JPH067224A - 自動昇降棚装置 - Google Patents
自動昇降棚装置Info
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- JPH067224A JPH067224A JP34461391A JP34461391A JPH067224A JP H067224 A JPH067224 A JP H067224A JP 34461391 A JP34461391 A JP 34461391A JP 34461391 A JP34461391 A JP 34461391A JP H067224 A JPH067224 A JP H067224A
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- storage
- box
- vertical movement
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 物品の保管性と収納効率にすぐれ、必要な収
納棚を自動操作で手元に呼び出せて、物品出納作業の作
業性及び安全性が高い、また、機構が比較的簡単で経済
的な多段収納棚装置の提供を目的とする。 【構成】 物品を収納する収納棚を複数の棚段上に収納
する収納庫と、この収納庫内で収納棚の両側部分を係合
的に支持できる一対のフォークと、モータの駆動により
フォークを上下動させるフォーク上下動機構とフォーク
を前後動させるフォーク前後動機構とを備え、収納庫内
の任意の収納棚を上下動及び前後動可能にした前記フォ
ークで支持し、収納庫外に突出させ、出納作業が容易な
一定高さ位置に移動できるようにし、物品出納後、また
収納棚を収納庫内に復帰させるようにした自動昇降棚装
置に構成する。
納棚を自動操作で手元に呼び出せて、物品出納作業の作
業性及び安全性が高い、また、機構が比較的簡単で経済
的な多段収納棚装置の提供を目的とする。 【構成】 物品を収納する収納棚を複数の棚段上に収納
する収納庫と、この収納庫内で収納棚の両側部分を係合
的に支持できる一対のフォークと、モータの駆動により
フォークを上下動させるフォーク上下動機構とフォーク
を前後動させるフォーク前後動機構とを備え、収納庫内
の任意の収納棚を上下動及び前後動可能にした前記フォ
ークで支持し、収納庫外に突出させ、出納作業が容易な
一定高さ位置に移動できるようにし、物品出納後、また
収納棚を収納庫内に復帰させるようにした自動昇降棚装
置に構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品を収納する収納棚
装置に関し、特に多段の収納棚のうちの必要な収納棚を
自動操作で手元まで移動させ、また手元の収納棚を原位
置の棚段に自動操作で復帰できる収納棚装置に関する。
装置に関し、特に多段の収納棚のうちの必要な収納棚を
自動操作で手元まで移動させ、また手元の収納棚を原位
置の棚段に自動操作で復帰できる収納棚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生産工場での部品や工具等の管理、ある
いは事務所における書類等の保管を効率的に行うため、
普遍的には、支柱に横材を組み合わせた骨組に棚板を固
定した書棚形式の多段収納棚が用いられている。
いは事務所における書類等の保管を効率的に行うため、
普遍的には、支柱に横材を組み合わせた骨組に棚板を固
定した書棚形式の多段収納棚が用いられている。
【0003】また、物品の保管性がよく、物品出納の作
業性を高めたものとして、例えば、図6に示すような自
動収納棚装置も用いられるようになってきている。この
自動収納棚装置Bは、収納庫61内をエンドレスチェー
ンに担持されて回転移動する多数の移動棚62に、部品
その他の物品を収納するようにしたもので、必要な移動
棚62を操作盤63のスイッチ操作で収納庫1の窓口6
4に呼び出し、物品の出納を行えるようにしたものであ
る。
業性を高めたものとして、例えば、図6に示すような自
動収納棚装置も用いられるようになってきている。この
自動収納棚装置Bは、収納庫61内をエンドレスチェー
ンに担持されて回転移動する多数の移動棚62に、部品
その他の物品を収納するようにしたもので、必要な移動
棚62を操作盤63のスイッチ操作で収納庫1の窓口6
4に呼び出し、物品の出納を行えるようにしたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
書棚形式の多段収納棚にあっては、簡便で経済的な利点
はあるが、上段の収納棚からの物品出納には踏み台や脚
立等の足場を必要とし、物品が多くなると、その管理が
難しくなり、また出納作業の安全性に問題があった。さ
らに、物品がむき出しの場合が多く、建屋内の美観を損
ねると共に、物品の散逸や盗難等の問題があった。
書棚形式の多段収納棚にあっては、簡便で経済的な利点
はあるが、上段の収納棚からの物品出納には踏み台や脚
立等の足場を必要とし、物品が多くなると、その管理が
難しくなり、また出納作業の安全性に問題があった。さ
らに、物品がむき出しの場合が多く、建屋内の美観を損
ねると共に、物品の散逸や盗難等の問題があった。
【0005】後者の、図6の回転移動棚Bにあっては、
自動操作で必要な移動棚62を手元に呼び出せるように
してあるので、物品の管理性がよく、出納作業の安全性
も高いという利点があるが、移動棚62が前後2列に上
下移動するエンドレス方式なので、床面積の点で設置場
所が制限されることがあり、また、必要な移動棚を呼び
出すのに、全移動棚を移動させるのと、各移動棚間に収
納物品の偏重がある場合の重量バランスの点から、機構
が複雑になり且つ規模も比較的大きなものになるので、
経済性に問題があった。
自動操作で必要な移動棚62を手元に呼び出せるように
してあるので、物品の管理性がよく、出納作業の安全性
も高いという利点があるが、移動棚62が前後2列に上
下移動するエンドレス方式なので、床面積の点で設置場
所が制限されることがあり、また、必要な移動棚を呼び
出すのに、全移動棚を移動させるのと、各移動棚間に収
納物品の偏重がある場合の重量バランスの点から、機構
が複雑になり且つ規模も比較的大きなものになるので、
経済性に問題があった。
【0006】従って、本発明は、上記の状況に鑑み、物
品の保管性がよく、必要な収納棚を自動操作で手元に呼
び出すことができて物品出納の作業性及び安全性が大で
あると共に設置床面積に対して物品の収納率が高く、ま
た、機構が簡単でコンパクト化が容易であることから経
済性にすぐれると共に建屋内の美観を損ねることなく設
置場所の制限が少ない多段収納棚装置の提供を目的とす
る。
品の保管性がよく、必要な収納棚を自動操作で手元に呼
び出すことができて物品出納の作業性及び安全性が大で
あると共に設置床面積に対して物品の収納率が高く、ま
た、機構が簡単でコンパクト化が容易であることから経
済性にすぐれると共に建屋内の美観を損ねることなく設
置場所の制限が少ない多段収納棚装置の提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、収納棚を複数の棚段上に収納する収納庫
と、該収納庫内に設備されて前記収納棚をその両側部に
係合して支持する一対のフォークと、モータの駆動によ
り該フォークを前後動させるフォーク前後動機構と、モ
ータの駆動により前記フォークを上下動させるフォーク
上下動機構とを備え、所要の収納棚の呼び出しを指示す
る操作スイッチを入れることにより、前記収納庫内の棚
段上に載置収納した所要の収納棚を前後動及び上下動可
能にした前記フォークで支持し、収納庫外に突出させて
所定高さに停止させ、復帰を指示する操作スイッチを入
れることにより、該収納棚を原位置の棚段上に復帰収納
させる自動昇降棚装置、また、前記フォーク上下動機構
は、収納庫の左右のパネル面に沿って配置されて前記フ
ォークを前後動可能に係合する一対の昇降側板と、収納
庫の上下フレームに保持された上下動用スプロケットホ
ィール間に張架され、それぞれ前記昇降側板を介在的に
取り付けた左右一対の上下動用チェーンとからなり、前
記上下動用スプロケットホィールの駆動によりフォーク
を係合する昇降側板を上下動可能にし、前記フォーク前
後動機構は、収納庫の上下フレームに保持された前後動
用スプロケットホィール間に張架された左右一対の前後
動用チェーンと、各昇降側板の前後部に取り付けて何れ
かを前記前後動用チェーンに従動させた2個の中間スプ
ロケットホィールを経由させて前記フォークの上下部間
に取り付けた一定長さの左右一対の往復動チェーンとか
らなり、前記前後動用スプロケットホィールの駆動によ
り前記フォークを前後動可能にすると共に、前記上下動
用スプロケットホィールと前記前後動用スプロケットホ
ィールとは、それぞれ回転距離を検知するロータリーエ
ンコーダに連結する減速機を備えるモータにより駆動さ
れる自動昇降棚装置、さらにまた、前記収納棚がボック
ス形状のものである自動昇降棚装置、さらに、前記上下
動用スプロケットホィールと前記前後動用スプロケット
ホィールはクラッチで作動が切り換えられる1台のモー
タで駆動する自動昇降棚装置、またさらに、前記フォー
ク上下動機構は、前記上下動用チェーンに代えて上下フ
レーム間にモータの駆動で回転するスクリュー杆を立設
し、該スクリュー杆に噛合するギャを前記昇降側板に付
設してなり、前記スクリュー杆の回転により前記昇降側
板が上下動するようになした自動昇降棚装置を提案する
ものである。
め、本発明は、収納棚を複数の棚段上に収納する収納庫
と、該収納庫内に設備されて前記収納棚をその両側部に
係合して支持する一対のフォークと、モータの駆動によ
り該フォークを前後動させるフォーク前後動機構と、モ
ータの駆動により前記フォークを上下動させるフォーク
上下動機構とを備え、所要の収納棚の呼び出しを指示す
る操作スイッチを入れることにより、前記収納庫内の棚
段上に載置収納した所要の収納棚を前後動及び上下動可
能にした前記フォークで支持し、収納庫外に突出させて
所定高さに停止させ、復帰を指示する操作スイッチを入
れることにより、該収納棚を原位置の棚段上に復帰収納
させる自動昇降棚装置、また、前記フォーク上下動機構
は、収納庫の左右のパネル面に沿って配置されて前記フ
ォークを前後動可能に係合する一対の昇降側板と、収納
庫の上下フレームに保持された上下動用スプロケットホ
ィール間に張架され、それぞれ前記昇降側板を介在的に
取り付けた左右一対の上下動用チェーンとからなり、前
記上下動用スプロケットホィールの駆動によりフォーク
を係合する昇降側板を上下動可能にし、前記フォーク前
後動機構は、収納庫の上下フレームに保持された前後動
用スプロケットホィール間に張架された左右一対の前後
動用チェーンと、各昇降側板の前後部に取り付けて何れ
かを前記前後動用チェーンに従動させた2個の中間スプ
ロケットホィールを経由させて前記フォークの上下部間
に取り付けた一定長さの左右一対の往復動チェーンとか
らなり、前記前後動用スプロケットホィールの駆動によ
り前記フォークを前後動可能にすると共に、前記上下動
用スプロケットホィールと前記前後動用スプロケットホ
ィールとは、それぞれ回転距離を検知するロータリーエ
ンコーダに連結する減速機を備えるモータにより駆動さ
れる自動昇降棚装置、さらにまた、前記収納棚がボック
ス形状のものである自動昇降棚装置、さらに、前記上下
動用スプロケットホィールと前記前後動用スプロケット
ホィールはクラッチで作動が切り換えられる1台のモー
タで駆動する自動昇降棚装置、またさらに、前記フォー
ク上下動機構は、前記上下動用チェーンに代えて上下フ
レーム間にモータの駆動で回転するスクリュー杆を立設
し、該スクリュー杆に噛合するギャを前記昇降側板に付
設してなり、前記スクリュー杆の回転により前記昇降側
板が上下動するようになした自動昇降棚装置を提案する
ものである。
【0008】
【作用】所要の収納棚の呼び出しを指示する操作スイッ
チを入れることにより、モータが作動し、フォーク上下
動機構によりフォークが上動または下動して所要の収納
棚位置に至り、該フォークは該収納棚の両側部に係合し
て支持し、次いで、フォーク前後動機構によりフォーク
は収納棚を支持した状態で前進して収納棚を収納庫外に
突出させ、引続いてフォーク上下動機構により、フォー
クを上動又は下動して収納棚と共に予め設定した高さ位
置に停止させる。従って、作業者は無理のない姿勢で物
品の出納ができる。
チを入れることにより、モータが作動し、フォーク上下
動機構によりフォークが上動または下動して所要の収納
棚位置に至り、該フォークは該収納棚の両側部に係合し
て支持し、次いで、フォーク前後動機構によりフォーク
は収納棚を支持した状態で前進して収納棚を収納庫外に
突出させ、引続いてフォーク上下動機構により、フォー
クを上動又は下動して収納棚と共に予め設定した高さ位
置に停止させる。従って、作業者は無理のない姿勢で物
品の出納ができる。
【0009】物品の出納後、復帰を指示する復帰スイッ
チを入れることにより、モータが作動し、上記呼び出し
の場合と逆順路によってフォークが移動し、支持した収
納棚を自動的に原位置の棚段上に載置復帰させる。
チを入れることにより、モータが作動し、上記呼び出し
の場合と逆順路によってフォークが移動し、支持した収
納棚を自動的に原位置の棚段上に載置復帰させる。
【0010】フォーク上下動機構は、モータが作動して
上下動用スプロケットホィールを回転させると、噛合す
る上下動用チェーンが回転移動する。従って、この上下
動用チェーンに取り付けた昇降側板も上下動用スプロケ
ットホィールの回転方向に従って上動又は下動する。
上下動用スプロケットホィールを回転させると、噛合す
る上下動用チェーンが回転移動する。従って、この上下
動用チェーンに取り付けた昇降側板も上下動用スプロケ
ットホィールの回転方向に従って上動又は下動する。
【0011】フォーク前後動機構においては、モータが
作動して、前後動用スプロケットホィールを回転させる
と、噛合する前後動用チェーンが回転移動し、この回転
移動に従動して一方の中間スプロケットホィールが回転
して往復動チェーンを牽引するので、この往復動チェー
ンの進行方向に従ってフォークが前進又は後退する。
作動して、前後動用スプロケットホィールを回転させる
と、噛合する前後動用チェーンが回転移動し、この回転
移動に従動して一方の中間スプロケットホィールが回転
して往復動チェーンを牽引するので、この往復動チェー
ンの進行方向に従ってフォークが前進又は後退する。
【0012】なお、上下動用チェーンと前後動用チェー
ンとを同時に駆動させれば、往復動チェーンは動かず、
フォークを前後動させることなく昇降側板を上下動させ
ることができる。
ンとを同時に駆動させれば、往復動チェーンは動かず、
フォークを前後動させることなく昇降側板を上下動させ
ることができる。
【0013】モータはロータリーエンコーダに連結した
減速機を備えているので、フォークのスタート位置を決
めておけば、操作スイッチを入れてモータを作動させる
ことにより、予め設定したプログラムに従い、上下動用
チェーンと前後動用チェーンの動きを制御し、フォーク
の上下位置と前後位置を連続的に変えるように制御する
ことができる。即ち、一定の手順で任意の収納棚を呼び
出し、また、原位置に復帰させることができる。
減速機を備えているので、フォークのスタート位置を決
めておけば、操作スイッチを入れてモータを作動させる
ことにより、予め設定したプログラムに従い、上下動用
チェーンと前後動用チェーンの動きを制御し、フォーク
の上下位置と前後位置を連続的に変えるように制御する
ことができる。即ち、一定の手順で任意の収納棚を呼び
出し、また、原位置に復帰させることができる。
【0014】前記収納棚をボックス形状のものにするこ
とにより、収納物品の収納性がよくなり、装置前面の間
隙を塞ぎ、装置の美観を向上させると共に、物品の盗難
等の防止ができる。
とにより、収納物品の収納性がよくなり、装置前面の間
隙を塞ぎ、装置の美観を向上させると共に、物品の盗難
等の防止ができる。
【0015】上下動用スプロケットホィールと前後動用
スプロケットホィールを駆動するモータを1台とした場
合、モータ軸のクラッチの切り換えにより、同軸の2つ
のプーリーを同時駆動又は片側駆動することにより、上
下動用チェーン及び前後動用チェーンを同時駆動又は片
側駆動することができる。
スプロケットホィールを駆動するモータを1台とした場
合、モータ軸のクラッチの切り換えにより、同軸の2つ
のプーリーを同時駆動又は片側駆動することにより、上
下動用チェーン及び前後動用チェーンを同時駆動又は片
側駆動することができる。
【0016】また、フォーク上下動機構の前記上下動用
チェーンに代えて、スクリュー杆にしても、ギャ機構を
取り入れて、スクリュー杆を廻転することにより、この
スクリュー杆に噛合するギャを付設した昇降側板を上下
動させることができ、フォーク上下動機構をさらにコン
パクト化できる。
チェーンに代えて、スクリュー杆にしても、ギャ機構を
取り入れて、スクリュー杆を廻転することにより、この
スクリュー杆に噛合するギャを付設した昇降側板を上下
動させることができ、フォーク上下動機構をさらにコン
パクト化できる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の自動昇降棚装置の外観斜視図
で、図2は該自動昇降棚装置の棚受けと収納棚としての
ボックスを示す部分斜視図である。図における自動昇降
棚装置Aの収納庫1は直方体形状をなし、物品を格納す
る収納棚として5段に引き出し式のボックス2を収納す
るようにしてある。
で、図2は該自動昇降棚装置の棚受けと収納棚としての
ボックスを示す部分斜視図である。図における自動昇降
棚装置Aの収納庫1は直方体形状をなし、物品を格納す
る収納棚として5段に引き出し式のボックス2を収納す
るようにしてある。
【0018】ボックス2は、収納庫1内においては、収
納庫1内を各段に仕切る形に配置した棚受け3上に載置
するようにしてあり、棚受け3は収納庫1内に、パネル
4aに添設したフレーム5に対して片持ち状で左右一対
に取り付けてある。棚受け3には、略中央部に小突起6
を設け、対応するボックス2の底面板2aにはこの小突
起6が係合する係合孔7を穿設してある。ボックス2
は、底面の4個所の隅角部分に下向きに丸溝8aを有す
る脚体8を取り付けてあり、ボックス2の左右両側に配
置される1対のフォーク9にそれぞれ取り付けた鼓状の
支持コマ10(図3)でこの脚体8部分を持ち上げ、ボ
ックス2を棚受け3上に、小突起6と係合孔7を合わせ
て載置し安定させることができるようにしてある。
納庫1内を各段に仕切る形に配置した棚受け3上に載置
するようにしてあり、棚受け3は収納庫1内に、パネル
4aに添設したフレーム5に対して片持ち状で左右一対
に取り付けてある。棚受け3には、略中央部に小突起6
を設け、対応するボックス2の底面板2aにはこの小突
起6が係合する係合孔7を穿設してある。ボックス2
は、底面の4個所の隅角部分に下向きに丸溝8aを有す
る脚体8を取り付けてあり、ボックス2の左右両側に配
置される1対のフォーク9にそれぞれ取り付けた鼓状の
支持コマ10(図3)でこの脚体8部分を持ち上げ、ボ
ックス2を棚受け3上に、小突起6と係合孔7を合わせ
て載置し安定させることができるようにしてある。
【0019】また、ボックス2は、その両側面に、内方
に突出する状態に縦溝11を形成し、フォーク9の支持
コマ10部分が、この縦溝11内を上下に移動できるよ
うにしてある。
に突出する状態に縦溝11を形成し、フォーク9の支持
コマ10部分が、この縦溝11内を上下に移動できるよ
うにしてある。
【0020】さらに、ボックス2の前面上縁には合成ゴ
ムによる縁材12を取り付けてあり、物品出納時の危険
防止と共に、間隙遮蔽を兼ねた美観保持ができるように
してある。
ムによる縁材12を取り付けてあり、物品出納時の危険
防止と共に、間隙遮蔽を兼ねた美観保持ができるように
してある。
【0021】前記フォーク9は、収納庫1内の左右両側
部に一対に配置された昇降側板13に係合されて、後記
するフォーク前後動機構により前後動可能にしてあり、
後記するフォーク上下動機構により昇降側板13と共に
上下動可能にしてある。なお、フォーク9は、収納庫1
外に突出した状態でも上下動が可能なように、ボックス
2の両側面と収納庫1の枠体間に細隙16を設けてあ
る。
部に一対に配置された昇降側板13に係合されて、後記
するフォーク前後動機構により前後動可能にしてあり、
後記するフォーク上下動機構により昇降側板13と共に
上下動可能にしてある。なお、フォーク9は、収納庫1
外に突出した状態でも上下動が可能なように、ボックス
2の両側面と収納庫1の枠体間に細隙16を設けてあ
る。
【0022】そして、収納庫1の前面に設けた所要のボ
ックス2を指定する操作スイッチ14を押すことによ
り、昇降側板13を上下動させ、係合するフォーク9で
所要のボックス2を持ち上げ、また、フォーク9を前進
させることによりボックス2を図1に仮想線で示したよ
うに収納庫1外に突出させ、さらに、フォーク9がボッ
クス2を保持した状態で昇降側板13を上下動させるこ
とにより、予め設定した物品の出納に最も便利な高さ位
置に停止させることができるようにしてある。
ックス2を指定する操作スイッチ14を押すことによ
り、昇降側板13を上下動させ、係合するフォーク9で
所要のボックス2を持ち上げ、また、フォーク9を前進
させることによりボックス2を図1に仮想線で示したよ
うに収納庫1外に突出させ、さらに、フォーク9がボッ
クス2を保持した状態で昇降側板13を上下動させるこ
とにより、予め設定した物品の出納に最も便利な高さ位
置に停止させることができるようにしてある。
【0023】また、必要な物品の出納後、復帰スイッチ
15を押してボックス2の呼び出し時と逆順路によって
収納庫1内の元の棚受け3の位置に安置することができ
るようにしてある。
15を押してボックス2の呼び出し時と逆順路によって
収納庫1内の元の棚受け3の位置に安置することができ
るようにしてある。
【0024】図3は、本自動昇降棚装置Aのフォーク前
後動機構とフォーク上下動機構の要部を示した分解斜視
図であり、図4は本自動昇降棚装置の駆動機構を説明す
る略斜視図である。以下、説明の便宜上、一方側の設備
について説明するが、昇降側板13及びフォーク9は、
収納庫1内に左右一対配置されており、それぞれ同期的
に作動するものである。
後動機構とフォーク上下動機構の要部を示した分解斜視
図であり、図4は本自動昇降棚装置の駆動機構を説明す
る略斜視図である。以下、説明の便宜上、一方側の設備
について説明するが、昇降側板13及びフォーク9は、
収納庫1内に左右一対配置されており、それぞれ同期的
に作動するものである。
【0025】後方上部に突出部を有する長方形状の昇降
側板13は、外方面に枠体状のブラケット17を固定
し、このブラケット17の上下面に上下動用チェーン1
8を取り付けるようにしてあり、この上下動用チェーン
18を収納庫1の上フレームに保持させた上下動用上部
スプロケットホィール19(図4)と下フレームに保持
させた上下動用下部スプロケットホィール20(図4)
間に張架し、フォーク上下動機構21としてある。即
ち、上下動用下部スプロケットホィール20を回転させ
ることにより、上下動用チェーン18を介して昇降側板
13を上下動させることができる。
側板13は、外方面に枠体状のブラケット17を固定
し、このブラケット17の上下面に上下動用チェーン1
8を取り付けるようにしてあり、この上下動用チェーン
18を収納庫1の上フレームに保持させた上下動用上部
スプロケットホィール19(図4)と下フレームに保持
させた上下動用下部スプロケットホィール20(図4)
間に張架し、フォーク上下動機構21としてある。即
ち、上下動用下部スプロケットホィール20を回転させ
ることにより、上下動用チェーン18を介して昇降側板
13を上下動させることができる。
【0026】昇降側板13の上縁は水平に形成し、この
上縁には上面を山形に形成したガイドレール22を取り
付けてあり、上端部に滑車23を備えたフォーク9を、
その滑車23を前記ガイドレール22上に載置すること
によって、昇降側板13に添わせて保持できるようにし
てある。即ち、フォーク9は略逆T字形をなし、その垂
直部9aの上端部に、外側方に延伸した形に、心軸24
を固定し、この心軸24に外周にV溝を有する滑車23
を取り付け、さらに心軸24の端部に往復動チェーン2
5の1端を固定するようにしてある。
上縁には上面を山形に形成したガイドレール22を取り
付けてあり、上端部に滑車23を備えたフォーク9を、
その滑車23を前記ガイドレール22上に載置すること
によって、昇降側板13に添わせて保持できるようにし
てある。即ち、フォーク9は略逆T字形をなし、その垂
直部9aの上端部に、外側方に延伸した形に、心軸24
を固定し、この心軸24に外周にV溝を有する滑車23
を取り付け、さらに心軸24の端部に往復動チェーン2
5の1端を固定するようにしてある。
【0027】往復動チェーン25は一定長さの単鎖で、
昇降側板13の上後部に取り付けた上部中間スプロケッ
トホィール26と、同じく昇降側板13の下前部に取り
付けた下部中間スプロケットホィール27とに噛合させ
て、他端をフォーク9の下後部に固着した鉤形ブラケッ
ト28に固定してあり、滑車23の前進又は後退により
フォーク9が後退又は前進するようにしてある。
昇降側板13の上後部に取り付けた上部中間スプロケッ
トホィール26と、同じく昇降側板13の下前部に取り
付けた下部中間スプロケットホィール27とに噛合させ
て、他端をフォーク9の下後部に固着した鉤形ブラケッ
ト28に固定してあり、滑車23の前進又は後退により
フォーク9が後退又は前進するようにしてある。
【0028】昇降側板13に取り付けた上部中間スプロ
ケットホィール26は、同軸に駆動スプロケットホィー
ル29を1体に取り付けてあり、この駆動スプロケット
ホィール29の上方及び下方に位置して、後方に付勢さ
れた回転自在のスプロケットホィールによるアイドラー
30、31が昇降側板13に固定したブラケット13a
に取り付けてある。
ケットホィール26は、同軸に駆動スプロケットホィー
ル29を1体に取り付けてあり、この駆動スプロケット
ホィール29の上方及び下方に位置して、後方に付勢さ
れた回転自在のスプロケットホィールによるアイドラー
30、31が昇降側板13に固定したブラケット13a
に取り付けてある。
【0029】そして、フレームに保持させた前後動用上
部スプロケットホィール32(図4)と、下フレームに
保持させた前後動用下部スプロケットホィール33(図
4)と、前記駆動スプロケットホィール29との間にエ
ンドレスの前後動用チェーン34を架け渡し、アイドラ
ー30、31で張力を持たせるようにし、上記の往復動
チェーン25の駆動機構と合わせてフォーク前後動機構
35を構成するようにしてある。
部スプロケットホィール32(図4)と、下フレームに
保持させた前後動用下部スプロケットホィール33(図
4)と、前記駆動スプロケットホィール29との間にエ
ンドレスの前後動用チェーン34を架け渡し、アイドラ
ー30、31で張力を持たせるようにし、上記の往復動
チェーン25の駆動機構と合わせてフォーク前後動機構
35を構成するようにしてある。
【0030】従って、このフォーク前後動機構35によ
れば、前後動用下部スプロケットホィール33を回転さ
せることにより、駆動スプロケットホィール29を回転
させ、駆動スプロケットホィール29と同軸の上部中間
スプロケットホィール26を回転させることができ,往
復動チェーン25を牽引して滑車23を後退させると、
フォーク9が前進し、逆にフォーク9を後退させるよう
に往復動チェーン25を牽引させると滑車23が前進す
るようにしてある。
れば、前後動用下部スプロケットホィール33を回転さ
せることにより、駆動スプロケットホィール29を回転
させ、駆動スプロケットホィール29と同軸の上部中間
スプロケットホィール26を回転させることができ,往
復動チェーン25を牽引して滑車23を後退させると、
フォーク9が前進し、逆にフォーク9を後退させるよう
に往復動チェーン25を牽引させると滑車23が前進す
るようにしてある。
【0031】また、前後動用下部スプロケットホィール
33を上下動用下部スプロケットホィール20に合わせ
て同時回転させ、上下動用チェーン18と前後動用チェ
ーン34とを同期移動させると、フォーク9を前後動さ
せることなく、昇降側板13を上下動させることができ
る。
33を上下動用下部スプロケットホィール20に合わせ
て同時回転させ、上下動用チェーン18と前後動用チェ
ーン34とを同期移動させると、フォーク9を前後動さ
せることなく、昇降側板13を上下動させることができ
る。
【0032】昇降側板13とフォーク9には、下部の対
面部分に、それぞれ、C形のスライドレール36と、こ
のスライドレール36の溝内に嵌合してスライドできる
ようにした小幅の凹形のスライドレール37を固着して
リニアスライドを構成させてあり、昇降側板13とフォ
ーク9間の上下ずれを防止できるようにしてある。
面部分に、それぞれ、C形のスライドレール36と、こ
のスライドレール36の溝内に嵌合してスライドできる
ようにした小幅の凹形のスライドレール37を固着して
リニアスライドを構成させてあり、昇降側板13とフォ
ーク9間の上下ずれを防止できるようにしてある。
【0033】さらに、収納庫1内の側方のパネル4b
に、上下方向に固定した2本のフレーム38A、38B
には、山形部分を反対方向にして取り付けた1対のガイ
ドレール39A、39Bを設けてあり、一方、このガイ
ドレール39A、39Bの山形部分に挟持的に当接して
転動自在としたV溝の小滑車40を昇降側板13の外側
面に4個取り付けて組合せ、昇降側板13の左右方向の
ずれを防止している。
に、上下方向に固定した2本のフレーム38A、38B
には、山形部分を反対方向にして取り付けた1対のガイ
ドレール39A、39Bを設けてあり、一方、このガイ
ドレール39A、39Bの山形部分に挟持的に当接して
転動自在としたV溝の小滑車40を昇降側板13の外側
面に4個取り付けて組合せ、昇降側板13の左右方向の
ずれを防止している。
【0034】図4において示したように、本自動昇降棚
装置においては、動力源となるモータ41は1台で、収
納庫1の下部に配置され、そのモータ軸に取り付けられ
たクラッチ42によって,、同軸の2個のプーリー43
A、43Bの同時作動と他方のフォーク前後動機構35
側のプーリー43Bの単独作動との切り換えができるよ
うにしてある。
装置においては、動力源となるモータ41は1台で、収
納庫1の下部に配置され、そのモータ軸に取り付けられ
たクラッチ42によって,、同軸の2個のプーリー43
A、43Bの同時作動と他方のフォーク前後動機構35
側のプーリー43Bの単独作動との切り換えができるよ
うにしてある。
【0035】フォーク上下動機構21側のプーリー43
Aは、減速機44Aを介してこの減速機44Aの出力ス
プロケットホィール45Aを回転させ、これとチェーン
46で連動するスプロケットホィール47は上下動用連
結軸48を回転させると共に、同軸のスプロケットホィ
ール49及びこれとチェーン50で駆動されるスプロケ
ットホィール51を介してフォーク上下動機構21の上
下動用下部スプロケットホィール20を回転させる。上
下動用連結軸48は、上記の一方側のフォーク上下動機
構21と一対をなす他方側のフォーク上下動機構を同時
駆動させるものである。
Aは、減速機44Aを介してこの減速機44Aの出力ス
プロケットホィール45Aを回転させ、これとチェーン
46で連動するスプロケットホィール47は上下動用連
結軸48を回転させると共に、同軸のスプロケットホィ
ール49及びこれとチェーン50で駆動されるスプロケ
ットホィール51を介してフォーク上下動機構21の上
下動用下部スプロケットホィール20を回転させる。上
下動用連結軸48は、上記の一方側のフォーク上下動機
構21と一対をなす他方側のフォーク上下動機構を同時
駆動させるものである。
【0036】また、モータ41に付設した他方のプーリ
ー43Bは、減速機44Bに回転を伝え、この減速機4
4Bの出力スプロケットホィール45Bからチェーン5
2によりスプロケットホィール53に伝動し、前後動用
連結軸54を回転し、これと同軸の前後動用下部スプロ
ケットホィール33を回転するようにしてある。この前
後動用連結軸54は、一方側のフォーク前後動機構35
と一対の他方側のフォーク前後動機構を同時駆動させる
ものである。
ー43Bは、減速機44Bに回転を伝え、この減速機4
4Bの出力スプロケットホィール45Bからチェーン5
2によりスプロケットホィール53に伝動し、前後動用
連結軸54を回転し、これと同軸の前後動用下部スプロ
ケットホィール33を回転するようにしてある。この前
後動用連結軸54は、一方側のフォーク前後動機構35
と一対の他方側のフォーク前後動機構を同時駆動させる
ものである。
【0037】なお、上記の各連結軸48、54は、適
宜、収納庫1のフレーム部分に取り付けられた図示しな
い軸受によって支承されるようにしてある。
宜、収納庫1のフレーム部分に取り付けられた図示しな
い軸受によって支承されるようにしてある。
【0038】従って、モータ41を作動させ、減速機4
4A及び44Bを経由して、上下動用下部スプロケット
ホィール20と前後動用下部スプロケットホィール33
と同期回転させると、フォーク前後動機構35の駆動ス
プロケットホィール29を駆動させることなく、従って
フォーク9を前後動させることなく昇降側板13を上下
動させることができ、また、クラッチ42の切り換えに
より、減速機44Bを経由して前後動用下部スプロケッ
トホィール33のみを回転させると、昇降側板13は上
下動せず、駆動スプロケットホィール29が回転し、上
部中間スプロケットホィール26を介して往復動チェー
ン25を牽引するのでフォーク9を、その上下方向位置
を変えることなく前後動させることができる。
4A及び44Bを経由して、上下動用下部スプロケット
ホィール20と前後動用下部スプロケットホィール33
と同期回転させると、フォーク前後動機構35の駆動ス
プロケットホィール29を駆動させることなく、従って
フォーク9を前後動させることなく昇降側板13を上下
動させることができ、また、クラッチ42の切り換えに
より、減速機44Bを経由して前後動用下部スプロケッ
トホィール33のみを回転させると、昇降側板13は上
下動せず、駆動スプロケットホィール29が回転し、上
部中間スプロケットホィール26を介して往復動チェー
ン25を牽引するのでフォーク9を、その上下方向位置
を変えることなく前後動させることができる。
【0039】各減速機44A、44Bにはロータリーエ
ンコーダ55A、55Bが付設されており、その回転角
度により昇降側板13の上下方向位置及びフォーク9の
前後方向位置を規定する上下動用チェーン18及び前後
動用チェーン34の移動距離を検知できるようにしてあ
り、従って、このロータリーエンコーダ55A、55B
を利用し、シーケンス制御によって所定のプログラムで
フォーク9に指定の上下方向位置及び前後方向位置をと
らせることができ、換言すれば、操作スイッチ14によ
り、所要のボックス2を指定すれば、所定のプログラム
に従って自動的に収納庫1から引き出し、所定の位置で
物品の出納が行え、また復帰スイッチ15で復帰を指示
すればボックス2を原位置に復帰させることができる。
ンコーダ55A、55Bが付設されており、その回転角
度により昇降側板13の上下方向位置及びフォーク9の
前後方向位置を規定する上下動用チェーン18及び前後
動用チェーン34の移動距離を検知できるようにしてあ
り、従って、このロータリーエンコーダ55A、55B
を利用し、シーケンス制御によって所定のプログラムで
フォーク9に指定の上下方向位置及び前後方向位置をと
らせることができ、換言すれば、操作スイッチ14によ
り、所要のボックス2を指定すれば、所定のプログラム
に従って自動的に収納庫1から引き出し、所定の位置で
物品の出納が行え、また復帰スイッチ15で復帰を指示
すればボックス2を原位置に復帰させることができる。
【0040】図5(a),(b),(c),(d)は、
本自動昇降棚装置におけるフォークの作動状況を示す略
断面図で、(a)は、ボックス2を装荷したフォーク9
の前進時を示す図で、ボックス2はその脚体8部分をフ
ォーク9の支持コマ10に支持された状態で収納庫1外
に突出される。この突出状態でボックス2はフォーク9
と共に上下動して所定高さに停止し、物品の出納が行わ
れる。
本自動昇降棚装置におけるフォークの作動状況を示す略
断面図で、(a)は、ボックス2を装荷したフォーク9
の前進時を示す図で、ボックス2はその脚体8部分をフ
ォーク9の支持コマ10に支持された状態で収納庫1外
に突出される。この突出状態でボックス2はフォーク9
と共に上下動して所定高さに停止し、物品の出納が行わ
れる。
【0041】(b)はボックス2を装荷したフォーク9
の後退時を示す図で、ボックス2はその前面が収納庫1
の前面と同一面の位置まで後退して停止する。
の後退時を示す図で、ボックス2はその前面が収納庫1
の前面と同一面の位置まで後退して停止する。
【0042】(c)はフォーク9のボックス2脱荷時を
示す図で、(b)の状態のフォーク9をそのまま下動さ
せると、ボックス2は係合孔7と小突起6が係合する状
態で棚受け3上に安定載置され、フォーク9はさらに若
干下動して支持コマ10がボックス2の脚体8を完全に
外れた位置で停止する。
示す図で、(b)の状態のフォーク9をそのまま下動さ
せると、ボックス2は係合孔7と小突起6が係合する状
態で棚受け3上に安定載置され、フォーク9はさらに若
干下動して支持コマ10がボックス2の脚体8を完全に
外れた位置で停止する。
【0043】(d)はボックス2を脱荷したフォーク9
の上下動位置を示す図で、(c)の状態のフォーク9を
そのまま後退させてボックス2の縦溝11の上下方向位
置に停止させてあり、さらにこの状態からフォーク9を
プログラムのスタート高さ位置まで上下動させ、待機状
態とする。
の上下動位置を示す図で、(c)の状態のフォーク9を
そのまま後退させてボックス2の縦溝11の上下方向位
置に停止させてあり、さらにこの状態からフォーク9を
プログラムのスタート高さ位置まで上下動させ、待機状
態とする。
【0044】従って、所要のボックス2を引き出す場
合、上記の(d),(c),(b)そして(a)の順で
作動する。
合、上記の(d),(c),(b)そして(a)の順で
作動する。
【0045】以上の実施例では、脱荷状態のフォーク9
の上下動の際、フォーク9の支持コマ10がボックス2
に当接しないように、ボックス2に縦溝11を形成した
が、このような縦溝11を設けることなく、ボックス2
の脚体8をボックス本体の側面外方に所謂外付け状態に
取り付けることにより、フォーク9の支持コマ10と脚
体8との上下位置をずらすのみで、フォーク13をボッ
クス2に係合させることなく上下動させるようにしても
よい。
の上下動の際、フォーク9の支持コマ10がボックス2
に当接しないように、ボックス2に縦溝11を形成した
が、このような縦溝11を設けることなく、ボックス2
の脚体8をボックス本体の側面外方に所謂外付け状態に
取り付けることにより、フォーク9の支持コマ10と脚
体8との上下位置をずらすのみで、フォーク13をボッ
クス2に係合させることなく上下動させるようにしても
よい。
【0046】本発明においては、比較的小物物品の収納
用の収納棚としては、上記実施例の場合のように深底の
ボックスの方が好ましいが、物品によっては、浅底のボ
ックスあるいは皿状のものであってもよい。
用の収納棚としては、上記実施例の場合のように深底の
ボックスの方が好ましいが、物品によっては、浅底のボ
ックスあるいは皿状のものであってもよい。
【0047】動力源としてのモータは1台の方がコンパ
クトで経済的で好ましいが装置の規模等に応じて、例え
ば、前記実施例におけるフォーク前後動機構の駆動スプ
ロケットホィールを別個のモータで駆動して負荷の分散
等を図ることもできる。
クトで経済的で好ましいが装置の規模等に応じて、例え
ば、前記実施例におけるフォーク前後動機構の駆動スプ
ロケットホィールを別個のモータで駆動して負荷の分散
等を図ることもできる。
【0048】本発明におけるフォーク上下動機構におい
ては、前記実施例に示した上下動用チェーンに代えて、
上下フレーム間に、モータ駆動で回転するスクリュー杆
を立設し、このスクリュー杆に噛合するギャを前記昇降
側板に付設するようにしたものであってもよい。
ては、前記実施例に示した上下動用チェーンに代えて、
上下フレーム間に、モータ駆動で回転するスクリュー杆
を立設し、このスクリュー杆に噛合するギャを前記昇降
側板に付設するようにしたものであってもよい。
【0049】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の自動昇降棚装置においては次の効果を奏する。 (1)多段の収納棚を備え、自動操作で所要の収納棚を
手元まで呼び出して物品の出納が行えるので、物品の保
管性がよく、物品出納の作業性及び安全性が高い。
の自動昇降棚装置においては次の効果を奏する。 (1)多段の収納棚を備え、自動操作で所要の収納棚を
手元まで呼び出して物品の出納が行えるので、物品の保
管性がよく、物品出納の作業性及び安全性が高い。
【0050】(2)棚段を1列に構成したので、床面積
が狭く抑えられ、スペースコストの低下が図られ、ま
た、設置場所の制限が少ない。
が狭く抑えられ、スペースコストの低下が図られ、ま
た、設置場所の制限が少ない。
【0051】(3)別個の荷役設備等を必要とすること
なく建屋内の天井まで装置の高さを大きくすることもで
きるので、物品の収納率が高い。
なく建屋内の天井まで装置の高さを大きくすることもで
きるので、物品の収納率が高い。
【0052】(4)必要な収納棚だけを動かし、また、
各収納棚間に収納物品の偏重があっても問題にならない
ようにしたので、機構が簡単で済み、コンパクト化が容
易で経済性が高い。また、物品の収納の仕方に気を遣わ
ずに済むので物品管理性が向上する。
各収納棚間に収納物品の偏重があっても問題にならない
ようにしたので、機構が簡単で済み、コンパクト化が容
易で経済性が高い。また、物品の収納の仕方に気を遣わ
ずに済むので物品管理性が向上する。
【0053】(5)外観が直方体形状の収納庫に構成さ
れるので、シンプルで建屋内の美観を損ねない。従っ
て、設備場所の制限が少なく、一般事務室等における書
籍庫や書類ファイル庫、あるいはホテルや食堂等の食器
類その他の物品収納庫にも適応できる。
れるので、シンプルで建屋内の美観を損ねない。従っ
て、設備場所の制限が少なく、一般事務室等における書
籍庫や書類ファイル庫、あるいはホテルや食堂等の食器
類その他の物品収納庫にも適応できる。
【0054】(6)収納棚の引き出しをロックすること
ができるので、物品の盗難が防止できる。
ができるので、物品の盗難が防止できる。
【0055】(7)収納棚をボックス形状とすることに
より、十分な防犯性が保たれると共に、物品の収納性が
向上し、物品の散逸や落下等が防止できる。また、美観
性が向上する。
より、十分な防犯性が保たれると共に、物品の収納性が
向上し、物品の散逸や落下等が防止できる。また、美観
性が向上する。
【0056】(8)駆動動力源のモータを1台にするこ
とにより、さらにコンパクト化が容易になり、経済性も
向上する。
とにより、さらにコンパクト化が容易になり、経済性も
向上する。
【0057】(9)フォーク上下動用チェーン機構をス
クリュー機構に代えることにより、機構をさらにコンパ
クト化することができる。
クリュー機構に代えることにより、機構をさらにコンパ
クト化することができる。
【図1】実施例による本発明の自動昇降棚装置の斜視図
である。
である。
【図2】図1の自動昇降棚装置の棚受けとボックスを示
す拡大部分斜視図である。
す拡大部分斜視図である。
【図3】図1の自動昇降棚装置のフォーク上下動機構と
フォーク前後動機構の要部を一部破断して示す分解斜視
図である。
フォーク前後動機構の要部を一部破断して示す分解斜視
図である。
【図4】図1の自動昇降棚装置の駆動機構を示す略斜視
図である。
図である。
【図5】図1の自動昇降棚装置におけるフォークの動作
状況を示す略断面図である。
状況を示す略断面図である。
【図6】従来の自動収納棚装置の斜視図である。
A 自動昇降棚装置 1 収納庫 2 ボック
ス 3 棚受け 6 小突起 7 係合孔 8 脚体 9 フォーク 10 支持
コマ 11 縦溝 13 昇降
側板 14 操作スイッチ 15 復帰
スイッチ 17 ブラケット 18 上下
動チェーン 19 上下動用上部スプロケットホィール 20 上下動用下部スプロケットホィール 21 フォーク上下動機構 22 ガイドレール 23 滑車 25 往復動チェーン 26 上部中間スプロケットホィール 27 下部中間スプロケットホィール 28 鉤形ブラケット 29 駆動スプロケットホィール 30 アイドラー 31 アイ
ドラー 32 前後動用上部スプロケットホィール 33 前後動用下部スプロケットホィール 34 前後動用チェーン 35 フォーク前後動機構 36 スライドレール 37 スラ
イドレール 39A,39B ガイドレール 40 小滑車 41 モー
タ 42 クラッチ 43A,43B プーリー 44A,44B 減速機 45A,45B 出力スプロケットホィール 48 上下動用連結軸 54 前後動用連結軸 55A,55B ロータリーエンコーダ
ス 3 棚受け 6 小突起 7 係合孔 8 脚体 9 フォーク 10 支持
コマ 11 縦溝 13 昇降
側板 14 操作スイッチ 15 復帰
スイッチ 17 ブラケット 18 上下
動チェーン 19 上下動用上部スプロケットホィール 20 上下動用下部スプロケットホィール 21 フォーク上下動機構 22 ガイドレール 23 滑車 25 往復動チェーン 26 上部中間スプロケットホィール 27 下部中間スプロケットホィール 28 鉤形ブラケット 29 駆動スプロケットホィール 30 アイドラー 31 アイ
ドラー 32 前後動用上部スプロケットホィール 33 前後動用下部スプロケットホィール 34 前後動用チェーン 35 フォーク前後動機構 36 スライドレール 37 スラ
イドレール 39A,39B ガイドレール 40 小滑車 41 モー
タ 42 クラッチ 43A,43B プーリー 44A,44B 減速機 45A,45B 出力スプロケットホィール 48 上下動用連結軸 54 前後動用連結軸 55A,55B ロータリーエンコーダ
Claims (5)
- 【請求項1】 収納棚を複数の棚段上に収納する収納庫
と、該収納庫内に設備されて前記収納棚をその両側部に
係合して支持する一対のフォークと、モータの駆動によ
り該フォークを前後動させるフォーク前後動機構と、モ
ータの駆動により前記フォークを上下動させるフォーク
上下動機構とを備え、所要の収納棚の呼び出しを指示す
る操作スイッチを入れることにより、収納庫内の棚段上
に載置収納した所要の収納棚を前後動及び上下動可能に
した前記フォークで支持し、収納庫外に突出させて所定
高さに停止させ、復帰を指示する操作スイッチを入れる
ことにより、該収納棚を原位置の棚段上に復帰収納させ
ることを特徴とする自動昇降棚装置。 - 【請求項2】 前記フォーク上下動機構は、収納庫の左
右パネル面に沿って配置されて前記フォークを前後動可
能に係合する一対の昇降側板と、収納庫の上下フレーム
に保持された上下動用スプロケットホィール間に張架さ
れ、それぞれ前記昇降側板を介在的に取り付けた左右一
対の上下動用チェーンとからなり、前記上下動用スプロ
ケットホィールの駆動によりフォークを係合する昇降側
板を上下動可能にし、前記フォーク前後動機構は、収納
庫の上下フレームに保持された前後動用スプロケットホ
ィール間に張架された左右一対の前後動用チェーンと、
各昇降側板の前後部に取り付けて何れかを前記前後動用
チェーンに従動させた2個の中間スプロケットホィール
を経由させて前記フォークの上下部間に取り付けた一定
長さの左右一対の往復動チェーンとからなり、前記前後
動用スプロケットホィールの駆動により前記フォークを
前後動可能にすると共に、前記上下動用スプロケットホ
ィールと前記前後動用スプロケットホィールとは、それ
ぞれ回転距離を検知するロータリーエンコーダに連結す
る減速機を備えるモータにより駆動されることを特徴と
する請求項1記載の自動昇降棚装置。 - 【請求項3】 前記収納棚がボックス形状のものである
ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動昇降棚
装置。 - 【請求項4】 前記上下動用スプロケットホィールと前
記前後動用スプロケットホィールはクラッチで作動が切
り換えられる1台のモータで駆動することを特徴とする
請求項2記載の自動昇降棚装置。 - 【請求項5】 前記フォーク上下動機構は、前記上下動
用チェーンに代えて上下フレーム間にモータの駆動で回
転するスクリュー杆を立設し、該スクリュー杆に噛合す
るギャを前記昇降側板に付設してなり、前記スクリュー
杆の回転により前記昇降側板が上下動するようになした
ことを特徴とする請求項2記載の自動昇降棚装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34461391A JPH067224A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 自動昇降棚装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34461391A JPH067224A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 自動昇降棚装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067224A true JPH067224A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=18370623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP34461391A Pending JPH067224A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 自動昇降棚装置 |
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JP (1) | JPH067224A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010173782A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Daifuku Co Ltd | ラック設備 |
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CN108394670A (zh) * | 2018-05-03 | 2018-08-14 | 广州大学 | 一种物品存取装置及存取控制方法 |
CN108657719A (zh) * | 2018-06-25 | 2018-10-16 | 南京虎恒智能科技有限公司 | 一种电机外置深箱斗式回转库 |
CN108887903A (zh) * | 2018-07-23 | 2018-11-27 | 贡仲林 | 一种储物装置 |
CN111280859A (zh) * | 2020-03-20 | 2020-06-16 | 郑州轻工业大学 | 情报材料存储装置 |
CN112617440A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-04-09 | 郭英锐 | 一种可调节衣柜 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP34461391A patent/JPH067224A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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