JP2007336711A - 位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置 - Google Patents

位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現状のディジタル保護リレー装置の入力信号を処理することで位相制御方式を実現することができる位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置を提供する。
【解決手段】送配電線の相ごとに設けられた遮断器90を遮断および投入させるのに用いられる位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置1は、外部から入力される送配電線の各相の電流値をそれぞれ示す複数の電流信号Ia,Ib,Icについて零点時刻tzero、残余時間Tおよび待ち時間T0を所定の時間ごとにそれぞれ算出する位相制御判定処理回路32と、送配電線の少なくとも1つの相についての事故発生信号または遮断指示信号が入力された時刻t1に位相制御判定処理回路32において算出された待ち時間T01だけ経過した時刻t2にこの開閉装置の遮断信号が出力されるように、出力信号を出力する位相制御シーケンス処理回路42とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置に関し、特に、電力系統の開閉装置の遮断時におけるアークによる接触部の劣化や損傷を低減させるのに好適な位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置に関する。
従来、電力系統の開閉装置(たとえば、遮断器)を開閉する際のアークによる接触部の劣化や損傷を低減させるために、その回路の電流・電圧位相などから交流電流が零点となるタイミングを予測して接触部の開閉を行う制御方式(以下、「位相制御方式」と称する。)が提案されている。
このような位相制御方式を実現するために、下記の特許文献1に開示されている位相制御開閉装置では、電流計測部または電流勾配計測部を設けて開閉する電流の電流値または電流勾配値を計測して、これら計測値より電流波形の電流零点を基準位相検出部で予測し、遮断器の開閉極指令を受けて電流波形予測後の任意の時刻を基準とする開極位相制御動作を制御部で行うことにより、電力用開閉機器の開閉タイミングを制御して変圧器、リアクトルやコンデンサバンクなどの系統機器にとって過酷となる励磁突入電流や開閉サージ電圧の発生を抑制したり、遮断器のアーク時間を制御して無再発弧となるアーク時間や最適な遮断時間にて遮断器を動作させて遮断したりする。
また、下記の特許文献2に開示されている電力開閉制御装置では、電力開閉装置の開閉極時間の変動を予測する動作時間予測部と、電力開閉装置の主回路電圧および主回路電流の少なくとも一方の位相を検出する零点検出部と、電力開閉装置に開閉極指令入力時に、零点検出部により検出された所定の位相を基準にし、この位相に前記予測された開閉極時間の変動を加味した位相において電力開閉装置開閉極指令を電力開閉装置に出力する制御信号発生部とを備えてることにより、所望のタイミングで投入または遮断を行うことができるようにする。
特開2000−188044号公報 特開2001−057135号公報
しかしながら、従来の位相制御方式においては、開閉装置に付属する検出・制御回路を設けたり、開閉装置と別に制御装置を設けたりしているため、調相設備の開閉装置のような特殊な開閉装置には採用されているが、通常の開閉装置に採用するにはコスト増となるという問題があった。
本発明の目的は、現状のディジタル保護リレー装置の入力信号を処理することで位相制御方式を実現することができる位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置を提供することにある。
本発明の位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置は、送配電線の相ごとに設けられた開閉装置(90)を遮断および投入させるのに用いられる位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置(1)であって、補助リレー動作時間と前記開閉装置の遮断時間とを合計した遮断時設定時間(T1)と余裕時間(T3)とを事前に設定する位相制御整定手段(22)と、外部から入力される送配電線の各相の電流値をそれぞれ示す複数の電流信号(Ia,Ib,Ic)について、所定の時間ごとに、現在の時刻(t)からリレー判定時間(TRY)または処理時間(TPR)と前記遮断時設定時間と前記余裕時間とを合計した時間の経過後に前記複数の電流信号の振幅が最初に零となる零点時刻(tzero)をそれぞれ算出し、該算出した零点時刻から現在の時刻を引くことにより残余時間(T)をそれぞれ算出するとともに、該算出した残余時間から前記遮断時設定時間と前記余裕時間との合計時間を引くことにより現在の時刻における待ち時間(T0)をそれぞれ算出する位相制御判定処理手段(32)と、前記送配電線の少なくとも1つの相について事故発生信号または遮断指示信号が入力されると、該事故発生信号または該遮断指示信号が入力された時刻(t1)に前記位相制御判定処理手段において算出された待ち時間(T01)だけ経過した時刻(t2)に、該送配電線の少なくとも1つの相に設けられた前記開閉装置の遮断信号が出力されるように、出力信号を出力する位相制御シーケンス処理手段(42)とを具備することを特徴とする。
ここで、前記位相制御シーケンス処理手段の出力信号に従って、前記送配電線の少なくとも1つの相に設けられた開閉装置の遮断信号を出力する遮断器指令出力処理手段(43)と、該遮断器指令出力処理手段からの前記遮断信号に基づいて、前記補助リレー動作時間だけ経過した時刻(t3)に、該送配電線の少なくとも1つの相に設けられた開閉装置を遮断させる開閉装置遮断信号を該送配電線の少なくとも1つの相に設けられた開閉装置の遮断回路(91)に出力する出力手段(52)とをさらに具備してもよい
前記複数の電流信号が直流成分を含む場合には、位相制御判定処理手段が、現在の時刻から前記リレー判定時間または前記処理時間と前記遮断時設定時間と前記余裕時間とを合計した時間の経過後に前記直流成分を含む複数の電流信号の振幅が最初に零となる零点時刻をそれぞれ算出してもよい。
前記位相制御判定処理手段が、前記複数の電流信号の直流成分に基づいて減衰係数をそれぞれ算出して現在の時刻以降の該複数の電流信号の直流成分の振幅をそれぞれ予測し、該予測した複数の電流信号の直流成分の振幅と該複数の電流信号の交流成分に基づいて予測した同じ時刻における該複数の電流信号の交流成分の振幅とを合計し、該合計した振幅に基づいて前記零点時刻を算出してもよい。
アナログ入力信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングしてホールドするサンプリングホールド回路(14)と、該サンプリングホールド回路からのアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換器(16)とをさらに具備し、前記位相制御判定処理手段が、前記サンプリングホールド回路におけるサンプリング周期ごとに前記零点時刻、前記残余時間および前記待ち時間を算出してもよい。
外部から入力される複数のアナログ電流信号(ia,ib,ic)の直流成分のみまたは該複数のアナログ電流信号が前記アナログ/ディジタル変換器によって変換された複数のディジタル電流信号(Ia,Ib,Ic)の直流成分のみを抽出するロウパスフィルタ(13)をさらに具備してもよい。
前記送配電線の相ごとに設けられた開閉装置を一括して遮断させる場合には、前記位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置が、3相故障を除いて、前記位相制御シーケンス処理手段の出力信号に基づいて前記開閉装置を一括して遮断してもよい。
1相故障の場合には、前記位相制御判定処理手段が、前記送配電線の故障相の電流値を示す電流信号について前記零点時刻、前記残余時間および前記待ち時間を算出し、2相故障の場合には、前記位相制御判定処理手段が、前記送配電線の故障相のうちの代表相の電流値を示す電流信号について前記零点時刻、前記残余時間および前記待ち時間を算出してもよい。
本発明の位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置は、以下の効果を奏する。
(1)専用の検出・制御回路や専用の制御装置を設ける必要がなく、現状のディジタル保護リレー装置の入力信号を処理することで位相制御方式を実現することができるので、通常の開閉装置にも採用することができる。
(2)開閉装置の遮断時におけるアークによる接触部の劣化や損傷を低減させることができるので、点検頻度を減少させることができる。
上記の目的を、外部から入力される送配電線の各相の電流値をそれぞれ示す複数の電流信号について、所定の時間ごとに、現在の時刻からリレー判定時間または処理時間と遮断時設定時間と余裕時間とを合計した時間の経過後に複数の電流信号の振幅が最初に零となる零点時刻をそれぞれ算出し、算出した零点時刻から現在の時刻を引くことにより残余時間をそれぞれ算出するとともに、算出した残余時間から遮断時設定時間と余裕時間との合計時間を引くことにより現在の時刻における待ち時間をそれぞれ算出する位相制御判定処理手段と、送配電線の少なくとも1つの相について事故発生信号または遮断指示信号が入力されると、事故発生信号または遮断指示信号が入力された時刻に位相制御判定処理手段において算出された待ち時間だけ経過した時刻に、この送配電線の少なくとも1つの相に設けられた開閉装置の遮断信号が出力されるように、出力信号を出力する位相制御シーケンス処理手段とをディジタル保護リレー装置に備えることにより実現した。
以下、本発明の位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置の実施例について、図面を参照して説明する。
本発明の一実施例による位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置1は、単相遮断器(送配電線の相ごとに設けられた遮断器)である遮断器90を遮断および投入させるのに用いられるものであり、図1に示すように、アナログ入力部10と、整定・表示部20と、演算処理部30と、シーケンス部40と、入出力部50とを具備する。なお、アナログ入力部10と整定・表示部20と演算処理部30とシーケンス部40と入出力部50とはバスを介して接続されている。
アナログ入力部10は、入力変換器11と、バンドパスフィルタ12(以下、「BPF12」と称する。)と、ロウパスフィルタ13(以下、「LPF」と称する。)と、サンプリングホールド回路14(以下、「S/H回路14」と称する。)と、マルチプレクサ回路15(以下、「MPX回路15」と称する。)と、アナログ/ディジタル変換器16(以下、「A/D変換器16」と称する。)とを備える。
BPF12は、外部から入力変換器11を介して入力される以下に示すようなアナログ信号の交流成分(たとえば、商用周波数60Hz)のみを抽出する。
(1)送配電線のa相,b相およびc相の電流値をそれぞれ示す第1乃至第3のアナログ電流信号ia,ib,ic
(2)零相電流値を示すアナログ零相電流信号i0
(3)母線のa相,b相およびc相の電圧値をそれぞれ示す第1乃至第3のアナログ母線電圧信号vBa,vBb,vBc
(4)送配電線のa相,b相およびc相の電圧値をそれぞれ示す第1乃至第3のアナログ線路電圧信号vLa,vLb,vLc
(5)送配電線の代表相の電圧値を示すアナログ線路電圧信号vL
(6)零相電圧を示すアナログ零相電圧信号v0
LPF13は、外部から入力変換器11を介して入力される第1乃至第3のアナログ電流信号ia,ib,icの直流成分のみを抽出する。
S/H回路14は、所定のサンプリング周波数(たとえば、商用周波数60Hzの場合には5,760Hz(電気角3.75°))でBPF12の出力信号およびLPF13の出力信号をサンプリングしてホールドする。
MPX回路15は、S/H回路14の出力信号を切り換えてA/D変換器16に出力する。
A/D変換器16は、MPX回路15から入力されるアナログ信号をディジタル信号に変換する。
整定・表示部20は、リレー整定部21と,位相制御整定部22と、表示回路23とを備える。
リレー整定部21は、アナログ入力部10から入力されるディジタル零相電流信号I0およびディジタル零相電圧信号V0などに基づいて所定のリレー整定処理を行う。
位相制御整定部22は、後述する遮断時設定時間T1および余裕時間T3を設定する。
表示回路23は、リレー整定部21におけるリレー整定処理結果や、位相制御整定部22において設定された遮断時設定時間T1および余裕時間T3などを外部の表示装置(不図示)に表示させる。
演算処理部30は、リレー判定処理部31と、位相制御判定処理部32とを備える。
リレー判定処理部31は、アナログ入力部10から入力されるディジタル信号(たとえば、ディジタル零相電流信号I0やディジタル零相電圧信号V0)に対して所定の演算処理を行う。
位相制御判定処理部32は、アナログ入力部10のS/H回路14におけるサンプリング周期ごとに、後述する待ち時間T0を算出する。
シーケンス部40は、リレーシーケンス処理部41(以下、「リレーSQ処理部41」と称する。)と、位相制御シーケンス処理部42(以下、「位相制御SQ処理部42」と称する。)と、遮断器指令出力処理部43(以下、「CB指令出力処理部43」と称する。)とを備える。
リレーSQ処理部41は、演算処理部30のリレー判定処理部31における演算処理結果に基づいて所定のシーケンス処理を行って地絡事故や短絡事故などの事故の発生を検出すると事故発生信号を出力するとともに、所定の時間の無電圧状態後に遮断器90の再閉路投入を行うための再閉路投入信号を出力する。また、リレーSQ処理部41は、他の保護リレー装置または制御装置(以下、「他の保護リレー装置・制御装置」と称する。)70の入指令回路71または監視制御装置80の入指令回路81から入出力部50の入力回路51を介して入力される入指令信号に基づいて所定のシーケンス処理を行って、投入指示信号を出力する。さらに、リレーSQ処理部41は、他の保護リレー装置・制御装置70の切指令回路72または監視制御装置80の切指令回路82から入出力部50の入力回路51を介して入力される切指令信号に基づいて所定のシーケンス処理を行って、遮断指示信号を出力する。
位相制御SQ処理部42は、リレーSQ処理部41から事故発生信号および遮断指示信号を受け取ると、その時刻から演算処理部30の位相制御判定処理部32において算出された待ち時間T0(待ち時間T01)だけ経過した後に遮断器90の遮断信号が出力されるように、出力信号をCB指令出力処理部43に出力する。
CB指令出力処理部43は、位相制御SQ処理部42の出力信号に従って遮断器90の遮断信号を出力したり、リレーSQ処理部41からの再閉路投入信号または投入指示信号に従って遮断器90の投入信号を出力したりする。
入出力部50は、入力回路51と、出力回路52とを備える。
入力回路51は、他の保護リレー装置・制御装置70の入指令回路71および監視制御装置80の入指令回路71からの入指令信号や、他の保護リレー装置・制御装置70の切指令回路72および監視制御装置80の切指令回路82からの切指令信号を受け取る。
出力回路52は、シーケンス部40のCB指令出力処理部43からの遮断信号および投入信号に基づいて、所定の補助リレー動作時間の経過後に、遮断器90を遮断させる遮断器遮断信号(開閉装置遮断信号)および遮断器90を投入させる遮断器投入信号(開閉装置投入信号)を遮断器90の遮断回路91および投入回路92にそれぞれ出力する。
次に、位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置1の動作について説明する。
まず、図2に示す時刻t0(以下、「事故発生時刻t0」と称する。)に送配電線のa相に地絡事故が発生して直流成分を含まない第1のアナログ電流信号iaが入力されてきた場合を例として説明する。
図2に示す補助リレー動作時間(たとえば、10ms)と遮断器90の遮断時間(たとえば、33ms)とを合計した遮断時設定時間T1(たとえば、43ms)と、余裕時間T3(たとえば、2ms)とは、整定・表示部20の位相制御整定部22において事前に設定されている。
第1のアナログ電流信号iaはアナログ入力部10の入力変換器11を介してBPF12およびLPF13に入力されるが、第1のアナログ電流信号iaは直流成分を含んでいないため、図2に示すような波形を有する第1のディジタル電流信号Iaがアナログ入力部10から出力される。
演算処理部30の位相制御判定処理部32は、第1のディジタル電流信号Iaについて、アナログ入力部10のS/H回路14におけるサンプリング周期ごとに、現在の時刻t(t<t0)からリレー判定時間TRYと遮断時設定時間T1と余裕時間T3とを合計した時間だけ経過した後に第1のディジタル電流信号Iaの振幅が最初に零となる時刻tzero(以下、「零点時刻tzero」と称する。)を算出し、算出した零点時刻tzeroから現在の時刻tを引くことにより、残余時間T(=tzero−t)を算出している。また、位相制御判定処理部22は、サンプリング周期ごとに、算出した残余時間Tから遮断時設定時間T1と余裕時間T3との合計時間を引くことにより、現在の時刻tにおける待ち時間T0(=T−T1−T3)を算出している。
その後、事故発生時刻t0に送配電線のa相に地絡事故が発生すると、シーケンス部40のリレーSQ処理部41は、演算処理部30のリレー判定処理部31における演算処理結果に基づいて所定のシーケンス処理を行ってこの地絡事故を検出して、事故発生時刻t0からリレー判定時間TRYだけ経過した時刻t1に事故発生信号を出力する。
シーケンス部40の位相制御SQ処理部42は、時刻t1にリレーSQ処理部41から事故発生信号を受け取ると、時刻t1に位相制御判定処理部32において算出された待ち時間T01だけ経過した時刻t2に送配電線のa相用の遮断器90の遮断信号が出力されるように、出力信号をCB指令出力処理部43に出力する。
シーケンス部40のCB指令出力処理部43は、位相制御SQ処理部42の出力信号に従って、時刻t2に送配電線のa相用の遮断器90の遮断信号を出力する。
入出力部50の出力回路52は、CB指令出力処理部43からの遮断信号に基づいて、時刻t2から補助リレー動作時間だけ経過した時刻t3に、遮断器遮断信号を送配電線のa相用の遮断器90の遮断回路91に出力する。
これにより、零点時刻tZEROよりも余裕時間T3だけ前の時刻t4に、送配電線のa相用の遮断器90の接触部の切離しが完了される。その結果、この遮断器90においては第1のアナログ電流信号iaがほとんど零のときに接触部の切離しが完了されるため、アーク電流を最小限に抑えることができる。
なお、余裕時間T3は、補助リレー動作時間および遮断器90の遮断時間のばらつきを考慮して、第1のアナログ電流信号iaの振幅が零となる前に遮断器90の接触部の切離しが確実に完了されるようにするために設定される。
また、この場合の事故発生時刻t0から事故消滅時刻(=零点時刻tZERO)までの事故除去時間は、リレー判定時間を15ms、待ち時間T01を5ms、補助リレー動作時間を10ms、遮断器90の遮断時間を33msとし、余裕時間T3を2msとすると、65ms(=15ms+5ms+10ms+33ms+2ms)である。
さらに、時刻t1における待ち時間T01が最大となるケースは図3に示すようなケースであり、この場合の時刻t1における待ち時間T01は商用周波数の1/2サイクル(商用周波数60Hzのときには約8ms)であり、事故除去時間は上述した例では68ms(=15ms+8ms+10ms+33ms+2ms)である。
一方、時刻t1における待ち時間T01が最小となるケースは図4に示すようなケースであり、この場合の時刻t1における待ち時間T01は0msであり、事故除去時間は上述した例では60ms(=15ms+0ms+10ms+33ms+2ms)である。
次に、図5に示す時刻t0(事故発生時刻t0)に送配電線のa相に地絡事故が発生して直流成分を含む第1のアナログ電流信号iaが入力されてきた場合における位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置1の動作について説明する。
第1のアナログ電流信号iaはアナログ入力部10の入力変換器11を介してBPF12およびLPF13に入力されるが、第1のアナログ電流信号iaは直流成分を含んでいるため、図5に破線で示す第1のディジタル電流信号Iaの直流成分信号および交流成分信号がアナログ入力部10から出力される。
演算処理部30の位相制御判定処理部32は、第1のディジタル電流信号Iaの直流成分信号および交流成分信号に基づいて、アナログ入力部10のS/H回路14におけるサンプリング周期ごとに、現在の時刻tからリレー判定時間TRYと遮断時設定時間T1との合計時間が経過した後に第1のディジタル電流信号Ia(直流成分を含む。)の振幅が最初に零となる時刻tzero(零点時刻tzero)を算出する。このとき、位相制御判定処理部32は、第1のディジタル電流信号Iaの直流成分信号に基づいて減衰係数を算出して現在の時刻t以降の第1のディジタル電流信号Iaの直流成分の振幅を予測し、予測した第1のディジタル電流信号Iaの直流成分の振幅と第1のディジタル電流信号Iaの交流成分信号に基づいて予測した同じ時刻における第1のディジタル電流信号Iaの交流成分の振幅とを合計し、合計した振幅に基づいて零点時刻tzeroを算出する。
位相制御判定処理部32は、サンプリング周期ごとに、上述したようにして算出した零点時刻tzeroから現在の時刻tを引くことにより残余時間T(=tzero−t)を算出し、算出した残余時間Tから遮断時設定時間T1と余裕時間T3との合計時間を引くことにより、現在の時刻tにおける待ち時間T0(=T−T1−T3)を算出している。
その後、事故発生時刻t0に送配電線のa相に地絡事故が発生すると、シーケンス部40のリレーSQ処理部41は、演算処理部30のリレー判定処理部31における演算処理結果に基づいて所定のシーケンス処理を行ってこの地絡事故を検出して、事故発生時刻t0からリレー判定時間TRYだけ経過した時刻t1に事故発生信号を出力する。
シーケンス部40の位相制御SQ処理部42は、時刻t1にリレーSQ処理部41から事故発生信号を受け取ると、時刻t1に位相制御判定処理部32において算出された待ち時間T01だけ経過した時刻t2に送配電線のa相用の遮断器90の遮断信号が出力されるように、出力信号をCB指令出力処理部43に出力する。
シーケンス部40のCB指令出力処理部43は、位相制御SQ処理部42の出力信号に従って、時刻t2に送配電線のa相用の遮断器90の遮断信号を出力する。
入出力部50の出力回路52は、CB指令出力処理部43からの遮断信号に基づいて、時刻t2から補助リレー動作時間だけ経過した時刻t3に、遮断器遮断信号を送配電線のa相用の遮断器90の遮断回路91に出力する。
これにより、零点時刻tZEROよりも余裕時間T3だけ前の時刻t4に、送配電線のa相用の遮断器90の接触部の切離しが完了される。その結果、この遮断器90においては第1のアナログ電流信号iaの振幅がほとんど零のときに接触部の切離しが完了されるため、アーク電流を最小限に抑えることができる。
次に、図6に示す時刻t0(以下、「受信時刻t0」と称する。)に他の保護リレー装置・制御装置70の切指令回路72から送配電線のa相用の遮断器90を遮断させる切指令信号を受信した場合の位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置1の動作について説明する。
第1のアナログ電流信号iaはアナログ入力部10の入力変換器11を介してBPF12およびLPF13に入力されるが、第1のアナログ電流信号iaは直流成分を含んでいないため、図6に示すような波形を有する第1のディジタル電流信号Iaがアナログ入力部10から出力される。
演算処理部30の位相制御判定処理部32は、第1のディジタル電流信号Iaについて、アナログ入力部10のS/H回路14におけるサンプリング周期ごとに、現在の時刻tから処理時間TPRと遮断時設定時間T1と余裕時間T3とを合計した時間だけ経過した後に第1のディジタル電流信号Iaの振幅が最初に零となる時刻tzero(零点時刻tzero)を算出し、算出した零点時刻tzeroから現在の時刻tを引くことにより残余時間T(=tzero−t)を算出している。また、位相制御判定処理部22は、サンプリング周期ごとに、算出した残余時間Tから遮断時設定時間T1と余裕時間T3との合計時間を引くことにより、現在の時刻tにおける待ち時間T0(=T−T1−T3)を算出している。
シーケンス部40のリレーSQ処理部41は、入出力部51の入力回路51を介して受け取った他の保護リレー装置・制御装置70の切指令回路72からの切指令信号に基づいて所定のシーケンス処理を行って、遮断指示信号を出力する。なお、この遮断指示信号は、この切指令信号を受信した受信時刻t0から処理時間TPRだけ経過した時刻t1にリレーSQ処理部41から出力される。
シーケンス部40の位相制御SQ処理部42は、時刻t1にリレーSQ処理部41から遮断指示信号を受け取ると、時刻t1に位相制御判定処理部32において算出された待ち時間T01だけ経過した時刻t2に送配電線のa相用の遮断器90の遮断信号が出力されるように、出力信号をCB指令出力処理部43に出力する。
シーケンス部40のCB指令出力処理部43は、位相制御SQ処理部42の出力信号に従って、時刻t2に送配電線のa相用の遮断器90の遮断信号を出力する。
入出力部50の出力回路52は、CB指令出力処理部43からの遮断信号に基づいて、時刻t2から補助リレー動作時間だけ経過した時刻t3に、遮断器遮断信号を送配電線のa相用の遮断器90の遮断回路91に出力する。
これにより、零点時刻tZEROよりも余裕時間T3だけ前の時刻t4に送配電線のa相用の遮断器90の接触部の切離しが完了される。その結果、この遮断器90においては第1のアナログ電流信号iaの振幅がほとんど零のときに接触部の切離しが完了されるため、アーク電流を最小限に抑えることができる。
なお、監視制御装置80の切指令回路82から切指令信号を受信した場合も、位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置1は同様に動作する。
以上では、送配電線のa相用の遮断器90を遮断させる場合における位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置1の動作について説明したが、送配電線のa相、b相およびc相における任意の1相以上について各相用の遮断器90をそれぞれ遮断させる場合においても、位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置1は送配電線の各相ごとに同様の動作を行う。
また、単相遮断器である遮断器90を遮断および投入させるのに用いられるものとして位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置1を説明したが、3相一括遮断器である遮断器90に対して位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置1を用いる場合には、3相故障を除いて、同様にしてアーク電流を最小限に抑えることができる。
すなわち、1相故障の場合には、1相のみの故障であるため、故障相のタイミングで上述した位相制御を行って遮断器90の遮断を行い、また、2相故障の場合には、故障相の電流の位相が180°反転するため、零点は同一のタイミングになるので、故障相のうちの代表相(たとえば、進み相)のタイミングで上述した位相制御を行って遮断器90の遮断を行うことにより、アーク電流を最小限に抑えることができる。
図1に示したようにBPF12をサンプリングホールド回路14の前に設けたが、ディジタル回路で構成されたバンドパスフィルタ(BPF)をA/D変換器16の後に設けてもよい。
以上説明したように、本発明による位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置は、たとえば、電力系統の開閉装置の遮断時におけるアークによる接触部の劣化や損傷を低減させるのに利用することができる。
本発明の一実施例による位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置1の構成を示す図である。 事故発生時刻t0に送配電線のa相に地絡事故が発生して直流成分を含まない第1のアナログ電流信号iaが入力されてきた場合の図1に示した位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置1の動作を説明するための図である。 時刻t1における待ち時間T01が最大となるケースを説明するための図である。 時刻t1における待ち時間T01が最小となるケースを説明するための図である。 事故発生時刻t0に送配電線のa相に地絡事故が発生して直流成分を含む第1のアナログ電流信号iaが入力されてきた場合の図1に示した位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置1の動作を説明するための図である。 受信時刻t0に他の保護リレー装置・制御装置70の切指令回路72から送配電線のa相用の遮断器90を遮断させる切指令信号を受信した場合の図1に示した位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置1の動作を説明するための図である。
符号の説明
1 位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置
10 アナログ入力部
11 入力変換器
12 バンドパスフィルタ(BPF)
13 ロウパスフィルタ(LPF)
14 サンプリングホールド回路(S/H回路)
15 マルチプレクサ回路(MPX回路)
16 アナログ/ディジタル変換器(A/D変換器)
20 整定・表示部
21 リレー整定部
22 位相制御整定部
23 表示回路
30 演算処理部
31 リレー判定処理部
32 位相制御判定処理部
40 シーケンス部
41 リレーシーケンス処理部(リレーSQ処理部)
42 位相制御シーケンス処理部(位相制御SQ処理部)
43 遮断器指令出力処理部(CB指令出力処理部)
50 入出力部
51 入力回路
52 出力回路
70 他の保護リレー装置・制御装置
71 入指令回路
72 切指令回路
80 監視制御装置
81 入指令回路
82 切指令回路
90 遮断器
91 遮断回路
92 投入回路
a〜Ic 第1乃至第3のディジタル電流信号
T 残余時間
T01 待ち時間
T1 遮断時設定時間
T3 余裕時間
RY リレー判定時間
PR 処理時間
0〜t4,tzero 時刻

Claims (8)

  1. 送配電線の相ごとに設けられた開閉装置(90)を遮断および投入させるのに用いられる位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置(1)であって、
    補助リレー動作時間と前記開閉装置の遮断時間とを合計した遮断時設定時間(T1)と余裕時間(T3)とを事前に設定する位相制御整定手段(22)と、
    外部から入力される送配電線の各相の電流値をそれぞれ示す複数の電流信号(Ia,Ib,Ic)について、所定の時間ごとに、現在の時刻(t)からリレー判定時間(TRY)または処理時間(TPR)と前記遮断時設定時間と前記余裕時間とを合計した時間の経過後に前記複数の電流信号の振幅が最初に零となる零点時刻(tzero)をそれぞれ算出し、該算出した零点時刻から現在の時刻を引くことにより残余時間(T)をそれぞれ算出するとともに、該算出した残余時間から前記遮断時設定時間と前記余裕時間との合計時間を引くことにより現在の時刻における待ち時間(T0)をそれぞれ算出する位相制御判定処理手段(32)と、
    前記送配電線の少なくとも1つの相について事故発生信号または遮断指示信号が入力されると、該事故発生信号または該遮断指示信号が入力された時刻(t1)に前記位相制御判定処理手段において算出された待ち時間(T01)だけ経過した時刻(t2)に、該送配電線の少なくとも1つの相に設けられた開閉装置の遮断信号が出力されるように、出力信号を出力する位相制御シーケンス処理手段(42)と、
    を具備することを特徴とする、位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置。
  2. 前記位相制御シーケンス処理手段の出力信号に従って、前記送配電線の少なくとも1つの相に設けられた開閉装置の遮断信号を出力する遮断器指令出力処理手段(43)と、
    該遮断器指令出力処理手段からの前記遮断信号に基づいて、前記補助リレー動作時間だけ経過した時刻(t3)に、該送配電線の少なくとも1つの相に設けられた開閉装置を遮断させる開閉装置遮断信号を該送配電線の少なくとも1つの相に設けられた開閉装置の遮断回路(91)に出力する出力手段(52)と、
    をさらに具備することを特徴とする、請求項1記載の位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置。
  3. 前記複数の電流信号が直流成分を含む場合には、位相制御判定処理手段が、現在の時刻から前記リレー判定時間または前記処理時間と前記遮断時設定時間と前記余裕時間とを合計した時間の経過後に前記直流成分を含む複数の電流信号の振幅が最初に零となる零点時刻をそれぞれ算出することを特徴とする、請求項1または2記載の位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置。
  4. 前記位相制御判定処理手段が、前記複数の電流信号の直流成分に基づいて減衰係数をそれぞれ算出して現在の時刻以降の該複数の電流信号の直流成分の振幅をそれぞれ予測し、該予測した複数の電流信号の直流成分の振幅と該複数の電流信号の交流成分に基づいて予測した同じ時刻における該複数の電流信号の交流成分の振幅とを合計し、該合計した振幅に基づいて前記零点時刻を算出することを特徴とする、請求項3記載の位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置。
  5. アナログ入力信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングしてホールドするサンプリングホールド回路(14)と、
    該サンプリングホールド回路からのアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換器(16)とをさらに具備し、
    前記位相制御判定処理手段が、前記サンプリングホールド回路におけるサンプリング周期ごとに前記零点時刻、前記残余時間および前記待ち時間を算出することを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載の位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置。
  6. 外部から入力される複数のアナログ電流信号(ia,ib,ic)の直流成分のみまたは該複数のアナログ電流信号が前記アナログ/ディジタル変換器によって変換された複数のディジタル電流信号(Ia,Ib,Ic)の直流成分のみを抽出するロウパスフィルタ(13)をさらに具備することを特徴とする、請求項5記載の位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置。
  7. 前記送配電線の相ごとに設けられた開閉装置を一括して遮断させる場合には、前記位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置が、3相故障を除いて、前記位相制御シーケンス処理手段の出力信号に基づいて前記開閉装置を一括して遮断することを特徴とする、請求項1乃至7いずれかに記載の位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置。
  8. 1相故障の場合には、前記位相制御判定処理手段が、前記送配電線の故障相の電流値を示す電流信号について前記零点時刻、前記残余時間および前記待ち時間を算出し、
    2相故障の場合には、前記位相制御判定処理手段が、前記送配電線の故障相のうちの代表相の電流値を示す電流信号について前記零点時刻、前記残余時間および前記待ち時間を算出する、
    ことを特徴とする、請求項7記載の位相制御内蔵ディジタル保護リレー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014072947A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Mitsubishi Electric Corp 配電線の1線地絡事故の検出除去装置
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