ、被着体との接着性の観点から適宜選択されるとよい。
【0022】
被着体としてはポリ塩化ビニルシート、ポリスチレンシート、PETシート、上質紙等が例示されるが、これら被着体との接着性の観点からは、例えば三井化学(株)製「V200」(軟化点85℃)、同「EV270」(軟化点41℃)、同「V100」(軟化点67℃)、東洋モートン社製「AD1790−15」(軟化点80℃)、綜研化学社製「U206」(軟化点60℃」、中央理化社製「EC1200」(軟化点75℃)、同「EC1700」(軟化点85℃)、同「AC3100」(軟化点90℃)、同「EC909」(軟化点100℃)、日本ポリウレタン(株)製「ニッポラン3038」(軟化点135℃)、大日本インキ化学工業(株)製「M−720AH」、大日本インキ化学工業(株)製「A−928」、大日本インキ化学工業(株)製「A−450」、大日本インキ化学工業(株)製「A−100Z−4」等が例示される。
【0023】
感熱接着剤層12は、離型フイルム4上に水、トルエン、メチルエチルケトン等の溶媒に溶解、または分散され、コンマコーター、ダイコーター、グラビアコーター等により乾燥膜厚2〜20μmに塗布形成した後、体積ホログラム層上に熱圧転写により積層されるとよい。
【0024】
感熱接着剤層12は、無着色透明としてもよいが、体積ホログラム層側から(1)着色された感熱接着剤層、(2)着色インキ層や光を反射する金属薄膜層などの着色剤層、感熱接着剤層の順次積層体、(3)感熱接着剤層、着色インキ層や光を反射する金属薄膜層などの着色剤層、感熱接着剤層の順次積層体のそれぞれの構成としてもよい。これにより、体積ホログラムの背景色とでき、コントラストに優れるホログラム像とできる。
【0025】
また、接着剤層を粘着剤を使用して形成してもよく、粘着剤としてはアクリル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、またはこれらの共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、天然ゴム、カゼイン、ゼラチン、ロジンエステル、テルペン樹脂、フェノール系樹脂、スチレン系樹脂、クロマンインデン樹脂、ポリビニルエーテル、シリコーン樹脂等が例示され、また、アルファ−シアノアクリレート系、シリコーン系、マレイミド系、スチロール系、ポリオレフィン系、レゾルシノール系、ポリビニルエーテル系粘着剤が例示される。これらの粘着剤層の厚みとしては、4μm〜30μmが好ましい。
【0026】
粘着剤層12としても、着色インキ層や光を反射する金属薄膜層などの着色層をその層中に含有させるとよく、例えば粘着剤層/着色層/粘着剤層の積層構成とするとよい。これにより、体積ホログラムの背景色とでき、コントラストに優れるホログラム像とできる。
【0027】
離型フイルム4としては、体積ホログラムが被着体上に転写されるまでの間、感熱接着剤層を保護し、また、被着体上に適用する際には剥離されるものであり、積層表面をフッ素系離型剤、シリコーン系離型剤により離型処理したポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリ弗化エチレン系フイルム、ポリ弗化ビニリデンフイルム、ポリ塩化ビニルフイルム、ポリ塩化ビニリデンフイルム、エチレン−ビニルアルコールフイルム、ポリビニルアルコールフイルム、ポリメチルメタクリレートフイルム、ポリエーテルスルホンフイルム、ポリエーテルエーテルケトンフイルム、ポリアミドフイルム、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合フイルム、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリイミドフイルム、剥離紙等が例示され、膜厚は2μm〜200μm、好ましくは10μm〜50μmである。離型フイルムは、透明、または、カーボンブラック等の隠蔽性顔料を練り込んだ不透明フィルムであってもよい。
【0028】
次に、本発明の第2の体積ホログラム転写用シートにおける転写層について、図3(b)により説明する。体積ホログラム層10は上記の第1の体積ホログラム転写用シートにおける体積ホログラム層10と同様であるが、体積ホログラム層10と透明表面保護フイルム13とを接着させる接着剤層12を透明とする以外は、接着剤層12は上記の第1の体積ホログラム転写用シートにおける接着剤層12と同様である。
【0029】
体積ホログラム層10と透明表面保護フイルム13とを接着させる接着剤層12は、ホログラムを観察する観点からは透明性が要求され、透明表面保護フイルム4上に形成された後、体積ホログラム層上に透明表面保護フイルムと共に積層されるとよい。
【0030】
透明表面保護フイルム13は、体積ホログラム層を保護するためのものであり、接着剤層12の積層表面がコロナ処理、火炎処理等により易接着処理されたプラスチックフイルムとするとよく、例えばポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリ弗化エチレン系フイルム、ポリ弗化ビニリデンフイルム、ポリ塩化ビニルフイルム、ポリ塩化ビニリデンフイルム、エチレン−ビニルアルコールフイルム、ポリビニルアルコールフイルム、ポリメチルメタクリレートフイルム、ポリエーテルスルホンフイルム、ポリエーテルエーテルケトンフイルム、ポリアミドフイルム、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合フイルム、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリイミドフイルム等が例示され、保護フイルムの膜厚としては2μm〜200μm、好ましくは10μm〜50μmである。
【0031】
また、透明表面保護フイルムにおける基材2側積層面には、上記の第1の体積ホログラム転写用シートにおける透明表面保護層を積層し、基材2と積層することにより、透明表面保護層における離型性を利用することにより基材2と離型性とすることができる。
【0032】
次に、本発明の第1の体積ホログラム転写用シートについて説明する。本発明の第1の体積ホログラム転写用シートは、図1(a)に示され、上述した図3(a)で示す体積ホログラム積層体を使用して作製される。
【0033】
まず、原反として作製された図3(a)で示す体積ホログラム積層体における基材2以外の部分である透明表面保護層11、体積ホログラム層10、接着層12、離型フイルム4の積層構造に、離型フイルム4側から打ち抜き刃を基材2の厚み分を残したストロークにより上下動させることにより、図1(a)に示すように、体積ホログラムの転写範囲(A部分)の全周にわたり切れ目3を入れる。切れ目3の幅としては体積ホログラム転写用シートを例えばロール状とした際に隣接するA部分とB部分とが接触しない程度の間隔とすればよい。また、A部分の大きさ、形状としては被着体との関係で適宜とされるが、例えば縦10mm〜横10mm程度の正方形が例示される。
【0034】
ついで、転写範囲以外の転写層であるB部分表面における離型フイルム4を剥離・除去した後、体積ホログラム積層体における表面に粘着シート基材6上に粘着剤層5を設けた粘着シートを貼着することにより、図1(a)に示す本発明の第1の体積ホログラム転写用シートが作製される。
【0035】
本発明の第1の体積ホログラム転写用シートにおいては、保管時や取り扱い時には、転写層は粘着シートにより保護されることができ、また、被着体へのホログラム転写時には、粘着シートを剥離するとA部分にあってはその離型フイルム4を、また、B部分にあっては転写層1を粘着シートに追随させて剥離・除去できるので、転写に際しては図1(c)に示す状態で使用でき、転写範囲のみを被着体に転写することができる。
【0036】
図3(a)の体積ホログラム積層体を使用した図1(a)に示す体積ホログラム積層体の作製方法を示す。
(1) 離型フイルム/ホログラム形成用材料層/離型フイルムの第1積層体
(2) 基材2/透明表面保護層11の第2積層体
(3) 感熱接着剤層12/離型フイルム4の第3積層体
(4) 粘着剤層5/粘着シート基材6の第4積層体
を別々に作製し、第1積層体のホログラム形成用材料層に体積ホログラム記録−加熱処理を行なった後、離型フイルムを剥離し、露出した体積ホログラム層面に第2積層体を透明表面保護層側からラミネートし、基材2/透明表面保護層11/体積ホログラム層10/離型フイルムを作製する。
【0037】
次いで、体積ホログラムを紫外線照射して定着処理した後、離型フイルムを剥離し、その剥離面に第3積層体を接着剤層側からラミネートし、基材2/透明表面保護層11/体積ホログラム層10/感熱接着剤層12/離型フイルム4からなる体積ホログラム積層体を作製する。
【0038】
ついで、打ち抜き刃を使用して、離型フイルム4側から打ち抜き穴が透明表面保護層11/体積ホログラム層10/感熱接着剤層12/離型フイルム4からなる積層体を貫通し、基材2表面に達するように切れ目3を形成し、次いで、転写範囲以外の転写層上の離型フイルム4を剥離・除去し、さらに、体積ホログラム積層体の全表面に粘着シートを貼着することにより、本発明の第1の体積ホログラム転写用シートが作製される。
【0039】
また、本発明の第2の体積ホログラム転写用シートは、図2に示され、上述した図3(b)で示す体積ホログラム積層体を使用して作製される。
【0040】
まず、原反として作製された図3(b)で示す体積ホログラム積層体における基材2以外の部分である透明表面保護フイルム13、接着剤層12、体積ホログラム層10、接着剤層12の積層構造に、接着剤層12側から打ち抜き刃を基材2の厚み分を残したストロークにより上下動させることにより、図2(a)に示すように、体積ホログラムの転写範囲(A部分)の全周にわたり切れ目3を入れる。切れ目3の幅としては体積ホログラム転写用シートを例えばロール状とした際に隣接するA部分とB部分とが接触しない程度の間隔とすればよい。また、A部分の大きさ、形状としては被着体との関係で適宜とされるが、例えば縦10mm〜横10mm程度の正方形が例示される。
【0041】
ついで、体積ホログラム積層体における表面に粘着シート基材6上に転写範囲(A部分)以外に粘着剤層5を設けた粘着シートを貼着することにより、図2(a)に示す本発明の第1の体積ホログラム転写用シートが作製される。なお、転写範囲(A部分)に対応する粘着シート表面には好ましくは離型処理を施しておくとよい。
【0042】
本発明の第2の体積ホログラム転写用シートにおいては、保管時や取り扱い時には、転写層は粘着シート基材6により保護されることができ、また、被着体へのホログラム転写時には、粘着シートを剥離するとB部分にあっては転写層1を粘着シートに追随させて剥離・除去できるので、図2(c)に示す状態で使用することができ、転写範囲のみの転写層を被着体に転写することができる。
【0043】
図3(b)の体積ホログラム積層体を使用した図2(a)に示す体積ホログラム積層体の作製方法を示す。
(1) 離型フイルム/ホログラム形成用材料層/離型フイルムの第1積層体
(2) 基材2/透明表面保護層/透明表面保護フイルム13の第2積層体
(3) 感熱接着剤層12/離型フイルムの第3積層体
(4) 粘着剤層5/粘着シート基材6の第4積層体
を別々に作製し、第1積層体のホログラム形成用材料層に体積ホログラム記録−加熱処理を行なった後、離型フイルムを剥離し、露出した体積ホログラム層面に第3積層体の感熱接着剤層側からラミネートし、感熱接着剤層側の離型フイルムを剥離した後、その剥離面に、第2積層体を透明表面保護フイルム側からラミネートし、基材2/透明表面保護層/透明表面保護フイルム13/感熱接着剤層12/体積ホログラム層10/離型フイルムを作製する。
【0044】
次いで、体積ホログラムを紫外線照射して定着処理した後、離型フイルムを剥離し、その剥離面に第3積層体を接着剤層側からラミネートすると共に、離型フイルムを剥離して基材2/透明表面保護層/透明表面保護フイルム13/感熱接着剤層12/体積ホログラム層10/感熱接着剤層12からなる体積ホログラム積層体を作製する。
【0045】
ついで、打ち抜き刃を使用して、感熱接着剤層12側から打ち抜き穴が透明表面保護層/透明表面保護フイルム13/感熱接着剤層12/体積ホログラム層10/感熱接着剤層12からなる積層体を貫通し、基材2表面に達するように切れ目3を形成する。次いで、粘着剤をパターン状に塗布した粘着シートを、その粘着剤層パターンが体積ホログラム積層体における転写層の転写範囲以外の部分に対応させて貼着することにより、本発明の第2の体積ホログラム転写用シートが作製される。
【0046】
なお、図1、図2において、転写範囲以外の部分として記載したB部分は、図3に示す体積ホログラム積層体から適宜形状の転写パターンを切れ目3で形成した際の不要部分であり、所謂「カス」部分に相当するものである。
【0047】
本発明の体積ホログラム転写用シートは、接着剤層が感熱接着剤層である場合には、被着体上に熱圧手段により、また、接着剤層が粘着剤層である場合には、被着体上にラミネートすることにより積層された後、基材2は剥離され、体積ホログラムの転写が行われる。
【0048】
本発明の体積ホログラム転写用シートが適用される被着体としては、紙、合成紙、合成樹脂や金属からなるフイルムやシートであることができ、受験票の如きシート状、またIDカードのようなカード形状、また、パスポートのような小冊子等さまざまな形態をとることができる。また、写真を被着体上に貼着する糊は、写真を剥離しえない接着強度を有するものであり、一般的な澱粉のり、合成のりである。
【0049】
被着体の一部をなす写真は、銀塩を代表とする公知の写真材料、昇華転写画像等であり、必ずしも顔を写した画像である必要はなく、指紋、掌紋等の個人を特定できる部分を表示する画像であってもよい。また、情報欄としては、その証明書がスポーツ大会等の証明書である場合には、数字、文字等が印刷やサーマルヘッドやインクジェットによる単色、またはカラー表示により表示され、会場名、選手か否か、所属等の資格表示、更に主催者による追記事項等を表示しうるものである。
【0050】
【実施例】
以下、第1の体積ホログラム転写用シートを実施例として本発明を詳細に説明するが、第2の体積ホログラム転写用シートにあっても、同様にして作製できる。
(離型フイルム/(2)の感光材料からなるホログラム形成用材料層/離型フイルムの第1積層体)
表面離型性PETフィルム{東レ(株)製、ルミラーT−60、厚み50μm}上に、ホログラム形成材料として、下記組成
Figure 0004479984
からなる体積ホログラム記録材料を、乾燥膜厚10μmとなるようにグラビアコートにて塗工し、塗工面に表面離型処理PETフィルム(「SP−PET」50μm、東セロ(株)製)をラミネートし、第1の積層体を作製した。
【0051】
(基材/透明表面保護層の第2積層体)
PETフィルム{東レ(株)製、ルミラーT−60、厚み50μm}上に、透明表面保護層として、ハクリニスUVC−5W((株)昭和インク工業所製)をスライドダイを使用して乾燥膜厚1μmとなるように均一塗布し、第2積層体を作製した。
【0052】
(感熱接着剤層/離型フイルムの第3積層体)
表面離型性PETフイルム(「SP−PET」50μm、東セロ(株)製)上に、感熱接着剤(EC1700、中央理化(株)製)を乾燥膜厚2μmで塗布し、第3積層体を作製した。
【0053】
(体積ホログラム転写用シートの作製)
第1の積層体に514nmの波長のレーザー光を用いてリップマンホログラムを記録し、100℃、10分間加熱した後、一方の離型フイルムを剥離し、その剥離面に第2積層体をその透明表面保護層側から80℃でラミネートし、基材/透明表面保護層/体積ホログラム層/離型フイルムの積層構成とした。
【0054】
得られた積層構成に、高圧水銀灯を使用して2500mJ/cm2 の照射量でホログラムを定着処理した後、離型フイルムを剥離し、その剥離面に第3積層体をその感熱接着剤側から100℃でラミネートし、基材2/透明表面保護層11/体積ホログラム層10/感熱接着剤層12/離型フイルム4の積層体を作製した。
【0055】
得られた積層体の離型フイルム4側から、打ち抜き刃を有する金型を使用し、基材2表面まで幅0.3mmの打ち抜き穴により、縦25mm×横30mmの転写層がアイランド状に基材2上に形成されるように打ち抜き穴を形成した。
【0056】
ついで、転写範囲以外の転写層上の離型フイルム4を剥離した後、全表面に下記で作製した粘着シートを貼着し、本発明の第1の体積ホログラム転写用シートを作製した。
【0057】
(粘着剤層5/粘着シート基材6の第4積層体の作製)
表面離型性PETフイルム(「SP−PET」50μm、東セロ(株)製)上に、下記組成
Figure 0004479984
の塗液をコンマコーターを使用して均一に塗布し、乾燥膜厚20μmの透明粘着剤層を形成した。
【0058】
(体積ホログラムの転写)
第1の体積ホログラム転写用シートにおける粘着シートを剥離したところ、基材上に希望の転写範囲が欠陥なく形成された図1(c)の体積ホログラム転写用シートとできた。
【0059】
次いで、図1(c)の体積ホログラム転写用シートをポリ塩化ビニルカード上にラミネートした後、シート裏面から縦25mm×横30mmの刻印を用い、120〜140℃で転写層をカード上に転写したところ、体積ホログラム転写用シートにおける転写層パターンが箔切れもなく良好に転写された。
【0060】
なお、比較として、上記で作製した基材2/透明表面保護層11/体積ホログラム層10/感熱接着剤層12/離型フイルム4の積層体に打ち抜きをしないで、体積ホログラム転写用シートとした。その体積ホログラム転写用シートの離型フイルムを剥離した後、ポリ塩化ビニルカード上にラミネートし、シート裏面から縦25mm×横30mmの刻印を用い、120〜140℃で転写層をカード上に転写したところ、箔切れ不良のため、転写範囲以外の転写層が転写され、良好な転写ができないものであった。
【0061】
【発明の効果】
本発明の体積ホログラム転写用シートは、転写不良等の問題がなく、転写パターン状の転写層をその適用時までホログラム像に影響を与えることなく保持できるものであり、製造方法は、本発明の体積ホログラム転写用シートを効率よく作製できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は本発明の第1の体積ホログラム転写用シートの断面図、(b)は同平面図、(c)は粘着シートを剥離した状態を説明するための図である。
【図2】 図2(a)は本発明の第2の体積ホログラム転写用シートの断面図、(b)は同平面図、(c)は粘着シートを剥離した状態を説明するための図である。
【図3】 図3(a)は、本発明の第1の体積ホログラム転写用シートにおける転写層の層構成を説明するための断面図であり、(b)は本発明の第2の体積ホログラム転写用シートにおける転写層の層構成を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1は転写層、2は基材、3は切り目、4は離型フイルム、5は粘着剤層、6は粘着シート基材、10は体積ホログラム層、11は透明表面保護層、12は接着層、13は透明表面保護フイルムである。

Claims (2)

  1. フイルム基材上に、該フイルム基材から剥離可能な転写層である透明表面保護層、体積ホログラム層、接着層、離型シートをこの順に積層した体積ホログラム転写シートにおける転写層および離型シートに、体積ホログラムの転写範囲に対応して予め切り目を入れる工程、
    前記転写範囲以外の転写層表面の離型シートを剥離・除去する工程、
    該離型シートが剥離・除去された前記転写範囲以外の転写層表面と前記転写範囲における離型シート表面との両表面に粘着シートを貼着する工程
    からなる体積ホログラム転写用シートの作製方法であって、該体積ホログラム転写用シートは、粘着シートが剥離されると、転写範囲以外の転写層がフイルム基材から剥離され、フイルム基材上には前記転写範囲に対応した転写層が残存されるものである体積ホログラム転写用シートの作製方法。
  2. フイルム基材上に、該フイルム基材から剥離可能な転写層である透明表面保護層、体積ホログラム層、接着層をこの順に積層した体積ホログラム転写シートにおける転写層に、体積ホログラムの転写範囲に対応して予め切り目を入れる工程、
    該転写範囲以外の転写層表面に、該転写範囲以外の転写層パターン状の粘着剤層を有する粘着シートを貼着する工程、
    からなる体積ホログラム転写用シートの作製方法であって、該体積ホログラム転写用シートは、粘着シートが剥離されると、前記転写範囲以外の転写層がフイルム基材から剥離され、フイルム基材上には前記転写範囲に対応した転写層が残存されるものである体積ホログラム転写用シートの作製方法。
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