JP2008018842A - 車両用シートのシートバック構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗員に過度の衝撃的負担を強いることのない高い始動性能と、乗員腰部からの押力に依らない高い保持性能との両立をはかるという目的を、構成の複雑化等を伴うことなく実現可能とする。
【解決手段】 少なくとも乗員腰部からの荷重を受圧可能とする縦設受圧部材34を、後部上方に傾斜して延びるガイド孔36へのその下端の挿通を伴って、支持シャフト20との連動を可能に配設するとともに、乗員背部からの荷重を受圧可能とする横設受圧部材38を、回動リンクの支持シャフト下部位置にその上端の枢着された左右一対の伸縮型の連設支持リンク40間に架設配置している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、後突時における乗員の後方慣性移動を、シートバックに内設された所定の受圧部材が受けることによって、ヘッドレストをその上方かつ前方に強制的に変位させることを可能とした車両用シートのシートバック構造に関する。
後突の発生時、その際の乗員の後方慣性移動による荷重(衝撃荷重)を、シートバックに内設した所定の受圧部材が受けることにより、ヘッドレストを、乗員頭部への接近方向である上方かつ前方に強制的に変位させ得る構成が、たとえば特開平11−34708号公報等に開示されている。
この種の、いわゆる緊急作動式のヘッドレストは、通常、引張コイルばね等からなる付勢手段の付勢力のもとで、その通常の支持位置である下方初期位置に付勢、保持されている。そして、この付勢力は、通常、後突時の衝撃荷重の入力判断基準として設定されることから、この付勢力以上の入力荷重である衝撃荷重が受圧部材に入力されたときのみ、付勢力に抗した後方への受圧部材の移動のもとでヘッドレストをその下方初期位置から上方かつ前方の上方変位位置に移動、変位させるものとして、このシートバックは構成されている。
このような構成によれば、後突の発生時、ヘッドレストがその変位によって乗員頭部に接近し、これによって頭部との隙間を確実に狭めるため、後突の際における頭部後傾量は確実に抑制される。従って、この種の構成によれば、後突時の、頭部の急激な後傾に起因する頚部の損傷、いわゆるむち打ち障害を抑制することが十分に可能となる。
ところで、この前出の公報に開示された公知の構成においては、乗員の後方慣性移動による衝撃荷重を受圧する受圧部材が、乗員背部に相当する位置に設けられている。
ここで、一般に、乗員の通常の運転姿勢においては、腰部がシートバック着座面にほぼ当接されるのに対し、乗員背部はシートバック着座面から離反される傾向にあるため、後突による後方慣性移動のもとでは、その離反分の距離を少なくとも経た後に、乗員背部が受圧部材に到達しそれを押圧することになる。つまり、後突時、乗員背部は、強い付勢力により付勢、保持された受圧部材に対し、その離反分の距離を経て擬似衝突をすることになるため、ヘッドレストの作動にあたっては、乗員背部に過度の衝撃的負担を強いる虞が否定できない。
このような構成に対し、たとえば特開2000−325179号公報等には、乗員腰部による受圧部材の押圧により、ヘッドレストをその上方変位位置に緊急作動させる構成が開示されている。
上述のように、乗員の通常の運転姿勢においては、腰部がシートバック着座面にほぼ当接される。つまり、後突時、この乗員腰部は、さほどの移動距離を経ることなく受圧部材に到達しそれを押圧するため、このような、乗員腰部により受圧部材を押圧する構成であれば、受圧部材押圧時での乗員側の衝撃的負担は確実に低減される。
ここで、ヘッドレストおよび受圧部材に付与される付勢手段からの付勢力は、一般的に、ヘッドレストの全可動範囲において常にヘッドレスト、受圧部材等に伝達、付与されるため、ヘッドレストをその上方変位位置で安定して保持するためには、この付勢力に抗する以上の押力を受圧部材に継続して付与し続けなければならない。しかしながら、シートバックに対する乗員上体の沈み込み量は、シートバックの持つクッション性の度合いの相違等から、腰部に比して背部のほうが大きくなりやすく、背部が大きく沈み込むと、その際の乗員の姿勢変化に伴った重心変化等により、乗員腰部から受圧部材に作用する入力荷重の低減が発生しやすくなるため、このような、乗員腰部のみからの荷重により受圧部材を押圧する構成であると、その押力の低減の度合いによっては、その保持の確実性が低下することも起こり得る。
特開平11−34708号公報 特開2000−325179号公報
解決しようとする問題点は、乗員背部での受圧部材の押圧であると、その初動時、乗員背部に過度の負担を強いる虞があるとともに、乗員腰部での受圧部材の押圧であると、その継続保持の確実性に劣る可能性のある点である。
本発明の請求項1に係る車両用シートのシートバック構造は、左右一対の回動リンクを、シートバックフレームの左右サイドメンバにそれぞれ枢着し、この回動リンクの所定端間での架設、軸支により、支持シャフトを、回動リンクの回動のもとでの上下円弧移動を可能に横設するとともに、この支持シャフトに一体に設けられた、ヘッドレストステーの挿通、保持される筒状のホルダブラケットを、シートバックフレームのアッパメンバに設けた固定のブラケットガイドに対し摺動自在かつ傾動自在に挿通配置することにより、このブラケットガイドを支点とした前傾を伴いながらのヘッドレストの上方変位を、付勢力に抗した回動リンクの回動のもとで確保可能としている。そして、少なくとも乗員腰部からの荷重を受圧可能とする縦設受圧部材を、後部上方に傾斜して延びるガイド孔へのその下端の挿通を伴って、支持シャフトとの連動を可能に配設し、後突発生時の乗員からの入力荷重による後方へのその下端の押し込みに伴った、ガイド孔の上方変位分に応じた支持シャフトの押し上げにより、ヘッドレスト下方初期位置からの回動初動を、回動リンクに付与可能とするとともに、乗員背部からの荷重を受圧可能とする横設受圧部材を、回動リンクの支持シャフト下部位置にその上端の枢着された左右一対の伸縮型の連設支持リンク間に架設配置し、回動リンクの回動始動後での乗員背部からの荷重による後方へのその押し込みに伴った、連設支持リンクの伸長により、ヘッドレストの上方変位位置までの継続回動力、およびその上方変位位置での保持力を、回動リンクに付与可能としたことを、この請求項1での最も主要な特徴としている。
また、この発明の請求項2は、縦設受圧部材を、可撓性を有する棒状部材とし、乗員腰部からの荷重に加え乗員背部からの荷重をも受圧可能に、この縦設受圧部材を配設するとともに、横設受圧部材を、縦設受圧部材の撓みを伴う乗員背部からの荷重を受動可能に、この縦設受圧部材の後方離間位置で、連設支持リンク間に架設配置したことを、その最も主要な特徴としている。
さらに、この発明の請求項3は、所定の付勢力を回動リンクに付与する付勢手段を、回動リンクの、支持シャフト軸支点の上方位置にその上端の係止された、その下方に延びる張設の引張コイルばねとし、ヘッドレストの上方変位位置での回動リンクの回動角度における、引張コイルばねの力線の位置を、回動リンクの枢支点に対する後方側近傍位置として規定、設定したことを、その最も主要な特徴としている。
そして、この発明の請求項4は、ヘッドレストの上方変位位置での回動リンクの回動角度における、支持シャフト軸支点の位置を、その上方変位位置でのヘッドレストにその前方から作用する荷重の分力を回動リンクの枢支点の上方側に作用させ得る位置として規定、設定したことを、その最も主要な特徴としている。
また、この発明の請求項5は、ブラケットガイドの前後壁を、ヘッドレスト下方初期位置でのホルダブラケットの角度に応じた第1支持面と、上方変位位置でのホルダブラケットの角度に応じた第2支持面とをそれぞれ有するものとし、この前後壁の第1支持面、および第2支持面を、ホルダブラケットを挟持可能とする段違いの平行面としてそれぞれ互い違いに形成したことを、その最も主要な特徴としている。
本発明の請求項1に示す車両用シートのシートバック構造においては、後突時、乗員腰部からの荷重のもとで回動リンクがその初動を得た後、それに伴って始動した横設受圧部材が乗員背部からの荷重を受圧する。つまり、乗員背部からの荷重の受圧時、横設受圧部材は静止状態にないため、乗員背部に過度の衝撃を与えることなく、その荷重を受圧することが可能となる。そして、横設受圧部材による乗員背部からの荷重の受圧のもとで、回動リンクはヘッドレストの上方変位方向に継続して回動、保持されるため、乗員腰部からの荷重に依ることのない、上方変位位置でのヘッドレストの保持が十分に可能となる。
従って、この請求項1は、乗員に過度の衝撃的負担を強いることのない高い始動性能と、乗員腰部からの押力に依らない高い保持性能との両立が容易に確保可能になるという利点がある。
また、この発明の請求項2は、可撓性のある縦設受圧部材を、乗員背部からの荷重をも受圧可能に設けているため、乗員腰部による適切な押圧が得られなかった場合においても、乗員背部からの荷重を弾性的に受けることで回動リンクの初動を得ることが可能になるという利点がある。
さらに、可撓性のある縦設受圧部材が乗員背部からの荷重のもとで撓むことにより、その荷重を横設受圧部材に適切に伝達、付与することが可能となるため、縦設受圧部材および横設受圧部材の配設の容易化がはかられるという利点が、この請求項2によれば得られる。
そして、この発明の請求項3によれば、引張コイルばねからなる付勢手段の力線を、ヘッドレストの上方変位位置における回動リンクの枢支点近傍に配置することにより、その上方変位位置での付勢力の伝達効率を意図的に下げているため、上方変位位置からのヘッドレストの戻り始動力が確実に低減される。つまり、ヘッドレストの上方変位位置においては、比較的小さな力によっても付勢手段の付勢力に抗することが可能となることから、この請求項3は、この点からも、上方変位位置でのヘッドレストの保持性能が確実に向上されるという利点がある。
また、この発明の請求項4においては、上方変位位置でのヘッドレストにその前方から作用する荷重の分力が、回動リンクの枢支点の上方側に作用するため、リバウンド荷重によるヘッドレストの戻りも確実に防止できる。従って、この請求項4は、この点においても、上方変位位置でのヘッドレストの保持性能が確実に向上されるという利点がある。
そして、この発明の請求項5によれば、ヘッドレストの下方初期位置、上方変位位置のいずれの位置においても、ホルダブラケットをブラケットガイドの前後壁による面接触のもとで適切に挟持できるため、ヘッドレストのガタツキを確実に防止することが可能になるという利点がある。
乗員に過度の衝撃的負担を強いることのない高い始動性能と、乗員腰部からの押力に依らない高い保持性能との両立をはかるという目的を、構成の複雑化等を伴うことなく実現可能とした。
図1は、本発明の車両用シートのシートバック構造を示すシートバック内部の概略縦断面図であり、図示のように、この発明においては、シートバック10が、後突時での乗員の後方慣性移動による荷重の受圧によって下方初期位置(一点鎖線参照)から上方に前傾変位される、いわゆる緊急作動式のヘッドレスト12を備えて形成されている。
ヘッドレスト下方初期位置での状態を示す図2および図3を見るとわかるように、この発明においては、左右一対の回動リンク14が、枢支ピン16により、シートバックフレーム18の左右サイドメンバ18aの、たとえばリンクブラケット19に対してそれぞれ枢着され、この回動リンクの所定端間での架設、軸支により、支持シャフト20が、回動リンクの回動のもとでのその上下円弧移動を可能に横設されている。そして、ヘッドレスト12のステー22を挿通、保持可能に、この支持シャフト20に一体に設けられた筒状のホルダブラケット24を、シートバックフレーム18のアッパメンバ18bに設けた固定のブラケットガイド26に対し摺動自在かつ傾動自在に挿通配置することにより、この回動リンク14の回動のもとでの、ブラケットガイドを支点とした前傾を伴いながらのその上方変位を可能に、ヘッドレスト12はシートバック10に対して連結、支持されている(図1参照)。
図2、図3を見るとわかるように、このホルダブラケット24は側面略く字形状に折曲形成された断面略矩形状の筒体としてなり、このホルダブラケットの上端に、ヘッドレストのステー22が、ステーホルダ28を介して挿着されるものとなっている。
なお、ステーホルダ28は、ホルダブラケット24の上側直線部24aに対して固定的に挿着され、ロック機構(図示しない)により、ステー22を任意の上下位置で固定的に保持可能とするものであるが、このステーホルダの構成自体はこの発明の趣旨でないため、ここでの詳細な説明は省略するものとする。
そして、図示のように、このホルダブラケット24の上側直線部24aが、ブラケットガイド26に挿通配置される。
図4(A),(B)に示すように、このブラケットガイド26は、その前後壁28f,28rを、ヘッドレスト下方初期位置でのホルダブラケットの上側直線部24aの角度に応じた第1支持面28aと、上方変位位置でのホルダブラケットの角度に応じた第2支持面28bとの組み合わせとし、この前後壁の第1支持面、および第2支持面を、ホルダブラケットを挟持可能とする段違いの平行面としてそれぞれ互い違いに形成することにより、ヘッドレスト各位置でのホルダブラケットの保持を、その前後壁面での挟持のもとで可能に構成されている。
なお、図3および図4で示す参照符号27は、ブラケットガイド26の周縁段部26aとの挟持のもとで当該ブラケットガイドをシートバックフレームのアッパメンバ18bに固定的に係止、保持可能とするフックを示す。
このような構成においては、支持シャフト20が回動リンク14によって上下移動可能に支持されているため、回動リンクの回動に伴った支持シャフトの上下移動により、ヘッドレスト12の上下位置は変動される。そして、支持シャフト20が、回動リンクの支点枢支ピン16を支点とする円弧移動を、その上下方向で呈するため、それに伴った支持シャフトの前後位置の変動により、ヘッドレスト12が、ブラケットガイド26を支点とした前後傾動を呈するものとなっている(図1、図2参照)。
なお、図2、図3に示すように、この実施例においては、リンクブラケット19に設けられたストッパ片19aでの係止によって、ヘッドレスト12の下方初期位置での回動リンク14の回動を規制するものとしている。
そして、この回動リンク14には、付勢手段30からの付勢力が、ヘッドレスト12を下方初期位置に付勢、保持する力として付与されている。つまり、この構成においては、ヘッドレスト12が、付勢手段30の付勢力のもとで、その下方初期位置に付勢、保持されるものとなっている。
この実施例においては、この付勢手段30が、支持シャフト20の上方位置で回動リンク14にその上端30aの係止された、その下方に延びる張設の引張コイルばねとして具体化されており、その下端30bを、たとえば、シートバックフレームの左右サイドメンバ18aの下部位置に設けられた係止孔32に係止することにより、ヘッドレスト下方初期位置方向への付勢力を回動リンク14に付与するものとしている。
この種の、緊急作動式のヘッドレスト12を備えたシートバック構造においては、付勢手段30による付勢力、つまりその引張コイルばねのばね力が、後突時の乗員の後方慣性移動による荷重によってのみ、ヘッドレスト上方変位方向への回動リンク14の回動を保障可能とする力として設定される。つまり、この発明においては、後突時の後方慣性移動による乗員からの荷重を所定の受圧部材によって受け、その荷重をヘッドレスト上方変位方向への回動力として回動リンク14に伝達、付与するものとしてシートバック10が構成される。
ここで、この発明においては、少なくとも乗員腰部からの荷重を受圧可能とする縦設受圧部材34が、後部上方に傾斜して延びるガイド孔36へのその下端の挿通を伴って、支持シャフト20との連動を可能に配設されるとともに、乗員背部からの荷重を受圧可能とする横設受圧部材38が、回動リンク14の支持シャフト下部位置にその上端の枢着された左右一対の伸縮型の連設支持リンク40間に、架設配置されている。
この縦設受圧部材34としては、たとえば上下方向に延びて配置された棒状部材、たとえば、支持シャフト20の直接的な押し上げを可能とする剛性と、乗員背部からの荷重の受圧による撓みの可能な可撓性とを併せ持った棒状部材が好ましい。
図2、図3に加えて図5を見るとわかるように、この可撓性をもった縦設受圧部材34は、たとえば、支持シャフト20に設けられた受け部材42と、シートバックフレーム18のロアメンバ18cに設けられたガイド部材44のガイド孔36との間に可動に架設される。支持シャフトの受け部材42は、縦設受圧部材34の段付き上端部34aの挿通可能な挿通孔42aを有して形成されている。そして、下端の後方移動に伴う、ガイド孔36の傾斜に沿った縦設受圧部材34の上昇のもとで、回動リンク14をヘッドレスト12の上方変位方向に直接的に回動可能に、この縦設受圧部材は構成されている。
なお、ガイド部材44は、離間の左右位置にそれぞれ配された左右一対のものであり、そのガイド孔36に対して連続挿通された摺動ロッド46を縦設受圧部材34の下端に一体に固定することにより、ガイド孔の傾斜に沿った縦設受圧部材下端の移動、つまりは縦設受圧部材の上下移動が確保されている。
この縦設受圧部材34の下端、つまり摺動ロッド46は、後突時の後方慣性移動による乗員腰部からの荷重を受圧可能とする位置に配される。そして、後突時の後方慣性移動による乗員腰部の後方移動を縦設受圧部材34の下端が受動したとき、ガイド孔36の傾斜に沿った摺動ロッド46の摺動により、この縦設受圧部材の下端は移動される。
また、この発明においては、乗員背部からの荷重を受圧可能とする横設受圧部材38を、回動リンク14の支持シャフト下部位置にその上端の枢着された左右一対の伸縮型の連設支持リンク40間に架設配置している。
この連設支持リンク40は、たとえば、上部の長尺リンク48と、下部の短尺リンク50との組み合わせとしてなり、各リンクの対向端間を枢支ピン52で回動自在に連結するとともに、その下端、つまり短尺リンクの下端をシートバックフレームに枢支ピン53で枢着することによって、その上端の上下動作を可能に構成されている。そして、たとえば、略コ字形状に折曲形成された剛性の高い棒材等からなるこの横設受圧部材38の各端末を、左右の連設支持リンクの長尺リンク48間に固定することにより、この横設受圧部材は長尺リンクに対して一体的に設けられる。
なお、この横設受圧部材38は、縦設受圧部材34の後方離間位置に配される。
ここで、図2、図3に示すように、この実施例においては、縦設受圧部材34の前面に、たとえば引張コイルばね等のばね部材51によって弾性支持された、可撓性のある支持プレート54が配され、この支持プレートを介して、乗員からの荷重が縦設受圧部材34および横設受圧部材にそれぞれ付与される。
なお、図2に示すように、この支持プレート54の下部は、たとえば、連設支持リンクの短尺リンク50に一端の枢着された連結リンク56により連結、支持されている。
また、この支持プレート54は、その下端に係合バー58を一体に有して形成され、この係合バーの係合可能な係合突起34bを縦設受圧部材34の下部にその屈曲のもとで形成することにより、係合バーによる縦設受圧部材の押し上げを得るものとしている。
たとえば、乗員の通常の運転姿勢においては、腰部がシートバック着座面にほぼ当接されるのに対し、乗員背部はシートバック着座面から離反される傾向にあるため、後突時の後方慣性移動の際には、通常、乗員腰部による縦設受圧部材34の押圧が、乗員背部による横設受圧部材38の押圧に先行して行われることになる。そして、乗員腰部が後突時の後方慣性移動のもとで後方に移動し、それによる押力が支持プレート54に作用すると、支持プレートは、たとえば下部の連結リンクの回動を伴ってシート後方に移動され(一点鎖線参照)、この支持プレート下端の係合バー58を介した押力が縦設受圧部材34の下端に作用して、その押力が付勢手段30の付勢力を上回ると、縦設受圧部材は、ガイド孔36に沿った後方かつ上方へのその下端の移動のもとで、この下端の上方変位相当量だけ、支持シャフト20を、回動リンク14の回動を伴って直接的に押し上げる。
この、縦設受圧部材34による、付勢手段30の付勢力に抗した支持シャフト20の押し上げにより、回動リンク14は、ヘッドレスト上方変位方向への回動を開始する。つまり、この発明によれば、乗員腰部からの荷重の入力のもとで、回動リンク14に初動を与えることが可能となるため、回動リンク始動時における乗員背部への衝撃的負担の付与が確実に軽減される。
なお、後方慣性移動時による、縦設受圧部材34までの乗員腰部の移動ストロークは比較的短く、また、縦設受圧部材に対するその押力も十分に大きいため、このような乗員腰部による、回動リンク始動時での縦設受圧部材の押圧であれば、乗員に対する衝撃的負担は十分に軽減される。
そして、この回動リンク14の始動後、乗員腰部からの荷重による縦設受圧部材34の下端の後方移動のもとで、回動リンクがヘッドレスト上方変位方向に継続して回動されるとともに、乗員背部の後方慣性移動によるその後方への横設受圧部材38の押圧によっても、ヘッドレスト上方変位方向への回動リンクの回動は継続される。
つまり、この発明においては、回動リンク14の始動後、乗員腰部および乗員背部の双方による押圧のもとで、ヘッドレスト上方変位方向への回動リンクの回動が継続されるとともに、これらの荷重により、ヘッドレストがその上方変位位置に継続して保持される。
回動リンク14の始動後であれば、乗員背部による横設受圧部材38の押圧時、その衝撃的負担は確実に低減される。つまり、この点からも、回動リンク14の始動および継続回動が、乗員に衝撃的負担を強いることなく確保できる。
ここで、乗員背部がその後方慣性移動によりシートバック着座面に大きく沈み込むと、その姿勢変化により、縦設受圧部材34に対する乗員腰部での押力が低減することが起こり得る。しかしながら、この発明においては、乗員背部の後方慣性移動に伴った、この乗員背部による横設受圧部材38の押圧のもとで、付勢手段30の付勢力に抗したヘッドレスト上方変位位置での回動リンク14の保持、つまり上方変位位置でのヘッドレスト12の保持が継続して行われるため、上方変位位置でのヘッドレストの継続維持が、保持乗員腰部からの荷重に依ることなく得られる。
従って、この発明によれば、乗員に過度の衝撃的負担を強いることのない高い始動性能と、乗員腰部からの押力に依らない高い保持性能との両立が容易に確保可能となる。
また、この実施例においては、乗員腰部からの荷重を受圧する縦設受圧部材34を、可撓性のある棒状部材から形成しているため、乗員背部からの荷重の受圧に伴ったその撓みにより、乗員背部からの荷重を横設受圧部材に円滑に伝達、付与することが十分に可能となる。つまり、縦設受圧部材34を可撓とすることによって、縦設受圧部材と横設受圧部材38との交差配置が可能となることから、その配設の容易化が確実にはかられる。
さらに、このような可撓の縦設受圧部材34であれば、乗員背部からの荷重の入力もとで撓むため、この撓みによって、乗員背部への衝撃的負担を緩和することが可能となる。つまり、乗員腰部からの荷重が縦設受圧部材34に適切に付与されない場合であっても、受圧部材が乗員背部からの荷重を受圧することによって、ガイド孔36の傾斜に沿った縦設受圧部材の下端の移動が得られるため、このような可撓性のある縦設受圧部材とすれば、ヘッドレスト12の緊急作動の確実性が一層向上される。
ところで、付勢手段30の付勢力をヘッドレスト下方初期位置方向への復帰力として常に付与しているこの種の構成においては、その付勢力以上の力をヘッドレスト12に常に付与していることが、上方変位位置にヘッドレストを保持するにあたって必要となる。そこで、図6に示すように、この発明においては、付勢手段30を引張コイルばねとし、回動リンク14に付与されるその付勢力の伝達効率を意図的に低下させるべく、ヘッドレスト上方変位位置での回動リンクの回動角度における、引張コイルばねの力線の位置を、回動リンクの枢支点に対する後方側近傍位置として規定、設定している。
この構成においては、引張コイルばねからなる付勢手段30の力線を、ヘッドレスト上方変位位置における回動リンク14の枢支点近傍に配置することで、その上方変位位置での付勢力の伝達効率が意図的に下げられるため、上方変位位置からのヘッドレスト12の復帰始動力が確実に低減される。つまり、ヘッドレスト上方変位位置においては、比較的小さな力によっても付勢手段30の付勢力に抗することが可能となり、腰部もしくは背部のいずれかから対応する受圧部材34,38に乗員からの荷重が所定量以上作用していれば、ヘッドレストは上方変位位置に保持されることになる。従って、この構成によれば、上方変位位置でのヘッドレストの保持性能が確実に向上される。
さらに、この発明においては、ヘッドレスト上方変位位置での回動リンクの回動角度における、支持シャフト20の軸支点の位置を、その上方変位位置でのヘッドレストにその前方から作用する荷重の分力が回動リンクの枢支点の上方側に作用し得る位置として規定、設定している。
この発明においては、ヘッドレストブラケット24が、シートバックフレームのアッパメンバ18aに設けられたブラケットガイド26に対して摺動自在かつ傾動自在に支持されている。そして、その下端は、左右の回動リンク14間に架設、軸支された支持シャフト20に一体的に連結、固定されているため、後突によるリバウンド荷重が、乗員頭部からヘッドレスト12に入力されると、その荷重の分力Fは、図6中の矢印のように、回動リンクの枢支点の上方側に作用する。つまり、この荷重の分力は、回動リンク14を、ヘッドレスト上方変位方向に回動させようとする力として作用するため、このリバウンド荷重によって、ヘッドレスト12がその下方初期位置方向に戻されることもなくなる。
従って、この構成によれば、この点においても、上方変位位置でのヘッドレスト12の保持性能が確実に向上される。
ところで、この実施例においては、ブラケットガイド26の前後壁28f,28rを、図4(A),(B)に示すような、ヘッドレスト下方初期位置でのホルダブラケットの上側直線部24aの角度に応じた第1支持面28aと、上方変位位置でのホルダブラケットの角度に応じた第2支持面28bとの組み合わせとして具体化している。このような構成であれば、ヘッドレスト12の下方初期位置、上方変位位置のいずれの位置においても、ホルダブラケット24を、前後壁の対向する支持面間でその面接触のもとで挟持できるため、ヘッドレストのガタツキを確実に防止することが容易に可能となる。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
一般的には、シートバックに対する脱着の可能なヘッドレストがその対象となるが、これに限定されず、たとえば脱着の不能なヘッドレストに、この発明を応用してもよい。
この発明に係る車両用シートのシートバック構造の、ヘッドレスト上方変位位置での概略縦断面図である。 車両用シートのシートバック構造の、ヘッドレスト下方初期位置での概略縦断面図である。 車両用シートのシートバック構造の、その一部破断の概略部分斜視図である。 ブラケットガイドの概略斜視図、およびその概略縦断面図である。 車両用シートのシートバック構造の、その一部破断の概略部分斜視図である。 車両用シートのシートバック構造の、その一部破断の概略部分正面図である。
符号の説明
10 シートバック
12 ヘッドレスト
14 回動プレート
24 ホルダブラケット
30 付勢手段(引張コイルばね)
34 縦設受圧部材
36 ガイド孔
38 横設受圧部材

Claims (5)

  1. シートバックに内設された受圧部材が、後突の際の乗員の後方慣性移動による、所定の付勢力以上の荷重を受けることで、ヘッドレストを、その初期の下方支持位置から所定の上方位置に強制的に変位させ得る車両用シートのシートバック構造であり、
    左右一対の回動リンクが、シートバックフレームの左右サイドメンバにそれぞれ枢着され、この回動リンクの所定端間での架設、軸支により、支持シャフトが、回動リンクの回動のもとでの上下円弧移動を可能に横設されるとともに、この支持シャフトに一体に設けられた、ヘッドレストステーの挿通、保持される筒状のホルダブラケットを、シートバックフレームのアッパメンバに設けた固定のブラケットガイドに対し摺動自在かつ傾動自在に挿通配置することにより、このブラケットガイドを支点とした前傾を伴いながらのヘッドレストの上方変位を、上記付勢力に抗した回動リンクの回動のもとで確保可能とし、
    少なくとも乗員腰部からの荷重を受圧可能とする縦設受圧部材を、後部上方に傾斜して延びるガイド孔へのその下端の挿通を伴って、上記支持シャフトとの連動を可能に配設し、後突発生時の乗員からの入力荷重による後方へのその下端の押し込みに伴った、ガイド孔の上方変位分に応じた支持シャフトの押し上げにより、ヘッドレスト下方初期位置からの回動初動を、上記回動リンクに付与可能とするとともに、
    乗員背部からの荷重を受圧可能とする横設受圧部材を、上記回動リンクの支持シャフト下部位置にその上端の枢着された左右一対の伸縮型の連設支持リンク間に架設配置し、回動リンクの回動始動後での乗員背部からの荷重による後方へのその押し込みに伴った、連設支持リンクの伸長により、ヘッドレストの上方変位位置までの継続回動力、およびその上方変位位置での保持力を、回動リンクに付与可能とした車両用シートのシートバック構造。
  2. 前記縦設受圧部材が、可撓性を有する棒状部材からなり、乗員腰部からの荷重に加え乗員背部からの荷重をも受圧可能に、この縦設受圧部材が配設されるとともに、
    前記横設受圧部材が、縦設受圧部材の撓みを伴う乗員背部からの荷重を受動可能に、この縦設受圧部材の後方離間位置で、前記連設支持リンク間に架設配置された請求項1記載の車両用シートのシートバック構造。
  3. 前記所定の付勢力を前記回動リンクに付与する付勢手段が、回動リンクの、前記支持シャフト軸支点の上方位置にその上端の係止された、その下方に延びる張設の引張コイルばねであり、
    前記ヘッドレストの上方変位位置での回動リンクの回動角度における、引張コイルばねの力線の位置を、回動リンクの枢支点に対する後方側近傍位置として規定、設定した請求項1または2記載の車両用シートのシートバック構造。
  4. 前記ヘッドレストの上方変位位置での回動リンクの回動角度における、前記支持シャフト軸支点の位置を、その上方変位位置でのヘッドレストにその前方から作用する荷重の分力が前記回動リンクの枢支点の上方側に作用し得る位置として規定、設定した請求項1ないし3のいずれか記載の車両用シートのシートバック構造。
  5. 前記ブラケットガイドの前後壁が、ヘッドレスト下方初期位置での前記ホルダブラケットの角度に応じた第1支持面と;上方変位位置での前記ホルダブラケットの角度に応じた第2支持面と;をそれぞれ有してなり、この前後壁の第1支持面、および第2支持面が、前記ホルダブラケットを挟持可能とする段違いの平行面としてそれぞれ互い違いに形成された請求項1ないし4のいずれか記載の車両用シートのシートバック構造。
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