JP2007510105A - 軸方向および半径方向に隣接する2つの多板式クラッチを備えた変速機におけるクラッチ装置 - Google Patents
軸方向および半径方向に隣接する2つの多板式クラッチを備えた変速機におけるクラッチ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007510105A JP2007510105A JP2006537096A JP2006537096A JP2007510105A JP 2007510105 A JP2007510105 A JP 2007510105A JP 2006537096 A JP2006537096 A JP 2006537096A JP 2006537096 A JP2006537096 A JP 2006537096A JP 2007510105 A JP2007510105 A JP 2007510105A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- disk holder
- clutch device
- common
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/60—Clutching elements
- F16D13/64—Clutch-plates; Clutch-lamellae
- F16D13/648—Clutch-plates; Clutch-lamellae for clutches with multiple lamellae
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/60—Clutching elements
- F16D13/64—Clutch-plates; Clutch-lamellae
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/06—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/06—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
- F16D25/062—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
- F16D25/063—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially
- F16D25/0635—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
- F16D25/0638—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/10—Clutch systems with a plurality of fluid-actuated clutches
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D21/00—Systems comprising a plurality of actuated clutches
- F16D21/02—Systems comprising a plurality of actuated clutches for interconnecting three or more shafts or other transmission members in different ways
- F16D21/06—Systems comprising a plurality of actuated clutches for interconnecting three or more shafts or other transmission members in different ways at least two driving shafts or two driven shafts being concentric
- F16D2021/0661—Hydraulically actuated multiple lamellae clutches
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
本発明は、半径方向内側クラッチ(E)の内側ディスク(23)が内側ディスクホルダ(37)上に配置され、半径方向外側クラッチ(B)の外側ディスク(21)が外側ディスクホルダ(38)上に配置され、半径方向外側クラッチ(B)の内側ディスク(22)および半径方向内側クラッチ(E)の外側ディスク(24)が共通ディスクホルダ(9)上に配置されている、軸方向および半径方向に隣接する2つの多板式クラッチ(B、E)を備えた変速機、特に自動変速機(AT)あるいはツインクラッチ構造の自動化変速機(AMT)におけるクラッチ装置に関する。これはまた、半径方向内側多板セット(40)のディスク(23、24)が、共通ディスクホルダ(9)に取り付けられた保持リング(16)に軸方向に支持されている、ようにされている。本発明の課題は、このクラッチ装置の構造空間を節約し、製造経費を安価にすることにある。これを達成するために、径方向外側多板セット(39)のディスク(21、22)が、共通ディスクホルダ(9)の当接支持部(7)に軸方向に押し付けられ、この当接支持部(7)が、共通ディスクホルダ(9)の半径方向外側を向くエンドピースから成っている。
Description
本発明は、特許請求の範囲請求項1の上位概念部分に記載の変速機、特に自動変速機(AT=Automatic Transmission)あるいは自動化変速機/機械式自走変速機(AMT=Automated Manual Transmission)におけるクラッチ装置に関する。
自動変速機におけるクラッチの配置およびクラッチの作動装置について多くの公知例が存在している。即ち、特許文献1に、断面ほぼポット状に形成された部品が外側ディスクホルダとして利用されている自動変速機におけるクラッチ装置が示されている。その外側ディスクホルダの半径方向内側に、半径方向同じ高さに軸方向に並べて配置された2つの多板式クラッチの内側ディスクと外側ディスク、両クラッチをそれぞれ作動するための作動ピストンを備えたピストン・シリンダ装置、およびその作動ピストンの作動力についての動的圧力平衡用の圧力平衡室が、配置ないし形成されている。
特許文献2において、軸方向に隣接して配置された2つの多板式クラッチを備えた自動変速機におけるクラッチ装置が知られている。その両多板式クラッチにそれぞれ、クラッチを軸方向に作動するためのピストン・シリンダ装置、動的クラッチ作動圧力平衡用の圧力平衡室、並びに潤滑材ないし冷却材を供給するための手段が付設されている。そのクラッチ装置は、両クラッチが半径方向に連続して配置され、半径方向外側クラッチに対する圧力平衡室が、軸方向において、半径方向内側クラッチのピストンの作動用圧力室に隣接し、半径方向外側クラッチ用の潤滑材流ないし冷却材流が、外側クラッチの作動用の圧力平衡室から直に抜き取られる、ことで特徴づけられている。
さらに、この文献から、半径方向内側クラッチのピストン作動用の圧力室と半径方向外側クラッチのピストン用圧力平衡室との間に、両クラッチに対する共通ディスクホルダが配置され、その共通ディスクホルダに、半径方向外側クラッチの内側ディスク並びに半径方向内側クラッチの外側ディスクが、回り止めして且つ軸方向に移動可能に一緒に取り付けられている、ことが理解できる。
また、特許文献3において、上述のクラッチ装置に匹敵するクラッチ装置が知られている。そのクラッチ装置の場合、半径方向内側多板式クラッチおよび半径方向外側多板式クラッチのエンド(端部)ディスクは、それらの軸方向可動性について、共通ディスクホルダにおける半径方向内側保持リングないし半径方向外側保持リングによって固定されている。その両保持リングを受けるために、共通ディスクホルダにそれぞれ貫通孔(Einstichung)が形成され、それらの貫通孔の製造は非常に面倒で経費がかかる。
また、この文献から別の例として、共通ディスクホルダに、半径方向内側多板セットの外側ディスクのエンドディスク用保持リングを受けるための貫通孔が切削加工で設けられ、他方で、半径方向外側多板セットのエンドディスクは、その貫通孔の返り部(Einstich-Durchstellung)に当接支持されている、ことが理解できる。その返り部は、打抜きによって半径方向に共通ディスクホルダを通して押し抜かれた材料によって形成されている。この技術方式は確かに製造技術的には安価であるが、外側多板セットの軸方向位置が内側多板セットの位置に左右され、従って、最良の構造空間が選択できない、という欠点を伴う。
米国特許第6120410号明細書
独国特許出願第10333431.9号明細書(本件出願人による未公開出願)
独国特許出願第10333437.8号明細書(未公開出願)
本発明の課題は、その構造的特徴によって安価に製造できる変速機におけるクラッチ装置を提供することにある。
この課題は請求項1に記載の特徴によって解決される。本発明の有利な実施態様は従属請求項から理解できる。
それに応じて、本発明は、半径方向内側クラッチEの内側ディスクが内側ディスクホルダ上に配置され、半径方向外側クラッチBの外側ディスクが外側ディスクホルダ上に配置された、軸方向および半径方向に隣接する2つのクラッチB、Eを備えた変速機、特に自動変速機(AT)あるいは自動化変速機(AMT)におけるクラッチ装置から出発している。また、このクラッチ装置の場合、半径方向外側クラッチBの内側ディスクおよび半径方向内側クラッチEの外側ディスクが共通ディスクホルダ上に配置され、両クラッチB、Eのそれぞれ軸方向に互い違いに並べて配置された複数の内側ディスクおよび外側ディスクが多板セットを形成し、各多板セットにその各多板セットを軸方向に圧縮するための圧力媒体作動式サーボ装置の作動ピストンが付設されている、ようにされている。その両サーボ装置は、両クラッチB、Eが同じクラッチ係合方向に作動されるように配置されている。また、このクラッチ装置の場合、半径方向内側多板セットのディスクが、共通ディスクホルダに取り付けられた保持リングに軸方向に押し付けられる、ようにされている。さらに、このクラッチ装置は、上述の課題を解決するために、半径方向外側多板セットのディスクが、共通ディスクホルダの当接支持部に軸方向に押し付けられ、この当接支持部が、共通ディスクホルダの半径方向外側を向くエンドピース(端部片)から成っている、ことによって特徴づけられている。
この本発明に基づく構造によって、クラッチ装置の軸方向長が、公知の方式に比べて、有利に短くなり、これは、変速機における窮屈な構造条件において特に重要であり、特に自動変速機(AT)およびツインクラッチ構造の自動化変速機(AMT)においても重要である。
また、共通ディスクホルダが金属板成形部品から成り、当接支持部が共通ディスクホルダと同じ一体構造部分であり、成形工程で形成されている、ように設計される。これによって、共通ディスクホルダは特に安価に製造でき、両多板セットの相対位置が任意に簡単に選定できる。
本発明の他の実施態様において、両多板セットが、そのピストンとは反対の側が、軸方向においてそれぞれエンド(端部)ディスクによって境界づけられ、これによって、それらのエンドディスクがいわゆる保持リングないし当接支持部に当接支持される。
本発明に基づいて形成されたクラッチ装置の他の実施態様において、保持リングは共通ディスクホルダにおける受け溝に取り付けられている。この受け溝は、好適には、互いに間隔を隔てられた半径方向開口から成り、これらの半径方向開口は、共通ディスクホルダに円周方向に分布して形成されている。
また、受け溝を形成する開口が材料打抜き(Materialeinstich)によって形成され、その材料打抜きによって、共通ディスクホルダの返り部(Durchstellung)とも呼ばれる金属板材料が半径方向外側に向いている。この構造は、共通ディスクホルダの切削加工を回避して製造費用を節減する。
この構造の発展形態において、半径方向外側クラッチBのクラッチディスク特に内側ディスクのスプライン並びに返り部の半径方向寸法が、共通ディスクホルダの半径方向外側面に、材料打抜き部の範囲にわたって完全にあるいは部分的に置かれる半径方向外側クラッチBのエンドディスクに対して十分な空間が存在する、ように選択されている。
また、共通ディスクホルダの当接支持部は、共通ディスクホルダの強度が有利に影響されるように形成される、ように設計される。
半径方向外側多板セットの特に半径方向に傾かないエンドディスクを備えた問題ないクラッチ作動を保証するために、さらに、共通ディスクホルダの当接支持部が、軸方向において半径方向外側クラッチBの多板セットを向く側に、多板セットのエンドディスクが突き当たる円周方向に分布された当接支持突起あるいは当接支持リングを有している、ことを提案する。
本発明の他の実施態様において、半径方向外側クラッチBの上述のエンドディスクが、軸方向においてその共通ディスクホルダの当接支持部を向く側に、半径方向に段階づけられた段部付き表面を有している。
そのエンドディスクにおける当接支持突起、当接支持リングあるいは段部は、好適には、この当接支持部部分の半径方向内側に位置する共通ディスクホルダの構成部分が軸方向において重なり合い、エンドディスクの精確な半径方向付けに対する傾きが防止される、ように形成されている。
以下、本発明に基づいて形成された2つのクラッチ装置が示された図を参照して本発明を詳細に説明する。
図1には、変速機における変速機ケース2の内部に互いに軸方向並びに半径方向に直に隣接して配置された2つのクラッチB、Eの範囲が断面図で示されている。ここで選択されたクラッチ装置の構造は、クラッチEが外側クラッチBの直ぐ半径方向内側に配置されている設計となっている。
図2には、図1におけるA−A線に沿った断面図で、図における両矢印で記された方向から見て示されている。図2に示された断面平面C−Cは図1におけるこの断面線の範囲における構造部品の側面図を表している。
このクラッチ装置の中核構成要素に、2つの多板セット(ディスク群)39、40、多板セット40の内側ディスクホルダ37と多板セット39の外側ディスクホルダ38、並びに圧力媒体作動式サーボ装置のクラッチ作動ピストン10、17が存在する。そのサーボ装置によって、両クラッチは同じ作動方向でクラッチ係合される。このクラッチ装置の場合、共通ディスクホルダ9の構造的形成が特に重要である。
この共通ディスクホルダ9は、好適には、変形加工された金属板部材で形成され、半径方向部分とほぼ水平方向部分とを有している。その半径方向部分は、クラッチE、Bの変速機ケース側の範囲に配置され、水平方向部分に、半径方向外側クラッチBの内側ディスク22および半径方向内側クラッチEの外側ディスク24が、軸方向に移動可能に且つ回り止めして配置されている。
またこのクラッチ装置に、外側クラッチBの外側ディスクホルダ38並びに内側クラッチEの内側ディスクホルダ37が存在する。これらの両ディスクホルダ38、37は、両クラッチE、Bの変速機ケースとは反対の側に配置され、図示されていない変速機軸に固く結合されている。
特に図5における部分拡大図から理解できるように、共通ディスクホルダ9に、両クラッチB、Eの多板セット39、40に対する支え台が存在している。前記作動ピストン10、17によってディスク21、22;23、24に与えられた作動力は、エンドディスク13、15を介してその支え台で受けられる。その半径方向内側ディスクEのエンドディスク15は、軸方向において保持リング16に接している。この保持リング16は共通ディスクホルダ9における受け溝14にはめ込み固定されている。
この受け溝14は、ここで選択された実施例において、共通ディスクホルダ9への打抜き(Einstiche)によって形成され、その共通ディスクホルダ9における金属板材料成形部20は半径方向外側に向いている。
半径方向外側多板セット39のエンドディスク13に対するスプラインおよび打抜きの返り部(Durchstellung)の半径方向寸法は、その成形部20の範囲にわたって完全にあるいは部分的に位置する多板セット39のエンドディスク13に対してなお十分な空間が存在する、ように選択されている。即ち、原理的には、カッターによる切削・刻印複合工程によって規定された輪郭が生じ、その規定された切込み深さの切削工程は、共通ディスクホルダ9の内側位置のスプラインから出発して半径方向外側に行われる。
あるいはまた、共通ディスクホルダ9の受け溝14を形成する開口が、円周における歯溝によって中断された環状溝の形に切削加工される。
さらに図1および図2から明らかなように、共通ディスクホルダ9の変速機ケース2とは反対の縁に、半径方向外側クラッチBのエンドディスク13を当接支持するための当接支持部7が形成されている。この当接支持部7は、好適には、共通ディスクホルダ9の半径方向外側に変形された軸方向端部30から成っている。
この当接支持部7は、好適には、これが共通ディスクホルダ9に補強作用を与えるように形成され、この当接支持部7は、比較的高速の回転中および比較的大きな荷重下において、この金属板部品の機械的強度および剛性について非常に有利に作用する。
本発明の他の観点は、半径方向外側クラッチBのエンドディスク13を、共通ディスクホルダ9の半径方向に延びる当接支持部7に確実に当接支持することに関する。そのために、本発明のこの実施例において、当接支持部7に軸方向に延びる当接支持突起12が形成されている。この当接支持突起12は軸方向においてクラッチBの多板セット39のエンドディスク13の方向に向いている。この当接支持部7は同じ作用のために当接支持突起12の代わりに、軸方向においてクラッチBのディスク21、22を向く環状リブを有することもできる。
クラッチディスク21、22;23、24の軸方向において保持リング16ないし当接支持部7とは反対の側に、両クラッチB、Eのそれぞれに共通ディスクホルダ9上に、(例えば波形ばねの形をした)加圧リング32、33が軸方向に移動可能に配置されている。クラッチ係合するために前記ピストン10、17によって作動力がその加圧リング32、33に与えられる。その係合力は両クラッチE、Bにおいて同じ方向35に作用する。
両クラッチを作動するためのサーボ装置は、変速機に一体に組み入れられたピストン・シリンダ装置として形成されている。ここで図示された本発明の実施例において、半径方向外側クラッチBに対する作動装置のシリンダは、2分割構造に形成され、そのシリンダ部分5はここでは例えば半径方向に延びる部分と軸方向に延びる部分とを備えた金属板部品から成っている。
この金属板成形部品として、あるいはダイキャスト法で製造された構造部品5は、ハブ3上にはめ込まれ、変速機ケース2の方向への軸方向移動に対して止め輪4によって固定されている。この構造によって、ハブ3の半径方向外側を向く側は、半径方向外側クラッチBに対する作動装置のシリンダの第2部分を形成している。
ハブ3は両クラッチB、Eの多板セット39、40に対して同軸的に延び、変速機ケース2の軸方向延長突出部52上に置かれ、そこにスラスト軸受53によって軸方向に支持されている。なお、この関係において、ハブ3に半径方向に延びる部分54が形成されている。この半径方向部分54は、共通ディスクホルダ9の構成部分であるか、この共通ディスクホルダ9に少なくとも作用的に接続されている。
なお、半径方向外側クラッチBに対する作動装置ないしサーボ装置に立ち返って、この装置に、既に述べた作動ピストン10が付属されている。この作動ピストン10はシリンダ5の中に圧力室6を形成した状態で軸方向に移動可能に収納されている。このピストン10は変速機ケース2の近くで半径方向外側クラッチBに向けて導かれ、その加圧リング32に当てられる。
作動ピストン10の圧力室6とは反対の側に、ピストン10に対する圧力平衡室25が形成され、この圧力平衡室25の他の壁部分はハブ3ないし半径方向部分54によって形成されている。
この圧力平衡室25内に、作動方向35に対して軸平行に延びる復帰ばね26が配置されている。この復帰ばねの一端は、作動ピストン10を圧力平衡室から離れる側に向けて押圧し、他端はバッフル(Staublech)34に当接支持されている。
このバッフル34はハブ3の半径方向部分54と共通ディスクホルダ9の軸平行部分47との間に、バッフル34が軸平行部分47の範囲で作動ピストン10の軸平行部分50に接するように挟み込まれている。
なおこの関係において、作動ピストン10とシリンダ部分5ないしハブ3との間、並びにピストン10とバッフル34との間に、シール要素41、46、49が配置されている。これらのシール要素41、46、49によって、圧力室6および圧力平衡室25が相互に並びに変速機の非圧力供給域に対して密封されている。
外側クラッチBを作動圧力媒体で作動するためのピストン・シリンダ装置3、5、10の圧力室6への圧力供給は、ハブ3に在る孔55を介して行われる。この孔55は変速機ケース2の延長突出部52に在る孔あるいは周溝27に流れ技術的に接続されている。
圧力平衡室25の潤滑材および/又は冷却材による充填は、ハブ3に在る孔57を介して行われる。この孔57は変速機ケース2の延長突出部52に在る孔あるいは周溝29から供給される。この孔あるいは周溝29は駆動軸1に在る孔に接続されている。
半径方向内側クラッチEを作動するための圧力室8の充填に関して、この充填がハブ3に在る孔51を介して行われる、ように設計されている。その孔51は変速機ケース2の延長突出部52に在る特別な孔あるいは周溝28に流れ技術的に接続されている。
半径方向内側クラッチEの作動装置はピストン・シリンダ装置によって形成されている。その上述した圧力室8は、ハブ3の軸平行部分と、ハブ3の半径方向部分54のバッフル34とは反対の側と、この作動装置の作動ピストン17の部分43によって境界づけられている。
半径方向内側クラッチEを作動するための作動ピストン17は、断面ほぼ「t」形を有し、半径方向内側部分と、半径方向外側部分と、共通ディスクホルダ9から離れる側を向いた「t」形左側脚42と、共通ディスクホルダ9の側を向く「t」形右側脚43を備えている。共通ディスクホルダ9の側を向く「t」形右側脚43は、共通ディスクホルダ9の軸平行部分47上に軸方向に案内されている。
圧力室8はさらに、共通ディスクホルダ9と作動ピストン17の「t」形右側脚43との間のシール手段44を介して、並びに作動ピストン17の半径方向内側部分におけるシール手段48を介して、ハブ3に対して密封されている。
作動ピストン17の内側クラッチE用作動装置の圧力室8とは反対の側に、このピストン17に対する圧力平衡室31が形成されている。この圧力平衡室31は、ハブ3に在る孔56並びに変速機軸1に在るここでは図示されていない孔を介して、冷却材ないし潤滑材が供給される。
また、この圧力平衡室31内に復帰ばね18が配置されている。この復帰ばね18は軸方向においてその片側が作動ピストン17に支持され、反対側が圧力板(Stauscheibe)19に支持されている。この圧力板19はハブ3上に差し込まれ、止め輪36によって軸方向に固定されている。また、この圧力板19はその半径方向端にシール手段45を有し、このシール手段45によって、圧力平衡室31が共通ディスクホルダ9の「t」形左側脚42に対して密封されている。
さらになお、半径方向外側クラッチBの外側ディスクホルダ38において、軸平行半径方向外側部分11に、外側ディスク21が保持されている。
図3、図4および図6には、上述した図1、図2および図5におけるクラッチ装置の構造と異なって、半径方向外側クラッチBのエンドディスク13がその軸方向において当接支持部7を向く面を段付き形状にされることが示されている。そのために、例えばこのエンドディスク13の内径は、エンドディスク13の当接支持面58が共通ディスクホルダ9の当接支持部7に確実に当接支持される大きさに選択されている。
また、その軸方向段部59は、エンドディスク13が共通ディスクホルダ9上で傾き運動に生ずることがないことを保証する。本発明のこの実施例において、共通ディスクホルダ9の当接支持部7における当接支持突起12は省かれる。
上述した実施例で挙げられた変速機ケース2が別の部品、例えば回転軸あるいは他のクラッチ体で置き換えることもできることは、当該技術者において自明である。
1 変速機軸
2 変速機ケース
3 ハブ
4 止め輪
5 クラッチBのサーボ装置のシリンダ部分
6 クラッチBの圧力室
7 共通ディスクホルダにおける当接支持部
8 クラッチEの圧力室
9 クラッチB、Eに対する共通ディスクホルダ
10 クラッチBの作動ピストン
11 クラッチBの外側ディスクホルダにおける軸平行部分
12 当接支持突起
13 クラッチBのエンドディスク
14 共通ディスクホルダにおける受け溝
15 クラッチEのエンドディスク
16 保持リング
17 クラッチEの作動ピストン
18 クラッチEのピストンの復帰ばね
19 クラッチEのダイヤフラム
20 共通ディスクホルダにおける打抜き返り部
21 クラッチBの外側ディスク
22 クラッチBの内側ディスク
23 クラッチEの内側ディスク
24 クラッチEの外側ディスク
25 クラッチBの圧力平衡室
26 復帰ばね
27 延長突出部52に在る孔あるいは周溝
28 延長突出部52に在る孔あるいは周溝
29 延長突出部52に在る孔あるいは周溝
30 共通ディスクホルダの半径方向端部
31 クラッチEの圧力平衡室
32 クラッチBの加圧リング
33 クラッチEの加圧リング
34 クラッチBの圧力平衡室におけるダイヤフラム
35 クラッチB、Eのクラッチ係合方向
36 止め輪
37 内側クラッチEの内側ディスクホルダ
38 外側クラッチBの外側ディスクホルダ
39 外側多板セット
40 内側多板セット
41 シール手段
42 作動ピストン17の「t」形左側脚
43 作動ピストン17の「t」形右側脚
44 シール手段
45 シール手段
46 シール手段
47 共通ディスクホルダ9の軸平行部分
48 シール手段
49 シール手段
50 作動ピストン10の軸平行部分
51 圧力室8の充填通路
52 変速機ケースの軸方向延長突出部
53 スラスト軸受
54 共通ディスクホルダ9の中央部分ないしハブ3の半径方向部分
55 圧力室6に供給するためのハブ3に在る孔
56 圧力平衡室31に供給するためのハブ3に在る孔
57 圧力平衡室25に供給するためのハブ3に在る孔
58 エンドディスク13の当接支持面
59 エンドディスク13における段部
2 変速機ケース
3 ハブ
4 止め輪
5 クラッチBのサーボ装置のシリンダ部分
6 クラッチBの圧力室
7 共通ディスクホルダにおける当接支持部
8 クラッチEの圧力室
9 クラッチB、Eに対する共通ディスクホルダ
10 クラッチBの作動ピストン
11 クラッチBの外側ディスクホルダにおける軸平行部分
12 当接支持突起
13 クラッチBのエンドディスク
14 共通ディスクホルダにおける受け溝
15 クラッチEのエンドディスク
16 保持リング
17 クラッチEの作動ピストン
18 クラッチEのピストンの復帰ばね
19 クラッチEのダイヤフラム
20 共通ディスクホルダにおける打抜き返り部
21 クラッチBの外側ディスク
22 クラッチBの内側ディスク
23 クラッチEの内側ディスク
24 クラッチEの外側ディスク
25 クラッチBの圧力平衡室
26 復帰ばね
27 延長突出部52に在る孔あるいは周溝
28 延長突出部52に在る孔あるいは周溝
29 延長突出部52に在る孔あるいは周溝
30 共通ディスクホルダの半径方向端部
31 クラッチEの圧力平衡室
32 クラッチBの加圧リング
33 クラッチEの加圧リング
34 クラッチBの圧力平衡室におけるダイヤフラム
35 クラッチB、Eのクラッチ係合方向
36 止め輪
37 内側クラッチEの内側ディスクホルダ
38 外側クラッチBの外側ディスクホルダ
39 外側多板セット
40 内側多板セット
41 シール手段
42 作動ピストン17の「t」形左側脚
43 作動ピストン17の「t」形右側脚
44 シール手段
45 シール手段
46 シール手段
47 共通ディスクホルダ9の軸平行部分
48 シール手段
49 シール手段
50 作動ピストン10の軸平行部分
51 圧力室8の充填通路
52 変速機ケースの軸方向延長突出部
53 スラスト軸受
54 共通ディスクホルダ9の中央部分ないしハブ3の半径方向部分
55 圧力室6に供給するためのハブ3に在る孔
56 圧力平衡室31に供給するためのハブ3に在る孔
57 圧力平衡室25に供給するためのハブ3に在る孔
58 エンドディスク13の当接支持面
59 エンドディスク13における段部
Claims (15)
- 軸方向および半径方向に隣接する2つの多板式クラッチ(B、E)を備え、半径方向内側クラッチ(E)の内側ディスク(23)が内側ディスクホルダ(37)上に配置され、半径方向外側クラッチ(B)の外側ディスク(21)が外側ディスクホルダ(38)上に配置され、半径方向外側クラッチ(B)の内側ディスク(22)および半径方向内側クラッチ(E)の外側ディスク(24)が共通ディスクホルダ(9)上に配置され、両クラッチ(B、E)のそれぞれ軸方向に互い違いに並べて配置された複数の内側ディスクおよび外側ディスクが多板セット(39、40)を形成し、各多板セット(39、40)にその各多板セット(39、40)を軸方向に圧縮するための圧力媒体作動式サーボ装置の作動ピストン(10、17)が付設され、両サーボ装置が、両クラッチ(B、E)が同じクラッチ係合方向に作動されように配置され、半径方向内側多板セット(40)のディスク(23、24)が、共通ディスクホルダ(9)に取り付けられた保持リング(16)に軸方向に押し付けられる、変速機におけるクラッチ装置において、
半径方向外側多板セット(39)のディスク(21、22)が、共通ディスクホルダ(9)の当接支持部(7)に軸方向に押し付けられ、この当接支持部(7)が、共通ディスクホルダ(9)の半径方向外側を向くエンドピースから成っている、ことを特徴とする軸方向および半径方向に隣接する2つの多板式4クラッチを備えた変速機におけるクラッチ装置。 - 共通ディスクホルダ(9)が金属板成形部品であり、当接支持部(7)が共通ディスクホルダ(9)と一体構造部分であり、成形工程で形成されている、ことを特徴とする請求項1記載のクラッチ装置。
- 多板セット(39、40)が、そのピストン(10、17)とは反対の側が、軸方向においてそれぞれエンドディスク(13、15)によって境界づけられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のクラッチ装置。
- 保持リング(16)が共通ディスクホルダ(9)における受け溝(14)に取り付けられている、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のクラッチ装置。
- 受け溝(14)が互いに間隔を隔てられた複数の半径方向開口から成り、これらの半径方向開口が共通ディスクホルダ(9)に円周方向に分布して形成されている、ことを特徴とする請求項4記載のクラッチ装置。
- 受け溝(14)を形成する開口が、共通ディスクホルダ(9)における材料打抜きによって形成され、その材料打抜きによって、共通ディスクホルダ(9)の返り部(20)と呼ばれる金属板部材が半径方向外側に向いている、ことを特徴とする請求項5記載のクラッチ装置。
- 共通ディスクホルダ(9)の半径方向外側に、材料打抜き部ないし受け溝(14)の範囲にわたって完全にあるいは部分的に置かれる半径方向外側クラッチ(B)のエンドディスク(13)に対して十分な空間が存在するように、半径方向外側クラッチ(B)のクラッチディスク、特に内側ディスク(22)のスプラインおよび返り部(20)の半径方向寸法が選択されている、ことを特徴とする請求項6記載のクラッチ装置。
- 受け溝(14)を形成する開口が、複数の歯溝によって中断される環状溝として切削加工で形成されている、ことを特徴とする請求項5記載のクラッチ装置。
- 共通ディスクホルダ(9)の当接支持部(7)は、共通ディスクホルダ(9)の強度が有利に影響されるように形成されている、ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載のクラッチ装置。
- 共通ディスクホルダ(9)の当接支持部(7)が、軸方向において半径方向外側クラッチ(B)の多板セット(39)を向く側に、多板セット(39)のエンドディスク(13)が突き当たる当接支持突起(12)を有している、ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載のクラッチ装置。
- 共通ディスクホルダ(9)の当接支持部(7)が、軸方向において半径方向外側クラッチ(B)の多板セット(39)を向く側に、多板セット(39)のエンドディスク(13)が突き当たる当接支持リングを有している、ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載のクラッチ装置。
- エンドディスク(13)が、軸方向において共通ディスクホルダ(9)の当接支持部(7)を向く側に、半径方向に段階づけられた段部(59)付き表面を有している、ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載のクラッチ装置。
- 当接支持突起(12)、当接支持リングないし段部(59)が、この部分の半径方向内側に位置する共通ディスクホルダ(9)の構成部分と軸方向において重なり合うように形成されている、ことを特徴とする請求項11又は12に記載のクラッチ装置。
- 変速機が自動変速機である、ことを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1つに記載のクラッチ装置。
- 変速機が特にツインクラッチ構造の自動化変速機である、ことを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1つに記載のクラッチ装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10350573A DE10350573A1 (de) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | Kupplungsanordnung in einem Getriebe mit zwei axial und radial benachbarten Kupplungen |
PCT/EP2004/011029 WO2005052402A1 (de) | 2003-10-30 | 2004-10-02 | Kupplungsanordnung in einem getriebe mit zwei axial und radial benachbarten kupplungen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007510105A true JP2007510105A (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=34529897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006537096A Withdrawn JP2007510105A (ja) | 2003-10-30 | 2004-10-02 | 軸方向および半径方向に隣接する2つの多板式クラッチを備えた変速機におけるクラッチ装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1678429B1 (ja) |
JP (1) | JP2007510105A (ja) |
KR (1) | KR20060093338A (ja) |
CN (1) | CN100545478C (ja) |
DE (2) | DE10350573A1 (ja) |
WO (1) | WO2005052402A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007107558A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Isuzu Motors Ltd | 複式クラッチ装置 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1783388B1 (de) * | 2005-11-04 | 2014-07-02 | Schaeffler Technologies GmbH & Co. KG | Lamellenkupplungseinrichtung |
DE102006014737A1 (de) | 2006-03-30 | 2007-10-04 | Zf Friedrichshafen Ag | Vorrichtung zur Betätigung einer Lamellenkupplung in einem Getriebe |
JP4414996B2 (ja) * | 2006-11-21 | 2010-02-17 | 株式会社エクセディ | 複式クラッチ装置 |
DE102007027121B4 (de) * | 2007-06-13 | 2018-02-08 | Volkswagen Ag | Doppelkupplung |
DE102014218604A1 (de) * | 2013-10-08 | 2015-04-09 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Lamellenkorb für eine Mehrfachkupplung sowie ein Verfahren zur Herstellung eines Lamellenkorbs |
DE102015210864B4 (de) * | 2015-06-12 | 2022-09-22 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Kupplungsanordnung |
DE102016215490B3 (de) * | 2016-08-18 | 2018-02-01 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Doppelkupplung |
DE102019104076A1 (de) * | 2019-02-19 | 2020-08-20 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Kompakte Kupplungsanordnung mit einem Stützkörper |
US10955010B2 (en) * | 2019-03-12 | 2021-03-23 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Stamped cover for clutch system |
EP3715658B1 (en) * | 2019-03-27 | 2022-08-24 | Ningbo Geely Automobile Research & Development Co. Ltd. | Torque transmission arrangement |
DE102019126080A1 (de) * | 2019-09-27 | 2021-04-01 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Kupplungsanordnung |
DE102020107891A1 (de) | 2020-03-23 | 2021-09-23 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Kupplungseinrichtung |
CN116113776A (zh) * | 2020-10-22 | 2023-05-12 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 双离合器传动装置和车辆的混合动力模块 |
FR3123097B1 (fr) | 2021-05-18 | 2023-11-10 | Valeo Embrayages | Porte-disque assemblé et double embrayage humide comprenant ce porte-disque assemblé |
FR3129189B1 (fr) | 2021-11-16 | 2023-12-29 | Valeo Embrayages | Embrayage humide amélioré pour système de groupe motopropulseur |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5241750A (en) * | 1975-09-29 | 1977-03-31 | Koppy Corp | Method of forming snap ring mounting slot on splined cylindrical body |
JPS58225225A (ja) * | 1982-06-21 | 1983-12-27 | Nissan Motor Co Ltd | クラツチドラム |
JPS59155627A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-04 | Kamizaki Kokyu Koki Seisakusho Kk | 油圧クラツチ式変速装置用の多板式油圧クラツチ |
JPS6252249A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-06 | Mitsubishi Motors Corp | 遠心油圧相殺式クラツチ付き動力伝達装置 |
JPH0456968U (ja) * | 1990-09-25 | 1992-05-15 | ||
JP2002089585A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-27 | Nsk Warner Kk | 湿式摩擦係合装置 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR1324457A (fr) * | 1962-04-10 | 1963-04-19 | Beteiligungs & Patentverw Gmbh | Embrayage ou frein à disques |
FR2208473A5 (ja) * | 1972-11-24 | 1974-06-21 | Peugeot & Renault | |
JPS5779332A (en) * | 1980-11-06 | 1982-05-18 | Nissan Motor Co Ltd | Clutch drum |
DE3611003C1 (de) * | 1986-04-02 | 1987-10-08 | Daimler Benz Ag | Druckmittel-Stellglied zur Betaetigung einer Lamellen-Kupplung mit einem Schmierventil |
DE3936871C2 (de) * | 1988-11-17 | 1998-09-10 | Volkswagen Ag | Hohlzylindrisches Gehäuseteil |
US5987728A (en) * | 1997-09-19 | 1999-11-23 | Mascotech, Inc. | Method of forming a vehicle transmission clutch housing |
DE19937440C1 (de) * | 1999-08-07 | 2001-05-23 | Porsche Ag | Schmiervorrichtung für eine Lamellenkupplung |
SE515744C2 (sv) * | 1999-12-13 | 2001-10-01 | Volvo Lastvagnar Ab | Hydrauliskt manövrerad dubbelkoppling |
DE10013180A1 (de) * | 2000-03-17 | 2001-09-20 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Lamellenkupplung |
FR2817009B1 (fr) * | 2000-11-17 | 2003-01-24 | Antonov Automotive Europ | Dispositif de transmission, notamment pour vehicule terrestre |
-
2003
- 2003-10-30 DE DE10350573A patent/DE10350573A1/de not_active Withdrawn
-
2004
- 2004-10-02 CN CNB2004800318517A patent/CN100545478C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2004-10-02 DE DE502004006795T patent/DE502004006795D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2004-10-02 WO PCT/EP2004/011029 patent/WO2005052402A1/de active IP Right Grant
- 2004-10-02 KR KR1020067007767A patent/KR20060093338A/ko active IP Right Grant
- 2004-10-02 EP EP04765778A patent/EP1678429B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2004-10-02 JP JP2006537096A patent/JP2007510105A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5241750A (en) * | 1975-09-29 | 1977-03-31 | Koppy Corp | Method of forming snap ring mounting slot on splined cylindrical body |
JPS58225225A (ja) * | 1982-06-21 | 1983-12-27 | Nissan Motor Co Ltd | クラツチドラム |
JPS59155627A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-04 | Kamizaki Kokyu Koki Seisakusho Kk | 油圧クラツチ式変速装置用の多板式油圧クラツチ |
JPS6252249A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-06 | Mitsubishi Motors Corp | 遠心油圧相殺式クラツチ付き動力伝達装置 |
JPH0456968U (ja) * | 1990-09-25 | 1992-05-15 | ||
JP2002089585A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-27 | Nsk Warner Kk | 湿式摩擦係合装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007107558A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Isuzu Motors Ltd | 複式クラッチ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE502004006795D1 (de) | 2008-05-21 |
CN100545478C (zh) | 2009-09-30 |
DE10350573A1 (de) | 2005-06-02 |
CN1875201A (zh) | 2006-12-06 |
KR20060093338A (ko) | 2006-08-24 |
EP1678429B1 (de) | 2008-04-09 |
EP1678429A1 (de) | 2006-07-12 |
WO2005052402A1 (de) | 2005-06-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007510105A (ja) | 軸方向および半径方向に隣接する2つの多板式クラッチを備えた変速機におけるクラッチ装置 | |
JP5473245B2 (ja) | シールアッセンブリおよびシールアッセンブリを備えた湿式のツインクラッチアッセンブリ | |
JP2008106902A (ja) | シール一体型ピストン | |
JP5221533B2 (ja) | 多板クラッチ又は多板ディスクブレーキ | |
JP3737665B2 (ja) | 自動変速機のクラッチ構造 | |
US7287633B2 (en) | Supporting structure of multi-plate clutch and method of assembling multi-plate clutch and shaft with pump cover | |
JP2006250216A (ja) | 自動変速機用ピストン | |
JP2008281090A (ja) | シール一体型アルミピストン | |
JP7141208B2 (ja) | 密封装置 | |
JP2011002054A (ja) | 自動変速機の遠心油圧キャンセル構造 | |
JP7051272B2 (ja) | 摩擦締結装置 | |
KR101534657B1 (ko) | 자동변속기용 클러치 | |
US6976568B2 (en) | Clutch arrangement in a transmission having two axially and radially adjacent clutches | |
US8042666B2 (en) | Hydrodynamic clutch device | |
WO2021106685A1 (ja) | 自動変速機 | |
JP7317512B2 (ja) | 密封装置 | |
JP2005265073A (ja) | ピストン装置 | |
JP2007155071A (ja) | 車両用自動変速機のピストン | |
JP2006138398A (ja) | クラッチピストン | |
JP2019100405A (ja) | トルクコンバータ | |
JP7458240B2 (ja) | 密封装置 | |
JP7402611B2 (ja) | 密封装置 | |
JP2005024014A (ja) | 湿式多板クラッチ | |
KR20090109081A (ko) | 클러치 피스톤, 이를 구비한 클러치 및 그 클러치를 구비한 자동변속기 | |
KR101912503B1 (ko) | 클러치 조립체 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100702 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20100915 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100915 |