JP2008010450A - 電子機器パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】基板側の取り出し配線とFPC側の配線との接続状態が全域に亘って良好な電子機器パネルを提供する。
【解決手段】基板側配線3とFPC6とが導電粒子を有する導電部材9により接続され、基板1側に設けられた第1のアライメントマーク4と、FPC6側に設けられた第1のアライメントマーク7とが重なり合っており、基板1側に設けられた第2のアライメントマーク5と、FPC6側に設けられた第2のアライメントマーク8とがずれている。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板側の取り出し配線にフレキシブルプリント配線板を実装した電子機器パネルに関する。
基板側の取り出し配線とフレキシブルプリント配線板(以下、「FPC」という。)側の配線とを接続する場合に、異方性導電フィルム(以下、「ACF」という。)を用いることが一般に行われている。ACFによる接続の善し悪しは、接触部における導電粒子の数や接続時の圧着による導電粒子の潰れ具合により異なる。
このACFによる接続を良好にすることが品質管理の上で重要である。また、基板側の取り出し配線とFPC側の配線との接続において、両者が重なりあった部分におけるACFの導電粒子を観察することはできない。これは、両配線が不透明であるので、重なり部分が見えないか、あるいは極めて見づらいからである。
これに関連する技術として、特許文献1では、透明基板側に透明ダミー電極を設け、ACFの導電粒子の潰れ具合を透明ダミー電極と透明基板を介して観察する圧着接続確認方法が記載されている。
特開2005−209767号公報
ところで、特許文献1のように透明ダミー電極を設けても、透明ダミー電極と透明基板を介しての観察は接続する領域の一部のみを観察しているに過ぎない。したがって、これによって得られる条件は、複数の基板側の取り出し配線と複数のFPC側の配線との接続状態を全域に亘って正しく反映している条件であるとは言えない。
本発明は、上記の課題に鑑みて創案されたものであり、基板側の取り出し配線とFPC側の配線との接続状態が全域に亘って良好な電子機器パネルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成すべく、本発明に係る電子機器パネルは、基板側の取り出し配線とFPCとが導電粒子を有する導電部材により接続され、基板側に設けられた第1のアライメントマークと、FPC側に設けられた第1のアライメントマークとが重なり合っており、基板側に設けられた第2のアライメントマークと、FPC側に設けられた第2のアライメントマークとがずれていることを特徴とする。
本発明に係る電子機器パネルによれば、基板側とFPC側とにそれぞれ2種類のアライメントマークが設けられている。2種類のアライメントマークのうち、重なり合う方を基板側の取り出し配線とFPC配線との位置合わせ用のアライメントマークとして用い、ずれる方を圧着条件出し用のアライメントマークとして用いる。ずれている基板側の圧着条件出し用のアライメントマークとFPC側の圧着条件出し用のアライメントマークとを位置合わせすると、導電部材の導電粒子の観察が容易となり、圧着条件の条件出しを適切に行うことができる。したがって、得られた圧着条件により基板側の取り出し配線とFPC側の配線とを接続することにより、接続状態が全域に亘って良好な電子機器パネルを提供しうる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明するが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
本発明者は、基板側の取り出し配線とFPC側の配線との接続状態を正しく把握するためには、サンプルを使用して圧着時の条件を事前に得ることが必要であり、且つサンプルと製品とを可能な限り同じ構成要素で構成することが必要であることに気付いた。つまり、圧着時の条件を事前に得る場合に使用するサンプルも、製品と同じ形状のものを使用することが必要であることに気付いた。
なお、本発明において、圧着時の条件を得る(以下「条件出し」という。)場合におけるこの条件とは、圧着時の張り合わせ温度、圧着時の圧力、圧着している時間の少なくともいずれか1つの条件であり、より好ましくはこれら全ての条件である。
本発明者は更に以下のことに気付いた。即ち、条件出しにおいてはACFの導電粒子を観察する必要があり、その場合には基板側の取り出し配線とFPC側の配線とをずらして条件出しを行う必要がある。そして、そのためには両配線を所定の距離だけずらすためのアライメントマークが必要である。また、条件出しはACFの導電粒子を両配線がずれた領域で観察する。
以上のことから、本発明に係る電子機器パネルでは、条件出しにおいて必要なアライメントマークと、製品を得るために必要な両配線を重ね合わせるためのアライメントマークとの両方が設けられていることが好ましい。なお、製品を得る場合に製品毎に条件出しを行わないでよいことは言うまでもない。例えば、一度条件出しを行えばその後の製品はその条件中において作成されればよい。また、製品の製造枚数がある枚数に達した時、現在の圧着条件で問題ないかどうかの確認のため、条件出しのアライメントマークを用いて電子機器パネルを作成し、ACFの導電粒子等の観察を行い、現条件の良否を判断することもできる。
本発明に係る電子機器パネルは、製品にも条件出しに用いられるアライメントマークを有している。これは、その製品自体が条件出しに利用されなくても条件出しに使用される基板とFPCと同じ構成要素からなることを意味し、条件出しで得られた条件から品質の高い接続がされた製品であることを意味する。
本発明に係る製品には別途観察領域を設けてもよい。これは、条件出しを基に作成された製品において、ACFの導電粒子の接続が本当に正しく行われているかを確認するために必要に応じて設けられる手段である。
図1は本発明に係る電子機器パネルを示しており、(a)は基板とFPCとの接合前の部分拡大平面図、(b)は接合後の部分拡大平面図である。図2は、基板とFPCとを位置合わせして接合した状態を基板のFPCと接する面に対する裏面側から観察した部分拡大平面図である。図3は、基板とFPCとを丸マークで接合した状態の拡大平面図である。図1から3において、1は基板、2は封止ガラス、3は取り出し配線、4は基板位置合わせマーク、5は基板丸マーク、6はFPC、7はFPC位置合わせマーク、8はFPC丸マーク、9はACF、10はACF確認部、11はFPC配線である。なお、基板位置合わせマーク4およびFPC位置合わせマーク7が本発明における第1のアライメントマークに相当し、基板丸マーク5およびFPC丸マーク8が本発明における第2のアライメントマークに相当する。また、ACF9は導電粒子を有する導電部材の一例であり、これに限定されるものではない。
基板1として、ガラス基板上に有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子を形成したものを用いる。有機EL素子を形成した基板1には、取り出し配線3と基板位置合わせマーク4と基板丸マーク5が形成されている。この基板1を封止ガラス2により接着剤を硬化させて封止を行い、有機EL素子パネルを作製する。
その後、封止された基板1を不図示の自動実装機にセットする。まず、基板1上の取り出し配線3の上に必要な長さのACF9を仮圧着する。さらにFPC6を準備する。
次に、基板1上に形成されている取り出し配線3の近傍に形成されている基板位置合わせマーク4を自動実装機のCCDで観察し、基板位置合わせマーク4を画像処理で読み取る。続いて、FPC6のFPC位置合わせマーク7を自動実装機のCCDで観察し、FPC位置合わせマーク7を画像処理で読み取る。次に、読み取った各マークの位置より、FPC6を基板1の位置に移動させ、基板1とFPC6との位置があったところでFPC6を停止させ、両者がずれないように仮圧着を行なう。その後、本圧着ヘッドの下に移動後、加熱圧着に必要な圧力、ヘッド温度、圧着時間でACF9を介して基板1とFPC6との圧着を完了し、有機EL素子パネルを作製した。
次に、本発明に係る電子機器パネルを構成する各部材について説明する。
本発明において、基板1に形成されている基板位置合わせマーク4は十字形状を呈しており、金属膜で作製されている。基板位置合わせマーク4は本発明では十字であるが、これに限定されるものではなく、十字以外に丸、二重丸、四角、二重四角、三角など画像処理で画像認識しうる形状であればどのような形状であってもよい。
図2では、基板の裏面側、即ちFPCと接する面に対する裏面側から観察した様子を示している。FPC6に形成されているFPC位置合わせマーク7は、基板位置合わせマーク4と反転した十字の膜を除いた形状をしている。基板位置合わせマーク4のマークサイズとFPC位置合わせマーク6のマークサイズは、ほぼ同サイズである。そして、基板位置合わせマーク4がACF確認部10の中のFPC位置合わせマーク6とほぼ嵌合する構成であり、ACF9での接合後にACF確認部10では透明基板を透して観察した場合にACF導電粒子の状況が把握できるようになっている。
ACF確認部10は前もって接続導電粒子の設計値数を決めておく。本発明において、ACF確認部は、基板1にFPC6が取り付けられた後において、有効な導電粒子が必要最低個数であるか否かにより配線端子間の接続状態を判定する。前述の接続粒子数の計測は、顕微鏡による観察を行ってもよく、またCCDカメラ等を用いて自動化を図った方法等を用いてもよい。また、ACF確認部10の面積は、ACF接合確認用であるので接続確認に必要な面積以上あることが好ましい。
本発明ではFPC位置合わせマーク7は四角のACF確認部10から十字配線を除いた形状であるが、ACF確認部10は配線材料で形成されていればどのような形状であってもよい。また、ACF確認部10から除くFPC位置合わせマーク7は十字形状に限定されず、十字以外に丸、二重丸、四角、二重四角、三角など画像処理で画像認識しうる形状で基板位置合わせマーク4と反転したネガポジ状の組み合わせの形状であればよい。また、基板位置合わせマーク4とFPC位置合わせマーク7とはほぼ同サイズであるが、基板位置合わせマーク4がFPC位置合わせマーク7より小さいサイズであってもよい。
図3は、基板丸マーク5とFPC丸マーク8とにより位置合わせを行い、基板1とFPC6とを接合した様子を示している。
基板1を封止ガラス2により接着剤を硬化させて封止し、有機EL素子パネルを作製する。その後、封止された基板1を不図示の自動実装機にセットする。まず、基板1上の取り出し配線3の上に必要な長さのACF9を仮圧着する。さらにFPC6を準備する。
次に、基板1上に形成されている基板丸マーク5を自動実装機のCCDにより観察し、基板丸マーク4を画像処理で読み取る。続いて、FPC6のFPC丸マーク8を自動実装機のCCDにより観察し、FPC丸マーク8を画像処理で読み取る。次に、読み取った各マークの位置より、FPC6を基板1の位置に移動させ、基板1とFPC6との位置があったところでFPC6を停止させ、両者がずれないように仮圧着を行なう。その後、本圧着ヘッドの下に移動後、加熱圧着条件出し用の数種類の圧着圧力、ヘッド温度、圧着時間でACF9を介して基板1とFPC6との圧着を完了し、複数の有機ELパネルを作製した。
この有機ELパネルを透明基板側から全域に亘ってACF導電粒子の潰れ状態を観察する。そして、有効導電粒子数などの計測、接着部の気泡混入状態などの観察を行い、各条件での導電粒子等の比較から、圧着圧力、ヘッド温度、圧着時間の条件出しを行い製造に最適な条件を見出した。
基板位置合わせマーク4とFPC位置合わせマーク7は、取り出し配線3とFPC配線11とが重なるような位置関係にある。しかし、基板丸マーク5とFPC丸マーク8は取り出し配線3とFPC配線11とがずれるような位置関係で形成しており、この丸マーク同士は配線ピッチの半ピッチずれで形成されている。本発明では、丸マーク同士は配線ピッチに対して半ピッチずれで形成しているが、接合した後に配線同士がずれてACF導電粒子の状態が透明基板を透して観察できるようなずれ量であれば半ピッチでなくてもよい。
このように本実施形態の電子機器パネルによれば、基板側の圧着条件出し用の基板丸マーク5とFPC側の圧着条件出し用のFPC丸マーク8とがずれているので、ACF9の導電粒子の観察が容易となり、圧着条件の条件出しを適切に行うことができる。したがって、得られた圧着条件に基づいて基板側の取り出し配線3とFPC配線11とを接続することにより、接続状態が全域に亘って良好な電子機器パネルを提供することができるものである。
また、本実施形態では、有機ELパネルを例示して説明したが、取り出し配線3が金属膜で作成されていれば、LCD、PDP、蛍光表示管または表面伝導型電子放出素子等の電子機器パネルであってもよい。
さらに、本実施形態では、取り出し配線3がパネルの1辺に複数本の取り出し配線3が一束であるパネルについて説明したが、パネルの4辺の全てに取り出し配線3が形成されていてもよく、1辺に複数束の取り出し配線3が形成されていてもよい。
以下、実施例を挙げて本発明に係る電子機器パネルをより詳細に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変更することができる。
<実施例1>
図1から3を参照して、実施例1について説明する。
以下、実施例1の電子機器パネルの作製方法について述べる。
[封止工程]
まず、有機EL素子が形成されている基板1を封止ガラス2により封止する。封止ガラスの周辺底部にUV硬化型接着剤を塗布し、光を60秒照射して硬化させ、有機EL素子パネルを形成した。
封止材には熱硬化型、常温硬化型、光硬化型の接着剤を使用し、材料としてアクリル樹脂、エポキシ樹脂等を用いることができる。
[実装工程]
次に、有機EL素子パネルを駆動させるための駆動回路の接続に必要なFPC6の実装を行なう。ここでは、基板1の基板丸マーク5とFPC6のFPC丸マーク6とにより位置合わせを行い、基板1とFPC6とを接合する。この基板丸マーク5とFPC丸マーク8はサイズがφ0.05mmの円形である。
まず、有機EL素子パネルを不図示の自動実装機にセットする。そして、基板1上の取り出し配線3上にACF9を仮圧着する。さらにFPC6を準備する。
次に、基板1上に形成されている基板丸マーク5を自動実装機のCCDにより観察し、基板丸マーク5の中心位置を画像処理で読み取る。続いて、FPC6のFPC丸マーク8を自動実装機のCCDにより観察し、FPC丸マーク8の中心位置を画像処理で読み取る。次に、読み取った各マークの位置より、FPC6を基板1の位置に移動させ、基板1とFPC6との位置があったところでFPC6を停止させ、両者がずれない程度に仮圧着する。その後、本圧着ヘッドの下に移動後、テフロン(登録商標)テープ50μmを介して条件1の圧着圧力、ヘッド温度、圧着時間で圧着をおこなった。続いて、同様に条件出し用の数種類の圧着圧力、ヘッド温度、圧着時間でACF9とを介して基板1とFPC6との熱圧着を完了し、複数の有機ELパネルを作製した。この有機ELパネルの取り出し配線部分を見ると基板丸マーク5とFPC丸マーク8が一致しているのが観察された(図3(a)参照)。
[透明基板からの観察比較工程]
次に、上記で作製した複数の有機EL素子パネルの基板裏面側、即ち、FPC6と接する面に対する裏面側から透明基板を透して取り出し配線近傍の観察を行なう(図3(b)参照)。観察は、導電粒子の接続個数のカウント、導電粒子の潰れサイズ、潰れた形状、接着部の気泡混入状況などを全域に亘って行なう。これを条件出し用の数種類の有機ELパネル全てについて行い、観察状況の比較検討を行なった。
この条件出し用の有機ELパネルの比較検討の結果、ヒータヘッド温度230℃、圧着圧力3MPa、圧着時間12秒が最適と判断し、製造パネルの作製条件とした。
<実施例2>
実施例2は、実施例1で得られた圧着条件により作成される平面型ディスプレイ装置について説明する。
[パネル製造工程]
まず、有機EL素子が形成されている基板1を封止ガラス2により封止する。封止ガラスの周辺底部にUV硬化型接着剤を塗布し、光を60秒照射して硬化させ、有機EL素子パネルを形成した(図1(a)参照)。
次に、有機EL素子パネルを駆動させるための駆動回路の接続に必要なFPC6の実装を行なう。ここでは、基板位置合わせマーク4とFPC位置合わせマーク7とにより位置合わせを行い、パネルとFPC6とを接合する。この基板位置合わせマーク4とFPC位置合わせマーク7は十字形状をしており、1辺の長さ0.2mm、線幅0.05mmである。
まず、有機EL素子パネルを不図示の自動実装機(不図示)にセットする。そして、基板1上の取り出し配線3上にACF9の仮圧着する。さらに、FPC6を準備する。
次に、基板1上に形成されている基板位置合わせマーク4を自動実装機のCCDにより観察し、基板位置合わせマーク4の十字の中心位置を画像処理で読み取る。続いて、FPC6のFPC位置合わせマーク7を自動実装機のCCDにより観察し、FPC位置合わせマーク7の十字の中心位置を画像処理で読み取る。次に、読み取った各マークの位置より、FPC6を基板1の位置に移動させ、基板1とFPC6との位置があったところでFPC6を停止させ、両者がずれないように仮圧着する。その後、本圧着ヘッドの下に移動後、実施例1の条件出しで得たヒータヘッド温度230℃、圧着圧力3MPa、圧着時間12秒でACF9を介して基板1とFPC6との圧着を完了し、有機ELパネルを作製した。これを製造ロット全てにおいて行なった。
この有機ELパネルの取り出し配線部分を見ると基板位置合わせマーク4とFPC位置合わせマーク7とが一致しているのが観察された(図1(b)参照)。
[製造パネル観察検査工程]
以上のような工程によって作製した製造ロットの有機EL素子パネルから数枚を抜き出し、透明基板側のACF確認部10(図2参照)にてACF9の潰れ状況等を顕微鏡などにより観察した。その結果、ACF確認部10での導電粒子数が設計値以上の数であり、かつ粒子の潰れ状況等も良好であると観察できたので、取り出し配線上の接続されている導電粒子数も設計値以上であると判断し、この製造ロット及びこの検査パネルを合格とした。
なお、今回の製造パネル観察工程では製造ロットから抜き取りで検査したが、抜き取りでなく全数検査してもよい。
また、本実施例では、条件出しパネルも製造で使用の自動実装機で作成できるので、短時間で容易に作製できたので、無駄な時間を省くことができた。
<実施例3>
図4および図5を用いて、実施例3の有機EL素子パネルについて説明する。
図4(a)は基板とFPCとの接合前の部分拡大平面図、図4(b)は接合後の部分拡大平面図である。図5(a)は基板とFPCとを四角マークで接合した後の部分拡大平面図、図5(b)は接合後の基板のFPCと接する面に対する裏面側から観察した部分拡大平面図である。図4および図5において、1Aは有機EL素子が形成された基板、12は封止ガラス、13は取り出し配線、14は基板位置合わせマーク、15は基板四角マーク、16はFPC、17はFPC位置合わせマーク、18はFPC四角マーク、19はACF、20はACF確認部、21はFPC配線である。なお、基板位置合わせマーク14およびFPC位置合わせマーク17が本発明における第1のアライメントマークに相当し、基板四角マーク15およびFPC四角マーク18が本発明における第2のアライメントマークに相当する。また、ACF9は導電粒子を有する導電部材の一例であり、これに限定されるものではない。
実施例3の有機EL素子パネルは、アクティブ型有機EL素子パネルである。この有機EL素子パネルとFPC16について実施例1と異なる点について説明する。アクティブ型有機EL素子パネルにおいては、素子駆動時に局所的な発熱が発生する。例えば、パネルの画素数が320×240画素とした場合、1画素の電流が750nAとすると、750nA×3×320×240=173mAとなり、約173mAの電流が1本の電源配線とグランド(以下、「GND」という。)に流れることになる。電源配線ライン幅が狭いと配線が発熱し高温となり、電源配線近傍の画素寿命が低下したり、非発光部分の発生および増加等の劣化が発生することがある。そのため、この有機EL素子パネルの取り出し配線13とFPC配線21との両端の配線は他の配線より太く形成している。さらに、FPC配線21の両端の太い配線の中にFPC位置合わせマーク17とFPC四角マーク18を設けている。
以下、実施例3の有機EL素子パネルの作製方法に説明する。
[封止工程]
まず、有機EL素子が形成されている基板1Aを封止ガラス12により封止する。封止ガラスの周辺底部にUV硬化型接着剤を塗布し、光を60秒照射して硬化させ、有機EL素子パネルを形成した。
[実装工程]
次に、有機EL素子パネルを駆動させるための駆動回路の接続に必要なFPC16の実装を行なう。ここでは基板1Aの基板四角マーク15とFPC16のFPC四角マーク18とにより位置合わせを行い、パネルとFPC16と接合する。この基板四角マーク15とFPC四角マーク18はサイズが0.05mmの矩形である。
まず、有機EL素子パネルを不図示の自動実装機にセットする。そして、基板1A上の取り出し配線13上にACF19を仮圧着する。さらに、FPC16を準備する。
次に、基板四角マーク15を自動実装機のCCDにより観察し、基板四角マーク15の中心位置を画像処理で読み取る。続いて、FPC四角マーク18を自動実装機のCCDにより観察し、FPC四角マーク18の中心位置を画像処理で読み取る。次に、読み取った各マークの位置より、FPC16を基板1Aの位置に移動させ、基板1AとFPC16との位置があったところでFPC16を停止させ、両者がずれないように仮圧着する。その後、本圧着ヘッドの下に移動後、テフロン(登録商標)テープ50μmを介して条件1の圧着圧力、ヘッド温度、圧着時間で圧着をおこなった。続いて、同様に条件出し用の数種類の圧着圧力、ヘッド温度、圧着時間でACF19とを介して基板1AとFPC16との熱圧着を完了し、複数の有機EL素子パネルを作製した。この有機EL素子パネルの取り出し配線部分を見ると基板四角マーク15とFPC四角マーク18とが一致しているのが観察された(図5(a)参照)。
[基板裏面からの観察比較工程]
次に、上記で作製した複数の有機EL素子パネルの基板1Aの裏面側、即ち、FPC16と接する面に対する裏面側から透明基板を透して取り出し配線近傍の観察を行なう(図5(b)参照)。観察は、導電粒子の接続個数のカウント、導電粒子の潰れサイズ、潰れ形状、接着部の気泡混入状況などを全域に亘って観察を行なう。これを条件出し用の数種類の有機ELパネル全てについて行い、観察状況の比較検討を行なった。
この条件出し有機ELパネルの比較検討の結果、ヒータヘッド温度220℃、圧着圧力3MPa、圧着時間15秒が最適であると判断し、製造パネルの作製条件とした。
<実施例4>
実施例4では、図4を用いて、実施例3で得られた圧着条件により作成される平面型ディスプレイ装置について説明する。
[パネル製造工程]
まず、有機EL素子が形成されている基板1Aを封止ガラス12により封止する。封止ガラスの周辺底部にUV硬化型接着剤を塗布し、光を60秒照射して硬化させ、有機EL素子パネルを形成した。
次に、有機EL素子パネルを駆動させるための駆動回路の接続に必要なFPC16の実装を行なう。ここでは基板位置合わせマーク14とFPC位置合わせマーク17とにより位置合わせを行い、パネルとFPC16とを接合する。この基板位置合わせマーク14とFPC位置合わせマーク17は丸型をしており、φ0.1mmである。
まず、有機EL素子パネルを不図示の自動実装機にセットする。そして、基板1A上の取り出し配線13上にACF19を仮圧着する。さらに、FPC16を準備する。
次に、基板位置合わせマーク14を自動実装機のCCDにより観察し、基板位置合わせマーク14の丸型の中心位置を画像処理で読み取る。続いて、FPC16のFPC位置合わせマーク17を自動実装機のCCDにより観察し、FPC位置合わせマーク17の丸型の中心位置を画像処理で読み取る。次に、読み取った各マークの位置より、FP16を基板1Aの位置に移動させ、基板1AとFPC16との位置があったところでFPC16を停止させ、両者がずれないように仮圧着する。その後、本圧着ヘッドの下に移動後、実施例3で得たヒータヘッド温度220℃、圧着圧力3MPa、圧着時間15秒でACF19を介して基板1AとFPC16との圧着を完了し、有機ELパネルを作製した。これを製造ロットの全てにおいて行なった。
この有機EL素子パネルの取り出し配線部分を見ると取り出し配線13とFPC配線21とが一致しているのが観察された(図4(b)参照)。
[製造パネル観察検査工程]
以上のような工程によって作製した製造ロットの有機EL素子パネルから数枚を抜き出し、基板裏面側のACF確認部20(図4(b)参照)にてACF19の潰れ状況等を顕微鏡などで観察した。この観察により、ACF確認部20にて導電粒子数が設計値以上の数であり、かつ粒子の潰れ状況等が良好であると観察できたので、取り出し配線上の接続されている導電粒子数も設計値以上であると判断し、この製造ロット及びこの検査パネルを合格とした。
なお、今回の製造パネル観察工程では製造ロットから抜き取りで検査したが、抜き取りでなく全数検査してもよい。
また、本実施例では、アクティブ型有機EL素子パネルにおいて電源ラインとGNDラインとを太く形成しているので、配線の発熱も抑えられ素子劣化も発生しなかった。
本発明に係る電子機器パネルを示しており、(a)は基板とFPCとの接合前の部分拡大平面図、(b)は接合後の部分拡大平面図である。 基板とFPCとを位置合わせして接合した状態を基板のFPCと接する面に対する裏面側から観察した部分拡大平面図である。 基板とFPCとを丸マークで接合した状態の拡大平面図である。 (a)は基板とFPCとの接合前の部分拡大平面図、(b)は接合後の部分拡大平面図である。 (a)は基板とFPCとを四角マークで接合した後の部分拡大平面図、(b)は接合後の基板のFPCと接する面に対する裏面側から観察した部分拡大平面図である。
符号の説明
1 基板
1A 有機EL素子が形成された基板
2、12 封止ガラス
3、13 取り出し配線
4、14 基板位置合わせマーク
5 基板丸マーク
6、16 FPC
7、17 FPC位置合わせマーク
8 FPC丸マーク
9、19 ACF
10、20 ACF確認部
11、21 FPC配線
15 基板四角マーク
18 FPC四角マーク

Claims (4)

  1. 基板側の取り出し配線とフレキシブルプリント配線板とが導電粒子を有する導電部材により接続され、基板側に設けられた第1のアライメントマークと、フレキシブルプリント配線板側に設けられた第1のアライメントマークとが重なり合っており、基板側に設けられた第2のアライメントマークと、フレキシブルプリント配線板側に設けられた第2のアライメントマークとがずれていることを特徴とする電子機器パネル。
  2. 前記基板側に設けられた第2のアライメントマークと、前記フレキシブルプリント配線板側に設けられた第2のアライメントマークとは、配線ピッチに対して半ピッチずれて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器パネル。
  3. 前記基板側のアライメントマークが、基板側の取り出し配線の太い配線上に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器パネル。
  4. 電子機器パネルが有機ELパネルであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子機器パネル。
JP2006176240A 2006-06-27 2006-06-27 電子機器パネル Withdrawn JP2008010450A (ja)

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