JP2010173782A - ラック設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラック設備の棚板の高さを、移動作業車を利用して簡単容易に変更できるようにする。
【解決手段】ラックと棚板高さ変更用の移動作業車との組み合わせから成り、ラックには、棚板支持枠8a,8bに対し高さ変更自在に支持される棚板7b〜7nが設けられ、当該棚板7b〜7nには、棚板支持枠8a,8b側に高さ方向適当間隔おきに設けられた被係止部に対して係脱自在な係止部材16a〜17bが左右両側辺に設けられると共に、この係止部材16a〜17bを被係止部に対して係脱運動させる操作手段22が設けられ、前記移動作業車には、昇降自在で且つ棚板7b〜7nの下側に進入可能な棚板支持台50が設けられ、この棚板支持台50には、当該棚板支持台50が支持する棚板7b〜7n側の操作手段22を操作して係止部材16a〜17bに係脱運動を行わせる操作手段駆動装置53が搭載されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、人手ではなく、移動作業車によって棚板の高さを変更できるラック設備に関するものである。
棚板の荷支持面を棚板前後方向のローラーレールで構成し、当該棚板の前端側が低くなるように棚板支持枠に棚板を架設し、棚板の後端(傾斜上端)側に移載した荷が棚板の前端(傾斜下端)側へローラーレール上を流動して、棚板の傾斜下端側から傾斜上端側へ荷が順次連なって支持されるようにし、棚板の前端側から荷を順番に取り出せるようにしたラック設備、一般に流動棚と称されるラック設備が知られている。例えばこのような流動棚と称されるラック設備においては、傾斜棚板は取り扱う荷の高さに応じて上下複数段に架設され、各段の傾斜棚板上に荷を支持させることになるが、取り扱う荷の高さ条件が変わった場合、傾斜棚板間の荷収納空間の高さを変えるために傾斜棚板の架設高さを変えなければならない場合がある。而して、従来のこの種のラック設備では、棚板支持枠の支柱部材に傾斜棚板を取り付けるための取付け孔が当該支柱部材の高さ方向(長さ方向)に適当間隔おきに設けられ、傾斜棚板は、その側辺を前記支柱部材の取付け孔に直接又は受け部材(特許文献1のブラケット)を介してボルトナットで取り付けられている。
特開2000−191115号公報
上記のようなボルトナットで傾斜棚板の側辺を支柱部材に取り付ける構造では、傾斜棚板の高さを変える場合、その傾斜棚板を前後から二人で支えた状態で別の作業者がボルトナットを外して一旦傾斜棚板と支柱部材との結合を解き、この後、傾斜棚板を目的の高さに変えた状態で当該傾斜棚板の側辺を棚板支持枠の支柱部材に直接又は受け部材を介してボルトナットで改めて取り付ける必要があり、その作業には多大の手間(人手)と時間を要していた。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消するために成されたものであって、請求項1に記載の本発明では、実施形態の参照符号を括弧付きで付して示すと、ラック(3)と棚板高さ変更用の移動作業車(入庫用クレーン(1))との組み合わせから成り、ラック(3)には、棚板支持枠(8a,8b)に対し高さ変更自在に支持される棚板(7b〜7n)が設けられ、当該棚板(7b〜7n)には、棚板支持枠(8a,8b)側に高さ方向適当間隔おきに設けられた被係止部(被係止孔(18))に対して係脱自在な係止部材(16a〜17b)が左右両側辺に設けられると共に、この係止部材(16a〜17b)を被係止部(被係止孔(18))に対して係脱運動させる操作手段(22)が設けられ、前記移動作業車(入庫用クレーン(1))には、昇降自在で且つラック(3)の前記棚板(7b〜7n)の下側に進入可能な棚板支持台(50)が設けられ、この棚板支持台(50)には、当該棚板支持台(50)が支持する棚板(7b〜7n)側の前記操作手段(22)を操作して前記係止部材(16a〜17b)に係脱運動を行わせる操作手段駆動装置(53)が搭載されている、ラック設備。
上記の本発明を実施する場合、具体的には請求項2に記載のように、前記係止部材(16a〜17b)は、棚板(7b〜7n)の左右両側辺の前後2箇所にそれぞれ左右水平方向に出退移動自在に設けると共に突出方向にスプリング(20)により付勢し、棚板支持枠(8a,8b)側の前記被係止部は、前記係止部材(16a〜17b)が突出状態において嵌合する被係止孔(18)で構成し、前記操作手段(22)には、棚板(7b〜7n)の底部側に前後移動自在に設けられた前後一対の操作レバー(23a,23b,38)を設け、これら各操作レバー(23a,23b,38)は、互いに離間する方向への移動により前記係止部材(16a〜17b)を前記被係止孔(18)から退出移動させるように、前後同一側にある左右一対の係止部材(16a〜17b)と連動連結し、前記移動作業車(入庫用クレーン(1))側の操作手段駆動装置(53)は、前記棚板支持台(50)が棚板(7b〜7n)を支持した状態において前記前後一対の操作レバー(23a,23b,38)間に位置する前後一対のプッシャー(54a,54b)と、両プッシャー(54a,54b)を前後移動させる駆動手段(55)とから構成することができる。この場合、請求項3に記載のように、前記前後一対の操作レバー(23a,23b,38)は、棚板(7b〜7n)の前後両側辺それぞれを支持する両手で操作し得る位置に配置して、手動操作レバーを兼用させることができる。
又、請求項4に記載のように、前記各係止部材(16a〜17b)には先端に下向きに延出する係止部(48)を設け、棚板支持枠(8a,8b)側の前記被係止孔(18)は上下方向に長い長孔に形成して、棚板(7b〜7n)を持ち上げたときのみ各係止部材(16a〜17b)を前記被係止孔(18)から退出移動させることができるように構成することができる。
更に、前記ラック(3)の後側で当該ラック(3)に沿って走行自在な入庫用クレーン(1)が併設され、このラック(3)に架設される棚板(7a〜7n)は、前記入庫用クレーン(1)の走行通路(2)側が高くなるように傾斜するローラーレール(13)で荷を支持する構造にし、前記入庫用クレーン(1)は、昇降キャレッジ(6)と、この昇降キャレッジ(6)上の荷を前記棚板(7a〜7n)のローラーレール(13)上に移載する荷送り出し装置(駆動コンベヤ(6a))とを備えたラック設備である場合には、請求項5に記載のように、前記入庫用クレーン(1)の荷送り出し装置(駆動コンベヤ(6a))と交換して、又は当該荷送り出し装置(駆動コンベヤ(6a))の上に着脱自在に、操作手段駆動装置(53)が搭載されている前記棚板支持台(50)を設置可能に構成し、この棚板支持台(50)の設置により入庫用クレーン(1)を前記移動作業車として使用可能に構成することができる。
請求項1に記載の本発明のラック設備によれば、高さ変更自在に支持されている棚板の高さを変える必要が生じた場合、移動作業車をその棚板の横側方に位置させて、当該移動作業車が備える棚板支持台を対象棚板の下側所定位置まで進入させた状態で上昇させ、当該棚板支持台で対象棚板を支える。この状態で、棚板支持台が備える操作手段駆動装置を稼働させて対象棚板の操作手段を操作し、対象棚板の左右両側辺の各係止部材を棚板支持枠側の被係止部から離脱させることにより、対象棚板を棚板支持枠側から切り離して昇降自在な状態にする。この後、対象棚板を支持する移動作業車側の棚板支持台を昇降させて対象棚板を目的のレベルまで昇降させたならば、前記操作手段駆動装置を稼働させて対象棚板の操作手段を逆操作し、対象棚板の左右両側辺の各係止部材を棚板支持枠側の被係止部に係合させる。これで対象棚板が目的のレベルで棚板支持枠側に支持されたことになるので、この後、移動作業車が備える棚板支持台を降下させれば良い。このように、棚板の高さ変更が移動作業車を利用して機械的に行なわせることができるので、手作業に頼っていた従来と比較して、ラック設備における棚板の高さ変更作業を簡単容易且つ能率的に行なえ、安全性も高められる。
尚、請求項2に記載の構成によれば、高さ変更対象の棚板の操作手段が備える前後一対の操作レバーを、移動作業車側の操作手段駆動装置が備える前後一対のプッシャーで内側から押し広げるように操作して互いに離間移動させることにより、対象棚板側の係止部材を棚板支持枠側の被係止孔から退出移動させることができるので、作業対象の操作手段を移動作業車側の操作手段駆動装置で係止解除操作するときの操作力で対象棚板を水平方向に移動させてしまう恐れがなく、従って、軽量で小型の棚板にも本発明を容易に適用実施することができる。しかも強力に解除操作して、確実に対象棚板側の係止部材を棚板支持枠側の被係止孔から退出移動させることができる。
更に、請求項3に記載の構成によれば、移動作業車側の操作手段駆動装置で操作すべき対象棚板側の操作手段の前後一対の操作レバーを、当該棚板の前後両側辺それぞれを支持する両手で操作することもできるので、前記移動作業車を使用できない状況においても、手作業で簡単容易且つ安全に対象棚板の高さ変更が行なえる。
又、請求項4に記載の構成によれば、移動作業車側の棚板支持台で対象棚板を所定高さ、即ち、各係止部材の先端係止部が棚板支持枠側の被係止孔から水平横向きに引き出せる高さまで持ち上げない限り、移動作業車側の操作手段駆動装置で対象棚板側の各係止部材を棚板支持枠側の被係止孔から退出移動させることができないので、移動作業車側の棚板支持台で対象棚板を支持していない状況で各係止部材を棚板支持枠側の被係止孔から退出移動させてしまうような危険な事態を生じさせる恐れがなくなり、安全性が高められる。
更に、入庫用クレーンと流動棚との組み合わせから成るラック設備に本発明を適用実施する場合、請求項5に記載の構成によれば、操作手段駆動装置が搭載されている棚板支持台を準備するだけで、入庫用クレーンを移動作業車に転用させることができ、操作手段駆動装置が搭載されている棚板支持台を備えた専用の移動作業車を準備しなければならない場合と比較して、経済的に本発明を実施することができる。
図1はラック設備全体の概略側面図である。 図2は同上ラック設備の入庫用クレーンと片側のラックとを示す正面図である。 図3は入庫用クレーンを棚板高さ変更用の移動作業車に転用している状態を示す概略側面図である。 図4は棚板高さ変更用の移動作業車に転用している状態での入庫用クレーンを示す概略横断平面図である。 図5はラックの1つの棚板とこの下側に配置された棚板高さ変更用の棚板支持台を示す一部切欠き横断平面図である。 図6Aは操作手段の要部を示す縦断側面図、図6Bは、同操作手段の操作レバーの支持部を示す縦断側面図、図6Cは支柱部材と棚板との係止部の1つを示す要部横断平面図である。 図7Aは棚板側の操作手段と棚板高さ変更用の棚板支持台上の操作手段駆動装置を示す要部の平面図、図7Bは図7Aの操作手段駆動装置が作動した状態を示す要部の平面図である。 図8は1つの棚板とこの下側に配置された棚板高さ変更用の棚板支持台とを示す側面図である。 図9は棚板高さ変更用の棚板支持台の構造を示す縦断側面図である。 図10は操作手段の変形例を示す要部の縦断側面図である。 図11Aは操作手段の他の実施形態を示す一部切欠き平面図、図11Bはその一部分の拡大一部横断平面図である。 図12は係止部材の他の実施形態を示す要部の一部縦断正面図である。
図1及び図2に基づいて、流動棚と称されるラック設備の全体を説明すると、1は入庫用クレーンであって、この入庫用クレーン1の走行通路2を挟むように2列にラック3が配設されている。入庫用クレーン1は、床側レール4と天井側レール5とに案内されて走行通路2内を自走できるもので、ラック3に対して荷を入庫するための駆動コンベヤ(ローラーコンベヤなど)6aが搭載された昇降キャレッジ6を備えている。各ラック3は、一般に流動棚と称されるもので、上下複数段(図示例は4段)の棚板7a〜7nと、これら棚板7a〜7nを支持する左右一対の棚板支持枠8a,8bとから構成され、各棚板7a〜7nは、入庫用クレーン1の走行通路2に隣接する後側辺が高く、反対側の前側辺が低くなるように傾斜する状態で棚板支持枠8a,8bに取り付けられている。棚板支持枠8a,8bは、垂直に起立する前後2本の支柱部材9a,9bを斜め連結部材9cにより連結一体化したものである。
棚板7a〜7nの内、少なくとも最下段の棚板7aを除く全ての棚板7b〜7nは、その左右両側辺が棚板支持枠8a,8bの前後2本の支柱部材9a,9bに、以下に説明する取り付け構造により高さ変更自在に取り付けられている。尚、最下段の棚板7aは、高さ変更が実質的に不要であるから、ラック3全体の強度を確保するため、その左右両側辺を棚板支持枠8a,8bの前後2本の支柱部材9a,9bにボルトナットなどにより強固に固着することができる。
図3及び図4に示すように、前記入庫用クレーン1は、高さ変更可能な棚板7b〜7nの高さ変更のための移動作業車に転用できるものであって、この実施形態では、昇降キャレッジ6上の駆動コンベヤ6aを着脱自在に構成し、この駆動コンベヤ6aを取り外した跡の昇降キャレッジ6上に、棚板7b〜7nの下側に進入させることができる棚板支持台50が設置される。具体的には、昇降キャレッジ6上に、一般に自動倉庫の入出庫用走行クレーンの昇降キャレッジ上に搭載されるランニングフォークとして周知の、左右水平方向に出退移動自在な多段式伸縮移動体51が駆動コンベヤ6aと交換可能に搭載され、この多段式伸縮移動体51の終段可動台51d上に前記棚板支持台50が設置される。図示の多段式伸縮移動体51は、昇降キャレッジ6上に取り付けられる基台部51a、この基台部51aに対して左右水平方向に出退移動自在な第2可動台51b、この第2可動台51bに対して左右水平方向に出退移動自在な第3可動台51c、及びこの第3可動台51cに対して左右水平方向に出退移動自在な終段可動台51dから構成され、図3に仮想線で示すように、全ての可動台51b,51c,51dを基台部51a上のホームポジションに後退復帰させることにより、棚板支持台50をラック3と干渉させることなく入庫用クレーン1を走行通路2内で自由に走行させることができるものである。
勿論、終段可動台51dに対して棚板支持台50を着脱自在に構成するときは、図4に仮想線で示すように、前記ホームポジションに後退復帰させることができないような幅広の棚板支持台50′を使用して、幅広の棚板7b〜7nであっても安定良く支持できるように構成することができる。又、昇降キャレッジ6上の駆動コンベヤ6aを取り外さないで、当該駆動コンベヤ6a上に、多段式伸縮移動体51の基台部51aを着脱自在に設置できるように構成することも可能である。
図5及び図6に示すように、棚板7a〜7nは、前後両側枠材10a,10bと左右両側枠材11a,11bとで矩形枠状に組んだ周囲枠12と、左右両側枠材11a,11b間に架設された中間左右方向枠材10c,10d上で前後両側枠材10a,10b間に架設したローラーレール13とから構成されている。棚板7a〜7nは、その左右幅方向が複数列の荷流動支持部14a〜14dに分割されており、ローラーレール13は、各列の荷流動支持部14a〜14dに2本ずつ並列架設されている。図5では、4列の荷流動支持部14a〜14dを備えた棚板を例示しているが、図1及び図2に示すように、支持する荷のサイズに応じて、荷流動支持部の列数は変えられる。又、各棚板7a〜7nの前側枠材10a上には、荷が滑り落ちるのを防止する荷受け止め部材15が全幅にわたって付設されている。尚、図示省略しているが、各列の荷流動支持部14a〜14d間には、ローラーレール13上を傾斜下方に流動する荷の位置が左右横方向にずれるのを防止する仕切りガイド部材を配設することができる。
高さ変更自在に架設する棚板7b〜7nには、その左右両側枠材11a,11bの、棚板支持枠8a,8bの前後2本の支柱部材9a,9bに隣接する前後2箇所に、左右水平方向に出退移動自在な軸状の係止部材16a〜17bが取り付けられ、支柱部材9a,9bには、各係止部材16a〜17bが抜き差し自在に嵌合する被係止孔18が、これら支柱部材9a,9bの高さ方向(長さ方向)に等間隔おきに設けられている(図8参照)。各係止部材16a〜17bは、図6Cに示すように、左右両側枠材11a,11bの内側に取り付けられたスプリングボックス19内の圧縮コイルスプリング20によって、左右両側枠材11a,11bの外側に所定長さ突出する突出状態に付勢保持されている。21は、各係止部材16a〜17bに取り付けられたスプリング受け座である。
又、高さ変更自在に架設する棚板7b〜7nには、図5に示すように、各係止部材16a〜17bを操作する操作手段22が設けられている。この操作手段22は、棚板7b〜7nの前後両側枠材10a,10bの内側に配設された操作レバー23a,23bと、前側の操作レバー23aと前側左右一対の係止部材16a,17aとを連動連結する連動手段24と、後側の操作レバー23bと後側左右一対の係止部材16b,17bとを連動連結する連動手段25とから構成されている。
各操作レバー23a,23bは、図5に示すように、棚板7b〜7nの前後両側辺(前後両側枠材10a,10b)を両手で持ち上げるように支えたときの各手の位置に対応する左右2箇所の手動操作部26を両端近傍に有する、左右水平方向に長い長尺のもので、当該手動操作部26と、中央位置の機械操作部52を避けて両端と中間2箇所とがそれぞれ支持手段27により棚板7b〜7nの前後両側枠材10a,10bの内側に取り付けられている。各支持手段27は、図6Bに示すように、前後両側枠材10a,10bに一端が固着され且つ他端に頭部28aを備えた前後水平方向の支軸28と、当該支軸28に遊嵌された圧縮コイルスプリング29とから構成されたもので、操作レバー23a,23bは、各支持手段27の支軸28に、当該支軸28の範囲内で前後水平方向に移動自在に支持されると共に、前記圧縮コイルスプリング29により支軸頭部28aに当接する後退限位置に付勢保持されている。
連動手段24は、前側左右一対の係止部材16a,17aと前側枠材10aとの間の前後方向の間隔が狭い状況に適合するように構成されたもので、前側左右一対の係止部材16a,17aの内端に一端が連結され且つ他端が前側の操作レバー23aの機械操作部52の左右両側に連結された2本の索状体(ワイヤーロープやチエンなど)30a,30bと、前側枠材10aに固着されて周囲枠12の底面に沿って後方に延出する左右一対の支持板31と、この両支持板31上に左右対称に振り分けてそれぞれ垂直支軸で回転自在に軸支された各2つの索状体案内輪体32a,32b及び33a,33bから構成され、索状体30a,30bは、各係止部材16a,17aと索状体案内輪体32a,33aとの間で前側枠材10aと平行に掛張され、この索状体案内輪体32a,33aと操作レバー23a側の端部との間の部分が後方(後側枠材10bのある側)に迂回するように索状体案内輪体32b,33bに掛張されている。他方の連動手段25は、後側左右一対の係止部材16b,17bと後側枠材10bとの間の前後方向の間隔が広い状況に適合するように構成されたもので、後側左右一対の係止部材16b,17bの内端に一端が連結され且つ他端が後ろ側の操作レバー23bの機械操作部52の左右両側に連結された2本の索状体(ワイヤーロープやチエンなど)34a,34bと、後側枠材10bに固着されて周囲枠12の底面に沿って前方に延出する左右一対の支持板35と、この両支持板35上に左右対称に振り分けてそれぞれ垂直支軸で回転自在に軸支された各1つの索状体案内輪体36a,36bから構成され、各係止部材16b,17bから後側枠材10bと平行に掛張された索状体34a,34bが索状体案内輪体36a,36aによって直角に転向されて後側の操作レバー23bに連結されている。
尚、図6A及び図6Bに示すように、各棚板7a〜7nは、その周囲枠12の高さ(各前後両側枠材10a,10b及び左右両側枠材11a,11bの高さ)がローラーレール13の高さより十分高く、ローラーレール13は、そのローラーが周囲枠12の上面付近に位置するように架設されているので、周囲枠12の底面とローラーレール13の底面との間には空間が存在している。この空間内に、係止部材16a〜17b、操作手段22の各操作レバー23a,23b、及び連動手段24,25が収納されるように構成され、棚板7a〜7nの底面(周囲枠12の底面)から下方に突出するものはない。
一方、入庫用クレーン1を棚板高さ変更用の移動作業車に転用する際に使用される多段式伸縮移動体51上の棚板支持台50(図3及び図4参照)には、図7〜図9に示すように操作手段駆動装置53が搭載されている。この操作手段駆動装置53は、それぞれ前後方向に移動自在な前後一対のプッシャー54a,54bとその駆動手段55から構成されている。
図5及び図8に示すように、棚板支持台50は、棚板7b〜7nの中間左右方向枠材10c,10d間の間隔より少し長い程度の前後方向長さを有するもので、それぞれ後退限位置にある前後一対のプッシャー54a,54bは、棚板支持台50の左右幅方向の中心位置で前後両側辺の内側位置にあって、当該棚板支持台50の上面より上方に突出している。而して、これら前後一対のプッシャー54a,54bは、当該棚板支持台50が棚板7b〜7nのほぼ中心部を支持したとき、棚板7b〜7nの中間左右方向枠材10c,10dと前後両側枠材10a,10bとの中間位置で、ローラーレール13の底面と周囲枠12の底面との間の空間内に突出するように構成されている。
駆動手段55は棚板支持台50内に収容されたもので、プッシャー54a,54bをそれぞれ先端に備えた左右一対の前後方向に長い棒状の可動支持体56a,56bと、これら可動支持体56a,56bを前後方向(長さ方向)に移動自在に支持するスライドガイド57a,57bと、両可動支持体56a,56bが互いに逆方向に前後出退移動するように連動連結する索状体(チエンやワイヤーロープなど)58a,58b及び巻掛け案内輪59a〜60bと、流体圧(又は電動)シリンダー61のピストンロッド61aの先端に一端が連結されて両可動支持体56a,56b間で前後移動自在に支持されたスライド駆動体62と、このスライド駆動体62の前後両端部に軸支された前後一対の駆動輪63a,63bと、一端が棚板支持台50側に固定係止具64で係止され且つ他端が一方の可動支持体56aの後端近傍位置に係止具65で係止されると共にそれぞれ中間部が前記駆動輪63a,63bに掛張された駆動用索状体(チエンやワイヤーロープなど)66a,66bから構成されている。索状体58a,58bは、巻掛け案内輪59a〜60bによって、両可動支持体56a,56b間に前後方向に長い矩形枠状に掛張されたもので、両索状体58a,58bの両端は、各可動支持体56a,56bの後端近傍位置(係止具65)と前端近傍位置とに係止されている。
上記構成の駆動手段55によれば、図7Aに示すように、両プッシャー54a,54bが後退限位置にある状態でシリンダー61のピストンロッド61aを進出移動させてスライド駆動体62を図示の後退限位置からストロークSだけ進出移動させると、図7Bに示すように、その進出移動方向側の駆動輪63aが駆動用索状体66aを介して一方の可動支持体56aを前方向きに進出移動させるので、当該可動支持体56aの先端に突設されているプッシャー54aが前方向きにS×2の距離だけ進出移動する。同時に、当該可動支持体56aの進出移動によって引っ張られる側の索状体58bが他方の可動支持体56bを後方向きに進出移動させるので、当該可動支持体56bの先端に突設されているプッシャー54bが後方向きに同一距離(S×2)だけ進出移動する。即ち、両プッシャー54a,54bが互いに逆方向に同期して進出移動することになる。
又、逆にシリンダー61のピストンロッド61aを退入移動させてスライド駆動体62を図7Bの進出限位置からストロークSだけ後退移動させると、図7Aに示すように、その後退移動方向側の駆動輪63bが駆動用索状体66bを介して一方の可動支持体56aを後退移動させるので、当該可動支持体56aの先端に突設されているプッシャー54aがS×2の距離だけ後退移動する。同時に、当該可動支持体56aの後退移動によって引っ張られる側の索状体58aが他方の可動支持体56bを前方向きに後退移動させるので、当該可動支持体56bの先端に突設されているプッシャー54bが同一距離(S×2)だけ後退移動する。即ち、両プッシャー54a,54bが互いに接近する方向に同期して後退移動することになる。
以上のように構成されたラック設備において、普段の作業時には、ラック3に収納される荷は、入庫用クレーン1の昇降キャレッジ6上の駆動コンベヤ6a上に載置される。そして、当該入庫用クレーン1の走行と昇降キャレッジ6の昇降運動とにより、ラック3の棚板7a〜7nの内、入庫対象レベルの棚板で且つ複数列の荷流動支持部14a〜14dの内の入庫対象の荷流動支持部の傾斜上端部に駆動コンベヤ6aが接続される。係る状態で、入庫対象のラック3のある側へ荷を搬送する向きに駆動コンベヤ6aが駆動され、荷が入庫対象高さの棚板7a〜7n上で入庫対象の荷流動支持部14a〜14dの傾斜上端部上に送り出される。而して当該荷は、荷流動支持部14a〜14dを構成する2列のローラーレール13上を重力で傾斜下方に流動し、傾斜下端の荷受け止め部材15又は既に当該荷流動支持部14a〜14d上に支持されている荷の後側に当接して停止するので、各棚板7a〜7nの荷流動支持部14a〜14d上には、傾斜下端から上方に荷が連なって支持されることになる。
荷の取り出しは、ラック3の正面側、即ち、入庫用クレーン1の走行通路2のある側とは反対側で、各段の棚板7a〜7nの荷流動支持部14a〜14d上から、傾斜下端に位置する荷から順番にピックアップすることにより行なわれる。
上記のように使用されるラック設備において、棚板7b〜7nの高さを変えて、上下の棚板間の間隔、即ち、荷収納空間の高さを変える必要が生じたとき、例えば図1の左側のラック3で示すように、中段の2つの棚板7b,7c間の荷収納空間を無くして、棚板7c上の荷収納空間の高さを広くしたいような場合、以下のように棚板7b,7cの高さを変えることができる。この場合、一旦棚板7bを下げ、この棚板7bのあった高さ付近まで棚板7cを下げ、この下げられた棚板7cの直下まで棚板7bを上げることにより、棚板7c上の荷収納空間の高さが広げられる。
例えば上記のように棚板7b/7cの高さを変えたい場合、入庫用クレーン1の昇降キャレッジ6上の駆動コンベヤ6aを取り外し、この駆動コンベヤ6aに代えて昇降キャレッジ6上に多段式伸縮移動体51を介して棚板支持台50を取り付ける。この棚板支持台50の上面は、図3及び図8に示すように、ラック3に架設されている棚板7a〜7nと同一角度で傾斜しているので、高さ変更作業対象の棚板7b/7cのあるラック3が入庫用クレーン1の走行通路2の左右何れ側にあるかに応じて、昇降キャレッジ6上に多段式伸縮移動体51を介して棚板支持台50を取り付ける際には、棚板支持台50の上面の傾斜が高さ変更作業対象の棚板7b/7cの傾斜と等しくなるように向きを決めなければならない。
上記のように入庫用クレーン1の昇降キャレッジ6上に多段式伸縮移動体51を介して棚板支持台50を取り付けたならば、当該多段式伸縮移動体51が縮小して棚板支持台50が昇降キャレッジ6上のホームポジションにある状態で、当該入庫用クレーン1の走行と昇降キャレッジ6の昇降運動とを行なわせ、当該棚板支持台50を、高さ変更作業対象の棚板7b/7cの下側へ進入させ得る位置に移動させる。次に多段式伸縮移動体51を伸長させ、図3及び図8に示すように、高さ変更作業対象の棚板7b/7cの下側所定位置まで棚板支持台50を進入させる。この状態で昇降キャレッジ6を上昇させ、棚板支持台50によって高さ変更作業対象の棚板7b/7cを支持させる。具体的には、当該棚板7b/7cが備える係止部材16a〜17bが棚板支持枠8a,8b(支柱部材9a,9b)側の被係止孔18との間の遊びの範囲内で少し上昇して、棚板7b/7cの荷重が棚板支持台50に作用する状態とする。この結果、棚板支持台50の前後両側辺から上向きに突出する前後一対のプッシャー54a,54bが棚板7b/7cの内側に入り込む。尚、棚板支持枠8a,8b(支柱部材9a,9b)側の被係止孔18は、上下方向に長い長孔としておくことにより、棚板支持台50で棚板7b/7cを支えた状態での昇降キャレッジ6の上昇停止制御が容易になる。
次に、棚板支持台50が備える操作手段駆動装置53の駆動手段55のシリンダー61を前記のように作動させ、前後一対のプッシャー54a,54bを後退限位置から互いに離間する方向に同期させて進出移動させることにより、図7Bに示すように、前後一対のプッシャー54a,54bが、棚板7b/7cが備える前後一対の操作レバー23a,23bの中央の機械操作部52に当接して、これら両操作レバー23a,23bを支持手段27の圧縮コイルスプリング29に抗して互いに離間する方向に押圧移動させる。この結果、連動手段24の索状体30a,30b及び連動手段25の索状体34a,34bが引っ張られ、全ての係止部材16a〜17bがそれぞれ圧縮コイルスプリング20の付勢力に抗して、棚板支持枠8a,8bの各支柱部材9a,9bの被係止孔18から引き抜かれる。このようにして棚板支持枠8a,8bから棚板7b/7cを切り離したならば、昇降キャレッジ6を降下させ、棚板支持台50が支持している棚板7b/7cを目的のレベルまで垂直に昇降移動させる。
棚板7b/7cを目的のレベルまで昇降移動させたならば、その左右両側辺の前後2箇所の係止部材16a〜17bが支柱部材9a,9b側の被係止孔18に対向する状態で、前記のように駆動手段55のシリンダー61を作動させ、図7Aに示すように、前後一対のプッシャー54a,54bを進出限位置から後退限位置まで互いに接近する方向に同期させて後退出移動させることにより、両操作レバー23a,23bがプッシャー54a,54bから開放され、当該操作レバー23a,23b及び各係止部材16a〜17bがそれぞれ圧縮コイルスプリング20,29の付勢力により復帰移動し、棚板7b/7cの左右両側枠材11a,11bから突出移動する各係止部材16a〜17bが支柱部材9a,9b側の被係止孔18に嵌合する。係る状態で昇降キャレッジ6を降下させて棚板支持台50を棚板7b/7cから下方に離間移動させ、当該棚板7b/7cを各係止部材16a〜17bにより棚板支持枠8a,8b側で支持させた状態で、多段式伸縮移動体51を縮小させて棚板支持台50を昇降キャレッジ6上のホームポジションに戻すことにより、棚板7b/7cに対する一連の高さ変更作業が完了する。
尚、入庫用クレーン1を棚板高さ変更用の移動作業車に転用できない状況にある場合、手作業で棚板7b〜7nの高さ変更作業を行なうこともできる。例えば上記のように棚板7b/7cの高さ変更を行なう場合には、この棚板7b/7cの前後両側に立った作業者が当該棚板7b/7cの前後両側辺(前後両側枠材10a,10b)をそれぞれ両手で支えた状態で、各作業者の両手の指先で操作レバー23a,23bの操作部26を手前に引き寄せるように操作して係止部材16a〜17bを支柱部材9a,9bの被係止孔18から退出させ、当該棚板7b/7cの前後両側辺を両手で支持している作業者により、両操作レバー23a,23bを前後両側枠材10a,10b側に引き寄せた状態のままで当該棚板7b/7cを目的のレベルまで垂直に昇降移動させることができる。棚板7b/7cを目的のレベルまで昇降移動させたならば、各係止部材16a〜17bが支柱部材9a,9b側の被係止孔18に対向する状態で、両操作レバー23a,23bから指先を離して開放させ、各係止部材16a〜17bを突出移動させて支柱部材9a,9b側の被係止孔18に嵌合させれば良い。
尚、操作手段22として、前後水平方向に直線的に移動する操作レバー23a,23bを利用したが、図10に示すように、上側辺を左右水平支軸37の周りで前後揺動自在に軸支した操作レバー38を操作レバー23a,23bに代えて利用することもできる。この場合、操作レバー38の支軸37で支承される部分38aのみを、操作部26を含む左右水平方向に長い帯状のレバー本体部分38bから上方に突出させ、この上方突出部分38aを、ローラーレール13間の周囲枠12の上面近傍位置で支軸37により軸支するように構成すれば、周囲枠12の高さを抑えながら操作レバー38の揺動半径を大きくすることができる。尚、39は操作レバー38を支軸37で軸支する軸受部材であり、40は操作レバー38を前後両側枠材10a,10bから離れる方向に付勢するスプリングである。
図11は、操作レバー23a,23bと係止部材16a〜17bとを連動連結する連動手段24,25の別実施形態を示している。この連動手段24,25では、操作レバー23a,23bの両端部と当該操作レバー23a,23bの両端部に近い位置にある係止部材16a〜17bとが、それぞれL形リンク41a,41b及び42a,42bによって連動連結されている。この図示例での各L形リンク41a〜42bは、その折曲部が垂直支軸43によって棚板周囲枠12の前後両側枠材10a,10bの内側に軸支され、操作レバー23a,23b側のリンク端部44は、操作レバー23a,23bの端部の内側に嵌合して当該操作レバー23a,23bの内面に当接し、係止部材16a〜17b側のリンク端部45は、このリンク端部45側の長孔46と係止部材16a〜17b側の垂直ピン47とを介して連動連結されている。尚、両操作レバー23a,23bの操作ストロークは同一であり、各係止部材16a〜17bの出退ストロークも同一であるから、各操作レバー23a,23bと前後同一側にある係止部材16a〜17bとの間の前後方向の距離に応じてL形リンク41a,41b及び42a,42bのリンク長を変え、各操作レバー23a,23bを前後両側枠材10a,10b側に引き寄せたとき、各係止部材16a〜17bが棚板周囲枠12の左右両側枠材11a,11b側に所要距離だけ退入するように構成している。尚、各係止部材16a〜17bと各L形リンク41a〜42bとを直接連動連結しているが、必要に応じて両者間に別のリンクを介在させることもできる。
各係止部材16a〜17bの先端部、即ち、棚板支持枠8a,8bの支柱部材9a,9bに設けられる被係止孔18に嵌合する部分は、丸軸状であっても良いが、図12に示すように、先端から下向きに突出する係止部48が連設された側面視倒立L形とし、中空構造の支柱部材9a,9bに設けられる被係止孔18は、前記係止部48を含む係止部材16a〜17bの先端部が左右水平方向に出退移動できるように上下方向に長い長孔とすることができる。この場合は、係止部材16a〜17bの先端係止部48が長孔状の被係止孔18の下側で中空構造の支柱部材9a,9bの内側に入り込んでいるので、そのままでは操作手段22を操作しても各係止部材16a〜17bを被係止孔18から退出させることができない。従って、棚板7b〜7nの高さを変えるときは、係止部材16a〜17bの先端部が長孔状の被係止孔18の上端に当接する高さまで棚板7b〜7nを棚板支持台50(又は手作業)で持ち上げた状態で、操作手段22を操作手段駆動装置53(又は手作業)で操作することになる。
尚、入庫用クレーン1を備えた流動棚設備に本発明を適用した実施形態を示したが、本発明は、棚板高さ変更用移動作業車に転用できる入庫用クレーンのない流動棚設備や、水平に棚板が架設される一般的なラック設備にも適用できるものである。この場合、棚板7b〜7nの下側に進入させることができる、操作手段駆動装置53を備えた昇降自在な棚板支持台50を有する専用の移動作業車を使用することになる。このとき、棚板7b〜7nの前後方向に移動させることができる移動作業車を使用すれば、多段式伸縮移動体51で棚板支持台50を支持する必要はなく、単に移動作業車から前方に片持ち状に突出する棚板支持台50を昇降させる昇降駆動装置(手動操作のものでも良い)を設ければ良い。更にこの場合には、移動作業車には、当該移動作業車から前方に片持ち状に突出する棚板支持台50のほぼ真下に位置する転倒防止車輪を設けておくのが望ましい。
本発明の構成は、実施形態で示した入庫用クレーン1を備えた流動棚設備の他、入庫作業も手作業で行う(入庫用クレーン1を備えない)流動棚設備や、水平に棚板が架設される一般的なラック設備にも適用できるものである。
1 入庫用クレーン
3 ラック
6 昇降キャレッジ
6a 駆動コンベヤ
7a〜7n 棚板
8a,8b 棚板支持枠
9a,9b 支柱部材
10a,10b 前後両側枠材
11a,11b 左右両側枠材
12 周囲枠
13 ローラーレール
14a〜14d 荷流動支持部
16a〜17b 係止部材
18 取付け孔
20,29,40 スプリング
22 操作手段
23a,23b,38 操作レバー
24,25 連動手段
26 操作レバー両端近傍の操作部
28,37,43 支軸
30a,30b,34a,34b 索状体
32a〜33b,36a,36b 索状体案内輪体
41a〜42b L形リンク
50 棚板支持台
51 多段式伸縮移動体
52 操作レバー中央の機械操作部
53 操作手段駆動装置
56a,56b 可動支持体
58a,58b 索状体
61 流体圧(又は電動)シリンダー
62 スライド駆動体
66a,66b 駆動用索状体

Claims (5)

  1. ラックと棚板高さ変更用の移動作業車との組み合わせから成り、ラックには、棚板支持枠に対し高さ変更自在に支持される棚板が設けられ、当該棚板には、棚板支持枠側に高さ方向適当間隔おきに設けられた被係止部に対して係脱自在な係止部材が左右両側辺に設けられると共に、この係止部材を被係止部に対して係脱運動させる操作手段が設けられ、前記移動作業車には、昇降自在で且つラックの前記棚板の下側に進入可能な棚板支持台が設けられ、この棚板支持台には、当該棚板支持台が支持する棚板側の前記操作手段を操作して前記係止部材に係脱運動を行わせる操作手段駆動装置が搭載されている、ラック設備。
  2. 前記係止部材は、棚板の左右両側辺の前後2箇所にそれぞれ左右水平方向に出退移動自在に設けられると共に突出方向にスプリングにより付勢され、棚板支持枠側の前記被係止部は、前記係止部材が突出状態において嵌合する被係止孔で構成され、前記操作手段は、棚板の底部側に前後移動自在に設けられた前後一対の操作レバーを備え、これら各操作レバーは、互いに離間する方向への移動により前記係止部材を前記被係止孔から退出移動させるように、前後同一側にある左右一対の係止部材と連動連結され、前記移動作業車側の操作手段駆動装置は、前記棚板支持台が棚板を支持した状態において前記前後一対の操作レバー間に位置する前後一対のプッシャーと、両プッシャーを前後移動させる駆動手段とから構成されている、請求項1に記載のラック設備。
  3. 前記前後一対の操作レバーは、棚板の前後両側辺それぞれを支持する両手で操作し得る位置に配置されて、手動操作レバーを兼用している、請求項2に記載のラック設備。
  4. 前記各係止部材は先端に下向きに延出する係止部を備え、棚板支持枠側の前記被係止孔は上下方向に長い長孔であって、棚板を持ち上げたときのみ各係止部材を前記被係止孔から退出移動させることができるように構成されている、請求項2又は3に記載のラック設備。
  5. 前記ラックの後側で当該ラックに沿って走行自在な入庫用クレーンが併設され、前記棚板は、前記入庫用クレーンの走行通路側が高くなるように傾斜するローラーレールで荷を支持するもので、前記入庫用クレーンは、昇降キャレッジと、この昇降キャレッジ上の荷を前記棚板のローラーレール上に移載する荷送り出し装置とを備えたラック設備であって、前記入庫用クレーンの荷送り出し装置と交換して、又は当該荷送り出し装置の上に着脱自在に、操作手段駆動装置が搭載されている前記棚板支持台が設置可能に構成され、この棚板支持台の設置により入庫用クレーンを前記移動作業車として使用可能に構成された、請求項1〜4の何れか1項に記載のラック設備。
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