JP2007529278A5

JP2007529278A5 -

Info

Publication number: JP2007529278A5
Application number: JP2007504086A
Authority: JP
Filing date: 2005-03-17
Publication date: 2016-04-28

Description

別の実施形態において、本発明は、ヒトへの移植用の柔軟な組織を調製し、または加工する方法を提供する。組織の無傷部分は動物のいずれかの組織から取り出すことができる。１つの実施形態において、無傷心臓を動物から取り出すことができ、次いで、心臓弁組織を切除することができ、または心臓周辺部分を収穫することができる。他の実施形態において、組織は、限定されるものではないが、上皮、結合組織、血液、骨、軟骨、筋肉、神経、アデノイト、脂肪、疎性結合組織、骨、茶色脂肪、格子構造、筋肉、カータジニアス（Ｃａｒｔａｇｉｎｏｕｓ）、海綿、軟骨様、クロム親和性、肉様膜様、弾性、上皮、脂肪、線維ヒアリン、繊維状、ガムジ（Ｇａｍｇｅｅ）、ゼラチン状、顆粒化、腸−関連リンパ様、ホーラー（Ｈａｌｌｅｒ）血管、硬造血系、未分化、間隙、被覆、島、リンパ管、リンパ系、間葉、中腎、粘膜結合性、多眼脂肪、ミエロイド、ネジオン柔軟、腎形成性、節、骨性、骨形成性、骨状、歯根端周囲、網様、網状、ゴム状、骨格筋、平滑筋、および皮下組織を含むことができる。

Claims

α−１，３−ガラクトシルトランスフェラーゼ遺伝子の対立遺伝子の少なくとも１つにおいて変異を含む非ヒトブタ動物に由来する組織に由来する細胞外マトリックス成分を含む、補綴デバイスであって、
ここで、該ブタは、該α−１，３−ガラクトシルトランスフェラーゼ遺伝子のいずれの機能的発現も欠き、
ここで、該補綴デバイスは、身体修復のための適切な形態である硬いまたは柔軟な脱細胞化組織であり、該細胞外マトリックス成分の構造的一体性が維持されている、
補綴デバイス。
前記非ヒトブタ動物に由来する前記組織は、柔軟な組織である、請求項１に記載の補綴デバイス。
前記マトリックス成分が生体適合性かつ生体再吸収性の繊維である、請求項１に記載の補綴デバイス。
前記非ヒトブタ動物に由来する前記組織は、膝関節から取り出した側方半月、いずれかの関節から取り出した関節軟骨、靭帯および／または腱から選択される、請求項１〜３のいずれか一項に記載の補綴デバイス。
前記マトリックス成分は、乾燥した多孔性容量マトリックスを形成する、請求項１〜４のいずれか一項に記載の補綴デバイス。
前記マトリックスの一部分は、架橋される、請求項５に記載の補綴デバイス。
足場として使用するための、請求項１〜６のいずれか一項に記載の補綴デバイス。
前記補綴デバイスは、生体適合性かつ部分的に生体吸収性の足場であり、繊維軟骨細胞、繊維芽細胞、軟骨細胞の内植に適合されている、請求項７に記載の補綴デバイス。
前記非ヒトブタ動物に由来する前記組織は、結合組織を含む、請求項１に記載の補綴デバイス。
前記非ヒトブタ動物に由来する前記組織は、疎性結合組織を含む、請求項１に記載の補綴デバイス。
前記非ヒトブタ動物に由来する前記組織は、皮膚、泌尿、膀胱または器官粘膜下組織を含む、請求項１に記載の補綴デバイス。
前記非ヒトブタ動物に由来する前記組織は、皮膚を含む、請求項１１に記載の補綴デバイス。
内部組織修復に使用するための、請求項１に記載の補綴デバイス。
ヘルニア修復、心臓弁修復、心臓弁置換、または硬膜修復において使用するための、請求項１３に記載の補綴デバイス。
ヘルニア修復に使用するための、請求項１４に記載の補綴デバイス。
整形外科的再構築または修復において使用するための、請求項１に記載の補綴デバイス。
対象の骨のうちの２つの間の領域および／または対象の骨のうちの２つを連結する領域に移植することに使用するための、請求項１６に記載の補綴デバイス。
所望の形状をイン・ビボで有する補綴デバイスを製造する方法であって、
ａ）α−１，３−ガラクトシルトランスフェラーゼのいずれの機能的発現も欠く非ヒト動物の脱細胞化組織から繊維マトリックス材料を得る工程であって、ここで、該繊維マトリックス材料の構造的一体性が維持されており、そして、該非ヒト動物が、ブタ動物であり、そして、
（ｉ）該ブタ動物は、該α−１，３−ガラクトシルトランスフェラーゼ遺伝子の双方の対立遺伝子が、点突然変異、遺伝子標的化事象、および／または、これらの組み合わせによって不活性化された体細胞を使用する核導入によって生産される；
（ｉｉ）該ブタ動物は、該α−１，３−ガラクトシルトランスフェラーゼ遺伝子についてヘテロ接合性である雄ブタを、該α−１，３−ガラクトシルトランスフェラーゼ遺伝子についてヘテロ接合性である雌ブタと交配することによって、生産され、ここで、該ブタ動物の少なくとも一方は、該α−１，３−ガラクトシルトランスフェラーゼ遺伝子における点突然変異の存在に起因してヘテロ接合性である；ならびに／あるいは、
（ｉｉｉ）該ブタ動物は、上記（ｉ）および／または（ｉｉ）にて得られたブタ動物の子孫である、
工程、
ｂ）この生体適合性かつ部分的に生体再吸収性繊維マトリックスを該所望の形状を規定する金型に配置する工程と、
ｃ）該繊維を凍結乾燥することおよび／または該繊維を繊維が金型の形状を取るように化学的架橋剤と接触させること、あるいは、成型が完了した後、該金型中に形成された構造またはマトリックスを、その外側表面がセグメント欠点を補うように切断する工程と
を含む、方法。