JP2007327190A - 作業機械 - Google Patents

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    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0833Improving access, e.g. for maintenance, steps for improving driver's access, handrails

Abstract

【課題】周囲の騒音が大きい場合であっても、運転室内のオペレータや、昇降手段の周囲にいる作業員に対して、作業機械の動作状況を確実に報知できる作業機械を提供する。
【解決手段】昇降装置30が設けられた作業機械10の左側側面であって、運転室3の側方外側に、運転室横警報装置40を設ける。運転室横警報装置40は断続的に閃光を発する警報灯41を有する。運転室横警報装置40の前後方向の配設位置は、運転席に着座して作業機械10の正面を向いたオペレータの周辺視野の範囲内であることが望ましい。運転室横警報装置40は、運転室横サイドウォーク23の手すりの外側に取り付けられているので、地上を含めた作業機械10の左側の周囲や、昇降装置30の近傍の左側サイドウォーク22に位置する作業員からも視認可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、動作状況を知らしめる作業機械の報知技術に関する。
動作状況を周囲に知らしめるために、警報音を発生させる作業機械が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−348919号公報
たとえば、鉱山などで用いられる超大型の作業機械では、エンジンを止めることなく長時間連続して稼働される。そのため、作業機械を稼働させたままオペレータの交代を行うことがある。また、作業機械に搭乗している作業者は、オペレータ1人であるとは限らず、複数の作業者が稼働中の作業機械に搭乗することがある。このため、超大型の作業機械では、作業機械の周囲の作業者や作業機械に搭乗している作業者に対して作業機械の動作状況を知らしめる必要がある。しかし、従来の作業機械では、周囲の騒音が大きい場合や作業者のいる位置によっては、作業者が警報音を聞き取れないおそれがある。
(1) 請求項1の発明による作業機械は、走行体と、走行体上に設けられた旋回体と、旋回体上の前方に設けられた運転室と、旋回体の下部側方に設けられて、オペレータが通行可能な第1通路と、第1通路と地上との間をオペレータが昇降可能となるように旋回体に設けられた第1昇降手段と、第1通路よりも高い位置に設けられた通路であって、運転室の出入口に連続して設けられて、オペレータが通行可能な第2通路と、第1通路と第2通路との間をオペレータが昇降可能となるように第1通路と第2通路との間に設けられた第2昇降手段と、第1昇降手段が設けられている側の旋回体の左右いずれか一方の側面であって、運転室の側方外部に設けられ、光によって報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の作業機械において、報知手段は、運転室内で旋回体の前方を向いたオペレータの周辺視野の範囲内に配設されていることを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の作業機械において、報知手段は、第1昇降手段が設けられている側の旋回体の左右いずれか一方の側面が面する地上から視認可能な位置に配設されていることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業機械において、報知手段は、第2通路に設けられた手すりに配設されていることを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業機械において、第1昇降手段は、オペレータの昇降を可能とする使用位置と、旋回体側に収納される収納位置との2位置を取り得る階段であることを特徴とする。
本発明によれば、周囲の騒音が大きい場合であっても、運転室内のオペレータや、昇降手段の周囲にいる作業員に対して、作業機械の動作状況を確実に報知できる。
図1〜7を参照して、本発明による作業機械の一実施の形態を説明する。図1は本発明による作業機械の側面図であり、図2は背面図であり、図3は平面図である。なお、本実施の形態では、作業機械の前後左右および上下方向を各図に記載したように規定する。作業機械10は、いわゆる超大型機と呼ばれる大型の油圧ショベルである。
作業機械10は、走行体1と、走行体1上に旋回可能に設けられた旋回体2とを有する。旋回体2には、旋回体2の左側上部前方に設けられた運転室3と、旋回体2の後部に設けられたエンジン室4と、エンジン室4の下部後方に取り付けられたカウンタウエイト5と、旋回体2の前方に取り付けられ、ブーム11とアーム12とバケット13とからなる多関節型のフロント装置6とが設けられている。なお、図3では、フロント装置6の記載を省略している。
走行体1は、左右一対の履帯1aを備え、履帯1aは走行モータ1bにより駆動される。旋回体2は、その中心部に設けられた旋回モータ(不図示)により走行体1に対して旋回される。ブーム11、アーム12、バケット13は、それぞれブームシリンダ14、アームシリンダ15、バケットシリンダ16の伸縮により回動される。これらの各モータおよび各シリンダはエンジン室4に設けた油圧ポンプ(不図示)からの圧油によって駆動される。
旋回体2の下部側面には、旋回体2の側面の歩行、および、旋回体2に設けられた作業機械10の各機器をメンテナンスするために、作業機械10の右側側面に右側サイドウォーク21が設けられ、作業機械10の左側側面に左側サイドウォーク22が設けられている。左側サイドウォーク22の左側側面であって、作業機械10の旋回中心よりも後方には、旋回体2上と地上との間でオペレータや作業員が昇降するための昇降装置30が設けられている。運転室3は、旋回体2上面、すなわち、各サイドウォーク21,22が設けられたフロア面よりも高い位置に設けられている。そのため、左側サイドウォーク22と運転室3が設けられたフロア面との間でオペレータや作業員が昇降するための階段35が、運転室3の後方に設けられている。
運転室3の左側方には、運転室3の出入口に連続して運転室横サイドウォーク23が設けられている。運転室横サイドウォーク23の安全柵(手すり)23aには、運転室横警報装置40が取り付けられている。旋回体2の後部下面には、作業機械10が走行する際に警報音を発するモーションアラーム45が取り付けられている。
昇降装置30は、折りたたみ式の階段であり、一端が左側サイドウォーク22側に回動可能に取り付けられた第1分割ラダー31と、第1分割ラダー31の他端に回動可能に取り付けられた第2分割ラダー32とを有する。昇降装置30は、作業機械10の走行や作業に支障がないように上方に折りたたまれて格納された格納位置と、旋回体2上と地上との間でオペレータや作業員が昇降可能な展開位置(使用位置)の2位置の間を移動する。
図1に実線で示したように、格納位置では、昇降装置30は第1分割ラダー31が左側サイドウォーク22のフロア面に対して略垂直になるように上方に回動され、第2分割ラダー32が第1分割ラダー31に沿って略平行となるように回動される。また、図1に破線で示したように、使用位置では、昇降装置30は第1分割ラダー31が後方斜め下方を向くように図示時計方向に回動され、第2分割ラダー32が第1分割ラダー31の他端側から延在して略平行となるように回動される。
作業機械10のように大型の作業機械では、運転室3が作業機械10の高い場所に設けられているため、乗降に階段やはしごのような昇降装置を必要とする。しかし、これら階段やはしごの地面に近い部分は、作業現場で作業機械10が移動することで地面や岩などと干渉して破損する恐れがある。また、作業機械10が大型の作業機械であるので走行体1も大きくなり、これら階段やはしごの地面に近い部分の地上高さは、走行体1の上面よりも低くなる。したがって、旋回体2が旋回すると、これら階段やはしごが走行体1と干渉することとなってしまう。そのため、これら階段やはしごの地面に近い部分は、作業員の乗降時には地面の近くに位置している必要があるが、作業機械10の移動時や作業時には、地面や走行体1の上面から離れた位置に退避させる必要がある。本実施の形態の作業機械10では、上述した格納位置と使用位置の2位置を採り得る昇降装置30を採用することで、これらの問題を解決している。
図4は、運転室3の近傍を作業機械10の左側から見た図であり、図5は、図4のV−V矢視図である。運転室3の左右側面には、作業機械10の左右を視認できるように窓3aが設けられている。運転室横警報装置40は、その前後方向の配設位置が、運転室3内の不図示の運転席に着座したオペレータの前後位置と略一致するように、運転室横サイドウォーク23の手すり230に取り付けられている。運転室横警報装置40は、昼間でも視認できるように断続的に大光量の閃光を発する警報灯41と、警報音を発する警笛装置42とを有する。
運転室横警報装置40の配設位置は、運転席に着座したオペレータが窓3aを介して視認可能な位置とされている。すなわち、図5において、運転席に着座したオペレータが窓3aを介して視認可能な範囲の下限を2点鎖線301と示すこととすると、運転室横警報装置40は、この下限301よりも上方に位置するように配設されている。なお、運転室横警報装置40の前後方向の配設位置は、運転席に着座して作業機械10の正面を向いたオペレータの周辺視野の範囲内であることが望ましい。また、地上を含め、作業機械10の左側の周囲から警報灯41が視認し易いように、運転室横警報装置40は、運転室横サイドウォーク23の手すりの外側に取り付けられている。警報灯41は、昇降装置30の近傍の左側サイドウォーク22に位置する作業員からも視認可能である。
図6は、作業機械10の警報機能に関するシステム構成を示す図である。作業機械10は、コントロールユニット50と、コントロールユニット50に接続されたラダーロックスイッチ51と、昇降スイッチ52と、ゲートロックスイッチ53と、旋回レバースイッチ54と、走行レバースイッチ55と、フロントレバースイッチ56と、イグニッションスイッチ57とを備えている。作業機械10は、コントロールユニット50に接続されたキャブ内警笛61と、ラダーアラーム62と、ラダー灯63と、ラダーワークライト64と、ラダーアクチュエータ70とを備えている。コントロールユニット50には、運転室横警報装置40の警報灯41および警報音を発する警笛装置42と、モーションアラーム45も接続されている。
コントロールユニット50は、各スイッチ51〜57から出力される信号に基づいて、各警報装置40,45,61,62や各灯火63,64およびラダーアクチュエータ70を制御する装置である。ラダーロックスイッチ51は、昇降装置30に取り付けられた位置検出スイッチであり、昇降装置30の位置が格納位置であるか、あるいは使用位置であるかを検出する。昇降スイッチ52は、後述するラダーアクチュエータ70を駆動させて昇降装置30を使用位置から格納位置へ、または格納位置から使用位置へ移動させるための操作スイッチであり、左側サイドウォーク22の昇降装置30の取付位置近傍と、使用位置における第2分割ラダー32の下方側の先端近傍とに設けられている。
ゲートロックスイッチ53は、運転室3内に設けられた不図示のゲートロックレバーの操作によって開閉されるスイッチである。ゲートロックレバーがゲートロック位置に操作されると、ゲートロックスイッチ53は閉路される。ゲートロックレバーがゲートロック解除位置に操作されると、ゲートロックスイッチ53は開路される。なお、ゲートロックレバーがゲートロック解除位置にあるときは、運転室3内に設けられた不図示の各操作レバーが操作されても各油圧シリンダ14〜16は駆動されず、旋回体2も旋回されない。
旋回レバースイッチ54は、運転室3内に設けられた不図示の旋回レバーの操作の有無を検出するスイッチである。走行レバースイッチ55は、運転室3内に設けられた不図示の走行レバーの操作の有無を検出するスイッチである。フロントレバースイッチ56は、運転室3内に設けられた不図示のブームレバー、アームレバーおよびバケットレバー(以下、それぞれのレバーを単にフロント操作レバーと呼ぶ)の操作の有無を検出するスイッチである。イグニッションスイッチ57は、不図示のイグニッションキーによって操作される作業機械10のイグニッションスイッチであり、運転室3内に設けられている。
キャブ内警笛61は、コントロールユニット50からの信号によって警報音を発する装置であり、運転室3内に設けられている。ラダーアラーム62は、昇降スイッチ52の操作時に警報音を発する装置であり、昇降スイッチ52の近傍に設けられている。ラダー灯63は、昇降スイッチ52の操作中であることを知らしめるために光を発する警告灯であり、昇降スイッチ52の近傍に設けられている。ラダーワークライト64は、昇降スイッチ52の操作のための照明灯であり、昇降スイッチ52の近傍に設けられている。ラダーアクチュエータ70は、昇降装置30を使用位置から格納位置へ、または格納位置から使用位置へ移動させるためのアクチュエータであり、たとえば油圧シリンダなどが用いられる。
図7は、コントロールユニット50による各警報装置40,45,61,62や各灯火63,64の制御内容を示す表である。なお、図7において、○は動作することを示し、×は動作しないことを示している。コントロールユニット50は、各スイッチ51〜57から出力される信号に基づいて、各警報装置40,45,61,62や各灯火63,64を次のように制御する。
(1) ラダー非ロック状態の場合
ラダー非ロック状態とは、昇降装置30が格納位置であるか、または、使用位置であるかのいずれもラダーロックスイッチ51が検出していない状態であり、昇降装置30の位置が格納位置でもなく使用位置でもない状態である。この場合、イグニッションスイッチ57の検出位置によって、各警報装置40,45,61,62や各灯火63,64は次のように制御される。
(1−1) イグニッションスイッチ57がオフ位置の場合
この場合、昇降スイッチ52が操作されていなければ、各警報装置40,45,61,62および各灯火63,64は動作しない。昇降スイッチ52が操作されている場合には、ラダーアラーム62が作動して警報音を発し、ラダー灯63およびラダーワークライト64が点灯する。なお、イグニッションスイッチ57がオフされている場合であっても、昇降スイッチ52が操作されると、昇降装置30は昇降する。
(1−2) イグニッションスイッチ57がACC位置以上の場合
イグニッションスイッチ57が操作されてアクセサリ(ACC)位置や、エンジンが駆動されるオン位置、スタータモータが駆動されるスタート位置などであることを検出した場合、昇降スイッチ52が操作されていなければ、警報灯41は点滅するが、各警報装置40,45,61,62およびラダーワークライト64は動作しない。昇降スイッチ52が操作されると、警報灯41が点滅するほか、ラダーアラーム62が作動して警報音を発し、ラダー灯63およびラダーワークライト64が点灯する。
ゲートロックレバーがゲートロック位置に操作されてゲートロックスイッチ53がオンされると、キャブ内警笛61が警報音を発し、警報灯41が点滅し、警笛装置42が警報音を発する。なお、ゲートロックスイッチ53がオンされた状態で昇降スイッチ52が操作されると、さらにラダーアラーム62が作動して警報音を発し、ラダー灯63およびラダーワークライト64が点灯する。
(1−3) エンジンが駆動されている場合(Eng.オンの場合)
この場合、不図示の旋回レバーが操作されて旋回レバースイッチ54がオンされると、キャブ内警笛61が警報音を発し、警報灯41が点滅し、警笛装置42が警報音を発する。不図示の走行レバーが操作されて走行レバースイッチ55がオンされると、キャブ内警笛61が警報音を発し、モーションアラーム45が警報音を発し、警報灯41が点滅し、警笛装置42が警報音を発する。いずれかのフロント操作レバーが操作されてフロントレバースイッチ56がオンされると、キャブ内警笛61が警報音を発し、警報灯41が点滅し、警笛装置42が警報音を発する。なお、旋回レバーまたはフロント操作レバーと、走行レバーとが同時に操作された場合には、キャブ内警笛61が警報音を発し、モーションアラーム45が警報音を発し、警報灯41が点滅し、警笛装置42が警報音を発する。
(2) ラダーロック状態の場合
ラダーロック状態とは、昇降装置30が格納位置であるか、または、使用位置であることをラダーロックスイッチ51が検出している状態であり、昇降装置30の位置が格納位置または使用位置となった状態である。この場合、イグニッションスイッチ57を含めた各スイッチ51〜57の検出状態にかかわらず、各警報装置40,45,61,62および各灯火63,64は動作しない。但し、作業機械10の走行時、すなわち、イグニッションスイッチ57がオン位置であってエンジンが駆動された状態であり、走行レバーが操作されて走行レバースイッチ55がオンされると、モーションアラーム45が警報音を発する。
以上述べたコントロールユニット50の制御内容を警報装置40についてまとめると次のとおりである。ラダー非ロック状態であり、かつ、イグニッションスイッチ57がオフ位置以外では、各スイッチ51〜56から出力される信号の状態にかかわらず警報灯41が点滅する。ラダー非ロック状態であり、かつ、イグニッションスイッチ57がオフ位置以外であり、かつ、ゲートロックスイッチ53がオンされた状態では、警報灯41が点滅するほか、警笛装置42が警報音を発する。
さらに、エンジンが駆動されていれば、旋回レバー、走行レバー、またはフロント操作レバーのいずれかが操作された場合にも、警報灯41が点滅し、警笛装置42が警報音を発する。ラダーロック状態では、各スイッチ51〜57から出力される信号の状態にかかわらず、警報灯41および警笛装置42は動作しない。
すなわち、ラダー非ロック状態であり、かつ、イグニッションスイッチ57がオフ位置以外では、必ず警報灯41が点滅するように構成されている。このように昇降装置30が格納位置でもなく使用位置でもない状態であれば、イグニッションスイッチ57がオフ位置以外に操作されると、警報灯41が点滅して、昇降装置30が格納位置でもなく使用位置でもない状態であることを報知する。
なお、昇降装置30は、作業機械10の走行時や作業時には格納位置に格納され、作業機械10が走行もせず、掘削等の作業もしていないときにのみ使用位置に回動されて作業員の昇降を可能とするものである。昇降装置30が格納位置でもなく使用位置でもない状態は、格納位置と使用位置との間を移動している過渡的な状態であり、運転室3内のオペレータや、昇降装置30の近傍の左側サイドウォーク22に位置する作業員、作業機械10の左側の地上にいる作業員(以下、これらの者を合わせて、単に作業員等と呼ぶ)が、昇降装置30の姿勢変化や作業機械10の移動の有無について、安全上、注意を要する状態である。
上述のように、警報灯41は、作業員等から視認可能であるため、作業員等に対して確実に警報灯41が作動したことを報知できる。また、警告灯41は断続的に閃光を発することで視覚的に報知するため、警笛や音声のように周囲の騒音で妨害されることがない。したがって、本実施の形態の作業機械10では、騒音環境下であっても、昇降装置30の姿勢変化や作業機械10の移動の有無について、安全上、注意を要する状態であることを作業員等に確実に報知できる。
なお、警報灯41は断続的に大光量で閃光を発する装置であり、運転室内の操作パネルに取り付けられた小さな警告灯と比べ、運転室3内のオペレータに対して動作の有無の視認性が格段に高いので、警報灯41が動作したことをオペレータが見逃す恐れは格段に少ない。
上述した本実施の形態の作業機械10では、次の作用効果を奏する。
(1) 昇降装置30が設けられた作業機械10の左側側面であって、運転室3の側方外側に、断続的に閃光を発する警報灯41を有する運転室横警報装置40を設けるように構成した。これにより、周囲の騒音が大きい場合であっても、運転室3内のオペレータや、昇降手段の周囲にいる作業員に対して、作業機械10の動作状況を確実に報知できる。また、1つの警報灯41で運転室3内のオペレータや、昇降手段の周囲にいる作業員に対して、作業機械10の動作状況を報知できるので、コストが安価で済む。
(2) 運転席に着座して作業機械10の正面を向いたオペレータの周辺視野の範囲内に運転室横警報装置40を配設すれば、掘削作業中の場合のように、作業機械10の正面を向いて作業に集中している場合であってもオペレータに確実に報知できる。
(3) 運転室横サイドウォーク23の手すりの外側に運転室横警報装置40を取り付けたので、運転室横サイドウォーク23の階下となる左側サイドウォーク22であって昇降装置30の近傍に位置する作業員からも視認可能である。また、この配設位置は、作業機械10の左側の地上にいる作業員からも視認可能な位置である。したがって、昇降装置30の近傍の左側サイドウォーク22に位置する作業員や、作業機械10の左側の地上にいる作業員に対して確実に注意を喚起できる。
(4) 昇降装置30は、作業機械10の走行や旋回、掘削等の作業に支障がないように上方に折りたたまれて格納された格納位置と、旋回体2上と地上との間でオペレータや作業員が昇降可能な使用位置の2位置の間を移動可能に構成されている。これにより、旋回体2上と地上との間で昇降が容易になるとともに、地面や岩などとの干渉による昇降装置30の破損を防止できる。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、左側サイドウォーク22の左側側面であって、作業機械10の旋回中心よりも後方に昇降装置30を設けるように構成しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図8に示すように、左側サイドウォーク22の前部の左側側面に昇降装置30を設けるように構成してもよい。図8では、使用位置に展開された昇降装置30を示している。すなわち、図8に示した昇降装置30は、作業機械10の前方に向かって展開することで使用位置に移動するように構成している。なお、昇降装置30は、図8に示すように前方に向かって展開するように取り付けてもよく、左側側面に向かって展開するように取り付けてもよく、後方に向かって展開するように取り付けてもよい。
(2) 上述の説明では、作業機械10の左側側面に昇降装置30を設けるように構成しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、昇降装置30を右側側面に取り付けるように構成してもよい。この場合、運転室横警報装置40は、運転席に着座して作業機械10の正面を向いたオペレータの周辺視野の範囲内であり、かつ、昇降装置30が設けられている側(作業機械10の右側)の地上にいる作業員から視認可能であり、昇降装置30の近傍の右側サイドウォーク21に位置する作業員からも視認可能であるように配設されることが望ましい。なお、運転室3へのアプローチを考慮すると、運転室3が作業機械10の右側に設けられていれば、昇降装置30も右側に設けることが好ましく、運転室3が作業機械10の左側に設けられていれば、昇降装置30も左側に設けることが好ましい。
(3) 上述の説明では、昇降装置30は、折りたたみ式の階段であるが本発明はこれに限定されず、たとえば伸縮式の階段やはしごであってもよい。
(4) 上述の説明では、警報灯41は断続的に大光量で閃光を発する装置であるが、断続的な点灯、すなわち点滅することは必須ではない。但し、視認性の観点から、点滅することが望ましい。
(5) 上述の説明では、作業機械10の一例として油圧ショベルを用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、地上から運転室へのアプローチに階段やはしごなどの昇降装置を必要とする大型の作業機械であって、作業機械の動作状況などを周囲に知らしめる必要のある各種の作業機械に本発明を適用してもよい。
(6) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
上述の実施の形態およびその変形例において、たとえば、第1通路は右側サイドウォーク21および左側サイドウォーク22に、第1昇降手段は昇降装置30に、第2通路は運転室横サイドウォーク23に、第2昇降手段は階段35に、報知手段は警報灯41にそれぞれ対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係になんら限定も拘束もされない。
作業機械10の側面図である。 作業機械10の背面図である。 作業機械10の平面図である。 運転室3の近傍を作業機械10の左側から見た図である。 図4のV−V矢視図である。 作業機械10の警報機能に関するシステム構成を示す図である。 コントロールユニット50による各警報装置40,45,61,62や各灯火63,64の制御内容を示す表である。 変形例を示す図である。
符号の説明
1 走行体 2 旋回体
3 運転室3 6 フロント装置
10 作業機械 21 右側サイドウォーク
22 左側サイドウォーク 30 昇降装置
35 階段 40 運転室横警報装置
41 警報灯 50 コントロールユニット

Claims (5)

  1. 走行体と、
    前記走行体上に設けられた旋回体と、
    前記旋回体上の前方に設けられた運転室と、
    前記旋回体の下部側方に設けられて、オペレータが通行可能な第1通路と、
    前記第1通路と地上との間をオペレータが昇降可能となるように前記旋回体に設けられた第1昇降手段と、
    前記第1通路よりも高い位置に設けられた通路であって、前記運転室の出入口に連続して設けられて、オペレータが通行可能な第2通路と、
    前記第1通路と前記第2通路との間をオペレータが昇降可能となるように前記第1通路と前記第2通路との間に設けられた第2昇降手段と、
    前記第1昇降手段が設けられている側の前記旋回体の左右いずれか一方の側面であって、前記運転室の側方外部に設けられ、光によって報知する報知手段とを備えることを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記報知手段は、前記運転室内で前記旋回体の前方を向いたオペレータの周辺視野の範囲内に配設されていることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1または請求項2に記載の作業機械において、
    前記報知手段は、前記第1昇降手段が設けられている側の前記旋回体の左右いずれか一方の側面が面する地上から視認可能な位置に配設されていることを特徴とする作業機械。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業機械において、
    前記報知手段は、前記第2通路に設けられた手すりに配設されていることを特徴とする作業機械。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業機械において、
    前記第1昇降手段は、オペレータの昇降を可能とする使用位置と、前記旋回体側に収納される収納位置との2位置を取り得る階段であることを特徴とする作業機械。
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