JP2008003942A - 色調整用プログラムおよび色調整装置 - Google Patents

色調整用プログラムおよび色調整装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008003942A
JP2008003942A JP2006174355A JP2006174355A JP2008003942A JP 2008003942 A JP2008003942 A JP 2008003942A JP 2006174355 A JP2006174355 A JP 2006174355A JP 2006174355 A JP2006174355 A JP 2006174355A JP 2008003942 A JP2008003942 A JP 2008003942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
adjustment
target
range
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006174355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4758836B2 (ja
Inventor
Masahiro Watanabe
征啓 渡辺
Masayoshi Shimizu
雅芳 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2006174355A priority Critical patent/JP4758836B2/ja
Priority to EP06255553A priority patent/EP1871089B1/en
Priority to US11/588,500 priority patent/US7800781B2/en
Publication of JP2008003942A publication Critical patent/JP2008003942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4758836B2 publication Critical patent/JP4758836B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/62Retouching, i.e. modification of isolated colours only or in isolated picture areas only

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】色調整に要する労力と時間を軽減することのできる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】ディスプレイの色調整に用いられる色調整用プログラムであって、色調整の対象色、対象色について色調整する量を示す調整量、および対象色と共に色調整すべき色の範囲を決定する調整範囲についての情報が入力されると、色空間における対象色との位置関係および対象色についての調整量に対応させて、調整範囲に含まれる色の調整量に重み付けをする。重み付けにしたがって、対象色および調整範囲に含まれる色についての調整後の色を算出し、色空間上に、算出した色に対応する立体領域を描画する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画質調整の技術に関し、特に、ユーザがグラフィカルインタフェースを利用した色調整の技術に関する。
テレビやデジタルカメラ等の画質調整においては、ユーザの好みに合わせて、人物の肌色や草木の緑色等を自在に調整したい、といった、ユーザにとってより自由にすることのできる色調整に対する要求が高まっている。
マニュアルでの画質調整の技術に関しては、従来から、レタッチソフト等の各種技術が存在する。これらの色調整方法としては、明度・彩度・色相について、ユーザが任意の色を指定し、1次元でそれぞれ調整する方法や、彩度と色相の2次元表示の中からユーザが任意の色指定をする方法が提供されている(例えば、特許文献1、2および3)。これらの方法によれば、調整のターゲットとするターゲット色について、補正の前後でどのように変化するかをユーザに提示することができる。
1次元の色調整をするためのユーザインタフェースの例を図12(a)に示す。図12(a)のユーザインタフェースを介してイエロー系の色相をグリーン気味に変更する場合は、色相の値を具体的にテキストボックスに入力して設定することで、所望の色調整をすることが可能である。
図12(b)は、2次元の色調整をするためのユーザインタフェースの例である。図12(b)のユーザインタフェースを介して、図中矢印で示す点を例えばポインティングデバイスを用いて指定することで、彩度および色相を同時に指定して、図中右部のテキストボックスに具体的な値を入力することで、彩度および色相について同時に所望の色調整をすることが可能である。
図13は、従来技術に係る3属性について色調整する方法を説明する図(その1)である。調整の対象とされる調整対象色を含むその近傍の領域について、明度、彩度および色相の調整範囲をそれぞれ指定して、調整対象色を含む任意の領域について色調整を行う。
図14は、従来技術に係る3属性について色調整する方法を説明する図(その2)である。図14に示す色調整装置によれば、調整の対象とされる調整対象色を指定して、それぞれの属性値に対して明度調整値、彩度調整値および色相調整値をそれぞれ指定することにより、より柔軟に色調整することができる。
特開平8−321957号公報 特開2003−125221号公報 特開2003−250058号公報
例えば、特許文献1に記載の技術によれば、マスキング処理のマトリックス演算を採用して色調整しているため、色を選択する際に明度や彩度の範囲については指定することができない。すなわち、マスキング処理においては色相範囲の制御しか実現することができない。
また、特許文献2に記載の技術によれば、ターゲット色を含む近傍色については同一量
の調整量とし、調整範囲の境界近くでは、階調が滑らかに維持されるように調整量を徐々に変化させて小さくしてゆくような制御は不可能である。このため、色調整のための制御の自由度が不十分であるという問題があった。
そして、特許文献3に記載の技術によれば、ユーザにより指定されたターゲット色について明度・彩度・色相のそれぞれについて調整値に対して調整値を設定するための制御が複雑になるという問題がある。すなわち、ターゲット色の明度に対して明度、彩度および色相それぞれについての調整値を、ターゲット色の彩度に対して明度、彩度および色相それぞれについての調整値を、そしてターゲット色の色相に対して明度、彩度および色相それぞれについての調整値を設定する必要がある。このように、ユーザにとっては3×3=9つの項目を把握して調整のための操作をする必要があり、色調整の制御が複雑である。このため、ターゲット色の状態や調整内容について、直感的に把握することが困難であるという問題があった。
更には、従来技術に係る色調整方法によれば、調整対象色については補正前後の状態をユーザに示すことができるが、調整対象色の近傍に位置する他の色については、調整の前後の状態を含めてユーザが状態を把握する手段を備えていなかった。
このため、ユーザが指定する調整内容によっては、調整後の調整対象色とその近傍色とで急激に色の変化が発生し、階調の「とび」や「つぶれ」等の不具合が発生することとなるが、従来技術によれば、上記の方法で調整を実施するまではこれらの不具合を予測することができない。複数の色を含む複数のサンプル画像を用意しておき、色補正をテスト的に実施して確認する手段については従来から存在している。しかし、かかる方法では、調整値を設定し、設定値に基づいて色調整してサンプル画像を画面に表示し、ユーザが出力された画像から不具合の有無を確認し、不具合が発生している場合は再度調整値を設定する、という手順を踏む必要があり、労力と時間を要するという問題があった。
本発明は、ターゲット色の色調整の影響について、近傍の色を含めて色調整処理の前後の状態をユーザに示すことにより、ユーザにとって、補正後の色の状態についての視認および調整内容の指示を容易にし、これにより、色調整に要する労力と時間を軽減することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る色調整用プログラムは、画質調整に用いられる色調整用プログラムであって、色調整の対象色、該対象色について色調整する量を示す調整量、および該対象色と共に色調整すべき色の範囲を決定する調整範囲についての情報が入力されると、色空間における該対象色との位置関係および該対象色についての調整量に対応させて、該調整範囲に含まれる色の調整量に重み付けをし、前記重み付けにしたがって、前記対象色および前記調整範囲に含まれる色についての調整後の色を算出し、前記色空間上に、前記算出した色に対応する立体領域を描画する構成とする。
色調整処理は、ターゲットとされる対象色およびその周辺の調整範囲の色に及び、また、調整をしない領域との境界が自然に調整されるよう、重み付けして調整量が決定される。実際に色調整を実施する前に、ユーザが指定した対象色、対象色についての調整量および調整範囲に基づいて色調整した場合における色の状態を、色空間上に立体領域として描画する。これにより、実際に色調整をする前に色の状態を色空間で確認することができ、色調整に要する労力や時間を軽減することができる。
前記立体領域の中で、前記調整範囲のうち前記対象色および該対象色付近の第1の調整範囲に含まれる色については、調整後の色を第1の立体領域として描画し、該調整範囲の
うち該第1の調整範囲の外の第2の調整範囲に含まれる色については、調整後の色を第2の立体領域として描画することとしてもよい。ターゲット色付近とそれ以外の調整する領域とでそれぞれ第1および第2の立体領域としてディスプレイに表示することにより、ユーザにとっては調整後の色の状態の確認がより容易にすることができる。
更には、前記第1および第2の立体領域に含まれる色について、前記色調整の前後における変化量を算出し、前記算出された変化量が適正値であるか否かを判定し、前記変化量が適正値でないと判定された色については、前記色空間上に第3の立体領域として描画することとしてもよい。第3の立体領域により、ユーザが指定した内容で色調整下場合には階調の喪失が発生することを、事前にユーザが認識できる。
更には、前記第1あるいは第2の立体領域に含まれる色のうち、前記色調整の前後で所定の色と同量の変化量が得られた色を抽出し、前記抽出された色については、前記色空間上に第4の立体領域として描画することとしてもよい。ユーザが所望の値を設定する際に使用することができる。
本発明によれば、ユーザは、実際に色調整を実施する前に、色空間上に表示される各種立体領域を参照して適切な値を設定することができるため、色調整に要する労力や時間を軽減される。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る色調整装置の機能ブロック図である。色調整装置1は、表色系変換部2、パラメタ入力部3、算出部4、色変換部5および描画部6を含んで構成される。
表色系変換部2は、RGBで入力された画像データを、明度L、彩度Cおよび色相Hの3属性に変換する。パラメタ入力部3は、ユーザがユーザインタフェースを介して入力した情報を受け付ける。算出部4は、ユーザにより入力された情報に基づいて、属性ごとに色調整処理をするために必要な重み付けを算出する。色変換部5は、算出部4において求めた重み付けに基づいて、調整色を算出する。描画部6は、色変換部5の処理結果を画面上に描画する。
なお、色調整装置1は、デジタルテレビやビデオカメラ、デジタルカメラ、プリンタ等の、色の画質調整を行う画像システムに内蔵される。あるいは外部機器として、画像システムに接続されて使用される。また、画像システムに組み込んで使用するアプリケーションプログラムとして使用することも可能である。
色調整装置1は、明度L、彩度Cおよび色相Hの3属性により色を表し、色調整のターゲットとされる色およびその近傍の色について、ユーザが指定する調整を行った場合の色の状態を、色立体上で表現する。実施形態においては、L*a*b*色空間で表示することとする。
図2は、L*a*b*色空間を説明するための図である。本実施形態においては、色を明度L、彩度C、色相HのLCH座標系で表す。LCH座標系とは、L*a*b*色空間において、a*b*平面の直交座標を、彩度Cと色相Hとの極座標に変換して表す座標系である。人の眼にとって等しい大きさに知覚される色差は、L*a*b*色空間等の均等色空間上においては等しい距離で表される。すなわち、ユーザは、L*a*b*色空間上に表示された色を眼で確認して、容易に色の状態が適正であるか否かを確認することがで
きる。
図3は、ディスプレイに表示される画面の例である。画面は入力部11と出力部12とから構成される。
入力部11は、ユーザがターゲット色(対象色)13、調整種別14、調整量15、調整範囲16および参照調整量17についての情報を入力するためのテキストボックスから構成される。出力部12は、入力部11の情報にしたがって色調整をした場合の調整後の状態を、L*a*b*空間上に各種立体領域として出力する。図3の例においては、ターゲット色、第1および第2の立体領域を表示しているが、詳細については後述する。出力部12中の描画選択ボタン18は、各種立体領域のうちいずれについて出力表示するかを選択するために用意されるラジオボタン等から構成される。
ターゲット色13には、ターゲット色を特定するための明度、彩度および色相についての情報が入力される。調整種別14には、ターゲット色13に対して色調整する具体的な方法が入力される。実施例においては、「シフト」による調整と「寄せ」による調整の2種類のうち、いずれかをラジオボタン等で選択する。調整量15には、ターゲット色13について調整種別14が示す方法によって調整する量が入力される。
調整範囲16は、明度、彩度および色相からなるそれぞれの属性について、開始情報および終了情報が入力される。開始情報および終了情報は、ターゲット色13近傍の色を限定するための情報で、調整範囲16に含まれる色については、ターゲット色13と共に調整種別14による色調整の対象とされる。参照調整量17には、出力部12に出力されている立体領域のうち所定の条件を満たす領域を参照するために用いられる、各属性の値が入力される。詳しくは後述するが、参照調整量17として入力された値にしたがって、補正後の状態として色空間上に表示されている立体領域のうち、同量の補正がなされている領域について、色空間上で色分け等により表示される。
また、画面上には表示ボタン19や設定ボタン20等を更に備えることとしてもよい。入力部11に表示されている所定の項目についてユーザが入力した後、表示ボタン19を押下すると出力部12の色立体上に調整結果を表示する。調整結果を確認した上でユーザが入力した内容での色を設定する際には、設定ボタン20を押下することにより、実際に色調整を実行することとしてもよい。
あるいは、色調整のターゲットとすべき色や調整範囲等について、サンプル画像を参照してユーザが入力できるように画面を設けてもよい。この場合、ユーザは、例えばポインティングデバイス等の入力手段を用いてターゲット色を指定する。更には、調整された色についても、サンプルの画像を通して出力することとしてもよい。
なお、図3に示す画面の例においては入力部11と出力部12とを同時にユーザに示す構成としているが、これに限定されない。例えば、初期状態においては入力部11のみ表示させておき、ユーザが各パラメタの値を入力してから入力部11の上記表示ボタン19を押下することで、出力部12の色立体の表示に切り替えることとし、更にポインティングデバイス等からの入力にしたがって、再び入力部11の表示に切り替える等でもよい。
図4は、シフト処理を説明するための図である。図4に示す例は、3つの属性のうち色相をシフトする処理について示しており、具体的には、色調整のターゲット色は「赤」、調整量は、「黄方向にX°」、調整範囲は「紫から黄」であるとする。
シフト処理では、ターゲット色である赤に近い色については、ターゲット色と同じ重み付けでX°黄方向にシフトさせる。これに対し、調整範囲に含まれる色のうち、比較的タ
ーゲット色からは遠い色については、シフト量を小さくする。実施例においては、図4に示すように、調整範囲と調整範囲外との境界で調整量がゼロ、すなわち色相の調整をしない。調整の向きおよび大きさを表示する調整量ベクトルによれば、調整範囲全体すなわち紫(P)から黄(Y)にかけて右方向に移動し、その移動量に関しては、調整前の赤紫(PR)から橙(RY)までについてはターゲットの赤(R)と同量の移動をし、紫(P)から赤紫(PR)までの領域および橙(RY)から黄(Y)までの領域については、赤紫(PR)および橙(RY)においてはターゲットと同量の移動をし、調整範囲の境界である紫(P)および黄(Y)においては、移動量はゼロとされる。
図5は、寄せの処理を説明するための図である。図5に示す例は、3つの属性のうち色相を寄せる処理について示しており、具体的には、色調整のターゲット色は「赤」、調整量は「最大色相はX°」、調整範囲は「紫から黄」であるとする。
寄せの処理では、ターゲット色である赤については移動させない。紫(P)から黄(Y)の調整範囲のうち、赤紫(PR)および橙(RY)の調整量を最大として、調整範囲と調整範囲外との境界である紫(P)および黄(Y)の調整量がゼロとなるように、重み付けをする。重み付けの一例を図5中に示す。調整量が最大となる赤紫(PR)および橙(RY)においては重みが1.0に、調整量ゼロとなる紫(P)、赤(R)および黄(Y)においては重みが0.0に設定される。これらの間に位置する色については、隣接する色との間で調整量が急激に変化しないように設定される。
調整量ベクトルは、向きはすべてターゲットの赤(R)に向かう向きで、大きさは、調整量が最大の赤紫(PR)および橙(RY)に近い色ほど調整量は大きく、ターゲットの赤(R)および境界の紫(P)および黄(Y)に近い色ほど調整量が小さく(ゼロに近い値が)設定される。
図4および図5に示すように、色調整処理は、全調整範囲において一定の調整量とせず、調整範囲のうちで更に所定の範囲については調整量を変化させる制御を行う。これは、調整範囲の全体に渡り等しく調整量を設定した場合は、調整範囲の境界付近(上記の例では紫(P)や黄(Y)付近)においては色調整後に急激な階調差が発生してしまい、画像の階調とび等の不具合が生じることをためである。調整範囲の境界に近づくにしたがって段階的に(実施例においては一定の変化率で)調整量を減少させることで、調整範囲の境界付近の階調とび等が生じにくくされている。
図6は、第1および第2の立体領域の出力例である。色調整の前後で、色がどのように変化するかをLCH座標系で示す。まず、ターゲット色付近の色として指定されている範囲の境界についての色調整後の状態を、L*a*b*空間上に第1の立体領域として表示する。そして、調整範囲の境界についての色調整後の状態を、L*a*b*空間上に第2の立体領域として表示する。
色調整が図4に示すようなシフト処理による場合、第1の立体領域としては、1.0の重み付けでシフトしている領域、すなわち赤紫(PR)から橙(RY)の領域がこれに相当する。第2の立体領域としては、重みが1.0未満でシフトしている領域、すなわち紫(P)から赤紫(PR)および橙(RY)から黄(Y)の領域がこれに相当する。
色調整が図5に示すような寄せの処理による場合、第1の立体領域としては、重みが1.0すなわち調整量が最大の色である、赤紫(PR)と橙(RY)とに囲まれる領域がこれに相当する。第2の立体領域としては、調整範囲内で且つ第1の立体領域外の、紫(P)から赤紫(PR)および橙(RY)から黄(Y)の領域がこれに相当する。
このように、調整の対象が属性ごとに幅を有することから、色調整により得られる明度・彩度・色相についても、それぞれ幅を有することとなる。図6(a)および図6(b)は、各属性についての調整後の状態を説明する図である。図6(a)は、ターゲット色付近の調整後の各属性の状態を示す図である。明度、彩度および色相について、それぞれ幅rL1、rC1およびrH1を有する。図6(b)は、ターゲット色およびその付近を含む、調整範囲全体についての色調整処理後の各属性の状態を示す図である。明度、彩度および色相について、それぞれ幅rL2、rC2およびrH2を有する。図6(a)および図6(b)に示す調整後の色の状態を色立体上で示すと、図6(c)のようになる。
図6(c)においては、ターゲット色T、第1の立体領域31および第2の立体領域32を出力表示している。第1の立体領域については、その境界部分を実線により、そして、第2の立体領域については、その境界部分を点線により透視的に表示している。透視的に表示することで、ユーザは、調整後の調整範囲に含まれる色について、色空間上における広がりを確認しやすくなる。
第1および第2の立体領域を表示するための動作について、具体的に説明する。
まず、図3に示すようなユーザインタフェースを介して、ユーザが、ターゲット色、色調整の種類、調整量および調整すべき色の範囲を指定する。
調整の対象とすべきターゲット色Tについては、明度・彩度・色相からなる属性の値をそれぞれターゲット色13のテキストボックスに入力する。ターゲット色Tの色立体上の座標を、T(Lt、Ct、Ht)とする。
色調整の種類については、図3の調整種別14のラジオボタン等を用いてシフトあるいは寄せのいずれかをユーザが選択する。ここでは、シフト処理を選択した場合を例に説明することとする。
シフト処理を実行する際の調整量については、図3の調整量15のテキストボックスに属性ごとに所望の値を入力する。ここでは、入力値を、調整量d(Ld、Cd、Hd)とする。
シフト処理を実行する際の色調整すべき色の範囲については、ユーザが、図3の調整範囲16のテキストボックスに、第1および第2の立体領域それぞれについて、調整を開始する色と終了する色について、属性ごとに所望の値を入力する。シフト処理を実行する場合は、第1の立体領域の調整範囲R1については、開始色および終了色をそれぞれ(Ls1、Cs1、Hs1)および(Le1、Ce1、He1)とし、第2の立体領域の調整範囲R2については、開始色および終了色をそれぞれ(Ls2、Cs2、Hs2)および(Le2、Ce2、He2)とする。
次に、入力された情報に基づいて調整後の色を算出する。調整範囲R1およびR2に含まれる色のうち、調整後の色を算出するために注目する色を注目色N(Ln、Cn、Hn)とし、注目色Nの調整後の色N´をN´(Ln´、Cn´、Hn´)とする。調整後の色N´については、注目色Nについて算出された調整量dn(Ldn、Cdn、Hdn)を用いて以下の式で与えられる。
Ln´=Ln+Ldn
Cn´=Cn+Cdn (1)
Hn´=Hn+Hdn
シフト処理に関しては、既に図4を参照して説明したように、調整範囲R1に含まれる色については、ターゲット色Tについての調整量dと同量の調整をする。調整範囲R1の
外部かつ調整範囲R2の内部に含まれる色については、調整範囲R2の境界すなわち調整範囲R2の開始色および終了色においてはその調整量が小さく(例えばゼロに)されるように、段階的に重み付けした調整量dnを設定する。実施例においては、3つの属性のうち、明度Lについての重み付けを与える関数f(x)を以下のように定義する。なお、変数x=Ldn(注目色Nの明度Lnについての調整量)とする。
(2)式より得られた重み付けを、ターゲット色Tについての調整量Ldに掛け合わせることにより、注目色Nについての調整量Ldn=Ld×f(x)が得られる。得られた調整量Ldnを上記(1)式に代入し、調整後の明度Ln´が求められる。
彩度Cnおよび色相Hnについても同様に、予め定義されている関数f(x)およびf(x)に基づいて重み付けがなされ、得られた重み付けに基づいて調整量CdnおよびHdnを求め、そして、求めた調整量を(1)式に代入して、調整後の彩度Cn´およびHn´を求める。
このように、調整範囲内の色のそれぞれについて(1)式および(2)式から調整後の色を求め、調整範囲R1に含まれる色については第1の立体領域として表示し、調整範囲R1の外部かつ調整範囲R2内の色については第2の立体領域として表示する。
L*a*b*色空間上に第1および第2の立体領域を出力表示することで、ターゲット色およびその付近の色について、ユーザが指定した方法で指定した量の調整をした場合の色がユーザにとって確認し易くされる。これにより、色調整に要する労力や時間が軽減される。
図7は、第3の立体領域を説明するための図である。ここでは、シフト処理により階調つぶれが生じている領域について第3の立体領域として出力表示する方法について説明する。ここでは、赤(R)の色相を黄(Y)方向にシフトする色調整をする場合を例に挙げて説明する。
図7(a)は、色相と重みとの関係を示したグラフである。シフトの重み付けについては、説明の簡単のため、ターゲットの赤(R)についてのみ重み付けを1.0とする。調整範囲の境界は0.0すなわちシフト処理は行わないこととし、ターゲット色および境界の色以外の色については、ターゲット色よりも色相の値が小さい場合は1.0/(ターゲット色の色相−調整範囲における色相の最小値)の比で段階的に増加させ、ターゲット色よりも色相の値が大きい場合は−1.0/(調整範囲における色相の最大値−ターゲット色の色相)の比で段階的に減少させることとする。
図7(b)は、ユーザの入力した調整量が適切に設定されている場合における調整量ベ
クトルおよび調整後の色相を模式的に示した図である。色相について黄(Y)方向にシフトした後も、赤(R)から黄(Y)の間でも階調が維持されている。
これに対し、図7(c)は、ユーザの入力した調整量が過度である場合における調整量ベクトルおよび調整後の色相を模式的に示した図である。色相について黄(Y)方向にシフトする際に、調整量が大きすぎるため、調整範囲のうち黄(Y)に近い領域については、調整前には維持されていた階調がシフト処理によって失われていることがわかる。
このように、ユーザが図3に示すユーザインタフェースを介して入力した値にしたがって色調整をすると、例えばユーザが指定した調整量が過多であること等によって、実際の画像変換において滑らかな階調を維持することができなくなることがある。しかし、上記の第1および第2の立体領域では、調整後の状態を色空間上で表していても、実際に階調つぶれ等が生じているか否かを確認することはできない。
そこで、色調整の前後における色の変化率を用いることとする。算出した変化率が小さい場合は、色調整により階調つぶれが発生していることが検出され、変化率が大きい場合は、色調整により階調とびが発生していることが検出される。そして、階調つぶれや階調とびが検出された領域について、第3の立体領域として、第1および第2の立体領域とは異なる色あるいは線描により、色立体上に出力表示する。
図7(d)は、第3の立体領域33の出力例である。図7(d)の例においては、第2の立体領域のうち、色相が黄(Y)の面において階調とびが発生していることを、色分け等によりアラーム表示する。なお、実施例においては階調が失われている立体領域の一例として、区間が色空間上では平面で表される場合を示している。
このように、調整範囲R1により決定される立体の表面上の注目色Nについて、調整後の色N´が第2の立体領域に含まれるか否かの判定をし、第2の立体領域内にない色については第3の立体領域として出力表示する。
第3の立体領域を表示するための動作について、具体的に説明する。
調整範囲R1の境界を構成する色、すなわち調整範囲R1により決定される立体領域の表面を構成する平面状の点Nについて、上記(1)式および(2)式から求めた調整後の色のうち、N´について、調整範囲R2に含まれているか否かを判定する。3つの属性のうち、明度について具体的な判定方法を説明する。
ターゲット色についての明度の調整量Ldに関し、Ld≧0すなわち明度を大きくする調整をした場合における調整後の明度Ln´について、調整前の明度Lnや調整範囲R2を決定するLe2との大小関係から、次のように判定する。
(1)Ln≦Ln´<Le2の場合:調整は正常。
(2)Ln´=Le2の場合:調整が過度になされており、階調の喪失が発生している。(3)Le2<Ln´の場合:調整は(2)よりも更に過度であり、階調の反転が発生している。
上記の(2)あるいは(3)に該当する色については、階調が失われているとして色分け等により第3の立体領域として出力する。
あるいは、調整後の明度Ln´が調整範囲R2の終了色の明度Le2に近づいた場合は調整が過度であると判定するために、所定の値のしきい値Thを定めておくこととしてもよい。Ln´−Le2としきい値Thとの大小関係に応じて判定をすることにより、色調整により生じる階調のとびやつぶれをより確実に検出することができる。しきい値を用いる場合の判定に用いる条件式は、以下の通りである。
Ln´≦Le2且つTh<|Ln´−Le2|の場合:調整は正常。
(2)Ln´≦Le2且つ|Ln´−Le2|≦Thの場合:調整は過度であり、階調の喪失が発生している。
(3)Le2<Ln´の場合:調整は(2)よりも更に過度であり、階調の反転が発生している。
第3の立体領域を表示することで、ユーザが指定した内容にしたがって色調整をした場合に階調が喪失する領域を容易に確認し、適切な値で色調整するために要する労力や時間を軽減することが可能とされる。
図8は、第4の立体領域を説明するための図である。第1および第2の立体領域に含まれる色、すなわち調整範囲に含まれる色について、同一の調整量が与えられている色をユーザが視認しやすいよう、第4の立体領域として出力表示する。
具体的には、図3の入力部11に表示されている項目のうち、参照調整量17に入力されている情報に対応する領域を、第4の立体領域として色分け等により出力する。参照調整量17に入力される値に応じて、例えば図8の右図のような立体領域が表示され、あるいは図8の左図のような立体領域が表示される。
第4の立体領域を表示するための動作について、具体的に説明する。
調整前の色N(Ln、Cn、Hn)と調整後の色N´とで各成分の変化量をしらべ、パラメタ入力部3で指定した変化率dr(Ldr、Cdr、Hdr)と等しい色Eを全て抽出する。条件式は、以下の通りである。下の(3)式を満たす色Eについて、色分けして第4の立体領域として出力表示する。ユーザが入力した値に応じて、例えば図8の左図において太線で示す第4の立体領域34Aが出力され、他の値を指定すると、図8の右図において太線で示す第4の立体領域34Bが出力される。
Ldr=|Ln−Ln´|且つCdr=|Cn−Cn´|且つHdr=|Hn−Hn´|
(3)
色調整処理による変化量が等しい色について第4の立体領域として画面上に出力することで、ユーザが所望の値を設定して色調整をするために利用することができる。
図9は、立体領域を画面上に描画するための一連の処理を示したフローチャートである。図9に示す処理は、例えば、上記処理を実行するプログラムが起動されて図3に示す画面が表示されたことを契機として開始される。
まず、ステップS1で、パラメタ入力部3において、ユーザが画面の入力部11を介して入力した各種情報を受け付ける。ステップS2で、入力された各種情報に基づいて属性ごとに色調整後の値を算出する。この色調整後の値を算出する処理に関しては、上記の(1)式および(2)式に示す処理、すなわち調整範囲に基づく重み付けの処理を含む。そして、ステップS3で、算出された調整後の色に基づいて立体領域を画面上に描画する。ステップS4で、色調整処理を終了するか否かを判定し、終了の場合は処理を終える。未完了の場合は、ステップS1に戻る。ここで、色調整処理は、例えば図3の設定ボタン20を押下して、ユーザが指定した値に基づいて実際に色調整を実施した場合に終了と判定される。
なお、図9に示すフローチャートにおいては、第1および第2の立体領域を出力表示する処理について示しており、ステップS1において受け付けるパラメタとしては、ターゲット色の属性、調整種別および調整範囲がこれに相当し、ステップS2において算出する内容としては、ユーザが指定した調整内容に基づいて重み付けして調整後の色を算出する処理がこれに相当する。これらのステップに関しては、パラメタおよび算出する内容を変
更すると、第3あるいは第4の立体領域を出力するための処理に相当する。
第3の立体領域を描画する処理については、ステップS1においては、図3の描画選択ボタン18のうちで「補正警告の範囲(第3の領域)」が選択されたことを示す情報を受け付け、ステップS2においては、調整後の各色について調整範囲と比較する処理を実行する。第4の立体領域を描画する処理については、ステップS1においては図3の参照調整量17のテキストボックスに入力された値を受け付け、ステップS2においては上記(3)式を満たす色を抽出する処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態に係る色調整装置1においては、ユーザは、ターゲット色だけでなくターゲット色近傍の色について、調整範囲として指定する。また、指定した方法での色調整を実行する際に、調整範囲内と調整範囲の外部との境界において階調が自然につながるよう、重み付けして色調整する。そして、調整後の色の状態、階調が喪失している箇所、あるいは同量の調整がなされている領域等の色調整に際してユーザが必要とする情報を、色立体上に第1から第4の立体領域として出力する。これにより、ユーザが入力した情報に基づいて色調整処理を実行した場合はどのように調整されるのかについて、ユーザは、実際に色調整する前に画面上で確認してから色調整を行うことができる。色調整を実際に実行する前に調整後の状態が画面上に出力されることで、色調整に要する労力や時間を軽減することが可能とされる。
ところで、図1の色調整装置1は、例えば、図10に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成することができる。図10の情報処理装置は、CPU(中央処理装置)1001、メモリ1002、入力装置1003、出力装置1004、外部記憶装置1005、媒体駆動装置1006、ネットワーク接続装置1007を備え、それらはバス1008により互いに接続されている。
メモリ1002は、例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を含み、処理に用いられるプログラムおよびデータを格納する。CPU1001は、メモリ1002を利用してプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
図1の色調整装置1を構成する表色系変換部2、パラメタ入力部3、算出部4、色変換部5および描画部6は、メモリ1002に格納されたプログラムを実行することにより実現される機能に対応する。
入力装置1003は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、ユーザからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置1004は、例えば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等であり、ユーザの入力内容や処理結果である第1から第4の立体領域の出力等に用いられる。
外部記憶装置1005は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。情報処理装置は、この外部記憶装置1005に、上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ1002にロードして使用する。
媒体駆動装置1006は、可搬記録媒体1009を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体1009は、メモリカード、フレキシブルディスク、CD−ROM(compact disk read only memory )、光ディスク、光磁気ディスク等の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。オペレータは、この可搬記録媒体1009に上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ1002にロードして使用する。
ネットワーク接続装置1007は、LAN(local area network)、インターネット等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う。情報処理装置は、必要に応じて、上記プログラムおよびデータを外部の装置からネットワーク接続装置1007を介して受け取り、それらをメモリ1002にロードして使用する。
図11は、図10の情報処理装置にプログラムおよびデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体1009やサーバ1101のデータベース1103に格納されたプログラムおよびデータは、情報処理装置1102のメモリ1002にロードされる。サーバ1101は、そのプログラムおよびデータを搬送する搬送信号を生成し、ネットワーク上の任意の伝送媒体を介して情報処理装置1102に送信する。CPU1001は、そのデータを用いてそのプログラムを実行し、必要な処理を行う。
(付記1)
画質調整に用いられる色調整用プログラムであって、
色調整の対象色、該対象色について色調整する量を示す調整量、および該対象色と共に色調整すべき色の範囲を決定する調整範囲についての情報が入力されると、色空間における該対象色との位置関係および該対象色についての調整量に対応させて、該調整範囲に含まれる色の調整量に重み付けをし、
前記重み付けにしたがって、前記対象色および前記調整範囲に含まれる色についての調整後の色を算出し、
前記色空間上に、前記算出した色に対応する立体領域を描画する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする色調整用プログラム。
(付記2)
前記立体領域の中で、前記調整範囲のうち前記対象色および該対象色付近の第1の調整範囲に含まれる色については、調整後の色を第1の立体領域として描画し、該調整範囲のうち該第1の調整範囲の外の第2の調整範囲に含まれる色については、調整後の色を第2の立体領域として描画する
ことを特徴とする付記1記載の色調整用プログラム。
(付記3)
前記第1および第2の立体領域に含まれる色について、前記色調整の前後における変化量を算出し、
前記算出された変化量が適正値であるか否かを判定し、
前記変化量が適正値でないと判定された色については、前記色空間上に第3の立体領域として描画する
処理を更に備えたことを特徴とする付記2記載の色調整用プログラム。
(付記4)
前記第1あるいは第2の立体領域に含まれる色のうち、前記色調整の前後で所定の色と同量の変化量が得られた色を抽出し、
前記抽出された色については、前記色空間上に第4の立体領域として描画する
処理を更に備えたことを特徴とする付記2記載の色調整用プログラム。
(付記5)
前記調整後の色を算出する処理においては、前記対象色についての調整方向と等しい方向に前記調整範囲に含まれる色を移動させる処理を実行し、
前記第1の調整範囲に含まれる色については、該対象色と等しい調整量を与え、前記調整範囲に含まれる色のうち残りの色については、該第1の調整範囲と前記第2の調整範囲との境界の色から第2の調整範囲と調整をしない範囲との境界にかけて、段階的に減少させた調整量を与え、該第2の調整範囲と調整をしない範囲との境界においては、調整量としてゼロの大きさを与える
ことを特徴とする付記2記載の色調整用プログラム。
(付記6)
前記調整後の色を算出する処理においては、前記調整範囲に含まれる色を前記対象色に向かう方向に移動させる処理を実行し、
前記第1の調整範囲と前記第2の調整範囲との境界においては調整量が最大で、且つ前記対象色および該第2の調整範囲と調整をしない範囲との境界においては、調整量がゼロになるよう段階的に増減させた調整量を与える
ことを特徴とする付記2記載の色調整用プログラム。
(付記7)
ユーザからの指示に従って、前記対象色および前記調整範囲に含まれる色についての色調整を実施する
処理を更に備えたことを特徴とする付記2記載の色調整用プログラム。
(付記8)
画質調整をするための色調整装置であって、
色調整の対象色、該対象色について色調整する量を示す調整量、および該対象色と共に色調整すべき色の範囲を決定する調整範囲についての情報が入力されると、色空間における該対象色との位置関係および該対象色についての調整量に対応させて、該調整範囲に含まれる色の調整量に重み付けをする重み付け手段と、
前記重み付けにしたがって、前記対象色および前記調整範囲に含まれる色についての調整後の色を算出する算出手段と、
前記色空間上に、前記算出した色に対応する立体領域を描画する描画手段と
を備えたことを特徴とする色調整装置。
本実施形態に係る色調整装置の機能ブロック図である。 L*a*b*色空間を説明するための図である。 ディスプレイに表示される画面の例である。 シフト処理を説明するための図である。 寄せの処理を説明するための図である。 第1および第2の立体領域の出力例である。 第3の立体領域を説明するための図である。 第4の立体領域を説明するための図である。 立体領域を画面上に描画するための一連の処理を示したフローチャートである。 情報処理装置の構成図である。 記録媒体を示す図である。 従来のユーザインタフェースを示す図である。 従来の色調整方法を説明する図(その1)である。 従来の色調整方法を説明する図(その2)である。
符号の説明
1 色調整装置
2 表色系変換部
3 パラメタ入力部
4 算出部
5 色変換部
6 描画部

Claims (5)

  1. 画質調整に用いられる色調整用プログラムであって、
    色調整の対象色、該対象色について色調整する量を示す調整量、および該対象色と共に色調整すべき色の範囲を決定する調整範囲についての情報が入力されると、色空間における該対象色との位置関係および該対象色についての調整量に対応させて、該調整範囲に含まれる色の調整量に重み付けをし、
    前記重み付けにしたがって、前記対象色および前記調整範囲に含まれる色についての調整後の色を算出し、
    前記色空間上に、前記算出した色に対応する立体領域を描画する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする色調整用プログラム。
  2. 前記立体領域の中で、前記調整範囲のうち前記対象色および該対象色付近の第1の調整範囲に含まれる色については、調整後の色を第1の立体領域として描画し、該調整範囲のうち該第1の調整範囲の外の第2の調整範囲に含まれる色については、調整後の色を第2の立体領域として描画する
    ことを特徴とする請求項1記載の色調整用プログラム。
  3. 前記第1および第2の立体領域に含まれる色について、前記色調整の前後における変化量を算出し、
    前記算出された変化量が適正値であるか否かを判定し、
    前記変化量が適正値でないと判定された色については、前記色空間上に第3の立体領域として描画する
    処理を更に備えたことを特徴とする請求項2記載の色調整用プログラム。
  4. 前記第1あるいは第2の立体領域に含まれる色のうち、前記色調整の前後で所定の色と同量の変化量が得られた色を抽出し、
    前記抽出された色については、前記色空間上に第4の立体領域として描画する
    処理を更に備えたことを特徴とする請求項2記載の色調整用プログラム。
  5. 画質調整をするための色調整装置であって、
    色調整の対象色、該対象色について色調整する量を示す調整量、および該対象色と共に色調整すべき色の範囲を決定する調整範囲についての情報が入力されると、色空間における該対象色との位置関係および該対象色についての調整量に対応させて、該調整範囲に含まれる色の調整量に重み付けをする重み付け手段と、
    前記重み付けにしたがって、前記対象色および前記調整範囲に含まれる色についての調整後の色を算出する算出手段と、
    前記色空間上に、前記算出した色に対応する立体領域を描画する描画手段と
    を備えたことを特徴とする色調整装置。
JP2006174355A 2006-06-23 2006-06-23 色調整用プログラム、色調整装置、および色調整方法 Active JP4758836B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006174355A JP4758836B2 (ja) 2006-06-23 2006-06-23 色調整用プログラム、色調整装置、および色調整方法
EP06255553A EP1871089B1 (en) 2006-06-23 2006-10-27 Color adjusting program, apparatus and method
US11/588,500 US7800781B2 (en) 2006-06-23 2006-10-27 Recording medium and color adjusting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006174355A JP4758836B2 (ja) 2006-06-23 2006-06-23 色調整用プログラム、色調整装置、および色調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008003942A true JP2008003942A (ja) 2008-01-10
JP4758836B2 JP4758836B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=38344764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006174355A Active JP4758836B2 (ja) 2006-06-23 2006-06-23 色調整用プログラム、色調整装置、および色調整方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7800781B2 (ja)
EP (1) EP1871089B1 (ja)
JP (1) JP4758836B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012235405A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 色変換装置、色変換装置の色調整方法及びプログラム
JP2013138390A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Jvc Kenwood Corp 映像生成装置および映像生成方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7764411B2 (en) * 2006-11-14 2010-07-27 Fuji Xerox Co., Ltd. Color processing apparatus and method, and storage medium storing color processing program
US20090185202A1 (en) * 2008-01-18 2009-07-23 Xerox Corporation Methods and systems for selecting printing materials
JP5380973B2 (ja) * 2008-09-25 2014-01-08 株式会社ニコン 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP5256001B2 (ja) * 2008-11-20 2013-08-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 色調整装置、方法及びプログラム
JP2010154009A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Brother Ind Ltd 画像処理装置と画像処理プログラム
US8428351B2 (en) * 2008-12-24 2013-04-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing device
JP4930503B2 (ja) * 2008-12-25 2012-05-16 ブラザー工業株式会社 画像処理装置と画像処理プログラム
US8027070B2 (en) * 2009-02-03 2011-09-27 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for hue adjustment
JP5423227B2 (ja) * 2009-08-11 2014-02-19 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及びプログラム
JP6521250B2 (ja) * 2015-09-25 2019-05-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、色変換プログラムおよび色変換方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04329487A (ja) * 1991-05-01 1992-11-18 Fujitsu Ltd 領域抽出方法および領域抽出装置
JPH06203119A (ja) * 1992-12-28 1994-07-22 Canon Inc カラー画像処理装置
JPH08287239A (ja) * 1994-10-26 1996-11-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 色彩調整装置及びその方法
JPH1127693A (ja) * 1997-07-03 1999-01-29 Sony Corp クロマキー装置
JP2003087591A (ja) * 2001-09-14 2003-03-20 Canon Inc 画像処理方法及び画像処理装置
JP2005293615A (ja) * 2005-05-30 2005-10-20 Canon Inc 色処理方法および装置
JP2005354229A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Canon Inc 画像処理方法、画像処理装置、情報処理方法
WO2006059573A1 (ja) * 2004-12-02 2006-06-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 色彩調整装置及び方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08321957A (ja) 1995-03-23 1996-12-03 Nikon Corp カラー画像記録装置
JP3796422B2 (ja) * 2001-09-14 2006-07-12 キヤノン株式会社 変換データ調整方法、装置およびプログラム
JP2003125221A (ja) 2001-10-15 2003-04-25 Fuji Photo Film Co Ltd 色変換テーブル調整方法
JP3784726B2 (ja) 2002-02-22 2006-06-14 シャープ株式会社 色調整装置
JP2005176202A (ja) 2003-12-15 2005-06-30 Canon Inc 色再現編集装置およびその方法
JP4315102B2 (ja) * 2004-12-20 2009-08-19 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置、画像処理システム、画像形成システム及びプログラム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04329487A (ja) * 1991-05-01 1992-11-18 Fujitsu Ltd 領域抽出方法および領域抽出装置
JPH06203119A (ja) * 1992-12-28 1994-07-22 Canon Inc カラー画像処理装置
JPH08287239A (ja) * 1994-10-26 1996-11-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 色彩調整装置及びその方法
JPH1127693A (ja) * 1997-07-03 1999-01-29 Sony Corp クロマキー装置
JP2003087591A (ja) * 2001-09-14 2003-03-20 Canon Inc 画像処理方法及び画像処理装置
JP2005354229A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Canon Inc 画像処理方法、画像処理装置、情報処理方法
WO2006059573A1 (ja) * 2004-12-02 2006-06-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 色彩調整装置及び方法
JP2005293615A (ja) * 2005-05-30 2005-10-20 Canon Inc 色処理方法および装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012235405A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 色変換装置、色変換装置の色調整方法及びプログラム
JP2013138390A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Jvc Kenwood Corp 映像生成装置および映像生成方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20070296986A1 (en) 2007-12-27
EP1871089A2 (en) 2007-12-26
EP1871089B1 (en) 2012-03-28
US7800781B2 (en) 2010-09-21
JP4758836B2 (ja) 2011-08-31
EP1871089A3 (en) 2008-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4758836B2 (ja) 色調整用プログラム、色調整装置、および色調整方法
US8233707B2 (en) Automatically selected adjusters
US9236033B2 (en) Color processing apparatus and color processing method
CN107705264B (zh) 一种图像处理方法、电子设备以及具有存储功能的装置
US9082067B2 (en) Image processing apparatus and method thereof
JP5121294B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、プログラム、記録媒体および集積回路
US20100123915A1 (en) Color Adjustment Apparatus, Image Forming Apparatus, And Computer-Readable Recording Medium
EP2819392A1 (en) Image processing apparatus, image forming system, and computer program product
JP4624248B2 (ja) 画像処理装置、肌色調整方法及びプログラム
CN105323502A (zh) 图像处理设备和图像处理方法
US9025224B2 (en) Image-color-correcting method using a multitouch screen
EP1655951A1 (en) Tone setting for monochrome image
JP5814612B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法並びにプログラム
US10168880B2 (en) System, method and computer-accessible medium for manipulating a plurality of components using a single gesture or motion
US8792743B2 (en) Image processing apparatus and program
EP3044753B1 (en) Method and apparatus for assigning colours to an image
JP2007233717A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法並びに制御プログラム及び記憶媒体
JP5162552B2 (ja) 色調整装置、色調整方法及び色調整プログラム
JP4826857B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラム
JP4182023B2 (ja) 色処理装置およびその方法
JP4513961B2 (ja) 色調整方法および色調整装置
JP4835284B2 (ja) プロファイル編集プログラム、プロファイル編集方法およびプロファイル編集装置
JP5736894B2 (ja) 2色化画像信号生成装置、画像形成システム、及び2色化画像信号生成プログラム
US20210019920A1 (en) Image processing apparatus
JP2006270517A (ja) 画像処理方法及び画像処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4758836

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3