JP2002251845A - ディスクドライブ装置、ヘッドアセンブリ、ピボットベアリング - Google Patents

ディスクドライブ装置、ヘッドアセンブリ、ピボットベアリング

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JP2002251845A
JP2002251845A JP2001045715A JP2001045715A JP2002251845A JP 2002251845 A JP2002251845 A JP 2002251845A JP 2001045715 A JP2001045715 A JP 2001045715A JP 2001045715 A JP2001045715 A JP 2001045715A JP 2002251845 A JP2002251845 A JP 2002251845A
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sleeve
pivot member
disk drive
arm
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JP2001045715A
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Toshihiko Yuki
俊彦 結城
Hitoshi Tsujino
等 辻野
Atsushi Ishikawa
淳 石川
Naoaki Kaneda
修明 金田
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International Business Machines Corp
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International Business Machines Corp
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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/56Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head support for the purpose of adjusting the position of the head relative to the record carrier, e.g. manual adjustment for azimuth correction or track centering
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks

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  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率良くかつ確実に高い精度でヘッドアセン
ブリのバランスを取ることのできる、ディスクドライブ
装置、ヘッドアセンブリ等を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ハードディスクドライブにおいて、記録
ディスクに対してデータを読み書きする磁気ヘッド33
を駆動するヘッドアセンブリ13を、このヘッドアセン
ブリ13を旋回自在に支持するピボット部材20のスリ
ーブ21に、外周側に張り出すフランジ部を備え、この
フランジ部の外周面に、ヘッドアセンブリ13の重心の
バランスを調整するための平面部41A、41Bを形成
する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードディ
スクドライブ等のディスクドライブ装置、特に記録ディ
スクに対してデータのリード・ライトを行なうためのヘ
ッドアセンブリ、およびヘッドアセンブリのピボットベ
アリングに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ装置におけるデータの主な
格納先としてハードディスクドライブ等のディスクドラ
イブ装置が多用されている。このようなディスクドライ
ブ装置は、ディスクエンクロージャと称される筐体内
に、データを記録するための円盤状の記録ディスクを収
納した構成となっている。記録ディスクは、単数または
複数が、筐体に固定されたスピンドルに回転自在に保持
されて、スピンドルモータによって回転駆動される。そ
して、記録ディスクの近傍には、記録ディスクに対しデ
ータの読み出し・書き込みを行なうためのヘッドアセン
ブリが配置されている。
【0003】ヘッドアセンブリは、ディスクドライブ装
置の筐体に固定されたピボットシャフトに、ベアリング
を介して旋回自在に設けられている。このヘッドアセン
ブリは、ピボットシャフトに対して一方の側に延出する
アームを備え、このアームの先端部に磁気ヘッドが設け
られている。また、ピボットシャフトを挟んでアームの
反対側にはコイルサポートが設けられ、コイルサポート
には、このヘッドアセンブリを駆動するためのボイスコ
イルモータ(VCM)を構成するコイルが保持されてい
る。そして、ヘッドアセンブリのコイルに対向する位置
には、VCMを構成するステータが設けられており、ス
テータとVCMとの間に生じる磁界を変化させることに
よって、ヘッドアセンブリをピボットシャフト回りに駆
動するようになっている。その結果、ヘッドアセンブリ
のアームの先端部に設けられた磁気ヘッドが記録ディス
クの表面に沿った方向に移動し、記録ディスク表面上の
目的のトラックにアクセスして、記録ディスクに記録さ
れたデータの読み出しあるいはデータの記録ディスクへ
の書き込みが行なわれるのである。
【0004】ところで、近年、ディスクドライブ装置は
記憶容量の大容量化が著しく、これに対応するため、記
録ディスクに対するデータの記録密度が向上している。
これによって、記録ディスクの径方向におけるトラック
間の距離も狭まっており、磁気ヘッドでデータを読み書
きするに際し目的のデータが格納されているトラックに
対する位置決めに、より高い精度が要求される傾向にあ
る。また、記憶容量の大容量化に伴って、記録ディスク
に対するデータの読み書きの高速化も要求されている。
これには、磁気ヘッドで読み書きするデータの処理速度
もさることながら、記録ディスク上の目的のトラックに
磁気ヘッドがアクセス(シーク)する際の、ヘッドアセ
ンブリの機械的な旋回動作速度の向上が重要な課題とな
る。このように、ヘッドアセンブリの動作を高速化し、
しかも磁気ヘッドの位置決め精度を向上させようとする
ときには、ヘッドアセンブリの機械的な精度、より詳し
くは、ヘッドアセンブリがピボットシャフトを中心とし
て旋回するときの重心位置が大きく影響を及ぼす。すな
わち、ヘッドアセンブリの重心位置のズレは、ヘッドア
センブリの旋回動作を上げれば上げるほど影響が大きく
出る。その結果、目的のトラックに対する位置決め精度
が低下し、これが原因となって、データの読み出し書き
込みエラーが生じることもある。
【0005】このため、従来、設計段階あるいは試作段
階において、ヘッドアセンブリの重心位置の調整が行な
われていた。これには、ヘッドアセンブリを構成するコ
イルサポートや、アーム、磁気ヘッドで読み書きする信
号を転送するために備えられているフレキシブル板を保
持する樹脂製の部材等の形状に手を加えている。より詳
しくは、コイルサポートやアーム、樹脂製の部材等に、
凹部等を形成し、ヘッドアセンブリの旋回時の重心位置
がピボットシャフトの軸心に近づくよう、調整を行なっ
ていたのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなヘッドアセンブリは、コイルサポート、アーム、V
CMのコイル、磁気ヘッド、ピボットシャフト、ベアリ
ング等、複数の部材から構成されている。このため、各
部材が予め決められた製造公差内で製造されたとして
も、これらの部材を組み上げてヘッドアセンブリを形成
したときに、各部材の製造公差範囲内の誤差の積み上げ
により、ヘッドアセンブリの重心位置のズレが生じてし
まうことがある。また、ヘッドアセンブリを構成するコ
イルサポートやアーム、樹脂製の部材等に凹部等を形成
する場合、これらの部材は生産性の面からプレス成形あ
るいはモールド成形される。このため、バランス調整の
ために凹部を追加したりその寸法を変更する場合には、
成型用の金型に変更を加えなければならない。金型の変
更には多大なコストと時間がかかり、これは製品開発速
度の向上の妨げにもなる。また、このような部材、特に
コイルサポートやアーム等は、プレス加工であるため
に、材料の厚さ方向の寸法を制御することができない。
このため、これらの部材に凹部等を形成してヘッドアセ
ンブリの重心位置を調整しようとしても、重心位置の誤
差を数十μm程度までしか調整することができない。も
ちろん、試作段階で、この結果を見て金型変更を繰り返
せば、さらに高い精度でヘッドアセンブリの重心位置を
調整することもできるが、これではコストと時間が飛躍
的に増大するのは言うまでもない。本発明は、このよう
な技術的課題に基づいてなされたもので、効率良くかつ
確実に高い精度でヘッドアセンブリのバランスを取るこ
とのできる、ディスクドライブ装置、ヘッドアセンブリ
等を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的のもと、本発
明のディスクドライブ装置は、ヘッドを装着したヘッド
アセンブリが、筐体にピボット部材を介して旋回可能に
設けられ、このピボット部材は、その旋回中心軸に直交
する面内の形状が非対称であることを特徴とする。この
ようにピボット部材を非対称な形状とすることにより、
ヘッドアセンブリが旋回するときのバランスを調整する
ことができる。このようなピボット部材はバランス調整
部を有していると捉えることもできる。また、このバラ
ンス調整部は、ピボット部材の最も外径が大きな部分、
例えばピボット部材の一端側に形成されたフランジ部
等、に形成するのが好ましい。これにより、ピボット部
材中、バランス調整への寄与度が最も大きな部分にバラ
ンス調整部が形成されることになる。ところで、このよ
うなディスクドライブ装置は、いわゆるハードディスク
ドライブに限らず、他のタイプのものであっても良い。
またディスク状媒体は、ディスクドライブ装置に内蔵す
るとは限らず、例えば、着脱可能なディスク状媒体に対
し、ヘッドアセンブリを旋回させることでデータの読み
書きを行なうタイプのものであれば良い。また、ヘッド
は、ディスク状媒体に対してデータの読み出しまたは書
き込みのいずれか一方または双方を行なうのであれば良
い。
【0008】本発明のディスクドライブ装置は、ヘッド
アセンブリを旋回可能に支持するピボット部材が、ベー
ス側に固定されるシャフト、ヘッドアセンブリ側に固定
されるスリーブ、シャフトとスリーブの間に介装(シャ
フトとスリーブの間に挟まれて位置すること)されるベ
アリング、を有し、スリーブは、ヘッドアセンブリが旋
回するときのバランスを調整するバランス調整部が形成
されたフランジ部を有することを特徴とする。なお、こ
のバランス調整部を形成した結果、シャフトに直交する
面内のスリーブの形状は、非対称であっても良いが、対
称な形状であっても良い。このバランス調整部は、フラ
ンジ部の外周面に形成された平面部としても良い。この
ような平面部は、加工工程において、フランジ部を切削
することで容易に形成できる。また、平面部は、フラン
ジ部の少なくとも2箇所に形成され、ピボット部材の組
み立て工程でスリーブを位置決めするときに用いられる
ものとすることもできる。これにより、平面部を形成す
るときの加工寸法が変わるのみで、加工工程が増えるこ
とも無い。
【0009】本発明をヘッドアセンブリとして捉えれ
ば、このヘッドアセンブリを旋回自在に支持するピボッ
ト部材と、ピボット部材から一方の側に延出してヘッド
が装着される第一のアームと、ピボット部材から他方の
側に延出してボイスコイルモータ用コイルを備える第二
のアームと、を備え、ピボット部材を構成するスリーブ
は、シャフトの軸線に直交する面内での重心位置がシャ
フトの軸線位置に対して偏心していることを特徴とする
こともできる。このような構成によっても、ヘッドアセ
ンブリが旋回するときの重心位置を調整することができ
る。また、このヘッドアセンブリは、それぞれスリーブ
の外径に対応した内径を有する孔を有した第一のアーム
と第二のアームが、前記孔にスリーブを挿入することに
よって積層された状態で装着される、いわゆる積層タイ
プのものであっても良い。
【0010】本発明は、ヘッドアセンブリを旋回可能に
支持するためのピボットベアリングとして捉えることも
でき、このピボットベアリングを構成するスリーブは、
その一端側に外周側に張り出すフランジ部を有し、フラ
ンジ部は、その外周面に当該フランジ部の最大径部より
も内側に位置する凹部が形成されていることを特徴とす
ることができる。ここで、凹部は、フランジ部の最大径
部よりも内周側に位置していれば、その形状を何ら限定
するものではないが、平面部で形成することもできる。
ここで、平面部を切削加工面とすれば、その加工、およ
び最大径部に対する平面部の寸法を容易に変更すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。図1に示すもの
は、ハードディスクドライブ(ディスクドライブ装置)1
0であり、このハードディスクドライブ10は、図示し
ないPC(Personal Computer)に内蔵または外付けさ
れ、ホスト側となるこのPCからの命令に基づき、デー
タの読み出し・書き込み動作等を行なう。ハードディス
クドライブ10は、ディスクエンクロージャ(筐体)1
1内に、所定枚数の記録ディスク(ディスク状媒体、デ
ータ記憶媒体)12と、ヘッドアセンブリ13とを備え
ている。
【0012】ディスクエンクロージャ11は、上方に開
口した有底箱状のベース14と、このベース14の開口
を塞ぐカバー15とから構成されている。記録ディスク
12は、例えば磁気ディスク等の不揮発性の記憶媒体で
あり、ベース14に設けられたスピンドル16にセット
されている。ここで、記録ディスク12を複数枚備える
場合には、スピンドル16に所定枚数の記録ディスク1
2を積層させる。スピンドル16は、ハブイン構造のス
ピンドルモータ(ディスク駆動源:図示無し)を一体に
備えたものであり、このスピンドルモータにより記録デ
ィスク12をスピンドル16の軸線周りに所定の回転速
度で回転駆動させることができるようになっている。
【0013】図2に示すように、ヘッドアセンブリ13
は、中間部にピボット部材(ピボットベアリング)20
を有している。図2および図3に示すように、ピボット
部材20は、その外周側を構成する筒状のスリーブ21
と、図1に示したベース14に一端が固定されて所定長
を有したシャフト(旋回中心軸)22と、これらスリー
ブ21の内周面とシャフト22の外周面の間に介在する
ベアリング23と、から構成されている。このベアリン
グ23により、一端がベース14に固定されるシャフト
22に対し、その軸線回りにスリーブ21が回転自在に
保持される構成となっており、ヘッドアセンブリ13が
ピボット部材20を中心として、記録ディスク12の表
面に沿った面内で旋回可能となっている。
【0014】図2に示したように、ヘッドアセンブリ1
3は、ピボット部材20に対してその一方の側にアーム
(第一のアーム)31が延出し、アーム31の先端部に
サスペンションアーム32が設けられ、このサスペンシ
ョンアーム32に磁気ヘッド(ヘッド)33が設けられ
た構成となっている。ここで、磁気ヘッド33は、ハー
ドディスクドライブに備えられる記録ディスク12のそ
れぞれに対し、上下2個一対となるよう備えられてい
る。また、このヘッドアセンブリ13は、アーム31と
はピボット部材20を挟んで反対側に延出する略U字状
あるいはV字状のコイルサポートアーム(第二のアー
ム)35が備えられている。そして、この2本一対のコ
イルサポートアーム35には、所定の巻き数を有したコ
イル(ボイスコイルモータ用コイル)36が保持されて
いる。
【0015】一方ヘッドアセンブリ13のコイル36に
対向する位置には、コイル36との間で磁界を発生させ
るためのステータ37がベース14に固定されて設けら
れている。これらコイル36とステータ37とによっ
て、ヘッドアセンブリ13をピボット部材20回りに旋
回させるための駆動源としてのVCMが構成され、コイ
ル36への通電を制御することによってステータ37と
コイル36との間に生じる磁界を変化させ、これによっ
てヘッドアセンブリ13が旋回するようになっている。
その結果、ヘッドアセンブリ13のアーム31の先端部
に設けられた磁気ヘッド33が、記録ディスク12の表
面に沿って記録ディスク12の略径方向に移動すること
によって記録ディスク12上の目的のトラックに対向し
た位置にアクセスし、記録ディスク12に記録されたデ
ータの読み出しあるいはデータの記録ディスク12への
書き込みを行なうのである。
【0016】本実施の形態では、ヘッドアセンブリ13
として、所定数のアーム31を積層してピボット部材2
0に装着する構造を採用した。すなわち、図4に示すよ
うに、ヘッドアセンブリ13を構成するアーム31とコ
イルサポートアーム35は、ピボット部材20の部分に
おいて互いに重なり合っており、所定枚数のアーム31
間にコイルサポートアーム35やスペーサ39を挟み込
むことによって、各記録ディスク12(図1参照)の互
いに上下に位置することになるアーム31の間隔が所定
寸法隔てられている。これらアーム31、コイルサポー
トアーム35、スペーサ39には、それぞれ所定の内径
を有した開口部(孔)31a、35a、39aが形成さ
れている。
【0017】一方、ピボット部材20のスリーブ21
は、その長さ方向の中央部21aが開口部31a、35
a、39aの内径に対応する外径を有している。そし
て、図3に示したように、スリーブ21の中央部21a
に対してその長さ方向の一端側には中央部21aよりも
大きな外径を有したフランジ部21bが形成され、他端
側にはその外周面にネジ溝21cが形成されている。こ
れにより、中央部21aとフランジ部21b間には、中
央部21aの外周面に直交して外周側に張り出す面21
dが形成されている。このスリーブ21は、中央部21
aを、アーム31、コイルサポートアーム35、スペー
サ39の開口部31a、35a、39aに挿入した状態
で、ネジ溝21cに取付ナット40をねじ込むことによ
って、これらアーム31、コイルサポートアーム35、
スペーサ39を、面21dと取付ナット40の間に挟み
込んで保持するようになっている。
【0018】さて、図3に示したように、このような構
成のヘッドアセンブリ13において、ピボット部材20
を構成するスリーブ21は、そのフランジ部21bの外
形は、完全な円形ではなく、その外周面21eに、バラ
ンス調整部としての2つの平面部41A、41Bが形成
されている。ここでは、2つの平面部41A、41B
は、互いに平行で、かつシャフト22の軸線と平行とさ
れている。これにより、フランジ部21bは、平面部4
1A、41B間でシャフト22を通る任意の線(例えば
図3中符号イ)に対して非対称な形状を有している。言
い換えれば、シャフト22を基準とした平面部41Aま
での寸法r1と、平面部41Bまでの寸法r2とが異な
っているのである。
【0019】これら平面部41A、41Bは、ヘッドア
センブリ13のシャフト22を中心としてヘッドアセン
ブリ13が旋回するときの重心のバランスを調整するた
めのものである。したがって、フランジ部21bの最大
径部(ピボット部材20の最も外径が大きな部分)の寸
法rと、シャフト22を基準とした平面部41Aまでの
寸法r1と、平面部41Bまでの寸法r2は、ヘッドア
センブリ13全体の、シャフト22を中心とした旋回時
の重心位置に基づいて決められている。つまり、ヘッド
アセンブリ13の旋回時の重心位置をシャフト22の軸
心位置に一致させるべく、寸法r1、r2が決定される
のである。これら寸法r1、r2は、設計段階において
CAD(computer-aided design)を用い、ヘッドアセ
ンブリ13の旋回重心位置がシャフト22の軸心位置に
一致するよう算出することができる。また、設計後の試
作段階において、実際にヘッドアセンブリ13の試作品
を組み立て、その旋回重心位置を計測し、シャフト22
の軸心位置のズレ量を基に、寸法r1、r2を決めるこ
ともできる。そして、これら平面部41A、41Bは切
削加工面であり、スリーブ21の製造時の加工工程にお
いて、フランジ部21bを形成する際に図3中二点鎖線
ロで示すような、外周形状が円形の状態で、フライス加
工機等をはじめとする加工ツールによって切削加工が施
されて形成される。
【0020】なお、これら平面部41A、41Bは、ヘ
ッドアセンブリ13の製造時の組立工程において、スリ
ーブ21のフランジ部21bを下側にした状態(図3と
は上下逆さまにした状態)で、上方からアーム31、コ
イルサポートアーム35、スペーサ39を落とし込んで
セットする際に、このスリーブ21が回転しないように
位置決め・保持するために用いられる。より詳しくは、
スリーブ21を保持する装置(図示無し)側に、平面部
41A、41Bを有したフランジ部21bに対応した形
状を有する凹部を形成し、この凹部にスリーブ21のフ
ランジ部21bを嵌め込んだり、あるいは開閉可能なチ
ャック部材で平面部41A、41Bを両側から挟み込ん
で保持するのである。
【0021】上述した構成によれば、ハードディスクド
ライブにおいて、記録ディスク12に対してデータを読
み書きする磁気ヘッド33を駆動するヘッドアセンブリ
13は、このヘッドアセンブリ13を旋回自在に支持す
るピボット部材20のスリーブ21に、外周側に張り出
すフランジ部21bを備え、このフランジ部21bに、
ヘッドアセンブリ13の重心のバランスを調整するため
の平面部41A、41Bを形成する構成とした。これら
平面部41A、41Bは、ヘッドアセンブリ13の旋回
時の重心位置をシャフト22の軸心位置に一致させるべ
く、寸法r1、r2が決定されて、その結果、フランジ
部21bが非対称な形状となっている。これにより、ヘ
ッドアセンブリ13のバランスを取ることができ、ヘッ
ドアセンブリ13を高速で旋回させるに際しても、磁気
ヘッド33の記録ディスク12に対して高い精度で位置
決めすることができる。
【0022】このとき、平面部41A、41Bは、加工
ツールによって切削加工されて形成されるので、寸法r
1、r2、つまり削り代を変えるのみでヘッドアセンブ
リ13の重心位置を数十μm単位で調整することがで
き、ヘッドアセンブリ13のバランスを容易にかつ高精
度で調整することが可能となる。また、試作段階で、ヘ
ッドアセンブリ13を構成する部材を組み上げたとき
に、各部材の製造誤差の積み上げによってヘッドアセン
ブリ13の重心位置のズレが生じてしまう場合であって
も、この時点で、ヘッドアセンブリ13のバランスを高
精度で修正することが容易にできる。したがって、金型
を変更しなければならなかった従来に比較し、ヘッドア
センブリ13のバランス調整を迅速かつ低コストで行な
い、製品開発速度を向上させることが可能となる。
【0023】さらに加えれば、平面部41A、41B
は、スリーブ21のフランジ部21bの外周面21eに
形成されるので、加工も容易であり、また例えばシャフ
ト22やスリーブ21の中間部21aに加工を施してバ
ランスを取るような手法に比較すれば、より外周側に位
置するので、ヘッドアセンブリ13の旋回時の慣性モー
メントへの寄与率も大きく、バランスの調整代も大き
い。また、これら平面部41A、41Bは、元々、ヘッ
ドアセンブリ13の製造時の組立工程において、スリー
ブ21が回転しないように位置決め・保持するために用
いられるものである。したがって、スリーブ21の加工
工程を特に追加することなく、寸法r1、r2を変更す
るのみで良いため、スリーブ21の加工の手間やコスト
が増加するのを避けることができる。
【0024】ところで、ヘッドアセンブリ13は、所定
数のアーム31を積層する構造を採用し、記録ディスク
12の枚数に応じて装着するアーム31の数を適宜変更
することができる構成となっている。このような構成に
おいても、平面部41A、41Bの寸法r1、r2を変
更するのみでヘッドアセンブリ13のバランス調整を行
なうことが可能となる。
【0025】図5に示すものは、上記のような構成のヘ
ッドアセンブリ13(図5中「NEW」と表現)と、従
来の手法でバランス調整を行なったヘッドアセンブリ
(図5中「OLD」と表現)とで、重心位置をバランス
測定器で計測した図である。この図5に示すように、ヘ
ッドアセンブリ13、従来のヘッドアセンブリ、それぞ
れ複数について計測を行なったが、従来のヘッドアセン
ブリでは、0.05mm以上の重心位置のズレ(原点:
シャフト22の軸心)があるのに対し、上記構成のヘッ
ドアセンブリ13では、いずれも0.01mm程度のズ
レに収まっている。
【0026】また、図6に示すものは、上記のような構
成のヘッドアセンブリ13を組み込んだハードディスク
ドライブと、従来の手法でバランス調整を行なったヘッ
ドアセンブリを組み込んだハードディスクドライブと
で、一方向への加振試験を行なったときの、磁気ヘッド
33側でのヘッドアセンブリ13の振れを計測したもの
である。ここでは、図7に示すように、ヘッドアセンブ
リ先端が記録ディスク12の内周側に位置している状態
(図7中符号ハ)と、外周側に位置している状態(図7
中符号ニ)とで、それぞれ図7中矢印ホ方向の振動を加
えたときの振れを計測した。図6から明らかなように、
従来のヘッドアセンブリでは、重心位置のバランス調整
精度が低いために、ヘッドアセンブリが記録ディスク1
2の内周側に位置している状態(図6中符号へ)と、外
周側に位置している状態(図6中符号ト)とで、加振方
向(図7中符号ホ)に対する慣性モーメントが異なるた
め、振れ量が異なっている。これはつまり、記録ディス
ク12の外周側のトラックでは、振動が加わったときに
磁気ヘッドの位置決め精度が低下しやすい傾向を有する
ことになる。これに対し、上記のような構成のヘッドア
センブリ13では、ヘッドアセンブリ13が記録ディス
ク12の内周側に位置している状態(図7中符号チ)
と、外周側に位置している状態(図7中符号リ)とで振
れ量の差が小さく、しかも振れ量の絶対値自体が大幅に
小さい。
【0027】さて、図8に示すものは、上記とは異なる
実施の形態である。この図8に示すヘッドアセンブリ5
0は、コイル(ボイスコイルモータ用コイル)36’の
巻き回数が、図2に示したヘッドアセンブリ13のコイ
ル36に比較して多くなっており、これによって、コイ
ル36’の重量も増加している。そこで、このコイル3
6’の重量増加を加味し、かつヘッドアセンブリ50の
旋回時の重心位置がシャフト22の軸心に一致するよ
う、スリーブ21’のフランジ部21b’に平面部(バ
ランス調整部、切削加工面)41A’、41B’が形成
されている。その結果、コイル36’の重量増加に伴
い、コイル36’に対向する側に、平面部41A’が位
置している。このようなヘッドアセンブリ50は、図2
に示したヘッドアセンブリ13と同様、図1に示したハ
ードディスクドライブに組み込まれる構成となってい
る。
【0028】このような構成によれば、コイル36’の
巻き回数を多くしつつ、ヘッドアセンブリ50のバラン
スを高精度で取ることができるので、図2に示したヘッ
ドアセンブリ13の場合と同様の効果に加え、VCMの
駆動トルクを増強させることができ、その結果、ヘッド
アセンブリ50の旋回スピードを向上させて目的のトラ
ックまでのアクセス時間を短縮することが可能となる。
【0029】なお、上記各実施の形態では、フランジ部
21b、21b’に、平面部41A・41B、41A’
・41B’を互いに平行に備える構成としたが、これに
限るものではなく、図9(a)に示すように、これら平
面部41A・41B(あるいは41A’・41B’)
を、互いに所定の角度を持った面内に位置するような構
成としても良い。また、フランジ部21b(21b’)
に、2つの平面部41A・41B(41A’・41
B’)を互いに備える構成としたが、これに限るもので
はなく、図9(b)に示すように、3面の平面部(バラ
ンス調整部、切削加工面)41A”、41B”、41
C”、あるいは4面以上に備えることも可能である。加
えて、フランジ部21b、21b’の厚さ方向の全域に
わたって平面部41A・41B、41A’・41B’を
形成するのではなく、その一部のみ、つまり段付き形状
としても良いし、また、平面部41A・41B、41
A’・41B’をシャフト22の軸線に対し、平行では
なく斜めに形成することも可能である。
【0030】また、上記実施の形態で示したヘッドアセ
ンブリ13、50の具体的な構造はあくまでも一例であ
り、ピボット部材20のスリーブ21に平面部41A、
41Bを形成してバランス調整を取るのであれば、他の
部分はいかなる構成であっても良い。さらに、上記実施
の形態では、ハードディスクドライブのヘッドアセンブ
リ13、50を例に用いたが、ハードディスクドライブ
には、例えばマイクロドライブ(米国IBM社の登録商
標)のように、PCに対して着脱自在なユニットも含ま
れる。これ以外にも、記録ディスクに対して旋回するヘ
ッドアセンブリを備えるのであれば、ディスクドライブ
装置自体の構成は上記実施の構成に何ら限定されるもの
ではない。これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限
り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他
の構成に適宜変更することが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
効率良くかつ確実にヘッドアセンブリのバランスを取る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態におけるハードディスクドライ
ブの構成を示す図であり、ディスクエンクロージャのカ
バーの一部を切り欠いて内部構造を示した図である。
【図2】 ヘッドアセンブリの構成を示す斜視図であ
る。
【図3】 ピボット部材の三面図であり(a)は正面
図、(b)は(a)の平面図、(c)は(b)の側面図
である。
【図4】 ヘッドアセンブリを構成する部材を示す図で
ある。
【図5】 本実施の形態におけるヘッドアセンブリと、
従来のヘッドアセンブリとで、調整後の重心位置を比較
するための図である。
【図6】 本実施の形態におけるヘッドアセンブリと、
従来のヘッドアセンブリとで、記録ディスクの外周側と
内周側における振れの発生状況の違いを示す図である。
【図7】 記録ディスクの外周側と内周側にヘッドアセ
ンブリが位置している状態を示す図である。
【図8】 他のヘッドアセンブリの例を示す図である。
【図9】 他のピボット部材の例を示す図である。
【符号の説明】
10…ハードディスクドライブ(ディスクドライブ装
置)、11…ディスクエンクロージャ(筐体)、12…
記録ディスク(ディスク状媒体、データ記憶媒体)、1
3、50…ヘッドアセンブリ、14…ベース、15…カ
バー、20…ピボット部材(ピボットベアリング)、2
1、21’…スリーブ、21b、21b’…フランジ
部、21e…外周面、22…シャフト(旋回中心軸)、
23…ベアリング、31…アーム(第一のアーム)、3
1a…開口部(孔)、33…磁気ヘッド(ヘッド)、3
5…コイルサポートアーム(第二のアーム)、35a…
開口部(孔)、36、36’…コイル(ボイスコイルモ
ータ用コイル)、37…ステータ、41A、41A’4
1A”、41B、41B’、41B”、41C”…平面
部(バランス調整部、切削加工面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 結城 俊彦 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 辻野 等 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 石川 淳 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 金田 修明 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 Fターム(参考) 5D068 AA01 BB01 CC12 GG07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶するディスク状媒体を回転
    駆動させるディスク駆動源と、 前記ディスク状媒体に対してデータの読み出しまたは書
    き込みのいずれか一方または双方を行なうヘッドが装着
    されたヘッドアセンブリと、 前記ディスク駆動源および前記ヘッドアセンブリを収容
    する筐体と、を備え、 前記ヘッドアセンブリは、前記筐体にピボット部材を介
    して旋回可能に設けられ、 前記ピボット部材は、その旋回中心軸に直交する面内の
    形状が、非対称であることを特徴とするディスクドライ
    ブ装置。
  2. 【請求項2】 前記ピボット部材は、前記ヘッドアセン
    ブリが旋回するときのバランスを調整するバランス調整
    部が形成されることによって、非対称な形状を有してい
    ることを特徴とする請求項1記載のディスクドライブ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記バランス調整部は、前記ピボット部
    材の最も外径が大きな部分に形成されていることを特徴
    とする請求項2記載のディスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 開口を有した箱状のベースと当該開口を
    封止するカバーからなるディスクエンクロージャと、 データを記憶し、スピンドルモータにより回転駆動され
    る記録ディスクと、 前記記録ディスクに対してデータを読み書きするための
    ヘッドを有し、ピボット部材を中心として旋回すること
    により当該ヘッドを前記記録ディスクに対してシークさ
    せるヘッドアセンブリと、を備え、 前記ピボット部材は、前記ベース側に固定されるシャフ
    ト、前記ヘッドアセンブリ側に固定されるスリーブ、前
    記シャフトと前記スリーブの間に介装されるベアリン
    グ、を有し、 前記スリーブは、外周側に張り出すフランジ部を有し、
    当該フランジ部に、前記ヘッドアセンブリが旋回すると
    きのバランスを調整するバランス調整部が形成されてい
    ることを特徴とするディスクドライブ装置。
  5. 【請求項5】 前記バランス調整部は、前記フランジ部
    の外周面に形成された平面部であることを特徴とする請
    求項4記載のディスクドライブ装置。
  6. 【請求項6】 前記平面部は、前記フランジ部に少なく
    とも2箇所に形成され、前記ピボット部材の組み立て工
    程で前記スリーブを位置決めするときに用いられること
    を特徴とする請求項5記載のディスクドライブ装置。
  7. 【請求項7】 旋回運動することによりデータ記憶媒体
    上を移動するヘッドアセンブリであって、 前記ヘッドアセンブリが装着されるベースに対し、当該
    ヘッドアセンブリを旋回自在に支持するピボット部材
    と、 前記ピボット部材から一方の側に延出する第一のアーム
    と、 前記第一のアームに装着され、前記データ記憶媒体に対
    してデータを読み書きするヘッドと、 前記ピボット部材から他方の側に延出する第二のアーム
    と、 前記第二のアームに支持されたボイスコイルモータ用コ
    イルと、を備え、 前記ピボット部材は、前記ベース側に固定されるシャフ
    ト、前記ヘッドアセンブリ側に固定されるスリーブ、前
    記シャフトと前記スリーブの間に介装されるベアリン
    グ、を有し、 前記スリーブは、その一端にフランジ部を有し、当該フ
    ランジ部は、前記シャフトの軸線に直交する面内での重
    心位置が、当該シャフトの軸線位置に対して偏心してい
    ることを特徴とするヘッドアセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記フランジ部は、前記シャフトの軸線
    に直交する面内の形状が非対称であることを特徴とする
    請求項7記載のヘッドアセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記フランジ部の外周面に、当該フラン
    ジ部の最大径部よりも内側に位置する平面部が、バラン
    ス調整部として形成されていることを特徴とする請求項
    7記載のヘッドアセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記第一のアームと前記第二のアーム
    は、それぞれ前記スリーブの外径に対応した内径を有す
    る孔を有し、 所定数の前記第一のアームと前記第二のアームとが、そ
    れぞれ前記孔に前記スリーブを挿入することによって、
    積層された状態で装着されることを特徴とする請求項7
    記載のヘッドアセンブリ。
  11. 【請求項11】 データ記憶媒体上を移動するヘッドア
    センブリを旋回可能に支持するためのピボットベアリン
    グであって、 前記ヘッドアセンブリ側に固定される筒状のスリーブ
    と、 前記スリーブ内に配置されるシャフトと、 前記スリーブと前記シャフトの間に介装されるベアリン
    グと、を有し、 前記スリーブは、その一端側に外周側に張り出すフラン
    ジ部を有し、当該フランジ部は、その外周面に当該フラ
    ンジ部の最大径部よりも内側に位置する凹部が形成され
    ていることを特徴とするピボットベアリング。
  12. 【請求項12】 前記凹部は、前記フランジ部の最大径
    部よりも内側に位置する平面部によって形成され、当該
    平面部は切削加工面であることを特徴とする請求項11
    記載のピボットベアリング。
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