JP2008028252A - 半導体層の処理方法、半導体層の処理装置、薄膜トランジスタの製造方法及び薄膜トランジスタの製造装置 - Google Patents

半導体層の処理方法、半導体層の処理装置、薄膜トランジスタの製造方法及び薄膜トランジスタの製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ガラス基板上に薄膜トランジスタを作製するに際して多結晶シリコンからなる半導体層とゲート絶縁膜との界面を良好な状態に形成し、電流駆動能力の向上としきい電圧のばらつきの低減を図る。
【解決手段】 ガラス基板1上に形成された多結晶シリコンからなる半導体層2の表面を酸化させて第1の絶縁膜3を形成した後、第1の絶縁膜3上に第2の絶縁膜4を堆積させる薄膜トランジスタの製造方法であって、第1の絶縁膜3を形成する工程は、酸素及び水素を構成元素として含むガスを用いて高密度プラズマを発生させ、半導体層2の表面を高密度プラズマ中の活性種で処理する高密度プラズマ処理工程を有する。酸素及び水素を構成元素として含むガスは、例えば、水蒸気を含むガス、又は酸素ガス及び水素ガスの混合ガスである。高密度プラズマ処理工程において形成される酸化膜をエッチングするエッチング工程を有し、エッチング工程を挟んで高密度プラズマ処理工程を複数回行うことが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガラス基板上に形成された多結晶シリコンからなる半導体層の処理方法及び半導体層の処理装置に関する。また、本発明は、ガラス基板上に形成された多結晶シリコンからなる半導体層の表面を酸化させて第1の絶縁膜を形成した後、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積させる薄膜トランジスタの製造方法及び薄膜トランジスタの製造装置に関する。
携帯電話等の表示部に用いられる液晶表示デバイスにおいては、表示領域の各画素を制御するスイッチング素子や表示領域の周辺部に設けられ駆動回路を構成するスイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)が用いられている。近年では、従来の非晶質シリコンに比較してキャリア移動度が高く、例えば600℃以下の低温プロセスで形成可能なことから、多結晶シリコンTFTに注目が集まっている。
ところで、液晶表示デバイスの分野においては、多結晶シリコンからなる半導体層上にゲート絶縁膜を形成する方法としてプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法によりシリコン酸化膜を堆積させる方法が知られており、成膜速度が早いことから広く用いられている。しかしながら、この方法では半導体層とゲート絶縁膜との界面が良好に形成されないことが問題となる。
そこで、プラズマCVD法等によりシリコン酸化膜等を堆積させる前に半導体層の表面を酸化して第1の絶縁膜を形成することで、ゲート絶縁膜を2層構造とすることが提案されている。この構造は、半導体層の表面が酸化することによって形成されたシリコン酸化膜からなる第1の絶縁膜が元の半導体層の内側に形成されるため、半導体層とゲート絶縁膜との界面が良好なものとなり、特性ばらつきを低減するうえで有望である。特許文献1においては、酸素原子活性種を含む雰囲気中で半導体の表面を酸化して第1の絶縁膜を形成しており、半導体表面の酸化に寄与する酸素原子活性種を形成する方法として、波長175nm以下の光を酸素ガスを含む雰囲気に照射して形成する方法と、プラズマにより形成する方法とが開示されている。
特開2002−208592号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されるように酸素原子活性種を用いて多結晶シリコンからなる半導体層を酸化すると、半導体層のチャネル領域におけるトラップ準位密度が増大し、電流駆動能力の低下やしきい電圧のばらつき等の特性低下を引き起こし、回路設計が困難なものとなる。
一方、単結晶シリコン基板を用いるMOS(Metal Oxide Semiconductor)デバイスの分野においては、半導体層とゲート絶縁膜との界面を形成する方法として、ドライ酸化と比較して良好な界面特性が得られることから、ウェット酸化により熱酸化膜を形成する方法が広く用いられている。ウェット酸化がドライ酸化に比較して良好な界面を形成可能である理由は、ドライ酸化に寄与する反応種が酸素分子又は酸素原子であるのに対し、ウェット酸化に寄与する反応種がOH基であるからと推測される。しかしながら、ウェット酸化では700℃〜1000℃程度の高温を要するため、液晶表示デバイスにおけるTFTのように、耐熱性の低いガラス基板上に形成された半導体層を処理する場合には採用できない。
本発明はこのような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、多結晶シリコンからなる半導体層の特性低下を抑制しつつ半導体層の表面を低温で酸化することが可能な半導体層の処理方法及び半導体層の処理装置を提供することを目的とする。また、本発明は、ガラス基板上に薄膜トランジスタを作製するに際して多結晶シリコンからなる半導体層とゲート絶縁膜との界面を良好な状態に形成し、電流駆動能力の向上としきい電圧のばらつきの低減を図ることが可能な薄膜トランジスタの製造方法及び薄膜トランジスタの製造装置を提供することを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明者は長期に亘り種々の検討を重ねてきた。先ず、界面特性の良好な酸化膜を形成可能なOHラジカルやOH分子を生成させる方法として、平行平板型のような通常のプラズマ発生手段を備えたCVD装置に水蒸気を導入することについて検討したところ、OHラジカル等を発生させることは可能ではあるものの、これでは十分な酸化速度を得られないことがわかった。これは、従来の低温酸化技術で用いられている酸素ラジカルに比較してOHラジカルの寿命が格段に短いため、基板表面に十分な量が到達できないからと推測される。そこで、半導体層の表面を酸化させるにあたってOHラジカルを大量に基板表面まで輸送するための方法についてさらに検討を行った。この際、OHラジカル生成量と反応圧力とに着目した結果、平行平板型のプラズマCVD装置では、反応ガスの圧力として100Pa程度の高圧が必要であり、生成したOHラジカルが失活してしまうこと、ラジカル生成量が少ないこと等の問題があることがわかり、これら問題点を解消するには高密度プラズマを用いることが有効であるとの結論に至った。
本発明はこのような知見に基づき完成されたものである。すなわち、本発明に係る半導体層の処理方法は、酸素及び水素を構成元素として含むガスを用いて高密度プラズマを発生させ、ガラス基板上に形成された多結晶シリコンからなる半導体層の表面を前記高密度プラズマ中の活性種で処理する高密度プラズマ処理工程を有することを特徴とする。
また、本発明に係る薄膜トランジスタの製造方法は、ガラス基板上に形成された多結晶シリコンからなる半導体層の表面を酸化させて第1の絶縁膜を形成した後、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積させる薄膜トランジスタの製造方法であって、前記第1の絶縁膜を形成する工程は、酸素及び水素を構成元素として含むガスを用いて高密度プラズマを発生させ、前記半導体層の表面を前記高密度プラズマ中の活性種で処理する高密度プラズマ処理工程を有することを特徴とする。
さらに、本発明に係る半導体層の処理装置は、多結晶シリコンからなる半導体層が形成されたガラス基板を内部に収容するチャンバと、前記チャンバ内に酸素及び水素を構成元素として含むガスを導入する導入手段と、前記チャンバ内に前記酸素及び水素を構成元素として含むガスの高密度プラズマを発生させるプラズマ発生手段とを備えることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る薄膜トランジスタの製造装置は、ガラス基板上に形成された多結晶シリコンからなる半導体層の表面を酸化させる酸化反応室を少なくとも備える薄膜トランジスタの製造装置であって、前記酸化反応室は、内部に前記ガラス基板を収容するチャンバと、前記チャンバ内に酸素及び水素を構成元素として含むガスを導入する導入手段と、前記チャンバ内に前記酸素及び水素を構成元素として含むガスの高密度プラズマを発生させるプラズマ発生手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、酸素及び水素を構成元素として含むガスの高密度プラズマを発生させ、高密度プラズマ中のOHラジカル等の活性種で半導体層表面を処理して酸化し、例えば薄膜トランジスタにおけるゲート絶縁膜と半導体層との界面を形成する。高密度プラズマ中にはOHラジカルを含む活性種が大量に生成し、また、チャンバ内は比較的低圧とされているのでその失活が比較的抑制されている。このため、半導体層の表面に大量のOHラジカルが輸送され、結果として十分な酸化速度にて半導体層の酸化が進行する。また、酸化反応に寄与するOHラジカルは、多結晶シリコン膜の膜質を改善する効果を有するため、例えば酸素原子活性種で問題となるような多結晶シリコンからなる半導体層のトラップ準位密度の増大を抑制しつつ半導体層の表面酸化を実現する。さらに、熱酸化膜形成のような高温(例えば800℃程度)は不要であるため、基板として安価なガラス基板の使用が可能となる。
本発明の半導体層の処理方法及び処理装置によれば、多結晶シリコンからなる半導体層におけるトラップ準位密度の増大を抑制しつつ、半導体層の表面を低温で酸化することができる。また、本発明の薄膜トランジスタの製造方法及び製造装置によれば、半導体層とゲート絶縁膜との界面を良好なものとし、高い電流駆動能力を持つとともにしきい電圧のばらつきの小さい薄膜トランジスタを安価なガラス基板上に作製することができる。
本発明を適用した半導体層の処理方法、半導体層の処理装置、薄膜トランジスタの製造方法及び薄膜トランジスタの製造装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施形態>
薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor :TFT)を製造するには、先ず、図1(a)に示すように、ガラス基板1上に多結晶シリコンからなる半導体層2を形成する。半導体層2は、ガラス基板1上にアモルファスシリコンを成膜した後、レーザーアニールにより多結晶シリコン膜とし、所定形状に加工することで得られる。
次に、図1(b)に示すように、半導体層2の表面を酸化してシリコン酸化膜からなる第1の絶縁膜3を形成し、その後、図1(c)に示すように、大気にさらすことなく第1の絶縁膜3上に第2の絶縁膜4を形成し、第1の絶縁膜3及び第2の絶縁膜4からなるゲート絶縁膜5を形成する。第2の絶縁膜4は例えばTEOS(Tetraethoxysilane)と酸素ガスとを用いたプラズマCVD法によってシリコン酸化物を堆積させて形成する。第1の絶縁膜3は膜厚5nm以下、第2の絶縁膜4は膜厚20nm〜100nm程度に設定される。
次に、第2の絶縁膜4上にゲート金属を成膜した後、所定形状に加工することで、図1(d)に示すように、ゲート絶縁膜5を介して第2の絶縁膜4上にゲート電極6を形成する。その後、リン、ボロン等を半導体層2のコンタクト領域に注入する。次に、ゲート電極6を覆ってゲート絶縁膜5上に層間絶縁膜7を成膜し、その後、活性化アニールを行う。
次に、図1(e)に示すように、ゲート絶縁膜5及び層間絶縁膜7をエッチングしてコンタクトホールを形成し、信号線金属を成膜、加工してソース・ドレイン電極8を形成することで、TFT9が作製される。TFT9が形成された基板は、例えば液晶表示デバイスのアレイ基板等として用いられる。
前述のTFTの製造プロセスにおいて、第1の絶縁膜3は、以下に説明するような高密度プラズマ処理工程によって形成される。具体的には、第1の絶縁膜3は、酸素及び水素を構成元素として含むガスを用いて高密度プラズマを発生させ、高密度プラズマ中に生じたOHラジカル等の活性種で半導体層2の表面を処理し、半導体層2の表面を酸化することにより形成される。以下、第1の絶縁膜3を形成する方法及び装置について詳細に説明する。
図2は、ゲート絶縁膜5を製造するための装置の一部を示す図であり、具体的にはゲート絶縁膜5のうち第1の絶縁膜3を形成するための酸化用反応室10を示すものである。酸化反応室10は、チャンバ11と、チャンバ11内にガスを導入する導入手段としての導入口12と、ガラス基板1を載置するとともにヒータを備えるステージ13と、ステージ13に対向して配置されたプラズマ発生手段としてのプラズマ源15とを備える。チャンバ11にはチャンバ11内を排気する排気口16が設けられ、排気口16にはオートプレッシャーコントローラー、メカニカルブースターポンプ、ドライポンプ等の排気系が接続される。プラズマ源15には電力を供給するマイクロ波電源17が接続され、誘電体窓14を介してプラズマ源15よりチャンバ11内にマイクロ波を照射する構成とされる。
チャンバ11に設けられた導入口12には、マスフローコントローラー17を介してH、O、HO、Ar、Kr、He等の各種ガスを供給する配管が接続されている。導入ガスはバルブ等により任意に切り替えられるようになっている。図2においては、プラズマ源15とステージ13上のガラス基板1との間にガスを導入するように導入口16を1箇所設置した状態を示したが、導入口16の設置箇所や設置数は任意に変更可能であり、例えば誘電体窓14に複数の孔を設けてガラス基板の上方から反応ガスを導入するようにしてもよい。
なお、本発明の製造装置は、図2に示す第1の絶縁膜3を形成するための酸化用反応室10に加えて、図示は省略するが、第2の絶縁膜4を成膜するためのプラズマCVD装置が設けられた第2の絶縁膜形成用反応室、処理前又は処理後の基板の搬送室への出し入れを行うカセット室、これらチャンバ間での基板の搬送を行うロボット機構を備える搬送室等を備え、これらがゲートバルブにより仕切られるとともそれぞれ吸排気系が設けられ、一貫して真空状態で処理可能な構造とされている。また、基板を加熱する加熱室、基板を冷却する冷却室等をさらに備えてもよい。
図2に示す酸化用反応室10を備える装置を利用してゲート絶縁膜5を形成するには、先ず、ゲートバルブ、排気系、搬送ロボットを適宜動作させることにより、半導体層2形成後のガラス基板1をカセット室を介して搬送室へ移動させ、さらに所定の真空とした酸化用反応室10に搬入し、ステージ13に載置する。
次に、酸化用反応室10と搬送室との間のゲートバルブを閉じた状態で、酸素及び水素を構成元素として含むガスを導入口16からチャンバ11内に導入するとともに、マイクロ波電源21からプラズマ源15に電力を供給し、プラズマ源15からのマイクロ波により、チャンバ11内に高密度プラズマを発生させる。励起周波数が2.45GHzの場合、例えばプラズマ密度7.8E10(1/cm)以上の高密度プラズマを発生させる。プラズマ源15近傍においてはOHラジカル等の活性種が比較的大量に生成し、しかも高密度プラズマは例えば数mTorr程度の低圧で生成することから生成したOHラジカルの失活が抑えられる。このため、OHラジカル等の活性種を絶縁基板1(半導体層2)まで比較的大量に到達させることができる。その結果、半導体層2の表面が十分な酸化速度にて酸化され、第1の絶縁膜3が速やかに形成される。
酸素及び水素を構成元素として含むガスとしては、具体的には水蒸気(HO)を含むガスや、酸素(O)ガス及び水素(H)ガスの混合ガス等を用いることができる。このとき、酸素及び水素を構成元素として含むガスとともに、Ar、Kr、He等の不活性ガスを混入させてもよい。酸素及び水素を構成元素として含むガスは、1回で導入を完了してもよく、また、複数回に分けて導入してもよい。
半導体層2の酸化を行うに際してステージ13に内蔵されたヒータによりガラス基板1の加熱を行う場合、基板温度を500℃以下に維持することが好ましい。このことにより、ガラス基板1として低価格なガラス基板を用いた場合であってもガラス基板のシュリンクを防止しつつ半導体層2の表面酸化を実現することができる。基板温度を400℃以下とすればより高い効果を得ることができる。なお、ヒータによるガラス基板1の加熱は必須ではなく、加熱を行わずに半導体層2の酸化を行ってもよい。
第1の絶縁膜3を形成した後、ゲートバルブを開けて酸化用反応室10(チャンバ11)からガラス基板1を搬出し、ゲートバルブ、排気系、搬送ロボットを適宜動作させることにより、第2の絶縁膜形成用反応室にガラス基板1を搬入する。ゲートバルブを閉じた後例えばPECVD法によって第1の絶縁膜3上に酸化シリコンを堆積させ、第2の絶縁膜4を形成する。その後、第2の絶縁膜形成用反応室からガラス基板1を搬出し、搬送室を介してカセット室へ移動させて装置外へ取り出す。
以上のように、図2に示すような装置を用いて酸素及び水素を構成元素とするガスの高密度プラズマを発生させ、高密度プラズマ中に含まれる例えばOHラジカルのような活性種で半導体層2を処理することで、比較的低温で、且つ半導体層2におけるトラップ準位密度の増大を抑制しつつ半導体層2の表面を酸化し、ゲート絶縁膜5と半導体層2との良好な界面を形成することができる。また、多結晶シリコンからなる半導体層2の表面をOHラジカル等の活性種で処理することで、結晶粒界のような欠陥が修復される等、多結晶シリコン膜の膜質を改善する効果も得られる。
<第2の実施形態>
つぎに、第2の実施形態について説明する。以下、第1の実施形態と重複する部材には同じ符号を付して説明を省略する。
第1の実施形態において説明したように、高密度プラズマ処理工程においてはOHラジカル等の活性種の働きにより多結晶シリコンからなる半導体層2の表面酸化が進行するが、それと同時にOHラジカル等の活性種が半導体層2に到達することにより半導体層2の膜質の改善も進行する。
しかしながら、第1の実施形態で説明したような高密度プラズマ処理工程単独では、多結晶シリコン膜の膜質改善の効果は小さく、十分なものとはいえない。これは、多結晶シリコン膜の表面に形成されるシリコン酸化膜(第1の絶縁膜3)によって多結晶シリコン膜へのOHラジカル等の活性種の到達が妨げられ、表面付近しか改質が進まないからである。例えば第1の絶縁膜3として最終的に必要とされる膜厚(例えば2nm程度)にシリコン酸化膜が成長するとその下の多結晶シリコン膜へのOHラジカル等の活性種の到達量は大幅に減少してしまう。
そこで本実施形態では、第1の絶縁膜3を形成する工程において、多結晶シリコンからなる半導体層2表面のシリコン酸化膜をエッチングするエッチング工程を挟んで高密度プラズマ処理工程を複数回行う。すなわち、第1の絶縁膜3を形成するまでに、高密度プラズマ処理工程とエッチング工程とを交互に行う。エッチング工程におけるエッチングとは、具体的には還元性ガスを用いたプラズマエッチングが好ましい。
図3は、多結晶シリコン膜に対して高密度プラズマ処理工程と水素ガスを用いたプラズマエッチング工程とを交互に行い、各工程終了毎にin−situエリプソメーターにより測定したシリコン酸化膜の膜厚結果を示す図である。図3から明らかなように、高密度プラズマ処理工程とプラズマエッチング工程とを交互に行うことで、膜厚2nm程度のシリコン酸化膜の形成とシリコン酸化膜の除去とが繰り返される。これは、大量のOHラジカル等の活性種を生成する工程と、OHラジカル等による改質の妨げとなるシリコン酸化膜を除去する工程とが繰り返されているということができる。つまり、第1の絶縁膜3を形成するまでに、多結晶シリコン膜表面にシリコン酸化膜が全くない状態か又はその膜厚が極めて薄い状態で、OHラジカル等の活性種による半導体層2の処理が複数回行われることになるため、OHラジカル等の活性種の半導体層2への到達量の総量を増やすことができる。したがって、半導体層2の表面のみならず膜厚方向の深い部分についてもOHラジカル等の活性種が拡散するので、第1の絶縁膜3として所望厚みのシリコン酸化膜を形成しつつ多結晶シリコン膜の膜質の改善効果を充分に得ることができる。
プラズマエッチングに際して用いる還元性ガスは、シリコン酸化膜のエッチングが可能なガスであればよいが、中でも酸素及び水素を構成元素として含むガスとの切り替え時のコンタミネーションが少ないことから水素ガスを用いることが好ましい。
また、プラズマエッチング工程ではシリコン酸化膜のエッチングが可能であれば通常のプラズマ密度のプラズマでよいが、エッチングが効率的に進むことから、例えばプラズマ密度7.8E10(1/cm)以上の高密度プラズマエッチングとすることが好ましい。
高密度プラズマ処理工程は少なくとも2回行えばよいが、図4に示すように、回数の増加に伴い膜質改善効果は飽和する傾向を示すことから、生産性と膜質改善効果とのバランスを考えて工程数を設定することが望ましく、例えば2回以上5回以下とする。なお、図4は、高密度プラズマ処理工程とプラズマエッチング工程とを行う操作を1サイクルとし、サイクル回数と多結晶シリコン膜の膜質の指標となるライフタイムとの関係を示している。
以下、図2に示す装置を用いて第1の絶縁膜3を形成する方法について説明する。先ず、高密度プラズマ処理工程を行う。高密度プラズマ処理工程においては、第1の実施形態と同様にして多結晶シリコン膜が形成されたガラス基板を酸化用反応室10に搬送し、酸化用反応室10と搬送室との間のゲートバルブを閉じた状態で、酸素及び水素を構成元素として含むガスを導入口16からチャンバ11内に導入するとともに、マイクロ波電源21からプラズマ源15に電力を供給し、プラズマ源15からのマイクロ波によりプラズマ源15近傍に高密度プラズマを発生させる。そして、高密度プラズマ中のOHラジカル等の活性種が多結晶シリコン膜に到達することで、多結晶シリコン膜の表面が十分な酸化速度にて酸化され、シリコン酸化膜が形成される。
続いて、プラズマエッチング工程を行う。プラズマエッチング工程においては、導入ガスを切り替え、チャンバ11内に水素ガス等の還元性ガスを導入するとともに、マイクロ波電源21からプラズマ源15に電力を供給し、プラズマ源15からのマイクロ波によりプラズマ源15近傍に高密度プラズマを発生させる。そして、還元性ガスとして例えば水素を用いた場合、高密度プラズマ中のHラジカル等の活性種がシリコン酸化膜に到達し、シリコン酸化膜が除去される。
プラズマエッチング工程の後、再び高密度プラズマ処理工程を行い、シリコン酸化膜を形成する。すなわち、導入ガスを切り替え、酸素及び水素を構成元素として含むガスを導入口16からチャンバ11内に導入するとともに、マイクロ波電源21からプラズマ源15に電力を供給し、プラズマ源15からのマイクロ波によりプラズマ源15近傍に高密度プラズマを発生させる。そして、高密度プラズマ中のOHラジカル等の活性種が多結晶シリコン膜に到達することで、多結晶シリコン膜の表面が十分な酸化速度にて酸化され、第1の絶縁膜3であるシリコン酸化膜が形成される。なお、第1の絶縁膜3を形成するまでに、必要に応じてプラズマエッチング工程及び高密度プラズマ処理工程をさらに繰り返してもよい。その後、第1の実施形態と同様にして、第1の絶縁膜3上に第2の絶縁膜4を堆積させてゲート絶縁膜5を形成する。
以上のように、第2の実施形態によれば、比較的低温でゲート絶縁膜5と半導体層2との良好な界面を形成することができるとともに、多結晶シリコン膜の膜質を良好なものとすることができ、サブスレッショルド係数(S値)や電界効果移動度等の特性に優れたTFTを製造することができる。また、第1の絶縁膜3の形成と多結晶シリコンからなる半導体層2の改質とで1つの反応室を共用することができ、反応室内外に基板を出し入れすることなく導入ガスの切り替えといった簡単な操作で多結晶シリコン膜の改質を実現できるという利点もある。
なお、以上の実施形態においては、多結晶シリコンからなる半導体層の表面処理(酸化)について、TFTの製造を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、ガラス基板上に形成された多結晶シリコンからなる半導体層の表面処理全般に適用可能である。この場合も、TFTにおける半導体層と同様に、半導体層におけるトラップ準位密度の増大を抑制しつつ半導体層の表面を酸化することができる。
実験1
(実施例1)
本発明の効果を確認するため、400mm×500mmのガラス基板上に図1(e)に示す構造のTFTを作製し、特性を比較した。
ガラス基板上に多結晶シリコンからなる半導体層を所定形状に形成した後、図2に示す装置を用いて2層構造のゲート絶縁膜を形成した。本例では、第1の絶縁膜を形成する際、水蒸気を含むガスを用いた高密度プラズマ処理を行った。高密度プラズマ処理における導入ガスの流量は水蒸気/アルゴンガス=2/2000sccm、チャンバ内の全圧力は5Pa、基板温度は310℃、投入電力は10kWとした。
第1の絶縁膜の形成後、プラズマ(PE)CVD装置を備えた成膜室にガラス基板を搬送し、TEOSとOガスを用いてシリコン酸化膜からなる第2の絶縁膜を形成した。第2の絶縁膜の膜厚は100nm程度とした。
(実施例2)
半導体層の表面を酸化して第1の絶縁膜を形成する際、水素ガス及び酸素ガスの混合ガスを用いた高密度プラズマ処理を行った。高密度プラズマ処理における導入ガスの流量は酸素ガス/水素ガス/アルゴンガス=30/20/2000sccm、チャンバ内の全圧力は30Pa、基板温度は300℃、投入電力は10kWとした。それ以外は実施例1と同様にしてTFTを作製した。
(従来例1)
第1の絶縁膜を形成する際、酸素ガスのプラズマを利用した。第1の絶縁膜を形成する際の導入ガスの流量は酸素ガス/クリプトンガス=50/2000sccm、チャンバ内の全圧力は30Pa、基板温度は300℃、投入電力は10kWとした。それ以外は実施例1と同様にしてTFTを作製した。
(従来例2)
半導体層の表面酸化を行うことなく、すなわち第1の絶縁膜を形成することなく、半導体層の表面に第2の絶縁膜を直接成膜した。それ以外は実施例1と同様にしてTFTを作製した。
以上のように作製したTFTのしきい電圧、電界効果移動度及び最大トラップ準位密度を表1に示す。しきい電圧及び電界効果移動度はサンプル100個の平均であり、分布は3×σ値を記載した。最大トラップ準位密度はJ. Appl. Phys. 53(2) pp.1193-1202の記載に基づいて求めた。
Figure 2008028252
表1に示すように、OHラジカルが半導体層の表面酸化に寄与する実施例1及び実施例2では、n型、p型ともに最大トラップ準位密度を1×1011cm−2以下とすることができ、従来例に比較してしきい電圧の低下を実現するとともに、しきい電圧のばらつきを小さくすることができた。また、実施例1及び実施例2では、従来例に比べて高い電界効果移動度も得られており、高い電流駆動能力を有することが確認された。
なお、図2に示すような装置(本発明装置)を用い、酸素ガス及び水素ガスの混合ガスの高密度プラズマによって単結晶シリコン基板の表面を酸化して絶縁膜を形成し、フラットバンド電圧を評価した。また、比較として、単結晶シリコン基板の表面をウェット酸化した酸化膜(熱酸化膜)、平行平板型プラズマCVD装置により堆積させたシリコン酸化膜(通常装置)を形成し、評価を行った。結果を図5に示す。図5から、本発明の方法を採用することで、n型、p型のいずれにおいてもウェット酸化による熱酸化膜と同程度のフラットバンド電圧を実現可能であることが確認された。
実験2
(実施例3)
水素ガス及び酸素ガスの混合ガスを用いた高密度プラズマ処理の後、チャンバへの導入ガスを切り替え、水素ガスのプラズマエッチング工程を行い、その後再び水素ガス及び酸素ガスの混合ガスを用いた高密度プラズマ処理を行うことにより、第1の絶縁膜を形成した。すなわち、実施例3においては、第1の絶縁膜を形成する際、高密度プラズマ処理工程の後プラズマエッチング工程を行うサイクルを1回行った。
水素ガス及び酸素ガスの混合ガスの高密度プラズマ処理における導入ガスの流量は酸素ガス/水素ガス/アルゴンガス=30/20/2000sccm、チャンバ内の全圧力は30Pa、基板温度は300℃、投入電力は10kWとした。また、プラズマエッチング工程における導入ガスの流量は水素ガス/アルゴンガス=50/2000sccm、チャンバ内の全圧力は30Pa、基板温度は300℃、投入電力は10kWとした。それ以外は実施例1と同様にしてTFTを作製した。
(実施例4)
第1の絶縁膜を形成する際、高密度プラズマ処理工程の後プラズマエッチング工程を行うサイクルを5回行った。それ以外は実施例3と同様にしてTFTを作製した。
以上のように作製したTFTのしきい電圧、電界効果移動度及び最大トラップ準位密度を表2に示す。また、実験1で示した従来例の結果も併せて示す。
Figure 2008028252
以上の表2の結果より、水素ガス及び酸素ガスの混合ガスを用いた高密度プラズマ処理と水素ガスのプラズマエッチングとを繰り返し行うことによって、例えば最大トラップ準位密度についてはn型、p型ともに5×1010cm−2以下とさらなる低減が可能となり、TFT特性のより一層の向上が実現された。
本発明のTFTの製造方法の一例を示す概略断面図であり、(a)は半導体層形成工程、(b)は第1の絶縁膜形成工程、(c)は第2の絶縁膜形成工程、(d)はゲート電極・層間絶縁膜形成工程、(e)はソース・ドレイン電極形成工程を示す。 本発明のTFTの製造装置の一例を示す模式図である。 多結晶シリコン膜表面に対して高密度プラズマ処理工程と水素プラズマを用いたプラズマエッチング工程とを繰り返し行い、各工程終了毎にin−situエリプソメーターにより測定したシリコン酸化膜の膜厚結果を示す図である。 高密度プラズマ処理工程及びプラズマエッチング工程のサイクル回数と多結晶シリコン膜の膜質の指標となるライフタイムとの関係を示す図である。 フラットバンド電圧の評価結果を示す図である。
符号の説明
1 ガラス基板、2 半導体層、3 第1の絶縁膜、4 第2の絶縁膜、5 ゲート絶縁膜、6 ゲート電極、7 層間絶縁膜、8 ソース・ドレイン電極、9 TFT、10 酸化用反応室、11 チャンバ、12 導入口、13 ステージ、14 誘電体窓、15 プラズマ源、16 排気口、17 マイクロ波電源

Claims (10)

  1. 酸素及び水素を構成元素として含むガスを用いて高密度プラズマを発生させ、ガラス基板上に形成された多結晶シリコンからなる半導体層の表面を前記高密度プラズマ中の活性種で処理する高密度プラズマ処理工程を有することを特徴とする半導体層の処理方法。
  2. 前記酸素及び水素を構成元素として含むガスは、水蒸気を含むガス、又は酸素ガス及び水素ガスの混合ガスであることを特徴とする請求項1記載の半導体層の処理方法。
  3. 前記処理に際して前記ガラス基板の温度を500℃以下に維持することを特徴とする請求項1又は2記載の半導体層の処理方法。
  4. 前記高密度プラズマ処理工程において形成される酸化膜をエッチングするエッチング工程を有し、前記エッチング工程を挟んで前記高密度プラズマ処理工程を複数回行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の半導体層の処理方法。
  5. ガラス基板上に形成された多結晶シリコンからなる半導体層の表面を酸化させて第1の絶縁膜を形成した後、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積させる薄膜トランジスタの製造方法であって、
    前記第1の絶縁膜を形成する工程は、酸素及び水素を構成元素として含むガスを用いて高密度プラズマを発生させ、前記半導体層の表面を前記高密度プラズマ中の活性種で処理する高密度プラズマ処理工程を有することを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  6. 前記酸素及び水素を構成元素として含むガスは、水蒸気を含むガス、又は酸素ガス及び水素ガスの混合ガスであることを特徴とする請求項5記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  7. 前記酸化に際して前記ガラス基板の温度を500℃以下に維持することを特徴とする請求項5又は6記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  8. 前記第1の絶縁膜を形成する工程は前記高密度プラズマ処理工程において形成される酸化膜をエッチングするエッチング工程を有し、前記エッチング工程を挟んで前記高密度プラズマ処理工程を複数回行うことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  9. 多結晶シリコンからなる半導体層が形成されたガラス基板を内部に収容するチャンバと、前記チャンバ内に酸素及び水素を構成元素として含むガスを導入する導入手段と、前記チャンバ内に前記酸素及び水素を構成元素として含むガスの高密度プラズマを発生させるプラズマ発生手段とを備えることを特徴とする半導体層の処理装置。
  10. ガラス基板上に形成された多結晶シリコンからなる半導体層の表面を酸化させる酸化反応室を少なくとも備える薄膜トランジスタの製造装置であって、
    前記酸化反応室は、内部に前記ガラス基板を収容するチャンバと、前記チャンバ内に酸素及び水素を構成元素として含むガスを導入する導入手段と、前記チャンバ内に前記酸素及び水素を構成元素として含むガスの高密度プラズマを発生させるプラズマ発生手段とを備えることを特徴とする薄膜トランジスタの製造装置。
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