JP2008019031A - 作業用足場構造及び物品収納棚 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定のスペースを挟んで互いに対向配置される一対の収納部2を有する物品収納棚1に設けられる作業用足場構造20であって、前記一対の収納部2の対向する側にそれぞれ設けられ、前記スペースを挟んで水平方向に平行に延びて対をなすレール21と、前記レール21を走行可能な複数の足場部材22と、前記スペースの開放端26の外部近傍に設けられ、前記複数の足場部材22を収容する収容部30とを備えることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
この物品収納棚の中には、所定のスペースを挟んで互いに対向配置される一対の収納部と、前記所定のスペースに沿って移動可能に設けられ、物品を支持してその物品を収納部に出し入れする支持部とを備えるものがある。
コラム走行型は、上下方向(収納部の高さ方向)に延びる支柱が設けられており、その支柱を介して、支持部を上下方向に移動させるものである。
一方、走行ビーム型は、収納部の幅方向に延びるベース部材が設けられており、そのベース部材を介して、支持部を幅方向(横方向)に移動させるものである。
本発明に係る作業用足場構造は、所定のスペースを挟んで互いに対向配置される一対の収納部を有する物品収納棚に設けられる作業用足場構造であって、前記一対の収納部の対向する側にそれぞれ設けられ、前記スペースを挟んで水平方向に平行に延びて対をなすレールと、前記レールを走行可能な複数の足場部材と、前記スペースの開放端の外部近傍に設けられ、前記複数の足場部材を収容する収容部とを備えることを特徴とする。
これにより、簡易かつ安価な構成により収納部の収納効率を向上させることができ、収納棚のタイプを問わずに適用することができる。
これにより、足場をしっかりと形成することができるだけでなく、連結した状態で足場部材を容易に走行させることができる。
これにより、複数の足場部材を連続して確実に連結することができる。
これにより、安定かつ確実な足場を形成することができる。
これにより、簡易かつ安価な構成により収納部の収納効率を向上させることができ、収納棚のタイプを問わずに適用することができる。
以下、本発明の実施形態における物品収納棚について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態としての物品収納棚を示したものである。
物品収納棚1は、コラム走行型の収納棚である。
この物品収納棚1は、ワークAを収納する一対の収納部2を備えている。
収納部2は、直方体形状に形成されており、所定のスペースSを挟んで互いに対向配置されている。それぞれ収納部2の対向された側には、物品収納棚1の奥行方向D(短手方向)に向けられた複数の収納凹部3が設けられている。すなわち、収納部2の対向された側は、収納凹部3の開放端とされており、対向配置された収納部2の両サイドの収納凹部3にスペースSからワークAを出し入れすることができるようになっている。
このような構成のもと、支柱フレーム7及び昇降ベース14を所定の箇所に移動させ、把持アーム18を駆動してワークAを把持、解放することにより、支柱フレーム7から、両サイドの収納凹部3にワークAを出し入れすることができるようになっている。
作業用足場構造20は、収納部2に設けられた足場レール21を備えている。足場レール21は、収納部2の幅方向Wの全長にわたって延ばされており、スペースSを挟んで高さ方向Hに複数対設けられている。すなわち、対をなす足場レール21のうちの一方の足場レール21が、一方の収納部2の対向する側に設けられ、他方の足場レール21が、他方の収納部2の対向する側に設けられている。足場レール21には、図5に示すように、高さ方向Hに向けられた固定孔(固定手段)23が形成されている。固定孔23は、その長さ方向の全長にわたって、均等間隔に設けられている。また、足場レール21の長さ寸法は、図2に示すように、収納部2の幅寸法よりも大きく設定されており、足場レール21の一端部(図2において右側)は、収納部2の側面から幅方向Wの外方に突出している。
収容部30には、梯子27が設けられており、この梯子27を上ることにより、作業者は収容部30内に入ることができるようになっている。
このような構成のもと、図4に示すように、前のパレット22(一のパレット22)を足場レール21に乗せて、その後ろから後ろのパレット22(他のパレット22)を足場レール21に乗せる。そして、後ろのパレット22を前のパレット22に押し当てると、後ろのパレット22の突出フック34が前のパレット22の係合ピン39に当接し、さらに、傾斜部36を介して突出フック34が係合ピン39に乗り上げていき、係合ピン39が切り欠き35に係合するようになっている。
また、パレット22を足場レール21に乗せて、パレット22の貫通孔37と足場レール21の固定孔23とを一致させた状態で、貫通孔37を通して固定孔23に固定ピン(固定手段)45を止めることができることができるようになっている。これにより、パレット22が足場レール21上で固定されるようになっている。
収容部30は、直方体形状に形成されており、その側面の一つが、開閉可能に取り付けられた扉40とされている。扉40は、収納部2と収容部30との境界に配置されており、ノブ41を操作することにより、扉40を介して、収納部2内と収容部30内とを作業者が行き来することができるようになっている。扉40の高さ寸法は、収容部30の高さ寸法よりも小さく設定されており、扉40の下方は、収納部2と収容部30とを連通する連通空間とされている。また、扉40の下端部には、高さ方向Hにスライド可能なシャッター44が設けられている。そして、シャッター44を上方にスライドさせると、連通空間を介して、収納部2と収容部30とが連通し、一方、シャッター44を下方にスライドさせると、連通空間が遮られるようになっている。
なお、足場レール21の一端部は、収容部30内にまで延在している。
ワークAを収納部2に収納する場合、把持アーム18によってワークAを把持した状態で、支柱フレーム7をスペースS内の所定の位置まで移動させ、さらに昇降ベース14を所定の位置まで移動させる。そして、把持アーム18を駆動することにより、収納凹部3にまで把持アーム18を延ばし、ワークAを解放する。これにより、ワークAが所定の収納凹部3内に収納される。
一方、ワークAを収納部2から取り出す場合、上記と逆の操作により、ワークAを把持アーム18によって把持して、所定の位置まで搬送させる。
すなわち、まずクレーン6を適宜の位置で停止させる。そして、梯子27を登って作業者が収容部30内に入る。それから、図5に示すように、シャッター44を上方にスライドさせて、収容部30と収納部2とを連通させる。さらに、収容部30内に積み上げられたパレット22の一つを足場レール21上に乗せる。それから他のパレット22を後ろに乗せて、図6に示すように、後ろのパレット22の切り欠き35内に、前のパレット22の係合ピン39を係合させる。そして、パレット22を押し込んでいき、連通空間を介してパレット22を収納部2内へと送り込んでいく。さらに、パレット22を連結させて収納部2内に押し込んでいくと、やがて最前のパレット22がクレーン6に接触する。
これにより、収容部30からクレーン6までの足場が形成され、作業者がトラブルのあった場所に行ってメンテナンスを行う。
また、収納部2と作業場所である収容部30とを仕切る扉40を閉鎖し、シャッター44を上方にスライドさせただけの状態で、作業者による足場形成作業を実施することができるので、足場が形成される前に、作業者が誤って収納部2側に転落することを防止することができる。
また、本実施形態における作業用足場構造20によれば、上記と同様の効果を奏することができるだけでなく、コラム走行型又は走行ビーム型などのタイプを問わずに容易に適用することができる。
さらに、パレット22の一端の突出フック34に切り欠き35が形成され、他端に係合ピン39が設けられていることから、複数のパレット22を連続して確実に連結することができる。
また、固定ピン45によって、パレット22を足場レール21上で固定することができることから、安定かつ確実な足場を形成することができる。
また、最後尾のパレット22を固定するとしたが、これに限ることはなく、二つ以上のパレット22を固定したり、すべてのパレット22を固定したり、所望のパレット22のみを固定したりしてもよい。
また、本実施形態においては、シャッター44を高さ方向Hにスライドさせるとしたが、これに限ることはなく、その構成は適宜変更可能である。例えば、蝶番によって折り畳み式のシャッターとしてもよい。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
2 収納部
20 作業用足場構造
21 足場レール
22 パレット(足場部材)
23 固定孔(固定手段)
26 開放端
30 収容部
34 突出フック(連結部材)
35 切り欠き(被係合部)
37 貫通孔(固定手段)
39 係合ピン(連結部材、係合部)
45 固定ピン(固定手段)
S スペース
Claims (5)
- 所定のスペースを挟んで互いに対向配置される一対の収納部を有する物品収納棚に設けられる作業用足場構造であって、
前記一対の収納部の対向する側にそれぞれ設けられ、前記スペースを挟んで水平方向に平行に延びて対をなすレールと、
前記レールを走行可能な複数の足場部材と、
前記スペースの開放端の外部近傍に設けられ、前記複数の足場部材を収容する収容部と
を備えることを特徴とする作業用足場構造。 - 前記足場部材が矩形板状に形成されており、
前記足場部材の前記レールを走行する走行方向の両端に連結部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の作業用足場構造。 - 前記連結部材が、
前記足場部材のうち、前記走行方向の一端に設けられた係合部と、
前記走行方向の他端に設けられた被係合部とを備えることを特徴とする請求項2に記載の作業用足場構造。 - 前記足場部材を前記レールに固定する固定手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の作業用足場構造。
- 所定のスペースを挟んで互いに対向配置された一対の収納部と、
前記一対の収納部の対向する側にそれぞれ設けられ、前記スペースを挟んで水平方向に平行に延びる一対のレールと、
前記レール上を走行可能な複数の足場部材と、
前記スペースの開放端の外部近傍に設けられ、前記複数の足場部材を収容する収容部と
を備えることを特徴とする物品収納棚。
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