JP2008001884A - 導電性ポリマーおよびそれを用いた導電性組成物、ならびに導電性部材 - Google Patents
導電性ポリマーおよびそれを用いた導電性組成物、ならびに導電性部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008001884A JP2008001884A JP2006338862A JP2006338862A JP2008001884A JP 2008001884 A JP2008001884 A JP 2008001884A JP 2006338862 A JP2006338862 A JP 2006338862A JP 2006338862 A JP2006338862 A JP 2006338862A JP 2008001884 A JP2008001884 A JP 2008001884A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- group
- polymer
- sulfonic acid
- conductive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 0 C*Cl(C)*(C)=C(C)* Chemical compound C*Cl(C)*(C)=C(C)* 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Abstract
【解決手段】下記の(A)成分1と(B)成分と(C)成分とが結合してなる有機溶剤可溶な導電性ポリマーであって、上記(A)成分1のイオン性部分が、(B)成分により導入された部分(B成分部分)2のスルホン酸イオンを介して、イオン結合しているとともに、上記(A)成分のイオン性部分が、(C)成分により導入された部分(C成分部分)3のスルホン酸イオンを介して、イオン結合している。
(A)π電子共役系ポリマー。
(B)スルホン酸基およびスルホン酸塩基の少なくとも一方からなるスルホン酸官能基と,重合性官能基Xとを有する化合物。
(C)スルホン酸基およびスルホン酸塩基の少なくとも一方からなるスルホン酸官能基を有し、有機溶剤に溶解する化合物。
【選択図】図1
Description
(A)π電子共役系ポリマー。
(B)スルホン酸基およびスルホン酸塩基の少なくとも一方からなるスルホン酸官能基(スルホン酸イオン化できるもの「以下同じ」)と,重合性官能基とを有する化合物。
(C)スルホン酸基およびスルホン酸塩基の少なくとも一方からなるスルホン酸官能基を有し、有機溶剤に溶解する化合物。
(D)バインダーポリマー。
上記π電子共役系ポリマー(A成分)のモノマー(例えば、アニリン)と、特定の化合物〔官能基ドーパント〕(B成分)と、特定の化合物〔親油ドーパント〕(C成分)と、トルエン等の有機溶剤等とをフラスコ中に所定量入れ、所定温度(例えば、5℃)に制御しながら、過硫酸アンモニウム等の酸化剤を数時間(例えば、1時間)かけて滴下し、数時間(例えば、20時間)酸化重合させて重合物を得る。つぎに、この重合物を水とメタノール等で洗浄して副生成物を除去し、遠心分離等することにより、導電性ポリマーを調製することができる。
上記π電子共役系ポリマー(A成分)のモノマー(例えば、アニリン)と、過硫酸アンモニウム等の酸化剤とを所定量混合して、ポリアニリン等のπ電子共役系ポリマー(A成分)を得る。このπ電子共役系ポリマー(A成分)を、アルカリ環境下で、脱ドープ反応を行い、水とメタノールで精製を行う。そして、この脱ドープしたポリアニリン等のπ電子共役系ポリマー(A成分)と、上記特定の化合物〔官能基ドーパント〕(B成分)と、特定の化合物〔親油ドーパント〕(C成分)とを、必要に応じ溶解した状態で所定量混合し、ドーピングする後ドープ法により、導電性ポリマーを調製することができる。
アニリン〔π電子共役系ポリマー(A成分)のモノマー〕1モル(93g)と、ジノニルナフタレンスルホン酸(C成分)0.45モル(30%MEK溶液で691.1g)と、イセチオン酸(B成分)0.05モル(30%MEK溶液で21.02g)と、メチルエチルケトン(MEK)300ml、および水1000mlとをフラスコ中に入れ、5℃に制御し攪拌しながら、水500mlに溶解した過硫酸アンモニウム(酸化剤)1モル(228.2g)を1時間かけて滴下し、20時間酸化重合させて重合物を得た(重合ドープ法)。つぎに、この重合物を水とメタノールで遠心分離(8000rpm×30分)を繰り返して洗浄し、20℃で10Torrの減圧乾燥をして導電性ポリマーを調製した。
π電子共役系ポリマー(A成分)のモノマー,特定の化合物(B成分),特定の化合物(C成分),酸化剤,溶剤の種類や配合割合等を、下記の表1に示すように変更する以外は、実施例1Aと同様にして導電性ポリマーを調製した。
〔ジドデシルジフェニルエーテルスルホン酸(C成分) *1〕
スルホン酸官能基量:1.71mmol/g
〔ジノニルナフタレンスルホン酸(DNNSA)(C成分) *2〕
スルホン酸官能基量:2.17mmol/g
〔スルホコハク酸ジ−2エチルヘキシルナトリウム(C成分) *3〕
スルホン酸官能基量:2.24mmol/g
〔イセチオン酸(B成分) *4〕
スルホン酸官能基量:7.93mmol/g
〔AMPSA(B成分) *5〕
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸〔スルホン酸官能基量:4.83mmol/g:重合性官能基量:4.83mmol/g〕
各導電性ポリマーを各種溶剤(THF,MEK,トルエン,DMSO)に13重量%の濃度で添加し、超音波処理により溶解させ、遠心分離(20000rpm)して上澄み液を取り出した。この上澄み液中の導電性ポリマーの溶解度を測定した。評価は、いずれかの溶剤で5%以上溶解したものを○、いずれの溶剤も5%未満の溶解度でいずれかの溶剤で1%以上溶解したものを△とした。
内径1cmの絶縁(ポリテトラフルオロエチレン:PTFE製)円筒を準備し、その中に各導電性ポリマーの粉体0.5gを入れ、この絶縁円筒の上下からSUS製の棒で10MPaの荷重をかけた状態で挟み、1Vでの電気抵抗を測定した。
下記の表2に示す各成分を同表に示す割合で配合し、2本ロールもしくは3本ロールを用いて、導電性組成物を調製した。
〔ウレタンエラストマー(TPU)*1〕
東洋紡社製、バイロンUR5537
〔H−NBR*2〕
日本ゼオン社製、ゼットポール0020
〔イソシアネート*3〕
日本ポリウレタン社製、C2030
〔硫黄*4〕
架橋剤
〔加硫促進剤(CZ)*5〕
スルフェンアミド系架橋促進剤(大内新興化学工業社製、ノクセラーCZ)
〔加硫促進剤(BZ)*6〕
ジチオカルバミン酸塩系架橋促進剤(大内新興化学工業社製、ノクセラーBZ)
各導電性組成物を、上記表3に示した各種溶剤に混合し、超音波処理した後、遠心分離(20000rpm)して上澄液を取り出し、これをアプリケーターを用いガラスプレパラート板上にキャスティングし乾燥(120℃×30分)して塗膜(厚み5μm)を形成した。そして、この塗膜を光学顕微鏡(倍率:3000倍)で観察し、バインダーポリマーからなるマトリックス中に、導電性ポリマーの凝集が見られなかったものを○、見られたものを△とした。
各導電性組成物を離型性のあるフィルム上にコーティングし、120℃で乾燥して、フィルム(大きさ:50×30mm、厚み0.05mm)を作製した。そして、このフィルムをMEK溶液に4時間浸漬し、浸漬前後のフィルムの乾燥重量変化の比率を架橋度(%)として表示した。
上記と同様にして得たフィルムに標線を付けたものを、10%引っ張った状態で24時間保持し、一旦開放した後、10分後に標線間の距離を測定した。そして、下記の式(α)に従い、永久伸び(%)を求めた。
各導電性組成物をTHFに混合し、超音波処理した後、遠心分離(20000rpm)して上澄液を取り出し、これをアプリケーターを用いSUS板上にキャスティングし乾燥(120℃×30分)して塗膜(厚み5μm)を形成した。そして、この塗膜の電気抵抗を、25℃×50%RHの環境下、10Vの電圧を印加した時の電気抵抗(Rv=1V)と、100Vの電圧を印加した時の電気抵抗(Rv=30V)を、SRIS 2304に準じてそれぞれ測定した。そして、Log(Rv=1V/Rv=30V)により、電気抵抗の電圧依存性を変動桁数で表示した。
各導電性組成物を用いて上記と同様にして塗膜を作製した。この塗膜について、印加電圧10Vの条件下、低温低湿(15℃×10%RH)時の電気抵抗(Rv=15℃×10%RH)と、高温高湿(35℃×85%RH)時の電気抵抗(Rv=35℃×85%RH)を、SRIS 2304に準じてそれぞれ測定した。そして、Log(Rv=15℃×10%RH/Rv=35℃×85%RH)により、電気抵抗の環境依存性を変動桁数で表示した。
上記塗膜を80℃×95%RHの湿熱環境下に14日放置し、その後の電気抵抗を上記と同様にして測定した。そして、電気抵抗の変動桁数を求めた。
各導電性組成物を用いて上記と同様にして塗膜を作製した。この塗膜について、25℃×50%RHの環境下、30Vの電圧を印加した時の電気抵抗(Rv=0秒)と、25℃×50%RHの環境下、30Vの電圧を10分間印加した時の電気抵抗(Rv=600秒)とを、SRIS 2304に準じてそれぞれ測定した。そして、Log(Rv=600秒/Rv=0秒)により、高電圧領域での電気抵抗変動を変動桁数で表示した。
離型処理されたPETフィルムの離型処理面に、上記実施例1Bと同様にして調製した導電性組成物(コーティング液)を塗布した。そして、1晩常温(25℃)で乾燥した後、さらに120℃で30分乾燥した。つぎに、PETフィルムを剥がし、厚み10μmのフィルム状の導電性高分子複合体を作製した。
導電性組成物(コーティング液)を、下記の表4に示すものに変更する以外は、実施例1Cと同様にして導電性高分子複合体を作製した。
図3に示すように、上記導電性高分子複合体を短冊状11(1cm×3cm)に切り取り、その両面にイオンスパッタ型真空蒸着器を用いて、厚み30nmの白金層(電極12)を蒸着した。そして、各白金層12の一端部に銅線(直径100μm,長さ3cm)13を接続し、試験体を得た。つぎに、上記試験体のうち、銅線13が接続された一端部をPETフィルム(絶縁フィルム)(図示せず)を介してクランプ(図示せず)で挟持し、長手方向を鉛直方向に合わせて設置した。そして、上記銅線13を任意波形発生装置(電源)14に接続し、試験体にパルス状の電圧(0〜10V)を印加し、周波数(0.1〜5Hz)による応答変位振幅を、レーザ変位計15を用いて測定した。また、湿熱後(80℃×95%RHの湿熱環境下に14日放置後)についても、同様に応答変位振幅を測定した。
(ベース層用材料の調製)
カーボンブラックを分散させたシリコーンゴム(信越化学工業社製、KE1350AB)を準備した。なお、このシリコーンゴムを用いて上記と同様にして塗膜を作製し、この塗膜について上記と同様にして電気抵抗等を測定した結果、電気抵抗(10V) は4.5×104 Ω・cm、電気抵抗(100V) は3.8×103 Ω・cm、電気抵抗の電圧依存性は1.07桁、電気抵抗の環境依存性は0.03桁、高電圧領域での電気抵抗変動(チャージアップ)は0.13桁であった。
上記実施例2Bと同様にして導電性組成物を調製し、これをTHFに溶解して、導電性組成物(コーティング液)を調製した。
ウレタンエラストマー(TPU)(日本ミラクトラン社製、E980)93部を、THF300部とMEK150部とトルエン100部に溶解させた後、アセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカブラックHS100)9部を加え、3本ロールを用いて混練して、導電性組成物(コーティング液)を調製した。なお、この導電性組成物を用いて、上記と同様にして導電性塗膜を作製し、この導電性塗膜について上記と同様にして電気抵抗等を測定した結果、電気抵抗(10V) は6.0×106 Ω・cm、電気抵抗(100V) は9.0×104 Ω・cm、電気抵抗の電圧依存性は1.82桁、電気抵抗の環境依存は0.05桁、高電圧領域での電気抵抗変動(チャージアップ)は0.09桁であった。
軸体である芯金(直径10mm、SUS304製)をセットした射出成形用金型内に、上記ベース層用材料を注型し、150℃×45分の条件で加熱した後、脱型して、軸体の外周面に沿ってベース層を形成した。つぎに、このベース層の外周面に、上記中間層材料を塗布して、中間層を形成した。ついで、上記中間層の外周面に、上記表層用材料を塗布して、表層を形成することにより、軸体の外周面にベース層(厚み3mm)が形成され、その外周面に中間層(厚み100μm)が形成され、さらにその外周面に表層(厚み10μm)が形成されてなる、3層構造の帯電ロールを作製した。
(ベース層用材料の調製)
応用例1Dと同様にして、ベース層用材料を調製した。
上記比較例2Bと同様にして導電性組成物を調製し、これをTHFに溶解して、導電性組成物(コーティング液)を調製した。
上記中間層用材料を用いる以外は、応用例1Dと同様にして、3層構造の帯電ロールを作製した。
帯電ロールの表面をSUS板に押し当てた状態で、帯電ロールの両端に各1kgの荷重をかけ、帯電ロールの芯金と、SUS板に押し当てた帯電ロール表面との間の電気抵抗を、SRIS 2304に準じて測定した。なお、電気抵抗は、25℃×50%RHの環境下、10Vの電圧を印加した時の電気抵抗(Rv=10V)と、100Vの電圧を印加した時の電気抵抗(Rv=100V)をそれぞれ測定した。そして、Log(Rv=10V/Rv=100V)により、電気抵抗の電圧依存性を変動桁数で表示した。
上記電気抵抗の評価に準じて、印加電圧10Vの条件下、低温低湿(15℃×10%RH)の時の電気抵抗(Rv=15℃×10%RH)と、高温高湿(35℃×85%RH)の時の電気抵抗(Rv=35℃×85%RH)を、SRIS 2304に準じてそれぞれ測定した。そして、Log(Rv=15℃×10%RH/Rv=35℃×85%RH)により、電気抵抗の環境依存性を変動桁数で表示した。
各帯電ロールの最表面の硬度を、JIS K 6253に準じて測定した。
各帯電ロールの圧縮永久歪を、温度70℃、試験時間22時間、圧縮率25%の条件下、JIS K 6262に準じて測定した。
(画像むら)
帯電ロールを市販のカラープリンター(ヒューレットパッカード社製、レーザージェット4プラス)に組み込み、一ヶ月放置の後、20℃×50%RHの環境下において画像出しを行った。評価は、ハーフトーン画像での濃度むらがなく、細線のとぎれや色むらがなかったものを○、濃度むらが生じたものを×とした。
各帯電ロールを市販のカラープリンター(ヒューレットパッカード社製、レーザージェット4プラス)に組み込み、40℃×95%RHの湿熱環境下に6ヶ月放置した後、画像出しを行った時の、環境による画質の変動の評価を行った。評価は、べた黒画像を印刷し、マクベス濃度計で変化が0.1以下の時を○、0.1を超える時を×とした。
各帯電ロールを市販のカラープリンター(ヒューレットパッカード社製、レーザージェット4プラス)に組み込み、25℃×50%RHの環境下、1万枚画像出しを行った。評価は、ハーフトーン画像での濃度差がなかったもの(マクベス濃度計で0.1未満)を○、濃度差が生じたもの(マクベス濃度計で0.2以上)を×、0.1以上0.2未満を△とした。
40℃×95%RHの環境下で6ヶ月間放置し、前後の電気抵抗を、25℃×50%RHの環境下で10V印加し、SRIS 2304に準じてそれぞれ測定した。そして、電気抵抗の変動桁数を求めた。
2 B成分部分
3 C成分部分
4 イオン結合
5 イオン結合
X 重合性官能基
Z 親油性官能基
Claims (15)
- 下記の(A)成分と(B)成分と(C)成分とが結合してなる有機溶剤可溶な導電性ポリマーであって、上記(A)成分のイオン性部分が(B)成分により導入された部分のスルホン酸イオンを介してイオン結合しているとともに、上記(A)成分のイオン性部分が(C)成分により導入された部分のスルホン酸イオンを介してイオン結合していることを特徴とする導電性ポリマー。
(A)π電子共役系ポリマー。
(B)スルホン酸基およびスルホン酸塩基の少なくとも一方からなるスルホン酸官能基と,重合性官能基とを有する化合物。
(C)スルホン酸基およびスルホン酸塩基の少なくとも一方からなるスルホン酸官能基を有し、有機溶剤に溶解する化合物。 - 上記(A)成分のπ電子共役系ポリマーが、アニリン,ピロール,チオフェンおよびこれらの誘導体からなる群から選ばれた少なくとも一つのモノマーを重合してなる請求項1記載の導電性ポリマー。
- 上記モノマーが、炭素数1〜4のアルキル置換基および炭素数1〜4のアルコキシ置換基の少なくとも一方を有している請求項2記載の導電性ポリマー。
- 上記(B)成分が、水酸基またはラジカル重合性官能基を持つ請求項1〜3のいずれか一項に記載の導電性ポリマー。
- 上記(B)成分中のスルホン酸官能基量および重合性官能基量が、0.5〜10mmol/gである請求項1〜4のいずれか一項に記載の導電性ポリマー。
- 上記(B)成分が、イセチオン酸,2−アクリルアミド−2−メチルプロパン−2−スルホン酸,p−フェノールスルホン酸,2−(4−ヒドロキシエチル−1−ピペラジニル)エタンスルホン酸およびそれらの塩からなる群から選ばれた少なくとも一つである請求項1〜5のいずれか一項に記載の導電性ポリマー。
- 上記(C)成分が、アルキルベンゼンスルホン酸,アルキルナフタレンスルホン酸,アルキルフェニルエーテルスルホン酸およびそれらのスルホン酸塩からなる群から選ばれた少なくとも一つである請求項1〜6のいずれか一項に記載の導電性ポリマー。
- 上記(C)成分が、ドデシルベンゼンスルホン酸,ジノニルナフタレンスルホン酸,ジドデシルベンゼンスルホン酸,ドデシルジフェニルエーテルスルホン酸,スルホコハク酸エステルおよびそれらの塩からなる群から選ばれた少なくとも一つである請求項1〜7のいずれか一項に記載の導電性ポリマー。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載の導電性ポリマーと、下記の(D)成分とを主成分とすることを特徴とする導電性組成物。
(D)バインダーポリマー。 - 上記(D)成分が、アクリル系ポリマー,ウレタン系ポリマー,熱可塑性樹脂ポリマー,熱硬化性樹脂ポリマー,ゴム系ポリマーおよび熱可塑性エラストマーからなる群から選ばれた少なくとも一つである請求項9記載の導電性組成物。
- 上記(B)成分中の重合性官能基と、上記(D)成分中の架橋点とが、直接または架橋剤を介して架橋している請求項9または10記載の導電性組成物。
- 上記架橋剤が、イソシアネート基含有架橋剤,硫黄含有架橋剤,過酸化物架橋剤,ヒドロシリル基含有架橋剤および光架橋剤からなる群から選ばれた少なくとも一つである請求項9記載の導電性組成物。
- 電気抵抗が1×100 〜1×109 Ω・cmである請求項9〜12のいずれか一項に記載の導電性組成物。
- 請求項9〜13のいずれか一項に記載の導電性組成物を、少なくとも一部に用いたことを特徴とする導電性部材。
- 請求項14記載の導電性部材からなる電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006338862A JP5085117B2 (ja) | 2006-05-23 | 2006-12-15 | 導電性組成物およびそれを用いた導電性部材 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006143262 | 2006-05-23 | ||
JP2006143262 | 2006-05-23 | ||
JP2006338862A JP5085117B2 (ja) | 2006-05-23 | 2006-12-15 | 導電性組成物およびそれを用いた導電性部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008001884A true JP2008001884A (ja) | 2008-01-10 |
JP5085117B2 JP5085117B2 (ja) | 2012-11-28 |
Family
ID=39006524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006338862A Expired - Fee Related JP5085117B2 (ja) | 2006-05-23 | 2006-12-15 | 導電性組成物およびそれを用いた導電性部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5085117B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008260896A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ポリアニリンおよびポリアニリンの製造方法と、それらを使用した導電性組成物、帯電防止塗料および帯電防止材 |
JP2012216673A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Tokyo Institute Of Technology | 太陽電池用電極体及びその製造方法、この電極体を備えた太陽電池 |
KR20150032203A (ko) * | 2013-09-17 | 2015-03-25 | 전남대학교산학협력단 | 일체형 전도성고분자 바인더조성물, 상기 바인더조성물 제조방법, 상기 바인더조성물을 포함하는 에너지 저장장치, 상기 바인더조성물로 형성된 감지부를 포함하는 센서, 및 상기 바인더조성물을 유효성분으로 포함하는 부식방지용 코팅조성물 |
WO2015041440A1 (ko) * | 2013-09-17 | 2015-03-26 | 전남대학교산학협력단 | 일체형 전도성고분자 바인더조성물, 상기 바인더조성물 제조방법, 상기 바인더조성물을 포함하는 에너지 저장장치, 상기 바인더조성물로 형성된 감지부를 포함하는 센서, 및 상기 바인더조성물을 유효성분으로 포함하는 부식방지용 코팅조성물 |
JP2018080320A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-05-24 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | 静電気放散性組成物及び方法 |
KR101904039B1 (ko) | 2011-03-31 | 2018-10-04 | 닛뽄 케미콘 가부시끼가이샤 | 태양전지용 전극체 및 그 제조 방법, 이 전극체를 구비한 태양전지 |
JP2022105087A (ja) * | 2016-08-30 | 2022-07-12 | ザ・ボーイング・カンパニー | 導電性材料 |
CN117106350A (zh) * | 2023-09-05 | 2023-11-24 | 深圳宇锵新材料有限公司 | 一种复合导电涂料及其生产方法和应用 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11172104A (ja) * | 1997-12-15 | 1999-06-29 | Toagosei Co Ltd | ポリアニリン誘導体 |
JPH11172103A (ja) * | 1997-12-15 | 1999-06-29 | Toagosei Co Ltd | アニリン系樹脂組成物 |
JP2004138629A (ja) * | 2001-08-28 | 2004-05-13 | Tokai Rubber Ind Ltd | 半導電性高分子弾性部材およびそれを用いたoa部品 |
JP2005314628A (ja) * | 2003-08-28 | 2005-11-10 | Tokai Rubber Ind Ltd | 導電性ポリマーおよびそれを用いた半導電性組成物、ならびに電子写真機器用半導電性部材 |
JP2005314629A (ja) * | 2003-08-28 | 2005-11-10 | Tokai Rubber Ind Ltd | 半導電性組成物およびそれを用いた電子写真機器用半導電性部材 |
-
2006
- 2006-12-15 JP JP2006338862A patent/JP5085117B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11172104A (ja) * | 1997-12-15 | 1999-06-29 | Toagosei Co Ltd | ポリアニリン誘導体 |
JPH11172103A (ja) * | 1997-12-15 | 1999-06-29 | Toagosei Co Ltd | アニリン系樹脂組成物 |
JP2004138629A (ja) * | 2001-08-28 | 2004-05-13 | Tokai Rubber Ind Ltd | 半導電性高分子弾性部材およびそれを用いたoa部品 |
JP2005314628A (ja) * | 2003-08-28 | 2005-11-10 | Tokai Rubber Ind Ltd | 導電性ポリマーおよびそれを用いた半導電性組成物、ならびに電子写真機器用半導電性部材 |
JP2005314629A (ja) * | 2003-08-28 | 2005-11-10 | Tokai Rubber Ind Ltd | 半導電性組成物およびそれを用いた電子写真機器用半導電性部材 |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008260896A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ポリアニリンおよびポリアニリンの製造方法と、それらを使用した導電性組成物、帯電防止塗料および帯電防止材 |
JP2012216673A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Tokyo Institute Of Technology | 太陽電池用電極体及びその製造方法、この電極体を備えた太陽電池 |
KR101904043B1 (ko) | 2011-03-31 | 2018-10-04 | 닛뽄 케미콘 가부시끼가이샤 | 태양 전지용 전극체 및 그 제조 방법, 이 전극체를 구비한 태양 전지 |
KR101904039B1 (ko) | 2011-03-31 | 2018-10-04 | 닛뽄 케미콘 가부시끼가이샤 | 태양전지용 전극체 및 그 제조 방법, 이 전극체를 구비한 태양전지 |
KR20150032203A (ko) * | 2013-09-17 | 2015-03-25 | 전남대학교산학협력단 | 일체형 전도성고분자 바인더조성물, 상기 바인더조성물 제조방법, 상기 바인더조성물을 포함하는 에너지 저장장치, 상기 바인더조성물로 형성된 감지부를 포함하는 센서, 및 상기 바인더조성물을 유효성분으로 포함하는 부식방지용 코팅조성물 |
WO2015041440A1 (ko) * | 2013-09-17 | 2015-03-26 | 전남대학교산학협력단 | 일체형 전도성고분자 바인더조성물, 상기 바인더조성물 제조방법, 상기 바인더조성물을 포함하는 에너지 저장장치, 상기 바인더조성물로 형성된 감지부를 포함하는 센서, 및 상기 바인더조성물을 유효성분으로 포함하는 부식방지용 코팅조성물 |
KR101688121B1 (ko) * | 2013-09-17 | 2017-01-02 | 전남대학교산학협력단 | 일체형 전도성고분자 바인더조성물, 상기 바인더조성물 제조방법, 상기 바인더조성물을 포함하는 에너지 저장장치, 상기 바인더조성물로 형성된 감지부를 포함하는 센서, 및 상기 바인더조성물을 유효성분으로 포함하는 부식방지용 코팅조성물 |
US11257606B2 (en) | 2013-09-17 | 2022-02-22 | Industry Foundation Of Chonnam National University | Integrated conductive polymer binder composition, method for preparing the binder composition, and applications comprising the binder composition |
JP2018080320A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-05-24 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | 静電気放散性組成物及び方法 |
JP2022105087A (ja) * | 2016-08-30 | 2022-07-12 | ザ・ボーイング・カンパニー | 導電性材料 |
JP7470149B2 (ja) | 2016-08-30 | 2024-04-17 | ザ・ボーイング・カンパニー | 導電性材料 |
CN117106350A (zh) * | 2023-09-05 | 2023-11-24 | 深圳宇锵新材料有限公司 | 一种复合导电涂料及其生产方法和应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5085117B2 (ja) | 2012-11-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5085117B2 (ja) | 導電性組成物およびそれを用いた導電性部材 | |
JP4771971B2 (ja) | 柔軟電極およびそれを用いた電子機器 | |
US20060131546A1 (en) | Elastic member of semiconductive polymer and OA equipment using the same | |
US20060124908A1 (en) | Modified conductive polymer and conductive member using the same | |
US20180233250A1 (en) | Conductive film and method for producing the same | |
JP3960214B2 (ja) | 電子写真機器部材用半導電性組成物およびそれを用いた電子写真機器部材 | |
JP5196735B2 (ja) | 電子写真機器用半導電性組成物およびそれを用いた電子写真機器用半導電性部材 | |
JP2005314628A (ja) | 導電性ポリマーおよびそれを用いた半導電性組成物、ならびに電子写真機器用半導電性部材 | |
JP2007138112A (ja) | 導電性ポリマー組成物およびそれを用いた電子写真機器用導電性部材 | |
JP5166809B2 (ja) | 半導電性組成物およびそれを用いた電子写真機器用導電性部材 | |
JP2007063552A (ja) | 導電性エラストマー組成物およびそれを用いた導電性部材 | |
JP5448293B2 (ja) | アクチュエータまたはセンサー | |
JP4082222B2 (ja) | 電子写真機器部材用導電性組成物およびそれを用いた電子写真機器部材、その製法 | |
JP2006176752A (ja) | 導電性ポリマーおよびそれを用いた半導電性組成物、ならびに電子写真機器用半導電性部材 | |
JP2007277278A (ja) | 電子写真機器用半導電性組成物およびそれを用いた電子写真機器用半導電性部材 | |
JP4140645B2 (ja) | 電子写真機器用ロール・ベルト | |
JP2006323402A (ja) | 半導電性高分子弾性部材およびそれを用いたoa部品 | |
JP2007138113A (ja) | 導電性ポリマー組成物およびそれを用いた電子写真機器用導電性部材 | |
JP3960215B2 (ja) | 電子写真機器部材用半導電性組成物およびそれを用いた電子写真機器部材 | |
JP2009080308A (ja) | 導電性ロール | |
JP5279365B2 (ja) | 現像ロールおよびその製法 | |
JP5279366B2 (ja) | 現像ロールおよびその製法 | |
JP2006249140A (ja) | 導電性ポリマーおよびそれを用いた半導電性組成物、ならびに電子写真機器用半導電性部材 | |
JP5279364B2 (ja) | 現像ロールおよびその製法 | |
JP5279363B2 (ja) | 現像ロールおよびその製法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090608 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120828 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120905 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |