JP2007324503A - 炭化珪素半導体装置の製造方法 - Google Patents

炭化珪素半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【目的】SiC半導体基板に3μmを超える深いトレンチエッチングを可能にすると共に、トレンチ底部を、電界集中を引き起こして耐圧特性に影響を及ぼす程度の鋭角を有する凹凸形状を形成することなく、平坦に整形することのできるドライエッチング工程を含む炭化珪素半導体装置の製造方法の提供。
【構成】高密度誘導結合プラズマを用いたドライエッチングが、順に行われるエッチング条件の異なる第一ドライエッチングと第二ドライエッチングを備えている炭化珪素半導体装置の製造方法とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高耐圧、大電流用炭化珪素(以下、SiC)半導体装置の製造方法にかかり、詳しくはトレンチゲート構造を備える炭化珪素半導体装置の製造方法にかかる。
インバータや交流電力制御などに用いられるシリコン(以下Si)半導体パワーデバイス(パワー半導体装置と同義)としてはパワーMOSFETやIGBTなどが周知であり、広く用いられている。しかしながら、半導体材料としてのSiは、パワーデバイスの半導体特性に関しては、もはや、その材料の物性的限界に近い使われ方が多く見られるようになった。そこで、物性的限界が半導体Siよりさらに高い材料である、半導体SiCが着目されるようになっている。この半導体SiC(特に4H−SiCの結晶形態のもの)材料はその絶縁破壊電界が半導体Siに比べ一桁高く、さらにバンドギャップは2.9倍、熱伝導率は3.2倍、真性半導体となる温度が3〜4倍とそれぞれSiより高いことを特長とする。このため、特にパワーデバイス用の基板材料として用いた場合に、Siより物性的限界に優れた性能が大いに発揮される。この結果、この半導体SiC基板を用いたパワーデバイスでは、半導体Siデバイスではトレードオフ関係にあって難しいとされる高耐圧特性と低オン抵抗特性との併有を期待できるので、近年製品化へのアプローチが多く試みられるようになった。しかし、パワーデバイスとして実用化または製品化するための実際の製造プロセスには、まだまだ解決すべき課題も多い。
一方、近年、半導体Siを用いたパワーMOSFETやIGBTのオン抵抗またはオン電圧を低減するために開発された高密度パターン化技術の一つとしてトレンチゲート構造がある。このトレンチゲート構造を備えたMOSFETのユニット部分の要部断面図を図7に示す。このトレンチMOSFETはn型基板101の一方の主面に形成されるn型高抵抗層102とpウエル層103とこのpウエル層103の表面層に形成されるnエミッタ領域104と、このnエミッタ領域104の表面からn型高抵抗層102に達する深さにエッチング形成されたトレンチ105と、このトレンチ105内表面に形成されるゲート酸化膜106およびゲート酸化膜106を挟んでトレンチ105内に埋め込まれる導電性ポリシリコンゲート電極107などを主要な構成要素として備えるデバイスである。その製造に際しては、特にトレンチ105の幅、深さ、内表面性状などを精密に形成するためのエッチング工程は、その半導体特性にも密接に関係するので、非常に重要である。また、トレンチ105に必要な深さは耐圧等によって異なるが数百Vの耐圧で数μmの深さが少なくとも必要である。このように高耐圧デバイスを作成する際に必要とされる深いトレンチ105の形成を可能にするエッチング技術および好ましいトレンチ105内表面性状に制御するためのエッチングプロセス技術は半導体Si基板では既にほぼ確立されている。
しかしながら、本発明にかかる半導体SiC基板材料は、ウエットエッチングを可能とする実用的なエッチング溶液すら未だ発見されていないほど難エッチング材料の一つであるため、前述の半導体Si基板の場合のようにはエッチング制御技術が充分に確立されていない。一応、半導体SiC基板のエッチング方法としては反応性イオンエッチング(RIE)などのドライエッチングによれば、可能であることは知られている(特許文献1〜5)が、このRIEドライエッチング技術では半導体SiC基板に対するエッチングレートが低い(CFおよびOとの混合ガスを用いたエッチングレートで、50nm/分程度)上にマスクとなる材料とのエッチング選択性も小さいため、マスクを用いた選択エッチングが必要なトレンチ形成、特に深いトレンチエッチング形成が難しいという問題がある。たとえば、数μm程度の深さのトレンチでさえ、容易とはいえないレベルである。
一方、エッチングレートを稼ぐためには、ICP(Inductive Coupled Plasma:誘導結合プラズマ)方式などによる高密度プラズマを用いたドライエッチングが有効であることも知られているが、それでも前述の深い(数μm)トレンチを形成するには長時間を要する。さらに、エッチング選択性を有するアルミニウム(Al)膜またはニッケル膜をマスクとしてCFおよびOとの混合ガスを用いたICP方式によるエッチングレートは100nm/分以上にすることができるが、マスク金属による汚染やエッチング表面に付着したマイクロマスクによるエッチング面の非平滑性が問題となる。
前述のICPドライエッチングでは、エッチングマスクとしてSiO膜を用いれば、金属マスクの場合のような問題は生じないが、化学的および物理的にも、半導体SiC基板とのエッチング選択比が十分高くないと、半導体SiC基板に形成されるトレンチが目標とするエッチング深さに到達する前にマスクがエッチングされて無くなるという問題が発生する。現在知られているICPドライエッチングでは、具体的には、厚さが2μmのSiO膜をマスクとして半導体SiC基板をエッチングすると選択比は3程度であるので、SiC基板が6μm程度エッチングされたところでマスクのSiO膜が消失し、それ以上のトレンチ形成ができなくなる。また、マスクの膜厚を2μmより厚くしようとしても、SiO膜の成膜に時間がかかる上に、厚くなったマスク材に対する良好な精度のパターニングが難しくなるという問題が新たに生じるので、SiO膜の膜厚を厚くすれば前記問題点の解消は容易と単純には断定できない。従って、現在のSiC基板に対するICPドライエッチングでは、可能なトレンチの深さの実用的なレベルは約3μm程度である。
さらに、前記ICP高密度プラズマを用いたドライエッチングによりSiC基板110に形成された深いトレンチの底部には、図8に示すようなトレンチ111の底部に鋭角を有する凹凸形状になったマイクロトレンチ(サブトレンチ)112が形成されることが知られている。トレンチ111底部にマイクロトレンチ112を有するトレンチゲート構造を備えるMOSデバイスを動作させると、電界がマイクロトレンチ112の鋭角部に集中して絶縁破壊がおき、設計した耐圧が得られなくなるので、大きな問題となる(特許文献6)。さらに前記特許文献6には、SiC基板に対して、Al膜をマスクとして、CFとOとの混合ガスを用いた第一のICPドライエッチングによりトレンチの形成を行い、Alマスクを除去後、再度第二のICPドライエッチングを基板の全面に行うことにより、前記第一のドライエッチングにより形成されたトレンチ底部のマイクロトレンチを緩和することの記載もある。
特許第2992596号公報 特許第2661390号公報 特許第3593195号公報 特許第3761546号公報 特公平8−12286号公報 特開2005−56868号公報
一方、前記特許文献1〜5の記載には、SiC基板とのエッチング選択性の大きいマスクを用いて深いトレンチを形成する方法は無いし、また、前記文献1〜5に記載のエッチング方法ではエッチングレートが小さいので、SiC基板に深いトレンチを形成するには時間がかかり過ぎて実用性が低い。さらに、トレンチゲート構造を備えたMOS半導体デバイスの耐圧特性に悪影響を及ぼさない程度に、トレンチ底部を鋭角の凹凸無く平坦に整形されるようにエッチングすることについては全く示唆すらない。
また、前記特許文献6の記載によるトレンチの深さは3μm程度であり、それ以上の深さのトレンチを形成した場合についても第二のICPドライエッチングによりマイクロエッチングが耐圧特性に影響のない程度にまで改善されるとは説明されていない。さらに、前記特許文献6の記載では、エッチングマスクとして、アルミニウムやニッケルの金属マスクを用いているので、トレンチ内表面への金属汚染が避けられない。できれば、金属マスクを避けることが望ましい。
本発明はそのような問題点に鑑みてなされたものであり、SiC半導体基板に3μmを超える深いトレンチエッチングを実用性の高いプロセスにすると共に、トレンチ底部を、電界集中を引き起こして耐圧特性に影響を及ぼす程度の鋭角を有する凹凸形状を形成することなく、平坦に整形することのできるドライエッチング工程を含む炭化珪素半導体装置の製造方法を提供することである。
特許請求の範囲の請求項1記載によれば、炭化珪素半導体基板上に該基板とは導電型の異なるウエル層とこのウエル層の表面層に形成される前記基板と同導電型のエミッタ領域とを形成後、前記基板表面にSiO膜を用いて所要の選択的なエッチングマスクを形成し、前記基板表面に露出する前記エミッタ領域表面部分に高密度誘導結合プラズマを用いたドライエッチングによりトレンチゲート構造用のトレンチを形成するエッチング工程を有する炭化珪素半導体装置の製造方法において、前記高密度誘導結合プラズマを用いたドライエッチングが、順に行われるエッチング条件の異なる第一ドライエッチングと第二ドライエッチングを備えている炭化珪素半導体装置の製造方法とすることにより、前記本発明の目的は達成される。
特許請求の範囲の請求項2記載によれば、前記高密度プラズマがフッ化物と酸素と不活性ガスを主成分として含む混合ガスを電離して得られる誘導結合プラズマである請求項1記載の炭化珪素半導体装置の製造方法とすることが好ましい。
特許請求の範囲の請求項3記載によれば、第一ドライエッチングのエッチング条件が、混合ガスとしてSFとOとArを主成分とするガスを用い、そのうち、Arは全ガス流量の50%乃至80%であり、SF/Oは1/2乃至7/10であって、前記炭化珪素半導体基板を70℃乃至100℃に加熱しながらトレンチエッチングを行う請求項1または2記載の炭化珪素半導体装置の製造方法とすることがより好ましい。
特許請求の範囲の請求項4記載によれば、第ニドライエッチングのエッチング条件が、前記第一ドライエッチングのエッチング条件のうち、SF/Oを1/1にすると共に、さらにICP電力を1/2以下、SiC基板側に印加するバイアス電力を増加させるように変更したエッチング条件である請求項3記載の炭化珪素半導体装置の製造方法とすることが好適である。
特許請求の範囲の請求項5記載によれば、前記マスクSiO膜の厚さを0.5μm乃至3μmとし、第一ドライエッチング後、ドライエッチング装置内を所要の減圧状態を維持したまま、または一旦大気圧に開放後、再度前記所要の減圧状態にした後、第二のドライエッチングを行う請求項4記載の炭化珪素半導体装置の製造方法とすることがいっそう好適である。
特許請求の範囲の請求項6記載によれば、ドライエッチングが、エッチング条件として、0.5Pa以下の圧力で行われる特許請求の範囲の請求項2記載の炭化珪素半導体装置の製造方法とすることが好適である。
本発明によれば、SFおよびOガスにAr添加することにより、低圧(1Pa)での放電が可能となり、Ar添加量、SFおよびO比をSFがOに対して60%にし、さらにエッチング時の温度を80℃に上昇させ、総ガス流量を制御すると、エッチング選択比を8.7ときわめて高くすることができ、その結果、3μmを超え、特には10μm以上の深いトレンチを形成できるだけでなく、さらに2段階のエッチング条件を用いることにより、マイクロトレンチと呼ばれる、トレンチ底部に、電界集中を引き起こして耐圧特性に影響を及ぼす程度の鋭角を有する凹凸形状のような形状異常を実質的になくすことができる。
その結果トレンチMOSFETの製造において、前述のトレンチエッチング工程を適用して製造することにより、ゲート・エミッタ間耐圧を向上させた炭化珪素半導体装置の製造方法を提供することができる。
以下、本発明にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法について、図面を参照して詳細に説明する。本発明はその要旨を超えない限り、以下に説明する実施例の記載に限定されるものではない。
図1は本発明の炭化珪素半導体装置の製造方法にかかる炭化珪素半導体基板のSiO膜上にエッチングマスクを形成するためにフォトレジストをパターニングした段階のSiC半導体基板の要部断面図である。図2は本発明にかかる炭化珪素半導体基板のSiO膜をエッチングマスクパターンにフォトエッチングした段階のSiC半導体基板の要部断面図である。図3は本発明にかかる炭化珪素半導体基板のSiO膜をエッチングマスクパターンに形成してフォトレジストを除去した段階のSiC半導体基板の要部断面図である。図4は本発明にかかるドライエッチングについての、Ar添加量とSiC/SiOの選択エッチング比とサブトレンチ量との関係図である。図5は実施例1による第一ドライエッチングのエッチング条件によるトレンチ形状の断面図である。図6は実施例1による第一ドライエッチング後に第二ドライエッチングを加えた場合のトレンチの断面図である。
図9は実施例2による第一ドライエッチングのエッチング条件によるトレンチ形状の断面図である。図10は実施例2による第一ドライエッチング後に第二ドライエッチングを加えた場合のトレンチの断面図である。
以下、本発明にかかるトレンチゲート構造を備えるMOS半導体装置の製造方法の実施例1について図面を用いて詳細に説明する。このMOS半導体装置の製造方法のうち、本発明にかかるトレンチエッチング工程以外の工程については、従来の製造方法に準じるので、詳細な製造条件等は示さず簡略記載とする。図11は完成した本発明の製造方法により作製したトレンチゲート構造を備えるMOS半導体装置の要部断面図である。図11に示すSiC積層基板10はn型のSiC基板1上に高抵抗n型のSiC層2をエピタキシャル成長により堆積させ、この膜上にp型のSiC薄膜3をエピタキシャル成長により堆積させて形成される。ここで、前記p型SiCエピタキシャル層はpウエル層3となる。次に、SiO膜フォトエッチング工程を示す図1、2、3に示すように、前述の半導体層等が形成されたSiC積層基板10上にトレンチエッチング用のマスクとなるSiO膜44をCVD法などにより堆積した後にフォトレジスト14を形成し(図1)、フォトリソグラフィでトレンチ用SiO膜パターン4を形成する(図2)。フォトレジスト14を除去し(図3)、形成されたSiO膜パターン4をマスクとして表面から前記pウエル3直下の高抵抗n型のSiCエピタキシャル層2までドライエッチングし、深さ10μm程度のトレンチ(溝)5を形成する。このトレンチエッチング工程については、後で詳述する。その後、形成したトレンチ5内を洗浄し、エッチングによるダメージ層(図示せず)を除去するためのソフトエッチングと犠牲酸化膜(図示せず)形成を行った後、前記犠牲酸化膜とマスクSiO膜4を除去する。次にゲート酸化膜6とポリシリコンゲート電極7を順に形成する。ゲート電極7は、基板10表面にリンドープされたポリシリコンを堆積してトレンチ5に埋め込み、基板10表面部のポリシリコンをエッチバックして作製する。さらに、nエミッタ領域8およびpウエル3表面にpコンタクト領域12を設けるためのパターニングを行い、n型およびp型のドーパントをそれぞれイオン注入し、熱処理し活性化する。基板10表面にゲート電極7とエミッタ電極11との間を絶縁するための層間絶縁膜9を堆積し、パターニングした後に、エミッタ電極11とゲート電極7パッド部を形成するためにアルミニウム膜を蒸着させ、パターニングし、裏面側にドレイン電極(図示せず)をスパッタなどにより形成すると、図11に示す本発明の製造方法にかかるトレンチゲート構造を備えるSiC−MOS半導体装置ができる。
本発明にかかるトレンチゲート構造を備えるMOS半導体装置の製造方法では、特にトレンチエッチングに特徴があるので、この点について以下特に詳しく説明する。図1は、SiC積層基板10にSiO膜44とフォトレジスト14が積層されたSiC積層基板10の断面を示す。
まず、SiC積層基板10上に2.2μm厚のSiO膜44をCVD法などにより堆積形成した後、フォトレジスト14をSiO膜44上にスピンコート法により全面塗布する。その後、クリーンオーブンに85℃で30分投入し、フォトレジスト14をベークする。ベーク後、紫外線を用いた露光装置で所定のパターンを有するフォトマスクを用いて初期露光を行う。初期露光後、115℃で15分のベークを行い、その後、マスクを用いないで基板全体を全面露光する。全面露光後、現像処理により、所望のトレンチマスクパターン以外の不要なフォトレジストを除去し、図1のような断面を有するフォトレジスト14のパターンを形成する。
フォトレジスト14のパターン形成後、図示しないICP−ドライエッチング装置でフォトレジスト14をマスクとしてSiO膜44をドライエッチングする。エッチングの条件はCHFガスを15sccm導入し、1Paの圧力でICP電力135W、SiC基板側へのバイアス電力15Wでエッチングする。パターニングされた線幅は本実施例では2μm幅である。図2に、以上のフォトプロセスで得られたSiO膜マスク4の構成を示す。図2のSiO膜のドライエッチング後に、70℃のレジスト剥離液に浸し、残ったフォトレジスト14を剥離して図3のようにSiC基板上にSiO膜4がパターニングされたSiC積層基板10を作成する。
次にSiC基板(またはSiC膜)1の表面からICPドライエッチングを行う。本発明ではSiC基板10のドライエッチングは2段階に条件を変化させて行うことを特徴とする。第一のドライエッチングにおけるエッチング条件では目標の深さの4/5程度のエッチングが好ましい。深さ3μmを超える深いエッチングを行う場合は、SiO膜マスクとSiC基板のエッチング選択比(以下選択比)ができるだけ大きいことが望ましい。
まず、エッチング選択比の大きいエッチング条件を調べた。下記表1に、本発明にかかるドライエッチングに用いるガス種、ガス流量、ICP電力、バイアス電力、エッチング装置内の圧力(気圧)および温度を変化させた場合のエッチング選択比(SiC基板エッチング量/SiO膜エッチング量の比)を示す。
Figure 2007324503
表1に示す条件1と条件2とを見ると、SF/OガスにArを添加すると選択比が2.6から3.6に向上することが分かる。条件2と条件3からは、圧力を3Paから1Paに低くすると選択比が3.6から4.1にさらに向上することが分かる。条件3と条件4からAr添加量を20sccmから30sccmに増加すると選択比が4.1から4.6にまたさらに向上することが分かる。条件4と条件5からSF流量を10sccmから6sccmに下げてSF<Oの流量比にすると選択比が4.6から5.2にいっそうさらに向上することが分かる。条件5と条件6からSF<Oの流量比でエッチング時の温度を30℃から80℃に上げると選択比が5.2から5.8にまたまたさらに向上することが分かる。条件6と条件7からSF<Oの流量比、温度80℃でさらにAr添加量を増加すると選択比が5.8から7.6にその上さらに向上することが分かる。条件8は条件7のガス混合比率をあまり変えないまま、総ガス流量を低減させると選択比が7.6から8.7にさらにまたその上に向上することが分かる。条件9は条件7のガス混合比率を変えないまま、総ガス流量を条件8よりさらに低減させ、圧力を0.4Paに低減すると、選択比が10.4に向上することが分かる。以上のようにSF/OガスにArを添加し、圧力を1Pa、好ましくは0.5Pa以下にしてAr添加量を適切にして、SF<Oの流量比になるようにし、エッチング温度を80℃で行い、ガス総流量を制御すると格段に選択比を改善でき、その結果、2μm厚のSiO膜マスクでもSiC基板に10μm以上の深いエッチングが実用的に可能となることが判明した。
図4に、SF/Oのガス流量比6/10sccmを一定とし、Ar添加量を変えたときのエッチング選択比とマイクロトレンチ(サブトレンチ)大きさ(μm)の変化を示す。図4に示したようにAr流量をおおよそ40sccmにしたとき、エッチング選択比が最大になり、一方、マイクロトレンチ(サブトレンチ)はAr流量が30sccm以上では小さくなることが分かる。
前記図4に示す結果を踏まえ、本実施例では第一ドライエッチングのエッチング条件はSFガスとOガスとArガスの混合ガスでSF流量5sccm、O流量8sccm、Ar流量30sccmを導入して1Paの圧力でICP電力500W、SiC基板側に印加するバイアス電力を15W、さらにSiC基板をヒーターで80℃に加熱した条件で目標深さの4/5程度まで(約10μm)エッチングを行った。図5に前記第一のエッチング条件でのエッチング深さ10μmとしたときの実際のエッチング形状を観察したSiC積層基板10の断面図を示す。前記第一の条件でエッチングするとエッチング速度0.6μm/min程度である。従来の0.05μm/minに比べて高速にエッチングできるが、そのトレンチ5の断面形状はエッチング底部が少し細くなり、底部にマイクロトレンチ13が発生している。この第一のエッチング条件で目標深さの4/5程度(この実施例では10μm)をエッチングした後に、エッチング装置からサンプル(SiC基板)10を取り出さずに真空(減圧状態)を維持し続けて第二の条件でのエッチングを行った。本実施例1では減圧状態を維持したが、大気開放しても問題がないことも別途確認した。この第二のエッチング条件はSF、O、Arの混合ガスを用い、SF流量2sccm、O流量2sccm、Ar流量8sccmを導入して1Paの圧力でICP電力200W、SiC基板側に印加するバイアス電力を20W、さらにSiC基板をヒーターで80℃に加熱した条件で、先に形成したトレンチ5深さ10μmにさらに深さ2.5μmエッチングを加えた(第一のエッチング条件と合わせた深さ12.5μmエッチング)。第一のエッチング条件後、第二のエッチング条件で続けてエッチングを行った場合のトレンチ5を示すSiC積層基板の断面図を図6に示す。第二のエッチング条件ではエッチング速度は0.2μm/min程度に低下するが、第二のエッチングを追加することでマイクロトレンチ13がほとんどなくなるのがわかる。トータルのエッチング深さは12.6μmであった。このトレンチエッチング工程により形成したトレンチMOS半導体装置ではトレンチの底部での電界集中による耐圧低下が極めて小さいことが分かった。
以上の結果、実施例1によれば、SiC半導体基板に3μmを超える深いトレンチエッチング、さらには10μm以上の深いトレンチが実用性の高いプロセスで可能になるだけでなく、トレンチ底部を、電界集中を引き起こして耐圧特性に影響を及ぼす程度の鋭角を有する凹凸形状を形成することなく、平坦にエッチングできることが分かった。
実施例1のエッチング条件を変えた実施例2について、以下、説明する。
前記表1の条件9および図4に示す結果を踏まえ、本実施例では第一ドライエッチングのエッチング条件はSFガスとOガスとArガスの混合ガスでSF流量4.2sccm、O流量7sccm、Ar流量28sccmを導入して0.4Paの圧力でICP電力500W、SiC基板側に印加するバイアス電力を15W、さらにSiC基板をヒーターで80℃に加熱した条件で目標深さの9/10程度まで(約9μm)エッチングを行った。図6−1に前記第一のエッチング条件でのエッチング深さ9μmとしたときの実際のエッチング形状を観察したSiC積層基板10の断面図を示す。前記第一の条件でエッチングするとエッチング速度0.6μm/min程度である。従来の0.05μm/minに比べて高速にエッチングできるが、そのトレンチ5の断面形状はエッチング底部が少し角張った形状となっている。この第一のエッチング条件で目標深さの9/10程度(この実施例では9μm)をエッチングした後に、エッチング装置からサンプル(SiC基板)10を取り出さずに真空(減圧状態)を維持し続けて第二の条件でのエッチングを行った。本実施例2では減圧状態を維持したが、大気開放しても問題がないことも別途確認した。この第二のエッチング条件はSF、O、Arの混合ガスを用い、SF流量4.2sccm、O流量8.4sccm、Ar流量28sccmを導入して0.4Paの圧力でICP電力500W、SiC基板側に印加するバイアス電力を15W、さらにSiC基板をヒーターで80℃に加熱した条件で、先に形成したトレンチ5の深さ9μmにさらに深さ1μmエッチングを加えた(第一のエッチング条件と合わせた深さ10μmエッチング)。第一のエッチング条件後、第二のエッチング条件で続けてエッチングを行った場合のトレンチ5を示すSiC積層基板の断面図を図6−2に示す。第二のエッチング条件ではエッチング速度は0.3μm/min程度に低下するが、第二のエッチングを追加することでトレンチ底部U字状となるのがわかる。トータルのエッチング深さは10μmであった。このトレンチエッチング工程により形成したトレンチMOS半導体装置ではトレンチの底部での電界集中による耐圧低下が極めて小さいことが分かった。
以上の結果、実施例2によれば、SiC半導体基板に3μmを超える深いトレンチエッチング、さらには10μm以上の深いトレンチが実用性の高いプロセスで可能になるだけでなく、トレンチ底部を、電界集中を引き起こして耐圧特性に影響を及ぼす程度の鋭角を有する凹凸形状を形成することなく、U字状にエッチングできることが分かった。
本発明の炭化珪素半導体装置の製造方法にかかる実施例3について、以下説明する。
SiC積層基板をよく洗浄した後、積層基板上にCVD等によりSiO膜を厚さ2μmに成膜する。フォトレジストをスピンコート法によりSiO膜上に塗布する。実施例1と同様にしてSiO膜上に図1のようなフォトレジストパターンを形成する。このときのフォトレジストの膜厚は約2μmである。フォトレジストパターン形成後、ICPドライエッチング装置でフォトレジストパターンをマスクとしてSiO膜をドライエッチングしてSiO膜マスクを形成する。エッチングの条件はCHFガスを15sccm導入し、1Paの圧力でICP電力135W、SiC基板側へのバイアス電力15Wでエッチングする。パターニングされた線幅は実施例3では2μm幅である。図2に、SiC積層基板上に形成されたマスクパターンの断面構成を示す。このようにSiO膜がパターニングされる。ドライエッチングによるSiO膜のパターニング後に、70℃のフォトレジスト剥離液に浸し、残ったフォトレジスト膜を剥離して図3の断面図に示すようにSiC基板上にSiO膜がパターニングされた積層基板を作成する。
次に、前記SiO膜パターンをトレンチ形成用マスクとして、SiC積層基板のICPドライエッチングを行う。SiC積層基板のICPドライエッチングはエッチング条件を2段階に変化させて行った。第一のドライエッチングのエッチング条件はSFガスと酸素の混合ガスでSFの流量10sccmと酸素3sccmを導入して2Paの圧力でICP電力500W、SiC基板側に印加するバイアス電力を15Wの条件で目標深さの2/3程度までエッチングを行った。図9に目標エッチング深さ5μmとしたときの実際のエッチング形状を観察したトレンチ底部の断面図を示す。第一のドライエッチングの条件でエッチングするとエッチング速度200nm/min程度でエッチングできるが、そのトレンチ形状は図9のようにエッチング底部が細くなり、マイクロトレンチ13が発生する。第一のドライエッチングの条件で目標深さ5μmの2/3程度をエッチングした後に、エッチング装置からSiC積層基板サンプルを取り出さずに続けて第二のドライエッチングの条件でのエッチングを行った。第2のエッチング条件はSFガスと酸素の混合ガスでSF流量12sccmと酸素10sccmを導入して3Paの圧力でICP電力350W、SiC積層基板側に印加するバイアス電力を5Wの条件でエッチングを行った。図10に目標エッチング深さ5μmまでエッチングしたときの実際のエッチング形状を観察したトレンチ底部の断面図を示す。第一のエッチング条件後、第2のエッチング条件で続けてエッチングを行うとエッチング速度は50nm程度に低下するが底部の細くなる部分とマイクロトレンチがほとんどなくなるのがわかる。
これは以下のように考えられる。ガス流量を多くすることでトレンチ底部にもガスの到達量を多くし、圧力を高くすることで、ガスの散乱を多くし、側面や底部へのエッチングガス(フッ素ラジカルおよび酸素ラジカル)を供給する。ICPパワーを落とし、バイアス電力を落とすことで、エッチング速度を低下させ、ゆっくりエッチングを行うことで、マイクロトレンチの発生を抑えることができる。
実施例3によれば、SiC半導体基板に3μmを超える深いトレンチエッチングを実用性の高いプロセスにすると共に、トレンチ底部を、電界集中を引き起こして耐圧特性に影響を及ぼす程度の鋭角を有する凹凸形状を形成することなく、平坦に整形することができる。
本発明の炭化珪素半導体装置の製造方法にかかる炭化珪素半導体積層基板上にエッチングマスクを形成した段階の半導体積層基板の要部断面図である。 本発明にかかるエッチングマスクを形成する前にフォトレジストパターンを形成した段階の半導体積層基板の要部断面図である。 本発明の炭化珪素半導体装置の製造方法にかかる炭化珪素半導体積層基板上にエッチングマスクを形成した段階の半導体積層基板の要部断面図である。 本発明の実施例1にかかるドライエッチングのエッチング時間とエッチング量との関係図である。 本発明の実施例1にかかる第1の条件でSiC積層基板をエッチングした場合のトレンチ形状の断面図である。 本発明の実施例1にかかる第1の条件後に第2の条件をもちいてSiC積層基板をエッチングした場合のトレンチ形状の断面図である。 本発明の実施例2にかかる第1の条件でSiC積層基板をエッチングした場合のトレンチ形状の断面図である。 本発明の実施例2にかかる第1の条件後に第2の条件をもちいてSiC積層基板をエッチングした場合のトレンチ形状の断面図である。 従来の一般的なトレンチMOS半導体装置の要部断面図である。 従来のSiC積層基板へのドライエッチングによるマイクロトレンチの発生を示すトレンチ断面図である。 本発明の実施例3にかかる第1の条件後に第2の条件をもちいてSiC積層基板をエッチングした場合のトレンチ形状の断面図である。 本発明の実施例3にかかる第1の条件後に第2の条件をもちいてSiC積層基板をエッチングした場合のトレンチ形状の断面図である。 本発明の実施例1にかかるトレンチMOS半導体装置の要部断面図である。
符号の説明
1 炭化珪素(SiC)基板
2 n型高抵抗層
3 pウエル層
4 SiO膜パターン
5 トレンチ
6 ゲート酸化膜
7 ゲート電極
8 nエミッタ領域
9 層間絶縁膜
10 SiC積層基板
11 エミッタ電極
13 マイクロトレンチ
14 フォトレジスト。

Claims (6)

  1. 炭化珪素半導体基板上に該基板とは導電型の異なるウエル層とこのウエル層の表面層に形成される前記基板と同導電型のエミッタ領域とを形成後、前記基板表面にSiO膜を用いて所要の選択的なエッチングマスクを形成し、前記基板表面に露出する前記エミッタ領域表面に高密度誘導結合プラズマを用いたドライエッチングによりトレンチゲート構造用のトレンチを形成するエッチング工程を有する炭化珪素半導体装置の製造方法において、前記高密度誘導結合プラズマを用いたドライエッチングが、順に行われるエッチング条件の異なる第一ドライエッチングと第二ドライエッチングを備えていることを特徴とする炭化珪素半導体装置の製造方法。
  2. 前記高密度プラズマがフッ化物と酸素と不活性ガスを主成分として含む混合ガスを電離して得られる誘導結合プラズマであることを特徴とする請求項1記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  3. 第一ドライエッチングのエッチング条件が、混合ガスとしてSFとOとArを主成分とするガスを用い、そのうち、Arは全ガス流量の50%乃至80%であり、SF/Oは1/2乃至7/10であって、前記炭化珪素半導体基板を70℃乃至100℃に加熱しながらトレンチエッチングを行うことを特徴とする請求項1または2記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  4. 第ニドライエッチングのエッチング条件が、前記第一ドライエッチングのエッチング条件のうち、SF/Oを1/1にすると共に、さらにICP電力を1/2以下、SiC基板側に印加するバイアス電力を増加させるように変更したエッチング条件であることを特徴とする請求項3記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  5. 前記マスクSiO膜の厚さを0.5μm乃至3μmとし、第一ドライエッチング後、ドライエッチング装置内を所要の減圧状態を維持したまま、または一旦大気圧に開放後、再度前記所要の減圧状態にした後、第二のドライエッチングを行うことを特徴とする請求項4記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  6. ドライエッチングが、エッチング条件として、0.5Pa以下の圧力で行われることを特徴とする請求項2記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
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