JP5224783B2 - 配電線地絡保護システム - Google Patents

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Description

本発明は、配電線地絡保護システムに関し、特に、母線から分岐された複数の配電線にそれぞれ設置された複数の遮断器を制御して複数の配電線を地絡事故から保護するのに好適な配電線地絡保護システムに関する。
従来、配電用変電所において6kV母線連絡遮断器を入れて、他の母線と並用する際には、母線から分岐されている複数の配電線(回線)を所定の順序に従って順次遮断していく配電線地絡順序遮断の機能をロックしていた。
この問題を解決する一手法として、下記の特許文献1に開示されている地絡方向継電器における手法を採用することが考えられる。この地絡方向継電器では、分岐回路における零相電圧および零相電流の実効値および位相を演算するとともに、その演算値を上書き記憶する過程で零相電圧の演算実効値および位相に基づく最新の電圧ベクトルと上書き記憶された零相電圧の実効値および位相に基づく電圧ベクトルとの電圧ベクトル差と、零相電流の演算実効値および位相に基づく最新の電流ベクトルと上書き記憶された零相電流の実効値および位相に基づく電流ベクトルとの電流ベクトル差とを演算し、電流ベクトル差の実効値が所定値を超えた場合に、電圧ベクトル差の位相に対する電流ベクトル差の位相に基づいて分岐回路が地絡しているか否かを判定することにより、地絡の発生していない状態で流れる漏れ電流の影響を受けることなく地絡した電路を確実に判定することができるようにしている。
なお、本出願人は、下記の特許文献2において、従来の順序遮断機能方式では予め遮断順序を決めているために事故回線以外の遮断が行われる可能性が大きくかつ事故除去時間も遅かったことを解決するために、高抵抗接地系統の母線に接続される回線の電流を検出し、事故が継続している時に事故の可能性の高い回線を優先的に選択して遮断することにより、事故継続時間を短縮するとともに、停電範囲を狭くして系統の復旧を容易にする保護継電装置を提案している。
特開2004−201356号公報 特開2004−297967号公報
しかしながら、上記の特許文献1に開示されている地絡方向継電器では、分岐回路の零相電圧および零相電流の実効値および位相の変化量に基づく電圧ベクトル差および電流ベクトル差を用いて分岐回路が地絡しているか否かを判定するので、残留電流が小さい回線では有効であるかもしれないが、残留電流が大きい回線では、自回線地絡時に健全回線からの零相電流の流入があっても零相電流があまり変化しないことがあるため、検出感度を大きくする必要が生じる。このため、残留電流が大きい回線において検出感度を大きくし過ぎると誤動作をする可能性があるという問題がある。
本発明の目的は、残留電流が大きくても誤動作をしないようにすることができる配電線地絡保護システムを提供することにある。
本発明の配電線地絡保護システムは、母線(1)から分岐された複数の配電線(21〜24)にそれぞれ設置された複数の遮断器(51〜54)を制御して該複数の配電線を地絡事故から保護するための配電線地絡保護システム(10)であって、前記母線に設置された接地形計器用変圧器(7)から入力される零相電圧(V0)の地絡事故前後の変化量(ΔV0)と前記複数の配電線にそれぞれ設置された複数の零相変流器(61〜64)からそれぞれ入力される複数の零相電流(I01〜I04)の地絡事故前後の変化量(ΔI01〜ΔI04)とに基づいて、地絡事故が母線地絡事故、1回線単純地絡事故および異地点異相地絡事故のいずれであるかを判定する事故種別判定処理を行う事故種別判定処理手段(12)と、該事故種別判定処理手段における判定結果に応じて、前記複数の零相電流の地絡事故前後の変化量に基づいて前記複数の遮断器のうち遮断する遮断器およびその順番を決定する遮断対象遮断器決定処理を行う遮断対象遮断器決定処理手段(12)とを具備し、前記事故種別判定処理手段が、零相電圧の地絡事故前後の変化量に対して零相電流の地絡事故前後の変化量の位相が90°程度の遅れとなっている配電線は健全回線であるとみなして前記事故種別判定処理を行い、前記遮断対象遮断器決定処理手段が、健全回線である配電線以外の配電線を流れる零相電流の地絡事故前後の変化量の総和の位相が90°程度の進みとなっている場合に、地絡事故前後の変化量が大きい零相電流が流れた配電線に設置された遮断器から順番に遮断していくように前記遮断対象遮断器決定処理を行うことを特徴とする。
ここで、前記事故種別判定処理手段および前記遮断対象遮断器決定処理手段が、前記零相電圧が零相電圧整定値以上であることを条件として前記事故種別判定処理および前記遮断対象遮断器決定処理を行ってもよい。
前記零相電圧の地絡事故前後の変化量に対して前記複数の零相電流の地絡事故前後の変化量の位相がすべて−90°±αの範囲内にある場合に、前記事故種別判定処理手段が、前記母線における地絡事故であると判定し、前記遮断対象遮断器決定処理手段が、地絡事故前後の変化量が大きい零相電流が流れた配電線に設置された遮断器から順番に遮断していくように決定してもよい。
前記零相電圧の地絡事故前後の変化量に対して前記複数の零相電流の地絡事故前後の変化量のうちの1つの零相電流の地絡事故前後の変化量の位相が90°±αの範囲内にある場合に、前記事故種別判定処理手段が、前記複数の配電線のうち該1つの零相電流が流れた配電線における地絡事故であると判定し、前記遮断対象遮断器決定処理手段が、前記複数の遮断器のうち該1つの零相電流が流れた配電線に設置された遮断器のみを遮断するように決定してもよい。
前記零相電圧の地絡事故前後の変化量に対して前記複数の零相電流の地絡事故前後の変化量のうちの2つ以上の零相電流の地絡事故前後の変化量の総和の位相が90°±αの範囲内にある場合に、前記事故種別判定処理手段が、前記複数の配電線のうち該2つ以上の零相電流が流れた配電線における地絡事故であると判定し、前記遮断対象遮断器決定処理手段が、該2つ以上の零相電流のうち地絡事故前後の変化量が大きい零相電流が流れた配電線に設置された遮断器から順番に遮断していくように決定してもよい。
前記零相電圧が零相電圧整定値よりも小さい微地絡が前記複数の配電線において発生した場合には、前記事故種別判定処理手段が、前記複数の配電線のうち前記零相電圧の地絡事故前後の変化量に対して地絡事故前後の変化量の位相が−90°±αの範囲内にない2つ以上の零相電流が流れた配電線における微地絡事故であると判定し、前記遮断対象遮断器決定処理手段が、該2つ以上の複数の零相電流のうち地絡事故前後の変化量が大きい零相電流が流れた配電線に設置された遮断器から順番に遮断していくように決定してもよい。
また、本発明の配電線地絡保護システムは、母線(1)から分岐された複数の配電線(21〜24)にそれぞれ設置された複数の遮断器(51〜54)を制御して該複数の配電線を地絡事故から保護するための配電線地絡保護システム(10)であって、前記母線に設置された接地形計器用変圧器(7)から入力されるアナログの零相電圧(V0)と前記複数の配電線にそれぞれ設置された複数の零相変流器(61〜64)からそれぞれ入力される複数のアナログの零相電流(I01〜I04)を所定のサンプリング周期でサンプリングしアナログ/ディジタル変換したのちに所定の周波数成分のみを抽出することにより、該アナログの零相電圧および該複数のアナログの零相電流をディジタルの零相電圧および複数のディジタルの零相電流に変換する入力処理部(11)と、該入力処理部から入力される前記ディジタルの零相電圧および前記複数のディジタルの零相電流を所定の時間間隔でメモリ(13)に格納するとともに、該メモリから読み出した地絡事故時および地絡事故前の零相電圧および複数の零相電流から求めた零相電圧の地絡事故前後の変化量(ΔV0)および複数の零相電流の地絡事故前後の変化量(ΔI01〜ΔI04)に基づいて地絡事故が母線地絡事故、1回線単純地絡事故および異地点異相地絡事故のいずれであるかを判定する事故種別判定処理、および、前記複数の零相電流の地絡事故前後の変化量に基づいて前記複数の配電線にそれぞれ設置された複数の遮断器(51〜54)のうち遮断する遮断器およびその順番を決定する遮断対象遮断器決定処理を行う演算部(12)とを具備し、前記演算部が、零相電圧の地絡事故前後の変化量に対して零相電流の地絡事故前後の変化量の位相が90°程度の遅れとなっている配電線は健全回線であるとみなして前記事故種別判定処理を行うとともに、健全回線である配電線以外の配電線を流れる零相電流の地絡事故前後の変化量の総和の位相が90°程度の進みとなっている場合に、地絡事故前後の変化量が大きい零相電流が流れた配電線に設置された遮断器から順番に遮断していくように前記遮断対象遮断器決定処理を行うことを特徴とする。
ここで、前記演算部から入力されるかつ前記遮断する遮断器およびその順番を指示する遮断指示信号に従って、前記複数の遮断器のうち該遮断指示信号によって指示された遮断器をそれぞれ遮断するための1つ以上のトリップ信号(T1〜T4)を生成し、該生成した1つ以上のトリップ信号を該遮断指示信号によって指示された順番に出力するトリップ信号生成部(14)と、該トリップ信号生成部から入力される前記1つ以上トリップ信号を入力の順番に前記遮断指示信号によって指示された遮断器にそれぞれ出力するトリップ信号出力部(15)とをさらに具備してもよい。
零相電圧整定値を設定するための整定部(16)をさらに具備し、前記演算部が、前記零相電圧が前記零相電圧整定値以上であることを条件として前記事故種別判定処理および前記遮断対象遮断器決定処理を行ってもよい。
本発明の配電線地絡保護システムは、以下に示す効果を奏する。
(1)零相電圧の地絡事故前後の変化量と複数の零相電流の地絡事故前後の変化量とに基づいて地絡事故が母線地絡事故、1回線単純地絡事故および異地点異相地絡事故のいずれであるかを判定する事故種別判定処理を行うとともに、事故種別判定処理における判定結果に応じて、複数の零相電流の地絡事故前後の変化量に基づいて複数の遮断器のうち遮断する遮断器およびその順番を決定する遮断対象遮断器決定処理を行うことにより、残留電流が大きくても誤動作をしないようにすることができる。
(2)零相電圧が零相電圧整定値以上であることを条件として事故種別判定処理および遮断対象遮断器決定処理を行うことにより、地絡方向継電装置と地絡過電圧継電装置とを一体化することができる。
(3)母線地絡事故の場合に複数の零相電流のうち地絡事故前後の変化量が大きい零相電流が流れた配電線に設置された遮断器から順番に遮断していくことにより、母線を他の母線と並用しても地絡順序遮断を確実に行うことができる。
上記の目的を、零相電圧の地絡事故前後の変化量と複数の零相電流の地絡事故前後の変化量とに基づいて地絡事故が母線地絡事故、1回線単純地絡事故および異地点異相地絡事故のいずれであるかを判定するとともに、事故種別判定処理における判定結果に応じて、複数の零相電流の地絡事故前後の変化量に基づいて複数の遮断器のうち遮断する遮断器およびその順番を決定することにより実現した。
以下、本発明の配電線地絡保護システムの実施例について、図面を参照して説明する。
本発明の一実施例による配電線地絡保護システム10は、図1に示すように、母線1に設置された接地形計器用変圧器(GPT)7から入力される零相電圧V0と、母線1から分岐された第1乃至第4の配電線21〜24にそれぞれ設置された第1乃至第4の零相変流器(ZCT)61〜64からそれぞれ入力される第1乃至第4の零相電流I01〜I04とに基づいて、第1乃至第4の配電線21〜24にそれぞれ設置された第1乃至第4の遮断器(CB)51〜54を制御するものである。
配電線地絡保護システム10は、図2に示すように、入力処理部11と、演算部12と、メモリ13と、トリップ信号生成部14と、トリップ信号出力部15と、整定部16と、整定指令入出力部17と、伝送制御部18とを具備する。
入力処理部11は、零相電圧V0および第1乃至第4の零相電流I01〜I04を所定のサンプリング周期でサンプリングしアナログ/ディジタル変換したのちに所定の周波数成分(たとえば、商用周波数60Hz成分)のみを抽出することにより、アナログの零相電圧V0およびアナログの第1乃至第4の零相電流I01〜I04をディジタルの零相電圧V0およびディジタルの第1乃至第4の零相電流I01〜I04に変換する。
演算部12は、入力処理部11から入力されるディジタルの零相電圧V0およびディジタルの第1乃至第4の零相電流I01〜I04を所定の時間間隔でメモリ13に格納する。このとき、演算部12は、地絡事故前のディジタルの零相電圧V0(残留零相電圧)およびディジタルの第1乃至第4の零相電流I01〜I04(残留零相電流)も格納する。
また、演算部12は、メモリ13から読み出した地絡事故時および地絡事故前の零相電圧V0および第1乃至第4の零相電流I01〜I04から求めた零相電圧V0の地絡事故前後の変化量(ベクトル差)ΔV0(以下、「零相電圧変化量ΔV0」と称する。)および第1乃至第4の零相電流I01〜I04の地絡事故前後の変化量(ベクトル差)ΔI01〜ΔI04(以下、「第1乃至第4の零相電流変化量ΔI01〜ΔI04」と称する。)に基づいて地絡事故が母線地絡事故、1回線単純地絡事故および異地点異相地絡事故のいずれであるかを判定する事故種別判定処理と、第1乃至第4の零相電流変化量ΔI01〜ΔI04に基づいて第1乃至第4の遮断器51〜54のうち遮断する遮断器およびその順番を決定する遮断対象遮断器決定処理とを行う。
このとき、演算部12は、零相電圧V0が整定部16から入力される零相電圧整定値以上であることを条件として(すなわち、地絡過電圧継電装置の動作を前提とすることにより、地絡過電圧継電装置の機能を持たせる。)、以下に示す考え方に基づいて事故種別判定処理を行う。
図3(a)に一例を示すように、地絡事故が生じた配電線(地絡回線)を流れる零相電流の地絡事故前後の変化量の総和(ベクトル和)ΔI0i1+ΔI0i2の位相は零相電圧変化量ΔV0に対して90°程度進む。また、図3(b)に一例を示すように、地絡事故が生じていない配電線(健全回線)を流れる零相電流の地絡事故前後の変化量ΔI001〜ΔI004の位相は零相電圧変化量ΔV0に対して90°程度遅れる。
そこで、零相電圧変化量ΔV0に対して地絡事故前後の変化量の位相が90°程度の遅れとなっている配電線は健全回線であるとみなす。
一方、健全回線である配電線以外の配電線を流れる零相電流の地絡事故前後の変化量の総和の位相が90°程度の進みとなっている場合には、地絡事故前後の変化量が大きい(すなわち、地絡事故前後の変化量の振幅が大きい)零相電流が流れた配電線に設置された遮断器から順番に遮断していく。
なお、地絡事故前後の変化量(零相電流変化量)とするのは、残留零相電流の影響を除去するためである。
したがって、図1に示した電力系統においては、演算部12は、零相電圧V0が整定部16から入力される零相電圧整定値以上であることを条件として、以下のようにして事故種別判定処理および遮断対象遮断器決定処理を行う。
(1)母線地絡事故
図4(a)に示すように、零相電圧変化量ΔV0に対して第1乃至第4の零相電流変化量ΔI01〜ΔI04(全回線の零相電流)の位相がすべて−90°±α(たとえば、α=10°)の範囲内にある場合には、演算部12は、母線1における地絡事故(母線地絡事故)であると判定する。
また、演算部12は、地絡事故時の第1乃至第4の零相電流I01〜I04と地絡事故前の第1乃至第4の零相電流I01〜I04(残留零相電流)とをメモリ13から読み出して、前者と後者とのベクトル差を求めることにより第1乃至第4の零相電流変化量ΔI01〜ΔI04を求め、求めた零相電流変化量が大きい順番に第1乃至第4の遮断器51〜54を遮断するように指示する遮断指示信号を生成する。
(2)1回線単純地絡事故
零相電圧変化量ΔV0に対して第1乃至第4の零相電流変化量ΔI01〜ΔI04のうちの1つの零相電流変化量の位相が−90°±αの範囲内にない場合には、演算部12は、第1乃至第4の配電線21〜24のうちこの零相電流が流れた配電線における地絡事故(1回線単純地絡事故)であると判定するとともに、第1乃至第4の遮断器51〜54のうちこの配電線に設置された遮断器のみを遮断するように指示する遮断指示信号を生成する。
たとえば、図4(b)に示すように、零相電圧変化量ΔV0に対して第1の零相電流変化量ΔI01の位相が90°±αの範囲内にある場合には、演算部12は、第1の配電線21における地絡事故であると判定するとともに、第1の遮断器51のみを遮断するように指示する遮断指示信号を生成する。
(3)異地点異相地絡事故
零相電圧変化量ΔV0に対して第1乃至第4の零相電流変化量ΔI01〜ΔI04のうちの2つ以上の零相電流変化量の総和の位相が90°±αの範囲内にある場合には、演算部12は、第1乃至第4の配電線21〜24のうちこれらの零相電流が流れた配電線における地絡事故(異地点異相地絡事故)であると判定する。
たとえば、図4(c)に示すように、零相電圧変化量ΔV0に対して第1および第2の零相電流変化量ΔI01,ΔI02の総和ΔI01+ΔI02の位相が90°±αの範囲内にある場合には、演算部12は、第1および第2の配電線21,22における地絡事故であると判定する。
また、演算部12は、零相電圧変化量ΔV0に対して零相電流変化量の位相が−90°±α内にない2つ以上の零相電流のうち零相電流変化量が大きい零相電流が流れた配電線に設置された遮断器から順番に遮断していくように指示する遮断指示信号を生成する。
たとえば、図4(c)に示した例において、第2の零相電流変化量ΔI02の方が第1の零相電流変化量ΔI01よりも大きい場合には、第2の遮断器52および第1の遮断器51の順番に遮断していくように指示する遮断指示信号を生成する。
トリップ信号生成部14は、演算部12から入力される遮断指示信号に従って、第1乃至第4の遮断器51〜54のうちの遮断指示信号によって指示された1つ以上の遮断器をそれぞれ遮断するための1つ以上のトリップ信号(第1乃至第4のトリップ信号T1〜T4のうちの1つ以上)を生成し、生成した1つ以上のトリップ信号を遮断指示信号によって指示された順番に出力する。
トリップ信号出力部15は、トリップ信号生成部14から入力される1つ以上のトリップ信号を第1乃至第4の遮断器51〜54のうちの遮断指示信号によって指示された1つ以上の遮断器にそれぞれ出力する。
整定部16は、中央監視装置などから伝送制御部18および整定指令入出力部17を介して送られてくる整定指令信号に応じて、零相電圧整定値および第1乃至第4の零相電流整定値を設定する。
整定指令入出力部17は、中央監視装置などからの整定指令信号および試験指令信号などを伝送制御部18から受け取ったり、整定部16から入力される整定指令信号、整定記録データおよび試験記録データなどを中央監視装置などに伝送制御部18を介して送信したりする。
伝送制御部18は、中央監視装置などとの間で各種の信号を無線で送受信する。
次に、配電線地絡保護システム10の動作について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
配電線地絡保護システム10の入力処理部11は、接地形計器用変圧器7から入力されるアナログの零相電圧V0と第1乃至第4の零相変流器61〜64からそれぞれ入力されるアナログの第1乃至第4の零相電流I01〜I04とを所定のサンプリング周期でサンプリングしアナログ/ディジタル変換したのちに所定の周波数成分のみを抽出することにより、ディジタルの零相電圧V0およびディジタルの第1乃至第4の零相電流I01〜I04を生成し、生成したディジタルの零相電圧V0およびディジタルの第1乃至第4の零相電流I01〜I04を演算部12に出力する(ステップS11)。
演算部12は、入力処理部11から入力される零相電圧V0および第1乃至第4の零相電流I01〜I04を所定の時間間隔でメモリ13に格納する。
また、演算部12は、零相電圧V0および第1乃至第4の零相電流I01〜I04に基づいて地絡事故が発生したか否かをチェックする(ステップS12)。
その結果、地絡事故が発生していると判定すると、演算部12は、零相電圧V0が零相電圧整定値以上であるか否かをチェックして、零相電圧V0が零相電圧整定値以上であると上述した事故種別判定処理を行う(ステップS13)。
演算部12は、地絡事故が母線地絡事故であると判定すると、上述した遮断対象遮断器決定処理を行って、第1乃至第4の零相電流変化量ΔI01〜ΔI04が大きい順番に第1乃至第4の遮断器51〜54を遮断するように指示する遮断指示信号を生成し、生成した遮断指示信号をトリップ信号生成部14に出力する(ステップS14)。
たとえば第1の零相電流変化量ΔI01から第4の零相電流変化量ΔI04の順番で大きい場合には、トリップ信号生成部14は、遮断指示信号に従って、第1乃至第4の遮断器51〜54をそれぞれ遮断するための第1乃至第4のトリップ信号T1〜T4を生成したのち、生成した第1乃至第4のトリップ信号T1〜T4を第1トリップ信号T1から第4のトリップ信号T4の順番でトリップ信号出力部15に出力する。
トリップ信号出力部15は、第1乃至第4のトリップ信号T1〜T4をトリップ信号生成部14から送られてくる順番で第1乃至第4の遮断器51〜54にそれぞれ出力する(ステップS17)。
また、演算部12は、地絡事故が第1乃至第4の配電線21〜24のいずれか1つで発生した1回線単純地絡事故であると判定すると、上述した遮断対象遮断器決定処理を行って、第1乃至第4の遮断器51〜54のうち地絡事故が発生した配電線に設置された遮断器のみを遮断するように指示する遮断指示信号を生成し、生成した遮断指示信号をトリップ信号生成部14に出力する(ステップS15)。
たとえば第3の配電線23で地絡事故が発生したと判定した場合には、トリップ信号生成部14は、遮断指示信号に従って、第3の遮断器53を遮断するための第3のトリップ信号T3のみを生成したのち、生成した第3のトリップ信号T3をトリップ信号出力部15に出力する。
トリップ信号出力部15は、第3のトリップ信号T3を第3の遮断器53に出力する(ステップS17)。
さらに、演算部12は、地絡事故が第1乃至第4の配電線21〜24の2つ以上で発生した異地点異相地絡事故であると判定すると、上述した遮断対象遮断器決定処理を行って、第1乃至第4の遮断器51〜54のうち地絡事故が発生した2つ以上の配電線に設置された遮断器を、零相電流変化量が大きい零相電流が流れた配電線に設置されたものから順番に遮断していくように指示する遮断指示信号を生成し、生成した遮断指示信号をトリップ信号生成部14に出力する(ステップS16)。
たとえば第2および第4の配電線22,24で発生した異地点異相地絡事故であると判定し、第4の零相電流変化量ΔI04の方が第2の零相電流変化量ΔI02よりも大きい場合には、トリップ信号生成部14は、遮断指示信号に従って、第2および第4の遮断器52,54をそれぞれ遮断するための第2および第4のトリップ信号T2,T4を生成したのち、生成した第2および第4のトリップ信号T2,T4を第4のトリップ信号T4および第2のトリップ信号T2の順番でトリップ信号出力部15に出力する。
トリップ信号出力部15は、第4のトリップ信号T4を第4の遮断器54に出力したのち、第2のトリップ信号T2を第2の遮断器52に出力する(ステップS17)。
なお、零相電圧V0が零相電圧整定値よりも小さい微地絡が第1乃至第4の配電線21〜24において発生した場合には、演算部12が異地点異相地絡事故時と同じ事故種別判定処理および遮断対象遮断器決定処理を行って、零相電流変化量が大きい零相電流が流れた配電線に設置された遮断器から順番に遮断していくようにしてもよい。
本発明の一実施例による配電線地絡保護システム10が使用される電力系統について説明するための図である。 図1に示した配電線地絡保護システム10の構成を示すブロック図である。 図2に示した演算部12における事故種別判定処理の基になる考え方について説明するための図である。 図2に示した演算部12における事故種別判定処理および遮断対象遮断器決定処理について説明するための図である。 図1に示した配電線地絡保護システム10の動作について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 母線
1〜24 第1乃至第4の配電線
3 変圧器
4 変圧器二次遮断器
1〜54 第1乃至第4の遮断器
1〜64 第1乃至第4の零相変流器
7 接地形計器用変圧器
10 配電線地絡保護システム
11 入力処理部
12 演算部
13 メモリ
14 トリップ信号生成部
15 トリップ信号出力部
16 整定部
17 整定指令入出力部
18 伝送制御部
0 零相電圧
ΔV0 零相電圧変化量
ΔI0 零相電流変化量
01〜I04 第1乃至第4の零相電流
ΔI01〜ΔI04 第1乃至第4の零相電流変化量
ΔI0i1,ΔI0i2,ΔI001〜ΔI004 零相電流の地絡事故前後の変化量
1〜T4 第1乃至第4のトリップ信号
S11〜S17 ステップ

Claims (9)

  1. 母線(1)から分岐された複数の配電線(21〜24)にそれぞれ設置された複数の遮断器(51〜54)を制御して該複数の配電線を地絡事故から保護するための配電線地絡保護システム(10)であって、
    前記母線に設置された接地形計器用変圧器(7)から入力される零相電圧(V0)の地絡事故前後の変化量(ΔV0)と前記複数の配電線にそれぞれ設置された複数の零相変流器(61〜64)からそれぞれ入力される複数の零相電流(I01〜I04)の地絡事故前後の変化量(ΔI01〜ΔI04)とに基づいて、地絡事故が母線地絡事故、1回線単純地絡事故および異地点異相地絡事故のいずれであるかを判定する事故種別判定処理を行う事故種別判定処理手段(12)と、
    該事故種別判定処理手段における判定結果に応じて、前記複数の零相電流の地絡事故前後の変化量に基づいて前記複数の遮断器のうち遮断する遮断器およびその順番を決定する遮断対象遮断器決定処理を行う遮断対象遮断器決定処理手段(12)とを具備し、
    前記事故種別判定処理手段が、零相電圧の地絡事故前後の変化量に対して零相電流の地絡事故前後の変化量の位相が90°程度の遅れとなっている配電線は健全回線であるとみなして前記事故種別判定処理を行い、
    前記遮断対象遮断器決定処理手段が、健全回線である配電線以外の配電線を流れる零相電流の地絡事故前後の変化量の総和の位相が90°程度の進みとなっている場合に、地絡事故前後の変化量が大きい零相電流が流れた配電線に設置された遮断器から順番に遮断していくように前記遮断対象遮断器決定処理を行う、
    ことを特徴とする、配電線地絡保護システム。
  2. 前記事故種別判定処理手段および前記遮断対象遮断器決定処理手段が、前記零相電圧が零相電圧整定値以上であることを条件として前記事故種別判定処理および前記遮断対象遮断器決定処理を行うことを特徴とする、請求項1記載の配電線地絡保護システム。
  3. 前記零相電圧の地絡事故前後の変化量に対して前記複数の零相電流の地絡事故前後の変化量の位相がすべて−90°±αの範囲内にある場合に、前記事故種別判定処理手段が、前記母線における地絡事故であると判定し、前記遮断対象遮断器決定処理手段が、地絡事故前後の変化量が大きい零相電流が流れた配電線に設置された遮断器から順番に遮断していくように決定することを特徴とする、請求項1または2記載の配電線地絡保護システム。
  4. 前記零相電圧の地絡事故前後の変化量に対して前記複数の零相電流の地絡事故前後の変化量のうちの1つの零相電流の地絡事故前後の変化量の位相が90°±αの範囲内にある場合に、前記事故種別判定処理手段が、前記複数の配電線のうち該1つの零相電流が流れた配電線における地絡事故であると判定し、前記遮断対象遮断器決定処理手段が、前記複数の遮断器のうち該1つの零相電流が流れた配電線に設置された遮断器のみを遮断するように決定することを特徴とする、請求項1乃至3いずれかに記載の配電線地絡保護システム。
  5. 前記零相電圧の地絡事故前後の変化量に対して前記複数の零相電流の地絡事故前後の変化量のうちの2つ以上の零相電流の地絡事故前後の変化量の総和の位相が90°±αの範囲内にある場合に、前記事故種別判定処理手段が、前記複数の配電線のうち該2つ以上の零相電流が流れた配電線における地絡事故であると判定し、前記遮断対象遮断器決定処理手段が、該2つ以上の零相電流のうち地絡事故前後の変化量が大きい零相電流が流れた配電線に設置された遮断器から順番に遮断していくように決定することを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載の配電線地絡保護システム。
  6. 前記零相電圧が零相電圧整定値よりも小さい微地絡が前記複数の配電線において発生した場合には、前記事故種別判定処理手段が、前記複数の配電線のうち前記零相電圧の地絡事故前後の変化量に対して地絡事故前後の変化量の位相が−90°±αの範囲内にない2つ以上の零相電流が流れた配電線における微地絡事故であると判定し、前記遮断対象遮断器決定処理手段が、該2つ以上の複数の零相電流のうち地絡事故前後の変化量が大きい零相電流が流れた配電線に設置された遮断器から順番に遮断していくように決定することを特徴とする、請求項1乃至5いずれかに記載の配電線地絡保護システム。
  7. 母線(1)から分岐された複数の配電線(21〜24)にそれぞれ設置された複数の遮断器(51〜54)を制御して該複数の配電線を地絡事故から保護するための配電線地絡保護システム(10)であって、
    前記母線に設置された接地形計器用変圧器(7)から入力されるアナログの零相電圧(V0)と前記複数の配電線にそれぞれ設置された複数の零相変流器(61〜64)からそれぞれ入力される複数のアナログの零相電流(I01〜I04)を所定のサンプリング周期でサンプリングしアナログ/ディジタル変換したのちに所定の周波数成分のみを抽出することにより、該アナログの零相電圧および該複数のアナログの零相電流をディジタルの零相電圧および複数のディジタルの零相電流に変換する入力処理部(11)と、
    該入力処理部から入力される前記ディジタルの零相電圧および前記複数のディジタルの零相電流を所定の時間間隔でメモリ(13)に格納するとともに、該メモリから読み出した地絡事故時および地絡事故前の零相電圧および複数の零相電流から求めた零相電圧の地絡事故前後の変化量(ΔV0)および複数の零相電流の地絡事故前後の変化量(ΔI01〜ΔI04)に基づいて地絡事故が母線地絡事故、1回線単純地絡事故および異地点異相地絡事故のいずれであるかを判定する事故種別判定処理、および、前記複数の零相電流の地絡事故前後の変化量に基づいて前記複数の配電線にそれぞれ設置された複数の遮断器(51〜54)のうち遮断する遮断器およびその順番を決定する遮断対象遮断器決定処理を行う演算部(12)とを具備し、
    前記演算部が、零相電圧の地絡事故前後の変化量に対して零相電流の地絡事故前後の変化量の位相が90°程度の遅れとなっている配電線は健全回線であるとみなして前記事故種別判定処理を行うとともに、健全回線である配電線以外の配電線を流れる零相電流の地絡事故前後の変化量の総和の位相が90°程度の進みとなっている場合に、地絡事故前後の変化量が大きい零相電流が流れた配電線に設置された遮断器から順番に遮断していくように前記遮断対象遮断器決定処理を行う、
    ことを特徴とする、配電線地絡保護システム。
  8. 前記演算部から入力されるかつ前記遮断する遮断器およびその順番を指示する遮断指示信号に従って、前記複数の遮断器のうち該遮断指示信号によって指示された遮断器をそれぞれ遮断するための1つ以上のトリップ信号(T1〜T4)を生成し、該生成した1つ以上のトリップ信号を該遮断指示信号によって指示された順番に出力するトリップ信号生成部(14)と、
    該トリップ信号生成部から入力される前記1つ以上トリップ信号を入力の順番に前記遮断指示信号によって指示された遮断器にそれぞれ出力するトリップ信号出力部(15)と、
    をさらに具備することを特徴とする、請求項7記載の配電線地絡保護システム。
  9. 零相電圧整定値を設定するための整定部(16)をさらに具備し、
    前記演算部が、前記零相電圧が前記零相電圧整定値以上であることを条件として前記事故種別判定処理および前記遮断対象遮断器決定処理を行うことを特徴とする、請求項8記載の配電線地絡保護システム。
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