JP2007527819A - 風防ガラスのワイパーアーム - Google Patents

Abstract

本発明は、車両、特に自動車の後部側に取付けられる風防ガラスのワイパーアーム（８）であって、駆動軸（１９）に取付け可能な装着ヘッド（１８）と、ピボットピン（２１）により装着ヘッドに回転可能なように取付けられたアーム部材（２０）とを備え、前記風防ガラスのワイパーアーム（８）が、少なくとも１つの光源（３０、３１）を備える特徴を有する、風防ガラスのワイパーアームに関する。

Description

本発明は、駆動軸に取付け可能な装着ヘッドと、ピボットピンにより装着ヘッドに回転可能なように接続されたアーム部材とを備え、車両、特に自動車の後部側に取付けられる風防ガラスのワイパーアームに関する。特に、アーム部材は、前記ピボットピンの近くに２つのサイドウオールを備えた略Ｕ字形の断面を有し、装着ヘッドの一部がサイドウオールの間で前記ピボットピンを越えて延びる。

そのような風防ガラスのワイパーアームは、一般に公知である。今日では安全上の理由から、特に、自動車が通行中であるという事実（テールライト）、又はブレーキアクションによって道路の危険な状態が発生するという事実（ブレーキライト）を、後の車に知らせるために、自動車は、後部側に例えばテールライトやブレーキライトのような様々なライトを備える。それぞれのタイプの自動車にそのようなライトを備えるためには、複雑な機械、道具等が、その費用全てとともに必要であることは明らかである。

本発明の目的は、最少費用で、―複雑な機械や追加の道具なしで―それぞれのタイプの自動車が、テールライトとブレーキライトと、及び／又は、更なるライトを備えることができるようにして、この不利益を取り除くことである。

この課題を達成するために、本発明による風防ガラスのワイパーアームは、少なくとも１つの光源を備えることにより特徴付けられる。既に自動車に存在し、風防ガラスのワイパーアームが揺動運動を行うことができる電機装置を自動車の後部側のライトにも使用できることが、本発明のメリットである。言い換えれば、ライトは、自動車の後部側の、電源、電気接続等の電気手段が既に存在する場所に取付けられる。

本発明による風防ガラスのワイパーアームの好ましい実施例では、光源はアーム部材に備えられる。或は、光源は、装着ヘッドに取付けられる。

本発明による風防ガラスのワイパーアームの他の好ましい実施例では、光源は、装着ヘッドの、駆動軸に取付ける箇所の近くに備えられる。この構成は、風防ガラスのワイパーアームが揺動運動を行う場合に、光源がそれに従って動かない、即ち静止しているという利益を有する。

本発明による風防ガラスのワイパーアームの他の好ましい実施例では、光源はテールライトの一部である。或は、光源はブレーキライトの一部である。特に、前記ブレーキライトは、自動車の第３のブレーキライトである。

本発明による風防ガラスのワイパーアームの他の好ましい実施例では、テールライト又はブレーキライトは、風防ガラスのワイパーアームに組み込まれる。

本発明はまた、本発明による風防ガラスのワイパーアームに形成された少なくとも１つの光源を備える、装着ヘッド及び／又はアーム部材に関する。

本発明はまた、本発明による風防ガラスのワイパーアームを備える風防ガラスのワイパー装置に関する。特に、前記風防ガラスのワイパー装置は、弾性のある、細長いキャリア部材と、フレキシブルな材料の細長いワイパーブレードとを備え、それらは拭われる後部風防ガラスと当接配置することができ、そのワイパーブレードは、長手方向側部に、向かい合う長手方向溝を備え、その溝には、間隔を空けて離れたキャリア部材の長手方向の細長片が配置され、そこでは前記長手方向の細長片の隣接する端部が、それぞれの接続部品によって接続され、風防ガラスのワイパー装置は、本発明による風防ガラスのワイパーアームの接続装置を備える。

最後に、本発明はまた、駆動軸に取付け可能な装着ヘッドと、ピボットピンにより装着ヘッドに回転可能なように接続されたアーム部材とを備え、前記風防ガラスのワイパーアームが少なくとも１つの光源を備える、車両、特に自動車の後部側に取付けられる風防ガラスのワイパーアームを製造する方法に関する。

本発明は、図面に描いた図を参照して、より詳細に説明される。

図１から図４は、本発明による風防ガラスのワイパー装置１の好ましい実施例を示す。前記風防ガラスのワイパー装置は、エラストマー製のワイパーブレード２と、ばね帯鋼製の長手方向細長片４とからなり、エラストマー製のワイパーブレード２の長手方向側部には、向かい合う長手方向溝３が形成され、ばね帯鋼製の長手方向細長片４は、前記長手方向の溝３に嵌め合わされる。前記細長片４は、ゴム製のワイパーブレード２の、所謂フレキシブルなキャリア部材を形成し、湾曲部に付勢される（作動部の湾曲は拭われる風防ガラスの湾曲に一致する）。細長片４の隣接する端部５は、接続部品６によって、風防ガラスのワイパー装置１の両側に接続される。風防ガラスのワイパー装置１は、揺動アーム８とスポイラー９の接続装置７を更に備える。

図２及び図３は、図１の風防ガラスのワイパー装置１の自由端部を示し、一方、図４は、ワイパーブレード２を取付けていない前記自由端部を下から見た図を示す。対応する部分は、同一の符号で示す。図４（接続部品６を分離した構成要素として斜視図で示したもの）に示すように、接続部品６は、使用中に前記接続部品６がワイパーブレード２の動きを妨げないように、接続部品６の中でワイパーブレード２が細長片４に沿って相対的な動きができるように、開口１０を備える。接続部品６は、プラスチックの一体物で製作される。

図２と３を参照すると、前記細長片４はそれぞれ、細長片４の長手方向の内側の縁１２から横に広がる突起部１１を備える。接続部品６が細長片４の隣接する端部５に滑らせて取付けられた場合、スナップ式又はクリック式接続がされ、接続部品６の内部の止め部１３（ノッチ１３）の間で、突起部１１がスナップ止め又はクリック止めされる。各突起部１１は、これら向かい合った止め部１３の間の小さい溝１４に収納される。従って、細長片４は、接続部品６に関して長手方向の全ての動きを阻止される。各接続部品６はまた、一体化された２つの係合部材１５を備え、そこでは前記係合部材１５は、細長片４が滑り込む溝１６を形成するように、細長片４の周囲に係合する。前記係合部材１５は、細長片４が接続部品６に関して横方向の全ての動きを阻止されるように固定する。各接続部品６は、スポイラー９の自由端部を収容する空洞１７を有する。

図５に示すように、本発明による風防ガラスのワイパーアーム８は、プラスチック製の装着ヘッド１８を備え、装着ヘッド１８は、小さなモーターにより、図示しない機構を介して駆動される軸１９に、回転するように固定することができる。前記風防ガラスのワイパーアーム８は、装着ヘッド１８により支持されたプラスチック製のアーム部材２０を更に備え、そこでは、図１に示すように、前記アーム部材２０が、接続装置７の助けでワイパーブレード２を支持する。アーム部材２０は、ピボットピン２１により、装着ヘッド１８に回転可能なように接続される。ばね２２は、アーム部材２０と、そこに接続されたワイパーブレード２を拭われる風防ガラスに押し付けて固定するために、その第１の端部が装着ヘッド１８の上のピン２３に引っ掛けられ、その第２の端部がアーム部材２０の一部２４に引っ掛けられる。使用中は、軸１９は、時計方向と反時計方向に交互に回転し、また装着ヘッド１８を回転するように担持し、装着ヘッド１８はアーム部材２０を回転に引き込み、接続装置７によってワイパーブレード２を動かす。

図に示すように、アーム部材２０は、前記ピボットピン２１の近くに２つのサイドウオール２５、２６を備えた略Ｕ字形の断面を有し、装着ヘッド１８の一部は、サイドウオール２５と２６の間に、前記ピン２１を越えて延びる。前記装着ヘッド１８の一部は、サイドウオール２５、２６に当接する向かい合った当接面２７、２８を備える。装着ヘッド１８又はアーム部材２０又は両方は、ここに組み込まれたテールライトの配線２９を備える。テールライトが装着ヘッド１８及び／又はアーム部材２０とともに揺動運動をすることを避けるために、テールライトは軸１９の位置の近くに取付けられることが好ましい。

図６と７は、軸１９の位置の近くにテールライト３０（図６）を、又はアーム部材２０の上にテールライト３１（図７）を有する、自動車の後部風防ガラスに取付けられた、図１の風防ガラスのワイパー装置１を示す。

本発明は、示された実施例に限定されず、本出願の請求項の範囲内の他の実施例にも及ぶ。

本発明による風防ガラスのワイパーアームを取付けた風防ガラスのワイパー装置の好ましい実施例の斜視図で、風防ガラスのワイパーアームが拭い動作位置にある図である。 図１の風防ガラスのワイパー装置の詳細を示す図である。 図１の風防ガラスのワイパー装置の詳細を示す図である。 図１の風防ガラスのワイパー装置の詳細を示す図である。 図１の風防ガラスのワイパーアームを下から見た図である。 自動車の後部風防ガラスに取付けられた、図１の風防ガラスのワイパー装置を示す図である。 自動車の後部風防ガラスに取付けられた、図１の風防ガラスのワイパー装置を示す図である。

Claims (13)

1. 車両、特に自動車の後部側に取付けられる風防ガラスのワイパーアームであって、
   駆動軸に取付け可能な装着ヘッドと、
   ピボットピンにより装着ヘッドに回転可能なように接続されたアーム部材とを備え、
   前記風防ガラスのワイパーアームが少なくとも１つの光源を備えることを特徴とする、
   風防ガラスのワイパーアーム。
2. 前記光源が、アーム部材に備えられる、請求項１に記載の風防ガラスのワイパーアーム。
3. 前記光源が、装着ヘッドに備えられる、請求項１に記載の風防ガラスのワイパーアーム。
4. 前記光源が、装着ヘッドの、駆動軸に取付ける箇所の近くに備えられる、請求項３に記載の風防ガラスのワイパーアーム。
5. 前記光源が、テールライトの一部である、請求項１から４のいずれか１項に記載の風防ガラスのワイパーアーム。
6. 前記光源が、ブレーキライトの一部である、請求項１から４のいずれか１項に記載の風防ガラスのワイパーアーム。
7. 前記ブレーキライトが、車両の第３のブレーキライトである、請求項６に記載の風防ガラスのワイパーアーム。
8. 前記テールライト又は前記ブレーキライトが、風防ガラスのワイパーアームに組み込まれる、請求項５、６、又は７のいずれか１項に記載の風防ガラスのワイパーアーム。
9. 請求項１から８のいずれか１項に記載の風防ガラスのワイパーアームに形成された、少なくとも１つの光源を備える、装着ヘッド。
10. 請求項１から８のいずれか１項に記載の風防ガラスのワイパーアームに形成された、少なくとも１つの光源を備える、アーム部材。
11. 請求項１から８のいずれか１項に記載の風防ガラスのワイパーアームを備える、風防ガラスのワイパー装置。
12. 請求項１１に記載の風防ガラスのワイパー装置であって、
    弾性のある、細長いキャリア部材と、
    フレキシブルな材料の細長いワイパーブレードとを備え、
    前記キャリア部材と前記ワイパーブレードとを、拭われる後部風防ガラスと当接配置することができ、
    前記ワイパーブレードが、長手方向側部に、向かい合う長手方向溝を備え、
    前記溝には、間隔を空けて離れたキャリア部材の長手方向の細長片が配置され、
    前記長手方向の細長片の隣接する端部が、それぞれの接続部品によって接続されており、
    前記風防ガラスのワイパー装置が、請求項１から１０のいずれか１項に記載の風防ガラスのワイパーアームを接続する接続装置を備える、
    風防ガラスのワイパー装置。
13. 車両、特に自動車の後部側に取付けられる、風防ガラスのワイパーアームを製造する方法であって、
    駆動軸に取付け可能な装着ヘッドと、
    ピボットピンにより装着ヘッドに回転可能なように接続されたアーム部材とを備え、
    前記風防ガラスのワイパーアームが少なくとも１つの光源を備えることを特徴とする、
    方法。

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