JP2007536161A - 安全支持体構造 - Google Patents

Abstract

【課題】子供用キャリアを簡単な操作で装着できる安全支持体構造を提供する。
【解決手段】ＩＳＯＦＩＸループを装備した車両の大人用シートに使用される子供用キャリアを取り付ける安全支持体構造（１）は、ネジ止めされかつクリップ止めされた上部成形体（２）及び下部成形体（３）を含む。上部成形体２は前方隆起部（８）及び後方隆起部（９）を有し、これら隆起部の間に平坦部（１０）を設ける。膨隆部は、子供用キャリアを（５３）の前部及び後部アンカーバー（５１、５２）用の凹部（１１）を有する。安全支持体構造（１）はまた、長脚（２４）と接合部（２３）からなる補強フレーム（２２）を有する。横管（２９）は安全支持体構造（１）の後部で長脚（２４）の遠端（２５）を連結する。ＩＳＯＦＩＸラッチ（３４）が横管（２９）の端部（３２）に取り付けられる。横管（２９）にはまた反動防止フラップ（３８）も接続される。上部成形体（２）は、解除部材（４１）用のスロットを画定する内部リブ（４０）を有する。これは枢支ピン（４３）用の２つのクロススロット（４２）を有し、かつ解除ボタン（６１）をも担持する。枢支ピン（４３）は、幼児用キャリア（５３）のアンカーバー（５１、５２）用の凹部にフック（４５）用の枢支点を提供する。解除ボタン（６１）の下に、ベースは脚支柱（７２）を枢支連結するための構成部（７１）を有する。収納する場合、脚支柱（７２）はベースの下に挟着され、反動防止フラップ（３８）は支柱と反対に折り畳まれ、ＩＳＯＦＩＸラッチ（３４）はベースの前部方向に枢動される。使用する場合、ＩＳＯＦＩＸラッチ（３４）は後方に回転され、反動防止部材（３８）は下から安全支持体構造（１）の上に旋回され、脚支柱（７２）は前方に旋回される。ラッチ３４は大人用カーシートのループに係合され、脚支柱（７２）は下方に延長されて床に当接される。乳幼児キャリア（５３）を取り付ける場合、そのアンカーバー（５１、５２）が凹部（１１）に係合され、子供用キャリアはフック（４５）を押し離すように押し下げられる。
【選択図】図６

Description

本発明は、子供用安全シート及び乳幼児キャリアの双方に適用可能な安全支持体構造に関し、特に、ＩＳＯＦＩＸループを装備した大人用シートを持つ車両で使用する安全支持体構造に関する。
以下、特段区別する必要のない場合は、子供用安全シート及び乳幼児キャリアの双方を含むものとして、子供用キャリアの語を用いる。

この明細書において、「安全支持体構造」とは、事故に備えて子供を支持体内に拘束するためのハーネスを備えた、子供用安全シート及び乳幼児キャリアの双方に適用され、子供用安全シートに子供が着座する場合、及び、乳幼児キャリアに乳幼児を寝かせる場合、の双方を考慮している。

また、「安全支持体構造」は、乳幼児を自動車の進行方向後向きに寝かせるタイプの乳幼児キャリア（後向きグループ１のチャイルドシート）、及び進行方向に向けて寝かせるタイプの乳幼児キャリア（前向きグループ１のチャイルドシート）の双方に適用可能である。さらに、子供用安全シートは、大人用安全ベルトを介して車両に固定することができる。

上述の安全支持体構造は、自動車との単一の連結装置を、子供が成長するにつれて必要になるような少なくとも２つのサイズの子供用安全支持体構造、すなわち、上記後向きグループ１のチャイルドシート及びグループ０＋の乳幼児キャリアに適用可能なので便利である。

乳幼児の場合、前向きシートは受け入れられない。乳幼児キャリアは、後向きに自動車に取り付けられる。国によっては、この慣習は未就学年齢の子供に対しても継続される。業界で使用されるグループ分けで言うと、前者の年齢はグループ０＋の子供であり、後者はグループ１の子供である。

ＩＳＯＦＩＸは、子供用安全シートを車両内に固定するためのシステムである。それはＵＮＥＣＥ規則４４．０３に基づいて確立されたものである。基本的にそれは、大人用シートの背もたれとシートのクッションとの間の接合部に１対の鋼製ループを備え、子供用安全シートはループに掛止することができる。

ＩＳＯＦＩＸシートは、トップテザーつまりシートの背もたれの頂部で働く背もたれ用のストラップを設けなければ、掛止用ループを中心に枢動するので、着座者が過度に前方に動くことを免れ得ない。

欧州特許出願第１，２７９，５５４号から、大人用シートにその大人用シートベルトによって固定されるシートベースに、このシートベースの前部を支持するための脚支柱を設けることが公知である。

本発明の目的は、子供用キャリアの改善された安全支持体構造を提供することにある。

本発明は、ＩＳＯＦＩＸループを装備した車両の大人用シートに使用される、子供用キャリアを装着可能な、安全支持体構造であって、大人用シートのクッション上に配置する本体と；前記本体の後部に取り付けられた１対のＩＳＯＦＩＸラッチと；前記大人用シートのクッションの前縁を越え、かつ、車両の床に当接するように、前記本体の前方部付近に取り付けられた脚支柱と；前記子供用キャリアを前記本体に係合するための係合機構と；を備えたことを特徴とする。

前記本体が、事故時の荷重負荷に耐え得る固有強度を持つ単体及び／又は成形構造であり、又は、前記ＩＳＯＦＩＸラッチを安全支持体係合機構に接続する補強材を備えると好ましい。また、前記補強材が、一対の長脚を有するＵ字状金属フレームであり、該各長脚の端部に前記ＩＳＯＦＩＸラッチを取り付けてもよい。

前記ＩＳＯＦＩＸラッチ及び前記長脚が直接接続すると好ましい。また、前記ＩＳＯＦＩＸラッチ及び前記各長脚が、これらを相互に接続する横部材を介して接続され、前記横部材の各端部に前記ラッチを備えてもよい。一方、前記ＩＳＯＦＩＸラッチを前記補強材に、回動自在に、取り付けると好ましく、また、前記ＩＳＯＦＩＸラッチを、前記横部材を介して、回動可能としてもよい。

前記本体の、前記ＩＳＯＦＩＸラッチを配置した側の端部に、前記大人用シートの背もたれに当接する反動防止部材を設けると好ましい。また、前記反動防止部材を前記横部材に取り付けてもよい。さらに、前記反動防止部材が、前記横部材を中心に回動可能であり、かつ、該反動防止部材は回動防止部材を備えており、該回動防止部材により、反動時における前記反動防止部材及び前記安全支持体構造の相互の動きを制限すると好ましい。さらに、前記脚支柱が前記本体の前部に取り付けると好ましい。

前記係合機構が、前記Ｕ字状フレームの各長脚に回動自在に取り付けた２対のフックであり、かつ、該フックは付勢された状態で、前記子供用キャリアと係合させ、前記フックの付勢された状態で前記子供用キャリアとの係合を維持する、解除部材を設けると好ましい。

さらに、前記解除部材がインターロックを備え、該インターロックの手動操作により、前記係合機構と前記子供用キャリアと係合を解除する構成にすると好ましい。

以上の反発明に係る安全支持体構造によれば、子供用キャリアを、簡単な操作で確実に安全支持体構造に係合させることができ、事故に遭遇した場合も、着座者をより安全に保護することができる。

図１、図２、図５及び図６に基づき、子供用キャリアの安全支持体構造を説明する。
安全支持体構造１（図２）は、ネジ４及びクリップ５（図５）により互いに結合される上部成形体２（本体）及び下部成形体３（本体）を備えている。図２の状態で図中左側となる前方部分の構成を除き、下部成形体３の下面６（図３）は平坦である。上部成形体２の上面７（図２）は１対の前方隆起部８及び１対の後方隆起部９を有し、それらの間に平坦部１０が形成されている。

上述の前方隆起部８及び後方隆起部９はそれぞれ、従来の乳幼児キャリア５３（図１）の前方アンカーバー５１（係合機構）及び後方アンカーバー５２（係合機構）を受け入れる凹部１１（係合機構）が形成されている。そして、これらアンカーバー（５１、５２）を、一対の前方側面フランジ５４及び一対の後方側面フランジ５４の間に通し、各アンカーバーの端部には、抜け止め防止用の、端部固定具５５（図１）が取り付けられている。すなわち、前方隆起部８及び後方隆起部９は、一対の側面フランジ５４の間に位置するように形成されている。

安全支持体構造１は、その内部に、平坦部１０でリベット２１（図２）により固定される、Ｕ字状の鋼管製補強フレーム２２（図６）を有し、その一対の長脚２４の接合部２３は安全支持体構造１の前方部に位置している。長脚２４の後方端部２５には、結合部材２６及びボルト２７で該結合部材２６を覆うように取り付けられた帯状部材２８が配置され、該帯状部材２８が形成する開口部分に鋼製横管（横部材）２９を通すことにより、補強フレーム２２と鋼製横管２９とが結合されている。
さらに、この帯状部材２８には、スロット３０が形成されており、鋼製横管２９に設けられたロールピン３１が嵌合している。この構成により、鋼製横管２９は、補強フレーム２２の長脚２４に直交する方向に配置された状態で、半回転させることができる。

鋼製横管２９の一端部３２には、ＩＳＯＦＩＸラッチ３４の内部ケーシング３３が溶接されているが、これらは従来通りなので詳述しない。

鋼製横管２９の、安全支持体構造１（上部成形体２及び下部成形体３）から、突出する部分では、該鋼製横管２９には、軸受３５が取り付けられている（図６）。この軸受３５には、帯状鋼材３６が結合している。そして、この帯状鋼材３６は、反動防止部材３８を構成する鋼管フープ３７にリベット止めされている。さらに、この鋼管フープ３７には、回動防止部材３９がリベット止めされている。この回動防止部材３９は、（上部成形体２の）後方隆起部９を覆う形状で形成されている。また、鋼管フープ３７（反動防止部材３８）が囲む所定領域には、熱成形体１８がクリップ止めされている。

次に、図３、図７、図９及び図１０に基づき、上部成形体２及び下部成形体３を中心に説明する。
上部成形体２は、射出成形体として形成される解除部材４１（図６）の中心スロットを規定する、内部リブ４０（図９）を有している。一方、Ｕ字状の補強フレーム２２の各長脚２４には、ピン４３（図６）が貫通し、内部リブ４０には、各ピン４３（補強フレーム２２）に対して、解除部材４１をその長手方向に移動可能にする、クロススロット４２が形成されている。
ピン４３は下部成形体３の内部リブ４４（図１０）によって、補強フレーム２２の長脚２４に直交する方向に配置され、前方アンカーバー５１及び後方アンカーバー５２を各凹部１１（係合機構）に係止するフック４５（係合機構）（図６）の回動中心となる。
解除部材４１には、フック４５を貫通しバネクリップ４８（図６）によって保持される上部ピン４７（図７）を支持する、横穴４６（図７）が形成されている。これにより、解除部材４１の、補強フレーム２２の長脚２４に平行な長手方向の、移動を、上部成形体２の凹部１１の開口４９（図２）から進退するフック４５の回動に変換している。フック４５はさらなる内部リブ４０１によって、補強フレーム２２の長脚２４に直交する方向に、案内される。

上部成形体２の前方部の開口６０（図２）には、解除ボタン６１が設けられている。この解除ボタン６１は、解除部材４１に摺動自在に支持され（図６）、軸及びバネ（いずれも不図示）を介して、インターロック６２とともに作動する。インターロック６２は、上部成形体２の前方隆起部８の間の開口６６（図９）を貫通して延び、前方隆起部８の凹部１１と、補強フレーム２２の長脚２４に直交する方向に、整列する耳６５（図６）を有している。この構成により、耳６５が前方アンカーバー５１の前方に立設されるので、前方アンカーバー５１及び解除部材４１が、事故時の慣性により、後方に移動するのを防止している。通常、解除部材４１は、下部成形体３のリブ６８（図１０）に作用するバネ６７（図９）によって、前方（図９中左方向）に付勢されている。

下部成形体３の前方部分の解除ボタン６１の下方には、脚支柱７２（図１）を回動自在に支持する構成部７１（図３）が配置されている。より具体的には、構成部７１の内部に対応する安全支持体構造１は回動連結部（図６）となっている。この回動連結部は、Ｕ字状の補強フレーム２２に溶接された１対のタブ７６（図６）から構成されている。そして、この一対のタブ７６は、脚支柱７２の外部金属管７８を貫通するピン７７を支持している。この構成により、脚支柱７２をピン７７を中心に回動させ、脚支柱７２の足元部分７３（図３）近傍に設けたクリップ７４を下部成形体３に形成したアパーチャ７５（図５）にクリップ止めすることができ、脚支柱７２を使用しないときの安全支持体構造１をよりコンパクトにすることができる。

一方、外部金属管７８には、Ｕ字状部材７９が取り付けられており、該Ｕ字状部材７９にはロッカー８０がクリップ止めされている。このロッカー８０は、（その上方部分で）バネ（不図示）により、脚支柱７２の中心から離れる径方向に付勢して、ロッカー８０の下部に設けたペグ８２を、脚支柱７２の内部金属管８４（図７）に形成された一連の穴８３の選択された１つと係合させている。さらに、内部金属管８４の外部金属管７８に対するがたつきを防止し、穴８３を正しい位置に維持するために、成形ライナ８５（図７）が内部金属管８４と外部金属管７８の間に配置されている。
外部金属管７８の内面には、その軸方向に亘り、スロット８７が形成されており、内部金属管８４から延出するロールピン８７１が、スロット８７に嵌合している。この構成により、内部金属管８４の外部金属管７８に対する回転が防止される。さらに、脚支柱７２は、タブ７６に保持されるピン７７より上にある外部金属管７８の端部が、一対のタブ７６の間に設けた、ウェブ８８（図７）と当接するように構成されている。これにより、脚支柱７２が、安全支持体構造１（下部成形体３）の下面に対して、直角の位置を越えて前方に回動することを防止している。より具体的には、ウェブ８８に加え、外部金属管７８（脚支柱７２）は、構成部７１のアパーチャ９０（図１０）の縁部に設けた下部成形体３の弾性止め部材８９に狭持されて、脚支柱７２を前方に回動しない位置に弾性的に保持している。

収納する場合は、図４に示すように、脚支柱７２を、反時計回りに回動させて、下部成形体３の下面とほぼ平行になるように折り、反動防止部材３８を、時計回りに回動させて、脚支柱７２に当てつける。さらに、ＩＳＯＦＩＸラッチ３４は安全支持体構造１の前部方向に向けて回動させて、収納位置となる。

一方、使用状態とするには、ＩＳＯＦＩＸラッチ３４を、前述とは逆に、安全支持体構造１の後方に向けて回動し、反動防止部材３８を、上述の脚支柱７２に当て付いた位置から反時計方向に回動させ、脚支柱７２は、上述の位置から、時計方向に回動させる。さらに、ＩＳＯＦＩＸラッチ３４が大人用シートのループに係合され、脚支柱７２を、自動車の床に接するように、適宜延長する。より具体的には、安全支持体構造１自体を大人用シートクッションに乗せてしまうのではなく、脚支柱７２が、安全支持体構造１の前方部分を（大人用シートクッションから離して）実質的に支持するように、その長さを調整する。
乳幼児キャリア５３（図１）を取り付ける場合、前方アンカーバー５１及び後方アンカーバー５２を各凹部１１に入れると、各バーはフック４５を安全支持体構造１の後方に向けて押し戻し、各バーが各凹部１１に収まると、フック４５が復帰して、前方アンカーバー５１及び後方アンカーバー５２を収めた状態で、各凹部１１が塞がれる。
そして、乳幼児キャリア５３だけを再び取り外す場合、解除ボタン６１を押すとフック４５が解除され、乳幼児キャリア５３を持ち上げて取り出すことが可能になる。

正面衝突の場合、子供、乳幼児キャリア５３、及び安全支持体構造１の重心はＩＳＯＦＩＸループよりかなり上に位置している。このような状態では、これら（子供、乳幼児キャリア５３、及び安全支持体構造１）は、ＩＳＯＦＩＸループを中心に、単体として回動する傾向にあるが、この回動は、自動車の床に当接している脚支柱７２によって阻止される。弾性による反動時には、安全支持体構造１は、反動防止部材３８が大人用シート内に押し戻されて安全支持体構造１の回動防止部材３９によって安全支持体構造１の回動が抑制される前に、所定量回動することができる。このような一連の動作により、乳幼児キャリア５３はシートの背もたれに向けて飛ばされることが防止される。上記の反動時に、解除部材４１が、慣性により安全支持体構造１から乳幼児キャリア５３を解放してしまうこともあり得るが、このような事態はインターロック６２により防止することができる。

上記実施形態はグループ０＋の後向きの乳幼児キャリアに関連して説明したが、それは、前向き又は後向きのグループ１の子供用安全シートのような他の安全シートにも適用してもよい。

上述の上部成形体２及び下部成形体３等は、プラスチック材、特にポリプロピレンの、成形体である。

さらに、図１１に基づき安全支持体構造の他の実施形態を説明する。
本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、子供用キャリア（乳幼児キャリア）が安全支持体構造に係合されない状態で、解除位置にあるフック４５の保持器１０１を備えることもできる。
解除ボタン６１は、フック４５の係合位置にあることを示すインジケータ１０２を備えている。そして、このインジケータ１０２を、フック４５が係合されているときに上部成形体２から突出する、解除ボタン６１の一部分に設けた緑色のマーク１０２としている。
保持器１０１は、乳幼児キャリアが無いときに、フック４５を後方位置に保持して、解除ボタン６１を作動不能にする。図示するように、保持器１０１は成形体１０５に軸１０４で支持されたアーム部材１０３で構成されている。
成形体１０５は、脚部１０６を有しており、該脚部１０６には、上部成形体２に形成されたアパーチャ１０７１に係合する突起１０７と、上部成形体２の外側からリベット１０８を通すためのアパーチャ１０９１（上側）及び１０９２（下側）が形成されている。さらに、成形体１０５は、フック４５が保持器１０１と当接した状態で、軸１０４が、フック４５の作用線上に位置するように形成されている。

脚部１０６及びアーム部材１０３の延長部１１０のそれぞれには、軸１０４を挟んで図１１中の左側に、アーム部材１０３を反時計方向に付勢するための、バネ１１２を取り付ける、突起１１１２（脚部１０６）及び突起１１１１（延長部１１０）が形成されている。
アーム部材１０３の反時計方向の回動は、該アーム部材１０３が、上部成形体２に設けたフック４５の開口４９の縁部１１４との当接することで制限される。アーム部材１０３の先端部分には直立部１１５が形成され、該アーム部材１０３が、前方アンカーバー５１の経路内に確実に延びるようにしている。
乳幼児キャリアを装着しない状態では、アーム部材１０３はフック４５を開口４９から後退させるので、解除ボタン６１の一部分に設けた緑色のマーク１０２は目視できない。

乳幼児キャリアが取り付けられると、前方アンカーバー５１が直立部１１５に当接し、アーム部材１０３を押し下げて、バネ１１２を圧縮し、フック４５は、図示反時計方向に回動する。これにより、フック４５が開口４９を塞ぎ、前方アンカーバー５１が開口４９に収まる。さらに、解除ボタン６１が外に移動し、緑色のマーク１０２が露出し、乳幼児キャリアが係合されていることを示す。
一方、解除ボタン６１を押すことによって乳幼児キャリアを取り外すと、前方アンカーバー５１が乳幼児キャリアと共に持ち上げられるので、解除ボタン６１が依然として押されたままで、アーム部材１０３がフック４５の前に現れる。解除ボタン６１を離すと、フック４５はアーム部材１０３と当接状態になり、これにより、解除ボタン６１は収納され緑色のマーク１０２は目視不能になる。
アーム部材１０３はその遠端１１６を、バネ６７（図９）により付勢されたフック４５で押厚されるが、フック４５の作用線１１７が遠端１１６と直交するので、バネ６７（図９）からの付勢力により、アーム部材１０３が回動することはない。

乳幼児キャリアを装着した安全支持体構造の斜視図である。 安全支持体構造の斜視図である。 安全支持体構造の使用状態での側面図である。 安全支持体構造の収納状態での側面図である。 安全支持体構造の底面図である。 外部成形体を除いた安全支持体構造の斜視図である。 図６の反対側から見た安全支持体構造の斜視図である。 外部成形体を除いた安全支持体構造の平面図である。 下部成形体３を取り外した状態の安全支持体構造の底面図である。 下部成形体３の平面図である。 フック４５の保持機構の他の実施形態を示す部分側面断面図である。

符号の説明

１ 安全支持体構造
２、３ 本体
３４ ＩＳＯＦＩＸラッチ
１１、４５、５１、５２ 係合機構
５３ 子供用キャリア
７２ 脚支柱

Claims (22)

1. ＩＳＯＦＩＸループを装備した車両の大人用シートに使用される子供用キャリアを装着可能な安全支持体構造であって、
   大人用シートのクッション上に配置する本体と；
   前記本体の後部に取り付けられた１対のＩＳＯＦＩＸラッチと；
   前記大人用シートのクッションの前縁を越え、かつ、車両の床に当接するように、前記本体の前方部付近に取り付けられた脚支柱と；
   前記子供用キャリアを前記本体に係合するための係合機構と；
   を備えたことを特徴とする安全支持体構造。
2. 前記本体が、事故時の荷重負荷に耐え得る固有強度を持つ単体及び／又は成形構造である、請求項１記載の安全支持体構造。
3. 前記本体が、前記ＩＳＯＦＩＸラッチを安全支持体係合機構に接続する補強材を備える、請求項１又は２記載の安全支持体構造。
4. 前記補強材が、一対の長脚を有するＵ字状金属フレームであり、該各長脚の端部に前記ＩＳＯＦＩＸラッチを取り付けた、請求項３記載の安全支持体構造。
5. 前記ＩＳＯＦＩＸラッチ及び前記長脚が直接接続される、請求項４記載の安全支持体構造。
6. 前記ＩＳＯＦＩＸラッチ及び前記各長脚が、これらを相互に接続する横部材を介して接続され、前記横部材の各端部に前記ラッチを備える、請求項４記載の安全支持体構造。
7. 前記ＩＳＯＦＩＸラッチが前記補強材に、回動自在に、取り付けられる、請求項３乃至６のいずれか一項に記載の安全支持体構造。
8. 前記ＩＳＯＦＩＸラッチを、前記横部材を介して、回動可能とした、請求項６及び７記載の安全支持体構造。
9. 前記本体の、前記ＩＳＯＦＩＸラッチを配置した側の端部に、前記大人用シートの背もたれに当接する反動防止部材を設けた、請求項１乃至８のいずれか一項に記載の安全支持体構造。
10. 前記反動防止部材を前記横部材に取り付けた、請求項６又は８、及び請求項９記載の安全支持体構造。
11. 前記反動防止部材が、前記横部材を中心に回動可能であり、かつ、該反動防止部材は回動防止部材を備えており、該回動防止部材により、反動時における前記反動防止部材及び前記安全支持体構造の相互の動きを制限する、請求項１０記載の安全支持体構造。
12. 前記脚支柱が前記本体の前部に取り付けられる、請求項１乃至１１のいずれか一項に記載の安全支持体構造。
13. 前記係合機構が、前記Ｕ字状フレームの各長脚に回動自在に取り付けた２対のフックであり、かつ、該フックは付勢された状態で、前記子供用キャリアと係合する、請求項４乃至１２のいずれか一項に記載の安全支持体構造。
14. 前記フックの付勢された状態で前記子供用キャリアとの係合を維持する、解除部材を設けた、請求項１３記載の安全支持体構造。
15. 前記解除部材がインターロックを備え、該インターロックの手動操作により、前記係合機構と前記子供用キャリアと係合を解除する、請求項１４記載の安全支持体構造。
16. 前記インターロックを手動操作を可能にし、かつ、前記フックが係合位置にあることを示すインジケータを備えた解除ボタンと；
    前記子供用キャリアと前記安全支持体構造とが係合しないとき、前記インジケータに表示することなく、前記フックを解除位置に、かつ、前記ボタンを解除位置に保持するための保持器と；
    をさらに備えた、請求項１３乃至１５のいずれか一項に記載の安全支持体構造。
17. 前記ボタンが前記解除部材の前記ＩＳＯＦＩＸラッチとは反対側の端に設けられる、請求項１４又は１５に従属する請求項１６記載の安全支持体構造。
18. 前記保持器が、解除状態の前記フックと当接し、かつ、該当接点から前記フックの作用線の方向に沿って、前記フックの係合位置に向かって延びるアーム部材であり、
    前記アーム部材の回動軸を、前記作用線上で、前記アーム部材と前記フックの当接点から所定距離だけ離して設けることにより、前記フックの付勢力が作用しても前記アーム部材を回動させず、
    前記子供用キャリアと前記安全支持体構造とが係合して前記アーム部材を回動させたときに、前記アーム部材を前記フック保持位置に付勢させるバネを設けた、
    請求項１６又は１７記載の安全支持体構造。
19. 前記アーム部材の前記回動軸を前記本体内部に取り付けた所定の部材で支持し、前記回動軸を挟んで、前記フックとは反対側の前記アーム部材の延長部に前記バネを配置した、請求項１８記載の安全支持体構造。
20. プラスチック材から形成された成形体を含む、請求項１乃至１９のいずれか一項に記載の安全支持体構造。
21. グループ０＋の後向き乳幼児用キャリア又は前向きもしくは後向きのグループ１の子供用安全シート用の請求項１乃至２０のいずれか一項に記載の安全支持体構造。
22. 請求項１乃至２１のいずれか一項に記載される安全支持体構造と乳幼児用キャリア又は子供用キャリとの組合せ。

Images