JP2008020863A - 再生装置、再生方法、プログラム - Google Patents

再生装置、再生方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008020863A
JP2008020863A JP2006194939A JP2006194939A JP2008020863A JP 2008020863 A JP2008020863 A JP 2008020863A JP 2006194939 A JP2006194939 A JP 2006194939A JP 2006194939 A JP2006194939 A JP 2006194939A JP 2008020863 A JP2008020863 A JP 2008020863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital data
buffer
uncompressed digital
data
uncompressed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006194939A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4371127B2 (ja
Inventor
Michiaki Yoneda
道昭 米田
Shigetaka Kudo
繁孝 工藤
Takashi Koya
隆志 小屋
Taketeru Fujimoto
岳輝 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006194939A priority Critical patent/JP4371127B2/ja
Priority to US11/827,155 priority patent/US7941235B2/en
Priority to KR1020070070490A priority patent/KR101320756B1/ko
Priority to CN2007101526512A priority patent/CN101136233B/zh
Publication of JP2008020863A publication Critical patent/JP2008020863A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4371127B2 publication Critical patent/JP4371127B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R3/02Circuits for transducers, loudspeakers or microphones for preventing acoustic reaction, i.e. acoustic oscillatory feedback
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K15/00Acoustics not otherwise provided for
    • G10K15/02Synthesis of acoustic waves
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L25/00Speech or voice analysis techniques not restricted to a single one of groups G10L15/00 - G10L21/00
    • G10L25/93Discriminating between voiced and unvoiced parts of speech signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

【課題】無音部分の削除機能を有さないサーバに接続した場合でも、複数コンテンツを音切れ無く連続再生可能な再生装置を提供する。
【解決手段】再生装置30の制御部320は、通信部310を介して、第k番目の非圧縮デジタルデータの送信完了通知を受信すると、第1のバッファ344に記憶された第k番目の非圧縮デジタルデータにおける無音開始位置を検出し、第k番目の非圧縮デジタルデータのうち無音開始位置よりも前の部分を第2のバッファ346に転送し、当該転送後、通信部310を介して、第k+1番目の非圧縮デジタルデータを受信し、第k+1番目の非圧縮デジタルデータを第1のバッファ344に一時記憶させ、第1のバッファ344に記憶された第k+1番目の非圧縮デジタルデータにおける無音終了位置を検出し、第k+1番目の非圧縮デジタルデータのうち無音終了位置よりも後の部分を第2のバッファ346に転送する。
【選択図】図3

Description

本発明は、再生装置、再生方法、プログラムに関し、特に、複数の非圧縮デジタルデータ間の無音部分を好適に削除して、音切れ無く再生するための再生装置、再生方法、プログラムに関する。
従来、例えばTCP/IPでの通信機能を具備するサーバ及びクライアント機器間で、ネットワークを介して音声/映像コンテンツを送受信するコンテンツ配信システムが提供されている。このコンテンツ配信システムでは、クライアント機器は、サーバが提供するサービス及びコンテンツのリストの送信をサーバに要求し、さらに、サーバから受信したリストに基づき、ユーザの選択したコンテンツの送信をサーバに要求し、これに応じてサーバからコンテンツを受信して再生する。
このとき、クライアント機器では、受信したコンテンツデータを順次、バッファに一時記憶(バッファリング)し、一定量が記憶された時点で再生を開始する。また、クライアント機器が、例えばリニアPCMデータ等の非圧縮デジタルデータにしか対応していない場合には、サーバは、例えばMP3(MPEG−1 Layer3)方式の符号化方式で圧縮符号化された圧縮デジタルデータをデコードして、リニアPCMデータに変換し、クライアントに送信するようにしている。
ところで、上述した従来のサーバでは、例えばライブ演奏のアルバムの全曲の音楽コンテンツをサーバからクライアントに送信し、クライアント側において各音楽コンテンツを連続的に再生したいというニーズがあるが、通常、ライブ演奏では、曲と曲との合間でも音が発生しており、このライブ演奏を録音した音楽CD(Compact Disk)を再生すると、そのような曲間の音も再生される。しかし、従来のサーバにおいては、曲単位で符号化データを生成し、音楽コンテンツとして配信していた。従って、アルバムの各曲の音楽コンテンツをサーバからクライアントに送り、クライアント側において各曲を連続的に再生することができたとしても、再生される曲と曲との間に無音期間が生じ、音楽CD再生に比べて、どうしても不自然な音楽になってしまうという問題があった。その理由は次の通りである。
MP3などの圧縮符号化方式では、所定数のサンプルデータを1フレームとし、このフレーム単位で圧縮符号化を行う。ここで、曲の先頭から所定数ずつサンプルデータを取り出して圧縮符号化を行うと、曲の末尾の部分では、1フレームに満たない数のサンプルデータが残る。この場合、一般的には、値が0のサンプルデータ(以下、ゼロデータという)を補充して1フレームを構成し、これを圧縮符号化する。
従来のサーバでは、このような圧縮符号化を曲単位で行い、音楽コンテンツとして保存していた。従って、仮にクライアント側において複数曲分の符号化データを連続的に復号し再生することができたとしても、曲間においてゼロデータが再生され、無音期間が生じて音切れしてしまうのである。
この問題を解決するための一手段として、ライブ演奏のアルバムについては、曲単位でなく、アルバムの全曲のサンプルデータをひとまとめにし、これに圧縮符号化を施す、という方法も考えられる。しかし、この方法を採った場合、サーバには、アルバムの全曲をまとめて圧縮符号化した符号化データしかないので、必要なデータをクライアント側に送ってアルバム中の特定曲の再生あるいは特定曲以降の曲の再生を行わせることができないという問題が生じる。
かかる問題に対処するため、例えば特許文献1には、サーバで音楽コンテンツを圧縮符号化する際に、1曲目の末尾のサンプルデータに2曲目の先頭のサンプルデータを補充して1フレームを構成することで、サーバ側で曲間の無音部分を予め削除した上で、クライアントに送信する技術が開示されている。
なお、特許文献2には、アナログ音声信号に基づく音楽コンテンツに対してノイズ除去処理を施して、所定の信号レベル以下の部分を曲間として推定し、さらに曲間特定用情報に基づいて曲間を特定することで、音楽コンテンツの曲間の無音部分をノイズの影響を抑えて的確に検出できる技術が開示されている。
特開2006−30577号公報 特開2004−318961号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、サーバ側で音楽コンテンツの曲間の無音部分を削除するものであり、当該無音部分の削除機能を有しないサーバにクライアント機器を接続した場合には、その効果が得られず、結局は、ライブ演奏のアルバム等に含まれる複数曲を連続再生したときに、曲間で無音期間が生じて音切れしてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、クライアント機器としての再生装置を、無音部分の削除機能を有さないサーバに接続した場合でも、複数コンテンツを音切れ無く連続再生することが可能な、新規かつ改良された再生装置、再生方法、プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、所定の符号化単位で圧縮符号化された圧縮デジタルデータを復号することにより得られた非圧縮デジタルデータを受信する通信部と、通信部により受信された非圧縮デジタルデータを一時記憶する第1のバッファと、第1のバッファから読み出された非圧縮デジタルデータを一時記憶する第2のバッファと、第2のバッファから読み出された非圧縮デジタルデータをD/A変換し、アナログデータを出力するD/A変換部と、第1のバッファから第2のバッファへの非圧縮デジタルデータの転送を制御する制御部と、を備える再生装置が提供される。制御部は、通信部を介して、第k番目の非圧縮デジタルデータの送信完了通知を受信すると、第1のバッファに記憶された第k番目の非圧縮デジタルデータにおける無音開始位置を検出し、第k番目の非圧縮デジタルデータのうち無音開始位置よりも前の部分を第2のバッファに転送し、当該転送後、通信部を介して、第k+1番目の非圧縮デジタルデータを受信し、第k+1番目の非圧縮デジタルデータを第1のバッファに一時記憶させ、第1のバッファに記憶された第k+1番目の非圧縮デジタルデータにおける無音終了位置を検出し、第k+1番目の非圧縮デジタルデータのうち無音終了位置よりも後の部分を第2のバッファに転送するよう制御することを特徴とする。
かかる構成により、第k番目(ここで、Kは1以上の任意の整数である。K=1,2,3,…)の非圧縮デジタルデータの送信完了通知に応じて、第1のバッファに記憶された第k番目の非圧縮デジタルデータの無音開始位置を検出するとともに、第k+1番目の非圧縮デジタルデータを受信し、第1のバッファに記憶された第k+1番目の非圧縮デジタルデータの無音終了位置を検出し、この無音開始位置から無音終了位置までの無音部分の非圧縮デジタルデータを、第2のバッファに転送しない。これにより、再生装置において、第k番目の非圧縮デジタルデータの末尾部分にある無音部分と、第k+1番目の非圧縮デジタルデータの先頭部分にある無音部分を削除した非圧縮データを再生できるので、無音期間を生じさせることなく、複数の非圧縮データを連続再生することができる。
また、通信部は、非圧縮デジタルデータをTCP/IPに従って受信し、制御部は、通信部を介して、送信完了通知としてTCP/IPにおけるデータ送信完了を表す制御フラグ(FIN)を受信すると、第1のバッファに記憶された第k番目の非圧縮デジタルデータにおける無音開始位置を検出するようにしてもよい。これにより、TCP/IPの制御フラグ(FIN)を利用して、第k番目の非圧縮デジタルデータの末尾を正確に把握できるので、無音開始位置および無音終了位置を正確かつ効率的に検出できる。
また、制御部は、無音開始位置及び無音終了位置を検出する無音位置検出機能を有効化又は無効化するようにしてもよい。これにより、非圧縮デジタルデータが表すコンテンツの種類に応じて、無音位置検出機能を有効化又は無効化して、コンテンツを適切に再生できる。
また、通信部は、非圧縮デジタルデータの受信に先立ち、当該非圧縮デジタルデータに対応する属性情報を受信し、制御部は、属性情報に含まれる当該非圧縮デジタルデータの元のコーデック情報がPCM方式以外であるとき、無音位置検出機能を有効化するようにしてもよい。これにより、非圧縮デジタルデータが、圧縮コーデックにより圧縮符号化された圧縮データ(例えばMP3データ)を復号して得られたデータである場合には、無音位置検出機能を有効化し、一方、元々、圧縮されていない非圧縮デジタルデータ(例えばリニアPCMデータ)であった場合には、無音位置検出機能を無効化するので、必要時にのみ無音位置検出機能を利用できる。
また、通信部は、非圧縮デジタルデータの受信に先立ち、当該非圧縮デジタルデータに対応する属性情報を受信し、制御部は、属性情報に基づき、複数の非圧縮デジタルデータが属するグループ単位(例えば、音楽コンテンツのアルバム単位)で、無音位置検出機能の有効化または無効化を設定するようにしてもよい。これにより、無音位置検出の必要性のあるグループに属するコンテンツの非圧縮デジタルデータを再生するときに、無音位置検出機能を有効化できる。
また、第1のバッファは、符号化単位の少なくとも1つ分の非圧縮デジタルデータを記憶可能であり、制御部は、送信完了通知の受信に応じて、当該受信時点で第1のバッファに既に記憶されている第k番目の非圧縮デジタルデータの末尾部分に含まれるサンプルデータを検索して、無音開始位置を検出するようにしてもよい。これにより、無音開始位置を好適に検出できる。
また、第1のバッファは、所定の符号化単位の少なくとも1つ分の非圧縮デジタルデータを記憶可能であり、制御部は、第k+1番目の非圧縮デジタルデータの受信開始に応じて、第1のバッファに記憶される第k+1番目の非圧縮デジタルデータの先頭部分に含まれるサンプルデータを検索して、無音終了位置を検出するようにしてもよい。これにより、無音終了位置を好適に検出できる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、所定の符号化単位で圧縮された圧縮デジタルデータを復号することにより得られた非圧縮デジタルデータを受信し、受信された非圧縮デジタルデータを第1のバッファに一時記憶し、当該第1のバッファから読み出された非圧縮デジタルデータを第2のバッファに一時記憶し、第2のバッファから読み出された非圧縮デジタルデータをD/A変換部によりアナログデータに変換して出力する再生方法が提供される。この再生方法は、第k番目の非圧縮デジタルデータの送信完了通知を受信するステップと、送信完了通知の受信に応じて、第1のバッファに記憶された第k番目の非圧縮デジタルデータにおける無音開始位置を検出するステップと、第k番目の非圧縮デジタルデータのうち無音開始位置よりも前の部分を第2のバッファに転送するステップと、当該転送後、通信部を介して、第k+1番目の非圧縮デジタルデータを受信するステップと、第k+1番目の非圧縮デジタルデータを第1のバッファに一時記憶するステップと、第1のバッファに記憶された第k+1番目の非圧縮デジタルデータにおける無音終了位置を検出するステップと、第k+1番目の非圧縮デジタルデータのうち無音終了位置よりも後の部分を第2のバッファに転送するステップと、を含むことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、所定の符号化単位で圧縮された圧縮デジタルデータを復号することにより得られた非圧縮デジタルデータを受信し、受信された非圧縮デジタルデータを第1のバッファに一時記憶し、当該第1のバッファから読み出された非圧縮デジタルデータを第2のバッファに一時記憶し、第2のバッファから読み出された非圧縮デジタルデータをD/A変換部によりアナログデータに変換して出力する処理を、コンピュータに実行させるためのプログラムが提要される。このプログラムは、第k番目の非圧縮デジタルデータの送信完了通知を受信するステップと、送信完了通知の受信に応じて、第1のバッファに記憶された第k番目の非圧縮デジタルデータにおける無音開始位置を検出するステップと、第k番目の非圧縮デジタルデータのうち無音開始位置よりも前の部分を第2のバッファに転送するステップと、当該転送後、通信部を介して、第k+1番目の非圧縮デジタルデータを受信するステップと、第k+1番目の非圧縮デジタルデータを第1のバッファに一時記憶するステップと、第1のバッファに記憶された第k+1番目の非圧縮デジタルデータにおける無音終了位置を検出するステップと、第k+1番目の非圧縮デジタルデータのうち無音終了位置よりも後の部分を第2のバッファに転送するステップと、をコンピュータに実行させる。
以上説明したように本発明によれば、再生装置を無音部分の削除機能を有さないサーバに接続した場合でも、複数コンテンツを音切れ無く連続再生することができる
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態にかかる再生装置が適用されるコンテンツ配信システム10について概略的に説明する。図1は、本実施形態にかかるコンテンツ配信システム10の構成を示す説明図である。
図1に示すように、コンテンツ配信システム10は、例えば、ユーザの家庭内等に設けられたホームネットワークシステムとして構成されている。このコンテンツ配信システム10は、ホームネットワーク24(家庭内LAN(Local Area Network))及びスイッチングハブ22を介してコンテンツデータを送信するホームサーバ20と、ホームサーバ20から送信されたコンテンツデータを受信しながら再生する再生装置30と、を備える。ホームサーバ20は、ホームネットワークシステムにおいて、1又は2以上のクライアント機器にホームネットワーク24を介して接続されて、データを配信するサーバとして機能する。再生装置30は、このホームサーバ20に対するクライアント機器に相当する。
コンテンツデータ(以下、「コンテンツ」という。)は、例えば、音楽、講演、ラジオ番組等の音声(Audio)コンテンツや、映画、テレビジョン番組、ビデオプログラム等の映像データ及び音声データからなるビデオ(Video)コンテンツ、ゲームコンテンツなど、任意のコンテンツであってよい。以下では、コンテンツとして、音声コンテンツ、特に、音楽CDからリッピングされた音楽コンテンツの例を挙げて説明するが、本発明はかかる例に限定されない。
ホームサーバ20は、コンテンツを記録、蓄積、配信可能なデジタルメディアサーバ(DMS)である。このホームサーバ20は、例えば、DLNA(Digital Living Network Alliance)ガイドラインに準拠してデータを送受信するDLNA対応機器である。かかるホームサーバ20は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)で構成しうるが、その他にも、ホームネットワーク用のサーバ装置、データ記録装置(DVD/HDDレコーダ等)、ゲーム機器、情報家電などの各種の情報処理装置で構成できる。
このホームサーバ20は、複数の音楽コンテンツを取得して保持している。例えば、ホームサーバ20は、コンテンツ配信サービスを提供するコンテンツ配信サーバ(図示せず。)から、インターネット、LAN等の公衆回線網(図示せず。)を介してコンテンツの配信を受け、この配信コンテンツをHDD(ハードディスクドライブ)等のストレージ装置に保存できる。また、ホームサーバ20は、例えば、セルフレコーディング(自己録音、録画等)やリッピング(ripping)などによって、新規にコンテンツを作成して、ストレージ装置やリムーバブル記憶媒体に保存することもできる。なお、セルフレコーディングとは、ホームサーバ20に付随して設けられた撮像装置/集音装置によって撮影/集音した映像/音声を、デジタルデータとして記録することをいう。また、リッピングとは、音楽CD、ビデオDVD等の記憶媒体に記録されているデジタルコンテンツ(音声データ/映像データ等)を抽出し、コンピュータで処理可能なファイル形式に変換して、ストレージ装置やリムーバブル記憶媒体に記録することをいう。
このようにホームサーバ20に保存されているコンテンツは、例えば、リニアPCM(Pulse Code Modulation)データ等の非圧縮デジタルデータ(以下、「非圧縮データ」という。)であってもよいし、或いは、各種の圧縮符号化方式で圧縮された圧縮デジタルデータ(以下、単に「圧縮データ」という)であってもよい。この圧縮符号化方式としては、音楽コンテンツの場合には、例えば、ATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)、ATRAC3、MP3(MPEG Audio Layer−3)、AAC(Advanced Audio Coding)、WMA(Windows(登録商標) Media Audio)などがあげられる。
かかるホームサーバ20は、再生装置30から送信要求を受けたコンテンツを、ホームネットワーク24を介して、再生装置30にストリーミング方式で送信(以下、「ストリーミング送信」)する。ここで、ストリーミング方式とは、データ受信側の装置(再生装置30)のコンテンツの処理速度(例えば再生速度)に同期しながら、データ送信する方式である。これにより、再生装置30は、ホームサーバ20からストリーミング送信されたコンテンツを受信しながら再生できる。また、ホームサーバ20は、コンテンツが圧縮データである場合には、圧縮データを復号して、元の非圧縮デジタルデータ(例えばリニアPCMデータ)に変化してから、再生装置30に送信する。
再生装置30は、コンテンツを再生可能なデジタルメディアプレーヤー(DMP)である。この再生装置30も、例えば、上記ホームサーバ20と同様、DLNAガイドラインに準拠してデータを送受信するDLNA対応機器である。かかる再生装置30は、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ(PC)、携帯型音楽プレーヤ、AVコンポ、PDA(Personal Digital Assistant)、家庭用ゲーム機器、携帯型ゲーム機器、携帯電話、PHS、データ再生装置(DVD/HDDプレーヤ等)、テレビジョン等の情報家電などで構成できる。この再生装置30には、ユーザインターフェースとしての表示部332(LCDパネル等)が設けられている。また、再生装置30には、例えば、再生された音楽コンテンツを音声出力するための音声出力部、例えばスピーカ352が外付けされている。
スイッチングハブ22は、ホームサーバ20と再生装置30との間でホームネットワーク24を介してデータを送受信する際の中継装置であり、例えば、イーサネット(登録商標)スイッチなどで構成される。このスイッチングハブ22は、ブリッジとして機能し、送信元の端末から送られてきたデータを解析してあて先を検出し、送信先の端末にのみデータを送信する。これにより、ホームネットワークシステム全体の負荷を軽減でき、セキュリティを向上できる。
ホームネットワーク24は、例えば、家庭内で使用される複数の機器(ホームサーバ20、再生装置30)を接続する通信網である。このホームネットワーク24は、有線/無線を問わず、例えば、10BASE−2や1000BASE−Tなどの有線接続によるイーサネット(登録商標)で形成されてもよいし、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineer)802.11グループで規格される無線LANで形成されてもよい。なお、ネットワークは、かかるホームネットワーク24の例に限定されず、
以上のように、本実施形態にかかるホームサーバ20と再生装置30はともに、例えば、DLNA対応機器であり、イーサネット(登録商標)及び/又は無線LANを利用したホームネットワーク24を介して、通信プロトコルとしてTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に従って、相互にデータを送受信する。かかるホームサーバ20と再生装置30は、ホームネットワーク24に接続するだけで利用可能となり、再生装置30(DMP)は、ホームネットワークシステム内に存在するホームサーバ20(DMS)を探し出し、ホームサーバ20から利用可能なコンテンツリストを自動的に取得する。ユーザは、再生装置30において、用意されたコンテンツリストの中から視聴したいものを選択するだけで、ホームサーバ20から再生装置30にコンテンツが自動的に提供されて、再生される。
次に、上記コンテンツ配信システム10を構成するホームサーバ20および再生装置30の構成について詳細に説明する。
まず、図2を参照して、本実施形態にかかるホームサーバ20の構成について説明する。図2は、本実施形態にかかるホームサーバ20の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ホームサーバ20は、通信部210と、制御部212と、入力部214と、出力部216と、通信バッファ222を有するメモリ220と、ストレージ装置230と、ディスクドライブ232と、エンコーダ234と、デコーダ236と、を備える。
通信部210は、ホームネットワーク24を介して再生装置30との間で、ホームサーバ20が保持しているコンテンツの非圧縮データや、コンテンツリスト、コンテンツの属性情報などの各種情報を送受信する。また、通信部210は、公衆回線網(図示せず。)を介してコンテンツ配信サーバ(図示せず。)との間で、コンテンツの圧縮データや、コンテンツ配信要求などの各種情報を送受信することもできる。かかる通信部210は、該各種情報の送受信を行う際に、通信バッファ222を用いることができる。
制御部212は、例えば、中央演算処理装置(CPU)、ROM、RAM等で構成され、ROMやストレージ装置230に格納された各種プログラムに従って動作し、ホームサーバ20の動作全般を制御する。例えば、制御部212は、再生装置30との間での通信部210を介した上記各種データの送受信を制御する。具体的には、制御部212は、ストレージ装置230から読み出したコンテンツの圧縮データを非圧縮データに変換して再生装置30に送信するストリーミング送信処理を制御する。該ストリーミング送信処理の詳細については後述する。また、制御部212は、リッピング部としても機能し、ディスクドライブ232やエンコーダ234を用いて、ディスクドライブ232にローディングされた音楽CDやビデオDVD等から、音楽コンテンツ(曲)や映像コンテンツをリッピングして、ストレージ装置230に保存することもできる。
入力部214は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、レバー等の操作手段と、入力信号を生成して制御部212に出力する入力制御回路などから構成されている。ホームサーバ20のユーザは、この入力部214を操作することにより、ホームサーバ20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力部216は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、ランプ等の表示装置と、スピーカ等の音声出力装置などで構成される。ホームサーバ20において再生されたコンテンツは、この出力部216を通じて表示/音声出力される。
メモリ220は、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous DRAM)、RDRAM(Rambus DRAM)などで構成され、各種のデータを一時記憶(バッファリング)する。このメモリ220は、例えば、ホームサーバ20と再生装置30との通信時に、データを円滑に送受信するための通信バッファ222として機能する。なお、このメモリ220は、コンテンツ配信サーバから配信されたコンテンツの圧縮データを、デコーダ236に安定して転送するために一時記憶する受信バッファ(図示せず。)としても機能しうる。
ストレージ装置230は、データ格納用の装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置230は、ハードディスクを駆動し、制御部212を動作させるためのプログラムや、リッピングコンテンツや配信コンテンツの圧縮データなどといった、各種データを格納する。
なお、本実施形態にかかるストレージ装置230は、ハードディスクを記憶媒体としているが、かかる例に限定されず、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性半導体メモリや、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、CD−R(Compact Disk Recordable)/RW(ReWritable)、DVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)/RW/+R/+RW/RAM、BD(Blu−Ray Disc(登録商標))―R/BD−REなどの光ディスク、MO(Magneto Optical)ディスクなどの光磁気ディスクなどを記憶媒体としてもよい。また、この記憶媒体は、ホームサーバ20に脱着可能なリムーバブル記憶媒体とすることもできる。
ディスクドライブ232は、リムーバブル記憶媒体用の記録再生装置の一例であり、ホームサーバ20に内蔵、或いは外付けされる。このディスクドライブ232は、ローディングされた磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体に対して、コンテンツなどの各種データを記録/再生する。かかるディスクドライブ232を設けることにより、音楽CDやビデオDVDをホームサーバ20にローディングして、当該音楽CDに記録されている音楽コンテンツや、ビデオDVDに記録されているビデオコンテンツをリッピングすることができるようになる。
エンコーダ234は、上記リッピングやセルフレコーディング時に、所定の圧縮符号化方式(例えば、MP3、ACC、ATRAC、ATRAC3等)で映像/音声デジタルデータを圧縮符号化して、音楽コンテンツ、ビデオコンテンツ等の圧縮データを生成する。このとき、エンコーダ234、所定の符号化単位、例えばフレーム単位で、コンテンツを圧縮符号化する。具体的には、圧縮符号化時において、制御部212は、圧縮符号化対象の音楽コンテンツ(曲)のサンプルデータ列から、所定数nサンプルずつ(例えば1152サンプルずつ)取り出して1フレームとし、各フレームをエンコーダ234に出力し、この結果、エンコーダ234から得られる圧縮されたフレーム(例えばMP3フレーム)を、音楽コンテンツの圧縮データとして、ストレージ装置230に記録する。
デコーダ236は、ストレージ装置230から読み出された音楽コンテンツ等の圧縮データを復号(伸張)し、非圧縮データ(例えばリニアPCMデータ)に変換する。そして、生成された非圧縮データは、制御部212の制御の下、通信バッファ222に一時記憶され、再生装置30に転送される。
次に、図3を参照して、本実施形態にかかる再生装置30の構成について説明する。図3は、本実施形態にかかる再生装置30の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、再生装置30は、通信部310と、制御部320と、操作部330と、制御部320と、表示部332と、通信バッファ342、検出用バッファ344(第1のバッファ)及びオーディオ用バッファ346(第2のバッファ)を有するメモリ340と、D/A変換器350と、を備える。なお、本実施形態では、音声出力部であるスピーカ352が再生装置30に外付けされているが、かかる例に限定されず、再生装置30が、スピーカ等の音声出力装置を内蔵してもよい。
通信部310は、ホームネットワーク24を介してホームサーバ20との間で各種情報を送受信する。例えば、通信部310は、ホームサーバ20が提供可能なコンテンツの一覧を示すコンテンツリストや該コンテンツの属性情報をホームサーバ20から受信したり、該コンテンツリストのうちからユーザが所望したコンテンツの送信をホームサーバ20に要求したり、該コンテンツの圧縮データを復号した非圧縮データを受信したりする。通信部310は、上記コンテンツリストやコンテンツの非圧縮データ、コンテンツの属性情報を送受信する際に、通信バッファ342を用いることができる。
制御部320は、例えば、中央演算処理装置(CPU)、ROM、RAM等で構成され、ROM等に格納された各種プログラムに従って動作し、再生装置30の動作全般を制御する。例えば、この制御部320は、ホームサーバ20から通信部310を介したコンテンツの非圧縮データの受信処理を制御する受信制御部322として機能する。また、制御部320は、通信バッファ342から検出用バッファ344への非圧縮データの転送処理、検出用バッファ344からオーディオ用バッファ346への非圧縮データの転送処理、並びに、オーディオ用バッファからD/A変換器350への非圧縮データの転送処理を含むストリーミング再生処理を制御する転送制御部324としても機能する。また、制御部320は、検出用バッファを利用した無音検出処理を行う無音位置検出部326としても機能する。なお、上記ストリーミング再生処理及び無音検出処理の詳細については後述する。
操作部330は、例えば、タッチパネル、ボタン、スイッチ、レバー、ダイヤル、リモートコントローラ及びこのリモートコントローラから発生された赤外線信号用の受信部などからなる操作手段と、この操作手段に対するユーザ操作に応じて操作信号を生成して制御部320に出力する入力制御回路などから構成されている。再生装置30のユーザは、この操作部330を操作することにより、再生装置30に対して各種のデータを入力したり、処理動作を指示したりすることができる。この操作部330に対するユーザによる操作内容としては、例えば、コンテンツリストからのコンテンツの選択、コンテンツの再生/一時停止/早送り/巻き戻し/音量調整等、後述する無音位置検出機能(即ち、複数の曲間の無音部分削除機能)の有効/無効の選択などがあげられる。
表示部332は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置等の表示装置で構成される。この表示部332は、ホームサーバ20から受信したコンテンツリストやコンテンツの属性情報などを表示する。ユーザは、該コンテンツリストの表示に基づいて所望のコンテンツデータを選択することができる。表示部332は、後述の無音位置検出機能のオン/オフなどを表示するようにしてもよい。
メモリ340は、ホームサーバ20と円滑にデータを送受信するために用いられる通信バッファ342と、非圧縮データを安定してD/A変換器に転送するためのオーディオ用バッファ346とを備える。メモリ340は、例えば、SRAM、DRAM、SDRAM、RDRAMなどで構成され、各種のデータを一時記憶(バッファリング)する。このメモリ340は、通信バッファ342、検出用バッファ344及びオーディオ用バッファ346として機能する。
通信バッファ342は、例えば、再生装置30とホームサーバ20との通信時に、データを円滑に送受信するために、データを一時記憶するバッファである。
検出用バッファ344は、ホームサーバ20から通信部310を介して受信された非圧縮データを一時記憶する第1のバッファの一例であり、例えばリングバッファで構成できる。この検出用バッファ344は、複数の音楽コンテンツ(曲)の非圧縮データが連続してストリーミング送信される際に、当該複数の非圧縮データ間(曲間)の無音部分を削除するために、非圧縮データのうち直近に受信された少なくとも1フレーム分以上を一時記憶するバッファである。この検出用バッファ344に一時記憶された非圧縮データは、制御部320の転送制御部324により読み出され、オーディオ用バッファ346に転送される。かかる検出用バッファ344を設けることで、制御部320の無音位置検出部326によるコンテンツ間の無音位置検出機能、無音部分削除機能が実現可能となるが、詳細は後述する。
オーディオ用バッファ346は、第1のバッファとしての検出用バッファ344から読み出された非圧縮データを一時記憶する第2のバッファの一例であり、例えばリングバッファで構成できる。このオーディオ用バッファ346に一時記憶された非圧縮データは、制御部320の転送制御部324により読み出され、D/A変換器350に転送される。
なお、本実施形態では、上記通信バッファ342、検出用バッファ344及びオーディオ用バッファ346は、物理的に同一のメモリ340内に設けられているが、かかる例に限定されず、物理的に相異なる複数のメモリ内にそれぞれ設けられてもよい。また、これら各バッファは、メモリとして物理的に分割されていてもよいし、或いは、論理的に分割されていてもよい。
D/A変換器350は、第2のバッファとしてのオーディオ用バッファ346から読み出された非圧縮データをD/A変換(デジタル/アナログ変換)するD/A変換部の一例である。このD/A変換器350は、オーディオ用バッファ346から転送された非圧縮データを、デジタル形式からアナログ形式に変換、すなわちD/A変換し、アナログ形式の再生信号をスピーカ352に出力する。例えば、D/A変換器350は、リニアPCMの非圧縮データを、電流加算方式によりアナログ形式の再生信号に変換することができる。そして、アナログ形式に変換され生成された再生信号は、音声出力部の一例であるスピーカ352に出力されて音声出力される。なお、D/A変換部は、上記D/A変換器350のようにハードウェアで構成してもよいが、ソフトウェアで構成することも可能である。また、音声出力部は、上記スピーカ352の例に限定されず、ヘッドセット、イヤフォンなどであってもよい。
以上、図1〜図3を参照して、本実施形態にかかるコンテンツ配信システム10と、この構成要素であるホームサーバ20及び再生装置30の構成について説明した。次に、上記構成のコンテンツ配信システム10の動作について説明する。
ホームサーバ20に保存されているコンテンツを再生装置30で再生する場合には、まず、再生装置30が、ユーザ入力に応じて、ホームサーバ20に対してコンテンツリストを要求する。この送信要求に応じて、ホームサーバ20が、配信可能なコンテンツの一覧であるコンテンツリストを再生装置30に送信すると、再生装置30は、ホームサーバ20から受信したコンテンツリストを、表示部332に表示する。次いで、ユーザが、このコンテンツリストの中から視聴を所望するコンテンツを選択すると、再生装置30は、当該選択されたコンテンツの送信要求をホームサーバ20に対して行う。これに応じて、ホームサーバ20は、当該コンテンツの圧縮データを復号(デコード)して、再生装置30が対応可能な非圧縮データ(例えばリニアPCMデータ)に変換した上で、当該非圧縮データを再生装置30にストリーミング送信する。すると、再生装置30は、ストリーミング送信されてくる非圧縮データを受信しながら再生する。この再生処理では、再生装置30は、受信した非圧縮データを、上記各バッファに一時記憶しながら、該バッファから読み出した非圧縮データをD/A変換してアナログ形式の再生信号を生成し、スピーカ352から音声出力する。
このように、本実施形態では、ホームサーバ20に保存されているコンテンツの圧縮データを、非圧縮データに復号する処理をホームサーバ20のデコーダ236で行うので、高い精度でコンテンツを復号することができる。さらに、再生装置30は、ホームサーバ20により復号された非圧縮データをD/A変換して、アナログデータを出力するだけでよいため、圧縮データを復号するためのデコーダ等を備える必要がないので、廉価に製造することができる。
ところで、上記コンテンツ配信システム10において、ユーザが、再生対象コンテンツとして、複数のコンテンツが属するグループ、例えば、音楽アルバム(即ち、複数の音楽コンテンツ(曲)のグループ)を選択した場合には、ホームサーバ20は、この音楽アルバム内に含まれる複数の曲の非圧縮データを順次、再生装置30にストリーミング送信し、再生装置30は、ホームサーバ20から受信した非圧縮データを上記各バッファに途切れなく書き込みつつ、当該バッファから読み出してD/A変換することで複数の曲を連続再生する。
この場合、ライブ演奏のアルバム(以下、「ライブアルバム」という。)のように、音楽コンテンツと次の音楽コンテンツとの合間(曲間)でも音が発生するような複数コンテンツのグループを連続再生するときであっても、上記特許文献1に記載されたような、ライブアルバム等に属する複数の曲間の無音部分の削除機能を有するサーバに接続するのであれば、音切れすることなく再生でき、特に問題はない。しかし、本実施形態のホームサーバ20のように、曲間の無音部分の削除機能を有さないサーバに再生装置30を接続した場合には、図4に示すように、ライブアルバムの曲間で無音部分(0データ)が存在する非圧縮データが再生装置30にストリーミング送信される。このため、再生装置30で、そのまま再生すると、連続した曲として再生されず、突然無音になった後に突然音が出るといった音切れが生じ、再生ノイズとして聞こえてしまう。
この音切れが生じる理由は、上述したように、コンテンツの圧縮符号化の仕方に原因がある。即ち、例えば音楽CDからリッピングした音楽コンテンツ(曲)をMP3等で圧縮符号化する際には、所定数nのサンプルデータを1フレームとして、フレーム単位で圧縮する。このとき、音楽コンテンツ(曲)を1曲ずつ圧縮符号化した場合、曲の末尾部分に当たる最終フレームではサンプルデータが不足するため、当該不足部分に0データを補充して1フレーム分のデータとしているが、これにより、曲の末尾部分には、実際の曲の終端より後の部分にどうしても無音部分が生じてしまう。また、次の曲の先頭部分にも、音楽CD等に含まれる他データの混入などが原因で、実際の曲の始端よりも前の部分に、どうしても無音部分(0データ)が生じてしまう。従って、このようにして1曲ずつ圧縮された圧縮データを復号した非圧縮データ(例えばリニアPCMデータ)を再生した場合には、図4に示すように、曲間に無音部分が残存しており、この無音部分が音切れの原因となってしまう。
そこで、本実施形態では、再生装置30側で、図4に示したような音楽コンテンツの圧縮により生じた、曲の末尾および次曲の先頭における不要な無音部分(図4の無音開始位置から無音終了位置まで)を検出し、図5に示すように、この無音部分を削除することにより、ライブアルバム等に含まれる連続して音がでる複数の曲を、音切れなく連続再生できるようにしている。以下に、この無音位置検出機能及び無音部分削除機能について詳細に説明する。
まず、図6を参照して、本実施形態にかかるコンテンツ配信システム10におけるコンテンツのストリーミング送信、およびストリーミング再生の処理動作について、概略的に説明する。なお、図6は、本実施形態にかかるストリーミング送信処理およびストリーミング再生処理の概要を示す説明図である。
図6に示すように、まず、再生装置30は、ユーザ選択されたコンテンツの送信要求を、ホームサーバ20に送信する。この送信要求は、ホームサーバ20における当該コンテンツの保存アドレス(例えばULR(Uniform Resource Locator)アドレス)の指定を含む。ホームサーバ20の制御部212は、このコンテンツの送信要求を受信すると、ストレージ装置230から当該コンテンツの圧縮データ(非圧縮データであってもよい。)を先頭から順次読み出してデコーダ236に転送し、デコーダ236により当該読み出された圧縮データを非圧縮データ(リニアPCMデータ等)に復号(デコード)する。このデコーダ236への圧縮データの出力は、継続的、あるいは断続的に行われる。次いで、ホームサーバ20は、当該復号された非圧縮データを、通信部210およびホームネットワーク24を介して、再生装置30にストリーミング送信する。なお、本実施形態では、ホームサーバ20と再生装置30との間の通信プロトコルとして、例えばTCP/IPに従ってデータ通信を行うが、かかる例に限定されず、例えば、UDP/IP(User Datagram Protocol/IP)などに従ってデータ通信することも可能である。
受信側の再生装置30では、ホームサーバ20からストリーミング送信されてくる非圧縮データを、通信部310を介して受信すると、まず、検出用バッファ344に一時記憶し、次いで、この検出用バッファ344に記憶された非圧縮データを読み出し、オーディ用バッファ346に転送して一時記憶する。検出用バッファ344は、少なくとも1フレーム分の非圧縮データを記憶可能な容量を有しており、上記受信された非圧縮データの少なくとも1フレーム分を保持できるようになっている。このため、ホームサーバ20から受信される非圧縮データは、直ちにオーディオ用バッファ346に記憶されるのではなく、検出用バッファ344に一時記憶されるため、受信時点から少なくとも1フレーム分以上遅延されたものが、オーディオ用バッファ346に記憶される。このように、受信された非圧縮データを、2つのバッファを用いて2段階でバッファリングすることにより、後述の無音位置検出処理および無音部分削除処理が可能となる。
さらに、上記のようにしてオーディオ用バッファ346に記憶された非圧縮データは、D/A変換器350に転送されて、アナログデータに変換され、このアナログ形式の再生信号がスピーカ352に出力されて、音声出力される。このような再生装置30におけるバッファリング、D/A変換、音声出力といった一連の処理を、ストリーミング再生と称する。
かかるストリーミング再生時には、音楽コンテンツ等が好適に連続再生されるように、制御部320により、通信部310による非圧縮データの受信、検出用バッファ344からオーディオ用バッファ346への非圧縮データの転送、オーディオ用バッファ346からD/A変換器350への非圧縮データの転送が制御されている。
具体的には、再生装置30による非圧縮データの受信開始時には、制御部320の転送制御部324は、オーディオ用バッファ346に記憶された非圧縮データのデータ量が、D/A変換器350によるD/A変換処理が出力中断なく動作可能なデータ量に達したときに、オーディオ用バッファ346から非圧縮データを読み出して、D/A変換器350に転送するよう制御する。これにより、ストリーミング再生初期において、オーディオ用バッファ346に非圧縮データが十分記憶されていない時点でD/A変換器350にデータ転送することに起因して、D/A変換処理が出力中断して、音切れしてしまうことを防止できる。
また、制御部320の転送制御部324は、D/A変換器350にデータ転送することでオーディオ用バッファ346に空きが生じたときに、検出用バッファ344から非圧縮データを読み出して、オーディオ用バッファ346に転送して書き込むように制御する。このため、オーディオ用バッファ346に空きがないときには、検出用バッファ344からオーディオ用バッファ346に非圧縮データを転送せずに待機する。
さらに、制御部320の受信制御部322は、オーディオ用バッファ346にデータ転送することで検出用バッファ344に空きが生じたときに、通信部310を介してホームサーバ20に後続の非圧縮データの送信要求を行い、当該後続の非圧縮データを受信して、オーディオ用バッファ346にバッファリングする。このため、検出用バッファ344に空きがないときには、再生装置30はホームサーバ20から非圧縮データを受信せずに待機する。
以上のようにして、ホームサーバ20から再生装置30への非圧縮データのストリーミング送信と、再生装置30における非圧縮データのストリーミング再生処理が連続的に実行される。そして、コンテンツを1曲だけ単独再生する場合のみならず、音楽アルバム等に属する複数のコンテンツ(第1番目、第2番目、…、第m番目の曲)を、連続再生することもできる。このような複数コンテンツの連続ストリーミング再生時には、上述した複数のコンテンツの間(曲間)に存在する無音部分(図4参照)による音切れを防止する必要がある。そこで、本実施形態では、上記検出用バッファ344を新たに設けて、制御部320の無音位置検出部326により、曲間の無音開始位置及び無音終了位置(以下、「無音位置」と総称する場合もある。)を検出して無音部分を削除するようにしている。
ここで、無音位置を検出するための検出用バッファ344の必要性について説明する。再生装置30は、ホームサーバ20から、音楽コンテンツの属性情報として、コンテンツの長さ情報(例えば、元のコーデックで付与された演奏時間情報、データサイズなど)を取得できる。しかし、ホームサーバ20側でMP3等の圧縮データをデコードして、リニアPCM等の非圧縮データを再生装置30に送信する場合、デコード時のフレームのタイミングにより、デコードした実際の位置と元々の時間情報とがずれてしまい、曲の演奏時間情報等が不正確で信用できないものとなってしまう。このため、この不正確な演奏時間情報等に基づいて、音楽コンテンツの曲の末尾位置を検出するのは、適切ではない。
そこで、本実施形態では、ホームサーバ20から、各曲の非圧縮データの送信が完了したことを表す送信完了通知(例えば、TCP/IPにおける制御フラグ“FIN”)の受信した時点で、既に受信済みの非圧縮データのサンプルデータを、無音検出分(例えば1フレーム分)だけ遡ったところから検索して無音位置を検出するために、上記検出用バッファ344を設けている。
次に、この検出用バッファ344を利用した無音位置検出処理および無音部分削除処理について説明する。
上記のように再生装置30に検出バッファ344を設けることで、ホームサーバ20から受信した非圧縮データのうち少なくとも1フレーム分以上のデータを、検出用バッファ344に一時的に保持して、オーディオ用バッファ346に直ちに転送しないようにできる。これにより、制御部320の無音位置検出部326は、検出用バッファ344に記憶された少なくとも1フレーム分の非圧縮データを検索することで、非圧縮データの最終フレーム内でサンプルデータ値がゼロになる無音開始位置と、非圧縮データの先頭フレーム内でサンプルデータ値がゼロ以外になる直前の無音終了位置と、を検出することが可能となる。
この無音位置検出部326による無音位置検出方法の具体例について説明する。例えば、曲の非圧縮データが、符号付2の補数の16bitの2チャンネル(LチャンネルとRチャンネル)のデータである場合、無音位置検出部326は、まず、非圧縮データの各サンプルデータ値を絶対値に変換し、次いで、この絶対値を任意の閾値(例えば、0x0200、0x0080)と比較することで、無音位置検出を行う。このように絶対値変換したサンプルデータ値と閾値とを用いてレベル検出することで、演算誤差により無音部分のサンプルデータ値が完全なゼロデータでない場合であっても、閾値を適切に設定することで、無音開始位置と無音終了位置を好適に検出可能となる。
具体的には、k番目(k=1,2,3…)の曲の非圧縮データの末尾部分(最終フレーム)における無音開始位置を検出する場合には、無音位置検出部326は、ホームサーバ20からの送信完了通知の受信に応じて、当該受信時点で検出用バッファ344に記憶されている非圧縮データの最終フレームのサンプルデータを検索する。この結果、L及びRチャンネル双方のサンプルデータ値が、所定サンプル数連続して上記閾値を下回っていると検出された場合に、最初に下回った位置を無音開始位置とする。
また、続いて受信されるk+1番目の曲の非圧縮データの先頭部分(先頭フレーム)における無音終了位置を検出する場合には、無音位置検出部326は、当該非圧縮データが受信開始されると、検出用バッファ344に記憶されている当該非圧縮データの先頭フレームのサンプルデータを検索する。この結果、L又はRチャンネルのいずれか一方のサンプルデータ値が、上記閾値を上回ったと検出された場合に、この上回った位置のひとつ前の位置を無音終了位置とする。
このようにして、再生装置30は、ホームサーバ20からの送信完了通知の受信タイミングに基づき、連続送信されてくる複数曲の非圧縮データの曲間位置を特定し、この曲間位置の前後に存在する無音開始位置と無音終了位置を好適に検出できる(図4参照。)。そして、再生装置30の制御部320は、このk番目の曲の非圧縮データにおける無音開始位置より前のサンプルデータと、k+1番目の曲の非圧縮データにおける無音終了位置より後のサンプルデータとを、オーディオ用バッファ346に転送し、無音開始位置から無音終了位置までの無音部分のサンプルデータ(ゼロデータ)は、オーディオ用バッファ346に転送しない。これによって、オーディオ用バッファ346には、曲間の無音部分が削除された非圧縮データのサンプルデータのみが記憶されるので(図5参照。)、かかるオーディオ用バッファ346から非圧縮データを読み出してD/A変換器350に転送して再生することで、複数の曲を音切れ無く連続再生することができる。
次に、図7を参照して、本実施形態にかかるホームサーバ20と再生装置30における無音位置検出および無音部分削除を伴うコンテンツの再生方法について説明する。図7は、本実施形態にかかる無音位置検出および無音部分削除を伴うコンテンツの再生方法を示すシーケンス図である。なお、図7では、ホームサーバ20から再生装置30に対し、1つのライブアルバムに含まれる複数の音楽コンテンツ(曲)を、連続してストリーミング送信する例について説明する。
図7に示すように、まず、再生装置30は、ホームサーバ20に対して、ホームサーバ20から配信可能な複数の音楽コンテンツの一覧であるコンテンツリストの送信を要求すると(ステップS102)、ホームサーバ20は、当該コンテンツリストと、当該音楽コンテンツの属性情報を、要求元の再生装置30に送信する(ステップS104)。この音楽コンテンツの属性情報は、例えば、各曲のサンプリング周波数、チャンネル数、演奏時間、データサイズ、元のコーデック情報、タイトル情報(アルバム名、曲名)、歌手名、レーベル名、曲のジャンル、コンテンツIDなどを含む。ここで、元のコーデック情報は、非圧縮データにデコードされる前の圧縮データの圧縮符号化方式を表す情報であり、例えば、MP3、ATRAC等である。
次いで、再生装置30は、ホームサーバ20から受信したコンテンツリスト及び/又は属性情報を表示部332に表示し、これを閲覧したユーザは、再生装置30の操作部330を操作して、再生を所望する音楽コンテンツを選択する(ステップS106)。この音楽コンテンツの選択は、アルバム単位で行ってもよいし、曲(トラック)単位でおこなってもよい。また、コンテンツ選択数も1又は2以上の任意の数であってよい。
その後、再生装置30の制御部320は、上述したような曲間の無音位置を検出して無音部分を削除する無音位置検出機能の有効化/無効化を行う(ステップS108)。この無音位置検出機能の有効化/無効化(オン/オフ)は、ユーザの選択に基づいて手動で切り替えてもよいし、再生装置30が、上記コンテンツの属性情報や、選択されたコンテンツの種類に基づいて、自動的に切り替えてもよい。以下に、当該機能の有効化/無効化の切替手法について例示する。
例えば、手動で切り替える場合には、ユーザは、ライブアルバムを音切れなく聴きたい場合には、操作部330(例えば無音位置検出機能のオン/オフボタン)を操作して、無音位置検出機能を有効化する。また、複数の曲が分離している通常のアルバムを、曲間に無音期間を生じさせるようにして聴きたい場合には、操作部330を操作して無音位置検出機能を有効化する。
また、自動で切り替える場合には、再生装置30は、例えば、上記ホームサーバ20から受信した属性情報に含まれる元のコーデック情報に基づき、無音位置検出機能の有効化/無効化を切り替えることができる。上記属性情報内の元のコーデック情報を参照すれば、ホームサーバ20で保存されている再生対象の音楽コンテンツが、元々非圧縮データ(リニアPCMデータ等)であるか、或いは、MP3等の圧縮データであるかを判断することができる。そこで、再生装置30は、再生対象の音楽コンテンツが元々リニアPCMデータである場合には、そもそも上述した曲間の無音部分は生じておらず、無音位置検出する必要がないので、無音位置検出機能を無効化し、一方、再生対象の音楽コンテンツが、リニアPCMデータ以外のデータ、例えば、MP3等の圧縮データである場合には、曲間の無音部分が生じうる可能性があるので、無音位置検出機能を有効化するようにしてもよい。
また、再生装置30は、複数のコンテンツが属するグループ単位、例えば、音楽コンテンツのアルバム単位で、無音位置検出機能の有効化/無効化を設定することができる。例えば、各アルバムがライブアルバム等であるか否かを表す情報を、アルバム単位で再生装置30に予め設定して保存しておくことで、再生時には、この設定情報と、上記受信した属性情報に含まれるアルバム名等に基づいて、無音位置検出機能を自動的に有効化/無効化することができる。
また、再生装置30は、上記属性情報のうち、タイトル情報(アルバム名、曲名等)や、ライブアルバムであるか否かを表す識別子などに基づき、再生対象の音楽コンテンツがライブアルバム等に含まれるコンテンツであるか否かを判断することも可能である。この結果、再生対象の音楽コンテンツがライブアルバム等に含まれるコンテンツである場合には、曲間の無音部分を削除して再生する必要があるので、無音位置検出機能を有効化し、一方、ライブアルバム等に含まれるコンテンツでない場合には、曲間に無音期間が生じてもよいので、無音位置検出機能を無効化するようにしてもよい。
以上、図7のステップS108における無音位置検出機能の有効化/無効化の切替手法について説明したが、かかるステップS108は、他のタイミングで行ってもよいし、省略しすることもできる。
次いでステップS110では、再生装置30は、ホームサーバ20に対して、上記ステップS106で選択された1又は2以上の音楽コンテンツのうち1曲目の音楽コンテンツ(例えば、アルバムが選択された場合には、当該アルバム内の最初の曲)の送信要求を行う(ステップS110)。この送信要求は、当該1曲目の音楽コンテンツのホームサーバ20内でのアドレス、例えばURLの指定を含む。
ホームサーバ20は、再生装置30から上記送信要求を受信すると、ストレージ装置230の指定されたアドレスから、上記1曲目の音楽コンテンツの圧縮データを読み出し、デコーダ236により当該圧縮データを非圧縮データ、例えばリニアPCMデータに復号して(ステップS112)、再生装置30にストリーミング送信開始する(ステップS114)。これに応じて、再生装置30は、ホームサーバ20から、上記1曲目の音楽コンテンツの非圧縮データを受信しながら、検出用バッファ344およびオーディオ用バッファ346に順番にバッファリングし、さらに、D/A変換器350によりアナログデータに変換して再生出力する(ステップS116)。このステップS112〜S116のストリーミング送信、ストリーミング再生処理は、図6で詳述した通りであるので、詳細は省略する。
次いで、ホームサーバ20から、上記1曲目の音楽コンテンツのストリーミング送信が完了すると、ホームサーバ20は、1曲目の音楽コンテンツの送信完了通知として、TCP/IPの送信完了フラグであるFINを再生装置30に送信する(ステップS118)。かかる送信完了通知(FIN)を受信することにより、再生装置30は、1曲目の音楽コンテンツのストリーミング送信が完了したタイミングを把握できるので、上述した属性時間に含まれる不正確な演奏時間情報等に頼らずに、1曲目の音楽コンテンツの非圧縮データの終端を正確に特定できる。
なお、ホームサーバ20と再生装置30とが、TCP/IP以外の他の通信プロトコル、例えばUDP/IPに従って通信する場合には、プロトコル上では送信完了通知が規定されていない。従って、この場合には、OSI階層モデルにおける更に上位の階層、例えば、アプリケーション階層で、再生装置30とホームサーバ20との間でコンテンツ単位の送信完了通知を送受信するようにすれば、再生装置30は、各コンテンツの送信完了タイミングを把握できる。
次いで、再生装置30は、上記送信完了通知(FIN)を受信すると、当該受信時点で検出用バッファ344に記憶されている1番目の曲の非圧縮データのサンプルデータを遡って検索し、サンプルデータ値がゼロとなる位置を、無音開始位置として検出する(ステップS120)。この無音開始位置が検出されると、再生装置30の制御部320は、この1番目の曲の非圧縮データにおける無音開始位置より前のサンプルデータを、オーディオ用バッファ346に転送して一時記憶させる(ステップS122)。なお、当該無音開始位置より後のサンプルデータ(ゼロデータ)は、オーディオ用バッファ346に転送されない。
次いで、再生装置30は、ホームサーバ20に対して、上記ステップS106で選択された1又は2以上の音楽コンテンツのうち2曲目の音楽コンテンツの送信要求を行う(ステップS124)。この送信要求は、当該2曲目の音楽コンテンツのホームサーバ20内でのアドレス、例えばURLの指定を含む。このように、1曲目の送信が終了すれば、2曲目の送信を要求するといったように、再生装置30は、ホームサーバ20に対して1曲ずつ音楽コンテンツの送信を要求する。
次いで、ホームサーバ20は、再生装置30から上記2曲目の送信要求を受信すると、ストレージ装置230の指定されたアドレスから、上記2曲目の音楽コンテンツの圧縮データを読み出し、デコーダ236により当該圧縮データを非圧縮データ、例えばリニアPCMデータに復号して(ステップS126)、再生装置30にストリーミング送信開始する(ステップS128)。
これに応じて、再生装置30は、ホームサーバ20から受信した上記2曲目の音楽コンテンツの非圧縮データの先頭部分を検出用バッファ344にバッファリングする(ステップS130)。さらに、再生装置30の制御部320は、検出用バッファ344に記憶されている2曲目の非圧縮データの先頭フレーム以降のサンプルデータを検索して、サンプルデータ値がゼロ以外の値となる直前の位置を、無音終了位置として検出する(ステップS132)。このようにして無音終了位置が検出されれば、再生装置30の制御部320は、この2番目の曲の非圧縮データにおける無音終了位置より後のサンプルデータを、オーディオ用バッファ346に転送して一時記憶させる(ステップS134)。その後、オーディオ用バッファ346に記憶され、無音終了位置より後の2曲目の非圧縮データを読みだして、D/A変換器350によりアナログデータに変換して再生出力する(ステップS1136)。
そして、上記2曲目の音楽コンテンツのストリーミング送信が完了すると、ホームサーバ20は、2曲目の音楽コンテンツの送信完了通知(FIN)を再生装置30に送信する(ステップS138)。その後は、上記ステップS120及びS122と同様にして、2曲目の末尾の無音開始位置が検出されて、それより前の非圧縮データのみが再生される。さらに、それ以降は、上記ステップS106で選択された3曲目以降の曲が、上記ステップS124〜S138と同様な処理を繰り返して、無音位置検出、無音部分削除を行いながら連続再生される。
以上のように、再生装置30は、無音位置検出機能が有効化されている状態では、ホームサーバ20から、k番目の曲の非圧縮データの送信完了通知(FIN)を受信すると、検出用バッファ344内を遡って検索して、k番目の曲の非圧縮データの末尾部分にある無音開始位置を検出し、さらに、次のk+1番目の曲の先頭にある無音終了位置も検出する。そして、検出用バッファ344に記憶される非圧縮データのうち、k番目の曲の非圧縮データにおける無音開始位置より前のサンプルデータと、k+1番目の曲の非圧縮データにおける無音終了位置より後のサンプルデータとを、オーディオ用バッファ346に転送し、k曲目の無音開始位置からk+1曲目の無音終了位置までの無音部分のサンプルデータ(ゼロデータ)は、オーディオ用バッファ346に転送しない。従って、オーディオ用バッファ346には、k曲目とk+1曲目の曲間の無音部分が削除された非圧縮データが記憶され、このオーディオ用バッファ346から読み出された非圧縮データを再生しても、曲間で無音となることがない。従って、ライブアルバム等の連続した曲を再生しても、音切れなく好適に再生できる。
以上、本実施形態にかかるコンテンツ配信システム10、ホームサーバ20、再生装置30、及びこれらを用いたコンテンツの再生方法について詳述した。本実施形態によれば、ホームサーバ20側でコンテンツの圧縮データを復号して得られた非圧縮データ(例えばリニアPCMデータ)を、ホームサーバ20から再生装置30にストリーミング送信して再生する場合において、k番目の曲の非圧縮データの送信完了通知の受信に応じて、k番目の曲の非圧縮データの末尾にある無音部分を検出して削除し、次のk+1番目の曲の非圧縮データの受信を開始する際にも、その先頭にある無音部分を検出して削除することができる。このため、各曲の圧縮データの先頭及び末尾に、コーデックによる圧縮時に生じた不要な無音部分がある場合であっても、当該無音部分を好適に削除して再生できる。従って、ライブアルバムなどに含まれる音が連続した複数の曲を、曲間で無音期間を生じさせることなく(即ち、音切れすることなく)、好適に連続再生できる。さらに、ライブアルバム等に含まれる複数の曲のうち、特定の1又は2以上の曲を音切れなく再生することも可能である。
特に、本実施形態のホームサーバ20のように、無音部分の削除機能を有さないサーバに再生装置30を接続し、当該サーバから送信されるコンテンツを再生装置30で再生する場合であっても、再生装置30側で、上記無音位置検出処理および無音部分削除処理を行うことによって、音切れを好適に防止できる。
また、ホームサーバ20からの送信完了通知に応じて、無音位置検出を行うことで、曲と曲との区切り位置を正確に把握できるので、当該区切り位置の前後にある無音開始位置および無音終了位置を効率的かつ的確に検出できる。
また、再生装置30における無音位置検出機能を、手動で或いは自動的に有効化/無効化できるようにしている。これにより、ライブアルバムの曲の再生時には、当該機能を有効化して曲間の音切れを防止し、一方、その他の通常アルバムの曲の再生時には、当該機能を無効化して、各曲が不自然につながらないよう分離するといったように、再生対象のコンテンツの種類に応じて好適に再生モードを変更できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、ホームネットワーク24を介して、ホームサーバ20から再生装置30にコンテンツデータを配信する例について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、ホームサーバ20以外の装置(サーバ機能を有さないユーザ機器等)から、ホームネットワーク24を再生装置30に再生装置30にコンテンツを配信する場合にも適用できる。また、インターネット、電話回線網、衛星通信網等の公衆回線網を介して、サーバ(例えば、コンテンツ配信サーバ、他のユーザの所有するホームサーバ等)から、再生装置30にコンテンツを配信する場合にも適用できる。また、ホームネットワーク以外の私的ネットワーク、例えば、小規模の限られたグループ(会社、友人等)内で使用される複数の機器を接続するLANなどを介して、サーバと再生装置にコンテンツを配信する場合にも適用できる。
また、上記実施形態では、ホームサーバ20は、ホームサーバ20内に保存されているコンテンツの圧縮データをデコードして非圧縮データを、再生装置30に送信したが、かかる例に限定されず、ホームサーバ20に保存されているコンテンツの非圧縮データをそのまま、再生装置30に送信してもよい。
また、上記実施形態では、ライブアルバムに含まれる複数の音楽コンテンツを連続再生する場合について主に説明したが、本発明はかかる例に限定されず、例えば、ビデオプログラムに含まれる複数のビデオコンテンツ(映像及び音声データを含む。)を連続再生する場合にも好適に適用できる。
本発明の第1の実施形態にかかるコンテンツ配信システムの構成を示す説明図である。 同実施形態にかかるホームサーバの構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる再生装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる無音部分除去処理前の非圧縮データを示す説明図である。 同実施形態にかかる無音部分除去処理前後の非圧縮データを示す説明図である。 同実施形態にかかるストリーミング送信処理およびストリーミング再生処理の概要を示す説明図である。 同実施形態にかかる無音位置検出および無音部分削除を伴うコンテンツの再生方法を示すシーケンス図である。
符号の説明
10 コンテンツ配信システム
20 ホームサーバ
22 スイッチングハブ
30 再生装置
210 通信部
212 制御部
214 入力部
216 出力部
220 メモリ
222 通信バッファ
230 ストレージ装置
232 ディスクドライブ
234 エンコーダ
236 デコーダ
310 通信部
320 制御部
322 受信制御部
324 転送制御部
326 無音位置検出部
330 操作部
332 表示部
340 メモリ
342 通信バッファ
344 検出用バッファ
346 オーディオ用バッファ
350 D/A変換器
352 スピーカ

Claims (9)

  1. 所定の符号化単位で圧縮符号化された圧縮デジタルデータを復号することにより得られた非圧縮デジタルデータを受信する通信部と;
    前記通信部により受信された非圧縮デジタルデータを一時記憶する第1のバッファと;
    前記第1のバッファから読み出された非圧縮デジタルデータを一時記憶する第2のバッファと;
    前記第2のバッファから読み出された非圧縮デジタルデータをD/A変換し、アナログデータを出力するD/A変換部と;
    前記第1のバッファから前記第2のバッファへの前記非圧縮デジタルデータの転送を制御する制御部と;
    を備え、
    前記制御部は、
    前記通信部を介して、第k番目の非圧縮デジタルデータの送信完了通知を受信すると、
    前記第1のバッファに記憶された前記第k番目の非圧縮デジタルデータにおける無音開始位置を検出し、
    前記第k番目の非圧縮デジタルデータのうち前記無音開始位置よりも前の部分を前記第2のバッファに転送し、
    当該転送後、前記通信部を介して、第k+1番目の非圧縮デジタルデータを受信し、
    前記第k+1番目の非圧縮デジタルデータを前記第1のバッファに一時記憶させ、
    前記第1のバッファに記憶された前記第k+1番目の非圧縮デジタルデータにおける無音終了位置を検出し、
    前記第k+1番目の非圧縮デジタルデータのうち前記無音終了位置よりも後の部分を前記第2のバッファに転送するよう制御することを特徴とする、再生装置。
  2. 前記通信部は、前記非圧縮デジタルデータをTCP/IPに従って受信し、
    前記制御部は、前記通信部を介して、前記送信完了通知としてTCP/IPにおけるデータ送信完了を表す制御フラグ(FIN)を受信すると、前記第1のバッファに記憶された前記第k番目の非圧縮デジタルデータにおける前記無音開始位置を検出することを特徴とする、請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記制御部は、前記無音開始位置及び前記無音終了位置を検出する無音位置検出機能を有効化又は無効化することを特徴とする、請求項1に記載の再生装置。
  4. 前記通信部は、前記非圧縮デジタルデータの受信に先立ち、当該非圧縮デジタルデータに対応する属性情報を受信し、
    前記制御部は、前記属性情報に含まれる当該非圧縮デジタルデータの元のコーデック情報がPCM方式以外であるとき、前記無音位置検出機能を有効化することを特徴とする、請求項3に記載の再生装置。
  5. 前記通信部は、前記非圧縮デジタルデータの受信に先立ち、当該非圧縮デジタルデータに対応する属性情報を受信し、
    前記制御部は、前記属性情報に基づき、複数の前記非圧縮デジタルデータが属するグループ単位で、前記無音位置検出機能の有効化または無効化を設定することを特徴とする、請求項3に記載の再生装置。
  6. 前記第1のバッファは、前記符号化単位の少なくとも1つ分の前記非圧縮デジタルデータを記憶可能であり、
    前記制御部は、前記送信完了通知の受信に応じて、当該受信時点で前記第1のバッファに既に記憶されている前記第k番目の非圧縮デジタルデータの末尾部分に含まれるサンプルデータを検索して、前記無音開始位置を検出することを特徴とする、請求項1に記載の再生装置。
  7. 前記第1のバッファは、前記所定の符号化単位の少なくとも1つ分の前記非圧縮デジタルデータを記憶可能であり、
    前記制御部は、前記第k+1番目の非圧縮デジタルデータの受信開始に応じて、前記第1のバッファに記憶される前記第k+1番目の非圧縮デジタルデータの先頭部分に含まれるサンプルデータを検索して、前記無音終了位置を検出することを特徴とする、請求項1に記載の再生装置。
  8. 所定の符号化単位で圧縮された圧縮デジタルデータを復号することにより得られた非圧縮デジタルデータを受信し、前記受信された非圧縮デジタルデータを第1のバッファに一時記憶し、当該第1のバッファから読み出された非圧縮デジタルデータを第2のバッファに一時記憶し、前記第2のバッファから読み出された非圧縮デジタルデータをD/A変換部によりアナログデータに変換して出力する再生方法であって:
    第k番目の非圧縮デジタルデータの送信完了通知を受信するステップと;
    前記送信完了通知の受信に応じて、前記第1のバッファに記憶された前記第k番目の非圧縮デジタルデータにおける無音開始位置を検出するステップと;
    前記第k番目の非圧縮デジタルデータのうち前記無音開始位置よりも前の部分を前記第2のバッファに転送するステップと;
    当該転送後、前記通信部を介して、第k+1番目の非圧縮デジタルデータを受信するステップと;
    前記第k+1番目の非圧縮デジタルデータを前記第1のバッファに一時記憶するステップと;
    前記第1のバッファに記憶された前記第k+1番目の非圧縮デジタルデータにおける無音終了位置を検出するステップと;
    前記第k+1番目の非圧縮デジタルデータのうち前記無音終了位置よりも後の部分を前記第2のバッファに転送するステップと;
    を含むことを特徴とする、再生方法。
  9. 所定の符号化単位で圧縮された圧縮デジタルデータを復号することにより得られた非圧縮デジタルデータを受信し、前記受信された非圧縮デジタルデータを第1のバッファに一時記憶し、当該第1のバッファから読み出された非圧縮デジタルデータを第2のバッファに一時記憶し、前記第2のバッファから読み出された非圧縮デジタルデータをD/A変換部によりアナログデータに変換して出力する処理を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって:
    第k番目の非圧縮デジタルデータの送信完了通知を受信するステップと;
    前記送信完了通知の受信に応じて、前記第1のバッファに記憶された前記第k番目の非圧縮デジタルデータにおける無音開始位置を検出するステップと;
    前記第k番目の非圧縮デジタルデータのうち前記無音開始位置よりも前の部分を前記第2のバッファに転送するステップと;
    当該転送後、前記通信部を介して、第k+1番目の非圧縮デジタルデータを受信するステップと;
    前記第k+1番目の非圧縮デジタルデータを前記第1のバッファに一時記憶するステップと;
    前記第1のバッファに記憶された前記第k+1番目の非圧縮デジタルデータにおける無音終了位置を検出するステップと;
    前記第k+1番目の非圧縮デジタルデータのうち前記無音終了位置よりも後の部分を前記第2のバッファに転送するステップと;
    を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2006194939A 2006-07-14 2006-07-14 再生装置、再生方法、プログラム Expired - Fee Related JP4371127B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006194939A JP4371127B2 (ja) 2006-07-14 2006-07-14 再生装置、再生方法、プログラム
US11/827,155 US7941235B2 (en) 2006-07-14 2007-07-11 Playback apparatus, playback method, playback system and recording medium
KR1020070070490A KR101320756B1 (ko) 2006-07-14 2007-07-13 재생 장치, 재생 방법, 프로그램
CN2007101526512A CN101136233B (zh) 2006-07-14 2007-07-16 重放装置、重放方法、重放系统和记录介质

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006194939A JP4371127B2 (ja) 2006-07-14 2006-07-14 再生装置、再生方法、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008020863A true JP2008020863A (ja) 2008-01-31
JP4371127B2 JP4371127B2 (ja) 2009-11-25

Family

ID=39076804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006194939A Expired - Fee Related JP4371127B2 (ja) 2006-07-14 2006-07-14 再生装置、再生方法、プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7941235B2 (ja)
JP (1) JP4371127B2 (ja)
KR (1) KR101320756B1 (ja)
CN (1) CN101136233B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009104402A1 (ja) * 2008-02-22 2009-08-27 パナソニック株式会社 音楽再生装置、音楽再生方法、音楽再生プログラム、及び集積回路
JP2013528825A (ja) * 2010-04-13 2013-07-11 フラウンホーファー−ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デル・アンゲヴァンテン・フォルシュング・アインゲトラーゲネル・フェライン サンプルごとに正確なオーディオ信号表記のための方法、エンコーダ及びデコーダ
KR20170049592A (ko) * 2014-09-09 2017-05-10 프라운호퍼 게젤샤프트 쭈르 푀르데룽 데어 안겐반텐 포르슝 에. 베. 오디오 스플라이싱 개념

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8856371B2 (en) * 2006-08-07 2014-10-07 Oovoo Llc Video conferencing over IP networks
US9635315B2 (en) * 2006-08-07 2017-04-25 Oovoo Llc Video conferencing over IP networks
JP5176311B2 (ja) 2006-12-07 2013-04-03 ソニー株式会社 画像表示システム、表示装置、表示方法
US20080267224A1 (en) * 2007-04-24 2008-10-30 Rohit Kapoor Method and apparatus for modifying playback timing of talkspurts within a sentence without affecting intelligibility
JP2008276875A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Fujitsu Ltd 磁気ディスク装置によるデータの書き込み方法、オフトラックマージン設定方法、磁気ディスク装置、および、オフトラックマージン設定装置
JP2010033669A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Funai Electric Co Ltd 信号処理装置
CN102063906B (zh) * 2010-09-19 2012-05-23 北京航空航天大学 一种aac音频实时解码容错控制方法
GB2490341A (en) * 2011-04-26 2012-10-31 Sound Infinity Ltd Audio playback
US9667513B1 (en) * 2012-01-24 2017-05-30 Dw Associates, Llc Real-time autonomous organization
US20150138940A1 (en) * 2012-08-03 2015-05-21 Mitsubishi Electric Corporation Playback apparatus and disk information display method
FI125570B (en) 2014-03-26 2015-11-30 Mariella Labels Oy Arrangements, systems and procedures for reducing the effect of interference on radio frequencies in an electronic price tag system
CN110827838A (zh) * 2019-10-16 2020-02-21 云知声智能科技股份有限公司 一种基于opus的语音编码方法及装置
JP7197541B2 (ja) * 2020-04-01 2022-12-27 株式会社日立製作所 ストレージ装置

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1063458A (ja) 1996-08-22 1998-03-06 Hitachi Ltd 通信ネットワークの表示方法とその操作方法ならびにそのための装置
US6011868A (en) 1997-04-04 2000-01-04 Hewlett-Packard Company Bitstream quality analyzer
JPH10322691A (ja) 1997-05-20 1998-12-04 Sony Corp 圧縮映像信号復号装置及び圧縮映像信号復号方法
JPH11306737A (ja) 1998-04-17 1999-11-05 Nippon Columbia Co Ltd 音響再生装置
JP2002164886A (ja) 2000-11-27 2002-06-07 Future System Consulting Corp 通信ネットワークにおけるデータ通信の処理・制御方法及びその通信システム並びにプログラム記憶媒体
US6985069B2 (en) 2000-12-06 2006-01-10 Koninklijke Philips Electronics N.V. Remote control with status indicator
JP2002217990A (ja) 2001-01-15 2002-08-02 Toshiba Corp データ伝送システム、送信装置、受信装置及びバッファ制御方法
JP3884920B2 (ja) 2001-04-16 2007-02-21 株式会社日立製作所 データ配送方法
JP4336063B2 (ja) 2001-06-12 2009-09-30 三菱電機株式会社 データ放送受信システム
JP4739598B2 (ja) 2001-08-10 2011-08-03 富士通テン株式会社 音楽データ再生装置
JP4039086B2 (ja) 2002-03-05 2008-01-30 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法、情報処理システム、記録媒体、並びにプログラム
JP2003331524A (ja) 2002-05-08 2003-11-21 Kenwood Corp 再生装置及び再生方法
JP2004093729A (ja) 2002-08-30 2004-03-25 Alpine Electronics Inc 音楽データの記録装置及び再生装置
JP4085380B2 (ja) 2003-04-14 2008-05-14 ソニー株式会社 曲間検出装置、曲間検出方法及び曲間検出プログラム
CN1206827C (zh) * 2003-04-24 2005-06-15 北京永新同方信息工程有限公司 数字化的实时多通道视、音频异态检测的方法
JP4368138B2 (ja) 2003-05-02 2009-11-18 ソニー株式会社 ネットワークシステム、電子機器端末およびサーバ装置並びにコンテンツの配信再生方法
JP4508599B2 (ja) 2003-10-20 2010-07-21 富士通テン株式会社 データ圧縮方法
CN1617605A (zh) * 2003-11-12 2005-05-18 皇家飞利浦电子股份有限公司 一种在语音信道传输非语音数据的方法及装置
JP2006031394A (ja) 2004-07-15 2006-02-02 Yamaha Corp コンテンツ配信システム
JP4649901B2 (ja) 2004-07-15 2011-03-16 ヤマハ株式会社 曲の符号化伝送のための方法および装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009104402A1 (ja) * 2008-02-22 2009-08-27 パナソニック株式会社 音楽再生装置、音楽再生方法、音楽再生プログラム、及び集積回路
US8538565B2 (en) 2008-02-22 2013-09-17 Panasonic Corporation Music playing apparatus, music playing method, recording medium storing music playing program, and integrated circuit that implement gapless play
JP5368988B2 (ja) * 2008-02-22 2013-12-18 パナソニック株式会社 音楽再生装置、音楽再生方法、音楽再生プログラム、及び集積回路
JP2013528825A (ja) * 2010-04-13 2013-07-11 フラウンホーファー−ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デル・アンゲヴァンテン・フォルシュング・アインゲトラーゲネル・フェライン サンプルごとに正確なオーディオ信号表記のための方法、エンコーダ及びデコーダ
US9324332B2 (en) 2010-04-13 2016-04-26 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewan Method and encoder and decoder for sample-accurate representation of an audio signal
KR20170049592A (ko) * 2014-09-09 2017-05-10 프라운호퍼 게젤샤프트 쭈르 푀르데룽 데어 안겐반텐 포르슝 에. 베. 오디오 스플라이싱 개념
KR101997058B1 (ko) 2014-09-09 2019-07-08 프라운호퍼 게젤샤프트 쭈르 푀르데룽 데어 안겐반텐 포르슝 에. 베. 오디오 스플라이싱 개념
US10511865B2 (en) 2014-09-09 2019-12-17 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Audio splicing concept
US11477497B2 (en) 2014-09-09 2022-10-18 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Audio splicing concept
US11882323B2 (en) 2014-09-09 2024-01-23 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Audio splicing concept

Also Published As

Publication number Publication date
CN101136233B (zh) 2010-06-23
CN101136233A (zh) 2008-03-05
KR101320756B1 (ko) 2013-10-29
US20080049947A1 (en) 2008-02-28
KR20080007148A (ko) 2008-01-17
US7941235B2 (en) 2011-05-10
JP4371127B2 (ja) 2009-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4371127B2 (ja) 再生装置、再生方法、プログラム
JP4935345B2 (ja) コンテンツ再生システム、再生装置、再生制御方法及びプログラム
JP2008139423A (ja) コンテンツ再生システム、再生装置、再生切替方法及びプログラム
US20080126919A1 (en) Method, Apparatus and System for Managing Access to Multimedia Content Using Dynamic Media Bookmarks
US7742369B2 (en) Content reproduction system, content reproduction apparatus, and content reproduction method
EP1521183A2 (en) Wireless media player
JP2007057767A (ja) コンテンツ受信装置およびコンテンツ受信方法
JP2004021996A (ja) 記録装置、サーバ装置、記録方法、プログラム、記憶媒体
US10528622B2 (en) Display apparatus, background music providing method thereof and background music providing system
JP4905118B2 (ja) コンテンツ再生システム、再生装置、再生制御方法及びプログラム
WO2008029640A1 (en) Method and device for playing video data of high bit rate format by player suitable to play video data of low bit rate format
JP4341175B2 (ja) 再生システム及び再生方法、並びにデータ送信装置及びデータ送信方法
US20080058972A1 (en) Data selection system, data selection apparatus, data selection method, and data selection program
JP2008262043A (ja) 特定区間抽出装置、音楽記録再生装置、音楽配信システム
JP4191221B2 (ja) 記録再生装置、同時記録再生制御方法、および同時記録再生制御プログラム
JP2004134010A (ja) 音楽情報記録再生装置
JP4438621B2 (ja) サーバ装置、およびオーディオ再生システム
JP6597472B2 (ja) 記憶装置、再生処理装置、記憶装置における動作制御方法及びプログラム
JP2006065958A (ja) ディジタルデータ再生装置、ディジタルデータ再生処理装置、及びディジタルデータ再生方法
JP2007336214A (ja) トランスコードシステム
JP2004007495A (ja) 再生速度変換装置
JP2004334045A (ja) 圧縮音声データ再生装置、カラオケ装置
JP2008017345A (ja) 携帯情報端末、情報システム、及び情報取得方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080715

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090811

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090824

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130911

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees