JP2008016150A - 回転円板形記憶装置 - Google Patents

回転円板形記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008016150A
JP2008016150A JP2006187901A JP2006187901A JP2008016150A JP 2008016150 A JP2008016150 A JP 2008016150A JP 2006187901 A JP2006187901 A JP 2006187901A JP 2006187901 A JP2006187901 A JP 2006187901A JP 2008016150 A JP2008016150 A JP 2008016150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head gimbal
rotating disk
flange
head
gimbal assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006187901A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Deguchi
隆明 出口
Hiroshi Nozaki
浩史 野崎
Hiroshi Matsuda
浩 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HGST Netherlands BV
Original Assignee
Hitachi Global Storage Technologies Netherlands BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Global Storage Technologies Netherlands BV filed Critical Hitachi Global Storage Technologies Netherlands BV
Priority to JP2006187901A priority Critical patent/JP2008016150A/ja
Priority to US11/825,459 priority patent/US7885041B2/en
Publication of JP2008016150A publication Critical patent/JP2008016150A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4813Mounting or aligning of arm assemblies, e.g. actuator arm supported by bearings, multiple arm assemblies, arm stacks or multiple heads on single arm
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5569Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks details of specially adapted mobile parts, e.g. electromechanical control devices

Landscapes

  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

【課題】磁気ディスクに対するヘッド・ジンバル・アセンブリの傾き量を安定させる。
【解決手段】ヘッド・ジンバル・アセンブリ10A、キャリッジ11及びヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bが積層され、ピボット・カートリッジ15、スプリング・ワッシャ18及びナット19により固定されているヘッド・スタック・アセンブリ4において、ピボット・カートリッジ15の一端に形成されたフランジ15dの接触面150に、フランジ15dの半径方向に長さを有する円環状の凹部151を形成して、フランジ15dの半径方向においてヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aのマウントプレート14の2箇所を部分的に支持できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は磁気ディスク装置や光磁気ディスク装置などの回転円板形記憶装置に関し、特に、ヘッド・ジンバル・アセンブリの取付精度を向上させる構造を備えた回転円板形記憶装置に関する。
回転円板形記憶装置である磁気ディスク装置は、パーソナル・コンピュータやサーバなどのデータ記録装置として使用されている。
この磁気ディスク装置は、表面に磁性層が形成された記録面を備えスピンドル軸を中心にして回転するように設けられた円板状の磁気ディスクと、ヘッド・スタック・アセンブリと、磁気ディスクに対するデータの読み書き及びヘッド・スタック・アセンブリの動作を制御する制御ユニットとを備えている。
ヘッド・スタック・アセンブリは、ヘッド・ジンバル・アセンブリ、キャリッジ及びピボット・カートリッジから構成され、ヘッド・ジンバル・アセンブリはキャリッジに装着するためのマウントプレートにサスペンション・ロードビームが固定されているものである。サスペンション・ロードビームは、磁気ディスクとの間でデータを読み書きする磁気ヘッドと、磁気ヘッドが取り付けられ空気軸受面(ABS)を提供するスライダとを備えている。キャリッジの一部にはコイル・サポートが形成され、このコイル・サポートがボイス・コイルを保持している。コイル・サポートは、ボイス・コイル・マグネットとボイス・コイル・ヨークで形成される磁界の中に配置され、ボイス・コイル・マグネットとボイス・コイル・ヨークとボイス・コイルはキャリッジを回動させる駆動力を生成するボイス・コイル・モータ(VCM)を構成する。ピボット・カートリッジは、ヘッド・ジンバル・アセンブリのマウントプレート及びキャリッジに設けられた開口が嵌め込まれて、このヘッド・ジンバル・アセンブリ及びキャリッジを積層する。積層されたヘッド・ジンバル・アセンブリ及びキャリッジをフランジとナットで挟み込んで固定してピボット・カートリッジに固定する。このように構成されたヘッド・スタック・アセンブリは、ピボット軸を中心に回動させることができる。
磁気ディスクが回転すると、表面の気流が空気軸受を形成しスライダの空気軸受面に浮力を与えてスライダを磁気ディスク表面からわずかに持ち上げる。ボイス・コイル・モータの駆動力により、スライダは磁気ディスク表面上からわずかに浮かんだ状態で磁気ディスクのほぼ半径方向にピボット軸を中心に回動して、磁気ヘッドがディスク表面の所定の位置でデータの読み書きをすることができる。
このような磁気ディスク装置は、近年、ノートブック型パーソナル・コンピュータや、ポータブルメディアプレーヤ、携帯音楽プレーヤ、デジタルビデオカメラなどの情報家電機器に使用され、この情報家電機器に内蔵された磁気ディスク装置のデータ記録媒体であるハード・ディスク、即ち、磁気ディスクは技術の進歩に伴い、データ記録密度が増大されると共に超小型化が促進されている。磁気ディスクの小型化が促進されることにより、2.5型(2.5インチ(約6.35cm)タイプ)や、さらには1型(1インチ(約2.54cm)タイプ)が開発されている。超小型の磁気ディスク装置では、従来の装置に比べて、構成機器の寸法公差が一層小さくなり、その加工精度、取付精度を一層厳格に維持することが求められている。一例として、磁気ディスク装置には、ディスク・エンクロージャのベースに対して磁気ディスクとヘッド・スタック・アセンブリが別々の構成機器として取り付けられるが、動作時にヘッド・ジンバル・アセンブリに取り付けられるスライダは、磁気ディスクの記録面から一定の高さで浮上するように構成される。したがって、組み立てられた状態で磁気ディスクの記録面の高さに対するヘッド・ジンバル・アセンブリの高さは厳格に公差の範囲内に収めなければならない。そのためには、磁気ディスクが高い精度でベースに取り付けられると共に、ヘッド・ジンバル・アセンブリも平行度を厳格に維持してピボット・カートリッジに固定される必要がある。
このような磁気ディスク装置として、フランジとナットに、挟み込むマウントプレート(アーム)に向かって突出した円弧状に形成された接触部を設けた磁気ディスク装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この接触部はフランジやナットの半径方向に長さを有する円環状で形成されている。この磁気ディスク装置によれば、フランジとナットの各接触部がマウントプレート(アーム)に対して線接触状態を維持することができるので、フランジとナットの各接触面の平面度がマウントプレート(アーム)に与える影響を低減することができる。
特開平8−203224号公報
しかしながら、背景技術に記載した磁気ディスク装置では、接触部はフランジやナットの半径方向の断面において1箇所しか設けられていないので、マウントプレートは接触部の形状に倣って傾く場合がある。このようにマウントプレートが接触部の形状に倣って傾く理由は、マウントプレートの開口の端面が接触部で支持されなくなるからである。なお、マウントプレートの傾き方向が磁気ディスクから離れていく方向の場合には、フランジあるいはキャリッジの厚みを調整することでマウントプレートの傾きを吸収させ、ヘッド・ジンバル・アセンブリの先端の高さ位置だけをノミナル値に近づける方法が考えられる。しかし、この方法では、マウントプレートと磁気ディスクとのクリアランスが、マウントプレートのフランジ及びキャリッジと積層される部分に近くなるほど小さくなるので、これらが干渉してしまう可能性が高くなる。よって、この方法により高さ位置の変位を小さくすることは非常に難しい。
また、製造ばらつきによってピボット・カートリッジ(ハブ)を開口に挿入できなくなることを防ぐために、ピボット・カートリッジと開口との間に隙間を設けているので、接触部で支持するマウントプレートの位置が隙間の範囲内でずれる場合がある。このようにマウントプレートの位置がずれると、ヘッド・ジンバル・アセンブリの高さ位置がばらつくことになる。
そこで本発明の目的は、ヘッド・スタック・アセンブリを磁気ディスク装置等の回転円板形記憶装置に組み込んだときに、ヘッド・ジンバル・アセンブリと回転円板形記録媒体との相対的な位置関係の精度を向上することができる構造を備えた回転円板形記憶装置を提供することにある。
本発明の原理は、ナットと共にヘッド・ジンバル・アセンブリとキャリッジとを積層した状態で挟み込んで固定する部材に、ヘッド・ジンバル・アセンブリを2箇所で支持する部位を設けることで、ヘッド・ジンバル・アセンブリを安定した状態で固定する点にある。
本発明の第1の態様は、回転円板形記録媒体と、回転円板形記録媒体からデータの読み取りを行うヘッドが取り付けられたスライダが搭載され後端部に第1の開口が設けられたヘッド・ジンバル・アセンブリと、ヘッド・ジンバル・アセンブリが取り付けられ第2の開口が設けられたキャリッジと、ヘッド・ジンバル・アセンブリの積層面に接触するフランジを含み、積層面をフランジの半径方向の断面において2箇所で支持する支持構造がフランジに形成され、第1の開口と第2の開口を貫通するピボット部材とを備え、ピボット部材にねじ作用で嵌め込まれヘッド・ジンバル・アセンブリおよびキャリッジを積層した状態でピボット部材に固定するものである。
この第1の態様によれば、フランジに形成された支持構造がヘッド・ジンバル・アセンブリの2箇所を部分的に支持するので、フランジの平面度に影響されることなく而もヘッド・ジンバル・アセンブリが支持構造の形状に倣って傾いてしまうことを防ぐことが可能になる。したがって、ヘッド・ジンバル・アセンブリの高さ位置を安定させることができる。
また、本発明の第2の態様は、回転円板形記録媒体と、回転円板形記録媒体からデータの読み取りを行うヘッドが取り付けられたスライダが搭載され後端部に第1の開口が設けられたヘッド・ジンバル・アセンブリと、積層された複数の回転円板形記録媒体それぞれに対応してヘッド・ジンバル・アセンブリが複数積層された状態で取り付けられると共に第2の開口が設けられたキャリッジと、キャリッジに対して最も上に取り付けられたヘッド・ジンバル・アセンブリの積層面に対して部分的に接触するように、第1の開口の周囲に沿った状態の2つの突出部が一定の間隔で離間されて形成された平面を有する固定部材と、一端に固定部材が他端にねじ部が設けられ複数のヘッド・ジンバル・アセンブリの第1の開口とキャリッジの第2の開口を貫通する回転部材と、回転部材のねじ部にねじ作用で嵌め込まれ複数のヘッド・スタック・アセンブリ及びキャリッジを積層して固定部材で挟み込むことで回転部材に固定するナットとを備えたものである。
この第2の態様によれば、固定部材の2つの突出部がキャリッジに対して最も上に取り付けられたヘッド・ジンバル・アセンブリの2箇所を部分的に支持するので、固定部材の平面の平面度に影響されることなく而もヘッド・ジンバル・アセンブリが支持手段の形状に倣って傾いてしまうことを防ぐことが可能になる。したがって、ヘッド・ジンバル・アセンブリの高さ位置を安定させることができる。
本発明により、ヘッド・スタック・アセンブリを磁気ディスク装置等の回転円板形記憶装置に組み込んだときに、ヘッド・ジンバル・アセンブリと回転円板形記録媒体との相対的な位置関係の精度を向上することができる構造を備えた回転円板形記憶装置を提供することができた。
以下、本発明の回転円板形記憶装置を実施するための最良の形態例について、図面を参照して説明する。図1は本発明における一の実施の形態例に係る磁気ディスク装置の主要部でヘッド・スタック・アセンブリを示す図で、(A)は側面図、(B)はピボット・カートリッジの斜視図、(C)はピボット・カートリッジの平面図である。図2は本発明における磁気ディスク装置の概略構成を示す平面図である。図3はヘッド・スタック・アセンブリを示す部分詳細図である。図4(A)、(B)はピボット・カートリッジのフランジの実施例を示す部分断面図である。
本発明を実施するための最良の一形態である回転円板形記憶装置である例えば磁気ディスク装置は図2に示すように、ベース2Aとベース2Aの上部を蓋するカバー(図示せず)とで形成された空間を有するディスク・エンクロージャ2の中に、回転円板形記録媒体である円板状の磁気ディスク3と、ヘッド・スタック・アセンブリ4とが収納されている。また、ベース2A内にはフレキシブル・ケーブル5及びこのフレキシブル・ケーブル5に装着された外部接続端子6が組み込まれ、この外部接続端子6はディスク・エンクロージャ2の外部に設けられる制御回路基板(図示せず)が接続される。
磁気ディスク3は、データの記録用に中央の大部分を占める記録面3aと、記録面の外径近辺にデータの記録には利用しない非記録面3bとを表面と裏面に備えている。このような磁気ディスク3は、ベース2Aの底面に平行に配置され当該ベース2Aに設けられたスピンドル・モータ(図示せず)のロータ部にねじ止めされており、このスピンドル・モータによりスピンドル軸7を中心にして回転駆動するように構成されている。
ヘッド・スタック・アセンブリ4は図1(A)、図2、図3に示すように、例えば2つのヘッド・ジンバル・アセンブリ10A、10Bと1つのキャリッジ11とから構成され、第1のヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aがキャリッジ11の上側取付面11aに装着され、第2のヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bがキャリッジ11の下側取付面11bに装着されている。このヘッド・ジンバル・アセンブリ10A、ヘッド・ジンバル・アセンブリ10B間に磁気ディスク3が配置されている。
ヘッド・ジンバル・アセンブリ10A、10Bは、それぞれスライダ12が先端部に取り付けられるサスペンション・ロードビーム13と、このサスペンション・ロードビーム13が連結固定されるマウントプレート14とから構成されている。
サスペンション・ロードビーム13の先端部に取り付けられたスライダ12の先端には、磁気ディスク3からのデータの読み出しを行う磁気ヘッド(図示せず)が取り付けられている。この磁気ヘッドが取り付けられたスライダ12は、磁気ディスク3の両面に対応させるためにそれぞれのサスペンション・ロードビーム13に設けられている。このような磁気ヘッドは、電気信号と磁気信号を双方向に変換し、磁気ディスク3との間でデータの読み書きをすることができる。なお、磁気ヘッドは、磁気ディスク3のデータ領域3aへの書き込みを行わずに、記録された磁気信号を読み出して電気信号に変換することで情報を再生する読み出し磁気ヘッドのみの構成でもよい。また、スライダ12は、底面に空気軸受(ABS)面が形成され、回転する磁気ディスク3の表面に発生した気流がスライダ12の空気軸受面に当たることで浮力が与えられ、磁気ディスク表面から僅かの間隙を維持しながら飛行して所定の位置に位置づけられるようになっている。このように磁気ディスク3の記録面とスライダ12を搭載するヘッド・ジンバル・アセンブリ10A、10Bとの位置関係は、厳格に管理される必要があるが、それぞれベース2Aから独立した構成用途として支持されるので、それぞれが公差の範囲で製作及び組立が行われるようになっている。
さらに、サスペンション・ロードビーム13は、先端部にタブ13aが突き出した状態に設けられ、このタブ13aは、ベース2Aの磁気ディスク3の外側近傍に取り付けられたランプ8(図2参照)に保持される。このランプ8は、磁気ディスク3の回転を停止するときにスライダ12に退避場所を提供するための技法の一つであるロード・アンロード方式で採用される構成要素で、例えば特開平10−302421号公報に開示されている。
マウントプレート14の後端部には取付部14aが備えられ、この取付部14aにはピボット軸9(図2参照)を中心にして回動させるためのピボット部材であるピボット・カートリッジ15を挿入するピボット開口14bが形成されている。
キャリッジ11は、前部にピボット・カートリッジ15を挿入するためのピボット開口11cが形成され、後部にボイス・コイル16を保持するためのコイル・サポート11dが形成されている。また、ボイス・コイル16がその間の空間に配設される上下ヨーク20は、それぞれ内側に永久磁石で構成されたボイス・コイル・マグネット(図示せず)が取り付けられて磁場空間22を形成している(図2参照)。
このようなコイル・サポート11d、ボイス・コイル16、ボイス・コイル・マグネット、上下ヨーク20は、ボイス・コイル・モータを構成している。なお、永久磁石はどちらか一方のヨークの内側のみにしか存しなくてもボイス・コイル・モータを構成することができる。
また、上下ヨーク20の下ヨークはベース2Aに接着するように設けられ、この下ヨークの端部には上ヨークを支持するための支柱(図示せず)が設けられている。
コイル・サポート11dに保持されたボイス・コイル16には、ピボット・カートリッジ15を回転中心にしてヘッド・スタック・アセンブリ4を正逆方向に回転させる電流が流れる。このボイス・コイル16に流れる電流の大きさと方向とを制御回路基板が制御することで、ヘッド・スタック・アセンブリ4を駆動し、スライダ12を所定の位置に位置づけることができる。
このような磁気ディスク装置1は、磁気ディスク3の回転を停止する前にヘッド・スタック・アセンブリ4を磁気ディスク3の外側まで移動させて、さらにタブ13aをランプ8に摺動させながらスライダ12をランプ8のスロープ区域に退避させる。
ヘッド・スタック・アセンブリ4が所定の位置まで回動して、ランプ8のスロープ区域に到達すると、2つのスライダ12、12は一定の間隔を維持するように保持され、2つのスライダ12、12を上下に加速するような衝撃力が磁気ディスク装置1に加わってもスライダ同士が相互に接触したりすることがないようになっている。
また、ヘッド・スタック・アセンブリ4の過度のインナー側又はアウター側への移動を制限するために、キャリッジ11の回動範囲を制限するゴムで作られた外側クラッシュ停止部材30、内側クラッシュ停止部材31がベース2A内に設けられている。
このような磁気ディスク装置1の主要部であるヘッド・スタック・アセンブリ4は、ヘッド・ジンバル・アセンブリ10A、キャリッジ11及びヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bがその順にて積層された状態で、ピボット・カートリッジ15、スプリング・ワッシャ18及びナット19により固定されている。ヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bとナット19との間にスプリング・ワッシャ18を介在させるのは、ナット19の緩み止めにするためである。
ピボット・カートリッジ15は図1(B)、(C)に示すように、外輪15aと内輪15bとを有し該両輪間に複数のボール15cが介在する転がり玉軸受構造になっている。外輪15aの一端にはフランジ15dが形成され他端にはねじ部15eが形成されている。このピボット・カートリッジ15は図1(A)、図3に示すように、ヘッド・ジンバル・アセンブリ10A、キャリッジ11及びヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bの順で、各部品の開口14b、11c及び14bが嵌め込まれている。したがって、フランジ15dがヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aのマウントプレート14に接触し、スプリング・ワッシャ18がヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bのマウントプレート14に接触することになる。なお、開口14b、11c及び14bは同一の内径寸法に形成されている。また、開口14b、11c及び14bは、製造ばらつきによってピボット・カートリッジ15に挿入できなくなることを防ぐために、嵌め合いがすきまばめになっている。
このようなピボット・カートリッジ15は、耐食性と摩耗の観点からステンレス鋼で構成させることが好ましい。しかしながら、ヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aの積層面となるマウントプレート14に接触するフランジ15dの面の平面加工は旋盤加工なので、ステンレス鋼では加工刃による引っ掻け傷等が生じ易くフランジ15dの面に凹凸が出易くなる。したがって、キャリッジ11の上側取付面11aの平行度が出ても、キャリッジ11にヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aを取り付けてピボット・カートリッジ15、スプリング・ワッシャ18及びナット19で締め付けると、ヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aに僅かな反りが生じて傾き易くなる。また、この凹凸は必ずしもフランジ15dの面の同じ位置に出るとは限らないので、ヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aの高さ位置がばらつくことにもなる。
そこで、フランジ15dの接触側150は、凹部151を形成してフランジ15dの半径方向の断面においてマウントプレート14の2箇所を部分的に支持できる構造にする。この凹部151はフランジ15dの半径方向に長さを有する円環状である。このようにフランジ15dの半径方向の断面においてマウントプレート14の2箇所を部分的に支持することで、フランジ15dの接触側150に出る凹凸の影響を低減することができる。また、フランジ15dの接触側150の最も高い部位と最も低い部位との高低差は5μm以上が好ましい。高低差の下限を5μm以上にするのはフランジ15dの接触側150の加工粗さを考慮したものである。なお、高低差の上限は、フランジ15dの厚みに応じて決定される。即ち、フランジ15dの強度を保つことができる凹部151の深さとなる。
この凹部151は、例えばフランジ15dの接触側150に設けられた2つの突出部152、153を一定の間隔で離間させて形成させる。突出部152は外輪15aの外周に沿って形成され突出部153は突出部152の更に外周に形成されている。したがって、突出部152、153はフランジ15dの半径方向の断面においてヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aのマウントプレート14の開口14bの周囲及びその外周の2箇所を部分的に支持することができるので、フランジ15dの接触側150の平面度に影響されることなく而もヘッド・ジンバル・アセンブリが支持構造の形状に倣って傾いてしまうことを防ぐことができる。なお、図3において、ピボット・カートリッジ15のフランジ15dは、ピボット・カートリッジ15にナット19をねじ止めするために使用するスパナを嵌め込むための切り欠きが2つ設けられている。フランジ15dはこの2つの切り欠きが設けられることで、半径方向に所定の長さの円弧状に形成された凹部151の領域が2つになる。この2つの領域はヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aのピッチ方向において開口14bを中心にして対向配置される。
また、フランジ15dの半径方向の断面において、図4(A)に示すように、突出部152と突出部153との間に円弧状の溝で凹部151を構成することができる。この際、突出部152はヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bのマウントプレート14に接触する部位を平面にするとよい。突出部152の接触部位を平面にすることで、嵌め合いがすきまばめになっているヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bのマウントプレート14の位置が隙間の範囲内でずれても、突出部152、153でフランジ15dの半径方向の断面においてマウントプレート14の2箇所を部分的に支持することができる。この際、突出部153は先端部が鋭角に形成されているが、これに限らず、図4(B)に示すように、突出部152と同様にヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bのマウントプレート14に接触する部位を平面にしてもよく、突出部152、153でマウントプレート14の2箇所を当該マウントプレート14が傾くことなく部分的に支持することができればどのような形状でもよい。この図4(B)では突出部152と突出部153との間は四角形の溝で凹部151を構成しているが、図4(A)に示す円弧状の溝で構成してもよい。
このような磁気ディスク装置1を組み立てるには、スピンドル軸7等が一体形成されたベース2Aの内部にスピンドル・モータを組み込み、このスピンドル・モータのロータ部に磁気ディスク3をねじ止めする。また、ボイス・コイル・マグネットが取り付けられた下ヨークをベース2Aに接着するように設ける。
そして、ピボット・カートリッジ15にヘッド・ジンバル・アセンブリ10A、キャリッジ11及びヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bを装着し、スプリング・ワッシャ18及びナット19で固定してヘッド・スタック・アセンブリ4を組み立てる。ヘッド・スタック・アセンブリ4をピボット・カートリッジ15によってピボット軸9に嵌合させ、ピボット軸9を中心にしてキャリッジ11を動かし、スライダ12に取り付けられた磁気ヘッドをそれぞれ磁気ディスク3に移動させる。ヘッド・スタック・アセンブリ4の側面には、図示しないFPCケーブルの磁気ヘッド側端部が装着されており、この磁気ヘッド側端部には、磁気ヘッドからのヘッドワイヤと、キャリッジ11のボイス・コイル16からのコイルワイヤとがそれぞれ接続されている。FPCケーブルの反対側の端部は、フレキシブル・ケーブル5で外部接続端子6にコネクタ接続される。
最後に、上下ヨーク20を所定位置に固定する。
このように、磁気ディスク3及びヘッド・スタック・アセンブリ4を組み込み後、外側クラッシュ停止部材30及び内側クラッシュ停止部材31を設置し、ベース2Aの蓋を取り付けて、組み立てが完了する。
次に、このような磁気ディスク装置1の動作について説明する。
動作停止状態においては、サスペンション・ロードビーム13のタブ13aはランプ8のスロープ区域に位置づけられている。ここで、磁気ディスク装置1が起動されると、スピンドル・モータを駆動して磁気ディスク3が回転するので、ボイス・コイル16を駆動してヘッド・スタック・アセンブリ4を磁気ディスク方向に回転させると、タブ13aがランプ8の摺動面を摺動しながらランプ8から離れる。そして、スライダ12は磁気ディスク表面に移動し、磁気ディスク3の回転により発生した気流が磁気ディスク3とスライダ12との間に流れ込んで形成された空気軸受けを利用して浮上することになる。この際、フランジ15dの接触側150に、フランジ15dの平面形状に沿った円形の凹部151が形成されているので、フランジ15dの半径方向の断面においてヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aのマウントプレート14の開口14bの周囲及びその外周の2箇所を部分的に支持できる。したがって、フランジ15dの接触側150の平面度に影響されることなく而もヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aがフランジ15dの接触側150の接触部位の形状に倣って傾いてしまうことを防ぐことができるので、ヘッド・ジンバル・アセンブリ10A、10Bの平行度、特に、ピッチ方向の平行度を維持することができる。
一方、動作を停止するには、ボイス・コイル・モータを駆動してヘッド・スタック・アセンブリ4をランプ方向に回転させてランプ8のスロープ区域まで回転させる。
このように構成された本発明の磁気ディスク装置に使用されるヘッド・スタック・アセンブリと、従来の磁気ディスク装置に使用されるヘッド・スタック・アセンブリのヘッド・ジンバル・アセンブリの高さ位置について比較測定を行った。
この測定に使用するヘッド・スタック・アセンブリには、2つのヘッド・ジンバル・アセンブリ間に磁気ディスクが配置されている1型の磁気ディスク装置に使用されるヘッド・スタック・アセンブリを用いた。図6に示す従来のヘッド・スタック・アセンブリ400は、ピボット・カートリッジ402のフランジ403の接触面には加工は施されていないが、フランジ403の端部には面取りが施されている。
測定装置は図5に示すような3次元寸法測定用の試験台50である。この試験台50は、ヘッド・スタック・アセンブリ4のピボット・カートリッジ15の軸方向が垂直方向に設置できるようにレベル調整されている。試験台50にヘッド・スタック・アセンブリ4を設置後、試験台50の基準面50aと、ヘッド・スタック・アセンブリ4の各ヘッド・ジンバル・アセンブリ10A、10Bの平行度を確認するために必要な複数の測定点50b、50cとの間の寸法H10、H20を測定して、各ヘッド・ジンバル・アセンブリ10A、10Bのピッチ方向の平行度を確認した。測定器具はレーザ測定器を使用した。
図6、図7(A)、(B)は、ヘッド・ジンバル・アセンブリの高さ位置を示し、横軸はヘッド・ジンバル・アセンブリのピッチ方向におけるピボット・カートリッジの回転中心からの距離(mm)で、縦軸はヘッド・ジンバル・アセンブリの高さ位置(μm)である。なお、縦軸上のゼロ点はノミナル値である。従来のヘッド・スタック・アセンブリ400は10セット、本発明のヘッド・スタック・アセンブリ4は5セットを測定した。
図6に示すグラフは磁気ディスクの上に位置するヘッド・ジンバル・アセンブリの測定結果である。この測定結果を比較すると、本発明のヘッド・スタック・アセンブリ4のヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aは、ピボット・カートリッジ15のフランジ15dに形成された突出部152、153がフランジ15dの半径方向の断面においてヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aのマウントプレート14の開口14bの周囲及びその外周の2箇所を部分的に支持することで、従来のヘッド・スタック・アセンブリ400のヘッド・ジンバル・アセンブリ401Aより高さ位置のばらつきを抑えることができることが確認できた。また、本発明のヘッド・スタック・アセンブリ4のヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aは、ピボット・カートリッジ15のフランジ15dの突出部152、153で2点支持することで、支持構造の形状に倣って傾いてしまうことを防ぐことができる。したがって、本発明のヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aの長手方向の全般に亘って傾きを小さくすることができるので、図6に示すグラフにおいては、本発明のヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aは従来のヘッド・ジンバル・アセンブリ401Aより、測定点が総体的にはノミナル値に近くなるために、高さ位置の変位が小さくなっていることも確認できた。
さらに、図6に示すグラフにおいて、従来のヘッド・ジンバル・アセンブリ401Aの高さ位置がプラス方向に集中するのは、ヘッド・ジンバル・アセンブリ401Aを積層するピボット・カートリッジ402のフランジ403の接触面の旋盤加工が、その方向の方が加工し易いからである。これに対して、本発明のヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aの高さ位置が従来のヘッド・ジンバル・アセンブリ401Aとは逆にマイナス方向に集中しているのは、ピボット・カートリッジ15のフランジ15dに形成された突出部153の方が突出部152より突出しているからである。なお、従来のヘッド・スタック・アセンブリ400に使用されるピボット・カートリッジ402のフランジ403の接触面に、突出部をフランジ403の平面形状に沿った円で1箇所に形成しても、ヘッド・ジンバル・アセンブリ401Aを安定した状態で支持できなくなる。したがって、ヘッド・ジンバル・アセンブリ401Aは高さ位置がばらつくことになったり、高さ位置の変位が大きくなったりすることになる。
図7(A)に示すグラフは図6に示す従来のヘッド・スタック・アセンブリ400の磁気ディスクの下に位置するヘッド・ジンバル・アセンブリ401Bの測定結果である。また、図7(B)に示すグラフは図6に示す本発明のヘッド・スタック・アセンブリ4の磁気ディスクの下に位置するヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bの測定結果である。この測定結果を比較すると、図6に示す測定結果と同様に、本発明のヘッド・スタック・アセンブリ4のヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bは、ピボット・カートリッジ15のフランジ15dに形成された突出部152、153がフランジ15dの半径方向の断面においてヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bのマウントプレート14の開口14bの周囲及びその外周の2箇所を部分的に支持することで、従来のヘッド・スタック・アセンブリ400のヘッド・ジンバル・アセンブリ401Bより高さ位置のばらつきを抑えることができることが確認できた。また、本発明のヘッド・スタック・アセンブリ4のヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bは、ピボット・カートリッジ15のフランジ15dの突出部152、153で2点支持することで、支持構造の形状に倣って傾いてしまうことを防ぐことができる。したがって、本発明のヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bの長手方向の全般に亘って傾きを小さくすることができるので、図7(A)、(B)に示すグラフにおいては、本発明のヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bは従来のヘッド・ジンバル・アセンブリ401Bより、測定点が総体的にはノミナル値に近くなるために、高さ位置の変位が小さくなっていることも確認できた。なお、図7(A)、(B)が図6に比較して測定結果に差が少ないのは、キャリッジがプラスチック樹脂で形成されているからである。即ち、下のヘッド・ジンバル・アセンブリがプラスチック樹脂製キャリッジを介して上のヘッド・ジンバル・アセンブリと積層されてピボット・カートリッジに固定されているので、下に配置されるヘッド・ジンバル・アセンブリの高さ位置のばらつきがプラスチック樹脂の収縮率のばらつきに埋もれてしまうからである。
また、上述した本発明を実施するための最良の一形態である磁気ディスク装置1では、ピボット・カートリッジ15にフランジ15dを形成させていたが、これに限らず、フランジ15dをピボット・カートリッジ15に対して取り外し可能な状態で固定してもよい。
また、上述した本発明を実施するための最良の一形態である磁気ディスク装置1では、ヘッド・スタック・アセンブリは2つのヘッド・ジンバル・アセンブリを1つのキャリッジに装着していたが、これに限らず、キャリッジの何れか一方の取付面に1つのヘッド・ジンバル・アセンブリを取り付けるだけでもよく、また、図3に示すように、キャリッジ11に装着されたヘッド・ジンバル・アセンブリ10Aに対して他のヘッド・ジンバル・アセンブリ10Cを、スペーサ33を介して積層させてもよい。これにより、複数のヘッド・ジンバル・アセンブリとスペーサとをキャリッジの取付面上に交互に積層させることができるので、複数枚の磁気ディスクをスタックした磁気ディスク装置にも対応させることができるが、本発明の効果が最も大きく得られるのは、上述した1枚の磁気ディスク3を備えた磁気ディスク装置1である。
また、上述した実施形態におけるヘッド・スタック・アセンブリ4では、ピボット・カートリッジ15にヘッド・ジンバル・アセンブリ10A、キャリッジ11及びヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bを積層した状態で固定するためにナット19を使用していたが、これに限らず、接着剤で固定してもよい。また、キャリッジ11の側面からピボット開口11cに雌ねじ穴を設け、この雌ねじ穴に六角穴付き止めねじやすりわり付き止めねじなどの止めねじをねじ込むことで、ピボット・カートリッジ15にヘッド・ジンバル・アセンブリ10A、キャリッジ11及びヘッド・ジンバル・アセンブリ10Bを積層した状態で固定してもよい。
また、上述した実施形態においては、ロード・アンロード方式の磁気ディスク装置で説明してきたが、これに限らず、磁気ディスクが退避領域を備え、ヘッド・スタック・アセンブリは磁気ヘッドが取り付けられたスライダにヘッド・ジンバル・アセンブリを介して退避領域に退避させるCSS(Contact Start Stop)方式の磁気ディスク装置でも適用させることができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示したこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限りこれまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
本発明の回転円板形記憶装置による最良な実施の一形態でヘッド・スタック・アセンブリを示す図で、(A)は側面図、(B)はピボット・カートリッジの斜視図、(C)は平面図である。 本発明の回転円板形記憶装置の最良な実施の一形態に係る磁気ディスク装置の概略構成を示す平面図である。 本発明の回転円板形記憶装置の最良な実施の一形態に係るヘッド・スタック・アセンブリの構造を示す分解斜視図である。 ピボット・カートリッジのフランジの実施例を示す図で、(A)は凹部が円弧状の溝から成る部分断面図、(B)は凹部が四角形の溝から成る部分断面図である。 ヘッド・ジンバル・アセンブリのピボット・カートリッジに対する取付精度を試験する試験台を示す説明図である。 本発明の測定結果を示す説明図である。 本発明の他の測定結果を示す説明図である。
符号の説明
1……磁気ディスク装置
3……磁気ディスク
10A、10B、10C……ヘッド・ジンバル・アセンブリ
11……キャリッジ
11c……ピボット開口
12……スライダ
14a……ヘッド・ジンバル・アセンブリの取付部
14b……ピボット開口
15……ピボット・カートリッジ
15d……フランジ
150……接触側
151……凹部
152、153……突出部
15e……ねじ部
19……ナット

Claims (11)

  1. 回転円板形記録媒体と、
    前記回転円板形記録媒体からデータの読み取りを行うヘッドが取り付けられたスライダが搭載され後端部に第1の開口が設けられたヘッド・ジンバル・アセンブリと、
    前記ヘッド・ジンバル・アセンブリが取り付けられ第2の開口が設けられたキャリッジと、
    前記ヘッド・ジンバル・アセンブリの積層面に接触するフランジを含み、前記積層面を前記フランジの半径方向の断面において2箇所で支持する支持構造が前記フランジに形成され、前記第1の開口と前記第2の開口を貫通するピボット部材とを備え、
    前記ピボット部材にねじ作用で嵌め込まれ前記ヘッド・ジンバル・アセンブリおよび前記キャリッジを積層した状態で前記ピボット部材に固定する回転円板形記憶装置。
  2. 前記支持構造は、前記フランジの接触側に設けられた凹部で形成される請求項1記載の回転円板形記憶装置。
  3. 前記凹部は、前記フランジの前記接触側に設けられた2つの突出部を一定の間隔で離間させて形成される請求項2記載の回転円板形記憶装置。
  4. 前記突出部の一方は前記ピボット部材の外周に沿って形成され前記突出部の他方は前記一方の突出部の更に外周に形成された請求項3記載の回転円板形記憶装置。
  5. 前記フランジの半径方向の断面は、前記一方の突出部と前記他方の突出部との間が円弧状である請求項4記載の回転円板形記憶装置。
  6. 前記一方の突出部は、前記積層面に接触する部位が平面である請求項4記載の回転円板形記憶装置。
  7. 前記開口に前記ピボット部材を挿入する嵌め合いは、すきまばめである請求項6記載の回転円板形記憶装置。
  8. 前記フランジの前記接触側における最も高い部位と最も低い部位との高低差が5μm以上である請求項1記載の回転円板形記憶装置。
  9. 前記ピボット部材はステンレス鋼で形成されている請求項1記載の回転円板形記憶装置。
  10. 前記ヘッド・ジンバル・アセンブリと前記キャリッジとは、スプリング・ワッシャを介して前記ピボット部材にナットで固定された請求項1記載の回転円板形記憶装置。
  11. 回転円板形記録媒体と、
    前記回転円板形記録媒体からデータの読み取りを行うヘッドが取り付けられたスライダが搭載され後端部に第1の開口が設けられたヘッド・ジンバル・アセンブリと、
    積層された複数の前記回転円板形記録媒体それぞれに対応して前記ヘッド・ジンバル・アセンブリが複数積層された状態で取り付けられると共に第2の開口が設けられたキャリッジと、
    前記キャリッジに対して最も上に取り付けられた前記ヘッド・ジンバル・アセンブリの積層面に対して部分的に接触するように、前記第1の開口の周囲に沿った状態の2つの突出部が一定の間隔で離間されて形成された平面を有する固定部材と、
    一端に前記固定部材が他端にねじ部が設けられ前記複数のヘッド・ジンバル・アセンブリの前記第1の開口と前記キャリッジの前記第2の開口を貫通する回転部材と、
    前記回転部材の前記ねじ部にねじ作用で嵌め込まれ前記複数のヘッド・スタック・アセンブリ及び前記キャリッジを積層して前記固定部材で挟み込むことで前記回転部材に固定するナットとを備えた回転円板形記憶装置。



JP2006187901A 2006-07-07 2006-07-07 回転円板形記憶装置 Withdrawn JP2008016150A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006187901A JP2008016150A (ja) 2006-07-07 2006-07-07 回転円板形記憶装置
US11/825,459 US7885041B2 (en) 2006-07-07 2007-07-06 Rotational disc type storage device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006187901A JP2008016150A (ja) 2006-07-07 2006-07-07 回転円板形記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008016150A true JP2008016150A (ja) 2008-01-24

Family

ID=38971222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006187901A Withdrawn JP2008016150A (ja) 2006-07-07 2006-07-07 回転円板形記憶装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7885041B2 (ja)
JP (1) JP2008016150A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010129102A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Samsung Electronics Co Ltd 磁気ディスク装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08203224A (ja) 1995-01-31 1996-08-09 Toshiba Corp 磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータ
JPH10302421A (ja) 1997-04-28 1998-11-13 Internatl Business Mach Corp <Ibm> サスペンション・アセンブリとランプ・ブロックおよびヘッド保持機構ならびにディスクドライブ装置
KR100496182B1 (ko) * 1998-03-09 2005-09-02 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브의 액츄에이터와 커버 고정장치
JP3887113B2 (ja) 1998-10-23 2007-02-28 株式会社東芝 ヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた磁気ディスク装置
JP2002251845A (ja) * 2001-02-21 2002-09-06 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ディスクドライブ装置、ヘッドアセンブリ、ピボットベアリング
EP1286338A3 (en) * 2001-07-26 2007-07-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Head supporting device and disk drive unit using the same
KR100442872B1 (ko) * 2002-02-16 2004-08-02 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브의 액츄에이터 지지장치
JP2004030856A (ja) * 2002-06-28 2004-01-29 Tdk Corp ヘッドアームアセンブリ及び該ヘッドアームアセンブリを備えたディスク装置
US7023666B2 (en) * 2002-12-30 2006-04-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Removable bearing assembly in a rotary actuator assembly for a rotatable media data storage device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010129102A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Samsung Electronics Co Ltd 磁気ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7885041B2 (en) 2011-02-08
US20080019051A1 (en) 2008-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8547664B1 (en) Disk drive actuator pivot bearing having an adsorptive element within
US20070127156A1 (en) Slim spindle motor and micro-drive apparatus comprising the same
US20090067086A1 (en) Storage device
EP1884927A2 (en) Head gimbal assembly and hard disk drive having the same
JP2010211909A (ja) ディスクスタックアセンブリ
US11527262B2 (en) Disk device having a multi-actuator assembly with a protective member attached to the tip of an actuator arm
JP2007265542A (ja) クランプリング及びそれを有するディスク装置
US9183889B1 (en) Disk drive having a top cover channel vented to a central cavity via a hole through a bottom land
WO2006075639A1 (ja) ディスク装置
JP2007250102A (ja) 記憶装置
US8018689B2 (en) Hard disk drive with thermal deformation prevention plate
JP2007287191A (ja) 薄膜磁気ヘッド
JP2008016150A (ja) 回転円板形記憶装置
JP2005093002A (ja) 回転円板形記憶装置
JP2007026647A (ja) ハードディスクドライブのスピンドルモータ組立体およびハードディスクドライブ
US9431044B1 (en) Slider having shock and particle resistance
JP4869423B2 (ja) ヘッドジンバルアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置
US7441959B2 (en) Bearing mechanism for spindle motor in magnetic disk drive
JP3478071B2 (ja) 磁気ヘッド及びそれを用いた磁気記録装置
US11922980B1 (en) Disk device with column attached to base and cover
JP4371117B2 (ja) ディスク装置
JP2006092619A (ja) ディスク装置及びディスク装置の制御方法
JP2004164838A (ja) 薄型アクチュエータ及びこれを備える薄型マイクロドライブ装置
JP2008275020A (ja) 軸受装置とそれを用いたモータおよび情報装置
JP2008159201A (ja) スペーサ及びその製造方法、並びに、スペーサを有するディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20091006