JP2007319354A - スロットマシン - Google Patents

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Kenichi Tanaka
健一 田中
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Samii Kk
サミー株式会社
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Abstract

【課題】目押しに失敗しても遊技者に不利益がないようにするとともに、上級者にとっては、技量の高い目押しを行うことができるようにする。
【解決手段】役抽選テーブル62は、図柄の組合せが異なる複数の特定小役が重複当選する領域を有し、リール制御手段64は、複数の特定小役に重複当選した遊技では、いずれか1つの特定小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御する。停止図柄指示手段69aは、複数の特定小役に重複当選したときに、有効ラインに停止させるべき図柄の組合せを指示する。演出制御手段69は、停止図柄指示手段69aにより有効ラインに停止させるべき図柄の組合せを指示した場合において、指示された図柄の組合せが有効ラインに停止したときはその旨の演出を、指示された図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときはその旨の演出を、それぞれ出力するように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、特定小役に当選したときに、ストップスイッチの操作に応じて停止する図柄の組合せが異なるようにしたスロットマシンに関するものである。
従来のスロットマシンにおいて、小役の当選を遊技者に対して報知するスロットマシンが知られている。例えば特許文献1では、同時に有効ラインに停止させることができない複数種類の特定小役を設けておき、いずれかの特定小役に当選したときは、当選した特定小役に対応する図柄の組合せがいずれであるかを遊技者が知り得るように報知するものである。
これにより、遊技者は、当選した特定小役に対応する図柄の組合せを揃え、当選した特定小役を入賞させることができる。
特許3509699号
しかし、前述の従来の技術では、遊技者が正しく目押し(当該図柄の組合せが有効ラインに停止するように狙ってストップスイッチを操作すること)をすることが前提となっているものであり、目押しができない遊技者は、たとえ、当選した特定小役に対応する図柄の組合せが報知されたとしても、入賞させることができないという問題があった。
このため、揃えるべき図柄の組合せが報知されるスロットマシンは、初心者には敬遠されてしまうという問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、目押しに失敗しても遊技者に不利益がないようにするとともに、上級者にとっては、技量の高い目押しを行うことができるようにすることである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
請求項1の発明は、複数種類の図柄を表示した複数のリールと、前記リールの回転を開始するために遊技者が操作するスタートスイッチと、各役の当選領域及び非当選領域を有する役抽選テーブルと、前記スタートスイッチが操作されたときに、前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段と、前記リールの回転を停止させるために遊技者が操作するストップスイッチと、前記スタートスイッチが操作されたときに、前記リールの回転を開始するとともに、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記リールの停止制御の範囲内において前記リールを停止制御するリール制御手段と、前記リールの停止時に、有効ラインに停止した図柄の組合せを判断する停止図柄判断手段とを備え、前記役抽選テーブルは、図柄の組合せが異なる複数の特定小役が重複当選する領域を有し、前記リール制御手段は、前記役抽選手段で複数の特定小役に重複当選した遊技では、前記ストップスイッチが操作されたタイミングに基づいて、いずれか1つの特定小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御し、前記役抽選手段で複数の特定小役に重複当選したときに、有効ラインに停止させるべき図柄の組合せを指示する停止図柄指示手段と、前記役抽選手段で複数の特定小役に重複当選し、前記停止図柄指示手段により有効ラインに停止させるべき図柄の組合せを指示した場合において、前記停止図柄指示手段で指示された図柄の組合せが有効ラインに停止したと前記停止図柄判断手段で判断されたときはその旨の演出を、前記停止図柄指示手段で指示された図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったと前記停止図柄判断手段で判断されたときはその旨の演出を、それぞれ出力するように制御する演出制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、1つの特定小役と、1つの図柄の組合せとが一対一で対応しており、前記役抽選テーブルは、複数の特定小役が同時当選する1つの当選領域を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、複数の特定小役にそれぞれ対応する複数種類の図柄の組合せは、1つの前記リールの図柄のみが異なり、他の前記リールの図柄は、同一に設定されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載のスロットマシンにおいて、1つの特定小役に対応する図柄の組合せとして「A」−「B」−「B」を有するとともに、他の1つの特定小役に対応する図柄の組合せとして「C」−「B」−「B」を有し、図柄「A」と図柄「C」とは、前記リール上で隣同士で配置されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載のスロットマシンにおいて、前記図柄「A」の次に前記図柄「C」が有効ラインを通過するように図柄が配列されている場合において、前記リール制御手段は、前記役抽選手段で複数の特定小役に重複当選したときに、前記リールの前記図柄「A」が有効ラインを通過する直前に前記ストップスイッチが操作されたときは、前記図柄「C」を有効ラインに引きこむことなく前記図柄「A」を有効ラインに停止させるように制御することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、特定小役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、どの特定小役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときであっても、遊技媒体の払出し数は、同一数に設定されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選手段は、遊技者にとって有利となる特別遊技に移行するための特別役を含めて役の抽選を行い、前記役抽選手段で特別役に当選し、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、特別遊技に移行し、特別遊技中において、前記停止図柄指示手段による指示、及び前記演出出力手段による演出の出力を行うことを特徴とする。
(作用)
上記発明においては、複数の特定小役に重複当選したときは、いずれか1つの図柄の組合せが有効ラインに停止するように制御される。
そして、複数の特定小役に重複当選したときは、有効ラインに停止させるべき図柄の組合せが指示される。ここで、指示した図柄の組合せが有効ラインに停止した場合と停止しなかった場合とで、それぞれ異なる演出が出力される。
なお、本発明における特定小役は、以下の実施形態では、5つの小役1A〜1Eに相当する。
本発明によれば、図柄の組合せが異なる複数の特定小役が重複当選するようにし、複数の特定小役の重複当選時に、有効ラインに停止させるべき図柄の組合せを指示し、その図柄の組合せが有効ラインに停止したか否かで異なる演出を出力するようにした。したがって、目押しに失敗しても演出内容が異なるだけであるので、遊技者には不利にならないとともに、目押しが成功すれば、目押しが成功したとき特有の演出が出力されるので、目押しを行う楽しみを与えることができる。これにより、目押しの初心者から上級者に至るまで満足できるスロットマシンを提供することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。
(遊技制御手段)
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行や、演出の出力等を制御するものである。遊技制御手段60は、制御基板上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
(ベットスイッチ、スタートスイッチ、ストップスイッチ)
図1に示すように、遊技制御手段60の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチであって、その操作によって有効ラインが設定されるスイッチである。なお、図1では、メダル投入口を図示していないが、メダル投入口は、ベットスイッチ40と同様に、有効ラインを設定するために実際のメダルを投入する部分であり、メダル投入口からのメダルの投入は、ベットスイッチ40の操作に含まれるものである。
また、スタートスイッチ41は、リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
(モータ、リール)
遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、遊技制御手段60によって制御される。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。また、リール31は、本実施形態では並列に3つ設けられている。図2は、リール31の外周に設けられた図柄配列を示す図(展開図)である。図2に示すように、各リール31には、21個の図柄が等間隔で配列されている。
また、各リール31は、スロットマシン10のフロントパネルに設けられた表示窓(図示せず)から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓から、合計9個の図柄が見えるように配置されている。
ここで、本実施形態では、リール31は、左、中、右の3つが設けられており、これに対応して、ストップスイッチ42は、左、中、右の3つが設けられている。すなわち、左ストップスイッチ42に対応するリール31は左リール31であり、中ストップスイッチ42に対応するリール31は中リール31であり、右ストップスイッチ42に対応するリール31は右リール31である。
(ランプ、スピーカ、画像表示装置)
さらにまた、遊技制御手段60の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置されたバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
また、スピーカ22は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
(図柄組合せライン、有効ライン)
図示しないが、スロットマシン10の表示窓を含む部分には、図柄組合せライン(有効ライン)が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段及び下段にそれぞれ設けられたラインと、右下がり及び左下がりの斜め方向の各ラインの合計5本から構成されている。そして、各リール31の上下に連続する3図柄は、それぞれ1以上の図柄組合せライン上に位置している。
さらに、5本の図柄組合せラインのうち、遊技者によって投入又は設定操作されたメダル枚数に応じて、図柄組合せラインの中から、有効ラインと無効ラインとが設定される。
ここで、「有効ライン」とは、本実施形態では、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、メダル投入枚数が1枚又は2枚のときに生じ、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
また、1遊技でのメダル投入枚数は、遊技状態に応じて、1枚、2枚、又は3枚に設定されている。
そして、メダル投入枚数が1枚又は2枚であるときには、水平方向中段の図柄組合せライン(1本)が有効ラインに設定されるとともに残りの4本の図柄組合せラインが無効ラインに設定される。また、メダル投入枚数が3枚であるときには、全ての図柄組合せライン(合計5本)が有効ラインに設定され、無効ラインは存在しない。
なお、メダル投入枚数が2枚であるときには、水平方向中段、上段及び下段の図柄組合せライン(合計3本)を有効ラインに設定し、他の2本の図柄組合せラインを無効ラインに設定することも可能である。
後述するが、本実施形態のHBB遊技は、1枚のメダルを投入して有効ラインを1本で行う遊技であり、NBB遊技及びRB遊技は、2枚のメダルを投入して有効ラインを1本で行う遊技である。また、通常遊技は、3枚のメダルを投入して有効ラインを5本で行う遊技である。
(役)
図3は、本実施形態における役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、払出し枚数等、図柄の組合せ、及び終了条件を示す図である。図3に示すように、役としては、特別役、小役、及びリプレイが設けられている。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる遊技)に移行させる役である。本実施形態では、図3に示すように、特別役として、BB(ビッグボーナス)、及びRB(レギュラーボーナス)が設けられている。BBは、特別遊技の1つであるBB遊技に移行させる役であり、RBは、特別遊技の他の1つであるRB遊技に移行させる役である。なお、他の特別役として、SB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けられていない。
また、本実施形態では、BBとして、HBB(ハイパービックボーナス)と、NBB(ノーマルビックボーナス)とが設けられている。
HBBは、HBB1〜HBB3の3種類が設けられている。また、NBBは、NBB1〜NBB3の3種類が設けられている。さらにまた、RBは、RB1〜RB3の3種類が設けられている。
以上の複数種類の特別役は、それぞれ独立した特別役であり、例えばHBB1に当選したときは、HBB1のみの当選となり、その他の特別役、すなわちHBB2〜HBB3、NBB1〜NBB3、及びRB1〜RB3の当選とはならない。
さらにまた、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役であり、本実施形態では、小役1A〜1E、小役2、小役3、及び小役4の8種類が設けられている。そして、各小役ごとに、図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数が異なるように設定されている。なお、小役の払出し枚数は、メダル投入枚数(何枚掛けか)に応じて異なるように設定されている。図3中、例えば小役1Aにおいて、「15枚/15枚/1枚」とあるのは、1枚掛けで15枚、2枚掛けで15枚、3枚掛けで1枚を意味する。
さらに、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。
さらに、図3に示すように、以上の各種の役に対応する、リール31の図柄の組合せが予め定められている。なお、小役1Aにおける「any」とは、どの図柄でも良いことを意味する。
そして、全てのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止し、その役の入賞となったときは、その役に対応する枚数のメダルが払い出される。
上述した各役において、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
持ち越される役としては、特別役(BB(HBB及びNBB)並びにRB)が挙げられる。特別役に当選したときは、リール31の停止時に、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
このように、特別役の当選は持ち越されるのに対し、特別役以外の役(小役及びリプレイ)は、持ち越されない。役の抽選において、特別役以外の役に当選したときは、当該遊技でのみその当選役が有効となり、その当選は次遊技以降に持ち越されない。すなわち、これらの役に当選した遊技では、その当選した役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(入賞)可能なようにリール31が停止制御されるが、その当選役の入賞の有無にかかわらず、その遊技の終了時に、その当選役に係る権利は消滅する。
なお、特別役に当選していない遊技中(特別役の当選が持ち越されていない遊技中)を、「非内部中」という。また、当該遊技又はそれ以前の遊技において特別役に当選しているが、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止していない(入賞していない)遊技中(特別役の当選が持ち越されている遊技中)を「内部中」という。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作して予め貯留されたメダルを投入するか、又はメダル投入口からメダルを投入し、スタートスイッチ41をオンする。スタートスイッチ41が操作されると、有効ライン数が確定するとともに、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、全てのモータ32を駆動制御して、全てのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓内で上下方向に移動表示される。
そして、遊技者は、各ストップスイッチ42を押すことで各リール31の回転を停止させる。ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するモータ32を駆動制御して、そのモータ32に係るリール31の停止制御を行う。そして、全てのリール31の停止時に、有効ライン上に停止したリール31上の図柄の組合せが予め定められたいずれかの役の図柄の組合せと一致し、その役の入賞となったときは、成立役に応じてメダルの払出し等が行われる。
遊技制御手段60は、以下の役抽選手段61等を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段60は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
(役抽選手段)
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役、及びリプレイ)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、例えば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブル62と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が小役1当選領域に属する場合は、小役1の当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
(役抽選テーブル)
役抽選テーブル62(図4参照)は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。役抽選テーブル62は、遊技状態ごとに、特有の役抽選テーブル62を備えている。そして、各役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
図4は、通常遊技中に用いられる役抽選テーブル62を示す図である。
通常遊技中(非内部中)に抽選される役は、特別役(BB(HBB1〜HBB3、NBB1〜NBB3)及びRB)、小役(小役1A〜1E、小役2、小役3、小役4)並びにリプレイである。そして、特別役に当選すると(通常遊技の内部中になると)、小役及びリプレイのみの抽選が行われる。
さらに、特別遊技(HBB遊技、NBB遊技、及びRB遊技)では、小役のみの抽選が行われる。
なお、小役1A〜1Eは、通常遊技中は、所定確率で当選するように設定されているが、特別遊技中は、高確率(例えば1/1.5)で当選するように設定されている。
さらに、本実施形態では、小役1A〜小役1Eは、重複当選するように設定されている。すなわち、小役1A、1B、・・・が単独当選することはなく、当選時には、5つ全ての小役1A〜1Eが同時当選となるように設定されている。
(特別役当選持越し手段)
特別役当選持越し手段63は、特別役に当選したときに、その特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(特別役が入賞するまで)の遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御するものである。
図示しないが、図柄の組合せごとに特別役フラグが設けられており、特別役の当選時にはオンとなり(例えば、HBB1の当選時には、HBB1に係る特別役フラグがオンとなり)、HBB1が入賞したときはオフにされる。
(リール制御手段)
リール制御手段64は、先ず、スタートスイッチ41が操作されたときに、全て(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。さらに、リール制御手段64は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングとに基づいて、後述する停止位置決定テーブル65を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
例えば、リール制御手段64は、役に当選した遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでのリール31の回転量(図柄の移動数)の範囲内を意味し、本実施形態では、小役1A〜1E当選時の左リール31を除き、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄から数えて5図柄以内(4図柄分の移動制御)に設定されている。いいかえれば、リール31の停止制御時間の範囲内、すなわちストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでの時間を意味し、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間から190ms以内に設定されている。
これにより、ストップスイッチ42の操作を検知した瞬間の図柄から数えてリール31の停止制御の範囲内にある図柄数(5図柄)先までの図柄のいずれかが有効ラインに停止させるべき図柄であるときは、ストップスイッチ42が操作されたときに、その図柄が有効ラインに停止するように制御されることとなる。
いいかえれば、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が有効ラインに停止しないときには、リール31の停止時に、「リール31の停止制御の範囲内」においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄ができる限り有効ラインに停止させるように制御するものである。
また逆に、役の非当選時に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、「リール31の停止制御の範囲内」においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御する。
また、小役1A〜1E当選時における左リール31の「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄から数えて2図柄以内に設定されている。いいかえれば、ストップスイッチ42が操作された瞬間から75ms以内に設定されている。
(停止位置決定テーブル)
停止位置決定テーブル65は、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものである。
停止位置決定テーブル65は、特別役の当選時に用いられる特別役テーブル、小役1A〜1Eの重複当選時に用いられる小役1テーブル、小役2の当選時に用いられる小役2テーブル、小役3の当選時に用いられる小役3テーブル、小役4の当選時に用いられる小役4テーブル、リプレイの当選時に用いられるリプレイテーブル、非内部中において非当選時に用いられる非当選テーブルを備える。
特別役テーブルは、当該遊技で特別役に当選したこと、又は当該遊技以前の遊技で特別役に当選し、かつ当該遊技では非当選であることを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において当選した特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、当選した特別役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
ここで、特別役には、HBB1〜HBB3、NBB1〜NBB3、RB1〜RB3の9種類が設けられており、これらにそれぞれ対応するように、HBB1テーブル、HBB2テーブル、・・・、RB3テーブルを備える。
また、小役1テーブルは、当該遊技で小役1A〜1Eに重複当選したことを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において小役1A〜1Eに対応する図柄の組合せのいずれか(5種類の図柄の組合せのうちいずれか1つの図柄の組合せ)を有効ラインに停止させるとともに、小役1A〜1E以外の役に対応する図柄の組合せ(5種類以外の図柄の組合せ)を有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
さらにまた、小役2テーブルは、当該遊技で小役2に当選したことを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において小役2に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役2以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
小役3テーブル、小役4テーブル、及びリプレイテーブルについても、それぞれ上記と同様であり、小役2テーブルにおける「小役2」を、それぞれ「小役3」、「小役4」、「リプレイ」と読み替えたものに相当する。
さらに、非当選テーブルは、特別役の当選を持ち越していない非当選時の遊技で用いられ、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
なお、概略のみを説明するが、上記以外の停止位置決定テーブル65として、特別役優先特別役−小役テーブルと、リプレイ優先特別役−リプレイテーブルとが設けられている。
特別役優先特別役−小役テーブルは、特別役の内部中において小役に当選した場合に用いられ、当選を持ち越している特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先するとともに、当選を持ち越している特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができない場合には、次に、当該遊技で当選した小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
また、リプレイ優先特別役−リプレイテーブルは、特別役の内部中においてリプレイに当選した場合に用いられ、当該遊技で当選したリプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先するとともに、当選したリプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができない場合には、次に、当選を持ち越している特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
以上の停止位置決定テーブル65を用いて、リール制御手段64は、いずれかの役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるときは、リール31の停止制御の範囲内において、その役に対応する図柄の組合せを構成する図柄を有効ラインに停止させるように制御する。
次に、本実施形態におけるリール31上の図柄配列と、リール31の停止制御との関係について説明する。
図2に示すように、各リール31には、「RP」の図柄は、全て5図柄以内の間隔で配置されている。
したがって、リプレイに当選した遊技(及び、特別役の当選を持ち越している遊技中にリプレイに当選した遊技)では、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31がどの位置であっても、常に、「RP」の図柄を所望の有効ラインに停止させることができるので、常に、当選したリプレイが入賞する。
また、中リール31及び右リール31については、「ベル」の図柄は、全て5図柄以内の間隔で配置されている。
したがって、本実施形態では、小役1A〜1Eに重複当選した遊技では、中リール31及び右リール31については、常に、「ベル」の図柄を所望の有効ラインに停止させることができる。ただし、左リール31で「チェリー」が有効ラインに停止した場合には、中リール31及び右リール31の停止図柄については不問である。
一方、左リール31については、「チェリー」、「ベル」、「スイカ」、「RP」、「BAR」のいずれかの図柄は、全て2図柄以内の間隔で配置されている。
したがって、本実施形態では、小役1A〜1Eに重複当選した遊技では、左リール31については、常に、「チェリー」、「ベル」、「スイカ」、「RP」、「BAR」のいずれかの図柄を所望の有効ラインに停止させることができる。
図5は、小役1テーブルを示す図である。図5に示すように、小役1テーブルは、左リール31については2図柄以内の停止制御、中リール31及び右リール31については5図柄以内の停止制御に設定されている。
まず、左リール31において、例えば14番の図柄(白7)が有効ラインを通過する直前にストップスイッチ42が操作されたときは、1図柄だけ移動制御され、15番の「スイカ」の図柄が有効ラインに停止する。
また、中リール31において、例えば7番の図柄(チェリー)が有効ラインを通過する直前にストップスイッチ42が操作されたときは、2図柄だけ移動制御され、9番の「ベル」の図柄が有効ラインに停止する。
同様に、右リール31において、例えば3番の図柄(赤7)が有効ラインを通過する直前にストップスイッチ42が操作されたときは、3図柄だけ移動制御され、6番の「ベル」の図柄が有効ラインに停止する。
これにより、有効ラインに停止する図柄の組合せは、「スイカ」−「ベル」−「ベル」となり、小役1の入賞となる。
以上のようにして、小役1A〜1Eの重複当選時には、5種類の図柄の組合せのうち、いずれか1種類(のみ)の図柄の組合せが有効ラインに停止する。
なお、小役1A〜1Eの重複当選時において、左リール31を停止させたときに有効ラインに「チェリー」の図柄が停止したと仮定する。
この場合、HBB遊技、NBB遊技、及びRB遊技では、有効ラインは1ラインであるため、HBB遊技、NBB遊技、又はRB遊技で小役1A〜1Eに重複当選し、有効ラインに停止した左リール31の図柄が「チェリー」であるときは、中リール31及び右リール31の有効ライン上の図柄は、不問である。
これに対し、通常遊技中は、有効ラインが5ラインであるので、小役1A〜1Eに重複当選し、有効ラインに停止した左リール31の図柄が「チェリー」であるときは、いずれかの役に対応する図柄の組合せがいずれかの有効ラインに停止しないように、中リール31及び右リール31の停止図柄が定められている。
(停止図柄判断手段)
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
なお、停止図柄判断手段66は、リール31が実際に停止してから図柄の組合せを判断するのではなく、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置から、停止制御テーブル65によってリール31の停止位置が定められた時点で、有効ライン上の図柄の組合せを判断することも可能である。
(払出し手段)
払出し手段67は、停止図柄判断手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判断され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
(特別遊技制御手段)
特別遊技制御手段68は、特別遊技の開始(通常遊技から特別遊技への移行)、特別遊技遊技中の遊技の進行、及び特別遊技の終了を制御するものである。
特別遊技制御手段68は、HBB又はNBBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、通常遊技からそれぞれHBB遊技又はNBB遊技に移行させる。
HBB遊技及びNBB遊技では、小役(小役1A〜1E、小役2〜小役4)の抽選が行われる遊技である。そして、図2に示すように、HBB遊技は、1枚のメダルを投入して行う(有効ラインが1ラインの)遊技であり、NBB遊技は、2枚のメダルを投入して行う(有効ラインが1ラインの)遊技である。
また、本実施形態では、HBB遊技及びNBB遊技の終了条件として、それぞれHBB遊技中及びNBB遊技中に払い出されたメダル枚数が所定枚数以上になったことに設定されている。
具体的には、図2に示すように、HBB遊技での終了条件は、466枚以上のメダルの払出しがあったことに設定されており、NBB遊技での終了条件は、386枚以上のメダルの払出しがあったことに設定されている。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段68は、HBB遊技中及びNBB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続ける。
そして、特別遊技制御手段68は、カウントされた払出し枚数が386枚以上(NBB遊技の場合)又は466枚以上(HBB遊技の場合)となったと判断したときは、それぞれNBB遊技又はHBB遊技の終了条件を満たすと判断する。NBB遊技又はHBB遊技の終了後は、通常遊技に移行するように制御する。
また、RB遊技は、上記HBB遊技又はNBB遊技と同様に、小役(小役1A〜1E、小役2〜小役4)の抽選が行われる遊技であり、2枚のメダルを投入して行う(有効ラインが1ラインの)遊技である。
また、RB遊技は、役の入賞回数が8回に到達するまで又は遊技回数が12回に到達するまで実行される。特別遊技制御手段68は、RB遊技中は、役の入賞回数及び遊技回数をカウントし、いずれか一方が満たされた場合は、RB遊技を終了する。RB遊技の終了後は、通常遊技に移行するように制御する。
(演出制御手段)
演出制御手段69は、上述した演出出力機器(ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23)からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段69は、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択する。特に本実施形態では、複数種類の演出パターンが予め設けられている。そして、演出制御手段69は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。
また、演出パターンは、当選役に応じて、それぞれ複数種類が設けられている。例えば、特別役当選時、小役当選時、リプレイ当選時、非当選時等ごとに、それぞれ複数種類の演出パターンが設けられている。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、演出制御手段69は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
また、演出制御手段69は、停止図柄指示手段69aを備える。
停止図柄指示手段69aは、役抽選手段61で小役1A〜1Eに重複当選したときに、有効ラインに停止させるべき図柄の組合せを指示するものである。
この停止図柄指示手段69aによる指示は、NBB遊技中にのみ行う。他の特別遊技や通常遊技では行わない。
また、本実施形態において、NBB遊技中では、小役1A〜1Eに重複当選する毎に、停止させるべき図柄の組合せの指示を行うか否かの抽選を行う(例えば、ソフトウェア乱数を用いて、1/2の確率で当選する抽選を行う)。そして、この抽選に当選したときは、指示を行うことに決定する。
さらに、指示を行うことに決定されたときは、5種類の図柄の組合せのうち、いずれか1種類をランダムに(ソフトウェア乱数を用いた抽選により)決定する。例えば、5つの各図柄の組合せがそれぞれ20%の確率で当選するように設定することが挙げられる(ただし、これに限らず、5つの各図柄の組合せで当選確率が異なるように設定しても良い。)。
そして、決定した図柄の組合せに係る情報を、画像表示装置23に画像表示する。画像表示する内容としては、決定された図柄の組合せのうち、左リール31の図柄を画像表示することが挙げられる。なぜなら、中リール31及び右リール31においては、小役1A〜1Eの5種類の図柄の組合せの全てにおいて、「ベル」の図柄であり、共通するからである。例えば、指示する図柄の組合せが「スイカ」−「ベル」−「ベル」に決定されたときは、画像表示装置23に、「スイカ」の文字や図柄を画像表示する。
そして、遊技者は、指示された図柄が有効ラインに停止するように狙ってストップスイッチ42を操作する。
NBB遊技は、上述したように、有効ラインを1本で行う遊技である。そして、左リール31の停止制御は、上述したように、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて2図柄以内であるため、高度な目押しが要求される。
例えば、左リール31の図柄が「スイカ」と指示された場合において、図2及び図5に示すように、例えば5番の「スイカ」の図柄が有効ラインに停止するように狙ってストップスイッチ42を操作したとする。
このとき、現に、5番の「スイカ」の図柄が有効ラインを通過する瞬間にストップスイッチ42が操作されれば、5番の「スイカ」の図柄が有効ラインに停止する。しかし、タイミングが若干早く、4番の「ベル」の図柄が有効ラインを通過する瞬間にストップスイッチ42が操作されれば、4番の「ベル」の図柄が有効ラインに停止してしまう。同様に、タイミングが若干遅く、6番の「青7」の図柄が有効ラインを通過する瞬間にストップスイッチ42が操作されれば、(1図柄だけ移動制御されて)7番の「RP」の図柄が有効ラインに停止してしまう。
なお、小役1A〜1Eの重複当選時において、中リール31及び右リール31の目押しは不要である。中リール31及び右リール31の「ベル」の図柄は、全て5図柄以内の間隔で配置されているので、小役1A〜1Eの重複当選時は、図5に示すように、有効ラインに「ベル」図柄を停止させる制御が行われるからである。また、左リール31では「チェリー」の図柄が有効ラインに停止したときも同様に、中リール31及び右リール31の目押しは不要である。
そして、停止図柄指示手段69aにより停止図柄が指示された遊技(小役1A〜1Eに重複当選した遊技)では、全てのリール31の停止時に、停止図柄判断手段66は、有効ライン上の図柄の組合せを判断する。そして、指示した図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、演出制御手段69は、その旨を出力、例えば「成功」のような文字やキャラクタ等を画像表示装置23に画像表示する。また、1回成功するごとに、所定の数をスコアを加算し、トータルスコアの画像表示を行う。
一方、指示した図柄の組合せが有効ラインに停止していないきは、演出制御手段69は、その旨を出力、例えば「失敗」のような文字やキャラクタ等を画像表示装置23に画像表示する。また、スコアの加算は行わない。
なお、小役1A〜1Eに重複当選した遊技で停止図柄が指示された場合、その図柄を停止させることができた場合と、停止させることができなかった場合とでは、メダルの払出し枚数に差はない。例えば、小役1C(「スイカ」−「ベル」−「ベル」)を指示された場合において、この図柄の組合せを有効ラインに停止させたときは、図2に示すように、15枚の払出しが行われる。これに対し、小役1C以外、例えば小役1Eである「BAR」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せを有効ラインに停止させたときでも、15枚の払出しが行われる。
したがって、指示された図柄の組合せを停止させたか否かで、メダルの払出し枚数に差がないので、初心者であっても、安心して遊技を行うことができる。
これに対し、上級者にあっては、高度な技量を要する目押しを成功させることで、そのスコア等が画像表示されるので、優越感及び満足感を得ることができる。
特に、NBB遊技中は、有効ラインが1ラインであるので、0コマ(ビタ押し)又は1コマの余裕(3番、6番、14番の図柄が有効ラインを通過する瞬間にストップスイッチ42を操作した場合)しかない。
一方、通常遊技では、有効ラインは5ラインであるので、順押しすると仮定すると、左リール31では、上段、中段、又は下段のうち、いずれか1つにその図柄が停止するようにストップスイッチを操作すれば良い。
したがって、NBB遊技中の小役1A〜1Eの重複当選時に、指示された図柄を有効ラインに停止させることは、高度の目押し技術を要するものとなる。
次に、本実施形態における遊技の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図6及び図7は、NBB遊技中の処理の流れを示すフローチャートである。図7は、図6に続くフローチャートである。
図6のステップS11において、遊技制御手段60は、メダルが投入されたか否かを検知し続ける。そして、ベットスイッチ40が操作される等、メダルの投入が検知されたときは、ステップS12に進む。ステップS12では、遊技制御手段60は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し続ける。そして、オンが検知されたときは、ステップS13に進む。
ステップS13では、役抽選手段61は、NBB遊技用の役抽選テーブル62(小役1A〜1E、小役2〜小役4の当選領域及び非当選領域を有する役抽選テーブル62)を用いて役の抽選を行う。次のステップS14では、リール制御手段64は、全てのリール31の回転を開始するように制御する。
次にステップS15に進み、遊技制御手段60は、ステップS13での役の抽選で小役1A〜1Eに重複当選したか否かを判断する。重複当選したと判断されたときはステップS16に進み、重複当選していないと判断されたときはステップS19に進む。
ステップS16では、停止図柄指示手段69aは、停止図柄の指示を行うか否かの抽選を行うとともに、その抽選に当選したか否かを判断する。そして、当選したと判断されたときはステップS17に進み、当選していないと判断されたときはステップS19に進む。ステップS17では、停止図柄指示手段69aは、指示すべき停止図柄を選択(抽選によって決定)する。次にステップS18に進み、停止図柄指示手段69aは、ステップS17で選択した停止図柄の指示を行う。そしてステップS19に進む。
ステップS19では、リール制御手段64は、当該遊技の当選役に対応する停止位置決定テーブル65をセットする。次のステップS20では、遊技制御手段60は、ストップスイッチ42がオンされたか否かを判断し続ける。そして、ストップスイッチ42がオンされたと判断したときはステップS21に進み、リール制御手段64は、モータ32を駆動制御して、オンされたストップスイッチ42に対応するリール31の停止制御を行う。
ここで、例えば小役1A〜1Eに重複当選したときは、図5に示す停止位置決定テーブル65を用いてリール31の停止制御(左リール31については、2図柄以内の停止制御、中リール31及び右リール31については、5図柄以内の停止制御)を行う。
次にステップS22に進み、遊技制御手段60は、全てのリール31が停止したか否かを判断し、停止したと判断したときはステップS23に進む。一方、全てのリール31が未だ停止していないと判断したときは、ステップS20に戻る。
ステップS23では、停止図柄判断手段66は、いずれかの役が入賞したか否か(いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したか否か)を判断し、入賞したと判断したときはステップS24に進み、入賞していないと判断したときは本フローチャートによる処理を終了する。ステップS24では、払出し手段67は、その入賞役に応じたメダルの払出し等の処理を行う。例えば小役1Aが入賞したときは、小役1Aに対応する枚数(15枚)のメダルの払出しを行う。そしてステップS25に進む。
ステップS25では、演出制御手段69は、当該遊技で、停止図柄の指示を行ったか否かを判断する。停止図柄の指示を行ったか否かを判断するには、例えば、停止図柄の指示を行ったときにオンとなるフラグを設けておき、ステップS25において、フラグのオン/オフを判断すれば良い。そして、停止図柄の指示を行ったと判断したときはステップS26に進み、停止図柄の指示を行っていないと判断したときはステップS29に進む。
ステップS26では、停止図柄判断手段66は、指示した図柄(の組合せ)が有効ラインに停止したか否かを判断し、停止したと判断したときはステップS27に進む。ステップS27では、演出制御手段69は、「成功」の文字等を画像表示するとともに、スコアを加算して表示する。そしてステップS29に進む。一方、ステップS26で、停止していないたと判断したときはステップS28に進む。ステップS28では、演出制御手段69は、「失敗」の文字等を画像表示する。そしてステップS29に進む。
ステップS29では、NBB遊技中に払い出されたメダル枚数Nを更新する。例えば、小役1Aが入賞したときは、N=N+15の処理を行う。次にステップS30に進み、NBB遊技中に払い出されたメダル枚数Nが386枚以上となったか否かを判断する。386枚以上になったと判断したときは、NBB遊技の終了条件を満たすので、NBB遊技を終了して通常遊技に移行するように制御する。
これに対し、386枚以上になっていないと判断したときは、NBB遊技を継続するように制御する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、以下のような種々の変形が可能である。
(1)例えば、本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、例えば遊技球を用いたスロットマシン(パロット)等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
(2)本実施形態では、小役1A〜1Eの複数種類の図柄の組合せは、左リール31のみが異なるようにしたが、これに限らず、2つ又は3つ全てが異なるように設定しても良い。
(3)左リール31の小役1A〜1Eに係る図柄は、0コマ又は1コマの間隔で配置したが、これに限らず、2コマや3コマの間隔で配置しても良い。
(4)小役1A〜1Eに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止した場合には、どの図柄の組合せであっても、同一(15枚)の払出しを行うようにしたが、これに限らず、数枚程度であれば、異なるようにしても良い。
(5)停止図柄を指示する遊技中であるNBB遊技は、有効ラインを1ラインとしたが、これに限らず、何ラインであっても良い。
(6)停止図柄を指示する遊技をNBB遊技としたが、これに限らず、他のBB遊技、RB遊技、又は通常遊技であっても良い。また、当該遊技中は、全て、停止図柄を指示する遊技としても良いが、当該遊技中の一部の遊技を停止図柄を指示する遊技としても良い。
(7)停止図柄を指示した場合において、その図柄の組合せを有効ラインに停止させたか否かで、演出内容を異なるようにした。しかし、指示した図柄の組合せを停止させたときに、どのような特典を遊技者に与えるかは任意であり、指示した図柄の組合せを有効ラインに停止させたか否かで異なるものであれば、いかなる特典であっても良い。
(8)本実施形態では、小役1A〜小役1Eは、重複当選するように設定し、小役1A、1B、・・・が単独当選することはないように設定した。しかし、これに限らず、重複当選するとともに、小役1A、1B、・・・が単独当選するように設定しても良い。
また、停止図柄を指示する遊技中(上記実施形態ではNBB遊技中)は、小役1A〜小役1Eの重複当選確率が、通常遊技時の小役1A〜小役1Eの重複当選確率よりも高くなるように設定しても良い。
本実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 リールの外周に設けられた図柄配列を示す図(展開図)である。 役の種類、払出し枚数等、図柄の組合せ及び終了条件を示す図である。 通常遊技中に用いられる役抽選テーブルを示す図である。 小役1テーブルを示す図である。 NBB遊技中の処理の流れを示すフローチャートである。 NBB遊技中の処理の流れを示すフローチャートであり、図6に続くフローチャートである。
符号の説明
10 スロットマシン
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62 役抽選テーブル
63 特別役当選持越し手段
64 リール制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 演出制御手段
69a 停止図柄指示手段

Claims (7)

  1. 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
    前記リールの回転を開始するために遊技者が操作するスタートスイッチと、
    各役の当選領域及び非当選領域を有する役抽選テーブルと、
    前記スタートスイッチが操作されたときに、前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記リールの回転を停止させるために遊技者が操作するストップスイッチと、
    前記スタートスイッチが操作されたときに、前記リールの回転を開始するとともに、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記リールの停止制御の範囲内において前記リールを停止制御するリール制御手段と、
    前記リールの停止時に、有効ラインに停止した図柄の組合せを判断する停止図柄判断手段と
    を備え、
    前記役抽選テーブルは、図柄の組合せが異なる複数の特定小役が重複当選する領域を有し、
    前記リール制御手段は、前記役抽選手段で複数の特定小役に重複当選した遊技では、前記ストップスイッチが操作されたタイミングに基づいて、いずれか1つの特定小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御し、
    前記役抽選手段で複数の特定小役に重複当選したときに、有効ラインに停止させるべき図柄の組合せを指示する停止図柄指示手段と、
    前記役抽選手段で複数の特定小役に重複当選し、前記停止図柄指示手段により有効ラインに停止させるべき図柄の組合せを指示した場合において、前記停止図柄指示手段で指示された図柄の組合せが有効ラインに停止したと前記停止図柄判断手段で判断されたときはその旨の演出を、前記停止図柄指示手段で指示された図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったと前記停止図柄判断手段で判断されたときはその旨の演出を、それぞれ出力するように制御する演出制御手段と
    を備えることを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
    1つの特定小役と、1つの図柄の組合せとが一対一で対応しており、
    前記役抽選テーブルは、複数の特定小役が同時当選する1つの当選領域を有する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
    複数の特定小役にそれぞれ対応する複数種類の図柄の組合せは、1つの前記リールの図柄のみが異なり、他の前記リールの図柄は、同一に設定されている
    ことを特徴とするスロットマシン。
  4. 請求項3に記載のスロットマシンにおいて、
    1つの特定小役に対応する図柄の組合せとして「A」−「B」−「B」を有するとともに、他の1つの特定小役に対応する図柄の組合せとして「C」−「B」−「B」を有し、
    図柄「A」と図柄「C」とは、前記リール上で隣同士で配置されている
    ことを特徴とするスロットマシン。
  5. 請求項4に記載のスロットマシンにおいて、
    前記図柄「A」の次に前記図柄「C」が有効ラインを通過するように図柄が配列されている場合において、
    前記リール制御手段は、前記役抽選手段で複数の特定小役に重複当選したときに、前記リールの前記図柄「A」が有効ラインを通過する直前に前記ストップスイッチが操作されたときは、前記図柄「C」を有効ラインに引きこむことなく前記図柄「A」を有効ラインに停止させるように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    特定小役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、どの特定小役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときであっても、遊技媒体の払出し数は、同一数に設定されている
    ことを特徴とするスロットマシン。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記役抽選手段は、遊技者にとって有利となる特別遊技に移行するための特別役を含めて役の抽選を行い、
    前記役抽選手段で特別役に当選し、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、特別遊技に移行し、
    特別遊技中において、前記停止図柄指示手段による指示、及び前記演出出力手段による演出の出力を行う
    ことを特徴とするスロットマシン。
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