JP2008016645A - 抵抗器の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、抵抗体の膜厚が均一で抵抗体の中心付近まで安定した状態でトリミングが可能となり、そしてこのトリミング時の抵抗値上昇率も十分あって、抵抗値の歩留りも良好である抵抗器の製造方法を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明は、シート状の絶縁基板に複数の上面電極13を印刷して焼成する工程と、前記絶縁基板の上面に前記複数の上面電極13と電気的に接続されるように複数の第1の抵抗体14aを印刷して乾燥する工程と、前記複数の第1の抵抗体14aを覆うように複数の第2の抵抗体14bを印刷して焼成する工程とを備えたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に抵抗体の厚みが均一で、トリミングによる抵抗値調整が安定した状態で実施できる抵抗器の製造方法に関するものである。
以下、従来の抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
図7(a)は従来の抵抗器の縦断面図、図7(b)は図7(a)のB−B線断面図である。この図7(a)(b)において、1は純度96%のアルミナからなる矩形状の絶縁基板、2は前記絶縁基板1の裏面両端部に設けられた一対の裏面電極、3は前記絶縁基板1の上面両端部に設けられた一対の上面電極である。4aは前記一対の上面電極3に電気的に接続されるように形成された第1の抵抗体、4bは前記第1の抵抗体4aの上面を覆うように形成された第2の抵抗体、5は前記第1の抵抗体4aと第2の抵抗体4bの全面と前記一対の上面電極3の一部を覆う保護層である。6は前記一対の裏面電極2および一対の上面電極3と電気的に接続されるように絶縁基板1の両端面に設けられた一対の端面電極である。7は前記一対の裏面電極2、上面電極3および端面電極6の表面に形成されたニッケルめっき層、8は前記ニッケルめっき層7の表面に形成されたはんだめっき層である。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2000−106302号公報
上記した従来の抵抗器においては、図8(a)に示すように、低い抵抗値特性を得るために抵抗体4の厚みを厚く印刷した場合、抵抗体4の印刷時に抵抗体ペーストがだれて中心付近が盛り上がった形状になる。従って、tをトリミング可能な限界の抵抗体4の膜厚とした場合、抵抗体4の中心付近が盛り上がって膜厚がtを超えるため、トリミング可能な領域が図8(a)に示す距離L1に限られてしまうものである。ここで図8(a)におけるトリミング可能な距離L1は、抵抗体4の幅の1/4程度しかなく、しかもトリミング可能な領域は抵抗体4の膜厚が薄い部分であるため、トリミングしても抵抗値の変化が少なく、そのため、トリミングで抵抗値を調整できる範囲が狭くなるという課題を有していた。
一方、特許文献1には、抵抗体4は単層の態様に限られず印刷・焼成を繰り返すことにより多層化の態様とすることもできるとの記載があるため、図8(b)に示すように、第1の抵抗体4aを印刷・焼成した後、第2の抵抗体4bを印刷・焼成する製造方法が考えられる。しかし、第1の抵抗体4aを印刷・焼成した後、第2の抵抗体4bを印刷した場合、図8(a)と同様に図8(b)においても、抵抗体ペーストはだれて中心付近が盛り上がった形状となるものである。そして、tをトリミング可能な限界の抵抗体の膜厚とした場合、抵抗体4の中心付近が盛り上がって膜厚がtを超えるため、トリミング可能な領域が図8(b)に示す距離L2に限られてしまい、その結果、トリミングで抵抗値を調整できる範囲がこの特許文献1においても、狭くなるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、抵抗体の膜厚が均一で抵抗体の中心付近まで安定した状態でトリミングが可能で、トリミング時の抵抗値上昇率が十分あり、抵抗値の歩留りが良好な抵抗器の製造方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、シート状の絶縁基板に複数の上面電極を印刷して焼成する工程と、前記絶縁基板の上面に前記複数の上面電極と電気的に接続されるように複数の第1の抵抗体を印刷して乾燥する工程と、前記複数の第1の抵抗体を覆うように複数の第2の抵抗体を印刷して焼成する工程とを備えたもので、この製造方法によれば、絶縁基板の上面に複数の上面電極と電気的に接続されるように複数の第1の抵抗体を印刷して乾燥する工程と、前記複数の第1の抵抗体を覆うように複数の第2の抵抗体を印刷して焼成する工程とを備えているため、抵抗体ペーストがだれることはなく、これにより、抵抗体の表面は平滑で膜厚が均一となるため、抵抗体の中心付近まで安定した状態でトリミングが可能となり、そしてこのトリミング時の抵抗値上昇率も十分あるため、抵抗値の歩留りも良好である抵抗器が得られるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項2に記載の発明は、シート状の絶縁基板に複数の上面電極を印刷して焼成する工程と、前記絶縁基板の上面に前記複数の上面電極と電気的に接続されるように複数の抵抗体をn層(nは3以上の整数)重ねて形成する工程を含む抵抗器の製造方法において、1層目の抵抗体から(n−1)層目の抵抗体までは前記複数の上面電極と電気的に接続されるように順次重ねて印刷して乾燥させるようにし、n層目の抵抗体は前記複数の上面電極と電気的に接続されるように(n−1)層目の抵抗体に重ねるように印刷して焼成するようにしたもので、この製造方法によれば、1層目の抵抗体から(n−1)層目の抵抗体までは複数の上面電極と電気的に接続されるように順次重ねて印刷して乾燥させるようにし、n層目の抵抗体は前記複数の上面電極と電気的に接続されるように(n−1)層目の抵抗体に重ねるように印刷して焼成するようにしているため、抵抗体ペーストがだれることはなく、これにより、抵抗体の表面は平滑で膜厚が均一となるため、抵抗体の中心付近まで安定した状態でトリミングが可能となり、そしてこのトリミング時の抵抗値上昇率も十分あるため、抵抗値の歩留りも良好である抵抗器が得られるという作用効果を有するものである。また、抵抗体は3層以上順次重ねて印刷することにより形成するようにしているため、抵抗体を2層重ねて印刷する場合に比べて抵抗体を厚く形成することができ、これにより、小形で低い抵抗値特性を有する抵抗器が得られるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項3に記載の発明は、特に、絶縁基板の上面と裏面に抵抗体を形成するようにしたもので、この製造方法によれば、絶縁基板の上面と裏面に抵抗体を形成するようにしているため、絶縁基板の上面のみに抵抗体を形成する場合に比べて抵抗値が約半分になり、これにより、小形で低い抵抗値特性を有する抵抗器が得られるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項4に記載の発明は、特に、抵抗体の乾燥温度を300℃以下にしたもので、この製造方法によれば、抵抗体を高温で焼成せずに低温で乾燥させるようにしているため、第1の抵抗体を覆うように第2の抵抗体を印刷した直後に第2の抵抗体のペースト中の溶剤が第1の抵抗体に吸い込まれることになり、これにより、第2の抵抗体のペーストがだれにくくなるため、抵抗体の膜厚は均一となり、そして抵抗体の中心付近まで安定した状態でトリミングが可能となり、かつトリミング時の抵抗値上昇率も十分あるため、抵抗値の歩留りも良好である抵抗器が得られるという作用効果を有するものである。
以上のように本発明の抵抗器は、絶縁基板の上面に複数の上面電極と電気的に接続されるように複数の第1の抵抗体を印刷して乾燥する工程と、前記複数の第1の抵抗体を覆うように複数の第2の抵抗体を印刷して焼成する工程とを備えているため、抵抗体ペーストがだれることはなく、これにより、抵抗体の表面は平滑で膜厚が均一となるため、抵抗体の中心付近まで安定した状態でトリミングが可能となり、そしてこのトリミング時の抵抗値上昇率も十分あるため、抵抗値の歩留りも良好である抵抗器が得られるという優れた効果を奏するものである。
以下、本発明の一実施の形態を用いて、本発明の請求項1〜4に記載の発明について説明する。
図1(a)は本発明の一実施の形態における抵抗器の縦断面図、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図、図2(a)〜(c)、図3(a)〜(c)、図4(a)〜(d)は同抵抗器の製造方法を示す製造工程図である。
図1(a)(b)において、11は純度96%のアルミナからなる矩形状の絶縁基板、12は前記絶縁基板11の裏面両端部に設けられた一対の裏面電極、13は前記絶縁基板11の上面両端部に設けられた一対の上面電極である。14aは前記一対の上面電極13に電気的に接続されるように形成された第1の抵抗体、14bは前記第1の抵抗体14aの上面を覆うように形成された第2の抵抗体、15は前記第1の抵抗体14aと第2の抵抗体14bに形成されたトリミング溝、16は前記第1の抵抗体14aと第2の抵抗体14bの全面と前記一対の上面電極13の一部を覆う保護層である。17は前記一対の裏面電極12および一対の上面電極13と電気的に接続されるように絶縁基板11の両端面に設けられた一対の端面電極である。18は前記一対の裏面電極12、上面電極13および端面電極17の表面に形成されたニッケルめっき層、19は前記ニッケルめっき層18の表面に形成された錫めっき層である。
次に、本発明の一実施の形態における抵抗器の製造方法を、図2(a)〜(c)、図3(a)〜(c)、図4(a)〜(d)に示す製造工程図に基づいて説明する。
まず、図2(a)に示すように、一次分割溝11aと二次分割溝11bを有し、かつ純度96%のアルミナからなるシート状の絶縁基板11cの裏面に、一次分割溝11aを跨ぐように銀、銀パラジウム合金、銅等の厚膜導電性ペーストからなる裏面電極12をスクリーン印刷し、ピーク温度850℃のプロファイルで焼成することにより、裏面電極12を安定な膜とする。
次に、図2(b)に示すように、シート状の絶縁基板11cの上面に、一次分割溝11aを跨ぐように銀、銀パラジウム合金、銅等の厚膜導電性ペーストからなる上面電極13をスクリーン印刷し、ピーク温度850℃のプロファイルで焼成することにより、上面電極13を安定な膜とする。なお、ここで裏面電極12と上面電極13は同時に焼成してもよいものである。
次に、図2(c)に示すように、シート状の絶縁基板11cの上面に、上面電極13と電気的に接続されるように銀パラジウム合金、銅ニッケル合金等の厚膜導電性ペーストからなる第1の抵抗体14aをスクリーン印刷して乾燥させる。この場合、第1の抵抗体14aを印刷した後、焼成まで実施してしまうと、この第1の抵抗体14aが緻密な状態で安定な膜となるため、第1の抵抗体14aの上に後述する第2の抵抗体14bを印刷した場合、第2の抵抗体14bのペーストがだれて中心付近が盛り上がった状態となる。そのため、第1の抵抗体14aを印刷した後は、低温で乾燥させるように留めておく必要がある。その際の乾燥温度は、第1の抵抗体14aに含まれる溶剤成分は揮発するが金属粒子は焼結しない条件とすることが好ましく、その乾燥温度は300℃以下で、より好ましくは200℃以下である。
なお、上記抵抗体は第1の抵抗体14aと第2の抵抗体14bの2層構造に限定されるものではなく、3層以上からなる多層構造としてもよいものである。その場合は、n層の抵抗体(nは3以上の整数)を順次重ねて形成する工程において、1層目の抵抗体から(n−1)層目の抵抗体までは上面電極13と電気的に接続されるように印刷・乾燥までを行って焼成は行わず、そしてn層目の抵抗体は上面電極13と電気的に接続されるように(n−1)層目の抵抗体に重ねて印刷して焼成するものである。また、抵抗体の形成はシート状の絶縁基板11cの上面のみに限定されるものではなく、シート状の絶縁基板11cの上面と裏面に抵抗体を形成してもよいものであり、この場合はシート状の絶縁基板11cの上面のみに抵抗体を形成する場合に比べて同一サイズで抵抗値が約半分になるため、小形で低い抵抗値特性を有する抵抗器が得られるものである。
次に、図3(a)に示すように、シート状の絶縁基板11cの上面に、第1の抵抗体14aを覆うように第1の抵抗体14aと同じ材料を用いて第2の抵抗体14bをスクリーン印刷し、ピーク温度850℃のプロファイルで焼成することにより、第1の抵抗体14aと第2の抵抗体14bを安定な膜とする。この第2の抵抗体14bの形成工程においては、第2の抵抗体14bの印刷直後に、第2の抵抗体14bのペースト中に含まれる溶剤が乾燥状態である第1の抵抗体14aに吸い込まれるため、第2の抵抗体14bのペーストはだれにくく、これにより、第2の抵抗体14bの表面は平滑で膜厚が均一となるものである。なお、この場合、第2の抵抗体14bに、第1の抵抗体14aと異なる抵抗体材料を用いることにより、抵抗器の特性を制御するようにしてもよいものである。
次に、図3(b)に示すように、第1の抵抗体(図示せず)と第2の抵抗体14bにレーザー等を用いてトリミング溝15を形成することにより、抵抗値を所望の値に調整する。なお、第2の抵抗体14bは、トリミング溝15を形成する前に、プリコートガラス層(図示せず)で覆ってもよいものである。
次に、図3(c)に示すように、第2の抵抗体14bとトリミング溝15を覆うように保護層16を形成する。
次に、図4(a)に示すように、一次分割溝11aに沿ってシート状の絶縁基板11cを分割することにより、短冊状基板11dを得る。
次に、図4(b)に示すように、上面電極13と裏面電極(図示せず)を電気的に接続するように、短冊状基板11dの両端面に端面電極17を薄膜スパッタや導電性樹脂ペースト等により形成する。
次に、図4(c)に示すように、二次分割溝11bに沿って短冊状基板11dを分割することにより、個片状基板11eを得る。
最後に、図4(d)に示すように、上面電極13と裏面電極(図示せず)と端面電極17の表面に、ニッケルめっき層(図示せず)と錫めっき層19を形成することにより、本発明の一実施の形態における抵抗器を得ることができる。
図5(a)(b)は、従来の抵抗器と本発明の一実施の形態における抵抗器の断面形状を比較した図である。図5(a)に示す従来の抵抗器のように抵抗体4を1層のみ印刷して焼成したものにおいては、抵抗体4の印刷時にペーストがだれて中心付近が盛り上がった形状となるため、抵抗体4の中心付近がトリミング可能な限界の抵抗体膜厚tを超えることになり、これにより、トリミング可能な領域が図5(a)に示す距離L3に限られてしまうため、抵抗体4の幅の1/4程度しかトリミングできず、かつトリミング可能な部分が抵抗体の薄い部分であるため、トリミング時の抵抗値修正倍率は1.1倍程度にしかならず、そして目標抵抗値の約90%以上の初期抵抗値を持つ抵抗体だけが抵抗値修正可能であるため、十分な抵抗値歩留りを得ることは困難なものであった。
これに対し、図5(b)に示す本発明の一実施の形態の抵抗器のように、第1の抵抗体14aを印刷して乾燥させた後に第2の抵抗体14bを印刷して焼成したものにおいては、抵抗体ペーストがだれることはなく第2の抵抗体14bの表面が平らで膜厚が均一になるため、抵抗体14の中心付近でもトリミング可能な限界である抵抗体膜厚tを超えることはなく、これにより、トリミング可能な領域は図5(b)に示す距離L4となるものである。このため、本発明の一実施の形態においては、抵抗体14の中心付近(抵抗体14の幅の1/2)までトリミングが可能となり、そしてトリミング時の抵抗値修正倍率は1.6倍程度になるため、目標抵抗値の約63%以上の初期抵抗値を持つ抵抗体の修正が可能であり、十分な抵抗値歩留りを得ることが可能となるものである。
上記した本発明の一実施の形態における抵抗器と従来の抵抗器を、それぞれ1万個ずつ作製して両者の抵抗値歩留りを比較してみた。従来の抵抗器はトリミング前の初期抵抗値95mΩ狙いで、本発明の一実施の形態における抵抗器はトリミング前の初期抵抗値82mΩ狙いでそれぞれ作製し、それぞれの抵抗体をトリミングして抵抗値を調整し、100mΩの抵抗器を作製した。図6(a)(b)は、従来例と本発明の一実施の形態におけるトリミング前の初期抵抗値分布曲線(一点鎖線で示した狙い値を中心とした分布)ならびにトリミングによって目標抵抗値100mΩに修正可能な範囲(太線の両矢印)を示したものである。この図6(a)(b)から明らかなように、従来の抵抗器では抵抗値歩留りが68%と低い結果であったが、本発明の一実施の形態における抵抗器では抵抗値歩留りが100%という具合に良好な結果が得られた。
本発明に係る抵抗器の製造方法は、抵抗体を厚く印刷しても抵抗体の膜厚が均一なものが得られ、また抵抗体の中心付近まで安定した状態でトリミングが可能となり、そしてこのトリミング時の抵抗値上昇率も十分あるため、抵抗値の歩留りも良好である抵抗器が得られるという効果を有するものであり、特に抵抗体を厚く形成するようにした低い抵抗値で高精度が要求される角形チップ抵抗器に適用することにより有用となるものである。
(a)本発明の一実施の形態における抵抗器の断面図、(b)図1(a)のA−A線断面図 (a)〜(c)同抵抗器の製造方法を示す製造工程図 (a)〜(c)同抵抗器の製造方法を示す製造工程図 (a)〜(d)同抵抗器の製造方法を示す製造工程図 (a)(b)従来の抵抗器の断面図および本発明の一実施の形態における抵抗器の断面図 (a)(b)従来の抵抗器と本発明の一実施の形態における抵抗器のトリミング前の初期抵抗値分布と歩留りの関係を示す図 (a)従来の抵抗器の断面図、(b)図7(a)のB−B線断面図 (a)(b)従来の抵抗器の断面図
符号の説明
11 絶縁基板
11c シート状の絶縁基板
11d 短冊状基板
11e 個片状基板
13 上面電極
14 抵抗体
14a 第1の抵抗体
14b 第2の抵抗体

Claims (4)

  1. シート状の絶縁基板に複数の上面電極を印刷して焼成する工程と、前記絶縁基板の上面に前記複数の上面電極と電気的に接続されるように複数の第1の抵抗体を印刷して乾燥する工程と、前記複数の第1の抵抗体を覆うように複数の第2の抵抗体を印刷して焼成する工程とを備えた抵抗器の製造方法。
  2. シート状の絶縁基板に複数の上面電極を印刷して焼成する工程と、前記絶縁基板の上面に前記複数の上面電極と電気的に接続されるように複数の抵抗体をn層(nは3以上の整数)重ねて形成する工程を含む抵抗器の製造方法において、1層目の抵抗体から(n−1)層目の抵抗体までは前記複数の上面電極と電気的に接続されるように順次重ねて印刷して乾燥させるようにし、n層目の抵抗体は前記複数の上面電極と電気的に接続されるように(n−1)層目の抵抗体に重ねるように印刷して焼成するようにした抵抗器の製造方法。
  3. 絶縁基板の上面と裏面に抵抗体を形成するようにした請求項1または2記載の抵抗器の製造方法。
  4. 抵抗体の乾燥温度を300℃以下にした請求項1〜3のいずれかに記載の抵抗器の製造方法。
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