JP2008000014A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンから延設される排気管及びこれに接続されるサイレンサから発する熱を効率的に利用することができ、エンジンルームからの冷却排風等を用いた穀稈の乾燥等を促進させ、選別性能の向上を図ることができるコンバインを提供すること。
【解決手段】運転部の下方にエンジンが収容されるエンジンルーム29を備えるとともに、エンジンルーム29内と唐箕吸気口45(吸気口)を介して通じる空間に唐箕20を備えるコンバインにおいて、エンジンの排気マニホールドに一端側が連通する排気管51を、エンジンルーム29内に設けられるラジエータの冷却排風の下流側に配置するとともに、排気管51の他端側に連通するサイレンサ52を、唐箕吸気口45の下方に配置した。
【選択図】図4

Description

本発明は、コンバインに関し、詳細には、運転部の下方にエンジンが収容されるエンジンルームを備えるとともに、前記エンジンルーム内と吸気口を介して唐箕に通じる空間を備えるコンバインに関する。
従来から、例えば、比較的小型の自脱型コンバイン等のコンバインにおいては、機体前部の左右一側に運転部を備えるとともに、刈取部により刈り取った穀稈を脱穀する脱穀部を機体左右他側に備え、この脱穀部の下方に揺動選別装置などを有する選別部を備える構成が広く用いられている。
かかる構成のコンバインにおいては、運転部の下方にエンジンが収容されるエンジンルームが設けられるとともに、このエンジンの動力が伝達されて駆動する唐箕が前記揺動選別装置の前側に設けられる。具体的には、前記唐箕は、機体左右方向に延設される回転軸を有し、この回転軸がエンジンから伝達される動力により回転されることにより、左右両側から空気を吸引して揺動選別装置側に選別風を送風する(例えば、特許文献1〜3参照。)。
前記のような構成のコンバインにおいては、例えば特許文献2に示されているように、従来、エンジンから延設される排気管は、その大部分がエンジンルーム内に配管され、この排気管に接続されるサイレンサ(マフラ)は、エンジンルーム内におけるエンジンの後側において縦方向(上下方向)に設けられていた。
一方、前記のような構成のコンバインでは、例えば特許文献3に示されているように、穀粒の乾燥を促進させて選別性能を向上させること等を目的として、エンジンからの冷却排風が用いられている。具体的には、エンジンルーム内には、エンジンの冷却水を冷却するためのラジエータが設けられるとともにこのラジエータに冷却風を送るためのファンが設けられる。このファンによるエンジンルームからの冷却排風は、ラジエータやエンジンを通過した熱風となる。この熱風である冷却排風が、例えば、唐箕の吸気作用等により脱穀部の内部に導かれ、穀粒の乾燥が促される。
特開2003−88221号公報 特開2006−88982号公報 特許第3510031号公報
前述したような構成を有する従来のコンバインにおいては、次のような点で改善の余地がある。
すなわち、エンジンから延設される排気管及びこれに接続されるサイレンサは、エンジンから排出される排気により熱せられるところ、これら排気管やサイレンサから発する熱を前記のような穀粒の乾燥等に用いることが考えられる。
しかし、前述したようにエンジンの排気管及びサイレンサが主としてエンジンルーム内に配設される構成では、排気管やサイレンサの熱を効率的に利用し難い。つまり、かかる構成では、排気管及びサイレンサ(特に、排気管に対して拡径した部分となり発熱量が比較的多いと考えられるサイレンサ)の熱を利用しようとする場合、例えば、エンジンルーム内からの冷却排風を脱穀部側へ導くために多くの風向板が必要となる等、困難がともなうこととなる。
そこで、本発明の目的は、エンジンから延設される排気管及びこれに接続されるサイレンサから発する熱を効率的に利用することができ、エンジンルームからの冷却排風等を用いた穀稈の乾燥等を促進させ、選別性能の向上を図ることができるコンバインを提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、運転部の下方にエンジンが収容されるエンジンルームを備えるとともに、前記エンジンルーム内と吸気口を介して通じる空間に唐箕を備えるコンバインにおいて、前記エンジンの排気マニホールドに一端側が連通する排気管を、前記エンジンルーム内に設けられるラジエータの冷却排風の下流側に配置するとともに、前記排気管の他端側に連通するサイレンサを、前記吸気口の下方に配置したものである。
請求項2においては、前記サイレンサを、その外形が略楕円筒形状となるように構成するとともに、その筒長方向及び略楕円形状の長径方向の少なくともいずれかの方向が水平方向に対して傾斜するように機体フレームに取り付けたものである。
請求項3においては、前記排気管の前側、後側、及び前記ラジエータ側と反対側の少なくともいずれかを覆う風向板を設けたものである。
請求項4においては、前記吸気口に、該吸気口を介して前記冷却排風を前記唐箕側へと導くとともに下方が開放された吸気ダクトを設けたものである。
請求項5においては、前記吸気ダクトを、機体側に対して着脱可能に設けたものである。
請求項6においては、前記吸気ダクトの着脱機構として、該吸気ダクト及び機体側の少なくともいずれかに設けられ該吸気ダクトを機体側に係合させる係合手段と、該係合手段による係合を保持する固定手段とを設けたものである。
請求項7においては、前記吸引ダクトを、その周囲の部品と異なる色に着色したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、エンジンから延設される排気管及びこれに接続されるサイレンサから発する熱を効率的に利用することができ、エンジンルームからの冷却排風等を用いた穀稈の乾燥等を促進させ、選別性能の向上を図ることができる。
請求項2においては、サイレンサ上に落下する塵挨等が、サイレンサの振動とも相俟ってサイレンサの上面から落下し易くなるので、サイレンサ上に塵挨等が堆積することを防止することができる。
請求項3においては、エンジンや排気管で温められた冷却排風を吸気口側へと効率良く送ることが可能となるので、穀稈の乾燥等を促進させ選別性能の向上を図ることができるとともに、冷却排風が刈取部側や運転部側に流れることによる部品の加熱や、運転者に熱風が当たり不快とさせることを防止することができる。これにより、作業環境の向上を図ることができる。
請求項4においては、サイレンサから上昇する熱気及び排気管により熱せられたエンジンルームからの冷却排風を効率良く唐箕に吸引させることができる。
また、エンジンルームからの冷却排風を、エンジンルームの後側となる唐箕側へと積極的に促すことができるので、運転部周りに熱気が滞留することがなく、運転席周りの雰囲気を改善することができ、運転環境を快適なものとすることができる。
請求項5においては、唐箕の動力伝達部分となる入力プーリやこれに巻回される伝動ベルト等の点検やメンテナンスを容易に行うことができる。
請求項6においては、吸気ダクトの機体側に対する着脱を容易に行うことができるので、唐箕の動力伝達部分等の点検やメンテナンス等にかかる時間の短縮を図ることができる。
また、吸気ダクトを機体側に着脱するに際し、ネジやナット等の締結具等を用いる必要がないので、機体の振動等で吸気ダクトの装着状態が弛んだりすることがない。また、同じく締結具等を用いる必要がないので、吸気ダクトを取り外した状態でもその締結具等の管理が不要となり、吸気ダクトの着脱に際して作業効率の向上が図れる。
請求項7においては、コンバインにおいてメンテナンス部分が収容されていることや、メンテナンスの際に着脱する部材であることを作業者等に容易に認識させることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明の一実施形態に係るコンバインの全体構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1は本発明の一実施形態に係るコンバインの全体構成を示す側面図、図2は同じく平面図である。なお、図1及び図2における左側をコンバインにおける「前」、その反対側を「後」とし、コンバイン前進方向に対する左右側をコンバインにおける「左右」とする。
本実施形態に係るコンバインは、クローラ式走行装置1を備え、このクローラ式走行装置1上には、略水平方向に延設される複数のフレーム等からなる機体フレーム2が構成されている。機体フレーム2の前端には、穀稈を刈り取るための刈刃4等を有する刈取部3が昇降可能に配設されている。刈取部3の後側には、複数の搬送装置等から構成される搬送機構5が設けられている。搬送装置5の後方であって機体フレーム2上の左側には、扱胴7や処理胴8を有する脱穀部6が構成されている。脱穀部6の左側には、搬送装置5から穀稈を受け継いで搬送するフィードチェン9が前後方向に配設されている。フィードチェン9の後側には、排藁チェン10が配設されており、この排藁チェン10の後部下方(脱穀部6の後方)には、排藁カッター装置や拡散コンベア等を有する排藁処理部11が構成されている。
かかる構成により、刈取部3で刈り取られた穀稈は、搬送装置5により後方へと搬送され、フィードチェン9に受け継がれて脱穀部6へと搬送される。脱穀部6を介して脱穀された穀稈(排藁)は、排藁チェン10により搬送されるとともに排藁処理部11へと搬送され、切断される等して圃場に放出される。
脱穀部6の下方には、脱穀部6から受網等を介して漏下する穀粒や藁屑等を選別する選別部12が構成されている。選別部12には、フィードパンやチャフシーブ等を有し前後方向に揺動可能に支持される揺動選別装置13が備えられ、この揺動選別装置13の下方においては、前側から順に、揺動選別装置13へと選別風を送る唐箕20、一番物を搬送して取り出す一番コンベア21、及び二番物を還元コンベア等を介して揺動選別装置13へと還元する二番コンベア22等が配設されている。これら唐箕20及び各コンベア21・22は、それぞれ左右方向に延設される回転軸を有する。
選別部12により選別された穀粒は、前記第一コンベア21と連通されるとともに穀粒を上方へ搬送する揚穀筒16により、脱穀部6の右側に設けられるグレンタンク14に貯溜され、同じく選別された藁屑等は、機外に排出される。グレンタンク14の後方には、穀粒排出装置15が構成されている。穀粒排出装置15は、グレンタンク14の下部に配置された排出コンベアの後部に連通される縦オーガ19と、該縦オーガ19の上部に連通するとともに機体に対して上下方向及び左右方向に回動可能に設けられ穀粒を横送りする排出オーガ17とを有する。すなわち、穀粒排出装置15は、グレンタンク14内の穀粒を縦オーガ19及び排出オーガ17により搬送し、排出オーガ17の先端部に形成される排出口18から排出する。
また、グレンタンク14の前方つまり脱穀部6の右前方には、各種操作レバー類等が配設される運転操作部26や運転席27等を備える運転部25が構成されている。運転席27の略下方には、エンジン28が搭載されている。
すなわち、運転部25の下方には、エンジン28を収容するエンジンルーム29(図3参照)が構成され、エンジンルーム29を形成する筐体30上に運転席27が取り付けられ支持される。
次に、コンバインにおける機体前部の構成について、図3〜図6を用いて説明する。図3はコンバインの機体前部の構成を示す平面図、図4は同じく右側後方斜視図、図5は同じく左側上方斜視図、図6は同じく右側面図である。なお、図4〜図6においては、エンジン28等のエンジンルーム29内の構成の図示を省略している。
機体フレーム2の右側前部となるグレンタンク14の前方には、前記のとおりエンジン28を収容するエンジンルーム29が構成される。エンジンルーム29は、前記筐体30により略箱状に囲繞された空間となる。エンジンルーム29内には、水冷式のエンジン28が横向きに(クランク軸が左右方向となるように)防振搭載される。
エンジンルーム29内におけるエンジン28の右側には、冷却ファン31及びラジエータ32が配設されている。冷却ファン31は、エンジン28に取り付けられて駆動され、この冷却ファン31の正面となる外側(右側)にラジエータ32が設けられる。ラジエータ32は、図示せぬ配水管を介してエンジン28と接続され、冷却ファン31により送られる冷却風を受けることにより、前記配水管を介してエンジン28から導出されるエンジン冷却水を冷却する。エンジン冷却水は、図示せぬポンプ等によってエンジン28とラジエータ32間を循環される。エンジンルーム29の右側壁は、導風ダクト33により形成される。導風ダクト33は、中空状に構成され、その内側面(左側面)に形成される開口部を介してラジエータ32が取り付けられるとともに、外側面(右側面)には、除塵網等が張設される外気導入口34が形成される。
かかる構成により、冷却ファン31の吸引作用によって外気導入口34を介して取り入れられた導風ダクト33内の外気が、ラジエータ32に供給される。つまり、冷却ファン31により外気が取り込まれることでラジエータ32に供給される冷却風は、エンジンルーム29内に送り込まれることとなる。
一方、エンジンルーム29の左後方には、唐箕20が位置している。唐箕20は、前述したように左右方向に延設される回転軸35を有し、この回転軸35の両端部が機体側(脱穀側板)に固設される軸支フレーム36a・36bを介して支持されることにより軸支される。そして、唐箕20は、回転軸35を中心に回動することにより、エンジンルームに連通される排風通路側(エンジン側)から空気を取り込んで(吸引して)揺動選別装置13(図1参照)へ向けて選別風を送る。
唐箕20は、エンジン28の動力が伝達されることにより駆動する。すなわち、唐箕20の回転軸35のエンジン側(右側)端部には入力プーリ37が設けられる一方、エンジン28の冷却ファン31と反対側(左側)においては、フライホイール38を介して延出される出力軸(図示略)にエンジンプーリ39が設けられ、これらプーリ37・39に伝動ベルト41が巻回される。入力プーリ37及びエンジンプーリ39は、それぞれ伝動ベルト41が巻回される部分(溝部)の左右方向の位置が互いに略同じとなるように設けられ、伝動ベルト41は前後方向に略平行に巻回される。伝動ベルト41に対しては、その外側下方からテンションプーリ46が当接し、ベルトテンション式のクラッチが構成されている。
なお、エンジンプーリ39には、エンジン28の動力がクローラ式走行装置1に変速して動力を伝達するミッションケースや刈取部3等に伝達されるためのベルト42が巻回される(図3参照)。また、エンジン28の動力は、唐箕20の回転軸35を含む動力伝達機構を介して選別部12(一番コンベア21等)や脱穀部6(扱胴7等)に伝達される。
また、機体フレーム2上における左右方向略中央部には、唐箕20等が設けられる選別部12側の空間とグレンタンク14側の空間とを仕切る隔壁(脱穀右側板)44が前後方向に立設されている。隔壁44は、唐箕20の前端部近傍から選別部12の後部近傍まで前後方向に延設される。
隔壁44には、唐箕20のエンジン側(右側)の吸気口(以下「唐箕吸気口」という。)45が形成されている。唐箕吸気口45は、隔壁44に唐箕20の直径と略同じ大きさの略円形状の開口部が設けられることにより形成される。
そして、唐箕20の回転軸35の両端部を支持するエンジン側の軸支フレーム36bは、唐箕吸気口45を貫通する回転軸35の端部を支持するとともに隔壁44に対して固定される。本実施形態では、エンジン側の軸支フレーム36bは隔壁44の右側面に固定されている。
また、唐箕20の回転軸35に取り付けられる入力プーリ37は、唐箕吸気口45を介して隔壁44のエンジン側(右側)に位置し、唐箕20に対しては隔壁44の右側においてエンジン28からの動力が伝達される。すなわち、唐箕20は、エンジンルーム29内と唐箕吸気口45を介して通じる排風通路空間に備えられることとなる。したがって、エンジンルーム29内において冷却ファン31により取り込まれる外気は、冷却排風となってその一部が唐箕吸気口45から唐箕20側へと流入することとなる。かかる構成により、唐箕20のエンジン側(右側)については、隔壁44に形成される唐箕吸気口45を介して空気が取り込まれる(図3の太線矢印参照)。
以上説明したように、本実施形態に係るコンバインは、運転部25の下方にエンジン28が収容されるエンジンルーム29を備えるとともに、エンジンルーム29内と唐箕吸気口45を介して通じる空間に唐箕20を備えている。
そして、エンジン28の排気マニホールド50に一端側が連通する排気管51が、エンジンルーム29内に設けられるラジエータ32の冷却排風の下流側に配置されるとともに、排気管51の他端側に連通するサイレンサ52が、唐箕吸気口45の下方に配置されている。
具体的には、図3等に示すように、エンジン28においてシリンダブロック等に取り付けられる排気マニホールド50は、エンジン28の左側をその排出側とし、この排気マニホールド50の排出側に、排気管51の一端側がフランジ部51aを介して連通接続される。
排気管51は、排気マニホールド50に接続側を上流側とすると、この接続部から下流側にかけて、略水平方向左側に向けて伝動ベルト41の近傍位置(エンジンプーリ39の前方位置)まで延出された後、若干後側に向けて下方に延設され、後方にかけて下る傾斜部分を介して機体フレーム2と略同じ高さ位置にて略水平方向に後方に向けて延設される。つまり、排気管51は、エンジンルーム29内から左側に向けて延出されるとともに、側面視(図6参照)で排気マニホールド50に対する接続部を上端部として略L字状となるように機体後方に延設されて配管される。
かかる排気管51の配管構成により、エンジン28の排気管51が、エンジンルーム29内に設けられるラジエータ32の冷却排風の下流側に配置されることとなる。
具体的には、排気管51の他端側(排気マニホールド50に対する接続側と反対側)の一部を除く大部分が、エンジンルーム29からの冷却排風の下流側となるエンジン28の左側に位置することとなる。
また、排気管51の他端側には、フランジ部51bを介してサイレンサ52が連通接続される。サイレンサ52は、排気管51に対して拡径部分となり、外筒が略楕円筒形状に形成されること等により外形が略楕円筒形状となるように構成される。
サイレンサ52は、その長手方向(筒長方向)の一端側が排気管51に接続され長手方向が略水平方向となるように設けられる。ここで、サイレンサ52は、排気管51の下部の延設方向を含めて唐箕吸気口45の下方に位置するように設けられる。つまり、サイレンサ52は、その長手方向が、前記のとおり機体フレーム2を構成する略平行方向に延設される複数のフレームと略同じ高さ位置にて配管される排気管51の下部の延長方向となるように接続されることにより、その高さ位置において唐箕吸気口45(排風通路)の下方に位置するように設けられる。 この際、略楕円筒形状であるサイレンサ52は、平面視での面積が大きくなるように設けられる。つまり、サイレンサ52は、断面視形状となる略楕円形状の長径方向が、略水平方向となるように設けられる。
また、サイレンサ52の他端側(排気管51に対する接続側と反対側)には、比較的小径の延出管53を介して排出管54が接続される。排出管54は、隔壁44の近傍において前後方向に延設され機体フレーム2を構成する縦フレーム2aに沿って配管され、後方に向けて開口する。
このように、エンジン28から延設され配管される排気管51、サイレンサ52及び排出管54は、機体フレーム2を構成するフレーム等に対して所定の位置にて支持固定される。具体的には、例えば排出管54は、図4及び図5に示すように、機体フレーム2を構成する縦フレーム2aに対してステー55等を介してボルト等の締結具等により支持固定される。
このように、エンジン28からの排気管51を、エンジンルーム29内からの冷却排風の下流側に配置するとともに、排気管51の他端側に連通するサイレンサ52を、唐箕吸気口45の下方に配置することにより、エンジン28から延設される排気管51及びこれに接続されるサイレンサ52から発する熱を効率的に利用することができ、エンジンルーム29からの冷却排風等を用いた穀稈の乾燥等を促進させ、選別性能の向上を図ることができる。
すなわち、エンジンルーム29からの冷却排風の一部は、前述したように唐箕吸気口45を介して唐箕20側へと流入するところ、その冷却排風の下流側にエンジン28の排気管51を配置することにより、排気管51から発する熱を冷却排風に乗せて唐箕20側に送ることが可能となり、唐箕20からの選別風として温かい空気を送ることができる。
また、サイレンサ52を唐箕吸気口45の下方に配置することで、サイレンサ52から発する熱により温められた空気が上昇し、唐箕吸気口45近傍の空気(吸気)及び唐箕20の唐箕吸気口45側の部分が暖められることとなるので、唐箕20からの選別風として温かい空気を送ることができる。この際、前記のとおりサイレンサ52をその平面視での面積が大きくなるように設けることで、より広範囲にわたり空気を温めることができると考えられる。
このように、唐箕20からの選別風が温かい空気となることで、穀稈の乾燥等を促すことができ、湿った穀粒が選別部12における揺動選別装置13等に滞留したり付着したりすることを防止して、選別性能を向上させることができる。つまり、一般にコンバインにおいて唐箕の前方に設けられ、エンジンの熱気を吸引して温風を供給するいわゆるプレヒートファンと同様の作用が得られる。
また、サイレンサ52が、機体フレーム2と略同じ高さ位置に配されることとなるので、エンジンルーム29内等のメンテナンス時において、排気により高温となったサイレンサ52に作業者が接触することが防止でき、安全性の向上が図れる。
また、サイレンサ52を設けるに際しては、その筒長方向及び略楕円形状の長径方向の少なくともいずれかの方向が水平方向に対して傾斜するように機体フレーム2に取り付けることが好ましい。すなわち、外形が略楕円筒形状となるように構成されるサイレンサ52を、その長手方向となる筒長方向、及び断面視形状である略楕円形状の長径方向の、少なくともいずれかの方向が水平方向に対して傾斜するように設ける。
本実施形態においては、サイレンサ52は、その断面視形状である略楕円形状の長径方向が水平方向に対して傾斜するように設けられている。
具体的には、図7に示すように、サイレンサ52の外形である略楕円筒形状の断面視形状である略楕円形状の長径方向Mが、水平方向Fに対して傾斜角αの角度をなすようにサイレンサ52が設けられる。つまり、前記のとおり平面視での面積が大きくなるように設けられるサイレンサ52が、水平方向に対して若干傾斜した姿勢で設けられる。かかる姿勢で、サイレンサ52が、機体フレーム2を構成するフレーム等に対して図示せぬステー等を介して取り付けられる。
このように、サイレンサ52を傾斜した姿勢で設けることにより、サイレンサ52上に落下する塵挨等が、サイレンサ52の振動とも相俟ってサイレンサ52の上面から落下し易くなるので、サイレンサ52上に塵挨等が堆積することを防止することができる。
したがって、サイレンサ52の傾斜度合い(傾斜角αの角度)は、特に限定されるものではなく、サイレンサ52上の塵挨等を落下させることができる程度であればよい。なお、本実施形態では、サイレンサ52の断面視形状の略楕円形状の長径方向を傾斜させているが、これに筒長方向の傾斜を加えたり、サイレンサ52の筒長方向のみ傾斜させてもよい。
また、エンジンルーム29内からの冷却排風の下流側に配される排気管51に対しては、その前側、後側、及び前記ラジエータ32側と反対側の少なくともいずれかを覆う風向板が設けられる。
具体的には、図3に示すように、排気管51の前側(図3における右側)に設けられる風向板としては、例えば、エンジンルーム29の前側壁を形成する筐体30の前壁30aから、左側に突出する第一風向板56が設けられる。この第一風向板56により、排気管51により熱せられたエンジンルーム29からの冷却排風が、刈取部3等のエンジンルーム29よりも前側の構成に対して流れることが防止される。第一風向板56は、前壁30aに対して、あるいは機体フレーム2に対して溶接やボルト等の締結具等により固定されることにより設けられる。
また、排気管51の後側(図3における左側)に設けられる風向板としては、隔壁44の前端部において、左側に突出する第二風向板57が設けられる(図5参照)。この第二風向板57により、排気管51により熱せられたエンジンルーム29からの冷却排風が、隔壁44の前側を介して隔壁44の左側から、唐箕20側へと導かれる(図5の太線矢印参照)。第二風向板57は、隔壁44に対して溶接やボルト等の締結具等により固定されることにより設けられる。
また、排気管51のラジエータ32側と反対側(左側)、つまり排気管51に対して冷却排風の下流側(図3における上側)に設けられる風向板としては、例えば、唐箕20の前方において前記第一風向板56の先端部(左側端部)から後方に向けて配される第三風向板58が設けられる。この第三風向板58により、排気管51により熱せられたエンジンルーム29からの冷却排風が、機体左側に流れることが防止され、刈取部3側へ流れることが防止される。第三風向板58が第一風向板56とともに設けられることで、排気管51に対する冷却排風の下流側における前側と左側(下流側)が覆われることとなり、冷却排風が刈取側3側等に流れることが防止されるとともに、冷却排風が唐箕20側へと導かれる。第三風向板58は、第一風向板56に対して、あるいは機体フレーム2に対して溶接やボルト等の締結具等により固定されることにより設けられる。なお、第一風向板56と第三風向板58とは一体であってもよい。この風向板56・57・58と、後述する吸気ダクト60により排風通路が構成される。
このように、排気管51に対して風向板56・57・58を設けることにより、エンジン28や排気管51で温められた冷却排風を唐箕吸気口45側へと効率良く送ることが可能となるので、穀稈の乾燥等を促進させ選別性能の向上を図ることができるとともに、冷却排風が刈取部3側や運転部25側に流れることによる部品の加熱や、運転者に熱風が当たり不快とさせることを防止することができる。これにより、作業環境の向上を図ることができる。
また、唐箕吸気口45に対して、この唐箕吸気口45を介してエンジンルーム29からの冷却排風を唐箕20側へ導くとともに下方が開放された吸気ダクト60が設けられている。
図3〜図6に示すように、吸気ダクト60は、唐箕吸気口45の右側であってエンジンルーム29の後側壁を形成する筐体30の後壁30bと隔壁44との間において設けられ、エンジンルーム29から後壁30bと隔壁44との間に流れる冷却排風を受けるとともに唐箕吸気口45を介して唐箕20側へと導く。
また、吸気ダクト60は、前述したサイレンサ52から発する熱により温められた空気の上昇を確保するとともに、その空気を唐箕吸気口45近傍に導く。
したがって、吸気ダクト60は、エンジンルーム側となる前側及び下側が開放されるとともに、唐箕吸気口45の後側(図3における左側)を覆う後面部60aと、唐箕吸気口45の正面側となる右側(図3における下側)を覆う右面部60bと、唐箕吸気口45の上面(図3における手前側)を覆う上面部60cとを有し、唐箕吸気口45の右側に位置する入力プーリ37を覆うようにして設けられる。
このように、唐箕吸気口45に対して吸気ダクト60を設けることにより、サイレンサ52から上昇する熱気及び排気管51により熱せられたエンジンルーム29からの冷却排風を効率良く唐箕20に吸引させることができる。
また、エンジンルーム29からの冷却排風を、エンジンルーム29の後側となる唐箕20側へと積極的に促すことができるので、運転部25周りに熱気が滞留することがなく、運転席27周りの雰囲気を改善することができ、運転環境を快適なものとすることができる。
また、吸気ダクト60は、機体側に対して着脱可能に設けられる。具体的には、例えば次のような構成が用いられる。
図3、図4及び図6に示すように、吸気ダクト60は、その後面部60aと右面部60bとが蝶ナット61・62が用いられて固定されることにより、機体側に対して着脱可能に設けられる。
すなわち、吸気ダクト60の後面部60aについては、その後端部から隔壁44の右側面に沿うように後方に向けて支持突部60dが突出形成される一方、隔壁44側からは図示せぬボルト部が右側に向けて突設され、このボルト部が支持突部60dを貫通した状態で蝶ナット61により固定される。
また、吸気ダクト60の右面部60bについては、エンジンルーム29の後側(筐体30の後壁30b後側)で左右方向に架設され機体フレーム2を構成する横フレーム2b上において、吸気ダクト60が装着された状態でその右面部60bの内側面に沿うように設けられる略L字状のステー63が用いられる。つまり、吸気ダクト60の右面部60bについては、その下端部から下方に向けて支持突部60eが突出形成される一方、前記ステー63からは図示せぬボルト部が右側に向けて突設され、このボルト部が支持突部60eを貫通した状態で蝶ナット61により固定される。
かかる構成により、吸気ダクト60の装着に際しては、吸気ダクト60が唐箕吸気口45の右側から前記支持突部60d・60eにそれぞれ対応する前記ボルト部が貫通するようにして取り付けられ、各支持突部60d・60eから右側に突出したボルト部に対して蝶ナット61・62が螺合される。
このように、吸気ダクト60は、蝶ナット61・62による締結のみによって機体側に着脱することができるので、工具を用いることなく容易に機体側に対して着脱することが可能となる。
また、吸気ダクト60の機体側に対する着脱構成の他の例として、次のような構成が用いられる。
図8に示すように、吸気ダクト60が装着された状態でその右面部60bの内側面に沿う支持プレート64が、横フレーム2bの上面に立設される。この支持プレート64の一端側(前側)からは、右側に向けて案内ピン66が突設され、他端側(後側)からは図示せぬボルト部が突設される。一方、吸気ダクト60側においては、その右面部60bに、案内ピン66及びボルト部に対応するように貫通孔が形成される。
そして、案内ピン66及びボルト部が右面部60bの貫通孔を貫通した状態で、ボルト部に蝶ナット65が螺合されることにより吸気ダクト60が固定される。つまりこの場合、吸気ダクト60の装着に際しては、吸気ダクト60が唐箕吸気口45の右側から右面部60bに形成される貫通孔にそれぞれ対応する案内ピン66及びボルト部が貫通するようにして取り付けられ、右面部60bから突出したボルト部に対して蝶ナット65が螺合される。
かかる構成によっても、吸気ダクト60は、蝶ナット65による締結のみによって機体側に着脱することができるので、工具を用いることなく容易に機体側に対して着脱することが可能となる。
このように、吸気ダクト60を、機体側に対して着脱可能に設けることにより、唐箕20の動力伝達部分となる入力プーリ37やこれに巻回される伝動ベルト41等の点検やメンテナンスを容易に行うことができる。
さらに、吸気ダクト60は、次のような構成により機体側に対して着脱可能に設けられることが好ましい。
すなわち、吸気ダクト60の着脱機構として、吸気ダクト60及び機体側の少なくともいずれかに設けられ吸気ダクト60を機体側に係合させる係合手段と、この係合手段による係合を保持する固定手段としての押圧部材73とが設けられる構成である。
図9に示すように、本実施形態においては、前記係合手段として、吸気ダクト60に対して下側から係合するガイド部材71・72が設けられ、前記固定手段として、吸気ダクト60を上側から押圧する押圧部材73が設けられる。
ガイド部材71・72は、それぞれ溝部71a・72aを構成する断面視凹状の部材であり、各溝部71a・72aに対して吸気ダクト60が上側から差し込まれた状態で、吸気ダクト60を機体側に係合させる。本実施形態では、吸気ダクト60の後面部60aに対応するガイド部材71と、右面部60bに対応するガイド部材72とが設けられている。すなわち、後面部60aに対応するガイド部材71は、左右方向の溝部71aを構成し、右面部60bに対応するガイド部材72は、前後方向の溝部72aを構成する。
ガイド部材71・72は、機体側に対して設けられる。具体的には、吸気ダクト60の後面部60aに対応するガイド部材71は、隔壁44から右側に向けて突設され、吸気ダクト60の右面部60bに対応するガイド部材72は、機体フレーム2を構成する横フレーム2b上に設けられる。各ガイド部材71・72は、それぞれ溶接やボルト等の締結具によって機体側に固設される。
押圧部材73は、吸気ダクト60を上側から押圧することにより、吸気ダクト60のガイド部材71・72に対する係合を保持することで、吸気ダクト60を機体側に固定する。
押圧部材73は、吸気ダクト60の上面部60cの上面に沿う押圧部73aと、機体側に固定支持されるための支持部73bとを有し、これらが一体の板状部材が略L字状に折曲げ形成されることにより構成される板バネ部材である。つまり、略L字状の一辺部が吸気ダクト60の上面部60cを上側から弾性により押圧する押圧部73aとなり、略L字状の他辺部が機体側に固定される支持部73bとなる。
本実施形態では、押圧部材73は、吸気ダクト60がガイド部材71・72に係合した状態で、押圧部73aが上面部60cに押圧作用する状態で機体側に設けられる。ここで、押圧部材73は、その支持部73bが、隔壁44の右側面に対してボルト等の固定具74により固定されることにより機体側に設けられる。
また、押圧部73aの先端部には、この押圧部73aを支持部73bに対して上下方向に弾性変形させるためのツマミ部73cが延設形成されている。つまり、ツマミ部73cによって押圧部73aが上下方向に弾性変形されることにより、押圧部材73による吸気ダクト60の押圧及びその解除が行われる。
かかる構成により、吸気ダクト60を装着する際には、作業者は、押圧部材73のツマミ部73cを摘んで押圧部材73の押圧部73aを上方に変形させた状態で、吸気ダクト60をガイド部材71・72に対して係合させた後、押圧部73aの変形を解除することで押圧部材73によって吸気ダクト60をその上側から押圧させる。これにより、吸気ダクト60は機体側に固定されることとなる。
また、吸気ダクト60を取り外す際には、作業者は、押圧部材73のツマミ部73cを摘んで押圧部73aを上方に変形させることで吸気ダクト60に対する押圧を解除した状態で、ガイド部材71・72から吸気ダクト60を取り外す。
なお、本実施形態においては、係合手段としてのガイド部材71・72を機体側に設けているが、例えば、吸気ダクト60側に、機体側の横フレーム2bに対して係合可能な係合部を形成したり、吸気ダクト60側及び機体側の双方に互いに係合可能な係合部を設けたりすることにより係合手段を構成してもよい。また、本実施形態においては、係合手段としてのガイド部材71・72は、吸気ダクト60の下部において係合する構成であるが、その係合位置は特に限定されない。
また、係合手段による係合を保持する固定手段としては、本実施形態の押圧部材73のように、押圧によって係合を保持する構成に限定されず、例えば、吸気ダクト60の移動を規制するように当接することで係合手段による係合を保持する構成等であってもよい。
このように、吸気ダクト60の着脱機構を、係合手段であるガイド部材71・72と、これらガイド部材71・72による係合を保持する固定手段としての押圧部材73とを有する構成とすることにより、吸気ダクト60の機体側に対する着脱を容易に行うことができるので、唐箕20の動力伝達部分等の点検やメンテナンス等にかかる時間の短縮を図ることができる。
また、吸気ダクト60を機体側に着脱するに際し、ネジやナット等の締結具等を用いる必要がないので、機体の振動等で吸気ダクト60の装着状態が弛んだりすることがない。また、同じく締結具等を用いる必要がないので、吸気ダクト60を取り外した状態でもその締結具等の管理が不要となり、吸気ダクト60の着脱に際して作業効率の向上が図れる。
また、吸気ダクト60は、その周囲の部品と異なる色に着色されることが好ましい。
すなわち、吸気ダクト60が、その周囲の部品である機体フレーム2や隔壁44や筐体30を構成する後壁30b等とは異なる色とされる。例えば、これら吸気ダクト60の周囲の部品が黒等であるのに対し、吸気ダクト60が赤や黄色等に着色され、吸気ダクト60が周囲に対して目立ように配色される。
このように、吸気ダクト60をその周囲の部品と異なる色に着色することにより、コンバインにおいてメンテナンス部分が収容されていることや、メンテナンスの際に着脱する部材であることを作業者等に容易に認識させることができる。
また、吸気ダクト60を着色するに際しては、コンバインにおいてメンテナンスの際に着脱する部材であって吸気ダクト60以外の部材を含め全て統一的な色とすることにより、コンバインにおけるメンテナンス箇所及びそれらの部材が着脱部材であることを作業者等に容易に見つけさせることができる。これにより、多くの作業者によって利用し易くするというユニバーサルデザインの観点から好ましい構成とすることができる。
本発明の一実施形態に係るコンバインの全体構成を示す側面図。 同じく平面図。 コンバインの機体前部の構成を示す平面図。 同じく右側後方斜視図。 同じく左側上方斜視図。 同じく右側面図。 サイレンサの取付状態を示す図。 吸気ダクトの着脱構成の一例を示す図。 吸気ダクトの着脱機構の一例を示す図。
符号の説明
2 機体フレーム
20 唐箕
25 運転部
28 エンジン
29 エンジンルーム
32 ラジエータ
45 唐箕吸気口(吸気口)
50 排気マニホールド
51 排気管
52 サイレンサ
56 第一風向板(風向板)
57 第二風向板(風向板)
58 第三風向板(風向板)
60 吸気ダクト
71 ガイド部材(係合手段)
72 ガイド部材(係合手段)
73 押圧部材(固定手段)

Claims (7)

  1. 運転部の下方にエンジンが収容されるエンジンルームを備えるとともに、前記エンジンルーム内と吸気口を介して通じる空間に唐箕を備えるコンバインにおいて、
    前記エンジンの排気マニホールドに一端側が連通する排気管を、前記エンジンルーム内に設けられるラジエータの冷却排風の下流側に配置するとともに、前記排気管の他端側に連通するサイレンサを、前記吸気口の下方に配置したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記サイレンサを、その外形が略楕円筒形状となるように構成するとともに、その筒長方向及び略楕円形状の長径方向の少なくともいずれかの方向が水平方向に対して傾斜するように機体フレームに取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記排気管の前側、後側、及び前記ラジエータ側と反対側の少なくともいずれかを覆う風向板を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記吸気口に、該吸気口を介して前記冷却排風を前記唐箕側へと導くとともに下方が開放された吸気ダクトを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載のコンバイン。
  5. 前記吸気ダクトを、機体側に対して着脱可能に設けたことを特徴とする請求項4に記載のコンバイン。
  6. 前記吸気ダクトの着脱機構として、該吸気ダクト及び機体側の少なくともいずれかに設けられ該吸気ダクトを機体側に係合させる係合手段と、該係合手段による係合を保持する固定手段とを設けたことを特徴とする請求項5に記載のコンバイン。
  7. 前記吸引ダクトを、その周囲の部品と異なる色に着色したことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のコンバイン。
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