JP2016179101A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】20コマリールに21コマリール用ステッピングモータを適用し、通常の190ms以内及び二種役物中の75ms以内の各停止を実現する。【解決手段】190ms以内の停止では、停止操作の検出時に基準位置に到達している図柄を通過させ、通過図柄の上流に後続する所定数の図柄から停止対象図柄を決定して基準位置に停止させ、75ms以内の停止では、停止操作の検出時に基準位置に到達している図柄についての到達直後からのステップ数が所定許容範囲にあることを条件に、基準位置到達図柄の即時停止を許容させる。【選択図】図7

Description

本発明は、回胴式遊技機、その他のスロットマシン、アーケードゲーム機等の遊技機に関する。特に、ステッピングモータにより駆動するリールを備え、リール上の図柄数を少なくしても同一仕様のステッピングモータを使用できる遊技機に係る。
特許文献1に、図柄の数が21個の21コマリールと、図柄の数が20個の20コマリールとを、1ステップ角が約1.43度、総ステップ角が252、1相励磁と2相励磁を繰返す1−2相励磁により1ステップ更新につき1/2ステップ角、504ステップ更新で一回転させる同一のステッピングモータで駆動させる提案がされている。
すなわち、21コマリールなら1図柄あたり504/21=24ステップの均等ステップ数を割付け、20コマリールなら5図柄毎に一つは26ステップ、四つは25ステップを割付けたパターンを4回繰返し、励磁パルスを1ステップ更新する割込時間を1.49msとし、定常時、どちらも1.49ms×504≒751msで一回転させて1分間に約79.9回転させ、21コマリールに慣れた遊技者が20コマリールで遊技をしても、同一のリール回転周期によりいわゆる目押しのタイミングを同程度に計れるようにしている。
また、最大4コマ滑り時の停止時間を、21コマリールなら、ストップボタンによる停止操作検出に要する1割込み、停止操作検出時に所定の基準位置に到達している図柄を通過させて一つ上流の0コマ目の図柄を基準位置に引込むのに要する最大24割込み、最大4コマ目の図柄を基準位置に引込むのに要する最大96割込み、よって全部で121割込み、従って1.49ms×121≒180ms、20コマリールなら、同停止操作検出に要する1割込み、同0コマ目の図柄を基準位置に引込むのに要する最大26割込み、同最大4コマ目の図柄を基準位置に引込むのに要する最大100割込み、よって全部で127割込み、従って1.49ms×127≒189msとし、遊技機規則で定める停止時間の最大値190ms以内を満足させるようにしている。
そもそも、21コマリールは、昭和60年(1985年)に遊技機規則が制定されるよりも前のいわゆる0号機の時代の機種が現にそうであったこと、3枚掛け5ライン機の表示窓の上・中・下3段の表示図柄とその上流から滑らせる4コマの計7コマの倍数であることが図柄配列上及びリール制御上好都合であったこと等の理由から、現在なお殆どの機種で採用されている。
一方、20コマリールは、一部の例外を除き、平成16年(2004年)改正の現行遊技機規則下の5号機の時代以後、有効ラインを意図的に明示せずに中段等の1ライン等のみを内部的に有効ラインとする機種が主流となり、必ずしも7の倍数にこだわる必要はなく、むしろ、一つ一つの図柄が見易くなり、リール停止制御用に全図柄に対してRAM上で作成する停止候補検索データやROMに常駐させる停止テーブル等の容量を1図柄分節約でき、主制御装置のメモリ容量の削減に寄与することから、次第に注目されてきた。よって、現在、21コマリールと20コマリールとの混在状況が生じつつある。
特開2012−187212号公報
特許文献1によれば、20コマリールについても、最大4コマ滑り時の停止時間については遊技機規則で定める第1規定時間190ms以内を満足できるが、内部抽せんの結果にかかわらず入賞に係る条件装置を作動させる役物である第二種特別役物の作動時の1個以上のリールについて規定する第1規定時間よりも短い第2規定時間75ms以内をクリアすることはできない。すなわち、ストップボタンによる停止操作検出に要する1割込み、停止操作検出時に所定の基準位置に到達している図柄を通過させて一つ上流の0コマ目の図柄を基準位置に引込むのと最大1コマ目の図柄を基準位置に引込むのとに要する最大25+26=51割込み、よって全部で52割込み、従って1.49ms×52≒77.5msとなり、75msを超過することとなるからである。このため、特許文献1の技術は、第二種特別役物を搭載した機種には適用できず、適用対象機種が限定されることになる。
本発明の課題は、リール上の図柄数が多い場合も少ない場合も同一仕様のステッピングモータを使用できながら、第1規定時間以内の停止及びこれより短期の第2規定時間以内の停止を共に実現できる遊技機を提供する点にある。
図面の符号を括弧内に付記して例示する。
第1図柄数(例えば21)の各図柄に均等ステップ数(例えば24ステップ)を割付けたリールを励磁パルスのステップ更新により1ステップずつ回転させるステッピングモータ(例えば504ステップ更新で一回転するステッピングモータSM)を用いて、第1図柄数と異なる第2図柄数(例えば20)の各図柄に不均等ステップ数(例えば26と24)を割付けたリールを同一の定常回転速度(例えば約79.9回転/分)で回転させ、予め定めた役の当否に関する内部抽せん結果と遊技者による停止操作とに基づいて、停止対象に決定した図柄を所定の基準位置に第1規定時間(例えば190ms)以内又は第1規定時間よりも短い第2規定時間(例えば75ms)以内に停止させる遊技機を前提とする。
第1規定時間は、遊技機規則第6条別表第五(1)イ(ト)で規定するリール停止操作から停止するまでの原則的な制限時間を指し、現行規則上「190ms」と定められている。
第2規定時間は、遊技機規則第6条別表第五(1)ヘ(ホ)で規定する第二種特別役物作動時の1個以上のリールについての停止操作から停止するまでの例外的な制限時間を指し、現行規則上「75ms」と定められている。
以上の遊技機において、
前記第1規定時間以内での停止では、停止操作の検出時に前記基準位置に到達している図柄を通過させ、この通過図柄の上流に後続する所定数(例えば0コマ目〜4コマ目の計5コマ)の図柄から停止図柄を決定して前記基準位置に停止させるリール第1停止手段(S1)と、
前記第2規定時間以内での停止では、停止操作の検出時に前記基準位置に到達している図柄についての到達直後からのステップ数が所定許容範囲(降順管理のステップカウンタが23以上)にあることを条件に、前記基準位置の到達図柄の即時停止を許容させるリール第2停止手段(S2)とを含む。
即時停止を許容することとなるステップ数についての所定許容範囲は、停止操作の検出に要する時間TSと、基準位置到達図柄の一つ上流の0コマ目の図柄を基準位置に引込むのに要する本来の最大時間よりも短くする0コマ目引込時間T0と、最大滑らせる図柄(1コマ目の図柄)を基準位置に引込むのに要する最大コマ目引込時間T1とを加えた時間が、第2規定時間以内となる関係すなわちTS+T0+T1≦75msから求まる。例えば、TS=1割込時間、T1=26割込時間、1割込時間t=1.49msの場合、T0≦75/1.49−27、よってT0≦約23.3割込時間となり、基準位置到達図柄についての降順管理のステップカウンタが22〜0で最大23割込時間で0コマ目を引込める場合は基準位置到達図柄を通過させるが、ステップカウンタが23以上、すなわち多い方の不均等ステップ数が26なら初期値25と一つ更新が進んだ24ともう一つ更新が進んだ23のとき、又は、少ない方の不均等ステップ数が24なら初期値23のときは、それぞれ許容範囲とし、即時停止を許容させる。
これにより、第2規定時間以内での停止では、停止操作の検出時に基準位置に到達している図柄を一律通過させる場合に比べて、その到達図柄を通過させるのに有する時間を短縮できる。よって、基準位置の到達図柄を即時停止させる場合はもちろん、基準位置の到達図柄を通過させて上流に後続する図柄を引込んで停止させる場合についても、第2規定時間以内の停止を実現できる。したがって、第2種特別役物の搭載機種にも適用することができ、汎用性がより高まる。
以上のもので、前記第2規定時間以内で停止させるリール上の停止候補図柄は最大で1つ飛びに配列しており、前記リール第2停止手段(S2)により即時停止させる図柄が停止候補図柄でないとき、到達図柄の一つ上流の停止候補図柄を前記基準位置に停止させるリール第3停止手段(S3)をさらに含むのが好ましい。これにより、即時停止により停止候補図柄でない意図しない図柄が停止されることはなく、より適切な停止が実現できる。
本発明遊技機の斜視図。 21コマリールとの対比で示す20コマリールの展開図。 遊技機の制御装置のブロック図。 ステッピングモータの励磁パルスの説明図。 第二種特別役物作動時の小役ALLの説明図。 小役ALL時、即時停止ありの停止制御説明図その1。 即時停止と通常停止との結果説明図。 小役ALL時、即時停止なしの停止制御説明図その1。 小役ALL時、即時停止ありの停止制御説明図その2。 小役ALL時、即時停止なしの停止制御説明図その2。
図1に、本発明を適用する回胴式遊技機を示す。回胴式遊技機は、一般にパチスロと呼ばれ、遊技機規則、すなわち平成16年(2004年)1月30日の国家公安委員会規則第1での改正を経た昭和60年(1985年)2月12日の国家公安委員会規則第4「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」に適合するスロットマシンである。以下、用語及びその技術内容は現行の遊技機規則に準ずる。
遊技機筐体8Bは、リアキャビネット8R及びキャビネット枠8W、扉状の上下フロントキャビネット8E,8Fを備える。上フロントキャビネット8Eには、動画や所定の情報をフルカラーで映し出す演出表示装置7を構成する液晶表示装置70、リールパネル8、上装飾ランプ81,左装飾ランプ82,右装飾ランプ83,液晶表示装置70の角に臨む4つのアクセント装飾ランプ84,リールパネル8の上・左・右に臨むパネル装飾ランプ85を備える。下フロントキャビネット8Fには、操作部8S、腰部パネル8P、左下装飾ランプ86、右下装飾ランプ87を備える。81〜87の総称として、装飾ランプ88という。91〜94はBGMや各種効果音等を出音するスピーカ、8Mはメダル払出口、8Gはメダル受皿、8Tは灰皿である。なお、左右は、遊技機に対面した遊技者目線における左右を意味する。以下、同様である。
リールパネル8の透明な表示窓80の内部には、複数の可変表示要素となる左リール1L、中リール1C、右リール1Rを備え、それぞれのリール帯10L,10C,10Rの外周に配列した図柄のうち連続する3コマを窓越しに臨ませている。通常の正転時、各図柄は上から下にスクロールする。
表示窓80には、遊技結果を判定する有効ラインを表示する線画や模様、ライン電飾等は意図的に付していない。表示窓80の窓越しに表示される複数列及び複数段の図柄表示位置、すなわち、左・中・右リール1L,1C,1Rの3列とそれぞれの上・中・下の3段との、列と段で特定される3×3=9個の図柄表示位置において、例えば中段ライン(左中−中中−右中)のみを有効ラインとしている。もっとも、上段ライン(左上−中上−右上)、下段ライン(左下−中下−右下)、右下がりライン(左上−中中−右下)、右上がりライン(左下−中中−右上)、上V字ライン(左上−中中−右上)、下V字ライン(左中−中下−右中)等、同一段又は一段違いで隣接する図柄表示位置同士を1本の直線又は折れ線で結んだ他のラインを有効ラインとしてもよいし、中段ラインを含めた2本以上のラインを有効ラインとしてもよい。
操作部8Sには、遊技媒体たる遊技メダルを投入するメダル投入口2、遊技者操作を演出に関与させるプッシュボタンPBとダイヤルDAをもつジョグダイヤルJD、貯留装置の電磁的記録すなわちクレジットから一回の遊技に必要な規定数例えば3枚(3BET)の掛けメダルを引き落とすベットボタン3、クレジットに残る数のメダルをメダル受皿8Gに落す精算ボタン4、各リール1L,1C,1Rの可変表示(回転)を開始させるスタートスイッチとなるスタートレバー5、各リール1L,1C,1Rに対応して設け、対応するリールの可変表示(回転)を個別に停止させるストップスイッチとなる左ストップボタン6L、中ストップボタン6C、右ストップボタン6R、メダル投入口2下流のメダル詰り時に押すメダル返却ボタン20、ドアキー穴8Kを備える。
リールパネル8には、現時のクレジット数を表示させるクレジット表示器DL1、入賞による払出メダル枚数を表示させるペイアウト表示器DL2、充当掛けメダルが1枚、2枚、3枚になる毎に点灯させる1〜3枚ランプEL1〜3、掛けメダルが受付可能なとき点灯させるベットランプELb、スタートレバー5による始動操作が可能なとき点灯させるスタートランプELs、再遊技に係る図柄の組合せが表示されたとき点灯させるリプレイランプELrを含む遊技基本ランプ類30を備える。
また、ストップボタン6L,6C,6Rを押す順番により払出されるメダル数が変わる押し順小役等についての適合する押し順や狙うべき図柄を報知させるいわゆるアシストタイム(以下、ATという)の作動中に、液晶表示装置70でのナビ報知と共に必要に応じて点灯させるランプであって、左ストップボタン6Lを押すべきときに点灯させる左停止ランプ71、中ストップボタン6Cを押すべきときに点灯させる中停止ランプ72、右ストップボタン6Rを押すべきときに点灯させる右停止ランプ73を含む演出表示装置70を構成する遊技演出ランプ類700を備える。
ベットランプELbの点灯時、掛けメダルが0の状態でメダル投入口2からメダル1枚を入れると1枚ランプEL1が点灯し、さらに1枚入れると2枚ランプEL2が点灯し、さらに1枚入れると3枚ランプEL3が点灯し、規定数に達する。規定数の掛けメダルになると、スタートランプELsが点灯し、スタートレバー5による始動操作が可能となる。規定数に達した状態からスタートレバー5を操作しないでメダル投入口2にさらにメダルを入れると、クレジット表示器DL1のカウンタを進め、所定上限数である50枚まで貯留可能となる。入賞により払出されたメダルも50枚まではクレジットに加算され、50枚を超えて払出されたメダルは、メダル払出口8Mからメダル受皿8Gに受止められる。
図2に示すように、各リール1L,1C,1Rは、同一径に対応するリール帯10L,10C,10Rにより、第1図柄数として21個の各図柄に均等ステップ数24を割付けた21コマリール、又は、第2図柄数として20個の各図柄に不均等ステップ数26,24を割付けた20コマリールを構成している。各リール帯10L,10C,10Rの外周面には、赤7、白7、バー、チェリー、スイカ1、スイカ2、ベル、リプレイ、ブランク1、ブランク2の全10種類の図柄を、21コマリールでは図柄番号0〜20(丸で囲む番号)に対応させ、20コマリールでは図柄番号0〜19(丸で囲む番号)に対応させ、それぞれ独特の縦の並びに従って印刷等により描いている。
各リール帯10L,10C,10の上端と下端は結ばれて輪状になり、エンドレスに図柄をスクロールさせる。なお、実際のリール帯10L,10C,10R上に、図柄番号や図柄名やステップ数が印刷等されていないのは言うまでもない。21コマリールと20コマリールとは、機種に応じてどちらかが採用される。以下、20コマリール採用機種について説明する。
20コマリールにおける不均等ステップ数は、ステップ数の多い方を26、ステップ数の少ない方を24とし、その差を2以上の偶数具体的には最も好ましい例として2ステップとしており、且つ、何れも偶数としている。20コマリールにおける0を含む図柄番号0〜19を5で割った整数解の余りが奇数となる図柄番号1,3,6,8,11,13,16,18に対応する各図柄に少ない方の偶数ステップ数である24ステップを割付け、その他の図柄番号0,2,4,5,7,9,10,12,14,15,17,19の各図柄に多い方の偶数ステップ数である26ステップを割付けている。こうして、ステップ数26を割付ける図柄とステップ数24を割付ける図柄とを所定の繰返しパターン(「26,24,26,24,26」の4回繰返しパターン)により配置し、不均等ステップ数を割付ける20コマリールにおいても、各リール1L,1C,1Rの外周に各図柄をほぼ均等に分散して配置している。
図3に示すように、各リール1L,1C,1Rの外周の所定角度位置には、突起物から成るリールインデックス1Li,1Ci,1Riを一体化している。また、任意の固定した回転角、例えば表示窓80中の中段等に定める1コマ分の基準位置を例えば図柄番号19の図柄が通過するときに各リールインデックス1Li,1Ci,1Riが横切る関係になる静止部材側の所定位置に、ホトセンサから成るインデックスセンサ11L,11C,11Rを配置している。こうして、各インデックスセンサ11L,11C,11Rに各リールインデックス1Li,1Ci,1Riが横切るリールインデックス検出毎に、基準位置を通過する図柄番号を19番に、励磁パルスのステップ更新数を管理するステップカウンタに基点ステップ数値を格納するようにしている。
なお、基準位置は有効ラインと必ずしも一致させる必要はなく、表示窓80中の上段や下段に定めてもよいし、表示窓80外に定めてもよい。基準位置と有効ラインとが異なる場合には、基準位置に停止対象とする図柄を停止させると、有効ラインに当せん役に対応した図柄が表示される関係になるように停止対象の図柄を決定することになる。また、リールインデックスは、任意の固定した回転角においてリール一回転毎にオン又はオフが少なくとも1回検出されるものであれば、リールに一体化する突起物等をセンサで検知するものに代え、ステッピングモータのシャフトに一体化するディスクの切欠き等をセンサで検知するもの等、どのようなタイプのものでもよい。
各リール1L,1C,1Rに駆動軸たるシャフトSHを結合させる各ステッピングモータ12L,12C,12R(SM)は、図4[a]に示すように、鉄芯外周に多数のロータ小歯をもつ永久磁石内蔵式のロータRmと、磁極内周に複数のステータ小歯をもつ複数組の磁極にA相、B相、C相(Aバー相(Aの反転相))、D相(Bバー相(Bの反転相))の巻線を巻回したステータSwとを有し、一の巻線をオンにする1相励磁パルスを供給するステップと、一の巻線及び隣接する他の巻線をオンにする2相励磁パルスを供給するステップとを交互に繰返す1−2相励磁により、励磁パルスの1ステップ更新により半ステップ角(2ステップ更新により1ステップ角)ずつ変位させる。また、励磁パルスのステップ更新方向を変更することにより正転と逆転とを可能にしている。
各ステッピングモータ12L,12C,12R(SM)は、、1ステップ角が約1.43度、励磁パルスを1ステップ更新する割込時間tは1.49ms、504ステップで一回転する仕様のものを用いている。よって、定常時、20コマリールについても、21コマリールと同様に、各リール1L,1C,1Rを1.49ms×504≒751msで一回転させて1分間に約79.9回転させる。図柄が一コマ移動するのに要する時間は平均約37.6msとなり、遊技機規則において通常時のリール停止操作から停止までの原則的規定時間である第1規定時間が「190ms以内」というのは、((190÷37.6)−1)の整数解=4コマが許容される最大滑りコマ数となる。一図柄分のステップ更新数は降順で管理しており、26ステップの図柄はステップ更新の進行に伴い25,24・・・0と、24ステップ数の図柄は同23,22・・・0とカウントダウンさせることになる。
各インデックスセンサ11L,11C,11Rに各リールインデックス1Li,1Ci,1Riが横切るリールインデックス検出時に、図柄番号19と共に基点ステップ数値として図柄番号19に対応する図柄のステップ数26の初期値25をセットして1相励磁から励磁を始め、励磁パルスを1ステップ更新する1割込毎に、ステップカウンタの値を25から24,23,・・・1,0と更新して2相励磁、1相励磁、2相励磁、1相励磁、2相励磁・・・と励磁パルスを順次切換えていく。ステップカウンタが0になった次のステップ更新により、図柄番号を18に、ステップカウンタの値に図柄番号18に対応する図柄のステップ数24の初期値23をセットし、1割込毎に、ステップカウンタの値を23から22,21,・・・1,0と更新する。
以下、同様であり、図柄番号0のステップカウンタが0になった次割込のステップ更新時に再びリールインデックスが検出される予定となる。例えば10割込時間等に定める所定の許容時間を超えてリールインデックスの検出がない場合はリール回転エラーとして加速処理から起動をやり直す等の所定のリカバリー処理をしたり或は遊技中断処理等を行うことになるが、許容時間内ならリールインデックスの検出時に図柄番号19と共に基点ステップ数値の25をセットする。図柄番号0のステップカウンタが0になる前にリールインデックスが検出されたときには、リールインデックスの検出時に図柄番号19と共に基点ステップ数値の25をセットする補正を行う。
ステッピングモータSMは、同期はずれとなるいわゆる脱調が起こらない限り、定常回転時、504回のステップ更新により丁度一回転し、物理的なリールインデックスの検出時の励磁パルスを1相励磁又は2相励磁のどちらかに固定的に特定できる。本発明では、リールインデックス検出時の励磁パルスを1相励磁としており、リールインデックス検出時の起点ステップ数25での励磁パルスを1相励磁に特定している。不均等とするステップ数26と24は何れも偶数のため、一図柄に対するステップ更新は1相励磁で始まり2相励磁で終わる。よって、全相励磁による停止パルスを供給する直前の励磁パルスを2相励磁に統一できる。なお、図柄番号及びステップカウンタの格納エリアは、各リール1L,1C,1R毎に次記主制御装置MCのRAMに確保している。
図3に示すように、遊技機筐体8Bの内部に組込む制御装置CNは、遊技機規則でいう主基板に対応する主制御装置MCと、この主制御装置MCから一方向性通信仕様に従って送信する情報を受信する遊技機規則でいう「周辺基板」に対応する周辺制御装置SCとを含む。一方向性通信仕様とは、主基板に関して遊技機規則で規定する「周辺基板が送信する信号を受信することができるものでないこと」を満たす通信仕様をいう。現行の遊技機規則で定義する「副基板」は主基板の概念に含まれ、古くから業界内で区別してきた、遊技の結果に影響を及ぼし又は及ぼすおそれがある機能を有するメイン側とこのような機能のないサブ側との関係は、メイン側が「主基板」すなわち「主制御装置」、サブ側が「周辺基板」すなわち「周辺制御装置」となる。
主制御装置MCは、メインCPU、ROM、RAMを備える。入力ポートI1に、各インデックスセンサ11L,11C,11R、各ストップボタン6L,6C,6R、ベットボタン3、精算ボタン4、スタートレバー5、メダル投入口2の下流に設ける投入メダルセンサ21、遊技機筐体8Bに内蔵するメダル払出装置HPの出口に設ける払出メダルセンサ23の各信号を入力している。出力ポートO1から、各ストップボタン6L,6C,6Rの内蔵LED61,62,63を、モータドライバ回路Dr1を介して各ステッピングモータ12L,12C,12R(SM)を、LEDドライバ回路Dr2を介して遊技基本ランプ類30を、ソレノイドドライバ回路Dr3を介してリール始動後に追投入されるメダルをメダル受皿8Gに落すメダルブロッカー22を、モータドライバ回路Dr4を介してメダル払出装置HPのメダル払出モータ24を各制御している。
主制御装置MCのROM上には、規定数の掛けメダルの投入下、スタートレバー5の操作を契機に、第1種特別役物に係る役物連続作動装置RBBと第2種特別役物に係る役物連続作動装置CBBとによる特別役、メダルを獲得できる押し順小役を含む複数の入賞役(小役)、次遊技を新たなメダルの投入無しで行える複数の再遊技役(リプレイ)等、予め定めた役の当否を決定する内部抽せんを実行する内部抽せん手段Kを構築している。有効ライン(中段)上の「左図柄」−「中図柄」−「右図柄」の組合せで示すと、RBBは「バー」−「バー」−「バー」の表示で作動し、CBBは「リプレイ」−「ベル」−「ベル」の表示で作動し、再遊技役は「リプレイ」−「リプレイ」−「リプレイ」等の表示で作動し、小役は「ベル」−「ベル」−「ベル」等の表示で入賞となる。
内部抽せんでは、スタートレバー5の操作時、主制御装置MCのRAM上で高速更新する例えば2バイトカウンタから抽出する乱数値が、その取り得る0〜65535の範囲内において役に対応づけて区分した何れの当せんエリアに属する否かかで当該ゲームでの当せん役を決定している。
主制御装置MCのROM上には、リール始動手段S0とリール第1停止手段S1とリール第2停止手段S2とリール第3停止手段S3とを含むリール制御手段Sを構築している。
リール始動手段S0は、スタートレバー5の操作後で且つ前遊技の開始から最低遊技間隔の4.1秒経過後に各リール1L,1C,1Rを正転側に加速処理して定常回転数に到達させる。
加速処理は、図4[c]の加速シーケンスに示すように、例えば、前回の全相励磁による停止パルスの印加直前の2相励磁パルスパターンから励磁を始め、最初は35割込時間(35t=52.15ms)の長いオン時間の2相励磁、次のステップ更新で5割込時間の1相励磁、以後、8割込時間の2相励磁、2割込時間の1相励磁、5割込時間の2相励磁等と徐々にオン時間を短くしていき、約134ms経過後に定常回転速度に到達させる。加速処理に要した時間の経過後で50ms等の所定の停止禁止期間を確保した以後、ストップボタン6L,6C,6Rの内蔵LED61,62,63を点灯させてストップボタン6L,6C,6Rによる停止操作を受付可能にする。なお、実際に停止操作を受付可能とする条件は、停止禁止期間を確保した後、さらに最初にリールインデックスを検出した以後としている。
加速処理中、全リール1L,1C,1Rの全図柄に対して、内部抽せんで決定した当せん役に応じて、再遊技役>入賞役(小役)>特別役の順に従う役別優先順位付けをした停止候補検索データ、あるいは、当せん役が押し順小役等の場合には、払出枚数が多い高配当の小役を優先引込みする枚数優先と、図柄の組合せの種類が多い小役を優先引込みする個数優先とに対応させる役内優先順位付けをした停止候補検索データをRAM上で作成し、後のリール停止制御のロジック演算等に備える。
停止候補検索データは、例えば、当せん役が再遊技役なら、当せんに係る再遊技役の図柄の組合せを構成する各リール1L,1C,1Rの各図柄(例えば「リプレイ」図柄)が有効ライン(中段)に表示されることとなるときの基準位置の図柄(基準位置が中段なら有効ラインと同じ図柄)に16進数表記で80Hを、その他の図柄に10Hを記録したものとなる。当せん役が押し順小役以外の小役なら、当せんに係る小役の図柄の組合せを構成する各リール1L,1C,1Rの各図柄が有効ライン(中段)に表示されることとなるときの基準位置の図柄に40Hを、その他の図柄に10Hを記録したものとなる。
当せん役がRBBなら、各リール1L,1C,1Rの「バー」図柄が有効ライン(中段)に表示されることとなるときの基準位置の図柄に20Hを、その他の図柄に10Hを記録したものとなり、当せん役がCBBなら、左リール1Lの「リプレイ」と中及び右リール1C,1Rの「ベル」の各図柄が有効ライン(中段)に表示されることとなるときの基準位置の図柄に20Hを、その他の図柄に10Hを記録したものとなる。当せん役のない外れなら、全ての図柄に10Hを記録したものとなる。10Hは消極的に表示を許容させる最下位優先順位を示す。
本実施形態の場合、CBBについては、4コマ以内の図柄引込率が100%で取りこぼしは無く、当せんゲームで必ず「リプレイ」−「ベル」−「ベル」を表示できる。このため、CBB内部中という遊技状態はなく、次ゲームから第二種特別役物に係る役物が作動するCBB作動中の遊技状態となる。CBB作動中は、全入賞役(小役)を重複当せんさせる小役ALL状態とし、また、右リール1Rについてのみ、停止操作から第1規定時間よりも短い第2規定時間である75ms以内で停止させる仕様にしている。この第2規定時間以内で停止させる右リール1R上の停止候補図柄「白7」「バー」「リプレイ」「チェリー」「ブランク2」は最大で1つ飛びに配列しており、最大1コマ滑りにより何れかの停止候補図柄を有効ラインに表示できるようにしている。CBB作動中の遊技状態は、予め定める所定獲得メダル枚数である例えば13枚超過により終了し、CBBの当せんを得た元の遊技状態に復帰する。
RBBについては、当せんゲームで「バー」−「バー」−「バー」を表示できない場合、RBBの当せんの権利が持ち越されたRBB内部中の遊技状態となる。RBB内部中の遊技状態では、停止候補検索データにおける「バー」図柄と対応づけて20Hが記録されるが、RBB内部中に再遊技役や小役に当せんすると、当せんに係る再遊技役や小役の図柄の組合せを構成する各リール1L,1C,1Rの各図柄に対応づけて、20Hよりも大きい再遊技役の80Hや小役の40Hが記録される。これにより、再遊技役>入賞役(小役)>特別役の順に従う役別優先順位付けが維持される。
なお、停止候補検索データにおいて、RBB内部中に、例えば左リール1Lの「バー」を図柄の組合せに含む小役に当せんした場合、左リール1Lの「バー」が有効ライン(中段)に表示されることとなるときの基準位置の図柄には40H+20H=60Hが記録され、「バー」を図柄の組合せに含む再遊技役に当せんした場合、左リール1Lの「バー」が有効ライン(中段)に表示されることとなるときの基準位置の図柄には80H+20H=A0Hが記録されることになる。
図5に示すように、CBB作動中の小役ALL状態では、全入賞役(小役)NML1〜13を重複当せんさせる仕様にしており、第1番目に中リール1Cを停止させ、第2番目に左リールを停止させ、第3番目(最後)に右リール1Rを停止させる押し順「中左右」の場合に押し順小役の一種である13枚役NML11を入賞させ、これ以外の押し順の場合に14枚役NML12又は13を入賞させ、アシストタイムAT作動下での押し順ナビにより、CBBの作動が終了する獲得枚数13枚超過までに、第1ゲーム目では13枚役NML11を入賞させ、第2ゲーム目では14枚役NML12又は13を入賞させ、合計27枚のメダルを獲得できる枚数調整を可能にしている。第1番目の停止操作が受付可能となる前の加速処理中には枚数優先に対応させる停止候補検索データを作成し、第1番目に中リール1Cが停止操作された後に第2番目の停止操作が受付可能となるまでに未停止リールについての個数優先に対応させる停止候補検索データを作成することになる。
CBB作動中の小役ALL状態下、加速処理中に作成する枚数優先に対応させる停止候補検索データでは、左リール1Lについて、「リプレイ」「バー」図柄に対応させて4EH(下位のE(十進数表記で14)はNML12又は13の配当数)を、「スイカ1」「スイカ2」「ブランク2」図柄に対応させて4DH(下位のD(十進数表記で13)はNML11の配当数)を、「ベル」図柄に対応させて49H(下位の9はNML6の配当数)を、「チェリー」図柄に対応させて42H(下位の2はNML8又は9の配当数)を、「ブランク1」図柄に対応させて41H(下位の1はNML5の配当数)を、「赤7」「白7」図柄に対応させて10Hを記録する。
中リール1Lについては、「ベル」「リプレイ」図柄に対応させて4EHを、「スイカ1」「スイカ2」図柄に対応させて43H(下位の3はNML10の配当数)を、「白7」「チェリー」図柄に対応させて42H(下位の2はNML7又は8の配当数)を、「赤7」「バー」「ブランク1」「ブランク2」図柄に対応させて10Hを記録する。
右リール1Rについては、「白7」「バー」「ベル」「リプレイ」「チェリー」「ブランク2」図柄に対応させて4EHを、「赤7」「スイカ1」図柄に対応させて10Hを記録する。なお、押し順小役以外の小役の停止候補検索データについても、枚数優先に対応させる停止候補検索データに倣い、40Hに代え、下位4ビットに配当数をセットした値(49H等)を記録するのが好ましい。停止テーブルを参照する頻度を少なくし、ロジック演算のみで、重複当せんする小役の中からより高配当の小役に係る図柄を引込めるからである。
CBB作動中の小役ALL状態下、第1番目に中リール1Cが停止操作(この場合、「ベル」図柄の中段停止が確定することになる)された後に第2番目の停止操作が受付可能となるまでに作成する個数優先に対応させる停止候補検索データでは、左リール1Lについて、「スイカ1」「スイカ2」「ブランク2」「リプレイ」「バー」図柄に対応させて45H(下位の5はNML11又は12又は13の各左図柄1種類と右図柄5種類との積)を、「ベル」図柄に対応させて41H(下位の1はNML6の左図柄1種類と右図柄1種類との積)、第1停止により入賞対象外となるものを含めて「チェリー」「ブランク1」「赤7」「白7」図柄に対応させて10Hを記録する。
右リール1Lについては、「白7」「バー」「リプレイ」「チェリー」「ブランク2」図柄に対応させて43H(下位の3はNML11の各右図柄1種類と左図柄3種類との積)を、「ベル」図柄に対応させて41H(下位の1はNML6又は13の右図柄1種類と左図柄1種類との積)、第1停止により入賞対象外となるものを含めて「赤7」「スイカ1」図柄に対応させて10Hを記録する。なお、第1番目に中リール1Cを停止操作した後(「ベル」図柄の中段停止が確定した後)、第2番目に右リール1Lを停止操作する場合には、枚数優先を維持することになるが、この場合、中リール1Cについての「ベル」図柄の中段停止の確定に基づいて、図5中左下欄の右リール1Rに対応する枚数優先の停止候補検索データであって「ベル」図柄の当初値4EHを49H(9枚役NML6対応)に書換えたデータに基づいて右リール1Rの停止図柄を決定することになる。
リール制御手段Sにおけるリール第1停止手段S1は、CBB作動中の右リール1Rの停止制御を除いて、各リール1L,1C,1Rを対応するストップボタン6L,6C,6Rの操作により第1規定時間190ms以内に個別に停止させる制御を実行し、リール第2停止手段S2及びリール第3停止手段S3は、CBB作動中の右リール1Rについて右ストップボタン6Rの操作により第2規定時間75ms以内に停止させる制御を実行する。
リール第1停止手段S1による第1番目の停止では、停止操作の検出時に基準位置に到達している図柄の上流側に連続する0コマ目、1コマ目、2コマ目、3コマ目、4コマ目の計5コマの後続図柄について、加速処理中に作成した停止候補検索データに基づき、最も優先順位の高い最上位の図柄を検索するロジック演算を行うと共に、最上位の図柄が複数ある場合は予めROM上で定義した停止テーブルを参照することにより、最も引込み優先順位の高い 唯一の停止図柄を決定し、決定した停止図柄が基準位置に到達するタイミング、すなわち基準位置の図柄が決定した停止図柄の図柄番号に更新され且つステップカウンタの値が停止図柄に対応するステップ数の初期値25又は23となるときに、第1停止に係るリールのステッピングモータSMに全相励磁等による停止パルスを供給する。
第1停止が完了すると、次のストップボタンの操作を受付可能とするまでの停止操作間隔期間中(例えば約200msの間)に、第1停止による表示出目に応じて、表示の対象外となる図柄及び又は図柄の組合せの種類の数が変わることとなる図柄について、未停止リールの停止候補検索データを書き換え、第2番目以後の停止に備える。
第2番目の停止では、停止操作の検出時に基準位置に到達している図柄の上流側に連続する同じく5コマの後続図柄について、第1番目の停止後に書き換え等した停止候補検索データに基づき、上記同様なロジック演算あるいはロジック演算及び停止テーブルの参照により、最も引込み優先順位の高い唯一の停止図柄を決定し、決定した停止図柄が基準位置に到達するタイミングで同様に停止パルスを供給する。
第2停止が完了すると、最後のストップボタンの操作を受付可能とするまでの停止操作間隔期間中(例えば約200msの間)に、第1,第2停止による表示出目に応じて、表示の対象外となる図柄及び又は当せんしていない役の完成を阻止するために蹴飛ばして停止不可とする図柄について、未停止リールの停止候補検索データを書き換え、第3番目の停止に備える。
第3番目の停止では、停止操作の検出時に基準位置に到達している図柄の上流側に連続する同じく5コマの後続図柄について、第2番目の停止後に書き換えた停止候補検索データに基づき、上記同様なロジック演算あるいはロジック演算及び停止テーブルの参照により、最も引込み優先順位の高い図柄で且つ当せんしていない役が完成することのない唯一の停止図柄を決定し、決定した停止図柄が基準位置に到達するタイミングで同様に停止パルスを供給する。こうして、全リール1L,1C,1Rの停止が完了し、1回の遊技の結果が導出される。
図6に示すように、リール第2停止手段S2及びS3が関与するCBB作動中の小役ALL(NML1〜13)時、AT作動により液晶表示装置70等に表示させる押し順ナビに応じて、第1番目に中ストップボタン6Cを押したとする。ストップボタンを押すタイミングは不問であり、図示例はほんの一例である。以下、同様である。基準位置である中段に図柄番号18のリプレイ図柄が到達しており、図柄番号18のリプレイ図柄よりも上流側に後続する5コマから停止図柄を決定することになる。第1停止時に適用する枚数優先に対応する停止候補検索データから、図柄番号14のベル図柄及び図柄番号13のリプレイ図柄に対応させて最上位の最も大きい数字4EHが記録されているため、停止テーブルを参照して図柄番号14のベル図柄を停止図柄に決定し(停止テーブルには図柄番号14のベル図柄を停止図柄とすべき滑りコマ数情報や優先ビット情報等が記憶されている)、図柄番号14のベル図柄を3コマ滑らせて中段に引込み、中リール1Cに対応するRAM上の図柄番号が14、同ステップカウンタが図柄番号14のステップ数26の初期値25となるときに停止パルスを供給する。これにより、中リール1Cの中段のちょうど真ん中の適位置に図柄番号14のベル図柄が停止する。
第2番目に、AT作動により液晶表示装置70等に表示させる押し順ナビに応じて、左ストップボタン6Lを押したとする。基準位置である中段に図柄番号18の白7図柄が到達しており、図柄番号18の白7図柄よりも上流側に後続する5コマから停止図柄を決定することになる。なお、中リール1Cの第1停止後の左リール1Lの第2停止時は、個数優先に対応する停止候補検索データを適用する。図柄番号14のブランク2図柄及び図柄番号13のリプレイ図柄に対応させて最上位の最も大きい数字45Hが記録されているため、停止テーブルを参照して図柄番号14のブランク2図柄を停止図柄に決定し(停止テーブルには図柄番号14のブランク2図柄を停止図柄とすべき滑りコマ数情報や優先ビット情報等が記憶されている)、図柄番号14のブランク2図柄を3コマ滑らせて中段に引込み、右リール1Rに対応するRAM上の図柄番号が14、同ステップカウンタが図柄番号14のステップ数26の初期値25となるときに停止パルスを供給する。これにより、左リール1Lの中段のちょうど真ん中の適位置に図柄番号14のブランク2図柄が停止する。
第3番目(最後)に、右ストップボタン6Rを押したとする。基準位置である中段に図柄番号18のリプレイ図柄が到達しており、原則的には、図柄番号18のリプレイ図柄よりも上流側に後続する0コマ目と1コマ目との2コマから停止図柄を決定することになる。第1規定時間190msよりも短期の第2規定時間75ms以内での停止では、最大滑りコマ数は1コマとなるからである。なお、第2停止後に、右リールについての個数優先に対応する停止候補検索データは、図柄番号16の白7対応の当初値43Hは41Hに書換えられている。既に2つのリールの停止が確定しており、自己の白7図柄1種類のみとなるからである。また、図柄番号17の赤7対応の当初値10Hは停止禁止の00Hに書換えられている。赤7図柄が表示されると小役ALL以外の役である再遊技役の一つとして別途定義している「ブランク2」−「ベル」−「赤7」が表示されるからである。
右ストップボタン6Rの押圧による停止操作の検出時に基準位置に到達している図柄番号18のリプレイ図柄について、その到達直後からのステップ数が所定許容範囲にある場合、具体的には、ステップカウンタの値が23以上であってこの場合は図柄番号18に割付けた少ない方のステップ数24の初期値23である場合、リール第2停止手段S2により、基準位置に到達している図柄番号18のリプレイ図柄の即時停止を許容させる。
所定許容範囲は、右ストップボタン6Rの押圧による停止操作の検出に要する時間TS=1割込時間と、基準位置到達図柄を通過させて一つ上流の0コマ目の図柄を基準位置に引込むのに要する本来の最大時間よりも短くする0コマ目引込時間T0と、0コマ目の図柄を通過させて1コマ目の図柄を基準位置に引込むのに要する最大コマ目引込時間T1=26割込時間とを加えた時間が、第2規定時間以内となる関係すなわちTS+T0+T1≦75msから求めている。1割込時間t=1.49msのため、T0≦75/1.49−27、よってT0≦約23.3割込時間となり、降順管理のステップカウンタが22〜0で最大23割込時間以内に基準位置到達図柄を通過させることができる場合は基準位置到達図柄を通過させる。一方、ステップカウンタ値が23以上の場合には、時間オーバーとなることから、逆に、ステップカウンタ値23以上が即時停止を許容させるための許容範囲となる。この場合、基準位置到達図柄のステップ数は24のため、ステップカウンタ値23の初期値のみのときに即時停止が許容されることになる。
即時停止が許容される図柄番号18のリプレイ図柄が、本来の停止候補図柄でなく、停止候補検索データ上の記録が他に優先引込みする図柄がないときに消極的に表示を許容させるに過ぎない10Hや当せん役でない別の役が完成することとなるので蹴飛ばして停止不可とすべき00Hに相当するものでないとき、直ちに停止パルスを供給して、図柄番号18のリプレイ図柄を即時停止させる。図柄番号18のリプレイ図柄が停止候補図柄でないという判定は、第2規定時間75ms以内に停止させる右リール1R上の停止候補図柄であるNML11の右図柄「白7」「バー」「リプレイ」「チェリー」「ブランク2」は最大でも1つ飛びに配列していることから、一つ上流の0コマ目の図柄番号17の赤7図柄の停止候補検索データ上の記録が10Hや00Hである場合には、逆に図柄番号18のリプレイ図柄は10Hや00Hが記録されていないことになるため、一つ上流の0コマ目の図柄で行うこととしている。ロジック演算は、引込み対象の0コマ目〜最大滑りコマ目の図柄を対象にしているからである。
一方、右ストップボタン6Rによる停止操作の検出時に基準位置に到達している図柄番号18のリプレイ図柄について、その到達直後からのステップ数が所定許容範囲を超えている場合、具体的には、ステップカウンタの値が22以下の22〜0の場合、原則どおりに基準位置に到達している図柄番号18のリプレイ図柄を通過させ、0コマ目と1コマ目との2コマから停止図柄を決定することになる。1コマ目の図柄番号16の白7図柄に対応させて最上位の最も大きい数字41Hが記録されているため、図柄番号16の白7図柄を1コマ滑らせて中段に引込み、右リール1Rに対応するRAM上の図柄番号が16、同ステップカウンタが図柄番号16のステップ数24の初期値23となるときに停止パルスを供給し、図柄番号16の白7図柄を停止させる。
図7に示すように、基準位置到達図柄で即時停止した場合と、原則に従って1コマ目を停止させた場合とで表示出目は異なるが、どちらも13枚役NML13を表示でき、13枚のメダルが払出される。また、即時停止の場合は、ステップカウンタ値23の次割込で直ちに停止パルスを供給し、停止操作から1割込時間後にほぼ瞬時に停止することになり、1コマ目を停止させる場合には停止操作から1+23+26=50割込時間すなわち1.49×50=74.5ms後に停止されるが、どちらも第2規定時間75ms以内の停止を満足できる。さらに、即時停止の場合、右リール1Rは、本来の停止位置よりも1ステップ更新が進んだ位置にズレて停止されることになるが、ステップ更新数で1というのは、ステップ角では1/2角に過ぎず、原則どおりにステップカウンタ値の初期値23で停止パルスを供給したときでもリールの慣性その他の要因により数ステップ数のズレが生じることが現にあるため、遊技者に、見た目でのズレを殆ど感じさせることはない。よって、CBB作動中も遊技機規則に則った適正な停止制御を実現できる。なお、本実施形態の場合、13枚役NML11と14枚役NML12の右図柄は「白7」「バー」「リプレイ」「チェリー」「ブランク2」の同一の5種類であるため、中リール1Cの第1停止後に左リール1Lについてのみ個数優先の停止候補検索データを作成し、右リール1Rについては個数優先の停止候補検索データを作成せずに、中リール1Cの第1停止後に右リール1Rについての「ベル」図柄の当初値4EHを49Hに書換えた枚数優先の停止候補検索データを用いてもよく、この場合にも同じ結果になる。
図8に示すように、第1番目の中リール1Cの停止、第2番目の左リール1Lの停止までは図6と全く同じで、第3番目(最後)の右リール1Rについての右ストップボタン6Rを押下位置が例えば1コマ進んだタイミングでされたとする。基準位置である中段に図柄番号17の赤7図柄が到達している、第2停止後に、右リールについての個数優先に対応する停止候補検索データは、図柄番号16の白7対応の当初値43Hは41Hに書換えられている。また、図柄番号15のベル対応の当初値41Hは停止禁止の00Hに書換えられている。ベル図柄が表示されると小役ALL以外の役である再遊技役の一つとして別途定義している「ブランク2」−「ベル」−「ベル」が表示されるからである。
右ストップボタン6Rの押圧による停止操作の検出時に基準位置に到達している図柄番号17の赤7図柄について、その到達直後からのステップ数が所定許容範囲にある場合、具体的には、ステップカウンタの値が23以上であって、この場合は図柄番号17に割付けた多い方のステップ数26の初期値25と、もう1ステップ更新した24と、もう1ステップ更新をした23のとき、リール第2停止手段S2により、基準位置に到達している図柄番号17の赤7図柄の即時停止を一応許容させる。
即時停止が許容される図柄番号17の赤7図柄が、停止候補図柄であって停止候補検索データ上の記録が他に優先引込みする図柄がないときに消極的に表示を許容させるに過ぎない10Hや当せん役でない別の役が完成することとなるので蹴飛ばして停止不可とすべき00Hに相当するものでないとき、直ちに停止パルスを供給して、図柄番号17の赤7図柄を即時停止させることになるが、赤7図柄は再遊技役の一つとして別途定義している「ブランク2」−「ベル」−「赤7」を完成させることとなるため停止候補検索データ上で00Hが記録された本来蹴飛ばすべき図柄であることから、即時停止が一応許容された図柄番号17の赤7図柄を即時停止させず、リール第3停止手段S3により、赤7図柄を通過させ、右リール1Rに対応するRAM上の図柄番号が16、同ステップカウンタが図柄番号16のステップ数24の初期値23となるときに停止パルスを供給し、一つの上流の図柄番号16の白7図柄を停止させる。
図柄番号17の赤7図柄が停止候補図柄でないという判定は、赤7図柄が停止候補図柄ではないかもしれないという判定に置き換えて判定することとしており、さらに、この置き換え判定は、右リール1R上の停止候補図柄であるNML11の右図柄「白7」「バー」「リプレイ」「チェリー」「ブランク2」は最大でも1つ飛びに配列していることから、一つ上流の0コマ目の図柄番号16の白7図柄の停止候補検索データ上の記録が10Hや00Hでない場合には、逆に図柄番号16の赤7図柄に10Hや00Hが記録されているかもしれないことになるため、一つ上流の0コマ目の図柄で行うこととしている。
一つ上流の0コマ目の図柄番号16の白7図柄を基準位置に停止させても、基準位置到達図柄である図柄番号17の赤7図柄を通過させて0コマ目の図柄番号16の白7図柄を引き込むのに要する最大時間は1.49×26=38.74msであり、停止操作の検出に要する1.49msを加えても、第2規定時間75ms以内の停止を実現できる。
図8において、右ストップボタン6Rによる停止操作の検出時に基準位置に到達している図柄番号17の赤7図柄について、その到達直後からのステップ数が所定許容範囲を超えている場合、具体的には、ステップカウンタの値が22以下の22〜0の場合、原則どおりに基準位置に到達している図柄番号17の赤7図柄を通過させ、0コマ目の図柄番号16の白7図柄に対応させて最上位の最も大きい数字41Hが記録されているため、図柄番号16の白7図柄を0コマ(1コマ未満)滑らせて中段に引込み、右リール1Rに対応するRAM上の図柄番号が16、同ステップカウンタが図柄番号16のステップ数24の初期値23となるときに停止パルスを供給し、図柄番号16の白7図柄を停止させる。
図8の例の場合、結果的には、リール第3停止手段S3による停止も、原則どおりのリール第1停止手段S1による停止も同じになり、同一表示出目の13枚役NML13を表示でき、13枚のメダルが払出され、どちらもリールの慣性その他の物理的要因を除いた停止制御上のズレ要因はなく、遊技機規則に則った適正な停止制御を実現できる。
図9,10に示すように、有効ラインが中段で基準位置が下段である場合、図5に示した停止候補検索データの各数値49H等は一図柄分だけ下にシフトしたものとなり、ロジック演算において、下段の基準位置に停止図柄を停止させると、中段の有効ラインに当せん役に係る図柄が表示される関係になるように停止図柄の決定処理を行うことになる。また、基準位置の下段図柄が多い方のステップ数26の図柄となるため、リール第2停止手段S2により即時停止する場合のステップカウンタの許容範囲は25,24,23となる。この場合、即時停止の場合の右リール1Rは本来の停止位置よりも最大3ステップ更新が進んだ位置にズレて停止することになるが、ステップ更新数で3というのは、ステップ角では3/2角に過ぎず、図7の結果と同様、遊技者に、見た目でのズレを殆ど感じさせることもない。図9は図6とほぼ同じ結果となり、図10は図8とほぼ同じ結果となり、遊技機規則に則った適正な停止制御を実現できる。有効ラインが中段で基準位置が上段である場合も同様である。なお、ロジック演算において、上記のような停止候補検索データは用いず、これとは別の制御データ等を用いて上記同様な枚数優先又は個数優先に従う図柄の引込み及び蹴飛ばし処理を行うようにしても勿論よい。
以上の実施形態における停止パルスには、図4[b]の停止シーケンスに示すように、A相、B相、C相、D相の各巻線を所定時間(例えば135割込に相当する201.15ms)について全てオンにする全相励磁パルスを用いている。各リールインデックス1Li,1Ci,1Riの検出時の起点ステップ数25での励磁パルスを1相励磁に特定し、不均等とするステップ数26と24は何れも偶数としているため、一図柄に対するステップ更新はステップ数26のものもステップ数24のものも何れも1相励磁で始まり2相励磁で終わり、少なくともリール第1停止手段S1又はリール第3停止手段S3による停止制御の場合、全相励磁による停止パルスを供給する直前の励磁パルスは必ず2相励磁となる。
2相励磁の次に全相励磁による停止パルスを供給すると、ステッピングモータSMのロータRmは、もう1/2角以上変位して、ステータSmとの物理的関係が1相励磁位置に対応した位置、すなわち2相励磁位置に対応した位置よりもより安定した位置で停止できる。慣性により、最大8ステップ更新分程度滑って停止することがあるが、この場合にも、1相励磁位置に対応した位置で停止することになる。よって、2相励磁の次に全相励磁による停止パルスを供給すると、全体として滑らかで綺麗な停止が行える。所定時間の全相励磁による停止パルスの供給後、A相、B相、C相、D相の各巻線を全てオフにする励磁開放を行う。なお、停止パルス自体は、全相励磁に代え、所定時間の3相励磁や2相励磁としてもよい。
図3に示すように、主制御装置MCのROM上には、遊技結果が入賞なら所定枚数のメダルを払出すメダル払出手段M、遊技結果が再遊技の作動なら次ゲームの掛けメダルを自動投入するメダル自動投入手段E、遊技結果が特別役に係る役物の作動なら次ゲームから所定枚数のメダルが払出される作動終了まで入賞を容易にするための役物を作動させる役物作動手段N、再遊技役の当せん確率が1/7.3の通常遊技状態から例えば1/1.52等と高い再遊技高確率遊技状態(リプレイタイムRT)への昇格及びこの逆の転落を含む複数の遊技状態間を所定契機で移行させる遊技状態移行手段J、内部抽せんの実行に引き続いて実行するフリーズ抽せんでの当せんを契機に今回ゲーム開始時に挿入するスタートフリーズ又は次ゲーム以降のスタート時に挿入する予約フリーズの実行により、本来遊技の進行を一時中断し、ストップボタン6L,6C,6Rの操作により所望図柄を表示させる擬似遊技や、スタートレバー5の操作直後に各リール1L,1C,1Rを逆回転等させて自動停止させる変則擬似遊技等を行わせるフリーズ実行手段Fを構築している。
周辺制御装置SCは、サブCPU、ROM、RAMを備える。入力ポートI2に、主制御装置MCからの送信情報、ジョグダイヤルJDの信号を入力している。出力ポートO2から、ランプドライバ回路Dr5を介して表示窓80に臨む9つの図柄をリール帯10L,10C,10Rの背面から照明するリールバックランプBL1〜9を、LEDドライバ回路Dr6を介して装飾ランプ88を、LCDドライバ回路Dr7を介して液晶表示装置70を、ランプドライバ回路Dr8を介して遊技演出ランプ類700を、パワーアンプ回路Dr9を介してスピーカ91〜94を各制御している。主制御装置MCから周辺制御装置SCへの送信情報には、ベットボタン3の操作情報を含むメダル投入情報、スタートレバー5の操作情報を含むリール始動情報、内部抽せんによる当せんフラグ情報、ストップボタン6L,6C,6Rの操作情報、遊技結果情報、遊技状態情報、フリーズ実行又は予約情報、エラー情報等、主制御装置MCで検出し又は実行する各種情報が含まれる。
周辺制御装置SCのROM上には、所定条件下、ストップボタン6L,6C,6Rの押し順や狙うべき図柄等の停止操作情報を遊技者に報知させる停止操作情報報知手段Xを構築している。この停止操作情報報知手段Xは、前回のアシストタイムATの終了からカウントするゲーム数が所定値に達した時又は所定のチャンス役の当せん時或は所定のフリーズ実行時等、予め定めた所定のAT作動契機により、例えば5又は10ゲームの初期上乗せ特化ゾーンから始めるATを作動させるAT作動手段Y1、初期上乗せを含む所定の上乗せ契機によりAT終了までのゲーム数等を上乗せするAT上乗せ手段Y2、AT中に押し順小役の適合押し順等を液晶表示装置70や遊技演出ランプ類700での表示ナビ及び又はスピーカ91〜94からの音声ナビにより知らせるATナビ情報出力手段Z1、AT作動下で所定リプレイタイムRTに移行させてアシストリプレイタイムARTに昇格させる押し順再遊技役の適合押し順や、演出抽せんでの当せんを条件に擬似的なボーナスゲームの特典を付与する時に出す逆押し白7狙いナビ等、所定の特定停止操作情報を液晶表示装置70上に表示させる特定ナビ情報出力手段Z2、ゲームの進行に伴いATの作動が継続し得るゲーム数等が0になったことを契機にATの作動を終了させるAT終了手段Wを含む。
また、周辺制御装置SCのROM上には、アシストタイムATではない非AT下ではATの作動抽せん仕様を低確、通常、高確、超高確、天国(超々高確)の何れかとし、AT下では上乗せ抽せん仕様をノーマル(通常)、スペシャル(優遇)、プレミアム(特に優遇)の何れかとするモード移行手段Qを構築している。この他、非AT下において左リール1Lを第一番目に停止させる順押し以外で停止操作をした場合、AT下においてナビに従わない停止操作をした場合に、例えばAT作動までのゲーム数の減算を所定ゲーム期間ストップしたり、チャンス役等を契機としたATの作動や上乗せについての抽せんを所定ゲーム期間留保したり、押し順小役の正解の押し順報知を所定ゲーム期間ストップする等の遊技者に不利となる所定ペナルティを課すペナルティ手段Pを設けてもよい。
以上の実施形態では、第2規定時間の75ms以内に停止させるリールを、押し順によらず、右リール1Rとしたが、左リール1L又は中リール1Cとしてもよいし、全部又は任意の2つのリールとしてもよいし、押し順により例えば第1番目に停止させるリールのみ、第2番目に停止させるリールのみ、第3番目に停止させるリールのみ、第1番目と第2番目に停止させるリールのみ、第2番目と第3番目に停止させるリールのみ、第1番目と第3番目に停止させるリールのみ等としてもよい。また、ATの作動等を周辺制御装置SCで抽せんするようにしたが、主制御装置MCで抽せんするようにしてもよい。
回胴式遊技機は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項第7号のぱちんこ屋の営業に供されるのが本来であるが、本発明に係る遊技機はこれに限らず、同法律第2条第1項第8号の店舗等の営業に供されるスロットマシンや、同法律の規制が及ばないアーケードゲーム機等にも適用できる。なお、以上の説明中、確率や数字、図柄の組合せ等は一例示に過ぎないのは言うまでも無い。
1L;左リール,1C;中リール,1R;右リール
1Li,1Ci,1Ri;リールインデックス
11L,11C,11R;インデックスセンサ
SM(12L,12C,12R);ステッピングモータ
2;メダル投入口、3;ベットボタン、4;精算ボタン
5;スタートレバー(スタートスイッチ)
6L,6C,6R;各ストップスイッチ
6L;左ストップボタン、6C;中ストップボタン、6R;右ストップボタン
7;演出表示装置、70;液晶表示装置
8;リールパネル、80;表示窓
CN;制御装置、MC;主制御装置、SC;周辺制御装置
K;内部抽せん手段、S;リール制御手段
S0;リール始動手段、S1;リール第1停止手段
S2;リール第2停止手段、S3;リール第3停止手段
M;メダル払出手段、E;メダル自動投入手段、N;役物作動手段
J;遊技状態移行手段、F;フリーズ実行手段
X;停止操作情報報知手段、Y1;AT作動手段、Y2;AT上乗せ手段
Z1;ATナビ情報出力手段、Z2;特定ナビ情報出力手段
W;AT終了手段、P;ペナルティ手段、Q;モード移行手段

Claims (2)

  1. 第1図柄数の各図柄に均等ステップ数を割付けたリールを励磁パルスのステップ更新により1ステップずつ回転させるステッピングモータを用いて、第1図柄数と異なる第2図柄数の各図柄に不均等ステップ数を割付けたリールを同一の定常回転速度で回転させ、予め定めた役の当否に関する内部抽せん結果と遊技者による停止操作とに基づいて、停止対象に決定した図柄を所定の基準位置に第1規定時間以内又は第1規定時間よりも短い第2規定時間以内に停止させる遊技機において、
    前記第1規定時間以内での停止では、停止操作の検出時に前記基準位置に到達している図柄を通過させ、この通過図柄の上流に後続する所定数の図柄から停止図柄を決定して前記基準位置に停止させるリール第1停止手段と、
    前記第2規定時間以内での停止では、停止操作の検出時に前記基準位置に到達している図柄についての到達直後からのステップ数が所定許容範囲にあることを条件に、前記基準位置の到達図柄の即時停止を許容させるリール第2停止手段とを含むことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2規定時間以内で停止させるリール上の停止候補図柄は最大で1つ飛びに配列しており、前記リール第2停止手段により即時停止させる図柄が停止候補図柄でないとき、到達図柄の一つ上流の停止候補図柄を前記基準位置に停止させるリール第3停止手段をさらに含む請求項1記載の遊技機。
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