JP2004007495A - 再生速度変換装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】要求レベルに応じた再生速度変換が可能でない場合でも、映像データの再生速度と音声データの再生速度とが同じ再生速度に変換される。その結果、映像データの再生が音声データの再生に追いつかなくなることを防止することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像データの再生速度と音声データの再生速度とを同じ再生速度に変換する再生速度変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
再生速度変換装置は、圧縮符号化音声データの再生速度と圧縮符号化映像データの再生速度とを高速再生速度または、低速再生速度に変換する。圧縮符号化音声データの再生速度と圧縮符号化映像データの再生速度とを高速再生速度または、低速再生速度に変換したとしても、高速再生または低速再生された音声を違和感なく聞き取ることができる。
【0003】
図5は、従来の再生速度変換装置500の構成を示す。再生速度変換装置500は、音声復号化部501と、音声再生速度変換部502と、映像再生速度変換部503と、映像復号化部504とを含む。
【0004】
以下、従来の再生速度変換装置500が、圧縮符号化音声データの再生速度とMPEG規格に従う圧縮符号化映像データの再生速度とを1.2倍速に変換する場合を説明する。
【0005】
音声復号化部501には、圧縮符号化音声データが入力される。
【0006】
音声復号化部501は、例えば、DVD−Videoで採用されているドルビーAC3およびdts、CSデジタルで採用されているMPEG1−layerII、BSデジタルで採用されているMPEG2−AAC、DVD−Audioで採用されているMLPならびにインターネット上で普及しているMP3(MPEG1−layerIII)である。
音声復号化部501は、この圧縮符号化音声データを復号化することにより、復号化音声データを出力する。音声再生速度変換部502は、この復号化音声データの繰り返し波形部分を間引くことによって、この復号化音声データの再生速度を1.2倍速の再生速度に変換する。
【0007】
映像再生速度変換部503には、MPEG規格に従う圧縮符号化映像データが入力される。この圧縮符号化映像データには、MPEG規格に従う差分映像データであるB−Pictureが含まれている。映像再生速度変換部503は、B−Pictureを間引くことによって、この圧縮符号化映像データの再生速度を1.2倍速の再生速度に変換する。
【0008】
映像復号化部504は、この圧縮符号化映像データを復号化することにより、復号化映像データを出力する。
【0009】
映像復号化部504は、例えば、MPEG1、MPEG2、MPEG4などである。
【0010】
なお、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとは、データロード装置によって格納デバイスからロードされ得る。
【0011】
図6は、従来の他の再生速度変換装置600の構成を示す。再生速度変換装置600の構成は、再生速度変換装置600が格納デバイス606と、データロード装置607とをさらに含むことを除いて従来の再生速度変換装置500の構成と同一である。
【0012】
格納デバイス606には、圧縮符号化音声データとMPEG規格に従う圧縮符号化映像データとが格納されている。データロード装置607は、この圧縮符号化音声データとこの圧縮符号化映像データとを格納デバイス606からロードする。
【0013】
音声復号化部601には、格納デバイス606からロードされた圧縮符号化音声データが入力される。
【0014】
映像再生速度変換部603には、格納デバイス606からロードされたMPEG規格に従う圧縮符号化映像データが入力される。
【0015】
データロード装置607には、映像再生速度変換部603の1.2倍速の再生速度を示す信号が映像再生速度変換部603から送信される。データロード装置607は、復号化音声データの再生速度と圧縮符号化映像データの再生速度とが1.2倍速に変換されたとしてもデータロード装置607から出力される圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとが過不足することのないように、この信号に応じて、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとを格納デバイス606からロードする。
【0016】
図7は、従来の他の再生速度変換装置700の構成を示す。再生速度変換装置700は、音声復号化部701と、音声再生速度変換部702と、映像再生速度変換部703と、映像復号化部704と、音声映像同期部705とを含む。
【0017】
以下、従来の他の再生速度変換装置700が、圧縮符号化音声データの再生速度とMPEG規格に従う圧縮符号化映像データの再生速度とを1.2倍速に変換する場合を説明する。
【0018】
音声復号化部701には、圧縮符号化音声データが入力される。音声復号化部701は、この圧縮符号化音声データを圧縮符号化音声データを復号化するタイミングを示す音声復号タイミングデータに応答して復号化することにより、復号化音声データを出力する。この音声復号タイミングデータは、音声映像同期部705から出力される。
【0019】
音声再生速度変換部702は、この復号化音声データの繰り返し波形部分を間引くことによって、この復号化音声データの再生速度を1.2倍速の再生速度に変換する。
【0020】
映像再生速度変換部703には、MPEG規格に従う圧縮符号化映像データが入力される。この圧縮符号化映像データには、MPEG規格に従う差分映像データであるB−Pictureが含まれている。映像再生速度変換部703は、B−Pictureを間引くことによって、この圧縮符号化映像データの再生速度を1.2倍速の再生速度に変換する。
【0021】
映像復号化部704は、この圧縮符号化映像データを圧縮符号化映像データを復号化するタイミングを示す映像復号タイミングデータに応答して復号化することにより、復号化映像データを出力する。この映像復号タイミングデータは、音声映像同期部705から出力される。
【0022】
音声映像同期部705には、復号化音声データを再生する時刻を示す音声タイムスタンプと復号化映像データを再生する時刻を示す映像タイムスタンプとが入力される。
【0023】
音声映像同期部705は、この音声タイムスタンプとこの映像タイムスタンプとに応じて、復号化映像データを再生するタイミングと復号化音声データを再生するタイミングとを同期させる。
【0024】
音声映像同期部705は、音声タイムスタンプに応答して、音声復号タイミングデータを生成する。既に説明したように、音声復号化部701は、この音声復号タイミングデータに応答して圧縮符号化音声データを復号化する。
【0025】
音声映像同期部705は、映像タイムスタンプに応答して、映像復号タイミングデータを生成する。既に説明したように、映像復号化部704は、この映像復号タイミングデータに応答して圧縮符号化映像データを復号化する。
【0026】
なお、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとは、データロード装置によって格納デバイスからロードされ得る。
【0027】
図8は、従来の他の再生速度変換装置800の構成を示す。再生速度変換装置800の構成は、再生速度変換装置800が、格納デバイス806と、データロード装置807とをさらに含むことを除いて従来の他の再生速度変換装置700の構成と同一である。
【0028】
格納デバイス806には、圧縮符号化音声データとMPEG規格に従う圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとが格納されている。データロード装置807は、この圧縮符号化音声データとこの圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとを格納デバイス806からロードする。
【0029】
音声復号化部801には、格納デバイス806からロードされた圧縮符号化音声データが入力される。
【0030】
映像再生速度変換部803には、格納デバイス806からロードされたMPEG規格に従う圧縮符号化映像データが入力される。
【0031】
音声映像同期部805には、格納デバイス806からロードされた音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとが入力される。
【0032】
データロード装置807には、音声再生速度変換部802の1.2倍速の再生速度を示す信号が音声再生速度変換部802から送信される。データロード装置807は、復号化音声データの再生速度と圧縮符号化映像データの再生速度とが1.2倍速に変換されたとしてもデータロード装置807から出力される圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとが過不足することのないように、この信号に応じて、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとを格納デバイス806からロードする。
【0033】
格納デバイス606と格納デバイス806とは、例えば、ハードディスクである。音声データと映像データとを記録再生装置に内蔵されたハードディスクに記録する場合、音声データと映像データとを符号化し、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとをハードディスクに記録する。この記録された圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとをこの記録再生装置のみで再生する場合、この圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとをハードディスクに記録する方式として、独自仕様の方式を採用することができる。例えば、B−Pictureを任意の割合で含んだ圧縮符号化映像データをハードディスクに記録する方式を採用することができる。例えば、シーン変動の激しい場面はハードディスクに記録するデータ量を多くし、シーン変動の激しくない場面はハードディスクに記録するデータ量を少なくするような、MPEG規格に独自技術を加えた記録方式を採用することができる。
【0034】
このように、従来は、音声データと映像データとを記録する記録再生装置と音声データと映像データとを再生する記録再生装置とが同一であることを前提としていたため、この記録再生装置に備えられた再生速度変換装置500、600、700および800は、音声データの再生速度と映像データの再生速度とを同一の再生速度に変換することができた。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の再生速度変換装置500、600、700および800は、予めオーサリングされた記録媒体(例えば、DVD−Video)や他の記録装置で記録される可能性のある記録媒体(例えば、DVD−RAM)に記録された音声データの再生速度と映像データの再生速度とを同一の再生速度に変換できないことがある。例えば、映像データのMPEG規格は再生速度の自由度が大きいので、A社製の記録装置で記録した映像データをB社製の再生装置で再生できるとは限らないからである。
【0036】
具体的な事例としては、B−Pictureを間引くことによって映像データの再生速度を要求レベルに応じた再生速度に変換する場合、B−Pictureが出現する比率が要求レベルを満たさなければ、映像データの再生速度を要求レベルに応じた再生速度に変換できない、といったことが挙げられる。
【0037】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、要求レベルに応じた再生速度変換が可能でないと判定された場合には、映像データの再生速度と音声データの再生速度とが要求レベルより低い所定のレベルに応じた再生速度に変換される再生速度変換装置を提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】
本発明による再生速度変換装置は、圧縮符号化音声データを復号化することにより、復号化音声データを出力する音声復号化部と、再生速度の要求レベルを示す第1の再生速度信号に応答して、前記復号化音声データの再生速度を変換する音声再生速度変換部と、前記第1の再生速度信号に応答して、圧縮符号化映像データの再生速度を変換する映像再生速度変換部と、前記映像再生速度変換部から出力される前記圧縮符号化映像データを復号化する映像復号化部とを備え、前記映像再生速度変換部は、前記要求レベルに応じた再生速度変換が可能か否かを判定し、前記要求レベルに応じた再生速度変換が可能であると判定された場合には、前記要求レベルに応じた再生速度変換を行い、前記要求レベルに応じた再生速度変換が可能でないと判定された場合には、前記要求レベルより低い所定のレベルに応じた再生速度変換を行うとともに、前記所定のレベルを示す第2の再生速度信号を前記音声再生速度変換部に出力し、前記音声再生速度変換部は、前記映像再生速度変換部から前記第2の再生速度信号を受信した場合には、前記所定のレベルに応じた再生速度変換を行う。これにより上記目的が達成される。
【0039】
前記映像再生速度変換部は、前記圧縮符号化映像データの中に特定の映像データが出現する比率が要求レベルに応じて決定されるしきい値より大きいか否かを判定し、その判定結果に応じて前記要求レベルに応じた再生速度変換が可能か否かを判定してもよい。
【0040】
前記圧縮符号化映像データは、MPEG規格に従う映像データであり、前記特定の映像データは、B−Pictureでもよい。
【0041】
前記再生速度変換装置は、前記復号化音声データを再生する時刻を示す音声タイムスタンプと前記復号化映像データを再生する時刻を示す映像タイムスタンプとに応じて、前記復号化音声データを再生するタイミングと前記復号化映像データを再生するタイミングとを同期させる音声映像同期部をさらに備え、前記音声再生速度変換部は、前記音声再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記音声映像同期部に送信し、前記音声映像同期部は、前記音声タイムスタンプと前記音声再生速度変換部の再生速度を示す前記信号とに応答して、前記圧縮符号化音声データを復号化するタイミングを示す音声復号タイミングデータを生成し、前記音声映像同期部は、前記映像タイムスタンプと前記音声再生速度変換部の再生速度を示す前記信号とに応答して、前記圧縮符号化映像データを復号化するタイミングを示す映像復号タイミングデータを生成し、前記音声復号化部は、前記音声復号タイミングデータに応答して、前記圧縮符号化音声データを復号化し、前記映像復号化部は、前記映像復号タイミングデータに応答して、前記圧縮符号化映像データを復号化してもよい。
【0042】
前記再生速度変換装置は、前記復号化音声データを再生する時刻を示す音声タイムスタンプと前記復号化映像データを再生する時刻を示す映像タイムスタンプとに応じて、前記復号化音声データを再生するタイミングと前記復号化映像データを再生するタイミングとを同期させる音声映像同期部をさらに備え、前記映像再生速度変換部は、前記映像再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記音声映像同期部に送信し、前記音声映像同期部は、前記音声タイムスタンプと前記映像再生速度変換部の再生速度を示す前記信号とに応答して、前記圧縮符号化音声データを復号化するタイミングを示す音声復号タイミングデータを生成し、前記音声映像同期部は、前記映像タイムスタンプと前記映像再生速度変換部の再生速度を示す前記信号とに応答して、前記圧縮符号化映像データを復号化するタイミングを示す映像復号タイミングデータを生成し、前記音声復号化部は、前記音声復号タイミングデータに応答して、前記圧縮符号化音声データを復号化し、前記映像復号化部は、前記映像復号タイミングデータに応答して、前記圧縮符号化映像データを復号化してもよい。
【0043】
前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを格納する格納デバイスと、前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを前記格納デバイスからロードするデータロード装置とをさらに備え、前記音声再生速度変換部は、前記音声再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記データロード装置に送信し、前記データロード装置は、前記音声再生速度変換部から送信された前記信号に応じて、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化音声データを前記音声復号化部に出力し、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化映像データを前記映像再生速度変換部に出力してもよい。
【0044】
前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを格納する格納デバイスと前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを前記格納デバイスからロードするデータロード装置とをさらに備え、前記映像再生速度変換部は、前記映像再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記データロード装置に送信し、前記データロード装置は、前記映像再生速度変換部から送信された前記信号に応じて、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化音声データを前記音声復号化部に出力し、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化映像データを前記映像再生速度変換部に出力してもよい。
【0045】
前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを格納する格納デバイスと、前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを前記格納デバイスからロードするデータロード装置とをさらに備え、前記音声再生速度変換部は、前記音声再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記データロード装置に送信し、前記データロード装置は、前記音声再生速度変換部から送信された前記信号に応じて、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化音声データを前記音声復号化部に出力し、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化映像データを前記映像再生速度変換部に出力してもよい。
【0046】
前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを格納する格納デバイスと、前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを前記格納デバイスからロードするデータロード装置とをさらに備え、前記音声再生速度変換部は、前記音声再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記データロード装置に送信し、前記データロード装置は、前記音声再生速度変換部から送信された前記信号に応じて、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化音声データを前記音声復号化部に出力し、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化映像データを前記映像再生速度変換部に出力してもよい。
【0047】
前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを格納する格納デバイスと、前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを前記格納デバイスからロードするデータロード装置とをさらに備え、前記映像再生速度変換部は、前記映像再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記データロード装置に送信し、前記データロード装置は、前記映像再生速度変換部から送信された前記信号に応じて、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化音声データを前記音声復号化部に出力し、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化映像データを前記映像再生速度変換部に出力してもよい。
【0048】
前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを格納する格納デバイスと、前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを前記格納デバイスからロードするデータロード装置とをさらに備え、前記映像再生速度変換部は、前記映像再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記データロード装置に送信し、前記データロード装置は、前記映像再生速度変換部から送信された前記信号に応じて、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化音声データを前記音声復号化部に出力し、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化映像データを前記映像再生速度変換部に出力してもよい。
【0049】
前記格納デバイスは、前記音声タイムスタンプと前記映像タイムスタンプとをさらに格納し、前記データロード装置は、前記音声タイムスタンプと前記映像タイムスタンプとを前記格納デバイスからロードし、前記データロード装置は、前記格納デバイスからロードした前記音声タイムスタンプと前記映像タイムスタンプとを前記音声映像同期部に出力してもよい。
【0050】
前記格納デバイスは、記録・再生可能な記録媒体または再生のみ可能な記録媒体でもよい。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下、図1から図4を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0052】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の再生速度変換装置100の構成を示す。再生速度変換装置100は、音声復号化部101と、音声再生速度変換部102と、映像再生速度変換部103と、映像復号化部104とを含む。
【0053】
再生速度変換装置100は、圧縮符号化音声データの再生速度と圧縮符号化映像データの再生速度とを同じ再生速度に変換する。圧縮符号化音声データは、例えば、DVD−Videoで採用されているドルビーAC3およびdts、CSデジタルで採用されているMPEG1−layerII、BSデジタルで採用されているMPEG2−AAC、DVD−Audioで採用されているMLPならびにインターネット上で普及しているMP3(MPEG1−layerIII)などの方式で圧縮符号化された音声データである。圧縮符号化映像データは、例えばMPEG規格(MPEG1、MPEG2、MPEG4)に従う圧縮符号化映像データである。
【0054】
以下、再生速度変換装置100が、圧縮符号化音声データの再生速度とMPEG規格に従う圧縮符号化映像データの再生速度とを同じ再生速度に変換する場合を説明する。
【0055】
音声復号化部101には、圧縮符号化音声データが入力される。音声復号化部101は、この圧縮符号化音声データを復号化することにより、復号化音声データを音声再生速度変換部102に出力する。
【0056】
音声再生速度変換部102には、音声復号化部101から出力された復号化音声データが入力される。ユーザがN1倍速の再生速度を要求する場合、ユーザが要求したN1倍速の再生速度の要求レベルを示す再生速度信号(第1の再生速度信号)が音声再生速度変換部102に入力される。
【0057】
例えば、ユーザは、再生速度変換装置100の外部に備えられたリモコン(図示せず)によって、N1倍速の再生速度の要求レベルを示す再生速度信号(第1の再生速度信号)を生成する。ユーザは、このリモコンを操作することによって、この再生速度信号を音声再生速度変換部102に入力させる。
【0058】
例えば、ユーザは、再生速度変換装置100に備えられたボタン(図示せず)をプッシュすることによって、N1倍速の再生速度の要求レベルを示す再生速度信号(第1の再生速度信号)を選択する。ユーザは、このボタンをさらにプッシュすることによって、この再生速度信号を音声再生速度変換部102に入力させてもよい。
【0059】
音声再生速度変換部102は、この再生速度信号に応答して、この復号化音声データの再生速度をN1倍速の再生速度に変換する。
【0060】
音声再生速度変換部102は、例えば、Pointer Interval Controled OverLap and Add(PICOLA)方式を用いて、音声データの再生速度を変換する。PICOLA方式は、音声データの繰り返し波形部分を間引くことによって、音声データを圧縮する方式である。
【0061】
音声再生速度変換部102は、音声再生速度変換部102のN1倍速の再生速度を示す信号を音声復号化部101に出力する。音声再生速度変換部102は、N1倍速の再生速度を有する復号化音声データを出力する。
【0062】
音声再生速度変換部102は、PICOLA方式の代わりに、OverLapand Add(OLA)方式またはSynchronized OverLap and Add(SOLA)方式を用いて、音声データの再生速度を変換してもよい。
【0063】
OLA方式は、一定の時間間隔で互いに隣接するフレームデータをクロスフェードすることによって、音声データを圧縮・伸張する方式である。
【0064】
SOLA方式は、一定の時間間隔で互いに隣接するフレームデータ間の相関を計算し、互いに隣接するフレームデータを最も相関の大きい部分にずらしてクロスフェードすることによって、高音質に音声データを圧縮・伸張する方式である。
【0065】
映像再生速度変換部103には、MPEG規格に従う圧縮符号化映像データが入力される。この圧縮符号化映像データには、特定の映像データが含まれている。この特定の映像データは、例えば、MPEG規格に従う差分映像データであるB−Pictureである。映像再生速度変換部103は、B−Pictureを間引くことによって、この圧縮符号化映像データの再生速度を変換する。
【0066】
映像再生速度変換部103は、変換された再生速度を有する圧縮符号化映像データを映像復号化部104に出力する。
【0067】
映像再生速度変換部103の詳細な機能は、後述する。
【0068】
映像復号化部104は、この圧縮符号化映像データを復号化し、復号化音声データを出力する。
【0069】
映像再生速度変換部103は、映像データを復号化する前にB−Pictureを間引く。映像データを復号化した後にB−Pictureを間引くよりも、間引くデータの量を削減できるからである。
【0070】
以下、映像再生速度変換部103の詳細な機能を説明する。
【0071】
映像再生速度変換部103には、ユーザが要求したN1倍速の再生速度の要求レベルを示す再生速度信号(第1の再生速度信号)が入力される。
【0072】
この再生速度の要求レベルを示す再生速度信号は、音声再生速度変換部102と映像再生速度変換部103とに入力される。この再生速度信号は、音声再生速度変換部102と映像再生速度変換部103とに個別に入力されてもよい。また、音声再生速度変換部102に入力された再生速度信号を音声再生速度変換部102から映像再生速度変換部103に転送してもよい。
【0073】
映像再生速度変換部103は、圧縮符号化映像データを要求レベルに応じたN1倍速の再生速度に変換可能(YES)か否(NO)かを判定する。
【0074】
映像再生速度変換部103が行う変換可能(YES)か否(NO)かの判定は、圧縮符号化映像データの中にB−Pictureが出現する比率が要求レベルに応じて決定されるしきい値より大きいか否かによって行われる。
【0075】
以下、映像再生速度変換部103が、N1倍速の再生速度に対してしきい値C1を有する場合を説明する。
【0076】
映像再生速度変換部103に入力される圧縮符号化映像データの中にB−Pictureが出現する比率がしきい値C1より大きいまたは同じである場合、映像再生速度変換部103の判定は変換可能(YES)である。映像再生速度変換部103は、B−Pictureを間引くことによって、この圧縮符号化映像データの再生速度をN1倍速の再生速度に変換する。
【0077】
映像再生速度変換部103に入力される圧縮符号化映像データの中にB−Pictureが出現する比率がしきい値C1より小さい場合、映像再生速度変換部103の判定は変換不可(NO)である。この場合、映像再生速度変換部103は、B−Pictureを間引くことによって、この圧縮符号化映像データの再生速度を要求レベルより低い所定のレベルに応じたN2倍速の再生速度に変換する。さらに、映像再生速度変換部103は、この所定のレベルを示す再生速度信号(第2の再生速度信号)を音声再生速度変換部102に出力する。音声再生速度変換部102は、要求レベルを示す再生速度信号(第1の再生速度信号)を無視して、映像再生速度変換部103から出力された所定のレベルを示す再生速度信号(第2の再生速度信号)に従うと共に、音声再生速度変換部102の再生速度を示す信号を音声復号化部101に出力する。
【0078】
以上、映像再生速度変換部103が、N1倍速の再生倍速に対してしきい値C1を有する場合を説明した。例えば、N1=1.4である。N2=1.2である。しかし、再生倍速の値はこれらに限定されない。再生倍速の値がN1>N2を満たしさえすれば、再生倍速の値およびしきい値は任意である。
【0079】
映像再生速度変換部103が、複数の要求レベルに応じた再生速度に対して複数のしきい値Cを有してもよい。
【0080】
以下、映像再生速度変換部103が、N1倍速の再生倍速に対してしきい値C1を有し、N2倍速の再生倍速に対してしきい値C2を有し、N3倍速の再生倍速に対してしきい値C3を有する場合を説明する。
【0081】
映像再生速度変換部103に入力される圧縮符号化映像データの中にB−Pictureが出現する比率がしきい値C1より大きいまたは同じである場合、映像再生速度変換部103の判定は変換可能(YES)である。映像再生速度変換部103は、B−Pictureを間引くことによって、この圧縮符号化映像データの再生速度をN1倍速の再生速度に変換する。
【0082】
映像再生速度変換部103に入力される圧縮符号化映像データの中にB−Pictureが出現する比率がしきい値C1より小さい場合、映像再生速度変換部103の判定は変換不可(NO)である。
【0083】
映像再生速度変換部103に入力される圧縮符号化映像データの中にB−Pictureが出現する比率がしきい値C1より小さい場合、映像再生速度変換部103は、圧縮符号化映像データの中にB−Pictureが出現する比率がしきい値C2より大きいか否かを判定する。映像再生速度変換部103に入力される圧縮符号化映像データの中にB−Pictureが出現する比率がしきい値C2より大きいまたは同じである場合、映像再生速度変換部103の判定は変換可能(YES)である。映像再生速度変換部103は、B−Pictureを間引くことによって、この圧縮符号化映像データの再生速度をN2倍速の再生速度に変換する。
【0084】
映像再生速度変換部103に入力される圧縮符号化映像データの中にB−Pictureが出現する比率がしきい値C2より小さい場合、映像再生速度変換部103の判定は変換不可(NO)である。
【0085】
映像再生速度変換部103に入力される圧縮符号化映像データの中にB−Pictureが出現する比率がしきい値C2より小さい場合、映像再生速度変換部103は、圧縮符号化映像データの中にB−Pictureが出現する比率がしきい値C3より大きいか否かを判定する。映像再生速度変換部103に入力される圧縮符号化映像データの中にB−Pictureが出現する比率がしきい値C3より大きいまたは同じである場合、映像再生速度変換部103の判定は変換可能(YES)である。映像再生速度変換部103は、B−Pictureを間引くことによって、この圧縮符号化映像データの再生速度をN3倍速の再生速度に変換する。
【0086】
このように、映像再生速度変換部103は、圧縮符号化映像データの再生速度を要求レベルに応じた再生速度に変換できない場合に、その要求レベルよりも低い要求レベルに応じた再生速度に変換が可能か否かを判定する。もし変換不可(NO)であれば、映像再生速度変換部103は、圧縮符号化映像データの再生速度をさらに低い要求レベルに応じた再生速度に変換が可能か否かを判定する。映像再生速度変換部103は、圧縮符号化映像データの再生速度を最初の要求レベルに少しでも近い次善の要求レベルに応じた再生速度に変換する。
【0087】
以上、映像再生速度変換部103が、N1倍速の再生倍速に対してしきい値C1を有し、N2倍速の再生倍速に対してしきい値C2を有し、N3倍速の再生倍速に対してしきい値C3を有する場合を説明した。例えば、N1=1.4である。N2=1.2である。N3=1.0である。しかし、再生倍速の値はこれらに限定されない。再生倍速の値がN1>N2>N3を満たし、しきい値がC1>C2>C3を満たしさえすれば、再生倍速の値およびしきい値は任意である。さらに、再生倍速の値は3つに限定されない。再生倍速の値がN1>・・・>Nmを満たし、しきい値がC1>・・・>Cmを満たしさえすれば、mは2以上の任意の整数である。
【0088】
以上、映像再生速度変換部103の詳細な機能を説明した。
【0089】
実施の形態1では、映像再生速度変換部103がB−Pictureを間引くことによって映像データの再生速度を変換する場合を説明した。
【0090】
但し、間引かれる映像データは、将来の映像データと過去の映像データの双方向のデータから予測し作成される映像データであれば、B−Pictureに限らない。
【0091】
また、過去の映像データのみから予測し作成される映像データを間引いてもよい。例えば、この映像データはP−Pictureである。
【0092】
本発明は、将来の映像データと過去の映像データの双方向のデータから予測し作成される映像データや過去の映像データのみから予測し作成される映像データのような、時間軸方向の圧縮映像データの種類全てを間引かれる映像データとして想定している。
【0093】
再生速度変換装置100は、B−Pictureが出現する比率がしきい値より大きいか否かの判定を行わないような機能を追加することで、再生速度を変換可能か否かの判定の対象とされないデータの再生速度を要求レベルに応じた再生速度に変換してもよい。
【0094】
例えば、DVD−Videoの音声つきスライドショーでは、入力されるデータにB−PictureやP−Pictureが含まれない。しかし、再生速度変換装置が、DVD−Videoの音声つきスライドショーが再生されていることを感知する機能を有する場合は、例えば、B−Pictureが出現する比率がしきい値より大きいか否かの判定を行わないような機能を駆動させることによって、入力されるデータの再生速度を要求レベルに応じた再生速度に変換する。また入力されるデータに映像データが含まれず、音声データのみが含まれている場合も、例えば、同様の機能を駆動させることによって、入力されるデータの再生速度を要求レベルに応じた再生速度に変換する。
【0095】
また、要求レベルに応じた再生速度の変換が可能でないと判定した後に、所定のレベルに応じた再生速度に変換した場合でも、映像再生速度変換部は、継続的に圧縮符号化映像データの中にB−Pictureが出現する比率を判定してもよい。このように、継続的に出現比率を判定することで、出現比率がしきい値を超え、要求レベルに応じた再生速度の変換が可能であると判定した後に、再び要求レベルに応じた再生速度に変換できる。
【0096】
またさらに、要求レベルに応じた再生速度と所定のレベルに応じた再生速度との間の遷移を所定の回数繰り返した場合には、所定のレベルに応じた再生速度変換のみを実施するようにしてもよい。
【0097】
以上のように、本発明の再生速度変換装置によれば、要求レベルに応じた再生速度変換が可能でないと判定された場合には、映像データの再生速度と音声データの再生速度とが要求レベルより低い所定のレベルに応じた再生速度に変換される。これにより、要求レベルに応じた再生速度変換が可能でない場合でも、映像データの再生速度と音声データの再生速度とが同じ再生速度に変換される。その結果、映像データの再生が音声データの再生に追いつかなくなることを防止することができる。
【0098】
以上、再生速度変換装置100が、圧縮符号化音声データの再生速度とMPEG規格に従う圧縮符号化映像データの再生速度とを同じ再生速度に変換する場合を説明した。
【0099】
なお、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとは、データロード装置によって格納デバイスからロードされ得る。
【0100】
図2は、再生速度変換装置200の構成を示す。再生速度変換装置200の構成は、再生速度変換装置200が、格納デバイス206と、データロード装置207とをさらに含むことを除いて再生速度変換装置100の構成と同一である。
【0101】
格納デバイス206には、圧縮符号化音声データとMPEG規格に従う圧縮符号化映像データとが格納されている。データロード装置207は、この圧縮符号化音声データとこの圧縮符号化映像データとを格納デバイス206からロードする。
【0102】
音声復号化部201には、格納デバイス206からロードされた圧縮符号化音声データが入力される。
【0103】
映像再生速度変換部203には、格納デバイス206からロードされたMPEG規格に従う圧縮符号化映像データが入力される。この圧縮符号化映像データには特定の映像データが含まれている。この特定の映像データは、例えば、MPEG規格に従う差分映像データであるB−Pictureである。
【0104】
音声復号化部201の機能は、音声復号化部101の機能と同一である。映像復号化部204の機能は、映像復号化部104の機能と同一である。音声再生速度変換部202の機能は、音声再生速度変換部202の再生速度を示す信号をデータロード装置207に送信することを除いて、音声再生速度変換部102と同一である。映像再生速度変換部203の機能は、映像再生速度変換部203の再生速度を示す信号をデータロード装置207に送信することを除いて、映像再生速度変換部103と同一である。
【0105】
データロード装置207には、映像再生速度変換部203から映像再生速度変換部203の再生速度を示す信号が送信される。データロード装置207は、復号化音声データの再生速度と圧縮符号化映像データの再生速度とを変換してもデータロード装置207から出力される圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとが過不足することのないように、この信号に応じて、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとを格納デバイス206からロードする。
【0106】
なお、データロード装置207には、上述のように映像再生速度変換部203から映像再生速度変換部203の再生速度を示す信号が送信される代わりに、音声再生速度変換部202から音声再生速度変換部202の再生速度を示す信号が送信されてもよい。この場合も、データロード装置207は、データロード装置207から出力される圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとが過不足することのないように、音声再生速度変換部202の再生速度を示す信号に応じて、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとを格納デバイス206からロードする。
【0107】
以上のように、本発明の再生速度変換装置によれば、データロード装置は、データロード装置から出力される圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとが過不足することのないように、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとを格納デバイスからロードする。その結果、要求レベルに応じた再生速度から低い所定のレベルに応じた再生速度へと再生速度が遷移する場合でも、データロード装置から出力される圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとが過不足することなく、データロード装置は、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとを格納デバイスからロードすることができる。
【0108】
なお、音声復号化部201、映像再生速度変換部203と、データロード装置207との間にネットワークが介在していてもよい。その場合、格納デバイス206は、例えば、送信局側のサーバの蓄積メディアである。
【0109】
図2の再生速度変換装置200は、送信局側にあってもよい。
【0110】
格納デバイス206は、例えば、記録再生が可能な記録媒体、または再生のみ可能な記録媒体である。
【0111】
記録再生が可能な記録媒体は、例えば、CD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+RまたはDVD+RWである。
【0112】
再生のみ可能な記録媒体は、例えば、DVD−VideoまたはCDである。
【0113】
なお、データロード装置207は、デマルチプレクサを含んでもよい。圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとが多重化された多重化データが格納デバイス206に格納されている場合、このデマルチプレクサは、この多重化データを圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとに分離する。データロード装置207はこの圧縮符号化音声データを音声復号化部201に出力する。データロード装置207はこの圧縮符号化映像データを映像再生速度変換部203に出力する。
【0114】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2の再生速度変換装置300の構成を示す。再生速度変換装置300は、音声復号化部301と、音声再生速度変換部302と、映像再生速度変換部303と、映像復号化部304と、音声映像同期部305とを含む。再生速度変換装置300は、音声映像同期部305を含むことを除いては、本発明の実施の形態1の再生速度変換装置100と同じ構成である。
【0115】
再生速度変換装置300は、圧縮符号化音声データの再生速度と圧縮符号化映像データの再生速度とを同じ再生速度に変換する。圧縮符号化音声データは、例えば、DVD−Videoで採用されているドルビーAC3およびdts、CSデジタルで採用されているMPEG1−layerII、BSデジタルで採用されているMPEG2−AAC、DVD−Audioで採用されているMLPならびにインターネット上で普及しているMP3(MPEG1−layerIII)などの方式で圧縮符号化された音声データである。圧縮符号化映像データは、例えばMPEG規格(MPEG1、MPEG2、MPEG4)に従う圧縮符号化映像データである。
【0116】
以下、再生速度変換装置300が、圧縮符号化音声データの再生速度とMPEG規格に従う圧縮符号化映像データの再生速度とを同じ再生速度に変換する場合を説明する。
【0117】
音声復号化部301には、圧縮符号化音声データが入力される。音声復号化部301は、この圧縮符号化音声データを圧縮符号化音声データを復号化するタイミングを示す音声復号タイミングデータに応答して復号化することにより、復号化音声データを音声再生速度変換部302に出力する。この音声復号タイミングデータは、音声映像同期部305から出力される。
【0118】
音声映像同期部305の機能は、後述する。
【0119】
音声再生速度変換部302には、音声復号化部301から出力された復号化音声データが入力される。ユーザがN1倍速の再生速度を要求する場合、ユーザが要求したN1倍速の再生速度の要求レベルを示す再生速度信号(第1の再生速度信号)が音声再生速度変換部302に入力される。音声再生速度変換部302は、この再生速度信号に応答して、この復号化音声データの再生速度をN1倍速の再生速度に変換すると共に、音声再生速度変換部302の再生速度を示す信号を音声映像同期部305に送信する。
【0120】
音声再生速度変換部302は、例えば、PICOLA方式を用いて、音声データの再生速度を変換する。
【0121】
音声再生速度変換部302は、PICOLA方式の代わりに、OLA方式またはSOLA方式を用いて、音声データの再生速度を変換してもよい。
【0122】
映像再生速度変換部303には、MPEG規格に従う圧縮符号化映像データが入力される。この圧縮符号化映像データには、特定の映像データが含まれている。この特定の映像データは、例えば、MPEG規格に従う差分映像データであるB−Pictureである。映像再生速度変換部303は、B−Pictureを間引くことによって、この圧縮符号化映像データの再生速度を変換する。映像再生速度変換部303の機能は、映像再生速度変換部103の機能と同一である。
【0123】
映像再生速度変換部303は、変換された再生速度を有する圧縮符号化映像データを映像復号化部304に出力する。
【0124】
映像復号化部304は、この圧縮符号化映像データを圧縮符号化映像データを復号化するタイミングを示す映像復号タイミングデータに応答して復号化し、復号化音声データを出力する。この映像復号タイミングデータは、音声映像同期部305から出力される。
【0125】
音声再生速度変換部が音声再生速度を変換する前は、音声タイムスタンプは、一定時間間隔で付されている。しかし、音声再生速度変換部が音声再生速度を変換した後は、音声タイムスタンプは、異なる時間間隔に付される。一般に、音声データは、部分的に圧縮・伸張され、均一に圧縮・伸張されるわけではないからである。PICOLA方式、OLA方式またはSOLA方式の何れもがこれに該当する。音声再生速度を変換した後の音声データは、必ずしも一定速度で再生されているわけではなく、音声再生速度を変換した後の音声データを局所的に見れば音声再生速度が頻繁に変わっていることになる。音声再生速度を変換した後の音声データを大局的に見て、音声映像同期部は、映像データを再生するタイミングと音声データを再生するタイミングとを同期させる。
【0126】
以下、音声映像同期部305の機能を説明する。
【0127】
音声映像同期部305には、復号化音声データを再生する時刻を示す音声タイムスタンプと復号化映像データを再生する時刻を示す映像タイムスタンプとが入力される。
【0128】
音声映像同期部305は、この音声タイムスタンプとこの映像タイムスタンプとに応じて、復号化映像データを再生するタイミングと復号化音声データを再生するタイミングとを同期させる。例えば、復号化映像データが再生されるタイミングが復号化音声データが再生されるタイミングよりも遅れている場合、一定量の映像データをスキップすることによって、復号化映像データが再生されるタイミングを復号化音声データが再生されるタイミングに同期させることができる。例えば、復号化映像データが再生されるタイミングが復号化音声データが再生されるタイミングよりも進んでいる場合、一定量の映像データを繰り返して再生することによって、復号化映像データが再生されるタイミングを復号化音声データが再生されるタイミングに同期させることができる。
【0129】
音声映像同期部305には、音声再生速度変換部302の再生速度を示す信号が音声再生速度変換部302から送信される。
【0130】
音声映像同期部305は、音声タイムスタンプと音声再生速度変換部302の再生速度を示す信号とに応答して、音声復号タイミングデータを生成する。既に説明したように、音声復号化部301は、この音声復号タイミングデータに応答して圧縮符号化音声データを復号化する。
【0131】
音声映像同期部305は、映像タイムスタンプと音声再生速度変換部302の再生速度を示す信号とに応答して、映像復号タイミングデータを生成する。既に説明したように、映像復号化部304は、この映像復号タイミングデータに応答して圧縮符号化映像データを復号化する。
【0132】
なお、音声映像同期部305には、上述のように音声再生速度変換部302の再生速度を示す信号が音声再生速度変換部302から送信される代わりに、映像再生速度変換部303の再生速度を示す信号が映像再生速度変換部303から送信されてもよい。
【0133】
この場合、音声映像同期部305は、音声タイムスタンプと映像再生速度変換部303の再生速度を示す信号とに応答して、音声復号タイミングデータを生成する。既に説明したように、音声復号化部301は、この音声復号タイミングデータに応答して圧縮符号化音声データを復号化する。音声映像同期部305は、映像タイムスタンプと映像再生速度変換部303の再生速度を示す信号とに応答して、映像復号タイミングデータを生成する。既に説明したように、映像復号化部304は、この映像復号タイミングデータに応答して圧縮符号化映像データを復号化する。
【0134】
以上、音声映像同期部305の機能を説明した。
【0135】
以上のように、本発明の再生速度変換装置によれば、音声映像同期部は、復号化映像データを再生するタイミングと復号化音声データを再生するタイミングとを同期させる。これにより、要求レベルに応じた再生速度から低い所定のレベルに応じた再生速度へと再生速度が遷移する場合でも、映像データを再生するタイミングと音声データを再生するタイミングとを同期させることができる。その結果、要求レベルに応じた再生速度から低い所定のレベルに応じた再生速度へと再生速度が遷移する場合に、映像データを再生するタイミングと音声データを再生するタイミングとがずれることを防止できる。
【0136】
以上、再生速度変換装置300が、圧縮符号化音声データの再生速度とMPEG規格に従う圧縮符号化映像データの再生速度とを同じ再生速度に変換する場合を説明した。
【0137】
なお、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとは、データロード装置によって格納デバイスからロードされ得る。
【0138】
図4は、再生速度変換装置400の構成を示す。再生速度変換装置400の構成は、再生速度変換装置400が格納デバイス406と、データロード装置407とをさらに含むことを除いて再生速度変換装置300の構成と同一である。
【0139】
格納デバイス406には、圧縮符号化音声データとMPEG規格に従う圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとが格納されている。
【0140】
データロード装置407は、この圧縮符号化音声データとこの圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとを格納デバイス406からロードする。
【0141】
音声復号化部401には、格納デバイス406からロードされた圧縮符号化音声データが入力される。
【0142】
映像再生速度変換部403には、格納デバイス406からロードされたMPEG規格に従う圧縮符号化映像データが入力される。この圧縮符号化映像データには特定の映像データが含まれている。この特定の映像データは、例えば、MPEG規格に従う差分映像データであるB−Pictureである。
【0143】
音声映像同期部405は、格納デバイス406からロードされた音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとが入力される。
【0144】
音声復号化部401の機能は、音声復号化部301の機能と同一である。映像復号化部404の機能は、映像復号化部304の機能と同一である。音声映像同期部405の機能は、音声映像同期部305の機能と同一である。音声再生速度変換部402の機能は、音声再生速度変換部402の再生速度を示す信号をデータロード装置407に送信することを除いて、音声再生速度変換部302と同一である。映像再生速度変換部403の機能は、映像再生速度変換部403の再生速度を示す信号をデータロード装置407に送信することを除いて、映像再生速度変換部403と同一である。
【0145】
データロード装置407には、音声再生速度変換部402から音声再生速度変換部402の再生速度を示す信号が送信される。データロード装置407は、復号化音声データの再生速度と圧縮符号化映像データの再生速度とを変換してもデータロード装置407から出力される圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとが過不足することのないように、この信号に応じて、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとを格納デバイス406からロードする。
【0146】
再生速度変換装置が音声映像同期部を含む場合、データロード装置は、音声再生速度変換部の再生速度を示す信号に応じて、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとを格納デバイスからロードすることが好ましい。音声映像同期部は、音声再生速度変換部の再生速度を示す信号に応じて、復号化映像データを再生するタイミングと復号化音声データを再生するタイミングとを同期させるからである。
【0147】
なお、データロード装置407には、上述のように音声再生速度変換部402から音声再生速度変換部402の再生速度を示す信号が送信される代わりに、映像再生速度変換部403から映像再生速度変換部403の再生速度を示す信号が送信されてもよい。この場合も、データロード装置407は、データロード装置407から出力される圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとが過不足することのないように、映像再生速度変換部403の再生速度を示す信号に応じて、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとを格納デバイス406からロードする。
【0148】
以上のように、本発明の再生速度変換装置によれば、データロード装置は、データロード装置から出力される圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとが過不足することのないように、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとを格納デバイスからロードする。その結果、要求レベルに応じた再生速度から低い所定のレベルに応じた再生速度へと再生速度が遷移する場合でも、データロード装置から出力される圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとが過不足することなく、データロード装置は、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとを格納デバイスからロードすることができる。
【0149】
なお、音声復号化部401、映像再生速度変換部403と、データロード装置407との間にネットワークが介在していてもよい。その場合、格納デバイス406は、例えば、送信局側のサーバの蓄積メディアである。
【0150】
図4の再生速度変換装置400は、送信局側にあってもよい。
【0151】
格納デバイス406は、例えば、記録再生が可能な記録媒体、または再生のみ可能な記録媒体である。
【0152】
記録再生が可能な記録媒体は、例えば、CD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+RまたはDVD+RWである。
【0153】
再生のみ可能な記録媒体は、例えば、DVD−Video、CDである。
【0154】
なお、データロード装置407は、デマルチプレクサを含んでもよい。圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとが多重化された多重化データが格納デバイス406に格納されている場合、このデマルチプレクサは、この多重化データを圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとに分離する。データロード装置407はこの圧縮符号化音声データを音声復号化部401に出力する。データロード装置407はこの圧縮符号化映像データを映像再生速度変換部403に出力する。データロード装置407はこの音声タイムスタンプとこの映像タイムスタンプとを音声映像同期部405に出力する。
【0155】
【発明の効果】
本発明の再生速度変換装置によれば、要求レベルに応じた再生速度変換が可能でないと判定された場合には、映像データの再生速度と音声データの再生速度とが要求レベルより低い所定のレベルに応じた再生速度に変換される。これにより、要求レベルに応じた再生速度変換が可能でない場合でも、映像データの再生速度と音声データの再生速度とが同じ再生速度に変換される。その結果、映像データの再生が音声データの再生に追いつかなくなることを防止することができる。
【0156】
本発明の再生速度変換装置によれば、データロード装置は、データロード装置から出力される圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとが過不足することのないように、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとを格納デバイスからロードする。その結果、要求レベルに応じた再生速度から低い所定のレベルに応じた再生速度へと再生速度が遷移する場合でも、データロード装置から出力される圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとが過不足することなく、データロード装置は、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データとを格納デバイスからロードすることができる。
【0157】
本発明の再生速度変換装置によれば、音声映像同期部は、復号化映像データを再生するタイミングと復号化音声データを再生するタイミングとを同期させる。これにより、要求レベルに応じた再生速度から低い所定のレベルに応じた再生速度へと再生速度が遷移する場合でも、映像データを再生するタイミングと音声データを再生するタイミングとを同期させることができる。その結果、要求レベルに応じた再生速度から低い所定のレベルに応じた再生速度へと再生速度が遷移する場合に、映像データを再生するタイミングと音声データを再生するタイミングとがずれることを防止できる。
【0158】
本発明の再生速度変換装置によれば、データロード装置は、データロード装置から出力される圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとが過不足することのないように、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとを格納デバイスからロードする。その結果、要求レベルに応じた再生速度から低い所定のレベルに応じた再生速度へと再生速度が遷移する場合でも、データロード装置から出力される圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとが過不足することなく、データロード装置は、圧縮符号化音声データと圧縮符号化映像データと音声タイムスタンプと映像タイムスタンプとを格納デバイスからロードすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の再生速度変換装置100の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1の再生速度変換装置200の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態2の再生速度変換装置300の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2の再生速度変換装置400の構成を示すブロック図
【図5】従来の再生速度変換装置500の構成を示すブロック図
【図6】従来の他の再生速度変換装置600の構成を示すブロック図
【図7】従来の他の再生速度変換装置700の構成を示すブロック図
【図8】従来の他の再生速度変換装置800の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100 再生速度変換装置
101 音声復号化部
102 音声再生速度変換部
103 映像再生速度変換部
104 映像復号化部
206 格納デバイス
207 データロード装置
305 音声映像同期部
Claims (13)
- 圧縮符号化音声データを復号化することにより、復号化音声データを出力する音声復号化部と、
再生速度の要求レベルを示す第1の再生速度信号に応答して、前記復号化音声データの再生速度を変換する音声再生速度変換部と、
前記第1の再生速度信号に応答して、圧縮符号化映像データの再生速度を変換する映像再生速度変換部と、
前記映像再生速度変換部から出力される前記圧縮符号化映像データを復号化する映像復号化部と
を備え、
前記映像再生速度変換部は、前記要求レベルに応じた再生速度変換が可能か否かを判定し、前記要求レベルに応じた再生速度変換が可能であると判定された場合には、前記要求レベルに応じた再生速度変換を行い、前記要求レベルに応じた再生速度変換が可能でないと判定された場合には、前記要求レベルより低い所定のレベルに応じた再生速度変換を行うとともに、前記所定のレベルを示す第2の再生速度信号を前記音声再生速度変換部に出力し、
前記音声再生速度変換部は、前記映像再生速度変換部から前記第2の再生速度信号を受信した場合には、前記所定のレベルに応じた再生速度変換を行う、再生速度変換装置。 - 前記映像再生速度変換部は、前記圧縮符号化映像データの中に特定の映像データが出現する比率が要求レベルに応じて決定されるしきい値より大きいか否かを判定し、その判定結果に応じて前記要求レベルに応じた再生速度変換が可能か否かを判定する、請求項1に記載の再生速度変換装置。
- 前記圧縮符号化映像データは、MPEG規格に従う映像データであり、前記特定の映像データは、B−Pictureである、請求項2に記載の再生速度変換装置。
- 前記再生速度変換装置は、前記復号化音声データを再生する時刻を示す音声タイムスタンプと前記復号化映像データを再生する時刻を示す映像タイムスタンプとに応じて、前記復号化音声データを再生するタイミングと前記復号化映像データを再生するタイミングとを同期させる音声映像同期部をさらに備え、
前記音声再生速度変換部は、前記音声再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記音声映像同期部に送信し、
前記音声映像同期部は、前記音声タイムスタンプと前記音声再生速度変換部の再生速度を示す前記信号とに応答して、前記圧縮符号化音声データを復号化するタイミングを示す音声復号タイミングデータを生成し、
前記音声映像同期部は、前記映像タイムスタンプと前記音声再生速度変換部の再生速度を示す前記信号とに応答して、前記圧縮符号化映像データを復号化するタイミングを示す映像復号タイミングデータを生成し、
前記音声復号化部は、前記音声復号タイミングデータに応答して、前記圧縮符号化音声データを復号化し、
前記映像復号化部は、前記映像復号タイミングデータに応答して、前記圧縮符号化映像データを復号化する、請求項1に記載の再生速度変換装置。 - 前記再生速度変換装置は、前記復号化音声データを再生する時刻を示す音声タイムスタンプと前記復号化映像データを再生する時刻を示す映像タイムスタンプとに応じて、前記復号化音声データを再生するタイミングと前記復号化映像データを再生するタイミングとを同期させる音声映像同期部をさらに備え、
前記映像再生速度変換部は、前記映像再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記音声映像同期部に送信し、
前記音声映像同期部は、前記音声タイムスタンプと前記映像再生速度変換部の再生速度を示す前記信号とに応答して、前記圧縮符号化音声データを復号化するタイミングを示す音声復号タイミングデータを生成し、
前記音声映像同期部は、前記映像タイムスタンプと前記映像再生速度変換部の再生速度を示す前記信号とに応答して、前記圧縮符号化映像データを復号化するタイミングを示す映像復号タイミングデータを生成し、
前記音声復号化部は、前記音声復号タイミングデータに応答して、前記圧縮符号化音声データを復号化し、
前記映像復号化部は、前記映像復号タイミングデータに応答して、前記圧縮符号化映像データを復号化する、請求項1に記載の再生速度変換装置。 - 前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを格納する格納デバイスと、
前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを前記格納デバイスからロードするデータロード装置と、
をさらに備え、
前記音声再生速度変換部は、前記音声再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記データロード装置に送信し、
前記データロード装置は、前記音声再生速度変換部から送信された前記信号に応じて、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化音声データを前記音声復号化部に出力し、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化映像データを前記映像再生速度変換部に出力する、請求項1に記載の再生速度変換装置。 - 前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを格納する格納デバイスと、
前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを前記格納デバイスからロードするデータロード装置と、
をさらに備え、
前記映像再生速度変換部は、前記映像再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記データロード装置に送信し、
前記データロード装置は、前記映像再生速度変換部から送信された前記信号に応じて、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化音声データを前記音声復号化部に出力し、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化映像データを前記映像再生速度変換部に出力する、請求項1に記載の再生速度変換装置。 - 前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを格納する格納デバイスと、
前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを前記格納デバイスからロードするデータロード装置と
をさらに備え、
前記音声再生速度変換部は、前記音声再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記データロード装置に送信し、
前記データロード装置は、前記音声再生速度変換部から送信された前記信号に応じて、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化音声データを前記音声復号化部に出力し、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化映像データを前記映像再生速度変換部に出力する、請求項4に記載の再生速度変換装置。 - 前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを格納する格納デバイスと、
前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを前記格納デバイスからロードするデータロード装置と
をさらに備え、
前記音声再生速度変換部は、前記音声再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記データロード装置に送信し、
前記データロード装置は、前記音声再生速度変換部から送信された前記信号に応じて、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化音声データを前記音声復号化部に出力し、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化映像データを前記映像再生速度変換部に出力する、請求項5に記載の再生速度変換装置。 - 前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを格納する格納デバイスと、
前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを前記格納デバイスからロードするデータロード装置と
をさらに備え、
前記映像再生速度変換部は、前記映像再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記データロード装置に送信し、
前記データロード装置は、前記映像再生速度変換部から送信された前記信号に応じて、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化音声データを前記音声復号化部に出力し、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化映像データを前記映像再生速度変換部に出力する、請求項4に記載の再生速度変換装置。 - 前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを格納する格納デバイスと、
前記圧縮符号化音声データと前記圧縮符号化映像データとを前記格納デバイスからロードするデータロード装置と
をさらに備え、
前記映像再生速度変換部は、前記映像再生速度変換部の再生速度を示す信号を前記データロード装置に送信し、
前記データロード装置は、前記映像再生速度変換部から送信された前記信号に応じて、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化音声データを前記音声復号化部に出力し、前記格納デバイスからロードした前記圧縮符号化映像データを前記映像再生速度変換部に出力する、請求項5に記載の再生速度変換装置。 - 前記格納デバイスは、前記音声タイムスタンプと前記映像タイムスタンプとをさらに格納し、
前記データロード装置は、前記音声タイムスタンプと前記映像タイムスタンプとを前記格納デバイスからロードし、
前記データロード装置は、前記格納デバイスからロードした前記音声タイムスタンプと前記映像タイムスタンプとを前記音声映像同期部に出力する、請求項8〜11のいずれかに記載の再生速度変換装置。 - 前記格納デバイスは、記録・再生可能な記録媒体または再生のみ可能な記録媒体である、請求項6〜11のいずれかに記載の再生速度変換装置。
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---|---|---|---|---|
WO2006082787A1 (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 記録再生装置および記録再生方法および記録再生プログラムを格納した記録媒体および記録再生装置において用いられる集積回路 |
-
2003
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WO2006082787A1 (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 記録再生装置および記録再生方法および記録再生プログラムを格納した記録媒体および記録再生装置において用いられる集積回路 |
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