JP2007328335A - 露光装置、光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

露光装置、光走査装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ポリゴンモータ及びポリゴンミラーが高速回転することに起因する騒音及び昇温を抑制する。
【解決手段】底部63とその周縁部に立設した外周壁64と外カバー51とによって外ケース66を構成し、底部63の一部と内周壁65と内カバー52とによって内ケース67を構成する。ポリゴンモータ53及びポリゴンミラー54を内ケース67で覆い、さらに内ケース67を外ケース66で覆うことで、高速回転に伴う騒音を抑制する。内カバー52におけるポリゴンミラー54の直上に、ポリゴンミラー54の内接円よりも小さい円形の通気孔70を設け、内ケース67内の昇温した空気を、通気孔70を介して内ケース67と外ケース66との間に排出する。
【選択図】図7

Description

本発明は、複写機,プリンタ等の画像形成装置において感光体を露光する露光装置、及びこれを備えた画像形成装置に関する。
複写機,プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置の露光装置として、光走査装置(LSU:Laser Scanner Unit)が知られている。このLSUにおいては、画像情報に基づいてレーザから出射した光を、レンズを介して、ポリゴンモータによって高速回転されるポリゴンミラー(回転多面鏡)に当て、その反射光を別のレンズを介して、均一帯電後の感光ドラム表面に照射し、感光ドラム表面を走査露光するものである。これにより、感光ドラム表面には、画像情報に応じた静電潜像が形成される。
このようにLSUは、ポリゴンモータ及びポリゴンミラーが高速回転するため、騒音が発生したり、発熱が生じたりする。そして、騒音はそのまま職場環境の悪化を招き、一方、発熱は、ポリゴンミラーの回転むらを発生させたり、レンズ等の光学素子に歪みを発生させたりするため、露光不良の原因となる。
そこで、ポリゴンモータやポリゴンミラーを2重のカバーで覆うものや、これらをファンによる空気の流れで冷却するもの(例えば、特許文献1)や、液体で冷却するもの(例えば、特許文献2)が提案されている。
特開2000−194250号公報 特開2005−31160号公報
しかしながら、上述の2重のカバーで覆うものは、たしかに騒音は低減することができるものの、昇温については内ケースの内部に熱がこもってしまい、かえって不利となる。また、空気や液体で冷却するものは、構成が複雑になるという問題があった。
本発明の目的は、構成が簡単で、しかも騒音防止及び昇温防止の双方を行うことができる露光装置、光走査装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
この目的を達成する本発明の一の局面に係る露光装置は、帯電後の感光体表面を露光する露光装置であって、画像情報に応じて光を出射する光源と、前記光源から出射された光を反射して前記感光体表面を走査する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を回転駆動する駆動手段と、少なくとも前記駆動機構及び回転多面鏡を覆う内ケースと、前記内ケースを外側から覆う外ケースと、を含み、前記内ケースのうちの、前記回転多面鏡に対面する部分に、前記内ケースの内部と外部とを連通させる通気孔が設けられていることを特徴とする(請求項1)。
このような露光装置によれば、駆動機構及び回転多面鏡を内ケースと外ケースとによって覆うことで、駆動手段及び回転多面鏡から発生して外部に漏れる騒音を低減することができる。また、内ケースのうち、回転多面鏡に対面する部分に、通気孔を設けて、内ケースと外ケースとを連通させている。このため、簡単な構成でありながら、駆動機構及び回転多面鏡で発生する熱を内ケースから通気孔を介して内ケースと外ケースとの間に拡散させて、-昇温を抑制することができる。さらに、通気孔の位置が、回転多面鏡に対面する位置であるため、内ケース内の昇温した空気を効率よく拡散させることができる。
上記構成において、前記通気孔が、前記回転多面鏡の回転中心に対応する位置に形成されていることが望ましい(請求項2)。これによれば、内ケースの昇温した空気をさらに効率よく拡散させることができる。
この場合、前記通気孔が、前記回転多面鏡の内接円よりも小さく形成されていることが望ましい(請求項3)。この構成によれば、回転多面鏡に対して通気孔と反対側にある駆動機構で発生した騒音は、回転多面鏡に遮られるため、直接は通気孔から出ることがない。その分、騒音を低減することができる。
上記構成において、前記駆動機構がモータであり、該モータの回転軸が前記回転多面鏡の回転中心に連結されており、前記モータは、前記回転多面鏡が前記通気孔と対向する面方向と反対側の面方向に配置されていることが望ましい(請求項4)。
上記構成において、前記通気孔が、前記回転多面鏡の内接円よりも小さい領域に、複数、形成されている構成とすることができる(請求項5)。
また、前記通気孔は、前記内ケースの厚さ方向に沿って、テーパ状に形成されている構成とすることができる(請求項6)。この構成によれば、通気孔から排出される空気の流れを円滑にして、内ケース内の排熱効果を高めることができる。
本発明の他の局面に係る光走査装置は、光を出射する光源と、前記光源から出射された光を所定の走査面に照射するよう反射するポリゴンミラーと、前記ポリゴンミラーを回転駆動するポリゴンモータと、少なくとも前記ポリゴンモータ及びポリゴンミラーを覆う第1ケースと、前記第1ケースを外側から覆う第2ケースとを含み、前記第1ケースのうちの、前記ポリゴンミラーに対面する部分に、前記第1ケースの内部と外部とを連通させる通気孔が設けられていることを特徴とする(請求項7)。
上記構成において、前記通気孔が、前記ポリゴンモータの回転軸を中心とする円形状に形成されていることが望ましい(請求項8)。この場合、前記通気孔が、前記ポリゴンミラーの内接円よりも小さく形成され、前記ポリゴンモータは、前記ポリゴンミラーが前記通気孔と対向する面方向と反対側の面方向に配置されていることが特に望ましい(請求項9)。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、感光体と、前記感光体表面を均一に帯電する帯電装置と、帯電後の前記感光体表面を画像情報に基づいて露光することで静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像をトナー像として現像する現像装置と、前記トナー像を被転写部材に転写する転写装置とを含み、前記露光装置が、上記の構成を備えることを特徴とする(請求項10)。
この構成によれば、露光装置が上述の露光装置であるので、画像形成装置において、露光装置から発生する騒音を低減することができる。また露光装置の昇温に起因する画像形成装置本体内の昇温を抑制することができる。
上記の構成を備えた露光装置、光走査装置、及び画像形成装置によれば、構成が簡単でありながら、駆動手段及び回転多面鏡の動作に伴う騒音及び昇温の双方を効果的に抑制することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同じ構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
まず、本発明に係る露光装置13を備えた画像形成装置10の構成及び動作の概略を説明し、その後、露光装置13について詳述する。なお、画像形成装置10としては、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等がある。
図1、図2に本実施形態に係る画像形成装置10を示す。このうち図1は、画像形成装置10全体の外観を示す図であり、前側の左斜め上方から見た斜視図である。ここで、以下の説明においては、特にことわらない限り、同図中の右上に矢印で示す方向を、それぞれ画像形成装置10の前後左右上下とする。また、図2は、画像形成装置10を、図1中の矢印X方向(左側)から見たときの縦断面を模式的に示す図である。
また、図2は、画像形成装置本体Mの所定の位置(転写部T)に中間転写ユニット20が装着された状態を示している。これらの図に示す画像形成装置10は、電子写真方式、かつ中間転写方式の4色フルカラーの画像形成装置(プリンタ)であり、中間転写ユニット20が、画像形成装置本体Mに対して着脱自在に構成されている。ここで、画像形成装置本体Mとは、画像形成装置10全体から、着脱自在なユニット、例えば、中間転写体ユニット20等を除いた部分を指すものとする。これは、ほぼフレーム及び該フレームに対して固定的に配設されている部材等に等しい。
図2に示すように、画像形成装置10は、画像形成装置本体Mのほぼ中央に、像担持体としてドラム形の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)11が配設されている。感光ドラム11は、駆動機構(不図示)によって矢印R11方向に回転駆動され、その表面(外周面)が帯電ローラ12によって所定の極性・電位に一様に帯電される。帯電後の感光ドラム11の表面は、レーザスキャナ等の露光装置13によって画像情報に基づくレーザ光Lの照射が行われ、露光部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。なお、露光装置13は、騒音を抑制すべく、ケース本体50及びその上蓋となる外カバー51の内側に収納されているが、これら露光装置13、ケース本体50、外カバー51については後に詳述する。
静電潜像は、現像装置14によって現像される。現像装置14は、回転可能なロータリ14aと、このロータリ14aに搭載された4個の現像器、すなわち第1色目のイエロー(Y),第2色目のマゼンタ(M),第3色目のシアン(C),第4色目のブラック(K)の現像器14Y,14M,14C,14Kを有している。現像装置14は、感光ドラム11の表面に形成された静電潜像の現像に供される現像器、図2の例では第1色目のイエローの現像器14Yが、ロータリ14aの矢印R14方向の回転によって、感光ドラム11の表面に対向する現像位置に配置される。現像位置に配置されたイエローの現像器14Yは、感光ドラム11の表面の静電潜像にイエローのトナーを付着させてイエローのトナー像として現像する。
このイエローのトナー像は、ベルト部材としての中間転写ベルト15に転写される。中間転写ベルト15は、無端状(エンドレス)に形成されていて、4本のローラ、すなわちテンションローラ16、1次転写ローラ(転写装置)17、ガイドローラ18、駆動ローラ19に掛け渡されている。本実施形態では、駆動ローラ19は、後述の2次転写ローラ22との間に中間転写ベルト15を挟み込む2次転写対向ローラとなっている。
中間転写ベルト15は、その裏面側から1次転写ローラ17によって感光ドラム11に押圧されており、これにより感光ドラム11と中間転写ベルト15との間には、左右方向に長い帯状の1次転写ニップN1が形成されている。中間転写ベルト15は、駆動ローラ19が駆動機構(不図示)により、矢印R19方向に駆動回転されるのに伴って、矢印R15方向に回転(無端移動)する。上述の感光ドラム11の表面に形成されたイエローのトナー像は、1次転写ローラ17に1次転写バイアスが印加されることで、1次転写ニップN1において、中間転写ベルト15の表面に1次転写されて担持される。
なお、上述の中間転写ベルト15、テンションローラ16、1次転写ローラ17、ガイドローラ18、駆動ローラ19等は、中間転写ハウジング39に組み込まれて、全体として中間転写ユニット20を構成している。この中間転写ユニット20は、ユニット単位で、画像形成装置本体Mに対して着脱されるようになっている。
トナー像の1次転写後の感光ドラム11は、1次転写残トナー、すなわち1次転写時に中間転写ベルト15に転写されないで感光ドラム11の表面に残ったトナーがクリーニング装置21によって除去され、その後、第2色目のマゼンタの画像形成に供される。
上述の画像形成プロセス、すなわち帯電、露光、現像、1次転写、クリーニングの一連のプロセスが、イエロー以外の残りの3色であるマゼンタ,シアン,ブラックについても順次に行われる。これにより、中間転写ベルト15の表面にイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色のトナー像が重ね合わされた状態で担持される。
中間転写ベルト15の表面への4色のトナー像の1次転写が終了すると、これらのトナー像は、画像形成装置本体Mの下部に配設されている給紙カセット23から搬送されてくるシートPに転写される。給紙カセット23は、画像形成装置本体Mに対して、前後方向に着脱することができるようになっている。シートPは、給紙カセット23に収納されていて、給紙ローラ24、給送ローラ25、リタードローラ26によって1枚ずつ給紙される。さらにシートPは、大径ローラ27、搬送ローラ28,29等によって、停止中のレジストローラ対30に搬送されて、斜行が矯正される。
シートPはその後、中間転写ベルト15の表面の4色のトナー像にタイミングを合わせてレジストローラ対30が回転することで、2次転写ニップN2に供給される。こうして2次転写ニップN2に供給されたシートPに対して、2次転写ローラ22に2次転写バイアスが印加されることにより、4色のトナー像が一括で2次転写される。なお、2次転写ローラ22は、トナー像の2次転写時以外は、中間転写ベルト15の表面から離間されている。
トナー像の2次転写後の中間転写ベルト15は、シートPに転写されないで表面に残ったトナー(2次転写残トナー)が、ベルトクリーナ31によって除去され、次のトナー像の1次転写及び2次転写に供される。
一方、トナー像の2次転写後のシートPは、定着装置32に搬送され、ここで定着ローラ33及び加圧ローラ34によって加熱・加圧されて表面にトナー像が定着される。トナー像定着後のシートPは、搬送ローラ35,36、切換えフラッパ38、搬送ローラ対40、排出ローラ対41によって、画像形成装置本体Mの上面の排紙トレイ42に排出される。以上で、1枚のシートPの片面(表面)に対する4色フルカラーの画像形成が終了する。
これに対し、シートPの両面(表面及び裏面)に画像形成を行う場合には、表面にトナー像が定着されたシートPは、その後端が搬送ローラ35,36を通過した時点で、切換えフラッパ38が切り換えられ、さらに搬送ローラ対40が逆転され、搬送ローラ36,37が回転されることにより、再給紙パス43に導かれて表裏反転される。そして、再給紙ローラ対44、再搬送ローラ対45によって、上述のレジストローラ対30に搬送され、片面(表面)の場合と同様にして裏面にトナー像が2次転写され、さらに定着された後、排紙トレイ42に排出される。以上で、1枚のシートPの両面に対する4色フルカラーの画像形成が終了する。
なお、画像形成装置本体Mの右側の大径ローラ27の上方には、手差し給紙を行う際に使用される手差し給紙ローラ46が配設されている。手差し給紙時には、ユーザは、図1に示す開閉カバー47をその下端側の支点47aを中心に上端側を前方に引くように開放する。これにより、開閉カバー47の上面を手差し給紙トレイとしてシートPの裏面をガイドさせることができる。なお、この開閉カバー47は、画像形成装置本体Mに対する中間転写ユニット20の着脱時、後述するトナー補給容器48(図2参照)の交換時等、ジャム(紙詰まり)処理時等にも開閉される。
中間転写ユニット20の上方には、トナー補給容器48が配設されている。トナー補給容器48は、現像装置14の各色の現像器14Y,14M,14C,14Kに補給される各色のトナーがそれぞれ個別に収納されている。これら各色のトナーは、必要に応じて、トナー補給装置49により各色の現像器14Y,14M,14C,14Kに補給されるようになっている。なお、以上の画像形成装置10においては、感光ドラム11、帯電ローラ12、露光装置13、現像装置14、中間転写ユニット20、クリーニング装置21等によって画像形成部を構成している。以上で、画像形成装置10全体の構成及び動作の概略の説明を終える。
つづいて、図3〜図7を参照して、露光装置13(光走査装置)について詳述する。本実施形態では、露光装置13は、ケース及びこれに収納された光学機器からなる露光ユニットとして構成されている。上述の図3〜図7のうち、図3は、露光装置13全体を示す斜視図であり、ケース本体50に対して上蓋となる外カバー51を取り外した状態を示す斜視図である。また図4は、外カバー51を取り除いた状態を示す斜視図である。また図5は、外カバー51を取り外し、さらに内カバー52も取り外した状態を示す斜視図である。また図6は、露光装置13全体を斜め下方から見た斜視図である。また、図7は、露光装置13の前後方向(副走査方向)に沿った縦断面図である。
これらの図に示すように、露光装置13は、高速回転するポリゴンモータ(駆動機構)53と、この上方に配設されて、ポリゴンモータ53の回転によって高速回転されるポリゴンミラー(回転多面鏡)54と、半導体レーザ(光源)55とを備えている。
画像情報に基づいて半導体レーザ55から出射された光は、コリメータレンズ56、シリンドリカルレンズ57を通って、高速回転するポリゴンミラー54に照射される。ポリゴンミラー54による反射光は、トーリックレンズ58、結像レンズ60を通り、さらに反射ミラー61によって反射される。その後、反射光は、防塵ガラス62を通過し、均一帯電後の感光ドラム11表面を走査露光する。これら露光装置13を構成する光学機器は、いずれもケース本体50に収納されている。
ケース本体50は、底部63と、底部63の周縁部に立設された外周壁64と、外周壁64の内側における底部63の一部に立設された内周壁65と、外周壁64全体に上方から被せられる外カバー51と、内周壁65全体に上方から被せられる内カバー52とを備えている。
外ケース66は、底部63、外周壁64及び外カバー51により構成される。また内ケース67は、底部63の内周壁65よりも内側の部分、内周壁65及び内カバー52により構成される。このように、外ケース66が、内ケース67を外側から覆う状態になっている。内ケース67の内カバー52と外ケース66の外カバー51との間には、板状の空間Rが形成されている。なお、内周壁65の一部は、上述のトーリックレンズ58によって構成されている。
上述の光学機器のうち、ポリゴンモータ53、ポリゴンミラー54は、内ケース67内に配設されており、これ以外の光学機器は、内ケース67の外側で、かつ外ケース66の内側に配設されている。
図4〜図7に示すように、ケース本体50の底部63のうち、内ケース67に対応する部分には、長方形状の放熱板68が配設されている。この放熱板68の一部は、外ケース66のさらに外側まで延設されていて、この延設部分には、複数(多数)の放熱フィン69が立設されている。放熱板68は、ポリゴンモータ53及び基板72を下方から支持していて、これらから発生する熱を、自身及び放熱フィン69により、外部に放出するものである。
本実施形態においては、内ケース67の一部(上部)を構成する内カバー52は、上述のポリゴンミラー54に対面する位置、すなわちポリゴンミラー54の上方に位置する部分に通気孔70が形成されている。この通気孔70は、内ケース67の内部と前記空間Rとを連通させるものである。本実施形態では、通気孔70は、ポリゴンミラー54の回転中心である回転軸71の真上に配置されるとともに、多角形の平面視形状を有するポリゴンミラー54の内接円よりも小さく形成されている。
本実施形態によれば、ポリゴンモータ53及びポリゴンミラー54は、内ケース67内に収納され、さらに内ケース67全体が外ケース66内に収納されている。つまり、ポリゴンモータ53及びポリゴンミラー54は、内ケース67及び外ケース66で2重に覆われていることになる。このため、ポリゴンモータ53及びポリゴンミラー54から発生する騒音は、外ケース66の外部に漏れにくい。
また、ポリゴンモータ53及びポリゴンミラー54の高速回転によって昇温した内ケース67内の空気は、ポリゴンミラー54の近傍においてはこれと同方向に回転する。したがって、昇温した空気は、通気孔70がポリゴンミラー54の回転軸71の直上に設けられていることから、通気孔70を通過する際に、回転しながら円滑に通気孔70を通過する。また、内ケース67から通気孔70を通って排出された空気は、内カバー52と外カバー51との空間Rが狭いために、両者間に滞留しがちとなるが、上述のように排出される空気には、回転がかかっていて、滞留することなく円滑に流れるので、排熱効率が高くなる。
また、通気孔70は、ポリゴンミラー54の内接円よりも小さく形成されているので、ポリゴンモータ53で発生した騒音は、ポリゴンミラー54に遮られて、直接は通気孔70から出ることがない。従って、その分、騒音を低減することができる。
上記実施形態では、通気孔70が1個の場合を説明したが、本発明にこれに限らず、例えば、内カバー52(内ケース67)における、ポリゴンミラー54の内接円に対応する領域内に、複数の通気孔70を設けるようにしてもよい。この場合の通気孔70の大きさや配列は、適宜、実験等によって、騒音が少なく、かつ昇温防止効果が大きくなるように設定するものとする。なお、通気孔70の孔の大きさは、一般に、騒音防止の観点からは小さい方がよく、一方、昇温防止の観点からは大きいほうがよい。したがって、どちらを優先させるかによっても通気孔70の大きさや、配列は異なるものとなる。
図8は、変形実施形態に係る通気孔70Aを示す平面図である。図8では、複数の小孔701が放射状に配列されてなる通気孔70Aを示している。複数の小孔701は、内カバー52の、ポリゴンミラー54の内接円Cに対応する領域内に穿孔されている。
図9は、他の変形実施形態に係る通気孔70Bを示す平面図である。図9では、回転軸71の直上に相当する中心位置に設けられる1個の円形通気孔702と、この円形通気孔702の周囲に設けられた4つの扇形通気孔703とからなる通気孔70Bを示している。円形通気孔702及び扇形通気孔703は、内カバー52の、ポリゴンミラー54の内接円Cに対応する領域内に穿孔されている。
また、通気孔70は、図10に示すように、内カバー52(内ケース67)の厚さ方向にテーパ部704を有するように形成することもできる。このテーパ部704は、下方から上方に向けて通気孔70の径を小さくするテーパである。この場合も、通気孔70から排出される空気を円滑に流すことができる。
上述では、本発明により、ポリゴンモータ及びポリゴンミラーの高速回転に起因する騒音及び昇温の抑制を行うようにした。本発明はこれに限定されず、一般に、騒音及び昇温の双方を抑制する場合にも、広く適用することができる。また、ポリゴンモータ及びポリゴンミラーを用いた、露光装置以外の他の光走査装置にも適用することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観斜視図である。 画像形成装置を、図1中の矢印X方向(左側)から見たときの縦断面を模式的に示す図である。 露光装置全体を示す斜視図であり、ケース本体に対して上蓋となる外カバーを取り外した状態を示す斜視図である。 外カバーを取り除いた状態を示す斜視図である。 外カバーを取り外し、さらに内カバーも取り外した状態を示す斜視図である。 露光ユニット全体を斜め下方から見た斜視図である。 露光ユニットの前後方向に沿った縦断面図である。 通気孔の変形実施形態を示す平面図である。 通気孔の変形実施形態を示す平面図である。 通気孔の変形実施形態を示す断面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 感光ドラム(感光体)
12 帯電ローラ(帯電装置)
13 露光装置
14 現像装置
17 1次転写ローラ(転写装置)
53 ポリゴンモータ(駆動手段)
54 ポリゴンミラー(回転多面鏡)
55 半導体レーザ(光源)
66 外ケース(第2ケース)
67 内ケース(第1ケース)
70 通気孔
71 回転軸(ポリゴンミラーの回転中心)
701 小孔
702 円形通気孔
703 扇形通気孔
704 テーパ部

Claims (10)

  1. 帯電後の感光体表面を露光する露光装置であって、
    画像情報に応じて光を出射する光源と、
    前記光源から出射された光を反射して前記感光体表面を走査する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡を回転駆動する駆動手段と、
    少なくとも前記駆動機構及び回転多面鏡を覆う内ケースと、
    前記内ケースを外側から覆う外ケースと、を含み、
    前記内ケースのうちの、前記回転多面鏡に対面する部分に、前記内ケースの内部と外部とを連通させる通気孔が設けられている、
    ことを特徴とする露光装置。
  2. 前記通気孔が、前記回転多面鏡の回転中心に対応する位置に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記通気孔が、前記回転多面鏡の内接円よりも小さく形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  4. 前記駆動手段がモータであり、該モータの回転軸が前記回転多面鏡の回転中心に連結されており、
    前記モータは、前記回転多面鏡が前記通気孔と対向する面方向と反対側の面方向に配置されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  5. 前記通気孔が、前記回転多面鏡の内接円よりも小さい領域に、複数、形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  6. 前記通気孔は、前記内ケースの厚さ方向に沿って、テーパ状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の露光装置。
  7. 光を出射する光源と、
    前記光源から出射された光を所定の走査面に照射するよう反射するポリゴンミラーと、
    前記ポリゴンミラーを回転駆動するポリゴンモータと、
    少なくとも前記ポリゴンモータ及びポリゴンミラーを覆う第1ケースと、
    前記第1ケースを外側から覆う第2ケースと、を含み、
    前記第1ケースのうちの、前記ポリゴンミラーに対面する部分に、前記第1ケースの内部と外部とを連通させる通気孔が設けられている、
    ことを特徴とする光走査装置。
  8. 前記通気孔が、前記ポリゴンモータの回転軸を中心とする円形状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
  9. 前記通気孔が、前記ポリゴンミラーの内接円よりも小さく形成され、
    前記ポリゴンモータは、前記ポリゴンミラーが前記通気孔と対向する面方向と反対側の面方向に配置されている、
    ことを特徴とする請求項8に記載の光走査装置。
  10. 感光体と、
    前記感光体表面を均一に帯電する帯電装置と、
    帯電後の前記感光体表面を画像情報に基づいて露光することで静電潜像を形成する露光装置と、
    前記静電潜像をトナー像として現像する現像装置と、
    前記トナー像を被転写部材に転写する転写装置と、を含み、
    前記露光装置として、請求項1〜6のいずれかに記載の露光装置が用いられている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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