JP4591366B2 - 内燃機関の回転直線運動変換機構の制御装置 - Google Patents

内燃機関の回転直線運動変換機構の制御装置 Download PDF

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本発明は、内燃機関の回転直線運動変換機構の制御装置に関する。
自動車用エンジン等の内燃機関において、出力や燃費、或いは排気清浄等についてそれらの最適化を図るべく、吸気バルブ、排気バルブといった機関バルブのバルブ特性を機関運転状態に応じて変更可能とするものとして、例えば特許文献1に記載の可変動弁機構がある。そして、こうした可変動弁機構には、入力されるモータの回転運動を制御軸の直線運動へと変換する回転直線運動変換機構、及び同制御軸の変位量を制御する制御装置が設けられている。このような制御装置として、センサにより制御軸の位置を直接検出するとともに、この検出した制御軸の位置及び機関運転状態等に基づいて制御軸を制御するものがある。この制御装置では、制御軸の位置を直接検出することのできるセンサ(絶対位置検出センサ)により制御軸の位置を正確に検出することができるため、可変動弁機構を好適に制御することができる。また、この回転直線運動変換機構は、モータを通じて回転運動する内歯歯車軸と、同内歯歯車軸の回転運動を通じて遊星運動する複数の遊星歯車軸と、同遊星歯車軸の遊星運動を通じて直線運動する制御軸とを備えて構成されている。
しかしながら、このような絶対位置検出センサは、制御軸の相対的な位置を検出するセンサ(相対位置検出センサ)と比較して高価であるといった問題がある。ここで制御軸の相対的な位置とは、所定の基準位置からの制御軸の変位量を相対変位量としたときに、これら基準位置と相対変位量とから算出される制御軸の位置である。制御軸の相対変位量は、例えば、回転直線運動変換機構へ入力されるモータの回転変位量と同機構の回転直線運動の変換効率とから算出される。
そこで従来、このような相対位置検出センサを備えるとともに、特許文献2に記載されるような逆効率が0%、すなわち制御軸にその軸方向の荷重が作用しても回転運動が生じない回転直線運動変換機構を備えた可変動弁機構がある。ここで、逆効率とは、回転直線運動変換機構において、回転運動を直線運動に変換する効率である正効率に対して、直線運動を回転運動に変換する効率のことである。このように回転直線運動変換機構の逆効率を0%とすることにより、出力軸として機能する制御軸に軸方向の荷重が作用しても遊星歯車軸及び内歯歯車軸の回転運動にはその影響が及ばないため、そのような荷重により制御軸が変位することがない。このため、回転直線運動変換機構へ入力されるモータの回転運動量のみによって制御軸が駆動されるようになるため、制御軸の相対変位量を正確に算出することができるようになる。
特開2001−263015号公報 国際公開WO2004/094850号公報
ところで、相対位置検出センサと回転直線運動変換機構とを備えた可変動弁機構においては、所定の基準位置からの制御軸の変位量に基づいて制御軸の位置を算出するため、基準位置を正確に学習する必要がある。この基準位置の学習が正確に行われない場合には、制御軸の位置を正確に制御することができなくなり、内燃機関の燃費やドライバビリティに悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、制御軸の基準位置を正確に学習することにより制御軸の位置精度を向上させることのできる内燃機関の回転直線運動変換機構の制御装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、モータから内歯歯車に伝達されたトルクを制御軸が軸方向に変位しようとする推力に変換する一方、同制御軸に作用する軸方向の荷重によって前記内歯歯車にトルクが発生しないように構成された変換機構を備え、可変動弁機構による機関バルブのバルブ特性の変更が前記制御軸の軸方向への変位によって行われるとともに、前記制御軸の軸方向の位置を制御する際の基準位置を学習する内燃機関の回転直線運動変換機構の制御装置において、前記内歯歯車へのトルクの伝達が停止したことを条件に前記基準位置を学習することを要旨としている。
同構成によれば、変換機構は制御軸に作用する軸方向の荷重によって内歯歯車にトルクが発生しないように構成されているため、内歯歯車へ伝達されるトルクが停止した後に制御軸に作用する軸方向の荷重によって内歯歯車が回転することがない。このため、内歯歯車へのトルクの伝達が停止したことを条件に基準位置を学習すれば、内歯歯車へのトルクの伝達が停止した時と次回に内歯歯車へトルクが伝達される時とで制御軸の実際の位置と基準位置との関係を等しくすることができる。その結果、制御軸の基準位置を正確に学習することができるため、制御軸の位置精度を向上させることができる。
また、基準位置の学習については、請求項2に記載の発明によるように、機関停止に伴って前記内歯歯車へのトルクの伝達が停止したときの前記制御軸の軸方向の位置を、次回の機関始動時における前記制御軸の基準位置として学習するといった構成を採用することができる。
請求項に記載の発明は、前記モータへの通電が停止したことを条件に前記基準位置を学習することを要旨としている。
具体的には、請求項に記載の発明によるように、前記モータへの通電が停止したことを条件に前記基準位置を学習するといった構成を採用することができる。
請求項に記載の発明は、前記基準位置の学習は、前記モータの回転が停止したことを更に条件とすることを要旨としている。
内歯歯車へ伝達されるトルクがモータによって発生させられる場合には、モータへの通電を停止したとしても慣性によってモータが回転し続けるおそれがある。
この点、同構成によれば、基準位置の学習は、モータの回転が停止したことを更に条件として行われるため、モータの回転が実際に停止して内歯歯車が停止してから制御軸の基準位置を学習することができる。このため、制御軸の基準位置をより正確に学習することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について、図1乃至図4を参照して説明する。
図1に示されるように、この車両には、内燃機関として複数の気筒が設けられたエンジン10が搭載されている。エンジン10には、各気筒の吸気通路11における開口部を開閉するための吸気バルブ12が設けられている。また、エンジン10には、クランクシャフトと駆動連結して同クランクシャフトから伝達されるトルクにより回転運動するカムシャフト13が設けられている。カムシャフト13には、カムシャフト13と一体回転する吸気カム14が設けられている。吸気バルブ12と吸気カム14との間には、吸気バルブ12のバルブリフト量および作用角を可変とする可変動弁機構20が設けられている。この可変動弁機構20は、コントロールシャフト21、入力アーム22、出力アーム23、及びロッカアーム24を備えて構成されている。カムシャフト13と平行に配設されるコントロールシャフト21には、入力アーム22及び出力アーム23が相対回動可能且つ軸方向に相対変位可能に組み付けられている。また、出力アーム23と吸気バルブ12との間には出力アーム23及び吸気バルブ12に当接するようにロッカアーム24が配設されている。なお、エンジン10の排気バルブ112を駆動する機構は、排気カム及びロッカアーム等からなる周知のものである。また、エンジン10には、コントロールシャフト21を軸方向の変位をさせるための電動アクチュエータ30が設けられている。このアクチュエータは、コントロールシャフト21に連結した回転直線運動変換機構60、及び同変換機構60にトルクを伝達する電動モータ80を備えている。電動モータ80は、ロータ81及びステータ82を備えて構成されている。
さらに、エンジン10には、運転状態等を検出するための各種センサが設けられている。電動アクチュエータ30には、ロータ81の回転量を検出する回転量検出センサ31及びロータ81の回転速度を検出する回転速度検出センサ32が設けられている。回転量検出センサ31は、ロータ81が一定角度回転する毎に信号を出力する。
これら各センサ31,32の検出信号は、いずれもエンジン10の電子制御装置40に取り込まれる。この電子制御装置40は、各種制御プログラムや演算用マップ、及び制御の実行に際して算出されるデータ等を記憶保持するメモリを備えている。また、電子制御装置40は、上記各種センサ31,32等からの検出信号に基づいてエンジン10及び電動アクチュエータ30等を駆動することにより、燃焼形態にかかる制御や燃料噴射量制御等、各種機関の制御を実行する。さらに、電子制御装置40は電動モータ80への電力の供給又は電力供給の遮断を制御する。
次に、電動アクチュエータ30の構成について、図2を参照して説明する。
図2に示されるように、電動アクチュエータ30は、大きくは、コントロールシャフト21に連結した回転直線運動変換機構60、及び同変換機構60へトルクを入力する電動モータ80を備えて構成されている。電動アクチュエータ30には、変換機構60を囲うようにハウジング50,51が設けられている。ハウジング50,51と変換機構60との間にはベアリング52が設けられており、変換機構60は回転可能に支持されている。
また、電動アクチュエータ30には、ロータ81とステータ82を有するブラシレスモータで構成される電動モータ80が設けられている。ハウジング50の内周面には、コイル83を有するステータ82が設けられている。このステータ82の内周には、変換機構60の内歯歯車63に固定され、同変換機構60と一体回転可能なロータ81が配設されている。このロータ81は、永久磁石を備えて構成されている。
続いて、この変換機構60の詳細な構成について図3を参照して説明する。
図3に示されるように、この変換機構60は、コントロールシャフト21に連結された制御軸61を備えている。この制御軸61の右端部近傍の外周面には、同制御軸61の中心軸Lと平行な外歯の平歯車61bが設けられ、中央部に雄ねじ61aが設けられている。これら雄ねじ61aと平歯車61bとは、互いに距離をおいて設けられている。制御軸61の外周には、遊星軸62が複数配設されている。この遊星軸62の右端部近傍の外周面には、制御軸61の平歯車61bと噛合う平歯車62bが設けられるとともに、中央部に雄ねじ61aと噛合う雄ねじ62aが設けられている。雄ねじ61aと雄ねじ62aとは、互いのねじれ角が逆方向となるように噛合わされている。遊星軸62の外周には、制御軸61及び遊星軸62を囲むように内歯歯車63が配設されている。この内歯歯車63の内周面には、中央部に遊星軸62の雄ねじ62aと噛合う雌ねじ63aが設けられている。内歯歯車63の両端解放部には、カラー66,67が装着されている。カラー66の中央部には貫通孔66aが形成され、同貫通孔66aにはコントロールシャフト21及び制御軸61が軸方向に変位可能に挿入支持されている。また、カラー67の中央部には挿入孔67aが形成され、この挿入孔67aには制御軸61の右端部が挿入支持されている。遊星軸62の両端部には、同遊星軸62を支持する支持部材64,65が配設されている。このような変換機構60の構成により、制御軸61は軸方向に変位可能、且つ回転不可能に配設され、遊星軸62は自身の中心軸を中心に自転可能、且つ中心軸Lを中心に公転可能に配設されている。
ここで、上記可変動弁機構20の吸気バルブ12を開閉する際の動作態様について図1を参照して説明する。入力アーム22が吸気カム14により押されると、入力アーム22がコントロールシャフト21を中心に揺動するとともに、出力アーム23もコントロールシャフト21を中心に揺動する。出力アーム23の揺動に伴い出力アーム23によりロッカアーム24が押されると、ロッカアーム24が揺動して吸気バルブ12が開かれる。
次に、吸気バルブ12のバルブ特性を変更する際の可変動弁機構20の動作態様について図1乃至図3を参照して説明する。吸気バルブ12のバルブ特性の変更は、大きくは、電動アクチュエータ30によりコントロールシャフト21を軸方向に変位させることにより行われる。電動アクチュエータ30のステータ82への通電によりロータ81にトルクが発生すると、図2及び図3に示されるように、このロータ81が内歯歯車63と一体回転して内歯歯車63にトルクが伝達される。内歯歯車63へと伝達されたトルクは、この内歯歯車63の雌ねじ63aと遊星軸62の雄ねじ62aの噛合いを通じて遊星軸62へと伝達される。さらに、遊星軸62へと伝達されたトルクは、遊星軸62の雄ねじ62aと制御軸61の雄ねじ61aとの噛合いを通じて制御軸61へと伝達される。制御軸61へトルクが伝達されると、制御軸61が軸方向に変位し、これに伴いコントロールシャフト21が軸方向に変位する。なお、制御軸61の平歯車61bと遊星軸62の平歯車62bとの間の噛合いにより、遊星軸62が回転したときに、その遊星軸62の回転角度に対応する回転角度まで制御軸61が回転しない現象、いわゆるトルク伝達の際の滑りを抑制するようにしている。
電動アクチュエータによりコントロールシャフト21が軸方向に変位すると、図1に示されるように、入力アーム22及び出力アーム23が、コントロールシャフト21に対して軸方向に相対変位するとともに互いに相対回動する。このとき、入力アーム22と出力アーム23とは互いに逆方向に回動するため、これらの間の相対位相が変化する。このため、吸気カム14が入力アーム22を押したときにおける出力アーム23がロッカアーム24を押すタイミングおよび位置を変化させることができるため、吸気バルブ12のバルブ特性を変更することができる。
ここで、制御軸61の雄ねじ61aと遊星軸62の雄ねじ62aとは、互いのねじれ角が逆方向となるように噛合わされるとともに、変換機構60における逆効率が0%となるように設計されている。すなわち、この変換機構60は、内歯歯車63にトルクが生じたときには制御軸61が変位する一方で、コントロールシャフト21から制御軸61へと荷重が作用しても内歯歯車63に回転運動が生じないように、すなわち制御軸61が変位しないように構成されている。
なお、電子制御装置40では以下のようにコントロールシャフト21の位置制御を実行している。すなわち、コントロールシャフト21に連結された制御軸61が所定の位置(初期位置)にあるときにロータ81の回転量を「0」に設定する。そして、この初期位置から制御軸が変位したときに、回転量検出センサ31から電子制御装置40へと入力される信号の回数、すなわちロータ81の回転量をメモリに記憶する。このようにして記憶されたロータ81の回転量に基づいて制御軸61及びコントロールシャフト21の位置を制御する。なお、エンジン10においては、ロータ81の回転量に基づいて制御軸61の初期位置からの変位量を算出し、同変位量に基づいて制御軸61の位置を制御することができるが、便宜上、ロータ81の回転量に基づいて制御軸61及びコントロールシャフト21の位置を制御するようにしている。
以下、このようなエンジン10においてエンジン10の停止時に際して行われる制御軸の位置学習制御について図4を参照して説明する。
図4は、このエンジン10の停止時における制御軸位置学習制御の実行手順を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される一連の処理は、電子制御装置40により所定の周期をもって繰り返し実行される。
同図4に示されるように、この一連の処理ではまず、電動モータ80への電力供給を遮断しているか否かが判定される。具体的には、運転者によりイグニッションスイッチがオフされて、電子制御装置40において電動モータ80への電力供給を遮断していることに基づき、電動モータ80への電力供給を遮断している旨判定される。
この判定処理を通じて電動モータ80への電力供給を遮断している旨判定された場合には(ステップ100:YES)、電動モータ80の回転が停止しているか否かが判定される(ステップ110)。この処理では、具体的には、回転速度検出センサ32から電動モータ80の回転速度が検出され、この回転速度が「0」rpmであることに基づいて、電動モータ80の回転が停止している旨判定される。なお、この処理は電動モータ80の回転速度が「0」rpmになるまで繰り返し実行される(ステップ110:NO)。
この判定処理を通じて電動モータ80の回転が停止している旨判定された場合には(ステップ110:YES)、制御軸61の軸方向の位置を学習する。この処理では、具体的には、ロータ81の回転量を電子制御装置40のメモリに記憶する。
一方、電動モータ80への電力供給を遮断していない旨判定された場合には(ステップ100:NO)、この処理は一旦終了する。
なお、この制御を実行して学習したロータ81の回転量は次回のエンジン10始動時におけるロータ81の基準回転量とされ、この基準回転量からのロータ81の回転量に基づいて制御軸61の位置制御が実行される。すなわち、エンジン10の停止時における制御軸61の位置は次回の始動時における制御軸61の基準位置とされ、この基準位置からの制御軸の変位量に基づいて制御軸61の位置制御が実行される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に列記する作用効果が得られる。
(1)回転直線運動変換機構60は制御軸61に作用する軸方向の荷重によって内歯歯車63にトルクが発生しないように構成されているため、内歯歯車63へ伝達されるトルクが停止した後に制御軸61に作用する軸方向の荷重によって内歯歯車63が回転することがない。このため、内歯歯車63へ伝達されるトルクが停止したことを条件にロータ81の基準回転量、すなわち制御軸61の基準位置を学習すれば、内歯歯車63へ伝達されるトルクが停止した時と次回に内歯歯車63へトルクが伝達される時とで制御軸61の実際の位置と基準位置との関係を等しくすることができる。その結果、制御軸61の基準位置を正確に学習することができるため、制御軸61の位置精度を向上させることができる。
(2)ロータ81の基準回転量の学習、すなわち制御軸61の基準位置の学習は、電動モータ80の回転が停止したことを更に条件として行われるため、電動モータ80の回転が実際に停止して内歯歯車63が停止してから制御軸61の基準位置を学習することができる。このため、電動モータ80が慣性によって回転する間における基準位置のずれを補償することができ、制御軸61の基準位置をより正確に学習することができる。
尚、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、ロータ81の回転が停止したことを条件にロータ81の回転量をメモリに記憶するようにしていたが、内歯歯車63の回転が停止したことを条件に回転量を記憶するようにしてもよい。また、電動モータ80への通電停止後であっても、コントロールシャフト21から制御軸61へと作用する荷重によって内歯歯車63に回転運動が生じないことから、電動モータ80への通電が停止したことを条件にロータ81の回転量を記憶するようにしてもよい。
本発明にかかる制御装置の一実施形態についてその概略を示す模式図。 図1の制御装置における電動アクチュエータの拡大断面図。 図2の電動アクチュエータにおける回転直線運動変換機構の拡大断面図。 図1の制御装置における制御軸位置学習制御を実行する際の処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
10…エンジン、11…吸気通路、12…吸気バルブ、13…カムシャフト、14…吸気カム、20…可変動弁機構、21…コントロールシャフト、22…入力アーム、23…出力アーム、24…ロッカアーム、30…電動アクチュエータ、31…回転量検出センサ、32…回転速度検出センサ、40…電子制御装置、50,51…ハウジング,52…ベアリング、60…回転直線運動変換機構、61…制御軸、61a,62a…雄ねじ、61b,62b…平歯車、62…遊星軸、63…内歯歯車、63a…雌ねじ、64,65…支持部材、66,67…カラー、66a…貫通孔、67a…挿入孔、80…電動モータ、81…ロータ、82…ステータ、83…コイル、112…排気バルブ。

Claims (4)

  1. モータから内歯歯車に伝達されたトルクを制御軸が軸方向に変位しようとする推力に変換する一方、同制御軸に作用する軸方向の荷重によって前記内歯歯車にトルクが発生しないように構成された変換機構を備え、可変動弁機構による機関バルブのバルブ特性の変更が前記制御軸の軸方向への変位によって行われるとともに、前記制御軸の軸方向の位置を制御する際の基準位置を学習する内燃機関の回転直線運動変換機構の制御装置において、
    前記内歯歯車へのトルクの伝達が停止したことを条件に前記基準位置を学習する
    ことを特徴とする内燃機関の回転直線運動変換機構の制御装置。
  2. 機関停止に伴って前記内歯歯車へのトルクの伝達が停止したときの前記制御軸の軸方向の位置を、次回の機関始動時における前記制御軸の基準位置として学習する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の回転直線運動変換機構の制御装置。
  3. 記モータへの通電が停止したことを条件に前記基準位置を学習する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の回転直線運動変換機構の制御装置。
  4. 前記基準位置の学習は、前記モータの回転が停止したことを更に条件とする
    ことを特徴とする請求項に記載の内燃機関の回転直線運動変換機構の制御装置。
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