JP2008016622A - パターン抽出方法,パターン抽出装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】CPパターンの抽出において、スループットを向上させる。
【解決手段】レイアウトパターンをマトリクス状に分割してレイアウトパターンマトリクスPを生成した後に、そのレイアウトパターンマトリクスPを第1のカーネルマトリクスK1で畳込み演算し、その畳込み演算された結果に基づいてレイアウトパターンからCPパターンの候補パターンを抽出する。そして、その抽出された候補パターンがレイアウトパターンにおいて繰り返されている繰返し数と候補パターンのホール数とに基づいて、その候補パターンをCPパターンとして特定した後に、レイアウトパターンマトリクスPを第2のカーネルマトリクスK2で畳込み演算する。そして、その畳込み演算された結果に基づいて、レイアウトパターンからCPパターンを抽出する。
【選択図】図4
【解決手段】レイアウトパターンをマトリクス状に分割してレイアウトパターンマトリクスPを生成した後に、そのレイアウトパターンマトリクスPを第1のカーネルマトリクスK1で畳込み演算し、その畳込み演算された結果に基づいてレイアウトパターンからCPパターンの候補パターンを抽出する。そして、その抽出された候補パターンがレイアウトパターンにおいて繰り返されている繰返し数と候補パターンのホール数とに基づいて、その候補パターンをCPパターンとして特定した後に、レイアウトパターンマトリクスPを第2のカーネルマトリクスK2で畳込み演算する。そして、その畳込み演算された結果に基づいて、レイアウトパターンからCPパターンを抽出する。
【選択図】図4
Description
本発明は、パターン抽出方法,パターン抽出装置および半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置を製造する際には、リソグラフィ技術を用いて、微細なパターンが加工されている。
このリソグラフィ技術においては、半導体装置の高集積化や、動作速度の高速化の要求に対応するために、より高い解像度でパターンを微細加工することが求められており、紫外線を用いる光リソグラフィ技術に代わって、電子線を用いる電子線リソグラフィ技術が利用されている。
この電子線リソグラフィ技術においては、ポイントビーム型露光方式が知られている。このポイントビーム型露光方法では、細く絞った電子線ビームで、パターンの全てを塗りつぶすように、露光を実施する。しかし、このポイントビーム型露光方式は、複数のパターンのそれぞれを、順次、描画するように露光するために、描画時間が長くなる。このため、高いスループットで半導体装置を製造することが容易ではないために、工業的に量産する場合には、このポイントビーム型露光方式は適さない。このため、電子線リソグラフィ技術においては、可変成形ビーム型露光方法が提案され、パターンの形状に応じて電子線ビームの大きさを可変して露光を実施することによって、スループットの向上を図っている。しかしながら、微細化が進行するに伴い、微細なパターンをポイントビーム型露光方式で露光する割合が増加してきているため、この可変成形ビーム型露光方法によるスループット向上の効果が、少なくなってきている。
そこで、さらに、スループットを向上させるために、部分一括図形照射型露光方式が提案されている。この部分一括図形照射型露光方式は、キャラクタプロジェクション(Character Projection:CP)方式とも、称される。このCP方式は、半導体装置として製造するLSI(Large−Scale Integration)のレイアウトパターンにおいて繰返して描画されるCPパターンを抽出し、その抽出したCPパターンをマスクパターンとして予めCPマスクに形成する。そして、このCPマスクに形成されたCPパターンを必要に応じて転写することで、スループットの向上を実現させている。
ところで、半導体ビジネス環境は、SOC(System On Chip)に代表されるように、メモリからシステムLSIへと変わってきている。このため、主としてスタンダードセルで構成されたLSIのレイアウトパターンにおいては、繰り返し転写されるCPパターンを抽出して、その抽出したCPパターンでCPマスクを作製している(たとえば、特許文献1参照)。ここでは、LSIのレイアウトパターン毎に、CPマスクを形成するのではなく、汎用性を確保する観点から、要素図形レベルでCPマスクを作成し、そのレイアウトパターンから、その要素図形レベルのCPパターンを抽出して、CPマスクを形成している。この方法においては、図形情報抽出という複雑なステップを要するが、CPパターンへの置換効率が低いため、スループットの向上が十分でない場合がある。
一方で、光リソグラフィ用のフォトマスクにおいては、価格の高騰が顕在化してきている。このため、多品種少量の用途が中心となるシステムLSIにおいては、従来のスタンダードセル方式にて製造していたのでは、十分な採算を得ることが困難な状況になってきている。この不具合を改善するために、ストラクチャードASIC技術が注目されてきている。このストラクチャードASICでは、下層の配線層を含む汎用部分を予め形成しておき、その他の上層の配線層とホール層の数層をカスタマイズ化することで、多品種少量用途のシステムLSIに対応している。ここでは、光リソグラフィ用のフォトマスクを数層分に対応するように用意すれば足りる。このため、そのフォトマスクにより生ずるコストの大幅な上昇を避けることができるとともに、予め作られた汎用部分から製造が始められるために、短TAT化が実現できる。また、このストラクチャードASIC技術として、ホール1層のみで、カスタマイズを行う技術も提案されている。
この提案のように、ホール1層のみのカスタマイズ層に電子ビーム露光を適用することによって多品種少量用途のシステムLSIが容易に生産できれば、光リソグラフィ用のフォトマスクも不要となり、光リソグラフィ用のフォトマスクの製造や検査にかかる費用と時間とが削減できるため、低コストで、短TATな生産環境を実現することができる。しかし、スタンダードセルを基準にしたCPパターンの抽出と照合とによる方法では、露光データを得るまでの手続きが複雑な上に、ショット数が低減できず、生産レベルに見合うような、スループットを達成することが困難である。このため、ホールパターンのCP生成および露光に着目した技術が開示されている(特許文献2,3参照)。
特開2005−064404号公報
特開2004−259744号公報
特開2002−252158号公報
しかしながら、これらにおいては、対象とするLSIの設計レイアウトパターンにおいて使用される頻度に基づいて、CPパターンを決めることにしているため、LSIの設計レイアウトパターンからCPパターンを抽出する方法は、スタンダードセルを基準にしたアプローチと同じである。このため、上述したような不具合を十分に解決することは困難である。
また、その他に、格子上の全ての点にホールを形成したCPパターンを用意しておき、第1成形アパーチャで、その一部を選択して露光する場合には、格子上で1次元または2次元に連続したホールの場合にのみ適用可能である。したがって、ショット数の低減は前者以上に容易ではなく、スループットの向上を実現することが困難である。
上記のように、CP方式にて露光を実施する際においては、スループットを向上させることが困難な場合があった。
したがって、本発明の目的は、CP方式での露光の実施において、スループットを向上することができるパターン抽出方法,パターン抽出装置および半導体装置の製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、レイアウトパターンからCPパターンを抽出するパターン抽出方法であって、前記レイアウトパターンをマトリクス状に分割することによって、レイアウトパターンマトリクスを生成する第1工程と、前記第1工程にて生成された前記レイアウトパターンマトリクスを、カーネルマトリクスで畳込み演算する第2工程と、前記第2工程にて畳込み演算された結果に基づいて、前記レイアウトパターンから前記CPパターンを抽出する第3工程とを有する。
上記の目的を達成するために、本発明は、レイアウトパターンからCPパターンを抽出するパターン抽出方法であって、前記レイアウトパターンをマトリクス状に分割することによって、レイアウトパターンマトリクスを生成する第1工程と、前記第1工程にて生成された前記レイアウトパターンマトリクスを、重み付け係数が中心を介して放射状に対称になるように配置されている第1のカーネルマトリクスで、畳込み演算する第2工程と、
前記第2工程にて畳込み演算された結果に基づいて、前記レイアウトパターンから前記CPパターンの候補パターンを抽出する第3工程と、前記第3工程にて抽出された候補パターンが前記レイアウトパターンにおいて繰り返されている繰返し数と、当該候補パターンのホール数とに基づいて、前記候補パターンを前記CPパターンとして特定する第4工程と、前記第1工程にて生成された前記レイアウトパターンマトリクスを、前記第4工程にて特定された前記CPパターンに対して重み付け係数が中心を基準に180度回転するように配置されている第2のカーネルマトリクスで畳込み演算する第5工程と、前記第5工程にて畳込み演算された結果に基づいて、前記レイアウトパターンから前記CPパターンを抽出する第6工程とを有する。
前記第2工程にて畳込み演算された結果に基づいて、前記レイアウトパターンから前記CPパターンの候補パターンを抽出する第3工程と、前記第3工程にて抽出された候補パターンが前記レイアウトパターンにおいて繰り返されている繰返し数と、当該候補パターンのホール数とに基づいて、前記候補パターンを前記CPパターンとして特定する第4工程と、前記第1工程にて生成された前記レイアウトパターンマトリクスを、前記第4工程にて特定された前記CPパターンに対して重み付け係数が中心を基準に180度回転するように配置されている第2のカーネルマトリクスで畳込み演算する第5工程と、前記第5工程にて畳込み演算された結果に基づいて、前記レイアウトパターンから前記CPパターンを抽出する第6工程とを有する。
上記の目的を達成するために、本発明は、レイアウトパターンからCPパターンを抽出するパターン抽出装置であって、前記レイアウトパターンをマトリクス状に分割することによって、レイアウトパターンマトリクスを生成するレイアウトパターンマトリクス生成手段と、前記レイアウトパターンマトリクス生成手段にて生成された前記レイアウトパターンマトリクスデータを、カーネルマトリクスで畳込み演算する畳込み演算手段と、前記畳込み演算手段にて畳込み演算された結果に基づいて、前記レイアウトパターンから前記CPパターンを抽出するCPパターン抽出手段とを有する。
上記の目的を達成するために、本発明は、半導体装置の製造方法であって、前記半導体装置のレイアウトパターンをマトリクス状に分割することによって、レイアウトパターンマトリクスを生成する第1工程と、前記第1工程にて生成された前記レイアウトパターンマトリクスを、カーネルマトリクスで畳込み演算する第2工程と、前記第2工程にて畳込み演算された結果に基づいて、前記レイアウトパターンからCPパターンを抽出する第3工程とを有する。
本発明によれば、キャラクタプロジェクション(CP)方式での露光の実施において、スループットを向上することができるパターン抽出方法,パターン抽出装置および半導体装置の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態について説明する。
(露光装置の構成)
図1は、本発明の実施形態にかかる露光装置1の要部を示す構成図である。
図1は、本発明の実施形態にかかる露光装置1の要部を示す構成図である。
図1に示すように、露光装置1は、電子銃101と、第1成形アパーチャAP1と、成形偏向器104と、第2成形アパーチャAP2と、位置決め偏向器107と、ウエハテーブル108と、制御部109とを有しており、CP方式での露光を実施する。つまり、露光装置1は、LSIのレイアウトパターンにおいて繰り返されているCPパターンを、ウエハWに形成されたフォトレジスト膜PRに転写する。
電子銃101は、カソード電極とアノード電極とグリッド電極とを有しており、カソード電極が放出する熱電子を、グリッド電極がアノード電極へ導き、アノード電極がその電子を加速して電子線ビームとして照射する。ここでは、図1に示すように、第1成形アパーチャAP1の側へ電子線ビームを照射する。
第1成形アパーチャAP1は、図1に示すように、開口が形成された遮光板を含み、電子銃101から照射された電子線ビームの一部を、その開口から通過させることによって成形する。たとえば、矩形形状に成形する。そして、図1に示すように、その第1成形アパーチャAP1によって成形された電子線ビームは、成形偏向器104の側へ射出される。
成形偏向器104は、図1に示すように、第1成形アパーチャAP1によって成形された電子ビームを集光し、その集光した電子線ビームを偏向する。ここでは、成形偏向器104は、制御部109からの制御信号に基づいて、その電子線ビームが第2成形アパーチャAP2において複数の区画された領域を選択的に照射するように、その電子線ビームを偏向する。
第2成形アパーチャAP2は、いわゆるCPマスクであり、CPパターンまたは可変成形パターンに対応するように開口が形成された遮光板を含み、成形偏向器によって偏向された電子線ビームの一部がその開口を通過することによってCPパターンに対応する形状に成形される。本実施形態においては、第2成形アパーチャAP2は、後述するパターン抽出装置201によって抽出されたCPパターンが形成されている。そして、図1に示すように、その第2成形アパーチャAP2によって成形された電子線ビームは、成形偏向器104の側へ射出される。
図2は、本発明の実施形態にかかる第2成形アパーチャAP2を示す平面図である。
図2に示すように、第2成形アパーチャAP2は、マスク基板MSに梁部Hが格子状に形成されている。ここでは、梁部Hは、たとえば、0から99番のようにナンバリングされているように、CPパターンが形成される100個の薄膜領域11と、可変成形パターンが形成される4つの開口領域13とを矩形形状に区画するように、マスク基板MSに形成されている。第2成形アパーチャAP2においては、このように複数の区画された領域は、成形偏向器104によって電子線ビームが選択的に照射される。
位置決め偏向器107は、図1に示すように、第2成形アパーチャAP2によって成形された電子ビームを集光し、その集光した電子線ビームを偏向する。ここでは、ウエハテーブル108に載置されているウエハWに形成されているフォトレジスト膜PRにおいて複数に区画される領域を、制御部109からの制御信号に基づいて選択的に照射するように、その第2成形アパーチャAP2によって成形された電子線ビームを偏向する。
ウエハテーブル108は、載置面を含み、フォトレジスト膜PRが面に形成されたウエハWを、その載置面で支持する。ここでは、ウエハテーブル108は、レジスト塗布装置(図示なし)にてフォトレジスト液が塗布され、加熱処理装置(図示なし)にてプリベーク処理されることによってフォトレジスト膜PRが形成されたウエハWがウエハ搬送系(図示なし)によって外部から搬送される。そして、そのフォトレジスト膜PRが形成されたウエハWを、たとえば、真空吸着によってステージに固定する。また、ウエハテーブル108は、反射鏡(図示なし)が設けられており、その反射鏡に対応するように設置されたレーザー干渉計(図示なし)によって、位置および傾きが検出される。そして、ウエハテーブル108は、駆動モータ(図示なし)を含み、その支持しているウエハWの表面に沿ったx方向と、そのウエハWの表面においてx方向に直交するy方向と、そのウエハWの表面に垂直なz方向とのそれぞれの方向へ駆動モータによって移動する。そして、駆動モータによって、x方向,y方向,z方向の各軸の回転方向へ、そのウエハWを回転移動させて、そのウエハWの表面の傾きが調整される。ここでは、前述のレーザー干渉計によって検出されたウエハテーブル108の位置および傾きに基づいて制御部109が駆動モータを制御して、ウエハテーブル108の位置および傾きが調整される。
制御部109は、コンピュータと、このコンピュータを所定手段として機能させるプログラムとを有しており、各部を制御する。入力されたデバイスの設計パターンに基づいて設定された露光データに対応するように、各部の動作を制御する。
(パターン抽出装置の構成)
以下より、本発明の実施形態にかかるパターン抽出装置201について説明する。
以下より、本発明の実施形態にかかるパターン抽出装置201について説明する。
図3は、本発明の実施形態にかかるパターン抽出装置201のブロック図である。
パターン抽出装置201は、コンピュータと、このコンピュータを所定手段として機能させるプログラムを記憶しているメモリとを有しており、図3に示すように、レイアウトパターンマトリクス生成手段211と、第1の畳込み演算手段212と、CPパターン候補抽出手段213と、CPパターン特定手段214と、第2の畳込み演算手段215と、CPパターン抽出手段216とのそれぞれとして、コンピュータがプログラムによって機能し、デバイスのレイアウトパターンからCPパターンを抽出する。各手段について順次説明する。
レイアウトパターンマトリクス生成手段211は、デバイスのレイアウトパターンをマトリクス状に分割することによって、レイアウトパターンマトリクスをデータとして生成する。
第1の畳込み演算手段212は、レイアウトパターンマトリクス生成手段211にて生成されたレイアウトパターンマトリクスを、第1のカーネルマトリクスで畳込み演算する。本実施形態においては、重み付け係数が当該カーネルマトリクスの中心を介して放射状に対称になるように配置されている第1のカーネルマトリクスを用いて、畳込み演算処理を実行する。
CPパターン候補抽出手段213は、畳込み演算手段212が第1のカーネルマトリクスでレイアウトパターンマトリクスを畳込み演算した結果に基づいて、レイアウトパターンから抽出するCPパターンの候補となる候補パターンを抽出する。
CPパターン特定手段214は、CPパターン候補抽出手段213によって抽出された候補パターンがレイアウトパターンにおいて繰り返されている繰返し数と、当該候補パターンに含まれるホール数とに基づいて、その候補パターンをCPパターンとして特定する。
第2の畳込み演算手段215は、レイアウトパターンマトリクス生成手段211によって生成されたレイアウトパターンマトリクスを、第2のカーネルマトリクスで畳込み演算処理する。本実施形態においては、CPパターン特定手段214によって特定されたCPパターンに対して重み付け係数が中心を基準に180度回転するように配置されている第2のカーネルマトリクスを用いて、そのレイアウトパターンマトリクスを畳込み演算する。
CPパターン抽出手段216は、その第2の畳込み演算手段215によって畳込み演算された結果に基づいて、レイアウトパターンからCPパターンを抽出する。
(動作)
本実施形態のパターン抽出装置201についての動作を説明する。
本実施形態のパターン抽出装置201についての動作を説明する。
図4は、本発明にかかる実施形態において、パターン抽出装置201の動作を示すフロー図である。
まず、図4に示すように、デバイスのレイアウトパターンをマトリクス状に分割することによって、レイアウトパターンマトリクスを生成する(S11)。
ここでは、半導体デバイスの製造にて形成されるホールがレイアウトされたレイアウトパターンについてのデータを、レイアウトパターンマトリクス生成手段211が受けた後に、そのレイアウトパターンをレイアウトパターンマトリクス生成手段211がマトリクス状に分割し、レイアウトパターンマトリクスをデータとして生成する。
図5は、本発明にかかる実施形態において生成したレイアウトパターンマトリクスを概念的に示す図である。
図5に示すように、半導体デバイスの製造において形成されるホールが2次元平面にレイアウトされたレイアウトパターンを、g×hの単位領域になるようにマトリクス状に分割する。たとえば、単位領域が6×6に配置されるように、レイアウトパターンを分割する。そして、これと共に、その分割した単位領域においてホールが位置する場合には1を配置し、ホールが配置されない場合には0を配置する。このようにして、レイアウトパターンマトリクスデータをビットマップデータとして生成する。
つぎに、図4に示すように、レイアウトパターンマトリクスを、第1のカーネルマトリクスで畳込み演算する(S21)。
ここでは、重み付け係数がカーネルマトリクスの中心を介して放射状に対称になるように配置されている第1のカーネルマトリクスK1を用いて、レイアウトパターンマトリクスデータ生成手段211にて生成されたレイアウトパターンマトリクスを第1の畳込み演算手段212が畳込み演算処理を実行する。
具体的には、以下の数式(1)に示されるように、レイアウトパターンマトリクスPを、第1のカーネルマトリクスK1で畳込み演算を実行し、その畳込み演算処理によって算出されるマトリクスWをデータとして取得する。なお、本数式において、レイアウトパターンマトリクスPは、レイアウトパターンをr×sのマトリクスにおいてg×hの単位領域になるように分割されたものであり、第1のカーネルマトリクスK1は、レイアウトパターンにおいて電子線ビームが照射されるCP領域が、レイアウトパターンを分割した単位領域と同じグリッドサイズでm×nに分割され、その単位領域に重み係数が2値化して配置されたものを用いている。そして、畳込み演算処理によって算出されるマトリクスWは、(g+m−1)×(h+n−1)のようにデータがマトリクス状に配置される。また、本数式中、[]は、小数点以下を切り捨てることを示しており、全てのマトリクスは、1以上の要素インデックスからなり、本数式中でマトリクスの要素インデックスが0以下の場合には、その要素値を0とみなす。
図6は、本発明にかかる実施形態において、レイアウトパターンマトリクスを、第1の畳込み演算手段212が畳込み演算処理する様子を概念的に示す図である。
本実施形態においては、図6(a)に示すように、単位領域が3×3に配置されるように分割され、全ての単位領域において重み係数として1を配置された第1のカーネルマトリクスK1を用いる。そして、図6(b),図6(c),図6(d)に順次示すように、第1のカーネルマトリクスK1において中心に位置する単位領域が、レイアウトパターンマトリクスPの各単位領域に位置するように、第1のカーネルマトリクスK1をレイアウトパターンマトリクスPに対して移動し、図6(e),図6(f),図6(g)に順次示すようにマトリクスデータWとして加算する。
すなわち、図6(b)に示すように、レイアウトパターンマトリクスPにおいて、座標(1,1)に対応する部分は、ホールが形成されるために1がデータとして配置されているため、図6(e)に示すように、畳込み演算後のマトリクスWにおいて、座標(1〜3,1〜3)に対応する部分には1が加算される。そして、図6(c)に示すように、レイアウトパターンマトリクスPにおいて、座標(2,1)に対応する部分は、ホールが形成されないために0がデータとして配置されているため、図6(f)に示すように、畳込み演算後のマトリクスWにおいて、座標(2〜4,1〜3)に対応する部分には0が加算される。そして、図6(d)に示すように、レイアウトパターンマトリクスPにおいて、座標(3,1)に対応する部分は、ホールが形成されるために1がデータとして配置されているため、図6(g)に示すように、畳込み演算後のマトリクスWにおいて、座標(3〜5,1〜3)に対応する部分には1が加算される。このため、畳込み演算後のマトリクスWにおいて、座標(3,1〜3)の要素値は2となる。
そして、この動作を、レイアウトパターンマトリクスPにおける全ての単位領域について繰り返すことで、図6(h)に示すように、畳込み演算された後のマトリクスWを得る。
このようにして、レイアウトパターンマトリクスデータを、カーネルマトリクスで畳込み演算する処理を終了する。
つぎに、図4に示すように、レイアウトパターンから抽出するCPパターンの候補となる候補パターンを抽出する(S31)。
ここでは、レイアウトパターンから抽出するCPパターンの候補となる候補パターンを、畳込み演算手段212が第1のカーネルマトリクスK1でレイアウトパターンマトリクスデータを畳込み演算した結果に基づいて、CPパターン候補抽出手段213が抽出する。つまり、上記のように畳込み演算された後のマトリクスWを用いて、CPパターンの候補となる候補パターンを抽出する。
図7は、本発明にかかる実施形態において、CPパターンの候補となる候補パターンを抽出する様子を概念的に示す図である。図7においては、図5に示すように生成されたレイアウトパターンマトリクスPと、図6(h)に示すように取得された畳込み演算後のマトリクスWとを、互いの単位領域が対応するように、重ね合わせて図示している。そして、ここでは、図5に示すようにレイアウトパターンマトリクスPにてホールが形成される領域(図5のPにて1が配置されている領域)を、図6(h)に示すように取得された畳込み演算後のマトリクスWの単位領域をハッチングすることによって図示している。
本実施形態においては、図7に示すように、畳込み演算後のマトリクスWにおいて要素値が最大値である2である部分に、第1のカーネルマトリクスK1の中心座標(2,2)を移動させ、その第1のカーネルマトリクスK1に含まれるホールのパターンを、CPパターンの候補となる候補パターンとして抽出する。具体的には、図7(a),図7(b),図7(c)に示すように、畳込み演算後のマトリクスWにおいて要素値が2である座標(3,1)、(3,2)、(3,3)に、カーネルマトリクスK1の中心座標(2,2)を移動させた場合には、レイアウトパターンマトリクスPにおいて座標(1,1)と座標(3,1)とに配置される2つのホールのパターンがカーネルマトリクスK1に含まれる。そして、図7(d),図7(e)に示すように、畳込み演算後のマトリクスWにおいて要素値が2である座標(6,4)、(7,4)に、カーネルマトリクスK1の中心座標(2,2)を移動させた場合には、レイアウトパターンマトリクスPにおいて座標(6,2)と座標(5,4)とに配置される2つのホールのパターンがカーネルマトリクスK1に含まれる。このため、レイアウトパターンマトリクスPにおいて座標(1,1)と座標(3,1)とに配置された2つのホールからなるパターンと、レイアウトパターンマトリクスPにおいて座標(6,2)と座標(5,4)とに配置される2つのホールからなるパターンを、候補パターンとして抽出する。
本実施形態においては、畳込み演算後のマトリクスWにおいて要素値の最大値が隣接する単位領域間で連続的に算出され、レイアウトパターンマトリクスPにおいてCPパターンとして抽出されるパターンが、カーネルマトリクスにて重複して抽出されている。このため、予め定めたルールに従って、そのパターンを1回のみ抽出するように処理を実行する。具体的には、レイアウトパターンマトリクスPにおいて座標(1,1)と座標(3,1)とに配置された2つのホールからなるパターンは、上記のように第1のカーネルマトリクスK1が複数の位置に移動された際に重複して抽出されるため、この場合には、レイアウトパターンマトリクスPの各単位領域を順次移動する際に最初に抽出されたパターンを候補パターンとする。つまり、図7(f)に示すように、図6(a)にて抽出されたパターンを第1の候補パターンとし、ホールに対応する部分が1になるようにマトリクスデータとして生成する。同様に、レイアウトパターンマトリクスPにおいて座標(6,2)と座標(5,4)とに配置される2つのホールからなるパターンについては、図7(g)に示すように、図7(d)にて抽出されたパターンを第2の候補パターンとし、ホールに対応する部分が1になるようにマトリクスデータとして生成する。
つぎに、図4に示すように、候補パターンをCPパターンとして特定する(S41)。
ここでは、CPパターン候補抽出手段213によって抽出された候補パターンが、候補パターンとしてレイアウトパターンにおいて繰り返して抽出された繰返し数と、当該候補パターンに含まれるホールの数とに基づいて、CPパターン特定手段214が候補パターンをCPパターンとして特定する。
これは、CPマスクに形成するCPパターンの数が有限であるために、上記にて複数抽出された候補パターンにおいて、スループットを向上するに好適なパターンを特定する必要があるために実施する。
具体的には、たとえば、CPパターンとして1つのみのパターンを特定する必要がある場合において、前述のように抽出された第1の候補パターンが、レイアウトパターンにおいて第2の候補パターンよりも繰返し数が多い場合には、第2の候補パターンではなく、その第1の候補パターンをCPパターンとして特定する。なお、上記にて候補パターンとして抽出された第1の候補パターンは、ホールを2つ含むが、他に、ホールが多い候補パターンが抽出された場合には、そのホールが多い候補パターンを、CPパターンとして特定する。
つぎに、図4に示すように、レイアウトパターンマトリクスデータを、第2のカーネルマトリクスで畳込み演算する(S51)
ここでは、レイアウトパターンマトリクス生成手段211によって生成されたレイアウトパターンマトリクスデータを、第2の畳込み演算手段215が第2のカーネルマトリクスK2で畳込み演算処理する。本実施形態においては、CPパターン特定手段214によって特定されたCPパターンに対して重み付け係数が中心を基準に180度回転するように配置されている第2のカーネルマトリクスを用いて、そのレイアウトパターンマトリクスデータを畳込み演算する。すなわち、第2のカーネルマトリクスK2としては、CPパターン特定手段214によって特定されたCPパターンに含まれるホールが、そのCPパターンの中心を回転軸にして180°回転された位置に対応するように、1の重み係数が配置されると共に、その位置以外については0の重み係数が配置されたものを用いる。
図8は、本発明にかかる実施形態において、レイアウトパターンマトリクスを、畳込み演算処理する際に用いる第2のカーネルマトリクスを示す図である。
本ステップにおいては、説明の都合上、上述の図に示したレイアウトパターンマトリクスではなく、図8(a)に示すレイアウトパターンマトリクスPにおいて、図8(b)に示すCPパターンが上記において候補パターンから特定されたものとして説明する。つまり、図8(b)において要素値として1で示すように、3×3のマトリクスにおいて座標(2,1),(3,2),(2,3)にホールが配置されたCPパターンが特定されたものとする。
このため、本実施形態においては、図8(c)に示すように、第2のカーネルマトリクスK2として、単位領域が3×3のマトリクスになるように分割され、その単位領域において重み係数が中心を基準にして、CPパターンが180度回転するように配置されているものを用いる。すなわち、3×3のマトリクスにおいて、座標(2,1),(1,2),(2,3)に1の重み係数が要素値として配置され、その他については、0が配置されたものを用いる。
そして、上記の工程と同様にして、この図8(c)に示す第2のカーネルマトリクスK2を用いて、図8(a)に示すレイアウトパターンマトリクスPを、畳込み演算することによって、図8(d)に示すように、畳込み演算後のマトリクスWをデータとして取得する。なお、この図8(d)においては、図8(a)に示すレイアウトパターンマトリクスPと、ここで取得された畳込み演算後のマトリクスWとを、互いの単位領域が対応するように、重ね合わせて図示している。ここでは、そのレイアウトパターンマトリクスPにてホールが形成される領域を、図8(d)に示すように取得された畳込み演算後のマトリクスWの単位領域をハッチングすることによって図示している。
つぎに、図4に示すように、レイアウトパターンからCPパターンを抽出する(S61)。
ここでは、上記のように第2の畳込み演算手段215によって畳込み演算された結果に基づいて、CPパターン抽出手段216がレイアウトパターンからCPパターンを抽出する。
本実施形態においては、前述の図8(d)に示すように、畳込み演算後のマトリクスWにおいて要素値の最大値が3である。このため、この最大値が3の部分に、第2のカーネルマトリクスK2の中心座標(2,2)を移動させ、その第2のカーネルマトリクスK2に対応する部分において含まれるパターンを、レイアウトパターンマトリクスからCPパターンとして抽出する。そして、そのCPパターンがレイアウトパターンマトリクスにおいて配置されている位置についてのデータを取得する。
この後、その抽出したCPパターンに関するデータを用いて、レイアウトパターン中において対応する部分をCPパターンとして置換し、露光データを生成する。そして、その生成した露光データに対応した条件で、露光装置1が露光を実施する。
以上のように、本実施形態は、レイアウトパターンをマトリクス状に分割することによって、レイアウトパターンマトリクスPを生成した後に、その生成したレイアウトパターンマトリクスPを、重み付け係数が中心を介して放射状に対称になるように配置されている第1のカーネルマトリクスK1で、畳込み演算する。そして、その畳込み演算された結果に基づいて、レイアウトパターンからCPパターンの候補パターンを抽出する。このため、本実施形態は、簡便な処理によりCPパターンの候補パターンを抽出することができるため、処理時間を低減することができる。すなわち、整数演算によって処理を実行するため、高速処理を実現できる。よって、本実施形態は、スループットを向上させることができる。
また、この他に、その抽出された候補パターンがレイアウトパターンにおいて繰り返されている繰返し数と、当該候補パターンのホール数とに基づいて、その候補パターンをCPパターンとして特定した後に、レイアウトパターンマトリクスPを、その特定したCPパターンに対して重み付け係数が中心を基準に180度回転するように配置されている第2のカーネルマトリクスK2で、畳込み演算する。そして、その畳込み演算された結果に基づいて、レイアウトパターンからCPパターンを抽出する。このため、本実施形態は、上記と同様に、簡便な処理によりCPパターンを抽出することができるため、処理時間を低減することができる。よって、スループットを向上させることができる。
なお、上記の実施形態において、パターン抽出装置201は、本発明のパターン抽出装置に相当する。また、上記の実施形態において、レイアウトパターンマトリクス生成手段211は、本発明のレイアウトパターンマトリクス生成手段に相当する。また、上記の実施形態において、第1の畳込み演算手段212は、本発明の畳込み演算手段に相当する。また、上記の実施形態において、CPパターン候補抽出手段213は、本発明のCPパターン抽出手段に相当する。また、上記の実施形態において、第2の畳込み演算手段215は、本発明の畳込み演算手段に相当する。また、上記の実施形態において、CPパターン抽出手段216は、本発明のCPパターン抽出手段に相当する。
また、本発明の実施に際しては、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
たとえば、カーネルマトリクスとしては、単位領域が3×3であるものに限られない。
図9と図10は、本発明にかかる実施形態の変形例を示す図であり、図9が第1のカーネルマトリクスK1で畳込み演算する場合であり、図10が、第2のカーネルマトリクスK2のそれぞれで畳込み演算する場合を示している。図9において、(a)は、第1のカーネルマトリクスK1を示し、(b)は、畳込み演算によって得られたマトリクスWを示し、(c)は、抽出された候補パターンを示している。また、図10において、(a)は、第2のカーネルマトリクスK2を示し、(b)は、その畳込み演算によって得られたマトリクスWを示している。図9と図10とに示すように、10×10のカーネルマトリクスのように、さまざまな単位領域数のカーネルマトリクスを用いることができる。
また、第1のカーネルマトリクスK1としては、全ての重み係数の値が1である場合にかぎられない。
図11は、本発明にかかる実施形態の変形例として、第1のカーネルマトリクスK1を示す図である。
第1のカーネルマトリクスK1は、重み付け係数の値が当該カーネルマトリクスの中心を介して放射状に対称になるように配置されているものが適用可能であり、たとえば、図11に示すように、重み係数として1が配置されている部分の間に、重み係数として0が配置されている場合であってもよい。
この他に、上記の実施形態においては、第1のカーネルマトリクスK1と第2のカーネルマトリクスK2のそれぞれで畳込み演算する工程を含む場合について示したが、これに限定されない。たとえば、既存のCPマスクを使用する場合のように、CPパターンの候補パターンを抽出する必要がない場合には、第1のカーネルマトリクスK1で畳込み演算をする必要がない。
また、パターン照合の際に適用可能であるため、パターン検査や層間重ね合わせ処理などにも応用可能である。
1…露光装置、101…電子銃、AP1…第1成形アパーチャ、104…成形偏向器、AP2…第2成形アパーチャ、107…位置決め偏向器、108…ウエハテーブル、109…制御部201…パターン抽出装置(パターン抽出装置)、211…レイアウトパターンマトリクス生成手段(レイアウトパターンマトリクス生成手段)、212…第1の畳込み演算手段(畳込み演算手段)、213…CPパターン候補抽出手段(CPパターン抽出手段)、214…CPパターン特定手段、215…第2の畳込み演算手段(畳込み演算手段)、216…CPパターン抽出手段(CPパターン抽出手段)
Claims (6)
- レイアウトパターンからCPパターンを抽出するパターン抽出方法であって、
前記レイアウトパターンをマトリクス状に分割することによって、レイアウトパターンマトリクスを生成する第1工程と、
前記第1工程にて生成された前記レイアウトパターンマトリクスを、カーネルマトリクスで畳込み演算する第2工程と、
前記第2工程にて畳込み演算された結果に基づいて、前記レイアウトパターンから前記CPパターンを抽出する第3工程と
を有するパターン抽出方法。 - 前記第2工程において、前記カーネルマトリクスは、重み付け係数が当該カーネルマトリクスの中心を介して放射状に対称になるように配置されている
請求項1に記載のパターン抽出方法。 - 前記第2工程において、前記カーネルマトリクスは、前記CPパターンとして特定させる特定パターンに対して、重み付け係数が、当該カーネルマトリクスの中心を基準に180度回転するように配置されている
請求項1に記載のパターン抽出方法。 - レイアウトパターンからCPパターンを抽出するパターン抽出方法であって、
前記レイアウトパターンをマトリクス状に分割することによって、レイアウトパターンマトリクスを生成する第1工程と、
前記第1工程にて生成された前記レイアウトパターンマトリクスを、重み付け係数が中心を介して放射状に対称になるように配置されている第1のカーネルマトリクスで、畳込み演算する第2工程と、
前記第2工程にて畳込み演算された結果に基づいて、前記レイアウトパターンから前記CPパターンの候補パターンを抽出する第3工程と、
前記第3工程にて抽出された候補パターンが前記レイアウトパターンにおいて繰り返されている繰返し数と、当該候補パターンのホール数とに基づいて、前記候補パターンを前記CPパターンとして特定する第4工程と、
前記第1工程にて生成された前記レイアウトパターンマトリクスを、前記第4工程にて特定された前記CPパターンに対して重み付け係数が中心を基準に180度回転するように配置されている第2のカーネルマトリクスで畳込み演算する第5工程と、
前記第5工程にて畳込み演算された結果に基づいて、前記レイアウトパターンから前記CPパターンを抽出する第6工程と
を有するパターン抽出方法。 - レイアウトパターンからCPパターンを抽出するパターン抽出装置であって、
前記レイアウトパターンをマトリクス状に分割することによって、レイアウトパターンマトリクスを生成するレイアウトパターンマトリクス生成手段と、
前記レイアウトパターンマトリクス生成手段にて生成された前記レイアウトパターンマトリクスデータを、カーネルマトリクスで畳込み演算する畳込み演算手段と、
前記畳込み演算手段にて畳込み演算された結果に基づいて、前記レイアウトパターンから前記CPパターンを抽出するCPパターン抽出手段と
を有するパターン抽出装置。 - 半導体装置の製造方法であって、
前記半導体装置のレイアウトパターンをマトリクス状に分割することによって、レイアウトパターンマトリクスを生成する第1工程と、
前記第1工程にて生成された前記レイアウトパターンマトリクスを、カーネルマトリクスで畳込み演算する第2工程と、
前記第2工程にて畳込み演算された結果に基づいて、前記レイアウトパターンからCPパターンを抽出する第3工程と
を有する半導体装置の製造方法。
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