JP2011042345A - 座面高さ可変装置を備えた車両用シート - Google Patents

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Daisuke Uchimoto
大介 内本
Koji Tezuka
浩二 手塚
Kazuharu Ogawa
和晴 小川
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Toyo Seat Co Ltd
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Abstract

【課題】シートクッション座面の高さを変えることによって幼児向けシートとしても大人向けシートとしても使用でき、部品点数の増加に伴うコストアップや重量増加を防止するとともに、幼児向けシートとして使用中に車両前方衝突が発生した場合にサブマリン現象を防止する。
【解決手段】前部シートクッション5を分離独立形成し、座面上の分割境界部をヒンジ結合し、前部シートクッション5を支持リンク機構8によって後部シートクッション6の座面上に前部シートクッション5が反転して載置されることで幼児向けシートの状態となり、支持リンク機構8の両端に足部17、18を有し、幼児向けシートの状態では足部17が支持フレーム12の裏面に当接して前部シートクッション5の反転方向へ回動を防止するとともに、足部18が前部シートクッションベース部材14のパイプフレーム19に当接して反転して載置された前部シートクッション5の前方移動を防止する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シートクッションの座面部の高さを変えて幼児向けシートとして使用できるようにするシートクッション座面高さ可変装置を備えた車両用シートに関する。
車両用シートを幼児向けシートとしても使用できるようにするため、シートクッション座面部の高さを変え得るようにしたものがある。
この車両用シートは、シートクッション座面部が前後2分割されて前部シートクッションが分離独立形成されるとともに、前部シートクッションの両側部がそれぞれ支持リンクにより連結されている。
そして、前部シートクッションを後方へ水平移動させて後部シートクッションの座面上に前部シートクッションを載置することで、シートクッション座面の高さを高くすることができ、座面の高い幼児向けシートとして使用できるようになる。
また、その状態から前部シートクッションを前方へ水平移動させると、前部シートクッションと後部シートクッションが前後一体となり、座面の低い大人向けシートとして使用できるようになる。
さらに、この車両用シートには、前部シートクッションが後部シートクッションの座面上に載置された状態で両側の支持リンクをそれぞれ固定保持する後部ロック装置と、前部シートクッションと後部シートクッションが前後一体となった状態で両側の支持リンクをそれぞれ固定保持する前部ロック装置が設けられている。
シートクッション前端部には、操作ベルトが設けられており、この操作ベルトを引くことで、前部ロック装置と後部ロック装置を同時に解除できるようにロック解除装置が設けられている。
特開平10−6829号公報
このように、従来のシートクッション座面高さ可変装置が備えられている車両用シートでは、前部シートクッションを支持する支持リンク装置以外に、前部シートクッションをそれぞれ所定位置に固定保持するためのロック装置や、前部シートクッションを他の位置へ移行させる際に支持リンクの固定保持を解除するためのロック解除装置が必要となり、装置全体の構造が煩雑となる。その結果、部品点数の増加に伴い、コストアップや重量増加となる。
また、車両の前方衝突時、乗員の体がシート座面に押さえ付けられるようにして沈み込んで前方へずれ、投げ出されてしまう現象、所謂、サブマリン現象が発生し、その結果、幼児の体がシートベルトからすり抜けて前方の空間へ投げ出されたり、あるいはシートベルトが幼児の首に掛かり、怪我をする虞がある。
本発明はこのような問題に鑑みて創案されたものであり、車両用シートクッション座面の高さを変えることによって、幼児向けシートとしても大人向けシートとしても使用できるようにし、かつ部品点数の増加に伴うコストアップや重量増加を抑制するとともに、幼児向けシートとして使用中に車両前方衝突が発生した場合にサブマリン現象を防止し、それを以って商品性と安全性を同時に高めるようにした車両用シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明における車両用シートは、シートクッション座面部の前後部を折り畳んで重合し得るよう、シートクッションの座面部を前部と後部に2分割して前部シートクッションを分離独立形成し、座面上の分割境界部を縫製などの手段によってヒンジ結合するとともに、前部シートクッションを反転可能に支持リンク機構によって支持している。
この支持リンク機構は、上部リンクの端部と下部リンクの端部が互いに軸支ピンによって連結されて関節部を形成し、一端が前部シートクッション内に埋設された支持フレームに軸支ピンによって回動可能に軸支され、他端が前部シートクッションベース部材に取り付けられたリンク支持部材に軸支ピンによって回動可能に軸支されている。
前部シートクッションと後部シートクッションが前後一体となった状態、すなわち、座面の低い大人向けシートの状態では、この支持リンク機構は、その関節部が下方に突出するように略くの字に屈曲した状態となる。
また、後部シートクッションの座面上に前部シートクッションが反転して載置された状態、すなわち、座面の高い幼児向けシートの状態では、この支持リンク機構は、その関節部がターンオーバーして上方に突出するように、若干、略くの字に屈曲した状態となる。
支持リンク機構は、その両端にそれぞれ足部を有しており、支持リンク機構の関節部がターンオーバーして上方に突出した状態において、下部リンクの足部は前部シートクッションベース部材のパイプフレームに当接してリンクの回動を阻止し、関節部の屈曲状態を保持することで、反転して載置された前部シートクッションが後部シートクッションに対して前方へ相対移動するのを防止している。
上部リンクの足部は、前部シートクッション内に埋設された支持フレームに当接して支持フレームの反転方向への回動を阻止し、車両前方衝突時に発生するサブマリン現象が起きた場合でも、後部シートクッションの座面上に反転して載置された前部シートクッションの反転方向へ回動を防止することで関節部の屈曲状態を保持するようにしている。
本発明によれば、車両用シートクッション座面の高さを変えることによって、幼児向けシートとしても大人向けシートとしても使用できるようにし、かつ簡素な構成にしたことにより、部品点数の増加に伴うコストアップや重量増加を招くことを抑制できる。
また、本発明によれば、幼児向けシートとして使用している時に車両前方衝突が発生した場合、サブマリン現象を防止することで、幼児の体がシートベルトからすり抜けて前方の空間へ投げ出されたり、シートベルトが首に掛かって怪我をする虞を解消できる。
このように、本発明によれば、商品性の向上と安全性の向上を両立させることができる。
本発明の実施形態に係るシートクッション座面高さ可変装置が備えられている車両用シートにおける大人向けシートの使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るシートクッション座面高さ可変装置が備えられている車両用シートにおける幼児向けシートの使用状態を示す斜視図である。 図1に示す大人向けシートの使用状態にあるシートクッション座面高さ可変装置を示す要部斜視図である。 図2に示す幼児向けシートの使用状態にあるシートクッション座面高さ可変装置を示す要部斜視図である。 図3に示す大人向けシートの使用状態にあるシートクッション座面高さ可変装置の側面を示す要部拡大図である。 図4に示す幼児向けシートの使用状態にあるシートクッション座面高さ可変装置の側面を示す要部拡大図である。
以下、本発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
本発明に係る車両用シート1は、図1に示すように、シートクッション2と、シートバック3と、ヘッドレスト4とで構成されており、図1に示す座面部の低い大人向けシート使用状態と、図2に示す座面部の高い幼児向けシート使用状態とに選択的に変態可能になされている。
車両用シート1のシートクッション2の座面部は、前部シートクッション5と後部シートクッション6とに前後2分割され、前部シートクッション5が分離独立形成されている。
前部シートクッション5は、全体が表皮カバーで覆われ、座面上の分割境界部7において、後部シートクッション6に対して反転、載置可能となるように縫製などの手段によってヒンジ結合されるともに、支持リンク機構8により支持されている。
支持リンク機構8は、図3、図4に示すように、上部リンク9の端部と下部リンク10の端部が互いに軸支ピン11によって連結されて関節部を形成しており、支持リンク機構8の一端が前部シートクッション5内に埋設された支持フレーム12に軸支ピン13によって回動可能に軸支され、他端が前部シートクッションベース部材14に取り付けられたリンク支持部材15に軸支ピン16によって回動可能に軸支されている。
また、支持リンク機構8は、図3に示すように前部シートクッション5と後部シートクッション6が前後一体となった状態、すなわち、座面の低い大人向けシートの状態では、その関節部が下方に突出するように略くの字に屈曲した状態となり、図4に示すように後部シートクッション6の座面上に前部シートクッション5が反転して載置された状態、すなわち、座面の高い幼児向けシートの状態では、その関節部がターンオーバーして上方に突出するように略くの字に若干、屈曲した状態となる。
さらに、支持リンク機構8は、図5、6に示すように、その両端にそれぞれ足部17,18を有しており、図6に示す、支持リンク機構8の関節部がターンオーバーして上方に突出した状態、つまり座面の高い幼児向けシートの状態において、下部リンク10の足部18は前部シートクッションベース部材14のパイプフレーム19に当接して下部リンク10の前方への回動を阻止し、支持リンク機構8の関節部の屈曲状態を保持することで、後部シートクッション6の座面上に反転して載置された前部シートクッション5が後部シートクッション6に対して前方へ相対移動するのを防止している。
上部リンク9の足部17は前部シートクッション5内に埋設された支持フレーム12の裏面に当接して支持フレーム12の反転方向への回動を阻止し、車両前方衝突時にサブマリン現象が発生した場合に上部リンク9の関節部を上方へ変位させようとする力が働くが、下部リンク10の足部18が前部シートクッションベース部材14のパイプフレーム19に当接しているために支持リンク機構8の屈曲が阻止され、確実に幼児の荷重を受け止めることができる。
なお、シートクッションベース部材14は、シート両側にサイドフレーム21、22を備え、そのサイドフレーム21、22間にパイプフレーム19やワイヤーフレーム20が梁として設けられている。このパイプフレーム19とワイヤーフレーム20との間にリンク支持部材15は取り付けられている。
前部シートクッション5内に埋設される支持フレーム12は、車両前方衝突時のサブマリン現象発生時における乗員の荷重を受けるように配置されている。すなわち、サブマリン現象発生時における乗員の荷重方向は、前方かつ下方となるので、その荷重方向に対して直交する方向に傾斜して配置されている。
なお、本願発明は、この実施例に限定されるものでなく、本願発明の技術的思想の範囲で、様々な変形例が実現できるものと解される。
1 車両用シート
2 シートクッション
3 シートバック
4 ヘッドレスト
5 前部シートクッション
6 後部シートクッション
7 分割境界部
8 支持リンク機構
9 上部リンク
10 下部リンク
11 軸支ピン
12 支持フレーム
13 軸支ピン
14 前部シートクッションベース部材
15 リンク支持部材
16 軸支ピン
17、18 足部
19 パイプフレーム
20 ワイヤーフレーム
21、22 サイドフレーム

Claims (3)

  1. 座面の高さを変えることによって幼児向けシートとしても大人向けシートとしても使用できるようにした車両用シートであって、該車両用シートのシートクッション座面を前部と後部に2分割して前部シートクッションを分離独立形成し、座面上の分割境界部をヒンジ結合して前部シートクッションを後部シートクッションに対して反転可能に支持するとともに、一端を前部シートクッションベース部材に回動可能に軸支し、他端を前記前部シートクッションの支持フレームに回動可能に軸支した支持リンク機構を備えていることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記支持リンク機構は、上部リンクと下部リンクとからなり、各リンクの一端が互いに連結されて関節部を形成し、前記前部シートクッションと前記後部シートクッションが前後一体となり得るように前記関節部が下方に突出する如く屈曲した状態と、前記後部シートクッションの座面上に前記前部シートクッションが反転して載置され得るように前記関節部がターンオーバーして上方に突出する如く屈曲した状態とに変位可能になされ、前記下部リンクの一端に、前記後部シートクッションの座面上に前記前部シートクッションが反転して載置された状態で前部シートクッションベース部材に当接して、前記関節部がさらに上方に突出して屈曲することを阻止する足部を設けたことを特徴とする請求項1に記載された車両用シート。
  3. 前記前部シートクッションの支持フレームは、前記後部シートクッションの座面上に前記前部シートクッションが反転して載置された状態で、車両前方衝突時のサブマリン現象発生時における乗員の荷重を受けるように傾斜して配置されるとともに、前記支持フレームの裏面に当接して該支持フレームの反転方向へ回動を阻止する足部を前記上部リンクの端部に設けたことを特徴とする、請求項1または2に記載の車両用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111137187A (zh) * 2018-11-05 2020-05-12 通用汽车环球科技运作有限责任公司 提供五点式儿童安全带和增高垫的双面坐垫

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