JP2007321750A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フェイルセーフ性を高めた電動バルブタイミング調整装置を提供すること。
【解決手段】制御信号に応じて電動モータを通電駆動すると共に、電動モータの回転方向を電圧レベルにより表す回転方向信号を出力する駆動回路と、回転方向信号に応じて生成した制御信号を出力する制御回路と、駆動回路から制御回路へ回転方向信号を伝達する信号線とを備え、電動モータの回転を利用して内燃機関のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置において、駆動回路は、制御信号の出力開始以降の所定期間Pにおいてハイ(H)レベルの回転方向信号を強制出力する。
【選択図】図8

Description

本発明は、電動モータの回転を利用してバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置(以下、電動バルブタイミング調整装置という)に関する。
従来、バルブタイミングの調整精度を高めるために、制御回路が電動モータの回転方向に応じて制御信号を生成し、駆動回路が当該制御信号に応じて電動モータを通電駆動する電動バルブタイミング調整装置が知られている。こうした電動バルブタイミング調整装置の一種として、特許文献1には、電動モータの回転方向等を表すモータ回転信号を駆動回路により生成して制御回路へ出力するようにしたものが提案されている。
2005−330956号公報
しかし、特許文献1に開示の電動バルブタイミング調整装置では、駆動回路から制御回路へモータ回転信号を伝達する信号線に地絡、断線等の異常が発生すると、制御回路が電動モータの回転方向を正しく認識できなくなるおそれがある。もし、制御回路が回転方向を誤って認識し、その誤った回転方向に応じて制御信号を生成した場合、最悪、内燃機関の運転に支障を来しかねないため、フェイルセーフの観点において改善が望まれている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、フェイルセーフ性を高めた電動バルブタイミング調整装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明によると、駆動回路は、制御信号の出力開始以降の所定期間において電圧レベルがハイレベルの回転方向信号を強制出力する。故に、駆動回路から制御回路へ回転方向信号を伝達する信号線が地絡している場合、ハイレベルの回転方向信号が駆動回路から出力されるにもかかわらず、制御回路へ入力される回転方向信号の電圧レベルがローレベルとなる。したがって、制御回路は、所定期間において入力された回転方向信号から信号線の地絡異常を認識可能となるので、当該認識結果に応じて内燃機関の運転に適切な制御信号を生成することができる。また、所定期間は制御信号の出力開始以降の期間であるので、制御回路は制御信号の出力後、可及的に早い段階で地絡異常を認識して内燃機関への影響を抑制することが可能となる。このような請求項1に記載の発明によれば、地絡異常時のフェイルセーフ性を高めることができる。
請求項2に記載の発明によると、制御回路は、所定期間においてローレベルの回転方向信号が入力されることにより、回転方向信号の伝達信号線の地絡異常を検出するので、地絡異常を正確に認識することができる。
請求項3に記載の発明によると、駆動回路は、所定期間以外の所定時期において回転方向信号の電圧レベルを回転方向信号の伝達信号線のアクティブ電圧レベルと同レベルに強制設定する。故に、回転方向信号の伝達信号線が断線している場合、アクティブ電圧レベルと同レベルの回転方向信号が駆動回路から出力されるにもかかわらず、制御回路へ入力される回転方向信号の電圧レベルがアクティブ電圧レベルと異なるレベルとなる。したがって、制御回路は、所定時期において入力された回転方向信号から信号線の断線異常を認識可能となるので、当該認識結果に応じて内燃機関の運転に適切な制御信号を生成することができる。このような請求項3に記載の発明によれば、断線異常時のフェイルセーフ性を高めることができる。
請求項4に記載の発明によると、所定時期は、所定期間以降の時期に規定されているので、制御回路は地絡異常の有無を認識した上で、断線異常の有無を認識可能となる。故に、そうした異常認識によれば、所定時期において制御回路へ入力される回転方向信号が地絡異常の影響を受けることにより断線異常の誤認が生じることを防止できる。
請求項5に記載の発明によると、駆動回路は、所定時期において回転方向信号の電圧レベルを、駆動回路から制御回路へ回転方向信号を伝達する信号線のアクティブ電圧レベルと同レベルに強制設定する。故に、回転方向信号の伝達信号線が断線している場合、アクティブ電圧レベルと同レベルの回転方向信号が駆動回路から出力されるにもかかわらず、制御回路へ入力される回転方向信号の電圧レベルがアクティブ電圧レベルと異なるレベルとなる。したがって、制御回路は、所定時期において入力された回転方向信号から信号線の断線異常を認識可能となるので、当該認識結果に応じて内燃機関の運転に適切な制御信号を生成することができる。このような請求項5に記載の発明によれば、断線異常時のフェイルセーフ性を高めることができる。
尚、信号線のアクティブ電圧レベルとは、信号線のアクティブ状態における電圧レベルを意味する。したがって、このアクティブ電圧レベルについては、例えば請求項6に記載の発明のようにローレベルとして、アクティブローの信号伝達を実現してもよいし、請求項7に記載の発明のようにハイレベルとして、アクティブハイの信号伝達を実現してもよい。
請求項8に記載の発明によると、制御回路は、所定時期においてアクティブ電圧レベルと異なるレベルの回転方向信号が入力されることにより、回転方向信号の伝達信号線の断線異常を検出するので、断線異常を正確に認識することができる。
請求項9に記載の発明によると、所定時期は、制御信号の出力開始以降の時期に規定されているので、制御回路は制御信号の出力後、可及的に早い段階で断線異常を認識して内燃機関への影響を抑制することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態による電動バルブタイミング調整装置10を示している。電動バルブタイミング調整装置10は、電動モータ12の回転を利用して内燃機関の吸気弁又は排気弁のバルブタイミングを調整する。
まず、図1に示す電動バルブタイミング調整装置10の電動モータ12について説明する。電動モータ12は例えばブラシレスモータであり、モータケース13、モータ軸14及びコイル(図示しない)を備えている。モータケース13は、内燃機関にステーを介して固定される。モータケース13は、モータ軸14を正逆回転自在に支持していると共に、コイルを固定している。電動モータ12では、コイルへの通電により図2の時計方向の回転磁界が形成されるときには、正転方向の回転トルクがモータ軸14に付与される。一方、コイルへの通電により図2の反時計方向の回転磁界が形成されるときには、逆転方向の回転トルクがモータ軸14に付与される。
図3に示すように電動モータ12は、回転角センサ16をさらに備えている。回転角センサ16はホール素子等からなり、モータ軸14の回転方向に等間隔に並んで複数設けられている。回転角センサ16は、モータ軸14の磁極N,Sが所定角度範囲内に位置するときと位置しないときとで電圧レベルが変化するセンサ信号(図8参照)を出力する。
次に、図1,2に示す電動バルブタイミング調整装置10の位相変化ユニット20について説明する。位相変化ユニット20は、駆動側回転体22、従動側回転体24、差動歯車機構30及びリンク機構50を備えている。
駆動側回転体22は、内燃機関のクランク軸との間にタイミングチェーンが巻き掛けられるタイミングスプロケットである。クランク軸の出力トルクが駆動側回転体22へ入力されるときには、駆動側回転体22はクランク軸と連動して、当該クランク軸に対する相対位相を保ちつつ図4の時計方向へ回転する。従動側回転体24は内燃機関のカム軸2に同軸上に固定されており、カム軸2と一体に図4の時計方向へ回転する。
図1,2に示すように差動歯車機構30は、太陽歯車31、遊星キャリア32、遊星歯車33及び伝達回転体34等から構成されている。内歯車からなる太陽歯車31は駆動側回転体22に同軸上に螺子止めされており、クランク軸の出力トルクの伝達により駆動側回転体22と一体に回転する。遊星キャリア32は継手35を介してモータ軸14に連結されており、モータ軸14からの回転トルクの伝達によりモータ軸14と一体に回転する。遊星キャリア32は、駆動側回転体22に対して偏心する円筒面状の外周面部により偏心部36を形成している。外歯車からなる遊星歯車33はベアリング37を介して偏心部36に嵌合しており、太陽歯車31に対し偏心して配置されている。遊星歯車33は太陽歯車31に内周側から噛合しており、駆動側回転体22に対するモータ軸14の相対回転に応じて遊星運動する。伝達回転体34は、従動側回転体24の外周側に同心的に嵌合している。伝達回転体34には、回転方向に等間隔に並ぶ複数の係合孔38が設けられている。遊星歯車33には、各係合孔38内に突出する複数の係合突起39が設けられている。各係合突起39が係合孔38に係合することにより、遊星歯車33の自転運動が抽出されて伝達回転体34の回転運動へ変換されるようになっている。
図4,5に示すようにリンク機構50は、リンク52,53、案内部54及び可動体56等から構成されている。尚、図4,5では、断面を表すハッチングを省略している。第一リンク52は、駆動側回転体22に回り対偶によって連繋している。第二リンク53は、従動側回転体24に回り対偶によって連繋していると共に、可動体56を介した回り対偶によって第一リンク52に連繋している。図1,5に示すように案内部54は、伝達回転体34において遊星歯車33とは反対側の端面を含む部分により形成されている。案内部54には、可動体56が滑動自在に嵌合する案内溝58が形成されている。案内溝58は、案内部54の回転中心からの距離が長手方向で変化する螺旋溝状に形成されている。
このような位相変化ユニット20では、モータ軸14が駆動側回転体22に対して相対回転しないときには、遊星歯車33が遊星運動せず、駆動側回転体22及び伝達回転体34と連れ回りする。その結果、可動体56が案内溝58内を案内されず、リンク52,53の相対位置関係が変化しないので、駆動側回転体22と従動側回転体24との間の相対位相、ひいてはバルブタイミングが保持される。一方、モータ軸14が駆動側回転体22に対して正転方向となる図2の時計方向へ相対回転したときには、遊星歯車33の遊星運動により伝達回転体34が駆動側回転体22に対して図5の反時計方向へ相対回転する。その結果、可動体56が案内溝58内を案内されてリンク52,53の相対位置関係が変化することにより、従動側回転体24が駆動側回転体22に対して図4,5の時計方向へ相対回転するため、バルブタイミングが進角する。また一方、モータ軸14が駆動側回転体22に対して逆転方向となる図2の反時計方向へ相対回転したときには、正転方向への相対回転時とは逆の原理によって、バルブタイミングが遅角する。
次に、図1に示す電動バルブタイミング調整装置10の電気回路系60について説明する。電気回路系60は、制御回路62及び駆動回路80を備えている。尚、図1では、模式的に制御回路62及び駆動回路80が電動モータ12の外部に位置するように示されているが、制御回路62及び駆動回路80の設置箇所については、仕様に応じて適宜設定することができる。
図3に示すように制御回路62は、複数の信号線63,64,65を介して駆動回路80に接続されている。制御回路62には、後に詳述する回転方向信号及び回転数信号がそれぞれ信号線63,64を通じて入力される。制御回路62は、入力された回転方向信号及び回転数信号がそれぞれ表す電動モータ12の実回転方向D及び実回転数R等に基づき実バルブタイミングを割り出すと共に、スロットル開度、油温等に基づき目標バルブタイミングを設定する。さらに制御回路62は、得られた実バルブタイミング及び目標バルブタイミングの位相差から電動モータ12の目標回転方向d及び目標回転数rを決定し、それらを表す制御信号を生成する。こうして生成された制御信号は、制御回路62から信号線65へ出力されて当該信号線65を通じて駆動回路80へ入力される。
駆動回路80は、通電部82及び信号生成部84等から構成されている。通電部82は信号線65に接続されており、制御回路62からの制御信号によって指令される電動モータ12の目標回転方向d及び目標回転数rを抽出する。さらに通電部82は電動モータ12のコイルにも接続されており、抽出した目標回転方向d及び目標回転数r等に基づきコイルへの印加電圧を制御することで電動モータ12を通電駆動する。
信号生成部84は電動モータ12の各回転角センサ16に接続されており、それらセンサのセンサ信号に基づき電動モータ12の実回転方向D及び当該方向Dにおける実回転数Rを割り出す。さらに信号生成部84は、得られた実回転方向D及び実回転数Rをそれぞれ表す回転方向信号及び回転数信号を生成する。ここで特に回転方向信号としては、図6に示すように電圧レベルが実回転方向Dに応じて変化する信号が生成される。具体的には、実回転方向Dが正転方向のとき回転方向信号の電圧レベルはロー(L)レベルに設定され、実回転方向Dが逆転方向のとき回転方向信号の電圧レベルはハイ(H)レベルに設定される。こうして生成された回転方向信号及び回転数信号はそれぞれ、信号生成部84に接続された信号線63,64へ出力されて当該信号線63,64を通じて制御回路62へ伝達される。尚、信号生成部84は信号線65にも接続されており、制御回路62からの制御信号の立下りエッジを検知してその検知数を記憶する機能も有している。
図7に示すように本実施形態では、信号線63による回転方向信号の伝達構成として、アクティブローの構成を採用している。具体的に制御回路62では、信号線63を抵抗66を介して電源電圧Vccに接続することでプルアップしており、信号線63のアクティブ電圧レベルがローレベルに設定されている。また、駆動回路80の信号生成部84では、トランジスタ86のベースがロジックコントローラ85に接続され、トランジスタ86のコレクタが抵抗87を介して信号線63に接続され、トランジスタ86のエミッタが接地されている。したがって、実回転方向Dが正転方向のとき信号生成部84においてロジックコントローラ85がトランジスタ86をオンすると、信号線63がアクティブ状態となるため、制御回路62は、ローレベルの回転方向信号が入力されたと判断する。一方、実回転方向Dが逆転方向のとき信号生成部84においてロジックコントローラ85がトランジスタ86をオフすると、信号線63が非アクティブ状態となるため、制御回路62は、ハイレベルの回転方向信号が入力されたと判断する。
次に、電気回路系60の特徴的作動について説明する。尚、制御回路62及び駆動回路80は、イグニッションスイッチがオンされるのに応じて起動するものとする。
(1)図8に示すように制御回路62は、起動後、予め決められた制御信号を生成して駆動回路80への出力を開始する。この出力を受けて駆動回路80の信号生成部84は、制御信号の出力開始時期Sから制御信号の立下りエッジを二つ検知するまでの期間Pにおいて、回転方向信号の電圧レベルをハイレベルに強制設定し、当該回転方向信号を制御回路62へ強制出力する。このとき、回転方向信号を伝達する信号線63が地絡している場合、図7の構成により信号線63がアクティブ状態に固定されてしまうため、図9に示すように回転方向信号がローレベルの信号として制御回路62へ入力される。そこで制御回路62は、期間Pにおいて入力された回転方向信号の電圧レベルに応じて、地絡異常の有無を判定する。その結果、回転方向信号の電圧レベルがローレベルであった場合には、制御回路62は地絡異常を検出したと判定して、電動モータ12への通電遮断を制御信号により指令する。これに対して回転方向信号の電圧レベルがハイレベルであった場合には、制御回路62は地絡異常なしと判断して、制御信号の生成を継続する。尚、制御回路62では、制御信号の出力状況等から期間Pを判断する。
(2)図8に示すように駆動回路80の信号生成部84は、制御信号の出力開始から二つ目の立下りエッジを検知した直後の時期Tにおいて、回転方向信号の電圧レベルを信号線63のアクティブ電圧レベルと同じローレベルに強制設定し、当該回転方向信号を制御回路62へ強制出力する。このとき、回転方向信号の伝達信号線63が断線している場合、図7の構成により信号線63が非アクティブ状態に固定されてしまうため、図10に示すように回転方向信号がハイレベルの信号として制御回路62へ入力される。そこで制御回路62は、時期Tにおいて入力された回転方向信号の電圧レベルに応じて、断線異常の有無を判定する。その結果、回転方向信号の電圧レベルがハイレベルであった場合、制御回路62は断線異常を検出したと判定して、電動モータ12への通電遮断を制御信号により指令する。これに対して回転方向信号の電圧レベルがローレベルであった場合には、制御回路62は断線異常なしと判断して、制御信号の生成を継続する。尚、回転方向信号のローレベルへの強制設定は、駆動回路80の通電部82により電動モータ12の通電駆動が開始されて回転角センサ16から信号生成部84へセンサ信号が入力されるまでの期間継続し、当該センサ信号の入力がなされると、終了する。また、制御回路62では、制御信号の出力状況等から時期Tを判断する。
以上説明した本実施形態によると、回転方向信号の伝達信号線63の地絡異常及び断線異常を共に検出して電動モータ12の通電駆動、ひいてはバルブタイミング調整を止めることができる。しかも、地絡異常の検出は、内燃機関の始動に伴って制御信号の出力が開始された直後の期間Pにおいて実施され、また断線異常の検出は、当該期間Pの直後の時期Tにおいて実施されるので、それら異常の発生時には、内燃機関始動後の早い段階で対処することができる。加えて、断線異常の検出が地絡異常の検出後に実施されることで、時期Tに制御回路62へ入力されたローレベルの回転方向信号が地絡異常によるものか、正常な信号伝達によるものかを正確に判別することもできる。このような本実施形態によれば、信号線63の地絡異常及び断線異常に対し高いフェイルセーフ性を発揮して、内燃機関の運転に支障を来すことを防止できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
例えば、信号線63よる回転方向信号の伝達構成としてアクティブハイの構成を採用することで、信号線63のアクティブ電圧レベルをハイレベルに設定してもよい。尚、この場合には、上述の実施形態と同様、期間Pにおいて強制出力する回転方向信号をハイレベルに設定することで、地絡異常の検出が可能となる。また、この場合には、上述の実施形態とは逆に、時期Tにおいて回転方向信号を信号線63のアクティブ電圧レベルと同じハイレベルに強制設定することで、断線異常の検出が可能となる。
地絡異常を検出するための期間Pについては、制御信号の出力開始以降であれば、上述の実施形態で説明した以外の任意の期間に規定することができる。また、期間Pを規定しないで、地絡異常の検出を実施しないようにしてもよい。
断線異常を検出するための時期Tについては、期間P以外の時期であれば、期間P以降において上述の実施形態で説明した以外の任意の時期に規定してもよいし、期間P以前の任意の時期に規定してもよい。また、時期Tを規定しないで、地絡異常の検出を実施しないようにしてもよい。
電気制御系60に組み合わされる位相変化ユニットについては、電動モータの回転を利用して内燃機関のクランク軸及びカム軸間の相対位相を変化させることによりバルブタイミングを調整可能なものであれば、適宜採用することができる。
本発明の一実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す構成図であって、図1のII−II線断面図に相当する。 図1のII−II線断面図である。 図1の電気回路系を示すブロック図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図1のV−V線断面図である。 図1の電気回路系の特徴を説明するための模式図である。 図1の電気回路系の特徴部分を示すブロック図である。 図1の電気回路系の作動を説明するための模式図である。 図1の電気回路系の作動を説明するための模式図である。 図1の電気回路系の作動を説明するための模式図である。
符号の説明
10 バルブタイミング調整装置、12 電動モータ、14 モータ軸、16 回転角センサ、20 位相変化ユニット、22 駆動側回転体、24 従動側回転体、30 差動歯車機構、50 リンク機構、60 電気回路系、62 制御回路、63 信号線、66 抵抗、80 駆動回路、82 通電部、84 信号生成部、86 トランジスタ、P 期間、T 時期、D 実回転方向

Claims (9)

  1. 電動モータの回転を利用して内燃機関のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置であって、
    制御信号に応じて前記電動モータを通電駆動すると共に、前記電動モータの回転方向を電圧レベルにより表す回転方向信号を出力する駆動回路と、
    前記回転方向信号に応じて生成した前記制御信号を出力する制御回路と、
    前記駆動回路から前記制御回路へ前記回転方向信号を伝達する信号線と、
    を備え、
    前記駆動回路は、前記制御信号の出力開始以降の所定期間においてハイレベルの前記回転方向信号を強制出力することを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 前記制御回路は、前記所定期間においてローレベルの前記回転方向信号が入力されることにより、前記信号線の地絡異常を検出することを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 前記駆動回路は、前記所定期間以外の所定時期において前記回転方向信号の電圧レベルを前記信号線のアクティブ電圧レベルと同レベルに強制設定することを特徴とする請求項2に記載のバルブタイミング調整装置。
  4. 前記所定時期は、前記所定期間以降の時期に規定されていることを特徴とする請求項3に記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 電動モータの回転を利用して内燃機関のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置であって、
    制御信号に応じて電動モータを通電駆動すると共に、前記電動モータの回転方向を電圧レベルにより表す回転方向信号を出力する駆動回路と、
    前記回転方向信号に応じて生成した前記制御信号を出力する制御回路と、
    前記駆動回路から前記制御回路へ前記回転方向信号を伝達する信号線と、
    を備え、
    前記駆動回路は、所定時期において前記回転方向信号の電圧レベルを前記信号線のアクティブ電圧レベルと同レベルに強制設定することを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  6. 前記アクティブ電圧レベルは、ローレベルであることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  7. 前記アクティブ電圧レベルは、ハイレベルであることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  8. 前記制御回路は、前記所定時期において前記アクティブ電圧レベルと異なるレベルの前記回転方向信号が入力されることにより、前記信号線の断線異常を検出することを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  9. 前記所定時期は、前記制御信号の出力開始以降の時期に規定されていることを特徴とする請求項3〜8のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
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