JP2007336712A - 励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置 - Google Patents

励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007336712A
JP2007336712A JP2006166167A JP2006166167A JP2007336712A JP 2007336712 A JP2007336712 A JP 2007336712A JP 2006166167 A JP2006166167 A JP 2006166167A JP 2006166167 A JP2006166167 A JP 2006166167A JP 2007336712 A JP2007336712 A JP 2007336712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
phase
transformer
circuit breaker
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006166167A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4926555B2 (ja
Inventor
Masami Takenaka
正実 竹中
Yoshiaki Date
義明 伊達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2006166167A priority Critical patent/JP4926555B2/ja
Publication of JP2007336712A publication Critical patent/JP2007336712A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4926555B2 publication Critical patent/JP4926555B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】送電線事故や残留磁束の減衰があっても変圧器の励磁突入電流を効果的に抑制することができる励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置を提供する。
【解決手段】ディジタル保護リレー装置1は、停止時電圧位相を記憶して、現在の時刻からリレー判定時間または処理時間と投入時設定時間とを合計した時間の経過後に母線電圧または線路電圧の位相が最初に停止時電圧位相となる投入時刻を算出し、算出した投入時刻から現在の時刻を引くことにより残余時間を算出するとともに、算出した残余時間から投入時設定時間を引くことにより現在の時刻における待ち時間を算出する位相制御判定処理部32と、遮断器90の投入指示信号が入力された時刻に位相制御判定処理部32において算出された待ち時間だけ経過した時刻に、遮断器90の投入信号が出力されるように、出力信号を出力する位相制御SQ処理部42とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置に関し、特に、変圧器の励磁突入電流を抑制するのに好適な励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置に関する。
従来、電力系統の変圧器の励磁突入電流を抑制する方式としては、下記の特許文献1乃至3などに開示されているように、3相電源電圧の特定位相において遮断器を投入する以下に示す2つの位相制御投入方式が知られている。
(1)変圧器の停止時のタイミングを制御することにより残留磁束を零にして、3相電源電圧の特定位相において変圧器を充電する第1の位相制御投入方式
(2)変圧器停止後の変圧器側の電圧やパルス電圧を印加することにより残留磁束を算出して、一定の電源電圧位相時に変圧器を充電する第2の位相制御投入方式
また、下記の特許文献4には、変圧器の印加電圧の位相制御を行い、遮断したときの電圧位相と連続化できるように、変圧器の端子に設けられた遮断器が開放された時点における変圧器の端子電圧位相を記憶し、記憶された電圧位相に電源電圧位相が一致するように遮断器の再投入を制御する変圧器保護制御装置が開示されている。
さらに、下記の特許文献5には、変圧器の電源側の遮断器を投入する場合に変圧器の鉄心の磁束が飽和磁束限界を越えないようにするために、変圧器の1次側電圧波形を検出し、この検出された1次側電圧波形から90°位相が遅れた変圧器の鉄心の磁束波形を算出し、遮断器の遮断前および再投入後において、算出される磁束波形が連続するように、遮断器に対する遮断タイミングおよび投入タイミングを制御する、変圧器1次側遮断器の制御方法が開示されている。
特開2004−208394号公報 特開平11−345546号公報 特開平6−261444号公報 特開昭55−100034号公報 特開平8−65882号公報
しかしながら、上述した第1の位相制御投入方式では、変圧器停止時のタイミングを予め制御するための制御回路が必要であるという問題があり、また、上述した第2の位相制御投入方式では、変圧器停止後の残留磁束を検出するための検出装置と変圧器停止後の変圧器側の電圧やパルス電圧を印加するための電圧印加装置とが必要であるという問題がある。
上記の特許文献4に開示された変圧器保護制御装置では、変圧器の端子に設けられた遮断器が開放された時点における変圧器の端子電圧位相と遮断器の再投入時の電源電圧位相とを一致させるので、たとえば配電用変圧器の上位系統での送電線事故による停電では、配電用変圧器の1次側遮断器は開放されないので、配電用変圧器の励磁突入電流を抑制することができないという問題がある。
上記特許文献5に開示された変圧器1次側遮断器の制御方法では、変圧器の1次側電圧波形から90°位相が遅れた変圧器の鉄心の磁束波形を算出する必要があるという問題がある。
また、上述した従来の技術はいずれも時間経過による残留磁束の減衰が考慮されていないという問題がある。
本発明の目的は、送電線事故や残留磁束の減衰があっても変圧器の励磁突入電流を効果的に抑制することができる励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置を提供することにある。
本発明の励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置は、変圧器(100)を直接充電する可能性がある遮断器(90)を遮断および投入させるのに用いられる励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置(1)であって、補助リレー動作時間と前記遮断器の投入時間とを合計した投入時設定時間(T2)を事前に設定する位相制御整定手段(22)と、前記変圧器が設置された送配電線の該変圧器が停止された変圧器停止時刻(tOFF)における母線電圧または線路電圧の位相である停止時電圧位相(θOFF)を記憶して、所定の時間ごとに、現在の時刻(t)からリレー判定時間(TRY)または処理時間(TPR)と前記投入時設定時間とを合計した時間の経過後に前記母線電圧または前記線路電圧の位相が最初に前記停止時電圧位相となる投入時刻(tON)を算出し、該算出した投入時刻から現在の時刻を引くことにより残余時間(T)を算出するとともに、該算出した残余時間から前記投入時設定時間を引くことにより現在の時刻における待ち時間(T0)を算出する位相制御判定処理手段(32)と、前記遮断器の投入指示信号が入力されると、該投入指示信号が入力された時刻(t1)に前記位相制御判定処理手段において算出された待ち時間(T01)だけ経過した時刻(t2)に、該遮断器の投入信号が出力されるように、出力信号を出力する位相制御シーケンス処理手段(42)とを具備することを特徴とする。
ここで、前記位相制御シーケンス処理手段の出力信号に従って、前記遮断器の投入信号を出力する遮断器指令出力処理手段(43)と、該遮断器指令出力処理手段からの前記投入信号に基づいて、前記補助リレー動作時間だけ経過した時刻(t3)に、前記遮断器を投入させる遮断器投入信号を該遮断器の投入回路(92)に出力する出力手段(52)とをさらに具備してもよい。
前記位相制御判定処理手段が、前記変圧器停止時刻から前記変圧器の残留磁束が減衰するような時間が経過すると、前記停止時電圧位相の代わりに、前記変圧器の残留磁束の減衰特性を示す特性式を用いて前記変圧器停止時刻からの経過時間(tp)における前記母線電圧または前記線路電圧の位相である減衰対応電圧位相(θP)を算出し、該算出した減衰対応電圧位相を用いて前記待ち時間(T0)を算出してもよい。
前記変圧器が3相変圧器であり、前記遮断器が3相一括遮断器である場合には、前記位相制御判定処理手段が、前記減衰対応電圧位相の代わりに、停止時の前記変圧器の各相の残留磁束(φsR,φsS,φsT)と前記経過時間から算出した残留磁束(φtR,φtS,φtT)と前記遮断器を投入する際の各相の電圧位相における通常運転時の磁束との差分(DFR,DFS,DFT)の絶対値の和(SUM)が最小となる前記母線電圧または前記線路電圧の位相である最小電圧位相(θmin)を算出し、該算出した最小電圧位相を用いて前記待ち時間を算出してもよい。
アナログ入力信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングしてホールドするサンプリングホールド回路(14)と、該サンプリングホールド回路からのアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換器(16)とをさらに具備し、前記位相制御判定処理手段が、前記サンプリングホールド回路におけるサンプリング周期ごとに前記投入時刻、前記残余時間および前記待ち時間を算出してもよい。
前記変圧器の事故または該変圧器の停止操作により該変圧器が停止された場合には、前記遮断器投入信号により該変圧器の1次側遮断器(901)が投入されてもよい。
送電線の事故により前記変圧器が停止された場合には、前記遮断器投入信号により該変圧器の上位系統の受電端遮断器(902)が投入されてもよい。
上位系送電線の事故の場合には、前記遮断器投入信号により該変圧器の上位系統の送電端遮断器(903)が投入されてもよい。
本発明の励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置は、以下に示す効果を奏する。
(1)変圧器停止時のタイミングを予め制御するための制御回路や、変圧器停止後の残留磁束を検出するための検出装置および変圧器停止後の変圧器側の電圧やパルス電圧を印加するための電圧印加装置を設ける必要なく、変圧器の励磁突入電流を抑制することができる。
(2)たとえば配電用変圧器の上位系統での送電線事故による停電においても、配電用変圧器の励磁突入電流を抑制することができる。
(3)変圧器の残留磁束の減衰が生じても、減衰対応電圧位相を用いて待ち時間を算出することにより、変圧器の励磁突入電流を抑制することができる。
上記の目的を、変圧器が設置された送配電線のこの変圧器が停止された変圧器停止時刻における母線電圧または線路電圧の位相である停止時電圧位相を記憶して、所定の時間ごとに、現在の時刻からリレー判定時間または処理時間と投入時設定時間とを合計した時間の経過後に母線電圧または線路電圧の位相が最初に停止時電圧位相となる投入時刻を算出し、算出した投入時刻から現在の時刻を引くことにより残余時間を算出するとともに、算出した残余時間から投入時設定時間を引くことにより現在の時刻における待ち時間を算出する位相制御判定処理手段と、遮断器の投入指示信号が入力されると、投入指示信号が入力された時刻に位相制御判定処理手段において算出された待ち時間だけ経過した時刻に、遮断器の投入信号が出力されるように、出力信号を出力する位相制御シーケンス処理手段とをディジタル保護リレー装置に備えることにより実現した。
以下、本発明の励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置の実施例について、図面を参照して説明する。
本発明の一実施例による励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置1(以下、「ディジタル保護リレー装置1」と称する。)は、電力系統に設けられた変圧器100を直接充電する可能性がある図2(a)に示すような変圧器100の1次側遮断器901や同図(b)に示すような変圧器100の上位系統の受電端遮断器902および送電端遮断器903を遮断および投入させるのに用いられるものである。
ディジタル保護リレー装置1は、図1に示すように、アナログ入力部10と、整定・表示部20と、演算処理部30と、シーケンス部40と、入出力部50とを具備する。なお、アナログ入力部10と整定・表示部20と演算処理部30とシーケンス部40と入出力部50とはバスを介して接続されている。
ここで、アナログ入力部10は、入力変換器11と、バンドパスフィルタ12(以下、「BPF12」と称する。)と、サンプリングホールド回路14(以下、「S/H回路14」と称する。)と、マルチプレクサ回路15(以下、「MPX回路15」と称する。)と、アナログ/ディジタル変換器16(以下、「A/D変換器16」と称する。)とを備える。
BPF12は、外部から入力変換器11を介して入力される以下に示すようなアナログ入力信号の交流成分(たとえば、商用周波数60Hz)のみを抽出する。
(1)送配電線のa相,b相およびc相の電流値をそれぞれ示す第1乃至第3のアナログ電流信号ia,ib,ic
(2)零相電流値を示すアナログ零相電流信号i0
(3)母線のa相,b相およびc相の電圧値をそれぞれ示す第1乃至第3のアナログ母線電圧信号vBa,vBb,vBc
(4)送配電線のa相,b相およびc相の電圧値をそれぞれ示す第1乃至第3のアナログ線路電圧信号vLa,vLb,vLc
(5)送配電線の代表相の電圧値を示すアナログ線路電圧信号vL
(6)零相電圧を示すアナログ零相電圧信号v0
S/H回路14は、所定のサンプリング周波数(たとえば、商用周波数60Hzの場合には5,760Hz(電気角3.75°))でBPF12の出力信号をサンプリングしてホールドする。
MPX回路15は、S/H回路14の出力信号を切り換えてA/D変換器16に出力する。
A/D変換器16は、MPX回路15から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換する。
整定・表示部20は、リレー整定部21と,位相制御整定部22と、表示回路23とを備える。
リレー整定部21は、アナログ入力部10から入力されるディジタル零相電流信号I0およびディジタル零相電圧信号V0などに基づいて所定のリレー整定処理を行う。
位相制御整定部22は、後述する位相制御を行う際に用いられる投入時設定時間T2を設定する。
表示回路23は、リレー整定部21におけるリレー整定処理結果や、位相制御整定部22において設定された投入時設定時間T2などを外部の表示装置(不図示)に表示させる。
演算処理部30は、リレー判定処理部31と、位相制御判定処理部32とを備える。
リレー判定処理部31は、アナログ入力部10から入力されるディジタル信号(たとえば、ディジタル零相電流信号I0やディジタル零相電圧信号V0)に対して所定の演算処理を行う。
位相制御判定処理部32は、アナログ入力部10のS/H回路14におけるサンプリング周期ごとに、後述する待ち時間T0を算出する。
シーケンス部40は、リレーシーケンス処理部41(以下、「リレーSQ処理部41」と称する。)と、位相制御シーケンス処理部42(以下、「位相制御SQ処理部42」と称する。)と、遮断器指令出力処理部43(以下、「CB指令出力処理部43」と称する。)とを備える。
リレーSQ処理部41は、演算処理部30のリレー判定処理部31における演算処理結果に基づいて所定のシーケンス処理を行って地絡事故や短絡事故などの事故の発生を検出すると事故発生信号を出力する。また、リレーSQ処理部41は、他の保護リレー装置または制御装置(以下、「他の保護リレー装置・制御装置」と称する。)70の入指令回路71または監視制御装置80の入指令回路81から入出力部50の入力回路51を介して入力される入指令信号に基づいて所定のシーケンス処理を行って、投入指示信号を出力する。さらに、リレーSQ処理部41は、他の保護リレー装置・制御装置70の切指令回路72または監視制御装置80の切指令回路82から入出力部50の入力回路51を介して入力される切指令信号に基づいて所定のシーケンス処理を行って、遮断指示信号を出力する。
位相制御SQ処理部42は、リレーSQ処理部41から投入指示信号を受け取ると、その時刻から演算処理部30の位相制御判定処理部32において算出された待ち時間T0(待ち時間T01)だけ経過した後に遮断器90の投入信号が出力されるように、出力信号をCB指令出力処理部43に出力する。
CB指令出力処理部43は、リレーSQ処理部41からの事故発生信号または遮断指示信号に従って遮断器90の遮断信号を出力したり、位相制御SQ処理部42からの投入指示信号に従って遮断器90の投入信号を出力したりする。
入出力部50は、入力回路51と、出力回路52とを備える。
入力回路51は、他の保護リレー装置・制御装置70の入指令回路71および監視制御装置80の入指令回路71からの入指令信号や、他の保護リレー装置・制御装置70の切指令回路72および監視制御装置80の切指令回路82からの切指令信号を受け取る。
出力回路52は、シーケンス部40のCB指令出力処理部43からの遮断信号および投入信号に基づいて、所定の補助リレー動作時間の経過後に、遮断器90を遮断させる遮断器遮断信号(トリップ信号)および遮断器90を投入させる遮断器投入信号(開閉装置投入信号)を遮断器90の遮断回路91および投入回路92にそれぞれ出力する。
次に、ディジタル保護リレー装置1の動作について説明する。
まず、遮断器90が単相変圧器用の1次側遮断器であり、残留磁束が減衰しない短時間に監視制御装置80から遮断器90を投入(再投入)する場合のディジタル保護リレー装置1の動作について、図3を参照して説明する。
図3に示す補助リレー動作時間(たとえば、10ms)と遮断器90の投入時間(たとえば、100ms)とを合計した投入時設定時間T2(たとえば、110ms)は、整定・表示部20の位相制御整定部22において事前に設定されている。
送配電線のa相に設置された遮断器90が遮断されると、送配電線のa相を流れる電流の値は“0”となるため、演算処理部30の位相制御判定処理部32は、アナログ入力部10からの第1のディジタル電流信号Iaの振幅が“0”となった時刻tOFF(以下、「変圧器停止時刻tOFF」と称する。)におけるアナログ入力部10からの第1のディジタル母線電圧信号VBaの位相θOFF(以下、「停止時電圧位相θOFF」と称する。)を記憶する。
その後、位相制御判定処理部32は、アナログ入力部10からの第1のディジタル母線電圧信号VBaに基づいて、アナログ入力部10のS/H回路14におけるサンプリング周期ごとに、現在の時刻tから処理時間TPRと投入時設定時間T2とを合計した時間が経過した後に第1のディジタル母線電圧信号VBaの位相が最初に停止時電圧位相θOFFとなる時刻tON(以下、「投入時刻tON」と称する。)を算出し、算出した投入時刻tONから現在の時刻tを引くことにより、残余時間T(=tON−t)を算出している。また、位相制御判定処理部32は、算出した残余時間Tから投入時設定時間T2を引くことにより、現在の時刻tにおける待ち時間T0(=T−T2)を算出している。
その後、シーケンス部40のリレーSQ処理部41は、時刻t0(以下、「受信時刻t0」と称する。)に入出力部50の入力回路51を介して監視制御装置80の入指令回路81から遮断器90の入指令信号を受け取ると、受け取った入指令信号に基づいて所定のシーケンス処理を行って、受信時刻t0から処理時間TPRだけ経過した時刻t1に投入指示信号を出力する。
シーケンス部40の位相制御SQ処理部42は、リレーSQ処理部41から投入指示信号を受け取ると、時刻t1に位相制御判定処理部32において算出された待ち時間T01だけ経過した時刻t2に送配電線のa相用の遮断器90の投入信号が出力されるように、出力信号をCB指令出力処理部43に出力する。
シーケンス部40のCB指令出力処理部43は、位相制御SQ処理部42の出力信号に従って、時刻t2に送配電線のa相用の遮断器90の投入信号を出力する。
入出力部50の出力回路52は、CB指令出力処理部43からの投入信号に基づいて、時刻t2から補助リレー動作時間だけ経過した時刻t3に、遮断器投入信号を送配電線のa相用の遮断器90の投入回路92に出力する。
これにより、投入時刻tONにおいて送配電線のa相用の遮断器90の接触部の挿入が完了される。その結果、位相が停止時電圧位相θOFFと一致する電圧によって単相変圧器の充電が開始されるため、励磁突入電流を最小限に抑えることができる。
なお、遮断器90が3相変圧器用の3相一括遮断器であっても、送配電線のa相、b相およびc相のうちの任意の1相のディジタル母線電圧信号(たとえば、第1のディジタル母線電圧信号VBa)の停止時電圧位相θOFFを記憶して同様の処理を行うことにより、励磁突入電流を最小限に抑えることができる。
次に、遮断器90が単相変圧器用の遮断器であり、残留磁束が減衰するような時間経過後に監視制御装置80から遮断器90を投入(再投入)する場合のディジタル保護リレー装置1の動作について、図4を参照して説明する。
図4に示す補助リレー動作時間(たとえば、10ms)と遮断器90の投入時間(たとえば、100ms)とを合計した投入時設定時間T2(たとえば、110ms)は、整定・表示部20の位相制御整定部22において事前に設定されている。
送配電線のa相に設置された単相変圧器用の遮断器90が遮断されると、送配電線のa相を流れる電流の値は“0”となるため、演算処理部30の位相制御判定処理部32は、アナログ入力部10からの第1のディジタル電流信号Iaの振幅が“0”となった変圧器停止時刻tOFFにおけるアナログ入力部10からの第1のディジタル母線電圧信号VBaの停止時電圧位相θOFFを記憶する。
その後、残留磁束が減衰するような時間が経過すると、演算処理部30の位相制御判定処理部32は、残留磁束の減衰特性を示す特性式(たとえば、1−tp/1000(tpは経過時間))を用いて、変圧器停止時刻tOFFからの経過時間tpにおける第1のディジタル母線電圧信号VBaの位相θp(以下、「減衰対応電圧位相θp」と称する。)を次式により算出する。
Figure 2007336712
また、位相制御判定処理部32は、アナログ入力部10からの第1のディジタル母線電圧信号VBaに基づいて、アナログ入力部10のS/H回路14におけるサンプリング周期ごとに、現在の時刻tから処理時間TPRと投入時設定時間T2とを合計した時間が経過した後に第1のディジタル母線電圧信号VBaの位相が最初に減衰対応電圧位相θpとなる投入時刻tONを算出し、算出した投入時刻tONから現在の時刻tを引くことにより、残余時間T(=tON−t)を算出している。また、位相制御判定処理部32は、算出した残余時間Tから投入時設定時間T2を引くことにより、現在の時刻tにおける待ち時間T0(=T−T2)を算出している。
その後、シーケンス部40のリレーSQ処理部41は、受信時刻t0に入出力部50の入力回路51を介して監視制御装置80の入指令回路81から遮断器90の入指令信号を受け取ると、受け取った入指令信号に基づいて所定のシーケンス処理を行って、受信時刻t0から処理時間TPRだけ経過した時刻t1に投入指示信号を出力する。
シーケンス部40の位相制御SQ処理部42は、リレーSQ処理部41から投入指示信号を受け取ると、時刻t1に位相制御判定処理部32において算出された待ち時間T01だけ経過した時刻t2に送配電線のa相用の遮断器90の投入信号が出力されるように、出力信号をCB指令出力処理部43に出力する。
シーケンス部40のCB指令出力処理部43は、位相制御SQ処理部42の出力信号に従って、時刻t2に送配電線のa相用の遮断器90の投入信号を出力する。
入出力部50の出力回路52は、CB指令出力処理部43からの投入信号に基づいて、時刻t2から補助リレー動作時間だけ経過した時刻t3に、遮断器投入信号を送配電線のa相用の遮断器90の投入回路92に出力する。
これにより、投入時刻tONにおいて送配電線のa相用の遮断器90の接触部の挿入が完了される。その結果、位相が停止時電圧位相θOFFと一致する電圧によって単相変圧器の充電が開始されるため、励磁突入電流を最小限に抑えることができる。
なお、残留磁束の減衰特性を示す特性式として“1−tp/1000”を用いたが、位相制御判定処理部32が次式の定数A,Bについて数値を設定することにより、変圧器100に応じて特性式を変えるようにしてもよい。
Figure 2007336712
また、減衰対応電圧位相θpを特性式を用いて求めたが、残留磁束の減衰特性の離散的な数値(たとえば、一定の間隔ごとの経過時間tpでの残留磁束の値)を記憶しておき、位相制御判定処理部32が、経過時間tpに応じて離散的な数値を読み出すことにより、減衰対応電圧位相θpを求めてもよい。
なお、変圧器100が3相変圧器であり、遮断器90が3相一括遮断器である場合には、以下に説明するように、停止時の変圧器100の各相の残留磁束φsR,φsS,φsTと経過時間tpから算出した残留磁束φtR,φtS,φtTと遮断器90を投入する際の各相の電圧位相における通常運転時の磁束との差分DFR,DFS,DFTの絶対値の和SUMが最小となる電圧の位相θmin(以下、「最小電圧位相θmin」と称する。)を減衰対応電圧位相θpの代わりに用いればよい。
変圧器100の停止時の送配電線の各相の電圧の位相をθR,θS,θTとし、定格励磁磁束をφnとすると、停止時の変圧器100の各相の残留磁束φsR,φsS,φsTは次式で表わされる。
φsR =φn×sin(θR−90)
φsS =φn×sin(θS−90)
φsT =φn×sin(θT−90)
そこで、演算処理部30の位相制御判定処理部32は、残留磁束の減衰特性を示す特性式(たとえば、1−tp/1000)を用いて、変圧器停止時刻tOFFからの経過時間tpにおける変圧器100の各相の残留磁束φtR,φtS,φtTを次式により算出する。
φtR =φsR×(1−tp/1000)
φtS =φsS×(1−tp/1000)
φtT =φsT×(1−tp/1000)
その後、位相制御判定処理部32は、停止時の変圧器100の各相の残留磁束φsR,φsS,φsTと経過時間tpから算出した残留磁束φtR,φtS,φtTと遮断器90を投入する際の各相の電圧位相における通常運転時の磁束との差分DFR,DFS,DFTを求めたのち、求めた差分DFR,DFS,DFTの絶対値の和SUMを求める。
SUM=|DFR|+|DFS|+|DFT|
その後、位相制御判定処理部32は、求めた和SUMが最小となる最小電圧位相θminを求め、求めた最小電圧位相θminを用いて同様の位相制御処理を行うことにより、励磁突入電流の発生を完全に防止することはできないが、励磁突入電流を最小限に抑えることができる。
次に、送電線の停電時にディジタル保護リレー装置1を用いて遮断器を投入する利点について、図5を参照して説明する。
電力系統においては送電線事故が最も多く、停電は変圧器100(配電用変圧器)の上位系統での事故が一般的である。このような事故の場合には、変圧器100の1次側遮断器901はめったに開放されないため、上記の特許文献4に開示された変圧器保護制御装置では変圧器100の励磁突入電流を抑制することは難しい。しかしながら、本発明によるディジタル保護リレー装置1を用いて1次側遮断器901、受電端遮断器902および送電端遮断器903を以下のように投入することにより、変圧器100の励磁突入電流を抑制することができる。
(ケース1)変圧器100の事故または変圧器100の停止操作の場合
この場合には、図5(a)に示すように1次側遮断器901のみが開放されるため、ディジタル保護リレー装置1を用いて上述した位相制御処理を行って1次側遮断器901を投入する。
(ケース2)送電線事故の場合
この場合には、図5(b)に示すように受電端遮断器902および送電端遮断器903がともに開放されるが、ディジタル保護リレー装置1を用いて上述した位相制御処理を行って受電端遮断器902を投入する。
なお、送電端遮断器93は、送電線の事故相を最低の電圧で投入する。
(ケース3)上位系送電線事故の場合
この場合には、図5(c)に示すように送電端遮断器903のみが開放されるため、ディジタル保護リレー装置1を用いて上述した位相制御処理を行って送電端遮断器903を投入する。
以上の説明では、たとえば第1のディジタル母線電圧信号VBaの停止時電圧位相θOFFを記憶し、第1のディジタル母線電圧信号VBaの減衰対応電圧位相θPを算出したが、たとえば第1のディジタル線路電圧信号VLaの停止時電圧位相θOFFを記憶し、第1のディジタル線路電圧信号VLaの減衰対応電圧位相θPを算出してもよい。
また、図1に示したようにBPF12をサンプリングホールド回路14の前に設けたが、ディジタル回路で構成されたバンドパスフィルタ(BPF)をA/D変換器16の後に設けてもよい。
さらに、シーケンス部40のリレーSQ処理部41が演算処理部30のリレー判定処理部31における演算処理結果に基づいて所定のシーケンス処理を行って時刻t0(以下、「再閉路投入時刻t0」と称する。)に遮断器90の再閉路投入をする場合には、リレーSQ処理部41は、図6に示すように、再閉路投入時刻t0からリレー判定時間TRYだけ経過した時刻t1に投入指示信号を出力してもよい。
さらに、線路電圧検出用の計器用変成器(PT,PD)が送配電線の各相に設けられている場合には上述したように第1乃至第3のアナログ線路電圧信号vLa,vLb,vLc(第1乃至第3のディジタル線路電圧信号VLa,VLb,VLc)を用いるが、計器用変成器が送配電線の1相(代表相)にしか設けられていない場合にはこの代表相のアナログ線路電圧信号vL(ディジタル線路電圧信号VL)を用いればよい。
本発明の一実施例によるディジタル保護リレー装置1の構成を示す図である。 図1に示したディジタル保護リレー装置1を用いて遮断および投入される遮断器を説明するための図である。 遮断器90が単相変圧器用の1次側遮断器であり、残留磁束が減衰しない短時間に監視制御装置80から遮断器90を投入する場合のディジタル保護リレー装置1の動作を説明するための図である。 遮断器90が単相変圧器用の遮断器であり、残留磁束が減衰するような時間経過後に監視制御装置80から遮断器90を投入する場合のディジタル保護リレー装置1の動作を説明するための図である。 送電線の停電時にディジタル保護リレー装置1を用いて遮断器を投入する利点を説明するための図である。 遮断器90の再閉路投入をする場合のディジタル保護リレー装置1の動作を説明するための図である。
符号の説明
1 ディジタル保護リレー装置
10 アナログ入力部
11 入力変換器
12 バンドパスフィルタ(BPF)
14 サンプリングホールド回路(S/H回路)
15 マルチプレクサ回路(MPX回路)
16 アナログ/ディジタル変換器(A/D変換器)
20 整定・表示部
21 リレー整定部
22 位相制御整定部
23 表示回路
30 演算処理部
31 リレー判定処理部
32 位相制御判定処理部
40 シーケンス部
41 リレーシーケンス処理部(リレーSQ処理部)
42 位相制御シーケンス処理部(位相制御SQ処理部)
43 遮断器指令出力処理部(CB指令出力処理部)
50 入出力部
51 入力回路
52 出力回路
70 他の保護リレー装置・制御装置
71 入指令回路
72 切指令回路
80 監視制御装置
81 入指令回路
82 切指令回路
90 遮断器
901 1次側遮断器
902 受電端遮断器
903 送電端遮断器
91 遮断回路
92 投入回路
100 変圧器
T 残余時間
T01 待ち時間
T2 投入時設定時間
PR 処理時間
RY リレー判定時間
VBa 第1のディジタル母線電圧信号
OFF,t0〜t3,tON 時刻
p 経過時間
θOFF,θp,θmin 位相

Claims (8)

  1. 変圧器(100)を直接充電する可能性がある遮断器(90)を遮断および投入させるのに用いられる励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置(1)であって、
    補助リレー動作時間と前記遮断器の投入時間とを合計した投入時設定時間(T2)を事前に設定する位相制御整定手段(22)と、
    前記変圧器が設置された送配電線の該変圧器が停止された変圧器停止時刻(tOFF)における母線電圧または線路電圧の位相である停止時電圧位相(θOFF)を記憶して、所定の時間ごとに、現在の時刻(t)からリレー判定時間(TRY)または処理時間(TPR)と前記投入時設定時間とを合計した時間の経過後に前記母線電圧または前記線路電圧の位相が最初に前記停止時電圧位相となる投入時刻(tON)を算出し、該算出した投入時刻から現在の時刻を引くことにより残余時間(T)を算出するとともに、該算出した残余時間から前記投入時設定時間を引くことにより現在の時刻における待ち時間(T0)を算出する位相制御判定処理手段(32)と、
    前記遮断器の投入指示信号が入力されると、該投入指示信号が入力された時刻(t1)に前記位相制御判定処理手段において算出された待ち時間(T01)だけ経過した時刻(t2)に、該遮断器の投入信号が出力されるように、出力信号を出力する位相制御シーケンス処理手段(42)と、
    を具備することを特徴とする、励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置。
  2. 前記位相制御シーケンス処理手段の出力信号に従って、前記遮断器の投入信号を出力する遮断器指令出力処理手段(43)と、
    該遮断器指令出力処理手段からの前記投入信号に基づいて、前記補助リレー動作時間だけ経過した時刻(t3)に、前記遮断器を投入させる遮断器投入信号を該遮断器の投入回路(92)に出力する出力手段(52)と、
    をさらに具備することを特徴とする、請求項1記載の励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置。
  3. 前記位相制御判定処理手段が、前記変圧器停止時刻から前記変圧器の残留磁束が減衰するような時間が経過すると、前記停止時電圧位相の代わりに、前記変圧器の残留磁束の減衰特性を示す特性式を用いて前記変圧器停止時刻からの経過時間(tp)における前記母線電圧または前記線路電圧の位相である減衰対応電圧位相(θP)を算出し、該算出した減衰対応電圧位相を用いて前記待ち時間(T0)を算出することを特徴とする、請求項1または2記載の励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置。
  4. 前記変圧器が3相変圧器であり、前記遮断器が3相一括遮断器である場合には、前記位相制御判定処理手段が、前記減衰対応電圧位相の代わりに、停止時の前記変圧器の各相の残留磁束(φsR,φsS,φsT)と前記経過時間から算出した残留磁束(φtR,φtS,φtT)と前記遮断器を投入する際の各相の電圧位相における通常運転時の磁束との差分(DFR,DFS,DFT)の絶対値の和(SUM)が最小となる前記母線電圧または前記線路電圧の位相である最小電圧位相(θmin)を算出し、該算出した最小電圧位相を用いて前記待ち時間を算出することを特徴とする、請求項3記載の励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置。
  5. アナログ入力信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングしてホールドするサンプリングホールド回路(14)と、
    該サンプリングホールド回路からのアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換器(16)とをさらに具備し、
    前記位相制御判定処理手段が、前記サンプリングホールド回路におけるサンプリング周期ごとに前記投入時刻、前記残余時間および前記待ち時間を算出する、
    ことを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載の励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置。
  6. 前記変圧器の事故または該変圧器の停止操作により該変圧器が停止された場合には、前記遮断器投入信号により該変圧器の1次側遮断器(901)が投入されることを特徴とする、請求項2乃至5いずれかに記載の励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置。
  7. 送電線の事故により前記変圧器が停止された場合には、前記遮断器投入信号により該変圧器の上位系統の受電端遮断器(902)が投入されることを特徴とする、請求項2乃至5いずれかに記載の励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置。
  8. 上位系送電線の事故の場合には、前記遮断器投入信号により該変圧器の上位系統の送電端遮断器(903)が投入されることを特徴とする、請求項2乃至5いずれかに記載の励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置。
JP2006166167A 2006-06-15 2006-06-15 励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置 Expired - Fee Related JP4926555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006166167A JP4926555B2 (ja) 2006-06-15 2006-06-15 励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006166167A JP4926555B2 (ja) 2006-06-15 2006-06-15 励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007336712A true JP2007336712A (ja) 2007-12-27
JP4926555B2 JP4926555B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=38935635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006166167A Expired - Fee Related JP4926555B2 (ja) 2006-06-15 2006-06-15 励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4926555B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4762378B1 (ja) * 2010-12-17 2011-08-31 三菱電機株式会社 突入電流抑制装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746416A (en) * 1980-09-05 1982-03-16 Tokyo Shibaura Electric Co Rush current preventing circuit
JPS62268322A (ja) * 1986-04-25 1987-11-20 ハイデルベルガ− ドルツクマシ−ネン アクチエンゲゼルシヤフト 残留磁気を伴うインダクタンス要素を電源に接続する方法および開閉装置
JPS6423725A (en) * 1987-07-16 1989-01-26 Mitsubishi Electric Corp Throw-in method for transformer
JPH10164754A (ja) * 1996-11-26 1998-06-19 Toko Electric Co Ltd 単相変圧器用突入電流防止装置
JP2005204368A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Tm T & D Kk 位相制御開閉装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746416A (en) * 1980-09-05 1982-03-16 Tokyo Shibaura Electric Co Rush current preventing circuit
JPS62268322A (ja) * 1986-04-25 1987-11-20 ハイデルベルガ− ドルツクマシ−ネン アクチエンゲゼルシヤフト 残留磁気を伴うインダクタンス要素を電源に接続する方法および開閉装置
JPS6423725A (en) * 1987-07-16 1989-01-26 Mitsubishi Electric Corp Throw-in method for transformer
JPH10164754A (ja) * 1996-11-26 1998-06-19 Toko Electric Co Ltd 単相変圧器用突入電流防止装置
JP2005204368A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Tm T & D Kk 位相制御開閉装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4762378B1 (ja) * 2010-12-17 2011-08-31 三菱電機株式会社 突入電流抑制装置
WO2012081129A1 (ja) * 2010-12-17 2012-06-21 三菱電機株式会社 突入電流抑制装置
CN103180926A (zh) * 2010-12-17 2013-06-26 三菱电机株式会社 浪涌电流抑制装置
US9170597B2 (en) 2010-12-17 2015-10-27 Mitsubishi Electric Corporation Inrush current suppressing device
CN103180926B (zh) * 2010-12-17 2015-11-25 三菱电机株式会社 浪涌电流抑制装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4926555B2 (ja) 2012-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5459666B2 (ja) 励磁突入電流抑制装置
EP2602893B1 (en) Power system protection
US7787228B2 (en) Switchgear control apparatus
JP4508759B2 (ja) 位相制御開閉装置
JP2012043712A (ja) 励磁突入電流抑制装置
JP5148435B2 (ja) 変圧器の励磁突入電流抑制装置及びその制御方法
EP1929602B1 (en) Method and system for fault detection in electrical power devices
JP2010233322A (ja) 開閉器一括監視装置、開閉器一括監視方法、プログラム
EP2654060B1 (en) Inrush current suppression device
JP5444162B2 (ja) 励磁突入電流抑制装置
JP4926555B2 (ja) 励磁突入電流制御機能内蔵ディジタル保護リレー装置
JPH10243549A (ja) 鉄共振監視保護装置
JP3199940B2 (ja) 変圧器保護リレー装置
JP2020191741A (ja) 直流送電システムの保護装置
JP2007335243A (ja) 位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置
JP2014192953A (ja) 送電線保護装置、及び送電線保護システム
JP2010183745A (ja) 短絡保護装置
RU2559817C1 (ru) Устройство для защиты от дуговых замыканий ячеек комплектных распределительных устройств
JP2007336711A (ja) 位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置
JP5733115B2 (ja) 負荷開閉器
JP2008084596A (ja) 三相4線式漏電遮断器
CN116544878A (zh) 一种自适应主变倒送电保护方法和系统
JP2011015528A (ja) 送電線保護用電流差動継電装置
JP2000092693A (ja) 短絡方向継電器
JPH11146554A (ja) 変圧器保護方式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4926555

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees