JP2012091565A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】車両衝突時に高い衝突安全性を有する車両用シートとする。
【解決手段】シートバック2と、シートバック2の骨格となるシートバックフレーム5と、シートバックフレーム5に支軸9により車両前後方向に傾動可能に軸支された枠状支持フレーム6と、支持フレーム6上部に支持されるヘッドレスト4と、支持フレーム6を常時車両後方に傾動付勢するコイルバネ7とを備えている。支持フレーム6下部には、乗員Pの車両後方移動に伴う荷重を受けて支持フレーム6をコイルバネ7に抗して車両前方に傾動させる受圧部62が設けられ、支持フレーム6の支軸9下方には、脆弱部63が設けられている。車両衝突時に受圧部62に乗員Pの荷重が作用することで、支持フレーム6が車両前方に傾動してヘッドレスト4が乗員Pの後頭部を車両前方に押圧し、その反動とコイルバネ7の付勢力とにより支持フレーム6が車両後方に傾動して脆弱部63を起点に屈曲する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両衝突時にシートバックに対してヘッドレストを車両前方に傾動させて乗員のむち打ち症状を軽減させるように構成された車両用シートに関する。
従来より、車両用シートには、車両衝突時にヘッドレストを車両前方に傾動させて乗員の後頭部に押圧させることにより、乗員のむち打ち症状を軽減させるようにしたものが知られている。例えば、特許文献1の車両用シートは、シートバックの骨格をなし、正面視で下方に開放する略門型状のシートバックフレームと、正面視で下方に開放する略逆U字状をなし、下端部分に水平方向に延びる受圧板が設けられたヘッドレスト用ステーとを有していて、該ステーが前後に傾動可能に上記シートバックフレームに軸支されている。そして、車両衝突時にその衝撃で乗員が車両後方に移動すると、乗員の荷重を受けた上記受圧板が車両後方に移動するとともに、ヘッドレストが車両前方に傾動して乗員の後頭部に押圧するようになっている。
特開2001−58529号公報(段落0030欄、図1)
しかし、特許文献1の如き車両用シートでは、車両衝突時にその衝撃で乗員が車両後方に移動すると、受圧板の車両後方移動に伴って支持フレームが車両前方に傾動して上記ヘッドレストが乗員の後頭部を押圧し、その反動に伴う支持フレームの車両後方への傾動動作で受圧板が車両前方に移動しようとして乗員の体を車両前方へ向かって押してしまう。したがって、乗員に加わる衝撃をシートバックで十分に吸収できなくなってしまい、高い衝突安全性を得ることができない。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両衝突時に、乗員のむち打ち症状を軽減させるとともに、シートバックで乗員に加わる衝撃を十分に吸収して高い衝突安全性を得ることができる車両用シートを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、ヘッドレストを支持する支持フレームに脆弱部を設けたことを特徴とする。
具体的には、第1の発明では、乗員の背もたれとなるシートバックと、該シートバックの骨格となるシートバックフレームと、該シートバックフレームに支軸により車両前後方向に傾動可能に軸支された枠状支持フレームと、上記支持フレーム上部に高さ調節可能に支持されるヘッドレストと、一端が上記支持フレームに連結されるとともに他端が上記シートバックフレームに連結され、上記支持フレームを常時、車両後方に傾動付勢する付勢部材とを備え、上記支持フレーム下部には、乗員の車両後方移動に伴う荷重を受けて支持フレームを上記付勢部材に抗して車両前方に傾動させる受圧部が設けられるとともに、上記支持フレームの上記支軸上方又は下方の少なくとも一方には、脆弱部が設けられ、車両衝突時にその衝撃で上記受圧部に乗員の荷重が作用することで、上記支持フレームが車両前方に傾動して上記ヘッドレストが乗員の後頭部を車両前方に押圧し、その反動と上記付勢部材の付勢力とにより上記支持フレームが車両後方に傾動して上記脆弱部を起点に屈曲するように構成されていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記脆弱部は、側面視で薄肉状に形成されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、車両衝突時の乗員の車両後方移動により、支持フレームが車両前方に傾動してヘッドレストが乗員の後頭部を押圧するので、乗員の後頭部への衝撃が緩和されて乗員のむち打ち症状が軽減され、衝突安全性を高めることができる。また、車両衝突時にヘッドレストが乗員の後頭部を押圧し、その反動で支持フレームが車両後方に傾動する際、上記支持フレームは脆弱部を起点に屈曲するので、受圧部から乗員に加わる力が弱くなる。したがって、乗員は車両衝突時に上記受圧部によって車両前方に向かって押されることがなく、シートバックで衝撃が十分に吸収されるようになり、乗員の衝突安全性を高めることができる。
第2の発明によれば、支持フレームの車両前後方向の厚みを薄くすることで脆弱部が構成されているので、支持フレームの屈曲する方向が、脆弱部を境に車両前後方向となる。したがって、車両衝突時に乗員が車両後方に移動した場合、脆弱部を起点に確実に支持フレームを車両前後方向に屈曲させることができる。
実施形態に係る車両用シートの斜視図である。 実施形態に係る車両用シートのフレーム構造を示す斜視図である。 実施形態に係る車両用シートのフレーム構造を背面側から見た斜視図である。 実施形態に係る車両用シートに乗員が着座している状態を示し、(a)は、通常状態を、(b)は、車両衝突時に乗員が車両用シートに対して後方移動している途中の状態を、(c)は、車両衝突時に乗員が車両用シートに対して後方移動した後の状態をそれぞれ示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用シート1を示す。該車両用シート1は、車両内部で乗員P(図4に示す)が着座するために車体フロアFに設置されたものであり、乗員Pの背もたれとなるシートバック2と、座面を構成するシートクッション3と、上記シートバック2の上部に位置するヘッドレスト4とを備えていて、上記車体フロアFに固定された車両前後方向に延びる左右一対のスライドレールSlで車両前後方向にスライド調節可能となっている。
上記シートバック2は、図2及び図3に示すように、上記シートバック2の骨格となるシートバックフレーム5を備えていて、該シートバックフレーム5は、正面視で下方に開放する略門型状をなしている。
上記シートバックフレーム5の上下方向中途部には、パイプ部材を略矩形枠状に曲げ加工して形成された支持フレーム6が、左右一対の支軸9により車両前後方向に傾動可能に軸支されている。上記支持フレーム6の上部後方には、棒状の鋼材を曲げ加工により形成した正面視で上方に開放する略コ字状のバネ支持部材64が下方に垂設されている。
そして、上記バネ支持部材64下端の左右に延びる水平部分には、コイルバネ(付勢部材)7の一端が連結され、該コイルバネ7の他端が上記シートバックフレーム5に連結されていて、上記支持フレーム6は、上記コイルバネ7により、上記シートバックフレーム5に対して常時車両後方に傾動した状態が維持されるようになっている。したがって、通常時には、上記支持フレーム6が上記シートバックフレーム5に対して車両前方に傾動することはない。
また、上記支持フレーム6の上部前方には、上下方向に延びる略直方体状のステー支持部61が車幅方向に間隔をあけて一対固定されていて、該ステー支持部61には、上記ヘッドレスト4から下方に延びる左右一対のステー4aが挿通され、上記ヘッドレスト4が、図示しない高さ調節機構により、上記シートバック2に対して上下に高さ調節可能に支持されるようになっている。
一方、上記支持フレーム6下部の右端周辺及び左端周辺を除く中央部分には、受圧部62が形成されていて、該受圧部62の前部は、プレス成形で後方に向かって変形させた略平滑な形状をなしている。そして、上記受圧部62は、図4に示すように、乗員Pが車両用シート1に着座した状態で、乗員Pの腰周辺に位置していて、車両衝突時の乗員Pの車両後方移動に伴う荷重を受けて支持フレーム6をコイルバネ7の付勢力に抗して車両前方に傾動させるようになっている。
さらに、上記支持フレーム6の支軸9下方後側には、上下に延びるパイプ部分を側面視で略凹状となるようにプレス成形で前方に変形させた薄肉状脆弱部63が左右一対形成されていている。
そして、上記支持フレーム6は、車両衝突時にその衝撃で上記受圧部62に乗員の荷重が作用することで、上記支持フレーム6が車両前方に傾動して上記ヘッドレスト4が乗員Pの後頭部を車両前方に押圧し、その反動と上記コイルバネ7の付勢力とにより上記支持フレーム6が車両後方に傾動して上記脆弱部63を起点に屈曲するようになっている。
また、上記シートバック2は、上記シートバックフレーム5、支持フレーム6及びコイルバネ7を覆うクッション材8(図1に示す)を備えていて、該クッション材8で車両衝突時に乗員Pに加わる衝撃を吸収するようになっている。
このように構成された車両用シート1では、例えば、後方から他の車両が衝突すると、上記車両用シート1に着座する乗員Pが、図4(a)に示すように、その衝撃で車両後方に移動する。そして、シートバック2の前方側に大きな荷重がかかり、乗員Pの腰周辺が上記支持フレーム6の受圧部62に接触する。
そして、さらに乗員Pが車両後方側に移動し、それに伴って上記受圧部62が車両後方に移動すると、上記コイルバネ7の付勢力に抗して上記支持フレーム6が車両前方に傾動し、ヘッドレスト4が乗員Pの後頭部を押圧する。
しかる後、図4(b)、(c)に示すように、ヘッドレスト4が乗員Pの後頭部を押圧した反動とコイルバネ7の付勢力とにより、上記支持フレーム6が車両後方に傾動して上記脆弱部63を起点に屈曲する。
したがって、本発明の実施形態によれば、車両衝突時の乗員Pの車両後方移動により、支持フレーム6が車両前方に傾動してヘッドレスト4が乗員Pの後頭部を押圧するので、乗員Pの後頭部への衝撃が緩和されて乗員Pのむち打ち症状が軽減され、衝突安全性を高めることができる。また、車両衝突時にヘッドレスト4が乗員Pの後頭部を押圧し、その反動で支持フレーム6が車両後方に傾動する際、上記支持フレーム6は脆弱部63を起点に屈曲するので、受圧部62から乗員Pに加わる力が弱くなる。したがって、乗員Pは車両衝突時に上記受圧部62によって車両前方に向かって押されることがなく、シートバック2で衝撃が十分に吸収されるようになり、乗員Pの衝突安全性を高めることができる。
また、支持フレーム6の車両前後方向の厚みを薄くすることで脆弱部63が構成されているので、支持フレーム6の屈曲する方向が、脆弱部63を境に車両前後方向となる。したがって、車両衝突時に乗員Pが車両後方に移動した場合、脆弱部63を起点に確実に上記支持フレーム6を車両前後方向に屈曲させることができる。
尚、本発明の実施形態では、脆弱部63を支持フレーム6の支軸9下方に設けたが、支持フレーム6の支軸9上方に設けてもよいし、支持フレーム6の支軸9上方及び下方の両方に設けてもよい。
また、本発明の実施形態では、支持フレーム6の上下に延びるパイプ部分の後側を前方に変形させることにより脆弱部63としているが、これに限らず、支持フレーム6の上下に延びるパイプ部材の前側を後方に変形させることにより脆弱部63としてもよい。
また、本発明の実施形態では、脆弱部63は、支持フレーム6を変形させることにより形成しているが、これに限らず、例えば、支持フレーム6の上下に延びるパイプ部分の一部を切り欠いて脆弱部63としてもよい。
本発明は、車両衝突時にシートバックに対してヘッドレストを車両前方に傾動させて乗員のむち打ち症状を軽減させるように構成された車両用シートに適している。
1 車両用シート
2 シートバック
4 ヘッドレスト
5 シートバックフレーム
6 支持フレーム
7 コイルバネ(付勢部材)
9 支軸
62 受圧部
63 脆弱部

Claims (2)

  1. 乗員の背もたれとなるシートバックと、
    該シートバックの骨格となるシートバックフレームと、
    該シートバックフレームに支軸により車両前後方向に傾動可能に軸支された枠状支持フレームと、
    上記支持フレーム上部に高さ調節可能に支持されるヘッドレストと、
    一端が上記支持フレームに連結されるとともに他端が上記シートバックフレームに連結され、上記支持フレームを常時、車両後方に傾動付勢する付勢部材とを備え、
    上記支持フレーム下部には、乗員の車両後方移動に伴う荷重を受けて支持フレームを上記付勢部材に抗して車両前方に傾動させる受圧部が設けられるとともに、上記支持フレームの上記支軸上方又は下方の少なくとも一方には、脆弱部が設けられ、
    車両衝突時にその衝撃で上記受圧部に乗員の荷重が作用することで、上記支持フレームが車両前方に傾動して上記ヘッドレストが乗員の後頭部を車両前方に押圧し、その反動と上記付勢部材の付勢力とにより上記支持フレームが車両後方に傾動して上記脆弱部を起点に屈曲するように構成されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    上記脆弱部は、側面視で薄肉状に形成されていることを特徴とする車両用シート。
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