JP2003022973A - 窒化物系半導体素子および窒化物系半導体の形成方法 - Google Patents

窒化物系半導体素子および窒化物系半導体の形成方法

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JP2003022973A
JP2003022973A JP2001206301A JP2001206301A JP2003022973A JP 2003022973 A JP2003022973 A JP 2003022973A JP 2001206301 A JP2001206301 A JP 2001206301A JP 2001206301 A JP2001206301 A JP 2001206301A JP 2003022973 A JP2003022973 A JP 2003022973A
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based semiconductor
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island
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Takashi Kano
隆司 狩野
Yasuhiko Nomura
康彦 野村
Tatsuya Kunisato
竜也 國里
Hiroki Daiho
広樹 大保
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】窒化物系半導体層の平坦性および結晶性を向上
させることが可能な窒化物系半導体の形成方法を提供す
る。 【解決手段】この窒化物系半導体の形成方法は、Si基
板1の上面を加工することによって、Si基板1の上面
に、Siからなる複数の円柱状部1aを形成する工程
と、その複数の円柱状部1a上に、n型GaN層5を成
長させる工程とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、窒化物系半導体
素子および窒化物系半導体の形成方法に関し、より特定
的には、基板上に形成された窒化物系半導体層を含む窒
化物系半導体素子および窒化物系半導体の形成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、発光ダイオード素子などの半導体
発光素子やトランジスタなどの電子素子に用いられる半
導体素子として、GaN系化合物半導体を利用した半導
体素子の開発が盛んに行われている。このようなGaN
系半導体素子の製造の際には、GaNからなる基板の製
造が困難であるため、サファイア、SiCまたはSiな
どからなる基板上に、GaN系半導体層を成長させてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
表面を加工していないサファイア基板上に、GaN層を
厚く成長させる場合、サファイア基板とGaNとの熱膨
張係数の差に起因して、サファイア基板およびGaN層
に歪みが生じる。この場合、GaN層に比べてサファイ
ア基板が大きく縮むため、サファイア基板およびGaN
層に、互いに凸状になる反りが生じる。このため、サフ
ァイア基板およびGaN層が割れたり、サファイア基板
とGaN層とが分離するという問題点があった。
【0004】また、表面を加工していないSi(11
1)基板上またはSiC(0001)基板などの基板上
に、GaN層を成長させる場合、基板とGaNとの熱膨
張係数の差に起因して、基板およびGaN層に歪みが生
じる。そして、この場合には、基板に比べてGaN層が
大きく縮むため、基板およびGaN層に、互いに凹状に
なる反りが生じる。このため、約1μmの薄い厚みでG
aN層を成長させたとしても、GaN層に多数のクラッ
クが発生するという問題点があった。また、このような
多数のクラックを有するGaN層を半導体素子に利用す
ることは困難であった。
【0005】そこで、上記のような基板とGaN層との
熱膨張係数の差に起因して発生する基板およびGaN層
の歪みを低減する方法として、従来、表面をストライプ
形状(細長状)に加工した基板を用いる方法が提案され
ている。
【0006】図33は、上記提案された従来の表面がス
トライプ状に加工された基板を示した斜視図である。図
33に示すように、従来の基板101の表面は、ストラ
イプ状(細長状)の凹凸形状に加工されている。このよ
うに表面がストライプ状の凹凸形状に加工された基板1
01上に、GaN層(図示せず)を成長させる場合、ス
トライプ形状と垂直な方向(図33のAの方向)では、
基板101とGaN層との間に、ストライプ形状の凹部
による空間が存在する。この空間によって、GaN層を
成長させる際に、ストライプ形状の凸部が撓むことが可
能になるので、基板101のストライプ形状と垂直な方
向(図33のAの方向)では、基板101とGaN層と
の熱膨張係数の差に起因する歪みを緩和することができ
る。
【0007】しかしながら、この従来の表面がストライ
プ形状に加工された基板101では、ストライプ形状と
平行な方向(図33のBの方向)には、ストライプ形状
の凸部が延びるように連続的に形成されているので、空
間が存在しない。このため、従来では、基板101と平
行な方向(図33のBの方向)において、基板101と
GaN層との熱膨張係数の差に起因する歪みを緩和する
ことは困難であった。
【0008】また、基板とGaN層との熱膨張係数の差
に起因して発生する、基板およびGaN層の歪みを低減
する他の方法として、たとえば、Jpn.J.App
l.Phys.Vol.40(2001)pp.L19
2−L194,Part2,No.3A,1 Marc
h 2001には、サファイア基板表面に成長された柱
状のGaN(この文献ではナノコラムGaNと呼ばれて
いる)上にGaN層を形成する方法が提案されている。
【0009】図34は、上記文献に開示された従来の窒
化物系半導体の形成方法を説明するための斜視図であ
る。図34を参照して、サファイア基板201の表面上
には、自然核発生により結晶成長された六角柱状のナノ
コラムGaN202が形成されている。このナノコラム
GaN202は、100nm以下の直径を有するととも
に、ナノコラムGaN202間の間隔は、50nm以下
である。また、ナノコラムGaN202は、自然核発生
により成長されるため、サファイア基板201の表面上
に不規則に配列されるとともに、全てのナノコラムGa
N202の形状が一致することはないので、ナノコラム
GaN202の直径、高さおよび間隔は、それぞれ異な
る。
【0010】このナノコラムGaN202上にGaN層
を形成する場合、六角柱状のナノコラムGaN202の
周囲には空間が存在するので、ナノコラムGaN202
を周囲の全ての方向に撓ませることができる。これによ
り、サファイア基板201の表面と平行な方向の全体に
渡ってサファイア基板201とGaN層との熱膨張係数
の差に起因する歪みを緩和することが可能である。
【0011】しかしながら、従来のナノコラムGaN2
02上にGaN層を形成する場合、不規則に配列され
た、直径および高さの異なるナノコラムGaN202上
にGaN層を形成するため、GaN層にボイド(穴)が
発生するという不都合があった。このため、GaN層
(窒化物系半導体層)の上面の平坦性を向上させるのが
困難であるという問題点があった。
【0012】また、従来のナノコラムGaN202は、
自然核発生により形成されるため、その配向性(原子配
列)は、不規則である。このため、その不規則な配向性
を有するナノコラムGaN202上にGaN層を形成す
ると、GaN層の配向性が不規則になるので、GaN層
(窒化物系半導体層)の結晶性が低下するという問題点
があった。
【0013】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の1つの目的は、
窒化物系半導体層の平坦性および結晶性を向上させるこ
とが可能な窒化物系半導体の形成方法を提供することで
ある。
【0014】この発明のもう1つの目的は、平坦性およ
び結晶性が向上された窒化物系半導体層を含む良好な素
子特性を有する窒化物系半導体素子を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の一の局面による窒化物系半導体の形成方
法は、基板の上面を加工することによって、基板の上面
に、複数の島状部を形成する工程と、複数の島状部上
に、窒化物系半導体層を成長させる工程とを備えてい
る。
【0016】この一の局面による窒化物系半導体の形成
方法では、基板の上面を加工することにより基板の上面
に複数の島状部を形成することによって、基板の上面に
島状部を結晶成長により形成する場合と異なり、平坦で
かつ配列に規則性を持たせた島状部を容易に形成するこ
とができる。これにより、そのような平坦でかつ配列に
規則性を持たせた複数の島状部上に、窒化物系半導体層
を成長させることによって、窒化物系半導体層にボイド
(穴)が発生するのが抑制されるので、窒化物系半導体
層の上面の平坦性を向上させることができる。また、島
状部は、良好な配向性(原子配列)を有する基板の上面
を加工することにより形成されるので、島状部も良好な
配向性(原子配列)を有することになる。これにより、
その良好な配向性(原子配列)を有する島状部上に、窒
化物系半導体層を成長させることによって、良好な配向
性(原子配列)を有する窒化物系半導体層を形成するこ
とができる。
【0017】また、複数の島状部上に、窒化物系半導体
層を成長させることによって、島状部の周囲の空間によ
って、基板表面と平行な方向の全体に渡って基板と窒化
物系半導体層との熱膨張差に起因する歪みを緩和するこ
とができる。これにより、基板上に直接窒化物系半導体
層を形成する場合にも、基板および窒化物系半導体層の
反りや窒化物系半導体層のクラックを防止することがで
きる。その結果、基板上に直接窒化物系半導体層を形成
する場合にも、窒化物系半導体層の結晶性をより向上さ
せることができる。
【0018】上記一の局面による窒化物系半導体の形成
方法において、好ましくは、複数の島状部を形成する工
程は、基板の上面をエッチングすることによって、基板
の上面に、複数の島状部を形成する工程を含む。このよ
うに構成すれば、容易に、基板の上面に、平坦で、か
つ、配列に規則性を持たせた複数の島状部を形成するこ
とができる。
【0019】上記の窒化物系半導体の形成方法におい
て、好ましくは、島状部は、円柱状、三角柱状、四角柱
状および六角柱状のいずれかの柱状部を含む。この場
合、柱状部は円柱状であるのが好ましい。このように円
柱状にすれば、多角形状に形成する場合のように回転方
向のずれを考慮する必要がない。これにより、柱状部の
形成時の精度余裕を広げることができる。その結果、製
造プロセスの精度余裕を広げることができるので、比較
的容易に円柱状の柱状部を形成することができる。
【0020】また、上記の窒化物系半導体の形成方法に
おいて、好ましくは、複数の島状部を形成する工程は、
複数の島状部の上面の面積が実質的に等しくなるよう
に、複数の島状部を形成する工程を含む。このように構
成すれば、その複数の島状部上に窒化物系半導体層を成
長させる際に、より均一に窒化物系半導体層を成長させ
ることができる。これにより、平坦性および結晶性が向
上された窒化物系半導体層を容易に形成することができ
る。
【0021】また、上記の窒化物系半導体の形成方法に
おいて、好ましくは、複数の島状部を形成する工程は、
複数の島状部の高さが幅よりも大きくなるように、複数
の島状部を形成する工程を含む。このように構成すれ
ば、島状部が細長形状になるので、島状部が変形しやす
くなる。これにより、島状部が歪みを緩和する能力を向
上させることができる。
【0022】また、上記の窒化物系半導体の形成方法に
おいて、好ましくは、複数の島状部を形成する工程は、
配列に規則性を持つように、複数の島状部を形成する工
程を含む。この場合、好ましくは、複数の島状部を形成
する工程は、正六角形配列、正四角形配列および正三角
形配列のいずれかを有するように、複数の島状部を形成
する工程を含む。このように構成すれば、容易に均一な
密度で複数の島状部を形成することができるので、その
複数の島状部の周囲の空間により、基板と平行な方向の
全体に渡って、均一に基板と窒化物系半導体層との熱膨
張差に起因する歪みを緩和することができる。その結
果、より平坦で、かつ、結晶性の良好な窒化物系半導体
層を形成することができる。
【0023】また、上記の窒化物系半導体の形成方法に
おいて、好ましくは、窒化物系半導体層上に、素子領域
を有する窒化物系半導体素子層を成長させる工程をさら
に備える。このように構成すれば、平坦性および結晶性
が向上された窒化物系半導体層上に素子領域を有する窒
化物系半導体素子層を成長させることができるので、良
好な素子特性を有する窒化物系半導体素子層を容易に形
成することができる。その結果、良好な素子特性を有す
る窒化物系半導体素子を形成することができる。
【0024】この発明の他の局面による窒化物系半導体
素子は、基板の上面に形成され、基板と同じ材料からな
る複数の島状部と、複数の島状部上に形成された窒化物
系半導体層と、窒化物系半導体層上に形成され、素子領
域を有する窒化物系半導体素子層とを備えている。
【0025】この他の局面による窒化物系半導体素子で
は、上記のように、基板の上面に、基板と同じ材料から
なる複数の島状部を形成することによって、基板の上面
に島状部を結晶成長により形成する場合と異なり、平坦
でかつ配列に規則性を持たせた島状部を容易に形成する
ことができる。これにより、そのような平坦でかつ配列
に規則性を持たせた複数の島状部上に、窒化物系半導体
層を成長させることによって、窒化物系半導体層にボイ
ド(穴)が発生するのが抑制されるので、窒化物系半導
体層の上面の平坦性を向上させることができる。また、
島状部は、良好な配向性(原子配列)を有する基板の上
面を加工することにより形成されるので、島状部も良好
な配向性(原子配列)を有することになる。これによ
り、その良好な配向性(原子配列)を有する島状部上
に、窒化物系半導体層を成長させることによって、良好
な配向性(原子配列)を有する窒化物系半導体層を形成
することができる。
【0026】また、複数の島状部上に、窒化物系半導体
層を成長させることによって、島状部の周囲の空間によ
って、基板表面と平行な方向の全体に渡って基板と窒化
物系半導体層との熱膨張差に起因する歪みを緩和するこ
とができる。これにより、基板上に直接窒化物系半導体
層を形成する場合にも、基板および窒化物系半導体層の
反りや窒化物系半導体層のクラックを防止することがで
きる。その結果、基板上に直接窒化物系半導体層を形成
する場合にも、窒化物系半導体層の結晶性をより向上さ
せることができる。
【0027】上記他の局面による窒化物系半導体素子に
おいて、好ましくは、島状部は、円柱状、三角柱状、四
角柱状および六角柱状のいずれかの柱状部を含む。この
場合、柱状部は円柱状であるのが好ましい。このように
円柱状にすれば、多角形状に形成する場合のように回転
方向のずれを考慮する必要がない。これにより、柱状部
の形成時の精度余裕を広げることができる。その結果、
製造プロセスの精度余裕を広げることができるので、比
較的容易に円柱状の柱状部を形成することができる。
【0028】また、上記他の局面による窒化物系半導体
素子において、好ましくは、複数の島状部の上面の面積
は、実質的に等しい。このように構成すれば、その複数
の島状部上に窒化物系半導体層を成長させる際に、より
均一に窒化物系半導体層を成長させることができる。こ
れにより、平坦性および結晶性が向上された窒化物系半
導体層を容易に形成することができる。
【0029】また、上記他の局面による窒化物系半導体
素子において、好ましくは、複数の島状部の高さは、幅
よりも大きくなるように形成されている。このように構
成すれば、島状部が細長形状になるので、島状部が変形
しやすくなる。これにより、島状部が歪みを緩和する能
力を向上させることができる。
【0030】また、上記他の局面による窒化物系半導体
素子において、好ましくは、複数の島状部は、配列に規
則性を有する。この場合、好ましくは、複数の島状部
は、正六角形配列、正四角形配列および正三角形配列の
いずれかを有するように形成されている。このように構
成すれば、容易に均一な密度で複数の島状部を形成する
ことができるので、その複数の島状部の周囲の空間によ
り、基板と平行な方向の全体に渡って、均一に基板と窒
化物系半導体層との熱膨張差に起因する歪みを緩和する
ことができる。その結果、より平坦で、かつ、結晶性の
良好な窒化物系半導体層を形成することができる。
【0031】また、上記他の局面による窒化物系半導体
素子において、好ましくは、基板は、Si基板およびS
iC基板のうちのいずれかを含む。このように構成すれ
ば、Si基板およびSiC基板は、窒化物系半導体層に
比べてより弾性のある(塑性の低い、または、折れにく
い)材料であるので、それらの基板と同じ材料からなる
島状部によって、基板と窒化物系半導体層との熱膨張差
に起因する歪みをより緩和することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面に基づいて説明する。
【0033】(第1実施形態)図1〜図4、図6、図7
および図9は、本発明の第1実施形態による窒化物系半
導体の形成方法を説明するための断面図である。図5
は、図4に示した工程における上面図であり、図8は、
図7に示した工程における斜視図である。図1〜図9を
参照して、第1実施形態による窒化物系半導体の形成方
法について説明する。
【0034】まず、図1に示すように、n型Si(11
1)面基板1(以下、「Si基板1」という)上に、S
iNからなるマスク層2を形成する。そして、図2に示
すように、マスク層2の上面上の所定領域に、ほぼ同じ
直径を有する複数の円柱状のレジスト3を正六角形配列
を有するように形成する。なお、Si基板1は、本発明
の「基板」の一例である。
【0035】次に、図3に示すように、レジスト3をマ
スクとして、マスク層2をエッチングした後、レジスト
3を除去する。これにより、図4および図5に示される
ような、Si基板1上に、ほぼ同じ直径を有する複数の
円柱状のマスク層2が、正六角形配列を有するように形
成される。ここで、正六角形配列とは、円柱状のマスク
層2の中心と、図5の点線で示した最密に配列された正
六角形の中心とが重なるように配列された配列のことを
いう。また、正六角形配列は、ある1つのマスク層2の
中心と、そのマスク層2の左斜め下のマスク層2および
右斜め下のマスク層2の中心とが正三角形の頂点に配列
されているため、正三角形配列ともいう。
【0036】次に、図6に示すように、このマスク層2
をマスクとして、プラズマエッチング装置内において、
Si基板1の上面を約1.0μmの深さ分だけ異方性エ
ッチングする。このSi基板1の異方性エッチングは、
使用ガス:CF4,N2,O2、および、エッチング圧
力:約7Paの条件で行った。この後、Si基板1上の
マスク層2を除去する。これにより、図7および図8に
示すように、Si基板1の上面に、Siからなる複数の
円柱状部1aが正六角形配列を有するように形成され
る。これらの複数の円柱状部1aは、それぞれ、約0.
5μmの幅と約1.0μmの高さとを有するように形成
する。また、各円柱状部1a間の間隔が約0.5μmに
なるように形成する。すなわち、この第1実施形態で
は、複数の円柱状部1aは、同じ幅および同じ高さを有
するとともに、規則性を有するように配列されている。
また、第1実施形態では、複数の円柱上部1aの高さ
(約1.0μm)が幅(約0.5μm)よりも大きくな
るように形成されている。なお、円柱状部1aは、本発
明の「島状部」の一例である。
【0037】次に、Si基板1および円柱状部1aの表
面を、フッ酸などの薬品を用いて清浄化した後、MOC
VD法(Metal Organic Chemica
lVapor Deposition;有機金属気相成
長法)を用いて、Si基板1を約1200℃に加熱した
状態で、H2雰囲気で約10分間処理することによっ
て、Si基板1および円柱状部1aの表面の自然酸化膜
を除去する。次に、Si基板1を約1150℃に保持し
た状態で、H2雰囲気でNH3(アンモニア)、TMA
(トリメチルアルミニウム)、TMG(トリメチルガリ
ウム)およびSiH4(モノシラン)を投入する。これ
により、Si基板1の上面の円柱状部1aが形成されて
いない領域上および円柱状部1aの上面上に、図9に示
されるような、約300nmの膜厚を有するn型高温A
lGaNバッファ層4が成長される。
【0038】この後、Si基板1の温度を約1080℃
に保持した状態で、H2雰囲気でNH3(アンモニア)、
TMG(トリメチルガリウム)およびSiH4(モノシ
ラン)を投入する。これにより、Si基板1上の円柱状
部1a上に、n型高温AlGaNバッファ層4を介し
て、平坦な上面を有するn型GaN層5が形成される。
また、n型GaN層5とSi基板1の凹部との間には、
空間部16が形成されている。なお、n型GaN層5
は、本発明の「窒化物系半導体層」の一例である。
【0039】第1実施形態では、上記のように、Si基
板1の上面をエッチング加工することによりSi基板1
の上面に、正六角形配列を有する複数の円柱状部1aを
形成することによって、Si基板1の上面に柱状部を結
晶成長により形成する場合と異なり、平坦でかつ配列に
規則性を持たせた円柱状部1aを容易に形成することが
できる。これにより、そのような平坦でかつ配列に規則
性を持たせた複数の円柱状部1a上に、n型GaN層5
を成長させることによって、n型GaN層5にボイド
(穴)が発生するのが抑制されるので、n型GaN層5
の上面の平坦性を向上させることができる。
【0040】また、第1実施形態では、上記のように、
円柱状部1aは、良好な配向性(原子配列)を有するS
i基板1の上面を加工することにより形成されるので、
円柱状部1aも良好な配向性(原子配列)を有すること
になる。これにより、その良好な配向性(原子配列)を
有する円柱状部1a上に、n型GaN層5を成長させる
ことによって、良好な配向性(原子配列)を有するn型
GaN層5を形成することができる。
【0041】また、第1実施形態では、上記のように、
複数の円柱状部1a上に、n型GaN層5を成長させる
ことによって、円柱状部1aの周囲の空間部16によっ
て、円柱状部1aは周囲の全ての方向に変形可能とな
る。それによって、Si基板1と平行な方向の全体に渡
ってSi基板1とn型GaN層5との熱膨張差に起因す
る歪みを緩和することができる。これにより、Si基板
1上に直接n型GaN層5を形成する場合にも、Si基
板1およびn型GaN層5の反りやクラックを防止する
ことができる。その結果、Si基板1上に直接n型Ga
N層5を形成する場合にも、n型GaN層5の結晶性を
より向上させることができる。
【0042】また、第1実施形態では、Si基板1が、
n型GaN層5に比べてより弾性のある(塑性の低い、
または、折れにくい)材料であるので、Si基板1と同
じ材料からなる円柱状部1aによって、Si基板1とn
型GaN層5との熱膨張差に起因する歪みをより緩和す
ることができる。
【0043】また、第1実施形態では、上記のように、
Si基板1の上面を、複数の円柱状部1aが規則的に配
列されるように加工することによって、複数の多角形状
の柱状部を形成する場合のように回転方向のずれを考慮
する必要がない。これにより、円柱状部1aの形成時の
精度余裕を広げることができる。その結果、製造プロセ
スの精度余裕を広げることができるので、比較的容易に
円柱状の柱状部を形成することができる。
【0044】また、第1実施形態では、上記のように、
複数の円柱上部1aの高さ(約1.0μm)が幅(約
0.5μm)よりも大きくなるように形成することによ
って、円柱状部1aが細長形状になるので、円柱状部1
aが変形しやすくなる。これにより、円柱状部1aが歪
みを緩和する能力を向上させることができる。
【0045】図10は、上記した第1実施形態の窒化物
系半導体の形成方法を用いて形成した窒化物系半導体レ
ーザ素子を示した断面図である。次に、図10を参照し
て、第1実施形態による窒化物系半導体の形成方法を用
いて形成した窒化物系半導体レーザ素子の構造について
説明する。
【0046】第1実施形態の窒化物系半導体レーザ素子
の構造としては、図9に示した第1実施形態のn型Ga
N層5上に、図10に示すように、n型AlGaInN
からなるクラック防止層6、n型AlGaNからなるn
型第2クラッド層7、n型GaNからなるn型第1クラ
ッド層8および発光層9が順次形成されている。
【0047】発光層9上には、p型GaNからなるp型
第1クラッド層10が形成されている。p型第1クラッ
ド層10上には、メサ形状(台形状)のp型AlGaN
からなるp型第2クラッド層11が形成されている。ま
た、p型第1クラッド層10上の上面と、メサ形状のp
型第2クラッド層11の側面とを覆うとともに、p型第
2クラッド層11の上面を露出させるように、n型Al
GaNからなる電流阻止層12が形成されている。電流
阻止層12上には、露出されたp型第2クラッド層11
の上面と接触するように、p型GaNからなるp型コン
タクト層13が形成されている。
【0048】また、p型第2クラッド層11のメサ形状
を反映したp型コンタクト層13の凸部上には、p側電
極14が形成されている。また、この第1実施形態で
は、Si基板1が導電性を有するので、Si基板1の裏
面に、n側電極15が形成されている。
【0049】なお、クラック防止層6、n型第2クラッ
ド層7、n型第1クラッド層8、発光層9、p型第1ク
ラッド層10、p型第2クラッド層11、電流阻止層1
2およびp型コンタクト層13は、本発明の「素子領域
を有する窒化物系半導体素子層」の一例である。
【0050】第1実施形態の窒化物系半導体レーザ素子
では、上記のように、図1〜図9に示した第1実施形態
の窒化物系半導体の形成方法を用いて形成された、平坦
性および結晶性の良好なn型GaN層5を下地として、
その上に各層6〜13を形成することによって、各層6
〜13において良好な結晶性を実現することができる。
その結果、良好な素子特性を有する窒化物系半導体レー
ザ素子を得ることができる。
【0051】(第2実施形態)図11〜図14、図1
6、図17および図19は、本発明の第2実施形態によ
る窒化物系半導体の形成方法を説明するための断面図で
ある。図15は、図14に示した工程における上面図で
あり、図18は、図17に示した工程における斜視図で
ある。この第2実施形態では、サファイア基板21の表
面をNiからなるマスク層22をマスクとしてエッチン
グ加工した例を示している。図11〜図19を参照し
て、第2実施形態による窒化物系半導体の形成方法につ
いて説明する。
【0052】まず、図11に示すように、サファイア
(0001)基板21(以下、「サファイア基板21」
という)上に、Niからなるマスク層22を形成する。
そして、図12に示すように、マスク層22の上面上の
所定領域に、ほぼ同じ直径を有する複数の円柱状のレジ
スト23を正六角形配列を有するように形成する。な
お、サファイア基板21は、本発明の「基板」の一例で
ある。
【0053】次に、図13に示すように、リン酸、硝
酸、過酸化水素および水を10:1:1:1の割合で混
合した混合液(エッチング液)を用いて、約60℃の温
度で、レジスト23をマスクとして、マスク層22をウ
ェットエッチングした後、レジスト23を除去する。こ
れにより、図14および図15に示されるような、サフ
ァイア基板21上に、ほぼ同じ直径を有する複数の円柱
状のマスク層22が、正六角形配列を有するように形成
される。
【0054】次に、図16に示すように、このマスク層
22をマスクとして、RIE(Reactive Io
n Etching)装置内において、サファイア基板
21の上面を約1.0μmの深さ分だけ異方性エッチン
グする。このサファイア基板21の異方性エッチング
は、使用ガス:CF4,H2、および、エッチング圧力:
約7Paの条件で行った。この後、サファイア基板21
上のマスク層22を除去する。これにより、図17およ
び図18に示すように、サファイア基板21の上面に、
サファイアからなる複数の円柱状部21aが正六角形配
列を有するように形成される。これらの複数の円柱状部
21aは、それぞれ、約0.5μmの幅と約1.0μm
の高さとを有するように形成する。また、各円柱状部2
1a間の間隔が約0.5μmになるように形成する。す
なわち、この第2実施形態では、複数の円柱状部21a
は、同じ幅および同じ高さを有するとともに、規則性を
有するように配列されている。また、第2実施形態で
は、複数の円柱状部21aの高さ(約1.0μm)が幅
(約0.5μm)よりも大きくなるように形成されてい
る。なお、円柱状部21aは、本発明の「島状部」の一
例である。
【0055】次に、サファイア基板21および円柱状部
21aの表面を、フッ酸などの薬品を用いて清浄化した
後、MOCVD法を用いて、サファイア基板21を約1
200℃に加熱した状態で、H2雰囲気で約10分間処
理することによって、サファイア基板21および円柱状
部21aの表面の自然酸化膜を除去する。次に、サファ
イア基板21を約550℃に保持した状態で、H2雰囲
気でNH3(アンモニア)、TMA(トリメチルアルミ
ニウム)およびTMG(トリメチルガリウム)を投入す
る。これにより、サファイア基板21の上面の円柱状部
21aが形成されていない領域上および円柱状部21a
の上面上に、図19に示すされるような、約20nmの
膜厚を有する低温AlGaNバッファ層24が成長され
る。
【0056】この後、サファイア基板21の温度を約1
080℃に保持した状態で、H2雰囲気でNH3(アンモ
ニア)、TMG(トリメチルガリウム)およびSiH4
(モノシラン)を投入する。これにより、サファイア基
板21の円柱状部21a上に、低温AlGaNバッファ
層24を介して、平坦な上面を有するGaN層25が形
成される。また、GaN層25とサファイア基板21の
凹部との間には、空間部33が形成されている。なお、
GaN層25は、本発明の「窒化物系半導体層」の一例
である。
【0057】第2実施形態では、上記のように、サファ
イア基板21の上面をエッチング加工することによりサ
ファイア基板21の上面に複数の円柱状部21aを形成
することによって、サファイア基板21の上面に柱状部
を結晶成長により形成する場合と異なり、平坦でかつ配
列に規則性を持たせた円柱状部21aを容易に形成する
ことができる。これにより、そのような平坦でかつ配列
に規則性を持たせた複数の円柱状部21a上に、GaN
層25を成長させることによって、ボイド(穴)が発生
するのが抑制されるので、GaN層25の上面の平坦性
を向上させることができる。
【0058】また、第2実施形態では、上記のように、
円柱状部21aは、良好な配向性(原子配列)を有する
サファイア基板21の上面を加工することにより形成さ
れるので、円柱状部21aも良好な配向性(原子配列)
を有することになる。これにより、その良好な配向性
(原子配列)を有する円柱状部21a上に、GaN層2
5を成長させることによって、良好な配向性(原子配
列)を有するGaN層25を形成することができる。
【0059】また、第2実施形態では、上記のように、
複数の円柱状部21a上に、GaN層25を成長させる
ことによって、円柱状部21aの周囲の空間部33によ
って、円柱状部21aは周囲の全ての方向に変形可能と
なる。それによって、サファイア基板21と平行な方向
の全体に渡ってサファイア基板21とGaN層25との
熱膨張差に起因する歪みを緩和することができる。これ
により、サファイア基板21上に直接GaN層25を形
成する場合にも、サファイア基板21およびGaN層2
5の反りやクラックを防止することができる。その結
果、サファイア基板21上に直接GaN層25を形成す
る場合にも、GaN層25の結晶性をより向上させるこ
とができる。
【0060】また、第2実施形態では、第1実施形態と
同様、サファイア基板21の上面を、複数の円柱状部2
1aが規則的に配列されるように加工することによっ
て、複数の多角形状の柱状部を形成する場合のように回
転方向のずれを考慮する必要がない。これにより、円柱
状部21aの形成時の精度余裕を広げることができる。
その結果、製造プロセスの精度余裕を広げることができ
るので、比較的容易に円柱状の柱状部を形成することが
できる。
【0061】また、第2実施形態では、上記のように、
複数の円柱上部21aの高さ(約1.0μm)が幅(約
0.5μm)よりも大きくなるように形成することによ
って、円柱状部21aが細長形状になるので、円柱状部
21aが変形しやすくなる。これにより、円柱状部21
aが歪みを緩和する能力を向上させることができる。
【0062】図20は、上記した第2実施形態の窒化物
系半導体の形成方法を用いて形成した窒化物系半導体レ
ーザ素子を示した断面図である。次に、図20を参照し
て、第2実施形態の窒化物系半導体の形成方法を用いて
形成した窒化物系半導体レーザ素子の構造について説明
する。
【0063】第2実施形態の窒化物系半導体レーザ素子
の構造としては、図19に示した第2実施形態によるG
aN層25上に、図20に示すように、n型GaNから
なるn型コンタクト層26、n型AlGaNからなるn
型クラッド層27および発光層28が形成されている。
発光層28上には、p型AlGaNからなるp型クラッ
ド層29が凸部を有するように形成されている。p型ク
ラッド層29の凸部の上面上の全面と接触するように、
p型GaNからなるp型コンタクト層30が形成されて
いる。また、p型コンタクト層30の露出された上面上
には、p側電極31が形成されている。また、p型クラ
ッド層29からn型コンタクト層26までの一部領域が
除去されている。そのn型コンタクト層26の露出した
表面には、n側電極32が形成されている。
【0064】なお、n型コンタクト層26、n型クラッ
ド層27、発光層28、p型クラッド層29およびp型
コンタクト層30は、本発明の「素子領域を有する窒化
物系半導体素子層」の一例である。
【0065】上記した第2実施形態の窒化物系半導体レ
ーザ素子では、上記のように、図11〜図19に示した
第2実施形態の窒化物系半導体の形成方法を用いて形成
された、平坦性および結晶性の良好なGaN層25を下
地層として、その上に各層26〜30を形成することに
よって、各層26〜30において良好な結晶性を実現す
ることができる。これにより、第2実施形態では、良好
な素子特性を有する窒化物系半導体レーザ素子を得るこ
とができる。
【0066】(第3実施形態)図21〜図23、図2
5、図26および図28は、本発明の第3実施形態によ
る窒化物系半導体の形成方法を説明するための断面図で
ある。図24は、図23に示した工程における上面図で
あり、図27は、図26に示した工程における斜視図で
ある。この第3実施形態では、SiC基板41の表面を
SiO2からなるマスク層42をマスクとしてエッチン
グ加工した例を示している。図21〜図28を参照し
て、第3実施形態による窒化物系半導体の形成方法につ
いて説明する。
【0067】まず、図21に示すように、SiC(00
01)基板41(以下、「SiC基板41」という)上
に、SiO2からなるマスク層42を形成する。そし
て、マスク層42の上面上の所定領域に、ほぼ同じ直径
を有する複数の円柱状のレジスト43を正六角形配列を
有するように形成する。なお、SiC基板41は、本発
明の「基板」の一例である。
【0068】次に、図22に示すように、バッファード
フッ酸を用いて、レジスト43をマスクとして、マスク
層42をウェットエッチングした後、レジスト43を除
去する。これにより、図23および図24に示されるよ
うな、SiC基板41上に、ほぼ同じ直径を有する複数
の円柱状のマスク層42が、正六角形配列を有するよう
に形成される。
【0069】次に、図25に示すように、このマスク層
42をマスクとして、RIE装置内において、SiC基
板41の上面を約1.0μmの深さ分だけ異方性エッチ
ングする。このSiC基板41の異方性エッチングは、
使用ガス:Cl2、および、エッチング圧力:約7Pa
の条件で行った。この後、SiC基板41上のマスク層
42を除去する。これにより、図26および図27に示
すように、SiC基板41の上面に、SiCからなる複
数の円柱状部41aが正六角形配列を有するように形成
される。これらの複数の円柱状部41aは、それぞれ、
約0.5μmの幅と約1.0μmの高さとを有するよう
に形成する。また、各円柱状部41a間の間隔が約0.
5μmになるように形成する。すなわち、この第3実施
形態では、複数の円柱状部41aは、同じ幅および同じ
高さを有するとともに、規則性を有するように配列され
ている。また、第3実施形態では、複数の円柱状部41
aの高さ(約1.0μm)が幅(約0.5μm)よりも
大きくなるように形成されている。なお、円柱状部41
aは、本発明の「島状部」の一例である。
【0070】次に、第2実施形態の図19において説明
した手順と同様の手順を用いて、図28に示すように、
SiC基板41の上面の円柱状部41aが形成されてい
ない領域上および円柱状部41aの上面上に、約20n
mの膜厚を有する高温AlGaNバッファ層44を成長
させる。この後、SiC基板41の円柱状部41a上
に、高温AlGaNバッファ層44を介して、平坦な上
面を有するGaN層45を形成する。また、GaN層4
5とSiC基板41の凹部との間には、空間部46が形
成されている。なお、GaN層45は、本発明の「窒化
物系半導体層」の一例である。
【0071】第3実施形態では、上記のように、SiC
基板41の上面をエッチング加工することによりSiC
基板41の上面に複数の円柱状部41aを形成すること
によって、SiC基板41の上面に柱状部を結晶成長に
より形成する場合と異なり、平坦でかつ配列に規則性を
持たせた円柱状部41aを容易に形成することができ
る。これにより、そのような平坦でかつ配列に規則性を
持たせた複数の円柱状部41a上に、GaN層45を成
長させることによって、ボイド(穴)が発生するのが抑
制されるので、GaN層45の上面の平坦性を向上させ
ることができる。
【0072】また、第3実施形態では、上記のように、
円柱状部41aは、良好な配向性(原子配列)を有する
SiC基板41の上面を加工することにより形成される
ので、円柱状部41aも良好な配向性(原子配列)を有
することになる。これにより、その良好な配向性(原子
配列)を有する円柱状部41a上に、GaN層45を成
長させることによって、良好な配向性(原子配列)を有
するGaN層45を形成することができる。
【0073】また、第3実施形態では、上記のように、
複数の円柱状部41a上に、GaN層45を成長させる
ことによって、円柱状部41aの周囲の空間部46によ
って、円柱状部41aは周囲の全ての方向に変形可能と
なる。それによって、SiC基板41と平行な方向の全
体に渡ってSiC基板41とGaN層45との熱膨張差
に起因する歪みを緩和することができる。これにより、
SiC基板41上に直接GaN層45を形成する場合に
も、SiC基板41およびGaN層45の反りやクラッ
クを防止することができる。その結果、SiC基板41
上に直接GaN層45を形成する場合にも、GaN層4
5の結晶性をより向上させることができる。
【0074】また、第3実施形態では、SiC基板41
が、GaN層45に比べてより弾性のある(塑性の低
い、または、折れにくい)材料であるので、SiC基板
41と同じ材料からなる円柱状部41aによって、Si
C基板41とGaN層45との熱膨張差に起因する歪み
をより緩和することができる。
【0075】また、第3実施形態では、第1および第2
実施形態と同様、SiC基板41の上面を、複数の円柱
状部41aが規則的に配列されるように加工することに
よって、複数の多角形状の柱状部を形成する場合のよう
に回転方向のずれを考慮する必要がない。これにより、
円柱状部41aの形成時の精度余裕を広げることができ
る。その結果、製造プロセスの精度余裕を広げることが
できるので、比較的容易に円柱状の柱状部を形成するこ
とができる。
【0076】また、第3実施形態では、上記のように、
複数の円柱上部41aの高さ(約1.0μm)が幅(約
0.5μm)よりも大きくなるように形成することによ
って、円柱状部41aが細長形状になるので、円柱状部
41aが変形しやすくなる。これにより、円柱状部41
aが歪みを緩和する能力を向上させることができる。
【0077】図29は、上記した第3実施形態の窒化物
系半導体の形成方法を用いて形成した窒化物系半導体レ
ーザ素子を示した断面図である。次に、図29を参照し
て、第3実施形態の窒化物系半導体の形成方法を用いて
形成した窒化物系半導体レーザ素子の構造について説明
する。
【0078】第3実施形態の窒化物系半導体レーザ素子
の構造としては、図28に示した第3実施形態によるG
aN層45上に、第1実施形態と同様、クラック防止層
6、n型第2クラッド層7、n型第1クラッド層8、発
光層9、p型第1クラッド層10、p型第2クラッド層
11、電流阻止層12およびp型コンタクト層13が形
成されている。なお、各層6〜13の組成は、第1実施
形態と同様である。
【0079】また、p型コンタクト層13の凸部上に
は、p側電極14が形成されている。また、この第3実
施形態では、SiC基板41が導電性を有するので、S
iC基板41の裏面に、n側電極15が形成されてい
る。
【0080】上記した第3実施形態の窒化物系半導体レ
ーザ素子では、図21〜図28に示した第3実施形態の
窒化物系半導体の形成方法を用いて形成された、平坦性
および結晶性の良好なGaN層45を下地層として、そ
の上に各層6〜13を形成することによって、各層6〜
13において良好な結晶性を実現することができる。こ
れにより、第3実施形態では、良好な素子特性を有する
窒化物系半導体レーザ素子を得ることができる。
【0081】なお、今回開示された実施形態は、すべて
の点で例示であって、制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説
明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許
請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更
が含まれる。
【0082】たとえば、基板の表面をエッチングするこ
とにより形成される基板の上面の島状部(柱状部)の形
状としては、上記した第1〜第3実施形態の正六角形配
列を有する複数の円柱状部の他に、種々の形状が考えら
れる。具体的には、図8、図18および図27に示した
第1〜第3実施形態の変形例として、図30に示すよう
に、基板51の上面に、正六角形配列(正三角形配列)
を有する複数の三角柱状部51aを形成してもよいし、
図31に示すように、基板61の上面に、正四角形配列
を有する複数の四角柱状部61aを形成してもよい。ま
た、図32に示すように、基板71の上面に、正四角形
配列を有する複数の六角柱状部71aを形成してもよ
い。また、これらの種々の形状の柱状部は、正六角形配
列、正四角形配列および正三角形配列以外の規則性を有
する配列で形成してもよい。なお、正四角形配列とは、
柱状部の中心を正四角形の頂点に配置することである。
また、正三角形配列とは、柱状部の中心を正三角形の頂
点に配置することであり、正六角形配列と同様の配列と
なる。
【0083】また、上記第2実施形態では、Niからな
るマスク層22を用いてサファイア基板21をエッチン
グすることによって、円柱状部21aを形成したが、本
発明はこれに限らず、第2実施形態において、サファイ
ア基板21の代わりにSiC基板を用いるとともに、N
iからなるマスク層を用いてSiC基板の表面をエッチ
ングしてもよい。なお、この場合のSiC基板のエッチ
ング条件は、第2実施形態と同様である。
【0084】また、上記第3実施形態では、SiO2
らなるマスク層42を用いてSiC基板41をエッチン
グすることによって、円柱状部41aを形成したが、本
発明はこれに限らず、第3実施形態において、SiC基
板41の代わりにサファイア基板を用いるとともに、S
iO2からなるマスク層を用いてサファイア基板の表面
をエッチングしてもよい。なお、この場合のサファイア
基板のエッチング条件は、第3実施形態と同様である。
【0085】また、上記第1〜第3実施形態では、複数
の円柱状部は、それぞれ、約0.5μmの幅と約1.0
μmの高さとを有するように形成したが、本発明はこれ
に限らず、複数の円柱状部を、円柱状部の高さが幅より
も大きくなるような細長形状に形成すればよい。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、窒化物
系半導体層の平坦性および結晶性を向上させることが可
能な窒化物系半導体の形成方法を提供することができ
る。また、平坦性および結晶性が向上された窒化物系半
導体層を含む良好な素子特性を有する窒化物系半導体素
子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による窒化物系半導体の
形成方法を説明するための断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態による窒化物系半導体の
形成方法を説明するための断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態による窒化物系半導体の
形成方法を説明するための断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態による窒化物系半導体の
形成方法を説明するための断面図である。
【図5】図4に示した工程における上面図である。
【図6】本発明の第1実施形態による窒化物系半導体の
形成方法を説明するための断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態による窒化物系半導体の
形成方法を説明するための断面図である。
【図8】図7に示した工程における斜視図である。
【図9】本発明の第1実施形態による窒化物系半導体の
形成方法を説明するための断面図である。
【図10】図1〜図9に示した第1実施形態の窒化物系
半導体の形成方法を用いて形成した窒化物系半導体レー
ザ素子を示した断面図である。
【図11】本発明の第2実施形態による窒化物系半導体
の形成方法を説明するための断面図である。
【図12】本発明の第2実施形態による窒化物系半導体
の形成方法を説明するための断面図である。
【図13】本発明の第2実施形態による窒化物系半導体
の形成方法を説明するための断面図である。
【図14】本発明の第2実施形態による窒化物系半導体
の形成方法を説明するための断面図である。
【図15】図14に示した工程における上面図である。
【図16】本発明の第2実施形態による窒化物系半導体
の形成方法を説明するための断面図である。
【図17】本発明の第2実施形態による窒化物系半導体
の形成方法を説明するための断面図である。
【図18】図17に示した工程における斜視図である。
【図19】本発明の第2実施形態による窒化物系半導体
の形成方法を説明するための断面図である。
【図20】図11〜図19に示した第2実施形態の窒化
物系半導体の形成方法を用いて形成した窒化物系半導体
レーザ素子を示した断面図である。
【図21】本発明の第3実施形態による窒化物系半導体
の形成方法を説明するための断面図である。
【図22】本発明の第3実施形態による窒化物系半導体
の形成方法を説明するための断面図である。
【図23】本発明の第3実施形態による窒化物系半導体
の形成方法を説明するための断面図である。
【図24】図23に示した工程における上面図である。
【図25】本発明の第3実施形態による窒化物系半導体
の形成方法を説明するための断面図である。
【図26】本発明の第3実施形態による窒化物系半導体
の形成方法を説明するための断面図である。
【図27】図26に示した工程における斜視図である。
【図28】本発明の第3実施形態による窒化物系半導体
の形成方法を説明するための断面図である。
【図29】図21〜図28に示した第3実施形態の窒化
物系半導体の形成方法を用いて形成した窒化物系半導体
レーザ素子を示した断面図である。
【図30】本発明の変形例による基板を示した斜視図で
ある。
【図31】本発明の変形例による基板を示した斜視図で
ある。
【図32】本発明の変形例による基板を示した斜視図で
ある。
【図33】従来の基板を示した斜視図である。
【図34】従来の窒化物系半導体の形成方法を説明する
ための斜視図である。
【符号の説明】
1 Si基板(基板) 1a、21a、41a 円柱状部(島状部) 5 n型GaN層(窒化物系半導体層) 6 クラック防止層(窒化物系半導体素子層) 7 n型第2クラッド層(窒化物系半導体素子層) 8 n型第1クラッド層(窒化物系半導体素子層) 9、28 発光層(窒化物系半導体素子層) 10 p型第1クラッド層(窒化物系半導体素子層) 11 p型第2クラッド層(窒化物系半導体素子層) 12 電流阻止層(窒化物系半導体素子層) 13 p型コンタクト層(窒化物系半導体素子層) 21 サファイア基板(基板) 25、45 GaN層(窒化物系半導体層) 26 n型コンタクト層(窒化物系半導体素子層) 27 n型クラッド層(窒化物系半導体素子層) 29 p型クラッド層(窒化物系半導体素子層) 30 p型コンタクト層(窒化物系半導体素子層) 41 SiC基板(基板) 51、61、71 基板 51a 三角柱状部(島状部) 61a 四角柱状部(島状部) 71a 六角柱状部(島状部)
フロントページの続き (72)発明者 國里 竜也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 大保 広樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5F045 AA04 AB14 AB17 AB18 AC01 AC08 AC12 AD09 AD14 AD15 AF02 AF03 AF09 AF12 AF13 BB12 BB13 BB19 CA12 DA53 EB13 EB15 HA02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の上面を加工することによって、前
    記基板の上面に、複数の島状部を形成する工程と、 前記複数の島状部上に、窒化物系半導体層を成長させる
    工程とを備えた、窒化物系半導体の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の島状部を形成する工程は、 前記基板の上面をエッチングすることによって、前記基
    板の上面に、複数の島状部を形成する工程を含む、請求
    項1に記載の窒化物系半導体の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記島状部は、円柱状、三角柱状、四角
    柱状および六角柱状のいずれかの柱状部を含む、請求項
    1または2に記載の窒化物系半導体の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記柱状部は、円柱状である、請求項3
    に記載の窒化物系半導体の形成方法。
  5. 【請求項5】 前記複数の島状部を形成する工程は、 前記複数の島状部の上面の面積が実質的に等しくなるよ
    うに、前記複数の島状部を形成する工程を含む、請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の窒化物系半導体の形成方
    法。
  6. 【請求項6】 前記複数の島状部を形成する工程は、 前記複数の島状部の高さが幅よりも大きくなるように、
    前記複数の島状部を形成する工程を含む、請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の窒化物系半導体の形成方法。
  7. 【請求項7】 前記複数の島状部を形成する工程は、 配列に規則性を持つように、前記複数の島状部を形成す
    る工程を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の窒
    化物系半導体の形成方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の島状部を形成する工程は、 正六角形配列、正四角形配列および正三角形配列のいず
    れかを有するように、前記複数の島状部を形成する工程
    を含む、請求項7に記載の窒化物系半導体の形成方法。
  9. 【請求項9】 前記窒化物系半導体層上に、素子領域を
    有する窒化物系半導体素子層を形成する工程をさらに備
    える、請求項1〜8のいずれか1項に記載の窒化物系半
    導体の形成方法。
  10. 【請求項10】 基板の上面に形成され、前記基板と同
    じ材料からなる複数の島状部と、 前記複数の島状部上に形成された窒化物系半導体層と、 前記窒化物系半導体層上に形成され、素子領域を有する
    窒化物系半導体素子層とを備えた、窒化物系半導体素
    子。
  11. 【請求項11】 前記島状部は、円柱状、三角柱状、四
    角柱状および六角柱状のいずれかの柱状部を含む、請求
    項10に記載の窒化物系半導体素子。
  12. 【請求項12】 前記柱状部は、円柱状である、請求項
    11に記載の窒化物系半導体素子。
  13. 【請求項13】 前記複数の島状部の上面の面積は、実
    質的に等しい、請求項10〜12のいずれか1項に記載
    の窒化物系半導素子。
  14. 【請求項14】 前記複数の島状部の高さは、幅よりも
    大きくなるように形成されている、請求項10〜13の
    いずれか1項に記載の窒化物系半導体素子。
  15. 【請求項15】 前記複数の島状部は、配列に規則性を
    有する、請求項10〜14のいずれか1項に記載の窒化
    物系半導体素子。
  16. 【請求項16】 前記複数の島状部は、正六角形配列、
    正四角形配列および正三角形配列のいずれかを有するよ
    うに形成されている、請求項15に記載の窒化物系半導
    体素子。
  17. 【請求項17】 前記基板は、Si基板およびSiC基
    板のうちのいずれかを含む、請求項10〜16のいずれ
    か1項に記載の窒化物系半導体素子。
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